JP4076322B2 - 硬化性樹脂組成物、硬化体、接着剤組成物及び接合体 - Google Patents

硬化性樹脂組成物、硬化体、接着剤組成物及び接合体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、硬化速度が速く、熱時引張剪断接着強さ、剥離接着強さ及び衝撃接着強さが高く、耐湿性に優れる接着剤組成物に関する。特に、表面をクロメート処理した亜鉛メッキ鋼板を使用したモーターにおいて、高温高湿雰囲気暴露時の防錆効果が著しく改善され、フェライトとヨークとの固定に適したアクリル系接着剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
常温下、短時間で硬化する常温速硬化型接着剤は、無公害、省力化、省資源及び省エネルギー等のために年々多く使用されるようになっている。
【0003】
特にモーターの組立てには、一般に一液加熱硬化型エポキシが使用されるが、加熱のために莫大な電力を必要とするので、経済的に好ましくないという欠点があった。そこで、常温硬化型接着剤が使用されるようになった。
【0004】
回転型モーターの構成を図1、図2に示す。回転型モーターは、ヨーク1とマグネット2を接着剤組成物3で結合したものからなるステーター(固定子)に巻き線4と回転軸5からなるローター(回転子)を挿入した構成となっている。
【0005】
常温硬化型接着剤としては、二液型速硬化エポキシ系接着剤、嫌気性接着剤、瞬間接着剤及び第二世代のアクリル系接着剤(SGA)が知られている。
【0006】
二液型速硬化エポキシ系接着剤は、主剤と硬化剤を計量、混合して被着体に塗布し、主剤と硬化剤の反応により硬化するものである。しかしながら、二剤型常温速硬化エポキシ系接着剤は主剤と硬化剤の計量や混合が不十分だと著しい接着強さの低下を起こすことがあり、又、計量と混合を充分に行った場合でも剥離接着強さと衝撃接着強さが低いという欠点があった。
【0007】
嫌気性接着剤は、被着体間において接着剤組成物を圧着し、空気を遮断することにより硬化する。しかしながら、圧着する際に接着剤組成物の一部が被着体からハミ出した場合、ハミ出した部分は空気に接触するために硬化しないという欠点があった。又、被着体間のクリアランスが大きい場合も硬化しないという欠点があった。
【0008】
瞬間接着剤は通常シアノアクリレートを主成分とし、作業性に優れている。しかしながら、剥離接着強さや衝撃接着強さが低いという欠点があった。又、耐湿性と耐水性も劣るために、使用範囲が著しく限定されるという欠点があった。
【0009】
SGAは二剤性であるが、二剤の正確な軽量を必要とせず、不完全な計量や混合、時には二剤の接触だけでも、常温で数分〜数十分で硬化するために作業性に優れ、ハミ出し部分の硬化も良好であるために広く使用されている(特公昭58−34513号公報、特公昭58−5954号公報及び特開昭54−141826号公報)。具体的には、エポキシ系接着剤の代替としてモーター用接着剤に使用されるようになった。
【0010】
近年、モーターの中で自動車に使用する車載用モーターの需要が大きくなっている。車載用モーターは、使用個所、使用地域の気候及びエンジン稼働時の発熱やモーターの自己発熱により、高い特性を必要とされており、例えば80℃、95%RH(湿度)雰囲気で1000時間の高温高湿暴露試験に対して長期間高い接着性を示すことが要求されるようになった。
【0011】
本発明者は鋭意検討した結果、特定の(メタ)アクリルモノマーを併用した硬化性樹脂組成物が例えば以下の効果を有するので、モーターに使用する接着剤として非常に有用になるとの知見を得て本発明を解決するに至った。
【0012】
(a)120℃といった熱時での引張剪断接着強さに優れ、又、80℃×湿度95%雰囲気で1000時間といった高温高湿暴露試験に対して長期間高い接着性を示し、防錆効果が著しく改善され、接着性や耐熱性が良好となる。このように、高温高湿条件下での接着強さの向上効果が優れるので、日本のように高湿気候下で、かつ、使用環境やモーター回転時の自己発熱等により常に高温高湿雰囲気に曝されるモーターの組立に使用できる。
【0013】
(b)硬化促進効果を有するために固着時間が短く、オートメーションでモーターを製造した場合、治具の使用を大幅に減らすことができ、かつ大量に生産できる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
即ち、本発明は、(1)下記一般式(A)で表される(メタ)アクリルモノマー、
【化2】
Figure 0004076322
(2)エポキシ(メタ)アクリレート、(3)重合開始剤及び(4)重合促進剤を含有してなるモーター用の常温硬化性樹脂組成物であり、さらに、(5)(1)と(2)以外の重合性ビニルモノマーを含有してなる該常温硬化性樹脂組成物であり、さらに、(6)エラストマー成分を含有してなる該常温硬化性樹脂組成物であり、さらに、(7)酸性リン酸化合物を含有してなる該常温硬化性樹脂組成物であり、さらに、(8)防錆剤を含有してなる該常温硬化性樹脂組成物であり、該常温硬化性樹脂組成物を第一剤及び第二剤に分け、第一剤が少なくとも(3)重合開始剤を含有してなり、第二剤が少なくとも(4)重合促進剤を含有してなる二剤型常温硬化性樹脂組成物であるさらに、該常温硬化性樹脂組成物からなる常温接着剤組成物である。又、該常温接着剤組成物を使用してフェライトをヨークに接着してなるモーターであり、ヨークが表面をクロメート処理された亜鉛メッキ鋼板であるモーターである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下本発明を詳細に説明する。
【0016】
本発明で使用する(1)下記一般式(A)で表される(メタ)アクリルモノマーとは、以下の構造をいう。
【0017】
【化3】
Figure 0004076322
【0018】
成分(1)の(メタ)アクリルモノマーの使用により、高温高湿暴露条件下の耐久性試験で、優れた接着強さを示すものである。又、熱時引張剪断接着強さが高いために、使用環境や回転時の自己発熱等により常に高温雰囲気に曝されるモーターに非常に有用である。
【0019】
一般式(A)の構造を有する(メタ)アクリルモノマーとしては、トリシクロ[5,2,1,0]デカニルアクリレートやトリシクロ[5,2,1,0]デカニルメタクリレート等が挙げられる。これらの中では、より高い熱時引張剪断接着強さを有する点で、トリシクロ[5,2,1,0]デカニルメタクリレートが好ましい。
【0020】
成分(1)の使用量は、成分(1)、成分(2)と必要に応じて使用する成分(5)及び成分(6)の合計100質量部中、5〜40質量部が好ましく、8〜35質量部がより好ましい。5質量部未満だと熱時剪断接着強さが低いおそれがあり、40質量部を越えると剥離接着強さと衝撃接着強さが低いおそれがある。
【0021】
本発明で使用する(2)エポキシ(メタ)アクリレートとしては、エポキシ化合物に(メタ)アクリル酸を付加して得られたものである。又、(メタ)アクリル酸の代わりに(メタ)アクリル酸無水物を使用してもよい。
【0022】
成分(2)で表されるエポキシ(メタ)アクリレートの使用により、剥離接着強さや衝撃接着強さが著しく向上する。又、硬化促進効果を有するために以下の点でモーターの製造に有益である。
【0023】
モーターの製造では、モーターが十分な性能を発揮するために、ヨーク1とマグネット2の位置がずれないよう、組立の精度を精密にし、一定に保つ必要がある。そのために、接着剤組成物3が硬化するまでに大量の治具を用いてマグネットを固定する必要があった。オートメーションでモーターを製造した場合には固着時間が短いと、治具の使用を大幅に減らすことができ、かつ大量に生産できるので産業的利用性は極めて高くなる。
【0024】
エポキシ(メタ)アクリレートの中では、密着性及び接着強さの向上効果が著しい点で、一般式(B)で表されるエポキシ(メタ)アクリレートが好ましい。
【0025】
【化4】
Figure 0004076322
【0026】
一般式(B)で表されるエポキシ(メタ)アクリレートとしては、エポキシメタクリレート“エポキシエステル3000M(共栄化学社製)”、エポキシアクリレート“エポキシエステル3000A(共栄化学社製)”及びエポキシアクリレート“ビスコートV#540(大阪有機化工業社製)”等が挙げられる。これらの1種又は2種以上を使用してもよい。
【0027】
一般式(B)で表されるエポキシ(メタ)アクリレートの中では、密着性、T型剥離接着強さ及び衝撃接着強さの向上効果が著しい点で、以下の一般式(B’)で示されるエポキシメタクリレートが好ましい。
【0028】
【化5】
Figure 0004076322
【0029】
一般式(B’)で示されるエポキシメタクリレートとしては、“エポキシエステル3000M(共栄化学社製)”が挙げられる。
【0030】
成分(2)の使用量は、成分(1)、成分(2)と必要に応じて使用する成分(5)及び成分(6)の合計100質量部中、1〜25質量部が好ましく、3〜15質量部がより好ましい。1質量部未満だと剥離接着強さ及び衝撃接着強さが低く、硬化促進効果が小さいおそれがあり、25質量部を越えると高温高湿暴露条件下で、表面をクロメート処理された亜鉛メッキ層が腐食し、著しく引張剪断接着強さが低下してしまうおそれがある。
【0031】
本発明では、硬化速度向上の点で、(3)重合開始剤を使用する。
【0032】
本発明で使用する(3)重合開始剤の中では、反応性の点で、有機過酸化物が好ましい。
【0033】
有機過酸化物としては、クメンハイドロパーオキサイト、パラメンタンハイドロパーオキサイト、tert−ブチルハイドロパーオキサイト、ジイソプロピルベンゼンジハイドロパーオキサイド、メチルエチルケトンパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド及びtert−ブチルパーオキシベンゾエート等が挙げられ、これらの1種又は2種以上を使用してもよい。これらの中では、反応性の点で、クメンハイドロパーオキサイドが好ましい。
【0034】
成分(3)の使用量は、成分(1)、成分(2)と必要に応じて使用する成分(5)及び成分(6)の合計100質量部に対して、0.5〜10質量部が好ましく、1〜8質量部がより好ましい。0.5質量部未満だと硬化促進効果がないおそれがあり、10質量部未満を越えると貯蔵安定性が悪くなるおそれがある。
【0035】
本発明で使用する(4)重合促進剤は、前記重合開始剤と反応し、ラジカルを発生する公知の重合促進剤であれば使用できる。重合促進剤としては、第3級アミン、チオ尿素誘導体及び遷移金属塩等が挙げられる。
【0036】
第3級アミンとしては、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン及びN,N−ジメチル−パラ−トルイジン等が挙げられる。
【0037】
チオ尿素誘導体としては、2−メルカプトベンズイミダゾール、メチルチオ尿素、ジブチルチオ尿素、テトラメチルチオ尿素及びエチレンチオ尿素等が挙げられる。
【0038】
遷移金属塩としては、ナフテン酸コバルト、ナフテン酸銅及びバナジルアセチルアセトネート等が挙げられる。これらの中では、硬化促進効果が高い点で、バナジルアセチルアセトネートが好ましい。
【0039】
これらの1種又は2種以上を使用できる。これらの中では、硬化促進効果が高い点で、遷移金属塩が好ましい。
【0040】
(4)重合促進剤の使用量は、成分(1)、成分(2)と必要に応じて使用する成分(5)及び成分(6)の合計100質量部に対して、0.05〜3質量部が好ましく、0.1〜2.5質量部がより好ましい。0.05質量部未満だと硬化促進効果がなく、固着時間が長く、密着性が低下するおそれがあり、3質量部を越えると未反応の重合促進剤が残り、密着性が低下するおそれがある。
【0041】
さらに、本発明では、接着性向上の点で、(5)成分(1)と成分(2)以外の重合性ビニルモノマーを使用することが好ましい。
【0042】
本発明で使用する(5)成分(1)と成分(2)以外の重合性ビニルモノマーは、ラジカル重合可能であればいかなるものでもよく、炭素−炭素不飽和二重結合を有するビニルモノマーが好ましい。重合性ビニルモノマーの中では、硬化速度や接着性等の点で、重合性ビニルモノマーが重合性(メタ)アクリル酸誘導体であることが好ましい。
【0043】
(メタ)アクリル酸エステルとしては、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸シクロヘキシル及びメタクリル酸シクロヘキシル等のアルキル(メタ)アクリレート、アクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸2−ヒドロキシプロピル及びメタクリル酸2−ヒドロキシプロピル等のヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート、アクリル酸グリシジル、メタクリル酸グリシジル、ジエチレングリコールジアクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート、ジプロピレングリコールアクリレート、ジプロピレングリコールメタクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ペンタエリスリトールテトラメタクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサメタクリレート、トリスアクリロイルオキシエチルイソシアヌレート、トリスメタクリロイルオキシエチルイソシアヌレート、2,2−ビス(4−アクリロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−メタクリロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−アクリロキシエトキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−メタクリロキシエトキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−アクリロキシジエトキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−メタクリロキシジエトキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−アクリロキシプロポキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−メタクリロキシプロポキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−アクリロキシテトラエトキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−メタクリロキシテトラエトキシフェニル)プロパン、ジシクロペンテニルオキシエチルアクリレート並びにジシクロペンテニルオキシエチルメタクリレート等が挙げられる。
【0044】
これらの中では、接着性の点で、アルキル(メタ)アクリレート及び/又はヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートが好ましく、アルキル(メタ)アクリレートとヒドロキシ(メタ)アクリレートの併用がより好ましい。
【0045】
アルキル(メタ)アクリレートとヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートを併用した場合のアルキル(メタ)アクリレートとヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートの使用量は、接着性の点で、アルキル(メタ)アクリレートとヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートの合計100質量部中、アルキル(メタ)アクリレート:ヒドロキシ(メタ)アクリレート=55〜75質量部:25〜45質量部が好ましい。
【0046】
成分(5)の使用量は、成分(1)、成分(2)と必要に応じて使用する成分(5)及び成分(6)の合計100質量部中、35〜70質量部が好ましく、40〜60質量部がより好ましい。35質量部未満だと剥離接着強さや熱時剪断接着強さが低いおそれがあり、70質量部を越えると剥離接着強さや高温高湿暴露条件下での熱時剪断接着強さが低いおそれがある。
【0047】
さらに、本発明では、接着性向上の点で、(6)エラストマー成分を使用することが好ましい。
【0048】
本発明で使用する(6)エラストマー成分とは、常温でゴム状弾性を有する高分子物質をいい、重合性ビニルモノマーに溶解又は分散できるものが接着性の点で、好ましい。
【0049】
このようなエラストマー成分としては、アクリロニトリル−ブタジエン−メタクリル酸共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン−メチルメタクリレート共重合体、ブタジエン−スチレン−メチルメタクリレート共重合体(MBS) 、アクリロニトリル−スチレン−ブタジエン共重合体、並びに、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、線状ポリウレタン、スチレン−ブタジエンゴム、クロロプレンゴム及びブタジエンゴム等の各種合成ゴム、天然ゴム、スチレン−ポリブタジエン−スチレン系合成ゴムといったスチレン系熱可塑性エラストマー、ポリエチレン−EPDM合成ゴムといったオレフィン系熱可塑性エラストマー、並びに、カプロラクトン型、アジペート型及びPTMG型といったウレタン系熱可塑性エラストマー、ポリブチレンテレフタレート−ポリテトラメチレングリコールマルチブロックポリマーといったポリエステル系熱可塑性エラストマー、ナイロン−ポリオールブロック共重合体やナイロン−ポリエステルブロック共重合体といったポリアミド系熱可塑性エラストマー、1,2−ポリブタジエン系熱可塑性エラストマー、並びに、塩ビ系熱可塑性エラストマー等が挙げられる。これらのエラストマー成分は相溶性が良ければ、1種又は2種以上を使用してもよい。
【0050】
これらの中では、重合性ビニルモノマーに対する溶解性や接着強さが良好な点で、アクリロニトリル−ブタジエン−メタクリル酸共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン−メチルメタクリレート共重合体、ブタジエン−スチレン−メチルメタクリレート共重合体及びアクリロニトリル−ブタジエンゴムからなる群のうちの1種又は2種以上が好ましく、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体とブタジエン−スチレン−メチルメタクリレート共重合体の併用がより好ましい。
【0051】
成分(6)の使用量は、成分(1)、成分(2)と必要に応じて使用する成分(5)及び成分(6)の合計100質量部中、5〜35質量部が好ましく、10〜25質量部がより好ましい。5重量部未満だと粘度が低すぎるので接着剤組成物がダレて作業性が低下し、接着強さが向上しないおそれがあり、35質量部を越えると粘度が高すぎて接着剤組成物を調製しにくく、接着強さが向上しないおそれがある。
【0052】
さらに、本発明では、耐湿条件下での接着強さ及び室温での密着性を向上させる点で、(7)酸性リン酸化合物を使用することが好ましい。
【0053】
本発明で使用する(7)酸性リン酸化合物の中では、耐湿条件下での接着強さ及び室温での密着性を向上させる点で、下記一般式(C)で示される酸性リン酸化合物が好ましい。
【0054】
【化6】
Figure 0004076322
【0055】
一般式(C)で表される酸性リン酸化合物としては、アシッドホスホオキシエチルアクリレート、アシッドホスホオキシエチルメタクリレート、アシッドホスホオキシプロピルアクリレート、アシッドホスホオキシプロピルメタクリレート、ビス(2−アクリロイルオキシエチル)アシッドフォスフェート及びビス(2−メタクリロイルオキシエチル)アシッドフォスフェート等が挙げられる。これらの1種又は2種以上を使用してもよい。
【0056】
これらの中では、耐湿条件下での接着強さ及び室温での密着性を向上させる点で、ビス(2−メタクリロイルオキシエチル)アシッドフォスフェートが好ましい。
【0057】
成分(7)の使用量は、成分(1)、成分(2)と必要に応じて使用する成分(5)及び成分(6)の合計100質量部に対して、0.05〜20質量部が好ましく、0.5〜10質量部がより好ましい。0.05重量部未満だと密着性が小さいおそれがあり、20質量部を越えると逆に密着性が悪くなるおそれがある。
【0058】
さらに、本発明では、防錆効果を改善する点で、(8)防錆剤を使用することが好ましい。
【0059】
本発明で使用する(8)防錆剤としては、トリアゾール類、チアゾール類、亜硝酸塩及びアルケニルコハク酸誘導体等が挙げられる。これらの中では、固着時間が短くし、防錆効果を著しく改善する点で、トリアゾール類が好ましい。
【0060】
トリアゾール類は、固着時間が短く、治具の使用を大幅に減らせるので、短時間で大量にモーターを製造でき、特に温度80℃、湿度95%といった高温高湿雰囲気暴露時の防錆効果が著しく改善され、接着性や密着性が良好となり、モーターの初期密着性が良好となる。
【0061】
本発明で使用するトリアゾール類としては、ベンゾトリアゾール、カルボキシベンゾトリアゾール、4,5,6,7−テトラハイドロベンゾトリアゾール、4,5,6,7−テトラハイドロトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−tert−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−tert−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール及び2−(2−’ヒドロキシ−4−オクトキシフェニル)ベンゾトリアゾール等のベンゾトリアゾール類等が挙げられる。これらの1種又は2種以上を使用できる。
【0062】
これらの中では、固着時間が短いので例えば短時間で大量にモーターを製造でき、高温高湿雰囲気暴露時の防錆効果が著しく改善され、接着性や密着性が良好となり、モーターの初期密着性が良好となる点で、ベンゾトリアゾール類が好ましく、ベンゾトリアゾールがより好ましい。
【0063】
(8)防錆剤の使用量は、成分(1)、成分(2)と必要に応じて使用する成分(5)及び成分(6)の合計100質量部に対して、0.1〜5質量部が好ましく、0.2〜3質量部がより好ましい。0.1質量部未満だと固着時間が長くなり、高温高湿雰囲気暴露時の防錆効果、接着性及び密着性が低下するおそれがあり、5質量部を越えると接着性や密着性が低下するおそれがある。
【0064】
さらに、本発明で使用する硬化性樹脂組成物は空気に接している部分の硬化を迅速にし、非嫌気性とするために各種パラフィン類を使用できる。パラフィン類としては、例えばパラフィン、マイクロクリスタリンワックス、カルナバろう、蜜ろう、ラノリン、鯨ろう、セレシン及びカンデリラろう等が挙げられる。これらの1種又は2種以上が使用できる。これらの中では、パラフィンが好ましい。
【0065】
パラフィン類の使用量は、成分(1)、成分(2)と必要に応じて使用する成分(5)及び成分(6)の合計100質量部に対して、0.1〜5質量部が好ましい。0.1質量部未満だと空気に接している部分の硬化が悪くなるおそれがあり、5重量部を越えると接着強さが低下するおそれがある。
【0066】
この他に粘度や流動性を調整する目的で、クロロスルホン化ポリエチレン、ポリウレタン、スチレン−アクリロニトリル共重合体及びポリメチルメタクリレート等の高分子、並びに、微粉末シリカ等も使用してもよい。
【0067】
なお、これらの他にも所望により重合禁止剤、充填剤及び着色剤等の既に知られている物質を使用してもよい。
【0068】
本発明で使用する硬化性樹脂組成物の実施態様として好ましくは接着剤組成物、特に好ましくは二剤型の接着剤組成物として使用することが挙げられる。二剤型については、本発明の接着剤組成物の必須成分すべてを貯蔵中は混合せず、接着剤組成物を第一剤及び第二剤に分け、第一剤に少なくとも(3)重合開始剤を、第二剤に少なくとも(4)重合促進剤と必要に応じて(8)防錆剤とを別々に貯蔵する。二剤型は貯蔵安定性に優れる点で好ましい。この場合、両剤を同時に又は別々に塗布して接触、硬化することによって、二液型の接着剤組成物として使用できる。なお、二剤型の場合、各成分の使用量は、第一剤と第二剤の合計に対する量で示す。
【0069】
本発明で使用する接着剤組成物により被着体を接合して接合体を作成する。被着体の各種材料については、紙、木材、セラミック、ガラス、陶磁器、ゴム、プラスチック、モルタル、コンクリート及び金属等制限はないが、被着体が金属の場合、優れた接着性を示し、被着体の少なくとも一方がクロメート処理された亜鉛メッキ鋼板の場合、より優れた接着性を示す。
【0070】
被着体の少なくとも一方がクロメート処理された亜鉛メッキ鋼板の場合、本発明の用途としては、以下説明するように高温高湿雰囲気暴露時の耐湿性が優れる点で、モーター用に使用することが好ましく、モーターヨーク1の材料としてクロメート処理された亜鉛メッキ鋼板を用い、ヨーク1とマグネット2の接着に用いることがより好ましい。
【0071】
従来、ヨーク1は鉄製であり、後塗装により防食性を保持していたが、後塗装を省力化できるという利点から、ヨーク1として耐食性に優れるメッキ鋼板を使用するようになりつつある。被着体としてクロメート処理された亜鉛メッキ鋼板を車載用モーターに使用した場合、高温高湿暴露条件下でメッキ層が腐食することなく、良好な接着性を示す。耐食性に優れるメッキ鋼板としては、入手し易い点で、クロメート処理された亜鉛メッキ鋼板が好ましい。
【0072】
【実施例】
以下実験例により本発明をさらに詳細に説明する。なお、以下各物質使用量の単位は質量部で示す。各物質としては市販品を用いた。但し、エポキシ(メタ)アクリレートは共栄社化学社製のエポキシメタクリレート(商品名:エポキシエステル3000M)を使用し、酸性リン酸化合物はビス(2−メタクリロイルオキシエチル)アシッドフォスフェートを使用し、パラフィン類はパラフィンを使用した。
各種物性については次のようにして測定した。
【0073】
(固着時間)
温度23℃、湿度50%環境下で、JIS K−6850に従い、一方の試験片(100mm×25mm×1.6mm、サンドブラスト処理した鉄)の片面に、接着剤組成物の第一剤と第二剤をスタティックミキサーで混合塗布し、その後直ちにもう一方の試験片を重ねて貼り合わせ、固着時間測定用試料とした。試料の固着時間(単位:分)は、温度23℃、湿度50%の環境下で塗布直後からプッシュプルゲージ(ModelS、Komura社製)で0.39[MPa/3.125]以上の接着強さを発現する時間を固着時間とした。
【0074】
(T型剥離接着強さ)
温度23℃、湿度50%の環境下で、JIS K−6854に従い、一方の試験片(23mm×100mm×0.3mmt、サンドブラスト処理した鉄)の片面に、接着剤組成物の第一剤と第二剤をスタティックミキサーで混合塗布し、その後直ちにもう一方の試験片(23mm×100mm×0.3mmt、サンドブラスト処理した鉄)を重ねて貼り合わせ、同雰囲気で24時間養生したものを測定用試料とした。温度23℃、湿度50%RHの環境下で引張速度50mm/min.の環境下でT型剥離接着強さを測定した。
【0075】
(衝撃接着強さ)
温度23℃、湿度50%の環境下で、JIS K−6855に従い、一方の試験片(44mm×25mm×19mm、サンドブラスト処理した鉄)の片面に、接着剤組成物の第一剤と第二剤をスタティックミキサーで混合塗布し、その後直ちにもう一方の試験片(25mm×25mm×9mm、サンドブラスト処理した鉄)を重ねて貼り合わせ、同雰囲気で24時間養生したものを測定用試料とした。温度23℃、湿度50%の環境下で、アイゾット衝撃試験機(IZO−B、テスター産業社製)で衝撃接着強さを測定した。
【0076】
(120℃熱時引張剪断接着強さ)
温度23℃、湿度50%の環境下で、JIS K−6850に従い、一方の試験片(100mm×25mm×1.6mm、サンドブラスト処理した鉄)の片面に、接着剤組成物の第一剤と第二剤をスタティックミキサーで混合塗布し、その後直ちにもう一方の試験片(100mm×25mm×1.6mm、サンドブラスト処理した鉄)を重ねて貼り合わせ、同雰囲気で24時間養生したものを測定用試料とした。上記試験片を温度120℃の環境下で、30分放置後、温度120℃環境下、引張速度10mm/min.で、120℃熱時引張剪断接着強さを測定した。
【0077】
(80℃×95%RH(湿度)×1000時間引張剪断接着強さ)
温度23℃、湿度50%の環境下で、JIS K−6850に従い、一方の試験片(100mm×25mm×1.4mm、クロメート処理された亜鉛メッキ鋼板)の片面に、接着剤組成物の第一剤と第二剤をスタティックミキサーで混合塗布し、その後直ちにもう一方の試験片(100mm×25mm×1.4mm、クロメート処理された亜鉛メッキ鋼板)を重ねて貼り合わせ、同雰囲気で24時間養生後、温度80℃、湿度95%の環境下に1000時間暴露したものを測定用試料とした。温度23℃、湿度50%の環境下で数時間養生後、引張速度10mm/min.で引張剪断接着強さ(単位:MPa)を測定した。
【0078】
(80℃×95%RH×1000時間引張剪断引張剪断接着強さの密着性)
密着性は80℃×95%RH(湿度)×1000時間引張剪断接着強さの測定試験での破壊状態から次の評価基準により評価した。一般に強い接着強さが得られるのは凝集破壊が起きる場合なので、破壊状態においては凝集破壊が好ましい。
○:凝集破壊と界面破壊が混在
△:凝集破壊と界面破壊が混在し、かつ、一部腐食あり
×:凝集破壊がなく、界面剥離又は腐食剥離あり
【0079】
(実物モーターによる初期密着性)
室温において接着剤組成物3を用いて、図3のように、クロメート処理された亜鉛メッキ鋼板からなるヨーク1とフェライトからなるマグネット2を接着したステーターを測定用試料とした。温度23℃、湿度50%の環境下において、ヨーク1側面に金属球6を落下して落球衝撃試験を行い、密着性を確認した。マグネット2が材料破壊又は接着剤組成物3が凝集破壊した場合を○、接着剤組成物3の凝集破壊と、マグネット2と接着剤組成物3界面の界面剥離とが混在した場合を△、接着剤組成物3界面剥離した場合を×とした。
【0080】
実験例1
表1に示す組成の二剤型接着剤組成物を調製し、物性を測定した。結果を表1に示す。
【0081】
【表1】
Figure 0004076322
【0082】
実験例2
表2に示す組成の二剤型接着剤組成物を調製し、物性を測定した。結果を表2に示す。
【0083】
【表2】
Figure 0004076322
【0084】
実験例3
表3に示す組成の二剤型接着剤組成物を調製し、物性を測定した。結果を表3に示す。
【0085】
【表3】
Figure 0004076322
【0086】
実験例4
表4に示す組成の二剤型接着剤組成物を調製し、物性を測定した。結果を表4に示す。
【0087】
【表4】
Figure 0004076322
【0088】
実験例5
表5に示す組成の二剤型接着剤組成物を調製し、物性を測定した。結果を表5に示す。
【0089】
【表5】
Figure 0004076322
【0090】
実験例6
表6に示す組成の二剤型接着剤組成物を調製し、物性を測定した。結果を表6に示す。
【0091】
【表6】
Figure 0004076322
【0092】
実験例7
表7に示す組成の二剤型接着剤組成物を調製し、物性を測定した。結果を表7に示す。
【0093】
【表7】
Figure 0004076322
【0094】
【発明の効果】
本発明により、耐湿性に優れ、硬化速度が速く、熱時引張剪断接着強さ、T型剥離接着強さ及び衝撃接着強さが良好な硬化性樹脂組成物が得られる。具体的には例えば、120℃といった熱時での引張剪断接着強さに優れ、又、80℃×湿度95%雰囲気で1000時間といった高温高湿暴露試験に対して長期間高い接着性を示し、防錆効果が著しく改善され、接着性や耐熱性が良好な硬化性樹脂組成物が得られる。特に被着体が表面をクロメート処理された亜鉛メッキ鋼板を使用したモーターの製造に使用した場合、モーターは高温高湿条件下で使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】回転型モーターの断面図である。
【図2】回転型モーターの真上正面図である。
【図3】実物モーターによる初期密着性の測定図である。
【符号の説明】
1 ヨーク
2 マグネット
3 接着剤組成物
4 巻き線
5 回転軸

Claims (9)

  1. (1)下記一般式(A)で表される(メタ)アクリルモノマー、
    Figure 0004076322
    (2)エポキシ(メタ)アクリレート、(3)重合開始剤及び(4)重合促進剤を含有してなるモーター用の常温硬化性樹脂組成物。
  2. さらに、(5)(1)と(2)以外の重合性ビニルモノマーを含有してなる請求項1記載の常温硬化型樹脂組成物。
  3. さらに、(6)エラストマー成分を含有してなる請求項1又は2記載の常温硬化性樹脂組成物。
  4. さらに、(7)酸性リン酸化合物を含有してなる請求項1〜3のうちの1項記載の常温硬化性樹脂組成物。
  5. さらに、(8)防錆剤を含有してなる請求項1〜4のうちの1項記載の常温硬化性樹脂組成物。
  6. 請求項1〜5のうちの1項記載の硬化性樹脂組成物を第一剤及び第二剤に分け、第一剤が少なくとも(3)重合開始剤を含有してなり、第二剤が少なくとも(4)重合促進剤を含有してなる二剤型常温硬化性樹脂組成物
  7. 請求項1〜6のうちの1項記載の常温硬化性樹脂組成物からなる常温接着剤組成物。
  8. 請求項記載の常温接着剤組成物を使用してフェライトをヨークに接着してなるモーター
  9. ヨークが表面をクロメート処理された亜鉛メッキ鋼板である請求項記載のモーター
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