JP4274163B2 - 空調制御システム - Google Patents
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Description
本発明は、空調制御において用いられている制御プログラムをバージョンアップさせる空調制御システムを提供する。この空調制御システムでは、例えば、空調の利用時間帯状況の検知、空調エリアにおけるユーザの在不在の検知、もしくは、空調装置の出力の検知を行う手段を採用している。これにより、ユーザが空調を必要としない時間帯に制御プログラムのバージョンアップを行うことで、ユーザに不快感を与えないようにしつつバージョンアップを自動的に行うことができる点に特徴がある。
図1に、空調制御システム100の概略構成図を、図2に、空調制御システム100のブロック構成図を、それぞれ示す。この空調制御システム100は、空調エリアを制御プログラムに従って空調するシステムであって、主として、空調装置1と、空調装置1に対してネットワーク90を介して接続されているプログラム配信センタ80等を備えている。以下、図1および図2を参照しながら、空調制御システム100について説明する。
以下、制御装置5の初期制御プログラムP1を更新制御プログラムP2にバージョンアップさせる際の、プログラム配信センタ80および空調装置1の動作について説明する。
制御プログラムのバージョンアップは、主として2段階で行われる。
ダウンロードされる更新制御プログラムP2は、ネットワーク90のトラフィック状況に応じた通信速度の変化に対応するために、制御装置5においてインストールを行う前に、バッファメモリ50に一時的に保存される。これにより、ネットワーク90の通信速度が変化する場合であっても、更新制御プログラムP2のダウンロードを確実に完了させることができる。
CPU30は、空調不使用履歴データD1に基づいて空調装置1が停止されていることが多い時間帯を特定し、バージョンアップ履歴データD2に基づいて過去にインストールを実行した時間帯を特定する。そして、バージョンアップ所要時間データDTに基づいて、ある程度の所要時間を要するインストールの処理を上記特定された時間帯において完了させることができるか否かを判断する。ここで、CPU30が、インストールの処理を完了させることができると判断した場合に、上記特定された時間帯をインストールを行うタイミングとする。
従来の空調制御システムでは、空調制御システムの制御プログラムをバージョンアップさせる場合には、一般に、空調を一旦停止させる必要がある。そして、従来の空調制御システム自体では、バージョンアップを行うタイミングが特に意識されていないため、ユーザから希望時刻を聞いたサービスエンジニア等が直接操作する等により、ユーザが希望するタイミングでのバージョンアップを行っている。このため、ユーザの望むタイミングでのバージョンアップを自動的に行うことが困難である。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上記実施形態における空調制御システム100では、更新制御プログラムP2のインストールを行うタイミングを、空調不使用履歴データD1やバージョンアップ履歴データD2等に基づいて予測する場合について例に挙げて説明した。
また、更新制御プログラムP2のインストールを行うタイミングの特定は、上記実施形態や他の実施形態(A)に限られるものではない。
上記実施形態における空調制御システム100等では、プログラム配信センタ80のセンタメモリ81に格納されている更新制御プログラムP2をダウンロードすることにより制御装置5のバッファメモリ50において一時的に保存する場合について例に挙げて説明した。
上記実施形態における空調制御システム100等では、主として、制御プログラムのバージョンアップを行う空調装置1が1である場合を例に挙げて説明した。
上記実施形態における空調制御システム100等では、制御プログラムのバージョンアップは、室内機2の制御装置5における制御プログラムを対象とした場合を例に挙げて説明した。
上記実施形態における空調制御システム100等では、制御装置5において、空調装置1が利用されていない時間帯等を予測して、インストールを行うタイミングを特定する場合を例に挙げて説明した。
上記実施形態における空調制御システム100等では、更新制御プログラムP2のインストールをCPU30がタイミングを特定して実行する場合を例に挙げて説明した。
2 室内機
3 室外機
5 制御装置
10 通信部
20 フラッシュメモリ(第1記憶部、利用情報記憶部)
30 CPU
40 RAM
50 バッファメモリ(第2記憶部)
80 プログラム配信センタ
81 センタメモリ(第2記憶部)
85 通信部
90 ネットワーク
100 空調制御システム
200 空調制御システム
210 人検知カメラ(人検知部)
300 空調制御システム
310 空調出力検知部(出力検知部)
D1 空調不使用履歴データ(停止時間帯データ)
D2 バージョンアップ履歴データ(履歴データ)
DT バージョンアップ所要時間データ
P1 初期制御プログラム(第1制御プログラム)
P2 更新制御プログラム(第2制御プログラム)
Claims (7)
- 制御プログラムを実行することで空調装置(1)の空調制御を行う空調制御システム(100)であって、
前記制御プログラムである第1制御プログラム(P1)を格納している第1記憶部(20)と、
前記第1制御プログラム(P1)に関連している第2制御プログラム(P2)を格納している第2記憶部(50、81)と、
前記空調装置(1)について過去にバージョンアップが行われた時間帯の履歴データ(D2)を格納する利用情報記憶部(20)と、
前記利用情報記憶部(20)に格納されている前記履歴データに基づいたタイミングで前記第1制御プログラム(P1)に対する前記第2制御プログラム(P2)の反映を許容するバージョンアップ部(30)と、
を備えた空調制御システム(100)。 - 制御プログラムを実行することで空調装置(1)の空調制御を行う空調制御システム(200)であって、
前記制御プログラムである第1制御プログラム(P1)を格納している第1記憶部(20)と、
前記第1制御プログラム(P1)に関連している第2制御プログラム(P2)を格納している第2記憶部(50、81)と、
前記空調装置(1)の空調エリアに人が存在するか否かを検知する人検知部(210)と、
前記人検知部(210)による検知結果に基づいて人が不在であると判断した場合に、前記第1制御プログラム(P1)に対する前記第2制御プログラム(P2)の反映を許容するバージョンアップ部(30)と、
を備えた空調制御システム(200)。 - 前記人検知部(210)は、前記空調エリアの入口および出口において人の移動に関する検知を行う入退場検知手段を有している、
請求項2に記載の空調制御システム(200)。 - 前記人検知部(210)は、複数の発信機と、前記空調エリア内に存在する前記発信機との間で無線通信を行う受信機と、を有している、
請求項2に記載の空調制御システム(200)。 - 前記人検知部(210)は、前記空調エリアの人をモニタするカメラを有している、
請求項2に記載の空調制御システム(200)。 - 設定された空調環境を実現するように制御プログラムに従って空調装置(1)の制御を行う空調制御システム(300)であって、
前記制御プログラムである第1制御プログラム(P1)を格納している第1記憶部(20)と、
前記第1制御プログラム(P1)に関連している第2制御プログラム(P2)を格納している第2記憶部(50、81)と、
前記空調装置(1)の出力を検知する出力検知部(310)と、
前記出力検知部(310)による検知結果に基づいて前記出力が所定値以下であると判断した場合に、前記第1制御プログラム(P1)に対する前記第2制御プログラム(P2)の反映を許容するバージョンアップ部(30)と、
前記第2プログラム(P2)を反映させるのに要する所要時間と、前記出力検知部(310)で検知された出力と、に基づいて前記バージョンアップ部(30)が前記第2プログラム(P2)を反映させる前に前記検知された出力と比較して出力を一時的に上げる制御を行う制御部(30)と、
を備えた空調制御システム(300)。 - 前記出力検知部(310)は、前記空調環境の設定値と実測値との隔たり度合い、不快指数、PMV値およびSET値との少なくともいずれか1つに基づいて空調出力を検知する、
請求項6に記載の空調制御システム(300)。
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