JP4270314B2 - シリンダヘッド - Google Patents

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Description

本発明は、吸気側に可変動弁装置が設置されるエンジンのシリンダヘッドに関する。
エンジンのシリンダヘッドは、燃焼室内での爆発に耐えられるように、当該シリンダヘッドの剛性を向上するための補強構造が提案されている。
この種の補強構造では、燃焼室毎に設置されたインジェクタを保持するためのインジェクタ保持用ボスが、シリンダヘッドの前後方向(燃焼室が並ぶ方向)に互いに連結されるとともに、両端のインジェクタ保持用ボスがシリンダヘッドの外周壁部に連結されることによって、各ボスと外周壁部が一体に連結された補強壁部を形成している。
さらに、吸気側では、当該吸気側に配置される吸気用カムシャフト及びそのジャーナルを支持する吸気用カムシャフト支持部が、吸排気方向(シリンダヘッドの前後方向と直交する方向)に延びるとともに当該補強壁部と外周壁部とに連結されることによって、補強壁部を形成している。同様に、排気側においても、排気用カムシャフト支持部が、インジェクタ保持用ボス部がなす補強壁部と外周壁部とに連結されることによって、補強壁部を形成している。
このことによって、シリンダヘッドでは、互いに交差する補強壁部によって、剛性が向上するとともに、吸・排気側での剛性のバランスも保たれるようになる(例えば、特許文献1参照。)。
特開平5−86813号公報
一方、エンジンには、車両の運転状態に応じて吸気弁の動作を調整する可変動弁装置を備えるものがある。
可変動弁装置を設置するために、シリンダヘッドの吸気側には可変動弁装置を搭載するためのボス部などが形成される。ところが、吸気側にボス部が形成されると、当該ボス部が補強の役割を果たすことによって、吸気側の剛性が排気側の剛性よりも向上する。この結果、吸気側の剛性と排気側の剛性が異なるようになり、それゆえ、剛性のバランスが悪くなる。
シリンダヘッドにおいて、吸気側と排気側との剛性のバランスが悪くなることは、好ましくない。
したがって、本発明の目的は、吸気側と排気側との剛性を、バランスを保って向上できるシリンダヘッドを提供することである。
本発明のシリンダヘッドは、底壁部と、外周壁部と、縦壁部と、第1の吸気側横壁部と、第2の吸気側横壁部と、排気側横壁部とを備える。前記底壁部は、シリンダブロック側に配置されて基部をなす。前記外周壁部は、前記底壁部の周囲から立ち上げて形成され、その内側に、吸気用カムシャフトと、排気用カムシャフトと、吸気バルブの駆動を可変可能な可変動弁装置とが配置されるスペースを区画する。前記縦壁部は、燃焼室内に燃料を噴射するインジェクタを保持するとともに、前記外周壁部内を、前記吸気用カムシャフトが配置される吸気側と前記排気用カムシャフトが配置される排気側とに区画すべく延び、両端が前記外周壁部に連結されて一体に形成される。前記第1の吸気側横壁部は、前記吸気側に配置されて前記吸気用カムシャフトを支持する吸気用カムシャフト支持部が形成され、一端が前記縦壁部に連結されて一体に形成されるとともに他端が前記外周壁部において前記縦壁部と対向する部位に連結されて一体に形成される。前記第2の吸気側横壁部は、前記吸気側に配置されて前記可変動弁装置を支持する支持部が形成され、一端が前記縦壁部に連結されて一体に形成されるとともに他端が前記外周壁部において前記縦壁部に対向する部位に連結されて一体に形成される。前記排気側横壁部は、前記排気側に配置されて前記排気用カムシャフトを支持する排気用カムシャフト支持部が形成され、一端が前記縦壁部に連結されて一体に形成されるとともに他端が前記外周壁部において前記縦壁部と対向する部位に連結されて一体に形成される。前記第2の吸気側横壁部は、前記第1の吸気側横壁部と互いに交互に配置されるとともに、前記底壁部からの高さ方向に沿って前記第1の吸気側横壁部よりも低い。前記排気側横壁部は、前記第1の吸気側横壁部間に配置されるとともに、前記高さ方向に沿って前記第2の吸気側横壁部よりも高い。前記底壁部の排気側部分の上端面は、当該底壁部の吸気側部分の上端面よりも前記高さ方向に高い。
この構造によれば、シリンダヘッドの吸気側では、シリンダヘッドの低い位置の剛性は、底壁部の吸気側部分によって確保される。中間の位置の剛性は、第2の吸気側横壁部によって確保される。高い位置の剛性は、第1の吸気側横壁部によって確保される。排気側では、底壁部の排気側部分が吸気側部分よりも高いので、当該排気側部分によって低い位置および中間の位置の剛性が確保される。そして、高い位置の剛性は、排気側横壁部によって確保される。なお、排気側横壁部は、第2の吸気側横壁部よりも高いが、好ましくは、第1の吸気側横壁部と同じ高さ、または略同じ高さであるほうがよい。このことによって、排気側の高い位置の剛性が十分に確保される。ここでいう略同じ高さとは、第1の吸気側横壁部よりも若干低い場合もしくは若干高い場合などである。
本発明の好ましい形態では、前記第1の吸気側横壁部と前記第2の吸気側横壁部とは、等間隔離間して交互に配置される。前記排気側横壁部は、等間隔離間して配置される。
この構造によれば、シリンダヘッドの吸・排気側での剛性のバランスがより一層保たれる。
本発明の好ましい形態では、前記第2の吸気側横壁部と前記排気側横壁部とは、直線状に並ぶ。
この構造によれば、第2の吸気側横壁部と排気側横壁部とによって、縦壁部を横切る直線状の補強壁が形成されるので、シリンダヘッドの剛性が、より一層向上する。
本発明によれば、吸気側と排気側との剛性を、バランスを保って向上できるシリンダヘッドを提供できる。
本発明の一実施形態に係るシリンダヘッドを、図1〜6を用いて説明する。図1は、本実施形態のシリンダヘッド30を備えるエンジン10を概略的に示す斜視図である。
図1に示すように、エンジン10は、例えば直列4気筒のディーゼルエンジンである。エンジン10は、シリンダブロック20と、シリンダヘッド30とを備えている。
図5は、シリンダブロック20の内部を概略的に示す断面図である。図5に示すように、シリンダブロック20内には、シリンダ22が形成されている。シリンダ22内には、ピストン23が収容されている。各ピストン23にはそれぞれ図示しないコンロッドが連結されており、これらコンロッドは、図示しないクランクシャフトに連結されている。
各ピストン23と後述されるシリンダヘッド30との間に燃焼室24が形成されている。燃焼室24内での爆発のエネルギによって、ピストン23が運動し、当該運動がコンロッドによってクランクシャフトに伝達される。この結果、クランクシャフトが回転する。
図1に示すように、シリンダヘッド30は、シリンダブロック20においてシリンダ22が開口するデッキ面21上に配置されている。シリンダブロック20とシリンダヘッド30との間には、図示しないガスケットなどのシール部材が介装されている。
シリンダヘッド30は、図中右端に示されるヘッドボルト90によって、シリンダブロック20に固定されている。シリンダブロック20とシリンダヘッド30との、ヘッドボルト90を用いた固定構造については、後で詳細に説明する。
図2は、図1中に示されるF2−F2線に沿って示すエンジンの断面図である。図2は、クランクシャフトを横切る方向にエンジン10を断面している。なお、図2中、シリンダブロック20は、外形のみ2点鎖線で示している。また、後述される吸・排気用カムシャフト39,40とロッカアーム機構50とは、省略されている。
図1,2に示すように、シリンダヘッド30は、シリンダブロック20と反対側端が開口する形状である。シリンダヘッド30の開口には、例えば図示しないヘッドカバーが設置される。図1,2に示すように、シリンダヘッド30は、底壁部31と、外周壁部32と、縦壁部33とを有している。
図2に示すように、底壁部31は、シリンダヘッド30においてシリンダブロック20のデッキ面21に側に配置されており、シリンダヘッド30の基部をなしている。底壁部31の高さについては、後で詳細に説明する。
図1に示すように、各燃焼室が並ぶ方向つまりクランクシャフトが延びる方向を、エンジン10の前後方向Aとし、各燃焼室が並ぶ方向を横切る方向を、幅方向Bとする。シリンダブロック20とシリンダヘッド30とが並ぶ方向(シリンダブロック20と底壁部31とが並ぶ方向)を上下方向Cとし、シリンダブロック20に対してシリンダヘッド30側を上側とする。なお、本実施形態では、上下方向Cは、底壁部31からの高さ方向と平行である。それゆえ、上下方向Cは、本発明で言う高さ方向である。
外周壁部32は、底壁部31の周縁部から例えば略上下方向に立ち上がっており、周方向に連続している。外周壁部32は、シリンダヘッド30の内と外とを区画しており、前後方向Aに略沿う外縦壁部35と、幅方向Bに略沿う外横壁部36とを有している。外周壁部32の上端面32aは、全域にわたって、略一定の高さである。外縦壁部35は、本発明で言う縦壁部に対向する部位の一例である。
縦壁部33は、シリンダヘッド30の幅方向略中央に配置されるとともに、前後方向Aに沿って延びている。また、縦壁部33は、底壁部31と一体に形成され上下方向に立ち上がるとともに、前後方向Aの両端が外横壁部36に一体に形成されている。
図1に示すように、底壁部31には、燃焼室に燃料を噴射するインジェクタ37(図5に示す)を保持するインジェクタ保持用ボス部38が複数形成されている。インジェクタ保持用ボス部38は、燃焼室毎に形成されている。縦壁部33は、これらインジェクタ保持用ボス部38を互いにつなげることによって、形成されている。底壁部31と外周壁部32と縦壁部33とは、一体に形成されている。
シリンダヘッド30には、吸気バルブ34(図5に一部示す)と、排気バルブと、クランクシャフトの回転が伝達されて駆動する吸気用カムシャフト39および排気用カムシャフト40と、ロッカアーム機構50(図4に一部示す)となどが組み付けられる。なお、これら、吸気バルブ34と、排気バルブと、吸・排気用カムシャフト39,40と、ロッカアーム機構50と、上記されたインジェクタ37とは、シリンダヘッド30に組み付けられる部品の一例である。
燃焼室24に連通する吸気ポートには、吸気バルブ34が設けられている。燃焼室24に連通する排気ポートには、排気バルブ(図示せず)が設けられている。
図1に示すように、吸気用カムシャフト39と排気用カムシャフト40とは、クランクシャフトの回転が伝達されて、吸気バルブ34と排気バルブとを駆動すべく回転する。吸気用カムシャフト39は、縦壁部33を挟んで吸気側I(図中右側)に配置されており、ロッカアーム機構50を駆動する。排気用カムシャフト40は、排気側E(図中左側)に配置されており、排気バルブを駆動する。なお、図1中、吸・排気用カムシャフト39,40とは、その概略が図示されている。
シリンダヘッド30には、吸・排気用カムシャフト39,40とロッカアーム機構50とを支持するための支持構造が設けられている。支持構造について、具体的に説明する。
まず、排気用カムシャフト40を支持する構造を説明する。シリンダヘッド30の排気側Eには、排気用カムシャフト40を支持する複数の排気側横壁部41が形成されている。排気側横壁部41は、縦壁部33と排気側に配置される外縦壁部35(図中左側に配置される外縦壁部35)とに渡って形成されており、幅方向Bに延びている。排気側横壁部41は、インジェクタ保持用ボス部38と隣り合う位置に配置されており、一端が縦壁部33に一体に形成され、他端が外縦壁部35に一体に形成されている。
図2に示す断面図では、排気側横壁部41は、断面されておらず、正面から見た状態が示されている。また、図3は、図1中に示されるF3−F3線で切断されたエンジン10を示す斜視図である。なお、図中、シリンダブロック20は、2点鎖線で外形のみ図示されている。また、吸・排気用カムシャフト39,40とロッカアーム機構50とは省略されている。
図2,3に示すように、排気側横壁部41の両端部近傍は、底壁部31に一体に形成されている。排気側横壁部41において、両端部以外の部位と底壁部31の上端面との間には、隙間が形成されている。また、排気側横壁部41の上端面41aは、外周壁部32の上端面32aと同じ高さである。図1に示すように、排気側横壁部41は、等間隔離間して配置されている。
排気側横壁部41には、排気用カムシャフト40のジャーナル40aを支持する排気用カムシャフト支持部42が形成されている。排気用カムシャフト支持部42は、断面が半円状に切り欠かれる凹部状であって、内側に排気用カムシャフト40のジャーナル40aを収容している。なお、図1中、排気用カムシャフト40のジャーナル40aは、2点鎖線で示される部位である。
排気用カムシャフト40は、ジャーナル40aが排気用カムシャフト支持部42に支持されることによって、シリンダヘッド30に支持される。排気側横壁部41は、前後方向に複数(本実施形態では、4個)形成されており、それぞれが、排気用カムシャフト40のジャーナル40aを1つずつ支持する。また、外横壁部36にも排気用カムシャフト支持部42が形成されており、排気用カムシャフト40の端部が支持されている。
つぎに、吸気用カムシャフト39とロッカアーム機構50との支持構造を説明する。図1に示すように、シリンダヘッド30の吸気側Iには、幅方向Bに沿って直線状に延びる第1の吸気側横壁部43と、第2の吸気側横壁部70とが形成されている。
図3は、第1の吸気側横壁部43を切断しない斜視図である。図3に示すように、第1の吸気側横壁部43は、縦壁部33と吸気側に配置される外縦壁部35(図中右側に配置される外縦壁部35)とに渡って形成されており、幅方向Bに直線状に延びている。
第1の吸気側横壁部43は、複数形成されており、前後方向Aに隣り合うインジェクタ保持用ボス部38間の中間の位置に1つずつ配置されている。それゆえ、図1に示すように、第1の吸気側横壁部43は、等間隔離間して配置される。本実施形態では、第1の吸気側横壁部43は、4つ形成されている。
図2,3に示すように、第1の吸気側横壁部43の一端は、縦壁部33に連結されて一体に形成されており、他端は、外縦壁部35に連結されて一体に形成されている。また、第1の吸気側横壁部43の上端面43aは、外周壁部32の上端面32aと略同じ位置である。
第1の吸気側横壁部43は、吸気用カムシャフト39のジャーナル39aを支持する吸気用カムシャフト支持部44を有している。吸気用カムシャフト支持部44は、第1の吸気側横壁部43の縦壁部33側に形成されている。吸気用カムシャフト支持部44は、断面が半円状に切り欠かれる凹部状であって、内側に吸気用カムシャフト39のジャーナル39aを収容する。図2に示すように、吸気用カムシャフト支持部44の凹状部の受け面101の下端44c(凹状部の上面の最下端の位置)は、排気用カムシャフト支持部42の凹状部の受け面102の下端42b(凹状部の上面の最下端の位置)と同じ高さである。つまり、吸気用カムシャフト39と排気用カムシャフト40とは、略同じ高さに配置されている。
上記のように、吸気用カムシャフト39は、吸気用カムシャフト支持部44内で支持されることによって、シリンダヘッド30に支持される。なお、図1中、吸気用カムシャフト39のジャーナル39aは、2点鎖線で示される部位である。第1の吸気側横壁部43は、前後方向Aに複数配置されており、それぞれが、吸気用カムシャフト39のジャーナル39aを1つずつ支持する。また、外横壁部36も同様に吸気用カムシャフト支持部44が形成されており、吸気用カムシャフト39の両端が支持されている。
図4は、図1中に示されるF4−F4線に沿って断面されるエンジン10を示す斜視図である。図4は、排気側横壁部41が断面されている。なお、図中、吸・排気用カムシャフト39,40とロッカアーム機構50とは省略されている。また、シリンダブロック20は、外形線のみ2点鎖線で示されている。
図4に示すように、縦壁部33と吸気側の外縦壁部35との間には、ロッカアーム機構50が配置されている。ロッカアーム機構50は、図中2点鎖線示されるように、第1の吸気側横壁部43間に配置されている。
ロッカアーム機構50は、エンジン10の運転状態に応じて、吸気バルブ34の駆動を変更できる可変式である。ロッカアーム機構50は、本発明で言う可変動弁装置の一例である。なお、吸気バルブ34は、1つの燃焼室につき2つ用いられている。各吸気バルブ34は、例えば前後方向Aに並んでいる。
図4中には、ロッカアーム機構50において1気筒に対応する部分を、2点鎖線で囲む範囲Dに拡大して示している。この範囲Dに示すように、吸気用カムシャフト39には、低速用カム45と高速用カム46とが形成されている。
低速用カム45は、エンジン10の低速運転に適した開閉タイミングで吸気バルブ34を駆動するとともに、低速運転に適したバルブリフト量を提供できるカムフィルを有する。高速用カム46は、エンジン10の高速運転に適した開閉タイミングで吸気バルブ34を駆動するとともに、高速運転に適したバルブリフト量を提供できるカムフィルを有する。
ロッカアーム機構50は、ロッカシャフト51と、低速用ロッカアーム52と、高速用ロッカアーム53と、切り替え機構73とを備えている。図1に示すように、ロッカシャフト51は、吸気側に配置されている。図1〜4に示すように、第1の吸気側横壁部43には、ロッカシャフト51を支持するロッカシャフト支持部54が形成されている。
ロッカシャフト支持部54は、第1の吸気側横壁部43において吸気用カムシャフト支持部44の隣であって外縦壁部35側に配置されている。それゆえ、ロッカシャフト支持部54は、吸気用カムシャフト支持部44と幅方向Bに隣り合う位置に配置される。
ロッカシャフト支持部54は、ロッカシャフト51のジャーナル51aを収容する断面が切り欠かれる凹部状である。図中ジャーナル51aは、2点鎖線で示される部位である。ロッカシャフト支持部54は、内側にロッカシャフト51を収容する。ロッカシャフト51は、ジャーナル51aがロッカシャフト支持部54に支持されることによって、シリンダヘッド30に支持される。ロッカシャフト支持部54は、ロッカシャフト51のジャーナル51aを1つずつ支持する。
また、ロッカシャフト支持部54は、吸気用カムシャフト支持部44よりも下方(シリンダブロック20側)に配置されている。この点について具体的に説明する。図5は、図4に示されるシリンダヘッド30に、吸気用カムシャフト39とロッカアーム機構50とが組み付けられた状態を示すエンジン10の断面図である。また、図5は、図1中に示すF4−F4線に沿う断面図である。
図5に示すように、ロッカシャフト支持部54は、ロッカシャフト51を支持した状態において、ロッカシャフト51が吸気用カムシャフト39よりも下方に配置されるように(低速用カム45と高速用カム46とがロッカシャフト5に干渉しない位置)形成されている。具体的には、ロッカシャフト支持部54の凹状部の受け面100の下端54aは、吸気用カムシャフト支持部44の凹状部の下端44cよりも低い位置にある。
ロッカシャフト51は、吸気用カムシャフト39に対して下方にずれた位置に配置されることによって、低速用カム45と高速用カム46との干渉を防止しつつ、シリンダヘッド30の内側(縦壁部33側)に配置されている。
また、ロッカシャフト51が吸気用カムシャフト39の下方に配置されることによって、吸気用カムシャフト39とロッカアーム機構50との配置を、上下方向に重ねる配置構造とすることができる。
図3に示すように、第1の吸気側横壁部43は、吸気用カムシャフト支持部44と底壁部31との間に隙間Sが形成されている。
図4では、2点鎖線で示す範囲Fにロッカアーム機構50が分解された状態が図示されている。図4に示すように、低速用ロッカアーム52は、低速用ボス部55と、低速用アーム部56とを有している。
低速用ボス部55は、円筒状であって内側にロッカシャフト51が挿通される。低速用ボス部55は、ロッカシャフト51に対して回動できるようになっている。低速用アーム部56は、低速用ボス部55に形成されており、低速用ボス部55から吸気バルブ34側に向かって延びている。
低速用アーム部56の先端は、略Y字状に分かれており、当該分かれた各々が吸気バルブ34を1つずつ駆動する。なお、図5に示すように、吸気バルブ34は、押し下げられることによって吸気ポートを開く構造であり、例えばコイルスプリング57によって閉まる方向(押し上げられる方向)に常に付勢されている。
図4に示すように、低速用アーム部56には、低速用ローラ部材58が設けられている。低速用ローラ部材58は、低速用カム45の下方に配置されており、低速用カム45が当接する。
低速用アーム部56が吸気バルブ34のコイルスプリング57によって付勢されることによって(押し上げられることによって)、低速用ローラ部材58は、低速用カム45に常に当接するように付勢される。このため、低速用ローラ部材58は、吸気用カムシャフト39が回転すると、低速用カム45のカムプロフィルに合わせて変位し、それゆえ、低速用ロッカアーム52がロッカシャフト51を支点にして回転駆動される。
高速用ロッカアーム53は、ロッカシャフト51に支持されるとともに、ロッカシャフト51に沿って低速用ロッカアーム52の隣に配置されている。高速用ロッカアーム53は、高速用ボス部59と高速用ローラ部材60とを備えている。
高速用ボス部59は、低速用ボス部55の隣に配置されている。高速用ボス部59は、円筒状であって内側にロッカシャフト51が挿通される。高速用ボス部59は、ロッカシャフト51に対して回動自由である。
高速用ローラ部材60は、高速用ボス部59に設けられており、高速用カム46の下方に配置されている。高速用カム46は、高速用ローラ部材60に当接している。高速用ロッカアーム53の下端部には、当て部61が形成されている。当て部61は、下方に向かって突出する形状である。
図5に示すように、当接部61には、シリンダブロック20側から、押し上げ部材62が当接している。押し上げ部材62は、全長が伸縮自在に形成されるとともにばね部材を内蔵する構造である。押し上げ部材62の上端面63がばね部材に付勢されることによって、上端面63が当接部61を上方に付勢している。
このため、高速用ローラ部材60は、高速用カム46に常に当接するようになるので、吸気用カムシャフト39が回転すると、高速用カム46のカムプロフィルに合わせて変位する。この結果、高速用ロッカアーム53は、ロッカシャフト51を支点にして回転駆動される。
押し上げ部材62は、第2の吸気側横壁部70に設けられている。図1,4に示すように、第2の吸気側横壁部70は、縦壁部33と吸気側の外縦壁部35とに渡って形成されており、幅方向Bに沿って延びている。第2の吸気側横壁部70の周囲は、縦壁部33と底壁部31と外縦壁部35とに一体に形成されている。第2の吸気側横壁部70は、インジェクタ保持用ボス部38と隣り合う位置に配置されている。それゆえ、第2の吸気側横壁部70は、排気側横壁部41と幅方向Bに直線状に並ぶとともに、前後方向Aに等間隔に離間して配置されている。
第2の吸気側横壁部70の上端面71は、当て部61の下方に位置しており、それゆえ、第1の吸気側横壁部43の上端面43aよりも低い。第2の吸気側横壁部70の上端面71には、押し上げ部材62を収容する収容穴72が形成されている。収容穴72は、本発明で言う支持部の一例である。第2の吸気側横壁部70の上端面71は、ロッカシャフト支持部54の凹状部の下端54aよりも下方に位置しており、上下方向略中間に位置している。
なお、第1の吸気側横壁部43がインジェクタ保持用ボス部38間の中間の位置に配置されているので、第1,2の吸気側横壁部43,70は、互いに等間隔離間して配置されている。
高速用ロッカアーム53と低速用ロッカアーム52との間には、高速用ロッカアーム53の変位の吸気バルブ34への伝達と、低速用ロッカアーム52の変位の吸気バルブ34への伝達とを切り替える切り替え機構73が設けられている。切り替え機構73は、格納筒部74と、ピストン75と、コイルスプリング76と、伝達アーム77と、図示しない油圧機構とを備えている。
格納筒部74は、低速用ボス部55に設けられている。格納筒部74は、筒状である。格納筒部74において吸気用カムシャフト39と反対側に位置する背面部の一部には、切り欠かれることによって窓部78が形成されている。格納筒部74は、窓部78を通して外部と連通している。
ピストン75は、格納筒部74に収容されている。図中に示すようにピストン75の上端部分には、一部が切り欠かれることによって切欠部79が形成されている。窓部78は、格納筒部74において低速用ボス部55側(下方)に位置している。
切欠部79は、ピストン75が低速用ボス部55側に位置しているときには、窓部78を通して外部へ露出する。また、切欠部79は、ピストン75が格納筒部74の上端側(低速用ボス部55と反対側)に移動したときには、背面部において窓部78以外に部位(壁の部分)に覆われる。
コイルスプリング76は、格納筒部74内に収容されるとともに、ピストン75と格納筒部74の上端との間に配置されている。このため、ピストン75は、コイルスプリング76によって、下方(低速用ボス部55側)に付勢されている。それゆえ、切欠部79は、常時は、窓部78を通して外部へ露出するようになる。
伝達アーム77は、高速用ボス部59に形成されている。伝達アーム77の先端80は、高速用ロッカアーム53の回転にともなって、窓部78を通して格納筒部74内に進入可能に形成されている。
このため、切欠部79が窓部78と対向している場合では、伝達アーム77の先端80は、窓部78を通してピストン75に当接することがなく、それゆえ、格納筒部74内に進入可能である。それゆえ、高速用ロッカアーム53は、空振り状態となるので、回転変位は、低速用ロッカアーム52に伝達されない。
窓部78がピストン75(切欠部79以外の部位)によって覆われる位置にある場合では、伝達アーム77は、ピストン75に当接可能となる。この結果、高速用ロッカアーム53の回転変位がピストン75を介して低速用ロッカアーム52に伝達される。高速用カム46による吸気バルブ34のリフト量は、低速用カム45によるリフト量よりも大きい。このため、高速用ロッカアーム53の回転変位は、低速用ロッカアーム52を介して吸気バルブ34に伝達されるようになる。
油圧機構は、コイルスプリング76の弾性力にあらがってピストン75を押し上げる機能を有している。油圧機構は、エンジン10の運転状態に応じて、ピストン75の位置を切り替える。
油圧機構は、エンジン10が低速運転状態であれば、ピストン75を付勢しない。このため、切欠部79が窓部78と対向するので、高速用ロッカアーム53の回転変位は、低速用ロッカアーム52に伝達されなくなり、それゆえ、吸気バルブ34は、低速用ロッカアーム52によって駆動される。
エンジン10が高速運転状態であれば、油圧機構は、ピストン75を付勢する。このことによって、切欠部79が窓部78から外れるとともに窓部78がピストン75の切欠部79以外の部位によって覆われるので、伝達アーム77とピストン75とを介して、高速用ロッカアーム53の回転変位が低速用ロッカアーム52に伝達される。この結果、吸気バルブ34は、高速用ロッカアーム53によって駆動される。
つぎに、底壁部31の高さについて、具体的に説明する。図2に示すように、底壁部31において、吸気側Iに位置する吸気側部分31aの上端面31bは、排気側Eに位置する排気側部分31cの上端面31dよりも低い。また、図2に示すように、排気側部分31cの上端面31dは、第2の吸気側横壁部70の上端面71よりも低い。
このように、排気側Eの上端面31dのほうが吸気側Iの上端面31bよりも高いことによって、底壁部31の厚みは、排気側Eの方が厚くなる。このため、図2〜5に示すように、底壁部31の厚み部分において排気側Eに形成される冷却水通路200を、広く大きくすることができる。
排気側Eに形成される冷却水通路200を大きくすることができることによって、排気側Eを効果的に冷却することができる。
つぎに、シリンダブロック20とシリンダヘッド30との固定構造について、具体的に説明する。図1に示すように、シリンダヘッド30は、ヘッドボルト90によって、シリンダブロック20に固定されている。底壁部31には、ヘッドボルト用ボス部91が複数形成されている。
図6は、シリンダヘッド30を示す平面図である。図6に示すように、排気側に配置されるヘッドボルト用ボス部91は、前後方向Aに隣り合う排気側横壁部41間に1つずつ配置されている。このため、ヘッドボルト用ボス部91の周囲には、ヘッドボルト90をヘッドボルト用ボス部91に挿入するなどの作業スペースが十分確保される。
ヘッドボルト用ボス部91は、外横壁部36に形成される排気用カムシャフト支持部42の下方にも配置されている。外横壁部36に形成される排気用カムシャフト支持部42において、ヘッドボルト用ボス部91と上下方向Cに重なる部分には、ヘッドボルト90と作業に用いられる工具を挿通する挿通孔が形成されている。それゆえ、当該排気用カムシャフト支持部42を通して上方からヘッドボルト90および作業に用いられる工具を挿入することができる。
図2は、第1の吸気側横壁部43を通る断面図である。図2,6に示すように、吸気側に配置されるヘッドボルト用ボス部91は、第1の吸気側横壁部43に形成される吸気用カムシャフト支持部44の下方に配置されている。
図3,4,6に示すように、第1の吸気側横壁部43に形成される吸気用カムシャフト支持部44は、上方から見た場合に、第1の吸気側横壁部43において吸気用カムシャフト支持部44以外の部位よりも前後方向Aに幅広形成されている。また、吸気用カムシャフト支持部44の前後方向Aに両端縁部44b間には、ヘッドボルト用ボス部91に達する挿通孔44aが形成されている。吸気側のヘッドボルト用ボス部91は、挿通孔44aを通して上方からアクセス可能に露出している。
挿通孔44aは、ヘッドボルト90およびヘッドボルト90を組み付ける際に用いられる工具が進入可能な大きさを有している。このため、吸気側のヘッドボルト用ボス部91の周囲には、ヘッドボルト90を組み付ける際のスペースが確保されるようになる。
また、一方の外横壁部36に形成される吸気用カムシャフト支持部44も、第1の吸気側横壁部43に形成される吸気用カムシャフト支持部44と同様に、挿通孔44aが形成される構造であり、ヘッドボルト90と工具とを挿入可能になっている。挿通孔44aは、本発明で言う挿通部の一例である。
なお、排気側横壁部41と第1,2の吸気側横壁部43,70とは、シリンダヘッド30を鋳造などで形成する際に、一緒に形成されており、それゆえ、底壁部31と縦壁部33と外周壁部32と一体になっている。
このように構成されるシリンダヘッド30では、幅方向Bに延びる排気側横壁部41と第1,2の吸気側横壁部43,70とを支持する縦壁部33が前後方向Aに延びて外周壁部32に連結されるので、縦壁部33がシリンダヘッド30の補強用リブとして機能する。
図2に示すように、吸気側Iに形成されるヘッドボルト用ボス部91の上端面92と、排気側Eに形成されるヘッドボルト用ボス部91の上端面92とは、同じ高さである。ヘッドボルト用ボス部91の上端面92は、底壁部31の排気側部分31cの上端面31dよりも高い位置に位置している。また、排気側部分31cの上端面31dは、第2の吸気側横壁部70の上端面71よりも下方近傍に位置している。
このように構成されるシリンダヘッド30では、吸気側Iでは、シリンダヘッド30の低い位置の剛性は、底壁部31の吸気側部分31aによって確保され、中間の位置の剛性は、第2の吸気側横壁部70によって確保され、高い位置の剛性は、第1の吸気側横壁部43によって確保される。さらに、排気側Eでは、底壁部31の排気側部分31cが吸気側部分31aよりも高くかつ中間の近傍の位置に配置されることによって、当該排気側部分31cによって低い位置および中間の位置の剛性が確保される。そして、排気側Eの高い位置の剛性は、排気側横壁部41によって確保される。
上記のように、吸・排気側I、Eでは高さ方向に低・中・高の位置の剛性が十分確保されるので、シリンダヘッド30の剛性は、吸・排気側I、Eのバランスを保ちながら向上する。
また、第1,2の吸気側横壁部43,70が等間隔離間するとともに、排気側横壁部41が等間隔離間して配置されていることによって、シリンダヘッド30の吸・排気側I、Eでのバランスがより一層保たれる。
また、第2の吸気側横壁部70と排気側横壁部41とが幅方向Bに直線状に並ぶことによって、両外縦壁部35間に直線状に並ぶ補強壁が形成されるので、シリンダヘッド30の剛性が、より一層向上する。
また、底壁部31において排気側Eに形成される冷却水通路200を広く大きくすることができるので、高温になる傾向にある排気側Eを有効に冷却することができる。
なお、本実施形態は、ディーゼルエンジンを用いたがこれに限定されない。本発明がガソリンエンジンに用いられても同様の効果が得られる。
また、本実施形態では、排気側横壁部41の上端面41aの高さは、外周壁部32の上端面32aと同じ高さであり、それゆえ、第1の吸気側横壁部43と同じ高さである。このように、排気側横壁部41と第1の吸気側横壁部43とが同じ高さである。
しかしながら、排気側横壁部41の高さは、第1の吸気側横壁部43と同じであることに限定されない。排気側横壁部41は、好ましくは第1の吸気側横壁部43と同じ高さであるほうがよいが、第2の吸気側横壁部70より高ければよく、第1の吸気側横壁部43と略同じ高さであってもよい。ここでいう略同じ高さとは、第1の吸気側横壁部43よりも若干低い場合や若干高い場合である。
本発明の一実施形態に係るシリンダヘッドを備えるエンジンを概略的に示す斜視図。 図1中に示されるF2−F2線に沿って示すエンジンの断面図。 図1中に示されるF3−F3線に沿って切断されるエンジンを示す斜視図。 図1中に示されるF4−F4線に沿って切断されるエンジンを示す斜視図。 図4に示されたシリンダヘッドに吸気用カムシャフトとロッカアーム機構とが組み付けられた状態を示すエンジンの断面図。 図1に示されたシリンダヘッドを示す平面図。
符号の説明
20…シリンダブロック、30…シリンダヘッド、31…底壁部、31a…吸気側部分、31b…排気側部分、32…外周壁部、33…縦壁部、37…インジェクタ、39…吸気用カムシャフト、39a…ジャーナル、40…排気用カムシャフト、40a…ジャーナル、41…排気側横壁部412…排気用カムシャフト支持部、43…第1の吸気側横壁部、44…吸気用カムシャフト支持部、50…ロッカアーム機構(可変動弁装置)、70…第2の吸気側横壁部、72…収容穴(支持部)、I…吸気側、E…排気側。

Claims (3)

  1. シリンダブロック側に配置されて基部をなす底壁部と、
    前記底壁部の周囲から立ち上げて形成され、その内側に、吸気用カムシャフトと、排気用カムシャフトと、吸気バルブの駆動を可変可能な可変動弁装置とが配置されるスペースを区画する外周壁部と、
    燃焼室内に燃料を噴射するインジェクタを保持するとともに、前記外周壁部内を、前記吸気用カムシャフトが配置される吸気側と前記排気用カムシャフトが配置される排気側とに区画すべく延び、両端が前記外周壁部に連結されて一体に形成される縦壁部と、
    前記吸気側に配置されて前記吸気用カムシャフトを支持する吸気用カムシャフト支持部が形成され、一端が前記縦壁部に連結されて一体に形成されるとともに他端が前記外周壁部において前記縦壁部と対向する部位に連結されて一体に形成される第1の吸気側横壁部と、
    前記吸気側に配置されて前記可変動弁装置を支持する支持部が形成され、一端が前記縦壁部に連結されて一体に形成されるとともに他端が前記外周壁部において前記縦壁部に対向する部位に連結されて一体に形成される第2の吸気側横壁部と、
    前記排気側に配置されて前記排気用カムシャフトを支持する排気用カムシャフト支持部が形成され、一端が前記縦壁部に連結されて一体に形成されるとともに他端が前記外周壁部において前記縦壁部と対向する部位に連結されて一体に形成される排気側横壁部と、
    を具備し、
    前記第2の吸気側横壁部は、前記第1の吸気側横壁部と互いに交互に配置されるとともに、前記底壁部からの高さ方向に沿って前記第1の吸気側横壁部よりも低く、
    前記排気側横壁部は、前記第1の吸気側横壁部間に配置されるとともに、前記高さ方向に沿って前記第2の吸気側横壁部よりも高く、
    前記底壁部の排気側部分の上端面は、当該底壁部の吸気側部分の上端面よりも前記高さ方向に高い
    ことを特徴とするシリンダヘッド。
  2. 前記第1の吸気側横壁部と前記第2の吸気側横壁部とは、等間隔離間して交互に配置され、
    前記排気側横壁部は、等間隔離間して配置される
    ことを特徴とする請求項1に記載のシリンダヘッド。
  3. 前記第2の吸気側横壁部と前記排気側横壁部とは、直線状に並ぶことを特徴とする請求項1に記載のシリンダヘッド。
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