JP7095359B2 - 空調システム - Google Patents

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Description

本発明は、空調システムに関わり、この空調システム内に備えられた空調機器の制御プログラムの更新に関する。
空気調和機にインストールされた制御プログラム等のソフトウェアは、機能のアップデートや不具合の修正を目的として、所定のタイミングで更新されることがある。また、ソフトウェアの更新が空気調和機の運転に影響を与えないようにするため、空気調和機の運転が停止状態のときに更新処理を行うことが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
国際公開第2015/037108号
しかしながら、従来の方法では、ソフトウェアの更新の際に空調運転を停止させるため、室温が大きく変化する場合があるという問題がある。例えば、家庭に設置された空気調和機の運転を停止させて更新処理を行う場合、更新処理中にユーザが不快に感じる程度にまで室温が変化することが考えられる。また、例えば、サーバルームに設置された、サーバの冷却を行うための冷房機器の運転を停止させてソフトウェアの更新処理を行う場合、更新処理中にサーバルームの室温が上昇しサーバが過熱状態になる恐れがある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、例えば、空調運転を実行中であっても空気調和機のソフトウェアの更新の際に室温が大きく変化することを抑止することを目的とする。
上述の課題を解決するため、本発明の実施形態の一例は、制御プログラムによって制御される空気調和機と、室温センサと、外気温センサと、を備える空調システムであって、前記空気調和機は、前記制御プログラムを記憶する第1の記憶部と、前記制御プログラムを更新するための更新プログラムを記憶する第2の記憶部と、前記室温センサの検出結果及び前記外気温センサの検出結果に基づいて、前記更新プログラムのインストールの実行の可否を判定する判定部と、前記判定部によって前記更新プログラムのインストールの実行が可と判定された場合、前記第1の記憶部に記憶された制御プログラムを、前記第2の記憶部に記憶された更新プログラムに置き換える制御部と、を有することを特徴とする。
本発明の実施形態の一例によれば、空調運転を実行中であっても空気調和機のソフトウェアの更新の際に室温が大きく変化することを抑止することができる。
図1は、第1の実施形態に係る空調システムの構成の一例を示す図である。 図2は、第1の実施形態に係る室内機の構成の一例を示す図である。 図3は、第1の実施形態に係る更新条件テーブルの一例を示す図である。 図4は、第1の実施形態に係るサーバの構成の一例を示す図である。 図5は、第1の実施形態に係る更新プログラムテーブルの一例を示す図である。 図6は、第1の実施形態に係る更新プログラムをダウンロードする処理の一例を示すフローチャートである。 図7は、第1の実施形態に係る更新プログラムをインストールする処理の一例を示すフローチャートである。 図8は、第1の実施形態の変形例に係る室内機の構成の一例を示す図である。 図9は、第1の実施形態の変形例に係る更新プログラムをインストールする処理の一例を示すフローチャートである。
以下に、本願の空調システムの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施形態及び変形例により限定されるものではない。また、以下の実施形態及び変形例は、矛盾しない範囲で適宜組み合わせて実施することができる。
[第1の実施形態]
(第1の実施形態の空調システムの構成)
まず、図1を用いて、本実施形態の空調システムの構成について説明する。図1は、第1の実施形態に係る空調システムの構成の一例を示す図である。図1に示すように、空調システム1は、空気調和機10及びサーバ40を有する。また、空気調和機10は、外気温センサ21sを備えた室外機20及び室温センサ31sを備えた室内機30を有する。また、空気調和機10及びサーバ40は、ネットワーク3及びルータ50を介して接続されている。また、空気調和機10、ルータ50及び室内機30は、部屋2に備えられている。また、室外機20及び室内機30は、制御用の信号及びデータを送受信できるように通信線で接続されている。
例えば、空気調和機10は、冷房機、暖房機及び冷暖房機能を備えたエアコンディショナ等である。空気調和機10は、制御プログラムによって制御される。また、空気調和機10の制御プログラムは、機能の追加及び不具合の修正等を目的として更新される場合がある。
なお、本実施形態では、室内機30に制御プログラムが記憶され、当該制御プログラムの書き換えが行われる場合の例について説明する。一方で、空調システムは、室外機20に記憶された制御プログラムを室内機30経由で書き換えるようにしてもよいし、室外機20に記憶された制御プログラムを室外機20に備えられたWi-Fiアダプタを経由して書き換えるようにしてもよい。
サーバ40は、所定のデータを他の機器に提供するコンピュータである。サーバ40は、空気調和機10の制御プログラムを修正して更新した更新プログラムを提供する。なお、サーバ40と接続される空気調和機の数は、図示のものに限られず、複数であってもよい。
例えば、ネットワーク3は、インターネットである。ルータ50は、ネットワーク3と空気調和機10を含むローカルネットワークとを接続する機器である。ルータ50は、サーバ40から空気調和機10宛てに送信されたデータを空気調和機10に転送する。また、ルータ50は、空気調和機10からサーバ40宛てに送信されたデータをサーバ40に転送する。
室温センサ31sは、部屋2の室内温度(以降、室温)を検出する温度センサである。なお、室温センサ31sは、室内機30と分離されていてもよい。また、外気温センサ21sは、部屋2の外気の温度(以降、外気温)を検出する温度センサである。なお、外気温センサ21sは、の室外機20と分離されていてもよい。
ここで、空気調和機10の制御プログラムの更新は、空気調和機10に更新プログラムをインストールすることにより行われる。なお、インストールとは、対象ファイルの置き換え、追加、削除等を実行することである。また、インストールにおいては制御プログラムで使用されるパラメータの置き換え、追加、削除等が行われる場合もある。
空気調和機10への更新プログラムのインストールが実行されている間、空気調和機10の運転は停止され、部屋2の温度調節が行われなくなる。このため、空気調和機10への更新プログラムのインストールが実行されている間、部屋2の室温は外気温に近づいていくことが考えられる。その際、部屋2が家庭やオフィスであれば、部屋2内のユーザは寒さ又は暑さにより不快と感じることになる。また、部屋2がサーバルーム等であれば、設置されているサーバが暑さにより過熱状態になることが考えられる。このように、空気調和機10の運転の停止に伴う室温の変化は、様々な好ましくない事態を引き起こす場合がある。
ここで、運転の停止に伴う室温の変化が引き起こす事態によりユーザが感じる不快とは、空気調和機10の運転が停止された時点の室温と外気温との差に関連していることが考えられる。例えば、部屋2の室温が、空気調和機10によって20℃に調節されている場合であって、外気温が30℃である場合と外気温が22℃である場合とでは、空気調和機10の運転が停止されて一定時間が経過した際の部屋2内のユーザの不快さは、外気温が30℃である場合の方が室温が高くなるため大きいと考えられる。なお、ここでは、室温20℃は、ユーザにとって快適な室温であるとする。
そこで、本実施形態において、空気調和機10は、室温センサ31sの検出結果及び外気温センサ21sの検出結果に基づいて、空気調和機10の運転を停止して更新プログラムのインストールを行うことが可能であるか否かを判定する。さらに、インストールに要する時間を更新プログラムと共に取得し、空気調和機10は、当該時間を考慮して判定を実行する。
また、空気調和機10は、インストールを実行する前に更新プログラムをサーバ40からダウンロードして記憶しておくものとする。なお、ダウンロードとは、サーバ40から空気調和機10に所定のデータを転送する処理である。
(第1の実施形態の空気調和機の構成)
ここで、本実施形態では、空気調和機10の制御に関する機能部は、室内機30に備えられているものとする。図2を用いて、室内機30の構成について説明する。図2は、第1の実施形態に係る室内機の構成の一例を示す図である。図2に示すように、室内機30は、通信アダプタ30a、空調部31、制御部32、判定部33及び第1の記憶部34を有する。また、通信アダプタ30aは、通信部31a及び第2の記憶部32aを有する。
第2の記憶部32a及び第1の記憶部34は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、光ディスク、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ、NVSRAM(Non Volatile Static Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等である。
通信アダプタ30aは、ルータ50との間で有線通信又はWi-Fi(登録商標)等の無線通信を行うことができる。通信部31aは、通信アダプタ30aを制御する。なお、通信アダプタ30aは、室内機30の制御から独立したユニットであってもよい。
第2の記憶部32aは、従来の制御プログラム342に置き換えて使用される更新プログラム321a(新しい制御プログラム)と、更新プログラム321aのインストールに要する時間情報322aを記憶する。通信部31aはネットワーク3を介して室内機30と接続されたサーバ40から更新プログラム321aと時間情報322aをダウンロードして第2の記憶部32aに記憶する。
また、空調部31は、フィルタ、ファン、熱交換機等を含み、制御部32の制御に従って部屋2の室温の調節を行う。また、制御部32は、第1の記憶部34に記憶された制御プログラム342に従って、空調部31を含む室内機30全体の制御を行う。なお、空気調和機10の運転を停止することは、空調部31の動作を停止することであってもよい。
判定部33は、室温センサ31sの検出結果及び外気温センサ21sの検出結果に基づいて、更新プログラム321aのインストールの実行可否を判定する。また、判定部33は、室温センサ31sの検出結果、外気温センサ21sの検出結果、及びあらかじめ設定された更新プログラム321aのインストールに要する時間の推定値(時間情報322a)に基づいて、所定の条件が満たされているか否かを判定することができる。
そして、制御部32は、判定部33によって更新プログラムのインストールの実行が可と判定された場合、第1の記憶部34に記憶された制御プログラム342を、第2の記憶部32aに記憶された更新プログラム321aに置き換える。
ここで、判定部33は、第1の記憶部34に記憶された更新条件テーブル341を参照し判定を行う。図3を用いて、更新条件テーブル341について説明する。図3は、第1の実施形態に係る更新条件テーブルの一例を示す図である。
図3に示すように、更新条件テーブル341には、更新時間及び温度差を1つのレコードとして関連付けされ、このレコードがあらかじめ複数個格納されている。まず、判定部33は、室温センサ31sによって検出された室温と、外気温センサ21sによって検出された外気温の差の絶対値を計算する。そして、判定部33は、第2の記憶部32aに記憶され、インストールに要する時間である時間情報322aと、計算した絶対値の組み合わせに合致するレコードが更新条件テーブル341に存在する場合、更新プログラム321aのインストールの実行のための第一の条件が満たされたと判定する。
ここで、室温センサ31sによって検出された室温と、空気調和機10に対してユーザがリモコン等を介して設定した設定温度とが乖離している場合、冷暖房の運転を開始した直後であり、室温が快適な温度に達していないことが考えられる。このような場合、運転を停止してしまうと、ユーザは不快に感じてしまう。そのため、判定部33はインストールの実行のための第二の条件、つまり、室温と設定温度の温度差を判定する。このため判定部33は、室温と設定温度の温度差が2℃以内であるか判定し、この温度差が2℃以内である場合、第二の条件が満たされていると判定する。そして、判定部33はインストールの実行のための第一の条件と第二の条件の2つの条件が揃った時、更新プログラム321aのインストールが可能であると判定する。
また、室内機30は、更新プログラム321aのインストールに要する時間に関する情報である時間情報322aを、更新プログラム321aと共にサーバ40からあらかじめダウンロードして、第2の記憶部32aに記憶させている。この時間情報322aは、インストールに要する時間そのものであってもよいし、インストールに要する時間の推定に用いられる更新プログラム321aの容量であってもよい。
例えば、時間情報322aに示される、更新プログラム321aのインストールに要する時間が30秒であり、温度差が15℃である場合、更新時間及び温度差はそれぞれ「1分未満」及び「10℃以上」であるため、更新時間及び温度差の組み合わせが、図3の更新条件テーブル341の1行目のレコードと合致する。このため、判定部33は、更新プログラム321aのインストールが可能か否かの第一の条件が満足されたと判定する。
また、例えば、時間情報322aに示される、更新プログラム321aのインストールに要する時間が3分であり、温度差が7℃である場合、更新時間及び温度差はそれぞれ「5分未満」及び「10℃以下」であるため、更新時間及び温度差の組み合わせが、図3の更新条件テーブル341の2行目のレコードと合致する。このため、判定部33は、更新プログラム321aのインストールが可能か否かの第一の条件が満足されたと判定する。
また、例えば、時間情報322aに示される、更新プログラム321aのインストールに要する時間が7分であり、温度差が12℃である場合、更新時間及び温度差の組み合わせは、図3の更新条件テーブル341のいずれのレコードとも合致しない。このため、判定部33は、更新プログラム321aのインストールが可能か否かの第一の条件が満足されないと判定する。
また、判定部33による判定の方法は、更新条件テーブル341を使う方法に限られない。例えば、判定部33は、温度差のみから更新プログラム321aのインストールが可能か否かの第一の条件が満足されたか判定してもよい。この場合、判定部33は、計算した温度差があらかじめ設定された閾値以下である場合に、更新プログラム321aのインストールが可能か否かの第一の条件が満足されたと判定する。
また、判定部33は、空気調和機10の運転を停止してからの時間経過にともなう室温の変化率及び外気温の関係をAI(Artificial Intelligence)等を利用して部屋2の壁や天井の断熱性を算出し、単位時間当たりの室温変化を予測して図3で説明した更新条件テーブル341を自動的に生成するようにしてもよい。
また、判定部33によって更新プログラム321aのインストールが可能か否かの第一の条件が満足されないと判定された場合であっても、制御部32は、インストールの実行に先立って空調運転により室温を調整した後、インストールを行うようにしてもよい。例えば、インストールの実行中に室温が2℃だけ上昇することが予想される場合、制御部32は、空調部31の運転により室温を2℃下げた上でインストールを実行してもよい。
(第1の実施形態のサーバの構成)
図4を用いて、サーバ40の構成について説明する。図4は、第1の実施形態に係るサーバの構成の一例を示す図である。図4に示すように、サーバ40は、通信部41、記憶部42、管理部43、決定部44及び配信部45を有する。
記憶部42は、HDD、SSD、光ディスク、RAM、フラッシュメモリ、NVSRAM等である。また、通信部41は、他の装置との間で通信を行う。例えば通信部41は、NIC(Network Interface Card)である。
記憶部42は、更新プログラムテーブル421及び更新プログラム422を記憶する。更新プログラムテーブル421には、個々の更新プログラム422に関する管理情報が格納されている。図5は、第1の実施形態に係る更新プログラムテーブルの一例を示す図である。図5に示すように更新プログラムテーブル421内には、各空気調和機に配信される更新プログラム422内の1つのファイル、例えばfile01.binに関して、このファイルに対応する機種の名前:A001や更新に要する時間:30秒を1つのレコードとして格納され、このレコードが更新プログラム422に含まれるファイルの数だけ格納されている。
管理部43は、空気調和機ごとのソフトウェアを管理する。管理部43は、新しい更新プログラム422がリリースされたタイミングでサーバ40の管理者によりアップロードされた空気調和機の機種ごとの更新プログラム422、及び更新プログラムテーブル421を記憶部42に格納する。
決定部44は、空気調和機10の機種に適用する更新プログラム422を決定する。決定部44は、空気調和機10から更新プログラム422の確認要求があった場合に決定を行ってもよいし、あらかじめ設定された期間、例えば1カ月ごとに決定を行ってもよい。
配信部45は、決定部44によって更新プログラム422が決定された場合、当該決定された更新プログラム422を空気調和機10に配信する。なお、空気調和機10がサーバ40から更新プログラム422をダウンロードすることと、サーバ40が空気調和機10に更新プログラム422を配信することは、いずれも更新プログラム422がサーバ40から空気調和機10に転送されることを意味する。
(第1の実施形態の空調システムの処理)
図6及び図7を用いて、第1の実施形態の空調システムの処理について説明する。第1の実施形態の空調システム1の処理は、更新プログラムをダウンロードする処理と、更新プログラムをインストールする処理とを含む。
図6は、第1の実施形態に係る更新プログラムをダウンロードする処理の一例を示すフローチャートである。図6に示すように、空気調和機10の制御部32は、自機の機種名が更新プログラムテーブル421に存在するか否かで自機用の更新プログラムがサーバ40にあるか否かを確認する(ステップS101)。
ここで、自機用の更新プログラムがサーバ40にある場合(ステップS101、Yes)、制御部32は、自機用の更新プログラムと時間情報322aをダウンロードする(ステップS102)。具体的に制御部32は、空気調和機10の機種がA001であれば、自機用の更新プログラムであるfile01.binと、更新時間:30秒のデータ(時間情報322a)をダウンロードして、第2の記憶部32aに記憶する。この記憶された更新プログラムであるfile01.binが更新プログラム321aである。
一方、自機用の更新プログラムがサーバ40にない場合(ステップS101、No)、空気調和機10は処理を終了する。また、ステップS101の処理は、サーバ40が行うものであってもよい。
図7は、第1の実施形態に係る更新プログラムをインストールする処理の一例を示すフローチャートである。図7に示すように、室内機30の制御部32は、更新プログラムをダウンロード済みであるか否かを確認する(ステップS201)。なお、ダウンロード済みの更新プログラムは、更新プログラム321aとして第2の記憶部32aに記憶される。ここで、更新プログラムをダウンロード済みでない場合(ステップS201、No)、空気調和機10は処理を終了する。
一方、更新プログラムをダウンロード済みの場合(ステップS201、Yes)、判定部33は、室温及び外気温を取得する(ステップS202)。そして、判定部33は、第2の記憶部32aに記憶されている更新時間(時間情報322a)と、取得した室温と外気温の温度差を基に、前述した2つの条件が共に満たされているか否かを判定する(ステップS203)。具体的に判定部33は、第一の条件である室温と外気温の差及び更新時間の組み合わせに合致するレコードが更新条件テーブル341に存在すること、さらに、第二の条件である室温と設定温度の温度差が2℃以内であることが共に満たされているか否かによって判定を行う。
判定部33によって二つの条件が満たされていると判定された場合(ステップS204、Yes)、制御部32は、空気調和機10の運転を停止し、ダウンロード済みの更新プログラム321aをインストールする(ステップS205)。一方、判定部33によって条件が満たされていないと判定された場合(ステップS204、No)、空気調和機10は、運転を停止することなく、更新プログラムをインストールせずに処理を終了する。
(第1の実施形態の変形例)
ここで、第1の実施形態の変形例について説明する。これまで、第1の実施形態の空気調和機10について、インストールを実行する前に更新プログラムをサーバ40からダウンロードして記憶しておくものとして説明した。一方で、空気調和機10は、インストールの実行が可能と判断したタイミングでサーバ40から更新プログラムをダウンロードしてインストールを実行してもよい。
インストールの実行が可能と判断したタイミングでサーバ40から更新プログラムをダウンロードしてインストールを実行する場合、図8に示すように、室内機30には、更新プログラムを記憶しておくための記憶部が不要である。図8は、第1の実施形態の変形例に係る空気調和機の構成の一例を示す図である。なお、更新プログラムを記憶しておくための記憶部には、図2に示す第2の記憶部32aが該当する。
ここで、図9を用いて、第1の実施形態の変形例における空気調和機10の処理について説明する。図9は、第1の実施形態の変形例に係る更新プログラムをインストールする処理の一例を示すフローチャートである。
図9に示すように、室内機30の制御部32は自機用の更新プログラムがサーバ40にあるか否かを確認する(ステップS301)。具体的に制御部32は、空気調和機10の自機の機種名(A001)をサーバ40に送信して自機用の更新プログラムの有無を確認する。
ここで、対応する更新プログラムがサーバ40にない場合(ステップS301、No)、空気調和機10は更新処理を終了する。
一方、自機用の更新プログラムがサーバ40にある場合(ステップS301、Yes)、判定部33は、該当する更新プログラムの更新時間(時間情報322a)をサーバ40に問い合わせて取得し、また、室温及び外気温を取得する(ステップS302)。そして、判定部33は、取得した更新時間及び室温と外気温の差を基に、前述した2つの条件が共に満たされているか否かを判定する(ステップS303)。具体的に判定部33は、第一の条件である室温と外気温の差及び更新時間の組み合わせに合致するレコードが更新条件テーブル341に存在すること、さらに、第二の条件である設定温度と外気温の差が2℃以内であることが共に満たされているか否かによって判定を行う。
判定部33によって二つの条件が満たされていると判定された場合(ステップS304、Yes)、制御部32は空気調和機10の運転を停止し、サーバ40から更新プログラムを第1の記憶部34にダウンロードする(ステップS305)。そして、制御部32は、ダウンロード済みの更新プログラムをインストールする(ステップS306)。一方、判定部33によって二つの条件が満たされていないと判定された場合(ステップS304、No)、空気調和機10は、更新プログラムをダウンロードせずに処理を終了する。
(第1の実施形態の効果)
第1の記憶部34は、制御プログラム342を記憶する。また、第2の記憶部32aは、制御プログラム342を更新するための更新プログラム321aを記憶する。また、判定部33は、室温センサ31sの検出結果及び外気温センサ21sの検出結果、及び更新時間、さらに、設定温度と室温との差に基づいて、更新プログラム321aのインストールの実行可否を判定する。また、制御部32は、判定部33によって更新プログラム321aのインストールの実行が可と判定された場合、第1の記憶部34に記憶された制御プログラム342を、第2の記憶部32aに記憶された更新プログラム321aに置き換える。このように、第1の実施形態では、室温と外気温の差に基づいてインストールの実行可否が判定されるため、空調運転を実行中であっても空気調和機のソフトウェアの更新の際に室温が大きく変化することが抑止される。
また、第2の記憶部32aは、ネットワーク3を介して空気調和機10と接続されたサーバ40からダウンロードされた更新プログラム321aを記憶する。また、サーバ40は、ネットワーク3を介して空気調和機10と接続され、更新プログラム422を記憶する。また、第2の記憶部32aは、サーバ40からダウンロードされた更新プログラム321aを記憶する。このように、更新プログラムをサーバで管理することによって、複数の空気調和機のソフトウェアの更新を効率的に行うことが可能になる。
判定部33は、室温センサ31sの検出結果、外気温センサ21sの検出結果、及びあらかじめ設定された更新プログラム321aのインストールに要する時間の推定値に基づいて、所定の条件が満たされているか否かを判定する。このように、室温と外気温との差、及びインストールに要する時間、さらに設定温度と外気温との差を考慮に入れることで、空気調和機10は、インストールの実行可否をより正確に判断することができる。
また、第1の実施形態の変形例において、サーバ40は、制御プログラム342に置き換えて更新された更新プログラム422を記憶する。また、判定部33は、室温センサ31sの検出結果及び外気温センサ21sの検出結果、及び更新時間、さらに、室温と設定温度の差に基づいて、更新プログラム422のインストールの実行可否を判定する。また、制御部32は、判定部33によって更新プログラム321aのインストールの実行が可と判定された場合、第1の記憶部34に記憶された制御プログラム342を、サーバ40からダウンロードされた更新プログラム422に置き換える。このように、第1の実施形態の変形例では、空気調和機10が、事前に更新プログラムをダウンロードして記憶しておく必要がないため、使用する記憶容量を削減することができる。
本発明の実施形態を説明したが、実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
なお、本実施例では第一の条件である室温と外気温の差及び更新時間の組み合わせに合致するレコードが更新条件テーブル341に存在すること、さらに、第二の条件である室温と外気温の差が小さいことが共に満たされているか否かによって判定を行うようにしているが、これに限るものでなく、少なくとも空気調和機の運転開始から一定時間経過後、例えば運転開始から30分経過して、設定温度と室温がほぼ同じになると推定される時間が経過したら、判定部33は、第一の条件のみ満足すれば更新プログラム321aのインストールの実行が可と判定してもよい。
また、本実施例では、更新プログラムテーブルに機種名を登録しているが、これに限るものでなく、機種名に加えてソフトウェアバージョンなどを含めてもよい。これにより、詳細なプログラムの更新管理を行うことができる。
1 空調システム
2 部屋
3 ネットワーク
10 空気調和機
20 室外機
21s 外気温センサ
30 室内機
30a 通信アダプタ
31 空調部
31s 室温センサ
31a、41 通信部
32 制御部
32a 第2の記憶部
33 判定部
34 第1の記憶部
40 サーバ
42 記憶部
43 管理部
44 決定部
45 配信部
50 ルータ
321a、422 更新プログラム
322a 時間情報
341 更新条件テーブル
342 制御プログラム
421 更新プログラムテーブル

Claims (5)

  1. 制御プログラムによって制御される空気調和機と、室温センサと、外気温センサと、を備える空調システムであって、
    前記空気調和機は、
    前記制御プログラムを記憶する第1の記憶部と、
    前記制御プログラムを更新するための更新プログラムを記憶する第2の記憶部と、
    前記室温センサによって検出された室温と、前記外気温センサによって検出された外気温の温度差の絶対値に基づいて、前記更新プログラムのインストールの実行の可否を判定する判定部と、
    前記判定部によって前記更新プログラムのインストールの実行が可と判定された場合、前記第1の記憶部に記憶された制御プログラムを、前記第2の記憶部に記憶された更新プログラムに置き換える制御部と、
    を有することを特徴とする空調システム。
  2. 前記判定部は、前記室温センサによって検出された室温、前記外気温センサによって検出された外気温、及びあらかじめ設定された前記更新プログラムのインストールに要する時間の推定値に基づいて、前記更新プログラムのインストールの実行の可否を判定することを特徴とする請求項1に記載の空調システム。
  3. 前記第2の記憶部は、ネットワークを介して前記空気調和機と接続されたサーバからダウンロードされた更新プログラムを記憶することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の空調システム。
  4. ネットワークを介して前記空気調和機と接続され、更新プログラムを記憶するサーバをさらに備え、
    前記第2の記憶部は、前記サーバからダウンロードされた更新プログラムを記憶することを特徴とする請求項3に記載の空調システム。
  5. 制御プログラムによって制御される空気調和機と、室温センサと、外気温センサと、ネットワークを介して前記空気調和機と接続されたサーバと、を備える空調システムであって、
    前記サーバは、
    前記制御プログラムを更新するための更新プログラムを記憶し、
    前記空気調和機は、
    前記制御プログラムを記憶する第1の記憶部と、
    前記室温センサによって検出された室温と、前記外気温センサによって検出された外気温の温度差の絶対値に基づいて、前記更新プログラムのインストールの実行の可否を判定する判定部と、
    前記判定部によって前記更新プログラムのインストールの実行が可と判定された場合、前記第1の記憶部に記憶された制御プログラムを、前記サーバからダウンロードされた更新プログラムに置き換える制御部と、
    を有することを特徴とする空調システム。
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