JP2015087064A - 空気調和システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ローテーション運転における空調能力の不足を補填する。
【解決手段】空気調和システム(1)は、室外機(11)および室内機(12)をそれぞれが有して室内の空気調和を行う複数の空気調和機(10)を備え、複数の空気調和機(10)の一部が順次休止するローテーション運転を行うように構成されている。空気調和機(10)は、ローテーション運転において休止機となっている場合に、室内温度と予め設定された目標温度との差(ΔT)が予め設定された第1閾値(th1)を上回っていることを検出すると、空気調和のための運転を臨時に行うように構成されている。
【選択図】図1

Description

この発明は、空気調和システムに関し、特に、複数の空気調和機の一部が順次休止するローテーション運転を行う空気調和システムに関する。
従来より、複数の空気調和機を備えた空気調和システムにおいて、ローテーション運転(複数の空気調和機の一部が順次休止する運転)を行うことが知られている。例えば、特許文献1には、2台の空気調和機を交互に休止させることが開示されている。特許文献2には、3台の空気調和機を一台ずつ順に休止させることが開示されている。具体的には、特許文献2の空気調和システムでは、3台の空気調和機のうち第1空気調和機が運転を休止し残りの第2および第3空気調和機が運転を行う第1動作と、第2空気調和機が運転を休止し第1および第3空気調和機が運転を行う第2動作と、第3空気調和機が運転を休止し第1および第2空気調和機が運転を行う第3動作とが順に繰り返し行われる。
特開2000−283530号公報 特開2006−275458号公報
ところで、ローテーション運転では、複数の空気調和機の一部が休止機となって休止しているので、全ての空気調和機が運転機となって室内の空気調和を行う場合よりも、空気調和システムの空調能力が低くなっている。そのため、ローテーション運転中に室内の空調負荷(具体的には、室内温度と目標温度との差)が大きくなった場合、空調負荷に対して空気調和システムの空調能力が不足し、その結果、室内の空気調和を適切に行うことが困難となる可能性がある。
そこで、この発明は、ローテーション運転における空調能力の不足を補填することが可能な空気調和システムを提供することを目的とする。
第1の発明は、室外機(11)および室内機(12)をそれぞれが有して室内の空気調和を行う複数の空気調和機(10)を備え、該複数の空気調和機(10)の一部が順次休止するローテーション運転を行う空気調和システムであって、上記空気調和機(10)が、上記ローテーション運転において休止機となっている場合に、室内温度と予め設定された目標温度との差(ΔT)が予め設定された第1閾値(th1)を上回っていることを検出すると、空気調和のための運転を臨時に行うように構成されていることを特徴とする空気調和システムである。
上記第1の発明では、ローテーション運転において空調負荷(具体的には、室内温度と目標温度との差(ΔT))が大きくなった場合に、休止機となっている空気調和機(10)に空気調和のための運転(以下、空気調和運転と表記)を臨時に行わせることができる。これにより、空調負荷に対して空気調和システム(1)の空調能力が不足している場合に、休止機となっている空気調和機(10)の臨時運転(臨時に行われる空気調和運転)によって空気調和システム(1)の空調能力を一時的に向上させることができる。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記空気調和機(10)が、上記ローテーション運転において休止機となっている場合に空気調和のための運転を臨時に行っているときに、上記室内温度と上記目標温度との差(ΔT)が予め設定された上記第1閾値(th1)よりも低い第2閾値(th2)を下回っていることを検出すると、臨時に行っている空気調和のための運転を終了するように構成されていることを特徴とする空気調和システムである。
上記第2の発明では、ローテーション運転において空気調和システム(1)の空調能力を一時的に向上させているときに空調負荷が小さくなった場合に、空気調和運転を臨時に行っている空気調和機(10)を休止状態(すなわち、空気調和運転を休止している状態)にすることができる。これにより、空調負荷に対して空気調和システム(1)の空調能力が余裕を持った場合に、空気調和運転を臨時に行っている空気調和機(10)を休止状態にすることができる。
第3の発明は、上記第1の発明において、上記第1閾値(th1)が、上記空気調和機(10)毎に設定可能であることを特徴とする空気調和システムである。
上記第3の発明では、第1閾値(th1)を空気調和機(10)毎に設定することができるので、空気調和機(10)における臨時運転の開始条件(すなわち、休止機となっている空気調和機(10)が空気調和運転を臨時に開始するときの条件)を空気調和機(10)毎に適切に設定することができる。
第4の発明は、上記第2の発明において、上記第1閾値(th1)および上記第2閾値(th2)のうち少なくとも一方は、上記空気調和機(10)毎に設定可能であることを特徴とする空気調和システムである。
上記第4の発明では、第1閾値(th1)および第2閾値(th2)のうち少なくとも一方を空気調和機(10)毎に設定することができるので、空気調和機(10)による臨時運転の開始条件および終了条件(すなわち、休止機となっている空気調和機(10)が臨時に行っている空気調和運転を終了するときの条件)のうち少なくとも一方を空気調和機(10)毎に適切に設定することができる。
第1の発明によれば、空調負荷に対して空気調和システム(1)の空調能力が不足している場合に、休止機となっている空気調和機(10)の臨時運転によって空気調和システム(1)の空調能力を一時的に向上させることができるので、ローテーション運転における空調能力の不足を補填することができる。
第2の発明によれば、空調負荷に対して空気調和システム(1)の空調能力が余裕を持った場合に、空気調和運転を臨時に行っている空気調和機(10)を休止状態にすることができるので、休止機の過剰運転を防止することができる。
第3の発明によれば、臨時運転の開始条件を空気調和機(10)毎に適切に設定することができるので、複数の空気調和機(10)の各々において臨時の空気調和運転を適切に行うことができる。
第4の発明によれば、臨時運転の開始条件および終了条件のうち少なくとも一方を空気調和機(10)毎に適切に設定することができるので、複数の空気調和機(10)の各々において臨時の空気調和運転を適切に行うことができる。
図1は、空気調和システムの概略構成を示す模式図である。 図2は、空気調和機の概略構成を示す冷媒回路図である。 図3は、空気調和システムのローテーション運転について説明するためのフローチャートである。 図4は、空気調和システムのローテーション運転について説明するためのタイミングチャートである。 図5は、空気調和機の休止運転動作について説明するためのフローチャートである。 図6は、空気調和機の休止運転動作について説明するためのタイミングチャートである。
以下、実施の形態を図面を参照して説明する。なお、図中同一または相当部分には同一の符号を付しその説明は繰り返さない。
〔空気調和システム〕
図1は、実施形態による空気調和システム(1)の構成例を示している。空気調和システム(1)は、室内の空気調和を行う複数の空気調和機(10)と、リモートコントローラ(20)とを備えている。この例では、複数の空気調和機(10)は、第1〜第3空気調和機(10a〜10c)によって構成され、同一の室内(例えば、サーバールーム内など)に配置されている。また、この空気調和システム(1)では、第1〜第3空気調和機(10a〜10c)の一部が順次休止するローテーション運転が行われる。ローテーション運転については、後で詳しく説明する。
〈リモートコントローラ〉
リモートコントローラ(20)は、表示部(21)と、操作部(22)と、制御部(23)とを有している。表示部(21)は、空気調和システム(1)の運転状態に関する情報や、室内環境(例えば、室内温度など)に関する情報などを表示する。例えば、表示部(21)は、液晶表示パネルによって構成されている。操作部(22)は、空気調和システム(1)に各種運転を実行させるためにユーザによって操作される。例えば、操作部(22)は、ユーザによって押下される操作ボタンによって構成されている。制御部(23)は、CPUやメモリなどによって構成され、配線を介して第1〜第3空気調和機(10a〜10c)に電気的に接続されて第1〜第3空気調和機(10a〜10c)との間で通信を行う。そして、制御部(23)は、操作部(22)に与えられた操作に応答して、第1〜第3空気調和機(10a〜10c)を制御する。
〈空気調和機〉
図2は、空気調和機(10)の構成例を示している。空気調和機(10)は、室外機(11)と室内機(12)とを有している。室外機(11)と室内機(12)は、液側連絡配管(13)およびガス側連絡配管(14)を介して互いに接続されている。空気調和機(10)では、室外機(11)と室内機(12)と液側連絡配管(13)とガス側連絡配管(14)とによって、冷媒回路(30)が形成されている。
《冷媒回路》
冷媒回路(30)は、冷媒が充填された閉回路であり、圧縮機(31)と、四方切換弁(32)と、室外熱交換器(33)と、膨張弁(34)と、室内熱交換器(35)とを有している。室外機(11)は、圧縮機(31)と、四方切換弁(32)と、室外熱交換器(33)と、膨張弁(34)とを備え、室内機(12)は、室内熱交換器(35)を備えている。さらに、室外機(11)は、室外ファン(36)と、室外制御部(41)とを備え、室内機(12)は、室内ファン(37)と、室内制御部(42)と、室内温度センサ(50)とを備えている。
また、冷媒回路(30)において、圧縮機(31)は、その吐出側が四方切換弁(32)の第1のポートに、その吸入側が四方切換弁(32)の第2のポートに、それぞれ接続されている。また、冷媒回路(30)では、四方切換弁(32)の第3のポートから第4のポートへ向かって順に、室外熱交換器(33)と、膨張弁(34)と、室内熱交換器(35)とが配置されている。さらに、室外ファン(36)は、室外熱交換器(33)の近傍に配置され、室内ファン(37)は、室内熱交換器(35)の近傍に配置されている。
圧縮機(31)は、冷媒を圧縮して吐出するものであり、その容量を変更可能に構成されている。例えば、圧縮機(31)は、スクロール型またはロータリ型の全密閉型圧縮機によって構成されている。
四方切換弁(32)は、第1のポートが第3のポートと連通し且つ第2のポートが第4のポートと連通する第1状態(図2に実線で示す状態)と、第1のポートが第4のポートと連通し且つ第2のポートが第3のポートと連通する第2状態(図2に破線で示す状態)とに切り換え可能に構成されている。
室外ファン(36)は、室外熱交換器(33)へ室外空気を供給する。室外熱交換器(33)は、室外ファン(36)によって搬送された室外空気を冷媒と熱交換させる。例えば、室外熱交換器(33)は、クロスフィン型のフィン・アンド・チューブ式の熱交換器によって構成されている。
膨張弁(34)は、冷媒の圧力を調節するものであり、その開度を調節可能に構成されている。例えば、膨張弁(34)は、電子膨張弁によって構成されている。
室内ファン(37)は、室内熱交換器(35)へ室内空気を供給する。室内熱交換器(35)は、室内ファン(37)によって搬送された室内空気を冷媒と熱交換させる。例えば、室内熱交換器(35)は、クロスフィン型のフィン・アンド・チューブ式の熱交換器によって構成されている。
《室内温度センサ》
室内温度センサ(50)は、室内機(12)において室内熱交換器(35)の上流側(空気の流れる方向の上流側)に配置され、室内機(12)の吸込口近傍の空気温度を検知するように構成されている。したがって、この室内温度センサ(50)によって検知された温度は、室内温度と実質的に等しくなっている。また、室内温度センサ(50)によって検知された室内温度は、室内制御部(42)に伝送される。
《室外制御部と室内制御部》
室外制御部(41)および室内制御部(42)の各々は、CPUやメモリなどによって構成され、配線を介して互いに電気的に接続されて互いの間で通信する。また、室外制御部(41)および室内制御部(42)は、配線を介してリモートコントローラ(20)の制御部(23)にも電気的に接続されて制御部(23)との間で通信する。室外制御部(41)は、室外機(11)に設けられた圧縮機(31)、四方切換弁(32)、膨張弁(34)、および室外ファン(36)の動作を制御する。室内制御部(42)は、室内機(12)に設けられた室内ファン(37)の動作を制御する。このように、冷媒回路(30)の動作や室外ファン(36)および室内ファン(37)の動作を制御することにより、空気調和機(10)の運転が制御される。また、室内制御部(42)のメモリ(図示を省略)には、室内温度に対して予め設定された目標温度が記憶されている。
〈空気調和機の運転動作〉
次に、空気調和機(10)の基本的な運転動作について説明する。空気調和機(10)は、冷房運転と暖房運転とを行う。
《冷房運転》
冷房運転では、室外制御部(41)および室内制御部(42)は、四方切換弁(32)を第1状態(図2の実線で示す状態)に設定し、室内温度センサ(50)によって検知された室内温度が予め設定された目標温度に近づくように、圧縮機(31)と室外ファン(36)と室内ファン(37)の動作を制御する。圧縮機(31)と室外ファン(36)と室内ファン(37)が駆動すると、冷媒回路(30)では、室外熱交換器(33)が凝縮器として機能し、室内熱交換器(35)が蒸発器として機能する。具体的には、圧縮機(31)によって圧縮された高圧の冷媒は、室外熱交換器(33)に流れ込み、室外熱交換器(33)において室外空気へ放熱して凝縮する。室外熱交換器(33)において凝縮した冷媒は、膨張弁(34)によって減圧された後に室内熱交換器(35)に流れ込み、室内熱交換器(35)において室内空気から吸熱して蒸発する。これにより、室内空気が冷却される。室内熱交換器(35)において蒸発した冷媒は、圧縮機(31)に吸入されて再び圧縮される。
《暖房運転》
暖房運転では、室外制御部(41)および室内制御部(42)は、四方切換弁(32)を第2状態(図2の破線で示す状態)に設定し、室内温度センサ(50)によって検知された室内温度が予め設定された目標温度に近づくように、圧縮機(31)と室外ファン(36)と室内ファン(37)の動作を制御する。圧縮機(31)と室外ファン(36)と室内ファン(37)が駆動すると、冷媒回路(30)では、室内熱交換器(35)が凝縮器として機能し、室外熱交換器(33)が蒸発器として機能する。具体的には、圧縮機(31)によって圧縮された高圧の冷媒は、室内熱交換器(35)に流れ込み、室内熱交換器(35)において室内空気へ放熱して凝縮する。これにより、室内空気が加熱される。室内熱交換器(35)において凝縮した冷媒は、膨張弁(34)によって減圧された後に室外熱交換器(33)に流れ込み、室外熱交換器(33)において室内空気から吸熱して蒸発する。室外熱交換器(33)において蒸発した冷媒は、圧縮機(31)に吸入されて再び圧縮される。
《空気調和運転における動作》
また、空気調和のための運転(具体的には、冷房運転や暖房運転、以下「空気調和運転」と表記)では、空気調和機(10)の室外制御部(41)および室内制御部(42)は、室内温度センサ(50)によって検知された室内温度と予め設定された目標温度とを比較して、圧縮機(31)および室外ファン(36)の駆動の停止させる動作(いわゆる、サーモオフ動作)と、圧縮機(31)および室外ファン(36)の駆動を再開させる動作(いわゆる、サーモオン動作)とを行う。例えば、室外制御部(41)および室内制御部(42)は、室内温度が目標温度に到達すると、圧縮機(31)および室外ファン(34)の駆動を停止させ(すなわち、サーモオフ動作を行い)、室内温度と目標温度との差が予め設定された復帰閾値を上回ると、圧縮機(31)および室外ファン(36)の駆動を再開させる(すなわち、サーモオン動作を行う)。なお、暖房運転の場合に、室外制御部(41)および室内制御部(42)は、サーモオフ動作において圧縮機(31)および室外ファン(36)とともに室内ファン(37)を停止させ、サーモオン動作において圧縮機(31)および室外ファン(36)とともに室内ファン(37)の駆動を再開させてもよい。
〈運転機/休止機〉
この空気調和システム(1)では、空気調和機(10)は、ローテーション運転において運転機と休止機とに切り換え可能に構成されている。具体的には、空気調和機(10)の室内制御部(42)のメモリ(図示を省略)には、空気調和機(10)が休止機となっているか否かを示す休止ビット値が格納されている。空気調和機(10)が休止機となっている場合には、休止ビット値は「1」となっており、空気調和機(10)が休止機となっていない場合(すなわち、空気調和機(10)が運転機となっている場合)には、休止ビット値は「0」となっている。
運転機となっている空気調和機(10)は、空気調和のための運転を行う。なお、運転機となっている空気調和機(10)では、室外制御部(41)および室内制御部(42)は、基本的には、圧縮機(31)と室外ファン(36)と室内ファン(37)を駆動させているが、上述のようなサーモオフ動作によって圧縮機(31)および室外ファン(36)を停止させている場合がある。
一方、休止機となっている空気調和機(10)は、基本的には、空気調和運転を休止している(具体的には、室外制御部(41)および室内制御部(42)が圧縮機(31)と室外ファン(36)と室内ファン(37)を停止させている)が、所定の条件が満たされると空気調和運転を臨時に行う。休止機となっている空気調和機(10)による動作(休止運転動作)については、後で詳しく説明する。
〈運転機/休止機の設定〉
また、この例では、空気調和機(10)は、リモートコントローラ(20)の制御部(23)によって休止機および運転機のいずれか一方に設定される。
具体的には、制御部(23)は、複数の空気調和機(10)のうち休止機として選択しようとする空気調和機(10)に対して、休止指令(例えば、「1」を示した休止ビット値を含む命令コード)を送信する。そして、休止指令の送信先である空気調和機(10)では、室内制御部(42)のCPU(図示を省略)は、制御部(23)からの休止命令を受信すると、室内制御部(42)のメモリ(図示を省略)に格納されている休止ビット値を「1」に設定する。このようにして、空気調和機(10)が休止機として選択される。
また、制御部(23)は、複数の空気調和機(10)のうち運転機として選択しようとする空気調和機(10)に対して、休止解除指令(例えば、「0」を示した休止ビット値を含む命令コード)を送信する。そして、休止解除命令の送信先である空気調和機(10)では、室内制御部(42)のCPUは、制御部(23)からの休止解除命令を受信すると、室内制御部(42)のメモリに格納されている休止ビット値を「0」に設定する。このようにして、空気調和機(10)が運転機として選択される。
〈ローテーション運転〉
次に、図3を参照して、ローテーション運転について説明する。リモートコントローラ(20)の操作部(22)に、ローテーション開始操作(ローテーション運転の開始を指示するための操作)が与えられると、空気調和システム(1)において以下の処理(初期運転、一部休止運転、過渡運転)が行われる。
なお、この例では、リモートコントローラ(20)の制御部(23)のメモリ(図示を省略)には、ローテーション運転における空気調和機(10)の運転順序に関する情報(具体的には、休止機の台数や、休止機の選択順序など)が記憶されている。また、制御部(23)のメモリには、ローテーション運転における運転時間に関する情報(具体的には、初期運転時間(T0)、一部休止時間(T1)、過渡運転時間(T2)など)が記憶されている。例えば、初期運転時間(T0)および過渡運転時間(T2)は、0.5時間に設定され、一部休止時間(T1)は、2.5時間から95.5時間までの間の任意の時間に設定されている。
《ステップ(ST11)》
まず、初期運転が行われる。初期運転では、複数の空気調和機(10)のうち予め定められた台数の空気調和機(10)によって室内の空気調和が行われる。具体的には、制御部(23)は、予め定められた運転順序に基づいて、複数の空気調和機(10)の中から運転機となる空気調和機(10)を選択する。運転機として選択された空気調和機(10)は、空気調和運転を行う。なお、初期運転において運転機となる空気調和機(10)の台数は、一部休止運転において運転機となる空気調和機(10)の台数よりも多くなっている。
《ステップ(ST12)》
次に、制御部(23)は、初期運転の開始から予め設定された初期運転時間(T0)が経過したか否かを判定する。具体的には、制御部(23)は、ステップ(ST11)において運転機となる空気調和機(10)を選択すると経過時間の計測を開始し、その経過時間が初期運転時間(T0)に到達したか否かを判定する。初期運転時間(T0)が経過している場合には、ステップ(ST13)へ進む。
《ステップ(ST13)》
次に、一部休止運転が行われる。一部休止運転では、複数の空気調和機(10)のうち予め定められた一部の空気調和機(10)が休止機となる一方で、残りの空気調和機(10)によって室内の空気調和が行われる。具体的には、制御部(23)は、予め定められた運転順序に基づいて、複数の空気調和機(10)のうち運転機となっている空気調和機(10)の中から休止機となる空気調和機(10)を選択する。休止機として選択された空気調和機(10)は、休止運転動作を行う。
《ステップ(ST14)》
次に、制御部(23)は、一部休止運転の開始から予め設定された一部休止時間(T1)が経過したか否かを判定する。具体的には、制御部(23)は、ステップ(ST13)において休止機となる空気調和機(10)を選択すると経過時間の計測を開始し、その経過時間が一部休止時間(T1)に到達したか否かを判定する。一部休止時間(T1)が経過している場合には、ステップ(ST15)へ進む。
《ステップ(ST15)》
次に、過渡運転が行われる。過渡運転では、複数の空気調和機(10)のうち次に休止機となる予定の空気調和機(10)が空気調和運転を継続するとともに、休止機となっている空気調和機(10)の一部または全部が空気調和運転を再開する。具体的には、制御部(23)は、予め定められた運転順序に基づいて、複数の空気調和機(10)のうち休止機となっている空気調和機(10)の中から運転機となる空気調和機(10)を選択する。運転機として選択された空気調和機(10)は、空気調和運転を再開する。
《ステップ(ST16)》
次に、制御部(23)は、過渡運転の開始から予め設定された過渡運転時間(T2)が経過したか否かを判定する。具体的には、制御部(23)は、ステップ(ST15)において運転機となる空気調和機(10)を選択すると経過時間の計測を開始し、その経過時間が過渡運転時間(T2)に到達したか否かを判定する。過渡運転時間(T2)が経過している場合には、ステップ(ST13)へ進む。
以上のような処理が繰り返されることにより、複数の空気調和機(10)の一部が順次休止していく。また、リモートコントローラ(20)の操作部(22)にローテーション終了操作(ローテーション運転の終了を指示するための操作)が与えられると、リモートコントローラ(20)の制御部(23)は、複数の空気調和機(10)の全部を運転機として選択し、ローテーション運転のための処理を終了する。このようにして、ローテーション運転が終了する。
〈ローテーション運転の具体例〉
次に、図4を参照して、ローテーション運転について具体的に説明する。この例では、第1空気調和機(10a)から一台ずつ順に休止機となるように、一部休止運転において第1〜第3空気調和機(10a〜10c)の中から一台の空気調和機(10)が休止機として選択される。また、初期運転において、第1〜第3空気調和機(10a〜10c)の全部が運転機として選択される。
時刻(t0)になると、リモートコントローラ(20)の操作部(22)にローテーション開始操作が与えられ、第1〜第3空気調和機(10a〜10c)の全部が運転機となる。例えば、リモートコントローラ(20)の制御部(23)は、第1〜第3空気調和機(10a〜10c)の全部に対して休止解除指令を送信する。これにより、初期運転では、3台の空気調和機(10a〜10c)によって室内の空気調和が行われる。
次に、初期運転時間(T0)が経過して時刻(t1)になると、運転機となっている第1〜第3空気調和機(10a〜10c)の中から第1空気調和機(10a)が休止機として選択される。例えば、制御部(23)は、第1空気調和機(10a)に対して休止指令を送信する。これにより、第1回目の一部休止運転では、第1空気調和機(10a)を除く2台の空気調和機(10b,10c)によって室内の空気調和が行われる。
次に、一部休止時間(T1)が経過して時刻(t2)になると、休止機となっている第1空気調和機(10a)が運転機として選択される。例えば、制御部(23)は、第1空気調和機(10a)に休止解除指令を送信する。これにより、第1回目の過渡運転では、次に休止機となる予定の第2空気調和機(10b)が空気調和運転を継続し、休止機となっている第1空気調和機(10a)が空気調和運転を再開する。また、第3空気調和機(10c)も空気調和運転を継続する。したがって、3台の空気調和機(10a〜10c)によって室内の空気調和が行われる。
次に、過渡運転時間(T2)が経過して時刻(t3)になると、運転機となっている第1〜第3空気調和機(10a〜10c)の中から第2空気調和機(10b)が休止機として選択される。これにより、第2回目の一部休止運転では、第2空気調和機(10b)を除く2台の空気調和機(10a,10c)によって室内の空気調和が行われる。
次に、一部休止時間(T1)が経過して時刻(t4)になると、休止機となっている第2空気調和機(10b)が運転機として選択される。これにより、第2回目の過渡運転では、次に休止機となる予定の第3空気調和機(10c)が空気調和運転を継続し、休止機となっている第2空気調和機(10b)が空気調和運転を再開する。また、第1空気調和機(10a)も空気調和運転を継続する。したがって、3台の空気調和機(10a〜10c)によって室内の空気調和が行われる。
次に、過渡運転時間(T2)が経過して時刻(t5)になると、運転機となっている第1〜第3空気調和機(10a〜10c)の中から第3空気調和機(10c)が休止機として選択される。これにより、第3回目の一部休止運転では、第3空気調和機(10c)を除く2台の空気調和機(10a,10b)によって室内の空気調和が行われる。
次に、一部休止時間(T1)が経過して時刻(t6)になると、休止機となっている第3空気調和機(10c)が運転機として選択される。これにより、第3回目の過渡運転では、次に休止機となる予定の第1空気調和機(10a)が空気調和運転を継続し、休止機となっている第3空気調和機(10c)が空気調和運転を再開する。また、第2空気調和機(10b)も空気調和運転を継続する。したがって、3台の空気調和機(10a〜10c)によって室内の空気調和が行われる。
次に、過渡運転時間(T2)が経過して時刻(t7)になると、運転機となっている第1〜第3空気調和機(10a〜10c)の中から第1空気調和機(10a)が再び休止機として選択される。これにより、第4回目の一部休止運転では、第1空気調和機(10a)を除く2台の空気調和機(10b,10c)によって室内の空気調和が行われる。
以上のように、複数の空気調和機(10)の一部を順次休止させることにより、複数の空気調和機(10)の運転時間を平準化することができる。また、ローテーション運転の開始期間において初期運転を行うことにより、ローテーション運転の開始期間における空気調和システム(1)の空調能力の低下を抑制することができる。さらに、ローテーション運転において一部休止運転の間に過渡運転を行うことにより、休止機となっている空気調和機(10)を休止機から運転機へ切り換えた後に、次に休止機となる予定の空気調和機(10)を運転機から休止機に切り換えることができる。これにより、空気調和機(10)の休止機から運転機への切り換えによる空気調和システム(1)の空調能力の低下を抑制することができる。
〈休止運転動作〉
次に、図5を参照して、休止機となっている空気調和機(10)による動作(休止運転動作)について説明する。空気調和機(10)は、運転機から休止機に切り換わると、通常運転(具体的には、空気調和運転)を終了して以下の処理を行う。
なお、この例では、空気調和機(10)の室内制御部(42)のメモリ(図示を省略)には、室内温度に対して予め設定された目標温度の他に、第1閾値(th1)および第2閾値(th2)が記憶されている。第1閾値(th1)は、休止機となっている空気調和機(10)に空気調和運転を臨時に行わせるか否かを判定するための閾値である。例えば、第1閾値(th1)は、空気調和運転においてサーモオン動作を行うか否かを判定するための復帰閾値(圧縮機(31)および室外ファン(36)の駆動を再開させるか否かを判定するための閾値)よりも大きい値に設定されている。第2閾値(th2)は、休止機となっている空気調和機(10)によって臨時に行われている空気調和運転を継続させるか否かを判定するための閾値である。第2閾値(th2)は、第1閾値(th1)よりも小さい値に設定されている。また、第1閾値(th1)および第2閾値(th2)のうち少なくとも一方は、空気調和機(10)毎に設定可能となっている。例えば、第1閾値(th1)は、2から10までの間の任意の値に設定され、第2閾値(th2)は、第1閾値(th1)から所定値(0.5から4.0までの間の任意の値)を減算して得られる値に設定されている。
《ステップ(ST21)》
空気調和機(10)の室内制御部(42)は、室内温度センサ(50)によって検知された室内温度と予め設定された目標温度との差(ΔT)を算出する。例えば、室内制御部(42)は、冷房運転の場合には、室内温度から目標温度を減算して得られる値を室内温度と目標温度との差(ΔT)として算出し、暖房運転の場合には、目標温度から室内温度を減算して得られる値を室内温度と目標温度との差(ΔT)として算出する。そして、室内制御部(42)は、室内温度と目標温度との差(ΔT)が予め設定された第1閾値(th1)を上回っているか否かを判定する。室内温度と目標温度との差(ΔT)が第1閾値(th1)を上回っている場合には、ステップ(ST22)へ進み、そうでない場合には、ステップ(ST24)へ進む。
《ステップ(ST22)》
室内温度と目標温度との差(ΔT)が第1閾値(th1)を上回っている場合、空気調和機(10)は、臨時運転として空気調和運転を行う。すなわち、空気調和機(10)は、空気調和運転を臨時に行う。具体的には、空気調和機(10)の室内制御部(42)によって室内温度と目標温度との差(ΔT)が第1閾値(th1)を上回っていると判定されると、室外制御部(41)および室内制御部(42)は、空気調和運転(冷房運転または暖房運転)が行われるように、冷媒回路(30)の圧縮機(31)と室外ファン(36)と室内ファン(37)の動作を制御する。
《ステップ(ST23)》
次に、空気調和機(10)の室内制御部(42)は、室内温度センサ(50)によって検知された室内温度と目標温度との差(ΔT)を算出し、室内温度と目標温度との差(ΔT)が予め設定された第2閾値(th2)を下回っているか否かを判定する。室内温度と目標温度との差(ΔT)が第2閾値(th2)を下回っている場合には、ステップ(ST24)へ進み、そうでない場合には、ステップ(ST23)を繰り返す。
《ステップ(ST24)》
ステップ(ST21)において室内温度と目標温度との差(ΔT)が第1閾値(th1)を上回っていない場合、空気調和機(10)は、運転機となっているときに通常運転として行っている空気調和運転を終了して休止状態(すなわち、空気調和運転を休止している状態)となる。また、ステップ(ST23)において室内温度と目標温度との差(ΔT)が第2閾値(th2)を下回っている場合、空気調和機(10)は、臨時に行っている空気調和運転を終了して休止状態となる。具体的には、空気調和機(10)の室内制御部(42)がステップ(ST21)において室内温度と目標温度との差(ΔT)が第1閾値(th1)を上回っていないと判定すると(または、室内制御部(42)がステップ(ST23)において室内温度と目標温度との差(ΔT)が第2閾値(th2)を下回っていると判定すると)、空気調和機(10)の室外制御部(41)および室内制御部(42)は、冷媒回路(30)の圧縮機(31)と室外ファン(36)と室内ファン(37)とを停止させる。次に、ステップ(ST21)へ進む。
以上のような処理が繰り返されることにより、休止機となっている空気調和機(10)において空気調和運転が臨時に行われる。また、空気調和機(10)は、休止機から運転機に切り換わると、休止運転動作を終了して通常運転(具体的には、空気調和運転)を行う。
〈休止運転動作の具体例〉
次に、図6を参照して、空気調和機(10)による休止運転動作について具体的に説明する。なお、この例では、時刻(t11)から時刻(t14)までの期間において、室内環境の変化などによって室内温度と目標温度との差(ΔT)が大きくなるものとする。
時刻(t11)になると、空気調和機(10)が運転機から休止機に切り換わる。このとき、室内温度と目標温度との差(ΔT)が第1閾値(th1)よりも小さくなっているので、空気調和機(10)は、通常運転として行っている空気調和運転を終了して休止状態となる。
次に、時刻(t12)になると、室内温度と目標温度との差(ΔT)が第1閾値(th1)を上回る。これにより、空気調和機(10)は、臨時運転として空気調和運転を開始する。その結果、空気調和システム(1)の空調能力が向上し、室内温度と目標温度との差(ΔT)が小さくなっていく。
次に、時刻(t13)になると、室内温度と目標温度との差(ΔT)が第2閾値(th2)を下回る。これにより、空気調和機(10)は、臨時運転として行っている空気調和運転を終了して休止状態となる。
次に、時刻(t14)になると、空気調和機(10)が休止機から運転機に切り換わる。これにより、空気調和機(10)は、通常運転として空気調和運転を開始する。
〈実施形態による効果〉
以上のように、空気調和機(10)は、ローテーション運転において休止機となっている場合に、室内温度と目標温度との差(ΔT)が第1閾値(th1)を上回っていることを検出すると、空気調和運転を臨時に行うように構成されている。そのため、ローテーション運転において空調負荷(具体的には、室内温度と目標温度との差(ΔT))が大きくなった場合に、休止機となっている空気調和機(10)に空気調和運転を臨時に行わせることができる。これにより、空調負荷に対して空気調和システム(1)の空調能力が不足している場合に、休止機となっている空気調和機(10)の臨時運転(臨時に行われる空気調和運転)によって空気調和システム(1)の空調能力を一時的に向上させることができるので、ローテーション運転における空調能力の不足を補填することができる。したがって、室内の空気調和を適切に行うことができ、室内の快適性を維持することができる。
また、空気調和機(10)は、ローテーション運転において休止機となっている場合に空気調和運転を臨時に行っているときに、室内温度と目標温度との差(ΔT)が第2閾値(th2)を下回っていることを検出すると、臨時に行っている空気調和運転を終了するように構成されている。そのため、ローテーション運転において空気調和システム(1)の空調能力を一時的に向上させているときに空調負荷が小さくなった場合に、空気調和運転を臨時に行っている空気調和機(10)を休止状態にすることができる。これにより、空調負荷に対して空気調和システム(1)の空調能力が余裕を持った場合に、空気調和運転を臨時に行っている空気調和機(10)を休止状態にすることができるので、休止機の過剰運転を防止することができる。
また、第1閾値(th1)および第2閾値(th2)のうち少なくとも一方を空気調和機(10)毎に設定することができるので、空気調和機(10)による臨時運転の開始条件および終了条件のうち少なくとも一方を空気調和機(10)毎に適切に設定することができる。なお、臨時運転の開始条件とは、休止機となっている空気調和機(10)が空気調和運転を臨時に開始するときの条件のことであり、臨時運転の終了条件とは、休止機となっている空気調和機(10)が臨時に行っている空気調和運転を終了するときの条件のことである。このように、臨時運転の開始条件および終了条件のうち少なくとも一方を空気調和機(10)毎に適切に設定することができるので、複数の空気調和機(10)の各々において臨時の空気調和運転を適切に行うことができる。例えば、室内における空気調和機(10)の配置に応じて第1閾値(th1)および第2閾値(th2)のうち少なくとも一方を設定することによって、空気調和システム(1)の空調能力を局所的に効率良く向上させることができる。具体的には、室内において空調負荷が大きくなりやすい場所(例えば、空気が滞留しやすい場所など)に配置された空気調和機(10)の第1閾値(th1)を、空調負荷が大きくなりにくい場所(例えば、空気が滞留しにくい場所など)に配置された空気調和機(10)の第1閾値(th1)よりも小さくすることにより、空調負荷が大きくなりやすい場所において空気調和機(10)に臨時運転を迅速に行わせることができる。これにより、室内の空調負荷を迅速に低減することができる。また、室内において空調負荷が大きくなりやすい場所に配置された空気調和機(10)の第2閾値(th2)を、空調負荷が大きくなりにくい場所に配置された空気調和機(10)の第2閾値(th2)よりも小さくすることにより、空調負荷が大きくなりやすい場所において空気調和機(10)に臨時運転を行わせる時間(臨時運転の継続時間)を長くすることができる。これにより、室内の空調負荷を十分に低減することができる。
また、複数の空気調和機(10)の各々が独立して休止運転動作を行うように構成されているので、リモートコントローラ(20)の制御部(23)によって複数の空気調和機(10)の休止運転動作を一括して管理する場合よりも、空気調和システム(1)の構成(特に、リモートコントローラ(20)の制御部(23)の構成)を簡素化することができる。
〔その他の実施形態〕
なお、以上の説明において、リモートコントローラ(20)の制御部(23)から複数の空気調和機(10)の各々に休止指令および休止解除指令が送信される場合を例に挙げたが、複数の空気調和機(10)において休止指令が循環するように構成されていてもよい。すなわち、複数の空気調和機(10)の各々が他の空気調和機(10)を休止機および運転機のいずれか一方に設定するように構成されていてもよい。例えば、空気調和機(10)は、休止指令を受信すると休止機に設定され、休止機に設定された後に一部休止時間(T1)が経過すると自身を休止機から運転機に切り換え、その後、過渡運転時間(T2)が経過すると予め定められた送信先の空気調和機(10)に対して休止指令を送信するように構成されていてもよい。このように構成した場合も、リモートコントローラ(20)の制御部(23)から複数の空気調和機(10)のいずれか一つに休止指令を送信することにより、ローテーション運転を開始することができる。すなわち、リモートコントローラ(20)の制御部(23)によって複数の空気調和機(10)の一部を順次休止させることができる。
また、空気調和システム(1)が三台の空気調和機(10)を備えている場合を例に挙げたが、空気調和システム(1)が備える空気調和機(10)の台数は、二台であってもよいし、四台以上であってもよい。また、一部休止運転において三台の空気調和機(10)のうち一台の空気調和機(10)が休止機として選択される場合を例に挙げたが、一部休止運転において二台以上の空気調和機(10)が休止機として選択されてもよい。例えば、空気調和システム(1)が五台の空気調和機(10)を備えている場合、一部休止運転において五台の空気調和機(10)のうち三台が運転機となり二台が休止機となるようなローテーション運転を行ってもよい。
また、空気調和機(10)が一つの室外機(11)と一つの室内機(12)とを備えている場合を例に挙げたが、空気調和機(10)は、一つの室外機(11)と二つ以上の室内機(12)とを備えていてもよい。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、この発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したように、上述の空気調和システムは、サーバールームなどに用いられる空気調和システムとして有用である。
1 空気調和システム
10 空気調和機
11 室内機
12 室外機
20 リモートコントローラ

Claims (4)

  1. 室外機(11)および室内機(12)をそれぞれが有して室内の空気調和を行う複数の空気調和機(10)を備え、該複数の空気調和機(10)の一部が順次休止するローテーション運転を行う空気調和システムであって、
    上記空気調和機(10)は、上記ローテーション運転において休止機となっている場合に、室内温度と予め設定された目標温度との差(ΔT)が予め設定された第1閾値(th1)を上回っていることを検出すると、空気調和のための運転を臨時に行うように構成されている
    ことを特徴とする空気調和システム。
  2. 請求項1において、
    上記空気調和機(10)は、上記ローテーション運転において休止機となっている場合に空気調和のための運転を臨時に行っているときに、上記室内温度と上記目標温度との差(ΔT)が予め設定された上記第1閾値(th1)よりも低い第2閾値(th2)を下回っていることを検出すると、臨時に行っている空気調和のための運転を終了するように構成されている
    ことを特徴とする空気調和システム。
  3. 請求項1において、
    上記第1閾値(th1)は、上記空気調和機(10)毎に設定可能である
    ことを特徴とする空気調和システム。
  4. 請求項2において、
    上記第1閾値(th1)および上記第2閾値(th2)のうち少なくとも一方は、上記空気調和機(10)毎に設定可能である
    ことを特徴とする空気調和システム。
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