JP3722118B2 - エンジンのシリンダヘッド構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はエンジンのシリンダヘッド構造に関し、エンジンの本体上部構造を改良する技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
自動車等の車両に搭載されるエンジンの本体上部構造を提供するシリンダヘッドの構造として、特許文献1に記載のものは、3つの吸気弁と2つの排気弁とを有する多気筒DOHCエンジンにおいて、カムシャフトを回転自在に支持するカムジャーナル支持部材(本明細書においてカムジャーナル支持部材というときは、後述するように、カムシャフトのジャーナル部を協働して支持する、下部のカムホルダ部材と、上部のカムキャップ部材とを併せていうものとする)が、シリンダヘッドとは別部材とされ、シリンダヘッドにボルトで締結されている。これによれば、ヘッドボルトを締結した後にカムキャップ部材を取り付けることができるため、ヘッドボルト位置とカムキャップ部材の位置の干渉を気にすることなくシリンダヘッドの設計が行なえ、シリンダヘッドをコンパクトに設計できる。
【0003】
また、上記カムジャーナル支持部材は、シリンダヘッドの端部及び各気筒間部に位置するヘッドボルト孔の上方において、シリンダヘッドにボルト締結されている。したがって、シリンダヘッドにおいて、カムジャーナル支持部材の締結部位には、ヘッドボルト締結作業空間が形成されて、カムジャーナル支持部材は、該作業空間を隔てて、シリンダヘッドにボルト締結されている。これによれば、シリンダヘッドをシリンダブロックにヘッドボルトで締結する際に、ヘッドボルトの上方に締結作業空間が確保されるから、シリンダヘッドの締結作業性が改善する。
【0004】
なお、上記カムジャーナル支持部材には、吸気弁又は排気弁のタペットを摺動自在に保持するタペットホールと、ヘッド幅方向の側部側に位置して気筒列方向に延びるカムジャーナル潤滑用のオイルギャラリとが一体に形成されている。
【0005】
一方、特許文献2には、2つの吸気弁と2つの排気弁とを有する多気筒DOHCエンジンにおいて、吸気カムシャフト側のカムジャーナル支持部材と排気カムシャフト側のカムジャーナル支持部材とが一体に結合されたシリンダヘッド構造が記載されている(詳しくは、カムジャーナル支持部材の下部を構成するカムホルダ部材同士が一体に結合されている)。この一体化されたカムジャーナル支持部材には、特許文献1と同様、タペットホールとオイルギャラリとが一体に形成されているうえ、さらに、各気筒中央部で立設する点火栓取付け孔壁も一体に形成されている。
【0006】
なお、上記オイルギャラリは、タペットホール内のタペットに組み込まれた油圧作動式の可変動弁機構への油圧供給路であり、ヘッド幅方向の中央側に位置して気筒列方向に延びている。
【0007】
さらに、特許文献3には、吸気カムシャフト及び排気カムシャフトの一端部に、クランクシャフトに対するカムシャフトの回転位相角を変更する油圧作動式の弁位相可変機構がそれぞれ配設されたエンジンにおいて、該機構に最も近接位置する吸気カムシャフト側のカムジャーナル支持部材及び排気カムシャフト側のカムジャーナル支持部材が一体に結合されたシリンダヘッド構造が記載されている(詳しくは、カムジャーナル支持部材の下部を構成するカムホルダ部材同士が一体に結合されている)。ただし、それ以外のカムジャーナル支持部材の構成は明らかではなく、カムジャーナル支持部材に気筒列方向に延びるオイルギャラリが一体に形成されているかどうかも明らかではない。
【0008】
【特許文献1】
特開平6−146822号公報(第2図、第22図)
【特許文献2】
特開2002−54413号公報(第3図)
【特許文献3】
特開平11−148426号公報(第3図、第4図)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に記載のシリンダヘッド構造では、カムジャーナル支持部材には、前述したように、気筒列方向に並ぶタペットホールや、気筒列方向に延びるオイルギャラリが一体に形成されている。また、特許文献2に記載のシリンダヘッド構造では、カムジャーナル支持部材には、前述したように、さらに、点火栓を取り付けるための点火栓取付け孔壁が一体に形成されている。したがって、これらの特許文献1や2に開示の技術では、カムジャーナル支持部材が複雑化・大型化し、該カムジャーナル支持部材を生産するための設備投資ないしコストが増大する。
【0010】
この問題に対処するためには、タペットホールやオイルギャラリあるいは点火栓取付け孔壁等を、カムジャーナル支持部材ではなく、シリンダヘッドに形成することが考えられる。そうすれば、カムジャーナル支持部材の複雑化・大型化が回避され、その生産のための設備投資ないしコストの増大が抑制される。
【0011】
しかし、そうすると、シリンダヘッドに形成したオイルギャラリ、ないし該オイルギャラリを構成するオイルギャラリ壁の剛性の低下が懸念される。というのは、該オイルギャラリは気筒列方向に細く長く延びるうえ、シリンダヘッドにはカムジャーナル支持部材が形成されていないので、カムジャーナル支持部材が形成されている場合に比べて、シリンダヘッド自体の剛性が低下しているからである。
【0012】
特に、前述したように、カムジャーナル支持部材の締結部位がヘッドボルト孔の上方にあるために、シリンダヘッドにヘッドボルト締結作業空間が形成されるような場合には、シリンダヘッドの剛性の低下がより一層懸念される。
【0013】
そして、カムジャーナル支持部材をシリンダヘッドにボルト締結する際には、該カムジャーナル支持部材の締結部位において、シリンダヘッドに局部的に荷重が作用するため、オイルギャラリが、容易に撓んだり曲がったりして、破損する心配がある。
【0014】
そこで、本発明では、カムジャーナル支持部材の構造を簡素化し、かつ、シリンダヘッド及びオイルギャラリの剛性を向上したエンジンのシリンダヘッド構造を提供することを課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
【0016】
まず、本願の請求項1に記載の発明は、シリンダヘッドの端部及び各気筒間部に位置するヘッドボルト孔の上方に、該ヘッドとは別部材のカムジャーナル支持部材が、ヘッドボルト締結作業空間を隔ててボルト締結される構成の多気筒DOHCエンジンのシリンダヘッド構造であって、上記カムジャーナル支持部材を締結するための2つのボルトボスのうち、ヘッド幅方向の側部側に位置する第1のボルトボスが、ヘッド側壁と一体に設けられていると共に、気筒列方向に延びる第1のオイルギャラリを構成するオイルギャラリ壁が、ヘッド幅方向の中央側に位置する第2のボルトボスと、各気筒中央部に設けられた点火栓又はインジェクタ取付け孔壁とを連結して、かつ下方のウォータジャケット上壁との間に空隙を有して配設されており、かつ、上記第2のボルトボスの下方において、上記オイルギャラリ壁とウォータジャケット上壁とを連結する柱状ボスが立設され、上記第1のオイルギャラリ及び柱状ボスは、吸気カムシャフト側及び排気カムシャフト側にそれぞれ設けられており、上記柱状ボスは、ヘッド幅方向の両側部側でウォータジャケット上壁に開口するヘッドボルト孔に近接位置し、上記ウォータジャケット上壁に、上記吸気カムシャフト側及び排気カムシャフト側の両柱状ボス及び両ヘッドボルト孔を連結するリブが設けられていることを特徴とする。
【0017】
この発明によると、まず、カムジャーナル部材のみをシリンダヘッド本体とは別部材とすることによって、ヘッドボルト孔上方にヘッドボルト締結作業空間を確保することができ、ヘッドボルト締結作業を容易に行うことができる。さらに、カムジャーナル部材をコンパクトに形成することができるから、組み付け作業性も向上する。また、カムジャーナル部材締結用の2つのボルトボスのうちのヘッド幅方向の側部側に位置するボルトボスを該ヘッド側壁と一体で設けたことによって、側部側のボルトボス部の剛性を向上することができる。その結果、カムジャーナル部材の支持剛性が向上する。そして、中央側のボルトボスと単独で剛性の高い部位である点火栓又はインジェクタ取付け孔壁とを気筒列方向に延びる中空上の柱で形成される第1のオイルギャラリを相互に連結することで、それぞれの部位同士が格子状に繋がることになる。したがって、シリンダヘッド全体に、剛性の高い部位同士を結ぶ格子構造が形成される。特に、中央側のボルトボスは上下方向の剛性を増し、カムジャーナル支持剛性を向上することができる。また、オイルギャラリ壁とウォータジャケット上壁との間には空隙が形成されている。したがって、中央側のボルトボスの上下方向の剛性が低く、その結果、カムジャーナル支持剛性が低くなっている。そこで、オイルギャラリ壁とウォータジャケット上壁との間を連結する柱状ボスを設けることによって、オイルギャラリ壁の剛性が向上すると共に、中央側のボルトボスの剛性が増し、カムジャーナル支持剛性が向上する。
【0018】
以上のように、ボルトボスの剛性を増し、カムジャーナル支持剛性を向上したことによって、カムジャーナル部材をシリンダヘッドに締結するときに中央側のボルトボスの下方向に力が加わり、ボルトボスが破損することを防止できる。さらに、ボルトボスの剛性を向上することで、カムジャーナル部材がシリンダヘッドに強固に組み込まれることになるので、カムシャフトの回転が安定するという利点もある。さらに、上記吸気カムシャフト側及び排気カムシャフト側の両柱状ボス及び両ヘッドボルト孔を連結するリブを設けたことにより、柱状ボスの剛性、第2のボルトボスの剛性が増す。その結果、カムジャーナル部材の支持剛性が向上し、第1のオイルギャラリの特に幅方向の剛性が増す。したがって、カムジャーナル締結作業時に掛かるボルトボスへの負荷によるボルトボスの破損が防止できる。さらに、カムジャーナル支持剛性が向上したことによって、カムシャフトの回転が安定する。
【0019】
次に、請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、各気筒に対して2つの吸気弁及び2つの排気弁が備えられていると共に、これらの弁のタペットを保持するタペットホールが設けられている構成において、該タペットホールを構成するタペットホール壁が、ヘッド側壁とオイルギャラリ壁とを連結するように配設されていることを特徴とする。
【0020】
この発明によると、タペットホール壁を、ヘッド側壁とオイルギャラリ壁とを連結して設けることによってオイルギャラリ壁の剛性を向上することができる。さらに、上記のように各気筒に対して2つのタペットホールを有するエンジンの場合、オイルギャラリ壁は特に強固にタペットホール壁と連結することができる。また、タペットホールをヘッド側に一体に設けることで、カムジャーナル部材の構成が簡素化する。そのため、カムジャーナル部材の生産のための設備投資ないしコストが削減できる。また、カムジャーナル部材を小型化することができるので、重量が軽減し、作業性も良くなる。
【0021】
次に、請求項3に記載の発明は、上記請求項2に記載の発明において、第1のボルトボスに近接して気筒列方向に延びるカムジャーナル潤滑用の第2のオイルギャラリが配設され、該オイルギャラリを構成するオイルギャラリ壁が、タペットホール壁と一体に設けられていると共に、カムジャーナル支持部材が、下部を構成するカムホルダ部材と、上部を構成するカムキャップ部材とを含み、上記第2のオイルギャラリから分岐してシリンダヘッドに形成された分岐油路と、上記カムホルダ部材に形成された接続油路とにより、第2のオイルギャラリからカムジャーナルへの潤滑油供給油路が構成されていることを特徴とする。
【0022】
この発明によると、第2のオイルギャラリ壁をタペットホール壁と一体に設けることによって該ギャラリ壁の剛性が増す。また、第2のオイルギャラリは該ギャラリから分岐してシリンダヘッドに形成された分岐油路及びカムホルダ部材に形成された接続油路を介してカムジャーナルに潤滑油を供給し、良好に潤滑する。
【0025】
次に、請求項4に記載の発明は、上記請求項1から請求項3のいずれかに記載の発明において、第1のオイルギャラリ壁に、下方に垂下し、気筒列方向に並ぶ柱状ボス同士を連結する、補強垂下壁が形成されていることを特徴とする。
【0026】
この発明によると、第1のオイルギャラリに補強垂下壁を設けることにより、該補強垂下壁は柱状ボスを連結し、第1のオイルギャラリの特に上下方向の剛性を高めることができる。また、補強垂下壁は柱状ボスを連結して延びるので柱状ボスの剛性がさらに増し、その結果、カムジャーナル部材締結時に柱状ボスに掛かる上からの力が補強垂下壁に分散されるので、締結作業をさらに安定して行うことができる共に、カムシャフトの回転が安定する。
【0027】
次に、請求項5に記載の発明は、上記請求項1から請求項4のいずれかに記載の発明において、タペットは複数に分割され、該タペットに各分割タペットを運転状態に応じて係合離脱させる油圧作動式の可変動弁機構が組み込まれていると共に、第1のオイルギャラリは、上記可変動弁機構への油圧供給路であることを特徴とする。
【0028】
この発明は、油圧作動式の可変動弁機構を関心事とする。該可変動弁機構について説明すると、タペットは、カムシャフトに設けられた小リフト量の低速カム及び大リフト量の高速カムにそれぞれ対応する低速タペットと高速タペットとに分割され、これらの分割タペットをエンジンの運転状態に応じて係合離脱させることにより、弁動作特性が低速時の小リフト特性と高速時の大リフト特性とに切り換えられる。
【0029】
この発明によると、可変動弁機構に油圧を供給するために設けられるの第1オイルギャラリが、シリンダヘッドの剛性向上の効果も併せ持つという効果がある。
【0030】
次に、請求項6に記載の発明は、上記請求項1から請求項5のいずれかに記載の発明において、吸気カムシャフト及び排気カムシャフトの一端部に、クランクシャフトに対するカムシャフトの回転位相角を変更する油圧作動式の弁位相可変機構がそれぞれ配設され、該機構に最も近接位置する吸気カムシャフト側のカムジャーナル支持部材及び排気カムシャフト側のカムジャーナル支持部材が一体に結合され、この一体化されたカムジャーナル支持部材に、上記吸気側弁位相可変機構用の油圧制御弁、排気側弁位相可変機構用の油圧制御弁、及び可変動弁機構用の油圧制御弁が組み付けられ、かつ、これらの弁に制御元圧を供給する単一の元圧供給油路と、可変動弁機構用の油圧制御弁から第1のオイルギャラリに向けて延びる制御圧油路とが形成されている一方、上記一体化カムジャーナル支持部材が締結されるシリンダヘッドの端部には、上記制御圧油路を第1のオイルギャラリに連絡する連絡油路と、第1のボルトボスに近接して気筒列方向に延びるカムジャーナル潤滑用の第2のオイルギャラリに潤滑油を供給する潤滑油供給油路とが形成されていることを特徴とする。
【0031】
この発明は、可変動弁機構に加えて油圧作動式の弁位相可変機構を関心事とする。該油圧作動式の弁位相可変機構について説明すると、一般に、排気行程から吸気行程に移行するピストン上死点近傍において、吸・排気バルブ共に開いている状態をバルブ開期間のオーバーラップというが、例えばアイドリング時などの低負荷時は、オーバーラップが大きいと、エンジンの回転が不安定になるなどの弊害が生じる。そこで、油圧作動式弁位相可変機構を搭載することによってオーバーラップを狭くして排気通路からの排気の吸い戻しを防止する。一方、加速時などの高負荷時は、オーバーラップを大きくして、吸気充填効率の向上などを図ることができる。
【0032】
可変動弁機構及び弁位相可変機構は油圧を制御するための油圧制御弁がそれぞれ必要である。この発明によると、これらの油圧制御弁を弁位相可変機構に最も近いカムホルダ部材及びカムキャップ部材が幅方向に一体に形成されたカムジャーナル部材の幅方向に並べて立設する。そして、各油圧制御弁の油圧を供給するため元圧供給油路がカムキャップ幅方向に穿設されている。吸気側弁位相可変機構用の油圧制御弁に備えられた進角・遅角用油路はカムキャップ内の油路を介して吸気カムシャフト内部に設けられている油路に連通し、吸気位相可変機構に通じている。同様に、排気側弁位相可変機構用の油圧制御弁に備えられた進角・遅角用油路もカムキャップ部材内の油路を介して排気カムシャフト内部に連通し、排気位相可変機構に通じている。一方、可変動弁機構は両カムシャフトの中間位置のカムホルダ部材及びカムキャップ部材に立設され、元圧供給油路から油圧が供給される。そして、可変動弁機構用の油圧制御弁から第1のオイルギャラリに向けて伸びる制御圧油路及びシリンダヘッドの上端部に設けられた制御圧油路を第1のオイルギャラリに連絡する連絡油路を介して、可変動弁機構に油圧が供給される。
【0033】
このように、各油圧制御弁を同一のカムキャップ部材にシリンダヘッド幅方向に並べて設けたことによって、一本の元圧供給油路で各油圧制御弁に元圧を供給することができるので、油路が簡素化される。
【0034】
一方、シリンダヘッドの弁位相可変機構側の端部には幅方向に延びる潤滑油供給油路が設けられている。該潤滑油供給油路はヘッド側壁に穿設された第2オイルギャラリに連通している。第2のオイルギャラリはジャーナル部の潤滑用の油路であり、第2のオイルギャラリに潤滑油を供給する潤滑油供給油路を共通の油路としたことによって油路の構成が簡素化される。
【0035】
【発明の実施の形態】
図1は、本実施の形態に係るエンジン1の本体上部の要部断面図である。図中、「IN」とあるのは吸気側を示し、「EX」とあるのは排気側を示す。このエンジン1の本体1aは、シリンダブロック2、シリンダヘッド3、及びヘッドカバー4によって全体形状が構成されている。このエンジン1はDOHCエンジンであり、タペット5…5駆動式の動弁装置6を備えている。すなわち、シリンダ2a軸線に対して傾斜配置された吸気弁7及び排気弁8は、該弁7,8上方に配置された吸気カムシャフト9及び排気カムシャフト10によって、タペット5,5を介して開閉駆動される。吸気カムシャフト9及び排気カムシャフト10は、シリンダブロック2下方に配置したクランクシャフト(図示せず)と連動してα方向に回転する。吸気弁7及び排気弁8の各ステムエンド11,11にタペット5,5が当接し、カムシャフト9,10が回転すると、上記タペット5,5が吸気カム12及び排気カム13で押し下げられて、吸気弁7及び排気弁8をリフトして開かせる。タペット5,5は、シリンダヘッド3に形成されたタペットホール14,14に、上下に摺動自在に収容されている。ここでタペットホール14,14を構成する該ホール14,14の周囲の壁部をタペットホール壁30,30(例えば図3参照)という。
【0036】
次に、上記タペット5の構成を図1及び図2を参照して説明する。図2は、図1の矢視アに沿う拡大断面図である。ここでは吸気側を例に取り説明するが、排気側も同様である。まず、カムシャフト9には、1つの弁7に対して、3枚のカム20,21,22が軸方向に並設されている(図2参照)。ここで「吸気カム12」や「排気カム13」という呼称は、これら3枚のカム20,21,22の総称とする。これらのカム20〜22のうち、両端のカム20,22同士はプロフィルが同一に設定され、中央のカム21はこれらとプロフィルが異なって設定されている。特に両端のカム20,22はリフト量が小さく、中央のカム21はリフト量が大きく設定されている。そして、タペット5は、上記2つの小リフト量のカム20,22と当接する当接面23,24をそれぞれ有する2つの低速タペット25,26と、上記大リフト量のカム21と当接する当接面27を有する1つの高速タペット28とに分割されている。ここで「タペット5」という呼称は、これら3つに分割されたタペット25,26,28の総称とする。
【0037】
低速タペット25,26の外周面及び高速タペット28の外周面はそれぞれタペットホール壁30の内周面に摺接し、タペット5の下部に吸気弁7のステムエンド11が当接している。ステムエンド11には、シリンダヘッドウォータジャケット上壁31(図1参照)との間に介装されたバルブスプリング32を受けるスプリング受け33や、該スプリング受け33とステムエンド11との連結を図るバルブコッタ34等の部材が備えられている。低速タペット25,26は、基本的には、タペットホール壁30に対接する円柱状の部材であるが、上面がタペット5の円筒中心軸を含んで径方向に切り欠かれて、径のほぼ3分の1の幅の溝部35が形成されている。これにより、低速タペット25,26の上面は、上記溝部35を挟んで概ね半円形状の二つの領域に分割され、それぞれタペット5の両端に位置して、各小リフト量カム20,22と当接する当接面23,24を提供する(この2つの低速タペット25,26同士の連結体を、便宜上、タペット本体36と称する)。
【0038】
この低速タペット25,26に対し、高速タペット28は、タペット5の往復運動方向に相対移動自在に設けられている。すなわち、高速タペット28は、タペット5の径方向に延びる細長い形状で、タペット本体36の溝部35に、しっくりと、かつ上下方向に摺動自在に嵌合されている。高速タペット28は、タペット本体36との間に介装されたスプリング37によって、常時、上方に付勢されている。高速タペット28の上面は、低速タペット25,26の二つの当接面23,24で挟まれてタペット5の径方向に延び、タペット5の中央に位置して、大リフト量カム21と当接する当接面27を提供する。高速タペット28は、図示しない規制部(例えば段部)により、該高速タペット28の当接面27の高さが低速タペット25,26の当接面23,24の高さを超えて上方に位置することが規制されている。
【0039】
次に、上記分割タペット25,26,28を運転状態に応じて係合離脱させて弁動作特性を変更する油圧作動式の可変動弁機構40について説明する。この可変動弁機構40は、タペット5に内蔵されたロックピン41,42を有し、油圧が供給又は排出されることにより、該ロックピン41,42が進退移動して、低速タペット25,26及び高速タペット28同士を連結(係合)又は解放(離脱)させる機構である。
【0040】
すなわち、低速タペット25,26及び高速タペット28に、相互に軸心が一致するように横穴43,44,45が設けられ、該横穴44,45に、それぞれロックピン41,42が摺動自在に収容されている。低速タペット26の横穴45には、油口46及び油室47が形成され、該油口46を介して油室47に油圧が供給されると、該油圧により、低速タペット26のロックピン42が高速タペット28の横穴44に突入し、低速タペット26と高速タペット28とが係合する。同時に、高速タペット28のロックピン41が低速タペット26のロックピン42で押されて、もう一方の低速タペット25の横穴43に突入し、ここでも低速タペット25と高速タペット28とが係合する。このように、タペット5の軸心を挟んで、両側で、低速タペット25,26と高速タペット28との係合部が形成されることにより、2つの低速タペット25,26と1つの高速タペット28とがバランスよく一体化する。
【0041】
一方、上記油口46を介して油室47から油圧が排出されると、リターンスプリング48の付勢力により、両ロックピン41,42は、それぞれ高速タペット28の横穴44及び低速タペット26の横穴45に後退し、これにより、低速タペット25,26と高速タペット28とが分離し、別体となる。この状態では、高速タペット28が大リフト量カム21で押圧されても、その押圧力はスプリング37に吸収されるのみで、低速タペット25,26、つまりタペット本体36に伝達されない。したがって、タペット5及び弁7の動きは常に低速タペット25,26を押圧する小リフト量カム20,22によって支配される。
【0042】
一方、ロックピン41,42が低速タペット25,26と高速タペット28とを跨いで位置して、両者25,26及び28を一体に連結している状態では、高速タペット28が大リフト量カム21で押圧されたときには、その押圧力はロックピン41,42を介して低速タペット25,26、つまりタペット本体36に伝達される。このとき、低速タペット25,26を押圧する小リフト量カム20,22は、低速タペット25,26の当接面23,24から浮き上がる。したがって、タペット5及び弁7の動きは、高速タペット28を押圧する大リフト量カム21によって支配される。このようにして、この可変動弁機構40は、油圧の給排により、低速タペット25,26が作動する低速時の小リフト特性と、高速タペット28が作動する高速時の大リフト特性とが切換可能に構成されている。
【0043】
なお、後述するように、上記油口46は、タペットホール壁30に設けられた分岐油路97(図1参照)を介して、第1のオイルギャラリ70に連通している。その場合に、図4に示したように、上下動するタペット5の上記油口46にいつでも油圧を供給できるように、上記油口46と常に接続し、分岐油路97が開口する長溝46aが、タペットホール壁30の内周面に上下に延びて形成されている。また、図2に示したように、タペット5の軸心周りの回転を規制する目的で、タペット5の外周面からボール部材49が突出し、またタペットホール壁30の内周面に該ボール部材49が嵌合する縦凹溝50が形成されている。
【0044】
次に、本実施の形態におけるエンジンに備えられた油圧作動式の弁位相可変機構51,52について説明すると、図3に示したように、吸気カムシャフト9及び排気カムシャフト10のスプロケット側の端部にそれぞれ設けられた吸気側及び排気側の弁位相可変機構51,52は、クランクシャフトに対するこれらのカムシャフト9,10の回転位相角(すなわちクランクシャフトに対する吸気バルブ7及び排気バルブ8の開閉時期の位相角)をそれぞれ独立して変更する。このとき、該弁位相可変機構51,52の内部に設けられた図示しない進角用油圧室及び遅角用油圧室に油圧を供給・排出することで、上記回転位相角は変更される。そして、油圧を制御する吸気側の油圧制御弁53及び排気側の油圧制御弁54があり、両位相可変機構51,52は、エンジン1の運転状態に応じて、相互に独立して、個別に制御される。
【0045】
次に、シリンダヘッド3の構成について図1、図3〜図6を参照して説明する。本実施の形態のエンジン1は、1気筒あたり、2つの吸気ポートPin,Pin及び吸気弁7,7、並びに2つの排気ポートPex,Pex及び排気弁8,8が設けられた、4弁式の、4気筒16バルブエンジンである。シリンダヘッド3は、ウォータジャケット上壁31と、該ウォータジャケット上壁31のほぼ全周縁部から立設されて相互に連続する側壁部60(排気側の側壁部),61(吸気側の側壁部),62(背面側の側壁部)とを有する。
【0046】
シリンダヘッド3の幅方向の中央部に、複数の(図例では4つの)、点火栓ホール壁63…63が、各気筒に対応して、気筒列方向に並んで、立設されている。また、シリンダヘッド3の端部及び各気筒間部に複数の(図例では吸気側及び排気側にそれぞれ4つの)カムシャフト支持壁64が、シリンダヘッド3幅方向に延びて、気筒列方向に並んで、形成されている。ただし、このシリンダヘッド3は、カムシャフト9,10のジャーナル部65(図5参照)の下半分を回転自在に支持するカムホルダ部材66及び該ジャーナル部65の上半分を回転自在に支持するカムキャップ部材67から成るカムジャーナル部材68が別体とされているので、カムシャフト支持壁64には、該カムジャーナル部材68の組付けに使用されるシリンダヘッド3側部側の第1ボルトボス69及びシリンダヘッド3中央側の第2ボルトボス70が形成されている。
【0047】
また、このシリンダヘッド3には、シリンダヘッド3幅方向において、上記点火栓ホール壁63…63と側壁部60,61との間に位置し、かつ、気筒列方向において、上記カムシャフト支持壁64…64間に位置する、複数の(図例では吸気側及び排気側にそれぞれ8つの)、タペットホール14…14が、気筒列方向に並んで、形成されている。タペットホール14…14は、上記タペット5…5を摺動自在に収容して案内する。さらに、シリンダヘッド3は、タペットホール壁30…30と側壁部60,61との間に形成された空隙に凹成されたオイル溜まり71…71を有し、また、気筒列方向に延びるように穿設された複数のオイルギャラリ72,72,73,73を備える。
【0048】
シリンダヘッド3は、ウォータジャケットWの幅方向両側を貫通してシリンダブロック2に突入するヘッドボルト74…74によりシリンダブロック2に組み付けられている(図5参照)。その場合に、ヘッドボルト74…74は、気筒の爆発応力を均等に受けてシリンダヘッド3をシリンダブロック2に安定に固定するために、相隣接する気筒の略中間位置に配置されている。なお、このシリンダヘッド3では、上記ヘッドボルト74…74の位置と、上記カムジャーナル部材68…68の位置とが、上下に重なり合っているので、上記ヘッドボルト74…74の締め付け作業の容易のために、上記カムシャフト支持壁64…64には空隙75…75が設けられている。それゆえ、カムジャーナル部材68…68は、上記空隙75…75を跨いで、シリンダヘッド3幅方向側部側及び中央側に備えられたボルトボス69,69,70,70を介してシリンダヘッド3に組み付けられる(図4参照)。また、側部側のボルトボス69,69は第2のオイルギャラリ73,73に近接して位置するので、第2のオイルギャラリ73,73を構成するオイルギャラリ壁76,76とヘッド側壁60,61とがタペットホール壁30,30と一体に設けられている。
【0049】
図4〜6に示したように、シリンダヘッド3にはシリンダヘッド3幅方向中央側のボルトボス70,70の下方において、第1のオイルギャラリ壁77,77とウォータジャケット上壁31を連結する柱状ボス78,78が立設されている。また、柱状ボス78…78は気筒列方向に複数並んでいる。一方、図5によく表れているように、シリンダヘッド3はウォータジャケット上壁31に開口するヘッド3幅方向両側のヘッドボルト孔79,79を連結するリブ80を有し、該リブ80は幅方向両側の柱状ボス78,78同士を連結している。
【0050】
なお、ヘッドカバー4は、シリンダヘッド3の側壁部60,61,62の上端面、及び点火栓ホール壁63…63の上端面において、シリンダヘッド3に接し、パッキン81,81で組み付けられている(図1、図7参照)。
【0051】
次に、オイルギャラリ72,72,73,73について詳しく説明する。シリンダヘッド3には、上記油圧作動式の可変動弁機構40に油圧を供給するオイルギャラリ(以下、第1オイルギャラリ72,72と称する。図例では吸気側及び排気側にそれぞれ1本づつ計2本)と、カムシャフト9,10のジャーナル部65,65を支持するカムジャーナル支持部90,90(図5参照)に潤滑油を供給するオイルギャラリ(以下、第2オイルギャラリ73,73と称する。同じく吸気側及び排気側にそれぞれ1本づつ計2本)とが備えられている。図3において、シリンダヘッド3の左端の壁部に、シリンダヘッド3の外部の図示しない油圧源に接続される潤滑油供給油路91が、シリンダヘッド3の幅方向に延びるように穿設されている(図7参照)。この潤滑油供給油路91は、第2オイルギャラリ73,73と連通している。第2オイルギャラリ73,73の、図3における右端部は、閉ざされている。一方、第1オイルギャラリ72,72は、図3におけるシリンダヘッド3の左端のカムジャーナル部材92を形成するカムキャップ93の幅方向に図示しない油圧源に通じる元圧供給油路94が穿設されており、後述する可変動弁機構40の油圧制御弁95を介して第1オイルギャラリ72,72に連通している(図8参照)。
【0052】
図4によく表れているように、第1オイルギャラリ72,72を形成する第1オイルギャラリ壁77,77には、下方に向けて延びかつ各気筒の柱状ボス78,78を連結する補強垂下壁96,96が形成されている。タペットホール14…14のヘッド3幅方向中央側において、タペットホール壁30…30及び幅方向中央側のボルトボス70,70と一体に、気筒列方向に穿設されている。また、第1オイルギャラリ72,72は、各気筒の中央上方に立設された点火栓ホール壁63…63と、シリンダヘッド3の端部及び各気筒間部に設けられたカムシャフト支持壁64…64とを連結しながら、気筒列方向に延びている。そして、第1オイルギャラリ72,72には、前述した油圧作動式の可変動弁機構40への分岐油路97,97が設けられている。
【0053】
一方、第2オイルギャラリ73,73を形成する第2オイルギャラリ壁76,76も、同じくタペットホール14…14のヘッド3幅方向側壁側において、タペットホール壁30…30と一体に、気筒列方向に穿設されている。また、第2オイルギャラリ壁76,76は、各タペットホール壁30…30のシリンダヘッド側壁部60,61とを連結しながら、気筒列方向に延びている。そして、図5によく表れているように、第2オイルギャラリ73,73は、上記カムシャフト支持壁64…64の位置で、上方に分岐し、開口する、潤滑用の分岐油路98,98が形成されている。この分岐油路98,98は、カムシャフト支持壁64,64に組み付けられるカムジャーナル支持部材68,86に穿設された接続油路99,99に接続し、該接続油路99,99を介して、第2オイルギャラリ73,73から、カムジャーナル支持部90,90に、潤滑油が供給される。なお、上記オイル溜まり71,71は、第2オイルギャラリ73,73の上方に形成されている(図1参照)。
【0054】
次に、図3におけるシリンダヘッド3左端部周辺について図7、図8を用いて説明すると、シリンダヘッド3に締結されたカムジャーナル部材68…68のうち、図3の左端部のカムジャーナル部材92だけ吸・排気側が一体になってボルト100…100でシリンダヘッド3に締結されている。このとき、カムキャップ部材93とカムホルダ部材は別部材である。該カムジャーナル部材92には油圧作動式の可変動弁機構40のための1つの油圧制御弁95及び吸・排気側の油圧作動式位相可変機構51,52に供給する油圧を制御するための2つの油圧制御弁53,54が配設されている。3つの油圧制御弁95,53,54ののうち中央が可変動弁機構40用の油圧制御弁95で、幅方向両側に弁位相可変機構用の油圧制御弁53,54が並んでいる。図8は該カムジャーナル部材92の背面図である。これによると、上記の3つの油圧制御弁95,53,54に油圧を供給する元圧供給油路94がカムキャップ部材93幅方向に穿設されている。そして、可変動弁機構40用の油圧制御弁95からカムキャップ部材93及びカムホルダ部材101に設けられて、第1オイルギャラリ72,72に向かって延びる油路とカムホルダ部材101の底面に形成された溝とで形成される制御圧油路102及び上端部に設けられた制御圧油路102を第1オイルギャラリ72,72に連絡する連絡油路103,103を介して、可変動弁機構40に油圧が供給される 一方、吸気側弁位相可変機構51用の油圧制御弁53は、元圧供給油路94から油圧が供給され、カムキャップ部材93内に形成された図示しない油路を介して、カムシャフト9内の図示しない油路に連通し、吸気側弁位相可変機構51に油路を通じている。排気側弁位相可変機構52の油圧制御弁54も同様に、元圧供給油路94から油圧が供給されて、カムキャップ部材93及びカムシャフト9内の油路を介して排気側弁位相可変機構52に油圧を供給する。
【0055】
なお、左端部のカムホルダ部材101及びカムキャップ部材93をシリンダヘッド3に締結する際、締結ボルト100…1004本のうち2本のボルト孔110,110のシリンダヘッド3とカムホルダ部材101との間のチューブラピン111,111及びカムホルダ部材101とカムキャップ部材93との間チューブラピン112,112が備えられて上下の部材連結している。
【0056】
次に、本実施の形態の作用について説明する。
【0057】
まず、カムジャーナル部材68,68のみをシリンダヘッド1a本体とは別部材とすることによって、ヘッドボルト孔79,79上方にヘッドボルト74,74締結作業空間を確保することができ、ヘッドボルト74,74締結作業を容易に行うことができる。さらにカムジャーナル部材68,68をコンパクトに形成することができるから、組み付け作業性も向上する。また、カムジャーナル部材68,68締結用の2つのボルトボス69,70のうちのヘッド幅方向の側部側に位置する第1のボルトボス69を該ヘッド側壁60,61と一体で設けたことによって、第1のボルトボス69の剛性を向上することができる。その結果、カムジャーナル部材68,68の支持剛性が向上する。
【0058】
また、中央側の第2のボルトボス70と単独で剛性の高い部位である点火栓又はインジェクタ取付け孔壁とを気筒列方向に延びる中空上の柱で形成される第1オイルギャラリ72,72を相互に連結することで、それぞれの部位同士が格子状に繋がることになる。したがって、シリンダヘッド3全体に、剛性の高い部位同士を結ぶ格子構造が形成される。特に、第2のボルトボス70は上下方向の剛性を増し、カムジャーナル支持剛性を向上することができる。また、第1オイルギャラリ壁77とウォータジャケット上壁31との間には空隙が形成されている。したがって、第2のボルトボス70の上下方向の剛性が低く、その結果、カムジャーナル支持剛性が低くなっている。そこで、オイルギャラリ壁77とウォータジャケット上壁31との間を連結する柱状ボス78を設けることによって、オイルギャラリ壁77の剛性が向上すると共に、第2のボルトボス70の剛性が増し、カムジャーナル支持剛性が向上する。
【0059】
以上のように、ボルトボス69,70の剛性を増し、カムジャーナル支持剛性を向上したことによって、カムジャーナル部材68,68をシリンダヘッド3に締結するときに第2のボルトボス70の下方向に力が加わり、ボルトボス69,70が破損することを防止できる。さらに、ボルトボス69,70の剛性を向上することで、カムジャーナル部材68,68がシリンダヘッド3に強固に組み込まれることになるので、カムシャフト9,10の回転が安定するという利点もある。
【0060】
また、、タペットホール壁30…30を、ヘッド側壁60,61と第2オイルギャラリ壁76,76とを連結して設けることによってオイルギャラリ壁76,76の剛性を向上することができる。さらに、本実施の形態におけるエンジン1のように各気筒に対して2つのタペットホール14,14を有するエンジン1の場合、オイルギャラリ壁76…76は特に強固にタペットホール壁30…30と連結することができる。また、タペットホール14…14をシリンダヘッド3側に一体で設けることで、カムジャーナル部材の構成が簡素化する。そのため、カムジャーナル部材の生産のための設備投資ないしコストが削減できる。また、カムジャーナル部材を小型化することができるので、重量が軽減し、作業性も良くなる。
【0061】
第2のオイルギャラリ壁76,76をタペットホール壁30…30と一体に設けることによって該ギャラリ壁76,76の剛性が増す。また、第2オイルギャラリ73,73は該ギャラリ73,73から分岐してシリンダヘッド3に形成された分岐油路98及びカムホルダ部材66に形成された接続油路99,99を介してカムジャーナル90,90に潤滑油を供給し、良好に潤滑する。
【0062】
また、上記吸気カムシャフト9側及び排気カムシャフト10側の両柱状ボス78,78び両ヘッドボルト孔79,79を連結するリブ80を設けたことにより、柱状ボス78,78の剛性、第2のボルトボス70,70の剛性が増す。その結果、カムジャーナル部材68,68の支持剛性が向上し、第1オイルギャラリ72,72の特に幅方向の剛性が増す。したがって、カムジャーナル締結作業時に掛かるボルトボス69,70への負荷によるボルトボス69,70の破損が防止できる。さらに、カムジャーナル支持剛性が向上したことによって、カムシャフト9,10の回転が安定する。
【0063】
一方、本実施の形態に係るエンジン1は、可変動弁機構40及び弁位相可変機構51,52の油圧を制御するための油圧制御弁95,53,54がそれぞれ必要である。これらの油圧制御弁95,53,54を弁位相可変機構51,52に最も近いカムホルダ部材101及びカムキャップ部材93が幅方向一体に形成されたカムジャーナル部材92に幅方向に並べて立設する。そして、各油圧制御弁95,53,54の油圧を供給するため元圧供給油路94がヘッド幅方向に穿設されている。吸気側弁位相可変機構51用の油圧制御弁53に備えられた図示しない進角・遅角用油路はカムキャップ部材93内の油路を介して吸気カムシャフト9内部に設けられている油路に連通し、吸気位相可変機構51に通じている。同様に、排気側弁位相可変機構52用の油圧制御弁54に備えられた図示しない進角・遅角用油路もカムキャップ93内の油路を介して排気カムシャフト9内部に連通し、排気位相可変機構52に通じている。一方、可変動弁機構40は両カムシャフト9,10の中間位置のカムホルダ部材101及びカムキャップ部材93に立設され、油圧制御弁95には元圧供給油路94から油圧が供給される。そして、可変動弁機構40用の油圧制御弁95から第1オイルギャラリ72,72に向けて伸びる制御圧油路102及びシリンダヘッド3の上端部に設けられた制御圧油路102を第1オイルギャラリ72,72に連絡する連絡油路103,103を介して、可変動弁機構40に油圧が供給される。
【0064】
このように、各油圧制御弁95,53,54を同一のカムキャップ部材93にシリンダヘッド3幅方向に並べて設けたことによって、一本の元圧供給油路で各油圧制御弁に元圧を供給することができるので、油路が簡素化される。
【0065】
一方、シリンダヘッド3の弁位相可変機構51,52側の端部には幅方向に延びる潤滑油供給油路91が設けられている。該潤滑油供給油路91はヘッド側壁60,61に穿設された第2オイルギャラリ73,73に連通している。第2オイルギャラリ73,73はジャーナル部65,65の潤滑用の油路であり、第2オイルギャラリ73,73に潤滑油を供給する潤滑油供給油路91を共通の油路としたことによって油路の構成が簡素化される。
【0066】
なお、上記実施形態における点火栓ホール及び同ホール壁63…63に代えて、燃焼室に直接燃料を噴射するインジェクタ(燃料噴射弁)を組み付けるためのインジェクタホール及び同ホール壁であってもよい(例えば自己着火式のディーゼルエンジン等の場合)。
【0067】
【発明の効果】
以上、最善の実施形態を挙げて詳しく説明したように、本発明によれば、タペット駆動式の動弁装置を備えたエンジンのシリンダヘッド構造において、カムジャーナル部材の構造を簡素化し、かつ、シリンダヘッド及びオイルギャラリの剛性を向上したエンジンのシリンダヘッド構造を提供することができる。本発明は、自動車等の車両に搭載されるエンジン一般に用いて好適であり、エンジンに関する技術分野において幅広い産業上の利用可能性を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るエンジンのシリンダヘッドの要部断面図である。
【図2】 油圧作動式可変動弁機構を内蔵したタペットの気筒列方向に沿う拡大縦断面図であって、図1の矢視アに沿うものである。
【図3】 シリンダヘッドの平面図である。
【図4】 図3のA−A線による縦断面図である。
【図5】 図4のB−B線による要部断面図である。
【図6】 図5のC−C線による要部断面図である。
【図7】 図3のD−D線による縦断面図にカムジャーナル部材等を組付けた図である。
【図8】 図7のカムジャーナル部材周辺の背面図である。
【符号の説明】
1 エンジン
3 シリンダヘッド
5 タペット
7 吸気弁
8 排気弁
9 吸気カムシャフト
10 排気カムシャフト
14 タペットホール
30 タペットホール壁
31 ウォータジャケット上壁
40 可変動弁機構
51,52 弁位相可変機構
53,54 油圧制御弁(弁位相可変機構用)
60,61,62 ヘッド側壁
66 カムホルダ部材
67 カムキャップ部材
68 カムジャーナル支持部材
69 第1のボルトボス(側部側)
70 第2のボルトボス(中央側)
72 第1オイルギャラリ
73 第2オイルギャラリ
75 ヘッドボルト締結作業空間
78 柱状ボス
79 ヘッドボルト孔
80 リブ
91 潤滑油供給油路
92 一体化カムジャーナル支持部材
94 元圧供給油路
95 油圧制御弁(可変動弁機構用)
96 補強垂下壁
98 分岐油路
99 接続油路
102 制御圧油路
103 連絡油路

Claims (6)

  1. シリンダヘッドの端部及び各気筒間部に位置するヘッドボルト孔の上方に、該ヘッドとは別部材のカムジャーナル支持部材が、ヘッドボルト締結作業空間を隔ててボルト締結される構成の多気筒DOHCエンジンのシリンダヘッド構造であって、上記カムジャーナル支持部材を締結するための2つのボルトボスのうち、ヘッド幅方向の側部側に位置する第1のボルトボスが、ヘッド側壁と一体に設けられていると共に、気筒列方向に延びる第1のオイルギャラリを構成するオイルギャラリ壁が、ヘッド幅方向の中央側に位置する第2のボルトボスと、各気筒中央部に設けられた点火栓又はインジェクタ取付け孔壁とを連結して、かつ下方のウォータジャケット上壁との間に空隙を有して配設されており、かつ、上記第2のボルトボスの下方において、上記オイルギャラリ壁とウォータジャケット上壁とを連結する柱状ボスが立設され、上記第1のオイルギャラリ及び柱状ボスは、吸気カムシャフト側及び排気カムシャフト側にそれぞれ設けられており、上記柱状ボスは、ヘッド幅方向の両側部側でウォータジャケット上壁に開口するヘッドボルト孔に近接位置し、上記ウォータジャケット上壁に、上記吸気カムシャフト側及び排気カムシャフト側の両柱状ボス及び両ヘッドボルト孔を連結するリブが設けられていることを特徴とするエンジンのシリンダヘッド構造。
  2. 各気筒に対して2つの吸気弁及び2つの排気弁が備えられていると共に、これらの弁のタペットを保持するタペットホールが設けられている構成において、該タペットホールを構成するタペットホール壁が、ヘッド側壁とオイルギャラリ壁とを連結するように配設されていることを特徴とする請求項1に記載のエンジンのシリンダヘッド構造。
  3. 第1のボルトボスに近接して気筒列方向に延びるカムジャーナル潤滑用の第2のオイルギャラリが配設され、該オイルギャラリを構成するオイルギャラリ壁が、タペットホール壁と一体に設けられていると共に、カムジャーナル支持部材が、下部を構成するカムホルダ部材と、上部を構成するカムキャップ部材とを含み、上記第2のオイルギャラリから分岐してシリンダヘッドに形成された分岐油路と、上記カムホルダ部材に形成された接続油路とにより、第2のオイルギャラリからカムジャーナルへの潤滑油供給油路が構成されていることを特徴とする請求項2に記載のエンジンのシリンダヘッド構造。
  4. 第1のオイルギャラリ壁に、下方に垂下し、気筒列方向に並ぶ柱状ボス同士を連結する、補強垂下壁が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のエンジンのシリンダヘッド構造。
  5. タペットは複数に分割され、該タペットに各分割タペットを運転状態に応じて係合離脱させる油圧作動式の可変動弁機構が組み込まれていると共に、第1のオイルギャラリは、上記可変動弁機構への油圧供給路であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のエンジンのシリンダヘッド構造。
  6. 吸気カムシャフト及び排気カムシャフトの一端部に、クランクシャフトに対するカムシャフトの回転位相角を変更する油圧作動式の弁位相可変機構がそれぞれ配設され、該機構に最も近接位置する吸気カムシャフト側のカムジャーナル支持部材及び排気カムシャフト側のカムジャーナル支持部材が一体に結合され、この一体化されたカムジャーナル支持部材に、上記吸気側弁位相可変機構用の油圧制御弁、排気側弁位相可変機構用の油圧制御弁、及び可変動弁機構用の油圧制御弁が組み付けられ、かつ、これらの弁に制御元圧を供給する単一の元圧供給油路と、可変動弁機構用の油圧制御弁から第1のオイルギャラリに向けて延びる制御圧油路とが形成されている一方、上記一体化カムジャーナル支持部材が締結されるシリンダヘッドの端部には、上記制御圧油路を第1のオイルギャラリに連絡する連絡油路と、第1のボルトボスに近接して気筒列方向に延びるカムジャーナル潤滑用の第2のオイルギャラリに潤滑油を供給する潤滑油供給油路とが形成されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のエンジンのシリンダヘッド構造。
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