JP2969474B2 - 金属板用固形状接着剤 - Google Patents

金属板用固形状接着剤

Info

Publication number
JP2969474B2
JP2969474B2 JP2311356A JP31135690A JP2969474B2 JP 2969474 B2 JP2969474 B2 JP 2969474B2 JP 2311356 A JP2311356 A JP 2311356A JP 31135690 A JP31135690 A JP 31135690A JP 2969474 B2 JP2969474 B2 JP 2969474B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parts
solid adhesive
adhesive
metal plate
solid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2311356A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04183766A (ja
Inventor
俊勇 荻原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TONBO ENPITSU KK
Original Assignee
TONBO ENPITSU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TONBO ENPITSU KK filed Critical TONBO ENPITSU KK
Priority to JP2311356A priority Critical patent/JP2969474B2/ja
Publication of JPH04183766A publication Critical patent/JPH04183766A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2969474B2 publication Critical patent/JP2969474B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は主として金属板と紙、フィルム、またはシー
ト等を接着もしくは仮止めするために使用する金属板用
固形状接着剤に関し、特に金属板に悪影響を与えない金
属板用固形状接着剤に関する。
(従来技術及び解決すべき課題) 従来より金属板に紙、フィルム又はシート等を接着も
しくは仮止めする必要性は、例えば金属製品を直付けし
て包装したり、或は金属板を塗装したりする場合等にお
いてしばしば生じる。殊に、自動車の板金塗装に際し
て、マスキングとして非塗装部分に紙、フィルム又は、
シートを貼着して塗装を行ない、しかる後、これらの貼
着物を剥離していた。
しかし、このような場合、従来は粘着テープを使用し
ていたが、特に粘着テープをマスキング材として使用す
ると一々テープをカットして所要個所に貼着する必要が
あり、その作業は煩雑であった。
そこで、この作業を省力化するためにテープを使用せ
ず固形状接着剤を使用し、金属板に直接接着剤を塗布す
る方法が採用されるようになった。
しかし、この方法は極めて簡便であるが、他面、接着
剤が金属面に残り、金属面を腐蝕させる心配があった。
そこで、本発明者は上述の欠点のない固形状接着剤に
ついて検討した結果、本発明を完成したもので、本発明
の目的は金属板に直接塗布、使用しても何等金属板に悪
影響を与えない金属板用固形状接着剤を提供するにあ
る。
(課題を解決するための手段) 本発明の要旨は、水を5〜50部、有機溶剤を15〜65
部、接着性樹脂を25〜50部、ゲル化剤を0.5〜10部及び
防錆剤を0.01〜10部の割合で配合したことを特徴とする
金属板用固形状接着剤である。
すなわち、本発明においては固形接着剤中に防錆剤、
特にベンゾトリアゾール、トリストリアゾール、ジクロ
ヘキシルアミンからなる防錆剤の一種又は2種以上を添
加、使用するものである。
本発明について詳細に述べる。
本発明における固形状接着剤は、溶媒成分として水及
び有機溶剤、接着性成分として接着性樹脂、及び、賦形
形成分としてゲル化剤の三成分に防錆機能を賦与するた
めに防錆剤を配合したものである。
本発明で使用する有機溶剤としては、例えば、メタノ
ール、エタノール、n−プロパノール、イソ−プロパノ
ール、n−ブタノール、イソ−ブタノール、エチレング
リコール、プロピレングリコール、グリセリン、ベンジ
ルアルコール、メチルベンジルアルコールの如きアルコ
ール類;メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、エチレ
ングリコールモノイソプロピルエーテル、エチレングリ
コールモノイソブチルエーテル、エチレングリコールモ
ノフェニルエーテル、ジエチレングリコールモノメチル
エーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、
ジエチレングリコールイソプロピルエーテル、ジエチレ
ングリコールモノブチルエーテル、テトラヒドロフラン
等エーテル類;アセトン、メチルエチルケトン、メチル
イソブチルケトン、シクロヘキサノン等ケトン類、ベン
ゼン、トルエン、キシレン等炭化水素類;ジメチルホル
ムアミド、ジメチルスルホキシド、N−メチル−2−ピ
ロリドン等をあげることができ、もちろん混合使用する
こともできる。
本発明に用い得る接着性樹脂としては、ポリビニルア
ルコールの任意の部分ケン化物乃至完全ケン化物、ポリ
酢酸ビニル、ポリビニルブチラール、ポリアクリル酸ソ
ーダ、ポリエチレンオキシド、ポリビニルメチルエーテ
ル、ポリビニルピロリドン等、水溶性合成樹脂;メチル
セルロース、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルセ
ルロース、カルボキシメチルセルロース等セルロース
類、アルギン酸ソーダ、ローカストビーンガム、トラカ
ントガム、アラビアゴム、ゼラチン、デンプン、デキス
トリン、コーンスターチ等天然樹脂類があげられる。
これらの接着性樹脂のうちで、ポリビニルアルコー
ル、ポリビニルブチラール、ポリビニルピロリドンの単
独乃至併用が特に優れた性能を得ることができる。ポリ
ビニルアルコールは完全ケン化物を任意に用いることが
できるが、重合度500程度の部分ケン化物が特に好適で
ある。
なお、ポリビニルアルコールの使用に際しては粘着性
を増すためホウ砂乃至ホウ酸によって適宜増粘させたポ
リビニルアルコール水溶液をあらかじめ調整し用いるこ
とは一層有利である ポリビニルブチラールは一般にアセタール化度50%以
下のものがよく、好ましくは5〜30%のアセタール化度
をもつものがよい。この場合、ポリビニルブチラールは
そのまま配合することもできるが、あらかじめ水に溶解
させて5〜50%水溶液にしたものも用いてもよく、亜硫
酸ソーダやホルマリンで処理することも粘着性を増すの
に有利である。ポリビニルピロリドンはK−30、K−6
0、K−90を好都合に使用できる。
ゲル化剤としては脂肪酸カルボン酸塩、ソルビトール
のベンザール化物或はキシリトールのベンザール化物等
何れでもよいが、特に好ましいものはジベンジリデンソ
ルビトールである。
また、防錆剤としてはベンゾトリアゾール、トリスト
リアゾール、ジシクロヘキシルアミン等である特に鉄の
防錆剤としてはジシクロヘキシルアミンが、銅及び銅合
金に対してはベンゾトリアゾール、トリストリアゾール
を併用することが好ましい。
本発明においては、(1)水を5〜50部、(2)有機
溶媒を15〜65部、(3)接着性樹脂を25〜50部、(4)
ゲル化剤類を0.5〜10部、(5)防錆剤0.01〜10部 の割合で配合することによって所期の固形状接着剤が得
られる。
この固形状接着剤の製造方法としては、前記(1)〜
(5)の物質を配合せしめた後、90〜100℃で30分間撹
拌溶解せしめると流動性のよいゲルを形成するので、こ
れを室温下で円筒状容器に注入せしめ、約一昼夜放置す
ると十分な高度を有する固形状接着剤が得られる。
次に実施例をもって更に具体的に本発明を説明する。
実施例1 還流冷却器、撹拌機、温度計、滴下ロートを備えた四
ッ口フラスコに、水25部、プロピレングリコール5部、
エチルアルコール20部、ポリビニルブチラール10部ポリ
ビニルピロリドン15部、ジベンジリデンソルビトール3
部を配合、70℃にて、1時間撹拌、溶解により、組成物
は流動性の良い短黄色を帯びた透明なゾルを得る。
一方、水5部、エチルアルコール10部、プロピレング
リコール5部の混合溶液をつくり、該液にベンゾトリア
ゾール0.1部、トリストリアゾール0.05部ジシクロヘキ
シルアミ1部を溶解させた防錆剤添加溶液を調整して、
滴下ロートにて、滴下しつつ、添加する。
防錆剤液を添加したゾルを、65℃にて、繰り出し可能
な固形状接着剤用容器に充填させ、冷却放冷固化させ
て、防錆剤含有固形状接着剤をえた。
比較例1 水30部、プロピレングリコール10部、エチルアルコー
ル31部、ポリビニルブチラール10部、ポリビニルピロリ
ドン15部ジベンジリデンソルビトール3部を好適に配合
して、実施例1と同様、70℃にて撹拌混合し、流動性の
よい淡黄色をおびた透明なゾルを得る。これを繰り出し
可能な固形状接着剤用容器に充填させ、固形状接着剤を
得る。
実施例2 実施例1において、防錆剤添加溶液における防錆剤の
溶解組成を、ジシクロヘキシルアミン2部ベンゾトリア
ゾール1部トリストリアゾール1部とした以外は、実施
例1と同様にして、固形状接着剤を得た。
実施例3 実施例1において、防錆剤添加溶液における防錆剤の
溶解組成を、ジシクロヘキシルアミン5部ベンゾトリア
ゾール0.5部トリストリアゾール0.1部とした以外は実施
例1と同様にして、固形状接着剤を得た。
表中、金属面の金属としては、鉄板と鋼板について行
なった。
(効 果) 以上述べたように、本願発明においては、固形状接着
剤に防錆剤を添加することによって、金属面に悪影響を
与えることなく金属板に紙、シート等を接着若しくは仮
止めすることができ、したがって、自動車等の塗装にお
ける作業性が容易となる等の効果を奏する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C09J 7/00 - 7/04 C09J 11/06 C09J 201/00 WPI/L(QUESTEL)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水を5〜50部、有機溶剤を15〜65部、接着
    性樹脂を25〜50部、ゲル化剤を0.5〜10部及び防錆剤を
    0.01〜10部の割合で配合したことを特徴とする金属板用
    固形状接着剤。
  2. 【請求項2】ゲル化剤がジベンジリデンソルビトールで
    ある請求項第1項記載の金属板用固形状接着剤。
  3. 【請求項3】防錆剤がベンゾトリアゾール、トリストリ
    アゾール、ジシクロヘキシルアミンからなる群から選ば
    れた少なくとも1種である請求項第1項記載の金属板用
    固形状接着剤。
JP2311356A 1990-11-19 1990-11-19 金属板用固形状接着剤 Expired - Fee Related JP2969474B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2311356A JP2969474B2 (ja) 1990-11-19 1990-11-19 金属板用固形状接着剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2311356A JP2969474B2 (ja) 1990-11-19 1990-11-19 金属板用固形状接着剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04183766A JPH04183766A (ja) 1992-06-30
JP2969474B2 true JP2969474B2 (ja) 1999-11-02

Family

ID=18016175

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2311356A Expired - Fee Related JP2969474B2 (ja) 1990-11-19 1990-11-19 金属板用固形状接着剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2969474B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3418895B2 (ja) * 1995-11-30 2003-06-23 株式会社トンボ鉛筆 固形接着剤組成物
JP4076323B2 (ja) * 2001-05-08 2008-04-16 電気化学工業株式会社 硬化性樹脂組成物、硬化体、接着剤組成物及び接合体
JP4076322B2 (ja) * 2001-05-08 2008-04-16 電気化学工業株式会社 硬化性樹脂組成物、硬化体、接着剤組成物及び接合体
JP7223994B2 (ja) * 2019-05-17 2023-02-17 株式会社トンボ鉛筆 固形状接着剤

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04183766A (ja) 1992-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0270891B1 (de) Alkalischer wässriger Alleskleber auf Poly(meth-)acrylatbasis
JP2969474B2 (ja) 金属板用固形状接着剤
JPS62209181A (ja) 組成物
JPH072939B2 (ja) 再剥離型固形粘着剤
US3988495A (en) Remoistening adhesive composition and adhesive sheet
JPH0344592B2 (ja)
JP2859847B2 (ja) 接着シートの剥離方法
JP3292528B2 (ja) アルカリ可溶性粘着剤組成物
JPS63199784A (ja) 接着シ−トの剥離方法
JP3493526B2 (ja) 固形接着剤組成物
JPH05190015A (ja) 水溶性導電性ペースト
JPS6139759B2 (ja)
JP3367089B2 (ja) ロジン系水性樹脂及びその製造法
CN111423754B (zh) 一种促进uv墨水附着的涂层液及其制备方法
JP3109875B2 (ja) 変色性経時インジケーター
JPS61293278A (ja) 接着剤組成物
JP3418895B2 (ja) 固形接着剤組成物
JP2002129082A (ja) ポリオレフィンフィルム用印刷インキ
JPS5925830B2 (ja) 固形状接着剤
JPS5910732B2 (ja) 耐熱性感光材料
US2203677A (en) Adhesive
JPS63196619A (ja) 導電性樹脂組成物
JPH11189757A (ja) 改良されたスティック状接着剤組成物
JPH01148488A (ja) クリームはんだ
SU1052531A1 (ru) Клеева композици

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees