JP4261635B2 - 紫外線硬化型スルーホール充填剤 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリント配線板の製造に用いる紫外線硬化型スルーホール充填剤に関し、詳しくは、特に、表面実装法用に好適に用いることができる恒久的な紫外線硬化型スルーホール充填剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、プリント配線板の高密度化に適した製造技術として、表面実装法が広く行われるようになってきた。表面実装法によれば、基板に実装される素子は、基板表面の導体層にはんだ付けされ固定される。この場合、スルーホールは基板の両側の配線パターンの導通をとる機能を有するだけでよく、素子のピンを挿入する機能が不要になったため、スルーホールの内壁の銅めっき層等の導電層を保護するためにスルーホールに充填したスルーホール充填剤を除去する必要がなくなった。また、スルーホールへのめっき液のしみ込みや、フラックスやはんだによる裏面の汚染を防止するためには、むしろスルーホールを基板表面と同一レベルにまで完全に閉塞することが好ましい。そのため従来から、恒久的なスルーホール充填剤及びそれを用いたプリント配線板の製造方法が提案されている(例えば特開平5−110234号公報、特開平8−78842号公報に開示されるもの。)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらのスルーホール充填剤は、基材との密着性、耐熱衝撃性等に問題があり、はんだ耐熱性試験や、冷熱衝撃試験等の信頼性試験においてスルーホール充填剤硬化物にクラックが発生したり、スルーホール内壁とスルーホール充填剤の硬化物の隙間が発生することによりめっき処理液や他の処理液がスルーホール内にしみ込むといった問題を残している。
【0004】
本発明は上記の点に鑑みて成されたものであり、硬化時の収縮性が小さく、基材との密着性、耐クラック性、及び表面の平滑性等に優れ、硬化した状態にてスルーホール内を完全に閉塞でき、かつ硬化物の耐熱衝撃性が優れた、スルーホールの恒久的な充填剤として好適な紫外線硬化型スルーホール充填剤を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載の紫外線硬化型スルーホール充填剤は、
(A)イソボルニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチル(メタ)アクリレート、トリシクロ−(5,2,1,02.6)−デカニル(メタ)アクリレート及びトリシクロ−(5,2,1,02.6)−デカニルオキシエチル(メタ)アクリレートの群から選択される少なくとも一種以上のエチレン性不飽和単量体、
(B)ビスフェノールA型エポキシ化合物のエポキシ基に、カルボキシル基を一個のみ有すると共にエチレン性不飽和基を有する化合物を付加反応させて得られる化合物、
(C)上記のエチレン性不飽和単量体(A)以外のエチレン性不飽和単量体、
(D)光重合触媒、及び
(E)不活性固体粉末
を含有して成ることを特徴とするものである。
【0006】
また本発明の請求項2に記載の紫外線硬化型スルーホール充填剤は、請求項1の構成に加えて、(C)上記の(A)以外のエチレン性不飽和単量体が一個の(メタ)アクリロイル基と少なくとも一個のヒドロキシル基とを有する化合物を含有して成ることを特徴とするものである。
【0007】
また本発明の請求項3に記載の紫外線硬化型スルーホール充填剤は、請求項1又は2の構成に加えて、上記の成分(A)の配合割合を10〜60重量%、成分(B)の配合割合を1.0〜40重量%、成分(C)の配合割合を1.0〜50重量%、成分(D)の配合割合を0.01〜20重量%、成分(E)の配合割合を20〜70重量%として成ることを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
<(A)特定のエチレン性不飽和単量体>
本発明の紫外線硬化型スルーホール充填剤の成分としては、テルペン系アルコールと(メタ)アクリル酸とのエステルである特定のエチレン性不飽和単量体(A)が用いられる。
【0009】
具体的には、イソボルニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチル(メタ)アクリレート、トリシクロ−(5,2,1,02.6)−デカニル(メタ)アクリレート、トリシクロ−(5,2,1,02.6)−デカニルオキシエチル(メタ)アクリレートが挙げられる。上記の特定のエチレン性不飽和単量体(A)は商業的に入手可能であり、例えば、共栄社化学(株)製の商品名「ライトアクリレートIB−XA」及び「ライトエステルIB−X」、日立化成工業(株)製の商品名「FANCRYLFA−511A」、「FANCRYL FA−512A」、「FANCRYLFA−513A」及び「FANCRYL FA−513M」等が挙げられる。
【0010】
上記の特定のエチレン性不飽和単量体(A)の配合量は本発明の紫外線硬化型スルーホール充填剤の全成分中で10〜60重量%とするのが好ましく、さらに好ましくは20重量〜40重量%とするものである。配合割合が10重量%に満たないと紫外線硬化型スルーホール充填剤の硬化収縮率が大きくなり密着性が低下するおそれがあり、60重量%を超えると3次元架橋密度が低くなり紫外線硬化型スルーホール充填剤の硬化物の耐熱衝撃性が低下しやすくなるおそれがある。また配合割合を紫外線硬化型スルーホール充填剤の全成分中で20〜40重量%とすると、硬化収縮率が小さく密着性が良好となり、更に耐熱衝撃性においても優れた物性が得られる。
<(B)ビスフェノールA型エポキシ化合物のエポキシ基に、カルボキシル基を一個のみ有すると共にエチレン性不飽和基を有する化合物を付加反応させて得られる化合物>
また、本発明に係る紫外線硬化型スルーホール充填剤には、ビスフェノールA型エポキシ化合物のエポキシ基に、カルボキシル基を一個のみ有すると共にエチレン性不飽和基を有する化合物を付加反応させて得られる化合物(B)を配合するものである。
【0011】
具体的には、ビスフェノールA型エポキシ化合物のエポキシ基に、(メタ)アクリル酸を反応させたもの、ビスフェノールA型エポキシ化合物のエポキシ基に、多塩基酸とヒドロキシル基を有するエチレン性不飽和単量体との部分エステル化物を付加したもの等が挙げられる。ここで上記多塩基酸としては、フタル酸,ヘキサヒドロフタル酸、テトラヒドロフタル酸、コハク酸等が例示できる。またヒドロキシル基を有するエチレン性不飽和単量体としてはヒドロキシ(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート等が例示できる。
【0012】
また本発明に用いる上記の化合物(B)は、ビスフェノールA型エポキシ化合物中の複数のエポキシ基のうち少なくとも1以上のエポキシ基に、カルボキシル基を1個のみ有すると共にエチレン性不飽和基を有する化合物を少なくとも1個以上付加反応させて得られるものであり、この化合物(B)中にエポキシ基が残存していてもよいものである。
【0013】
ここでビスフェノールA型エポキシ樹脂は、商業的に入手可能であり、例えば油化シェルエポキシ(株)から商品名「エピコート828」,「エピコート1001」,「エピコート1004」及び「エピコート1007」で供給されているもの等が挙げられる。
【0014】
上記化合物(B)の配合量は、紫外線硬化型スルーホール充填剤中で、1.0〜40重量%の範囲とすることが好ましく、1.0重量%に満たないと、架橋密度が低下しやすくなり、紫外線硬化型スルーホール充填剤の硬化物の耐熱衝撃性が低下するおそれがある。また40重量%を超えると架橋密度が高くなり過ぎたり、紫外線硬化型スルーホール充填剤の硬化収縮率が大きくなり過ぎたりする傾向があり、紫外線硬化型スルーホール充填剤の硬化物と導体間に隙間が生じやすくなるおそれがある。
<(C)上記の特定のエチレン性不飽和単量体(A)以外のエチレン性不飽和単量体>
本発明の紫外線硬化型スルーホール充填剤には、充填剤の粘度、及び硬化速度調整等の目的で上記の特定のエチレン性不飽和単量体(A)以外のエチレン性不飽和単量体(C)が配合される。
【0015】
このようなエチレン性不飽和単量体(C)として、例えば、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート等の直鎖、分岐又は脂環式アルキル(メタ)アクリレート類、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、メトキシエチル(メタ)アクリレート、エトキシエチル(メタ)アクリレート、メトキシジエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート等のエチレングリコール又はその誘導体のモノ(メタ)アクリレート類、プロピレングリコール若しくはその誘導体のモノ(メタ)アクリレート、ブチレングリコール又はその誘導体のモノ(メタ)アクリレート等のアルキレングリコール又はその誘導体のモノ(メタ)アクリレート類、グリセロールモノ(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート等の芳香族系の(メタ)アクリレート類、(メタ)アクリルアミド、N−メチル(メタ)アクリルアミド、N−プロピル(メタ)アクリルアミド、N−t−ブチル(メタ)アクリルアミド、N−t−オクチル(メタ)アクリルアミド、ジアセトン(メタ)アクリルアミド等の(メタ)アクリルアミド類、マレイン酸、イタコン酸、クロトン酸等の不飽和カルボン酸類、マレイミド、N−フェニルマレイミド、N−(2−メチルフェニル)マレイミド、N−(4−メチルフェニル)マレイミド、N−(2,6−ジエチルフェニル)マレイミド、N−(2−クロロフェニル)マレイミド、N−メチルマレイミド、N−エチルマレイミド、N−イソプロピルマレイミド、N−ラウリルマレイミド、N−シクロヘキシルマレイミド等のマレイミド類、アクリロイルモルフォリン、ビニルピロリドン、アクリロニトリル、酢酸ビニル、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルエーテル、ポリカプロラクトン変性ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート(例えばダイセル化学工業(株)から「PLACCEL FA−1」等の商品名で供給されているもの。)、フェニルグリシジルエーテル(メタ)アクリル酸付加物等の単官能エチレン性不飽和単量体、あるいはポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリブチレングリコールジ(メタ)アクリレート等の2官能エチレン性不飽和単量体等が挙げられる。これらは単独で用いることができる他、二種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
【0016】
またこれらの上記の特定のエチレン性不飽和単量体(A)以外のエチレン性不飽和単量体(C)のなかでも、ポリカプロラクトン変性ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ブチレングリコールモノ(メタ)アクリレート等のような、一個の(メタ)アクリロイル基と少なくとも一個のヒドロキシル基とを有するエチレン性不飽和単量体を含むものを用いた場合、紫外線硬化型スルーホール充填剤の硬化物と基材との密着性が特に良好となり最適な効果が得られる。
【0017】
この上記の特定のエチレン性不飽和単量体(A)以外のエチレン性不飽和単量体(C)の配合量は本発明の紫外線硬化型スルーホール充填剤の全体量中で1.0〜50重量%であることが好ましい。1.0重量%に満たないと、紫外線硬化型スルーホール充填剤の硬化収縮率が大きくなり密着性が低下しやすくなるおそれがあり、一方、50重量%を超えると紫外線硬化型スルーホール充填剤の硬化物の耐熱衝撃性を低下させる傾向が生じる。
<(D)光重合触媒>
本発明の紫外線硬化型スルーホール充填剤には、紫外線照射を受けた際にラジカル重合反応やカチオン重合反応を誘起させる光重合触媒(D)を配合するものである。
【0018】
ラジカル重合反応を誘起させる光重合触媒(D)としては、ベンゾフェノン類、ジアセチル、ベンジル、α−ピリジル等のビシナルケトン類、例えばピバロイン、α−ピリドイン等のアシロイン類、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、ベンジルジメチルケタール等のベンゾイン類、4−フェノキシジクロロアセトフェノン、4−t−ブチル−ジクロロアセトフェノン、ジエトキシアセトフェノン等のアセトフェノン類、2,4−ジエチルチオキサントン、2,4−ジメチルチオキサントン、2−クロルチオキサントン、2−メチルチオキサントン、イソプロピルチオキサントン、2,4−ジクロロチオキサントン、2,4−ジプロピルチオキサントン等のチオキサントン誘導体等のチオキサントン系、エチルアントラキノン、ベンズアントラキノン、ジアミノアントラキノン等のアントラキノン類、あるいはカンファーキノン、4,4′−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン、ジベンゾスベロン、4,4′−ジエチルイソフタロフェノン、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノ−プロパン−1−オン、アシルホスフィンオキサイド、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド等を挙げることができる。上記の光重合触媒(D)は単独で用いることができる他、二種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
【0019】
また、カチオン重合反応を誘起させる光重合触媒(D)としては、アリールジアゾニウム、ジアリールハロニウム、トリフェニルホスホニウム、ジアルキル−4−ヒドロキシスルホニウム、ジアルキル−4−ヒドロキシジフェニルスルホニウム、アレン−鉄錯体等のPF6 -、AsF6 -、BF4 -、SbF6 -塩等を挙げることができる。
【0020】
また、それ自体は紫外線照射により活性化はしないが、上記の光重合触媒(D)と併用することで光重合反応を促進するアミン系光重合助触媒等も併せて用いることができる。そのような光重合助触媒として、主に脂肪族、芳香族アミンが使用され、例えば、トリエチレンテトラミン、トリエタノールアミン、メチルジエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン、n−ブチルアミン、N−メチルジエタノールアミン、ジエチルアミノエチルメタアクリレート、ミヒラーケトン、4,4′−ジエチルアミノフェノン、4−ジメチルアミノ安息香酸エチル、4−ジメチルアミノ安息香酸(n−ブトキシ)エチル、4−ジメチルアミノ安息香酸イソアミル等を挙げることができる。これらの中でも、特にミヒラーケトン、4,4′−ジエチルアミノフェノン、4−ジメチルアミノ安息香酸エチル、4−ジメチルアミノ安息香酸(n−ブトキシ)エチル、4−ジメチルアミノ安息香酸イソアミル等の芳香族アミンが、紫外光領域における大きな硬化深度を確保する点で好ましい。
【0021】
上記の光重合触媒(D)の配合量は本発明の紫外線硬化型スルーホール充填剤の全体量中で0.01〜20重量%とするのが好ましいものであり、0.01%に満たないと露光時における本発明の紫外線硬化型スルーホール充填剤の表面硬化性が低下するおそれがあり、また20重量%を超えると耐熱衝撃性、密着性が低下するおそれがある。
<(E)不活性固体粉末>
本発明の紫外線硬化型スルーホール充填剤には、不活性固体粉末(E)が配合される。これにより紫外線硬化型スルーホール充填剤がスルーホール内に充填される際の充填性及び充填状態を向上でき、特に紫外線硬化型スルーホール充填剤の硬化物の耐熱衝撃性が良好になる。この不活性固体粉末としては、例えば体質顔料や着色顔料として用いられるタルク、シリカ、水酸化アルミニウム、酸化チタン、硫酸バリウム、カオリン、炭酸カルシウム、フタロシアニン等、有機重合体微粒子であるポリエチレン、ナイロン、ポリエステル等、さらに揺変剤であるアエロジル等が挙げられる。
【0022】
これらの中でも特に体質顔料が紫外線硬化型スルーホール充填剤の硬化物の耐熱衝撃性を向上させる点で好ましい。
【0023】
ここで不活性固体粉末(E)の配合量は本発明の紫外線硬化型スルーホール充填剤の全体量中で20〜70重量%とするのが好ましく、20重量%に満たないと充填剤の硬化収縮が大きくなり密着性が低下するおそれがあり、70重量%を超えると、上記の特定のエチレン性不飽和単量体(A)、化合物(B)及び(A)以外のエチレン性不飽和単量体(C)が充分に配合できなくなり、密着性及び耐熱衝撃性が低下するおそれがある。
【0024】
また本発明の紫外線硬化型スルーホール充填剤には、上記以外の成分として、例えば、シランカップリング剤等のカップリング剤、密着性付与剤、レベリング剤、ハイドロキノン、ハイドロキノンモノメチルエーテル、ピロガロール、t−ブチルカテコール、フェノチアジン等の重合禁止剤、分散安定性を向上させるための界面活性剤や高分子分散剤等の、各種添加剤を含有させることもできる。
【0025】
本発明の紫外線硬化型スルーホール充填剤は、上記の各成分を所定の割合で配合し、三本ロール等を用いた公知の混練方法に混練することにより調製することができる。
【0026】
このようにして調製される本発明の紫外線硬化型スルーホール充填剤は、紫外線を照射して硬化させる際の収縮性が低減されて紫外線硬化型スルーホール充填剤の硬化物の基材との密着性、耐クラック性、及び表面の平滑性を向上することができるものである。またこのようにして形成される硬化物の熱収縮率を低減することができるものである。
【0027】
本発明の紫外線硬化型スルーホール充填剤の使用方法は特に限定されるものではないが、プリント配線板のスルーホールに充填するにあたっては、例えば、まずめっき処理等によりスルーホールの内壁に銅等の導電層を形成したプリント配線板製造用パネルを紫外線硬化型スルーホール充填剤に浸漬すると共にスルーホール内に紫外線硬化型スルーホール充填剤を充填した後に取り出し、プリント配線板製造用パネルの両面に付着した紫外線硬化型スルーホール充填剤をウレタンスキージー等によりかき落とす。続いて、このプリント配線板製造用パネルを高圧水銀灯等を用い、片面当たり例えば1000〜4000mJの光量で露光し、両面から紫外線硬化型スルーホール充填剤を硬化させる。その後、プリント配線板製造用パネルの表面に付着した紫外線硬化型スルーホール充填剤及びその硬化物を研磨用バフ等を用いて研磨することにより除去するものである。
【0028】
ここで、本発明の紫外線硬化型スルーホール充填剤は、プリント配線板製造用パネルへ導体回路パターンを形成する前において充填することができ、また導体回路パターンを形成した後において充填、硬化することもできるものである。
【0029】
また、紫外線硬化型スルーホール充填剤が充填硬化されたプリント配線板を作製した後、導体回路パターン表面に、熱硬化型ソルダーレジストインク、紫外線硬化型ソルダーレジストインク、液状ソルダーレジストインク等を使用してソルダーレジストを形成することもできる。
【0030】
また、紫外線硬化型スルーホール充填剤が充填硬化されたプリント配線板表面に絶縁樹脂を使用して絶縁層を形成し導電層を順次形成することにより多層化するいわゆるビルドアップ法を用いて多層プリント配線板を形成することもできる。
【0031】
このようにして本発明の紫外線硬化型スルーホール充填剤を用いてプリント配線板のスルーホールを埋め込むようにすると、上記のように本発明の紫外線硬化型スルーホール充填剤は硬化時の収縮性が小さく、硬化物の基材との密着性等に優れるため、スルーホール内壁との密着性、耐クラック性、及び平滑性を優れたものとすることができ、硬化した状態にてスルーホール内を完全に閉塞することができるものであって、めっき工程におけるスルーホールへのめっき液のしみ込みや、部品搭載工程におけるフラックスやはんだによる裏面の汚染を防止することができるものである。またこの硬化物は熱収縮率が小さく、スルーホールに充填された硬化物の耐熱衝撃性を優れたものとすることができる。従って本発明の紫外線硬化型スルーホール充填剤は、スルーホールの恒久的な充填剤として好適なものである。
【0032】
【実施例】
以下に、合成例、実施例及び比較例を示して本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、以下に使用される「部」及び「%」は、特に示さない限り、全て重量基準である。
〔合成例1〕
エポキシ当量190のビスフェノールA型エポキシ樹脂(油化シェルエポキシ(株)製、商品名「エピコート828」)350部、メタクリル酸180部、トリメチルベンジルアンモニウムクロライド0.2部及びハイドロキノンモノメチルエーテル0.05部をフラスコに仕込み、100℃で6時間反応させてエポキシアクリレートを得た。
〔合成例2〕
エポキシ当量881のビスフェノールA型エポキシ樹脂(油化シェルエポキシ(株)製、商品名「エピコート1004」)880部、アクリル酸79部、トリメチルベンジルアンモニウムクロライド0.3部及びハイドロキノンモノメチルエーテル0.1部をフラスコに仕込み、100℃で6時間反応させてエポキシアクリレートを得た。
〔合成例3〕
エポキシ当量474のビスフェノールA型エポキシ樹脂(油化シェルエポキシ(株)製、商品名「エピコート1001」)950部、アクリル酸75部、トリメチルベンジルアンモニウムクロライド0.3部及びハイドロキノンモノメチルエーテル0.1部をフラスコに仕込み、100℃で6時間反応させてエポキシアクリレートを得た。
〔紫外線硬化型スルーホール充填剤の製造〕
表1に示す配合組成に基づいて各成分を配合すると共に各々三本ロールにより混練し、実施例1乃至20及び比較例1乃至6の紫外線硬化型スルーホール充填剤を調製した。
ここで表1中において、
*1 のIB−XAは共栄社化学(株)製の商品名「ライトアクリレートIB−XA」で供給されるイソボルニルアクリレートである。
*2 のFA−511Aは日立化成工業(株)製の商品名「FANCRYL FA−511A」で供給されるジシクロペンテニルアクリレートである。
*3 のFA−512Aは日立化成工業(株)製の商品名「FANCRYL FA−512A」で供給されるジシクロペンテニルオキシエチルアクリレートである。
*4 のFA−513Aは日立化成工業(株)製の商品名「FANCRYL FA−513A」で供給されるトリシクロ−(5,2,1,02.6)−デカニルアクリレートである。
*5 のFA−513Mは日立化成工業(株)製の商品名「FANCRYL FA−513M」で供給されるトリシクロ−(5,2,1,02.6)−デカニルメタクリレートである。
*6 のFA−1はダイセル化学工業(株)製の商品名「PLACCEL FA−1」で供給されるポリカプロラクトン変性ヒドロキシエチルアクリレートである。
*7 のアエロジル200は日本アエロジル(株)製の商品名「アエロジル200」で供給されるの微粉シリカある。
*8 LMS−100は富士タルク工業(株)製の商品名「LMS−100」で供給されるのタルクである。
*9 のBF−20は堺化学工業(株)製の商品名「BF−20」で供給される硫酸バリウムである。
〔実施例1乃至20及び比較例1乃至6の紫外線硬化型スルーホール充填剤を用いたプリント配線板の製造〕
板厚1.6mm、銅厚35μm、基板サイズ330mm×330mmのガラスエポキシ両面銅張積層板1(松下電工(株)製、「R1705」)にドリルにて直径0.3mmのバイアホール2用の孔を所定の位置に5000個穿設し、図1(a)に示すように無電解銅及び電解銅めっきにより孔壁を含む両面銅張積層板1の全面に30μmの銅めっき層3を形成して、表裏の配線回路導体の電気的接続をするバイアホール2が形成されたプリント配線板製造用パネル10を作製した。
【0033】
次にこのプリント配線板製造用パネル10を、表1に示す組成を有する各実施例及び比較例の紫外線硬化型スルーホール充填剤に浸漬して図1(b)に示すようにバイアホール2内に紫外線硬化型スルーホール充填剤4を充填した。このプリント配線板製造用パネル10を紫外線硬化型スルーホール充填剤の槽から取り出し、プリント配線板製造用パネル10の両面に付着した紫外線硬化型スルーホール充填剤4をウレタンスキージーによりかき落した。続いて、このプリント配線板製造用パネル10を高圧水銀灯を用い、片面当たり2000mJの光量で露光し、両面から紫外線硬化型スルーホール充填剤4を硬化させた。その後、プリント配線板製造用パネル10の表面を、ベルトサンダー((株)丸源鐵工所製、研削ベルト:400番)を用いて負荷電流2Aで研磨し、さらに4軸両面研磨機((株)石井表記製、商品名「IOP−600」)にて、研磨用バフ(住友スリーエム(株)製、商品名「CPホイ−ル VF」)を用いて負荷電流2Aで研磨することにより、図1(c)に示すようにプリント配線板製造用パネル10の表面に付着した紫外線硬化型スルーホール充填剤4及びその硬化物4hを除去した。
【0034】
上記研磨工程後のプリント配線板製造用パネル10に、図1(d)に示すように、希アルカリ溶液で現像可能な液状エッチングレジストインク6(互応化学工業(株)製、「エキレジンPER−800(RB−102)」)を、横型両面ロールコーター((株)ファーネス製)のにより塗布し、遠赤外線乾燥機にて雰囲気温度70℃で3分間乾燥した。次に図1(e)に示すように、このプリント配線板製造用パネル10に回路パターンを描いたマスクフィルム7を当てがい、フォトレジスト露光用両面同時露光機((株)オーク製作所製、商品名「HMW201GX」)により光量100mJで露光し、その後、1%炭酸ナトリウム水溶液にて現像して、図1(f)に示すようにエッチングレジスト層6hを形成した。続いて、50℃の塩化第二銅エッチング液により、図1(g)に示すように銅露出部分をエッチング除去し、導体回路パターン8を形成した。このプリント配線板製造用パネル10を水洗後、3%の水酸化ナトリウム水溶液のスプレーにより、図1に示すように上記エッチングレジスト層6hを除去した。このようにして、スルーホールに実施例1乃至20及び比較例1乃至6の紫外線硬化型スルーホール充填剤が充填硬化されたプリント配線板を作製した。
【0035】
上記のようにして得られた、実施例1乃至20及び比較例1乃至6のスルーホール付きプリント配線板について、50℃の塩化第二銅エッチング液に5分間浸漬し、水洗した後、JISC5012 6.1マイクロセクションに基づいて、スルーホールの垂直マイクロセクションを取り、下記の各項目について250倍の顕微鏡で観察を行った。
(1) バイアホール2の壁面と紫外線硬化型スルーホール充填剤の硬化物4hとの隙間の状態を観察することによって密着性の評価を行い、まったく隙間が無くエッチング液の潜り込みのない状態を「◎」、一部隙間が発生し和束にエッチング液の潜り込みがある状態を「○」、大きく隙間が発生しエッチング液の潜り込みがある状態を「×」として評価した。
【0036】
また、紫外線硬化型スルーホール充填剤の硬化物のクラックの発生状態を観察することによって耐クラック性の評価を行い、全くクラックの発生がなくエッチング液の潜り込みのない状態を「◎」、細かなクラックが発生しているがエッチング液の潜り込みがない状態を「○」、大きなクラックが発生してエッチング液の潜り込みがある状態を「×」として評価した。
【0037】
また、紫外線硬化型スルーホール充填剤の硬化物4hのプリント配線板表面での平滑性を観察して平滑性の評価を行い、スルーホール充填剤の硬化物4hの凹凸が、プリント配線板表面から±10のμmの範囲である場合を「◎」、±30μmの範囲である場合を「○」、±30μmの範囲を超える場合を「×」として評価した。
(2) 耐熱衝撃性試験として、プリント配線板を260℃の溶融はんだ浴に10秒間浸漬した後、20℃で20秒間空冷する操作を3サイクル繰り返すはんだ耐熱性試験を実施した後、50℃の塩化第二銅エッチング液に5分間浸漬し、水洗した後(1)と同様の評価を行った。
(3) 耐熱衝撃性試験として、プリント配線板を−65℃の温度状況下に30分間曝露した後、125℃の温度状況下に30分間曝露する操作を100サイクル繰り返す冷熱衝撃試験を実施した後、50℃の塩化第二銅エッチング液に5分間浸漬し、水洗した後(1)と同様の評価を行った。
【0038】
以上の評価結果を表1に示す
【0039】
【表1】
表1から判るように、比較例1乃至6と比べると、各実施例のものでは硬化物とスルーホール内壁との密着性が向上し、かつ耐熱衝撃性が向上したことが確認できた。
【0040】
また特定のエチレン性不飽和単量体(A)以外のエチレン性不飽和単量体(C)として、一個の(メタ)アクリロイル基と少なくとも一個のヒドロキシル基とを有するエチレン性不飽和単量体を用いた実施例1乃至9のものでは、実施例10、11ものと比較して、硬化物とスルーホール内壁との密着性が更に向上したことが確認できた。
【0041】
またこの実施例1乃至9のもののうち、特に特定のエチレン性不飽和単量体(A)の配合量が20重量〜40重量%である実施例1乃至7では密着性、耐熱衝撃性が共に非常に優れたものであった。
【0042】
また実施例1乃至11のものでは、特定のエチレン性不飽和単量体(A)の配合量が10重量%に満たない実施例12のものと比べて密着性が更に向上し、特定のエチレン性不飽和単量体(A)配合量が60重量%を超える実施例17及び18と比べると、硬化物の耐熱衝撃性が更に向上した。またエポキシアクリレート(B)の配合量が40重量%を超える実施例16、19と比べると、硬化物とスルーホール内壁との密着性が更に向上した。また特定のエチレン性不飽和単量体(A)以外のエチレン性不飽和単量体(C)の配合量が50重量%を超える実施例13、20と比べると、硬化物の耐熱衝撃性が更に向上した。また不活性固体粉末(E)の配合量が20重量%に満たない実施例14、18と比べると、硬化物とスルーホール内壁との密着性が更に向上し、不活性固体粉末(E)の配合量が70重量%を超える実施例15と比べると、硬化物とスルーホール内壁との密着性が向上し、更に耐熱衝撃性が向上した。
【0043】
【発明の効果】
上記のように本発明の請求項1に記載の紫外線硬化型スルーホール充填剤は、(A)イソボルニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチル(メタ)アクリレート、トリシクロ−(5,2,1,02.6)−デカニル(メタ)アクリレート及びトリシクロ−(5,2,1,02.6)−デカニルオキシエチル(メタ)アクリレートの群から選択される少なくとも一種以上のエチレン性不飽和単量体、
(B)ビスフェノールA型エポキシ化合物のエポキシ基に、カルボキシル基を一個のみ有すると共にエチレン性不飽和基を有する化合物を付加反応させて得られる化合物、
(C)上記のエチレン性不飽和単量体(A)以外のエチレン性不飽和単量体、
(D)光重合触媒、及び
(E)不活性固体粉末
を含有するため、硬化時の収縮性を低減することができて硬化物の基材との密着性、耐クラック性、及び表面の平滑性を向上することができ、スルーホール内に充填した後紫外線硬化させた際にスルーホール内壁との密着性、耐クラック性、及び平滑性を優れたものとして硬化物にてスルーホール内を完全に閉塞できるものであって、スルーホールへのめっき液のしみ込みや、フラックスやはんだによる裏面の汚染を防止することができるものである。またこの硬化物の熱収縮率を低減することができるものであって、スルーホールに充填された硬化物の耐熱衝撃性を優れたものとすることができるものである。従って本発明の紫外線硬化型スルーホール充填剤は、スルーホールの恒久的な充填剤として好適なものである。
【0044】
また本発明の請求項2に記載の紫外線硬化型スルーホール充填剤は、(C)上記の(A)以外のエチレン性不飽和単量体が一個の(メタ)アクリロイル基と少なくとも一個のヒドロキシル基とを有する化合物を含有するため、紫外線硬化型スルーホール充填剤の硬化物と基材との密着性を更に向上することができるものである。
【0045】
また本発明の請求項3に記載の紫外線硬化型スルーホール充填剤は、上記の成分(A)の配合割合を10〜60重量%、成分(B)の配合割合を1.0〜40重量%、成分(C)の配合割合を1.0〜50重量%、成分(D)の配合割合を0.01〜20重量%、成分(E)の配合割合を20〜70重量%としたため、硬化時の収縮性を更に低減することができて硬化物の基材との密着性、耐クラック性、及び表面の平滑性を更に向上することができ、かつこの硬化物の熱収縮率を更に低減することができるものであって、スルーホールに充填された硬化物の耐熱衝撃性を優れたものとすることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)乃至(h)は本発明に係る紫外線硬化型スルーホール充填剤の使用方法の具体的一例を示す要部断面図である。
Claims (3)
- (A)イソボルニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチル(メタ)アクリレート、トリシクロ−(5,2,1,02.6)−デカニル(メタ)アクリレート及びトリシクロ−(5,2,1,02.6)−デカニルオキシエチル(メタ)アクリレートの群から選択される少なくとも一種以上のエチレン性不飽和単量体、
(B)ビスフェノールA型エポキシ化合物のエポキシ基に、カルボキシル基を一個のみ有すると共にエチレン性不飽和基を有する化合物を付加反応させて得られる化合物、
(C)上記のエチレン性不飽和単量体(A)以外のエチレン性不飽和単量体、
(D)光重合触媒、及び
(E)不活性固体粉末
を含有して成ることを特徴とする紫外線硬化型スルーホール充填剤。 - (C)上記のエチレン性不飽和単量体(A)以外のエチレン性不飽和単量体として、一個の(メタ)アクリロイル基と少なくとも一個のヒドロキシル基とを有するエチレン性不飽和単量体を用いて成ることを特徴とする請求項1に記載の紫外線硬化型スルーホール充填剤。
- 上記の成分(A)の配合割合を10〜60重量%、成分(B)の配合割合を1.0〜40重量%、成分(C)の配合割合を1.0〜50重量%、成分(D)の配合割合を0.01〜20重量%、成分(E)の配合割合を20〜70重量%として成ることを特徴とする請求項1又は2に記載の紫外線硬化型スルーホール充填剤。
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