JP2019178810A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】空気調和機のソフトウェアの更新の際に運転停止による室温の変化をできるだけ抑止する。【解決手段】停止部341は、空気調和機10の運転を停止させた後、電子膨張弁の開度を最大にする。また、更新部342は、停止部341によって運転が停止された空気調和機10のソフトウェアの更新を行う。また、開始部343は、更新部342によるソフトウェアの更新後、圧縮機202の再起動処理を実行し、この結果、圧縮機202の起動に失敗した場合、成功するまで起動処理を繰り返し、起動に成功した後、空気調和機10の空調運転を開始する。【選択図】図2

Description

本発明は、空気調和機に関わり、この空気調和機の制御プログラムの更新に関する。
空気調和機にインストールされた制御プログラム等のソフトウェアは、機能のアップデートや不具合の修正を目的として、所定のタイミングで更新されることがある。また、ソフトウェアの更新が空気調和機の運転に影響を与えないようにするため、空気調和機の運転が停止状態のときに更新処理を行うことが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
国際公開第2015/037108号
しかしながら、従来の方法では、ソフトウェアの更新の際に空調運転を停止させるため、室温が大きく変化する場合があるという問題がある。例えば、家庭に設置された空気調和機の運転を停止させて更新処理を行う場合、更新処理中にユーザが不快に感じる程度にまで室温が変化することが考えられる。また、例えば、サーバルームに設置された、サーバの冷却を行うための冷房機器の運転を停止させてソフトウェアの更新処理を行う場合、更新処理中にサーバルームの室温が上昇しサーバが過熱状態になる恐れがある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、空気調和機のソフトウェアの更新の際に運転停止による室温の変化をできるだけ抑止することを目的とする。
上述の課題を解決するため、本発明の実施形態の一例は、冷媒回路に圧縮機と電子膨張弁を備え、更新プログラムのインストールにより自身を制御するソフトウェアを更新する機能を備えた空気調和機において、前記空気調和機の運転を停止させると共に、前記電子膨張弁の開度を最大にする停止部と、前記空気調和機のソフトウェアの更新を行う更新部と、前記圧縮機の起動処理が成功するまで前記起動処理を繰り返し、前記圧縮機の起動が成功した後、前記空気調和機の運転を再開する開始部とを備え、前記停止部はソフトウェアを更新するに先立って前記空気調和機の運転を停止すると共に、前記電子膨張弁の開度を最大にし、前記更新部は、前記空気調和機の運転が停止した直後に前記ソフトウェアの更新を開始し、前記開始部は、前記ソフトウェアの更新が完了した直後に前記起動処理を開始することを特徴とする。
本発明の実施形態の一例によれば、ソフトウェアの更新のために空調運転を一旦停止させた後、出来るだけ早く運転再開させることで、空気調和機のソフトウェアの更新の際に室温の変化をできるだけ抑止することができる。
図1は、第1の実施形態に係る空調システムの構成の一例を示す図である。 図2は、第1の実施形態に係る空気調和機の室内機の一例を示す図である。 図3は、第1の実施形態に係る冷凍システムについて説明するための図である。 図4は、第1の実施形態に係るサーバの構成の一例を示す図である。 図5は、第1の実施形態に係る更新プログラムテーブルの一例を示す図である。 図6は、第1の実施形態に係る更新プログラムをダウンロードする処理の一例を示すフローチャートである。 図7は、第1の実施形態に係る更新プログラムをインストールする処理の一例を示すフローチャートである。
以下に、本願に空調システムの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施形態及び変形例により限定されるものではない。また、以下の実施形態及び変形例は、矛盾しない範囲で適宜組み合わせて実施することができる。
[第1の実施形態]
(第1の実施形態の空調システムの構成)
まず、図1を用いて、本実施形態の空調システムの構成について説明する。図1は、第1の実施形態に係る空調システムの構成の一例を示す図である。図1に示すように、空調システム1は、空気調和機10とサーバ40を有する。また、空気調和機10は、室外機20及び室内機30を有する。また、空気調和機10及びサーバ40は、ネットワーク3及びルータ50を介して接続されている。また、室内機30及びルータ50は、部屋2に備えられているが、別の部屋であってもよい。
例えば、空気調和機10は、冷房機、暖房機及び冷暖房機能を備えたエアコンディショナ等である。空気調和機10は、制御プログラムによって制御される。また、空気調和機10の制御プログラムは、機能の追加及び不具合の修正等を目的として更新される場合がある。また、室外機20及び室内機30は、制御用の信号及びデータを送受信できるように接続されている。
サーバ40は、所定のデータを他の機器に提供するコンピュータ等である。サーバ40は、空気調和機10に記憶されている現在の制御プログラムに置き換えて使用される更新プログラム(新しい制御プログラム)を提供する。なお、サーバ40と接続される空気調和機の数は、図示のものに限られず、複数であってもよい。
例えば、ネットワーク3は、インターネットである。ルータ50は、ネットワーク3と空気調和機10を含むローカルネットワークとを接続する機器である。ルータ50は、サーバ40から空気調和機10宛てに送信されたデータを空気調和機10に転送する。また、ルータ50は、空気調和機10からサーバ40宛てに送信されたデータをサーバ40に転送する。
ここで、空気調和機10の制御プログラムの更新は、空気調和機10に更新プログラムをインストールすることにより行われる。インストールにおいては、ファイルの置き換え、追加、削除等が行われる。また、インストールにおいては制御プログラムで使用されるパラメータの置き換え、追加、削除等が行われる場合もある。
空気調和機10への更新プログラムのインストールが実行されている間、空気調和機10の運転は停止され、部屋2の温度調節が行われなくなる。このため、空気調和機10への更新プログラムのインストールが実行されている間、部屋2の室温は外気温に近づいていくことが考えられる。その際、部屋2が家庭やオフィスであれば、部屋2内のユーザは寒さ又は暑さにより不快感を感じることになる。また、部屋2がサーバルーム等であれば、設置されているサーバが暑さにより過熱状態になることが考えられる。このように、空気調和機10の運転の停止に伴う室温の変化は、様々な好ましくない事態を引き起こす場合がある。そのため、更新プログラムのインストールに伴い空気調和機10の運転が停止される時間は、短い方が望ましい。
そこで、本実施形態において、空気調和機10は、更新プログラムのインストールに要する時間に応じて、空気調和機10の再起動に係る時間を短縮することで、運転の停止後に空気調和機10が冷暖房運転を再開するまでの時間を短縮する。
なお、従来の方法では、空気調和機10は、運転の停止後、圧縮機の吸入側と吐出側の圧力差が小さくなるのを待ってから運転を再開しているため、運転の再開後、圧縮機の吸入側と吐出側の圧力差が大きくなるまでの間、冷暖房能力を十分に発揮することができない。つまり、空気調和機10は、運転の停止から運転再開して元の室温に戻すまでの時間が長くかかり、この間、ユーザは不快感を感じていた。
また、空気調和機10は、インストールを実行する前に更新プログラムをサーバ40からダウンロードして記憶しておいてもよいし、インストールを実行するタイミングでサーバ40から更新プログラムをダウンロードしてもよい。なお、ダウンロードとは、サーバ40から空気調和機10に所定のデータを転送する処理である。
(第1の実施形態の空気調和機の構成)
空気調和機10は、冷媒回路に電子膨張弁を備え、更新プログラムのインストールにより自身を制御するソフトウェアを更新する機能を備える。図2を用いて、空気調和機10の室内機30の構成について説明する。図2は、第1の実施形態に係る空気調和機の室内機の一例を示す図である。図2に示すように、室内機30は、通信部31、記憶部32、空調部33及び制御部34を有する。
通信部31は、ルータ50との間で有線通信又はWi−Fi(登録商標)等の無線通信を行う。例えば、通信部31は、NIC(Network Interface Card)及び通信アダプタ等である。
記憶部32はデータを記憶する。例えば、記憶部32は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、光ディスク、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ、NVSRAM(Non Volatile Static Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等である。また、記憶部32は、制御プログラム321及び更新プログラム322を記憶する。
制御プログラム321は、室内機30を制御するためのプログラムである。また、更新プログラム322は、制御プログラム321を更新するためのプログラム(新しい制御プログラム321)である。更新プログラム322は、ネットワーク3を介してサーバ40から室内機30にダウンロードされる。
また、空調部33は、フィルタ、ファン、熱交換機や圧縮機や膨張弁等を含む冷媒回路を備え、制御に従って部屋2の室温の調節を行う。なお、冷媒回路については後で詳細に説明する。また、空気調和機10は、室内機30の空調部33及び室外機20のそれぞれに備えられた冷媒回路を冷凍システムとして動作させることで、冷暖房機能を実現する。
制御部34は、記憶部32に記憶された制御プログラム321に従って、空調部33を含む空気調和機10全体の制御を行う。制御部34は、停止部341、更新部342及び開始部343を有する。
停止部341は、空気調和機10の運転を停止させた後、電子膨張弁の開度を全開にする。ここで、空気調和機10は、電子膨張弁の開度を全開に制御することで、圧縮機の吸入側と吐出側の圧力差を比較的短時間で小さくすることができる。
更新部342は、停止部341によって運転が停止された室内機30のソフトウェアの更新を行う。具体的には、更新部342は、サーバ40からダウンロードした更新プログラム322を制御プログラム321に置き換えてインストールすることにより室内機30のソフトウェアの更新を行う。
開始部343は、更新部342によるソフトウェアの更新後、電子膨張弁の開度を運転開始時の初期値にしてから空気調和機10の運転を開始、つまり、圧縮機を再起動させる。ソフトウェアの更新時間が3分以上であった場合は後述するように冷媒回路の圧力が均衡している状態であるため、圧縮機の起動に失敗することなく空気調和機10の運転を開始することができる。しかし、ソフトウェアの更新時間が3分未満であれば、運転停止前の冷媒回路の圧力状態によっては圧縮機の負荷(冷媒圧力)が大きいために、圧縮機の起動に失敗する場合がある。
このため、開始部343は、圧縮機の起動処理に失敗した場合、圧縮機の再起動に成功するまで圧縮機の起動処理を繰り返す。この繰り返しの期間中であっても徐々に冷媒回路の圧力が均衡に向かって変化するため、開始部343はいずれかのタイミングで再起動に成功する。
一般的に、ユーザの操作による運転停止から運転開までの最短時間(冷媒回路の圧力が均衡するための時間)は空気調和機10の最悪状態、例えば交流電源が低電圧の場合で、かつ、空調負荷が最大の場合などを想定して決定されているため、マージン時間を多く含んでいる。このため、実際に起動できるまで再起動を繰り返す本発明の方式は、運転停止から再起動までの時間を必要最小限にすることができる。
(第1の実施形態の空気調和機の構成)
ここで、図3を用いて、第1の実施形態の空気調和機について説明する。図3は、第1の実施形態に係る空気調和機10の冷凍システムについて説明するための図である。
図3に示すように、室外機20と室内機30は、液管301及びガス管201を介して接続されている。液管301は、一方の端が室外機20の閉鎖弁206に接続され、他方の端が室内機30の液管接続部304に接続されている。また、ガス管201は、一方の端が室外機20の閉鎖弁207に接続され、他方の端が室内機30のガス管接続部305に接続されている。
室外機20は、圧縮機202、四方弁208、室外熱交換器205、閉鎖弁206、閉鎖弁207、アキュムレータ203及び室外ファン204を有する。室外機20の各装置は冷媒管で接続することで冷媒回路が構成される。
圧縮機202は、運転能力を可変可能な能力可変型圧縮機である。圧縮機202の冷媒吐出側は、四方弁208のポート208aに吐出管209で接続されている。また、圧縮機202の冷媒吸入側は、アキュムレータ203の冷媒流出側に吸入管214で接続されている。
四方弁208は、冷媒の流れる方向を切り換えるための弁である。四方弁208は、ポート208a、ポート208b、ポート208c及びポート208dを有する。ポート208aは、圧縮機202の冷媒吐出側に吐出管209で接続されている。ポート208bは、室外熱交換器205の一方の冷媒出入口と冷媒配管210で接続されている。ポート208cは、アキュムレータ203の冷媒流入側と冷媒配管213で接続されている。ポート208dは、閉鎖弁207と室外機ガス管212で接続されている。
室外熱交換器205は、冷媒と、室外ファン204の回転により室外機20の内部に取り込まれた外気とを熱交換させるものである。室外熱交換器205は、一方の冷媒出入口が四方弁208のポート208bに冷媒配管210で接続され、他方の冷媒出入口が室外機液管211で閉鎖弁206に接続されている。
膨張弁250は、室外機液管211に設けられた電子膨張弁である。膨張弁250は暖房運転時において室外熱交換器205に流入する冷媒を減圧して温度を低下させ、一方、冷房運転時において室外熱交換器205から流出する冷媒を減圧して温度を低下させるものである。
室外ファン204は、室外熱交換器205の近傍に配置され、ファンモータによって回転することで吸込口から室外機20の内部へ外気を取り込み、室外熱交換器205において冷媒と熱交換した外気を吹出口から室外機20の外部へ放出する。
アキュムレータ203は、冷媒流入側が四方弁208のポート208cと冷媒配管213で接続され、冷媒流出側が圧縮機202の冷媒吸入側と吸入管214で接続されている。アキュムレータ203は、冷媒配管213からアキュムレータ203内部に流入した冷媒をガス冷媒と液冷媒とに分離してガス冷媒のみを圧縮機202に吸入させる。
また、吐出管209には、圧縮機202から吐出される冷媒の圧力を検出する圧力センサ215が備えられている。また、吸入側の冷媒配管213には、アキュムレータ203を介して圧縮機202へ吸入される冷媒の圧力を検出する圧力センサ220が備えられている。
また、室外熱交換器205には、室外熱交換器205から流出する冷媒、及び室外熱交換器205に流入する冷媒の温度を検出する室外熱交換器温度センサ217が備えられている。また、室外機20の吸込口付近には、室外機20の内部に流入する外気の温度、すなわち外気温度を検出する外気温度センサ218が備えられている。
室内機30は、室内熱交換器302、室内ファン303を有する。室内熱交換器302は、冷媒と、室内ファン303により吸込口から室内機30の内部に取り込まれた室内空気とを熱交換させるものである。室内熱交換器302は、一方の冷媒出入口が液管接続部304に室内機液管306で接続され、他方の冷媒出入口がガス管接続部305に室内機ガス管307で接続されている。室内熱交換器302は、室内機30が冷房運転を行う場合は蒸発器として機能する。また、室内熱交換器302は、室内機30が暖房運転を行う場合は凝縮器として機能する。
室内ファン303は、室内熱交換器302の近傍に配置され、ファンモータによって回転することで、吸込口から室内機30の内部に室内空気を取り込み、室内熱交換器302において冷媒と熱交換した室内空気を吹出口から室内へ吹き出す。
また、室内熱交換器302には、室内熱交換器302を通過する冷媒の温度を検出する室内熱交換器温度センサ308が備えられている。また、室内機30には、室内空気の温度、すなわち室内温度を検出する室内温度センサ309が備えられている。
次に、空気調和機10の運転時の動作について説明する。ここでは、例として、空気調和機10の暖房運転時の動作について説明する。図3に示すように、暖房運転において、空気調和機10は、四方弁208を実線で示す状態、すなわち、四方弁208のポート208aとポート208dとが連通し、ポート208bとポート208cとが連通する状態に切り換える。これにより、室外熱交換器205が蒸発器として機能し、室内熱交換器302が凝縮器として機能する。
圧縮機202から吐出された高圧のガス冷媒は、吐出管209を流れて四方弁208に流入し、四方弁208から室外機ガス管212を流れて閉鎖弁207を介してガス管201に流入する。ガス管201を流れた冷媒はガス管接続部305を介して室内機30の室内機ガス管307に流入する。室内機ガス管307を流れる冷媒は、室内熱交換器302に流入し、室内ファン303の回転により室内機30の内部に取り込まれた室内空気と熱交換を行って液冷媒となる。
このように、室内熱交換器302が凝縮器として機能し、室内熱交換器302で冷媒と熱交換を行い加熱された室内空気が吹出口から室内に吹き出されることによって、室内機30が設置された部屋2の暖房が行われる。室内熱交換器302から流出した冷媒は室内機液管306を流れ、液管接続部304を介して液管301に流入する。
液管301を流れて閉鎖弁206を介して室外機20に流入した冷媒は、室外機液管211に設けられた膨張弁250に流入する。膨張弁250を通過した冷媒は、減圧されて低温の二相冷媒となる。膨張弁250を通過した冷媒はその後、室外熱交換器205に流入する。室外熱交換器205に流入した二相冷媒は、室外ファン204の回転により室外機20の内部に取り込まれた外気と熱交換を行って蒸発する。室外熱交換器205から流出した冷媒は、順に冷媒配管210、四方弁208、冷媒配管213、アキュムレータ203、吸入管214を流れ、圧縮機202に吸入されて再び圧縮される。以上説明したように冷媒回路を冷媒が循環することで、空気調和機10の暖房運転が行われる。
なお、冷房運転時においては、空気調和機10は、四方弁208が破線で示す状態、すなわち、四方弁208のポート208aとポート208bとが連通し、ポート208cとポート208dとが連通する状態に切り換える。これにより、室外熱交換器205が凝縮器として機能し、室内熱交換器302が蒸発器として機能する。
上記の通り、暖房運転時及び冷房運転時においては、圧縮機202の吐出管209側が吸入管214側と比べて高圧になり、この状態で停止部341が空気調和機10の運転を停止させると、この高圧の状態が数分間継続することになる。そこで、停止部341は、空気調和機10の運転を停止した際に、膨張弁250を全開にする。この結果、圧縮機202の吐出管209側と吸入管214側との圧力差が徐々に減少する。そして、前述したように更新部342はこの圧力差が減少する期間に合わせて制御プログラム321を更新プログラム322に更新する。
そして、開始部343は、更新部342により制御プログラム321の更新が完了すると、空気調和機10の運転開始、つまり圧縮機202の起動処理を開始する。しかし、前述したように圧縮機202の吐出管209側と吸入管214側との圧力差が大きくて、圧縮機202が起動できない場合、開始部343は、圧縮機202の起動が成功するまで起動処理を繰り返す。なお、停止部341や開始部343の詳細な動作については後で詳細に説明する。
(第1の実施形態のサーバの構成)
図4を用いて、サーバ40の構成について説明する。図4は、第1の実施形態に係るサーバの構成の一例を示す図である。図4に示すように、サーバ40は、通信部41、記憶部42、管理部43、決定部44及び配信部45を有する。
記憶部42は、HDD、SSD、光ディスク、RAM、フラッシュメモリ、NVSRAM等である。また、通信部41は、他の装置との間で通信を行う。例えば通信部41は、NICである。
記憶部42は、更新プログラムテーブル421及び更新プログラム422を記憶する。更新プログラムテーブル421には、更新プログラム422に関する情報が格納されている。図5は、第1の実施形態に係る更新プログラムテーブルの一例を示す図である。図5に示すように、更新プログラムテーブル421には、空気調和機の機種ごとの更新プログラムが格納されている。また、更新プログラム422は、各空気調和機に配信される更新プログラム422である。例えば、記憶部42は、更新プログラム422を、bin形式のファイルとして記憶する。
管理部43は、空気調和機ごとのソフトウェアを管理する。管理部43は、管理している空気調和機の機種ごとの更新プログラム422に関する情報を更新プログラムテーブル421に格納する。例えば、管理部43は、新しい更新プログラム422がリリースされたタイミングで更新プログラムテーブル421に情報を格納する。なお、更新プログラムテーブル421の情報として、ソフトウェアのバージョンなどを含めてもよい。
決定部44は、空気調和機10から更新プログラム422の確認要求があった場合に、要求した空気調和機10の機種に該当する更新プログラム422を更新プログラムテーブル421から検索して決定する。
配信部45は、決定部44によって更新プログラム422が決定された場合、当該決定された更新プログラム422を空気調和機10に配信する。なお、空気調和機10がサーバ40から更新プログラム422をダウンロードすることと、サーバ40が空気調和機10に更新プログラム422を配信することは、いずれも更新プログラム422がサーバ40から空気調和機10に転送されることを意味する。
(第1の実施形態の空気調和機とサーバの処理)
図6及び図7を用いて、第1の実施形態の処理について説明する。第1の実施形態の処理は、更新プログラムをダウンロードする処理と、更新プログラムをインストールする処理とを含む。
図6は、第1の実施形態に係る更新プログラムをダウンロードする処理の一例を示すフローチャートである。図6に示すように、室内機30の制御部34は、対応する更新プログラムがサーバ40にあるか否かを定期的に確認する(ステップS101)。
ここで、対応する更新プログラムがサーバ40にある場合(ステップS101、Yes)、制御部34は、当該対応する更新プログラムをダウンロードする(ステップS102)。一方、対応する更新プログラムがサーバ40にない場合(ステップS101、No)、空気調和機10は処理を終了する。また、ステップS101の処理は、サーバ40が行うものであってもよい。
図7は、第1の実施形態に係る更新プログラムをインストールする処理の一例を示すフローチャートである。図7に示すように、空気調和機10の更新部342は、更新プログラムをダウンロード済みであるか否かを定期的に確認する(ステップS201)。なお、ダウンロード済みの更新プログラムは、更新プログラム322として記憶部32に記憶される。ここで、更新プログラムをダウンロード済みでない場合(ステップS201、No)、空気調和機10は本処理を終了する。
一方、更新プログラムをダウンロード済みの場合(ステップS201、Yes)、停止部341は、空気調和機10の運転を停止させ膨張弁250を全開にする(ステップS202)。そして、更新部342は、ダウンロード済みの更新プログラムをインストールする(ステップS203)。このインストール実行中の時間は更新プログラムの容量により変化する。このインストール実行中の間、圧縮機202の吐出管209側と吸入管214側との圧力差が徐々に減少する。
次に開始部343は、初期値の膨張弁250の開度、つまり、約半分の開度で圧縮機202の再起動を開始する(ステップS204)。そして、開始部343は、圧縮機202の再起動は成功したか確認する(ステップS205)。開始部343は、圧縮機202の再起動が失敗した場合(ステップS205、No)、ステップS204の処理を繰り返す。そして、圧縮機202の再起動が成功した場合(ステップS205、Yes)、空気調和機10は運転を開始し(ステップS206)、本処理を終了する。
(第1の実施形態の効果)
第1の実施形態において、空気調和機10は、冷媒回路に電子膨張弁を備え、更新プログラムのインストールにより自身を制御するソフトウェアを更新する機能を備えている。また、停止部341は、空気調和機10の運転を停止した後、電子膨張弁の開度を最大にする。また、更新部342は、停止部341によって運転が停止された空気調和機10のソフトウェアの更新を行う。また、開始部343は、圧縮機202の起動が成功するまで再起動処理を繰り返す。
このように第1の実施形態では、空気調和機10の運転を停止した後、電子膨張弁の開度を最大にすることで冷媒回路の圧力均衡の時間を短縮する。そして、開始部343が圧縮機202の起動が成功するまで起動処理を繰り返すため、冷媒回路の圧力均衡が完了する時間を待つことなく最短の時間で空気調和機10の運転を再開することができる。この結果、空気調和機のソフトウェアの更新の際に室温の変化をできるだけ抑止することができる。
本発明の実施形態を説明したが、実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
また、本実施例では室内機の制御プログラムを更新する場合を説明したが、これに限るものでなく、室内機にダウンロードした更新プログラムを室外機に転送して、室外機の制御プログラムを更新するようにしてもよい。
1 空調システム
2 部屋
3 ネットワーク
10 空気調和機
20 室外機
30 室内機
31 通信部
32 記憶部
33 空調部
34 制御部
40 サーバ
41 通信部
42 記憶部
43 管理部
44 決定部
45 配信部
50 ルータ
321 制御プログラム
322 更新プログラム
341 停止部
342 更新部
343 開始部
421 更新プログラムテーブル
422 更新プログラム

Claims (2)

  1. 冷媒回路に圧縮機と電子膨張弁を備え、更新プログラムのインストールにより自身を制御するソフトウェアを更新する機能を備えた空気調和機において、
    前記空気調和機の運転を停止させると共に、前記電子膨張弁の開度を最大にする停止部と、
    前記空気調和機のソフトウェアの更新を行う更新部と、
    前記圧縮機の起動処理が成功するまで前記起動処理を繰り返し、前記圧縮機の起動が成功した後、前記空気調和機の運転を再開する開始部とを備え、
    前記停止部はソフトウェアを更新するに先立って前記空気調和機の運転を停止すると共に、前記電子膨張弁の開度を最大にし、
    前記更新部は、前記空気調和機の運転が停止した直後に前記ソフトウェアの更新を開始し、
    前記開始部は、前記ソフトウェアの更新が完了した直後に前記起動処理を開始することを特徴とする空気調和機。
  2. 前記更新部は、前記空気調和機とネットワークを介して接続されたサーバからダウンロードした更新プログラムのインストールにより前記空気調和機のソフトウェアの更新を行うことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
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