JPS59221372A - 構造用接着剤 - Google Patents

構造用接着剤

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JPS59221372A
JPS59221372A JP9493183A JP9493183A JPS59221372A JP S59221372 A JPS59221372 A JP S59221372A JP 9493183 A JP9493183 A JP 9493183A JP 9493183 A JP9493183 A JP 9493183A JP S59221372 A JPS59221372 A JP S59221372A
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JP
Japan
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acrylic
adhesive
copolymer
acrylonitrile
ethylene
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JP9493183A
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English (en)
Inventor
Kunio Kageyama
邦夫 影山
Sumio Takasugi
高杉 純生
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Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は金属類、紙、プラスチック、無機材料などを接
着する際に使用される構造用接着剤に関するもので、更
に詳しくは、特に防錆油や加工油が残留しているような
油面においても接着部への定着性にすぐれ、加熱硬化後
も高い剪断力と曲げ強さにすぐれた接着力を有し、さら
に接着後の錆発生を抑制する構造用接着剤に関する。
従来、構造用接着剤として知られているものはエポキシ
樹脂系、フエノリツクス系、ポリウレタン系、構造用ア
クリル系、嫌気性構造用があり、また油が金属表面に付
着したままで接着できる吸油性接着剤としてはクロロプ
レン系マスチック型(不揮発分61%以上)、塩化ビニ
ル系マスチック型(不揮発分92%以上)が使用されて
いる。これらの接着剤は構造用の接着剤として使用され
ているが、油面においては接着力が低下したり、あるい
は油面に接着はするもののその強度は構造用接着剤とし
ては満足な強度ではない。またポリウレタン系や構造用
アクリル系、嫌気性構造用などの5− 接着剤では被着体表面への定着や定着後垂直に保持され
たまま加温されたり、軽庶の衝撃や振動にj:っても被
着体同十がズレをイトすることが起る。
そのため接着強度が発現するまで点溶接またはクリッピ
ングする必要があるという欠点があった。
また常湿でも硬化するタイプのものも報告され、例えば
特開昭50〜158624月にはコーホキシ樹脂に液状
クロロプレン重合体を配した液とポリアミド樹脂からな
る液を用い、かつこれらの液の少なくとも一方にキシレ
ン樹脂を含まtc−r:両液を混合してなる接着剤組成
物が開示されているが、このものは熱時の接着強度には
劣るという欠点があった。
またポリウレタン系接着剤は主としてモルタル、スレー
ト、合板などの接着に効果があるが金属同士の接着はN
GO基の反応過程に発生する炭酸ガスにより接着剤自体
が発泡し易く、吸収する構造もないため、接着強度が低
下覆る。またシアノアクリレート系接着剤についても室
温から90℃付近までは接着力の低下があまり大きくな
いが、それを越えると急激に低下したり、曲げによる剥
離カー〇− に劣り、またコストが高いため汎用性に欠けるという欠
点があった。
本発明は、これら従来技術の欠点を解決すべくなされた
もので、金属同士あるいは紙、プラスチックス、無機材
料との接着、特に表面に油などが残留していてもすぐれ
た定着性と硬化fりの高い接着強度を発現させると共に
、接着面における錆発生も防止する構造用接着剤を提供
することを目的とするものであり、車両、電機機器、各
種構造体、建築、土木構造物など広範に利用される。
本発明のこの目的は次に示す構造用接着剤により達成さ
れる。
すなわち本発明は、 (1)アクリロニトリル−ブタジェン共重合体、カルボ
キシル基を有するアクリロニトリル−ブタジェン共重合
体、アクリルゴム、ウレタンゴム、りnロプレンゴム、
クロルスルホン化ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、■ヂレンー
メタクリル酸共重合体、熱可塑性ポリウレタン、飽和ポ
リニスデル、ナイロンから選ばれる極f[基を有するポ
リマーの単独またはこれらの混合物、 (2)エポキシアクリレート樹脂111独あるいは2f
fV以上の混合物、 (3)界種の官能基が2個以十のアクリルまたはメタク
リルモノマーおよび/または下記の一般式で示されるア
クリルまたはメタクリルモノマー ) 1 H2C= C−C00R2 (R+はHまたはCH3、R2は疾素数1〜18のアル
キル基もしくは芳香環または複素環を含む有機残基を示
す)、 (7I)有機過酸化物、および (5)イミダゾール類または少くとも1個の3級アミン
を含むアミノ化合物、 とからなる配合組成物、あるいはこれに加えて、(6)
モノ(2−メタクリロイロキシエチル)アシッドホスフ
ェート、モノ(2−アクリロイロキシエチル)アシッド
ホスフェート、含窒素アクリ1ノートまたはメタクリレ
ートの単独または2種以上、 とからなる配合組成物を、 ガラス、ガラスと有機I!i紐の複合物、有機繊維、炭
素mMから得られるストランドマット、サーフェイスマ
ット、クロス、不織布および寒冷紗のいずれかに含浸、
スプレッドコートまたはラミネートして得られる構造用
接着剤にある。
本発明における第(1)成分のポリマーは比較的極性の
高いものを使用し、第(2)(3)(6)成分で使用す
る反応性オリゴマーあるいはモノマーとの相溶性を有し
、かつある程度の耐油性にすぐれた、すなわち油分に対
しても著しく膨潤しないポリマーがよく、従って使用さ
れるエラストマーとしては、アクリロニトリル・ブタジ
ェン共重合体(NBR)、アクリルゴム、クロロブレン
ゴム、ヒドリンゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸
エステル共重合体、エチレン−メタクリル酸エステル共
重合体、工゛チレンーアクリル酸9− 金属塩共重合体、Jチレンーメタクリル酸金属塩共重合
体、熱可塑性ウレタンゴム、飽和ポリエステル、ポリア
ミド等であり、これらはフィルムまたはシート状に接着
剤の形状を保持すると共に、さらに硬化棲の接着剤自体
に粘り強さを与え、接着複合体に曲げ、剥l1lIt強
さを付与する。
更に第(1)成分としては、ポリマーの末端あるいは分
子内にカルボキシル基を有しているものが好ましく、例
えばNBRとしては、カルボキシル基を有するN 1p
ol  1072 (日本ゼオ2社製)やHyear 
 CT B N 1300x 13 (グツドリッチケ
ミカル社製)等である。これらのポリ7−は単独または
伯のポリマーとブレンドして用いることにより、適度な
モジコラス、靭性、相溶性の改善を行ない全体の系のバ
ランスを紺持するものである。
第(2)の成分であるエポキシアクリレート樹脂は、種
々のエポキシ樹脂、例えばビスフェノールA型、ビスフ
ェノールF型、ポリフェノール型、ハロゲン化ビス71
ノール型、多価グリシジルエステル型、過酢酸酸化型エ
ポキシ樹脂などをアク10− リルまたはメタクリル変性し、末端にアクリル基あるい
はメタクリル基を有するものである。これら第(2)成
分は、末端のアクリルまたはメタクリル基が有機過酸化
物、紫外線、電子線により重合、架橋するものであり、
■ラストマーはど分子量が大きくなく、モノマーでもな
い、いわゆるオリゴマーの領域に属するもので、固体も
しくは高粘度の液体であり、反応前には室温における適
度な固さと粘着性、接着面での垂れ防止、加温された際
の適度なタックを併せ持つもので、通常は2以上の官能
基を有するために架橋に大きな効果を有し、接着剤のモ
ジュラスを上げるのに効果がある。分子量は200〜4
000、配合量は前記第(1)成分である極性糸リマー
100重量部に対し20〜200重伊部がよい。配合量
が20重量部未満ではモジュラスが低下し、200重量
部を越えると非常に硬くなり、剥離や曲げに対して接着
力が劣る。
本発明の第(3)成分としては、異種の官能基が2個以
上のアクリルまたはメタクリルモノマーおよび/または
下記の一般式で示されるアクリルまたはメタクリルモノ
マー、 R+ H2C= C−COOR2 (R+はト1またはCH3、R2は炭素数1〜18のア
ルキル基もしくは芳香環または複索環を含む有機残基を
示す)が用いられる。
異種の官能基が2個以上のアクリルまたはメタクリルモ
ノマー(以下、アクリルまたはメタクリルモノマーを総
称して(メタ)アクリルモノマーともいう)は、接着剤
の架橋密瓜をあげモジュラスを増大させると共に接着界
面への濡れ、特に種々な表面状態における油類等を溶解
分散させ、また硬化したポリマーの耐油性とをイガせ有
すものである。この第(3)成分は第(2)成分のエポ
キシアクリレート樹脂とは責なり、テレキリツクなアク
リル基との間が脂肪族系であり、はぼ液状であることが
特徴である。ここに使用するアクリルまたはメタクリル
モノマーはエチレングリコールジ (メタ)アクリレー
ト、ジエチレングリコール ジ (メタ)アクリレート
、トリエチレングリコール ジ (メタ)アクリレート
、1,3ブチレングリコール ジ (メタ)アクリレー
ト、1.4ブヂレングリコール ジ メタクリレート、
1.6ヘキサングリコール ジ (メタ)アクリレート
、ネオペンチルグリコール ジ (メタ)アクリレート
、トリメチロールプロパン トリ(メタ)アクリレート
、トリメチロールエタントリ (メタ)アクリレート、
テトラメチロールメタン トリ アクリレート、テトラ
メチロールメタン テトラ アクリレート、グリシジル
(メタ)アクリレート、2ヒドロキシエチル(メタ)ア
クリレートなどが使用され、その配合量は第(1)のエ
ラストマー100重量部に対し5重量部から70重量部
が好適である。10重1部より多く配合すると硬く、な
り過ぎて靭性に劣り、曲げ、剥離強度また衝撃強さに劣
る。また5重量部未満では可塑化効果が低く、また油に
対する効果がなく、架橋密度も小さい。
また、下記の一般式を有するアクリルまたはメタクリル
モノマーとは、 13− 1 82  C= C−CO,OR2 (R+ はHまたはCH3、R2は炭素数1〜18のア
ルキル基もしくは芳香環または複素環を含む有機残塁を
示す) で示され、過酸化物にJ:り重合し高分子M化するが、
単に重合するだけの機能ではなく、前記異種の官能基を
有するアクリルモノマーまたはメタクリルモノマーと同
様に接着界面への濡れ、特に種々な表面状態における油
類等を溶解分散させることと、ポリマーを適当に膨潤さ
せオリゴマーや自分自身をポリマー中で反応させること
を容易にする。またポリマーを膨潤されると同時に接着
剤表面を湿潤にしタックを発現するのにも役立つ、さら
に生成した(メタ)アクリルポリマーは耐油性に優れる
ため、油によって膨潤、軟化される恐れが少い。ただし
、高温硬化するような工程が入る場合は蒸気圧の低いア
クリルモノマーが用いられる。例えば200℃の焼付は
工程を通るときはアク14− リルモノマーの蒸気圧が200℃において100mm)
−1(l以下でないと硬化の際に発泡が生ずる。接着剤
が硬化より早く発泡すると接着強度の低下をもたらしあ
まり好ましくない。ここに使用される(メタ)アクリル
モノマーは、具体的には炭素数1〜4のアルコキシエチ
ル(メタ)アクリレート、メトキシエトキシエチル(メ
タ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、フ
ェノキシエチル(メタ)アクリレート、テトラヒト日フ
ルフリルアクリレートの単独または2種以上の混合物が
用いられ、第(1)成分100重量部に対し、3〜20
M量部が好適である。配合量が20重量部を越えると接
着剤が硬くなったり、硬化時の収縮が大きくなり、貼り
合わせたものの歪が大きく反りやひげを生じる。
本発明において第(6)成分である含リン(メタ)アク
リレートおよび/または含窒素(メタ)アクリレートは
金属面への接着あるいは接着後の防錆効果において顕著
であり、またこれらのモノマーが油に対して有効である
ことと併せて加熱硬化によってポリマー中に組み込まれ
て油などに対して膨潤しないものとなる。このようなモ
ノマーとしてはモノ(2−メタクリロイロキシエチル)
アシッドホスフェート、モノ〈 2−アクリロイロキシ
エチル)アシッドホスフェート、ジメチルアミノエチル
(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエヂル(メタ)
アクリレート、2−アミンエチルビニルエーテル、ドブ
チルアミノエチルアクリレ−1−、モルフォリノエチル
(メタ)アクリレ−トイ【どが好適である。この第(6
)成分は本発明においては、必ずしも必須成分ではない
が、金属面への接着および接着後の防錆効果を向上させ
るという見地からは配合したほうが好ましく、その配合
量は第(1)成分であるポリマー100重1部に対し1
0重量部以下、好ましくは1〜10重量部である。10
重1部を越えて配合しても配合効果はあまり上がらず、
共重合したときの特稠値として架橋密度が高くなってし
まい、脆さがでてくるという欠点がある。
本発明の接着剤にあっては、上記の二重結合を有する第
(2)(3)<6)成分を、第(1)成分である極性を
有するポリマーと混合し、かつ第(4)成分である有機
過酸化物を加え、通常の加熱或いは電子線や電磁波など
による誘導加熱により共重合もしくは架橋させることに
より接着せしめるものであり、加熱条件によって使用す
る有機過酸化物が選択される。ここで使用される有機過
酸化物としてはケトン系パーオキサイド、ジアシルパー
オキサイド、ハイドロパーオキサイド、ジアルキルパー
オキサイド、パーオキシケタール、アルキルパーエステ
ル 伯シランを含むパーオキサイドが用いられる。また上記
パーオキサイド類を加える際に、本発明における第(5
)成分であるイミダゾール類あるいは3級アミンを少く
とも1つ含むアミノ化合物、例えばイミダゾニル2P4
MZ,イミダゾールC177、D M P − 30、
DMP−1o、DBU, トリエチレンジアミン、テト
ラメチレンペンタミンなどを少量加えるとよいまた、こ
れら官能基の一つがグリシジル基を有する場合は、硬化
触媒としても17− 作用するので特に好適である。
本発明の構造用接漬剤は、上記各成分からなる組成物を
、ガラス、ガラスと有機繊維の複合物、有機繊維、炭素
tlAMから得られるストランドマット、サーフェイス
マット、クロス、不鞭布および寒冷紗のいずれかに含浸
、スプレッドコートまたはラミネートすることにより冑
られる。このようにクロス、不織布を使用すると、シー
ト状ま′lこはフィル□ム状接着剤自体の強度の向」−
に寄与し、かつ被着体の取り着け、ハンド″リングが容
易であり、また接着剤層を均一な厚みに保持するために
も有効である。ざらに、この様なりロスまたは不織布は
剪断強さあるいは剥離力を向上させることに効果が大き
く、バランスのとれた接着力を発現でることができる。
ここで使用するクロスは平織、目抜平織、朱子織、綾織
などいずれでも良い。また材質としてはガラス、ポリI
ステル、ナイロン、ビニロンあるいはそれらの混繊も使
用できる。またガラスのストランドマットが特に好適で
、全面に均一に接着剤が含浸される点では申し分なく、
18ー 上述のクロスに比べてコスト的にもメリットが大きい。
もちろんチョツプドストランドマットやロービングマッ
トなども好適である。
以上の各成分が互いに組み合わさって初期の粘着性を発
現するとともに、靭性にプぐれ、かつ適度なモジュラス
と防錆性にすぐれた接着剤が得られる。
さらに実施例および比較例に基づき本発明について詳細
に説明する。なお、第2表中の配合射はすべて重量部で
ある。
実施例1 第(1)成分としてカルボキシル基を有するアクリロニ
トリル−ブタジェン共重合体(Nipo11072、日
本ゼオン社製)100重量部、第(2)成分としてビス
フェノールベースのエポキシアクリレート樹脂100重
量部と高分子量のビスフェノールA型のエポキシ樹脂〈
エピコート1001、シェル化学製)の末端にメタクリ
ル酸を付加させたエポキシアクリレート65重量部、第
(3)成分としてグリシジルメタクリレート50重付部
、第(6)成分としてモノ(2−アクリロイロキシエチ
ル)アシッドボスフェート15重M部をミル」−で混合
しくおく、このものにさらに第(5)成分のイミダゾー
ル2P4MI−1z2重量部と第(4)成分の1−ブチ
ルパーオキサイ1〜1.8単f一部を冷却しながら混入
しておき配合組成物を1′7る。−へ1幅310m1l
l 。
111位重さ300<1/イのガラスヂ臼ツブトス1〜
ランドマツ1−の上にシーテイングマシンにて上記の混
合した配合組成物を塗″[りる1、シー1〜の厚みは配
合組成物の塗布b1と使用するストランドマツ1への単
位重さおよび塗工してシートを重ね合わせることにより
必要の厚さにづる。このようにしC厚み0.8vnのシ
ート状の構造用接着剤を得た。
一方、表面を何ら処理しないJISm板を防錆油(メタ
ルガード831)に浸ff14Q、垂直に引ぎ上げ、2
4時間後、防錆油が表面に薄く残った状態のJTS鋼板
二枚の間に、上記0.8mm厚のシー1〜状の構造用接
着剤を挾み軽く圧着4る。この接着シンプルを80℃の
雰囲気中で、庫直に30分間懸架してもズレが生ずるこ
とがなかった。ざらに、この接着サンプルを215℃、
30分間加熱することにより強固な接着体が得られ、引
張剪断強度をJISK  6850に準じて測定した結
果、220kg/C1+f。
剥離力(90度剥離> 22ka/25m+a幅と優れ
た接着性能を示した。
実施例2〜11 第1表に示す各種油を用い、実施例1で使用した鋼板に
浸漬して、実施例1のシート状接着剤を用いて実施例1
と同様な方法により引張剪断強度を測定した。この結果
を実施例1の値と共に第1表に示す。
21− 第1表において示されるように、本発明の接着剤を用い
ることによって鋼板上の油の種類に拘わらず、いずれも
好ましい接着力を示す。
実施例12〜18 第2表に示す配合の配合組成物A−Fに第3表に示すチ
ョツプドストランドマット、サーフェイスマツ1〜、ガ
ラスクロス、不織布および寒冷紗をそれぞれコーティン
グして第3表に示す厚さのシート状の構造用接着剤を得
た。
この構造用接着剤を、実施例1と同様に防錆油(メタル
ガード831)に浸漬した鋼板2枚間に挾み、この接着
サンプルの油面定着性を評価すると共に、これを80℃
のオーブン中に垂直に30分懸架して加温時のズレを評
価した。また、この接着サンプルを215℃、30分加
熱後にJIS  K  6850に準拠して接着力(引
張剪断強度、T型剥離力、曲げ強度)を測定した。結果
を第3表に示す。
*5:旭7アイぶ−グラス社製 *6:旭ファイバーグ、ラス社製 *7:旭うアイバーグラス社製 (本/25.) *8:東し社製、ポリエステル *9:今人社製、ポリエステル *10:ユニチカ社製、ビニロン 、商品名CM+00、重さ600り一 、商品名S M3605E、’蓼さQ、64■、重さI
 CI Ot/、、t9 、商品名MG130、厚さQ、13■、警度 /19、
商品名B504−10、厚さQ、2(1m、重さ401
7゜、商品名T−100 、商品名す510、LSF30X30、密度15x15
25− 第2表においても示されるJ、うに、実施例13〜19
の接着剤は、いずれも高い接着性を示し、かつ油面定着
性がよく、加温時のズレイー)生じない。
尤豫tμ壊しし更共考−世ヒし 実施例1で使用した接着剤を用いて、鋼板以外の接着を
行ない、その接着強V(引張剪断強度)を測定したとこ
ろ第4表のような結果を得た。なお、被着体としてはス
テンレス、真鍮、アルミニウムを用い実施例1のJrS
  K  6850に準じて測定した。なお、比較のた
めに市販のエポキシ系接着剤を用いて同様の接着強度を
測定した。
第  4  表 *11:市販エポキシ系接着剤 このように、通常は特殊な処理を行なわないと接着でき
ない材質または部所においても、本発明の接着剤は優れ
た接着力を示す。
丸1民快 長ざ100111ffl 、巾25mm、厚さ2mmの
FRP(エポキシ樹脂/ガラス)を何ら処理せず、実施
例1に示した配合組成物の配合の中でt−ブチルパーベ
ンゾエートの代りにベンゾイルパーオキサイドを加えた
配合の接着剤を作りFRP同士を接着させた。加熱はF
RPが軟化するため、60℃、40分行ない引張剪断強
度と曲げ強度を測定した。引張剪断強度は150k(J
/C11f以上で材料破壊の状態であった。また曲げ強
度は18kfll/cif以上であり剥離せずFRPが
白化した状態であった。
実施例21 第(1)成分としてアクリルゴム(NipolAR−3
1、日本ゼオン社製)100重量部、第(2)成分とし
てビスフェノールベースのエポキシアクリレート樹脂1
00重量部と高分子量のビスフェノールΔ型の■ポキシ
樹脂(エピコート1ooi、シェル化学製)の末端にメ
タクリル酸を付加させたエポキシアクリレート60重量
部、第(3)成分としてグリシジルメタクリレート50
重量部、任意成分としてテトラヒドロフルフリルアクリ
レート30@量部をミル上で混合しておく、この−i)
のにざらに第(5)成分のイミダゾール2 P 4. 
M Z 2重量部と第(4)成分の1−ブチルパーオキ
サイド 1.8重量部を冷加しながら混入しておき配合
組成物を得る。一方、幅310mm 、単位重さ300
(1/櫂のガラスチョツプドストランドマットの」−に
シーテイングマシンにて上記の混合した配合組成物を塗
工する。シートの厚みは配合組成物の塗布量と使用する
ストランドマットの単位ff ;V (13よび塗工し
てシートを重ね合わせることにより必要の厚さにする。
このようにして厚み1.21のシート状の構造用接着剤
を得た。
この構造用接着剤を実施例1と同様な接着T稈により接
着力(引張剪断強度、T型剥離力)を測定したところ、
引張剪断強度190kg/cd、 T型剥離力21に+
1/25mm幅と高い値を示した。
以上説明したごとく、前記した第(1)〜(5)成分を
含有した配合組成物にガラス、ガラスと有28− 機織雑の複合体、有機11ff、炭素繊雛から得られる
ストランドマット、クロス、不織布等を含浸、スプレッ
ドコートまたはラミネートして得られる本発明の構造用
接着剤は、鋼板等の被着体、特に油等が付着する金属、
プラスチック、FRP等に対して何ら洗浄処理などを行
なわなくても、充分に定着し、かつ加熱硬化することに
よって強固な接着性を発現する。また、上記配合組成物
に第(6)成分をさらに加えると、金属との接着が良好
になるのみならず、接着後の防錆効果に優れる。
また、クリーニング処理を特にしないか、簡単な処理程
度でも簡単に接着可能であるという利点も有する。従っ
て本発明の構造用接着剤は、鋼板補強用接着剤、金属、
プラスチック、紙等のハニカム用接着剤、金属同士とい
った同種材料または金属とプラスチックといった異種材
料相互の接着剤として汎用され、さらに車両、船舶、家
庭用または工業用rvt製品、建築材料、日用品等の各
分野において適用可能である。
29− 手続補正書 昭和58年6月2日 特許庁長官 若杉和夫殿 1、事件の表示 構造用接着剤 3、補正をする者 事件との関係   特許出願人 居 所 東京都港区新橋五丁目36番11号名 称 (
671)横浜ゴム株式会ネ1代表者鈴木久章 4、代即人〒105 住 所 東京都港区虎ノ門二丁目8番1号5、補正命令
の日付 自発補正 6、補正の対象 「願 書」 7、補正の内容 1、願書第1頁の“特許願1″の右側に[特許法第38
条ただし書の規定による特許出願」を加入する。
2、同の第1頁の1、発明の名称の欄″と“21発明者
の欄″の間に[特許請求の範囲に記載された発明の数・
・・・・・ ・・・ 2]を加入する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(1)アクリロニトリル−ブタジェン共重合体、カ
    ルボキシル基を有するアクリロニトリル−ブタジェン共
    重合体、アクリルゴム、ウレタンゴム、クロロプレンゴ
    ム、クロルスルホン化ポリエチレン、エチレン−酢酸ビ
    ニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレ
    ン−メタクリル酸共重合体、熱可塑性ポリウレタン、飽
    和ポリエステル、ナイロンから選ばれる極性基を有する
    ポリマーの単独またはこれらの混合物、 (2)■ホキシアクリレート樹脂単独あるいは2種以上
    の混合物、 (3)異種の官能基が2個以上のアクリルまたはメタク
    リルモノマーおよび/または下記の一般式で示されるア
    クリルまたはメタクリルモノマ 1 1 1゛ R2C−C−C00R2 (R1はト(まlごは(ンt(z 、R21a、#素数
    1〜18のアルキル基もしくは芳香環または複素環を含
    む有機残基を示す)、 (4)有機過酸化物、および (5)イミダゾール類または少くとも1個の3級アミン
    を含むアミノ化合物、 とからなる配合組成物を、ガラス、ガラスと有機繊維の
    複合物、有機繊維、炭素繊維から得られるストランドマ
    ット、サーフェイスマット、クロス、不織布および寒冷
    紗のいずれかに含浸、スプレッドコートまたはラミネー
    ]〜して得られる構造用接着剤。 2、(1)アクリロニトリル−ブタン1ン共重合体、カ
    ルボキシル基を有するアクリロニトリル−ブタジェン共
    重合体、アクリルゴム、ウレタンゴム、クロロプレンゴ
    ム、クロルスルホン化ポリエチレン、エチレン−酢酸ビ
    ニル共重合体、Jチレンーアクリル酸共重合体、エチレ
    ンーメタクリル酸共重合体、熱可塑性ポリウレタン、飽
    和ポリエステル、ナイロンから選ばれる極性基を有する
    ポリマーの単独またはこれらの混合物、 (2)■ホキシアクリレート樹脂単独あるいは2種以上
    の混合物、 (3)巽種の官能基が2個以上のアクリルまたはメタク
    リルモノマーおよび/または下記の一般式で示されるア
    クリルまたはメタクリルモノマー 旭 1 」 H2C=C−Co0R2 (R+はI」またはCH3、R2は炭素数1〜18のア
    ルキル基もしくは芳香環または複素環を含む有機残基を
    示す)、 (4)有機過酸化物、 (5)イミダゾール類または少くとも1個の3級アミン
    を含むアミノ化合物、および(6)モノ(2−メタクリ
    ロイロキシエチル)アシッドボスフェート、モノ(2−
    アクリロイロキシエチル)アシッドホスフェート、含窒
    素アクリレートまたはメタクリレ−1への単独または2
    種以」−1 とからなる配合組成物を、ガラス、ガラスと有機繊維の
    複合物、有機繊維、炭素繊維から得られるストランドマ
    ット、リーー71イスマツ1〜、り[lス、不織布およ
    び寒冷紗のいずれかに含浸、スプレッド]−1〜または
    ラミネー1〜して得られる構造用接着剤。
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