JP4275895B2 - 複写機及び複合機並びにこれらの制御方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、起動時から定着ローラが所定の温度に到達して記録準備が完了するまでの時間を短縮する複写機及び複合機並びにこれらの制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の複写機及び複合機は、起動(即ち、電源スイッチON)すると、その装置内部で消費できる最大電力量の大部分を定着ローラの熱源に供給し、起動時から定着ローラが記録動作可能な温度に到達する時間を短縮して、最初のコピー動作(以下、「ファーストコピー」という。)が行えるまでの待ち時間を短縮していた。
【0003】
具体的には、世界で最小の電流とされるカナダの電流12Aを基準にして、装置内部で消費できる最大電力量を1440Wと設定している。そして、起動時から定着ローラに供給する電力量を1350Wとして、定着ローラに集中して電力を供給し、ファーストコピーまでの待ち時間を短縮していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、かかる従来の技術では、以下のような問題が生じていた。
【0005】
即ち、起動時から定着ローラが所定の温度に達するまでの待ち時間(以下、「記録準備期間」という。)の間、装置内部で消費できる最大電力量の大部分が定着ローラの熱源に供給されているため、その間、他の動作を行うことができなかった。また、記録準備期間を短縮するには、定着ローラの熱源への供給電力量を増加させるのが、最も効果的であるが、この記録準備期間の短縮化に伴い益々他の動作へ振分けることができる電力量が減少する傾向にあった。例えば、記録動作と無関係である読取動作は、定着ローラの温度がどの状態であっても行えるにも関わらず、読取動作に十分な電力供給をできないために、行えなかった。そのため、ユーザは起動後直ちに読取動作を行いたくても、定着ローラが所定の温度に達するまで、待機しなければならないという問題があった。特に、複合機の場合、読取部だけをスキャナとして単独で使用する場合も多く、この場合にまで使用しない記録部のためにユーザを待たせるのは、複合機としての特質を大きく損なうものであった。
【0006】
また、用紙収納部装置から引出すと用紙収納部内の用紙は降下して、用紙補給の妨げとならない位置に待機し、ユーザが用紙補給後に用紙は再び上昇して再び所定の位置に戻されるが、定着ローラへの電力供給を増加させて記録準備期間を短縮させようとすると、用紙を降下或いは上昇させるのに十分な電力を供給できず、従来可能であったこのような動作まで妨げられるようにもなる。
そこで、本発明は、起動時から定着ローラが所定の温度に達するまでの記録準備期間におけるユーザの操作に基づく動作が、定着ローラの加熱動作とは無関係に実行可能な所定の動作に該当する場合に、そのユーザの操作に迅速に対応できると共に、そのために記録準備期間が遅延するのを可能な限り防止できる複写機及び複合機並びにこれらの制御方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するべく、本発明は、トナー像を用紙上に熱で定着させる定着ローラと、前記定着ローラの内部に配置され前記定着ローラを温める第1の電気的熱源と、前記定着ローラの内部に配置され前記第1の電気的熱源を補助して前記定着ローラを温める第2の電気的熱源と、起動時から前記定着ローラの表面が所定温度に到達するまでの記録準備期間において前記第1の電気的熱源及び前記第2の電気的熱源に電力を供給し前記所定温度に到達すると前記第2の電気的熱源への電力供給を停止する制御手段と、前記記録準備期間に発生したユーザの操作に基づく動作が、記録動作とは無関係に実行可能な動作に該当するか否か、又は発生したマシン異常とは無関係に実行可能な動作に該当するか否か、を判定する判定手段と、を具備し、前記制御手段は、前記記録準備期間中であっても、前記ユーザの操作に基づく動作が記録動作とは無関係に実行可能な動作に該当すると判定された場合は、前記第2の電気的熱源への電力供給を停止して前記ユーザの操作に基づく動作を実行し、前記ユーザの操作に基づく動作が前記マシン異常とは無関係に実行可能な動作に該当すると判定された場合は、前記第1の電気的熱源と第2の電気的熱源とへの電力供給を停止して前記ユーザの操作に基づく動作を実行することを特徴とする複写機を提供する。
【0008】
これによって、起動時から定着ローラの表面が所定温度に到達するまでの記録準備期間において第1の電気的熱源及び第2の電気的熱源の双方に電力を供給して記録準備期間の短縮を図る一方で、記録準備期間中であっても発生したユーザの操作に基づく動作が記録動作とは無関係に実行可能な動作に該当する場合には第2の電気的熱源への電力供給を停止することにより、ユーザが所望する動作に対して優先して電力を振分けるので、定着ローラの表面が所定温度に到達するまで所望の動作が開始されずにユーザが待機させられるという不都合を回避できると共に、これによる記録準備期間の遅延を最小限度に抑えることができる。また、記録準備期間中であっても発生したユーザの操作に基づく動作が発生したマシン異常とは無関係に実行可能な動作に該当する場合には第1の電気的熱源と第2の電気的熱源とへの電力供給を停止することにより、ユーザが所望する動作に対して優先して電力を振分けるので、マシン異常に対する復旧の時間を有効に利用することができる。
【0011】
また、本願発明の複写機は、前記記録動作とは無関係に実行可能な動作が、原稿を読取る読取部による読取動作であること、又は用紙を昇降自在に収納した用紙収納部に用紙補給を行うユーザの操作に基づく前記用紙収納部の用紙を降下或いは上昇させる動作であること、の少なくとも一の動作である。
【0012】
これによって、ユーザの操作(例えば、操作パネルの操作)に基づく動作が読取動作に該当する場合には、第2の電気的熱源への電力供給を停止して記録動作より優先させて読取動作のために電力を振分けるので、ユーザは起動後直ちに原稿の読取を行うことができ、定着ローラが所定温度に到達するまで読取動作を待たなければならないという不都合を解消できる。
【0014】
これによって、ユーザの操作(例えば、用紙収納部を引出す操作)に基づく動作が用紙収納部の用紙を降下或いは上昇させる動作に該当する場合には、第2の電気的熱源への電力供給を停止して記録動作より優先させて用紙を降下或いは上昇させる動作動作に電力を振分けるので、定着ローラが所定温度に到達していないというだけで、給紙の際に用紙収納部を引出す操作に負荷がかかり、操作性が低下するのを防止できる。
【0015】
更に、本発明は、トナー像を用紙上に熱で定着させる定着ローラと、前記定着ローラの内部に配置され前記定着ローラを温める第1の電気的熱源と、前記定着ローラの内部に配置され前記第1の電気的熱源を補助して前記定着ローラを温める第2の電気的熱源と、起動時から前記定着ローラの表面が所定温度に到達するまでの記録準備期間において前記第1の電気的熱源及び前記第2の電気的熱源に電力を供給し前記所定温度に到達すると前記第2の電気的熱源への電力供給を停止する制御手段と、前記記録準備期間に発生したユーザの操作に基づく動作が、記録動作とは無関係に実行可能な動作に該当するか否か、又は発生したマシン異常とは無関係に実行可能な動作に該当するか否か、を判定する判定手段と、を具備し、前記制御手段は、前記記録準備期間中であっても、前記ユーザの操作に基づく動作が記録動作とは無関係に実行可能な動作に該当すると判定された場合は、前記第2の電気的熱源への電力供給を停止して前記ユーザの操作に基づく動作を実行し、前記ユーザの操作に基づく動作が前記マシン異常とは無関係に実行可能な動作に該当すると判定された場合は、前記第1の電気的熱源と第2の電気的熱源とへの電力供給を停止して前記ユーザの操作に基づく動作を実行することを特徴とする複合機を提供する。
【0019】
また、本発明は、トナー像を用紙上に熱で定着させる定着ローラと、前記定着ローラの内部に配置され前記定着ローラを温める第1の電気的熱源と、前記定着ローラの内部に配置され前記第1の電気的熱源を補助して前記定着ローラを温める第2の電気的熱源とを具備した複写機において、起動時から前記定着ローラの表面が所定温度に到達するまでの記録準備期間において前記第1の電気的熱源及び前記第2の電気的熱源に電力を供給し、前記所定温度に到達すると前記第2の電気的熱源への電力供給を停止し、前記記録準備期間において、発生したユーザの操作に基づく動作が記録動作とは無関係に実行可能な動作に該当するか否かを判定して該ユーザの操作に基づく動作が記録動作とは無関係に実行可能な動作に該当すると判定されると、前記第2の電気的熱源への電力供給を停止して前記ユーザの操作に基づく動作を実行し、発生したユーザの操作に基づく動作が発生したマシン異常とは無関係に実行可能な動作に該当するか否かを判定して該ユーザの操作に基づく動作がマシン異常とは無関係に実行可能な動作に該当すると判定されると、前記第1の電気的熱源と第2の電気的熱源とへの電力供給を停止して前記ユーザの操作に基づく動作を実行することを特徴とする複写機の制御方法を提供する。
【0021】
更に、本発明は、トナー像を用紙上に熱で定着させる定着ローラと、前記定着ローラの内部に配置され前記定着ローラを温める第1の電気的熱源と、前記定着ローラの内部に配置され前記第1の電気的熱源を補助して前記定着ローラを温める第2の電気的熱源とを具備した複写機において、起動時から前記定着ローラの表面が所定温度に到達するまでの記録準備期間において前記第1の電気的熱源及び前記第2の電気的熱源に電力を供給し、前記所定温度に到達すると前記第2の電気的熱源への電力供給を停止し、前記記録準備期間において、発生したユーザの操作に基づく動作が記録動作とは無関係に実行可能な動作に該当するか否かを判定して該ユーザの操作に基づく動作が記録動作とは無関係に実行可能な動作に該当すると判定されると、前記第2の電気的熱源への電力供給を停止して前記ユーザの操作に基づく動作を実行し、発生したユーザの操作に基づく動作が発生したマシン異常とは無関係に実行可能な動作に該当するか否かを判定して該ユーザの操作に基づく動作がマシン異常とは無関係に実行可能な動作に該当すると判定されると、前記第1の電気的熱源と第2の電気的熱源とへの電力供給を停止して前記ユーザの操作に基づく動作を実行することを特徴とする複合機の制御方法を提供する。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明する。
【0024】
図1は、本実施の形態に係る複合機100の機能ブロック図である。同図に示す複合機100は、本複合機100全体を制御する中央処理装置101と、ユーザによる操作を受け付ける一方、ユーザに対して情報を提示するための操作パネル201と、記録紙に対して画像形成を行う画像形成部301と、原稿の読み取りを行う原稿読取部401とを有し、電源501より上記各部に電源を供給する。
【0025】
上記原稿読取部401は、原稿(即ち、読取対象物)を走査して画像データを出力する原稿走査部402と、挿入トレイにセットされた原稿を1部づつ自動で走査位置まで搬送し、走査完了後の原稿を排紙トレイに排出する自動原稿送り部403とを有する。
【0026】
上記画像形成部301は、CPU303にシステムバス302を介して接続されているROM304及びRAM305を有し、ROM304は、CPU303の動作プログラムを格納するための格納領域として用いられ、RAM305は、CPU303のワークエリア等を確保するための格納領域として用いられる。また、記録紙が収納されている用紙収納部306と、用紙収納部306の用紙トレイを上昇/下降させる用紙トレイリフト部307と、用紙収納部306内の記録紙を画像記録に必要な工程へ搬送する用紙搬送部308と、用紙搬送部308を通して用紙収納部306から取り出された記録紙に画像を記録する画像記録部309と、画像記録部309によって記録された画像を記録紙に定着させる定着部310を有する。
【0027】
上記中央処理装置101においては、システムバス105を介してCPU102にROM103及びRAM104が接続されている。ROM103は、CPU102の動作プログラムを格納するための格納領域として用いられ、RAM104は、CPU102のワークエリア等を確保するための格納領域として用いられる。
【0028】
また、システムバス105に画像読取部インタフェース(I/F)106、画像加工部107、コーデック108及び画像形成部インタフェース(I/F)109が接続されている。画像読取部インタフェース(I/F)106は、上記原稿読取部401とシステムバス105とを接続し、読み込んだ画像データを編集する部分である。画像加工部107は、画像データを拡大・縮小し、又は任意の角度に回転させる画像処理回路である。コーデック108は、画像データにエンコード/デコード処理を施す部分である。画像形成部インタフェース(I/F)109は、記録画像の画像データを中央処理装置101から画像形成部301へ伝送する部分である。
【0029】
これらの画像読取部インタフェース(I/F)106、画像加工部107、コーデック108及び画像形成部インタフェース(I/F)109にローカルバス110を介して画像メモリ111及び画像蓄積メモリ112が接続されている。画像メモリ111には画像読取部106で読み取られた画像データが格納され、画像蓄積メモリ112にはコーデック108でエンコード処理が施された画像データが格納される。ローカルバス110でこれらの各デバイスを接続したのは、各デバイス間のデータ転送を高速化するためである。
【0030】
更に、システムバス105に印刷データ取入インタフェース(I/F)113が接続されている。印刷データ取入インタフェース(I/F)113は、パーソナルコンピュータ(PC)等のデータ端末装置で形成された印刷データを取り込む。
【0031】
図2は、本複合機100の定着部310のヒータ制御に関連する装置の構成の概略を示す。定着部310には、定着ローラ61、定着ローラ加熱用の定着メインヒータ62及び定着サブヒータ63、スイッチ62a,63a、温度センサ64及び温度検出回路64aが含まれる。図3は、定着部310の構成の一例を示す断面図である。図3に示すように、通常は定着部310には対をなす定着ローラ61及び加圧ローラ66が設けられ、このローラ対によって高温下で用紙に圧力をかけてトナーを用紙65上に確実に定着させる。また、定着ローラ61内にはメインヒータ62及びサブヒータ63が配置され、サブヒータ63はローラ加熱においてメインヒータ62の補助的役割を果たす。定着ローラ61の温度は、例えばサーミスタ等の温度センサ64によって測定され、その測定データに基づきローラ61の表面温度を規定値に保持するように制御する。
【0032】
図2に示すように、ヒータ62,63は、電力の供給を受けるためにスイッチ62a,63aを介して電源501に接続される。図において、電源501については、簡略化のために2つのヒータへの接続のみを示している。制御部120は、温度センサ64で測定された定着ローラの温度データ信号を温度検出回路64aを介して受信し、ローラ61の表面温度が規定値に保持されているか否かを判断する。更に、制御部120は、操作パネル201や用紙収納部306に付属のセンサ306s(例えば、ユーザが用紙収納部の引出す操作を検知するセンサ)等からの出力信号を受信し、そのユーザの操作に基づく動作が所定動作に該当するか否かを判定する。これらの判断及び判定結果に基づいて制御部120はスイッチ62a,63aの開閉を適正に行い、電源501から2つのヒータ62,63への電力供給を制御し、定着ローラの表面温度を規定値に保持する。
【0033】
ここで、ユーザの操作には、例えば操作パネルによる種々の操作や、用紙補給時に用紙収納部306を引出す等の操作が含まれる。また所定動作には、例えば図1の原稿読取部401における読取動作や、用紙収納部306における用紙補給時の用紙の降下或いは上昇動作等が含まれるが、これに限らず記録動作(定着ローラ61の加熱動作を含む)とは無関係に実行可能な種々の動作(例えば、複合機のファックス等の操作に関連する動作)が含まれる。
【0034】
本実施の態様では、制御部120(CPU102、ROM103、RAM104を含む)は、複合機120の中央処理装置100の一部であるが、同様の機能を画像形成部301の制御部(CPU303、ROM304、RAM305を含む)に備えるか、或いは上述のような制御機能を有する1又は複数の装置を別途設けることも可能である。
【0035】
この制御部120によって、定着ローラ61の表面温度が所望の温度に到達するとスイッチ63aを開放してサブヒータ63への電力供給を停止して消灯させ、メインヒータ62単独での点灯又は消灯によりその表面温度を保持することができる。またユーザの操作に基づく動作が所定動作に該当すると判定された場合には、定着ローラ61の表面温度が所望の温度に達していない場合でもサブヒータ63への電源供給を停止することによって、ユーザの所望の動作に優先的に電力を割当て、従来技術のように定着ローラの加熱が完了するまで所望の動作が開始されずにユーザが待機しなければならないといった不都合を回避できる。更に、ユーザの所望の動作が終了した後は、スイッチ63aを接続してサブヒータ63への電力供給を再開することによって、定着ローラ加熱時間の遅延も最小限に抑えることができる。
【0036】
尚、本実施の態様における定着ローラ61、ヒータ62,63及び温度センサ64等としては、上述のものに限らず当業者に周知の種々の装置及びその構成を用いることが可能である。例えば、ここでは1つの温度センサのみを使用する場合を示したが、各ヒータに対応させて適切な位置に複数の温度センサを設けることもできる。また、ここでは2つのヒータを使用する場合を示したが、より多くのヒータを用いて同様の機能(即ち、主熱源と補助熱源としての機能)を果たすようにすることも可能である。
【0037】
図4は、本発明の一実施形態を示すユーザ操作による所定動作の制御フローを示す。制御が開始されユーザが操作を行うと、ステップ52においてユーザの操作に基づく動作が所定動作に該当するか否かが判断される。このユーザ操作は、例えば原稿の読取を開始させるための操作パネルのボタン操作である。そのユーザの操作に基づく動作が所定動作に該当すると判断されるとステップ53に進み、その所定動作に該当するユーザの操作に基づく動作(以下、「ユーザ操作による所定動作」という)が許可されているか否かが判断される。ここでの所定動作の許可又は禁止は、図5から図8について後述する定着ヒータ制御において決定されるものである。従来技術においては、消費可能な最大電力量の割当てる際には定着ローラの加熱を優先していたため、ユーザは加熱が完了して所定動作が許可されるまで待機しなければならなかったが、本発明による定着ヒータの制御によって所定動作が許可されるまでの時間が大幅に短縮できる。所定動作が許可された場合は、ステップ54に進み、その所定動作が開始される。次に、ステップ55においてユーザ操作による所定動作制御の処理がなされる。ステップ56において、ユーザ操作による所定動作が完了したか否かが判断され、完了している場合にはステップ57に進み1つのユーザ操作による所定動作についての制御が終了して次の所定動作のための待機状態となる。
【0038】
図5から図8は、本発明の一実施態様を示す一連の定着ヒータの制御方法のフローを示す。図5において、電源が投入されて定着ヒータ制御が開始されると、ステップ12においてユーザ操作による所定動作が禁止される。ステップ13において、マシン異常が発生しているか否かが確認され、異常が発生している場合には図6の記号Bに進む。マシンが正常な場合には、ステップ14に進み定着ローラのウォームアップが完了しているか否かが判断される。ウォームアップが完了している場合には、図7の記号Cに進む。ウォームアップが完了していない場合には、ステップ15に進みユーザ操作による所定動作の有無が判断される。所定動作が生じている場合には、図8の記号Dに進む。所定動作が生じていない場合には、ステップ16に進み定着メインヒータが点灯しているか否かが判断され、点灯していない場合にはステップ17においてメインヒータが点灯される。次に、ステップ18において定着サブヒータが点灯しているか否かが判断され、点灯していない場合にはステップ19においてサブヒータが点灯される。その後はステップ13に戻り同様のステップが繰返される。
【0039】
従って、ステップ12からステップ19までの一連のステップでは、ヒータの制御の開始から定着ローラの表面が所定温度に到達するまでの期間において定着メインヒータ及び定着サブヒータの双方に電力を供給して記録準備期間の短縮を図ることができる。
【0040】
図6は、図5のステップ13においてマシン異常が発生した場合の一連のステップを示している。異常が発生すると、ステップ21及びステップ22において定着メインヒータ及びサブヒータがそれぞれ消灯される。次に、ステップ23においてユーザ操作による所定動作が許可される。従って、マシン異常時には、図4のステップ54において所定動作が開始され、所定動作が終了するまでの一連のステップが実行されるので、所定動作と無関係なマシン異常であれば復旧の時間が有効に利用できる。マシン異常が解消されると図5の記号Aに戻り、前述の一連のステップが再び実行される。
【0041】
図7は、図5のステップ14において定着ローラのウォームアップが完了した場合の一連のステップを示している。ウォームアップが完了すると、ステップ31において定着サブヒータが点灯しているか否かが判断され、点灯している場合にはステップ32において消灯される。次に、ステップ33においてユーザユーザ操作による所定動作が許可される。所定動作が許可された後のステップに関しては前述と同様に図4のステップが実行される。次に、ステップ34においてマシン異常が発生しているか否かが判断される。異常が発生している場合については、前述の図5のステップ13場合と同様である。マシンが正常な場合は、ステップ35において定着ローラが規定温度以上に達しているか否かが判断される。ローラの温度が規定温度以上の場合には、ステップ38において定着メインヒータが点灯しているか否かが判断され、点灯している場合にはステップ39において消灯される。ローラの温度が規定温度未満の場合には、ステップ36において定着メインヒータが点灯しているか否かが判断され、消灯している場合にはステップ37において点灯される。その後は、ステップ34に戻り同様のステップが繰返され、マシン異常等が発生しない限りは定着サブヒータは消灯しまま定着メインヒータ単独の点灯又は消灯によって定着ローラの温度は概ね規定温度に保持される。
【0042】
従って、定着ローラのウォームアップが完了した後は、サブヒータへの電源供給を停止することによって、ユーザの所望の動作に電力を割当てることでその動作を実行できる。
【0043】
図8は、図5のステップ15においてユーザ操作による所定動作が生じた場合の一連のステップを示している。所定動作が生じると、ステップ41において定着サブヒータが点灯されているか否かが判断され、点灯されている場合にはステップ42において消灯される。次に、ステップ43においてユーザ操作による所定動作が許可される。この場合も前述と同様にユーザの所望の動作に優先的に電力が割当てられ図4のステップが実行される。次に、ステップ44においてマシン異常が発生しているか否かが確認される。異常が発生した場合は、図5のステップ13と同様である。マシンが正常な場合には、ステップ45において定着ローラのウォームアップが完了しているか否かが判断される。ウォームアップが完了している場合には、図5のステップ14の場合と同様である。ウォームアップが完了していない場合には、ステップ46においてユーザ操作による所定動作が完了しているか否かが判断される。所定動作が完了している場合には、ユーザ操作による1つの所定動作が完了して図5の記号Aに戻る。所定動作が動作中である場合には、ステップ47において定着メインヒータが消灯しているか否かが判断され、消灯している場合にはステップ48において点灯される。その後は、ステップ44に戻り、ユーザ操作による1つの所定動作が完了するまで一連のステップが繰返される。
【0044】
従って、ステップ41からステップ48までの一連のステップでは、ヒータのウォームアップ中であってもユーザの操作に基づく動作が所定動作に該当する場合(即ち、ユーザ操作による所定動作が生じた場合)には、定着サブヒータへの電力供給を停止することにより、ユーザが所望する動作に対して優先的に電力を振分けるので、定着ローラの表面が所定温度に到達するまで所望の動作が開始されずにユーザが待機させられるという不都合を回避できる。更に、ステップ46においてその所望の動作が終了すると、再び図5の記号Aに戻って次のユーザ操作による所定動作が生じない限りにおいて定着サブヒータへの電力供給を再開するので、記録準備期間の遅延を最小限度に抑えることができる。
【0045】
本発明の特定の実施の態様について説明してきたが、これらは単なる例示であり、当業者であれば本発明の原理を用いて他の多数の実施の形態を構築することが可能であろう。
【0046】
【発明の効果】
上記のように、本発明の複写機及び複合機並びにこれらの制御方法によれば、起動時から定着ローラが所定の温度に達するまでの記録準備期間の間に、ユーザの操作に基づく動作が、定着ローラの加熱動作とは無関係に実行可能な所定の動作に該当する場合に、そのユーザの操作に迅速に対応できると共に、そのために記録準備期間が遅延するのを可能な限り防止することができる。また、ユーザの操作に基づく動作が、発生したマシン異常とは無関係に実行可能な所定の動作に該当する場合に、マシン異常に対する復旧の時間を有効に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す複合機100の機能ブロック図。
【図2】図1の複合機100における定着部310のヒータ制御に関する装置の構成図。
【図3】図1の定着部310の構成の一例を示す断面図。
【図4】本発明の一実施形態を示すユーザ操作による所定動作の制御フロー図。
【図5】本発明の一実施形態を示す定着ヒータの制御方法のフロー図。
【図6】本発明の一実施形態を示す定着ヒータの制御方法のフロー図。
【図7】本発明の一実施形態を示す定着ヒータの制御方法のフロー図。
【図8】本発明の一実施形態を示す定着ヒータの制御方法のフロー図。
【符号の説明】
61 定着ローラ
62 定着メインヒータ
62a、63a スイッチ
63 定着サブヒータ
64 温度センサ
64a 温度検出回路
65 用紙
66 加圧ローラ
100 複合機
101 中央処理装置
102,303 CPU
103,304 ROM
104,305 RAM
105,302 システムバス
106 画像読取部I/F
107 画像加工部
108 コーデック
109 画像形成部I/F
110 ローカルバス
111 画像メモリ
112 画像蓄積メモリ
113 印刷データ取込I/F
120 制御部
201 操作パネル
301 画像形成部
306 用紙収納部
306a センサ
307 用紙トレイリフト部
308 用紙搬送部
309 画像記録部
310 定着部
401 原稿読取部
402 原稿走査部
403 自動原稿送り部
501 電源

Claims (5)

  1. トナー像を用紙上に熱で定着させる定着ローラと、前記定着ローラの内部に配置され前記定着ローラを温める第1の電気的熱源と、前記定着ローラの内部に配置され前記第1の電気的熱源を補助して前記定着ローラを温める第2の電気的熱源と、起動時から前記定着ローラの表面が所定温度に到達するまでの記録準備期間において前記第1の電気的熱源及び前記第2の電気的熱源に電力を供給し前記所定温度に到達すると前記第2の電気的熱源への電力供給を停止する制御手段と、前記記録準備期間に発生したユーザの操作に基づく動作が、記録動作とは無関係に実行可能な動作に該当するか否か、又は発生したマシン異常とは無関係に実行可能な動作に該当するか否か、を判定する判定手段と、を具備し、前記制御手段は、前記記録準備期間中であっても、前記ユーザの操作に基づく動作が記録動作とは無関係に実行可能な動作に該当すると判定された場合は、前記第2の電気的熱源への電力供給を停止して前記ユーザの操作に基づく動作を実行し、前記ユーザの操作に基づく動作が前記マシン異常とは無関係に実行可能な動作に該当すると判定された場合は、前記第1の電気的熱源と第2の電気的熱源とへの電力供給を停止して前記ユーザの操作に基づく動作を実行することを特徴とする複写機。
  2. 前記記録動作とは無関係に実行可能な動作は、原稿を読取る読取部による読取動作であること、又は用紙を昇降自在に収納した用紙収納部に用紙補給を行うユーザの操作に基づく前記用紙収納部の用紙を降下或いは上昇させる動作であること、の少なくとも一の動作であることを特徴とする請求項1に記載の複写機。
  3. トナー像を用紙上に熱で定着させる定着ローラと、前記定着ローラの内部に配置され前記定着ローラを温める第1の電気的熱源と、前記定着ローラの内部に配置され前記第1の電気的熱源を補助して前記定着ローラを温める第2の電気的熱源と、起動時から前記定着ローラの表面が所定温度に到達するまでの記録準備期間において前記第1の電気的熱源及び前記第2の電気的熱源に電力を供給し前記所定温度に到達すると前記第2の電気的熱源への電力供給を停止する制御手段と、前記記録準備期間に発生したユーザの操作に基づく動作が、記録動作とは無関係に実行可能な動作に該当するか否か、又は発生したマシン異常とは無関係に実行可能な動作に該当するか否か、を判定する判定手段と、を具備し、前記制御手段は、前記記録準備期間中であっても、前記ユーザの操作に基づく動作が記録動作とは無関係に実行可能な動作に該当すると判定された場合は、前記第2の電気的熱源への電力供給を停止して前記ユーザの操作に基づく動作を実行し、前記ユーザの操作に基づく動作が前記マシン異常とは無関係に実行可能な動作に該当すると判定された場合は、前記第1の電気的熱源と第2の電気的熱源とへの電力供給を停止して前記ユーザの操作に基づく動作を実行することを特徴とする複合機。
  4. トナー像を用紙上に熱で定着させる定着ローラと、前記定着ローラの内部に配置され前記定着ローラを温める第1の電気的熱源と、前記定着ローラの内部に配置され前記第1の電気的熱源を補助して前記定着ローラを温める第2の電気的熱源とを具備した複写機において、起動時から前記定着ローラの表面が所定温度に到達するまでの記録準備期間において前記第1の電気的熱源及び前記第2の電気的熱源に電力を供給し、前記所定温度に到達すると前記第2の電気的熱源への電力供給を停止し、前記記録準備期間において、発生したユーザの操作に基づく動作が記録動作とは無関係に実行可能な動作に該当するか否かを判定して該ユーザの操作に基づく動作が記録動作とは無関係に実行可能な動作に該当すると判定されると、前記第2の電気的熱源への電力供給を停止して前記ユーザの操作に基づく動作を実行し、発生したユーザの操作に基づく動作が発生したマシン異常とは無関係に実行可能な動作に該当するか否かを判定して該ユーザの操作に基づく動作がマシン異常とは無関係に実行可能な動作に該当すると判定されると、前記第1の電気的熱源と第2の電気的熱源とへの電力供給を停止して前記ユーザの操作に基づく動作を実行することを特徴とする複写機の制御方法。
  5. トナー像を用紙上に熱で定着させる定着ローラと、前記定着ローラの内部に配置され前記定着ローラを温める第1の電気的熱源と、前記定着ローラの内部に配置され前記第1の電気的熱源を補助して前記定着ローラを温める第2の電気的熱源とを具備した複写機において、起動時から前記定着ローラの表面が所定温度に到達するまでの記録準備期間において前記第1の電気的熱源及び前記第2の電気的熱源に電力を供給し、前記所定温度に到達すると前記第2の電気的熱源への電力供給を停止し、前記記録準備期間において、発生したユーザの操作に基づく動作が記録動作とは無関係に実行可能な動作に該当するか否かを判定して該ユーザの操作に基づく動作が記録動作とは無関係に実行可能な動作に該当すると判定されると、前記第2の電気的熱源への電力供給を停止して前記ユーザの操作に基づく動作を実行し、発生したユーザの操作に基づく動作が発生したマシン異常とは無関係に実行可能な動作に該当するか否かを判定して該ユーザの操作に基づく動作がマシン異常とは無関係に実行可能な動作に該当すると判定されると、前記第1の電気的熱源と第2の電気的熱源とへの電力供給を停止して前記ユーザの操作に基づく動作を実行することを特徴とする複合機の制御方法。
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