JP4267030B2 - 顕微鏡装置、コントローラ、及びプログラム - Google Patents

顕微鏡装置、コントローラ、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、顕微鏡の技術に関し、特に、顕微鏡の操作性を向上させる技術に関する。
顕微鏡やこれを用いた光学検査装置は、医学・生物分野における細胞や生体組織などの観察や、工業分野においても半導体ウエハ、FPD(フラットパネル・ディスプレイ)用ガラス基板、磁気ヘッド等の検査、金属組織や新素材の研究開発など、種々の目的で使用されるものであり、ユーザのニーズに応じるための種々の装置が存在する。
これらの顕微鏡によって標本を観察する際には、顕微鏡を構成する各種の構成ユニット(例えば、各種照明、開口絞り、視野絞り、レボルバ、自動焦準機構、レンズやフィルタ等の光学素子切り替え機構など)をそれぞれ観察条件に応じて操作する必要がある。
これらの構成ユニットを操作する手法として、例えば、顕微鏡本体に操作装置を接続し、この操作装置に対する操作に応じて各構成ユニットを駆動し、操作装置での表示によって各構成ユニットの駆動状態を把握するというものが一般的に知られている。すなわち、顕微鏡毎に専用のコントローラやPC(パーソナル・コンピュータ)などの操作装置を、通信ケーブルを介して顕微鏡本体と接続し、操作装置への操作に応じて顕微鏡本体との間で行われるコマンドの送受によって各構成ユニットの駆動制御が各種設定を行うというものである。
このような操作装置には、通常、顕微鏡の操作者が所望する構成ユニットの情報を表示するための表示部を備えていることが一般的である。しかし、現在は、上述のように、様々な用途や目的に応じて種々の顕微鏡装置や光学検査装置が存在し、また、構成ユニットを組み合わせて構成するシステム顕微鏡において接続可能な構成ユニットも多様化し、更に、使用する光学素子の選択肢も数多く存在している。このため、実際に使用する装置の構成によっては、上述した操作装置に表示する構成ユニットや光学素子に関する情報が大量となり、観察者が観察するために必要な情報を把握するのが却って困難となる結果、その操作性や利便性が低下してしまう場合もある。
このような問題に関し、例えば特許文献1に開示されている技術がある。
この技術では、ケーブルを介して顕微鏡本体とコントローラとを接続しておき、顕微鏡本体に接続されている光学ユニット(各種複数の光学素子を備えたレボルバユニット、フィルタユニット、コンデンサユニット)の情報をコントローラが読み出すようにし、読み出した情報のうち顕微鏡の光路上に配置された光学素子についてのもののみを、必要な情報としてコントローラの表示部で表示する。ここで、光学ユニット中で光学素子の切り換えを行う際には、切り換えが行われる光学ユニットに設けられている光学素子の情報を全て列挙して表示する。
特許文献1の技術では、このようにして、光学素子の切換え操作時には切換え操作に関する全ての情報を表示する一方で、通常観察時には観察に必要な最低限の情報のみを表示するようにして、操作性の向上を図っている。
特開2002−182114号公報
しかしながら、上述した技術では、以下のような問題が生じ得る。
通常、コントローラには顕微鏡に応じて専用に設計されたものが用いられており、種類の異なる顕微鏡や光学検査装置に対して同一のコントローラを共用すると、不都合が生じる場合がある。
例えば、同一のコントローラを種類の異なる顕微鏡や光学検査装置に接続すると、接続した顕微鏡には装備されていない構成ユニットのための操作部や機能表示等がコントローラの操作部に含まれている場合がある。より具体的には、例えば、生物顕微鏡用のコントローラを工業顕微鏡に接続すると、接続した工業顕微鏡には存在しない、例えば蛍光観察ユニット等のための操作部や機能表示が残ってしまうこととなる。このとき、顕微鏡の操作者は、現在使用している顕微鏡本体が装備している構成ユニットや光学素子を誤認識することが考えられ、また、何ら機能を生じさせることのない操作部を誤って操作してしまうことも考えられる。
また、顕微鏡に応じて専用に設計されたコントローラでは、操作部に設けられている各種の操作子と操作に応じて駆動する各種光学部材との対応関係は固定されている。このため、例えば、顕徴鏡本体に対し構成ユニットを新たに追加した場合には、コントローラに対する操作によって、追加した構成ユニットを駆動させることができない。また、必要としなくなった構成ユニットを取り外した場合には、取り外した構成ユニットを駆動させるための操作部がコントローラ上に機能しない状態で残ったままとなるため、同様に誤認識や誤操作の原因となる。
本発明は上述した問題に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、種々の顕微鏡やこれを用いた光学検査装置で共用可能であり、操作性の良好な操作装置を提供することである。
本発明の態様のひとつである顕微鏡装置は、観察対象の標本の像を得る顕微鏡装置であって、前記顕微鏡装置を構成する各構成ユニットに関する情報である顕微鏡情報を取得する顕微鏡情報取得手段と、前記顕微鏡情報の受信と、前記構成ユニットの動作を制御する制御情報の送信とを行うコントローラと、前記コントローラへ前記顕微鏡情報を送信し該コントローラから前記制御情報を受信する本体側送受信手段と、前記本体側送受信手段が受信した制御情報に基づいて前記構成ユニットの動作を制御する本体側制御手段と、を備えており、前記コントローラは、前記本体側送受信手段から送信された前記顕微鏡情報を受信し前記制御情報を該本体側送受信手段へ送信するコントローラ側送受信手段と、前記構成ユニットの動作に対する指示の取得に利用される操作ボタン表示を、前記コントローラ側送受信手段が受信した顕微鏡情報に基づいて配置した操作画面を表示する表示手段と、前記操作ボタン表示を利用して前記指示を取得する指示取得手段と、前記コントローラ側送受信手段を制御して、前記指示取得手段が取得した指示に対応している前記制御情報を送信させるコントローラ側制御手段と、を備えていることを特徴とするものであり、この特徴によって前述した課題を解決する。
なお、上述した本発明に係る顕微鏡装置において、前記顕微鏡情報は、前記構成ユニットを識別する構成ユニット識別情報を含んでいるように構成してもよい。
なお、このとき、前記コントローラは、前記操作ボタン表示の形態を表している情報が前記構成ユニット毎に記憶されている記憶部を更に備えており、前記表示手段は、前記記憶部に記憶されている情報により表されている操作ボタン表示の形態から、前記コントローラ側送受信手段が受信した顕微鏡情報に含まれている構成ユニット識別情報により識別される構成ユニットについての操作ボタン表示の形態が選択されて配置された操作画面を表示する、ように構成してもよい。
また、前述した本発明に係る顕微鏡装置において、前記顕微鏡情報は、前記構成ユニットの動作に対する指示の取得に利用される操作ボタン表示の形態を表している情報を少なくとも含んでおり、前記顕微鏡情報取得手段は、前記顕微鏡装置を構成している構成ユニットに関する顕微鏡情報を、前記構成ユニット毎の顕微鏡情報が記憶されている記憶部から取得し、前記表示手段は、前記コントローラ側送受信手段が受信した顕微鏡情報に含まれている情報により表されている形態の操作ボタン表示を配置した操作画面を表示する、ように構成してもよい。
また、前述した本発明に係る顕微鏡装置において、前記表示手段は、前記構成ユニットのうち前記顕微鏡が備えているもののみについての操作ボタン表示を、前記コントローラ側送受信手段が受信した顕微鏡情報に基づいて配置した操作画面を表示するように構成してもよい。
また、前述した本発明に係る顕微鏡装置において、前記顕微鏡情報は、前記顕微鏡装置の機種を識別する機種識別情報を含んでいるように構成してもよい。
なお、このとき、前記コントローラは、前記機種識別情報と当該機種識別情報によって識別される機種の顕微鏡装置を構成している構成ユニットとの対応関係を示す情報が記憶されている記憶部を更に備えており、前記操作画面には、前記コントローラ側送受信手段が受信した顕微鏡情報に含まれていた機種識別情報との対応関係が前記記憶部に記憶されている情報で示されている構成ユニットのみについての操作ボタン表示が配置される、ように構成してもよい。
また、前述した本発明に係る顕微鏡装置において、前記顕微鏡装置に対して着脱自在であって、前記コントローラが備えている前記指示取得手段とは独立して前記構成ユニットの動作に対する指示を取得する副指示取得手段と、前記副指示取得手段の有無を検出する検出手段と、を更に備えており、前記本体側送受信手段は、前記検出手段による検出結果を示している検出情報を更に前記コントローラへ送信し、前記コントローラ側送受信手段は、前記本体側送受信手段から送信された検出情報を更に受信し、前記表示手段は、前記コントローラ側送受信手段が受信した検出情報に応じて前記操作画面を変更して表示する、ように構成してもよい。
なお、このとき、前記表示手段は、前記コントローラ側送受信手段が受信した検出情報が前記副指示取得手段の検出を示していた場合には、前記顕微鏡装置が備えている構成ユニットのうち、該副指示取得手段が動作に対する指示を取得するものを除いた構成ユニットのみについての前記操作ボタン表示を配置した操作画面を表示するように構成してもよい。
また、前述した本発明に係る顕微鏡装置において、前記コントローラに対して着脱自在であって、該コントローラが備えている前記指示取得手段とは独立して前記構成ユニットの動作に対する指示を取得する副指示取得手段を更に備えており、前記コントローラは、前記副指示取得手段の有無を検出する検出手段を更に備えており、前記表示手段は、前記検出手段による検出結果に応じて前記操作画面を変更して表示する、ように構成してもよい。
なお、このとき、前記表示手段は、前記検出手段が前記副指示取得手段の存在を検出した場合には、前記顕微鏡装置が備えている構成ユニットのうち、該副指示取得手段が動作に対する指示を取得するものを除いた構成ユニットのみについての前記操作ボタン表示を配置した操作画面を表示するように構成してもよい。
また、前述した本発明に係る顕微鏡装置に備えられるコントローラであって、前記コントローラ側送受信手段と、前記表示手段と、前記指示取得手段と、前記コントローラ側制御手段と、を備えているコントローラも本発明に係るものである。
また、上述した本発明に係るコントローラとしてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、前記表示手段は、前記顕微鏡情報と前記操作ボタン表示の形態及び配置位置との対応関係が示されている関係情報を参照し、前記コントローラ側送受信手段が受信した顕微鏡情報に対応付けられている形態の操作ボタン表示を、該対応付けられている配置位置に配置した操作画面を表示するものであり、前記指示取得手段は、前記操作画面上の位置の指示を取得し、取得した位置の指示を、該位置に配置されている操作ボタン表示への対応付けが前記関係情報においてされている顕微鏡情報に係る構成ユニットの動作に対する指示とするものであり、前記プログラムは、前記コントローラ側送受信手段、前記表示手段、前記指示取得手段、及び、前記コントローラ側制御手段としてコンピュータを機能させるためのものであるプログラムについても、本発明に係るものである。
本発明によれば、以上のようにすることにより、種々の顕微鏡やこれを用いた光学検査装置で共用可能であり、操作性の良好な操作装置が提供できるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
なお、この実施の形態により本発明が限定されるものではない。
また、図面の記載において、同一の構成要素には同一の符号を付して説明する。
図1について説明する。同図は、本発明を実施する顕微鏡装置の構成を示している。
図1に示す顕微鏡装置は、標本1が載置されるステージ2と、標本1の上部に配置される対物レンズ3と、電動レボルバ4を介して対物レンズ3を保持すると共に焦準ユニット5を介してステージ2を支持する顕微鏡本体6と、顕微鏡本体6の上部に配置されている鏡筒7と、鏡筒7の前面部に取り付けられている接眼レンズ8と、顕微鏡本体6に設けられている制御部10と、制御部10と電気的に接続されている電源部11及び調光部12と、顕微鏡の操作者によって操作される操作子が設けられているコントローラ13と、を備えて構成されている。
ステージ2は、X軸ハンドル2a及びY軸ハンドル2bを回転操作することにより、対物レンズ3の光軸に直交した面で自在に移動させることが可能であり、これによって対物レンズ3に対する標本1の観察位置を移動させることができる。
対物レンズ3は、倍率の異なるものが着脱自在に電動レボルバ4に取り付けられており、電動レボルバ4の回転駆動に応じ、そのうちの1つが選択されて標本1の上方に配置される。
電動レボルバ4は、本実施形態においては最大6つの対物レンズ3の取り付けが可能であり、不図示の対物レンズ取り付け穴には番号#1〜#6が割り当てられている。また、電動レボルバ4は、対物レンズ3を取り付ける不図示のマウンタと、マウンタを電動で駆動して対物レンズ3を光軸に挿入させるレボルバモータM1と、レボルバセンサ群S1とより構成されているユニットである。レボルバセンサ群S1は、電動レボルバ4の顕微鏡本体6への接続有無を検出する不図示のレボルバ接続センサと、電動レボルバ4の回転駆動により選択されて現在光軸に挿入されている対物レンズ3が取り付けられている穴番号を検知する不図示の穴番号センサと、対物レンズ3が光軸に挿入されたことを検知する不図示の移動完了センサとで構成されている。
焦準ユニット5は、回転操作を制御部10に伝える焦準ハンドル5aと、制御部10から受け取る制御信号に応じて電動で駆動する焦準ユニットモータM2と、焦準ユニットセンサ群S2とで構成されているユニットである。焦準ユニットセンサ群S2は、焦準ユニット5の顕微鏡本体6への接続有無を検出する不図示の焦準ユニット接続センサと、ステージ2の光軸方向の現在位置を検出する不図示の位置検出センサとで構成されている。焦準ユニット5は、焦準ハンドル5aの回転操作に基づいて制御部10から送られてくる制御信号に応じてステージ2を光軸方向(Z方向)に昇降移動させて標本1と対物レンズ3との相対距離を変化させることにより、対物レンズ3の焦点に標本1を位置させることができる。
標本1は、照明光学系14を用いて照明される。標本1の顕微鏡観察は、標本1からの反射光が観察光学系15を通って接眼レンズ8に光が伝わることで可能となる。照明光学系14は、光源101、コレクタレンズ102、リレーレンズ103、開口絞りユニット104、視野絞りユニット105、リレーレンズ108、及びハーフミラーユニット106より構成されており、顕微鏡本体6内に配置されている。
光源101は、電源部11からの印加電圧に応じて照明光を発する構成ユニットである。光源101としては、例えばハロゲンランプ等のランプ光源が用いられる。光源101の調光は可能であり、電源部11が、調光部12への操作に応じて調整される基準電圧に基づいて光源101への印加電圧を調整することによって行われる。なお、構成ユニットのひとつである電源11には、光源101と電源部11との電気的な接続の有無を検出する光ランプ接続センサS6が設けられている。
開口絞りユニット104は、複数の絞り羽根が同心円状に連続変化して絞りを開閉する構造を有している羽根絞り104aと、制御部10からの制御信号を受けて羽根絞り104aを電動で駆動させる開口絞り駆動モータM3と、開口絞りセンサ群S3とで構成されているユニットである。開口絞りセンサ群S3は、開口絞りユニット104の顕微鏡本体6への電気的な接続の有無を検出する不図示の開口絞り接続センサと、羽根絞り104aの孔径を検出する不図示の開口絞り孔径センサとより構成されている。なお、羽根絞り104aの孔径は、顕微鏡の操作者がコントローラ13を操作することで設定することができる。
視野絞りユニット105は、複数の絞り羽根が同心円状に違続変化して絞りを開閉する構造になっている羽根絞り105aと、制御部10からの制御信号を受けて羽根絞り105aを電動で駆動させる視野絞り駆動モータM4と、視野絞りセンサ群S4とで構成されているユニットである。視野絞りセンサ群S4は、視野絞りユニット105の顕微鏡本体6への電気的な接続の有無を検出する不図示の視野絞り接続センサと、羽根絞り105aの孔径を検出する不図示の視野絞り孔径センサとより構成されている。なお、羽根絞り105aの孔径は、顕微鏡の操作者がコントローラ13を操作することで設定することができる。
観察光学系15は、対物レンズ3、ハーフミラーユニット106、及び結像レンズ107より構成されている。ここで、ハーフミラーユニット106は、照明光学系14と観察光学系15とで共用されており、ハーフミラーユニット106によって光路が分岐されている。観察光学系15では、標本1に照射された照明光が観察光として反射した後、対物レンズ3及びハーフミラーユニット106を通過して、鏡筒7内に設けられた結像レンズ107に集光されて、標本1の観察像を結像する。この観察像は、鏡筒7内に設けられた結像レンズ107を介して所定の結像面上に結像され、接眼レンズ8を介して目視で観察される。
ハーフミラーユニット106は、明視野用ハーフミラー106aと、暗視野用ハーフミラー106bと、制御部10からの制御信号を受けて電動によりハーフミラー106aと106bとの一方を光軸上に挿入させるハーフミラー駆動モータM5と、ハーフミラーセンサ群S5から構成されているユニットである。ここで、明視野用ハーフミラー106aは、対物レンズ3の瞳位置に光源101の像を結像させてケーラー照明を行うものであり、暗視野用ハーフミラー106bは、光源101からの照明光束のうち外周付近のみを反射して、電動レボルバ4及び対物レンズ3における環状の暗視野照明光路へ導くものである。ハーフミラーセンサ群S5は、ハーフミラーユニット106の顕微鏡本体6への接続有無を検出する不図示のハーフミラーユニット接続センサと、ハーフミラー106a若しくは106bの光軸上への挿入完了を検出する不図示の移動完了センサとより構成されている。なお、ハーフミラー106aと106bとの光軸に対する挿脱は、顕微鏡の操作者がコントローラ13を操作することで設定することができる。
ここで図2について説明する。同図は、制御部10の内部構成の第一の例を示している。
本実施例における制御部10は、CPU201、RAM202、ROM203、不揮発性メモリ204、各種I/O205a〜205e、ランプ基準電圧調整回路211、及び通信ドライバ212を備えて構成されており、これらの構成要素間では、CPU201の管理の下でバス213を介して各種のデータを相互に授受することができる。なお、制御部10は、これらの構成要素に加え、図1の顕微鏡装置に接続される各構成ユニットの駆動制御を行う駆動制御回路206〜210を更に備えて構成されている。
CPU(中央演算装置)201は、図1の顕微鏡装置全体の動作制御を行う。
RAM202は、CPU201が制御プログラムを実行する際に作業用記憶領域として利用すると共に各種のデータを一時的に記憶しておくメモリである。
ROM203には、顕微鏡装置の動作制御を行うためにCPU201が実行する制御プログラムが予め格納されている。
不揮発性メモリ204には、図1の顕微鏡装置に関する顕微鏡情報が予め格納されている。
顕微鏡情報には、顕微鏡装置の機種を識別する機種識別情報、顕微鏡本体6に接続している各種の構成ユニットを識別する構成ユニット識別情報、各構成ユニット内の光学部材の状態を示す情報などがあり、これらの情報はいずれも、各構成ユニットに設けられているセンサ群S1〜S6から制御部10へ送られてくる。なお、不揮発性メモリ204には、これらの顕微鏡情報のうち、顕微鏡装置の機種識別情報と、顕微鏡本体6に接続している各種の構成ユニットを識別する情報とが格納されている。
開口絞り制御駆動回路206は、開口絞りユニット104に設けられている開口絞り駆動モータM3及び開口絞りセンサ群S3の駆動制御を行うものであり、I/O205aを介して各種のデータを制御部10の他の構成要素との間で授受することができる。開口絞り制御駆動回路206は、ステッピングモータである開口絞り駆動モータM3を駆動して羽根絞り104aの絞り径を連続変化させると共に開口絞りセンサ群S3で検出される羽根絞り104aの絞り径の情報を受け取ることが可能であり、羽根絞り104aの絞り径を所定値に調整する。
視野絞り制御駆動回路207は、視野絞りユニット105に設けられている視野絞り駆動モータM4及び視野絞りセンサ群S4の駆動制御を行うものであり、I/O205bを介して各種のデータを制御部10の他の構成要素との間で授受することができる。視野絞り制御駆動回路207は、ステッピングモータである視野絞り駆動モータM4を駆動して羽根絞り105aの絞り径を連続変化させると共に視野絞りセンサ群S4で検出される羽根絞り105aの絞り径の情報を受け取ることが可能であり、羽根絞り105aの絞り径を所定値に調整する。
ハーフミラー制御駆動回路208は、ハーフミラーユニット106に設けられているハーフミラー駆動モータM5及びハーフミラーセンサ群S5の駆動制御を行うものであり、I/O205cを介して各種のデータを制御部10の他の構成要素との間で授受することができる。ハーフミラー制御駆動回路208は、ハーフミラー駆動モータM5を駆動して明視野用ハーフミラー106aと暗視野用ハーフミラー106bとを照明光路上に挿脱すると共にハーフミラーセンサ群S5で検出される明視野用ハーフミラー106a及び暗視野用ハーフミラー106bの挿脱状態の情報を受け取ることが可能であり、明視野照明時には明視野用ハーフミラー106aを照明光路上に挿入し、暗視野照明時には暗視野用ハーフミラー106bを照明光路上に挿入する。
電動レボルバ制御駆動回路209は、電動レボルバ4に設けられているレボルバモータM1及びレボルバセンサ群S1の駆動制御を行うものであり、I/O205dを介して各種のデータを制御部10の他の構成要素との間で授受することができる。電動レボルバ制御駆動回路209は、レボルバモータM1を駆動して電動レボルバ4を左方向若しくは右方向に回転させると共にレボルバセンサ群S1で検出される光軸に挿入されている対物レンズ3の情報を受け取ることが可能であり、所望の対物レンズ3を照明光路上に挿入する。
焦準ユニット制御駆動回路210は、焦準ユニット5に設けられている焦準ユニットモータM2及び焦準ユニットセンサ群S2の駆動制御を行うものであり、I/O205eを介して各種のデータを制御部10の他の構成要素との間で授受することができる。焦準ユニット制御駆動回路210は、ステッピングモータである焦準ユニットモータM2を駆動してステージ2をZ方向に移動させると共に焦準ユニットセンサ群S2で検出されるステージ2のZ方向の位置を受け取ることが可能であり、ステージ2をZ方向の所望の位置まで移動させる。
ランプ基準電圧調整回路211は、電源部11に設けられている光ランプ接続センサS6の駆動制御を行うと共に、調光部12において操作内容に応じて設定される基準電圧に基づいて光源101への印加電圧を調整する。ランプ基準電圧調整回路211は、グランド電位(0ボルト)と電源電圧間の任意の基準電圧が調光部12から入力されると、入力された基準電圧に基づく演算によって得られるランプセット電圧を電源部11に出力する。電源部11は、このランプセット電圧の増幅結果である印加電圧を、光源101であるハロゲンランプに印加する。
通信ドライバ212は、コントローラ13との間で行われるデータ通信(例えばシリアル通信)の管理を行い、コントローラ13への顕微鏡情報などの送信やコントローラ13から送られてくる制御情報などの受信を行う。
次にコントローラ13について説明する。
コントローラ13は、ケーブルを介して顕微鏡本体6に接続される。また、不図示のアプリケーションソフトウェアが予めインストールされており、このアプリケーションソフトを使用することで、操作者による操作に応じた顕微鏡装置への制御指示ができるようになる。
アプリケーションソフトウェアを用いて顕微鏡装置の操作を行うには、まず初めにアプリケーションソフトウェア上から制御部10へREMOTEコマンドを送信して、顕微鏡本体6をリモート操作状態へと切り換える。顕微鏡本体6は、リモート状態の下では、顕微鏡本体6に備えられている不図示の入力手段に対する入力は無視される。
一方、リモート状態から上述の入力手段で顕微鏡装置の操作が可能な状態(ローカル状態)へと切り換えるには、アプリケーションソフトウェア上から制御部10へLOCALコマンドを改めて送信すればよい。このようにして顕微鏡本体6がローカル状態になったときには、REMOTEコマンドの送信を除き、アプリケーションソフトウェアによる顕微鏡装置の操作は無視される。
ここで図3について説明する。同図は、図1に示したコントローラ13の内部構成を示している。
図3に示すように、コントローラ13は、CPU301、RAM302、ROM303、不揮発性メモリ304、通信ドライバ305、及びタッチパネルコントローラIC306に接続されている表示器307を備えて構成されており、これらの構成要素間では、CPU301の管理の下でバス308を介して各種のデータを相互に授受することができる。
CPU(中央演算装置)301は、コントローラ13全体の動作制御を行う。
RAM202は、CPU301が制御プログラムを実行する際に作業用記憶領域として利用すると共に各種のデータを一時的に記憶しておくメモリである。
ROM303には、コントローラ13の動作制御を行うためにCPU301が実行する制御プログラムが予め格納されている。なお、顕微鏡装置を制御するための前述したアプリケーションソフトウェアもこの制御プログラムの一部である。
不揮発性メモリ304には、表示器307に表示される操作画面に含まれる操作ボタン表示(アイコンボタン表示等の、各構成ユニットに対する指示の取得に利用される表示)の画面上の位置及び形状についての情報が予め格納されている。
通信ドライバ305は、顕微鏡本体6の制御部10との間で行われるデータ通信(例えばシリアル通信)の管理を行い、制御部10から送信された顕微鏡情報などの受信や、顕微鏡本体6に備えられている各構成ユニットの動作を制御する制御情報などの制御部10への送信を行う。通信ドライバ305より出力した信号は、タッチパネルコントローラIC306に制御信号が入力される。
タッチパネルコントローラIC306は、顕微鏡本体6の制御部10から通信ドライバ305を介して送られている顕微鏡情報を受け取ると、不揮発性メモリ304に格納されている操作部のデータに基づいて、顕微鏡本体6に接続されている各構成ユニットの操作部を表示器307に表示させる。
表示器307はタッチパネルディスプレイを用いて構成されており、表示装置としての機能と入力操作用の操作子としての機能とを兼ね備えている。CPU301は、顕微鏡本体6の制御部10から送られてくる顕微鏡情報に基づいて、不揮発性メモリ304に格納されている操作部のデータを読み出し、顕微鏡本体6に接続されている構成ユニットの操作部がそのデータで示されている位置及び形状に従って含まれている操作画面を表示器307に表示させる。
コントローラ13の表示器307に表示する本実施例に係る操作画面の例を図4A及び図4Bに示す。これらの操作画面のどちらにも、各構成ユニットの操作部として、開口絞りユニット104、視野絞りユニット105、ハーフミラーユニット106、電動レボルバ4、焦準ユニット5、及び光源101の操作部に相当するボタン表示が含まれている。
AS(Aperture Stop )開ボタン401とAS閉ボタン402とは、開口絞りユニット104についてのボタン表示である。これらのボタン表示に対するパネルタッチの操作が継続している間、開口絞りユニット104の羽根絞り104aを開閉させる開口絞り駆動モータM3が駆動され、このパネルタッチ操作を止めるとその駆動が中止される。
FS(Field Stop )開ボタン403とFS閉ボタン404とは、視野絞りユニット105についてのボタン表示である。これらのボタン表示に対するパネルタッチの操作が継続している間、視野絞りユニット105の羽根絞り105aを開閉させる視野絞り駆動モータM4が駆動され、このパネルタッチ操作を止めるとその駆動が中止される。
明視野(BF:Bright Field)用ハーフミラー切り替えボタン405と暗視野(DF:Dark Field)用ハーフミラー切り替えボタン406とは、ハーフミラーユニット106についてのボタン表示である。これらのボタン表示のどちらかに対するパネルタッチの操作がなされると、ハーフミラーユニット106に設けられているハーフミラー駆動モータM5が駆動され、明視野用ハーフミラー106a及び暗視野用ハーフミラー106bのうちパネルタッチ操作されたボタン表示に対応するものが光路上に挿入される。
操作画面内で円環状に6つ配置されているレボルバ穴切り替えボタン群407は、電動レボルバ4のためのボタン表示である。これらのボタン表示のいずれかに対するパネルタッチの操作がなされると、電動レボルバ4に設けられているレボルバモータM1が駆動され、電動レボルバ4に取り付けられている対物レンズ3のうち、パネルタッチ操作されたボタン表示に付されている番号に対応する穴番号に取り付けられているものが光路上に挿入される。
Zupボタン408とZdownボタン409とは、焦準ユニット5のためのボタン表示である。これらのボタン表示のいずれかに対するパネルタッチの操作が継続している間、焦準ユニット5に設けられている焦準ユニットモータM2が駆動されてステージ2がZ方向に移動し、このパネルタッチ操作を止めるとその駆動が中止されてステージ2が停止する。
LightUPボタン410とLightDOWNボタン411とは、光源101のためのボタン表示である。これらのボタン表示のいずれかに対するパネルタッチの操作が継続している間、電源部11から光源101に印加される電圧が変化して光源101の明るさが変化し、このパネルタッチ操作を止めるとその変化が停止して光源101の明るさが安定する。
この他、図4Aに示す本実施例に係る操作画面の第一の例には、状態表示部412が含まれている。状態表示部412には、各構成ユニットに設けられているセンサ群S1〜S6により検出される、各構成ユニット内の光学部材の状態を示す情報がテキスト表示される。この状態表示部412について説明する。
「観察法」の欄にはハーフミラーユニット106の状態が示される。すなわち、この欄に「BF」の表示がされている場合は明視野用ハーフミラー106aが光路上に挿入されていることを示しており、この欄に「DF」の表示がされている場合は暗視野用ハーフミラー106bが光路上に挿入されていることを表している。
「レボ穴」の欄には電動レボルバ4の状態が示される。この欄に示される番号(1から6のいずれか)は、電動レボルバの穴番号に対応しており、この穴番号の取り付け穴に取り付けられている対物レンズ3が光路上に挿入されていることを表している。
「FS」の欄には視野絞りユニット105の状態が示される。この欄に示される数値(数値範囲は例えば1〜3113)により、羽根絞り105aの現在の絞り量を表している。
「AS」の欄には開口絞りユニット104の状態が示される。この欄に示される数値(数値範囲は、例えば1〜3113)により、羽根絞り104aの現在の絞り量を表している。
「Light」の欄には光源101の状態が示される。この欄に示される数値(数値範囲は例えば0〜12)は、光源101に印加される電圧を表しており、これはすなわち光源101の明るさを表している。
「Zステージ」の欄には焦準ユニット5の状態が示される。この欄に示される数値(数値範囲は例えば1000〜100000)により、ステージ2のZ方向の位置を表している。
一方、図4Bに示す本実施例に係る操作画面の第二の例では、各構成ユニット内の光学部材の状態を示す情報の表示を、第一の例のようなテキスト表示で行うのではなく、インジケータ表示を用いて行っている。
視野絞りインジケータ413は、視野絞りユニット105の状態を示すものであり、羽根絞り105aの現在の絞り量を、全開状態に対する相対表示として表している。
開口絞りインジケータ414は、開口絞りユニット104の状態を示すものであり、羽根絞り104aの現在の絞り量を、全開状態に対する相対表示として表している。
光源インジケータ415は、光源101の状態を示すものであり、光源101の現在の明るさを、その最高の明るさに対する相対表示として表している。
Zステージインジケータ416は焦準ユニット5の状態を示すものであり、ステージ2のZ方向の位置(最低位置からの高さ)をその最高位置に対する相対表示として表している。
なお、図4Bの第二の例においては、ハーフミラーユニット106の状態については、明視野用ハーフミラー切り替えボタン405と暗視野用ハーフミラー切り替えボタン406とのうちのどちらかの色彩を他のボタン表示とは異なるものに変化させることで、光路上に挿入されているものが明視野用ハーフミラー106aと暗視野用ハーフミラー106bとのどちらであるかを示すようにしている。
また、図4Bの第二の例においては、電動レボルバ4の状態については、レボルバ穴切り替えボタン群407のうちのいずれかの色彩を他のボタン表示とは異なるものに変化させることで、光路上に挿入されている対物レンズ3が、電動レボルバ4のどの穴番号の取り付け穴に取り付けられていたものであるかを示すようにしている。また、この代わりに、穴番号表示417のように、光路上に挿入されている対物レンズ3が取り付けられている取り付け穴の穴番号の数字を、セグメント表示するようにしてもよい。
コントローラ13は以上のように構成されており、顕微鏡本体6から送られてくる顕微鏡情報の受信と、顕微鏡本体6に備えられている構成ユニットの動作を制御する制御情報の送信とを行う。コントローラ13から送信される制御情報を受信した制御部10は、この制御情報に基づいて各構成ユニットの動作制御を行う。
なお、コントローラ13を、ごく標準的な構成のコンピュータ、すなわち、制御プログラムの実行によってコンピュータシステム全体の動作制御を司るMPU(演算処理装置)と、このMPUが必要に応じてワークメモリとして使用するメインメモリと、各種のプログラムや制御データなどを記憶して保存しておく例えばハードディスク装置などの記憶装置と、操作者からの指示を取得するマウス装置やキーボード装置等の入力装置と、各種の情報や画像を表示する表示装置と、顕微鏡本体6との間で行われる各種のデータの授受を管理するインタフェース部とを有しているコンピュータ、を利用して構成することもできる。なお、この場合には、表示器307に相当する表示装置としてタッチパネルディスプレイを使用してもよいが、この代わりに、例えば、表示装置を操作画面の表示に使用し、操作者が例えばマウス装置やジョグコントローラなどの入力手段を操作することによって、操作画面に対する操作を取得するようにしてもよい。
次に図5について説明する。同図は、本実施例に係る操作画面表示処理の処理内容をフローチャートで示したものである。この操作画面表示処理は、コントローラ13の表示器307で、各構成ユニットのための操作部を表示させると共に各構成ユニットの状態を示す情報を表示させるための処理であり、制御部10及びコントローラ13により行われる。
この操作画面表示処理は、ROM203及び303にそれぞれ格納されている制御プログラムをCPU201及び301が各々実行することによって実現される。
まず、S101では、コントローラ13のアプリケーションソフトを起動して制御部10へREMOTEコマンドを送信する処理がコントローラ13で行われる。制御部10は、このコマンドを受信すると、開口絞りユニット104、視野絞りユニット105、ハーフミラーユニット106、電動レボルバ4、焦準機構ユニット5の各ユニットについての制御駆動回路206〜210及びランプ基準電圧調整回路211を制御して、各センサ群S1〜S6の出力を取得させる処理を行う。
S102では、開口絞りユニット104の開口絞りセンサ群S3の出力を制御部10からコントローラ13へと通信ドライバ212及び305を介して伝送し、このうちの開口絞り接続センサの出力に基づいて、開口絞りユニット104が接続されているか否かを判定する処理がコントローラ13で行われる。ここで、開口絞りユニット104が接続されていると判定したとき(判定結果がYesのとき)にはS103に処理を進め、開口絞りユニット104が接続されていないと判定したとき(判定結果がNoのとき)にはS105に処理を進める。
S103では、開口絞りユニット104についての操作部であるAS開ボタン401及びAS閉ボタン402の位置及び形状のデータを不揮発性メモリ304から読み出し、このデータに基づいてAS開ボタン401及びAS閉ボタン402を表示器307の操作画面に表示させる処理がコントローラ13で行われる。
S104では、開口絞りセンサ群S3のうちの開口絞り孔径センサの出力に基づいて、羽根絞り104aの現在の絞り量の情報を表示器307の操作画面に表示させる処理がコントローラ13で行われる。
S105では、視野絞りユニット105の視野絞りセンサ群S4の出力を制御部10からコントローラ13へと通信ドライバ212及び305を介して伝送し、このうちの視野絞り接続センサの出力に基づいて、視野絞りユニット105が接続されているか否かを判定する処理がコントローラ13で行われる。ここで、視野絞りユニット105が接続されていると判定したとき(判定結果がYesのとき)にはS106に処理を進め、視野絞りユニット105が接続されていないと判定したとき(判定結果がNoのとき)にはS108に処理を進める。
S106では、視野絞りユニット105についての操作部であるFS開ボタン403及びFS閉ボタン404の位置及び形状のデータを不揮発性メモリ304から読み出し、このデータに基づいてFS開ボタン403及びFS閉ボタン44を表示器307の操作画面に表示させる処理がコントローラ13で行われる。
S107では、視野絞りセンサ群S4のうちの視野絞り孔径センサの出力に基づいて、羽根絞り105aの現在の絞り量の情報を表示器307の操作画面に表示させる処理がコントローラ13で行われる。
S108では、ハーフミラーユニット106のハーフミラーセンサ群S5の出力を制御部10からコントローラ13へと通信ドライバ212及び305を介して伝送し、このうちのハーフミラーユニット接続センサの出力に基づいて、ハーフミラーユニット106が接続されているか否かを判定する処理がコントローラ13で行われる。ここで、ハーフミラーユニット106が接続されていると判定したとき(判定結果がYesのとき)にはS109に処理を進め、ハーフミラーユニット106が接続されていないと判定したとき(判定結果がNoのとき)にはS111に処理を進める。
S109では、ハーフミラーユニット106についての操作部である明視野用ハーフミラー切り替えボタン405と暗視野用ハーフミラー切り替えボタン406との位置及び形状のデータを不揮発性メモリ304から読み出し、このデータに基づいて明視野用ハーフミラー切り替えボタン405と暗視野用ハーフミラー切り替えボタン406とを表示器307の操作画面に表示させる処理がコントローラ13で行われる。
S110では、ハーフミラーセンサ群S5のうちの移動完了センサの出力に基づいて、光路上に挿入されているものが明視野用ハーフミラー106aと暗視野用ハーフミラー106bとのどちらであるかを示す情報を表示器307の操作画面に表示させる処理がコントローラ13で行われる。
S111では、電動レボルバ4のレボルバセンサ群S1の出力を制御部10からコントローラ13へと通信ドライバ212及び305を介して伝送し、このうちのレボルバ接続センサの出力に基づいて、電動レボルバ4が接続されているか否かを判定する処理がコントローラ13で行われる。ここで、電動レボルバ4が接続されていると判定したとき(判定結果がYesのとき)にはS112に処理を進め、電動レボルバ4が接続されていないと判定したとき(判定結果がNoのとき)にはS114に処理を進める。
S112では、電動レボルバ4についての操作部であるレボルバ穴切り替えボタン群407の位置及び形状のデータを不揮発性メモリ304から読み出し、このデータに基づいてレボルバ穴切り替えボタン群407を表示器307の操作画面に表示させる処理がコントローラ13で行われる。
S113では、レボルバセンサ群S1のうちの穴番号センサの出力に基づいて、光路上に挿入されている対物レンズ3が取り付けられている対物レンズ取り付け穴に付されている穴番号を示す情報を表示器307の操作画面に表示させる処理がコントローラ13で行われる。
S114では、電源11の光ランプ接続センサS6の出力を制御部10からコントローラ13へと通信ドライバ212及び305を介して伝送し、この光ランプ接続センサS6の出力に基づいて、電源11と光源101とが接続されているか否かを判定する処理がコントローラ13で行われる。ここで、電源11と光源101とが接続されていると判定したとき(判定結果がYesのとき)にはS115に処理を進め、電源11と光源101とが接続されていないと判定したとき(判定結果がNoのとき)にはS117に処理を進める。
S115では、光源101についての操作部であるLightUPボタン410とLigbtDOWNボタン411との位置及び形状のデータを不揮発性メモリ304から読み出し、このデータに基づいてLightUPボタン410とLigbtDOWNボタン411とを表示器307の操作画面に表示させる処理がコントローラ13で行われる。
S116では、ランプ基準電圧調整回路211が電源部11に出力しているランプセット電圧によって決定される光源101への印加電圧についての情報を表示器307の操作画面に表示させる処理がコントローラ13で行われる。
S117では、焦準ユニット5の焦準ユニットセンサ群S2の出力を制御部10からコントローラ13へと通信ドライバ212及び305を介して伝送し、このうちの焦準ユニット接続センサの出力に基づいて、焦準ユニット5が接続されているか否かを判定する処理がコントローラ13で行われる。ここで、焦準ユニット5が接続されていると判定したとき(判定結果がYesのとき)にはS118に処理を進める。一方、焦準ユニット5が接続されていないと判定したとき(判定結果がNoのとき)には、この操作画面表示処理を終了する。
S118では、焦準ユニット5についての操作部であるLightUPボタン410とLigbtDOWNボタン411との位置及び形状のデータを不揮発性メモリ304から読み出し、このデータに基づいてLightUPボタン410とLigbtDOWNボタン411とを表示器307の操作画面に表示させる処理がコントローラ13で行われる。
S119では、焦準ユニットセンサ群S2のうちの位置検出センサの出力に基づいて、ステージ2のZ方向の現在位置を示す情報を表示器307の操作画面に表示させる処理がコントローラ13で行われ、その後はこの操作画面表示処理を終了する。
以上までの処理が操作画面表示処理であり、この処理が行われることによって、図4A若しくは図4Bに示した操作画面がコントローラ13の表示器307に表示される。つまり、表示器307には、各構成ユニットの動作に対する指示の取得に利用される操作ボタン表示を、制御部10から送られてきた顕微鏡情報に基づいて配置した操作画面が表示される。
操作者は、この操作画面を利用し、顕微鏡本体6に備えられている各構成ユニットの動作に対する指示を、表示器307へのパネルタッチ操作により行う。表示器307は、パネルタッチ操作がされた操作画面上の位置を取得し、不揮発性メモリ304に記憶されている対応情報で、取得した位置に配置されている操作ボタン表示へ対応付けられている顕微鏡情報が示している構成ユニットの動作に対する指示として、このパネルタッチ操作を扱い、この指示をCPU301に通知する。CPU301は、通信ドライバ305を制御して、この指示に対応付けられている制御情報を制御部10へ送信させる。
以上のように、本実施例によれば、コントローラ13を顕微鏡本体6に接続すると顕微鏡本体6に設けられている各構成ユニットの接続状態の検出が行われ、そして、これらの構成ユニットの接続状態に応じて、コントローラ13で表示される操作画面の初期設定が自動的に行われる。従って、コントローラ13の操作画面に表示される情報が必要最小限のものとなるので、図1の顕微鏡装置の操作者による接続ユニットの誤認識が防止され、結果として観察効率が向上する。
本実施例は、接続される顕微鏡装置の機種に応じ、コントローラ13に表示される操作画面が変化するというものである。
本実施例に係る顕微鏡装置の構成は図1に示したものと同様であり、この顕微鏡装置における制御部10の内部構成も図2に示した第一の例と同様である。また、コントローラ13の内部構成も図3に示したものと同様である。
ここで図6A及び図6Bについて説明する。これらは、コントローラ13の表示器307に表示する本実施例に係る操作画面の例を示している。ここで、図6Aに示す操作画面の第一の例は、機種名が「顕微鏡A」なる顕微鏡装置にコントローラ13が接続されたときに表示される画面であり、図6Bに示す操作画面の第二の例は、機種名が「顕微鏡B」なる顕微鏡装置にコントローラ13が接続されたときに表示される画面である。このように、本実施例においては、接続される顕微鏡装置の機種を検出し、当該装置に装備されていない構成ユニットの操作部はコントローラ13に表示せず、当該装置に装備されている構成ユニットのうち使用頻度が高いものについての操作部は、その形状が他の構成ユニットについてのものに比べて強調された状態で表示する。
例えば、「顕微鏡A」は、対物レンズ3の倍率を頻繋に切り換えて観察を行う用途に適したものである。そこで、「顕微鏡A」用の操作画面である図6Aの画面では、対物レンズ3の切換えを行う電動レボルバ4のためボタン表示であるレボルバ穴切り替えボタン群407が、操作画面上で広い領域を占めて円環状に配置されている。
また、「顕微鏡B」には、視野絞りユニット105及び焦準ユニット5が装備されていない。そのため、「顕微鏡B」用の操作画面である図6Bの画面では、図6Aの画面と対比すると、視野絞りユニット105のためのボタン表示であるFS開ボタン403及びFS閉ボタン404、並びに焦準ユニット5のためのボタン表示であるZupボタン408及びZdownボタン409が含まれていない。また、「顕微鏡B」の仕様上、開口絞りユニット104に対する羽根絞り104aの開閉のための操作は頻繁に使用することが考えられる。そこで、図6Bの操作画面では、開口絞りユニット104のためのボタン表示であるAS開ボタン401及びAS閉ボタン402が、図6Aの操作画面よりも操作画面上で広い領域を占めて配置されており、またこれらのボタン表示の形状も、図6Aの操作画面よりも大きなものとされている。
なお、図6Bにおいては、電動レボルバ4のためのボタン表示として、レボルバ穴切り替えボタン群407の代わりに、レボルバ順回転ボタン421とレボルバ逆回転ボタン522が設けられている。これらのボタン表示のいずれかに対するパネルタッチの操作がなされる度に、電動レボルバ4に設けられているレボルバモータM1が駆動されて電動レボルバ4を順方向(穴番号を大きくする方向)若しくは逆方向(穴番号を小さくする方向)に1つずつ回転させ、光路上に挿入されている対物レンズ3の切り換えを行う。
なお、図6A及び図6Bの操作画面において、図4A及び図4Bに示した実施例1における操作画面例と同様に、各構成ユニット内の光学部材の状態を示す情報をテキスト表示若しくはインジケータ表示するようにしてもよい。
次に図7について説明する。同図は、本実施例に係る操作画面表示処理の処理内容をフローチャートで示したものである。この操作画面表示処理は、コントローラ13の表示器307で、接続される顕微鏡装置の機種に応じた操作画面を表示させるための処理であり、制御部10及びコントローラ13により行われる。
この操作画面表示処理は、ROM203及び303にそれぞれ格納されている制御プログラムをCPU201及び301が各々実行することによって実現される。
まず、S201では、コントローラ13のアプリケーションソフトを起動して制御部10へREMOTEコマンドを送信する処理がコントローラ13で行われる。制御部10は、このコマンドを受信すると、開口絞りユニット104、視野絞りユニット105、ハーフミラーユニット106、電動レボルバ4、焦準機構ユニット5の各ユニットについての制御駆動回路206〜210及びランプ基準電圧調整回路211を制御して、各センサ群S1〜S6の出力を取得させる処理を行う。
S202では、制御部10が顕微鏡装置の機種識別情報を不揮発性メモリ204から読み出して通信ドライバ212及び305を介して伝送し、この機種識別情報に基づいて、コントローラ13の接続された顕微鏡装置が「顕微鏡A」であるか否かを判定する処理がコントローラ13で行われる。ここで、コントローラ13が接続されたのが「顕微鏡A」であると判定したとき(判定結果がYesのとき)にはS203に処理を進め、コントローラ13が接続されたのが「顕微鏡A」ではないと判定したとき(判定結果がNoのとき)にはS204に処理を進める。
S203では、制御部10が通信ドライバ212及び305を介して各センサ群S1〜S6の出力を伝送し、この出力を受け取ったコントローラ13が、この出力に応じて「顕微鏡A」用の操作画面のために格納されているデータを不揮発性メモリ304から読み出し、読み出したデータで示されている位置及び形状の各ボタン表示を操作画面に配置することで、図6Aに示した操作画面を表示器307に表示させる処理を行う。その後はこの操作画面表示処理を終了する。
S204では、制御部10が顕微鏡装置の機種識別情報を不揮発性メモリ204から読み出して通信ドライバ212及び305を介して伝送し、この機種識別情報に基づいて、コントローラ13の接続された顕微鏡装置が「顕微鏡B」であるか否かを判定する処理がコントローラ13で行われる。ここで、コントローラ13が接続されたのが「顕微鏡B」であると判定したとき(判定結果がYesのとき)にはS205に処理を進め、コントローラ13が接続されたのが「顕微鏡B」ではないと判定したとき(判定結果がNoのとき)にはS206に処理を進める。
S205では、制御部10が通信ドライバ212及び305を介して各センサ群S1〜S6の出力を伝送し、この出力を受け取ったコントローラ13が、この出力に応じて「顕微鏡B」用の操作画面のために格納されているデータを不揮発性メモリ304から読み出し、読み出したデータで示されている位置及び形状の各ボタン表示を操作画面に配置することで、図6Bに示した操作画面を表示器307に表示させる処理を行う。その後はこの操作画面表示処理を終了する。
S206では、制御部10が通信ドライバ212及び305を介して各センサ群S1〜S6の出力を伝送し、この出力を受け取ったコントローラ13が、この出力に応じて汎用の操作画面(「顕微鏡A」や「顕微鏡B」に特化したものではない、例えば図4Aや図4Bに示した操作画面)のためのデータを不揮発性メモリ304から読み出し、読み出したデータで示されている位置及び形状の各ボタン表示を配置した操作画面を表示器307に表示させる処理を行う。なお、このS206の処理における具体的な処理内容は、図5に示した操作画面表示処理の第一の例におけるS102からS119にかけての処理となる。
S206の処理を終えた後には、この操作画面表示処理を終了する。
以上までの処理が行われることによって、接続される顕微鏡の機種に応じて異なる操作画面がコントローラ13の表示器307に表示される。
以上のように、本実施例によれば、コントローラ13を接続すると、コントローラ13に表示される操作画面が、接続された顕微鏡装置の機種に応じて切換わるので、顕微鏡の操作者にとってコントローラ13の操作性が向上する。
本実施例では、顕微鏡装置の各構成ユニットに対する指示を行うために操作されるハンドスイッチをコントローラ13と並行して顕微鏡装置で使用する場合に、同一の構成ユニットについての操作部が両者で重複しないようにするというものである。
ここで図8について説明する。同図はハンドスイッチの上面の構成を示している。
図8に示すハンドスイッチ500において、AS開ボタン501とAS閉ボタン502とは、開口絞りユニット104についてのボタンである。これらのボタンに対する押下操作が継続している間、開口絞りユニット104の羽根絞り104aを開閉させる開口絞り駆動モータM3が駆動され、この押下操作を止めるとその駆動が中止される。
また、レボルバ切り替えボタン503は、電動レボルバ4のためのボタンである。このボタンに対する押下操作がなされる度に、電動レボルバ4に設けられているレボルバモータM1が駆動されて電動レボルバ4を順方向(穴番号を大きくする方向)に1つずつ回転させ、光路上に挿入されている対物レンズ3の切り換えを行う。
開口絞りインジケータ504は、開口絞りユニット104の状態を示すものであり、羽根絞り104aの現在の絞り量を、全開状態に対する相対表示として表している。
穴番号表示505は、電動レボルバ4の状態を示すものであり、光路上に挿入されている対物レンズ3が取り付けられている取り付け穴の穴番号の数字をセグメント表示する。
なお、本実施例において、開口絞りインジケータ504及び穴番号表示505は、LED(発光ダイオード)が並べられて構成されている。
本実施例におけるハンドスイッチ500は、上述したような構成を有しており、コントローラ13が備えている指示取得手段である表示器307とは独立して、構成ユニットの動作に対する指示を取得するものである。なお、このハンドスイッチ500は、顕微鏡本体6に対して着脱自在である。
なお、本実施例に係る顕微鏡装置の構成は図1に示したものと同様であり、コントローラ13の内部構成も図3に示したものと同様である。また、本実施例において、ハンドスイッチ500が顕微鏡装置に接続されていない場合にコントローラ13の表示器307に表示される操作画面は、図4Aや図4Bに示した実施例1におけるものと同様のものとする。
ここで図9について説明する。同図は、制御部10の内部構成の第二の例を示している。
図9に示した制御部10の構成は、図2に示した第一の構成に対し、ハンドスイッチ500と制御部10の各構成要素との間での各種のデータの授受を管理するハンドスイッチI/O510が追加されたものである。ハンドスイッチI/O510は、ハンドスイッチ500の接続有無の検出と、AS開ボタン501、AS閉ボタン502、及びレボルバ切り替えボタン503に対する押下操作の検出と、開口絞りインジケータ504及び穴番号表示505の点灯制御とを行う。
次に図10について説明する。同図は、本実施例に係る操作画面表示処理の処理内容をフローチャートで示したものである。この操作画面表示処理は、コントローラ13の表示器307で、各構成ユニットのうち、操作部がハンドスイッチに備えられていないものについての操作部を表示させると共に、そのような構成ユニットの状態を示す情報を表示させるための処理であり、制御部10及びコントローラ13により行われる。
この操作画面表示処理は、ROM203及び303にそれぞれ格納されている制御プログラムをCPU201及び301が各々実行することによって実現される。
まず、S301では、コントローラ13のアプリケーションソフトを起動して制御部10へREMOTEコマンドを送信する処理がコントローラ13で行われる。制御部10は、このコマンドを受信すると、開口絞りユニット104、視野絞りユニット105、ハーフミラーユニット106、電動レボルバ4、焦準機構ユニット5の各ユニットについての制御駆動回路206〜210及びランプ基準電圧調整回路211を制御して、各センサ群S1〜S6の出力を取得させる処理を行う。
S302では、開口絞りユニット104の開口絞りセンサ群S3の出力を制御部10からコントローラ13へと通信ドライバ212及び305を介して伝送し、このうちの開口絞り接続センサの出力に基づいて、開口絞りユニット104が接続されているか否かを判定する処理がコントローラ13で行われる。ここで、開口絞りユニット104が接続されていると判定したとき(判定結果がYesのとき)にはS303に処理を進める。一方、開口絞りユニット104が接続されていないと判定したとき(判定結果がNoのとき)には、開口絞りユニット104のためのボタン表示を表示器307に表示せずに、S306に処理を進める。
S303では、ハンドスイッチI/O510によって検出されるハンドスイッチ(HS)500の接続有無の検出結果を制御部10からコントローラ13へと通信ドライバ212及び305を介して伝送し、ハンドスイッチ500が顕微鏡本体6に接続されているか否かを、この検出結果に基づいて判定する処理がコントローラ13で行われる。ここで、ハンドスイッチ500が接続されていると判定したとき(判定結果がYesのとき)には、開口絞りユニット104のためのボタン表示を表示器307に表示せずに、S306に処理を進める。一方、ハンドスイッチ500が接続されていないと判定したとき(判定結果がNoのとき)にはS304に処理を進める。
S304では、開口絞りユニット104についての操作部であるAS開ボタン401及びAS閉ボタン402の位置及び形状のデータを不揮発性メモリ304から読み出し、このデータに基づいてAS開ボタン401及びAS閉ボタン402を表示器307の操作画面に表示させる処理がコントローラ13で行われる。
S305では、開口絞りセンサ群S3のうちの開口絞り孔径センサの出力に基づいて、羽根絞り104aの現在の絞り量の情報を表示器307の操作画面に表示させる処理がコントローラ13で行われる。
S306では、電動レボルバ4のレボルバセンサ群S1の出力を制御部10からコントローラ13へと通信ドライバ212及び305を介して伝送し、このうちのレボルバ接続センサの出力に基づいて、電動レボルバ4が接続されているか否かを判定する処理がコントローラ13で行われる。ここで、電動レボルバ4が接続されていると判定したとき(判定結果がYesのとき)にはS307に処理を進める。一方、電動レボルバ4が接続されていないと判定したとき(判定結果がNoのとき)には、電動レボルバ4のためのボタン表示を表示器307に表示せずに、この操作画面表示処理を終了する。
S307では、ハンドスイッチI/O510によって検出されるハンドスイッチ500の接続有無の検出結果を制御部10からコントローラ13へと通信ドライバ212及び305を介して伝送し、ハンドスイッチ500が顕微鏡本体6に接続されているか否かを、この検出結果に基づいて判定する処理がコントローラ13で行われる。ここで、ハンドスイッチ500が接続されていると判定したとき(判定結果がYesのとき)には、電動レボルバ4のためのボタン表示を表示器307に表示せずに、この操作画面表示処理を終了する。一方、ハンドスイッチ500が接続されていないと判定したとき(判定結果がNoのとき)にはS308に処理を進める。
S308では、電動レボルバ4についての操作部であるレボルバ穴切り替えボタン群407の位置及び形状のデータを不揮発性メモリ304から読み出し、このデータに基づいてレボルバ穴切り替えボタン群407を表示器307の操作画面に表示させる処理がコントローラ13で行われる。
S309では、レボルバセンサ群S1のうちの穴番号センサの出力に基づいて、光路上に挿入されている対物レンズ3が取り付けられている対物レンズ取り付け穴に付されている穴番号を示す情報を表示器307の操作画面に表示させる処理がコントローラ13で行われ、その後はこの操作画面表示処理を終了する。
以上までの処理が行われることによって、ハンドスイッチ500が顕微鏡本体6に繋がれた場合には、コントローラ13の表示器307に表示される操作画面が変更されて、顕微鏡装置の各構成ユニットに対する指示を行うために利用されるボタン表示のうちハンドスイッチ500に含まれていないもののみが表示される。
以上のように、本実施例によれば、顕微鏡装置に備えられている構成ユニットのための操作部をハンドスイッチ500とコントローラ13との2つで分担して提供し、両者間で操作部が重複しないようにした。従って、顕微鏡装置に装備する構成ユニットを増やしたことにより操作画面に表示すべき項目が多くなってしまっても、操作機能の一部がコントローラ13からハンドスイッチ500ヘと移されて操作画面は整理されるので、操作者が所望の操作部を見つけ難くなることが防止される結果、コントローラ13の操作性が向上する。
なお、顕微鏡装置に備えられる構成ユニットは上述した各実施例において挙げられていたものに限定されるものではない。顕微鏡装置に備えられる構成ユニットとしては、各実施例におけるものを含め、例えば以下のものを列挙することができる。
・観察像のコントラストを調整する開口絞りユニット。
・観察像の視野範囲を調整する視野絞りユニット。
・光源からの照明光路を切り換えることで、明視野観察(BF)、暗視野観察(DF)、微分干渉観察、位相差観察、蛍光観察のそれぞれの観察を行う光学素子を有するハーフミラーユニット。
・倍率の異なる光学レンズを切り替えるレボルバユニット。
・ハロゲンランプの印加電圧を調整することで、光量調整をする光源ユニット。
・試料を載置するステージや対物レンズをX−Y方向(光軸に垂直な方向)に移動させるX−Y移動ユニット。
・顕微鏡の焦準部を駆動(ステージや対物レンズの上下動)させるZ移動ユニット。
・観察サンプルのピント調整を自動で行うAFユニット。
・ターレット上にNDフィルタ(減光フィルタ)が配置されており、色温度を変化させずに照明光量を減らし、あるいは調光を行うためのNDフィルタユニット。
・光源の前に配置され、照明光を瞬時に遮断するシャッターユニット。
・観察像をデジタルカメラ、またはCCDカメラにより画像を取り込むカメラユニット。
また、顕微鏡装置に備えられる各構成ユニットに設けられるセンサの出力信号を伝送するための通信手段や、コントローラ13から各構成ユニットの駆動部に対して駆動指示信号を伝送するための通信手段として、CAN(コントローラ・エリア・ネットワーク)を採用してもよい。
また、実施例1において、コントローラ13の操作画面に、各構成ユニットのセンサ群S1〜S6により検出される構成ユニットの状態を表示させることは必須ではなく、各構成ユニットのための操作部であるボタン表示のみを表示器307に表示させるようにしてもよい。
また、実施例1において、コントローラ13の操作画面上に表示する操作部であるボタン表示を機能毎に別々の形状としてもよく、また、機能毎に異なる色彩としてもよい。
また、実施例1及び実施例2においては、各構成ユニットの動作に対する指示の取得に利用される操作ボタン表示についての表示器307の表示画面上の位置及び形状についての情報を不揮発性メモリ304に予め格納しておくようにしていた。この代わりに、これらの情報を制御部10の不揮発性メモリ204に予め格納しておくようにし、制御部10は、これらの情報を不揮発性メモリ204から取得して前述した顕微鏡情報に含めてコントローラ13へ送信するようにし、そして、コントローラ13のCPU301は、顕微鏡本体6の制御部10から送られてくる顕微鏡情報からこれらの情報を取り出し、取り出した情報に基づいた位置及び形状に従って、操作ボタン表示の含まれている操作画面を生成して表示器307に表示させるようにしてもよい。
また、実施例3では、同一の構成ユニットについての操作部がハンドスイッチ500とコントローラ13とで重複しないようにした。このときに、ハンドスイッチ500に操作部を設けた構成ユニットについての状態を示す情報はコントローラ13の操作画面に表示させるようにしてもよい。このためには、図11にフローチャートで処理内容を示した操作画面表示処理を制御部10及びコントローラ13で行うようにすればよい。
この図11の処理は、図9に示した操作画面表示処理にS311及びS312の処理が追加されたものである。このS311及びS312の処理は、それぞれS303及びS307の判定処理において、ハンドスイッチ500が接続されていないとコントローラ13が判定したときに実行されるものである。
S311では、開口絞りセンサ群S3のうちの開口絞り孔径センサの出力に基づいて、羽根絞り104aの現在の絞り量の情報を表示器307の操作画面に表示させる処理がコントローラ13で行われ、その後はS306に処理を進める。
また、S312では、レボルバセンサ群S1のうちの穴番号センサの出力に基づいて、光路上に挿入されている対物レンズ3が取り付けられている対物レンズ取り付け穴に付されている穴番号を示す情報を表示器307の操作画面に表示させる処理がコントローラ13で行われ、その後はこの操作画面表示処理を終了する。
以上の図11の処理が行われることによって、ハンドスイッチ500に操作部を設けた構成ユニットについての状態を示す情報がコントローラ13の操作画面に表示させるようになる。
また、実施例3では、ハンドスイッチ500とコントローラ13との両者が共に顕微鏡本体6に接続されるものとしていた。この代わりに、コントローラ13にハンドスイッチI/Oを設け、ハンドスイッチ500をコントローラ13に接続する形態としてもよい。なお、実施例3では、ハンドスイッチ500が顕微鏡本体6へ接続されたことが検出されると、コントローラ13の表示器307に表示される操作画面の変更を行うようにしていた。ここで、ハンドスイッチ500をコントローラ13に対して着脱自在な形態とした場合には、ハンドスイッチ500がコントローラ13へ接続されたことが検出されると、コントローラ13の表示器307に表示される操作画面の変更を行うようにしてもよい。すなわち、ハンドスイッチ500がコントローラ13へ接続されたことが検出された場合に、CPU301が、顕微鏡装置に備えられている構成ユニットのうち、コントローラ13が動作に対する指示を取得するものを除いた構成ユニットのみについての操作ボタン表示を配置した操作画面を表示器307に表示させるようにしてもよい。
その他、本発明は、上述した実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良・変更が可能である。
本発明を実施する顕微鏡装置の構成を示す図である。 図1の顕微鏡装置における制御部の内部構成の第一の例を示す図である。 図1の顕微鏡装置におけるコントローラの内部構成を示す図である。 実施例1に係る操作画面の第一の例を示す図である。 実施例1に係る操作画面の第二の例を示す図である。 実施例1に係る操作画面表示処理の処理内容をフローチャートで示した図である。 実施例2に係る操作画面の第一の例を示す図である。 実施例2に係る操作画面の第二の例を示す図である。 実施例2に係る操作画面表示処理の処理内容をフローチャートで示した図である。 ハンドスイッチの上面の構成を示す図である。 図1の顕微鏡装置における制御部の内部構成の第二の例を示す図である。 実施例3に係る操作画面表示処理の処理内容をフローチャートで示した図である。 実施例3の変形例に係る操作画面表示処理の処理内容をフローチャートで示した図である。
符号の説明
1 標本
2 ステージ
3 対物レンズ
4 電動レボルバ
5 焦準ユニット
6 顕微鏡本体
7 鏡筒
8 接眼レンズ
10 制御部
11 電源部
12 調光部
13 コントローラ
14 照明光学系
15 観察光学系
101 光源
102 コレクタレンズ
103 リレーレンズ
104 開口絞りユニット
104a 羽根絞り
105 視野絞りユニット
105a 羽根絞り
106 ハーフミラーユニット
106a 明視野用ハーフミラー
106b 暗視野用ハーフミラー
107 結像レンズ
108 リレーレンズ
201、301 CPU
202、302 RAM
203、303 ROM
204、304 不揮発性メモリ
205a、205b、205c、205d、205e I/O
206 開口絞り制御駆動回路
207 視野絞り制御駆動回路
208 ハーフミラー制御駆動回路
209 電動レボルバ制御駆動回路
210 焦準ユニット制御駆動回路
211 ランプ基準電圧調整回路
212、305 通信ドライバ
213、308 バス
306 タッチパネルコントローラIC
307 表示器
401 AS開ボタン
402 AS閉ボタン
403 FS開ボタン
404 FS閉ボタン
405 明視野用ハーフミラー切り替えボタン
406 暗視野用ハーフミラー切り替えボタン
407 レボルバ穴切り替えボタン群
408 Zupボタン
409 Zdownボタン
410 LightUPボタン
411 LightDOWNボタン
412 状態表示部
413 視野絞りインジケータ
414 開口絞りインジケータ
415 光源インジケータ
416 Zステージインジケータ
417 穴番号表示
421 レボルバ順回転ボタン
422 レボルバ逆回転ボタン
500 ハンドスイッチ
501 AS開ボタン
502 AS閉ボタン
503 レボルバ切り替えボタン
504 開口絞りインジケータ
505 穴番号表示
510 ハンドスイッチI/O
M1 レボルバモータ
M2 焦準ユニットモータ
M3 開口絞り駆動モータ
M4 視野絞り駆動モータ
M5 ハーフミラー駆動モータ
S1 レボルバセンサ群
S2 焦準ユニットセンサ群
S3 開口絞りセンサ群
S4 視野絞りセンサ群
S5 ハーフミラーセンサ群
S6 光ランプ接続センサ

Claims (13)

  1. 観察対象の標本の像を得る顕微鏡装置であって、
    前記顕微鏡装置を構成する各構成ユニットに関する情報である顕微鏡情報を取得する顕微鏡情報取得手段と、
    前記顕微鏡情報の受信と、前記構成ユニットの動作を制御する制御情報の送信とを行うコントローラと、
    前記コントローラへ前記顕微鏡情報を送信し該コントローラから前記制御情報を受信する本体側送受信手段と、
    前記本体側送受信手段が受信した制御情報に基づいて前記構成ユニットの動作を制御する本体側制御手段と、
    を備えており、
    前記コントローラは、
    前記本体側送受信手段から送信された前記顕微鏡情報を受信し前記制御情報を該本体側送受信手段へ送信するコントローラ側送受信手段と、
    前記構成ユニットの動作に対する指示の取得に利用される操作ボタン表示を、前記コントローラ側送受信手段が受信した顕微鏡情報に基づいて配置した操作画面を表示する表示手段と、
    前記操作ボタン表示を利用して前記指示を取得する指示取得手段と、
    前記コントローラ側送受信手段を制御して、前記指示取得手段が取得した指示に対応している前記制御情報を送信させるコントローラ側制御手段と、
    を備えている、
    ことを特徴とする顕微鏡装置。
  2. 前記顕微鏡情報は、前記構成ユニットを識別する構成ユニット識別情報を含んでいることを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡装置。
  3. 前記コントローラは、前記操作ボタン表示の形態を表している情報が前記構成ユニット毎に記憶されている記憶部を更に備えており、
    前記表示手段は、前記記憶部に記憶されている情報により表されている操作ボタン表示の形態から、前記コントローラ側送受信手段が受信した顕微鏡情報に含まれている構成ユニット識別情報により識別される構成ユニットについての操作ボタン表示の形態が選択されて配置された操作画面を表示する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の顕微鏡装置。
  4. 前記顕微鏡情報は、前記構成ユニットの動作に対する指示の取得に利用される操作ボタン表示の形態を表している情報を少なくとも含んでおり、
    前記顕微鏡情報取得手段は、前記顕微鏡装置を構成している構成ユニットに関する顕微鏡情報を、前記構成ユニット毎の顕微鏡情報が記憶されている記憶部から取得し、
    前記表示手段は、前記コントローラ側送受信手段が受信した顕微鏡情報に含まれている情報により表されている形態の操作ボタン表示を配置した操作画面を表示する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡装置。
  5. 前記表示手段は、前記構成ユニットのうち前記顕微鏡が備えているもののみについての操作ボタン表示を、前記コントローラ側送受信手段が受信した顕微鏡情報に基づいて配置した操作画面を表示することを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡装置。
  6. 前記顕微鏡情報は、前記顕微鏡装置の機種を識別する機種識別情報を含んでいることを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡装置。
  7. 前記コントローラは、前記機種識別情報と当該機種識別情報によって識別される機種の顕微鏡装置を構成している構成ユニットとの対応関係を示す情報が記憶されている記憶部を更に備えており、
    前記操作画面には、前記コントローラ側送受信手段が受信した顕微鏡情報に含まれていた機種識別情報との対応関係が前記記憶部に記憶されている情報で示されている構成ユニットのみについての操作ボタン表示が配置される、
    ことを特徴とする請求項6に記載の顕微鏡装置。
  8. 前記顕微鏡装置に対して着脱自在であって、前記コントローラが備えている前記指示取得手段とは独立して前記構成ユニットの動作に対する指示を取得する副指示取得手段と、
    前記副指示取得手段の有無を検出する検出手段と、
    を更に備えており、
    前記本体側送受信手段は、前記検出手段による検出結果を示している検出情報を更に前記コントローラへ送信し、
    前記コントローラ側送受信手段は、前記本体側送受信手段から送信された検出情報を更に受信し、
    前記表示手段は、前記コントローラ側送受信手段が受信した検出情報に応じて前記操作画面を変更して表示する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡装置。
  9. 前記表示手段は、前記コントローラ側送受信手段が受信した検出情報が前記副指示取得手段の検出を示していた場合には、前記顕微鏡装置が備えている構成ユニットのうち、該副指示取得手段が動作に対する指示を取得するものを除いた構成ユニットのみについての前記操作ボタン表示を配置した操作画面を表示することを特徴とする請求項8に記載の顕微鏡装置。
  10. 前記コントローラに対して着脱自在であって、該コントローラが備えている前記指示取得手段とは独立して前記構成ユニットの動作に対する指示を取得する副指示取得手段を更に備えており、
    前記コントローラは、前記副指示取得手段の有無を検出する検出手段を更に備えており、
    前記表示手段は、前記検出手段による検出結果に応じて前記操作画面を変更して表示する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡装置。
  11. 前記表示手段は、前記検出手段が前記副指示取得手段の存在を検出した場合には、前記顕微鏡装置が備えている構成ユニットのうち、該副指示取得手段が動作に対する指示を取得するものを除いた構成ユニットのみについての前記操作ボタン表示を配置した操作画面を表示することを特徴とする請求項10に記載の顕微鏡装置。
  12. 請求項1から11のうちのいずれか一項に記載の顕微鏡装置に備えられるコントローラであって、
    前記コントローラ側送受信手段と、前記表示手段と、前記指示取得手段と、前記コントローラ側制御手段と、を備えていることを特徴とするコントローラ。
  13. 請求項12に記載のコントローラとしてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、
    前記表示手段は、前記顕微鏡情報と前記操作ボタン表示の形態及び配置位置との対応関係が示されている関係情報を参照し、前記コントローラ側送受信手段が受信した顕微鏡情報に対応付けられている形態の操作ボタン表示を、該対応付けられている配置位置に配置した操作画面を表示するものであり、
    前記指示取得手段は、前記操作画面上の位置の指示を取得し、取得した位置の指示を、該位置に配置されている操作ボタン表示への対応付けが前記関係情報においてされている顕微鏡情報に係る構成ユニットの動作に対する指示とするものであり、
    前記プログラムは、前記コントローラ側送受信手段、前記表示手段、前記指示取得手段、及び、前記コントローラ側制御手段としてコンピュータを機能させるためのものである、
    ことを特徴とするプログラム。
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