JP4270811B2 - 表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は液晶表示装置等の表示装置に関し、特に表示画面の内、必要最小限な部分だけを表示させるというパーシャル表示が可能な表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯機器では、消費電力の一層の低減が求められており、表示装置においても更なる低消費電力化が要求されている。そこで、パワーセーブ時には、画面の内、必要最小限な部分だけを表示させるというパーシャル表示が可能な表示装置が従来より知られている。このようなパーシャル表示は、例えば、液晶表示装置の表示領域の一部に電池残量、時刻表示などのための固定パターン表示領域を設け、他の領域はマトリクス状に複数の画素を配置して任意のパターンを表示する領域より構成し、パワーセーブ時に固定パターン表示領域のみ駆動して固定パターンを表示させることなどで実現することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、同一表示パネル上に、それぞれ別個に駆動可能な複数の領域を設け、駆動も別々に制御する構成とすれば、要求に応じて一部の領域のみ表示することができる。しかし、パワーセーブ時においても、任意の位置に表示することや任意のパターンを表示したいという要求があり、予め分割された表示領域を個別に制御する表示装置ではこの要求に対応することはできない。
【0004】
また、表示装置が搭載される機種によって、パワーセーブ時の表示内容、表示位置の要求が違うため、表示パネルの構造、駆動回路を要求に応じてそれぞれ専用に開発しなければならない。
【0005】
マトリクス型の表示装置であれば、任意の位置に任意の表示を表示することが可能であるが、パーシャル表示で、一部のみしかパターンが表示されない場合でも、他の領域も通常通りの駆動が必要なため、これではパーシャル表示による消費電力の低減効果が低い。
【0006】
上記課題を解決するために、この発明は、任意位置に任意のパターンをパーシャル表示できると共に、必要に応じてその際の消費電力を低減することのできる表示装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の特徴は、複数の画素を備え、選択された表示領域に所望のビデオ信号を供給してパーシャル表示を行い、前記表示領域を除く背景領域の各画素に背景表示信号を供給して背景表示を行う表示装置であって、
表示領域選択信号に応じて選択された前記表示領域へ前記ビデオ信号を供給すると共に、前記背景領域への前記ビデオ信号の供給をマスクするマスク回路と、前記複数の画素にプリチャージ信号を供給するプリチャージ回路と、を備え、プリチャージ信号を前記背景表示信号として用いるものである。
【0008】
本発明によれば、表示領域選択信号に応じて任意位置に任意のパターンをパーシャル表示できる。また、プリチャージ回路を利用して背景表示を行っているので、背景表示期間については駆動回路の動作を停止して低消費電力化を図ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る表示装置の構成図である。液晶パネル100は、n行m列マトリクスに配置された複数の画素を備え、各画素は、画素選択トランジスタ、液晶及び補助容量から成っている。
【0010】
画素選択トランジスタのゲートには、行方向に延びたゲートライン110が接続され、そのドレインには、列方向に延びたドレインライン120が接続されている。各行のゲートライン110には垂直スキャナー(Vスキャナー)130からゲート走査信号が順次供給され、これに応じて画素選択トランジスタが選択される。また、ドレインライン120には水平スキャナー(Hスキャナー)140からのドレイン走査信号に応じて、RGBビデオ信号が供給され、画素選択トランジスタを通して液晶に印加される。
【0011】
また上記液晶パネル100に電源や各種の駆動信号を供給する周辺駆動回路200が設けられている。周辺駆動回路200には、RGBビデオデータ(デジタルデータ)を表示領域選択信号DS’に応じてマスクするマスク回路210、このマスク回路210を通されたRGBビデオデータをアナログのビデオ信号に変換するDA変換器220、このDA変換器220からのビデオ信号を増幅する増幅器230が含まれる。増幅器230によって増幅されたRGBビデオ信号は、LCDパネル100に供給される。
【0012】
ここで、マスク回路210は、例えば表示領域選択信号DS’がHIGHの時は到来したRGBビデオデータをそのまま通し、表示領域選択信号DS’がLOWの時は、到来したRGBビデオデータをマスクし、予め設定された背景表示データを出力する。後者の場合、マスク回路210は例えば、白表示または黒表示に対応させて例えばRGBビデオデータの全ビットを強制的にHIGHに設定して出力する。
【0013】
周辺駆動回路200には、タイミングコントローラ240(T/C)が含まれる。タイミングコントローラ240は、ドットクロックDOTCLK、水平同期信号Hsync、垂直同期信号Vsync等のタイミング信号に基づき、LCDパネル100の垂直スキャナー130、水平スキャナー140の動作に必要なタイミング信号を供給する。さらに、タイミングコントローラ240は、外部からの表示領域選択信号DSにタイミング調整を施す。
【0014】
このタイミング調整は、例えば表示領域選択信号DSをRGBビデオデータに同期させるタイミング調整である。タイミング調整された表示領域選択信号DS’は、マスク回路210に供給される。なお、このタイミング調整はシステム構成によっては不要であり、表示領域選択信号DSは、タイミングコントローラ240を素通しされるか、全く通されないで直接マスク回路210に供給されるようにしてもよい。
【0015】
このように、上述した構成の表示装置では外部からの表示領域選択信号DSを用いてパーシャル表示モードか、通常表示モードかが切り替えられる。例えば表示領域選択信号DSが全画素領域に渡ってHIGHであれば通常表示モードである。
【0016】
パーシャル表示モードでは、表示領域選択信号DSがHIGHの期間、パーシャル表示(通常表示)を行い、表示領域選択信号DSがLOWの期間中、マスク回路210によってRGBビデオデータをマスクして背景表示を行う。しかしながら、表示領域選択信号DSは表示装置の外部から供給されるので、表示装置側ではパーシャル表示モードか通常表示モードかを判別することができないので不都合である。
【0017】
そこで、タイミングコントローラ240からの表示領域選択信号DS’の信号レベルを検知してパーシャル表示モードか通常表示モードかを判別する表示モード判別回路300が設けられている。
【0018】
次に、n行m列マトリクスの画素を備える液晶パネル100を例として説明する。ここで、n=220、m=176を例にして説明する。図2は、表示領域選択信号DS’の波形図、図3は液晶パネル100の表示の様子を示す図である。図2(a)に示すように、水平走査系(H系)で見ると、表示領域選択信号DS’は1H期間中で176列を走査するのに必要な期間だけHIGHになっている。この場合は、RGBビデオ信号は各列のドレインライン120を通して各画素に書き込まれ通常表示がなされる。
【0019】
一方、図2(b)の垂直走査系(V系)の波形で見ると、通常表示モードでは表示領域選択信号DS’は1フレーム期間中、220行をすべて走査して全画素を駆動するのに必要な期間だけHIGHになっている。ただし、これはマクロ的に見たものであり、実際には、図2(a)に示すようにブランキング期間ではLOWになっている。
【0020】
このように、通常表示モードでは、1フレーム期間中に220行のゲートラインを順に選択し、同時に176列のドレインライン120に所望のRGBビデオ信号に供給し、各行に対応する画素にRGBビデオ信号を書き込むことで、図3(a)に示すように全画素表示を行っている。
【0021】
一方、パーシャル表示モードでは、図2(b)に示すように、表示領域選択信号DS’は1フレーム期間中、所定の行を走査するのに必要な期間だけHIGHになり、他の期間はLOWになる。これにより、任意のパーシャル表示領域101が選択される。例えば、最初の30行×176列がパーシャル表示領域101となって所望のパーシャル表示を行い、残りの領域は背景表示領域102となり、背景表示が行われる。また、表示領域選択信号DS’をHIGHにするタイミングを制御することで任意の領域をパーシャル表示領域101に設定することができる。
【0022】
具体的は、背景表示領域102では、液晶に加わる電圧が0V(実際には数Vであるが)の場合に白が表示されるノーマリーホワイトの液晶パネル100の場合には白表示がされる(図3(b)参照)。また、液晶に加わる電圧が0V(実際には数Vであるが)の場合に黒が表示されるノーマリーブラックの液晶パネル100の場合には黒表示がされる。そして、通常表示モードに復帰すると、図3(c)のように全画素表示が行われる。
【0023】
このように、表示領域選択信号DS’という一つの信号を用いるだけで、任意のパーシャル表示領域101を選択して、パーシャル表示を実現することができるが、背景表示領域102に背景表示を行っている期間の消費電力を如何に抑えるかが問題である。一般に、液晶パネルでは液晶の劣化を防止するためにライン毎にビデオ信号の極性を反転させるいわゆるライン反転駆動が用いられる。しかし、ビデオ信号の極性を反転させる毎に、逆極性に充放電が繰り返されるために周辺駆動回路の消費電力が大きくなってしまう。
【0024】
そこで、本発明では消費電力を低減するために、▲1▼背景表示信号をライン反転駆動ではなく、フレーム反転駆動(1フレーム毎にビデオ信号の極性を反転させる)させる方法。▲2▼液晶パネルで一般に用いられるプリチャージ信号を背景表示信号として利用する方法をさらに提案する。その具体的な実施形態については、第2,第3の実施形態で詳述する。
【0025】
また、前述した表示モードの判別については表示モード判別回路300により行われるが、具体的には上述の例では、表示領域選択信号DS’が220行の走査期間中、HIGHを維持していれば通常表示モードと判定し、HIGHの期間がそれ未満であれば、パーシャル表示モードと判定する。あるいは、表示領域選択信号DS’が特定の行(例えば100行)に相当するタイミングでHIGHであれば通常表示モードと判定し、表示領域選択信号DS’がそのタイミングでLOWであれば、パーシャル表示モードと判定する。その結果として、表示モード判別回路300は、後述するように、パーシャル表示モードにおいてフレーム反転駆動とライン反転駆動を切り替えるための反転制御信号ISを出力する。
【0026】
[第2の実施形態]
本実施形態では、パーシャル表示モードにおける消費電力を低減するために、表示選択信号DS’がLOWである背景表示期間中、背景表示信号の極性を1フレーム毎に反転させる。
【0027】
本実施形態の表示装置の構成を図4に示す。DA変換器220によりアナログ変換されたビデオ信号を反転制御する反転制御回路250が設けられている。この反転制御回路250は、表示領域選択信号DS’がHIGHの期間(パーシャル表示期間)はビデオ信号をライン反転駆動させ、表示選択信号DS’がLOWの期間(背景表示期間)はビデオ信号をフレーム反転駆動させる。
【0028】
反転制御回路250からのビデオ信号は、ゲインが可変制御可能な増幅器230Aに印加される。増幅器230Aは、表示選択信号DS’がHIGHの場合にはゲインG1で増幅動作を行い、表示領域選択信号DS’がLOWの場合にはG1より低いゲインG2(G2<G1)で増幅動作を行う。表示領域選択信号DS’がLOWの期間(背景表示期間)はビデオ信号をフレーム反転駆動させるため、ライン反転駆動に比べて増幅器230Aに必要なゲインは小さくても問題ない。そのため、この期間だけ、増幅器230Aのゲインを落として低消費電力化を図っている。
【0029】
図5にパーシャル表示モードにおける波形図を示す。1フレーム期間中、表示選択信号DS’がLOWである背景表示期間中は、背景表示信号は例えばビデオセンター6Vより1Vだけ低い5Vであり、次の1フレーム期間の背景表示期間中は、ビデオ信号は例えばビデオセンター6Vより1Vだけ高い7Vであり、パーシャル表示モードではこのように、背景表示信号の極性をフレーム毎に反転させる。表示領域選択信号DS’がHI GHであるパーシャル表示期間中については、図5に示すようにビデオ信号はライン反転駆動される。また、図5中の反転制御信号ISは、後述する反転制御回路250の反転動作を制御する信号であり、表示領域選択信号DS’がLOWの期間は1フレーム期間毎に反転を繰り返し、表示領域選択信号DS’がHIGHの期間は1H期間毎に反転を繰り返す信号である。
【0030】
なお、この例では背景表示信号は、ビデオセンターに対して±1Vの信号であり、ノーマリーホワイトの液晶パネルでは白表示信号となり、ノーマリーブラックの液晶パネルでは黒表示信号となる。
【0031】
次に、マスク回路210、反転制御回路250、ゲインが可変制御可能な増幅器230Aの具体的な構成例について説明する。図6に、マスク回路210の回路図を示す。この図では、RGBビデオデータの中、Rデータのマスク回路を示している。他のGBのビデオデータのマスク回路も同様の構成である。また、RGBは各3ビットであるとして説明する。
【0032】
3ビットのRビデオデータR0-2は、それぞれオア回路211,212,213の一方の入力端子に印加され、他方の各入力端子には、表示領域選択信号DS’の反転信号*DS’が印加されている。表示領域選択信号DS’がHIGHであるパーシャル表示期間には、RビデオデータR0-2はそのままマスク回路を通されるが、表示領域選択信号DS’がLOWである背景表示期間には、RビデオデータR0-2は、全ビットがHIGHに強制設定され、背景表示データとし出力端子OUT0-2から出力される。
【0033】
図7に、反転制御回路250の回路例を示す。図7(a)の回路は、非反転増幅器251、反転252とを備えている。DA変換器220から出力されたビデオ信号は、入力端子253から入力され、非反転増幅器251、反転252に印加される。この回路は、上記の反転制御信号ISに応じて、非反転増幅器251、反転252の出力がいずれかに一方に切り替えられられる。表示領域選択信号DS’がHIGHであるパーシャル表示期間では、非反転増幅器251、反転252の出力がライン毎に切り替えられ、ライン反転駆動がなされる。一方、表示領域選択信号DS’がLOWである背景表示期間では、非反転増幅器251、反転252の出力が1フレーム毎に切り替えられ、DA変換器220から出力された背景表示信号のフレーム反転駆動がなされる。
【0034】
図7(b)に他の回路例を示す。この回路は、DA変換器220に信号反転機能を持たせたものである。すなわち、正極性黒の参照電圧Vref(B)+、負極性黒の参照電圧Vref(B)-のいずれか一方が、反転制御信号ISによって切り替えられ、抵抗ストリング255の一端に黒用参照電圧として供給される。また、正極性白の参照電圧Vref(W)+、負極性白の参照電圧Vref(W)-のいずれか一方が、反転制御信号ISによって切り替えられ、抵抗ストリング255の他端に白用参照電圧として供給される。そして、RGBビデオデータに応じてスイッチ群256がオンオフすることで抵抗ストリング255の各接続点の電圧が選択される。したがって、この回路によればDA変換と信号極性の反転とを行うことができる。
【0035】
図8に、ゲインが可変制御可能な増幅器230Aの回路図を示す。図8(b)の回路は増幅器231と、増幅器231とその電源VDDとの間に挿入されたスイッチ232と、増幅器231の入力と出力の間に設けられたスイッチ233とを備えている。表示領域選択信号DS’がHIGHであるパーシャル表示期間では、スイッチ232が閉じ、スイッチ233が開く。
【0036】
これにより、入力端子234から入力されたビデオ信号は増幅器231が有するゲインG1で増幅される。一方、表示領域選択信号DS’がLOWである背景表示期間では、スイッチ232が開き、スイッチ233が閉じる。これにより、入力端子234から入力された背景表示信号は、スイッチ233を通してそのまま出力される。この場合のゲインG2は1であり、増幅器231のゲイン1より小さい。また、このとき、増幅器231は電源VDDから切り離されるので、増幅器230Aの静消費電力分、全体の消費電力が低減される。
【0037】
また、他の回路構成例としては、図8(b)に示すように、スイッチ233の代わりに、ゲインG2(G2<G1)を有する増幅器235を設ける。表示領域選択信号DS’がHIGHであるパーシャル表示期間では、スイッチ232が閉じ、スイッチ236が開く。これにより、入力端子234から入力されたビデオ信号は増幅器231の有するゲインG1で増幅される。表示領域選択信号DS’がLOWである背景表示期間では、スイッチ232が開き、スイッチ236が閉じる。これにより、入力端子234から入力されたビデオ信号は増幅器235の有するゲインG2で増幅される。
【0038】
[第3の実施形態]
本実施形態では、パーシャル表示モードにおける消費電力を低減するために、液晶パネル100で用いられるプリチャージ信号PCDを背景表示信号として利用するものである。
【0039】
本実施形態の表示装置の構成を図9に示す。液晶パネル100Aには、ドレインライン120にプリチャージ信号PCDを出力するプリチャージ回路150が設けられている。アクティブマトリクス型の液晶パネルでは、1H期間中、対応するゲートライン110を選択して画素トランジスタをオンさせ、その際ドレインライン120に印加されるビデオ信号を画素トランジスタを介して各画素に書き込むことにより画素毎の表示を行っている。
【0040】
しかしながら、ライン反転駆動方式の場合には、特に、1H毎にドレインライン120に印加されるビデオ信号の極性が反転するため、1Hの切り替わり後、ドレインライン120の電圧が、確実に次に表示すべきビデオ信号の電圧になることが望ましい。そこで、予め続く1Hでドレインライン120に書き込むビデオ信号に近い電圧を各ドレインライン120に書き込むプリチャージが行われている。
【0041】
本実施形態では、このプリチャージ信号PCDを背景表示信号として利用して背景表示を行うものである。そして、これに伴い表示領域選択信号DS’がLOWである背景表示期間中、マスク回路210からのビデオデータをアナログ変換するDA変換器220、アナログ変換されたビデオ信号を増幅する増幅器230及び、水平スキャナー140の動作を停止させことで消費電力の低減を図っている。
【0042】
具体的は、背景表示期間については、DA変換器220、増幅器230及び水平スキャナーを動作させる必要がなくなるので、これらの回路を電源VDDから切り離すためのスイッチSW1,SW2,SW3を各回路に設け、表示領域選択信号DS’がLOWの場合にこれらのスイッチSW1,SW2,SW3を開き、電源VDDから切り離すようにしている。
【0043】
図10に、液晶パネル100Aの詳細な回路構成を示す。水平スキャナー140は、垂直スタートパルスSTHをシフトクロックに基づいて順次シフトするシフトレジスタ141、各シフトレジスタ141の出力するサンプリングクロックがゲートに印加されたサンプリングTFT142を有している。RGBビデオ信号はサンプリングクロックに応じて、順にドレインライン120に出力される。そして、ドレインライン120にはプリチャージ信号PCDを出力するプリチャージ回路150は、プリチャージ制御信号PCGによって制御されたプリチャージTFT151を有している。プリチャージ制御信号PCGがHIGHになると、プリチャージTFT151がオンし、プリチャージ信号PCDが全ドレインライン120に出力される。
【0044】
図11に、本実施形態の表示装置の動作波形図を示す。パーシャル表示期間において、図11(a)に示すように、1H期間の直前にプリチャージ制御信号PCGがHIGHになり、ドレインライン120は予め7Vにプリチャージされる。
その後は、ビデオ信号がサンプリングTFT142を介してドレインライン120に供給され、対応する行の各画素に書き込まれる。そして、次の1H期間の直前では、ビデオセンターに対して極性が反転された5Vにプリチャージされる。
【0045】
一方、背景表示期間では、図11(b)に示すように、1H期間の直前にプリチャージ制御信号PCGがHIGHになり、ドレインライン120は予め7Vにプリチャージされる。そして、これに続く1H期間ではビデオ信号はマスクされ、
プリチャージのレベル7Vが対応する行の各画素に書き込まれる。次の1H期間の直前では、ビデオセンターに対して極性が反転された5Vにプリチャージされる。次の1H期間ではビデオ信号はマスクされ、プリチャージのレベル5Vが対応する行の各画素に書き込まれる。この背景表示期間では、さらに、DA変換器220,増幅器230及び水平スキャナー140の動作が停止する。これにより、消費電力が低減される。
【0046】
なお、この例ではプリチャージ信号PCDはビデオセンターに対して±1Vで変化する信号であり、ノーマリーホワイトの液晶パネルでは白表示信号となり、ノーマリーブラックの液晶パネルでは黒表示信号となる。
【0047】
図12に、本実施形態の表示装置の他の動作波形図を示す。この動作波形図は、垂直走査系(V系)で見た波形図であり、パーシャル表示モードにおいて、パーシャル表示とプリチャージ信号PCDを用いた背景表示の動作波形を示している。
【0048】
なお、本実施形態において、パーシャル表示期間(あるいは通常表示期間)のプリチャージ信号PCDの信号レベルと背景表示期間のプリチャージ信号PCDの信号レベルは同一であるとして説明したが、これらは必ずしも同一でなくても良く、各期間毎の表示を最適化するためにプリチャージ信号PCDの信号レベルを異ならせてもよい。
【0049】
また、パーシャル表示中、背景を中間色にする時は、プリチャージ信号PCDを中間調の電圧にすることで、スキャナーを止めたままで中間色の背景表示を行うことができる。
【0050】
【発明の効果】
本発明によれば、表示領域選択信号という一つの信号を用いることで、表示装置の画素領域の中で、任意のパーシャル表示領域を選択して、パーシャル表示を実現することができる。また、プリチャージ回路を利用して背景表示を行っているので、背景表示期間については駆動回路の動作を停止して低消費電力化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る表示装置の構成図である。
【図2】表示領域選択信号DS’の波形図である。
【図3】液晶パネル100の表示の様子を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る表示装置の構成図である。
【図5】パーシャル表示モードにおける波形図である。
【図6】マスク回路210の回路図である。
【図7】反転制御回路250の回路図である。
【図8】ゲインが可変制御可能な増幅器230Aの回路図である。
【図9】本発明の第3の実施形態に係る表示装置の構成図である。
【図10】液晶パネル100Aの詳細な回路図である。
【図11】本発明の第3の実施形態に係る表示装置の動作波形図である。
【図12】本発明の第3の実施形態に係る表示装置の他の動作波形図である。
【符号の説明】
100 液晶パネル 110 ゲートライン 120 ドレインライン
130 垂直スキャナー 140 水平スキャナー 210 マスク回路
220 DA変換器 230 増幅器 230A 増幅器
240 タイミングコントローラ 300 表示モード判別回路

Claims (6)

  1. 複数の画素を備え、選択されたパーシャル表示領域に所望のビデオ信号を供給してパーシャル表示を行い、前記パーシャル表示領域を除く背景表示領域の各画素に背景表示信号を供給して背景表示を行う表示装置であって、前記ビデオ信号を増幅するDA変換器と、前記背景領域に前記背景表示が行われている期間中、前記DA変換器の動作を停止させる停止回路と、前記複数の画素にプリチャージ信号を供給するプリチャージ回路、を有し、このプリチャージ信号を前記背景表示信号として用い、前記DA変換器の動作停止中に前記背景表示領域に前記背景表示信号が供給されることを特徴とする表示装置。
  2. 複数の画素を備え、選択されたパーシャル表示領域に所望のビデオ信号を供給してパーシャル表示を行い、前記パーシャル表示領域を除く背景表示領域の各画素に背景表示信号を供給して背景表示を行う表示装置であって、前記ビデオ信号を増幅する増幅器と、前記背景領域に前記背景表示が行われている期間中、前記増幅器の動作を停止させる停止回路と、前記複数の画素にプリチャージ信号を供給するプリチャージ回路、を有し、このプリチャージ信号を前記背景表示信号として用い、前記増幅器の動作停止中に前記背景表示領域に前記背景表示信号が供給されることを特徴とする表示装置。
  3. 複数の画素を備え、選択されたパーシャル表示領域に所望のビデオ信号を供給してパーシャル表示を行い、前記パーシャル表示領域を除く背景表示領域の各画素に背景表示信号を供給して背景表示を行う表示装置であって、前記ビデオ信号を前記複数の画素に供給するタイミング信号を発生する水平スキャナーと、前記背景領域に前記背景表示が行われている期間中、前記水平スキャナーの動作を停止させる停止回路と、前記複数の画素にプリチャージ信号を供給するプリチャージ回路、を有し、このプリチャージ信号を前記背景表示信号として用い、前記水平スキャナーの動作停止中に前記背景表示領域に前記背景表示信号が供給されることを特徴とする表示装置。
  4. 表示領域選択信号に応じて選択された前記パーシャル表示領域へ前記ビデオ信号を供給すると共に、前記背景領域への前記ビデオ信号の供給をマスクするマスク回路を有することを特徴とする請求項1〜3記載の表示装置。
  5. 前記プリチャージ信号の信号レベルが前記パーシャル表示の期間と前記背景表示の期間とで同一であることを特徴とする請求項1〜4記載の表示装置。
  6. 前記プリチャージ信号の信号レベルが前記パーシャル表示の期間と前記背景表示の期間とで互いに異なることを特徴とする請求項1〜4記載の表示装置。
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