JP3196894B2 - プリント配線基板設計装置及び設計方法 - Google Patents

プリント配線基板設計装置及び設計方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント配線基板
の設計装置及び設計方法に関し、より詳しくは、最適な
基板のグレードを選択できるプリント配線基板設計装置
及び設計方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プリント配線基板には、ガラス布エポキ
シ基板やビルド・アップ基板等の基板形成技術で区別さ
れる何種類かの基板がある。この何種類かの基板に対し
ても、「4S2P(4信号層、2電源層)」や「6S2
P(6信号層、2電源層)」等の設計基準(設計ルー
ル)で区別されるいくつかのタイプがある。基板の種類
及びタイプに応じて、その基板の導体の配線幅、配線間
隔、ビア・ホールのランドと導体との間隔、配線層の構
成、異なる配線層の導体同士を接続するビア・ホール及
びランドのサイズやその形成方法等が異なる。基板の種
類及びタイプに応じて実現可能な配線密度が異なる。実
現可能な配線密度に応じて、基板にグレードを付けるこ
とができる。実現可能な配線密度が高い基板をグレード
の高い基板と呼び、実現可能な配線密度が低い基板をグ
レードの低い基板と呼ぶ。高いグレードの基板は、低い
グレードの基板に比べて単位面積あたり多くの信号を配
線できる。基板サイズや配線総数等の条件が同じなら
ば、グレードの高い基板ほど配線の自由度が高くなるの
で、配線は容易になり、その設計時間も短くなる。しか
し、配線幅や配線間隔を狭くする及びビア・ホールとそ
のランドを小さくするためには、より高度な製造技術が
必要となる。そのため、グレードが高くなるほどその基
板の製造コストも高くなる。
【0003】基板のグレードは、いくつかの選択候補の
中から、プリント配線基板設計者の経験によって選ばれ
ている。このような個人の経験による選択では、必要以
上の高いグレードを選択したり、現実には配線不可能な
低いグレードを選択してしまうことがある。必要以上の
高いグレードを選択すると、本来選択すべきグレードの
基板に比べて製造コストが上昇する。また、本来選択す
べきグレードより低いグレードを選択すると、配線が不
可能になるため、グレードを選択し直して再度設計しな
ければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、基板
に配線できる総配線長と基板に配線すべき総配線長との
割合を求め、この割合に基づいて最適な基板のグレード
を選択することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のプリント配線基
板設計装置は、基板の面積を求める手段と、基板の配線
不可能な部分の面積を求める手段と、前記基板の面積か
ら前記配線不可能な部分の面積を減算して求めた配線可
能面積に配線できる総配線長と前記部品の結線に必要な
総配線長との割合を求める手段とを含む。
【0006】また、本発明のプリント配線基板設計方法
は、基板の面積を求めるステップと、基板の配線不可能
な部分の面積を求めるステップと、前記基板の面積から
前記配線不可能な部分の面積を減算して求めた配線可能
面積に配線できる総配線長と前記部品の結線に必要な総
配線長との割合を求めるステップとを含む。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るプリント配線
基板の設計装置及び設計方法の実施の形態について、図
面に基づいて詳しく説明する。本発明に係るプリント配
線基板設計装置の基本構成を図1に示す。入力部32は
基板情報,部品情報及び結線情報等の設計に必要な情報
の入力に用いる。記憶部38は、入力部32から入力さ
れた基板情報,部品情報及び結線情報等の情報を記憶す
る。表示部36は、入力された情報や設計に関する各種
情報の表示を行う。演算・制御部34は、記憶部38に
入力された各種情報を用いて所定の演算処理を行うと共
に、入力部32,表示部36及び記憶部38の制御を行
う。これら、入力部32,表示部36,演算・制御部3
4及び記憶部38を含む本発明のプリント配線基板設計
装置は、従来のプリント配線基板設計装置の機能も含
む。また、本発明のプリント配線基板設計装置の記憶部
38には、後述するビア数予測情報、ビア数補正情報及
び設計日数情報等の過去に設計したプリント配線基板か
ら得られた各種情報が予め記憶されている。また、記憶
部38には後述する指標の情報(INDEX情報)も記
憶される。
【0008】入力部32から入力される基板情報には、
基板の外形寸法及びその面積等の基板に関する情報が含
まれる。選択候補の各種基板のグレードに関する情報も
基板情報に含まれる。部品情報には、各部品の形状,寸
法,端子数,型番等の部品に関する情報や、部品の配置
位置に関する情報が含まれる。結線情報には、部品(部
品の端子) の結線情報や、部品の信号数及び電源数等の
情報が含まれる。これら基板情報,部品情報及び結線情
報は、従来のプリント配線基板設計装置に入力される情
報も含む。
【0009】本発明のプリント配線基板の設計装置は、
選択候補の各種グレードの基板に対し、基板に配線でき
る総配線長と基板に配線すべき総配線長との割合を求め
る。配線すべき総配線長に比べて基板に配線できる総配
線長が大きいほど、配線の自由度は高くなるので、配線
は容易になり、配線が実現できる可能性は高くなる。逆
に、配線すべき総配線長に比べて基板に配線できる総配
線長が小さいほど、配線の自由度が低くなるので、配線
は困難になり、配線が実現できる可能性は低くなる。よ
って、過去に設計したプリント配線基板をもとに配線が
可能となる上記割合の値を予め求めておけば、選択候補
の各グレードに対して、上記割合をもとに配線可能か否
かを判断することができる。以下、この割合をINDE
X(指標)とも呼ぶ。本実施形態では、 INDEX=(基板に配線できる総配線長)/ (基板に配線すべき総配線長) ・・・(1) と定義する。
【0010】基板のグレードと上記INDEXとの関係
の一例を図2に示す。ただし、グレード「FR4 5L
PC」は、ガラス布エポキシ材を用いた、PTH(Plate
d Through Hole) ビアのランド間スペースに配線が5本
設けられる基板であり、グレード「SLC(Surface Lam
inar Circuit:IBM社) 1+1 RFP」は、基板
の両側に1層ずつのビルドアップ層を持つ、PTHを樹
脂で穴埋めして樹脂上を配線可能とした基板である。基
板のグレードが高くなるほど配線密度が高くなるので、
(1)式の基板に配線できる総配線長が大きくなり、I
NDEXの値も大きくなる。また、INDEXの値が大
きいほど配線の自由度が高くなるので、プリント配線基
板設計装置が計算で行う自動配線のオーバー・フローも
少なくなり、設計日数(TAT:Turn Around Time)も
短くなる。ここで、オーバー・フローは自動配線できな
かった配線数を表す。配線できなかった分は技術者が手
動で配線するため、オーバー・フローが大きくなるほど
手動配線数が増え、設計日数が指数的に増加する。
【0011】このように、基板のグレードとINDEX
との間には相関があり、INDEXと設計日数との間に
も相関がある。これらINDEXと設計日数との関係
は、設計日数情報として記憶部38に予め入力されてい
る。設計日数情報は、過去に設計したプリント配線基板
のデータをもとに作成される。よって、希望する設計期
間に応じたINDEXの値(範囲)を設計日数情報から
選択し、記憶部38にINDEX情報として記憶する。
例えば、設計を5日から10日で行いたい場合は、設計
日数情報から5日から10日に対応するINDEXの値
の範囲(4.25から4.75)を選択し、INDEX
にこの範囲の値(4.25及び4.75)を記憶させ
る。そして、選択候補の各種グレードの基板に対してI
NDEXの値を求め、INDEXが前記範囲の値となる
グレードの基板を選択する。これにより、配線可能かつ
コストの低いグレードの基板を選択することができる。
【0012】(1)式の基板に配線すべき総配線長は、
部品の結線の最短長(マンハッタン長)の合計値を用い
る。図3に示すように、最短長(マンハッタン長)は、
実際の最短距離(L1,L2,・・・,Ln)ではな
く、垂直な2つの方向(X方向とY方向)の距離の和で
表される最短距離(Lx1+Ly1,Lx2+Ly2,
・・・,Lxn+Lyn)である。これら最短長(マン
ハッタン長)は、結線情報より算出される。
【0013】 (基板に配線すべき総配線長)=(マンハッタン長の合計値) =(Lx1+Ly1)+(Lx2+Ly2) +・・・+(Lxn+Lyn) ・・・(2)
【0014】(1)式の基板に配線できる総配線長は、
基板の配線可能な部分の面積に対して求める。配線可能
な部分の面積は、基板全体の配線層に対して求める。配
線を引く場合、等間隔の直交する基準線を基板上に設
け、この基準線上に配線を引く。この基準線は、一般に
グリッドと呼ばれる。配線間隔の最小値は、このグリッ
ドの間隔と見なせる。よって、基板に配線できる総配線
長は、基板の配線可能面積とグリッド間隔より求めるこ
とができる。
【0015】 (基板に配線できる総配線長)=(基板の配線可能面積)/ (グリッド間隔) ・・・(3)
【0016】ここで、(3)式の基板の配線可能面積
は、基板の面積と基板の配線不可能な部分の面積とから
求めることができる。 (基板の配線可能面積)=(基板の面積)−(配線不可能な部分の面積) ・・・(4) (4)式の基板の面積は、基板情報から求めることがで
きる。しかし、基板の面積が同じ場合でも、例えば図4
(a)に示す四角形型の基板8と図4(b)に示すL字
型の基板10では、点AB間を結ぶ1点鎖線が示すよう
に、四角形型の基板8の方が配線の自由度が高くなる。
すなわち、基板の面積が同じ場合でも、基板形状によっ
て配線の自由度が異なる。このことは、基板の形状の違
いによりINDEXの値に誤差が生じることを意味す
る。
【0017】本実施形態では、(4)式の基板の面積と
して、基板形状を考慮に入れた仮想の基板有効面積を用
いる。有効面積は、基板の実際の面積Sa(図4
(b))と仮想の最大面積Sm(図4(c))とから求
める。具体的には、基板面積Saの仮想最大面積Smに
対する割合より補正係数k k = Sa / Sm を求め、この補正係数kを基板面積Saに乗じて有効面
積Se Se = k × Sa を求める。仮想最大面積Smは、基板の最外周部を基準
とした四角形の面積である。そのため、補正係数kは、
基板の形状が四角形に近いほど大きくなる。ただし、0
<k<1である。
【0018】このような補正を行うことにより、図4
(d)に示すように、基板の形状を考慮に入れた仮想の
基板面積(有効面積Se)を求めることができる。有効
面積Seは、配線の自由度が低い部分の面積を考慮に入
れた、現実の基板面積Saよりも小さな面積である。こ
のような補正を基板面積(Sa)に加えることにより、
基板形状の違いによる配線の自由度の変化から生じるI
NDEXの誤差を減少させることができる。
【0019】また、(4)式の配線不可能な部分の面積
は、基板外縁部、組み立て用ホール、導電パッド、ピン
・ホール、ビア・ホール等の配線不可能な部分の面積の
合計である。基板外縁部は、図3に示すように、基板外
周部の配線が行えない部分(24) である。組み立て用
ホールは、基板を固定するためのネジ等を通すホールで
ある。導電パッドは、図3に示すように、部品28のリ
ード22を基板に接続するための端子パッドである。ピ
ン・ホールは、部品のピンを挿入するためのホールであ
る。ビア・ホールは層間接続用のホールである。ただ
し、これらホールの面積は、そのホールのランドの面積
も含む。
【0020】上記基板外縁部の面積と組み立て用ホール
の面積及びその数は基板情報から求めることができる。
また、パッドの面積とピン・ホールの面積及びそれらの
数は部品情報をもとに求めることができる。しかし、ビ
ア・ホール数は配線前には決定されていない。そのた
め、通常は配線前にビア・ホールの総面積を求めること
はできない。
【0021】本発明のプリント配線基板の設計装置及び
設計方法では、配線前にビア・ホール数の予測を行う。
具体的には、図5に示すように、基板のグレードと、部
品の信号数及び電源数からビア・ホール数を予測する。
このようなビア・ホール数を予測するのに必要な情報
は、ビア数予測情報として記憶部38に予め入力されて
いる。これらビア数予測情報は、過去に設計したプリン
ト配線基板のデータをもとに作成される。図5におい
て、グレード「SLC(1+1 on 4S2P)」
(ここで、SLC:Surface Laminar Circuit )は、両
側に1層ずつのビルドアップ層を持ち、ベースの基板に
4S2P(4信号層及び2電源層)のFR4(ガラス布
エポキシ材)を用いた基板である。また、ビア・ホール
数は、PTH(Plated Through Hole) ビア数とフォト・
ビア数との和として求める。フォト・ビアを形成する
「FV1/BV1」は、FR4基板上に形成する1層目
のビルド・アップ層を表し、「FV2/BV2」は、そ
の上の2層目のビルド・アップ層を表す。
【0022】このような基板のグレードと、部品の信号
数及び電源数からビア・ホール数を予測する手段を用い
ることにより、配線前にビア・ホール数を求めることが
可能となる。ビア・ホールのサイズは基板のグレードで
決まり、求めたビア・ホール数からビア・ホールの総面
積を求めて、配線不可能面積を算出できる。これによ
り、配線前に選択候補の各種グレードの基板に対してI
NDEXを求めることが可能になる。
【0023】また、プリント配線基板全体の配線層は、
信号層と電源層を含んでおり、この信号層の数に応じ
て、求めたビア・ホール数を補正することもできる。具
体的には、図6に示すように、信号層数に応じた補正係
数を求め、この補正係数をビア・ホール数に乗じて、求
めたビア・ホール数を補正する。このようなビア・ホー
ル数の補正に必要な情報は、ビア数補正情報として記憶
部38に予め入力されている。ビア数補正情報は、過去
に設計したプリント配線基板のデータをもとに作成され
る。このような信号層数に応じてビア・ホール数を補正
する手段を用いることにより、ビア・ホール数をより正
確に予測することができる。これにより、ビア・ホール
の総面積をより正確に求めることができる。
【0024】また、本発明のプリント配線基板の設計装
置及び設計方法では、ビア・ホール及びそのランドの面
積に加えて、図7(a)に示すように、ビア・ホール及
びそのランド20を設けることによる配線阻害面積も考
慮に入れて、配線不可能な部分の面積Sbを求める。図
7(a)はビア・ホール及びそのランド20による配線
阻害面積を示している。長さaはビア・ホール及びその
ランド20を通る配線42と同一方向の長さで、その長
さの値は、過去に設計したプリント配線基板のデータに
基づいて予め設定しておく。ビア・ホール及びそのラン
ド20の直径をR、ビア・ホール及びそのランド20と
配線との間隔をd、配線の基準となるグリッドの間隔を
Gとおくと、ビア・ホール及びそのランド20を設けた
ことによる配線不可能面積Sbは、 Sb= (D−G)×a ・・・(5) ただし、D= (R+2d) /√2 と表すことができる。なお、√nはnの平方根を表す。
D×aで求まる面積はビア・ホール及びそのランド20
を挟む配線間の面積に相当し、G×aで求める面積はビ
ア・ホール及びそのランド20を通る配線の面積に相当
する。Sbは、図7(b)に示すように、ビア及びラン
ド20を設けていなければ引くことができた配線44の
面積を表す。aの値は、過去の基板データをもとに、1
つのビア及びランド20を設けたことによって配線が不
可能となる領域の、ビア及びランド20を通る配線42
方向の長さを表す値、例えば2.54[mm]に予め設
定しておく。
【0025】このように、ホール及びそのランドの面積
に加えて、ホール及びそのランドを設けることによる配
線阻害面積を求めることにより、ホール及びそのランド
を設けることによる配線不可能面積をより正確に求める
ことができる。これにより、基板の配線可能面積をより
正確に求めることができる。
【0026】図8に本発明のプリント配線基板設計装置
を用いたプリント配線基板設計手順を示す。INDEX
情報には、4.25〜4.75の範囲が設定されてい
る。この範囲は、希望する設計日数により異なる。本実
施形態では、図2に示した設計日数情報より、設計日数
が5日〜10日となるINDEXの値(範囲)を選択し
ている。基板情報を入力し(S100) 、部品情報及び
結線情報と、部品間を接続する論理回路を入力する(S
102) 。基板情報には、例えば図2に示すように、選
択候補の6種類のグレードに関する情報が含まれる。部
品の配置を行い(S104) 、基板のグレードごとにI
NDEXを算出する(S106) 。グレードごとのIN
DEXの算出結果の一例を図2に示す。
【0027】INDEXが所定の範囲(4.25〜4.
75)となるグレードが存在するか判定し(S110)
、INDEXが所定の範囲となるグレードが無けれ
ば、部品の配置を変更して(S112) 、再度INDE
Xを求める(S106)。INDEXが所定の範囲とな
るグレードが有れば、そのグレードの基板を選択する。
図2に示した例では、「SLC 1+1」の基板が選択
される。INDEXが前記所定の範囲となるグレードが
複数ある場合は、コストを重視するならグレードの低い
基板を選択し、設計時間を重視するならグレードの高い
基板を選択する。基板のグレードが決まれば、電源(P
ower)ライン、グランド(Gnd)ライン、高周波
ライン、高電流ライン、バス・ライン等のノイズや遅延
等の信号品質に注意すべきライン(Critical
net)の配線の設計を行う(S114) 。その後自動
配線を行い(S116) 、自動配線できなかった部分を
手動配線する(S118) 。
【0028】また、INDEXは基板全体に対して求め
る以外に、図9に示すように、例えば8×4に区分けさ
れた各領域[(1,1),・・・,(1,8),・・・,(4,1),・・・,(4,8)] ご
とにINDEXを求めて、これらを平均して全体のIN
DEXを求めることもできる。各INDEXを求めるの
に必要な各パラメータは、各領域ごとに求める。領域ご
とに求められない場合は、全領域の信号数及び電源数に
対するその領域の信号数及び電源数の割合に応じてその
領域のパラメータを求める。例えば、領域(1,1) のビア
・ホール数は、 (全領域のビア・ホール数)×[ (領域(1,1) の信号数
及び電源数)/(全領域の信号数及び電源数) ] より求める。
【0029】各領域ごとにINDEXを求めた場合、配
置変更(S112)や手動配線(S118)等の効率を
向上させることができる。例えば、特定領域のINDE
Xが極端に小さい場合は、その領域に配線が集中してい
ることを意味する。そこで、その領域内の部品のいくつ
かを他の領域に移す等して配線を他の領域に分散し、そ
の領域のINDEXを全体の平均に近づけることができ
る。また、その領域内を手動配線した後に自動配線を行
うこと等もできる。このように、区分けされた領域ごと
にINDEXを求めると、局所的に問題が生じている場
合の対処が容易になる。
【0030】以上、本発明に係るプリント配線基板の設
計装置及び設計方法の実施例について、図面に基づいて
種々説明したが、本発明は図示したプリント配線基板の
設計装置及び設計方法に限定されるものではない。例え
ば、予算の都合等で基板のグレードが既に決定されてい
る場合は、設計日数を予測する手段として本発明を用い
ることができる。その他、本発明はその趣旨を逸脱しな
い範囲で当業者の知識に基づき種々なる改良,修正,変
形を加えた態様で実施できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプリント配線基板設計装置の基本
構成の一例を示す図である。
【図2】基板のグレードとINDEX及び設計日数との
関係の一例を示す図である。
【図3】基板の配線不可能な面積の一例を説明する図で
あり、基板外縁部とパット部分を示している。また、部
品間の結線の最短長(マンハッタン長)の一例を説明す
る図でもある。
【図4】基板の面積を説明する図であり、同図(b) は
実際の面積を示す図であり、同図(c) は仮想の最大面
積を示す図であり、同図(d) は仮想の有効面積を示す
図である。
【図5】基板のグレードと信号数及び電源数からビア・
ホール数を予想するためのデータの一例である。
【図6】基板のグレードと信号層数からビア・ホール数
の補正係数を求めるためのデータの一例である。
【図7】ホールを設けることによる配線阻害面積を説明
する図である。
【図8】本発明を用いた基板設計手順の一例を示す図で
ある。
【図9】複数の領域に区分けされた基板を示す図であ
る。
【符号の説明】
10:プリント配線基板 20:ホール 22:パッド 24:基板周縁部 26:区分けされた領域 28:部品 32:入力部 34:演算・制御部 36:表示部 38:記憶部 42,44:配線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 伸治 滋賀県野洲郡野洲町大字市三宅800番地 日本アイ・ビー・エム株式会社 野洲 事業所内 (56)参考文献 特開2000−231577(JP,A) 小島東作、外2名,”回路基板実装容 易性自動評価法”,電子情報通信学会論 文誌D−▲II▼,平成8年7月,第J 79−D−▲II▼巻,第7号,p.1305 −1307 子安正敏、外2名,”プリント配線板 設計管理システムの開発”,沖電気研究 開発,沖電気工業株式会社,平成4年1 月,第59巻,第1号,p.139−142 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/50 H05K 3/00

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設計するプリント配線基板の基板情報、
    該基板に実装する部品情報、該部品の結線情報に基づい
    て、該基板に配線できる総配線長と該部品の結線に必要
    な総配線長との割合を求め、この割合に基づいて基板の
    グレードの選択を行うプリント配線基板設計装置であっ
    て、 基板の面積を求める手段と、 基板の配線不可能な部分の面積を求める手段と、 前記基板の面積から前記配線不可能な部分の面積を減算
    して求めた配線可能面積に配線できる総配線長と前記部
    品の結線に必要な総配線長との割合(以下、指標と呼
    ぶ)を求める手段とを含むプリント配線基板設計装置。
  2. 【請求項2】 プリント配線基板の設計日数と前記指標
    との対応関係を記憶する手段と、 前記対応関係から求めた、希望する設計日数に対応する
    指標の値を記憶する手段と、 設計するプリント配線基板の指標の値と、前記希望する
    設計日数に対応する指標の値との一致を検出する手段と
    を含む請求項1のプリント配線基板設計装置。
  3. 【請求項3】 前記配線不可能な部分の面積を求める手
    段が、基板のグレードと信号数及び電源数に基づいて、
    該基板に設けるビア・ホール数を予測する手段を含む請
    求項1又は請求項2のプリント配線基板設計装置。
  4. 【請求項4】 前記ビア・ホール数を予測する手段が、
    信号層数に基づいて、前記予測したビア・ホール数を補
    正する手段を含む請求項3のプリント配線基板設計装
    置。
  5. 【請求項5】 前記配線不可能な部分の面積が、前記ビ
    ア・ホール及びそのランドを基板に設けたことによる配
    線阻害面積を含む請求項3又は請求項4のいずれかのプ
    リント配線基板設計装置。
  6. 【請求項6】 前記配線阻害面積が、前記ビア・ホール
    及びそのランドを通る配線方向の所定の長さと前記ビア
    ・ホール及びそのランドを挟む配線間の長さとを乗算し
    て求めた面積である請求項5のプリント配線基板の設計
    装置。
  7. 【請求項7】 前記配線阻害面積が、前記ビア・ホール
    及びそのランドを通る配線方向の所定の長さと前記ビア
    ・ホール及びそのランドを通る配線の幅に相当する長さ
    とを乗算して求めた面積を、前記乗算して求めた面積か
    ら減算して求めた面積である請求項6のプリント配線基
    板の設計装置。
  8. 【請求項8】 前記基板を複数の領域に区分けし、区分
    けされた各領域ごとに前記指標を求める請求項1乃至請
    求項7のいずれかのプリント配線基板設計装置。
  9. 【請求項9】 前記基板の面積が、基板最外周部を基準
    とした仮想の最大基板面積に対する実際の基板面積の比
    率を前記実際の基板面積に乗じて求めた仮想の有効基板
    面積である請求項1乃至請求項8のいずれかのプリント
    配線基板設計装置。
  10. 【請求項10】 設計するプリント配線基板の基板情
    報、該基板に実装する部品情報、該部品の結線情報に基
    づいて、該基板に配線できる総配線長と該部品の結線に
    必要な総配線長との割合を求め、この割合に基づいて基
    板のグレードの選択を行うプリント配線基板設計方法で
    あって、 基板の面積を求めるステップと、 基板の配線不可能な部分の面積を求めるステップと、 前記基板の面積から前記配線不可能な部分の面積を減算
    して求めた配線可能面積に配線できる総配線長と前記部
    品の結線に必要な総配線長との割合(以下、指標と呼
    ぶ)を求めるステップとを含むプリント配線基板設計方
    法。
  11. 【請求項11】 プリント配線基板の設計日数と前記指
    標との対応関係から、希望する設計日数に対応する指標
    の値を選択するステップと、 設計するプリント配線基板の指標の値が、前記希望する
    設計日数に対応する指標の値となるように基板のグレー
    ドを選択するステップとを含む請求項10のプリント配
    線基板設計方法。
  12. 【請求項12】 前記配線不可能な部分の面積を求める
    ステップが、基板のグレードと信号数及び電源数に基づ
    いて、該基板に設けるビア・ホール数を予測するステッ
    プを含む請求項10又は請求項11のプリント配線基板
    設計方法。
  13. 【請求項13】 前記ビア・ホール数を予測するステッ
    プが、信号層数に基づいて、前記予測したビア・ホール
    数を補正するステップを含む請求項12のプリント配線
    基板設計方法。
  14. 【請求項14】 前記配線不可能な部分の面積を求める
    ステップが、 前記ビア・ホール及びそのランドを挟む配線間の長さを
    求めるステップと、求めた配線間の長さと前記ビア・ホ
    ール及びそのランドを通る配線方向の所定の長さとを乗
    算するステップとを含む、前記ビア・ホール及びそのラ
    ンドを基板に設けたことによる配線阻害面積を求めるス
    テップを含む請求項12又は請求項13のプリント配線
    基板の設計方法。
  15. 【請求項15】 前記配線阻害面積を求めるステップ
    が、 前記ビア・ホール及びそのランドを通る配線方向の所定
    の長さと前記ビア・ホール及びそのランドを通る配線幅
    に相当する長さとを乗算して配線分の面積を求めるステ
    ップと、 前記配線阻害面積から前記配線分の面積を減算するステ
    ップとを含む請求項14のプリント配線基板の設計方
    法。
  16. 【請求項16】 前記基板を複数の領域に区分けするス
    テップと、 区分けされた各領域ごとに前記指標を求めるステップと
    を含む請求項10乃至請求項15のいずれかのプリント
    配線基板設計方法。
  17. 【請求項17】 前記基板の面積を求めるステップが、 基板最外周部を基準とした仮想の最大基板面積を求める
    ステップと、 求めた最大基板面積に対する実際の基板面積の比率を求
    めるステップと、 求めた比率を前記実際の基板面積に乗ずるステップとを
    含む請求項10乃至請求項16のいずれかのプリント配
    線基板設計方法。
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