JP2000056229A - 顕微鏡用コントローラ - Google Patents

顕微鏡用コントローラ

Info

Publication number
JP2000056229A
JP2000056229A JP10225955A JP22595598A JP2000056229A JP 2000056229 A JP2000056229 A JP 2000056229A JP 10225955 A JP10225955 A JP 10225955A JP 22595598 A JP22595598 A JP 22595598A JP 2000056229 A JP2000056229 A JP 2000056229A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch
display
mode
setting
microscope
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10225955A
Other languages
English (en)
Inventor
Sanenari Kojima
実成 小嶋
Kazuhiko Tsubota
和彦 坪田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP10225955A priority Critical patent/JP2000056229A/ja
Publication of JP2000056229A publication Critical patent/JP2000056229A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Microscoopes, Condenser (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、使用頻度の低い項目を全て同じ操作
感にすることで、操作性の統一を図るとともに機能拡張
を行っても同一の操作感として操作性の向上を図り、か
つ顕微鏡で観察作業を行う上での操作性、認識性を改善
する。 【解決手段】顕微鏡での観察条件や観察像の写真撮影を
行うときの撮影条件などの各種項目のうち使用頻度の高
い項目を直接調整・設定するための各スイッチ(SPOT S
W 、AE LOCK SW、EXPOSE SW )20〜22と、各種項目
のうち使用頻度の低い項目を指定し、かつこの使用頻度
の低い項目の中から任意の項目を選択するためのモード
スイッチ(MODE SW )23とを備え、かつこのモードス
イッチ(MODE SW )23により選択された項目を調整・
設定するためのアップスイッチ(UP SW )24及びダウ
ンスイッチ(DOWN SW )25を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、観察条件の設定や
データ設定内容の変更を行うことのできる操作部と、こ
の操作部で操作を行なう観察条件や設定データの表示を
行う表示部を設けた顕微鏡用コントローラに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、微細な試料を観察したり、観察像
を写真撮影したりビデオ画像として記録することのでき
る顕微鏡は、生物分野の研究をはじめ工業分野の検査工
程まで幅広く利用されている。
【0003】このような顕微鏡には、通常、各部の調整
を行うための調整部位、例えばピント合わせ用の焦準ハ
ンドルや絞りを調整するためのノブなどが設けられ、そ
れらを操作することで観察作業を行っている。
【0004】又、最近では、顕微鏡の自動化が進み、そ
れらハンドルやノブに付け加えて、顕微鏡の各種設定操
作を顕微鏡とは別に設けられた操作パネルで操作するよ
うになっているものが多い。又、前記ハンドルやノブで
行っている操作そのものも前記操作パネルで行うことも
ある。更に、観察像を写真撮影したりビデオ画像として
記録する場合の設定、記録操作も顕微鏡とは別の操作パ
ネルで行う。
【0005】このように作業者は顕微鏡操作に加え、各
種パネルやコントローラを操作しなければならず、この
操作性が重要なポイントとなる。この操作性が悪いと作
業者の疲労、生産効率の低下という悪影響を及ぼすこと
になる。特に検査工程などルーチン作業の中では、この
操作を素早く行い検査時間を短縮することが非常に重要
となる。また、各目的別の操作コントローラが複数存在
し、机上スペースの有効活用が出来ない等の問題があ
る。
【0006】そこで本出願人は、このような操作パネル
の操作性を向上させ、作業効率、操作性改善を図るため
の提案を行った。例えば特開平7−199077号公報
には、操作性と机上スペースの有効活用を図り、最適な
操作環境を実現する顕微鏡システムが記載されている。
この顕微鏡システムは、タッチパネルシステムを用い
て、複数の目的の操作パネルを1つのコントローラに集
約し、使用可能な装置の表示とスイッチのみを操作パネ
ルに表示することで、不必要な表示やスイッチをすべて
排除し、システムの組合せに応じて最適な操作パネルや
スイッチのレイアウトを表示して操作できるものであ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平7−199077号公報に記載された技術は、シス
テム拡張性を意識したが故に、ある程度犠牲にしている
部分も多い。すなわち、各機能毎に独立したスイッチを
設けて操作を行うようにし、設定または調整する項目を
ダイレクトに指定できる構成となっている。そして、タ
ッチパネルシステムを用いることで表示画面の追加や変
更が容易に可能になり拡張性が向上した反面、装置が大
型化、または表示画面(スイッチを含む)のメニュー階
層が深くなる等のデメリットも大きい。
【0008】又、機能拡張を行う場合のSW追加などで
メニュー階層構造が深くなると、操作性の煩雑さが目立
つようになる。確かに、ある機能1つを取り上げて見る
と、その機能に合った最適な表示或いは、スイッチレイ
アウトなどが設定でき、その機能に最適な操作性を提供
することが可能である。しかし、システム全体を見る
と、操作性が煩雑となってしまう欠点がある。
【0009】一方、操作、調整する項目の使用頻度や重
要度はそれぞれまちまちであり、全て同じ訳ではない。
頻繁に使用する項目やスイッチもあれば、1度設定して
しまえば殆ど使用しない項目、スイッチも存在する。特
に、工業分野の検査工程など、決められたルーチン業務
を行う場所ではそのような特色が強く、常時操作する項
目は決まっている。観察像の記録を行う顕微鏡写真撮影
装置1つとって見ても同様なことが言え、これを例に説
明を行う。
【0010】顕微鏡写真撮影装置などで写真撮影操作を
行う場合、ある1部のユーザー(使用者)を除き、大多
数のユーザーが操作するスイッチは、ある特定のものに
限定できる。これは、近年顕微鏡の自動化が進み、細か
な調整操作なしで顕微鏡観察や写真撮影が可能になった
ことに起因される。
【0011】しかしその反面、細かなディテールに気を
配るユーザーも少なくはない。従って、装置としては高
機能化して付加価値を高めることも欠かせない。例え
ば、露出時間の固定のスイッチ(AE LOCK SW)、測光範
囲の切換えスイッチ(SPOT SW)などは観察標本に影響
される調整項目であり、いくら自動化が進んでもマニュ
アル設定が必要となってしまい、頻繁に操作するスイッ
チである。また、露出動作を行うスイッチ(EXPOSE SW
)なども必ず操作するスイッチである。
【0012】一方、フィルム感度を設定するスイッチ
(ISO SW)はDX対応フィルムの適用により操作不要で
ある。仮にDX未対応のフィルムを使用しても、1度設
定してしまえば殆ど触らないスイッチの1つである。ま
た、マニュアル露出時間の設定スイッチも、ある1部の
特定ユーザーのみが使用するスイッチである。このよう
な類のスイッチは頻繁に使用しないスイッチである。
【0013】上記提案では、このような項目の優先順位
が何ら考慮されていないものであり、その分トータル的
な操作性を落とす結果となってしまっている。さらに、
顕微鏡システムを操作するにあたり、主な目的は顕微鏡
を覗くことにある。従って、顕微鏡の接眼レンズを覗き
ながらの操作性が一番重要となり、いわゆるブランド操
作ということも顕微鏡関連の操作パネルとして要求され
る項目の1つであり、従来のタッチパネルなどを用いた
提案は不向きである。但し、全ての操作をブラインド操
作できる筈もなく、接眼レンズの観察像から、顕微鏡用
のコントローラ(操作パネル)に目を移したときの視認
性の良さ、警告表示の目立ち方などもトータル的な操作
性につながる項目である。
【0014】又、全て同じパネル上にスイッチ、表示が
配置されてる従来の提案では、その辺の配慮も欠けてい
る。また、研究市場などで蛍光観察を行う場合には、暗
室等、暗いところで操作するケースが多い。このような
場所での操作も前記欠点と併せて考慮しなければならな
い項目である。
【0015】そこで本発明は、使用頻度の低い項目を全
て同じ操作感にすることで操作性の統一を図るとともに
機能拡張を行っても同一の操作感として操作性の向上を
図り、かつ顕微鏡で観察作業を行う上での操作性、視認
性を改善した顕微鏡用コントローラを提供することを目
的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、顕微
鏡での観察条件や観察像の写真撮影を行うときの撮影条
件などの各種項目を調整・設定する顕微鏡用コントロー
ラにおいて、各種項目のうち使用頻度の高い項目を直接
調整・設定するための第1の操作部と、各種項目のうち
使用頻度の低い項目を指定し、かつこの使用頻度の低い
項目の中から任意の項目を選択するための第2の操作部
と、この第2の操作部により選択された項目を調整・設
定するための調整部と、を備えた顕微鏡用コントローラ
である。
【0017】請求項2によれば、請求項1記載の顕微鏡
用コントローラにおいて、第2の操作部は、1操作毎に
使用頻度の低い複数の項目のうち1つの項目を順次選択
して表示する。
【0018】
【発明の実施の形態】(1) 以下、本発明の第1の実施の
形態について図面を参照して説明する。図1は顕微鏡の
写真撮影装置に適用した場合の顕微鏡用コントローラの
システム構成図である。
【0019】顕微鏡本体1は、写真撮影装置本体2が取
り付けられこの写真撮影装置本体2に顕微鏡用コントロ
ーラ3が接続されている。写真撮影装置本体2は、次の
通りの構成となっている。すなわち、顕微鏡本体1から
の観察像をカメラ4に投影して結像させるための投影レ
ンズ5と、顕微鏡本体1からの観察像を受光集積回路
(受光IC)6又は図示しない写真撮影用ビュアー(フ
ァインダ)に分割する光路切り換え部7と、この光路切
り換え部7を電気的に切り換えるためのモータ8と、こ
のモータ8を回転させるためのモータ駆動回路9と、光
路切り換え部7の現在の光路状態を検出する位置検出セ
ンサ10と、カメラ4の露出を行うためのシャッター1
1と、その駆動を行うシャッター駆動回路12と、写真
撮影用のカメラ4及びそのカメラ駆動回路13と、光路
切り換え部7により導かれた観察像の明るさを測光する
ための受光IC6と、受光IC6に投影される観察像の
投影倍率の補正を行う縮小補正レンズ14と、受光IC
6からの出力に基づき測光演算を行い、モータ駆動回路
9を駆動して光路切り換え部7を切り換え、シャッター
駆動回路12によりシャッター11を開いて、カメラ4
の露出動作の制御を行う制御回路15とから構成されて
いる。
【0020】制御回路15は、周知のCPU回路及び周
辺装置から構成され、CPU、ROM、RAM、発振
器、その他必要な周辺回路を含む回路となっている。
又、制御回路15は、受光IC6からのアナログ信号を
デジタル信号に変換するためのA/D変換器や各種設定
値を記憶しておく不揮発性メモリ等も有する。
【0021】この制御回路15に動作の指示を与えるた
めの上記顕微鏡用コントローラ3は、各種スイッチを設
けた入力スイッチ16と、それら入力スイッチ16の読
み込みを行うための入力回路17と、入力スイッチ16
から設定した情報や制御回路15の各種情報を表示する
ための例えば液晶ディスプレー等の表示パネル18と、
この表示パネル18を駆動するための表示回路19とか
ら構成されている。
【0022】図2はかかる顕微鏡用コントローラ3にお
ける入力スイッチ16及び表示パネル18の構成図であ
る。このうち入力スイッチ16には、観察像の写真撮影
のための各種項目のうち使用頻度の高い項目を直接(ダ
イレクト)に調整・設定するための第1の操作部とし
て、測光範囲の切替えを行うためのスイッチ(SPOT SW
)20と、露出時間の固定を行うためのスイッチ(AE
LOCK SW)21と、露出動作を開始するためのスイッチ
(EXPOSE SW )22が備えられている。
【0023】又、入力スイッチ16には、観察像の写真
撮影のための各種項目のうち使用頻度の低い項目を指定
し、かつこの使用頻度の低い項目の中から任意の項目を
選択するための第2の操作部として、モードスイッチ
(MODE SW )23が備えられている。このスイッチ(MO
DE SW )23は、図2の右側上方に示すように1押し操
作毎に使用頻度の低い項目、例えばEXP.ADJ (露出補
正)、ISO (フィルム感度)、RECIP (フィルム補
正)、MANU(マニュアル時間設定)、M.EXP (多重露出
設定)、F.RESET (フレームカウントリセット)のうち
1つの項目を順次選択して表示パネル18に表示するも
のとなっている。
【0024】アップスイッチ(UP SW )24及びダウン
スイッチ(DOWN SW )25は、それぞれモードスイッチ
(MODE SW )23で選択された項目を調整・設定するた
めの調整部としての機能を有するものである。
【0025】次に、表示パネル18の表示内容について
説明する。この表示パネル18は、現在設定されている
フィルム感度を表示するフィルム感度表示30と、長時
間露出時にフィルムの特性に応じて露出時間の補正(相
反則不軌補正)を行うためのフィルム特性値表示31
と、好みの写真が得られるように露出時間の微調整を行
うための露出補正値表示32と、測光時に予想露出時間
の表示を行い、露出時には残時間表示等を行う露出時間
表示33と、カメラ4のフレームカウント値を表示する
フィルムカウント表示34と、ある特定部分の測光値に
露出時間を固定する露出時間固定表示35と、測光領域
を表示する測光領域表示36と、多重露出モードの設定
を表示する多重露出設定表示37と、露出モードを表示
する露出モード設定表示38と、モード設定項目を表示
するMODE設定項目群表示エリア39とから構成されてい
る。
【0026】MODE設定項目群表示エリア39には、モー
ドスイッチ(MODE SW )23で選択できる項目が表示可
能となっており、同図ではEXP.ADJ.(露出補正)が選択
されているが、前記その他の項目(使用頻度の低い項
目)が全て表示可能となっている。なお、40は電源ス
イッチである。
【0027】次に上記の如く構成されたコントローラの
作用について説明する。電源スイッチ40が投入される
と、制御回路15は、各部位の初期化動作を行う。すな
わち制御回路15は、CPU自体のポート設定や内部タ
イマーの初期化、内部データの初期化、不揮発性メモリ
に記憶された前回電源遮断時の各種設定の復元等、一般
的な初期化動作が終了した後、表示パネル18に現在の
設定値を表示し、顕微鏡用コントローラ3からの入力受
付け及び測光動作を開始する。
【0028】以下、各項目の設定操作を項目別に順を追
って説明する。 (a) フィルム感度の設定 現在の35mmフィルムの場合、殆どのフィルムにはD
Xコードが設定されており、電源投入時にカメラ4に格
納してあるフィルムのコード(フィルム感度)を読み込
み、自動的に設定が行われる。
【0029】しかし、大判フィルム(ポラロイドフィル
ムなど)を使用する場合には、マニュアルで設定する必
要がある。DXコード読み込みでフィルム感度設定が完
了している場合には、フィルム感度表示30のISO 値の
後ろに“DX”と表示されている。(これは、前述の初
期化動作の中で行われる。) フィルム感度を設定する場合、使用者はまず、表示パネ
ル18のMODE設定項目群表示39で現在選択されている
項目を確認する。もし、フィルム感度の設定(ISO )が
選択されていなかったときは、モードスイッチ(MODE S
W )23を数回押し操作、表示パネル18の表示にISO
(フィルム感度)が表示されるようにする。
【0030】本実施例では、現在EXP.ADJ.(露出補正)
が選択されているので、モードスイッチ(MODE SW )2
3を1回押し操作すれば良い。ここで、モードスイッチ
(MODE SW )23の動作について簡単に述べる。使用者
がモードスイッチ(MODE SW )23を押し操作すると、
制御回路15は、設定項目の切り換えを行うとともに、
表示パル18のMODE設定項目群表示39の表示を更新す
る。
【0031】この動作をモードスイッチ(MODE SW )2
3が押し操作される度に繰り返し、1回押される度に図
2右側上方に示すように1つずつ設定できる項目が切り
換わり、最後まできたら最初(本実施例ではEXP.ADJ.)
に戻る。すなわち、現在設定できる項目が、MODE設定項
目群表示39に表示される。
【0032】MODE設定項目群表示39にISO (フィルム
感度)が表示されたら、実際のフィルム感度の選択操作
を行う。選択操作は、アップスイッチ(UP SW )24と
ダウンスイッチ(DOWN SW )25で行う。
【0033】通常、ISO は、1/3EV刻みでの設定がで
き、図2では、ISO “400”に設定されているので、
アップスイッチ(UP SW )24を押す度に“500”、
“640”、“800”と増える方向に切換わり、フィ
ルム感度表示30にその値が表示される。逆に、ダウン
スイッチ(DOWN SW )25が押されると今度は、“32
0”、“250”、“200”と下がる方向に変化し、
同じく、フィルム感度表示30にその値が表示される。
【0034】なお、DXコードが設定されている状態で
マニュアル設定を行うと、DX感度以外の設定値に変更
した場合には、フィルム感度表示30で示すISO 値の後
ろの“DX”表示が消え、再びDX感度の値に戻すと
“DX”表示が点灯する。以上の操作でフィルム感度の
設定が完了する。
【0035】(b) フィルム特性(相反則不軌補正)の設
定 本操作もフィルム感度の設定同様、まず、モードスイッ
チ(MODE SW )23を操作してMODE設定項目群表示39
の表示をRECIP.(フィルム補正)に設定する。その後、
フィルム特性値表示31を確認しながらアップスイッチ
(UP SW )24、ダウンスイッチ(DOWN SW )25で所
望のフィルム特性値に設定する。
【0036】(c) マニュアル時間の設定 本操作もフィルム感度の設定同様である。モードスイッ
チ(MODE SW )23を押し、MODE設定項目群表示39を
MANU. (マニュアル時間設定)に設定する。MANU. (マ
ニュアル時間設定)が選択されると、露出モード設定表
示38が“AUTO”から“MANUAL”に切り換わり、“EXPO
SE SW ”22を押し操作したときの動作が変更される。
【0037】MANU. (マニュアル時間設定)以外の設定
では、制御回路15により演算された自動露出値で露出
が行なわれるが、MANU. (マニュアル時間設定)では、
ここで指定したマニュアル時間で露出動作が行われる。
尚、露出動作の詳細については後で述べる。マニュアル
時間の設定値は、露出時間表示33に表示される。これ
もアップスイッチ(UP SW )24、ダウンスイッチ(DO
WN SW )25により増減を行い所望の値に設定すること
ができる。
【0038】(d) 多重露出の設定 モードスイッチ(MODE SW )23を数回押し、MODE設定
項目群表示39の表示をM.EXP.(多重露出設定)する。
ここで、アップスイッチ(UP SW )24又はダウンスイ
ッチ(DOWN SW )25の何れかを押し操作すると、多重
露出設定の有効/無効の指定が可能となる。多重露出設
定表示37に図2に示するようなマーク表示があれば、
多重露出設定が有効であり、表示されてなければ無効な
状態である。この設定が有効の場合には、露出動作後の
カメラ4のフィルム自動巻き上げが禁止され、同一駒の
フィルムで複数回の写真撮影が可能となる。
【0039】(e) フレームカウントのリセット モードスイッチ(MODE SW )23を数回押し、MODE設定
項目群表示39の表示をF.RESET (フレームカウントリ
セット)にすると、フィルムカウント表示34の表示内
容が“1”にリセットされる。リセットする場合はダウ
ンスイッチ(DOWN SW )25を押し操作する。又、アッ
プスイッチ(UP SW )24を1回押し操作する毎にフィ
ルムカウント表示34の表示値をインクリメント(+
1)することができ、フィルムカウント表示34を任意
の数値にもセット可能である。
【0040】(f) 露出補正値の設定 モードスイッチ(MODE SW )23を数回押し操作し、MO
DE設定項目群表示39の表示をEXP.ADJ.(露出補正)す
る。だたし、表示例では既にEXP.ADJ.(露出補正)とな
っており、変更の必要はない。
【0041】設定値の変更方法は、他と同様アップスイ
ッチ(UP SW )24、ダウンリセット(DOWN SW )25
を使用する。これらアップスイッチ(UP SW )24、ダ
ウンリセット(DOWN SW )25を押し操作すると、露出
補正値表示34の黒塗り逆三角形状の印41の表示が左
右に移動し、この印41表示の下に表示されている補正
値に設定される。
【0042】(g) 露出時間の固定 本操作は、使用頻度が高くスイッチ(AE LOCK SW)21
で直接操作が可能である。このスイッチ(AE LOCK SW)
21を押し操作する度に、露出時間の固定/解除が可能
である。露出時間固定が設定されると、露出時間固定表
示35に図示するようなマークが表示され、スイッチ
(AE LOCK SW)21を押した時に露出時間表示33に表
示されていた値に露出時間が固定される。
【0043】これ以後、再びスイッチ(AE LOCK SW)2
1を押して露出時間固定の解除を行わない限り、この時
間で露出動作が行われる。露出時間固定の解除が行われ
ると、露出時間固定表示35のマークが消え、通常の露
出時間での撮影が可能となる。
【0044】(h) 測光領域の切り換え この測光領域の切り換えも、露出時間の固定同様、使用
頻度が高くスイッチ(SPOT SW )20で直接操作でき
る。このスイッチ(SPOT SW )20を押す度に測光領域
が切り換わり、例えばごく限られた領域を測光するため
の1%測光領域と、全体を平均して測光する30%測光
領域などに切り換えるが可能である。1%測光領域が選
択されている場合は、測光領域表示36に示すマークが
表示され、30%測光領域が選択されている場合には消
灯している。
【0045】又、本操作が実行された場合、制御回路1
5は、受光IC6の切り換え制御も行う。まず、受光I
C6の内部構成について簡単に説明すると、制御回路1
5の中には、大きさの異なる受光素子が複数、例えば3
0%測光領域を有するフォトダイオードPD1と、1%
測光領域を有するフォトダイオードPD2とが設けら
れ、それを切り換えて測光動作を行っている。
【0046】受光IC7内部のスイッチS1とS2は排
他的に制御され、どちらか1つを選択可能になってい
る。このうちスイッチS1が選択された場合は、フォト
ダイオードPD1の出力が増幅器(AMP )に入力され、
スイッチS2が選択された場合は、フォトダイオードP
D2の出力が使用される。顕微鏡用コントローラ3から
の指示により、これら2つのスイッチS1,S2を切り
換えてフォトダイオードPD1,PD2を選択し、測光
領域の変更を行なう。
【0047】(i) 露出動作 この操作を行うスイッチ(EXPOSE SW )22は、本実施
例において、優先度、使用頻度ともに1番高いスイッチ
である。このスイッチ(EXPOSE SW )22が押される
と、制御回路15は、現在設定されている状態に基づき
露出動作を開始する。
【0048】先ず、露出を行う前段階として、モータ駆
動部9に信号を送り、モータ8を回転させて、光路切り
換え部7を移動し光路への挿入状態から取り出し(OUT
)状態に変更する。
【0049】位置検出センサー10により移動完了を検
出したらモータ駆動部9への出力を停止する。これで、
顕微鏡本体1からの観察像(撮影像)の光路がカメラ4
側に切り換わり、露出準備が完了する。
【0050】そして、制御回路15は、シャッター駆動
回路12に信号を出力し、シャッター11を開き露出を
開始する。露出時間は、スイッチ(EXPOSE SW )22が
押された時の測光時間、又はマニュアル時間設定で設定
を行った時間である。
【0051】露出動作中、制御回路15は、撮影時間の
カウントダウンを行い、その経過を露出時間表示33に
表示する。このカウントダウンが終了した時点で、制御
回路15は、シャッター駆動回路12に指示を送りシャ
ッター11を閉じ、フィルムへの露光が終了する。
【0052】次に、制御回路15は、カメラ制御回路1
3に信号を与え、カメラ4のフィルム巻き上げ動作を指
示する。但し、多重露出の設定が成されている場合は、
この限りではない。最後に光路切り換え部7を元の(I
N)状態で戻し、再び測光動作が可能となり、露出動作
が終了する。
【0053】このように上記第1の実施の形態において
は、顕微鏡での観察条件や観察像の写真撮影を行うとき
の撮影条件などの各種項目のうち使用頻度の高い項目を
直接調整・設定するための各スイッチ(SPOT SW 、AE L
OCK SW、EXPOSE SW )20〜22と、各種項目のうち使
用頻度の低い項目を指定し、かつこの使用頻度の低い項
目の中から任意の項目を選択するためのモードスイッチ
(MODE SW )23とを備え、かつこのモードスイッチ
(MODE SW )23により選択された項目を調整・設定す
るためのアップスイッチ(UP SW )24及びダウンスイ
ッチ(DOWN SW )25を備えたので、優先順位の高い頻
繁に使用するスイッチ類を顕微鏡用コントローラ3上で
ダイレクトに操作が可能であり、かつ優先順位の低いス
イッチ類をモードスイッチ(MODE SW )23の配下に配
置してスイッチ数の削減ができ、装置の小型化が実現可
能となる。
【0054】又、各スイッチの操作性が統一されている
ため、たまにしか設定しない項目の操作でも操作方法を
忘れてしまうなどの不都合も生じない。さらに、機能拡
張を行う場合にも、モードスイッチ(MODE SW )23の
配下に各項目を増していくだけで、操作感覚を全く変え
ずにシステムアップが可能である。
【0055】しかも、機能拡張によるスイッチ数の増加
も伴わないので、装置の大型化が防げる。これにより、
操作性、拡張性の優れた顕微鏡用コントローラが実現で
きる。
【0056】すなわち、頻繁に使用するスイッチはダイ
レクト操作可能であり、素早く操作でき、それ以外の項
目(優先度の低い頻繁に使用したスイッチ)を全て同一
のスイッチで操作させることにより、操作感を統一し、
操作性を向上できる。また、少ないスイッチ数で操作性
の向上が図れることから、装置自体が小型になり、机上
スペースの有効活用ができる。
【0057】機械拡張の際にも、モード一覧の項目を増
やすのみで可能となる。これにより、機能追加に伴う装
置の大型化や操作性の煩雑さを防止でき、しかも、操作
感を全く変えずで機能拡張が可能になる。また、装置の
小型化を維持しつつパネル表示の視認性の改善が図れ、
使用環境を問わずに常に安定した操作性を提供し、使用
者の疲労度軽減に繋がる。
【0058】さらに、操作性が単一化することにより、
顕微鏡を覗きながらの操作、いわゆるブラインド操作に
も最適である。 (2) 次に本発明の第2の実施の形態について説明する。
なお、図1及び図2と同一部分には同一符号を付してそ
の詳しい説明は省略する。
【0059】この発明の第2の実施の形態は、構成、作
用とも第1の実施の形態とほぼ同様であるが、モードス
イッチ(MODE SW )23で選択された項目の調整を行う
調整部を、1つの回転機構としたところに特徴がある。
【0060】図3は顕微鏡用コントローラ3の構成図で
あり、図4は同コントローラ3の操作パネル配置図であ
る。写真撮影装置本体2の構成は上記第1の実施の形態
と同様のため省略する。
【0061】顕微鏡用コントローラ1には、デジタル式
のエンコーダやアナログ式のポテンショメータなどの回
転検出部材を使用した回転入力部50と、この回転入力
部50からの信号を検出して制御回路15に信号を送る
回転量検出部51が付加された構成となっている。
【0062】この回転量検出部51は、例えば、回転入
力部50がエンコーダの場合には、パルス弁別器等で、
エンコーダから出力されるパルスの位相方向を検出し、
カウンタの加算、減算を行う。また、回転入力部50が
ポテンショメータなどアナログ出力の場合は、レベル検
出を行うためのA/D変換器などが回転量検出部27に
相当する。
【0063】次に作用について説明を行うが、これにつ
いても上記第1の実施の形態と同様であるが大きく違う
ところは、第1の実施の形態におけるアップスイッチ
(UP SW )24、ダウンスイッチ(DOWN SW )25の替
わりに回転入力部50を使用しているところで、アップ
スイッチ(UP SW )24の動作が、回転入力50の時計
方向回転であり、ダウンスイッチ(DOWN SW )25が反
時計方向回転の動きに相当する。
【0064】このような第2の実施の形態によれば、回
転入力部50の連続回転が可能となる。又、カウントア
ツプ/ダウンの回転角も自由に設定でき、感応的な操作
に適している。もちろんスイッチを押し続けると暫くし
て連続動作を始めるようなマンマシンI/Fも存在する
が、アナログ入力的な正転、逆転を繰り返すような作業
には本実施の形態で示すような回転入力部56が最適で
ある。
【0065】このように上記第2の実施の形態によれ
ば、上記第1の実施の形態に加え、アナログ的な入力手
段を必要とする部位などの適応も可能となる。例えば顕
微鏡でいえば、開口絞りや、視野絞り、或いはピント合
わせを行う焦準機構などにも適応が可能になり、適応ア
プリケーションが増え、拡張性の面でも有利となる。 (3) 次に本発明の第2の実施の形態について説明する。
【0066】この第3の実施の形態は、上記第1及び第
2の実施の形態における顕微鏡用コントローラ3の表示
パネル18の表示方法に工夫を施したもので、図5に示
す如くMODE設定項目群表示エリア39において、使用
(設定)できる全ての項目一覧を表示してどのくらいの
種類の設定項目があるのかを人目で認識できるように
し、かつ現在調整可能な項目は文字列反転などの強調表
示52を行うようにしている。
【0067】又、MODE設定項目群表示エリア39の表示
は、通常のデータ表示とは意味合いが異なることから、
表示エリア境界線53を設け、他の表示とは区別するよ
うにした。
【0068】これにより、視認性の向上が図れ、上記第
1及び2の実施の形態よりも更に操作性の良い顕微鏡コ
ントローラが提供できる。 (4) 次に本発明の第4の実施の形態について説明する。
【0069】この第4の実施の形態も上記第3の実施の
形態と同様、視認性に着目したものである。図6は表示
パネル18の表示例を示す。
【0070】この第4の実施の形態は、表示エリア境界
線53内部を色調変更領域54としてその色調を他の表
示色とは違うものにしたところに特徴がある。その他の
構成は、第3の実施の形態と同様であり、顕微鏡操作を
前提にしていることは言うまでもない。
【0071】通常、顕微鏡で観察を行っている場合、長
時間接眼レンズを覗いていると、顕微鏡の明るさに目が
慣れてしまい、接眼レンズから目を離したときに、明順
応や暗順応などの現象が起こる可能性がある。そのよう
な時には、単調な色調の表示パネル18では視認性が悪
く、素早い操作ができない。特に蛍光観察などで標本に
褪色が起こりやすい標本などは時間との勝負となること
が多く、そのようなタイムロスが致命的な不具合となる
恐れがある。
【0072】このように急激な明るさの変化がある場合
でも、視認性良く操作できるようにしたところが特徴で
あり効果とも言える。 (5) 次に本発明の第5の実施の形態について説明する。
【0073】この第5の実施の形態は、誤操作防止に着
目したものである。上記第1〜第4の実施の形態では、
モードスイッチ(MODE SW )23で選択されるMODE設定
項目群表示エリア39内に表示されている各項目の内、
必ず任意の1項目が選択状態にあり、操作及び設定可能
となっている。
【0074】本来、モードスイッチ(MODE SW )23で
選択に操作する項目は、ある特定のユーザーを除き、優
先順位の低い使用頻度が少ない操作項目である。極端な
話、スイッチ(EXPOSE SW )22のみを使用し、フルオ
ートで使用しているユーザーも少なくはない。そのよう
なユーザーが、誤ってアップスイッチ(UP SW )24、
ダウンスイッチ(DOWN SW )25又は回転入力部50に
触り、知らない間に撮影条件が変わってしまうことがあ
る。
【0075】そこで、図7に示すように、MODE設定項目
群表示エリア39の中に設定禁止項目54を設けた。モ
ードスイッチ(MODE SW )23により設定禁止項目54
が選択された場合には、アップスイッチ(UP SW )2
4、ダウンスイッチ(DOWN SW )25、回転入力部50
の受付けを一切禁止し、設定項目の変更を禁止する構成
とした。
【0076】追加機能による操作性は、上記第1の実施
の形態と同様に各項目(a) 〜(i) と同じ操作性が提供で
きる。すなわち、モードスイッチ(MODE SW )23を数
回押し、設定禁止項目54を指定すれば良い。但し、本
実施例は誤操作防止が目的であり、選択後のアップスイ
ッチ(UP SW )24、ダウンスイッチ(DOWN SW )2
5、回転入力部50の動作は当然その他の項目とは違
う。
【0077】このように上記第5の実施の形態によれ
ば、第1〜4の実施の形態の効果に付け加え、誤操作防
止も図れる更に操作性の良い顕微鏡用コントローラを達
成できる。 (6) 次に本発明の第6の実施の形態について説明する。
なお、図1および図2と同一部分には同一符号を付して
その詳しい説明は省略する。
【0078】図8は顕微鏡の写真撮影装置に適用した顕
微鏡用コントローラの主要部の構成図である。この顕微
鏡用コントローラ3には、その表示パネル18を照明す
るための照明光源60と、この照明光源60を調光する
ための光源制御回路61が備えられている。
【0079】照明光源60は、液晶のバックライトに用
いられるLEDや蛍光管である。コントローラ3に上記
構成を追加し、図9に示すように表示パネル18のMODE
設定項目群表示エリア39にBRIGHT(輝度調整項目6
2)を設けた。
【0080】この操作方法も前述同様にモードスイッチ
(MODE SW )23でBRIGHT(輝度調整項目62)を選択
し、アップスイッチ(UP SW )24、ダウンスイッチ
(DOWNSW )25、或いは回転入力部50で調整を行う
という至ってシンプルな操作性となる。
【0081】アップスイッチ(UP SW )24または、回
転入力部50での正回転で輝度が明るくなり、ダウンス
イッチ(DOWN SW )25または回転入力部50での逆回
転で輝度が暗くなる。
【0082】このように上記第6の実施の形態において
は、BRIGHT(輝度調整項目62)を設けたので、暗室な
どでの操作性、視認性が各段に上昇し、また、上記第4
の実施の形態と併用することによりさらなる効果が期待
できる。 (7) 次に本発明の第7の実施の形態について説明する。
なお、図1及び図2と同一部分には同一符号を付してそ
の詳しい説明は省略する。
【0083】図10は顕微鏡の写真装置に適用した顕微
鏡用コントローラの主要部の構成図である。このコント
ローラ3には、表示パネル18とは別の、ある特定の警
告表示を行う警告表示素子63と、この警告表示素子6
3の輝度調整を行うための表示素子制御回路64を付加
し、上記第6の実施の形態で説明したBRIGHT(輝度調整
項目62)の調整に連動して、この警告表示素子63の
輝度も制御するようにしたものである。
【0084】ところで、上記第1〜6の実施の形態で
は、表示を全て表示パネル18に集約しているので、ど
うしても見落としがちな表示が発生してしまい、これが
重要な警告表示である場合などには問題となる虞れがあ
る。
【0085】そこで、この第7の実施の形態では、その
ような見落としを最小限に抑えるために重要な警告表
示、例えば露出動作警告や、露出動作中の表示等を表示
パネル18とは別の位置に設けるようにし、例えばその
表示位置としては、図11に示すように警告表示に関連
が強いスイッチ(EXPOSE SW )22付近に警告表示素子
63を配置する。又、暗室等での使用を想定し、表示パ
ネル18の調光に連動し、警告表示素子63の明るさも
その環境に最適となるように設定できるように工夫し
た。
【0086】このように上記第7の実施の形態によれ
ば、警告表示素子63を設けたので、重要な警告表示の
見落としを最小限に抑えることができる。 (8) 次に本発明の第8の実施の形態について説明する。
【0087】図12は顕微鏡用コントローラの構成図で
ある。この顕微鏡用コントローラ3は、表示パネル18
の表示スペースの有効活用を行い、操作性、視認性を向
上させたものである。すなわち、このコントローラ3
は、常に固定表示されている部分(但し、視認性を向上
させるための絵文字や境界線等は除く)を表示パネル1
8の外に配置し、かつ表示パネル18aに印刷表示する
ことにより、表示パネル18の表示面積を有効活用、或
いは装置の小型化を実現したもので、例えば露出補正値
表示32の数値表示や、MODE設定項目群表示エリア39
のタイトル表示(MODE)などを印刷表示70にする。
【0088】この表面パネル18aに印刷表示70を印
刷する場合の構成は、図13のコントローラ3の断面図
に示すように表示パネル18の部分を当然表示が良く見
えるように透明部71とし、印刷表示70の部分は半透
明部72とし、それ以外の部分は遮光部73とする。
【0089】これより、表示パネル18の照明を行って
いる照明光源60を使用して、印刷表示70も同時に照
明でき、表示パネル18の外に上記項目を移動しても、
視認性、操作性を損なうことが無い。
【0090】このように上記第8の実施の形態において
は、常に固定されている部分を印刷表示70に構成した
ので、表示パネル18の表示面積を有効活用でき、装置
の小型化を実現し、視認性の向上を図ることができる。 (9) 次に本発明の第9の実施の形態について説明する。
なお、図2と同一部分には同一符号を付してその詳しい
説明は省略する。
【0091】図14は顕微鏡用コントローラの構成図で
ある。この顕微鏡用コントローラは、優先度の高い項目
のスイッチを有効活用するためのものである。1番優先
度の高いスイッチ(EXPOSE SW )22は、露出動作開始
の為のみに使用している。
【0092】本来、1番優先度が高く頻繁に使用するス
イッチは、操作面でも最適な位置に配置されており、単
独機能で遊ばせて置くのはスイッチの有効活用とは言え
ないことから、本実施の形態ではこのスイッチにもう1
つ機能を付加した。
【0093】すなわちスイッチ(EXPOSE SW )22に露
出動作を中止するスイッチ(T.OFFSW)80を設けた。
何らかの障害により、やむなく露出動作を中止せざるを
得ない場合、いわゆる緊急停止スイッチとなる“T.OFF
SW”(露出中止動作)が1番操作し易い位置に配置され
ることが望ましいことは、周知の事実である。
【0094】従って、上記1番優先度の高い、頻繁に使
用するスイッチ(EXPOSE SW )22と併用して、スイッ
チ(T.OFF SW:露出動作中止)を使用可能な構成として
いる。
【0095】これにより、前述までと同様な効果に加
え、スイッチ機能を有効活用した操作性の良い顕微鏡用
コントローラが提供できる。 (10)次に本発明の第10の実施の形態について説明す
る。
【0096】この第10の実施の形態は、上記第5の実
施の形態で解決している問題点を逆に有効活用するため
のもので、モードスイッチ(MODE SW )23により常に
任意の項目が選択されていることに着目し、優先度の低
い項目群の中に1つだけ、優先度の高い頻繁に使用する
スイッチを含める。
【0097】例えば、上記第1の実施の形態でのEXP.AD
J.(露出補正)を優先度の高い項目に分類する。通常使
用するときには、モードスイッチ(MODE SW )23によ
りEXP.ADJ.(露出補正)の項目を選択しておけば、アッ
プスイッチ(UP SE )24、ダウンスイッチ(DOWN SW
)25、または回転入力部50は、スイッチ(AE LOCK
SW)21、スイッチ(SPOT SW )、スイッチ(EXPOSE
SW )22と同様にダイレクトに操作できるスイッチの
1つになる。
【0098】これにより、SWを増やすこと無く、優先
度の高い項目を1つ追加することが可能であり、拡張性
の高い顕微鏡コントローラを達成できる。なお、上記第
1〜第10の実施の形態では写真撮影装置のコントロー
ラを1例に挙げて説明したが、これに限らず各種モード
切り換えや光学素子切り換え等の操作を行うコントロー
ラにも適用可能である。
【0099】
【発明の効果】以上詳記したように本発明の請求項1及
び2によれば、使用頻度の低い項目を全て同じ操作感に
することで、操作性の統一を図るとともに機能拡張を行
っても同一の操作感として操作性の向上を図り、かつ顕
微鏡で観察作業を行う上での操作性、認識性を改善でき
る顕微鏡用コントローラを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる顕微鏡用コントローラの第1の
実施の形態を適用した顕微鏡の写真撮影装置の構成図。
【図2】同顕微鏡用コントローラにおける入力スイッチ
及び表示パネルの構成図。
【図3】本発明に係わる顕微鏡用コントローラの第2の
実施の形態を適用した顕微鏡の写真撮影装置の主要部の
構成図。
【図4】同顕微鏡用コントローラにおける操作パネルの
配置図。
【図5】本発明に係わる顕微鏡用コントローラの第3の
実施の形態におけるMODE設定項目群表示エリアの表
示例を示す図。
【図6】本発明に係わる顕微鏡用コントローラの第4の
実施の形態におけるMODE設定項目群表示エリアの表
示例を示す図。
【図7】本発明に係わる顕微鏡用コントローラの第5の
実施の形態におけるMODE設定項目群表示エリアの表
示例を示す図。
【図8】本発明に係わる顕微鏡用コントローラの第6の
実施の形態を適用した顕微鏡の写真撮影装置の主要部の
構成図。
【図9】同顕微鏡用コントローラにおけるMODE設定
項目群表示エリアの表示例を示す図。
【図10】本発明に係わる顕微鏡用コントローラの第7
の実施の形態を適用した顕微鏡の写真撮影装置の主要部
の構成図。
【図11】同顕微鏡用コントローラにおける表示パネル
の表示例を示す図。
【図12】本発明に係わる顕微鏡用コントローラの第8
の実施の形態を示す構成図。
【図13】同顕微鏡用コントローラの断面図。
【図14】本発明に係わる顕微鏡用コントローラの第9
の実施の形態を示す構成図。
【符号の説明】
1:顕微鏡本体、 2:写真撮影装置本体、 3:顕微鏡用コントローラ、 16:入力スイッチ、 18:表示パネル、 20:スイッチ(SPOT SW )、 21:スイッチ(AE LOCK SW)、 22:スイッチ(EXPOSE SW )、 23:モードスイッチ(MODE SW )、 24:アップスイッチ(UP SW )、 25:ダウンスイッチ(DOWN SW )、 50:回転入力部、 52:強調表示、 53:表示エリア境界線、 54:設定禁止項目、 60:照明光源、 62:輝度調整項目、 63:警告表示素子、 70:印刷表示、 71:半透明部、 80:スイッチ(T.OFF)表示。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顕微鏡での観察条件や観察像の写真撮影
    を行うときの撮影条件などの各種項目を調整・設定する
    顕微鏡用コントローラにおいて、 前記各種項目のうち使用頻度の高い項目を直接調整・設
    定するための第1の操作部と、 前記各種項目のうち使用頻度の低い項目を指定し、かつ
    この使用頻度の低い項目の中から任意の項目を選択する
    ための第2の操作部と、 この第2の操作部により選択された項目を調整・設定す
    るための調整部と、を具備したことを特徴とする顕微鏡
    用コントローラ。
  2. 【請求項2】 前記第2の操作部は、1操作毎に使用頻
    度の低い複数の前記項目のうち1つの項目を順次選択し
    て表示することを特徴とする請求項1記載の顕微鏡用コ
    ントローラ。
JP10225955A 1998-08-10 1998-08-10 顕微鏡用コントローラ Pending JP2000056229A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10225955A JP2000056229A (ja) 1998-08-10 1998-08-10 顕微鏡用コントローラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10225955A JP2000056229A (ja) 1998-08-10 1998-08-10 顕微鏡用コントローラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000056229A true JP2000056229A (ja) 2000-02-25

Family

ID=16837516

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10225955A Pending JP2000056229A (ja) 1998-08-10 1998-08-10 顕微鏡用コントローラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000056229A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008292578A (ja) * 2007-05-22 2008-12-04 Nikon Corp 顕微鏡用コントローラと、これを有する顕微鏡装置
US7667890B2 (en) 1999-10-29 2010-02-23 Cytyc Corporation Cytological imaging systems and methods
US8184150B2 (en) 2006-12-26 2012-05-22 Olympus Corporation Microscope device and controller thereof

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7667890B2 (en) 1999-10-29 2010-02-23 Cytyc Corporation Cytological imaging systems and methods
US8184150B2 (en) 2006-12-26 2012-05-22 Olympus Corporation Microscope device and controller thereof
JP2008292578A (ja) * 2007-05-22 2008-12-04 Nikon Corp 顕微鏡用コントローラと、これを有する顕微鏡装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9560261B2 (en) Display control for a camera
US11838642B2 (en) Camera
JPH05188459A (ja) カメラの表示装置
US10719216B2 (en) Camera and setting method for camera
JPH08338942A (ja) カメラの情報設定装置
US5895133A (en) Exposure mode selecting device
JP2002072330A (ja) カメラ
JP2000056229A (ja) 顕微鏡用コントローラ
US5589907A (en) Camera having an information setting apparatus for setting photographic data
JP2003302685A (ja) カメラ
JPH0876170A (ja) 自動露出カメラの露出補正量設定装置
JP3761999B2 (ja) 光学機器の情報入力装置
JPH11352389A (ja) 電子ファインダカメラ
US5765052A (en) Camera with plurality of camera modes and methods
JPH04349436A (ja) カメラ
JP2023139727A (ja) 撮像装置
JP2000250119A (ja) カメラ
JPH10111447A (ja) 自動合焦機能を備えた撮像装置
JPH07295017A (ja) カメラ
JPH0854675A (ja) 光学装置
JPH11109481A (ja) 領域選択装置、焦点検出領域選択装置及びカメラ
JPH1114898A (ja) カメラ
JP2002099033A (ja) カメラのファインダ内表示装置
JP2001350177A (ja) カメラのシャッターダイヤル機構
JPH07225406A (ja) カメラの情報設定装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040618

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040622

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050201