JP2011015735A - 骨手術用器械およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】手術器具の案内精度を向上した骨手術用器械を提供する。
【解決手段】骨手術用器械10は手術器具2を骨1に案内する案内部材3と、案内部材3を案内する器械本体11とを備える。器械本体11は、固定部12と、案内部材3を挿通し案内する挿通部19が貫通して設けられた挿通案内部13とを有する。挿通案内部13は、第1のスリット15により、案内部14と位置決め部20とに分けられる。位置決め部20は、位置決め部20の上端部23Aから挿通部19を案内部材3の挿通方向に分割する第2のスリット21により2つの部分22A,22Bに分けられる。骨手術用器械10には位置決め部20の2つの部分22A,22Bをともに位置決め部20の中心軸Y方向に移動させる締付部材25が設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、骨手術用器械およびその製造方法に関する。
骨の手術においては、例えば、ドリルなどの工具により骨に穿孔を施したり、ガイドピンを骨に刺し入れたり、髄内釘やスクリュウなどのインプラントが骨に導入される。このような骨の手術の際に用いるドリル、ガイドピン、髄内釘、およびスクリュウなどの手術用具は、案内装置を用いて案内されることが多い。
骨の手術用具を案内する案内装置の一例としては、骨の髄内に挿入された髄内釘の一端部に固定される固定部と、この固定部から連なり髄内釘に手術用具を案内する案内部とを備える指標装置と呼ばれる装置(ターゲットデバイスなどとも呼ばれる)が知られている(例えば特許文献1を参照)。
特許文献1に記載の装置の案内部には、手術用具を挿通し案内する複数の案内孔と、これらの案内孔を縦断する方向に形成されたスリットが設けられている。この装置においては、案内部の下端部にスリットを横切るようにネジつきの締結軸が螺合されている。この装置では、ネジつきの締結軸に取り付けられたレバーを回動させることにより、スリットの両側の2つの部分が近接する方向に締め付けられ、これにより案内孔の内径が縮径される。
上記特許文献1に記載の装置を用いて手術用具を案内する際には、案内部の案内孔に案内スリーブと呼ばれる案内部材を挿通させた状態とし、この案内スリーブを締結軸を螺合させることにより固定して、この案内スリーブによりガイドピンなどの手術用具が直接あるいは間接的に所定方向に案内される。
特開2001−286481号公報
上記特許文献1に記載のものに用いられているネジつきの締結軸は、スリットの両側の2つの部分のうち一方の部分に取り付けられて他方の部分に螺合するようになっているので、2つの部分にかかる力が均一ではない。2つの部分にかかる力が均一でないと、一方の部分が他方より多く変位することにより案内部材の軸ずれやねじれが生じてしまう。
また、上記特許文献1に記載のような構成の場合、2つの部分のうち一方の方にのみ操作力がかかってしまうため、案内孔のねじれなどが生じることがある。案内孔の軸ずれやねじれが起こると、案内部材により案内される手術用具の案内精度が低下してしまうことが懸念される。
さらに、この種の手術用器械では、手術用具が導入される部位(例えば大腿骨など)から比較的離れたところから手術用具が案内・導入されるため、案内部材のずれが生じると手術用具の導入が困難になってしまう。そのため、さらなる手術用具の案内精度の向上が望まれている。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、手術器具の案内精度を向上した骨手術用器械を提供することを目的とする。
上記課題を解決するものとして、本発明は、骨を手術するための手術器具を案内する骨手術用器械であって、前記手術器具を骨に案内する案内部材と、骨に対して直接または間接的に位置決め固定されるとともに前記案内部材を案内する器械本体と、を備え、前記器械本体は、骨に対して固定される固定部と、前記案内部材を挿通し骨に案内する挿通部が貫通して設けられた挿通案内部と、を有し、前記挿通案内部は、前記案内部材の挿通方向に対して交差する方向に形成された第1のスリットにより、骨側に配されて前記案内部材を挿通し案内する案内部と、前記案内部材を固定し位置決めする位置決め部とに分けられ、前記位置決め部は、当該位置決め部の軸線方向における一端部から前記挿通部を前記案内部材の挿通方向に分割するように形成された第2のスリットにより2つの部分に分けられ、前記位置決め部の2つの部分をともに当該位置決め部の軸心方向に移動させることにより、前記挿通部に配された前記案内部材を締め付けて固定する締付部材を設けたところに特徴を有する。
また、上記課題を解決するものとして、本発明の骨手術用器械の製造方法は、前記挿通案内部に当該挿通案内部を貫通するように前記挿通部を形成する工程と、前記挿通部を形成した前記挿通案内部に、前記案内部材の挿通方向に対して交差する方向に前記第1のスリットを形成して、骨側に配される前記案内部と、前記案内部材を固定し位置決めする位置決め部とに分ける工程と、前記位置決め部に、当該位置決め部の軸線方向における一端部から前記挿通部を前記案内部材の挿通方向に分割するように第2のスリットを形成して前記位置決め部を2つの部分に分ける工程と、前記締付部材を取り付ける工程と、を備えることを特徴とする。
本発明の骨手術用器械(「本発明の器械」ともいう)を用いて骨手術器具の案内を行う際には、骨手術器具を案内する案内部材を位置決め部と案内部の各挿通部に挿通させて所定方向に配した後、位置決め部の2つの部分を位置決め部の軸心に近づく方向に移動させる締付部材により案内部材が固定され位置決めされる。
本発明の器械には、位置決め部の2つの部分を位置決め部の軸心に近づく方向に移動させる締付部材が設けられているから、位置決め部の2つの部分には均等な力がかかるため、挿通部の軸ずれやねじれ、および、挿通部に配される案内部材の軸ずれやねじれなどが生じにくい。
また、本発明においては、挿通部が貫通して設けられた挿通案内部を有し、この挿通案内部は、案内部材の挿通方向(挿通部の長さ方向)に対して交差する方向に形成された第1のスリットにより、案内部と位置決め部とに分けられている。
すなわち、本発明では貫通孔である挿通部を設けた挿通案内部が、第1のスリットにより案内部と位置決め部とに分けられているから、案内部と位置決め部には同心の挿通部が設けられている。その結果、案内部材を位置決め部と案内部に挿通した後、位置決め部で固定しても、ずれが生じない。
さらに、本発明においては位置決め部と案内部が別々に設けられているので、これらを一体として設けているもの(例えば特許文献1に記載の装置)と比較すると位置決め部の挿通部の長さを短くすることができる。位置決め部の挿通部の長さが長いものでは、挿通部を締め付けた後に案内部材が径方向にがたつくことが懸念されるが、挿通部を短くすることにより、案内部材を挿通させた後、第2のスリットにより分けられた2つの部分を締め付けた際に、案内部材が径方向にがたつき難くなる。
ところで、位置決め部の挿通部の長さを単に短くするだけでは、短い挿通部により位置決めされるため、位置決め部よりも骨側の部分で案内部材の折れ曲がりが生じるなどして適切な方向に案内されないことが懸念される。しかしながら、本発明においては、位置決め部により位置決めされた案内部材は、骨側に配された案内部の挿通部にも挿通されているので、適切な方向に案内された状態で保持される。
以上より、本発明によれば、案内部材を締め付けた後の案内部材の案内精度に優れるので、手術器具の案内精度を向上した骨手術用器械を提供することができる。
本発明は以下の構成としてもよい。
前記締付部材は、前記位置決め部の2つの部分を当該位置決め部の軸線方向に対して交差する方向から挟んで当該2つの部分を当該位置決め部の軸心方向に移動させる挟持片と、前記挟持片を、前記位置決め部の2つの部分を挟持する位置と当該2つの部分を挟持状態から開放する位置との間で移動させるレバーと、を備えていてもよい。
このような構成とすると、レバーを、位置決め部の2つの部分を挟持状態から開放する位置から2つの部分を挟持する位置に移動させるだけで案内部材を位置決めできるので、案内部材の位置決め作業を簡易なものとし、手術時間が短縮できるので、好ましい。
前記挿通部の長さは、前記案内部において、前記位置決め部よりも長くしてもよい。
このような構成とすると、挿通部の長さが案内部よりも位置決め部において長くなっているので、位置決め部において挿通部を短くすることにより、第2のスリットにより分けられた2つの部分を締め付けた際に、案内部材が径方向にがたつき難くなり、かつ、案内部において挿通部を長くすることにより、案内部材の保持される部分が長くなるので好ましい。
前記位置決め部の軸線方向における端部のうち、前記挟持片により挟持される部分とは反対側の端部においては、前記軸線方向と交差する方向の幅寸法が他の部分よりも小さくなるように設定されていてもよい。
このような構成とすると、位置決め部の挟持片により挟持される部分から離れたところでも、2つの部分を位置決め部の軸心方向に移動させやすくなり好ましい。
前記位置決め部の前記挟持片により挟持される被挟持部と前記案内部との間には、前記位置決め部と前記案内部との間隔を保持するとともに、前記位置決め部を前記挟持片により挟持された状態で保持する保持板が配されていてもよい。
このような構成とすると、位置決め部と案内部との間隔が保持されるので位置決め部の2つの部分が円滑に軸心方向に移動する。またこのような構成とすると、挟持片により挟持された状態で位置決め部が保持されるので案内部材が確実に位置決めされるので好ましい。
前記案内部、前記位置決め部および前記締付部材は、少なくとも一部が合成樹脂製であってもよい。
このような構成とすると本発明の骨手術用器械を軽量化でき、作業性に優れたものとすることができ、好ましい。
前記器械本体全体、または前記器械本体の前記固定部を含む部分がチタン製であってもよい。
このような構成とすると、本発明の骨手術用器械を軽量化できるとともに、生体(骨)に接触する部分(固定部)に生体組織との親和性の高いチタンを用いるので好ましい。
前記案内部および前記位置決め部のうち少なくとも一方には、前記案内部材の挿通方向を指示する指示部が設けられていてもよい。このような構成とすると案内部材の挿通方向の決定が容易となるので、手術時間の短縮が可能となり好ましい。
本発明によれば、手術器具の案内精度を向上した骨手術用器械を提供することができる。
実施形態1に係る指標装置の斜視図 骨に適用した状態の指標装置の側面図 指標装置の側面図 挟持片が挟持状態から解除されているときの指標装置の背面図 指標装置の正面図 挟持片を挟持状態としたときの指標装置の背面図 挟持片を挟持状態から解除する位置に配されているレバーを示す一部拡大背面図 挟持片を挟持状態とする位置に配されているレバーを示す一部拡大背面図
<実施形態1>
本発明を大腿骨等の環状の骨1の髄内に導入される髄内釘30に、ガイドピン2Aなどの手術器具2を導入するための指標装置10に適用した実施形態1を図1ないし図8によって説明する。以下の説明においては、図1〜図3における左側を前とし右側を後とする。
本実施形態の指標装置10は、図2に示すように、髄内釘30の端部30Aに接続される固定部12と挿通案内部13とを有する装置本体11(器械本体11に相当)と、手術器具2を導入するための案内部材3と、を備える。
手術器具2としてはガイドピン2Aや、図示しないドリルやスクリュウなどが挙げられ、手術器具2を導入する案内部材3としては、図2に示す案内スリーブ3Aや案内スリーブ内3Aに挿入される補助スリーブ3B等が挙げられる。
装置本体11は固定部12から湾曲した後に髄内釘30とほぼ平行な姿勢に移行するように全体としてU字状に構成されている。装置本体11の湾曲した部分16(湾曲部16という)は、固定部12側において斜め上方向に湾曲しながら伸びて頂点16Cに達する第1湾曲部16Aと、頂点16Cを境に下方に湾曲しながら伸びる第2湾曲部16Bとを有する。第2湾曲部16Bは第1湾曲部16Aよりも緩い傾斜角で下方に湾曲している。
装置本体11の第1の湾曲部16A、および第2の湾曲部16Bには、図1における上下方向に貫通した複数の湾曲部貫通孔17Aが形成されている。また、後述する挿通案内部13にも、前後方向に貫通した湾曲部貫通孔17Bが形成されている。これらの湾曲部貫通孔17A,17Bは装置10の軽量化を図るためのものである。
なお、装置本体11の湾曲部16(髄内釘30に固定される固定部12から図3のX点まで)の角度は、本実施形態の装置10を適用する骨1の傾きなどを考慮して適宜設定することができる。また、装置本体11の図3におけるX点から湾曲部16の頂点16Cまでの高さHは、小さくすると人体における切開部分を長くする必要が生じ、大きくすると人体の切開部分を小さくすることはできるが切開部分を小さくすることにより手術対象となる部位が見え難くなり手術効率が低下するので、人体への負担や手術効率を考慮して適宜設定される。
装置本体11の湾曲部16は、図2に示すように髄内釘30に対し略平行に延びる挿通案内部13に連なっている。挿通案内部13の湾曲部貫通孔17Bのすぐ下側のへこんだ部分13Aには、締付部材25であるレバー26(詳細は後述する)が取り付けられている。
挿通案内部13のレバー26が取り付けられている部分13Aのすぐ下側は上下方向に入れられた第1のスリット15により図2における左側(骨1側)に配される案内部14と、案内部14と並んで配されている位置決め部20とに分けられている。案内部14は案内部材3を骨1に案内する機能を有しており、位置決め部20は案内部材3を位置決めする機能を有している。
案内部14と位置決め部20の側壁面には、図2に示すように、案内部材3の挿通方向を指示する指示溝18(本発明の指示部18に相当)が設けられている。
案内部14と位置決め部20には、手術器具2を案内する案内スリーブ3Aなどの案内部材3を挿通し骨1に案内する挿通部19が、案内部14から位置決め部20にかけて貫通して設けられている(図2〜図6を参照)。
詳細は後述するが、本実施形態においては、挿通案内部13を貫通するように挿通部19を形成してから、挿通案内部13に、案内部材3の挿通方向に対して交差する方向に第1のスリット15を形成して、案内部14と位置決め部20とに分けるため、案内部14と位置決め部20には同心の挿通部19が設けられている。案内部に形成された挿通部19は、孔状をなす第1の挿通部19Aである(図5を参照)。図2に示すように、挿通部19の長さは、案内部14において、位置決め部20よりも長くなっている。
位置決め部20の上端部23Aと案内部14との間には、図3に示すように、位置決め部20と案内部14との間隔を保持するとともに、位置決め部20を挟持片27により挟持された状態で保持する薄板状の保持板24が配されている。
位置決め部20は、その上端部23A[軸線(Y−Y線)方向における一端部に相当]から挿通部19を挿通方向に分割するように、その下端部23Bの近傍まで形成された第2のスリット21により2つの部分22A,22Bに分けられている。位置決め部20の2つの部分22A,22Bは、図4および図6に示すように、位置決め部20の中心軸Yに対して対称な形状をなしており、その下端部23Bは案内部14の下端部14Bとつながっている。位置決め部20の2つの部分22A,22Bの第2のスリット21側の面には挿通部19の分割により形成された溝状の第2の挿通部19Bが形成されている。
位置決め部20の2つの部分22A,22Bの上端部23Aと下端部23Bは図4に示すように、それぞれ、軸線(Y−Y線)方向と交差する方向の幅寸法を小さくすることにより段差状をなしている。2つの部分22A,22Bの上端部23Aは、挟持片27(後述する)により幅方向外側から挟持される部分(被挟持部23A)である。位置決め部20の2つの部分22A,22Bの下端部23Bの幅寸法は、位置決め部20の他の部分よりも幅寸法が小さくなっている。
案内部14の背面側には、位置決め部20の上端部23Aを軸線(Y−Y線)方向に対して交差する方向(図4における左右方向)から挟んで2つの部分22A,22Bを位置決め部20の軸心方向(中心軸Y方向)に移動させる挟持片27を一端部に有し、挟持片27を位置決め部20の2つの部分22A,22Bを挟持する位置と当該2つの部分22A,22Bを挟持状態から開放する位置との間で移動させるレバー26を他端部に備える締付部材25が取り付けられている。本実施形態の装置10では、レバー26を上方に移動させると、挟持片27が、位置決め部20の2つの部分22A,22Bを挟持する状態から開放される(図4および図7を参照)。上方へ移動させたレバー26を下方へ移動させて、挟持片27が位置決め部20の2つの部分22A,22Bの外側面に当接すると、挟持片27が位置決め部20の2つの部分22A,22Bを挟持する状態となる(図6および図8を参照)。
次に本実施形態の装置10を構成する材料について説明する。
本実施形態の指標装置10は全体がチタン、ステンレス鋼、アルミニウム等の金属材料で構成されていてもよいし、固定部12と湾曲部16A,16Bがこれらの金属材料から構成され、挿通案内部13(案内部14、位置決め部20およびレバー26)の一部または全部が合成樹脂製であってもよい。
軽量かつ強度に優れるという点や生体組織との親和性が高いという点を考慮すると、固定部12を含む一部または装置本体11全体を、生体組織との親和性の高いチタンで構成するのが好ましい。また、装置10の軽量化と装置10の製造コストの低減という点では、挿通案内部13の全体または一部を合成樹脂で構成するのが好ましい。
次に本実施形態の指標装置10の製造方法について説明する。
本実施形態の指標装置10の製造方法においては、装置本体11の湾曲部16と、挿通案内部13を別々に作製してから、溶接または接着などの方法により両者を一体とする。
本実施形態の装置10の製造方法においては、例えば、以下の方法により挿通案内部13が作製される。
まず、挿通案内部13に切削加工などを施して挿通案内部13を貫通するように挿通部19を形成する工程を実行する。次に、挿通部19を形成した挿通案内部13に、案内部材3の挿通方向に対して交差する方向にワイヤカットを施して第1のスリット15を形成し、案内部14と位置決め部20とに分ける工程を実行する。本実施形態では、このような工程を経ることにより、案内部14と位置決め部20には、同心の挿通部19A,19Bが形成される。
次に、位置決め部20に、位置決め部20の上端部23Aから挿通部19を案内部材3の挿通方向に分割するように、切削加工を施して第2のスリット21を形成して位置決め部20を2つの部分22A,22Bに分ける工程を実行する。次いで、締付部材25を取り付ける工程を実行する。
次に、本実施形態の装置10の使用方法について説明する。
まず、大腿骨等の骨1の端部1Aにドリルやリーマ等の工具を適用して穿孔した後、本実施形態の装置10の固定部12の端部に設けた固定部貫通孔(図示せず)に接続ねじ(図示せず)を挿通させ、この接続ねじを髄内釘30の軸孔(図示せず)に螺合させることにより、髄内釘30と指標装置10とを一体化する。この状態で、髄内釘30の遠位端30Bを骨1の端部1Aから骨1内に導入する。このとき、X線画像等の透視画像を見ながら、髄内釘30の骨1内における姿勢及び深さを確認し、最終的に髄内釘30が骨1に対して適切な位置に配置されるように設定する。
次に、本実施形態の装置10を用いて、案内スリーブ3Aの挿通作業を以下の手順により行う。レバー26を上方に上げて、挟持片27を位置決め部20の2つの部分22A,22Bを挟持状態から開放する状態(図4および図7に示す状態)にしておき、図2に示すように、位置決め部20の第2の挿通部19Bに案内スリーブ3Aの先端を差し込んで、位置決め部20、案内部14の順に、案内スリーブ3Aを挿通させ、案内スリーブ3Aの先端が体内に導入されるように押し入れる。このとき、案内部14と位置決め部20の側壁面の指示溝18を参照しながら案内スリーブ3Aの挿通作業を行うと、挿通方向の決定が容易である。
案内スリーブ3Aの先端が骨1の表面に近接し、或いは、接触した状態となるまで案内スリーブ3Aを挿通させてから、レバー26を図2の矢印の方向(下側方向)に回動させる。レバー26の回動により挟持片27が位置決め部20の2つの部分22A,22Bに接触すると、当該2つの部分22A,22Bは位置決め部20の軸心方向(中心軸Y方向)に移動しはじめる。本実施形態では、位置決め部20の下端部23Bにおいて、軸線(Y−Y線)方向と交差する方向の幅寸法が他の部分よりも小さく設定されているので、当該下端部23Bにおいても、2つの部分22A,22Bを軸心方向(中心軸Y方向)に移動させやすい。また、本実施形態では保持板24により位置決め部20と案内部14との間隔が保持されているので位置決め部20の2つの部分22A,22Bを円滑に中心軸Y方向に移動させることができる。
レバー26をさらに回動させて、挟持片27が保持板24に突き当たる位置まで下げると、保持板24により挟持片27の前方(図2における左側方向)への移動が規制される。これにより挟持片27は、位置決め部20の2つの部分22A,22Bを挟持した状態で保持される。このとき挟持片27が位置決め部20の2つの部分22A,22Bを挟持して締め付けることにより、第2の挿通部19Bの径が縮小され、案内スリーブ3Aが位置決め固定される(図6および図8を参照)。
ここで、本実施形態においては、案内部14と位置決め部20には同心の挿通部19が設けられているので、案内スリーブ3Aを位置決め部20と案内部14に挿通した後、位置決め部20で固定しても、ずれが生じない。さらに、本実施形態においては位置決め部20と案内部14とが別々に設けられており、これらを一体として設けているものよりも位置決め部20の第2の挿通部19Bの長さが短く設定されているので、案内部14スリーブを挿通させた後、第2のスリット21により分けられた2つの部分22A,22Bを締め付けた際に、案内部材3が径方向にがたつき難い。
ところで、位置決め部20の第2の挿通部19Bの長さを単に短くするだけでは、短い挿通部19により位置決めされるため、位置決め部20よりも前方(骨1側)の部分で案内スリーブ3Aの折れ曲がりが生じるなどして適切な方向に案内されないことが懸念される。しかしながら、本実施形態においては、位置決め部20により位置決めされた案内スリーブ3Aは、骨1側に配された案内部14の第1の挿通部19Aにも挿通されているので、適切な方向に案内された状態で保持される。
特に本実施形態では、挿通部19の長さが案内部14よりも位置決め部20において長くなっているので、位置決め部20においては挿通部19が短く設定されることにより、第2のスリット21により分けられた2つの部分22A,22Bを締め付けた際に、案内スリーブ3Aが径方向に、がたつき難くなる。一方、案内部14においては挿通部19が長く設定されることにより、案内スリーブ3Aの保持される部分が長くなり、より案内精度を高めることができる。
次に、図2に示すように、2本の案内スリーブ3A内にさらに補助スリーブ3Bを挿入し、この補助スリーブ3Bの軸孔3Cにガイドピン2Aを挿通させてその先端を骨1内に刺し入れる。このとき、ガイドピン2Aは案内スリーブ3A及び補助スリーブ3Bを介して挿通案内部13により位置及び方向が案内された状態とされる。
ガイドピン2Aの刺入が終了すると、補助スリーブ3Bが除去され、ドリルやリーマなどの穿孔工具(図示せず)を案内スリーブ3A及びガイドピン2Aに案内した状態で導入し、骨1に穿孔が施される。この穿孔作業も透視画像を確認しながら行なわれる。穿孔作業が終了すると、スクリュウを案内スリーブ3A及びガイドピン2Aによって案内した状態で骨1にねじ込んでいく。このとき、スクリュウは髄内釘30に傾斜状に設けた横断孔31Aを通して骨1の頭部1Bへ向けてねじ込まれる。
さらに、髄内釘30にの水平方向に設けた横断孔31Bに対しても、上記と同様に案内スリーブ3A、ガイドピン2A、及び、工具を用いて準備作業を行い、その後、図示しないスクリュウを挿通させて髄内釘30を骨1に固定する。
その後、本実施形態の指標装置10を髄内釘30から取り外し、スクリュウを用いない場合には髄内釘30の軸孔内に図示しないセットスクリュウを挿入してスクリュウを係合保持する。そして、最後に軸孔に図示しないキャップを装着する。
次に本実施形態の効果について説明する。
本実施形態によれば、位置決め部20の2つの部分22A,22Bを位置決め部20の軸心方向(中心軸Y方向)に移動させる締付部材25(レバー26、挟持片27)が設けられているから、位置決め部20の2つの部分22A,22Bには均等な力がかかるため、第2の挿通部19Bの軸ずれやねじれ、および、第2の挿通部19Bに配される案内部材3の軸ずれやねじれなどが生じにくい。
また、本実施形態によれば、案内部14と位置決め部20には同心の挿通部19が設けられているから、案内部材3を位置決め部20と案内部14に挿通した後、位置決め部20で固定しても、ずれが生じない。
さらに、本実施形態によれば、位置決め部20の第2の挿通部19Bを短くすることができるから、案内部材3を案内部14に挿通させた後、第2のスリット21により分けられた2つの部分22A,22Bを締め付けた際に、案内部材3が径方向にがたつき難くなる。
加えて、本実施形態によれば、位置決め部20により位置決めされた案内部材3は、骨1側に配された案内部14の第1の挿通部19Aにも挿通されているので、適切な方向に案内された状態で保持される。
以上より、本実施形態によれば、案内部材3を締め付けた後の案内部材3の案内精度に優れるので、手術器具2の案内精度を向上した骨手術用器械を提供することができる。
また、本実施形態によれば、レバー26を回動させるだけで案内部材3を位置決めできるので、案内部材3の位置決め作業を簡易なものとし、手術時間が短縮できる。さらに、本実施形態によれば、案内部14および位置決め部20の側壁面に案内部材3の挿通方向を指示する指示溝18が設けられているから、案内部材3の挿通方向の決定が容易となり、手術時間が短縮できる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、締付部材としてレバーと挟持片とを備えるものを示したが、締付部材は位置決め部の2つの部分を外側から挟むクランプやクリップでもよいし、ネジを螺合させることにより2つの部分をともに軸心方向に近づけるようにしてもよい。
(2)上記実施形態では、位置決め部として、下端部が幅狭に形成されているものを示したが、下端部がその他の部分と同じ幅寸法のものであってもよい。
(3)上記実施形態においては、被挟持部と案内部との間に保持板を設けたものを示したが、保持板を設けなくてもよいし、保持板に代えてテーパ面を形成してもよい。
(4)上記実施形態においては、案内部材を案内する方向を示す指示部として指示溝を設けたが、文字などを記しても良いし、指示部を設けないものであってもよい。
(5)上記実施形態では、本発明を大腿骨等の環状の骨の髄内に導入される髄内釘に、ガイドピン、ドリル、スクリュウなどの手術器具を導入するための指標装置に適用したものを示したが、本発明はこのような態様に限らず適用することができる。例えば、大腿骨以外の骨に適用するものなどであってもよい。
1…骨
2…手術器具
3…案内部材
10…指標装置(骨手術用器械)
11…装置本体(器械本体)
12…固定部
13…挿通案内部
14…案内部
15…第1のスリット
18…指示溝(指示部)
19…挿通部
19A…第1の挿通部
19B…第2の挿通部
20…位置決め部
21…第2のスリット
22A…2つの部分(右側)
22B…2つの部分(左側)
23A…位置決め部の上端部(被挟持部)
23B…位置決め部の下端部
24…保持板
25…締付部材
26…レバー
27…挟持片
30…髄内釘

Claims (9)

  1. 骨を手術するための手術器具を案内する骨手術用器械であって、
    前記手術器具を骨に案内する案内部材と、骨に対して直接または間接的に位置決め固定されるとともに前記案内部材を案内する器械本体と、を備え、
    前記器械本体は、骨に対して固定される固定部と、前記案内部材を挿通し骨に案内する挿通部が貫通して設けられた挿通案内部と、を有し、
    前記挿通案内部は、前記案内部材の挿通方向に対して交差する方向に形成された第1のスリットにより、骨側に配されて前記案内部材を挿通し案内する案内部と、前記案内部材を固定し位置決めする位置決め部とに分けられ、
    前記位置決め部は、当該位置決め部の軸線方向における一端部から前記挿通部を前記案内部材の挿通方向に分割するように形成された第2のスリットにより2つの部分に分けられ、
    前記位置決め部の2つの部分をともに当該位置決め部の軸心方向に移動させることにより、前記挿通部に配された前記案内部材を締め付けて固定する締付部材を設けたことを特徴とする骨手術用器械。
  2. 前記締付部材は、前記位置決め部の2つの部分を当該位置決め部の軸線方向に対して交差する方向から挟んで当該2つの部分を当該位置決め部の軸心方向に移動させる挟持片と、前記挟持片を、前記位置決め部の2つの部分を挟持する位置と当該2つの部分を挟持状態から開放する位置との間で移動させるレバーと、を備えることを特徴とする請求項1に記載の骨手術用器械。
  3. 前記挿通部の長さは、前記案内部において、前記位置決め部よりも長いことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の骨手術用器械。
  4. 前記位置決め部の軸線方向における端部のうち、前記挟持片により挟持される部分とは反対側の端部においては、前記軸線方向と交差する方向の幅寸法が他の部分よりも小さくなるように設定されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の骨手術用器械。
  5. 前記位置決め部の前記挟持片により挟持される被挟持部と前記案内部との間には、前記位置決め部と前記案内部との間隔を保持するとともに、前記位置決め部を前記挟持片により挟持された状態で保持する保持板が配されていることを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれか一項に記載の骨手術用器械。
  6. 前記案内部、前記位置決め部および前記締付部材は、少なくとも一部が合成樹脂製であることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の骨手術用器械。
  7. 前記器械本体全体、または前記器械本体の前記固定部を含む部分がチタン製であることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の骨手術用器械。
  8. 前記案内部および前記位置決め部のうち少なくとも一方には、前記案内部材の挿通方向を指示する指示部が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載の骨手術用器械。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載の骨手術用器械の製造方法であって、
    前記挿通案内部に当該挿通案内部を貫通するように前記挿通部を形成する工程と、
    前記挿通部を形成した前記挿通案内部に、前記案内部材の挿通方向に対して交差する方向に前記第1のスリットを形成して、骨側に配される前記案内部と、前記案内部材を固定し位置決めする位置決め部とに分ける工程と、
    前記位置決め部に、当該位置決め部の軸線方向における一端部から前記挿通部を前記案内部材の挿通方向に分割するように第2のスリットを形成して前記位置決め部を2つの部分に分ける工程と、
    前記締付部材を取り付ける工程と、を備えることを特徴とする骨手術用器械の製造方法。
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