JP4272857B2 - 画像信号処理装置およびそれを含む電子内視鏡装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮像素子を有するビデオスコープ(電子内視鏡)によって胃などの器官を撮影し、モニタへ動画像を表示する電子内視鏡装置に関し、特に、デジタル映像信号を出力可能な電子内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電子内視鏡装置においては、撮像素子から読み出される画像信号に基づいてデジタル映像信号を生成し、レコーダなどの外部周辺機器へデジタル映像信号をプロセッサから出力することが可能である(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−157665号公報(第2図)
【0004】
外部の周辺機器を電子内視鏡装置の側で制御するため、制御信号用の出力端子がプロセッサに設けられており、制御信号専用のケーブルがプロセッサと周辺機器との間に繋がれる。例えば、ビデオスコープに設けられたフリーズボタンが操作されると、静止画像を記録するための制御信号が専用ケーブルを介して記録装置に送られる。記録装置では、この制御信号に基づいて画像が記録される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
複数の周辺機器を電子内視鏡装置の側で制御する場合、制御信号専用ケーブルを周辺機器の数だけ設置する必要がある。そのため、接続端子の構成および配線が複雑になり、不要や輻射ノイズが増加する。
【0006】
そこで本発明では、専用ケーブルを用いることなく、周辺機器を電子内視鏡装置の側で制御することが可能な電子内視鏡装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の電子内視鏡装置は、撮像素子を有するビデオスコープと、ビデオスコープが接続されるプロセッサとを備えた電子内視鏡装置であって、前記撮像素子から読み出される画像信号に基づいて、輝度信号・色差信号を含むとともに、所定間隔で並ぶデータ付加可能なブランキング期間を有するデジタル映像信号を生成する信号処理手段と、前記電子内視鏡装置に接続される外部の周辺機器を制御するため、前記デジタル映像信号の中の前記ブランキング期間に前記周辺機器に対する制御データを付加する制御データ付加手段とを備え、前記信号処理手段は、前記制御データが付加された制御データ付きデジタル映像信号を前記周辺機器へ出力することを特徴とする。外部の周辺機器は、前記制御データ付きデジタル映像信号から前記制御データを検出して分離する制御データ分離手段を備える。分離された制御データに基づいて、周辺機器が作動する。
【0008】
デジタル映像信号の中に周辺機器に対する制御データが付加(重畳)されるため、制御信号専用ケーブルを設ける必要がなくなり、接続端子の構成および配線が簡素化するとともに、輻射ノイズが低減される。また、本来データの存在しないブランキング期間に制御データが付加されるため、輝度信号・色差信号に影響を与えることなく制御データを付加することができる。
【0009】
例えば、信号処理手段は、複数のビット列からなるパラレルのデジタル映像信号を伝送してもよいが、前記制御データ付きデジタル映像信号を1ビット列のシリアルのデジタル映像信号として出力するのがよい。この場合、制御データ付加手段は、デジタル映像信号をシリアル映像信号に変換している過程において制御データを付加するのがよい。
【0010】
デジタル映像信号には、1ライン分の映像信号の間隔で設置される水平ブランキング期間、1フレーム(フィールド)分の間隔で設置される垂直ブランキング期間といった映像ブランキング期間があるが、制御データ付加手段は、水平ブランキング期間に制御データを付加するのがよい。制御データがより迅速に周辺機器へ伝送される。
【0011】
周辺機器は、デジタル映像信号入力可能な周辺機器であり、周辺機器に応じて様々な制御データを付加することが可能である。制御データの内容は、映像信号に関するものであっても、関係しないものであってもよい。例えば、周辺機器は、動画像を記録するレコーダである。この場合、制御データは、動画像の録画開始/終了を示すデータであるのがよい。あるいは、周辺機器としては、パーソナルコンピュータや、ファイリングシステムを構成するコンピュータシステムであってもよい。
【0012】
オペレータの意思に従って周辺機器を制御するため、電子内視鏡装置は、例えば、前記外部周辺機器の制御を実行するための操作部材と、前記操作部材に対する操作を検出する操作検出手段とをさらに備えるのがよい。オペレータが操作部材を操作すると、前記制御データ付加手段は、前記操作部材に対する操作を検出し、前記制御データを付加する。操作部材が電子内視鏡装置の側に設けられているため、周辺機器まで移動することなく周辺機器を遠隔操作することができる。例えば、操作部材は、キーボード、プロセッサのフロントパネルに設けられるフロントパネルスイッチボタン、あるいは前記ビデオスコープに設けられるスコープスイッチボタンのいずれかであるのがよい。
【0013】
本発明の内視鏡用画像信号処理装置は、撮像素子を有するビデオスコープと、ビデオスコープが接続されるプロセッサとを備えた電子内視鏡装置における内視鏡用画像信号処理装置であって、前記撮像素子から読み出される画像信号に基づいて、輝度信号・色差信号を含むとともに、所定間隔で並ぶデータ付加可能なブランキング期間を有するデジタル映像信号を生成する信号処理手段と、前記電子内視鏡装置に接続される外部の周辺機器を制御するため、前記デジタル映像信号の中の前記ブランキング期間に前記周辺機器に対する制御データを付加する制御データ付加手段とを備え、前記信号処理手段が、前記制御データが付加された制御データ付きデジタル映像信号を前記周辺機器へ出力することを特徴とする。
【0014】
本発明の電子内視鏡システムは、撮像素子を有するビデオスコープと、ビデオスコープが接続されるプロセッサと、前記プロセッサに接続され、制御データ分離手段を有する周辺機器と、前記撮像素子から読み出される画像信号に基づいて、輝度信号・色差信号を含むとともに、所定間隔で並ぶデータ付加可能なブランキング期間を有するデジタル映像信号を生成する信号処理手段と、前記周辺機器を制御するため、前記デジタル映像信号の中の前記ブランキング期間に前記周辺機器に対する制御データを付加する制御データ付加手段とを備え、前記信号処理手段が、前記制御データが付加された制御データ付きデジタル映像信号を前記周辺機器へ出力し、制御データ分離手段が、前記制御データ付きデジタル映像信号から前記制御データを検出して分離することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下では、図面を参照して実施形態である電子内視鏡装置について説明する。
【0016】
図1は、本実施形態である電子内視鏡装置のブロック図である。
【0017】
電子内視鏡装置では、ビデオスコープ40、プロセッサ10が備えられており、プロセッサ10に対し、ビデオスコープ40とともにテレビモニタ21、レコーダ25といった周辺機器が接続されている。本実施形態では、カラーテレビジョン方式としてNTSC方式が適用されており、カラー撮像方式として面順次方式が適用されている。
【0018】
面順次方式に従ってプロセッサ10内に設けられた回転カラーフィルタ17は円盤状に形成されており、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の各波長の波長の光をそれぞれ透過する、赤色フィルタ、緑色フィルタ、青色フィルタ(図示せず)が、それぞれ扇状になって等間隔で配置されている。ただし、各色のフィルタ間には、遮光領域が設けられている。回転カラーフィルタ17は、駆動モータ17Aにより駆動され、1フレームの操作時間に対応するように所定の回転数で回転する。
【0019】
光源ランプ16から放射された光は、回転カラーフィルタ17および集光レンズ(図示せず)を介してLCB(ライトガイドファイババンドル)18の入射面18Aに入射し、出射面18Bから射出する。このとき、回転カラーフィルタ17が回転することにより、R,G,B各色の光が順次被写体Sに照射する。被写体Sに照射した光が反射するとことにより、R,G,B各色に応じた被写体像が対物レンズ(図示せず)を介してCCD41に結像される。CCD41では、光電変換により、各色に応じた被写体像の画像信号が発生する。
【0020】
各色に応じた1フレーム分の画像信号は、CCDドライバ42によって順次読み出される。CCDドライバ42では、読み出された画像信号が増幅され、増幅された画像信号がプロセッサ10へ送られる。
【0021】
プロセッサ10内のCCDプロセス回路11では、R,G,Bに応じた画像信号に対し、A/D変換、ノイズ除去などの信号処理が施される。信号処理が施されたデジタル画像信号は、タイミング回路12へ出力される。
【0022】
タイミング回路12では、順次送られてくるR,G,Bそれぞれ1フレーム分の画像信号が、1画面として再現するため同期化される。回転カラーフィルタ17の回転、CCDドライバ42における画像信号の読出し、プロセス回路11におけるA/D変換およびタイミング回路12における同期化は、タイミング回路12内にもうけられたタイミングジェネレータ(図示せず)から出力されるクロック信号に従って実行される。
【0023】
ビデオプロセス回路13では、R,G,B各色に応じたデジタル画像信号が、デジタルの輝度信号、色差信号に変換される。後述するように、デジタルの輝度信号、色差信号は、デジタル伝送するために伝送用のデジタル映像信号に変換され、レコーダ25へデジタル伝送される。また、ビデオプロセス回路13では、R,G,Bに応じたデジタル画像信号がアナログ化され、さらに、NTSC信号などのビデオ信号に変換される。ビデオ信号がテレビモニタ21へ出力されると、被写体Sの映像がテレビモニタ21に表示される。
【0024】
システムコントロール回路14は、プロセッサ10全体の動作を制御しており、回転カラーフィルタ17を回転させるモータ17Aなど各回路へ制御信号を出力する。ペリフェラルドライバ15には、キーボード20、フロントパネルに設けられたフロントパネルスイッチボタン19の操作によって発生する操作信号が入力される。これらの操作信号はシステムコントロール回路14へ送られ、操作信号に基づいてシステムコントロール回路14から制御信号が出力される。
【0025】
ビデオスコープ40には、レコーダ25に動画像を記録するための画像記録スイッチボタン44が設けられており、画像記録スイッチボタン44が操作されると、操作信号がペリフェラルドライバ15を介してシステムコントロール回路14へ送られる。そして、後述するように、プロセッサ10から出力されるデジタル映像信号とともに画像記録に関する制御信号がレコーダ25へ出力される。EEPROM43には、撮像素子41の特性などのデータが記憶されており、ビデオスコープ40がプロセッサ10に接続されると、スコープ特性データがシステムコントロール回路14によって読み出される。
【0026】
図2〜図4を用いて、ビデオプロセス回路13における信号処理について説明する。図2は、ビデオプロセス回路13の詳細なブロック図である。図3は、デジタル輝度信号・色差信号の多重化を示した図である。図4は、デジタル映像信号のデータ列を示した図である。
【0027】
ビデオプロセス回路13には、同期化されたR,G,B各色のデジタル画像信号が、それぞれデジタルフレームメモリ31R、31G、31Bに格納され、所定のタイミングで同期して読み出される。読み出されたR,G,Bの画像信号は、マトリクス(演算)回路35へ出力されるとともに、D/A変換器32R、32G、32Bに対しても出力される。
【0028】
D/A変換器32R、32G、32Bでは、R,G,Bのデジタル画像信号が所定の周波数f(=13.5MHz)に従ってアナログ変換され、これによりR,G,Bに応じたアナログ映像信号が生成される。アナログのR,G,Bのアナログ映像信号は、そのまま外部へ出力されるとともに、R,G,Bカラーエンコーダ33へ送られる。R,G,Bカラーエンコーダ33では、アナログのR,G,B映像信号が、輝度信号および色差信号を多重化したコンポジット信号に変換され、映像信号として外部に出力される。また、R,G,Bカラーエンコーダ33では、アナログのR,G,B画像信号がSビデオ信号に変換され、映像信号として外部に出力される。
【0029】
マトリクス回路35では、R,G,Bのデジタル画像信号が、デジタルの輝度信号Yおよび色差信号Cb(=B−Y)、Cr(=R−Y)に変換される。輝度信号Yおよび色差信号Cb、Crの標本化周波数の比は、それぞれ4対2対2となる。具体的には、輝度信号Yの標本化周波数fyは、周波数fと同じ13.5MHzであり、色差信号Cb、Crの標本化周波数fcは、周波数fの半分の6.75MHzである。このとき、デジタルの輝度信号Yおよび色差信号Cb,Crの1ライン分の有効サンプル数(画像を構成する画素の数)は、それぞれ720、360、360個であり、合計1440個となる。デジタルの輝度信号Yおよび色差信号Cb、Crは、マルチプレクサ36へ送られる。なお、標本化周波数の比「4:2:2」は、デジタルTV規格に従って定められている。
【0030】
図3に示すように、マルチプレクサ36では、デジタルの輝度信号Yおよび色差信号Cb、Crが、「Y1、Cb1、Y2、Cr1、Y3、Cb2、Y4、Cr2・・・」という順に並べられ、1系統に多重化される。このとき、13.5×2=27MHzの周波数に従って多重化処理が実行される。そして、図4に示すように、多重化された輝度信号Yおよび色差信号Cb、Crに対し、同期ワード発生回路38(図2参照)から出力される同期ワードが付加される。すなわち、1ライン分の輝度信号Yおよび色差信号Cb、Crのデータ列の前後に、同期ワードが付加される。また、デジタル映像信号に関しては、1ライン分の輝度信号Yおよび色差信号Cb、Crのデータ列の間隔でデータ付加可能なブランキング期間(水平ブランキング期間)BIが設けられており、マルチプレクサ36では、ブランキング期間BIを含むように多重化処理が施される。多重化された輝度信号Yおよび色差信号Cb、Crは、パラレル/シリアル変換器39へ送られる。
【0031】
デジタルの輝度信号Yおよび色差信号Cb、Crはそれぞれ、10ビットのビット列からなり、ビデオプロセス回路13内において10本の信号線(バス)で伝送されている。パラレル/シリアル変換器39(図2参照)では、1ビットずつデジタル映像信号を外部へ出力するため、ビット列の最下位ビット(LSB)からのビットデータ読出しと最上位ビット(MSB)へ向けての右シフト演算とが交互に実行される。これにより、デジタル映像信号が、レコーダ25へシリアル伝送される。
【0032】
さらに、本実施形態では、レコーダ25に対する制御に関する制御データDcが、デジタル映像信号のブランキング期間BIに付加(重畳)される。オペレータがレコーダ25に動画像を記録するため画像記録スイッチボタン44が押下すると、操作信号がシステムコントロール回路14へ送られる。そして、制御信号がシステムコントロール回路14からエンコーダ回路37へ送られると、記録動作実行に関する制御データDcが、ブランキング期間BIに付加されるように所定のタイミングでパラレル/シリアル変換器39へ送られる。一方、録画終了のため画像記録スイッチボタン44が押下されると、録画終了に関する制御データDcがブランキング期間BIに付加される。
【0033】
図5は、レコーダ25のブロック図である。
【0034】
レコーダ25に入力されたシリアルデジタル映像信号は、シリアル/パラレル変換器26においてパラレルデジタル映像信号に変換される。そして、パラレルデジタル映像信号は、ビデオデコーダ27においてR,G,Bのアナログ映像信号に変換される。すなわち、ビデオデコーダ27では、ビデオプロス回路13、マルチプレクサ35における処理と逆の処理が施される。R,G,Bの映像信号は、記録処理回路(図示せず)に送られる。
【0035】
タイミング回路28では、パラレルデジタル映像信号のデータ列のブランキング位置を検出するための検出信号がビデオデコーダ27へ出力される。そして、この検出信号に基づき、ブランキング期間に付加された制御データDcがデジタル映像信号から分離され、ビデオデコーダ27の動作を制御するデコーダ用システムコントロール回路(図示せず)に送られる。デコーダ用システムコントロール回路では、制御データから録画実行開始が検知され、デジタル映像信号を画像メモリ(図示せず)へ記録するための制御信号が出力される。これにより、動画像がレコーダ25において記録される。画像記録終了の制御信号が検出されると、記録動作を終了する。
【0036】
このように本実施形態によれば、ビデオスコープ40に画像記録スイッチボタン44が設けられ、デジタル映像信号を生成、出力するビデオプロセス回路13内にエンコーダ回路37が設けられている。画像記録スイッチボタン44が押下されると、レコーダ25の録画開始/終了を実行するための制御データDcがパラレル/シリアル変換器39に所定のタイミングで送られ、ブランキング期間BIに重畳される。レコーダ25には、ビデオデコーダ27およびタイミング回路28が設けられており、タイミング回路28からの検出信号に基づいて制御データDcがデジタル映像信号から分離され、制御信号Dcに基づいてレコーダ25が作動する。
【0037】
本実施形態では、水平期間BIに制御データDcが付加されるが、垂直ブランキング期間に制御データを付加してもよい。また、マルチプレクサ36においてデジタル映像信号が多重化処理されるとき制御データを付加する構成にしてもよい。また、デジタル映像信号としては、ビットマップデータに応じた非圧縮のデジタル映像信号の代わりに、圧縮処理されたデジタル映像信号を出力してもよい。カラー撮像方式としては、面順次方式の代わりに単板同時式を適用してもよく、カラーテレビジョン方式としては、NTSC方式の代わりにPAL方式を適用してもよい。また、デジタル映像信号生成、出力過程における周波数は、上述した値に限定されない。
【0038】
本実施形態では、画像記録スイッチボタン44に対する操作によって制御データがレコーダ25へ転送されるが、キーボード20、パネルスイッチボタン19に対する操作によって制御データを転送するようにしてもよい。また、本実施形態では、シリアルデータとしてデジタル映像信号を外部へ伝送しているが、それ以外のフォーマットで伝送してもよい。
【0039】
周辺機器としては、デジタル映像信号入力可能な他の機器をレコーダ25の代わりにプロセッサ10へ接続する構成にしてもよい。この場合、接続される機器には、制御データを分離するためのタイミング回路27が設けられる。
【0040】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、専用ケーブルを用いることなく、周辺機器を電子内視鏡装置の側で制御することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態である電子内視鏡装置のブロック図である。
【図2】ビデオプロセス回路の詳細なブロック図である。
【図3】デジタル輝度信号・色差信号の多重化を示した図である。
【図4】デジタル映像信号のデータ列を示した図である。
【図5】レコーダのブロック図である。
【符号の説明】
10 プロセッサ
13 ビデオプロセス回路
14 システムコントロール回路
19 フロントパネルスイッチボタン
20 キーボード
25 レコーダ(周辺機器)
27 ビデオデコーダ
28 タイミング回路
37 エンコーダ回路
40 ビデオスコープ
41 撮像素子
44 画像記録スイッチボタン(操作部材)
Claims (8)
- 撮像素子を有するビデオスコープと、ビデオスコープが接続されるプロセッサとを備えた電子内視鏡装置であって、
前記撮像素子から読み出される画像信号に基づいて、輝度信号・色差信号を含むデジタル映像信号を生成するとともに、1ライン分の映像信号データに対して同期ワードを付加し、また、1ライン分の映像信号データの間にデータ付加可能な水平ブランキング期間を含める信号処理手段と、
前記電子内視鏡装置に接続される外部の周辺機器を制御するため、前記デジタル映像信号の中の前記水平ブランキング期間に前記周辺機器に対する制御データを付加する制御データ付加手段とを備え、
前記信号処理手段が、前記制御データが付加された制御データ付きデジタル映像信号を前記周辺機器へ出力し、
前記制御データ付加手段が、前記周辺機器の制御のために操作が行われると、前記制御データを付加することを特徴とする電子内視鏡装置。 - 前記信号処理手段が、前記制御データ付きデジタル映像信号をシリアルのデジタル映像信号として出力することを特徴とする請求項1に記載の電子内視鏡装置。
- 前記周辺機器が、動画像を記録するレコーダであり、
前記制御データが、動画像の録画開始/終了を示す制御データであることを特徴とする請求項1に記載の電子内視鏡装置。 - 前記電子内視鏡装置が、
前記外部周辺機器の制御を実行するための操作部材と、
前記操作部材に対する操作を検出する操作検出手段とをさらに有し、
前記制御データ付加手段が、前記操作部材に対する操作を検出すると、前記制御データを付加することを特徴とする請求項1に記載の電子内視鏡装置。 - 前記操作部材が、前記プロセッサに接続されるキーボード、前記プロセッサのフロントパネルに設けられるフロントパネルスイッチボタンおよび前記ビデオスコープに設けられるスコープスイッチボタンのいずれかであることを特徴とする請求項4に記載の電子内視鏡装置。
- 請求項1に記載された周辺機器であって、
前記制御データ付きデジタル映像信号から前記制御データを検出して分離する制御データ分離手段を備えたことを特徴とする周辺機器。 - 撮像素子を有するビデオスコープと、ビデオスコープが接続されるプロセッサとを備えた電子内視鏡装置における内視鏡用画像信号処理装置であって、
前記撮像素子から読み出される画像信号に基づいて、輝度信号・色差信号を含むデジタル映像信号を生成するとともに、1ライン分の映像信号データに対して同期ワードを付加し、また、1ライン分の映像信号データの間にデータ付加可能な水平ブランキング期間を含める信号処理手段と、
前記電子内視鏡装置に接続される外部の周辺機器を制御するため、前記デジタル映像信号の中の前記水平ブランキング期間に前記周辺機器に対する制御データを付加する制御データ付加手段とを備え、
前記信号処理手段が、前記制御データが付加された制御データ付きデジタル映像信号を前記周辺機器へ出力し、
前記制御データ付加手段が、前記周辺機器の制御のために操作が行われると、前記制御データを付加することを特徴とする内視鏡用画像信号処理装置。 - 撮像素子を有するビデオスコープと、
ビデオスコープが接続されるプロセッサと、
前記プロセッサに接続され、制御データ分離手段を有する周辺機器と、
前記撮像素子から読み出される画像信号に基づいて、輝度信号・色差信号を含むデジタル映像信号を生成するとともに、1ライン分の映像信号データに対して同期ワードを付加 し、また、1ライン分の映像信号データの間にデータ付加可能な水平ブランキング期間を含める信号処理手段と、
前記周辺機器を制御するため、前記デジタル映像信号の中の前記水平ブランキング期間に前記周辺機器に対する制御データを付加する制御データ付加手段とを備え、
前記信号処理手段が、前記制御データが付加された制御データ付きデジタル映像信号を前記周辺機器へ出力し、
制御データ分離手段が、前記制御データ付きデジタル映像信号から前記制御データを検出して分離し、
前記制御データ付加手段が、前記周辺機器の制御のために操作が行われると、前記制御データを付加することを特徴とする電子内視鏡システム。
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