JP4261557B2 - 顎骨穿孔用ガイド装置 - Google Patents

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本発明は、歯科のインプラント治療おいて、顎骨(歯槽骨)にインプラントを埋入させる埋入孔をハンドピースのドリルで穿孔する際、ドリルをガイドするために使用される顎骨穿孔用ガイド装置に関する。
歯科のインプラント治療では、インプラントを埋入させる埋入孔を顎骨に穿孔する。この時、術者が治療計画に基づいて、手に持ったハンドピースによって、患者の顎骨を穿孔している。孔を正確な位置に穿孔することは、術者の個人差により、又は同じ術者でもコンディションにより微妙に異なり、その結果難しいという問題があった。この対策の一つとして、特許文献1及び2に示す顎骨穿孔用ガイド装置が開示されている。このガイド装置は、基礎部材とガイド部材とスライド部材からなる。基礎部材であるレジンは、患者の顎と同じ形状の石膏型を作り、その歯列の上に盛り付けられる。ガイド部材であるガイドバーは、このレジンの硬化する前に所定位置に埋め込まれ、基礎部材に固定される。スライド部材はハンドピースに取り付けられる。そして、スライド部材をガイド部材に沿わせ、ハンドピースのドリル穿孔を少ない振れによって精度良く行える。また、他の対策として、特許文献3に示すインプラント窩形成用ガイドが開示されている。このガイドは、ハンドピースのヘッドに取り付けられる。また、ガイド線が患部に装着されたステントに対して、2液硬化型レジンを使って縦方向に固定される。ガイドはガイド線に対して上下方向にスライドできる。このため、ハンドピースのヘッドが、ガイドによって、ガイド線に沿って下降できる。同時にドリルは正確な位置に正確な角度で穿孔できる。
特開昭63−216560号公報 特開昭63−315045号公報 特開2001−212158号公報
上述の特許文献1〜3に開示された従来のガイド装置において、基礎部材に固定されたガイドバーに沿わせることで、ハンドピースを安定的に使用できる。しかし、各人の顎の骨幅は異なり、インプラントの埋入孔は各人各様に多少傾いた状態となる。ガイドバー等を完全正確に少し傾いた状態に固定するには、CT(コンピュータ・トモグラフィー)等の多くの事前検査が必要であり高価となり、簡便にできないという問題がある。特に、頬と舌との方向の骨幅が5mm程度と狭い所を手術する患者の場合、正確な穿孔が行われないと剥離を生じてしまい、注意が必要である。しかも、従来のガイド装置の場合、ガイドバーを固定する基礎部材は各個人専用であり、共通して使用できない。本発明者は、術者として、これらの従来の問題に着目して顎骨穿孔用ガイド装置を開発したのである。
本発明は上述した問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、患者の多様な顎の骨幅、特に狭い骨幅に穿孔する場合、従来の基礎部材を必要とせず、事前検査も必要最小限として、各人に共通して使用でき、簡単な構造でありながらハンドピースを安定的に使用できる顎骨穿孔用ガイド装置を提供することである。
上記目的を達成するため、請求項1に係る顎骨穿孔用ガイド装置は、
第1ベースと第2ベースが、並列配置されてセンター軸によって軸支され、一端側が第1保持部,第2保持部とされ、他端側が第1アーム,第2アームとされ、
前記第1保持部,第2保持部は、前記センター軸から先端方向に開いた状態に設けられ、
前記第1アーム,第2アームは、先端側が同方向直角に曲げられ第1下アーム,第2下アームを形成し、前記第1下アーム,第2下アームには、第1接触ピン,第2接触ピンが相互に向き合った状態に設けられ、
前記第1接触ピンと第2接触ピンの両先端が、同一平面上に位置し、前記センター軸と同じ距離を有して設けられ、
前記第1アームと第2アームとの間に、前記センター軸に対して一端が着脱自在に軸支されるガイドアームが設けられ、前記ガイドアームの先端部分には、筒状のガイド筒が設けられ、
前記ガイド筒内側のガイド孔は、ハンドピースのドリルをガイドし挿通できる内径を有し、前記第1接触ピンと第2接触ピンの両先端間が所定距離のとき、その中間点を前記ガイド孔の中心軸が通る様に設けられ、
前記第1接触ピンと第2接触ピンの両先端間の距離を表示する表示部が、前記第1ベース,第2ベースに設けられ、
前記ガイドアームを前記第1アーム,第2アームに対して固定する固定手段が設けられる。
また、請求項2に係る顎骨穿孔用ガイド装置は、
第1ベースと第2ベースが交差配置され、交差部分に設けたセンター軸によって軸支され、一端側が第1保持部,第2保持部とされ、他端側が第1アーム,第2アームとされ、
前記第1保持部,第2保持部は、前記センター軸から先端方向に閉じた状態に設けられ、
前記第1アーム,第2アームは、先端側が同方向直角に曲げられ第1下アーム,第2下アームを形成し、前記第1下アーム,第2下アームには、第1接触ピン,第2接触ピンが相互に向き合った状態に設けられ、
前記第1接触ピンと第2接触ピンの両先端が、同一平面上に位置し、前記センター軸と同じ距離を有して設けられ、
前記第1アームと第2アームとの間に、前記センター軸に対して一端が着脱自在に軸支されるガイドアームが設けられ、前記ガイドアームの先端部分には、筒状のガイド筒が設けられ、
前記ガイド筒内側のガイド孔は、ハンドピースのドリルをガイドし挿通できる内径を有し、前記第1接触ピンと第2接触ピンの両先端間が所定距離のとき、その中間点を前記ガイド孔の中心軸が通る様に設けられ、
前記第1接触ピンと第2接触ピンの両先端間の距離を表示する表示部が、前記第1ベース,第2ベースに設けられ、
前記ガイドアームを前記第1アーム,第2アームに対して固定する固定手段が設けられる。
また、請求項3に係る顎骨穿孔用ガイド装置は、
第1ベースと第2ベースが一端部分に設けたセンター軸によって軸支され、元側が第1保持部,第2保持部とされ、先端側が第1アーム,第2アームとされ、
前記第1アーム,第2アームの先端側が同方向直角に曲げられ第1下アーム,第2下アームが形成され、前記第1下アーム,第2下アームには、第1接触ピン,第2接触ピンが相互に向き合った状態に設けられ、
前記第1接触ピンと第2接触ピンの両先端が、同一平面上に位置し、前記センター軸と同じ距離を有して設けられ、
前記第1アームと第2アームとの間に、前記センター軸に対して一端が着脱自在に軸支されるガイドアームが設けられ、前記ガイドアームの先端部分には、筒状のガイド筒が設けられ、
前記ガイド筒内側のガイド孔は、ハンドピースのドリルをガイドし挿通できる内径を有し、前記第1接触ピンと第2接触ピンの両先端間が所定距離のとき、その中間点を前記ガイド孔の中心軸が通る様に設けられ、
前記第1接触ピンと第2接触ピンの両先端間の距離を表示する表示部が、第1ベース,第2ベースに設けられ、
前記ガイドアームを前記第1アーム,第2アームに対して固定する固定手段が設けられる。
また、請求項4に係る顎骨穿孔用ガイド装置は、
保持部の一端に設けたセンター軸から、相互に平行移動する第1アーム,第2アームが設けられ、
前記第1アーム,第2アームは、先端側が同方向直角に曲げられ第1下アーム,第2下アームを形成し、前記第1下アーム,第2下アームには、第1接触ピン,第2接触ピンが相互に向き合った状態に設けられ、
前記第1接触ピンと第2接触ピンの両先端が、同一平面上に位置し、前記センター軸と同じ距離を有して設けられ、
前記第1アームと第2アームとの間に、前記センター軸に対して一端が軸支されるガイドアームが設けられ、前記ガイドアームの先端部分には、筒状のガイド筒が設けられ、
前記ガイド筒内側のガイド孔は、ハンドピースのドリルをガイドし挿通できる内径を有し、前記第1接触ピンと第2接触ピンの両先端間が所定距離のとき、その中間点を前記ガイド孔の中心軸が通る様に設けられ、
前記第1接触ピンと第2接触ピンの両先端間の距離を表示する表示部が、前記第1アーム,第2アームに設けられ、
前記ガイドアームを前記第1アーム,第2アームに対して固定する固定手段が設けられる。
また、請求項5に係る顎骨穿孔用ガイド装置は、請求項1,2,3又は4に対して、
上記第1接触ピン,第2接触ピンの両先端を相互に近づく方向に、上記第1アーム,第2アームを狭める力を作用させるばね体が設けられ、
上記ガイドアームの中間部分に透視孔が設けられる。
また、請求項6に係る顎骨穿孔用ガイド装置は、請求項1,2,3,4又は5に対して、
上記第1下アーム,第2下アームにおいて、上記第1接触ピン,第2接触ピンの垂直方向又は水平方向に、相互に向き合って、突出長を調整できる、各々少なくとも1本の安定ピンが設けられる。
また、請求項7に係る顎骨穿孔用ガイド装置は、請求項1,2,3,4,5又は6に対して、
上記第1アーム,第1下アーム,第2アーム又は第2下アームにおいて、X線画像体を取り付ける取付部が設けられる。
また、請求項8に係る顎骨穿孔用ガイド装置は、請求項1,2,3,4,5,6又は7に対して、
上記ガイド筒の下端部において、爪部が設けられ、前記爪部は第1爪及び第2爪を軸方向に突き出し、前記両爪は外方へ膨らむ内壁面と、上記ガイド孔の中心軸に対して直角平面上に位置し、軸中心に互いに向き合う爪先端とを有し、前記爪先端が所定距離を有して互いに向き合う状態で歯槽骨を点接触して押える。
また、請求項9に係る顎骨穿孔用ガイド装置は、請求項1,2,3,4,5,6又は7に対して、
上記ガイド筒の下端部において、爪部が回動自在に設けられ、前記爪部は軸方向に突き出る第1爪及び第2爪を備え、前記両爪は外方へ膨らむ内壁面と、上記ガイド孔の中心軸に対して直角平面上に位置し、軸中心に互いに向き合う爪先端とを有し、前記爪先端が所定距離を有して互いに向き合う状態で歯槽骨を点接触して押える。
上述の請求項1乃至3に係るガイド装置であれば、患者の多様な顎の骨幅、特に狭い骨幅に穿孔する場合、従来の基礎部材を必要とせず、事前検査も必要最小限として、各人に共通して使用でき、簡単な構造でありながらハンドピースを安定的に使用できる。請求項4に係るガイド装置であれば、長さの異なるガイドアームに変えずに、大小の骨幅に対応できる。請求項5に係るガイド装置であれば、ばね力によって常に接触ピンによって顎骨を挟持できる。また、透視孔によって術者が、ドリル穿孔箇所を直接目視確認できる。請求項6に係るガイド装置であれば、安定ピンによって骨に対して第1アーム,第2アームを確実に安定させることができる。請求項7に係るガイド装置であれば、神経を外す手術を容易にできる。請求項8に係るガイド装置であれば、顎骨(歯槽骨)の上部において爪部によってガイド筒の下端が位置決めされ、ガイド筒を確実に安定させることができる。請求項9に係るガイド装置であれば、顎骨(歯槽骨)の上下方向に不規則に薄い骨幅があっても、接触ピンを移動させて確実なドリル穿孔ができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を、各請求項に対応する実施例によって説明する。
請求項1を引用する請求項5に対応する実施例1を説明する。図1は、実施例1に係るガイド装置1の斜視図である。ガイド装置1は、第1ベース2,第2ベース3,ガイドアーム9,表示部14,ばね体16及び透視孔17を主な構成としている。また、他の構成部材である固定部材は、図4に示す布かん子18である。
第1ベース2と第2ベース3は、棒状の剛体であり、断面形状及び大きさが歯科用器具としての強度と操作性を考慮して選択される。参考にできる歯科用器具としては、例えば、歯科用のかん子がある。第1ベース2と第2ベース3は、並列配置されてセンター軸4によって軸支されている。センター軸4は、図2に示すように、ボルト4aとナット4bによって構成され、第1ベース2と第2ベース3だけでなく、後述するガイドアーム9も角運動可能に軸支している。第1ベース2は、一端側が手指によって保持できる第1保持部5a,指掛部5cであり、他端側が第1アーム6aである。第1アーム6aは、連続して第1下アーム7aを設ける。第2ベース3も、一端側が第2保持部5b,指掛部5cであり、他端側が第2アーム6bであり、連続して第2下アーム7bを設ける。両ベース2,3の全体長さ、及び両保持部5a,5bと両アーム6a,6bとの相対的長さは、手術における操作性を考慮して決定される。例えば、両保持部5a,5bと両アーム6a,6bとの長さ比が、1対1、2対1などを採用できる。従って、図1の各部の寸法比は、複数例の中の一例である。また、第1ベース2と第2ベース3が並列配置であるため、第1保持部5aと第2保持部5bとを狭めると、第1アーム6aと第2アーム6bとが拡がる構成となっている。このため、第1保持部5a,第2保持部5bは、センター軸4から先端方向に開いた状態に設けられる。第1アーム6a,第2アーム6bは、閉じている時にセンター軸4から先端方向に平行状態に設けられ、後述するガイドアーム9をストッパにしている。指掛部5cは、指を入れることのできる円環状であり、第1保持部5aと第2保持部5bとの開閉操作が容易に行える。
第1アーム6a,第2アーム6bは、先端側が同じ方向に直角に曲げられ、同じ長さの第1下アーム7a,第2下アーム7bを形成する。第1下アーム7a,第2下アーム7bの断面が矩形であれば一辺長を、円形であれば直径を、インプラントの径と同じに設定する。これにより、第1下アーム7a等を手術箇所に位置決めし、目視確認又はX線撮影等を行うと、インプラントの植立状態を穿孔前にイメージできる効果がある。第1下アーム7a,第2下アーム7bの内側には、同じ長さの第1接触ピン8a,第2接触ピン8bが相互に向き合った状態に設けられる。この両接触ピン8a,8bは線材であり、両下アーム7a,7bより細く、歯槽骨(顎骨)を点接触によって挟持できる強度を保証する断面形状と大きさを有する。第1接触ピン8a,第2接触ピン8bの両先端8cは、両アーム6a,6bの内側であって同一平面上に位置し、センター軸4との距離Rを同じとする。この距離Rは、第1アーム6a等の長さから一定長となる(図3b参照)。両アーム6a,6b、両下アーム7a,7bが閉じている時、両先端8c間の距離はゼロ又は多少開いた状態である。このため、両先端間の距離Lが決められている数値まで両アーム6a,6bを拡げて使用する。この所定距離Lは、手術対象の骨幅に対応して想定される。例えば、骨幅の薄い人はL=5mmであり、厚い人はL=10mmである。また、所定距離Lは、両アーム6a,6bの開閉動作だけでなく、両接触ピン8a,8bの長さが選択されても調整可能にできる。更に、両アーム6a,6bが閉じる時にガイドアーム9がストッパとなる。従って、ガイドアーム9の幅を大きくして、両アーム6a,6bを閉じた時、両先端間の距離Lを所定値に形成させることも可能である。また、両先端8cは、歯肉を切開する場合だけでなく切開しない場合でも、歯槽骨を挟持できるように、適度に尖って形成される。なお、第1接触ピン8aと第2接触ピン8bが、両下アーム7a,7bに対して別体とせずに、両下アーム7a,7bを徐々に細くし曲げられて形成されることも可能である。
ガイドアーム9は、第1アーム6aと第2アーム6bとの間において、センター軸4に対して一端を着脱自在に軸支される。ガイドアーム9の先端部分に、めねじ孔10が設けられる(図3a参照)。筒状のガイド筒11が、外周12を全周おねじとしてめねじ孔10に係合する。ガイド筒11の長さは、回転しているドリルのガイドに必要な長さとなっている。ガイド筒11は、ガイドアーム9に対してねじ係合しているため、ねじ込むことで下方へ伸び、穿孔ポイントへ接近又は密着できる。図3(a)に示すロックナット12aは、ガイドアーム9に対してガイド筒11を任意位置に固定する。なお、ガイド筒11が歯槽骨に密着される場合及び接近する場合でも、ロックナット12aは必ずしも必要とされない。ガイド筒11内側のガイド孔13は、図3(a)に示すように、回転中のドリルをガイドし挿通できる内径を有し、ドリル径より適宜大きい内径が選択される。このため、各種ドリル径に対応する内径の複数のガイド筒11が用意される。両アーム6a,6bが、操作性を考慮して適度に拡げられる状態において、第1接触ピン8aと第2接触ピン8bの両先端8c間が上述の所定距離Lのとき、その中間点Cをガイド孔13の中心軸13aが通る様にガイド筒11は設けられる。
なお、ガイドアーム9のめねじ孔10は、ガイドアーム9に対して直接ねじを切る場合だけでなく、めねじ孔10を内周に設けたブッシュをガイドアーム9に圧入する構成とし、小さなねじピッチの加工精度を高めることができる。また、ガイド筒11は上述の円筒形状が基本であるが、他の形状も採用できる。例えば、ガイド筒11の上端がつば形状のストッパとされる。この場合、ガイド筒11がめねじ孔10内へのもぐり込むのを防止でき、つば部分がガイド筒11を回転させるためのつまみとして利用される。また、他の形状例としては、ガイド筒11の下端部分の一部を削除する場合であり、例えば、斜め方向に少なくとも1つ直線的又は曲線的に削り落とす形状である。この形状であれば、ドリル刃が良く見え、ガイド筒11周囲に空間が増えて施術し易い効果がある。
また、ガイド筒11はねじ係合によってガイドアーム9に取り付けられる場合に限定されず、ガイドアーム9側が円滑な円筒内周面とし、ガイド筒11側が円滑な円筒外周面として、軸方向に相互に摺動する構成も採用できる。位置決め手段は、ガイドアーム9の側方にねじ孔を設け、止ねじを係合させて、ガイド筒11の外周面を止めねじの先端によって止める構成である。別の手段としては、ガイド筒11の軸方向外周に止め溝を設ける構成である。この止め溝に対して、手指によって着脱可能な止めピンを入れ、ガイドアーム9の上面において止めピンがストッパとなるように使用する。その他の周知の位置決め手段が使用される。また、ガイド筒11がガイドアーム9に固定され一体的に設ける構成も採用できる。また、インプラント径に対応するガイド孔13内径のガイド筒11を用いると、インプラントの埋入動作にも使用できる。
所定距離Lは、図3(b)に示すように、第1アーム6aと第2アーム6bとの開き度合いに応じて増減し、同時に中間点Cとセンター軸4との距離R1も増減する。従って、ガイド筒11のガイド孔13の中心軸13aとセンター軸4との距離R2は、距離R1の増減に合わせて増減させる必要がある。そこで、ガイドアーム9はセンター軸4に対して着脱自在とし、両先端8c間の所定距離Lに対応させて、中心軸13aとセンター軸4との距離R2の異なる複数個の中から選択される。但し、距離L,R2の数値によっては、距離R1の増減がガイド操作の誤差範囲内の場合もあり、ガイドアーム9を交換する必要がないこともある。例えば、L=5mm、R2=50mmと仮定する場合、L=7mmに拡がるとき、R2は0.06mm減少し、L=10mmに拡がるとき、R2は0.19mm減少する。このため、L=7mmでは百分の六mm短くすることになるが、L=5mmのR2=50mmに対して誤差範囲内と見ることができ、短いガイドアームに交換する必要がない。
ガイドアーム9のセンター軸4に対する着脱自在手段は、ボルト4a,ナット4bに限定されることなく、例えば、医療器具のかん子に使用されるねじ止めタイプといった分解手段を広く利用できる。この着脱自在は、軸支部分が全く分解できない手段を排除する意味である。また、センター軸4に対する着脱自在手段は、センター軸4において外す構成に限定することなく、他の手段として中間位置にて分離可能し、長さの異なるガイドアーム9に交換する構成がある。なお、ガイドアーム9を交換しない構成としては、ガイドアーム9が伸縮式とすることによって、長さを直接調節できる場合がある。また、ガイド孔13を偏心させたガイド筒11を用いることによって、センター軸4と中心軸13aとの距離R2を偏心量だけ調節できる。
表示部14は、図1に示すように、第2保持部5bに設ける目盛板14aと、第1保持部5aに設ける指示線14bとからなり、第1接触ピン8aと第2接触ピン8bの両先端8c間の距離Lを表示する。これによって、歯槽骨を挟持状態の距離Lを確認できる。なお、目盛板14aが骨幅目盛を併設しておれば、骨幅測定もできる。表示部14の位置は、第1保持部5a等に限定せず、第1アーム6a,第2アーム6bに設けることもできる。また、目盛り形式の直接的な表示だけに限定せず、例えば、第1アーム6a,第2アーム6bとガイドアーム9との間の隙間にシックネスゲージ等の測定具を用いて両先端8c間の距離Lを算出し間接的に表示する場合も含まれる。
固定手段は、両アーム6a,6bが開いて歯槽骨を両接触ピン8a,8bによって挟持する状態において、ガイドアーム9を第1アーム6a,第2アーム6bに対して固定する。図1に示すガイド装置1では、図4に示す汎用品である布かん子18を使う。布かん子18は先の尖った先端部18aを直角に一回曲げて形成される。この先端部18aをガイドアーム9と第1アーム6a等との間に差し込んで固定させる。他には、厚さの異なる板材、径の異なる棒材などを差し込むことも可能である。更には、図5に示すように、固定ねじ15が第1アーム6aと第2アーム6bの双方からねじ込まれ、ガイドアーム9を固定する等、公知の固定手段が利用される。
ばね体16は、請求項5に係る技術的特徴であり、第1保持部5aと第2保持部5bとの間に、常時第1アーム6a,第2アーム6bの両先端8cを相互に近づくように、両アーム6a,6bに対して狭める力を作用させる。この狭める力が適度に作用することで、両保持部5a,5bに特に力を入れなくても、歯槽骨を両接触ピン8a,8bによって確実に挟持できる。ばね体16は、両保持部5a,5bを狭めたときに反発力を生じさせる必要がある。このため、図1に示す実施例1では、ばね体16は圧縮コイルばねを使用する。透視孔17は、請求項5に係る他の技術的特徴であり、ガイドアーム9の中間部分に設けられる(図1参照)。術者はこの透視孔17を通してガイド孔13に挿入されるドリル及び穿孔ポイントを目視確認できる。
以上のようにガイド装置1は、簡単な構成であり、作動部分の構造も簡単である。また使用される材料は、ステンレス材等の医療用器具に汎用されている材料を使用するため、簡単な構造と相まって安価に製造可能である。
次に、実施例1のガイド装置1がインプラント治療において使用される場合を説明する。ハンドピースのドリルによって、インプラントの埋入孔を穿孔する治療過程において、ガイド装置1が使用される。このとき、治療計画は穿孔ポイントを確認する最小限の事前検査でもよい。先ず、手術対象骨幅に対応する所定距離Lのガイドアーム9を選択する。そして、穿孔ポイントに対して、骨幅方向に両接触ピン8a,8bを当て、歯槽骨を挟持する。そして、埋入孔の予定位置にガイド筒11を近接又は密着させ、ガイド孔13に回転を止めているドリルを挿入する。この時、両保持部5a,5b、両アーム6a,6bを両接触ピン8a,8bの両先端8cを中心にして三次元的に動かし、十分な骨幅が確保されているか目視確認できる。そして、固定手段(布かん子18)によって、ガイド孔13の中心軸13aが所定距離Lの中間点Cを通るように、固定される。これで、歯槽骨が両先端8cの間に存在するため、ガイド孔13の中心軸13aが歯槽骨内を必ず貫通し、ドリルが歯槽骨から外れることはない。
十分な骨幅でない場合、両接触ピン8a,8bを再度動かして当て直す。特に、剥離の生じ易い骨幅の薄い人の場合、確実に目視確認できるため有益である。この時、図1に示すように、両先端8cを結ぶ方向のX軸と、ガイドアーム9方向のY軸と、中心軸13a方向のZ軸とによって、ガイド装置1はドリルの三次元位置決めが可能となっている。このため、埋入孔の位置と方向の目視確認が立体的にできる。そして、位置の決まったガイド装置1を手によって保持しつつ、ドリルを回転させて穿孔を開始する。この穿孔過程でも、ドリルは下方にねじ込み移動させたガイド筒11に十分にガイドされ、安定した穿孔作業ができる。また、穿孔作業中に一時的にドリル回転を止めても、ドリルを孔に入れた状態を維持でき、穿孔中の目視確認ができる。そして、穿孔作業が終了すれば、ガイド装置1の穿孔過程での使用も終わる。なお、インプラントの埋入過程においてもガイド装置として使用可能である。
また、上記ガイド装置1を使用する場合、異なる使用方法について説明する。大臼歯付近においては、両アーム6a,6bを同時に挿入できないため、第1ベース2又は第2ベース3の一方とガイドアーム9とで、ドリルがガイドされる場合である。例えば、センター軸4を緩めて第2ベース3のみ取り除き、厚さ分の空いた空間には対応する厚さのワッシャーが替わりに入れられる。大臼歯付近において、舌側の歯槽骨に第1ベース2の第1接触ピン8aを当てて、穿孔ポイントにガイド筒11を接近又は密着させ、目視確認する。第1接触ピン8aの先端8cを中心にして第1アーム6aを動かして、最適のドリル位置と方向を三次元的に決定する。その他の使用方法は前述とほぼ同じであり、詳細な説明を省略する。これによって、両アーム6a,6bを同時に挿入できない大臼歯付近でもドリルのガイドが確実に行える。
次に、請求項2に対応する実施例2を説明する。図6は、実施例2のガイド装置21の斜視図であり、上述の実施例1に対して第1ベース22,第2ベース23の配置が異なる。第1ベース22と第2ベース23は、交差配置され、交差部分に設けたセンター軸4によって軸支される。一端側が第1保持部24a,第2保持部24b、指掛部24cとされ、他端側が第1アーム25a,第2アーム25bとされる。両ベース22,23と両保持部24a,24bと両アーム25a,25bの長さについては、上述の実施例1と同様に決められる。従って、図6の各部の寸法比は、複数例の中の一例である。後述する他の実施例も同様である。第1保持部24a,第2保持部24bは、センター軸4から先端方向に閉じた状態に設けられる。また、第1アーム25a,第2アーム25bは、閉じている時にセンター軸4から先端方向に平行状態とされ、ガイドアーム9をストッパとしている。第1ベース22,第2ベース23は交差配置であるため、第1保持部24aと第2保持部24bとを狭めると、第1アーム25aと第2アーム25bも狭まる構成となっている。従って、歯槽骨を両接触ピン8a,8bによって挟持する際の力の保持方向が上記実施例1の逆となる点が異なる。その他のガイド装置21の構成と動作は、実施例1と同じであり詳細な説明は省略する。
また、請求項2を引用する請求項5の実施例において、技術的特徴のばね体と透視孔17は、実施例1と同様に用いることができる。但し、両アーム25a,25bを狭める力は、第1ベース22と第2ベース23が交差しているため、両保持部24a,24bを狭める方向となる。ばね体は、図9に示すように、引張コイルばね19がガイドアーム9の両側の両アーム25a,25bに設けられる点が実施例1に対して異なる。半円状の取付部19bが、両アーム25a,25bに埋め込まれる。引張コイルばね19のフック19aがこの取付部19bに係止されて、両アーム25a,25bに取り付けられる。なお、引張コイルばね19を両保持部24a,24bに設けることもできる。第1アーム25a,第2アーム25bに設けられる他構成、例えば、第1下アーム7a,第1接触ピン8a等は、実施例1と同じ構成・動作であり、詳細な説明を省略する。また、ガイドアーム9,ガイド筒11も同様に説明を省略する。
次に、請求項3に対応する実施例3を説明する。図7は、実施例3のガイド装置26の斜視図であり、上述の実施例1,2に対して第1ベース27,第2ベース28が異なる。第1ベース27と第2ベース28は、一端部分に設けたセンター軸4によって軸支される。元側が第1保持部29a,第2保持部29bとされ、先端側が第1アーム30a,第2アーム30bとされる。第1保持部29a,第2保持部29b,第1アーム30a,第2アーム30bは、閉じている時にセンター軸4から先端方向に平行状態とされ、ガイドアーム9をストッパとしている。センター軸4が一端にあるため、第1保持部29aと第2保持部29bとを狭めると、第1アーム30aと第2アーム30bも狭まる構成となっている。従って、歯槽骨を両接触ピン8a,8bによって挟持する際の力の保持方向が上記実施例1の逆となり、実施例2と同じとなる。指を掛けられる指掛部29cは、図7に示すように、第1保持部29aの外側に設けられる。ガイドアーム9等の構成と動作は、上述実施例2と同じになるため、説明を省略する。なお、請求項3を引用する請求項5の実施例において、技術的特徴のばね体(引張コイルばね19、図9参照)と透視孔17は、実施例2と同様に用いることができる。
次に、請求項4に対応する実施例4を説明する。図8は、実施例4のガイド装置31の斜視図であり、保持部32、第1アーム33a、第2アーム33b及びガイドアーム9を主な構成とする。
保持部32は棒体であり、一端にセンター軸4を設ける。第1アーム33a,第2アーム33bは、保持部32のセンター軸4側端から延びた第1スライド軸34a,第2スライド軸34bに対してスライドでき、相互に平行移動できる。第1アーム33a,第2アーム33bが有する他構成、例えば、第1下アーム7a,第2下アーム7b,第1接触ピン8a,第2接触ピン8b,両先端8c及び両先端間の距離Lに関しては、実施例1〜3と同様であり、詳細な説明を省略する。
ガイドアーム9は第1アーム33aと第2アーム33bとの間に、センター軸4に対して一端が軸支される。上記実施例1〜3と異なる点は、センター軸4に軸支されるのが、ガイドアーム9のみである。また、両アーム33a,33bは、角運動でなく平行移動を行う点である。従って、両先端8c間の距離Lが増減した場合、ガイドアーム9の長さを変える必要がない。そして、ガイドアーム9が軸支されるのも微調整のためであり、固定に近い状態である。なお、ガイドアーム9の先端部分のガイド筒11、ガイド孔13及び中心軸13aは、実施例1〜3と同様であり、詳細な説明を省略する。
表示部は、第1アーム33a,第2アーム33bの端部に設けられる指示部35と、第1スライド軸34a,第2スライド軸34bに設けられる目盛36とで構成される。両スライド軸34a,34bの目盛36の値を計算して、第1接触ピン8aと第2接触ピン8bの両先端8c間の距離Lを表示する。この目盛36の値が、第1スライド軸34aと第2スライド軸34bとにおいて等しくなるように調節されれば、ガイド孔13の中心軸13aが常に両先端8c間の距離Lの中間点Cを通ることとなる。なお、表示部は骨幅測定にも兼用できる。
図8に示す固定手段は、両アーム33a,33bを両スライド軸34a,34bに対して固定させる止ねじ37である。また、センター軸4を締め込むことによって、ガイドアーム9を固定する。なお、実施例1の図5に示す固定ねじ15を両アーム33a,33bに用いる等、他の公知の固定手段も利用できる。
実施例4の使用について説明する。上記実施例1の使用状態に対して異なる点は、歯槽骨の骨幅に合わせて第1アーム33aと第2アーム33bをスライドさせて合わせる点である。この時ガイドアーム9のガイド孔13の中心軸13aは、常に両先端8c間の距離Lの中間点Cを通る点であり、ガイドアーム9の長さを変える必要がない点である。
なお、請求項4を引用する請求項5の実施例において、技術的特徴のばね体(引張コイルばね19、図9参照)と透視孔17は、実施例2と同様に用いることができる。
請求項6に対応する実施例5を説明する。図10は、実施例5の技術的特徴である垂直方向の安定ピン38が設けられる場合である。第1下アーム7a,第2下アーム7bの垂直方向に安定ピン38を設けている。安定ピン38は線材であり、第1下アーム7a,第2下アーム7bにおいて、第1接触ピン8a,第2接触ピン8bの上方に、相互に向き合って、突出長を調整可能に設けられる。安定ピン38はピン孔39に挿入され摩擦抵抗を利用して任意突出長に調整できる。また、図11は、水平方向の安定ピン38が設けられる場合である。この安定ピン38は、第2下アーム7bの第2接触ピン8bに対する水平方向に設けられる延長アーム51において、前述の垂直方向と同様に突出長を調整可能に設けられる。第2下アーム7b側の安定ピン38は、第1下アーム7a側の安定ピン38に対して相互に向き合った状態に設けられる。延長アーム51は横長板状であり、小ねじ52が着脱自在に両下アーム7a,7bに設けた取付ねじ孔53にねじ係合させることで取り付けられる。この安定ピン38があることで、歯槽骨を第1接触ピン8a,第2接触ピン8bだけによって挟持する場合に比べて、垂直方向及び水平方向における安定性が向上する効果がある。位置決め後のガイド装置1が手で保持される時に特に安定する。
なお、延長アーム51が伸縮式であれば、安定ピン38を水平方向に更に移動できる。両下アーム7a,7bの取付ねじ孔53が、垂直方向(軸方向)に複数設けられれば、延長アーム51を垂直方向に移動可能となり、安定ピン38も垂直方向に移動できる。更に、延長アーム51の取付手段を無段階式とすれば、両下アーム7a,7bの任意位置に設定できる。また、溶接等によって両下アーム7a,7bに一体的に接合する構成も可能である。また、ピン孔39がめねじの場合、安定ピン38がおねじとして、ねじ係合によって突出長を調整することもできる。安定ピン38,ピン孔39は、図10及び図11に示す位置と数に限定されることなく、より多数で異なる位置に設定することもできる。
請求項6の安定ピン38以外の構成に関しては、実施例5は上述した請求項1〜5に対応する各実施例を引用する。従って、ガイド装置の他の構成が重複するため、説明を省略する。
請求項7に対応する実施例6を説明する。図12は、実施例6の技術的特徴である取付部を備える第1アーム6a,第1下アーム7aを示している。図12の取付部は、板ばね状のクリップ41である。クリップ41が第1下アーム7aを挟み、X線画像体42をクリップ41のつまみ41aと板ばね41bの間に挟み込んで取り付けている。取付部は図12に示すクリップ41を外側に設ける場合に限定せず、第1下アーム7aの内側に設けることもできる。また、クリップ41を使用しない取付部としては、第1アーム6a,第1下アーム7aにX線画像体42を止める凸部を設けることもできる。その他の取付部としては、テープを使って止めることもできる。
この取付部(クリップ41)にX線画像体42を取り付けることで、ガイド装置を使用する際、神経位置を容易に確認しつつガイド装置の位置決めができる。詳しく説明すると、先ず、ガイド装置をポイントに仮決めし、目視方向からX線撮影し、穿孔箇所が神経に対して問題ないかを判断する。この時、第1下アーム7a等の太さがインプラント径と同じであると、神経箇所との問題の有無がX線画像体42によって簡単に判断できる。そして、問題無ければ、穿孔動作に移る。しかし、穿孔箇所が神経に重なる場合、近すぎる場合といった問題のある場合、問題箇所の画像のX線画像体42を取付部に付ける。そして、X線画像体42の神経位置を確認しつつ安全な位置に位置決めし直す。これによって、手術中に容易に神経を外すことができる。
請求項7の取付部以外の構成に関しては、実施例6は上述した請求項1〜6に対応する各実施例を引用し重複するため、説明を省略する。
請求項8に対応する実施例7を説明する。実施例7の技術的特徴である爪部44は、図13に示すように、爪基部44aと第1爪45aと第2爪45bとで構成される。爪基部44aは、六角ナット状であり、内周のめねじをガイド筒43の外周おねじ43aに対してねじ係合する。また、爪基部44aは、軸方向に第1爪45a及び第2爪45bを削り出しによって形成する。従って、図13に示すように、爪部44がガイド筒43の下端においてねじ係合されると、第1爪45a,第2爪45bが軸方向に突き出た状態となる。また、第1爪45a,第2爪45bは、同じ大きさの同形状であって対向配置され、外方へ膨らむ内壁面46を有し、両爪間の半径方向に空間47を形成する。また、両爪45a,45bのそれぞれの爪先端48は、ガイド筒43のガイド孔13の中心軸13aに対して直角平面上に位置し、軸中心に互いに向き合う状態で、所定距離L1を有して設けられる。所定距離L1は一般的な成人用で5mmであり、その前後数mmの範囲内の爪部44が、複数個用意される。爪先端48は尖った形状であり、図13に示すように、顎骨の一部である歯槽骨50を点接触によって押えることができる。
なお、実施例1において構成されたロックナット12aは、実施例7の図13においては不要とされている。また、図13に示すガイド筒43は上端につば部43bを有する。ガイド筒43の下端面が歯槽骨50に接触又は接近される場合、同時に爪先端48も歯槽骨50を押える状態となる。なお、ガイド筒43及び爪部44用にそれぞれロックナットを用意して、爪部44等の位置決めに使用することもできる。その他として、ガイド筒がガイドアーム9とはねじ係合せずに円滑な円筒面構造の場合、ガイド筒の下部分のみにおねじを切り、爪部44だけをねじ係合させる構成も採用できる。
次に、実施例7の技術的特徴であるガイド筒43に設けた爪部44の動作について説明する。基本動作は上述した実施例1のガイド装置1の動作と同じであり、異なる点を説明する。予め計測した歯槽骨50の上部の厚さに適した所定距離L1の爪部44を選択する。選択された爪部44がガイド筒43の先端からねじ込まれ、使用するガイド装置が準備される。そして、第1接触ピン8a,第2接触ピン8bが歯槽骨50の穿孔ポイントにセットされて、図13に示すドリル位置を決める。この時、第1爪45a,第2爪45bの爪先端48が歯槽骨50の上部を押え可能となるように、爪部44のガイド筒43に対する位置が決められる。そして、第1爪45a,第2爪45bが歯槽骨50上部を押えると、歯槽骨50の上部においてガイド筒43の下端が位置決めされ、爪先端48の間においてドリル穿孔できる。埋入孔が最適の傾斜を必要とするのであれば、図13の位置からガイド孔13の中心軸13aを傾斜させるように、爪先端48の点接触を中心にし、両接触ピン8a,8bを目視確認して動かすことができる。すなわち、目視確認によって歯槽骨50の上端を基準として傾斜の位置決め直しできる。特に、内壁面46の膨らみによって形成される空間47が傾斜の遊びとして作用し、目視確認できる第1爪45a,第2爪45bは、歯槽骨50に接触することなく十分に対応できる。そして、ドリル中において、爪部44によってガイド筒43の下端が位置決めされ、ガイド筒43が振れることなく、目視確認によって確実に安定した穿孔作業ができる。
爪部44は、上記の削り出しによって形成される第1爪45a,第2爪45bに限定されない。即ち、第1爪と第2爪が、強度的に保証される大きさの各種断面形状であり、内壁面46と爪先端48を確保する板材又は線材によって形成される。そして、この両爪が六角ナットに溶接又は接着されて爪部44を構成できる。また、図14に示すように、第1爪45a、第2爪45bがガイド筒49に対して一体的に削り出しによって形成される構成も採用できる。なお、この場合でも、別途製作した第1爪45aと第2爪45bを接着等によって接合させることもできる。さらに、ガイド筒とガイドアーム9との間が円筒面構造であって相互に摺動できる場合、両爪が一体的にガイド筒に設ける構成を採用できる。
請求項8の爪部以外の構成に関しては、実施例7は上述した請求項1から7に対応する各実施例を引用しており、構成が重複するため、説明を省略する。
請求項9に対応する実施例8を説明する。実施例8の技術的特徴である爪部54は、図15に示すように、爪基部54aと第1爪55aと第2爪55bとで構成される。爪基部54aは、ガイド筒56の下端部の外周において、ガイド孔13の中心軸13aを軸中心として回動自在に設けられる。爪基部54aが回動可能とされる構造は、爪基部54aを上下方向から支持する上凸部71と下凸部72とが、ガイド筒56の外周に接着等によって一体的に設けられ、爪基部54aの内孔とガイド筒56の外周とが、円滑な円筒面構造となっている。この爪部54は、ガイド筒56に対して分解できない取付構造となる。ガイド筒56は、ガイドアーム9に対して、下方からだけのねじ込みとなり、上端を直線状とする。
なお、爪部54がガイド筒56に対して分解可能な構造の一例としては、上凸部71又は下凸部72の変わりに着脱自在な止め輪又はピンを用いることができる。止め輪の一例としては、軸直角方向から挿入する軸用のE形止め輪(JIS B 2804)がある。E形止め輪は上凸部71の替わりに採用される。また、下凸部72の替わりとしては、軸心方向から挿入する軸用のC形止め輪(JIS B 2804)を採用できる。他の公知な止め輪も採用される。分解可能な他の一例は、爪基部54aの内孔が、上述実施例1のガイド筒11に係合する中間ナットの外周面に対して回動自在となる構成である。ガイド筒への着脱は、中間ナットの取り付け・取り外しによって行える。
爪基部54aは、軸方向に突き出る第1爪55a及び第2爪55bを備える。第1爪55a,第2爪55bは、同じ大きさの同形状であって対向配置され、外方へ膨らむ内壁面57を有し、両爪間の半径方向に空間58を形成する。また、両爪55a,55bのそれぞれの爪先端59は、ガイド筒56のガイド孔13の中心軸13aに対して直角平面上に位置し、軸中心に互いに向き合う状態で、所定距離L1を有して設けられる。所定距離L1は一般的な成人用で5mmであり、その前後数mmの範囲内の数値に選択されたL1の爪基部54を備えるガイド筒56が、複数個用意される。なお、爪部54がガイド筒56に対して分解可能な場合、所定距離L1の異なる複数の爪部54を準備して対応する。爪先端59は尖った形状であり、図15に示すように、顎骨の一部である歯槽骨70を点接触によって押えることができる。
次に、実施例8の技術的特徴である爪部54の特徴的動作について説明する。図15に示すように、歯槽骨70の上下方向において、骨幅が薄い部分が不規則に存在する場合に特有の作用効果を奏する。両接触ピン8a,8bが歯槽骨70の下部の骨幅T1にセットされ、両爪55a,55bによって上端を押える状態までは、上述の実施例7と同様である。しかし、図15に示す中程の骨幅T2が、骨幅T1と比べて不規則に薄い場合、ドリルが骨幅T2部分において露出する可能性もある。そこで、両爪55a,55bを歯槽骨70の上端に押え、同時に両下アーム7a,7bが拡げられて両接触ピン8a,8bを外し、歯槽骨70に対して爪部54のみを一時的に固定する。そして、ガイド筒56の上部が指で摘まれて回転させられ、ガイドアーム9側を軸方向に距離Hだけ相対的に上げる。このとき、両接触ピン8a,8bも上方へ距離Hだけ動き、両下アーム7a,7bを狭めると骨幅T2の位置に両接触ピン8a,8bが移動できる。この骨幅T2位置において、ガイド孔13の中心軸13aが、先端8c間の正確な中間点は外れるが、骨幅方向の中間を通り、問題なく歯槽骨70内を確実に通るので、ドリルの露出を予防することが出来る。
爪部54によってガイド筒56の下端を位置決めし、ガイド筒56が振れることなく、目視確認して確実に安定した穿孔作業ができる作用効果については、前述の実施例7と同様であり、詳細な説明を省略する。
また、上記構成でなくても同様に爪部を歯槽骨に一時的に固定して、両接触ピン8a,8bを上下に移動させることができる。即ち、実施例7において、他の実施例である円筒面構造によってガイド筒とガイドアーム9とが相互に摺動できる場合である。爪部が歯槽骨70の上端に押えられ、歯槽骨70に対して爪部のみを一時的に固定し、止めねじを緩めてガイド筒とガイドアーム9とを自由状態とする。そして、両下アーム7a,7bが拡げられて両接触ピン8a,8bを外すと、ガイドアーム9、両接触ピン8a,8bが上下方向へ移動可能となるので、同様の作用効果が得られる。
請求項9の爪部以外の構成に関しては、実施例8は上述した請求項1から7に対応する各実施例を引用する場合、各構成が重複するため、説明を省略する。
本発明は、歯科のインプラント治療おいて、顎骨にインプラントを埋入させる埋入孔をハンドピースのドリルで穿孔する際、ドリルをガイドするために使用される。また、インプラントのアバットメントを取り付ける際に、ハンドピースを安定的に使用できる。
実施例1のガイド装置を示す斜視図である。 実施例1のセンター軸の軸支状態を示す断面図である。 (a)は実施例1のガイドアームのガイド筒の断面図であり、(b)はセンター軸、ガイド筒中心軸、距離L,R,R1,R2の位置関係を示す概要斜視図である。 実施例1の固定手段の布かん子を示す斜視図である。 実施例1の固定手段の他例を示す一部断面図である。 実施例2のガイド装置を示す斜視図である。 実施例3のガイド装置を示す斜視図である。 実施例4のガイド装置を示す斜視図である。 実施例2の引張コイルばねの取付状態を示す平面図である。 実施例5の垂直方向の安定ピンを設けた第1下アームと第2下アームを示す断面図である。 実施例5の水平方向の安定ピンを設けた第2下アームを示す断面図である。 実施例6の取付部とX線画像体の付いた第1下アームを示す斜視図である。 実施例7の爪基部と第1爪と第2爪を備えたガイド筒、第1下アーム、第2下アームを示す正面図である。 実施例7の爪部が一体化したガイド筒を示す正面図である。 実施例8の爪基部と第1爪と第2爪を備えたガイド筒、第1下アーム、第2下アームを示す正面図である。
符号の説明
1,21,26,31 ガイド装置 2,22,27 第1ベース 3,23,28 第2ベース 4 センター軸 5a,24a,29a 第1保持部 5b,24b,29b 第2保持部 6a,25a,30a,33a 第1アーム 6b,25b,30b,33b 第2アーム 7a 第1下アーム 7b 第2下アーム 8a 第1接触ピン 8b 第2接触ピン 9 ガイドアーム 11,43,49,56 ガイド筒 13 ガイド孔 13a 中心軸 14 表示部 14a 目盛板 36 目盛 14b,35 指示部 15 固定ねじ 16 ばね体 17 透視孔 32 保持部 34a 第1スライド軸 34b 第2スライド軸 37 小ねじ 38 安定ピン 41 取付部 42 X線画像体 44,54 爪部 44a,54a 爪基部 45a,55a 第1爪 45b,55b 第2爪 46,57 内壁面 47,58 空間 48,59 爪先端 50,70 歯槽骨 71 上凸部 72 下凸部

Claims (9)

  1. 第1ベースと第2ベースが、並列配置されてセンター軸によって軸支され、一端側が第1保持部,第2保持部とされ、他端側が第1アーム,第2アームとされ、
    前記第1保持部,第2保持部は、前記センター軸から先端方向に開いた状態に設けられ、
    前記第1アーム,第2アームは、先端側が同方向直角に曲げられ第1下アーム,第2下アームを形成し、前記第1下アーム,第2下アームには、第1接触ピン,第2接触ピンが相互に向き合った状態に設けられ、
    前記第1接触ピンと第2接触ピンの両先端が、同一平面上に位置し、前記センター軸と同じ距離を有して設けられ、
    前記第1アームと第2アームとの間に、前記センター軸に対して一端が着脱自在に軸支されるガイドアームが設けられ、前記ガイドアームの先端部分には、筒状のガイド筒が設けられ、
    前記ガイド筒内側のガイド孔は、ハンドピースのドリルをガイドし挿通できる内径を有し、前記第1接触ピンと第2接触ピンの両先端間が所定距離のとき、その中間点を前記ガイド孔の中心軸が通る様に設けられ、
    前記第1接触ピンと第2接触ピンの両先端間の距離を表示する表示部が、前記第1ベース,第2ベースに設けられ、
    前記ガイドアームを前記第1アーム,第2アームに対して固定する固定手段が設けられること、
    を特徴とする顎骨穿孔用ガイド装置。
  2. 第1ベースと第2ベースが交差配置され、交差部分に設けたセンター軸によって軸支され、一端側が第1保持部,第2保持部とされ、他端側が第1アーム,第2アームとされ、
    前記第1保持部,第2保持部は、前記センター軸から先端方向に閉じた状態に設けられ、
    前記第1アーム,第2アームは、先端側が同方向直角に曲げられ第1下アーム,第2下アームを形成し、前記第1下アーム,第2下アームには、第1接触ピン,第2接触ピンが相互に向き合った状態に設けられ、
    前記第1接触ピンと第2接触ピンの両先端が、同一平面上に位置し、前記センター軸と同じ距離を有して設けられ、
    前記第1アームと第2アームとの間に、前記センター軸に対して一端が着脱自在に軸支されるガイドアームが設けられ、前記ガイドアームの先端部分には、筒状のガイド筒が設けられ、
    前記ガイド筒内側のガイド孔は、ハンドピースのドリルをガイドし挿通できる内径を有し、前記第1接触ピンと第2接触ピンの両先端間が所定距離のとき、その中間点を前記ガイド孔の中心軸が通る様に設けられ、
    前記第1接触ピンと第2接触ピンの両先端間の距離を表示する表示部が、前記第1ベース,第2ベースに設けられ、
    前記ガイドアームを前記第1アーム,第2アームに対して固定する固定手段が設けられること、
    を特徴とする顎骨穿孔用ガイド装置。
  3. 第1ベースと第2ベースが一端部分に設けたセンター軸によって軸支され、元側が第1保持部,第2保持部とされ、先端側が第1アーム,第2アームとされ、
    前記第1アーム,第2アームの先端側が同方向直角に曲げられ第1下アーム,第2下アームが形成され、前記第1下アーム,第2下アームには、第1接触ピン,第2接触ピンが相互に向き合った状態に設けられ、
    前記第1接触ピンと第2接触ピンの両先端が、同一平面上に位置し、前記センター軸と同じ距離を有して設けられ、
    前記第1アームと第2アームとの間に、前記センター軸に対して一端が着脱自在に軸支されるガイドアームが設けられ、前記ガイドアームの先端部分には、筒状のガイド筒が設けられ、
    前記ガイド筒内側のガイド孔は、ハンドピースのドリルをガイドし挿通できる内径を有し、前記第1接触ピンと第2接触ピンの両先端間が所定距離のとき、その中間点を前記ガイド孔の中心軸が通る様に設けられ、
    前記第1接触ピンと第2接触ピンの両先端間の距離を表示する表示部が、第1ベース,第2ベースに設けられ、
    前記ガイドアームを前記第1アーム,第2アームに対して固定する固定手段が設けられること、
    を特徴とする顎骨穿孔用ガイド装置。
  4. 保持部の一端に設けたセンター軸から、相互に平行移動する第1アーム,第2アームが設けられ、
    前記第1アーム,第2アームは、先端側が同方向直角に曲げられ第1下アーム,第2下アームを形成し、前記第1下アーム,第2下アームには、第1接触ピン,第2接触ピンが相互に向き合った状態に設けられ、
    前記第1接触ピンと第2接触ピンの両先端が、同一平面上に位置し、前記センター軸と同じ距離を有して設けられ、
    前記第1アームと第2アームとの間に、前記センター軸に対して一端が軸支されるガイドアームが設けられ、前記ガイドアームの先端部分には、筒状のガイド筒が設けられ、
    前記ガイド筒内側のガイド孔は、ハンドピースのドリルをガイドし挿通できる内径を有し、前記第1接触ピンと第2接触ピンの両先端間が所定距離のとき、その中間点を前記ガイド孔の中心軸が通る様に設けられ、
    前記第1接触ピンと第2接触ピンの両先端間の距離を表示する表示部が、前記第1アーム,第2アームに設けられ、
    前記ガイドアームを前記第1アーム,第2アームに対して固定する固定手段が設けられること、
    を特徴とする顎骨穿孔用ガイド装置。
  5. 上記第1接触ピン,第2接触ピンの両先端を相互に近づく方向に、上記第1アーム,第2アームを狭める力を作用させるばね体が設けられ、
    上記ガイドアームの中間部分に透視孔が設けられること、
    を特徴とする請求項1,2,3又は4に記載される顎骨穿孔用ガイド装置。
  6. 上記第1下アーム,第2下アームにおいて、上記第1接触ピン,第2接触ピンの垂直方向又は水平方向に、相互に向き合って、突出長を調整できる、各々少なくとも1本の安定ピンが設けられること、を特徴とする請求項1,2,3,4又は5に記載される顎骨穿孔用ガイド装置。
  7. 上記第1アーム,第1下アーム,第2アーム又は第2下アームにおいて、X線画像体を取り付ける取付部が設けられること、を特徴とする請求項1,2,3,4,5又は6に記載される顎骨穿孔用ガイド装置。
  8. 上記ガイド筒の下端部において、爪部が設けられ、前記爪部は第1爪及び第2爪を軸方向に突き出し、前記両爪は外方へ膨らむ内壁面と、上記ガイド孔の中心軸に対して直角平面上に位置し、軸中心に互いに向き合う爪先端とを有し、前記爪先端が所定距離を有して互いに向き合う状態で歯槽骨を点接触して押えること、を特徴とする請求項1,2,3,4,5,6又は7に記載される顎骨穿孔用ガイド装置。
  9. 上記ガイド筒の下端部において、爪部が回動自在に設けられ、前記爪部は軸方向に突き出る第1爪及び第2爪を備え、前記両爪は外方へ膨らむ内壁面と、上記ガイド孔の中心軸に対して直角平面上に位置し、軸中心に互いに向き合う爪先端とを有し、前記爪先端が所定距離を有して互いに向き合う状態で歯槽骨を点接触して押えること、を特徴とする請求項1,2,3,4,5,6又は7に記載される顎骨穿孔用ガイド装置。
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