JP6887329B2 - 骨整復鉗子 - Google Patents

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Description

この発明は、骨折に対して経皮的な鋼線等の刺入により骨折部を整復固定するために用いる骨整復鉗子に関する。
従来、骨折治療の際に、スクリューやプレートで骨を固定するが、その前に骨の形状を限りなく正常に近い状態に戻す必要がある。このとき、骨把持鉗子と呼ばれる鉗子で、骨折した骨片を挟んで固定することが行われる。
さらに骨把持鉗子で把持した後、キルシュナー鋼線(以下「K−鋼線」ともいう)と呼ばれるステンレス鋼線で、骨折の仮止めを行う。
経皮的なK−鋼線の刺入による骨折治療は、皮膚切開や軟部組織剥離等の操作を必要とせず、それによる感染、癒着の合併が少なく、早期運動療法も行うことができる等、優れた骨折治療法である。
特許文献1の図6(図8)に示す発明においては、骨整復鉗子101は、一対のアーム102と、それらの交差部に設けられる交差スタッド103と、アーム他端部に対向する整復固定針105と、それぞれのアーム102の外方面には所定角度に固定された誘導筒109を有している。
この誘導筒109を介してそれぞれのアーム102の外方よりK−鋼線108を挿通する。
図9に、実際の使用状態を示しているが、アーム102のハンドル104を閉じる方向に力を加え、整復固定針105を骨に食い込ませている。
特開2007−75429号公報
骨整復鉗子で骨を挟む部位は、骨折治療のためのK−鋼線を刺入する位置の最も良いポジションであるが、この骨整復鉗子自体がK−鋼線を刺入する妨げになることがある。
特許文献1に記載の骨整復鉗子では、骨を挟む整復固定針105とK−鋼線を刺入する誘導筒109との位置が異なり、刺入するK−鋼線と整復固定針105が接触する可能性があり、誘導筒109先端と骨との間に隙間ができるため、正確な刺入が困難となる。
また、図9に骨整復鉗子101の動きを示示しているが、この動きの中で、整復固定針105と誘導筒109の向きは徐々に変化し、K−鋼線の刺入位置と刺入角度を正確に予定通りの位置と角度にすることは困難となる。固定する骨が大きい場合には、誘導筒109の向きは上方に、固定する骨が小さい場合には、下方に向いてしまい、正確なターゲッティングができない。
このようなバラツキが大きい刺入方法であると、刺入位置と反対側にある重要な組織を不用意に傷つける可能性もある。
誘導筒109に案内される刺入物はK−鋼線だけでなく、例えばねじ材を埋入するための下穴をあけるドリルが必要とされる場合があり、このような種々の刺入物に対応するには、たくさんの種類の骨整復鉗子101が必要となってしまう。
この発明の目的は、正確に骨の部位を固定し、鉗子で把持した部位から直接K−鋼線等を刺入することによって、正確な刺入を可能とし、一つの鉗子本体で多くの種類の形状の鉗子が実現できる骨整復鉗子を提供することである。
本発明(1)は、X字状に軸支された一対のレバーと一対のアームとを備える骨整復鉗子であって、各前記アームは、軸部と、軸部の先端側に設けられたフック部とを有し、各前記軸部の先端部が各前記レバーの先端部に軸支されており、各前記アームの軸部の基端側部分に、軸部の長さ方向にのびる案内溝が設けられ、各前記レバーの基端側部分に、前記案内溝に嵌り合う突起が設けられており、少なくとも一方の前記アームの前記フック部先端に、骨折治療のための刺入物を案内する筒状スリーブが設けられている骨整復鉗子である。
この骨整復鉗子は、案内溝と突起とによって規制されている状態で、レバーを操作する(先端側同士の間隔を狭くする)と、突起同士の間隔が狭くなり、これに伴って、アーム同士の間隔も狹くなり、アームの各軸部の先端部と各レバーの先端部とが軸支されているので、アームの平行移動が確保される。この作用によって、正確に狙った位置に骨を把持することができる。
また、少なくとも一方の前記アームの前記フック部先端に、骨折治療のための刺入物を案内する筒状スリーブが設けられているので、K−鋼線等を正確に刺入することができる。
本発明(2)は、前記アームを軸支する軸支体が取り外し可能であって、前記アームの取り換えが可能であることを特徴とする本発明(1)に記載の骨整復鉗子である。
軸支体で、レバーとアームが軸支されているので、この軸支体をはずすことによって、アームの交換が可能となる。アームは、患者の骨の個体差、骨の部位、骨折の形態等によって適した形状のものに使い分けることが好ましく、この発明では、アームの交換を可能とすることができるので、一つのレバーでアームだけ取り揃えればよくなる。
本発明(3)は、前記筒状スリーブを支持する筒状の支持体が、少なくとも一方の前記アームの前記フック部に設けられ、前記筒状スリーブは取り換えが可能であることを特徴とする本発明(1)または本発明(2)に記載の骨整復鉗子である。
筒状スリーブも、骨折治療のためのK−鋼線のみならず、他の種類の刺入物、例えば、ドリル等を案内するために用いられる場合があり、筒状スリーブだけを取り換え可能であることが好ましい。
この本発明(3)によれば、筒状スリーブは筒状の支持体に支持され、取り換え可能であるので、種々の筒状スリーブを同一のアームに搭載することが可能となる。
本発明(1)、本発明(2)および本発明(3)の特徴を全て有する骨整復鉗子によれば、1種類のレバーに複数の種類のアームを搭載することが可能であり、各種類のアームに複数の種類の筒状スリーブの搭載が可能であるので、非常に多くのバリエーションを少ない部品点数で実現することができる。
図1は、実施例1の正面図である。 図2は、実施例1の背面図である。 図3は、実施例2の背面図である。 図4は、実施例1の斜視図である。 図5は、実施例1の左側面図である。 図6は、実施例1の軸支体を示す断面図である。 図7は、実施例1の筒状スリーブと支持体を示す断面図である。 図8は、特許文献1に記載の従来技術の骨整復鉗子である。 図9は、特許文献1に記載の従来技術の骨整復鉗子の動きを示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。但し、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等および各種製造条件は特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。また、便宜的に図面上での方向によって部材等の方向を上下左右と指称することがあるが、これらは本発明の実施あるいは使用の際の部材等の方向を限定するものではない。
図1および図2は、実施例1の骨整復鉗子1の正面図と背面図であるが、主要部品として、一対のレバー10と、一対のアーム20を有している。
レバー10には、下部にハンドル11が備えられ、このハンドル11に指を挿入して鋏を握る要領で用いる。
一対のレバー10はX字状に交差し、交差点にねじ12があり、一対のレバー10を軸支している。
一対のアーム20は、それぞれ直線状にのびる軸部21と骨を固定するためのフック部22とからなり、軸部21の先端は、アーム20の先端で軸支体30によって軸支され、フック部22の先端は、骨を保持するための固定端部25が形成されている。
アーム20の基端側部分に、軸部の長さ方向にのびる案内溝22が形成され、この案内溝22にレバー10の基端部分に形成された突起13が案内される。
この突起13は、実施例1では、突起13の軸部分よりも頭部分(符号なし)の方が大きな径を有しているため、案内溝22の途中では突起13が抜けない構造となっている。
案内溝22の上側端に案内溝22の幅よりも大きな径の円形の抜き穴23が形成されているので、突起13をこの位置で容易に外すことができる。
図1の左側ハンドル11を有するレバー10の下部右側側面には、目盛板40が固定され、この目盛板40は、他方のレバー10の左側面から右側面に貫通する穴(符号なし)を貫通している。
目盛板40の下側にはラチェット刃40aが形成され、ラチェットレバー41に設けられたラチェット刃(符号なし)とかみ合って、ラチェット構造となっている。
図1の左側のフック部22には、筒状スリーブ23を保持する支持体24が形成されており、左側の固定端部25と筒状スリーブ23の右先端が同一位置となっているので、骨を固定する位置とK−鋼線等を刺入する位置が一致している。
図3は、実施例2の背面図であるが、左側のフック部22の先端に形成された固定端部25は、先端が右上方向に向き、右側のフック部22の先端に形成された固定端部25は、先端が左上方向に向いている。
支持体24も同じく先端が左上方向に向き、筒状スリーブ23も同じく先端が左上方向に向いている。
このような形状のアーム20は、軸支体30をはずすことで簡単に取り換えることができ、同一のアーム10を用いて多くの種類のバリエーションのある骨整復鉗子をそろえることができる。
また、レバー10とアーム20を容易に分解できることから、手術時に付着した血液や組織をきれいに洗浄でき、洗浄性がよい。
図4は、実施例1の骨整復鉗子の斜視図である。
図5は、実施例1の骨整復鉗子の左側面図であるが、軸支体30の部分は断面で示し、円で囲んだ(I)の部分の拡大を図6に示す。
軸支体30は、固定用ねじ31とめねじ部材32からなり、めねじ部材32は、軸部21の下面から挿入され、レバー10の先端部の貫通穴10aに挿入されている。
めねじ部材32の上部にはめねじ部32aが形成され、固定用ねじ31の下部に形成されたおねじ部31aとねじ合わされている。
固定用ねじ31の上部には頭部31bが形成され、頭部31bの下面がレバー10の上面と接触する。この構造によって、アーム20を軸支する軸支体30が取り外し可能となり、アーム20の取り換えが可能となっている。
図7は、フック部22の先端に形成された支持体24と、支持体24に挿入され、ねじ合わせられた筒状スリーブ23の部分断面図を示している。
支持体24には、左側にめねじ部24aが形成され、めねじ部24aの右端から支持体24の右端部に渡って貫通穴24cが形成されている。
筒状スリーブ23は、左端部にフランジ部24b、その右におねじ部23a、その右に筒状の形状が形成され、右端部に固定端部25が形成されている。固定端部25は、骨に突き刺さりやすくするために鋸形状に歯が形成されている。
筒状スリーブ23の左端から右端に渡って、K−鋼線等を刺入するための貫通穴23bが形成されている。
1 :骨整復鉗子
10:レバー
10a:貫通穴
11: ハンドル
12: ねじ
13:突起
20:アーム
21:軸部
22:案内溝
23:抜き穴
23a:おねじ部
23b:貫通穴
24:支持体
24a:めねじ部
24b:フランジ部
24c:貫通穴
25:固定端部
30:軸支体
31:固定用ねじ
31a:おねじ部
31b:頭部
32:めねじ部材
32a:めねじ部
40: 目盛板
40a:ラチェット刃
41: ラチェットレバー

Claims (3)

  1. X字状に軸支された一対のレバーと一対のアームとを備える骨整復鉗子であって、
    各前記アームは、軸部と、軸部の先端側に設けられたフック部とを有し、各前記軸部の先端部が各前記レバーの先端部に軸支されており、
    各前記アームの軸部の基端側部分に、軸部の長さ方向にのびる案内溝が設けられ、
    各前記レバーの基端側部分に、前記案内溝に嵌り合う突起が設けられており、
    少なくとも一方の前記アームの前記フック部先端に、骨折治療のための刺入物を案内する筒状スリーブが設けられている骨整復鉗子。
  2. 前記アームを軸支する軸支体が取り外し可能であって、前記アームの取り換えが可能であることを特徴とする請求項1に記載の骨整復鉗子。
  3. 前記筒状スリーブを支持する筒状の支持体が、少なくとも一方の前記アームの前記フック部に設けられ、前記筒状スリーブは取り換えが可能であることを特徴とする請求項1または2に記載の骨整復鉗子。

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