JPH07295017A - カメラ - Google Patents

カメラ

Info

Publication number
JPH07295017A
JPH07295017A JP6084839A JP8483994A JPH07295017A JP H07295017 A JPH07295017 A JP H07295017A JP 6084839 A JP6084839 A JP 6084839A JP 8483994 A JP8483994 A JP 8483994A JP H07295017 A JPH07295017 A JP H07295017A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mode
content
photographer
camera
operation mode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6084839A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidehiro Ogawa
英洋 小川
Kazuharu Kondo
和晴 今藤
Tatsu Kosaka
達 小坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP6084839A priority Critical patent/JPH07295017A/ja
Publication of JPH07295017A publication Critical patent/JPH07295017A/ja
Priority to US08/791,492 priority patent/US5765052A/en
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】撮影者の注視動作と、手動操作により、動作モ
ードの内容が容易に設定可能なカメラを提供する。 【構成】撮影者の視線位置を検出する視線位置検出手段
と、動作モードの内容を設定するモード内容設定部と、
前記視線位置検出手段の出力に基づき、撮影者が、予め
定めたエリアを注視していると判断したとき、前記モー
ド内容設定部の操作を有効とする処理手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮影者の視線位置を検
出することによって、操作可能なカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】近年のエレクトロニクス関連技術の発達
により、カメラも多くの機能を有する産業機器になって
おり、撮影目的や撮影者の好みに応じて、多くの機能の
中から、所望の機能を適宜選択し、撮影を行えるように
なっている。
【0003】このために、カメラボディの上部や背面部
等の、手動操作しやすい位置に、各種の動作モードを設
定することが可能なモード設定手段を設けた構成になっ
ていた。また、設定されたモード内容を変更するための
コマンドダイアルも、同様の位置に設けられていた。
【0004】なお、コマンドダイアルは、例えば、回転
方向により、設定モードの内容値の増加または減少を可
能とする、ダイアル式のスイッチによって実現されてい
た。
【0005】このような従来のカメラにおいては、実際
に動作モードの内容を設定するには、例えば、モード設
定手段がボタンによって構成されている場合には、撮影
者は、当該ボタンを押しながら、コマンドダイアルを回
転させ、動作モードの内容を、所望の内容となるように
操作を行っていた。
【0006】なお、上述のモード設定の例としては、露
出モード設定、測光モード設定、フォーカスエリア設
定、露出補正量設定、プログラムモード設定、絞り優先
オートモード設定、シャッター優先オートモード設定、
マニュアルモード設定等がある。
【0007】各種モードのうち、いずれのモードを選択
するかは、前述のように、モード設定手段の操作によ
り、撮影者の意志に基づいて行われ、選択されたモード
の設定内容の変更も、撮影者の意志により、コマンドダ
イヤルの操作により行われている。
【0008】例えば、動作モードとして、シャッター優
先オートを選択する場合には、モード設定手段である、
ボタンを押しながらコマンドダイアルを回すことによっ
て行われる。選択した後は、ボタンを離し、コマンドダ
イアルのみを操作することでシャッタースピードを変更
できる。
【0009】他の設定可能な値、例えば、露出補正値等
の内容の設定も、同様に行われていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、近年の
カメラにおいては、多種多様の機能を有し、高性能なカ
メラが撮影者に提供される一方、選択枝が多すぎ、迅速
かつ適確に、所望の機能を選択することは容易ではな
い。
【0011】特に、シャッターチャンスを逃さないよう
に、ファインダーのぞきながら撮影を行う事情を考慮す
ると、上述した従来のカメラでは、撮影者にとって極め
て操作性に劣るものであったと言わざるを得ない。
【0012】例えば、撮影中に、露出補正をする場合、
モード設定手段を、実際に、撮影者が手によって操作
し、露出補正モードを指定すべく露出補正ボタンを押
し、さらに、補正内容を所定の値に設定するために、コ
マンドダイヤルを、実際に、撮影者が手によって操作し
なければならないため、撮影画像が所望の画像から、ず
れてしまったり、撮影(スイッチのレリーズ)のタイミ
ングが撮影者の意に反する場合等が頻繁に発生するとい
う問題があった。
【0013】コマンドダイヤルを2個備えた構成のカメ
ラにあっては、このような問題は、一層頻繁に発生す
る。
【0014】このように、各種機能選択部材を操作しな
がら、撮影者の目的とする映像を撮影するのは、撮影者
はファインダーから目を離した状態で、所定の操作を行
わなければならいという本質的な問題が存在していた。
【0015】そこで、本発明は、上記問題を解決し、操
作性を向上するカメラを提供することを目的としてい
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、以下の手段が考えられる。
【0017】すなわち、撮影者の所定エリアの注視動作
によって、操作が行えるカメラであって、撮影者の視線
位置を検出する視線位置検出手段と、手動操作によっ
て、動作モードの内容を設定するモード内容設定部と、
前記視線位置検出手段の出力に基づき、撮影者が、予め
定めたエリアを注視していると判断したとき、前記モー
ド内容設定部の操作を有効とする処理手段とを備える手
段である。
【0018】さらに、ファインダー内に、カメラの動作
状態を表示する表示手段を備え、前記エリアを、前記表
示手段の近傍に設けるのも好ましい。また、前記動作モ
ードを、予め定めるためのモード設定部を備えるのも好
ましい。
【0019】
【作用】本発明では、ファインダー内に、視線位置検出
のため所定エリアを設け、該エリアを撮影者が注視する
ことにより、前記エリアに対して予め対応付づけてある
動作モードに対して、その内容を設定可能とする。
【0020】すなわち、撮影者が所定エリアを注視する
ことは、カメラの操作ボタンを押すことと同様の機能を
果たし、その状態で、モード内容設定部を操作すること
によって、動作モードの内容を変更可能とする。
【0021】その結果、撮影者は、所定エリアを注視し
た状態で、モード内容設定部の操作によって、設定内容
の変更が可能となり、ファインダーから目を離すこと無
く、カメラの操作が行え、シャッターチャンスを逃すこ
とが無く、またカメラ自体の操作性の向上が図れる。
【0022】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明にかかる実施
例について説明する。
【0023】図1は、本発明の一実施例における、カメ
ラファインダー内部を示す概略図である。
【0024】図1において、1は、スクリーンである。
2は、ファインダー内表示であり、カメラの動作状態を
示す表示であり、例えば、LED表示装置や液晶表示装
置で実現できる。
【0025】3は、オートフォーカスの動作状態を表す
フォーカスエリア表示、4は、ピントが合った状態か否
かを示すピント表示、5は、いかなる方式(マルチパタ
ーン測光、スポット測光等)によって、測光を行ってい
るかを表す測光モード表示、6は、いかなる方式(プロ
グラムオート、シャッタ優先オート、絞り優先オート、
マニュアル等)によって露出を行っているかを表す露出
モード表示、7は、シャッタースピードを表示するシャ
ッタースピード表示、8は、絞り値を表示する絞り値表
示、9は、フィルムの巻き上げ量や露出の補正量を表
す、フィルムカウンター/露出補正量表示、10は、露
出補正が行われていることを示す露出補正マーク、11
は、本発明にかかる、カメラ操作を行うための視線検知
エリア(点線の枠で表現されている)である。
【0026】このようなファインダー内表示2を見るこ
とによって、カメラの動作状態を即座に把握することが
可能である。なお、図1における、ファインダー内表示
2は、一例にすぎず、カメラの有する機能により、所定
の表示が行われるように構成される。
【0027】図2は、実際のカメラの上面図の一例を示
す。
【0028】従来から提案されている、各種の機能を起
動する動作モード設定ボタンが、実際のカメラに、どの
ように配置されているかを示すための説明図である。
【0029】21は、露出補正ボタン、22は、各種の
機能の起動状態を表視するための外部液晶パネル、23
は、設定されている動作モードの内容を変更するための
コマンドダイアル、24は、電源のオン・オフ等を行う
ためのメインスイッチである。 さらに、25は、フィ
ルムを巻戻すための巻き戻しボタン、26は、写真撮影
時に押すレリーズボタン、27は、測光モードを指定す
るための測光モードボタン、28は、セルフタイマーボ
タン、29は、フィルム感度の設定を自動で行うかマニ
ュアルで行うかを選択するためフィルム感度ボタン、3
0は、フィルム給送を指示するためのフィルム給送モー
ドボタン、31は、シンクロモードボタン、32は、露
出モードを指定するための露出モードボタンである。
【0030】例えば、測光モードの設定内容を変更する
場合には、撮影者は、測光モードボタン27を押した状
態で、コマンドダイアル23を回転すことによって、測
光モードの内容を、「マルチパターン測光」、「中央部
重点測光」、「スポット測光」(予め、かかる3種の測
光モードの設定内容が定められているカメラを想定して
いる)のいずれかに切り換えることが可能である。
【0031】そして、かかる操作は、撮影者が、通常、
ファインダーから目を離した状態で行われる。
【0032】しかしながら、シャッターチャンスを逃さ
ないようにするためや、設定内容の変更による、露出の
変化の確認等のためには、撮影者は、ファインダーか
ら、極力目を離さない状態で、写真撮影を行うのが好ま
しいのは言うまでもない。
【0033】そこで、図1に示すようにファインダー内
部に、所定エリアを設け、撮影者が、当該エリアを注視
していると判断された場合には、何らかの操作ボタンが
押されたのと同一の機能を実現し、コマンドダイアルの
操作を有効とし、回転操作によって、前記所定エリアに
予め対応づけられている動作モードの内容変更を可能と
する構成を提供すればよい。
【0034】図3はカメラの内部の構成の一例を示す構
成図である。
【0035】37は、データを記憶するための不揮発性
の記憶手段であり、例えば、EPROMによって実現さ
れる。記憶手段37には、例えば、必要な定数等を記憶
しておけば良い。
【0036】31は、カメラ全体の動作を制御するため
のCPUである。CPU31は、予め内蔵されているプ
ログラムにしたがって、各種の動作を行う。また、図示
しないが、CPU31には、通常、RAMが内蔵されて
おり、CPU31が行う各種演算の演算結果等を格納し
ておく。
【0037】39は、撮影者の視線位置を検出し、撮影
者が注視している位置を検出する視線位置検出手段であ
る。本手段は、例えば、特開平1−241511号公報
等に記載されている、光学系等によって実現できるが、
これは、公知公用の技術であるために詳しく説明するこ
とは省略する。
【0038】本手段は、例えば、赤外線発光素子、ビー
ムスプリッタ、集光レンズ、CCD素子を有して構成さ
れる。
【0039】まず、赤外線発光素子によって、撮影者の
目を照明する。そして、目によって反射された赤外線
を、ビームスプリッタで反射させ、該反射光を集光レン
ズにて集光し、眼球の像をCCD素子上に結像させる。
さらに、CCD上の眼球像の結像位置情報に基づいて、
撮影者の視線の位置を、演算手段の演算処理によって求
めればよい。
【0040】したがって、撮影者の視線位置の情報、す
なわち、CCD上の眼球像の結像位置情報は、CPU3
1へ送られ、送られてきた情報に基づく演算処理によっ
て、CPU31は、撮影者がファインダ内の所定エリア
を注視しているか否かを判定する。
【0041】32は、露出を決定するため、被写体の輝
度を測定する測光手段である。
【0042】例えば、複数のフォトダイオードと、各フ
ォトダイオードに対する電流電圧変換回路を有して構成
される。なお、測光結果は、A/D変換器を介して、デ
ジタル信号に変換されCPU31へと送られる。
【0043】33は、被写体までの距離を計測する測距
手段である。被写体までの距離を測距する方式として、
各種各様の方式が提案されており、いずれの方式を採用
しても良いことは言うまでもない。
【0044】一例として、例えば、被写体の像を、カメ
ラボディ内に固定された2系統の光学系を介して、CC
D上に結像させ、双方の像のCCD上での位相差を求め
ることにより、被写体までの距離を検出する、いわゆる
受動方式を採用すれば良い。
【0045】なお、例えば、撮影画面内での複数のエリ
アに対して測距を行う、いわゆる多点測距機能を有する
手段を採用しても良い。
【0046】34は、シャッタースピード、絞りの値等
の、各種のカメラの状態を示す情報を表示するための表
示手段であり、例えば、各種の色を発光するLED素
子、液晶表示デバイス等にて実現される。
【0047】なお、撮影者が表示内容をファインダ内で
把握できるように、表示手段34をファインダ内に設け
た構成にしておけば良い。
【0048】35は、コマンドダイヤルであり、ダイヤ
ルの回す方向によって、現在設定されているモードの内
容を変更する。
【0049】例えば、シャッタースピード、絞り等の、
数値が増加(アップ)するか、あるいは、減少(ダウ
ン)する態様が考えられる。
【0050】また、変更内容が数値ではなく、項目であ
る場合には、コマンドダイヤルの操作によって項目内容
が変更する。例えば、測光モードの場合、コマンドダイ
ヤルの操作によって、「マルチパターン測光」、「中央
部重点測光」、「スポット測光」と、設定すべき項目内
容が変更する。
【0051】スイッチ41は、撮影時に使用する、いわ
ゆる半押し可能なスイッチであり、レリーズ操作も可能
である。
【0052】なお、外部ボタン43は、図2に示した、
カメラ外部に設けられた各種ボタンで実現すればよい。
【0053】本ボタンは、カメラの有する機能(動作モ
ード)ごとに設けられている。
【0054】CPU31は、前記所定エリアに、予め選
択した動作モードを対応づけておき、この対応情報を、
記憶手段内に保持しておけば良い。
【0055】36は、レンズの駆動を行うレンズ駆動手
段であり、測距手段31によって検出されたデータに基
づいて、所定位置に被写体の像が結像されるように、す
なわち、フィルム面に被写体の焦点が合うように、撮影
レンズを駆動する。
【0056】本手段は、レンズ系を所定距離だけ移動可
能な移動機構によって実現される。
【0057】例えば、レンズと、レンズを固定し、スラ
イド可能な移動部と、移動部を所定距離移動させるアク
チュエータを有して構成される。なお、移動部が移動す
る移動距離は、測距手段33によって検出されたデータ
に基づいて、CPU31が、予め定めてあるプログラム
にしたがって演算する。そして、CPU31は、演算結
果に応じた移動信号を前記アクチュエータに与える構成
にしておけば良い。
【0058】42は、必要に応じてフィルムの巻き上
げ、あるいは、巻き戻しを行うフィルム給送手段であ
る。
【0059】38は、アクセサリー等外部の機器と、デ
ータ通信を行うための通信手段であり、インターフェイ
ス回路等によって実現される。これにより、外部の機器
とCPU31との、情報の授受が可能となる。
【0060】その他、図示はしないが、測光手段32の
計測結果に基づいて、フィルム面に適正な露光が行われ
るように、例えばシャッタースピードを制御する露出手
段等の写真撮影に必要な構成要素が備えられている。
【0061】以下、本構成による動作について概説す
る。
【0062】最初に、図1に示すエリア11に、いずれ
かの機能(いずれかの動作モード)を割り当てるため
に、所定の操作を行っておく必要がある。
【0063】1つの方法として、カメラの機能に対応す
る前記外部ボタンを押したとき、当該ボタンに対応する
機能(動作モード)を、予めエリア11に割り当てたと
して、CPU31が判断する構成にしておけばよい。
【0064】別の方法として、「機能選択ボタン」をカ
メラに新たに設け、このボタンを押しながら、コマンド
ダイアルを回転操作することによって、予めエリア11
に割り当てる動作モードを決定する処理を、CPU31
が行う構成も考えられる。
【0065】このコマンドダイアルの回転操作によっ
て、ファインダー内表示2が、図4に示すように、例え
ば、「フォーカスエリア」、「測光モード」、「露出モ
ード」、「露出補正」と、4つの動作モードの間で変化
するようになっている。
【0066】また別の動作モード決定方法として、複数
設けられている外部ボタン43を同時に押した状態で、
コマンドダイアルを回転操作することによって、図4に
示すように、ファインダー内表示2が変化するような方
法を採用しても良い。この場合には、特別な「機能選択
ボタン」を設ける必要がなくなる。
【0067】さらに、カメラと、外部機器である電子手
帳とを、通信手段38を介して接続し、エリアに対応す
る動作モードを設定する方法でもよい。
【0068】いずれの場合においても、図1のエリア1
1に対応する動作モードの情報は、例えば、図3に示す
不揮発性の記憶手段37に記憶しておけばよい。
【0069】以上のようにして、図1に示すエリア11
に、複数ある動作モードのうち、いずれかが割り当てら
れる。
【0070】次に、撮影者が、エリア11を注視してい
るか否かを、視線位置検出手段39、とCPU31によ
って判定する。撮影者が、エリア11を注視していない
と判定した場合には、特別な処理は行われず、撮影者の
写真撮影のための動作が、カメラ内で行われる。
【0071】撮影者が、エリア11を注視していると判
定した場合には、コマンドダイアルの操作を有効とし、
回転操作によって、前記所定エリアに予め対応づけられ
ている動作モードの内容変更を可能とする。CPU31
が、記憶手段の内容を参照し、予め定めてある動作モー
ドの内容を把握し、当該動作モードの内容を変更可能と
するように、予めROMに格納してある、変更項目や変
更可能な数値を、レジスタ内に取り込む。
【0072】そして、コマンドダイアル35の回転操作
を検出することによって、回転操作に応じて、動作モー
ドの内容を変更する。さらに、CPU31は、表示手段
34に、設定変更された内容を表示する。
【0073】このような構成により、撮影者の注視動作
と、コマンドダイアルの手動操作により、所望の動作モ
ードの設定内容の変更が可能となり、撮影者は、ファイ
ンダーから目を離さずに、写真撮影することが可能とな
る。これによりシャッターチャンスを逃すこと等がなく
なる。
【0074】上記実施例では、エリア11を1個とした
が、動作モードごとにエリアを設けた構成も考えられ
る。この場合、各エリアに対応して、動作モードを予め
設定する必要があるが、エリアが1個の場合と同様な処
理によって、エリアに対応する動作モードの設定が可能
である。また、CPU31は、複数存在するエリアのう
ち、撮影者が注視したエリアに対応する動作モードの、
設定内容の変更が、コマンドダイアルの操作により行え
るよう動作する構成にしておけば良い。
【0075】具体的には、例えば、図1のスクリーン1
の下側の右半分側に「露出補正モード」に対応するエリ
アを設け、左半分側に、「測光モード」、「露出モー
ド」、「フォーカスエリア」のうち、いずれかに対応す
るエリアを設けた構成等、各種各様のエリアのレイアウ
トが考えられる。
【0076】図5は、本発明にかかる処理を含むカメラ
動作処理を説明するためのフローチャートの一例であ
る。
【0077】カメラは、一般に、「測光処理、露出演算
処理、測距処理、AF(オートフォーカス)演算処理、
表示処理」、の一連の処理をを繰り返して行っており、
特定の操作、例えば、レリーズボタンを押す操作や、コ
マンドダイアルの操作、が行われると、所定の割り込み
処理が行われるように動作している。
【0078】図5は、カメラにおいて行われる、繰り返
し動作を示したフローチャートであり、通常は、測光処
理(ステップ100)、露出演算処理(ステップ20
0)、測距処理(ステップ300)、AF演算処理(ス
テップ400)、および表示処理(ステップ500)の
一連の処理を繰り返し行っている。
【0079】そして、特定の操作が行われると、図5に
示す処理ルーチンから一時的にブランチして、予め定め
た所定の処理を行い、当該処理の完了後、再度、図5に
示す処理ルーチンにリターンする。
【0080】ここで、特定の操作とは、レリーズ操作
や、動作モードの内容設定操作等が挙げられる。より具
体的には、例えば、測光モードの内容変更、シャッター
スピードの値の設定等が挙げられる。
【0081】さらに、カメラの露出モードが、「マニュ
アル」あるいは「シャッター優先オート」である場合
に、コマンドダイアルを回転操作すると、シャッタース
ピードが変化するようになっており、「プログラムオー
ト」である場合には、シャッタースピードおよび絞り値
の双方の値が変化するようになっている。
【0082】また、所定エリアに露出補正モードが対応
づけされている場合、撮影者の所定エリアの注視動作に
よって、図5に示す、通常の処理ルーチンから抜け出
す。そして、露出補正量の内容が設定可能となり、コマ
ンドダイアルを回転操作することによって、露出補正量
の内容が設定ができる。
【0083】もちろん、視線検出で行われる操作の他
に、通常カメラボディに備えられている操作部材である
機能ボタンを押すことによって、動作モードの設定、設
定され動作モードの内容の変更が可能な構成をも併せ持
つようにしてもよい。この場合、機能ボタンが押される
ことによっても、図5に示す、通常の処理ルーチンか
ら、所定の処理を行うルーチンへとブランチし、所定の
処理が行われる。
【0084】このような、特定の操作が行われることに
よって実行される、所定の処理の一例を示すフローチャ
ートを、図6に示す。
【0085】図6では、撮影者が所定エリアを注視した
場合、所定エリアに対して、いずれの動作モード(機
能)が定義されているかを、記憶手段を有して構成した
手段を用いて判断し、必要な処理を行っている。
【0086】今、仮に、撮影者が、予め、所定エリアに
定義しうる動作モードとして、「露出モード」、「測光
モード」、「露出補正モード」「フォーカスエリア」が
存在するものとする。なお、所定エリアに対する動作モ
ードの定義の仕方は、前述のとおりである。
【0087】さて、いずれのモードが定義されたかは、
各モードに対応して、記憶手段の中に設けた、フラグ設
定部の内容を、CPU31が参照して判断する。
【0088】すなわち、例えば、4ビットのフラグ設定
部を有しており、最下位のビットに対して、「露出モー
ド」が、次の上位ビットに対して「測光モード」が、次
の上位ビットに対して「露出補正モード」が、最後に、
最上位ビットに対して「フォーカスエリア」が割り当て
られているとする。
【0089】そして、各ビットの情報が「1」であれ
ば、そのビットに対応する動作モードが、所定エリアに
対応づけられているものとする。例えば、「0001」
であれば、「露出モード」、「0010」であれば、
「測光モード」が所定エリアに対応づけられているもの
とする。
【0090】逆に、撮影者の、所定エリアに対する動作
モードの定義の操作に対応して、フラグが設定される構
成にしておく。
【0091】まず、ステップ101において、視線位置
検知のための所定エリアに対して、露出モードが定義さ
れているか否かを、CPU31がフラグ設定部の内容を
参照して判定する。
【0092】露出モードが定義されているのであれば
(Y)、ステップ102において、カメラの動作モード
が、露出モード設定に変化していることを示すように表
示手段に、その旨の表示を行う。例えば、動作状態を表
示する表示手段に、露出モード表示マークを表示する。
【0093】また、前記エリアに対し、露出モードが定
義されていない場合(N)には、ステップ103へと進
み、測光モードが定義されているか否かを、CPU31
がフラグ設定部の内容を参照して判定する。そして、測
光モードが定義されておれば(Y)、ステップ104へ
と進み、測光モードが設定された旨の表示を行う。
【0094】同様に、所定エリアに対して、測光モード
が定義されていない場合(N)には、ステップ105に
おいて、露出補正モードが定義されているか否かを、C
PU31がフラグ設定部の内容を参照して判定し、露出
補正モードが定義されておれば(Y)、ステップ106
において、露出補正モードが設定された旨の表示を行
う。
【0095】そして、所定エリアに対し、露出補正モー
ドが定義されていない場合(N)は、ステップ107で
フォーカスエリアが定義されているか否かを、CPU3
1がフラグ設定部の内容を参照して判断し、フォーカス
エリアが定義されているなら(Y)、ステップ108に
おいて、フォーカスエリアが設定された旨の表示を行
う。
【0096】そして、ステップ102、104、10
6、108の処理を終了した場合、および、ステップ1
07で所定エリアに対してフォーカスエリアが定義され
ていない場合は、ステップ109に進む。
【0097】ステップ109では、所定エリアを撮影者
が注視しているか否かを判断し、もし、撮影者が所定エ
リアを注視しているのなら、ステップ101に戻り、前
述の動作を、再度、繰り返す。もしステップ109にお
いて、所定エリアを撮影者が注視していないのなら、図
6に示す処理を終了し、図5に示す、通常の処理ルーチ
ンに戻る。
【0098】また、通常の表示状態(図8上図)と、ス
テップ102、104、106、108における表示状
態(図8下図)は、明確に区別できるようになってい
る。
【0099】図6下図に示す例は、露出補正モードが指
定された場合の表示例である。
【0100】なお、所定エリアに対して定義してある動
作モードを、不揮発性の記憶手段に記憶、保持していれ
ば、CPU31は、視線位置検出手段39の出力情報に
基づき、撮影者が所定エリアを注視していると判断した
ときは、記憶手段内の記憶内容である動作モードを直接
呼び出し、コマンドダイアルの操作によって、当該動作
モードの内容を設定可能な構成にすることも考えられ
る。
【0101】さて、図6の処理において、設定された動
作モードが判断され、コマンドダイアルが操作される
と、CPU31は、割り込み処理を行う。すなわち、図
7に示す処理が実行される。
【0102】本処理は、コマンドダイアルによる操作に
対する処理を示したものである。
【0103】コマンドダイアルは、正、逆の双方向に回
転操作可能な部材である。
【0104】そして、例えば、内容の変更が数値である
ならば、正方向の回転操作は、数値の増加、逆方向の回
転操作は、数値の減少を行うようにしておく。もちろ
ん、設定内容は、数値でなくても、複数の項目でもよ
い。
【0105】まず、ステップ201では、CPU31
は、コマンドダイアルの回転方向を識別する。そして、
正方向であればステップ202に、逆方向であればステ
ップ203に進み。ここで、例えば、正方向とは、時計
回り方向、逆方向は、反時計回り方向とする。
【0106】ステップ202においては、正方向の回転
操作であるので、CPU31は、回転操作量に応じて、
設定数値の増加を行うように設定内容の変更を行う。逆
に、ステップ203においては、逆方向の回転操作であ
るので、CPU31は、回転操作量に応じて、設定数値
の減少を行うように設定内容の変更を行う。そして、処
理が完了し、リターンする。
【0107】図9は、露出モードにおける内容設定例を
示す図である。これは数値の変更ではなく、項目の変更
である。
【0108】図中、「P」はプログラムオート、「S」
はシャッタ優先オート、「A」は絞り優先オート、
「M」はマニュアルを示す表示である。
【0109】コマンドダイアルの回転方向により、露出
モードが、「P」、「S」、「A」、「M」、「P」の
順番(正方向)に変化するか、あるいは、その逆の順番
(逆方向)で変化する。
【0110】なお、図7の処理が完了、すなわち、コマ
ンドダイアルの操作が終了すれば、再度、図6に示す処
理ルーチンに戻る。
【0111】以上述べたように、本発明では、撮影者の
所定エリアの注視によって、あたかもコマンドダイアル
により内容設定を行う対象であるカメラ機能の、機能ボ
タンを押したのと同様の機能を果たすため、ファインダ
ーから目を離すことなく、ある機能における、所望の内
容設定が可能となる。
【0112】これを達成するためには、所定エリアは、
カメラの動作状態を表示する表示手段の近傍にあること
が望ましい。
【0113】さらに、本発明では内容設定可能な動作モ
ードとして「測光モード」、「露出モード」、「露出補
正モード」、「フォーカスエリア」を例にとり説明して
いるが、これらは、ファインダー内にも、その設定状態
を示す表示があることが望ましい、動作モードだからで
ある。例えば、ISO感度の設定等のファインダー内に
は表示せず、かつ、ファインダーから目を離した状態で
設定しても差し支えないものは除外しているが、これ
も、所定エリアに対応づけておき、撮影者の注視動作に
より、コマンドダイアルによる内容設定操作を有効とす
る構成にしてもよい。
【0114】以上のように本発明によれば、撮影条件を
設定する際にファインダーから目を離すことなく、所定
エリアを注視した状態で、コマンドダイアルを操作すれ
ば、動作モードの内容を設定できるので、撮影者がシャ
ッターチャンスを逃すことはなる。また、所定エリア
を、ファインダー内の表示手段の近傍に設けておけば、
設定操作の操作性が向上する。
【0115】
【発明の効果】撮影者の所定エリアの注視動作と、コマ
ンドダイアルの手動操作により、動作モードの内容が容
易に設定可能なカメラを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるファインダー内表示を示す説明
図である。
【図2】実際のカメラの上面図である。
【図3】本発明にかかる一実施例の構成図である。
【図4】動作状態の表示例の説明図である。
【図5】本発明にかかる処理フローチャートである。
【図6】本発明にかかる処理フローチャートである。
【図7】本発明にかかる処理フローチャートである。
【図8】動作状態の表示例の説明図である。
【図9】コマンドダイアル操作による、設定内要変更の
説明図である
【符号の説明】
1…スクリーン、2…ファインダー内表示、31…CP
U、32…測光手段、33…測距手段、34…表示手
段、35…コマンドダイアル、36…レンズ駆動手段、
37…記憶手段、38…通信手段、39…視線位置検出
手段、41…スイッチ、42…給送手段、43…外部ボ
タン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮影者の所定エリアの注視動作によって、
    操作が行えるカメラであって、 撮影者の視線位置を検出する視線位置検出手段と、手動
    操作によって、動作モードの内容を設定するモード内容
    設定部と、前記視線位置検出手段の出力に基づき、撮影
    者が、予め定めたエリアを注視していると判断したと
    き、前記モード内容設定部の操作を有効とする処理手段
    とを備えることを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】請求項1において、さらに、ファインダー
    内に、カメラの動作状態を表示する表示手段を備え、 前記エリアを、前記表示手段の近傍に設けたことを特徴
    とするカメラ。
  3. 【請求項3】請求項1および2のいずれかにおいて、前
    記動作モードを予め定めるためのモード設定部を備えた
    ことを特徴とするカメラ。
JP6084839A 1994-04-22 1994-04-22 カメラ Withdrawn JPH07295017A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6084839A JPH07295017A (ja) 1994-04-22 1994-04-22 カメラ
US08/791,492 US5765052A (en) 1994-04-22 1997-01-27 Camera with plurality of camera modes and methods

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6084839A JPH07295017A (ja) 1994-04-22 1994-04-22 カメラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07295017A true JPH07295017A (ja) 1995-11-10

Family

ID=13841969

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6084839A Withdrawn JPH07295017A (ja) 1994-04-22 1994-04-22 カメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07295017A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4241007B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法、プログラム、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体
US6584284B1 (en) Camera provided with focus adjusting apparatus
US5745810A (en) Image taking apparatus
US6760548B2 (en) Camera having display device
US5895133A (en) Exposure mode selecting device
US5682559A (en) Camera
US5659817A (en) Mode selecting system of a camera
US5589907A (en) Camera having an information setting apparatus for setting photographic data
US5563676A (en) Camera having standard and panoramic focusing modes
JP2768469B2 (ja) 焦点調節装置
JPH07295017A (ja) カメラ
JP2003302685A (ja) カメラ
US5765052A (en) Camera with plurality of camera modes and methods
JP2017151481A (ja) 撮像装置
JPH11352389A (ja) 電子ファインダカメラ
JP3416277B2 (ja) 光学装置
JP3301842B2 (ja) 視線検出手段を備えたカメラ
JP2000056229A (ja) 顕微鏡用コントローラ
JPH05307207A (ja) カメラの撮影制御機能の設定装置
JPH07295021A (ja) カメラ
JP4341327B2 (ja) カメラ
JP4438352B2 (ja) カメラ
JPH11261882A (ja) カメラ
JP2013174637A (ja) 撮像装置
JP2000081659A (ja) カメラシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010703