JP2002044682A - デジタル映像信号を出力する電子内視鏡装置とデジタル映像信号を受信するデコーダを備えた電子内視鏡システム - Google Patents

デジタル映像信号を出力する電子内視鏡装置とデジタル映像信号を受信するデコーダを備えた電子内視鏡システム

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JP2002044682A
JP2002044682A JP2000220258A JP2000220258A JP2002044682A JP 2002044682 A JP2002044682 A JP 2002044682A JP 2000220258 A JP2000220258 A JP 2000220258A JP 2000220258 A JP2000220258 A JP 2000220258A JP 2002044682 A JP2002044682 A JP 2002044682A
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component video
signal
luminance
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JP2000220258A
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Akihiro Takahashi
昭博 高橋
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画質の優れた画像をモニタに表示できるとと
もに、複数のデジタル映像信号を選択的にモニタへ送
る。 【解決手段】 プロセッサ内のビデオプロセス回路13
において、フレームメモリ31R、31G、31Bから
読み出されるR、G、B各色毎に分離されたデジタル信
号を、マトリクス回路35、マルチプレクサ36Aによ
って多重化された輝度・色差Y、Cb、Crデジタルコ
ンポーネント映像信号に変換するとともにマルチプレク
サ36BによってR、G、Bデジタルコンポーネント映
像信号に変換する。デジタルコンポーネント映像信号の
映像ブランキング期間をハイインピーダンス状態にし、
ビデオデコーダにおいて挿入される映像信号のフォーマ
ットに関する信号に基づいて、スイッチ回路SWを切り
替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子スコープとプ
ロセッサおよびモニタとを備え、スコープ内に設けられ
た撮像素子によって撮像される観察部位の画像をモニタ
などに表示する電子内視鏡システムに関し、特に、デジ
タルの映像信号をモニタへ出力するための信号処理に関
する。
【0002】
【従来の技術】電子スコープの先端には撮像素子が設け
られており、被写体像が撮像素子に形成されると、被写
体像に応じた画像信号が読み出されてプロセッサへ送ら
れる。プロセッサでは、読み出された画像信号に基づい
て映像信号(ビデオ信号)が生成され、モニタなどの表
示装置へ送られ、これにより、被写体像がモニタに表示
される。近年の信号のデジタル化に伴い、NTSC信号
などを含むアナログの映像信号とともに、デジタルの映
像信号も出力可能であり、デジタルの映像信号は、シリ
アルもしくはパラレル伝送方式によってモニタなどの外
部機器へ出力される。
【0003】デジタル信号の場合、伝送中における信号
の劣化がほとんどないため、遠隔地にモニタを設置して
も、画質の優れた画像が表示される。そのため、手術、
検査中においてスコープが捉える観察画像を患者の家族
や他の医師などに同時中継する場合、検査室から離れた
場所に設置されたモニタへ送る映像信号として、デジタ
ルの映像信号が利用される。
【0004】デジタル映像信号に関しては、輝度および
色差信号からなるコンポーネントの映像信号が規格化さ
れており、プロセッサ内では、赤色(R)、青色
(B)、緑色(G)に応じたデジタルの画像信号に基づ
いて、デジタルの輝度、色差信号であるデジタルコンポ
ーネント映像信号が生成され、モニタへ送られる。一
方、モニタでは、デジタルコンポーネント映像信号が最
終的にアナログのR、G、B映像信号に変換され、これ
により、観察部位の画像がモニタに表示される。デジタ
ルのR、G、B信号からデジタルの輝度信号Y、色差信
号Cb、Crへの変換は、以下の式で求められる。
【0005】
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、デジタルの
輝度信号Y、色差信号Cb、Crを求める式において、
各係数(例えば、輝度信号Yを求める式における0.2
99)は、有効数字3桁で表されており、小数点第4位
以下は、四捨五入されている。また、色差信号Cb、C
rの値の範囲を−0.5〜+0.5に抑えるため、色差
信号Cb、Crを求める式においてそれぞれ所定の係数
(0.713と0.564)が掛けられているが、これ
らの係数も有効数字3桁で表されている。そのため、デ
ジタルのR、G、B信号をデジタルの輝度信号Y、色差
信号Cb、Crへ変換する場合、各係数の丸め誤差によ
り、得られるデジタルの輝度・色差信号Y、Cb、Cr
に劣化が生じる。劣化したデジタルの輝度・色差信号
Y、Cb、Crがモニタへ送られると、モニタに表示さ
れる観察画像の画質が低下する。
【0007】そこで、本発明は、より画質の優れた画像
をモニタに表示できるとともに、複数のデジタルの映像
信号を選択的にモニタへ送ることができる電子内視鏡シ
ステムを得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の電子内視鏡シス
テムは、被写体像が形成される撮像素子を有する電子ス
コープと、電子スコープが接続されるとともに、撮像素
子において生じる被写体像に応じた画像信号を多重化処
理されたデジタルコンポーネント映像信号に変換し、該
デジタルコンポーネント映像信号を外部へ出力する信号
処理手段を有するプロセッサと、被写体像を表示する表
示装置と、プロセッサと表示装置とが接続されるととも
にプロセッサと表示装置との間に介在し、プロセッサか
ら出力されるデジタルコンポーネント映像信号を表示装
置の受信可能な映像信号に変換して表示装置へ出力する
復号手段を有するビデオデコーダとを備える。信号処理
手段は、被写体像に応じた画像信号に基づいて、デジタ
ルのコンポーネント映像信号であって3原色である赤色
(R)、緑色(G)、青色(B)に応じたR、G、Bデ
ジタルコンポーネント映像信号と、デジタルのコンポー
ネント映像信号であって輝度、色差信号である輝度・色
差デジタルコンポーネント映像信号とを生成するデジタ
ルコンポーネント映像信号生成手段と、R、G、Bデジ
タルコンポーネント映像信号と輝度・色差デジタルコン
ポーネント映像信号のどちらか一方をデジタルコンポー
ネント映像信号として選択的にビデオデコーダへ出力す
る出力選択手段とを有する。ビデオデコーダは、プロセ
ッサから出力されるデジタルコンポーネント映像信号を
R、G、Bデジタルコンポーネント映像信号と輝度・色
差デジタルコンポーネント映像信号のどちらか一方に設
定するため、プロセッサから出力されるデジタルコンポ
ーネント映像信号の中に映像信号フォーマット情報を挿
入するフォーマット情報挿入手段を有する。そして、出
力選択手段は、デジタルコンポーネント映像信号に挿入
された映像信号フォーマット情報に従って、R、G、B
デジタルコンポーネント映像信号と輝度・色差デジタル
コンポーネント映像信号のどちらか一方を選択的にビデ
オデコーダへ出力する。
【0009】R、G、Bのデジタルコンポーネント映像
信号を出力することにより、輝度・色差信号であるデジ
タルコンポーネント映像信号と比べて信号劣化の少ない
デジタル映像信号を表示装置へ送ることができる。ま
た、どちらか一方のデジタルコンポーネント映像信号を
出力するため、プロセッサにおいてデジタルコンポーネ
ント映像信号の出力端子をまとめることが可能となり、
プロセッサの出力端子の数が削減される。そのため、出
力端子数の増加に基づくノイズの発生を防ぐことがで
き、デジタルコンポーネント映像信号を出力する際に信
号の劣化が生じない。
【0010】さらに、ビデオデコーダの側でプロセッサ
から出力されるデジタルコンポーネント映像信号のフォ
ーマット、すなわちR、G、Bもしくは輝度・色差を選
択できることから、プロセッサ10を操作するオペレー
タに関係なく、表示装置およびビデオデコーダのある受
信側でデジタルコンポーネント映像信号のフォーマット
を選択することが可能である。
【0011】例えば、映像信号フォーマット情報を、
R、G、Bデジタルコンポーネント映像信号を出力させ
るための第1の信号と輝度・色差デジタルコンポーネン
ト映像信号を出力させるための第2の信号と定めた場
合、出力選択手段は、プロセッサから出力されるデジタ
ルコンポーネント映像信号の映像ブランキング期間を第
1および第2の信号のいずれかの信号を挿入可能なハイ
インピーダンス状態に定めることが望ましい。そして、
フォーマット情報挿入手段は、デジタルコンポーネント
映像信号のブランキング期間に第1の信号と第2の信号
のどちらか一方の信号を挿入することが望ましい。この
場合、出力選択手段は、映像ブランキング期間に第1お
よび第2の信号のどちらの信号が挿入されているか検出
し、第1の信号が検出されるとR、G、Bデジタルコン
ポーネント映像信号を出力し、第2の信号が検出される
と輝度・色差デジタルコンポーネント映像信号を出力す
る。内視鏡システムにおいて音声を表示装置へ送る必要
がないことから、音声情報などが通常挿入される映像ブ
ランキング期間を信号が挿入されないハイインピーダン
ス状態にすることにより、ビデオデコーダ入力されるデ
ジタルコンポーネント映像信号に映像信号フォーマット
情報をビデオデコーダ側で挿入することができる。映像
信号フォーマット情報を挿入すると、挿入された映像信
号フォーマットをプロセッサの出力側で検出することが
できる。したがって、この映像信号フォーマット情報を
プロセッサ側で検出することにより、ビデオデコーダ側
で選択されたR、G、Bあるいは輝度・色差デジタルコ
ンポーネント映像信号がプロセッサから出力される。
【0012】ビデオデコーダは、プロセッサから出力さ
れるデジタルコンポーネント映像信号をR、G、Bデジ
タルコンポーネント映像信号と輝度・色差デジタルコン
ポーネント映像信号のどちらか一方に選択するための受
信側選択スイッチをさらに有することが望ましい。この
場合、フォーマット情報挿入手段は、受信側選択スイッ
チに対する操作に従って、第1の信号および第2の信号
のどちらか一方を映像ブランキング期間に挿入する。こ
れにより、表示装置を見ている観察者は、スイッチ操作
によって、所望するフォーマットのデジタルコンポーネ
ント映像信号をプロセッサから出力させることができ
る。
【0013】R、G、Bデジタルコンポーネント映像信
号の情報量と輝度・色差デジタルコンポーネント映像信
号の情報量とが等しくなるように、多重化処理のサンプ
リング周波数がR、G、Bデジタルコンポーネント映像
信号および輝度・色差デジタルコンポーネント映像信号
それぞれについて定められていることが望ましい。この
ようにサンプリング周波数が定められることによって、
R、G、Bデジタルコンポーネント映像信号に基づいて
表示装置に表示される被写体像の画質が輝度・色差デジ
タルコンポーネント映像信号に比べて低下することがな
い。例えば、R、G、Bデジタルコンポーネント映像信
号のサンプリング周波数が、規格化されているデジタル
輝度信号のサンプリング周波数の3倍に定められ、ま
た、輝度・色差デジタルコンポーネント映像信号のサン
プリング周波数が、規格化されているデジタル輝度信号
のサンプリング周波数の2倍に定められている。
【0014】プロセッサは、ビデオデコーダへ出力する
デジタルコンポーネント映像信号をR、G、Bデジタル
コンポーネント映像信号と輝度・色差デジタルコンポー
ネント映像信号のどちらか一方に選択するための送信側
選択スイッチをさらに有することが望ましい。これによ
り、プロセッサおよび電子スコープを操作しているオペ
レータが出力されるデジタルコンポーネント映像信号の
フォーマットを選択することができる。この場合、復号
手段は、プロセッサから出力されるデジタルコンポーネ
ント映像信号のサンプリング周波数を検出し、サンプリ
ング周波数に従って、表示装置の受信可能な映像信号に
変換することが望ましい。
【0015】信号処理手段は、パラレルのデジタルコン
ポーネント映像信号であるR、G、Bデジタルコンポー
ネント映像信号もしくは輝度・色差デジタルコンポーネ
ント映像信号のいずれかをシリアル伝送用の映像信号に
変換してビデオデコーダへ出力するシリアル変換手段を
有することが望ましい。また、復号手段が、シリアル化
されたR、G、Bデジタルコンポーネント映像信号もし
くは輝度・色差デジタルコンポーネント映像信号のいず
れかをパラレルのデジタルコンポーネント映像信号に変
換するパラレル変換手段を有することが望ましい。シリ
アル伝送という簡易なデジタル伝送形式を用いることに
より、表示装置とビデオデコーダを繋ぐケーブルとして
安価なケーブルが利用できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下では、図面を参照して、実施
形態である電子内視鏡装置およびモニタなどの外部機器
を含めた電子内視鏡システムを説明する。
【0017】図1は、本実施形態である電子内視鏡シス
テムのブロック図である。また、図2は、プロセッサの
正面図である。この電子内視鏡システムは、胃など人体
の臓器内の映像を画面に表示するシステムであり、様々
なフォーマットの映像信号をモニタへ出力することが可
能である。
【0018】プロセッサ10には、電子スコープ40と
ともにビデオデコーダ25を介してモニタ24が接続さ
れている。電子スコープ40はプロセッサ10に着脱自
在に接続されており、手術や検査が開始されると、電子
スコープ40の先端側は体腔内に挿入される。
【0019】カラー撮像方式として、ここでは面順次方
式が適用されており、プロセッサ10内には、回転フィ
ルタ17が設けられている。回転フィルタ17は、円盤
状に形成されており、赤色(R)、緑色(G)、青色
(B)の各波長の光をそれぞれ透過する、赤色フィル
タ、緑色フィルタ、青色フィルタ(図示せず)が、それ
ぞれ扇状になって等間隔で配置されている。ただし、各
色のフィルタ間には、遮光領域が設けられている。回転
フィルタ17は、駆動モータ17Aにより駆動され、1
フレームの走査時間に対応するように所定の回転数で回
転する。なお、本実施形態では、カラーテレビジョン方
式としてNTSC方式が適用されている。
【0020】光源ランプ16から放射された光は、回転
フィルタ17および集光レンズ(図示せず)を介してL
CB(ライトガイドファイババンドル)18の入射面1
8Aに入射され、出射面18Bから出射する。このと
き、回転フィルタ17が回転することにより、R、G、
B各色の光が観察部位Sに順次照射する。観察部位Sに
照射された各色の光が反射すると、反射した光が対物レ
ンズ(図示せず)を通ることにより、R、G、B各色に
応じた被写体像(観察部位Sの画像)が対物レンズの奥
に設けられた撮像素子の1つであるCCD41に順次結
像される。
【0021】撮像素子41上では、光電変換により、各
色に応じた被写体像の画像信号が順次発生する。このと
き、回転フィルタ17の遮光領域により体腔Sに対して
光が遮られている間に、1フレーム分の各色の画像信号
がCCDドライバ42により順次読み出される。CCD
ドライバ42では、CCD41を駆動するための制御信
号がCCD41へ送られるとともに、CCD41から読
み出された画像信号が増幅される。増幅された画像信号
は、順次プロセッサ10に送られる。
【0022】プロセッサ10内のCCDプロセス回路1
1では、順次別々に送られてくるR、G、Bに応じたア
ナログの画像信号に対し、A/D変換、ノイズ除去など
の信号処理が施される。デジタル化された各色の画像信
号は、タイミング回路12へ送られる。タイミング回路
12では、順次送られてくるR、G、Bそれぞれ1フレ
ーム分の画像信号が、1画面として再現できるように、
同期化される。また、タイミング回路12では、CCD
ドライバ42における画像信号の読み出し、プロセス回
路11におけるA/D変換およびタイミング回路12に
おける同期化などの処理タイミングを調整するため、ク
ロックパルスが出力される。さらに、テレビモニタ21
などに映像信号を送るため、複合同期信号などの同期信
号がタイミング回路12からビデオプロセス回路13へ
送られる。
【0023】ビデオプロセス回路13では、後述するよ
うに、タイミング回路12から出力されたR、G、B各
色に応じたデジタルのR、G、B画像信号が、デジタル
のコンポーネント信号やアナログのコンポジット信号な
どの映像信号(ビデオ信号)に変換される。デジタルの
映像信号は、シリアル伝送方式によって、プロセッサ1
0のある場所から遠く離れた場所に設置されたモニタ2
4へケーブルK1を通じて送られる。ただし、ビデオデ
コーダ25は、デジタル映像信号をモニタ24の受信可
能な映像信号に変換する装置であり、モニタ24の側に
設置されている。
【0024】一方、ビデオプロセス回路13で生成され
たアナログの映像信号は、プロセッサ10からテレビモ
ニタ21へケーブルK2を通って送られる。これによ
り、観察部位Sの画像がテレビモニタ21に映し出され
る。テレビモニタ21は、プロセッサ10の側に設置さ
れており、内視鏡操作をしているオペレータが利用する
モニタである。テレビモニタ21がプロセッサ10と同
じ部屋に配置されているため、ケーブルK2はケーブル
K1に比べて非常に短い。
【0025】システムコントロール回路14は、演算処
理を行うCPU(図示せず)を有しており、電子内視鏡
装置全体の動作を制御し、回転フィルタ17を回転させ
るモータ17Aに制御信号を送る。オペレータによるキ
ーボード20、パネルスイッチ19の操作によって生じ
る操作信号は、ペリフェラルドライバ15を介してシス
テムコントロール回路14に入力される。電子スコープ
40内に設けられたEEPROM43には、電子スコー
プ40内のCCD41の特性などのデータが記憶されて
おり、電子スコープ40がプロセッサ10に接続される
と、CCD41の画素数に関するデータなどがシステム
コントロール回路14によって読み出される。
【0026】図2に示すように、プロセッサ10の正面
には複数のパネルスイッチ19が配置されており、その
1つに自動切替モードスイッチ19Aがある。自動切替
モードスイッチ19Aは、プロセッサ10から出力する
映像信号として輝度・色差Y、Cb、Crのデジタルコ
ンポーネント映像信号もしくはR、G、Bのデジタルコ
ンポーネント映像信号どちらか一方を選択する選択操作
をビデオデコーダ25のある受信側で行うように設定す
るためのスイッチである。さらにパネルスイッチ19の
1つとして、輝度、色差Y、Cb、Crのデジタルコン
ポーネント映像信号もしくはR、G、Bのデジタルコン
ポーネント映像信号のどちらか一方の信号をプロセッサ
10において選択するための切替プッシュスイッチ19
Sが設けられている。受信側での操作、もしくは切替プ
ッシュスイッチ19Sに対する操作によって輝度・色差
Y、Cb、Crのデジタルコンポーネント映像信号が選
択されるとLEDのランプ22Aが点灯し、逆に、R、
G、Bのデジタルコンポーネント映像信号が選択される
とLEDのランプ22Bが点灯する。
【0027】図3は、ビデオプロセス回路13を示した
ブロック図である。
【0028】ビデオプロセス回路13には、同期化され
たR、G、B各色に応じたデジタルのR、G、B画像信
号が順次入力され、デジタルフレームメモリ31R、3
1G、31Bにそれぞれ格納される。デジタルのR、
G、B信号は、タイミング回路12(図1参照)から送
り出されるクロック信号に従って入出力される。デジタ
ルフレームメモリ31R、31G、31Bからそれぞれ
出力されるデジタルのR、G、B信号は、マトリクス回
路35、マルチプレクサ36BおよびD/A変換器32
R、32G、32Bへ送られる。
【0029】タイミング回路12から出力されるクロッ
クパルスは、ビデオプロセス回路13内の各回路に送ら
れる。これにより、ビデオプロセス回路13内のデジタ
ル処理のタイミング調整が施される。ただし、デジタル
処理におけるサンプリング周波数に関しては、13.5
MHzのサンプリング周波数fs が基準とされている。
この周波数は、規格化されたデジタル輝度信号のサンプ
リング周波数に対応する。演算子34A、37A、34
B、37Bは、サンプリング周波数fs を変換するため
の演算子であり、マルチプレクサ36A、36Bおよび
パラレル/シリアル変換器39A、39Bにおけるサン
プリング周波数をそれぞれ調整する。
【0030】D/A変換器32R、32G、32Bで
は、デジタルのR、G、B信号がアナログ化され、これ
により、アナログの映像信号であるR、G、B映像信号
(R、G、Bアナログコンポーネント映像信号)が生成
される。アナログのR、G、B映像信号は、複合同期信
号(図示せず)とともにそのまま外部へ出力されるか、
あるいは、アナログカラーエンコーダ33へ送られる。
アナログカラーエンコーダ33では、アナログのR、
G、B映像信号が、輝度信号、色信号および複合同期信
号など複合されたアナログのコンポジット映像信号、あ
るいはSビデオ信号といったアナログの輝度・色差コン
ポーネント映像信号に変換され、外部へ出力される。
【0031】マトリクス回路35では、入力されたデジ
タルのR、G、B信号が、デジタルの輝度信号Yおよび
色差信号Cr(=R−Y)、Cb(=B−Y)に変換さ
れる。このとき生成される輝度信号Yおよび色差信号C
b、Crのサンプリング周波数の比は、それぞれ「4:
2:2」となるように定められている。具体的には、輝
度信号Yのサンプリング周波数fy は13.5MHz であ
り、色差信号Cb、Crのサンプリング周波数fc は、
その半分の6.75MHz である。また、デジタルの輝度
信号Yおよび色差信号Cb、Crの1ライン分の有効サ
ンプル数(画像を構成する画素数)は、それぞれ720
個、360個、360個であり、合計1440個であ
る。
【0032】なお、サンプリング周波数の比「4:2:
2」は、デジタルの輝度信号Yおよびデジタルの色差信
号Cb、Crの伝送時における帯域幅を考慮して定めら
れたものであり、デジタルTVの信号伝送方式で規格化
された周波数比である。
【0033】マトリクス回路35において生成されたデ
ジタルの輝度信号Yおよび色差信号Cb、Crは、マル
チプレクサ36Aへ送られ、後述するように多重化処理
される。サンプリング周波数fs (=13.5MHz)
は演算子37Aにおいて2倍に変換されており、マルチ
プレクサ36Aでは、27.0MHzのサンプリング周
波数に従って多重化処理が施される。多重化された輝度
信号Yおよび色差信号Cb、Crに対しては、同期ワー
ド発生回路38から出力されるデジタル同期信号データ
が付加される。すなわち、多重化処理によって1系統の
信号にまとめられた輝度信号Yおよび色差信号Cb、C
rに対し、1ライン分の輝度・色差信号Y、Cb、Cr
の前後(映像ブランキング期間)に複数のワードで構成
されるTRS(Timing Reference Signals)が付加され
る。
【0034】多重化された輝度・色差信号Y、Cb、C
rは、輝度・色差デジタルコンポーネント映像信号とし
て外部へ出力する前にパラレル/シリアル変換器39A
に送られる。パラレル/シリアル変換器39Aでは、輝
度・色差Y、Cb、Crのデジタルコンポーネント映像
信号をシリアル伝送するため、デジタル映像信号のデー
タ列がシリアル伝送用のデータ列に変換される。
【0035】マルチプレクサ36Bにおいて多重化され
ている輝度・色差Y、Cb、Crのデジタルコンポーネ
ント映像信号は、それぞれ10ビットのビット列から成
り、ビデオプロセス回路13内において10本のバスで
伝送されている。そして、パラレル/シリアル変換器3
9Aでは、輝度・色差Y、Cb、Crのデジタルコンポ
ーネント映像信号がシリアル伝送用の信号形式に変換さ
れる。すなわち、一本のケーブルによって1ビットずつ
R、G、Bのデジタルコンポーネント映像信号を外部へ
伝送するため、ビット列の最下位ビットLSB(Least
Significant Bit)からのビットデータ読み出しと最上位
ビットMSB(Most Significant Bit)から最下位ビッ
トLSBに向けての右シフト演算とが交互に実行され
る。これにより、1ビット列で表されるシリアル伝送用
のR、G、Bのデジタルコンポーネント映像信号がプロ
セッサから出力される。なお、パラレル/シリアル変換
器39Aにおけるサンプリング周波数は、演算子34A
において27.0MHzのサンプリング周波数が10倍
されることにより、270.0MHzとなる。シリアル
化された輝度・色差Y、Cb、Crのデジタルコンポー
ネント映像信号は、スイッチ回路SWへ送られる。
【0036】一方、マルチプレクサ36Bでは、デジタ
ルフレームメモリ31R、31G、31Bから出力され
るデジタルのR、G、B信号が、輝度及び色差信号への
変換なしにそのままマルチプレクサ36Bにおいて多重
化される。これにより、多重化されたR、G、Bのデジ
タルコンポーネント映像信号(R、G、Bジタルコンポ
ーネント映像信号)が、マルチプレクサ36Bから外部
機器へ向けて出力される。R、G、B各色の映像信号の
サンプリング周波数の比はそれぞれ「4:4:4」であ
り、各色のサンプリング周波数は、規格化されている輝
度信号Yのサンプリング周波数fY に対応させるため、
それぞれ13.5MHzである。サンプリング周波数f
s (=13.5MHz)は演算子37Bにおいて3倍に
変換されており、マルチプレクサ36Bでは、40.5
MHzのサンプリング周波数に従って多重化処理が施さ
れる。このときのR、G、B映像信号の1ライン分の有
効サンプル数は、各色それぞれ720個であることか
ら、720×3=2160個となる。また、輝度・色差
Y、Cb、Crのデジタルコンポーネント映像信号と同
様に、同期信号データが付加される。
【0037】多重化処理によって生成されたR、G、B
のデジタルコンポーネント映像信号は、パラレル/シリ
アル変換器39Bへ送られる。パラレル/シリアル変換
器39Bでは、多重化されたR、G、Bのデジタルコン
ポーネント映像信号をシリアル伝送するため、デジタル
映像信号のデータ列が変換される。シリアル化された
R、G、Bのデジタルコンポーネント映像信号は、スイ
ッチ回路SWへ送られる。なお、パラレル/シリアル変
換器39Bにおけるサンプリング周波数は、演算子34
Bにおいて40.5MHzのサンプリング周波数が10
倍されることにより、405.0MHzとなる。
【0038】スイッチ回路SWは、システムコントロー
ル回路14に接続されており、R、G、Bのデジタルコ
ンポーネント映像信号もしくは輝度・色差デジタルコン
ポーネント映像信号のどちらか一方を選択的にビデオデ
コーダ25へ出力する。自動切替モードスイッチ19A
が押下されてON状態である場合、出力されるデジタル
コンポーネント映像信号の選択はビデオデコーダ25の
ある受信側で行われる。
【0039】検出回路TDでは、受信側の操作によって
デジタルコンポーネント映像信号の映像ブランキング期
間に挿入される映像信号のフォーマットに関する信号
(映像信号フォーマット情報)が検出される。検出回路
TDは、システムコントロール回路14によって制御さ
れており、信号検出は出力されるデジタルコンポーネン
ト映像信号の映像ブランキング期間のタイミングに合わ
せて行われる。そして、システムコントロール回路14
では、検出された信号に基づきスイッチ回路SWを切り
替える。これにより、R、G、Bのデジタルコンポーネ
ント映像信号もしくは輝度・色差デジタルコンポーネン
ト映像信号のうち、ビデオデコーダ25のある受信側に
おいて選択されたデジタルコンポーネント映像信号がプ
ロセッサ10から出力される。
【0040】自動切替モードスイッチ19Aが押下され
ない場合、切替プッシュスイッチ19Sからシステムコ
ントロール回路14へ入力される信号に基づき、制御信
号がスイッチ回路SWへ送られる。これにより、オペレ
ータによって選択されたデジタルコンポーネント映像信
号が外部へ出力されるようにスイッチ回路SWが切り替
えられる。
【0041】図4は、ビデオデコーダ25のブロック図
である。
【0042】ビデオデコーダ25は、システムコントロ
ール回路25A、シリアル/パラレル変換器26、デマ
ルチプレクサ27A、ブランキング固定回路25B、タ
イミング回路25C、映像信号選択スイッチ27Cを備
える。CPU(図示せず)を有するシステムコントロー
ル回路25Aは、タイミング回路25Cを含めたビデオ
デコーダ全体を制御し、シリアル/パラレル変換器2
6、デマルチプレクサ27Aにおける信号処理タイミン
グを調整する。
【0043】映像信号選択スイッチ27Cは、プロセッ
サ10から出力されるデジタルコンポーネント映像信号
をR、G、Bのデジタルコンポーネント映像信号もしく
は輝度・色差デジタルコンポーネント映像信号のどちら
か一方に選択するためのスイッチであり、遠隔地に設置
されたモニタ24の観察者によって操作される。ブラン
キング固定回路25Bは、ビデオデコーダ25に入力さ
れるデジタルコンポーネント映像信号の映像ブランキン
グ期間に所定の信号を挿入するための回路であり、映像
信号選択スイッチ27Cに対する操作に従い、所定の信
号がタイミング調整しながらデジタルコンポーネント映
像信号へ送られる。
【0044】ビデオデコーダ25に入力されたR、G、
Bもしくは輝度・色差Y、Cb、Crのデジタルコンポ
ーネント映像信号は、そのまま何も処理されずに外部へ
出力されるとともに、シリアル/パラレル変換器26に
おいて再び10ビットで表されるパラレルのデジタルコ
ンポーネント映像信号に変換される。ただし、シリアル
/パラレル変換器26における処理は、プロセッサ10
内のパラレル/シリアル変換器39A、39Bにおける
処理と逆の処理である。シリアル/パラレル変換器26
から出力されるR、G、Bもしくは輝度・色差Y、C
b、Crのデジタルコンポーネント映像信号は、そのま
ま外部へ出力されるとともに、デマルチプレクサ27A
へ送られる。
【0045】多重化されているR,G、Bもしくは輝度
・色差Y、Cb、Crのデジタルコンポーネント映像信
号は、デマルチプレクサ27Aにおいて、R、G、Bあ
るいはY、Cb、Cr各色毎にそれぞれ分離される。た
だし、デマルチプレクサ27Aにおいて実行される処理
は、図3に示されるマルチプレクサ36Bにおいて実行
される多重化処理と逆の処理である。このとき、多重化
された輝度・色差Y、Cb、CrあるいはR、G、Bの
デジタルコンポーネント映像信号に付加されていた同期
信号データは分離される。R、G、BあるいはY、C
b、Cr各色毎に分離されたデジタル映像信号は、デジ
タルコンポーネント映像信号としてモニタ24へ送られ
る。タイミング回路25Cは、プロセッサ10内のビデ
オプロセス回路13におけるデジタル処理のサンプリン
グ周波数に従って、デマルチプレクサ27、シリアル/
パラレル変換器26、ブランキング固定回路25Bなど
へクロックパルスを出力する。なお、モニタ24は、シ
リアル伝送、パラレル伝送形式の多重化されたデジタル
コンポーネント映像信号と、R、G、Bおよび輝度・色
差Y、Cb、Cr各色毎に分離されたデジタルコンポー
ネント映像信号とをともに受信可能である。
【0046】図5は、マルチプレクサ36Aにおける多
重化処理およびマルチプレクサ36Bにおける多重化処
理を示した図である。図5を用いて、多重化処理につい
て説明する。
【0047】図5に示すように、マルチプレクサ36A
では、デジタル輝度信号Yおよび色差信号Cb、Cr
が、「Cb1、Y1、Cr1、Y2、Cb2、Y3・・
・・・」という順に並べられ、1系統に多重化される。
輝度信号Yおよび色差信号Cb、Crのサンプリング周
波数の比が4:2:2であるため、1つの輝度信号Yに
対して色差信号Cb、Crのどちらか一方が交互に抽出
される。したがって、前述したように、生成された輝度
・色差Y、Cb、Crのデジタルコンポーネント映像信
号のサンプリング周波数は、27.0MHzとなる。
【0048】一方、デジタルのR、G、B信号は、デジ
タルの輝度信号Yと同じサンプリング周波数(13.5
MHz)に従って、フレームメモリ32R、32G、3
2Bから読み出されている。そして、マルチプレクサ3
6Bでは、図5に示すように、デジタルのR、G、B信
号が、「B1、G1、R1、B2、G2、R2・・・
・」という順で多重化される。すなわち、お互い対応す
るサンプル(画素)が交互に並ぶように、分離されてい
るデジタルのR、G、B信号が1系統の信号に変換され
る。生成されるR、G、Bのデジタルコンポーネント映
像信号のサンプリング周波数は、13.5×3=40.
5MHzである。
【0049】図6は、ビデオデコーダ25に入力される
デジタルコンポーネント映像信号に挿入される映像信号
のフォーマットに関する信号を示した図である。
【0050】通常、デジタルコンポーネント映像信号の
映像ブランキング期間には音声信号などが付加される
が、本実施形態では、いずれの信号も挿入されない状態
(同期信号を除く)でデジタルコンポーネント映像信号
がプロセッサ10から出力される。すなわち、出力され
るデジタルコンポーネント映像信号の映像ブランキング
期間は、ハイインピーダンス状態になっている。
【0051】ビデオデコーダ25の映像信号選択スイッ
チ27Cに対する操作によって、R、G、Bデジタルコ
ンポーネント映像信号の出力が選択された場合、ブラン
キング固定回路25Cからロー(Low)レベルの信号
が出力され、映像ブランキング期間に挿入される。これ
により、ハイインピーダンス状態であった映像ブランキ
ング期間はLowに固定される。
【0052】ビデオデコーダ25において映像ブランキ
ング期間がLowに固定されれば、プロセッサ10の出
力側のデジタルコンポーネント映像信号の映像ブランキ
ング期間もLowに固定される。ビデオプロセス回路1
3内の検出回路TD(図3参照)においてこのローレベ
ルの信号が検出されれば、図6に示すように、システム
コントロール回路14は、ローレベルの信号(第1の信
号)に応じたR、G、Bのデジタルコンポーネント映像
信号が出力されるようにスイッチ回路SWを切り替え
る。
【0053】一方、映像ブランキング期間にハイ(Hi
gh)レベルの信号(第2の信号)が挿入されると、検
出回路TDにおいてハイレベルの信号が検出される。シ
ステムコントロール回路14は、図6に示すように、ハ
イレベルの信号に応じた輝度・色差Y、Cb、Crのデ
ジタルコンポーネント映像信号が出力されるようにスイ
ッチ回路SWを切り替える。
【0054】図7は、プロセッサ10のシステムコント
ロール回路14により制御されるデジタルコンポーネン
ト映像信号の出力選択動作のルーチンを示したフローチ
ャートである。このルーチンは、所定の時間間隔毎に実
行される。
【0055】ステップ101では、自動切替モードスイ
ッチ19AがON状態であるか否かが判定される。すな
わち、デジタルコンポーネント映像信号の選択をビデオ
デコーダ25の側で行われるのか否かが判定される。
【0056】ステップ101において自動切替モードス
イッチ19AがON状態であると判断されると、ステッ
プ102に移る。ステップ102では、検出回路TDに
おいて検出される映像ブランキング期間に挿入された信
号が輝度・色差Y、Cb、Crのデジタルコンポーネン
ト映像信号に応じたハイレベルの信号であるか否かが判
定される。
【0057】ステップ102においてハイレベルの信号
が映像ブランキング期間に挿入されていると判断される
と、ステップ103に進む。ステップ103では、輝度
・色差Y、Cb、Crのデジタルコンポーネント映像信
号が出力されることを示すランプ22Aが点灯する。そ
して、ステップ104では、輝度・色差Y、Cb、Cr
のデジタルコンポーネント映像信号が出力されるように
スイッチ回路SWが制御される。ステップ104が実行
されると、ルーチンは終了する。
【0058】一方、ステップ102においてハイレベル
の信号が映像ブランキング期間に挿入されていない、す
なわち、R、G、Bのデジタルコンポーネント映像信号
に応じたローレベルの信号が映像ブランキング期間に挿
入されていると判断されると、ステップ105に移る。
ステップ105では、R、G、Bのデジタルコンポーネ
ント映像信号が出力されることを示すランプ22Bが点
灯する。そして、ステップ106では、R、G、Bのデ
ジタルコンポーネント映像信号が出力されるようにスイ
ッチ回路SWが制御される。ステップ106が実行され
ると、ルーチンは終了する。
【0059】ステップ101において、自動切替モード
スイッチ19AがON状態ではない、すなわち出力する
デジタルコンポーネント映像信号の選択はプロセッサ1
0の側で行われると判断された場合、ステップ107へ
移る。ステップ107では、切替プッシュスイッチ19
Sに対する操作により、出力するデジタルコンポーネン
ト映像信号として輝度・色差Y、Cb、Crのデジタル
コンポーネント映像信号が選択されたか否かが判定され
る。輝度・色差Y、Cb、Crのデジタルコンポーネン
ト映像信号が選択されたと判断されると、ステップ10
8に移る。一方、輝度・色差Y、Cb、Crのデジタル
コンポーネント映像信号が選択されていない、すなわち
R、G、Bのデジタルコンポーネント映像信号が選択さ
れたと判断された場合、ステップ110に移る。
【0060】ステップ108、109の実行は、ステッ
プ103、104の実行と同じであり、LED22Aが
点灯するとともに輝度色差Y、Cb、Crのデジタルコ
ンポーネント映像信号が出力されるようにスイッチ回路
SWが制御される。また、ステップ110、111の実
行は、ステップ105、106の実行と同じであり、L
ED22Bが点灯するとともにR、G、Bのデジタルコ
ンポーネント映像信号が出力されるようにスイッチ回路
SWが制御される。ステップ109あるいは111が実
行されると、このルーチンは終了する。
【0061】図8は、ビデオデコーダ25におけるデジ
タルコンポーネント映像信号に対する処理動作のルーチ
ンを示したフローチャートである。
【0062】ステップ201では、ビデオデコーダ25
の映像信号選択スイッチ27Cに対する操作によって、
プロセッサ10から出力される映像信号として輝度・色
差Y、Cb、Crのデジタルコンポーネント映像信号が
選択されているか否かが判定される。
【0063】ステップ201において、輝度・色差Y、
Cb、Crのデジタルコンポーネント映像信号が選択さ
れていると判断されると、ステップ202に進む。ステ
ップ202では、映像ブランキング期間にハイレベルの
信号が挿入される。プロセッサ10において自動切替モ
ードスイッチ19AがON状態である場合、輝度・色差
Y、Cb、Crのデジタルコンポーネント映像信号がプ
ロセッサ10から出力される。そして、ステップ203
では、輝度・色差Y、Cb、Crのサンプリング周波数
(=27.0MHz)に従って輝度・色差Y、Cb、C
rのデジタルコンポーネント映像信号がビデオデコーダ
25内で処理されるように、タイミング回路13が制御
される。ステップ203が実行されると、ステップ20
4へ進む。
【0064】ステップ204では、ビデオデコーダ25
に入力されるサンプリング周波数が輝度・色差Y、C
b、Crのデジタルコンポーネントに応じたサンプリン
グ周波数(=27.0MHz)であるか否かが判定され
る。
【0065】プロセッサ10において自動切替モードス
イッチ19AがON状態でない場合、切替プッシュスイ
ッチ19Sによって選択されたデジタルコンポーネント
映像信号がプロセッサから出力される。このとき、ビデ
オデコーダ25において映像ブランキング期間に挿入さ
れるハイレベル(あるいはローレベル)の信号は出力さ
れる映像信号の選択に影響しない。したがって、ハイレ
ベルの信号が映像ブランキング期間に挿入されても、選
択切替プッシュスイッチ19Sの操作によってR、G、
Bのデジタルコンポーネント映像信号が選択された場
合、R、G、Bのデジタルコンポーネント映像信号がビ
デオデコーダ25に入力される。
【0066】そこで、ステップ204において、入力さ
れるデジタルコンポーネント映像信号のサンプリング周
波数が輝度、色差Y、Cb、Crのサンプリング周波数
(=27.0MHz)ではなく、R、G、Bのサンプリ
ング周波数(=40.5MHz)であると判断された場
合、映像信号の出力選択は受信側ではなくプロセッサ側
で行われ、R、G、Bのデジタルコンポーネント映像信
号がプロセッサ10から出力されていることから、ステ
ップ205においてR、G、Bのデジタルコンポーネン
ト映像信号のサンプリング周波数に従うようにタイミン
グ回路25Cが制御される。一方、ステップ204にお
いて、入力されるデジタルコンポーネント映像信号のサ
ンプリング周波数が輝度、色差Y、Cb、Crのサンプ
リング周波数(=27.0MHz)に等しいと判断され
た場合、このルーチンはそのまま終了する。
【0067】ステップ201において、輝度・色差Y、
Cb、Crのデジタルコンポーネント映像信号が選択さ
れていない、すなわちR、G、Bのデジタルコンポーネ
ント映像信号が選択されていると判断された場合、ステ
ップ206に移る。ステップ206では、映像ブランキ
ング期間にローレベルの信号が挿入される。プロセッサ
10において自動切替モードスイッチ19SがON状態
である場合、R、G、Bのデジタルコンポーネント映像
信号がプロセッサ10から出力される。そして、ステッ
プ207では、R、G、Bのデジタルコンポーネント映
像信号のサンプリング周波数(=40.5MHz)に従
ってR、G、Bのデジタルコンポーネント映像信号がビ
デオデコーダ25内で処理されるように、タイミング回
路25Cが制御される。ステップ207が実行される
と、ステップ208に移る。
【0068】ステップ208では、ステップ204とは
逆に、ビデオデコーダ25に入力されるデジタルコンポ
ーネント映像信号のサンプリング周波数がR、G、Bの
デジタルコンポーネントに応じたサンプリング周波数
(=40.5MHz)であるか否かが判定される。デジ
タルコンポーネント映像信号のサンプリング周波数が
R、G、Bのデジタルコンポーネントに応じたサンプリ
ング周波数(=40.5MHz)ではなく、輝度・色差
Y、Cb、Crのサンプリング周波数(=27.0MH
z)であると判断された場合、映像信号の出力選択は受
信側ではなくプロセッサ側で行われ、輝度・色差Y、C
b、Crのデジタルコンポーネント映像信号がプロセッ
サ10から出力されていることから、ステップ209に
おいて輝度・色差Y、Cb、Crのサンプリング周波数
に従うようにタイミング回路25Cが制御される。一
方、ステップ209において、デジタルコンポーネント
映像信号のサンプリング周波数がR、G、Bのデジタル
コンポーネントに応じたサンプリング周波数(=40.
5MHz)である場合、このルーチンはそのまま終了す
る。
【0069】このように、本実施形態によれば、スコー
プ40内のCCD41から読み出される観察部位Sの画
像信号に基づいて、R、G、Bのデジタルコンポーネン
ト映像信号がプロセッサ10から出力される。そして、
出力されたR、G、Bのデジタルコンポーネント映像信
号は、デコーダ25を介してモニタ24へ送られる。こ
れにより、スコープ40の捉える観察画像が遠隔地に設
置されたモニタ24に表示される。デジタルのR、G、
B画像信号を輝度、色差信号Y、Cb、Crに変換する
ことなく、そのままデジタルコンポーネント映像信号と
して出力するため、信号に劣化が生じない。そのため、
遠隔地に設置されたモニタ24において、画質の優れた
観察画像が表示される。
【0070】切替プッシュスイッチ19Sに対する操作
およびスイッチ回路SWにより、輝度・色差Y、Cb、
Crのデジタルコンポーネント映像信号およびR、G、
Bのデジタルコンポーネント映像信号の選択されたデジ
タルコンポーネント映像信号が出力される。外部機器へ
出力できるデジタルコンポーネント映像信号を1つに制
限することにより、映像信号を出力するための出力端子
の数が少なくなる。したがって、プロセッサ10の出力
端子の多さが原因で発生するノイズを抑えることがで
き、デジタルコンポーネント映像信号が出力される時に
ノイズ発生による映像信号の劣化が生じない。
【0071】本実施形態では、プロセッサ10から出力
されるデジタルコンポーネント映像信号の映像ブランキ
ング期間がハイインピーダンス状態に設定されており、
ビデオデコーダ25の映像信号選択スイッチ27Cの操
作に従って、ビデオデコーダ25に送られてくるデジタ
ルコンポーネント映像信号の映像ブランキング期間にロ
ーレベルもしくはハイレベルの信号が挿入される。自動
切替モードスイッチ19AがON状態である場合、プロ
セッサ10の検出回路TDにおいて挿入された信号が検
出され、ハイレベルの信号であれば輝度・色差Y、C
b、Crデジタルコンポーネント映像信号がプロセッサ
10から出力される。一方、ローレベルの信号が検出さ
れると、R、G、Bデジタルコンポーネント映像信号が
プロセッサ10から出力される。このとき、システムコ
ントロール回路14によってスイッチ回路SWを制御す
ることにより、輝度・色差Y、Cb、Crデジタルコン
ポーネント映像信号あるいはR、G、Bデジタルコンポ
ーネント映像信号が出力される。
【0072】このように、遠隔地にあるモニタ24の側
に設置されたビデオデコーダ25の映像信号選択スイッ
チ27Cによってプロセッサ10から出力されるデジタ
ルコンポーネント映像信号のフォーマットを選択するこ
とができるため、モニタ24の観察者は、電子スコープ
40およびプロセッサ10を操作するオペレータを介す
ることなく、所望する映像信号のフォーマットを選択す
ることができる。一方、切替スイッチ19Sに対する操
作により、プロセッサ10から出力されるデジタルコン
ポーネント映像信号の出力選択をオペレータが行うこと
もできる。
【0073】アナログのR、G、B映像信号が電子内視
鏡装置のそばに設置されたテレビモニタ21へ送られる
とともに、ビデオデコーダ25を介してR、G、Bのデ
ジタルコンポーネント映像信号がモニタ24へ送られる
場合、テレビモニタ21に表示される観察画像とモニタ
24に表示される観察画像の色相、彩度は実質的に同質
となる。これにより、オペレータがテレビモニタ21を
通して見る観察画像と同じ色合い(画質)の画像をモニ
タ24で見ることができる。
【0074】ビデオプロセス回路13内には、パラレル
/シリアル変換器39A、39Bが設けられており、
R、G、Bのデジタルコンポーネント映像信号は、1系
統に多重化されているとともに、シリアル伝送形式の信
号に変換される。これにより、プロセッサ10とモニタ
24を繋ぐ信号線が1本の信号線だけで済み、また、プ
ロセッサ10から遠隔地に設置されたビデオデコーダ2
5までの長さを必要とする信号線を低コストで抑えるこ
とができる。また、ビデオデコーダ25にはシリアル/
パラレル変換器26が設けれているため、プロセッサ1
0からパラレルのデジタルコンポーネント映像信号を出
力するように構成する必要がない。したがって、プロセ
ッサ10内の回路構成が簡素化されるとともに、出力端
子の減少によって放射ノイズを抑えることができる。
【0075】図5で示したように、マルチプレクサ36
Aの多重化処理におけるサンプリング周波数は、デジタ
ル輝度信号Yのサンプリング周波数の2倍、すなわち2
7.0MHzに定められ、また、マルチプレクサ36B
の多重化処理におけるサンプリング周波数は、輝度信号
Yのサンプリング周波数の3倍、すなわち、40.5M
Hzに定められる。このように、本実施形態では、1ラ
イン分の有効画素数が、輝度・色差信号Y、Cb,Cr
の場合は1440個、R、G、B映像信号の場合は21
60個とそれぞれ異なることを考慮して多重化処理のサ
ンプリング周波数が調整されており、これにより、1ラ
イン当たりの情報量は輝度・色差信号Y、Cb、Crお
よびR、G、B信号ともに等しくなる。すなわち、輝度
・色差信号Y、Cb、Crのデジタルコンポーネント映
像信号と同じ情報量のR、G、Bのデジタルコンポーネ
ント映像信号が出力される。したがって、デジタルの輝
度・色差信号Y、Cb、Crと比べてR、G、Bのデジ
タル映像信号の画質が低下することがない。
【0076】本実施形態では、ローレベルの信号もしく
はハイレベルの信号をデジタルコンポーネント映像信号
の映像ブランキング期間に挿入しているが、それ以外の
信号を挿入してもよく、あるいはローレベルの信号とハ
イレベルの信号を組み合わせて映像ブランキング期間に
挿入してもよい。また、プロセッサ10から出力される
デジタルコンポーネント映像信号の中の映像ブランキン
グ期間以外の場所にフォーマット選択に関する信号を挿
入する構成にしてもよい。
【0077】ビデオデコーダ25は、多重化された状態
のデジタルコンポーネント映像信号をシリアルおよびパ
ラレル形式で出力するとともに、R、G、Bあるいは
Y、Cb、Cr各色毎に分離されたデジタルコンポーネ
ント映像信号を出力可能であるが、さらにデジタル/ア
ナログ変換器、逆マトリクス回路、アナログカラーエン
コーダなどの回路を設け、アナログのR、G、Bコンポ
ーネント信号、NTSC信号、Sビデオ信号を出力でき
るようにしてもよい。
【0078】本実施形態では、カラーテレビジョン方式
としてNTSC方式が適用されているが、他の方式(例
えば、PAL方式)であってもよい。また、カラー撮像
方式として、面順次方式以外の方式(例えば、単板方
式)を適用させてもよい。また、電子内視鏡装置の近く
に設置されたモニタに対しても、デジタルコンポーネン
ト映像信号を送るように構成してもよい。
【0079】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、より画質
の優れた画像をモニタに表示できるとともに、複数のデ
ジタルの映像信号を選択的にモニタへ送ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である電子内視鏡システムの
ブロック図である。
【図2】プロセッサの正面図である。
【図3】ビデオプロセス回路のブロック図である。
【図4】ビデオデコーダのブロック図である。
【図5】多重化処理を示した図である。
【図6】映像信号のフォーマットに関する信号の挿入を
示した図である。
【図7】プロセッサにおける映像信号選択出力動作を示
したフローチャートである。
【図8】ビデオデコーダにおけるデジタルコンポーネン
ト映像信号に対する処理動作を示したフローチャートで
ある。
【符号の説明】
10 プロセッサ 13 ビデオプロセス回路(デジタルコンポーネン
ト映像信号生成手段) 19S 切替プッシュスイッチ(送信側選択スイッ
チ) 24 モニタ(表示装置) 25 ビデオデコーダ 25B ブランキング固定回路(フォーマット情報挿
入手段) 25C タイミング回路 26 シリアル/パラレル変換器(パラレル変換手
段) 27C 映像信号選択スイッチ(受信側選択スイッ
チ) 35 マトリクス回路 36A マルチプレクサ 36B マルチプレクサ 39A パラレル/シリアル変換器(シリアル変換手
段) 39B パラレル/シリアル変換器(シリアル変換手
段) 40 電子スコープ 41 CCD(撮像素子) SW スイッチ回路(出力選択手段) TD 検出回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/18 H04N 7/08 Z 5C066 9/04 9/64 Fターム(参考) 4C061 CC06 MM02 NN05 SS09 SS11 XX02 5C054 AA01 AA05 CA04 CC07 DA08 EA01 EA03 EA05 EB01 EB05 EB07 EG09 FA01 FA02 FB04 HA12 5C057 AA01 AA03 AA06 BA02 BA05 BA07 CB07 CC04 CE10 DA01 DA06 DB01 EA01 EA02 EA07 EB02 EB03 EB11 EB18 EC02 EC03 EC07 EL03 FA05 FB03 GB03 GF01 GF02 GF03 GF08 GG03 GG04 5C063 AB03 AB07 AC01 CA03 CA14 CA23 DA07 DA13 DB05 5C065 AA04 BB48 CC02 CC03 CC09 CC10 DD02 DD17 EE06 FF09 GG18 GG30 GG31 GG32 GG35 GG43 5C066 AA01 BA06 CA08 DB06 DD01 DD07 DD08 GA01 GA02 GA05 GA20 GA23 GB01 GB07 HA02 KB05 KD06 KE04 KE08 KE19 KE20 KF01 KF03 KF05 KM01 KM05 KM10

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体像が形成される撮像素子を有する
    電子スコープと、 前記電子スコープが接続されるとともに、前記撮像素子
    において生じる被写体像に応じた画像信号を多重化処理
    されたデジタルコンポーネント映像信号に変換し、該デ
    ジタルコンポーネント映像信号を外部へ出力する信号処
    理手段を有するプロセッサと、 被写体像を表示するための表示装置と、 前記プロセッサと前記表示装置とが接続されるとともに
    前記プロセッサと前記表示装置との間に介在し、前記プ
    ロセッサから出力される前記デジタルコンポーネント映
    像信号を前記表示装置の受信可能な映像信号に変換して
    前記表示装置へ出力する復号手段を有するビデオデコー
    ダとを備え、 前記信号処理手段が、 前記被写体像に応じた画像信号に基づいて、デジタルの
    コンポーネント映像信号であって3原色である赤色
    (R)、緑色(G)、青色(B)に応じたR、G、Bデ
    ジタルコンポーネント映像信号と、デジタルのコンポー
    ネント映像信号であって輝度、色差信号である輝度・色
    差デジタルコンポーネント映像信号とを生成するデジタ
    ルコンポーネント映像信号生成手段と、 前記R、G、Bデジタルコンポーネント映像信号と前記
    輝度・色差デジタルコンポーネント映像信号のどちらか
    一方を前記デジタルコンポーネント映像信号として選択
    的に前記ビデオデコーダへ出力する出力選択手段とを有
    し、 前記ビデオデコーダが、前記プロセッサから出力される
    デジタルコンポーネント映像信号を前記R、G、Bデジ
    タルコンポーネント映像信号と前記輝度・色差デジタル
    コンポーネント映像信号のどちらか一方に設定するた
    め、前記プロセッサから出力されるデジタルコンポーネ
    ント映像信号の中に映像信号フォーマット情報を挿入す
    るフォーマット情報挿入手段を有し、 前記出力選択手段が、前記デジタルコンポーネント映像
    信号に挿入された前記映像信号フォーマット情報に従っ
    て、前記R、G、Bデジタルコンポーネント映像信号と
    前記輝度・色差デジタルコンポーネント映像信号のどち
    らか一方を選択的に前記ビデオデコーダへ出力すること
    を特徴とする電子内視鏡システム。
  2. 【請求項2】 前記映像信号フォーマット情報が、前記
    R、G、Bデジタルコンポーネント映像信号を出力させ
    るための第1の信号と前記輝度・色差デジタルコンポー
    ネント映像信号を出力させるための第2の信号とからな
    り、 前記出力選択手段が、前記プロセッサから出力される前
    記デジタルコンポーネント映像信号の映像ブランキング
    期間を前記第1および第2の信号のいずれかの信号を挿
    入可能なハイインピーダンス状態に定め、 前記フォーマット情報挿入手段が、前記デジタルコンポ
    ーネント映像信号の前記ブランキング期間に前記第1の
    信号と前記第2の信号のどちらか一方の信号を挿入し、 前記出力選択手段が、前記映像ブランキング期間に前記
    第1および第2の信号のどちらの信号が挿入されている
    か検出し、前記第1の信号が検出されると前記R、G、
    Bデジタルコンポーネント映像信号を出力し、前記第2
    の信号が検出されると前記輝度・色差デジタルコンポー
    ネント映像信号を出力することを特徴とする請求項1に
    記載の電子内視鏡システム。
  3. 【請求項3】 前記ビデオデコーダが、前記プロセッサ
    から出力される前記デジタルコンポーネント映像信号を
    前記R、G、Bデジタルコンポーネント映像信号と前記
    輝度・色差デジタルコンポーネント映像信号のどちらか
    一方に選択するための受信側選択スイッチをさらに有
    し、 前記フォーマット情報挿入手段が、前記受信側選択スイ
    ッチに対する操作に従って、前記第1の信号および第2
    の信号のどちらか一方を前記映像ブランキング期間に挿
    入することを特徴とする請求項2に記載の電子内視鏡シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 前記R、G、Bデジタルコンポーネント
    映像信号の情報量と前記輝度・色差デジタルコンポーネ
    ント映像信号の情報量とが等しくなるように、前記多重
    化処理のサンプリング周波数が前記R、G、Bデジタル
    コンポーネント映像信号および前記輝度・色差デジタル
    コンポーネント映像信号それぞれについて定められてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の電子内視鏡システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記R、G、Bデジタルコンポーネント
    映像信号のサンプリング周波数が、規格化されているデ
    ジタル輝度信号のサンプリング周波数の3倍に定めら
    れ、また、前記輝度・色差デジタルコンポーネント映像
    信号のサンプリング周波数が、規格化されているデジタ
    ル輝度信号のサンプリング周波数の2倍に定められてい
    ることを特徴とする請求項4に記載の電子内視鏡システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記プロセッサが、前記ビデオデコーダ
    へ出力する前記デジタルコンポーネント映像信号を前記
    R、G、Bデジタルコンポーネント映像信号と前記輝度
    ・色差デジタルコンポーネント映像信号のどちらか一方
    に選択するための送信側選択スイッチをさらに有し、 前記復号手段が、 前記プロセッサから出力される前記デジタルコンポーネ
    ント映像信号のサンプリング周波数を検出し、 前記サンプリング周波数に従って、前記表示装置の受信
    可能な映像信号に変換することを特徴とする請求項4に
    記載の電子内視鏡システム。
  7. 【請求項7】 前記信号処理手段が、パラレルのデジタ
    ルコンポーネント映像信号である前記R、G、Bデジタ
    ルコンポーネント映像信号もしくは前記輝度・色差デジ
    タルコンポーネント映像信号のいずれかをシリアル伝送
    用の映像信号に変換して前記ビデオデコーダへ出力する
    シリアル変換手段を有し、 前記復号手段が、シリアル化された前記R、G、Bデジ
    タルコンポーネント映像信号もしくは前記輝度・色差デ
    ジタルコンポーネント映像信号のいずれかをパラレルの
    デジタルコンポーネント映像信号に変換するパラレル変
    換手段を有することを特徴とする請求項1に記載の電子
    内視鏡システム。
  8. 【請求項8】 被写体像が形成される撮像素子を有する
    電子スコープが接続されるとともに、前記撮像素子にお
    いて生じる被写体像に応じた画像信号を多重化処理され
    たデジタルコンポーネント映像信号に変換し、該デジタ
    ルコンポーネント映像信号を外部へ出力する信号処理手
    段を有するプロセッサであって、被写体像を表示するた
    めの表示装置と前記プロセッサとの間に介在し、前記プ
    ロセッサから出力される前記デジタルコンポーネント映
    像信号を前記表示装置の受信可能な映像信号に変換して
    前記表示装置へ出力する復号手段を有するビデオデコー
    ダが接続されたプロセッサであり、 前記信号処理手段が、 前記被写体像に応じた画像信号に基づいて、デジタルの
    コンポーネント映像信号であって3原色である赤色
    (R)、緑色(G)、青色(B)に応じたR、G、Bデ
    ジタルコンポーネント映像信号と、デジタルのコンポー
    ネント映像信号であって輝度、色差信号である輝度・色
    差デジタルコンポーネント映像信号とを生成するデジタ
    ルコンポーネント映像信号生成手段と、 前記R、G、Bデジタルコンポーネント映像信号と前記
    輝度・色差デジタルコンポーネント映像信号のどちらか
    一方を前記デジタルコンポーネント映像信号として選択
    的に前記ビデオデコーダへ出力する出力選択手段とを有
    し、 前記出力選択手段が、前記プロセッサから出力されるデ
    ジタルコンポーネント映像信号を前記R、G、Bデジタ
    ルコンポーネント映像信号と前記輝度・色差デジタルコ
    ンポーネント映像信号のどちらか一方に設定するために
    前記ビデオデコーダにおいて前記デジタルコンポーネン
    ト映像信号に挿入される前記映像信号フォーマット情報
    に従って、前記R、G、Bデジタルコンポーネント映像
    信号と前記輝度・色差デジタルコンポーネント映像信号
    のどちらか一方を選択的に前記ビデオデコーダへ出力す
    ることを特徴とする電子内視鏡システムのプロセッサ。
  9. 【請求項9】 被写体像が形成される撮像素子を有する
    電子スコープが接続されるとともに前記撮像素子におい
    て生じる被写体像に応じた画像信号を多重化処理された
    デジタルコンポーネント映像信号に変換して外部へ出力
    する信号処理手段を有するプロセッサに接続され、被写
    体像を表示するための表示装置と接続されるとともに前
    記プロセッサと前記表示装置との間に介在し、 前記プロセッサから出力される前記デジタルコンポーネ
    ント映像信号を前記表示装置の受信可能な映像信号に変
    換して前記表示装置へ出力する復号手段と、 前記プロセッサから出力される前記デジタルコンポーネ
    ント映像信号を、デジタルのコンポーネント映像信号で
    あって3原色である赤色(R)、緑色(G)、青色
    (B)に応じたR、G、Bデジタルコンポーネント映像
    信号と、デジタルのコンポーネント映像信号であって輝
    度、色差信号である輝度・色差デジタルコンポーネント
    映像信号のどちらか一方に設定するため、前記プロセッ
    サから出力されるデジタルコンポーネント映像信号の中
    に映像信号フォーマット情報を挿入するフォーマット情
    報挿入手段とを備えたことを特徴とする電子内視鏡シス
    テムのビデオデコーダ。
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