JP4275032B2 - 回路基板の設計方法 - Google Patents

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Description

本発明は回路基板の設計方法に関し、特に電子機器に適用される回路基板をCADにより設計する方法の改良に関する。
電子機器は、半導体素子及び/或いはその他の電気/電子素子などの電子デバイス単体、或いは電子デバイスを搭載した回路基板を含む。
最近の電子機器の小型化、軽量化の要求を満足すべく、電子機器を構成する電子デバイス及び回路基板はより小形化、高密度化が図られている。
高密度化された回路基板の設計は、コンピュータ支援設計(CAD)により行われる。尚、
回路基板は配線基板とも称されるが、ここでは回路基板と呼ぶことにする。
CADによる回路基板の設計にあっては、対象となる基板にラッツネスト(Ratsnest)を形成し、ラッツネストを道標にして、配線を引き回す手法が執られる(例えば、特許文献1,2,3,4参照)。
例えば、図18に示されるように、ステップS100において、半導体デバイス(電子デバイス)を作図する。
次に、ステップS101において、電子デバイスの端子が接続されるパッド(ワイヤボンディングの場合にはボンディングパッド、フリップチップの場合にはフリップチップ接続用のパッド)、及び外部接続端子を作図する。
外部接続端子は、例えばはんだボールを取付けるボールランドからなり、配線は回路基板を貫通するビア及びビアの両端のビアランドを含む。
次に、ステップS102において、電子デバイスを回路基板の指定された領域(回路基板の外形に対応する領域に)に仮置き(フロアプランと称する)する。
ステップS103において、電子デバイスの端子が接続されるパッドと外部接続用端子とを直線で結び、さらに複数の電子デバイスの端子が相互に接続されるようパッドとパッドとを直線で結ぶ。この直線群をラッツネストといい、配線の引回しの道標となる。
しかる後、ステップS104において、ラッツネストの密集度を確認する。
ラッツネストが密な領域は配線も密集する。
従って、そのままでは配線の引回しが困難となる可能性がある。従って、ラッツネストはできるだけ疎になっている方が好ましい。
そこで、ラッツネストの密集度が高い領域がある(NO)の場合には、ステップS102に戻り、ラッツネストが疎になるように、電子デバイスの位置そのものを移動させる(フロアプランの修正)。
ラッツネストの密集度があまり高くない(YES)の場合には、ステップS105へ進む。
このようにしてラッツネストを改善した後、かかるラッツネストを道標として配線の引回しを行う。
次いで、ステップS106において、配線の配置・引き回しの可否を確認し、NOの場合にはステップS102に戻ってさらにフロアプランのやり直しを行う。
YESであれば、ステップS107において回路基板の図面が完成する。
このような従来の回路基板の設計方法は、部品搭載スペースに余裕のある回路基板、すなわちパソコンなどのマザーボードといった比較的に大きな回路基板の設計方法としては、有効な手段と言える。
しかしながら、部品搭載スペースに余裕のない回路基板、例えば携帯端末のマザーボード、あるいは例えばSIP(System In Pacakge)を構成するに用いられるインターポーザといった比較的に小さな回路基板の設計においては、搭載する半導体デバイスを移動させるだけのスペースに制限があるため、その度毎にフロアプランのやり直しを行う従来方法では行き詰まってしまう場合がある。
また、配線の引回しを行い、配線の引回しの最終段階まできたときに配線の引回しが不可能であることが判明した場合であっても、初期のフロアプランまで戻り、半導体デバイスの配置を変更し、そしてラッツネストを形成し、配線の引回しを再度行っている。
このため、設計にかける工数が非常に多く、設計期間の増加、従って電子機器の開発に多くの時間を要することになる。
このように回路基板の開発時間が長期化することは、商品サイクルの短い電子機器の開発にとっては大きな障害となる。
特開平4−34951号公報 特開平9−91318号公報 特開平10−171856号公報 特開2003−345844号公報
本発明の目的は、高密度な配線の引回しを、より効率的に実施することができる回路基板の設計方法を提供することである。
本発明によるコンピュータを利用した回路基板の設計方法は、回路基板に対する、電子デバイスの搭載位置、該電子デバイスの端子が接続されるパッドの位置、及び外部接続用端子の位置を設定するステップと、該パッドと外部接続用端子とを線で結んでラッツネストを形成するステップと、該ラッツネストの線の密集度が最も高い領域を抽出するステップと、該ラッツネストの線の密集度が最も高い領域において配線の経路及び寸法に関する初期の設計ルールを設定するステップと、該ラッツネストの線の密集度が最も高い領域において配線の引回しを行うステップと、該ラッツネストの線の密集度が最も高い領域において該配線の引回しが可能かどうかを確認するステップと、該配線の引回しが不可能な場合、設計ルールを更新及び該更新した設計ルールにしたがった配線の引回しを繰り返し行うステップと、該配線の引回しが可能な場合、設定した設計ルールで残りの領域の配線の引回しを行うステップと、の各ステップを実行するコンピュータ・ソフトウェアによる回路基板の設計方法から成ることを特徴とするものである。
この構成によれば、ラッツネストの線の密集度が最も高い領域において配線の引回しが可能な設計ルールを設定し、かつ、配線の引回しを実施する。その後で、ラッツネストの線の密集度が最も高い領域において配線の引回しが可能な設計ルールを用いて、残りの領域の配線の引回しを実施する。ラッツネストの線の密集度が最も高い領域は、配線の引回しを最も実施しにくい領域であるから、そこで設定した設計ルールを用いれば、その他の領域でも確実に配線の引回しを実施することができる。従って、配線の引回しの最終段階まできたときに配線の引回しが不可能であるという事態を回避することができ、工程の戻りが少なく、短い時間で確実に配線の引回しを行うことができる。
本発明によれば、設計工数を大幅に、従来の方法に比べ約1/2程度にまで短縮することが可能になる。
以下本発明の実施例について図面を参照して説明する。
本発明による回路基板の設計方法が適用される回路基板を含む半導体装置の一例を、図1に示す。
同図において、半導体装置10は、回路基板12と、接着剤14により回路基板12に搭載された半導体デバイス16と、半導体デバイス16を封止する樹脂18とからなる。
半導体デバイス16は集積回路が形成された半導体チップであり、集積回路とともに形成された端子20を有する。
かかる構造において、回路基板12は、ガラスエポキシなどの絶縁基板からなり、その一方の主面に、前記半導体デバイス16の端子20が接続されるパッド22を有する。
前記半導体デバイス16の端子20は、ボンディングワイヤ24により回路基板12のパッド22に接続される。
図示のパッド22はワイヤボンディングのためのパッドであるが、半導体デバイスの電極形態がフリップチップであればこれに対応して、パッド22はフリップチップ接続に適したものとすることができる。
前記回路基板12は、その他方の主面に外部接続用端子26を有する。外部接続用端子26は、はんだボール28が取付けられるボールランドとして形成される。
以後、外部接続用端子26をボールランドと呼ぶが、外部接続用端子はボールランドに限定されるものではない。
図1に示す半導体装置10は、一般にBGA(Ball Grid Array)型半導体装置と称されるものであり、はんだボール28を用いて電子機器のマザーボード(図示せず)などに搭載される。
図2は、図1に示した半導体装置における回路基板12の、配線部分の典型例を示す図であり、(A)は図1のA部に於ける回路基板12の断面図、(B)は(A)の上面図、(C)は(A)の底面を示す当該回路基板12の透視図である。
回路基板12にあって、パッド22とボールランド26は、配線30により電気的に接続されている。
配線30は、回路基板12の半導体デバイス16が搭載された第一の主面(以後第1側と言う)に設けられる第1線部分32と、回路基板12のボールランド26が設けられた第二の主面(以後第2側と言う)に設けられる第2線部分34と、第1線部分32と第2線部分34を接続するビア36とを含む。
ビア36の第1側の端部にはビアランド38が設けられ、ビア36の第2側の端部にはビアランド40が設けられる。
一方、ビアランド38,40はビア36よりも大きな面積を有し、第1側のビアランド38と第2側のビアランド40とは通常同じ直径である。
ボールランド26の直径は、ビアランド38,40の直径よりも大きい。
回路基板12には、複数の配線30が高密度に形成される。
配線30は、以下に説明する手順で作図され、回路基板12に銅等の導体層を選択的に配設して形成される。
図3は、本発明による回路基板の設計方法を実施するために用いる、CADシステムの構成を示す。
同図において、50はCAD制御部、51はインプット情報、52はアウトプット情報を示す。
インプット情報51としては、部品情報(半導体デバイスの外形寸法、ピン数など)53、ネットリスト(結線情報)54、設計ルール(初期値)55がある。
かかるインプット情報51について、ユーザーである回路基板設計者はCAD制御部50に対して、マウスあるいはキーボードなどの入力装置を用いて入力する。
CAD制御部50では、部品情報53を元に半導体デバイスを作図し、また部品情報53から、パッド及びボールランドを作図し、これらを回路基板の適切な箇所に配置する(部品配置56)。
次に、部品配置56とネットリスト54から、ラッツネスト(Ratsnest)を表示させる(ラッツネスト表示57)。
電子デバイスの配置情報及びラッツネストは、アウトプット情報52としてモニター63の画面に表示される。また、種々の情報は必要に応じてモニター63の画面に表示される。
なお、これらの情報はCAD制御部50の中の部品ライブラリ62に蓄積され、別品種の設計に役立てられる。
ここで、表示されているラッツネストが最も密集している領域を抽出する(密集領域抽出58)。
かかる密集領域抽出58を行ったら、その結果に従って、配線引回し制御59を行う。
ユーザーが入力した設計ルール(初期値)55は、一旦CAD制御部50内の設計定義ファイル領域60に取り込まれる。
その設計ルール(初期値)55を配線の設計ルールの初期値とし、配線引回し制御59にて配線引回しを行う。
この初期値により配線の引回しが実行できれば、そのままラッツネストの最密集部の配線データと、その時の設計ルールをデータファイルとして出力し、同時にモニター63に表示させる。
しかしながら、この初期値にて配線の引回しが実行できなかった場合は、CAD制御部50に蓄積されているデータベース61の値と比較しながら、設計ルールを変更し、配線引回しが可能となるように設計ルールを検索し、配線引回しを行う。
アウトプット情報52として、データファイル64がある。配線引回しが可能な場合(OK時)、ラッツネストの最密集部の配線データ及びその際の設計ルールがデータ65として出力される。
なお、データベースの全設計ルールの組合せでも、配線引回しが不可能な場合(NG時)は、配線引回しが不可であることを示すメッセージと、途中までの配線データがデータ66として出力される。この場合には、フロアプラン工程まで戻り、再びフロアプランを検討する。
本発明による回路基板の設計方法を説明するフローチャートを図4に示す。
この設計方法は、マザーボードあるいはインターポーザなど、多くの回路基板にわたって適用することができるが、ここでは図1及び図2に示されるインターポーザを例にとって説明する。
なお、マザーボードあるいはインターポーザなどの回路基板は、ポリイミドあるいはガラスエポキシといった絶縁基板(誘電体基板)の表面及び/あるいは内部に、導電性の配線が選択的に配設されたものであり、配線材料としては一般的に銅(Cu)を主体とした材料が適用される。
本発明によれば、CADを用い、ステップS11において、部品情報53(図3)に基いて、回路基板12に搭載する半導体デバイス16を作図する。
この場合、回路基板12に、1つの半導体デバイス16が搭載される場合もあれば、複数の半導体デバイス16が共通の回路基板12に搭載される場合もある。
あるいは半導体デバイス16及びその他の部品が、一つの回路基板12に搭載される場合もある。
ステップS12において、ネットリスト54(図3)に基づいて、回路基板の一方の主面(第1面)に、半導体デバイス16の電極と対応するパッド22を作図し、回路基板の他方の主面(第2面)にボールランド26を作図する。
次いで、ステップS13において、半導体デバイス16を、指定された領域(回路基板12の外形に相当する領域)内にフロアプラン(仮置き)する。これは部品配置56(図3)に相当する。
次いで、ステップS14において、ラッツネストを表示させる。(ラッツネスト表示57(図3)に相当。)
図5はコンピュータの表示画面を示す図であり、(A)は前記ステップS11(図4)において作図された半導体デバイス16の外形(最大外形)を示し、(B)は前記ステップS12(図4)において作図された半導体デバイス16及び半導体デバイス16の電極に対応したパッド22を示す。更に(C)は前記ステップS13,S14(図4)において仮置きされた半導体デバイス16及びラッツネスト44を示す。
ここで、ラッツネスト44は、一部のみ示されている。
前記ステップS12(図4)において作図されたボールランド26を、図5(C)に示す。
図6にボールランド26を集中して配置した場合のラッツネスト44の一部を示す。
ラッツネスト44は、対応する即ち電気的接続が必要とされるパッド22とボールランド26について、パッド22を始点とし、ボールランド26を終点とする線42を結ぶことにより形成される。
ラッツネスト44は、全ての線42を含む線群を称する。
配線30(図2)は、パッド22とボールランド26とを結ぶものであるから、ラッツネスト44の線42の延在する方向、及び密度は配線30の延在する方向及び密度と概略一致している。
従って、配線30は基本的にはラッツネスト44の線42に沿って引回し(作図)することができる。しかしながら、ラッツネスト44の線42は直線であり、線幅も小さく、一方実際の配線30は必ずしも直線とはならず、線幅を考慮しなければならない。従って、実際の配線30の引回しには困難を伴うこともある。
次いで、ステップS15(図4)において、ラッツネスト44の密集度を確認し、ラッツネスト44の線42の密集度が最も高い領域を抽出する。
これが密集領域抽出58(図3)に相当する。
ラッツネスト44の線42が密集している領域は配線30も密集することになり、ラッツネスト44の線42の密集度が最も高い領域では、配線30の引回しも難しい。
ラッツネスト44の密集度を確認する手法の一例を、図7に示す。
図7に示す手法においては、回路基板12(回路基板12に相当するコンピュータの表示の部分)を複数の領域に分割し、ラッツネスト44の線42の密集度が最も高い領域を抽出する。
即ち、同図の如く、配線基板12を16の領域12A,12B,12C〜12Pに分割し、それぞれの領域におけるラッツネストの密集度を比較する。
図示する例にあっては、領域12Aにおいてラッツネスト44の線42の密集度が最も高いと判断することができる。
なお、図7において、ラッツネスト44の線42は、説明を解り易くするために簡略化して示されている。
ラッツネスト44が密集する領域にあっては、ラッツネスト44の線42により塗りつぶされる程に至るということである。
なお、領域の分割数を増加すると、各領域の面積が小となり、ラッツネストの密集度の差が見え難くなるので、領域の分割は4〜16程度(携帯機器用の回路基板の場合)にするのが好ましい。
尚、図7に示す実施例にあっては、分割される領域の外形を均等に正方形としているが、正方形以外の形状とすることも可であり、また均等に分割することも要せず、必要に応じて選択することができる。
かかる方法により、ラッツネスト44の線42が最も密集する領域を特定する。
次いで、前記配線引回し制御59(図3)に相当する処理を行う。
ステップS16(図4)において、ラッツネスト44の線42の密集度が最も高い領域において配線30の経路及び寸法に関する設計ルールを設定し、ラッツネスト44の線42の密集度が最も高い領域において配線30を引き回す。
次に、ステップS17(図4)において、ラッツネスト44の線42の密集度が最も高い領域において、配線30の引回しが可能か否かを確認する。
実施例においては、設計ルールを、
a)ビアランド38,40の位置、
b)配線の線幅と配線間距離(スペース)、
c)ビアランド38,40の直径、
d)ボールランド26の直径
を対象として設定する。
これらのファクターについては、この順番a乃至dの優先度をもって設定する。そしてかかる設計ルールに基づいて、ラッツネスト密集領域の配線引回しを行う。
最初に、入力された設計ルール(初期値)55を用いて、ステップS16の配線引回しを行う。
次いで、ステップS17において、ラッツネスト44の線42の密集度が最も高い領域において配線30の引回しが可能か否かを確認する。
もし設定した設計ルール(初期値)55で配線の引回しができない場合には、ステップS16に戻り、ラッツネスト44の線42の密集度が最も高い領域において設計ルールの設定及び配線の引回しを繰り返す。この場合、配線引回し制御59(図)では、データベース61から設計ルール(初期値)55の代替値を検索し、設計ルールを更新する。そして、配線の引回しを行い、ステップS17の結果を調べる。
このようにして、ラッツネスト44の線42の密集度が最も高い領域において、配線30の引回しが可能になる設計ルールを求める。
ステップS17において、ラッツネスト44の線42の密集度が最も高い領域において配線30の引回しが可能であると判断されたら、ステップS18(図4)において、残りの領域において配線30の引回しを行う。
この場合、ステップS16で設定した設計ルールに従って配線30の引回しを行う。ラッツネスト44の線42の密集度が最も高い領域は、配線30の引回しが最も難しい領域であるから、そこで設定した設計ルールを用いれば、その他の領域では確実に且つ容易に配線の引回しを実施することができる。
ステップS19(図4)において、配線図面を完成させる。
配線図面の設計が完了したならば、かかる配線図面に基づいて、回路基板12上に配線30を形成する。
本発明による回路基板の設計方法にあっては、前記ステップS16,S17(図4)におけるラッツネスト密集領域の設計ルールの設定が重要である。
従来方法にあっては、このような工程が無く、例えば、ステップS18(図4)の全ての配線の引回しまで進み、配線の引回しの最終段階で配線の引回しが可能であるか否かを判断し、不可能であれば、ステップS13(図4)に戻って設計をやり直していた。
回路基板12の設計においては、ステップS18(図4)の配線の引回しが最も時間を要する工程であり、ほとんど全ての配線の引回しを行った後で前の工程に戻ると設計工数が大きく増加する。
本発明にあっては、ステップS16,S17でフィードバックを行う。
このフィードバックは、ステップS18の配線の引回しを行う前に実施され、しかもステップS17から直前のステップS16に戻るだけであるため、従来の方法に比べ設計工数を大幅に、約1/2程度まで短縮することができる。
本発明において、設計ルールを設定する基本的な優先順位としては、(1)適切な径を考慮したビアランドの配置、(2)配線の線幅と配線間距離、(3)ビアランドの直径、(4)ボールランドの直径、(5)ボールレイアウトとする。
ただし、これは絶対ではなく、順序が入れ替わることもある。
この優先順位を基本とした根拠は、回路基板を製造する上で、ビアランドの配置は初期段階である程度決めておくことができ、また配線の線幅と配線間距離を変更することは、比較的に容易に実施することが可能であることに基づく。
次に、ビアランドの直径は、ビアを形成するためにドリルやレーザーで穴あけする際の精度と関係する。またボールランドの直径は、これを小さくするとはんだボールとの接触面積が小さくなり、マザーボードに実装した際の強度が低下するため、できるだけ小さくしたくない。
一方、ボールレイアウトは、組立治具(試験ソケットや出荷トレイ)や接続先のマザーボードとの関係がある。
ただし、この時点でボールレイアウトが決定していない場合には、優先順位を一部変更し、(1)ボールレイアウト、(2)適切な径を考慮したビアランドの配置、(3)配線の線幅と配線間距離、(4)ビアランドの直径、(5)ボールランドの直径としてもよい。
本発明による、回路基板設計方法の他の実施例を、図8に示す。
図8に示す実施例にあっては、1つの回路基板12に3つの電子デバイス16A,16B,16Cが搭載される構成を対象とする。
かかる場合にも、前記図4に示す、ステップS11乃至S20に示される手順により回路基板12を設計することができる。
図8に示す構成にあっては、前記図4のステップS14にある状態を示し、回路基板12に搭載される3個の電子デバイス16A,16B,16Cがフロアプランされ、ラッツネスト44が形成されている。
かかるラッツネスト44は、パッド22とボールランド26を結ぶ線(図8には図示せず)とともに、3個の電子デバイス16A,16B,16Cのそれぞれに対応するパッド22と、他の半導体デバイスに対応するパッド22との間を相互に結ぶ線42により構成されている。
従って、例えば電子デバイス16Bのパッド22と電子デバイス16Cのパッド22相互間を結ぶ線により形成されたラッツネスト44が、基板12を12分割したうちの領域12Xにおいて密度が最も高い場合には、この領域12Xを対象として設計ルールの設定を行う。
以下に、設計ルールの設定についての基本的なアルゴリズムをさらに詳細に説明する。
ここでは、2層の導体層を含むインターポーザ(図1,2)を例にとって説明するが、本発明は3層以上の導体層を含む回路基板にも適用することができる。
回路基板の設計は、導体層の層数を増やすことにより、導体層毎の設計ルールが緩和されるためより簡単になる。しかしながら、導体層の多層化は大幅な製造コストの上昇を招く。(2層から4層にすると約2倍のコストになる。)
携帯電話などの民生品用途では、低コストが必須であり、設計者はできるだけ回路基板の導体層の層数を少なくし、且つ所定の電子デバイスを搭載可能に設計する必要がある。
図9は、設計ルールを設定する上での基準例を説明する回路基板の一例を示し、同図(A)は当該回路基板の上面を示し、(C)は当該基板を上面側より透視した状態にて下面を示し、(B)は(A)あるいは(C)における線X−Xに沿う断面を示す。
同図において、前記図5に示す構成に対応する部位には、同図5と同じ符号を付している。
ここでは、最初にビアランド38,40の配置を次のようにして設定する。
まず回路基板12の、配線可能な面積が小さい側、即ちボールランドが配設される側に於ける配線の部分を少なくするように、ビアランド38,40を、ラッツネスト44の線42の端部付近に配置する。
かかる回路基板12の第1側(上面)には第1線部分32と、ビアランド38が配設され、回路基板12の第2側(下面)には第2線部分34と、ビアランド40と、ボールランド26が配設される。
即ち、図11(C)を参照すると、第2側にはボールランド26を配置する必要があるため、配線引回しを行うスペースに余裕がない(配線自由度が低い)。
従って、ビアランド38,40をラッツネスト44の線42の端部付近、すなわちボールランド26の近くに配置し、回路基板12の第2側の第2線部分34を短くするのが好ましい。
図10は、前記図9の設計ルールに従って引き回された配線の例を示し、同図(A)は上面、(C)は透視した状態の下面、(B)は、(A)あるいは(C)における線X−Xに沿う断面を示す。
同図において、ビアランド38,40はボールランド26の近くにあり、回路基板12の第1側には第1線部分32とビアランド38が配設されている。
回路基板12の第2側にあっては、ビアランド40とボールランド26が直接に、又は短い第2線部分34を介して接続されている。
ビアランド40とボールランド26が直接に接していなくても、第2線部分34を短くし、ボールランド26の近くに配置できるので、第2線部分34の引回しを容易に行うことができる。
図11は配線の参考例を示し、同図(A)は上面、(C)は透視した状態の下面、(B)は、(A)あるいは(C)における線X−Xに沿う断面を示す。
同図に示すように、ビアランド38,40をパッド22近傍に配置した場合、回路基板12の第1側には第1線部分32とビアランド38があり、一方回路基板12の第2側には第2線部分34がある。
このような場合には、複数の第2線部分34を、隣接するボールランド26の列の間に設定する必要がある。
例えば、4列のボールランド26−1乃至26−4を設ける場合、最も内側のボールランド列26−4において隣接する2つのボールランド26−4aと26−4b(図面上点線で囲む)との間に、3本の第2線部分34を通さなくてはならないとすると、2つのボールランド26の間には、3本の配線の線幅、2つの配線間分離用間隔、及び2つの配線−ランド間分離用スペースの合計値以上の間隔が必要となる。
例えば、ボールランド26間のピッチが0.8mm、ボールランド26の直径が0.55mmとすると、2個のボールランド26相互の間隔は0.25mmになる。
ここで配線の線幅が50μm、配線間距離が50μmであるとすると、配設可能な配線数は2本に制限される。
従って、配線はできるだけ回路基板12の第1側(チップ搭載面側)で引回し、ビアランド38,40はボールランド26の付近に配置して、回路基板12の第2側(ボールランド側)での配線の引回しを減少させるのが望ましい。
次に、配線の線幅と配線間距離を設定する。
所望の配線の設置箇所として、配線自由度が高い回路基板12の第1側を用いることにより設計ルールに余裕が生じる。
前記図10(A)に示す実施例において、ビアランド38,40の直径を0.35mmとすると、隣接するビアランド38の列の間の間隔は0.45mmである。
配線の線幅が50μm、配線間距離が50μmの設計ルールにおいても、4本の配線を通すことができる(0.45mm÷(配線4本+スペース5本)=0.05mm)。
すなわち、同じ設計ルールでも、前記図11(C)に示す構成に比較して、2倍の数の配線を配設することができる。これは、ビアランド38,40の直径がボールランド26の直径よりも小さく、配線引回しを行うスペースが大きいことに基づく。
尚、図10(A)に示す実施例にあっては、隣接するビアランド38の列の間の間隔0.45mmに配線を最多であっても3本配設すればよいので、配線の幅を0.064mmとすることもできる(0.45mm÷(配線3本+スペース4本)=0.064mm)。
図12は、配線の線幅と配線間距離を設定する例を示す。
図13は、当該図12のラッツネストを基に形成した配線の例を示し、同図(A)は上面、(C)は透視した状態の下面、(B)は(A)あるいは(C)における線X−Xに沿う断面を示す。
図12に示すパッド,ビアランドの配置構成にあっては、回路基板12の一方の端縁12E側に位置するパッド22Bとビアランド38とを結ぶラッツネスト44が密になっている。
この様なパッド,ビアランドの配置構成にあっては、パッド22Bとビアランド38とを接続する配線32は、図13(A)に示されるように、パッド22Bと当該回路基板12の端縁12Eとの間に距離Lをもって形成される領域に配設される。
パッド22Bと回路基板12の端縁12Eとの間の距離Lが1.1mmであるとすると、ここに10本の配線を引き回す場合、配線10本と配線間距離が11本必要となり、1.1mm÷(10本+11本)≒0.052mmとなる。すなわち、配線32の線幅が50μm、配線間距離が50μmであれば、配線を引き回すことができる。
なお、計算を容易にするために、配線の線幅と配線間距離の数値を同じにしている(50μm/50μm)。
配線の線幅と配線間距離の数値が異なる場合は、それを最初から考慮すればよい(例、配線の線幅=40μm、配線間距離=50μm)。
また、ここでは、最下方の配線と回路基板12の端縁12Eとの間の距離と、配線間距離とは同じとしているが、これも異なるものとすることができる。
図14は設計ルールを設定する上での基準例を示し、同図(A)は平面(上面)、(C)は透視した状態の下面、(B)は(A)あるいは(C)における線X−Xに沿う断面を示す。
図14に示す実施例においては、3本の配線が回路基板12の第1側で引き回され、そのビアランド38,40はボールランド26の近傍に配設される。
残りの1本の配線は、ビアランド38,40がボールランド26とは異なる位置に配置され、回路基板12の第2側において引き回された第2線部分34により相互に接続されている。
図14(A)においては、4本目の配線を、矢印で示すように回路基板12の第1側で引き回したいが、そうできないことがある。
例えば、2本の配線を電源の配線のように太くしなければならない場合、2本の配線の線幅を150μmとし、残りの配線の線幅を50μm、配線間距離を50μm、隣接するビアランド38の列の間の間隔が0.45mmとする。
この場合、全ての配線を回路基板12の第1側で引き回そうとすると、4本のうちの1本の配線はビアランド38へ向かって直線状に延びているので、残りの3本の配線を隣接するビアランド38の列の間に配設して引き回す必要がある。
すると、(150μm×2本)+(50μm×1本)+(50μm×4本)=0.55mmとなり、3本の配線を0.45mmの間隔内で通すことができない。
従って、残る1本の配線は回路基板の第2側で引き回すことになる。
即ち、1本の配線は回路基板の第2側において、ビアランド40の列とボールランド26の列の間を通って引き回される。
ボールランド26の直径が0.55mm、隣接するボールランド26の列の間の間隔が0.25mm、ビアランド40の直径が0.35mmであると、ビアランド40の列とボールランド26の列の間に1本の配線を通すのが難しい。そこで、ビアランドの直径を0.35mmから0.30mmへ変更することで、ビアランド40の列とボールランド26の列の間に配線幅50μmの配線を1本通すことが可能となる。逆にビアランド40の直径をそのままにして、ボールランドの直径を0.55mmから0.50mmへ変更してもよい。
図15は、設計ルールを設定する上での基準例を示し、同図(A)は上面、(C)は透視した状態の下面、(B)は、(A)あるいは(C)における線X−Xに沿う断面を示す。
配線を回路基板の第1側で引き回すことができなかった場合、一部の配線を回路基板の第2側で引き回せばよいが、それでも対応できない場合が考えられる。
前記図14に示した例では、ビアランド38,40の直径を0.35mmから0.30mmへ変更することで対応したが、それでも、ビアランド40の列とボールランド26の列の間に1本の配線を通すのが難しいことがある。
図15に示す構成にあっては、4列のボールランド26から3列のボールランド26へ、ボールランド26のレイアウトを変更している。当然であるが、ボールランド26のレイアウトの変更に伴い、ネットリストも変更となる。
従って、かかる設計ルール決定基準はできるだけ使わないことが望ましい。
図16は、本発明の他の実施例による回路基板の設計方法を説明するフローチャートを示す。図17は、図16の設計方法で形成された配線を有する回路基板を示す。
本実施例では、特定の配線を優先して引回し、その後ラッツネストの線の密集度が最も高い領域を抽出し、残りの配線を引き回す。
図17に示す実施例にあっては、特定の配線として4本のクリティカルネットの配線32Cがあり、これらの配線32Cは、例えば電源配線など、小さなインダクタンス値が要求される配線である。
本実施例にあっては、前記図4に示す実施例におけるステップS11乃至S13と同様のステップを行った後、図4に示す実施例と同様のステップS14を実行し、ラッツネストを表示させる。
しかる後、ステップS21乃至ステップS24(図16)においてクリティカルネットの配線32Cの引回しを行う。
次いで、ステップS16乃至ステップS19(図16)において、ラッツネストの線の密集度が最も高い領域を抽出し、設計ルールを設定しながら、残りの配線の引回しを行う。
このように、回路基板上にあって、電気的特性などの観点から、配線に制約条件のあるネット(クリティカルネット)が存在する場合には、かかるクリティカルネットについて優先的に設計ルールを決め、次いでラッツネストを適用して配線引回しを完了させ、その後で全ての配線の引回しを行う。
以上のように、本発明によれば、ラッツネストが密集するような小型の回路基板を、CADを用いて効率よく設計することができる。
配線の線幅や配線間の距離、ビアランドの位置や直径、ボールランドや直径などの設計ルールをラッツネストの密集度から設定し、配線引回しを行う。
実配線の引回しの前に、ほとんどの配線を引き回すことができる設計ルールを設定することができるので、設計工程の戻りを大きく抑制することができ、従来の製造方法に比して設計工数を大幅に短縮することができる。
図1は、本発明により設計された半導体装置の一例を示す断面図である。 図2は、図1の一部の配線の典型例を示す図であり、(A)は図1のA部の断面図、(B)は(A)の上面図、(C)は(A)の透視した状態の下面図である。 図3は、CADを用いて回路基板の設計を行う設計ルールを設定する制御プログラムを示す図である。 図4は、本発明の第1実施例による回路基板の設計方法を説明するフローチャートである。 図5は、コンピュータの表示画面を示す図であり、(A)は半導体デバイスを示す図、(B)は半導体デバイス及びパッドを示す図、(C)は仮置きされた半導体デバイス及びラッツネストを示す図である。 図6は、ラッツネストの一部を示す図である。 図7は、ラッツネストの密集度を確認する例を示す図である。 図8は、回路基板の設計方法の他の例を説明する図である。 図9は、設計ルールを設定する上での基準例を示し、(A)は平面図、(B)は断面図、(C)は底面図である。 図10は、図9の設計ルールに従って引き回された配線の例を示し、(A)は上面図、(B)は断面図、(C)は透視した状態の下図である。 図11は、配線の参考例を示し、(A)は上面図、(B)は断面図、(C)は透視した状態の下面図である。 図12は、配線の線幅と配線間距離を設定する例を示す図である。 図13は、図12のラッツネストを基に形成した配線の例を示し、(A)は上面図、(B)は断面図、(C)は透視した状態の下面図である。 図14は、設計ルールを設定する上での基準例を示し、(A)は上面図、(B)は断面図、(C)は透視した状態の下面図である。 図15は、設計ルールを設定する上での基準例を示し、(A)は上面図、(B)は断面図、(C)は透視した状態の下面図である。 図16は、本発明の第2実施例による回路基板の設計方法を説明するフローチャートである。 図17は、図16の設計方法で形成された配線を有する回路基板を示す図である。 図18は、従来の回路基板の設計方法を示すフローチャートである。
符号の説明
10 半導体装置
12 回路基板
14 接着剤
16 半導体デバイス
18 樹脂
20 端子
22 パッド
24 ボンディングワイヤ
26 外部接続用端子
28 はんだボール
30 配線
32 第1線部分
34 第2線部分
36 ビア
38 ビアランド
40 ビアランド
42 線
44 ラッツネスト

Claims (7)

  1. 回路基板に対する、電子デバイスの搭載位置、該電子デバイスの端子が接続されるパッドの位置、及び外部接続用端子の位置を設定するステップと、
    該パッドと外部接続用端子とを線で結んでラッツネストを形成するステップと、
    該ラッツネストの線の密集度が最も高い領域を抽出するステップと、
    該ラッツネストの線の密集度が最も高い領域において配線の経路及び寸法に関する初期の設計ルールを設定するステップと、
    該ラッツネストの線の密集度が最も高い領域において配線の引回しを行うステップと、
    該ラッツネストの線の密集度が最も高い領域において該配線の引回しが可能かどうかを確認するステップと、
    該配線の引回しが不可能な場合、設計ルールを更新及び該更新した設計ルールにしたがった配線の引回しを繰り返し行うステップと、
    該配線の引回しが可能な場合、設定した設計ルールで残りの領域の配線の引回しを行うステップと、の各ステップを実行するコンピュータ・ソフトウェアによる回路基板の設計方法。
  2. ラッツネストの線の密集度が最も高い領域を抽出するステップは、回路基板を複数の領域に分割し、該複数の領域の中から該当の領域を抽出するサブステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の回路基板の設計方法。
  3. 電子デバイス及びパッドは回路基板の第1の表面に形成され、外部接続用端子は回路基板の第2の表面に形成され、配線は回路基板の第1の表面からビアを通って第2の表面に引き回されることを特徴とする請求項1に記載の回路基板の設計方法。
  4. 該設計ルールの設定するステップは、配線の線幅と、配線間距離と、ビアランド位置と、ビアランド寸法と、外部接続用端子寸法、及び外部接続用端子位置の少なくとも1つを設定するサブステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の回路基板の設計方法。
  5. 該設計ルールの設定するステップは、定められた優先順位に従って、配線の線幅と、配線間距離と、ビアランド位置と、ビアランド寸法と、外部接続用端子寸法、及び外部接続用端子位置のうちの少なくとも2つを設定するサブステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の回路基板の設計方法。
  6. 特定の配線を引回し、その後に、残りの領域の配線の引回しを行うステップは、該残りの領域の中でラッツネストの線の密集度が最も高い領域を抽出し、該領域の配線の引回を行うサプステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の回路基板の設計方法。
  7. 回路基板に対する、複数の電子デバイスの搭載位置、該電子デバイスの端子が接続されるパッドの位置、及び外部接続用端子の位置を設定するステップと、
    該パッドと外部接続用端子とを線で結んで並びに複数の電子デバイスの端子が接続されるパッドとパッドとを線で結んでラッツネストを形成するステップと、
    該ラッツネストの線の密集度が最も高い領域を抽出するステップと、
    該ラッツネストの線の密集度が最も高い領域において配線の経路及び寸法に関する初期の設計ルールを設定するステップと、
    該ラッツネストの線の密集度が最も高い領域において配線を引回し、
    該ラッツネストの線の密集度が最も高い領域において該配線の引回しが可能かどうかを確認するステップと、
    該配線の引回しが不可能な場合、設計ルールの更新及び該更新した設計ルールにしたがた配線の引回しを繰り返し行うスタッフと、
    該配線の引回しが可能な場合、設定した設計ルールで残りの領域の配線の引回しを行うステップと、の各ステップを実行するコンピュータ・ソフトウェアによる回路基板の設計方法。
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