JP2002182114A - 顕微鏡 - Google Patents

顕微鏡

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JP2002182114A
JP2002182114A JP2000375879A JP2000375879A JP2002182114A JP 2002182114 A JP2002182114 A JP 2002182114A JP 2000375879 A JP2000375879 A JP 2000375879A JP 2000375879 A JP2000375879 A JP 2000375879A JP 2002182114 A JP2002182114 A JP 2002182114A
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JP2000375879A
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Hiroko Saito
浩子 斉藤
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Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作者に余分な操作手順をさせることなく、
操作者が表示を望む光学情報を、簡易に、かつ分かりや
すく表示できる顕微鏡を提供する。 【解決手段】 顕微鏡10は顕微鏡本体100とコント
ローラ200とによって構成される。顕微鏡本体100
は、複数の光学装置(電動レボルバ装置110等)を備
え、これらは複数の光学部材(対物レンズ115等)と
これを光路上に移動させる駆動モータ112等とを有す
る。液晶表示部210には、通常、光学装置(電動レボ
ルバ装置110等)の情報が列挙して表示される(通常
表示)。コントローラ200によって光学装置(電動レ
ボルバ装置110等)の光学部材(対物レンズ115
等)を移動させる操作が行われると、これに連動して、
所定期間に亘って、操作対象となる光学装置に含まれる
複数の光学部材の詳細情報が列挙して表示される(選択
動作表示)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顕微鏡に関し、特
に電動レボルバ装置、蛍光装置等の光学装置を多数備え
た顕微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】顕微鏡本体に設けられた各種光学装置
(例えば、電動レボルバ装置、蛍光装置)をコントロー
ラによって操作可能な顕微鏡が知られている。この従来
の顕微鏡においては、コントローラ等に設けられた表示
部に、操作対象となる複数の光学装置に関する情報や、
各光学装置に設けられた複数の光学部材(対物レンズ、
蛍光フィルタカセット等)の詳細な情報を予め表示させ
て、その操作性を向上させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年の顕微
鏡にあっては、装備される光学装置が多種多様化し、1
つの光学装置においても選択可能な光学部品の数が増加
する傾向にある。従って、コントローラの表示部にて表
示すべき情報量が極端に多くなる。顕微鏡の操作性向上
のために必要な多量の情報を表示するには、コントロー
ラの表示部を大きくすればよい。
【0004】しかしながら、コントローラの大きさは、
その操作性、携帯性、移動の容易さ等によって最適な大
きさに決定されるため、表示部を大きくすることには限
度がある。又、仮に大画面の表示部を設けて、多種多様
の光学装置の情報及びその光学部材に関する情報を表示
しようとすると、実際の操作に必要な特定の情報が、他
の情報に埋もれて表示され、操作者が、必要な特定の情
報を識別しにくくなるという不具合も生じる。
【0005】ここで、一定の大きさの液晶表示部に、大
量の情報を、効率よく表示させる手法として、コントロ
ーラに画面切替スイッチを設け、必要な情報を選択的に
表示させる手法や、表示部の1つの表示形態として「メ
ニュー画面」を設けておき、この「メニュー画面」の手
順に従って、操作者が望む情報を選択的に表示させるこ
とが考えられる。
【0006】しかしながら、前者の方法では、切替スイ
ッチを別途設ける必要があり、コントローラの構造が複
雑化する。又、切替スイッチの操作を、コントローラの
操作毎に先だって毎回行わなければならず、顕微鏡の操
作性が低下する。又、後者の方法でも、操作者は、光学
部材を指定する操作に先立って、表示部に「メニュー画
面」を先ず表示させ、その後、操作対象たる光学装置を
選択して、その情報を表示させなければならず、上記と
同様に操作性が低下する。
【0007】特に、工業用顕微鏡本体や、生物顕微鏡本
体のように検鏡が繰り返し行われる場合には、この煩雑
な操作によって、作業効率全体が低下することになる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、操作者
に余分な操作手順を行わせることなく、操作者が表示を
望む光学情報を、簡易に、かつ、分かりやすく表示でき
る表示装置を備えた顕微鏡を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の顕微鏡は、複数の光学部材と該光学部材
の少なくとも1つを光路上に移動させる移動手段とを有
する光学装置を2以上含む顕微鏡本体と、前記複数の光
学装置から少なくとも1つの光学装置を選択し該選択さ
れた光学装置から少なくとも1つの光学部材を指定する
操作を行う操作手段と、前記複数の光学装置の情報を列
挙して表示する第1の表示態様と前記選択された光学装
置の複数の光学部材の情報を列挙して表示する第2の表
示態様とに切替可能な表示手段と、前記表示手段による
情報表示の態様を前記操作手段の操作状態に応じて切り
替える表示制御手段とを備え、前記表示制御手段が、前
記光学部材を指定する操作が開始された時点より、所定
期間に亘って、前記表示手段の表示を、前記指定された
光学部材に係る第2の表示態様の表示に切り替えるもの
である。
【0009】又、請求項2の顕微鏡は、複数の光学部材
と該光学部材の少なくとも1つを光路上に移動させる移
動手段とを有する光学装置を2以上含む顕微鏡本体と、
前記複数の光学装置から少なくとも1つの光学装置を選
択し該選択された光学装置の少なくとも1つの光学部材
を指定する操作を行う操作手段と、前記操作手段による
前記光学部材を指定する操作の開始を事前に検知する操
作検知手段と、前記複数の光学装置の情報を列挙して表
示する第1の表示態様と前記選択された光学装置の移動
手段によって移動可能な光学部材の情報を列挙して表示
する第2の表示態様とに切替可能な表示手段と、該表示
手段による情報表示の態様を、前記操作手段の操作状態
に応じて切り替える表示制御手段とを備え、前記表示制
御手段が、前記操作検知手段によって、前記光学部材を
指定する操作が事前に検知された時点より、所定期間に
亘って、前記表示手段の表示を、前記指定された光学部
材に係る第2の表示態様による表示に切り替えるもので
ある。
【0010】又、請求項3の顕微鏡は、請求項2に記載
の顕微鏡において、前記操作検知手段が、前記操作手段
の操作面から一定間隔上方に配置された、発光素子と受
光素子とからなる光センサによって構成されたものであ
る。
【0011】又、請求項4の顕微鏡は、請求項1から請
求項3の何れか1項に記載の顕微鏡において、前記顕微
鏡本体と前記操作手段に、各々、マイクロコンピュータ
が設けられ、これらマイクロコンピュータが、インター
フェイス回路を介して、互いに電気的に接続されたもの
である。
【0012】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明の第1の実施の形態について、図1から図5を用いて
説明する。尚、この第1の実施の形態は、請求項1に対
応する。
【0013】顕微鏡10は、図1に示すように、顕微鏡
本体100とコントローラ200(操作手段)とによっ
て構成され、これら顕微鏡本体100とコントローラ2
00とは、接続ケーブル300によって接続されてい
る。顕微鏡本体100には、電動レボルバ装置110、
蛍光装置120、コンデンサターレット130等の光学
装置、更には、水銀ランプ150、ステージ160,接
眼レンズ170等が設けられている。
【0014】ここで、電動レボルバ装置110は、図
1、図2に示すように、複数(例えば、6個)の対物レ
ンズ(光学部材)115が配置されたレボルバ111を
備え、コントローラ200の制御によってレボルバ11
1が回転される。このレボルバ111の回転量を制御す
ることで、コントローラ200の制御によって指定され
た対物レンズ115を顕微鏡本体100の光路上に配置
することができる。このレボルバ111はモータ(DC
モータ;移動手段)112によって回転され、その回転
量は、位置検出器113によって検知される。
【0015】又、蛍光装置120は、複数(例えば、6
個)の蛍光フィルタカセット(光学部材)125を備
え、コントローラ200の操作によって指定された1つ
の蛍光フィルタカセット125が、蛍光装置120内の
モータ(移動手段)122によって光路上に移動される
(図2)。このとき何れの蛍光フィルタカセット125
が光路上に配置されたかは位置検出器123によって検
知される。
【0016】又、コンデンサターレット130は、複数
(例えば、6個)のコンデンサカセット(光学部材)1
35を備え、コントローラ200の操作によって指定さ
れた1つのコンデンサカセット135が、モータ(移動
手段)132によって光路上に移動される。このとき何
れのコンデンサカセット135が光路上に配置されたか
は位置検出器133によって検知される。
【0017】顕微鏡本体100側の光学装置(電動レボ
ルバ装置110等)内に設けられたモータ112、12
2、132、位置検出器113、123、133は、図
1、図2に示すように、接続ケーブル300を介して、
コントローラ200側のマイクロコンピュータ(表示制
御手段)240に電気的に接続されて、該マイクロコン
ピュータ240との間で信号(制御信号、駆動信号、検
出信号)の遣り取りが行われるようになっている。
【0018】ここで、コントローラ200に配置された
マイクロコンピュータ240の機能について説明する。
マイクロコンピュータ240は、位置検出器113、1
23、133からの検出信号に基づいて、光学装置(電
動レボルバ装置110等)内に各々配置された複数の光
学部材(対物レンズ115等)の何れが、顕微鏡本体1
00の光路上に実際に配置されているかを検知する。
【0019】又、マイクロコンピュータ240は、コン
トローラ200の操作スイッチ221A,221B,2
21C(図2、図3)によって指定された光学部材(対
物レンズ115等)を認識し、実際に光路上に配置され
ている光学部材(電動レボルバ装置110であれば対物
レンズ115)に代えて、新たに指定された光学部材
(この場合には、他の対物レンズ115)を光路上に配
置すべく、モータ112、122、132に駆動信号を
出力して、これを回転させる。
【0020】更に、マイクロコンピュータ240は、詳
細は後述するように、各光学装置(電動レボルバ装置1
10、蛍光装置120、コンデンサターレット130)
に関し、光路上に配置されている光学部材(対物レンズ
115、蛍光フィルタカセット125、コンデンサカセ
ット135)の種類を、図3に示すように、液晶表示部
(表示手段)210に表示させる(通常表示;第1の表
示態様)。この「通常表示」を行うためにマイクロコン
ピュータ240から液晶コントローラIC230に制御
信号が出力される(図3の液晶表示部210内の表示態
様)。
【0021】又、マイクロコンピュータ240は、コン
トローラ200の操作スイッチ221A,221B,2
21Cの操作時、操作対象となる光学装置の光学部材
(例えば、6個の対物レンズ115)の情報を表示する
と共に、その時点で、何れの対物レンズ115が光路上
に配置されていたかを、図4に示すように、液晶表示部
210に表示させる(選択動作表示;第2の表示態
様)。このとき「選択動作表示」を行うためマイクロコ
ンピュータ240は液晶コントローラIC230に制御
信号を出力する。
【0022】尚、マイクロコンピュータ240による液
晶表示部210の表示態様(図3の「通常表示」、図4
の「選択動作表示」)に関するデータは、メモリ250
から読み込まれる。又、コントローラ200の操作によ
って、実際に光路上に配置された光学部材(対物レンズ
115等)に関するデータは、メモリ250に記録でき
るようになっている。
【0023】ここで、コントローラ200の操作パネル
の具体的な構成について説明する。コントローラ200
の操作パネルには、図3に示すように、液晶表示部21
0と、3種の操作スイッチ221A,221B,221
Cが配置されている。操作スイッチ221Aは、電動レ
ボルバ装置110内の6個の対物レンズ115の何れを
光路上に配置するかを決めるための6つの切替スイッチ
(1〜6)からなる。又、操作スイッチ221Bは、蛍
光装置120内の6個の蛍光フィルタカセット125の
何れを光路上に配置するかを決めるための切替スイッチ
(1〜6)、操作スイッチ221Cは、コンデンサター
レット130内の6個のコンデンサカセット135の何
れを光路上に配置するかを決めるための切替スイッチ
(1〜6)からなる。
【0024】液晶表示部210による表示は、上記した
ようにマイクロコンピュータ240によって、「通常表
示(第1の表示態様)」と「選択動作表示(第2の表示
態様)」とに切り替えられる。「通常表示」は、図3に
示すように、顕微鏡本体100に設けられた各光学装置
(電動レボルバ装置110、蛍光装置120、コンデン
サターレット130)について、何れの光学部材(対物
レンズ115、蛍光フィルタカセット125、コンデン
サカセット135)が実際に配置されているかを表示す
るものである。
【0025】その一例としては、電動レボルバ装置11
0に関する表示が「OBJECTIVE」の欄に表示さ
れる。図示例では、アドレスNo3が対応付けられた
「PlanApo 10×(対物レンズの種類)」が光
路上に配置されていることが示されている。又、蛍光装
置120に関する表示が「FILTER」の欄に表示さ
れる。図示例では、アドレスNo6が対応付けられた
「DIA(フィルタカセットの種類)」が光路上に配置
されていることが示されている。
【0026】又、コンデンサターレット130に関する
表示が「CONDENSER」の欄に表示される。図示
例では、アドレスNo1が対応付けられた「BF(明視
野用カセット)」が光路上に配置されていることが示さ
れている。一方、「選択動作表示」では、図4に示すよ
うに、今回の操作対象となる光学装置(図示例では電動
レボルバ装置110)について、その光学部材(対物レ
ンズ115等)の詳細情報が列挙して表示される。
【0027】図示例では、コントローラ200による選
択操作の対象となる光学装置(電動レボルバ装置11
0)を示す「OBJECTIVE INFORMATI
ON」の文字が、液晶表示部210の中央上部に表示さ
れる。そして、その下の欄に、電動レボルバ装置110
に備えられた6個の対物レンズ115に関する情報が、
全て表示される。
【0028】尚、「選択動作表示」では、コントローラ
200による選択操作が開始された時点より、新たな対
物レンズ115が光路上に配置されるまでの間、それま
で光路上に配置されていた対物レンズ115の情報が、
他の対物レンズ115の情報より強調して表示される
(例えば、文字に網掛けが施される)。そして、新たな
対物レンズ115が光路上に配置されると、この新たな
対物レンズ115に関する情報が、他の対物レンズ11
5の情報より強調して表示される。
【0029】ここで、「通常表示」と「選択動作表示」
の切替と光学装置の操作を行うための光学部材切替プロ
グラムについて、図5のフローチャートを用いて説明す
る。尚、このプログラムは、マイクロコンピュータ24
0にて実行される。顕微鏡10の主電源(図示省略)が
投入されてコントローラ200による操作が可能になる
と、本プログラムが開始される(立ち上げ時)。
【0030】先ず、ステップS1では、後述する「表示
タイマ」が停止しているか否かが判別され、続くステッ
プS2で、この時点で「通常表示」が非表示であるか否
かが判別される。このステップS1、S2が共に“Ye
s”であるならば、ステップS3に進んで、定常的に行
われる「通常表示」にて表示を行い、ステップS4以降
の処理に進む。
【0031】一方、ステップS1、S2の何れかが“N
o”であるならば、ステップS3を実行することなく、
ステップS4以降の処理に進む。ステップS4〜ステッ
プS21では、操作スイッチ221A,221B,22
1Cの操作状態に応じて、操作対象となる光学装置での
光学部材(対物レンズ115等)の切替処理と、操作対
象の光学装置に係る詳細情報の表示処理が行われる。
【0032】先ず、ステップS4では対物レンズ115
を切り替えるための操作スイッチ221Aが押されたか
(オンしたか)否かが判別され、ステップS10、ステ
ップS16では、同様に、蛍光フィルタカセット12
5、コンデンサカセット135を各々切り替えるための
操作スイッチ221B、221Cが押されたか(オンし
たか)否かが判別される。
【0033】ここでは、操作スイッチ221Aが押され
た場合について説明する。操作スイッチ221Aが押さ
れるとステップS4が“Yes”となり、ステップS5
に進んで、液晶表示部210による表示が対物レンズに
ついての「選択動作表示(第2の表示態様)」になる
(図4)。この「選択動作表示」では、今回の選択動作
で指定可能な全ての(6個の)対物レンズ115に関す
る情報が表示されるが、実際に選択された対物レンズ1
15(光学部材)が顕微鏡本体100の光路上に移動さ
れるまでの間、それまで配置されていた対物レンズ11
5の情報が、他の対物レンズ115の情報と比較して強
調して表示される(例えば、網掛けによる表示)。
【0034】次のステップS6では、実際に電動レボル
バ装置110内のモータ112が回転されて、新たに指
定された対物レンズ115への切り替えが行われる。モ
ータ112の回転に伴うレボルバ111の回転によっ
て、指定された対物レンズ115が顕微鏡本体100の
光路上に移動されるとステップS7が“Yes”に転じ
て、ステップS8で、今回切り替えられた対物レンズ1
15に関する情報の表示が、他の表示に対して強調して
行われる。
【0035】次のステップS9では、今回光路上に配置
された対物レンズ115の強調表示を、切替後、一定期
間(例えば、5sec)行うための表示タイマのカウン
トがスタートされて、その後、本プログラムを終了す
る。
【0036】次のループに移行したときに、この表示タ
イマのカウントが未だ終了していなければ、ステップS
1が“No”となって、ステップS2、S3をスキップ
してステップS4以降に進む。以後、表示タイマのカウ
ントが継続している間、液晶表示部210では「選択動
作表示」による表示が継続して行われる。
【0037】前記表示タイマによる一定期間が経過する
と、ステップS1が“Yes”に転じて、「通常表示
(第1の表示態様)」による表示が行われる。同様に、
液晶表示部210において、「通常表示」が行われてい
るときに、操作スイッチ221B又は操作スイッチ22
1Cが押されると、ステップS11〜ステップS15、
又は、ステップS17〜ステップS21が実行され、蛍
光フィルタカセット125、又は、コンデンサカセット
135の詳細情報が表示される「選択動作表示」が行わ
れ、この「選択動作表示」がされた状態で、新たな蛍光
フィルタカセット125、又は、コンデンサカセット1
35の光路上への移動が行われる。
【0038】尚、操作スイッチ221Aが押されて表示
タイマが、そのカウントを開始している間(ステップS
1が“No”の間)に、仮に、操作スイッチ221A,
221B,221Cの何れかが押されると(ステップS
4、S10、S16の何れかが“Yes”)、ステップ
S5〜ステップS9、ステップS10〜ステップS1
5、ステップS16〜ステップS21の何れかの処理が
実行される。このとき液晶表示部210では、各々の光
学装置に関する「選択動作表示」が行われる。
【0039】尚、「通常表示(第1の表示態様)」、
「選択動作表示(第2の表示態様)」の様式及び表示内
容を記憶するに当たっては、マイクロコンピュータ24
0に、上記メモリとは別個に、情報をその都度設定させ
る機能を備えさせてもよいし、マイクロコンピュータ2
40に外部PC(図示省略)を接続し、この外部PCか
らの通信コマンドに基づいて設定してもよい。
【0040】以上、説明したように本実施の形態の顕微
鏡10によれば、操作スイッチ221A,221B,2
21Cが操作されていない状態では、顕微鏡本体100
に配置された光学装置(電動レボルバ装置110等)に
関する情報が表示されて顕微鏡10全体の操作状態を確
認することができ、操作スイッチ221A,221B,
221Cの操作時には、これに連動して操作対象となる
光学装置(電動レボルバ装置110等)に含まれる光学
部材(対物レンズ115等)に関する情報が詳細表示さ
れて、コントローラ200による選択操作をサポートす
ることができる。
【0041】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態の顕微鏡40について、図6〜図9を用い
て説明する。尚、この第2の実施の形態は、請求項2〜
請求項4に対応する。この第2の実施の形態の顕微鏡4
0は、コントローラ500の主面に、操作スイッチ52
1A,521B,521Cの操作状態を事前に検知する
ための光センサ550が設けられている点、及び、顕微
鏡本体400とコントローラ500の双方にマイクロコ
ンピュータ440、540が配置されて、2つのマイク
ロコンピュータ440、540間で、各種信号の遣り取
りが可能になっている点が、上記した第1の実施の形態
の顕微鏡10と異なる。
【0042】ここで顕微鏡本体400側のマイクロコン
ピュータ440が、光学装置(電動レボルバ装置41
0、蛍光装置420、コンデンサターレット430)の
駆動制御を行う。又、コントローラ500側のマイクロ
コンピュータ540が操作スイッチ521A,521
B,521Cの操作状態に応じて光学装置(電動レボル
バ装置110、蛍光装置120、コンデンサターレット
130)を駆動制御するための制御信号を生成し、マイ
クロコンピュータ440側にコマンド送信する。又、マ
イクロコンピュータ540は、操作スイッチ521A,
521B,521Cの操作状態に応じて、液晶コントロ
ーラIC530に制御信号を出力して、後述する「通常
表示」「選択動作表示」を液晶表示部510に行わせ
る。
【0043】ここで、コントローラ500に設けられた
光センサ550は、図7に示すように、操作スイッチ5
21A,521B,521Cより一定距離h(1cm程
度)上方に配置された3つの光源(LED)551A、
551B、551Cと、LEDから照射される光を検出
する3つの光検出部(フォトダイオード)552A、5
52B、552Cとによって構成される。
【0044】これにより、図7の操作スイッチ上には、
図中一点鎖線で示すように、各操作スイッチ521A,
521B,521C上に、LED光が照射される。この
光源(LED)551A、551B、551Cは、顕微
鏡40の主電源(図示省略)がオンされた時点より、発
光されるようになっている。又、光検出部(フォトダイ
オード)552A、552B、552Cは、光源(LE
D)551A、551B、551Cからの光が、障害物
によって遮られたときに、その旨を示す検出信号を出力
する。
【0045】従って、操作者が、操作スイッチ521
A,521B,521Cを操作しようとして、コントロ
ーラ500の操作面に指を近づけたとき(1cm未満ま
で)、光源551A、551B、551Cの何れかから
の光が遮られ、その旨が何れかの光検出部552A、5
52B、552Cによって検知される。この結果、操作
者が操作スイッチ521A,521B,521Cを操作
しようとしていることを光センサ550によって事前に
検知することができる。
【0046】この第2の実施の形態では、マイクロコン
ピュータ540が、コントローラ500の操作状態に応
じて、液晶表示部510の表示を、「通常表示(第1の
表示態様)」と「選択動作表示(第2の表示態様)」と
の間で切り替える。図7には、図3と同様に、「通常表
示」の例が示されている。又、図8には「選択動作表
示」の一例が示されている。この図示例では、今回の操
作対象となる光学装置は、蛍光装置120であり、その
光学部材(蛍光フィルタカセット125)の詳細情報が
列挙して表示されている。
【0047】今回の選択操作の対象となる光学装置が液
晶表示部210の中央上部に表示される(「FILTE
R INFORMATION」)。そして、その下の欄
に、蛍光装置120に備えられた6個の蛍光フィルタカ
セット125に関する情報が、全て表示される。図9
は、マイクロコンピュータ540によって実行される表
示切替プログラムを示すフローチャートである。このプ
ログラムは、液晶表示部510における表示の態様を切
り替えるもので、光学部材(対物レンズ415等)の移
動/切替は他のプログラム(図示省略)によって行われ
る。
【0048】顕微鏡40の主電源(図示省略)が投入さ
れてコントローラ500による操作が可能になると、先
ず、ステップS31〜ステップS33では、第1の実施
の形態のステップS1〜ステップS3と同じ処理が行わ
れる。ステップS34〜ステップS42では、操作スイ
ッチ521A,521B,521Cの操作状態に応じて
対応する光学装置(電動レボルバ装置410、蛍光装置
420、コンデンサターレット430)に係る詳細情報
の表示処理が行われる。
【0049】先ず、ステップS34では、光センサ55
0を構成する光検出部552Aからの検出信号に基づい
て、対物レンズ415を切り替えるための操作スイッチ
521Aが押されようとしているか否かが判別される。
同様に、ステップS37、ステップS40では、光検出
部552B、552Cからの検出信号に基づいて、操作
スイッチ521B、521Cが押されようとしているか
否かが判別される。
【0050】光センサ550からの信号によって、操作
スイッチ521Bが押されようとしていることが検知さ
れれば、ステップS34が“Yes”となり、ステップ
S35に進んで、液晶表示部210による表示が蛍光装
置420に係る「選択動作表示(第2の表示態様)」に
なる(図8)。次のステップS36では、切り替えられ
た「選択動作表示」を、一定期間(例えば、5sec)
行うための表示タイマのカウントがスタートされて、そ
の後、本プログラムを終了する。
【0051】以後、表示タイマのカウントが継続してい
る間、液晶表示部210では「選択動作表示」による表
示が継続して行われる。前記表示タイマによる一定期間
が経過すると(ステップS1が“Yes”)、「通常表
示」による表示が行われる。操作スイッチ521A又は
操作スイッチ521Cが押されたときには、ステップS
37〜ステップS39、ステップS40〜ステップS4
2で、同様に、各々の光学装置に関する「選択動作表
示」が行われる。
【0052】尚、この第2の実施の形態では、操作スイ
ッチ521A,521B,521Cによる操作を事前に
検知するために、コントローラ500の操作面の上方に
光センサ550を配置する例をあげて説明したが、他の
手法によっても、操作スイッチ521A,521B,5
21Cの操作を事前に検知することができる。例えば、
操作スイッチ521A,521B,521Cを半押し、
全押しの2段階スイッチに構成しておき、「全押し」で
電動レボルバ装置410等の操作を可能にすれば、「半
押し」を検知することで、「全押し」操作を事前に検知
することができる。又、操作スイッチ521A,521
B,521Cを一定期間以上押し続けた後に電動レボル
バ装置410等の操作を可能にすれば、一定期間に達し
ない操作スイッチ521A,521B,521Cの状態
を検知することで、操作の事前の検知が可能になる。
【0053】尚、本実施の形態では、顕微鏡400側の
マイクロコンピュータ440と、コントローラ500の
マイクロコンピュータ540とを、インターフェイス回
路を介して、互いに電気的に接続した例をあげて説明し
たが、顕微鏡400側にマイクロコンピュータ440が
設けられているのであれば、コントローラ500に代え
て、汎用のパーソナルコンピュータを接続することがで
き、顕微鏡40の光学装置(電動レボルバ装置410
等)の操作は、汎用パーソナルコンピュータによって行
うことができる。この場合、「通常表示」「選択動作表
示」は、汎用パーソナルコンピュータの表示装置(CR
T等)にて行われる。又、光学装置の操作をマウス等の
ポインティングデバイスで行うのであれば、表示装置の
画面上に、操作スイッチを表示し、これをポインタで示
せばよい。ここで、ポインタが画面上の操作スイッチを
指した段階で、「通常表示」から「選択動作表示」への
切替を行えば、操作者は、その「選択動作表示」の内容
を観て、確認し、その後、クリックして、光学部材の指
定を行えばよい。
【0054】以上、説明したように本実施の形態の顕微
鏡40によれば、操作スイッチ521A,521B,5
21Cが操作されていない状態では、顕微鏡本体400
に配置された光学装置(電動レボルバ装置410等)に
関する情報が表示されて顕微鏡40全体の操作状態を確
認することができ、操作スイッチ521A,521B,
521Cの操作が事前に検知されたときには、そのタイ
ミングで、操作対象となる光学装置の光学部材(蛍光フ
ィルタカセット425等)に関する情報が詳細表示され
て、コントローラ500による選択操作をサポートする
ことができる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1、請求項
2の発明によれば、複数の光学装置の情報を列挙して表
示する第1の表示態様と、前記選択された光学装置の複
数の光学部材の情報を列挙して表示する第2の表示態様
が、操作手段の操作状態に応じて切り替えられるので、
切替スイッチを別途設ける必要がなく、更に、余分な手
順を行わせることなく、操作対象の光学装置の情報を、
分かりやすく表示できる。これにより、顕微鏡の操作性
が向上する。特に、工業用顕微鏡本体や、生物顕微鏡本
体のように検鏡が繰り返し行われる場合に、作業効率全
体が向上する。
【0056】特に、請求項2、請求項3の発明によれ
ば、操作手段による前記光学部材を指定する操作の開始
を事前に検知して、そのタイミングで、前記第1の表示
態様から前記第2の表示態様とに切り替えられるので、
顕微鏡の操作性が更に向上する。又、請求項4の発明に
よれば、顕微鏡本体と前記操作手段に各々マイクロコン
ピュータが設けられているので、操作手段として、例え
ば、汎用のパーソナルコンピュータ等を用いることがで
きるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の顕微鏡10の全体構成を示
す図である。
【図2】顕微鏡10の内部構成を示すブロック図であ
る。
【図3】顕微鏡10のコントローラ200の操作面を示
す図である。
【図4】コントローラ200の液晶表示部210を示す
図である。
【図5】マイクロコンピュータ240によって実行され
る光学部材切替プログラムを示すフローチャートであ
る。
【図6】顕微鏡40の内部構成を示すブロック図であ
る。
【図7】顕微鏡10のコントローラ500を示す図であ
る。
【図8】コントローラ500の液晶表示部510を示す
図である。
【図9】マイクロコンピュータ540によって実行され
る表示切替プログラムを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10,40 顕微鏡 100,400 顕微鏡本体 110,410 電動レボルバ装置(光学装置) 115,415 対物レンズ(光学部材) 120,420 蛍光装置(光学装置) 125,425 蛍光フィルタカセット(光学部材) 130,430 コンデンサターレット(光学装置) 135,435 コンデンサカセット(光学部材) 200,500 コントローラ(操作手段) 210,510 液晶表示部(表示手段) 240,540 マイクロコンピュータ(表示制御手
段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の光学部材と該光学部材の少なくと
    も1つを光路上に移動させる移動手段とを有する光学装
    置を2以上含む顕微鏡本体と、 前記複数の光学装置から少なくとも1つの光学装置を選
    択し、該選択された光学装置から少なくとも1つの光学
    部材を指定する操作を行う操作手段と、 前記複数の光学装置の情報を列挙して表示する第1の表
    示態様と、前記選択された光学装置の複数の光学部材の
    情報を列挙して表示する第2の表示態様とに切替可能な
    表示手段と、 前記表示手段による情報表示の態様を、前記操作手段の
    操作状態に応じて切り替える表示制御手段とを備え、 前記表示制御手段は、前記光学部材を指定する操作が開
    始された時点より、所定期間に亘って、前記表示手段の
    表示を、前記指定された光学部材に係る第2の表示態様
    に切り替えることを特徴とする顕微鏡。
  2. 【請求項2】 複数の光学部材と該光学部材の少なくと
    も1つを光路上に移動させる移動手段とを有する光学装
    置を2以上含む顕微鏡本体と、 前記複数の光学装置から少なくとも1つの光学装置を選
    択し、該選択された光学装置の少なくとも1つの光学部
    材を指定する操作を行う操作手段と、 前記操作手段による前記光学部材を指定する操作の開始
    を事前に検知する操作検知手段と、 前記複数の光学装置の情報を列挙して表示する第1の表
    示態様と、前記選択された光学装置の移動手段によって
    移動可能な光学部材の情報を列挙して表示する第2の表
    示態様とに切替可能な表示手段と、 該表示手段による情報表示の態様を、前記操作手段の操
    作状態に応じて切り替える表示制御手段とを備え、 前記表示制御手段は、前記操作検知手段によって前記光
    学部材を指定する操作が事前に検知された時点より、所
    定期間に亘って、前記表示手段の表示を、前記指定され
    た光学部材に係る第2の表示態様に切り替えることを特
    徴とする顕微鏡。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の顕微鏡において、 前記操作検知手段は、前記操作手段の操作面から一定間
    隔上方に配置された、発光素子と受光素子とからなる光
    センサによって構成されていることを特徴とする顕微
    鏡。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3の何れか1項に記
    載の顕微鏡において、 前記顕微鏡本体と前記操作手段には、各々、マイクロコ
    ンピュータが設けられ、 これらマイクロコンピュータが、インターフェイス回路
    を介して、互いに電気的に接続されていることを特徴と
    する顕微鏡。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8184150B2 (en) 2006-12-26 2012-05-22 Olympus Corporation Microscope device and controller thereof

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