JP4267111B2 - ターボチャージャ作動制御のために学習ウエストゲート制御信号を用いる装置及びその方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般的に電子的に制御されるターボチャージャ付エンジンの分野に関する。より詳細には、本発明は、検出されたエンジン作動状態に基づいてエンジンターボチャージャのウエストゲート制御バルブの作動を制御するための電子制御に関する。
【0002】
【従来の技術】
ターボチャージャ付エンジンが本分野において広く知られている。ターボチャージャには、エンジンの排気通路内にあるタービンホイールを含むものもある。タービンホイールには、エンジンの吸気マニホルド内に配置されているコンプレッサホイールが機械的に接続されている。エンジン排気ガスによってタービンホイールが回転し、コンプレッサホイールが、エンジン吸気マニホルドに入る空気を圧縮することになる。空気を圧縮することにより、より大きな量の空気がエンジンシリンダに導入され、さらに多くの燃料が噴射されて、エンジンの出力が通常に作動するエンジンを超えて上昇することになる。
場合によっては、空気を圧縮することのために、吸気マニホルド内の圧力が大きくなりすぎたり、エンジンシリンダの圧力が大きくなりすぎて、エンジンに損傷を与える可能性もある。ターボチャージャのオーバスピードも発生し、何回かのオーバスピードの後にはターボチャージャの低サイクル疲労故障となることがある。損傷が発生する可能性のあるレベルを圧力が超えないようにし、オーバスピードを防ぐために、ウエストゲート制御バルブを設けることがある。ウエストゲート制御バルブは、一般的にエンジン吸気マニホルドと排気マニホルドとの間に接続されており、排気ガスがターボチャージャタービンホイールをバイパスできるように作動して、タービンホイールの速度を減速し、吸気マニホルドを通ってエンジンシリンダに与えられる空気の圧力を減少させるようになっている。
【0003】
厳密にいえば、機械的に作動するウエストゲート制御バルブと、電子的に作動可能なウエストゲート制御バルブの両者が知られている。電子的に制御可能なウエスト制御バルブの場合、電子制御モジュールは、ウエストゲート制御バルブが開かれる量を制御するのに用いることができ、ターボチャージャタービンホイールをバイパスする排気ガスの量を制御することになる。
このような電子的に作動可能なウエストゲート制御バルブにおいて、ウエストゲート制御バルブが、損傷が発生する可能性のある状態を防ぐのに十分に早く作動しない場合には、問題が発生する。例えば、電子制御モジュールがターボチャージャによって与えられるブースト圧を検出し、この検出されたブースト圧が所定の値を超える場合にウエストゲート制御バルブを開くために、ウエストゲート制御信号をウエストゲート制御バルブに送信するものがある。しかし、このような状況では、電子制御モジュールが反応してウエストゲート制御信号をウエストゲート制御バルブに送信する前に、ブースト圧は、ターボチャージャがオーバスピードとなるのに十分なほど高くなり始めることがある。この問題に対する可能な解決策は、電子制御モジュールがウエストゲートバルブを開くように作用するような、より低い所定のブースト圧を選択することである。しかし、このような低いブースト圧が選択される場合には、エンジン性能に悪影響をおよぼすことがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
発生しうる別の問題は、ウエストゲート制御バルブの様々な成分部品が時間とともに摩耗し、ウエストゲートバルブを所定の距離だけ動かすのに必要とされるウエストゲート制御信号も変わることである。
本発明は、上述の1か、2以上の問題を解決するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の1態様において、ウエストゲート制御バルブを有するエンジンターボチャージャを制御するための方法が提案されており、ウエストゲート制御信号をウエストゲート制御バルブに送信できる電子コントローラによってターボチャージャが制御されるようになっている。エンジン速度が、第1の所定の速度と第2の所定の速度とにより定められた所定の速度範囲にあるかについての判断がなされ、この場合、第2の所定の速度は第1の所定の速度よりも速い。エンジン速度が所定の速度範囲内にあることに応じて、所定の初期化ウエストゲート制御信号がウエストゲート制御バルブに送信される。エンジン速度が第2の所定の速度を超えたかについての判定がなされて、更にエンジン負荷が、第1の所定の負荷と第2の所定の負荷とにより定められる所定の負荷の範囲内にあるかどうかについての判断がなされ、この場合、第2の所定の負荷は第1の所定の負荷よりも大きい。記録された制御信号値が、電子コントローラに組み合わされたメモリから検索され、エンジン速度が第2の所定の速度を超えることと、エンジン負荷が所定の負荷範囲内にあることに応答して、制御信号値に対応したウエストゲート制御信号がウエストゲート制御バルブに送信される。
【0006】
本発明の別の態様において、ウエストゲート制御バルブを有するターボチャージャを含むエンジンの作動を制御するための装置を提供する。メモリが組み合わされた電子コントローラがウエストゲート制御バルブに接続されている。エンジン速度センサーが電子コントローラに接続されており、燃料給送機構が電子コントローラに接続されている。電子コントローラはエンジン速度センサーから受信した信号に基づいてエンジン速度を監視するように作動可能であり、少なくとも一部燃料給送機構により給送された燃料に基づいてエンジン負荷を求めるように作動可能である。1つか、2つ以上の監視されたエンジンパラメータに基づき、コントローラは、エンジンが加速モードにあるときを判定する。エンジンが加速モードであると判定されると、電子コントローラは、メモリから記憶された制御信号値を検索して、これに対応したウエストゲート制御信号をウエストゲート制御バルブに送信するように作動可能である。給送されたウエストゲート制御信号によって、十分な排気ガスがターボチャージャのタービンホイールをバイパスできる量だけウエストゲート制御バルブが動き、ターボチャージャは、加速状態の間オーバスピードにはならないことになる。
【0007】
方法と装置の双方において、ウエストゲート制御バルブの修正または変更を考慮するために、ウエストゲートで支配されるモードで作動しているときに、記憶された制御信号値が電子コントローラによって求められた学習された制御信号値で更新される。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1を参照すると、本発明のウエストゲート制御10の好ましい実施例を図示している。ウエストゲート制御バルブ12は、内燃エンジン16の排気マニホルド14と排気マフラー20へのインレット18の間に接続されている。ウエストゲート制御バルブ12は、バルブ12のソレノイド作動式部分24に接続されたインレット22を含む。ソレノイド作動式バルブ部分24が電子制御モジュール(ECM)26に接続されており、これにより制御されるようになっている。ウエストゲート制御バルブ12が図示するように開くと、ターボチャージャ28、詳細にはターボチャージャのタービンホイール30を通って、排気出口32とマフラー20を流れる排気通路(A)に平行な排気通路を形成する。
【0009】
タービンホイール30は、コンプレッサホイール34に機械的に接続されている。空気が、空気清浄器36を通ってコンプレッサホイール入口38に流れる。コンプレッサホイール34により空気が圧縮され、この圧縮量はタービンホイール30の回転速度の関数である。高低圧タービンホイールと、これに対応した高低圧コンプレッサホイールが本分野において知られていることに留意する。本発明は、図示するように、単一のタービンホイール・コンプレッサホイールの組み合わせを有するエンジンと同様に、高低圧タービンホイール・コンプレッサホイールとの組み合わせを有するターボチャージャ付エンジンに組み込むことができる。
最終冷却器40が、コンプレッサホイール34の出力に接続され、エンジン16の吸気マニホルド42に接続される。エンジン16の単一のシリンダ44が図1に図示されている。しかし、エンジン16は、複数のシリンダ44を含んでいてもよい。シリンダ44は、少なくとも一つの吸気バルブ46と少なくとも一つの排気バルブ48とを含む。燃料噴射器50が、噴射器ドライバ回路52から導管通路54を通る噴射器ドライバコマンド信号を受信することに応じて燃料噴射器50が燃料をシリンダ44に噴射する。ドライバ回路52は、ECM26により導管通路56を通って送信された燃料コマンド信号の関数として噴射器ドライバコマンドを発する。混合気が爆燃してしまった後に、排気ガスがエンジンシリンダ44を出て、排気バルブ48を通って、排気マニホルド14に入る。
【0010】
ECM26が導管通路60を介しブースト圧センサー58に接続されている。ブースト圧センサー58は、吸気マニホルド42内の機能空気圧であるブースト圧信号を発する。ECM26は、ブースト圧センサー58によって発生したブースト圧信号を監視することにより吸気マニホルド42のブースト圧を検出する。エンジン速度センサー62はエンジン16のカムシャフトに接続されており、ECM26に接続されている導管通路64にエンジン速度信号を発する。ECM26は、バッテリーでバックアップされたRAMのようなメモリ66を含むのが好ましい。
ECM26は、導管通路68を介しソレノイド作動式バルブ部分24に接続されている。ソレノイド作動バルブ部分24は、コンプレッサまたは圧縮空気タンクのような高圧空気源70に接続されている。従来の手段において、ウエストゲート制御バルブ12は、ハウジング72とダイアフラム74とを含んでおり、このダイアフラム74は、該ダイアフラム74の周囲近くでハウジングに接続されている。バルブ76とばね78は、ダイアフラム74に接続されている。ばね78は、バルブ76を閉位置に付勢し、この位置においてバルブは、排気バイパス開口部80を閉じて、排気ガスがタービンホイール30をバイパスしないようにする。ディバイダー82がハウジング72内に取り付けられており、ハウジング72内のキャビティを分割するようになっている。例えば、ハウジング72は、制御圧キャビティ84と排気キャビティ86とを含む。制御圧キャビティ84がソレノイドバルブ部分24を介し高圧空気源70に接続されている。ECM26は、導管通路68を通ってソレノイドバルブ部24に送信される信号を介しウエストゲート制御バルブ12の作動を制御する。制御圧キャビティ84内の空気圧は、例えばECM26からソレノイド作動式バルブ部分24に送信されたパルス幅変調信号デューティサイクルを変更することによって変えることができる。詳細には、このような信号のデューティサイクルが大きくなるにつれ、制御圧キャビティ84内の圧力が上昇する。制御圧キャビティ84内の圧力がバルブ76を動かすことができ、このような圧力を変えることによってばね78を所望のように圧縮したり、圧縮を解除させることができる。バルブ76が図示するように開くと、排気ガスがタービンホイール30をバイパスでき、排気キャビティ86と開口部80とを通ってマフラ20に流れることができる。バルブ部分24に送信された信号を変えることによって、ECM26は、バルブ76の開閉だけではなく、タービンホイール30をバイパスする排気ガスの量を制御するのに、どれだけバルブを開くかを制御する。このようにウエストゲート制御バルブ12は、過度のブースト圧を防ぐことができ、ターボチャージャのオーバスピードも防ぐこともできる。
【0011】
図2および3を参照すると、本発明のECMに関する作動の好ましい実施例のフローチャート100が図示されている。このような作動は、適当なマイクロプロセッサと、該マイクロプロセッサに組み合わされたアセンブリ言語とを用いて、図2および3の作動をコーディングするような、既知の手段によりECM26内に組み込むことができる。このようなソフトウェアをコーディングすることは本分野において機械的な段階に過ぎない。
本明細書において特定されたウエストゲートの現在のレベルはソレノイドバルブ24に与えられた平均電流であることに留意する。このような平均電流は、ECM26によって送信されたウエストゲート制御信号のデューティサイクルにおける増大の関数として大きくなり、ECM26によって送信されたウエストゲート信号のデューティサイクルの減少の関数として小さくなる。このようにウエストゲート電流を特定の値に設定することは、ECM26により送信されたウエストゲート制御信号のデューティサイクルを特定の値に設定することに対応する。
【0012】
エンジンターボチャージャの作動は、開始ブロック102で図示するように始まる。ECM26は、エンジンセンサー62からの信号に基づいてエンジン速度を検出し、エンジン速度がブロック104で図示したような第1の所定のエンジン速度以下であるかどうかについての判断がなされる。エンジン速度が所定のエンジン速度以下である場合には、ブロック106において図示するようにECM26が、ウエストゲート電流をゼロアンペアに設定し、作動はブロック104に戻る。ゼロアンペアにおけるウエストゲート制御バルブのばね78がバルブ76を付勢して開口部86を閉じ、どんな排気ガスもタービンホイール30をバイパスすることができない。例として、第1の所定のエンジン速度は、約800RPMであればよいが、エンジン試験により判定されるような別の値も利用してもよい。ウエストゲート電流は、このような速度以下でゼロに設定されていればよい。なぜならば、エンジン16がこのような速度以下で作動しているとき、ターボチャージャがオーバスピードとなったり、ブースト圧が過度になる可能性がほとんどないし、ウエストゲート制御バルブ12を即座に開くことを必要とする可能性もほとんどないからである。
【0013】
ブロック104においてエンジン速度が第1の所定の速度を超える場合には、ECM26は、エンジン速度が、図108に図示するように、第2の所定のエンジン速度を超えるかどうかを判定する。エンジン速度が第2の所定のエンジン速度を超えない場合には、ECM26は、ウエストゲート電流を、ブロック110によって示されるような初期レベルに設定し、作動はブロック104に戻る。このような電流初期化レベルは、ソレノイド作動式バルブ部分24のヒステリシスの少なくともいくらかを消費するのに十分なレベルであるが、バルブ76が開口部80に対し閉位置から動くのに十分ではないレベルである。第2の所定のエンジン速度は、約1200RPMとでき、別の値も利用できることに留意しなければならない。初期電流は、より応答しやすくバルブを開くようにウエストゲート制御バルブ12を形成することを意図するものであり、例えば0.35アンペアであればよいが、別の値も、ウエストゲート制御バルブ12の特性に基づいて、容易に用いることができる。
【0014】
エンジン速度が、ブロック108において第2の所定のエンジン速度を超える場合には、ECM26は、ブロック112に示したような第1の所定のエンジン負荷を、エンジン負荷が超えているかどうかを判定する。燃料噴射器50のような燃料供給機構によって給送された燃料に基づいて、ECM26はエンジン負荷を求めればよい。例えば、エンジンの「ラック」は、燃料噴射器が開いている時間の長さにより判断される。ラックとエンジン速度の関数として得られる燃料の記憶されたマップは、エンジンに給送される燃料の量を求めるのに使用できる。次いで求められた燃料量がエンジン全負荷状態で給送される所定の最高燃料量で割られ、その割合がエンジン全負荷の割合を表すエンジン負荷判定値を表す。エンジン負荷が、第1の所定のエンジン負荷を超える場合には、ECM26は、ブロック114により図示されているような第2の所定のエンジン負荷よりも大きいかどうかを判断する。エンジン負荷が第2の所定のエンジン負荷を超えない場合には、ECM26は、ウエストゲート電流をブロック116に図示するような記憶された電流値に設定し、作動がブロック104に戻る。この点に関し、記憶された電流値がECM26のバッテリーでバックアップされたRAMのようなメモリ内の記憶から検索され、製造中に記憶された初期の値になる。
【0015】
1例として、第1の所定のエンジン負荷は、エンジン全負荷の約50パーセントであればよく、第2の所定のエンジン負荷は、エンジン全負荷の約95パーセントであればよいが、別のエンジン負荷も利用できることに留意する。エンジン負荷は、エンジンが加速モードに入るときを判断するために、ECM26により監視される。この例の場合、エンジン速度が1200RPMを超え、エンジン負荷がエンジン全負荷の50パーセントを超えるとき、エンジンは加速モードにあると考えられる。ターボチャージャがオーバスピードになる可能性は、エンジンがこのような加速モードにあるときに存在し、ウエストゲート電流は、メモリから検索された記憶値、すなわち、オーバスピードを防ぐのに十分なウエストゲート制御バルブ12を開くのに十分な値である。例えば、記憶された値は、最初0.65アンペアとできるが、別の値であっても容易に使うことができるし、問題となっているエンジンの種類を試験することによって適切な値が求められる。
【0016】
エンジン負荷が第2の所定のエンジン負荷を超える場合には、ECM26は、ウエストゲート支配モードになり、このモードの間には、ブロック118、120、122、124および126(図3参照)により図示されたような所定のブースト圧を達成しようとする際に、ウエストゲート電流が調整されている。詳細には、ブロック118において、ECM26がメモリ66から所定のブースト圧を検索し、このブースト圧が、エンジンラックとエンジン速度との関数となるマップ内に記憶される。ブロック126において、ECM26が、吸気マニホルド42内のブースト圧センサー58から受信した信号に基づいてブースト圧を検出する。ブースト圧が所定のブースト圧よりも小さい場合には、ウエストゲート制御バルブ12が開く量を減少させるために、ウエストゲート電流はブロック122に図示するように減少する。あるいは、ブロック124において、ブースト圧が所定のブースト圧よりも大きい場合には、ブロック126に図示するようにウエストゲート制御バルブ12が開く量を大きくするために、ウエストゲート電流は増大する。
【0017】
ウエストゲート電流がブロック120または124のいずれかで調整される場合には、あるいは調整が必要でない場合には、ブロック128に図示するような所定の時間の長さの間、ウエストゲート支配モードでシステムが作動していたかどうかについての判断がなされる。その場合には、学習された電流値がブロック130において判定され、学習された電流値は、所定のブースト圧を得るために設定されたウエストゲート電流に基づくようになっている。記憶された電流値はブロック132に図示するように、求められた学習電流値と置き換えることができる。使用される所定の時間長さは約20秒であればよく、別の時間長さも同様に使用することができることが理解できる。学習電流値を決定する前に、所定のブースト圧に近づくためウエストゲート電流を調整するのにシステムに時間を与えるように、所定の時間待機することが望まれる。
【0018】
本発明の好ましい実施例において、学習電流値が、所定のブースト圧を達成しようとしたときに設定されたウエストゲート電流とほぼ同一の値に設定される。学習電流値を求めることにより、システムは、ウエストゲート制御バルブ12における修正または変更に関し調整を行うことができ、ウエストゲート制御バルブを所定の距離だけ動かすのに必要とされる電流が変更・修正されることになる。ブロック130内で求められた学習電流値は、所定のブースト圧を得る際に設定された値とは異なる値にできることが理解できるであろう。例えばECM26は、0.7アンぺアのウエストゲート電流が、所定のブースト圧を得るのに必要とされることを表す記録されたマップ26を含むことができる。所定のブースト圧を得るのに、ウエストゲート電流を0.77アンペアに設定するウエストゲート支配モードにおいて調整がなされる場合、要求される電流は実質10パーセント高いようになる。このような場合、ブロック130において、ECM26により決定された学習電流値ははじめに記憶された電流値よりも10パーセント高い調整値である。
【0019】
ブロック112をもう一度参照すると、エンジン負荷が第1の所定のエンジン負荷よりも大きくないという判定がなされた場合には、ブロック134において図示するようにECM26は、利用されるウエストゲート電流値が、記憶された電流値であるかどうかを判定する。そうである場合には、ブロック136において図示するように、ECM26は、エンジン負荷が第1の所定のエンジン負荷よりも小さい第3の所定のエンジン負荷よりも大きいかどうかを判定する。そうである場合には、ブロック116において図示するように、ウエストゲート電流が記憶された電流値に再び設定されるか、もしくはこの値のままである。ブロック110において図示するように、エンジン負荷が第3の所定のエンジン負荷よりも小さいという判定がなされた場合には、ウエストゲート電流が電流初期化レベルに設定される。ステップ134と136は、システムが記憶された電流値を用いて停止すべきときを判定するのに利用される。別の値も利用できるが、第3の所定のエンジン負荷がエンジン全負荷の約25パーセントとできる。エンジン負荷が第1の所定のエンジン負荷以下にあると同時に、ウエストゲート電流を初期化レベルに設定することのために、ウエストゲート電流調整によってエンジン負荷が第1の所定のエンジン負荷を反復的に超えたり、降下するような不安定な状況となることがわかる。このように、第3の所定のエンジン負荷は、ウエストゲート電流がいつ記憶された電流値から初期化レベルに変わるかについてのチェックとして用いられる。
【0020】
本発明は、エンジンのターボチャージャの作動を制御する有効な装置と方法とを提供する。まず、ブロック110に図示するように、電流を初期化レベルに設定することによって、ウエストゲート制御バルブが準備モードになり、短時間で応答でき、所望であれば開くことができる。さらに、エンジン速度が第2の所定のエンジン速度を超え、エンジン負荷が第1および第2の所定のエンジン負荷により定められた範囲にある場合に、ウエストゲート電流は、エンジンが加速モードにあるときに記憶された電流値に設定される。エンジンが加速モードにあるとき、ウエストゲート電流を記憶された電流値に設定することによって、ウエストゲート制御バルブは、ターボチャージャがオーバスピードにならないのに十分な量だけ開く。さらに、ウエストゲート支配モードの間、ウエストゲート電流を監視することによって、ウエストゲート制御バルブの性能における変更または変化を考慮するために、ECMは学習電流値を求めることができ、記憶された電流値を学習電流値と代えることができ、短時間及び長時間のターボチャージャの性能を改善することになる。
【0021】
本発明の別の態様、目的、利点及び用途は、図面、発明の開示及び請求の範囲から得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を表すブロック線図である。
【図2】本発明において使用された電子制御モジュールの作動のフローチャートを表す図である。
【図3】本発明において使用された電子制御モジュールの作動のフローチャートを表す図である。
【符号】
10. ウエストゲート制御
12. ウエストゲート制御バルブ
14. 排気マニホルド
16. エンジン
20. 排気マフラ
26. 電子制御モジュール
28. ターボチャージャ
30. タービンホイール
34. コンプレッサホイール
44. シリンダ
46. 吸気バルブ
50. 燃料噴射器
56. 導管通路
58. ブースト圧センサー
60. 導管通路
62. エンジン速度センサー
66. メモリ
70. 高圧空気源
Claims (14)
- ウエストゲート制御バルブを有しており、ウエストゲート制御信号を前記ウエストゲート制御バルブに給送できる電子コントローラによって制御可能なエンジンターボチャージャを制御するための方法であって、
(a)エンジン速度が、第1の所定の速度と、該第1の所定の速度よりも大きい第2の所定の速度により定められた所定の速度範囲にあるかどうかを判断し、
(b)前記段階(a)において、前記エンジン速度が前記所定の速度範囲にあることに応答して、所定の初期化ウエストゲート制御信号を前記ウエストゲート制御バルブに送信し、
(c)エンジン速度が前記第2の所定の速度を超えているかどうかを判断し、
(d)エンジン負荷が、第1の所定の負荷と、該第1の所定の負荷よりも大きい第2の所定の負荷とにより定められた所定の負荷範囲にあるかどうかを判断し、
(e)前記電子コントローラと組み合わされたメモリから記憶された制御信号を検索し、前記段階(c)において前記エンジン速度が前記第2の所定の速度を超えており、前記段階(d)において前記エンジン負荷が前記所定の負荷範囲にあることに応答して、前記記憶制御信号に対応したウエストゲート制御信号を前記ウエストゲート制御バルブに送信する、
段階からなる方法。 - (f)エンジン負荷が前記第2の所定の負荷を超えたかどうかを判断し、
(g)前記エンジンの吸気マニホルドのブースト圧を検出し、段階(f)において、前記エンジン負荷が前記第2の所定の負荷を超えることに応答して、所定のブースト圧を得るように前記ウエストゲート制御バルブに送信される前記ウエストゲート制御信号を調整し、
(h)前記段階(g)において、前記ウエストゲート制御バルブに送信された前記ウエストゲート制御信号に基づいた学習制御信号値を求め、
(i)前記段階(e)における前記記憶された制御信号値を前記段階(h)において求められた前記学習制御信号値と置き換える、
段階からなることを特徴とする請求項1に記載の方法。 - 前記段階(h)と(i)は、前記段階(g)が少なくとも所定の時間の間実施された後に、実行されることを特徴とする請求項2に記載の方法。
- 前記段階(h)において求められた前記学習制御信号値は、前記段階(e)において検索された場合、前記段階(g)において前記所定のブースト圧を得るのに設定された前記ウエストゲート制御信号とほぼ同じであるウエストゲート制御信号を送信することになるような値であることを特徴とする請求項2に記載の方法。
- 前記段階(g)の前記所定のブースト圧が、給送された燃料とエンジン速度とに基づいた3次元マップに記憶され、前記段階(g)は、前記所定のブースト圧を、前記電子コントローラと組み合わされたメモリから検索する段階を含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
- 前記第1の所定の速度は、約800RPMであり、前記第2の所定の速度は、約1200RPMであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記第1の所定の負荷は、エンジン全負荷の約50パーセントであり、前記第2の所定の負荷はエンジン全負荷の約95パーセントであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- ウエストゲート制御バルブを有するターボチャージャを含んでおり、ウエストゲート制御信号を前記ウエストゲート制御バルブに送信できる電子コントローラによって制御されるエンジンを制御するための方法であって、
(a)少なくとも一つのエンジンパラメータを監視し、
(b)前記段階(a)において監視された前記エンジンパラメータに少なくとも一部基づいて前記エンジンが加速モードにあるときを判定し、
(c)前記電子コントローラと組み合わされたメモリから記憶された制御信号値を検索し、前記エンジンが前記段階(b)において判定されたような加速モードであることに応答して、前記記憶制御信号値に対応したウエストゲート制御信号を前記ウエストゲート制御バルブに送信し、
(d)エンジン負荷が所定の負荷を超えているかどうかを判定し、
(e)前記エンジンの吸気マニホルドのブースト圧を検出し、前記エンジン負荷が前記段階(d)において求められた前記所定の負荷を超えることに応答して所定のブースト圧を得る際に前記ウエストゲート制御バルブに送信された前記ウエストゲート制御信号を調整し、
(f)前記段階(d)における前記所定のブースト圧を得る際に設定された前記ウエストゲート制御信号に基づいて学習制御信号値を求め、
(g)前記段階(c)の前記記憶された制御信号値を前記段階(f)において求められた前記学習制御信号値と置き換える、
段階からなる方法。 - 前記段階(a)はエンジン負荷を監視する段階を含み、前記段階(b)は、前記エンジン負荷が、前記段階(d)の前記所定の負荷よりも小さい所定の負荷を超えているかどうかを判定する段階を含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
- 前記段階(a)はエンジン速度を監視する段階を含み、前記段階(b)は、前記エンジン速度が所定のエンジン速度を超えるかどうかを判断する段階を含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
- 前記段階(f)は、前記段階(e)が、所定の時間の間実行された後に、実行されることを特徴とする請求項8に記載の方法。
- ウエストゲート制御バルブを有するターボチャージャを含むエンジンの作動を制御するための装置において、
メモリが組み合わされており、前記ウエストゲート制御バルブに接続された電子コントローラと、
該電子コントローラに接続されたエンジン速度センサーと、
前記電子コントローラに接続された燃料給送機構と、
前記電子コントローラに接続されたブースト圧センサーと
を備えており、
前記電子コントローラは、
前記エンジン速度センサーから受信した信号に基づいてエンジン速度を監視し、前記燃料給送機構によって給送された燃料に少なくとも部分的に基づいてエンジン負荷を求め、
前記監視されたエンジン速度が所定のエンジン速度を超え、該求められたエンジン負荷が所定の負荷範囲にある場合に、前記電子コントローラがメモリから記憶されている制御信号値を検索し、これに対応するウエストゲート制御信号を前記ウエストゲート制御バルブに送信するように作動し、
前記電子コントローラは、
前記エンジン負荷が前記所定の負荷範囲を超えているかどうかを判定し、
前記エンジン負荷が前記所定の負荷範囲を超えていると判定されると、前記電子コントローラが前記エンジンのブースト圧を監視するように作動し、所定のブースト圧を達成する際に前記ウエストゲート制御バルブに送信される前記ウエストゲート制御信号を調整するように作動するようになっている装置。 - 前記電子コントローラは、前記ウエストゲート制御バルブに送信される前記ウエストゲート制御信号が、前記所定のブースト圧を達成する際に調整されるときに、学習制御信号値を求めるように作用し、前記電子コントローラが前記記憶された制御信号値を前記学習された制御信号値と置き換えるように作用することを特徴とする請求項12に記載の装置。
- 前記メモリは、バッテリーでバックアップされたRAMを含んでおり、前記記憶された制御信号値が前記バッテリーでバックアップされたRAMに記録されるようになっていることを特徴とする請求項12に記載の装置。
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