JP6079707B2 - 空調機 - Google Patents
空調機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6079707B2 JP6079707B2 JP2014132619A JP2014132619A JP6079707B2 JP 6079707 B2 JP6079707 B2 JP 6079707B2 JP 2014132619 A JP2014132619 A JP 2014132619A JP 2014132619 A JP2014132619 A JP 2014132619A JP 6079707 B2 JP6079707 B2 JP 6079707B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- control
- indoor
- thermo
- temperature
- inverter compressor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Air Conditioning Control Device (AREA)
Description
図1は、本発明の一実施形態に係る空調機100の斜視図である。また、図2は、その空調機100の概略構成図である。図1及び図2において、空調機100は、蒸気圧縮式の冷凍サイクル運転を行うことによって、ビル等の屋内の空調に使用される装置である。
(2−1)室内ユニット4a,4b,4c
室内ユニット4a、4b、4cは、屋内に設置されている。室内ユニット4a、4b、4cは、液冷媒連絡管6及びガス冷媒連絡管7を介して室外ユニット2に接続されており、冷媒回路10の一部である室内側冷媒回路10aを構成している。
室内膨張弁41aは、室内熱交換器42aの液側に接続された電動膨張弁である。室内膨張弁41aは、室内側冷媒回路10aを流れる冷媒を減圧して冷媒の流量を調節する。
室内熱交換器42aは、クロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器である。室内熱交換器42aでは、冷媒と室内空気との間で熱交換が行われる。室内熱交換器42aは、暖房運転時には冷媒の凝縮器として、冷房運転時には冷媒の蒸発器として機能する。
室内ファン43aは、室内熱交換器42aに室内空気を送るため、室内熱交換器42aの近傍に配置されている。室内ファン43aは、室内ファンモータ44aによって駆動される。
室内ユニット4aには、各種のセンサが設けられている。液側温度センサ45aは、室内熱交換器42aの液側に設けられ、液状態又は気液二相状態の冷媒温度を検出する。
室内側制御部48aは、室内ユニット4aを構成する各部の動作を制御する。室内側制御部48aは、CPUおよびメモリを有しており、室内ユニット4aを個別に操作するためのリモートコントローラ49aとの間で制御信号等のやりとり、及び室外ユニット2との間で制御信号のやりとりを行う。リモートコントローラ49aは、ユーザーが空調運転に関する各種設定や運転/停止指令を行う。
室外ユニット2は、屋外に設置される。室外ユニット2は、液冷媒連絡管6及びガス冷媒連絡管7を介して室内ユニット4a、4b、4cに接続され、冷媒回路10の一部である室外側冷媒回路10dを構成している。
インバータ圧縮機21は、図示しないインバータ装置を介して電力が供給されるようになっており、インバータ装置の出力周波数(すなわち、回転数)を変化させることによって、運転容量を可変することが可能になっている。
四路切換弁22は、冷媒の流れの方向を切り換える。四路切換弁22は、冷房運転時に、インバータ圧縮機21の吐出側と室外熱交換器23のガス側とを接続するとともにインバータ圧縮機21の吸入側とガス冷媒連絡管7とを接続する(図1の四路切換弁22の実線を参照)。
室外熱交換器23は、クロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器である。室外熱交換器23では、冷媒と室外空気との間で熱交換が行われる。室外熱交換器23は、冷房運転時には冷媒の凝縮器として、暖房運転時には冷媒の蒸発器として機能する。
室外ファン28は、室外熱交換器23に室外空気を送るため、室外熱交換器23の近傍に設けられている。室外ファン28は、室外ファンモータ28aによって回転駆動される。
アキュムレータ24は、四路切換弁22とインバータ圧縮機21の吸入側との間に接続された密閉容器である。
室外膨張弁25は、室外熱交換器23の液側に接続された電動膨張弁である。室外膨張弁25は、室外側冷媒回路10dを流れる冷媒を減圧する。
液側閉鎖弁26及びガス側閉鎖弁27は、外部の機器・配管(具体的には、液冷媒連絡管6及びガス冷媒連絡管7)との接続口に設けられた弁である。液側閉鎖弁26は、室外膨張弁25に接続されている。ガス側閉鎖弁27は、四路切換弁22に接続されている。
室外ユニット2には、各種のセンサが設けられている。吸入圧力センサ29は、インバータ圧縮機21の吸入圧力Psを検出する。吐出圧力センサ30は、インバータ圧縮機21の吐出圧力Pdを検出する。
室外側制御部35は、室外ユニット2を構成する各部の動作を制御する。室外側制御部35は、CPU、メモリ、及びインバータ圧縮機21を制御するインバータ回路を有しており、室内ユニット4a、4b、4cの室内側制御部48a、48b、48cとの間で制御信号等のやりとりを行うことができる。
図3は、空調機100の制御ブロック図である。先ず、図1に記載の制御部50は、リモートコントローラ49a、49b、49cと、室内側制御部48a、48b、48cと、室外側制御部35を含めた総称である。
空調機100の暖房運転及び冷房運転の基本動作について説明する。
リモートコントローラ49a、49b、49cから暖房運転の指令がなされると、四路切換弁22が暖房運転状態(図1の四路切換弁22の破線で示された状態)に切り換えられ、インバータ圧縮機21、室外ファン28及び室内ファン43a、43b、43cが起動する。
リモートコントローラ49a、49b、49cから冷房運転の指令がなされると、四路切換弁22が冷房運転状態(図1の四路切換弁22の実線で示された状態)に切り換えられて、インバータ圧縮機21、室外ファン28及び室内ファン43a、43b、43cが起動する。
室内温度制御は、各室内ユニット4a、4b、4cの設定温度Trs(例えば25℃)に対して許容範囲(例えば、±1℃)を設定し、室内サーモオフ、室内サーモオン、室外サーモオフ、及び、室外サーモオンを行う。
例えば、室内ユニット4aが暖房運転を行っているとき、ある時点で室内温度Trが上閾値Trxまで上昇した場合、制御部50は、室内膨張弁41aを閉止して、室内熱交換器42aに冷媒が流れないようにする。これにより、室内ユニット4aは、冷媒と室内空気との間の熱交換が行われない室内サーモオフの状態となる。
例えば、室内ユニット4aが冷房運転を行っているとき、ある時点で室内温度Trが下閾値Trnまで低下した場合、制御部50は、室内膨張弁41aを閉止して、室内熱交換器42aに冷媒が流れないようにする。これにより、室内ユニット4aは、冷媒と室内空気との間の熱交換が行われない室内サーモオフの状態となる。
ここで説明の便宜上、各室内ユニット4a、4b、4cにおける室内温度TrそれぞれをTra、Trb、Trcとする。また、各室内ユニット4a、4b、4cにおける室内温度の設定温度TrsそれぞれをTras、Trbs、Trcsとする。さらに、各室内ユニット4a、4b、4cにおける室内温度の設定温度Trsの上閾値それぞれをTrax、Trbx、Trcxとし、下閾値それぞれをTran、Trbn、Trcnとする。
しかし、一室運転の場合において、空調負荷が小さくなると、能力過多になりやすく、室外サーモオフになる回数が多くなる。特に暖房運転時、建物の断熱性能が高く補助暖房機器を用いていることによって暖房負荷が小さい場合には、室外サーモオフと室外サーモオフとが頻繁に繰り返され、いわゆる発停運転となり、実際の建物における性能が著しく低下させるおそれがある。以下、図面を用いて説明する。
低負荷状態であると推定するための条件(以下、低負荷条件という。)として、室外サーモオフから室外サーモオンまでの運転状態から以下の条件が成立するか否かを判定する。具体的には、
(a)室外サーモオン制御の時間が短い、
(b)室外サーモオフ制御の時間が長い、
(c)室外サーモオン制御時の設定温度と室温との差が小さい、
という条件が挙げられる。
そこで、空調機100では、制御部50が、発停運転を回避する制御(以下、発停運転回避制御という)を行い、性能低下を防止している。
以下、図5の発停運転回避制御のフローチャートに沿って、空調機100の発停運転回避制御時の動作を説明する。
(6−1)
以上のように、空調機100では、低負荷状態であっても、インバータ圧縮機21が通常起動時よりも低い運転周波数で起動されるので、立ち上がり性能が抑制され、空調対象空間の温度が適正な勾配で上昇するので、インバータ圧縮機21の発停頻度の増大を抑制することができる。
空調機100では、3つの低負荷状態の条件のいずれか1つが成立したときに低負荷起動制御を行うことによって、発停頻度の増大を抑制することができる。
(7−1)第1変形例
上記実施形態では、低負荷条件が、サーモオン制御の時間ton<第1閾値t1、サーモオフ制御の時間toff>第2閾値t2、及び室外サーモオン制御時の設定温度と室温との差(Ts−Tr)<第3閾値ΔT3、という3条件のうちの一つが成立することである。しかし、上記3条件が全て成立することを低負荷条件としてもよい。
上記実施形態では、低負荷条件が、サーモオン制御の時間ton<第1閾値t1、サーモオフ制御の時間toff>第2閾値t2、及び室外サーモオン制御時の設定温度と室温との差(Ts−Tr)<第3閾値ΔT3、という3条件全てが一回成立することを低負荷条件としているが、2以上のX回成立することを条件としてもよい。
一般に、室外サーモオン制御では、吹出空気の温度が低い場合にはインバータ圧縮機21の運転周波数を大きくして吹出温度を上げる制御を行っている。具体的には、室温に応じて室内熱交換器の目標温度を決定し、室内熱交換器の温度が目標温度となるようにインバータ圧縮機21の運転周波数を設定している。しかし、室内が低負荷状態のときに上記のような制御を行うと発停頻度の増大を招来する。
本実施形態、第1変形例及び第2変形例では、それぞれ図5、図6及び図7に記載のフローチャートを用いて発停運転回避制御の説明を行っているが、その中の[直近のサーモオン時間ton]、及び[直前のサーモオフ時間toff]という表現について、ここで補足しておく。
50 制御部
100 空調機
Claims (5)
- インバータ圧縮機(21)、室内熱交換器、減圧機構、室外熱交換器の順に冷媒を循環させて暖房運転を行う空調機であって、
前記インバータ圧縮機(21)を制御する制御部(50)を備え、
前記制御部(50)は、暖房運転時の前記インバータ圧縮機(21)の起動制御として、
所定運転周波数で前記インバータ圧縮機(21)を起動する通常起動制御と、
前記通常起動制御時の前記所定運転周波数よりも低い運転周波数で前記インバータ圧縮機(21)を起動する低負荷起動制御と、
を有し、
さらに前記制御部(50)は、空調対象空間が低負荷状態であることを判定するための低負荷条件が満たされたときに、前記通常起動制御に代えて前記低負荷起動制御を実行し、
さらに前記制御部(50)は、前記インバータ圧縮機(21)の起動後、
前記空調対象空間の温度が設定温度を基準にした所定温度範囲内となるように暖房運転を継続するサーモオン制御と、
前記空調対象空間の温度が前記所定温度範囲を超えて高くなったときに前記インバータ圧縮機(21)を停止するサーモオフ制御と、
を行っており、
前記制御部(50)は、前記インバータ圧縮機(21)の前記起動制御から次の前記起動制御までを一サイクルとして、前記サイクル内で、
前記サーモオン制御の時間が予め設定された第1閾値よりも短いこと、
前記サーモオフ制御の時間が予め設定された第2閾値よりも長いこと、
前記サーモオン制御時の前記空調対象空間の温度と前記設定温度との差が予め設定された第3閾値よりも小さいこと、
という3条件それぞれが成立している否かの判定を行い、
前記低負荷条件は、前記3条件が成立する前記サイクルが少なくとも1回出現することである、
空調機(100)。 - 前記低負荷条件は、前記3条件が成立する前記サイクルが複数回連続して出現することである、
請求項1に記載の空調機(100)。 - 前記制御部(50)は、前記低負荷起動制御を選択した後、前記空調対象空間の数が増加したとき、又は暖房運転とは異なる運転に変更されたときは、前記起動制御を前記通常起動制御に切り換える、
請求項1又は請求項2に記載の空調機(100)。 - 前記制御部(50)は、前記空調対象空間の温度に応じて前記室内熱交換器の目標温度を決定し、前記室内熱交換器の温度が前記目標温度となるように前記インバータ圧縮機(21)の運転周波数を設定し、
前記低負荷起動制御が選択された後の暖房運転における前記室内熱交換器の前記目標温度は、前記通常起動制御が選択されたときよりも低く設定される、
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の空調機(100)。 - 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の空調機(100)と、
補助暖房機器と、
を備える空調システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014132619A JP6079707B2 (ja) | 2014-06-27 | 2014-06-27 | 空調機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014132619A JP6079707B2 (ja) | 2014-06-27 | 2014-06-27 | 空調機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016011768A JP2016011768A (ja) | 2016-01-21 |
JP6079707B2 true JP6079707B2 (ja) | 2017-02-15 |
Family
ID=55228609
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014132619A Active JP6079707B2 (ja) | 2014-06-27 | 2014-06-27 | 空調機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6079707B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019043939A1 (ja) * | 2017-09-04 | 2019-03-07 | 三菱電機株式会社 | 冷凍空調装置および制御装置 |
JP6601472B2 (ja) * | 2017-10-30 | 2019-11-06 | ダイキン工業株式会社 | 空調装置 |
CN109654660B (zh) * | 2018-12-24 | 2021-06-18 | 美的集团武汉制冷设备有限公司 | 空调器及其控制方法与装置 |
US11885548B2 (en) | 2019-01-07 | 2024-01-30 | Mitsubishi Electric Corporation | Refrigeration cycle apparatus that injects refrigerant into compressor during low load operation |
WO2021229770A1 (ja) * | 2020-05-14 | 2021-11-18 | 三菱電機株式会社 | 冷凍装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03211349A (ja) * | 1990-01-12 | 1991-09-17 | Toshiba Corp | 空気調和機 |
JP3147588B2 (ja) * | 1993-05-31 | 2001-03-19 | ダイキン工業株式会社 | 冷凍装置 |
JP2002061925A (ja) * | 2000-08-23 | 2002-02-28 | Daikin Ind Ltd | 空気調和装置 |
-
2014
- 2014-06-27 JP JP2014132619A patent/JP6079707B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016011768A (ja) | 2016-01-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5802339B2 (ja) | 空気調和装置 | |
JP5802340B2 (ja) | 空気調和装置 | |
JP6079707B2 (ja) | 空調機 | |
JP5598353B2 (ja) | 空気調和装置 | |
WO2015125397A1 (ja) | マルチ形空気調和機 | |
JP2008039234A (ja) | 空気調和装置 | |
JP6749471B2 (ja) | 空気調和装置 | |
JP6053201B2 (ja) | 冷凍装置 | |
WO2015115251A1 (ja) | 空気調和装置 | |
JP5506433B2 (ja) | マルチ型空気調和機 | |
JP6733424B2 (ja) | 空気調和装置 | |
JP6672619B2 (ja) | 空調システム | |
JP5900463B2 (ja) | 空気調和システム | |
JP2017009269A5 (ja) | ||
KR20190055954A (ko) | 공기조화기 및 그 제어방법 | |
KR102390900B1 (ko) | 멀티형 공기조화기 및 그의 제어방법 | |
JP2011242097A (ja) | 冷凍装置 | |
JP7086276B2 (ja) | 空気調和装置 | |
KR100598561B1 (ko) | 멀티 에어컨 시스템의 최대전력 제어방법 | |
JP2016102635A (ja) | 空調システム | |
JP2018044713A (ja) | 空気調和装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150413 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150625 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160624 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160628 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160824 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20161004 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161205 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20161220 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170102 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6079707 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |