JP2001275123A - 電子内視鏡装置およびそのシステム - Google Patents

電子内視鏡装置およびそのシステム

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JP2001275123A
JP2001275123A JP2000089111A JP2000089111A JP2001275123A JP 2001275123 A JP2001275123 A JP 2001275123A JP 2000089111 A JP2000089111 A JP 2000089111A JP 2000089111 A JP2000089111 A JP 2000089111A JP 2001275123 A JP2001275123 A JP 2001275123A
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signal
signals
component video
luminance
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JP2000089111A
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Akihiro Takahashi
昭博 高橋
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Color Television Image Signal Generators (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタルの映像信号を出力する場合、高画質
の画像を表示できる映像信号を出力する。 【解決手段】スコープ40内の撮像素子41から読み出
される被写体像に応じた画像信号を、プロセッサ10内
のプロセス回路11、タイミング回路12で処理し、デ
ジタルのR、G、B信号に変換する。そして、ビデオプ
ロセス回路13において、切替プッシュスイッチ19S
に対するスイッチ操作に従い、デジタルのR、G、B信
号をR、G、Bデジタルコンポーネント映像信号もしく
は輝度・色差デジタルコンポーネント映像信号のどちら
か一方に変換し、外部へ出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スコープとプロセ
ッサとを備え、スコープ内に設けられた撮像素子によっ
て撮像される観察部位の画像をモニタなどに表示する電
子内視鏡装置およびそのシステムに関し、特に、デジタ
ルの映像信号をモニタへ出力するための信号処理に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電子内視鏡装置のスコープ先端には、撮
像素子が設けられており、被写体像が撮像素子に形成さ
れると、被写体像に応じた画像信号が読み出されてプロ
セッサへ送られる。プロセッサでは、読み出された画像
信号に基づいて映像信号(ビデオ信号)が生成され、映
像信号はモニタなどの表示装置へ送られる。そして、モ
ニタでは、送り出された映像信号に基づいて、被写体像
が表示される。近年の信号のデジタル化に伴い、NTS
Cのコンポジット信号を含むアナログの映像信号ととも
に、デジタルの映像信号も電子内視鏡装置において出力
可能であり、デジタルの映像信号は、シリアルもしくは
パラレル伝送方式によってモニタなどの外部機器へ出力
される。
【0003】デジタル信号の場合、伝送中における信号
の劣化がほとんどないため、遠隔地にモニタを設置して
も、画質の良い画像が表示される。そのため、手術、検
査中においてスコープが捉える観察画像を患者の家族や
他の医師などに同時中継によって見せる場合、検査室か
ら離れた場所に設置されたモニタへ送る映像信号とし
て、デジタルの映像信号が利用される。
【0004】デジタル映像信号に関しては、輝度および
色差信号から成るコンポーネントの映像信号が規格化さ
れており、プロセッサ内では、赤色(R)、青色
(B)、緑色(G)に応じたデジタルの画像信号に基づ
いて、デジタルの輝度、色差信号であるデジタルコンポ
ーネント映像信号が生成され、モニタへ送られる。一
方、モニタでは、デジタルコンポーネント映像信号が最
終的にアナログのR、G、B映像信号に変換され、これ
により、観察部位の画像がモニタに表示される。デジタ
ルのR、G、B信号からデジタルの輝度信号Y、色差信
号Cb、Crへの変換は、以下の式で求められる。
【0005】 Y =0.299R+0.587G+0.144B Cr=0.713(R−Y) =0.500R−0.419G−0.081B Cb=0.564(B−Y) =0.500B−0.169R−0.311G
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、デジタルの
輝度信号Y、色差信号Cb、Crを求める式において、
各係数(例えば、輝度信号Yを求める式における0.2
99)は、有効数字3桁で表されており、小数点第4位
以下は、四捨五入されている。また、色差信号Cb、C
rの値の範囲を−0.5〜+0.5に抑えるため、色差
信号Cb、Crを求める式においてそれぞれ係数(0.
713と0.564)が掛けられているが、これらの係
数も有効数字3桁で表されている。そのため、デジタル
のR、G、B信号をデジタルの輝度信号Y、色差信号C
b、Crへ変換する場合、各係数の丸め誤差により、得
られるデジタルの輝度・色差信号Y、Cb、Crに劣化
が生じる。劣化したデジタルの輝度・色差信号Y、C
b、Crがモニタへ送られると、画質の低下した観察画
像がモニタに表示されてしまう。
【0007】そこで、本発明は、デジタルの映像信号を
モニタへ出力する場合、より画質の優れた画像をモニタ
に表示することができる電子内視鏡装置およびそのシス
テムを得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の電子内視鏡装置
のプロセッサは、被写体像が形成される撮像素子を有す
るスコープと撮像素子に形成される被写体像を表示する
ための表示装置とがそれぞれ接続されるとともに、撮像
素子において生じる被写体像に応じた画像信号を映像信
号に変換し、その映像信号を表示装置へ出力する信号処
理手段を備え、信号処理手段が、撮像素子において生じ
る被写体像に応じた画像信号に基づいて、デジタルのコ
ンポーネント映像信号であって3原色である赤色
(R)、緑色(G)、青色(B)に応じたR、G、Bデ
ジタルコンポーネント映像信号とデジタルのコンポーネ
ント映像信号であって輝度、色差信号である輝度・色差
デジタルコンポーネント映像信号のどちらか一方を選択
的に生成し、生成されたどちらか一方のデジタルコンポ
ーネント映像信号を表示装置へ出力する映像信号出力手
段を有することを特徴とする。R、G、Bのデジタルコ
ンポーネント映像信号を生成することにより、輝度、色
差のデジタルコンポーネント映像信号に比べて劣化の少
ないデジタル映像信号を表示装置へ出力することができ
る。
【0009】表示装置へ出力されるR、G、Bデジタル
コンポーネント映像信号のサンプリング周波数と輝度・
色差デジタルコンポーネント映像信号のサンプリング周
波数とが等しいことが望ましい。これにより、デジタル
映像信号を受信する装置において、周波数変換などの設
計変更をする必要がない。
【0010】好ましくは、信号出力手段は、撮像素子に
おいて生じる被写体像に応じた画像信号に基づいて、
R、G、B各色に応じ、分離された信号であるデジタル
のR、G、B信号を生成する。そして、映像信号出力手
段は、デジタルのR、G、B信号をデジタルの輝度、色
差信号に変換する輝度・色差変換手段と、デジタルの
R、G、B信号のサンプリング周波数を変換する周波数
変換手段と、周波数が変換されたデジタルのR、G、B
信号とデジタルの輝度、色差信号のどちらか一方を選択
する選択手段と、選択手段によって選択された周波数が
変換されたデジタルのR、G、B信号もしくはデジタル
の輝度、色差信号を多重化処理することによって、デジ
タルのR、G、B信号に応じたR、G、Bデジタルコン
ポーネント映像信号もしくはデジタルの輝度、色差信号
に応じた輝度・色差デジタルコンポーネント映像信号を
生成する多重化手段とを有することが望ましい。より好
ましくは、信号出力手段は、多重化手段において生成さ
れるR、G、Bデジタルコンポーネント映像信号もしく
は輝度・色差デジタルコンポーネント映像信号を、シリ
アル伝送用の映像信号に変換するシリアル変換手段をさ
らに有することが望ましい。これにより、R、G、Bデ
ジタルコンポーネント映像信号がシリアル伝送される。
【0011】プロセッサには、プロセッサから出力され
るデジタルコンポーネント映像信号をR、G、Bデジタ
ルコンポーネント映像信号もしくは輝度・色差デジタル
コンポーネント映像信号どちらか一方に定める切替スイ
ッチが設けられていることが望ましく、この場合、選択
手段は、切替スイッチに対するオペレータの操作に従っ
て、サンプリング周波数が変換されたデジタルのR、
G、B信号とデジタルの輝度、色差信号のどちらか一方
を選択することが望ましい。これにより、オペレータの
選択するデジタルコンポーネント映像信号が出力され
る。
【0012】好ましくは、デジタルのR、G、B信号そ
れぞれのサンプリング周波数が、デジタルの輝度、色差
信号における輝度信号のサンプリング周波数と等しく、
この場合、周波数変換手段は、デジタルのR、G、B信
号それぞれのサンプリング周波数を、輝度信号のサンプ
リング周波数の2/3倍に変換することが望ましい。こ
のようなサンプリング周波数変換により、生成される
R、G、Bおよび輝度・色差のデジタルコンポーネント
映像信号のサンプリング周波数が等しくなる。
【0013】プロセッサに接続されるビデオデコーダ
は、プロセッサから出力されるR、G、Bデジタルコン
ポーネント映像信号を受信可能であり、プロセッサと表
示装置との間に介在するように、表示装置およびプロセ
ッサとそれぞれ接続され、R、G、Bデジタルコンポー
ネント映像信号をアナログのコンポーネント映像信号と
であるR、G、Bアナログコンポーネント映像信号に変
換して表示装置へ出力する復号手段を備えたことを特徴
とする。これにより、汎用のモニタを使用することがで
き、高画質の観察画像を遠隔地で見ることができる。
【0014】本発明の電子内視鏡システムは、被写体像
が形成される撮像素子を有するスコープと、スコープが
接続されるとともに、撮像素子において生じる被写体像
に応じた画像信号を映像信号に変換し、その映像信号を
外部へ出力する信号処理手段を備えたプロセッサであっ
て、信号処理手段が、撮像素子において生じる被写体像
に応じた画像信号に基づいて、デジタルのコンポーネン
ト映像信号であって3原色である赤色(R)、緑色
(G)、青色(B)に応じたR、G、Bデジタルコンポ
ーネント映像信号とデジタルのコンポーネント映像信号
であって輝度、色差信号である輝度・色差デジタルコン
ポーネント映像信号のどちらか一方を生成し、生成され
たどちらか一方の映像信号を外部へ出力する映像信号出
力手段を有するプロセッサと、プロセッサへ接続される
とともにプロセッサから出力されるR、G、Bデジタル
コンポーネント映像信号を受信可能であって、R、G、
Bデジタルコンポーネント映像信号をアナログのコンポ
ーネント映像信号であるR、G、Bアナログコンポーネ
ント映像信号に変換して外部へ出力する復号手段を有す
るビデオデコーダと、ビデオデコーダと接続されるとと
もにビデオデコーダから出力されるR、G、Bアナログ
コンポーネント映像信号を受信可能であって、撮像素子
に形成される被写体像を表示する表示装置とを備えたこ
とを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下では、図面を参照して、実施
形態である電子内視鏡装置およびモニタなどの外部機器
を含めた電子内視鏡システムを説明する。
【0016】図1は、本実施形態である電子内視鏡装置
のブロック図である。この電子内視鏡装置は、胃など人
体の臓器内の映像を画面に表示する装置であり、様々な
フォーマットの信号を外部機器へ出力することが可能で
ある。
【0017】電子内視鏡装置は、電子スコープ(スコー
プ)40とプロセッサ10から構成されており、プロセ
ッサ10には、電子スコープ40とともに、ビデオデコ
ーダ25を介してモニタ24が、また、テレビ用モニタ
21が接続されている。電子スコープ40は、プロセッ
サ10に着脱可能に接続されており、手術、検査が開始
されると、電スコープ40の先端側は、人体内に挿入さ
れる。なお、本実施形態では、カラーテレビジョン方式
としてNTSC方式が適用されている。
【0018】カラー撮像方式として、ここでは面順次方
式が適用されており、プロセッサ10内には、回転フィ
ルタ17が設けられている。回転フィルタ17は、円盤
状に形成されており、赤色(R)、緑色(G)、青色
(B)の各波長の光をそれぞれ透過する、赤色フィル
タ、緑色フィルタ、青色フィルタ(図示せず)が、それ
ぞれ扇状になって等間隔で配置されている。ただし、各
色のフィルタ間には、遮光領域が設けられている。回転
フィルタ17は、駆動モータ17Aにより駆動され、1
フレームの走査時間に対応するように所定の回転数で回
転する。
【0019】光源ランプ16から放射された光は、回転
フィルタ17および集光レンズ(図示せず)を介してL
CB(ライトガイドファイババンドル)18の入射面1
8Aに入射され、出射面18Bから出射する。このと
き、回転フィルタ17が回転することにより、R、G、
B各色の光が、順次観察部位Sに照射する。観察部位S
に照射された各色の光が反射すると、反射した光が対物
レンズ(図示せず)を通ることにより、R、G、B各色
に応じた被写体像(観察部位Sの画像)が、対物レンズ
の奥に設けられたCCDである撮像素子41上に順次結
像される。
【0020】撮像素子41上では、光電変換により、各
色に応じた被写体像の画像信号が順次発生する。このと
き、回転フィルタ17の遮光領域により体腔Sに対して
光が遮られている間に、1フレーム分の各色の画像信号
がCCDドライバ42により順次読み出される。CCD
ドライバ42では、CCD41を駆動するための制御信
号がCCD41へ送られるとともに、読み出された画像
信号が増幅される。増幅された画像信号は、順次プロセ
ッサ10に送られる。
【0021】プロセッサ10内のCCDプロセス回路1
1では、順次別々に送られてくるR、G、Bに応じたア
ナログの画像信号に対し、A/D変換、ノイズ除去など
の信号処理が施される。デジタル化された各色の画像信
号は、タイミング回路12へ送られる。タイミング回路
12では、順次送られてくるR、G、Bそれぞれ1フレ
ーム分の画像信号が、1画面として再現できるように、
同期化される。また、タイミング回路12では、CCD
ドライバ42における画像信号の読み出し、プロセス回
路11におけるA/D変換およびタイミング回路12に
おける同期化などの処理タイミングを調整するため、ク
ロックパルスが出力される。さらに、テレビモニタ21
などに映像信号を送るため、複合同期信号などの同期信
号がビデオプロセス回路13へ送られる。
【0022】ビデオプロセス回路13では、後述するよ
うに、タイミング回路12から出力されたR、G、B各
色に応じたデジタルのR、G、B画像信号がデジタルの
コンポーネント信号やアナログのコンポジット信号など
の映像信号(ビデオ信号)に変換される。デジタル映像
信号は、シリアル伝送あるいはパラレル伝送方式によ
り、プロセッサ10が配置された部屋から遠く離れた場
所に設置されたモニタ24へケーブルK1を通して送ら
れる。ただし、ビデオデコーダ25は、デジタル映像信
号をアナログの映像信号に変換してモニタ24へ送る装
置であり、モニタ24のそばに設置されている。
【0023】一方、ビデオプロセス回路13で生成され
たアナログの映像信号は、プロセッサ10からテレビモ
ニタ21へケーブルK2を通って送られる。これによ
り、観察部位Sの画像がテレビモニタ21に映し出され
る。テレビモニタ21は、プロセッサ10のそばに設置
されており、電子内視鏡装置を使用するオペレータが利
用するモニタである。したがって、ケーブルK2の長さ
は、テレビモニタ21がプロセッサ10と同じ部屋に配
置されているため、ケーブルK1に比べて非常に短い。
【0024】このように、プロセッサ10では、スコー
プ40内の撮像素子41から読み出される画像信号に対
して様々な処理が施され、これにより、モニタ24など
の外部機器へ出力される映像信号が生成される。
【0025】システムコントロール回路14は、演算処
理を行うCPU(図示せず)を有しており、電子内視鏡
装置全体の動作を制御し、回転フィルタ17を回転させ
るモータ17Aに制御信号を送る。オペレータによるキ
ーボード20、パネルスイッチ19の操作に応じた操作
信号は、ペリフェラルドライバ15を介してシステムコ
ントロール回路14に入力される。電子スコープ40内
に設けられたEEPROM43には、電子スコープ40
内の撮像素子41の特性などのデータが記憶されてお
り、電子スコープ40がプロセッサ10に接続される
と、記憶されているデータがシステムコントロール回路
14によって読み出される。
【0026】パネルスイッチ19の1つとして、輝度、
色差信号Y、Cb、Crのデジタルコンポーネント映像
信号もしくはR、G、Bのデジタルコンポーネント映像
信号どちらか一方へ切り替えるための切替プッシュスイ
ッチ19Sが設けられており、オペレータの操作によっ
て、どちらか一方のデジタルコンポーネント映像信号が
出力されるデジタルの映像信号に定められる。輝度・色
差Y、Cb、Crのデジタルコンポーネント映像信号が
選択されると、LEDのランプ22Aが点灯される。逆
に、R、G、Bのデジタルコンポーネント映像信号が選
択されると、LEDのランプ22Bが点灯される。
【0027】図2は、ビデオプロセス回路13内の信号
の流れを詳細に示したブロック図である。
【0028】ビデオプロセス回路13には、同期化され
たR、G、B各色に応じたデジタルのR、G、B画像信
号が順次入力され、デジタルフレームメモリ31R、3
1G、31Bにそれぞれ格納される。デジタルのR、
G、B信号は、タイミング回路12(図1参照)から送
り出されるクロック信号に従って入出力される。デジタ
ルフレームメモリ31R、31G、31Bからそれぞれ
出力されるデジタルのR、G、B信号は、マトリクス回
路35、周波数変換回路37およびD/A変換器32
R、32G、32Bへ送られる。
【0029】タイミング回路12から出力されるクロッ
クパルスは、ビデオプロセス回路13内の各回路にそれ
ぞれ送られる。これにより、ビデオプロセス回路13内
のデジタル処理におけるタイミング調整が施される。た
だし、デジタル処理におけるサンプリング周波数に関し
ては、13.5MHzのサンプリング周波数fs が基準
とされている。この周波数は、規格化されたデジタルの
輝度信号のサンプリング周波数fy に対応する。演算子
OP1、OP2、OP3は、サンプリング周波数fs
変換するための演算子であり、周波数変換回路37、マ
ルチプレクサ36およびパラレル/シリアル変換器39
におけるサンプリング周波数が調整される。
【0030】D/A変換器32R、32G、32Bで
は、デジタルのR、G、B信号がアナログ化され、これ
により、アナログの映像信号であるR、G、B映像信号
(R、G、Bアナログコンポーネント映像信号)が生成
される。アナログのR、G、B映像信号は、複合同期信
号(図示せず)とともにそのまま外部へ出力されるか、
あるいは、アナログカラーエンコーダ33へ送られる。
アナログカラーエンコーダ33では、アナログのR、
G、B映像信号が、輝度信号、色信号および複合同期信
号など複合されたアナログのコンポジット映像信号、あ
るいはSビデオ信号といったアナログの輝度・色差コン
ポーネント映像信号に変換され、テレビモニタ21など
の外部機器へ出力される。
【0031】一方、マトリクス回路35では、入力され
たデジタルのR、G、B信号が、デジタルの輝度信号Y
および色差信号Cr(=R−Y)、Cb(=B−Y)に
変換される。輝度信号Yおよび色差信号Cb、Crは、
マトリクス回路35から出力され、スイッチ回路34へ
送られる。
【0032】さらに、周波数変換回路37では、デジタ
ルフレーム31R、31G、31Bから出力されるデジ
タルのR、G、B信号のサンプリング周波数が変換され
る。周波数変換回路37へ送られるクロックパルスの周
波数fs が演算子OP1において2/3倍に変換されて
いることから、デジタルのR、G、B信号のサンプリン
グ周波数は、それぞれ13.5MHzからその2/3倍
である9.0MHzに変換される。サンプリング周波数
が変換されたデジタルのR、G、B信号は、スイッチ回
路34へ送られる。
【0033】スイッチ回路34は、2つの入力信号のう
ち一方の信号のみを出力するスイッチ回路であり、ここ
では、入力されたデジタルのR、G、B信号とデジタル
の輝度信号Yおよび色差信号Cb、Crのうちどちらか
一方のみが選択される。切替プッシュスイッチ19Sに
対する操作によってシステムコントロール回路14へス
イッチ信号が入力されると、オペレータが選択したデジ
タルコンポーネント映像信号が出力されるように、スイ
ッチ回路34が制御される。オペレータの選択に従って
R、G、Bのデジタルコンポーネント映像信号を出力す
る場合には、デジタルのR、G、B信号がスイッチ回路
34から出力される。逆に、輝度・色差のデジタルコン
ポーネント映像信号を出力する場合には、デジタルの輝
度信号Yおよび色差信号Cb、Crがスイッチ回路34
から出力される。
【0034】スイッチ回路34からデジタルの輝度信号
Yおよび色差信号Cb、Crが出力された場合、以下に
示すような処理が施される。
【0035】デジタルの輝度信号Yおよび色差信号C
b、Crは、マルチプレクサ36において、後述するよ
うに、多重化処理される。サンプリング周波数fs (=
13.5MHz)は演算子OP2において2倍に変換さ
れており、マルチプレクサ36では、27.0MHzの
サンプリング周波数に従って、多重化処理が施される。
【0036】多重化される輝度信号Yおよび色差信号C
b、Crに対しては、同期ワード発生回路38から出力
されるデジタル同期信号データが付加される。すなわ
ち、多重化処理によって1系統の信号にまとめられる輝
度信号Yおよび色差信号Cb、Crに対し、1ライン分
の輝度・色差信号Y、Cb、Crの前後(水平ブランキ
ング期間)に、複数のワードで構成されるTRS(Timi
ng Reference Signals)が付加される。
【0037】マルチプレクサ36から出力される輝度信
号Yおよび色差信号Cb、Crは、輝度、色差信号であ
るデジタルコンポーネント映像信号としてそのまま外部
へパラレル伝送されるとともに、パラレル/シリアル変
換器39に送られる。パラレル/シリアル変換器39で
は、輝度・色差Y、Cb、Crのデジタルコンポーネン
ト映像信号をシリアル伝送するため、シリアル伝送用の
信号に変換され、外部へ出力される。パラレル/シリア
ル変換器39におけるサンプリング周波数は、演算子O
P3において27.0MHzのサンプリング周波数が1
0倍されることにより、270.0MHzとなる。
【0038】一方、スイッチ回路34からサンプリング
周波数が変換されたデジタルのR、G、B信号が出力さ
れた場合、マルチプレクサ36では、デジタルのR、
G、B信号に対して多重化処理が施される。このとき、
輝度・色差Y、Cb、Crのデジタルコンポーネント映
像信号と同様に、同期信号データが、多重化されたR、
G、B信号に付加される。
【0039】多重化処理によって生成されたR、G、B
のデジタルコンポーネント映像信号は、R、G、Bのデ
ジタルコンポーネント映像信号として外部へパラレル伝
送されるとともに、パラレル/シリアル変換器39へ送
られる。パラレル/シリアル変換器39では、R、G、
Bのデジタルコンポーネント映像信号をシリアル伝送す
るため、デジタルコンポーネント映像信号のデータ列が
変換される。これにより、R、G、Bのデジタルコンポ
ーネント映像信号が外部へシリアル伝送される。なお、
パラレル/シリアル変換器39におけるサンプリング周
波数は、輝度・色差Y、Cb、Crであるデジタルコン
ポーネント映像信号と同じ270.0MHzである。
【0040】このように、ビデオプロセス回路13で
は、アナログの映像信号とともにデジタルのコンポーネ
ント映像信号が生成されており、アナログおよびデジタ
ルの映像信号が外部機器へ出力される。
【0041】図3は、デジタルの輝度信号Yおよび色差
信号Cb、Crに対する多重化処理を示した図であり、
図4は、デジタルのR、G、B信号に対する多重化処理
を示した図である。図3、4を用いて、多重化処理につ
いて説明する。
【0042】図3に示すように、マトリクス回路35か
ら出力される輝度信号Yおよび色差信号Cb、Crのサ
ンプリング周波数の比は、それぞれ「4:2:2」とな
るように定められている。具体的には、輝度信号Yのサ
ンプリング周波数fy は13.5MHz であり、色差信号
Cb、Crのサンプリング周波数fc は、その半分の
6.75MHz である。このときのデジタルの輝度信号Y
および色差信号Cb、Crの1ライン分の有効サンプル
数(画像を構成する画素数)は、それぞれ720個、3
60個、360個であり、合計1440個である。な
お、サンプリング周波数の比「4:2:2」は、デジタ
ルの輝度信号Yおよびデジタルの色差信号Cb、Crの
伝送時における帯域幅を考慮して定められたものであ
り、デジタルTVの信号伝送方式において規格化された
周波数比である。
【0043】そして、マルチプレクサ36では、デジタ
ル輝度信号Yおよび色差信号Cb、Crが、「Cb1、
Y1、Cr1、Y2、Cb2、Y3・・・・・」という
順に並べられ、1系統に多重化される。すなわち、輝度
信号Yおよび色差信号Cb、Crのサンプリング周波数
の比が4:2:2であるため、1つの輝度信号Yに対し
て色差信号Cb、Crのどちらか一方が交互に抽出され
る。このような多重化処理により生成される輝度・色差
Y、Cb、Crのデジタルコンポーネント映像信号のサ
ンプリング周波数は、輝度信号Yのサンプリング周波数
Y の2倍となる27.0MHzである。
【0044】一方、デジタルのR、G、B信号は、デジ
タルの輝度信号Yと同じサンプリング周波数(13.5
MHz)に従って、フレームメモリ32R、32G、3
2Bから読み出されている。R、G、B各色のサンプリ
ング周波数の比はそれぞれ「4:4:4」であり、各色
のサンプリング周波数は、規格化されている輝度信号Y
のサンプリング周波数fy に対応している。このときの
R、G、B信号の1ライン分の有効サンプル数は、各色
それぞれ720個であることから、720×3=216
0個となる。
【0045】周波数変換回路37においてサンプリング
周波数が9.0MHzに変換されることにより、デジタ
ルのR、G、B信号の1ライン分の有効サンプル数は、
各色それぞれ720個の2/3倍である480個とな
る。したがって、全体の有効サンプル数は、480×3
=1440個となる。サンプリング周波数が変換される
ことにより、デジタルのR、G、B信号とデジタルの輝
度信号Yおよび色差信号Cb、Crの1ライン分の有効
サンプル数は等しい。
【0046】そして、マルチプレクサ36では、図4に
示すように、デジタルのR、G、B信号が、「B1、G
1、R1、B2、G2、R2・・・・」という順で多重
化される。すなわち、互いに対応するサンプル(画素)
が交互に並ぶように、デジタルのR、G、B信号が、1
系統の信号に変換される。このような多重化処理により
生成されるR、G、Bのデジタルコンポーネント映像信
号のサンプリング周波数は、27.0MHzである。
【0047】図5は、ビデオデコーダ25、遠隔地に設
置されたモニタ24およびプロセッサ10を示したブロ
ック図であり、図6は、ビデオデコーダ25の一部を詳
細に示したブロック図である。図5、図6を用いて、プ
ロセッサ10からビデオデコーダ25へのデジタル映像
信号の伝送過程を説明する。ただし、ビデオデコーダ2
5は、R、G、Bのデジタルコンポーネント映像信号を
出力する場合に設置される。
【0048】マルチプレクサ36B(図2参照)におい
て多重化されているR、G、Bのデジタルコンポーネン
ト映像信号は、それぞれ10ビットのビット列から成
り、ビデオプロセス回路13内において10本のバスで
伝送されている。そして、パラレル/シリアル変換器3
9Bでは、R、G、Bのデジタルコンポーネント映像信
号がシリアル伝送用の信号に変換される。すなわち、一
本のケーブルから成る伝送路FFによって1ビットずつ
R、G、Bのデジタルコンポーネント映像信号を外部へ
伝送するため、ビット列の最下位ビットLSB(Least
Significant Bit)からのビットデータ読み出しと最上位
ビットMSB(Most Significant Bit)から最下位ビッ
トLSBに向けての右シフト演算とが交互に実行され
る。これにより、1ビット列で表されるシリアル伝送用
のR、G、Bのデジタルコンポーネント映像信号が、遠
距離に設置されたモニタ24へ伝送される。
【0049】パラレル/シリアル変換器39には、演算
子OP3(図2参照)を介してサンプリング周波数fs
(=13.5MHz)の20倍のサンプリング周波数で
クロック信号が入力されており、クロック信号に従っ
て、1ビット列のR、G、Bのデジタルコンポーネント
映像信号が順次送り出される。このときのシリアル伝送
レート(ビットレート)は、270.0Mbit/sと
なる。シリアル伝送されるR、G、Bのデジタルコンポ
ーネント映像信号は、ビデオデコーダ25に入力され
る。
【0050】一方、マルチプレクサ36からパラレル伝
送されるR、G、Bのデジタルコンポーネント映像信号
は、パラレル伝送用の信号線GGを介してそのままビデ
オデコーダ25へ送られる。
【0051】シリアル伝送されたR、G、Bのデジタル
コンポーネント映像信号は、ビデオデコーダ25内のシ
リアル/パラレル変換器26において、再び10ビット
で表される多重化されたR、G、Bのデジタルコンポー
ネント映像信号に変換される。ただし、シリアル/パラ
レル変換器26における処理は、プロセッサ10内のパ
ラレル/シリアル変換器39における処理とは逆の処理
である。シリアル/パラレル変換器26から出力される
か、もしくはプロセッサ10からパラレル伝送された
R、G、Bのデジタルコンポーネント映像信号は、デコ
ーダ27へ送られる。
【0052】図6は、デコーダ27のブロック図であ
り、デコーダ27には、デマルチプレクサ27Aと、D
/A変換器27R、27G、27Bとが設けられてい
る。多重化されたR,G、Bのデジタルコンポーネント
映像信号は、デマルチプレクサ27Aにおいて、R、
G、B各色のデジタルコンポーネント信号にそれぞれ分
離される。ただし、デマルチプレクサ27Aにおいて実
行される処理は、図2に示されるマルチプレクサ36に
おいて実行される多重化処理とは逆の処理である。この
処理の時、R、G、Bのデジタル多重化信号に付加され
ていた同期信号データは分離される。また、デコーダ2
7内に設けられたタイミング回路(図示せず)では、プ
ロセッサ10内のビデオプロセス回路13におけるデジ
タル処理のサンプリング周波数に従って、デマルチプレ
クサ27A、D/A変換器27R、27G、27Bなど
に対するクロックパルスが出力されるとともに、NTS
C規格に応じた複合同期信号が発生される。
【0053】デコーダ27から出力されるR、G、Bの
デジタルコンポーネント映像信号は、それぞれD/A変
換器27R、27G、27Bに入力され、アナログ信号
に変換される。R、G、Bのアナログコンポーネント映
像信号は、複合同期信号(図示せず)とともにモニタ2
4へ送られる。ただし、モニタ24は、R、G、Bのア
ナログコンポーネント映像信号を受信可能である。
【0054】なお、輝度・色差Y、Cb、Crのデジタ
ルコンポーネント映像信号をプロセッサ10からモニタ
24へ送る場合、プロセッサ10とモニタ24が直接接
続される。従って、輝度・色差Y、Cb、Crのデジタ
ルコンポーネント映像信号は、そのまま直接モニタ24
へ送られる。ただし、この場合に適用されるモニタ24
は、デジタル映像信号である輝度・色差信号Y、Cb、
Crを受信可能で、そのデジタル映像信号に基づいて観
察画像を表示可能なモニタである。
【0055】このように、本実施形態によれば、スコー
プ40内の撮像素子41から読み出される観察部位Sの
画像信号に基づいて、R、G、Bのデジタルコンポーネ
ント映像信号がプロセッサ10から出力される。そし
て、出力されたR、G、Bのデジタルコンポーネント映
像信号は、デコーダ25を介してモニタ24へ送られ、
これにより、スコープ40の捉える観察画像が遠隔地に
設置されたモニタ24に表示される。デジタルのR、
G、B画像信号を輝度、色差信号Y、Cb、Crに変換
することなく、そのままデジタルコンポーネント映像信
号として出力するため、信号に劣化が生じない。そのた
め、遠隔地に設置されたモニタ24において、画質の優
れた観察画像が表示される。
【0056】切替プッシュスイッチ19Sおよびスイッ
チ回路34により、撮像素子41から読み出される画像
信号に基づいて、輝度・色差Y、Cb、Crのデジタル
コンポーネント映像信号およびR、G、Bのデジタルコ
ンポーネント映像信号のどちらか一方が生成され、シリ
アル伝送およびパラレル伝送形式に従って出力される。
このようにオペレータの選択によってどちらか一方の映
像信号を出力する構成であることにより、モニタの規格
などの条件に応じてデジタルコンポーネント映像信号を
出力することができる。
【0057】周波数変換回路37を設けることにより、
生成される輝度・色差Y、Cb、Crのデジタルコンポ
ーネント映像信号のサンプリング周波数とR、G、Bの
デジタルコンポーネント映像信号のサンプリング周波数
とが等しくなり、マルチプレクサ36およびパラレル/
シリアル変換器39が共有化されている。すなわち、マ
ルチプレクサ、パラレル/シリアル変換器を、R、G、
Bのデジタルコンポーネント映像信号と輝度・色差のデ
ジタルコンポーネント映像信号それぞれ別々に用意する
必要がなく、ビデオ回路13内の回路構成が簡素化さ
れ、コストダウンが可能となる。
【0058】R、G、Bのデジタルコンポーネント映像
信号および輝度・色差Y、Cb、Crのデジタルコンポ
ーネント映像信号のどちらか一方を出力する構成となっ
ており、デジタル映像信号の出力回路が共有化されてい
る。そのため、2つの映像信号を両方出力する場合にお
けるコネクタ(出力端子)の数の増大や回路の規模の拡
大により生じる不要なノイズ放射といったものがなく、
デジタルの映像信号を劣化させることなく伝送すること
ができる。
【0059】なお、本実施形態では、カラーテレビジョ
ン方式としてNTSC方式が適用されているが、他の方
式(例えば、PAL方式)であってもよい。また、カラ
ー撮像方式として、面順次方式以外の方式(例えば、単
板方式)を適用させてもよい。さらに、電子内視鏡装置
の近くに設置されたモニタに対しても、デジタルコンポ
ーネント映像信号を送るように構成してもよい。
【0060】
【発明の効果】このように本発明によれば、デジタルの
映像信号をモニタへ出力する場合、より画質の優れた画
像をモニタに表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態である電子内視鏡装置のブロック図で
ある。
【図2】ビデオプロセス回路のブロック図である。
【図3】輝度、色差信号に対する多重化処理を示した図
である。
【図4】R、G、B信号に対する多重化処理を示した図
である。
【図5】ビデオデコーダを示した図である。
【図6】デコーダのブロック図である。
【符号の説明】
10 プロセッサ 13 ビデオプロセス回路 19S 切替プッシュスイッチ 21 テレビモニタ 24 モニタ 25 ビデオデコーダ 34 スイッチ回路 35 マトリクス回路 36 マルチプレクサ 37 周波数変換回路 39 パラレル/シリアル変換器 40 スコープ 41 撮像素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C061 AA01 BB01 CC06 DD00 LL01 MM02 NN05 SS21 TT03 WW04 WW09 5C054 AA01 CA04 CC03 CE04 EA01 ED09 EE00 EF01 EF02 FA00 FB04 HA12 5C065 AA04 BB30 CC02 CC03 DD02 EE06 GG44 5C066 AA01 AA11 BA01 CA25 DA01 DA05 GA01 GA02 GA04 GA05 KM02 KM05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体像が形成される撮像素子を有する
    スコープと前記撮像素子に形成される被写体像を表示す
    るための表示装置とがそれぞれ接続されるとともに、 前記撮像素子において生じる被写体像に応じた画像信号
    を映像信号に変換し、その映像信号を前記表示装置へ出
    力する信号処理手段を備え、 前記信号処理手段が、前記撮像素子において生じる被写
    体像に応じた画像信号に基づいて、デジタルのコンポー
    ネント映像信号であって3原色である赤色(R)、緑色
    (G)、青色(B)に応じたR、G、Bデジタルコンポ
    ーネント映像信号とデジタルのコンポーネント映像信号
    であって輝度、色差信号である輝度・色差デジタルコン
    ポーネント映像信号のどちらか一方を選択的に生成し、
    生成されたどちらか一方のデジタルコンポーネント映像
    信号を前記表示装置へ出力する映像信号出力手段を有す
    ることを特徴とする電子内視鏡装置のプロセッサ。
  2. 【請求項2】 前記表示装置へ出力される前記R、G、
    Bデジタルコンポーネント映像信号のサンプリング周波
    数と前記輝度・色差デジタルコンポーネント映像信号の
    サンプリング周波数とが等しいことを特徴とする請求項
    1に記載の電子内視鏡装置のプロセッサ。
  3. 【請求項3】 前記信号処理手段が、前記撮像素子にお
    いて生じる被写体像に応じた画像信号に基づいて、R、
    G、B各色に応じ、分離された信号であるデジタルの
    R、G、B信号を生成し、 前記映像信号出力手段が、 前記デジタルのR、G、B信号をデジタルの輝度、色差
    信号に変換する輝度・色差変換手段と、 前記デジタルのR、G、B信号のサンプリング周波数を
    変換する周波数変換手段と、 周波数が変換された前記デジタルのR、G、B信号と前
    記デジタルの輝度、色差信号のどちらか一方を選択する
    選択手段と、 前記選択手段によって選択された前記周波数が変換され
    たデジタルのR、G、B信号もしくは前記デジタルの輝
    度、色差信号を多重化処理することによって、前記デジ
    タルのR、G、B信号に応じた前記R、G、Bデジタル
    コンポーネント映像信号もしくは前記デジタルの輝度、
    色差信号に応じた前記輝度・色差デジタルコンポーネン
    ト映像信号を生成する多重化手段とを有することを特徴
    とする請求項1もしくは請求項2のいずれかに記載の電
    子内視鏡装置のプロセッサ。
  4. 【請求項4】 前記信号出力手段が、前記多重化手段に
    おいて生成される前記R、G、Bデジタルコンポーネン
    ト映像信号もしくは前記輝度・色差デジタルコンポーネ
    ント映像信号を、シリアル伝送用の映像信号に変換する
    シリアル変換手段をさらに有することを特徴とする請求
    項3に記載の電子内視鏡装置のプロセッサ。
  5. 【請求項5】 前記プロセッサから出力されるデジタル
    コンポーネント映像信号を前記R、G、Bデジタルコン
    ポーネント映像信号もしくは前記輝度・色差デジタルコ
    ンポーネント映像信号どちらか一方に定める切替スイッ
    チをさらに有し、前記選択手段が、前記切替スイッチに
    対する操作に従って、サンプリング周波数が変換された
    前記デジタルのR、G、B信号と前記デジタルの輝度、
    色差信号のどちらか一方を選択することを特徴とする請
    求項3に記載の電子内視鏡装置のプロセッサ。
  6. 【請求項6】 前記デジタルのR、G、B信号それぞれ
    のサンプリング周波数が、前記デジタルの輝度、色差信
    号における輝度信号のサンプリング周波数と等しく、前
    記周波数変換手段が、前記デジタルのR、G、B信号そ
    れぞれのサンプリング周波数を、前記輝度信号のサンプ
    リング周波数の2/3倍に変換することを特徴とする請
    求項3に記載の電子内視鏡装置のプロセッサ。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載される電子内視鏡装置の
    プロセッサから出力される前記R、G、Bデジタルコン
    ポーネント映像信号を受信可能であり、前記電子内視鏡
    装置のプロセッサと前記表示装置との間に介在するよう
    に、前記表示装置およびプロセッサとそれぞれ接続さ
    れ、 前記R、G、Bデジタルコンポーネント映像信号をアナ
    ログのコンポーネント映像信号とであるR、G、Bアナ
    ログコンポーネント映像信号に変換して前記表示装置へ
    出力する復号手段を備えたことを特徴とするビデオデコ
    ーダ。
  8. 【請求項8】 被写体像が形成される撮像素子を有する
    スコープと、 前記スコープが接続されるとともに、前記撮像素子にお
    いて生じる被写体像に応じた画像信号を映像信号に変換
    し、その映像信号を外部へ出力する信号処理手段を備え
    たプロセッサであって、前記信号処理手段が、前記撮像
    素子において生じる被写体像に応じた画像信号に基づい
    て、デジタルのコンポーネント映像信号であって3原色
    である赤色(R)、緑色(G)、青色(B)に応じた
    R、G、Bデジタルコンポーネント映像信号とデジタル
    のコンポーネント映像信号であって輝度、色差信号であ
    る輝度・色差デジタルコンポーネント映像信号のどちら
    か一方を生成し、生成されたどちらか一方の映像信号を
    外部へ出力する映像信号出力手段を有するプロセッサ
    と、 前記プロセッサへ接続されるとともに前記プロセッサか
    ら出力される前記R、G、Bデジタルコンポーネント映
    像信号を受信可能であって、前記R、G、Bデジタルコ
    ンポーネント映像信号をアナログのコンポーネント映像
    信号であるR、G、Bアナログコンポーネント映像信号
    に変換して外部へ出力する復号手段を有するビデオデコ
    ーダと、 前記ビデオデコーダと接続されるとともに前記ビデオデ
    コーダから出力される前記R、G、Bアナログコンポー
    ネント映像信号を受信可能であって、前記撮像素子に形
    成される被写体像を表示する表示装置とを備えたことを
    特徴とする電子内視鏡システム。
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