JP6121547B2 - 下顎矯正用屈曲プライヤー - Google Patents

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Description

本開示は、整形外科インプラントを操作するための用具及び方法に関するものであり、より具体的には、下顎矯正プレートを屈曲させるための用具及び方法に関するものである。
頭蓋顔面手術は、構造、成長、睡眠時無呼吸に関する顎及び顔の多数の状態を矯正するために用いられ得るものであり、骨格の不調和によって生じる不正咬合の問題、又は装具を用いても容易に治療することができない他の歯科矯正の問題を矯正するものである。頭蓋顔面手術の間、骨切り術がしばしば実施されるが、この骨切り術において、骨は切断され、再整列され、ねじ又はプレートとねじのいずれかを用いて定位置に保持され得る。幾種類かの頭蓋顔面外科手技がこの数年間に開発されてきた。例えば、上顎骨延長法として知られる外科手技が、顎及び顔の状態を矯正するために用いられ得る。上顎骨延長法は、患者の上顎骨が下顎骨と適切に整列するように、その上顎骨を再配置することを伴う。具体的に言えば、上顎骨延長法は、「ルフォーI」骨切り術(頭蓋の残りの部分からの上顎骨の切除)を実施する工程と、上顎骨を前方に(前側に)移動させる工程と、各骨片が互いに成長し、圧密化するまで、骨プレートとねじを使用して、上顎骨を頭蓋骨の残りの部分に再付着させる工程と、を含み得る。加えて、整形外科インプラントが、骨折などの頭蓋顔面の欠損部に被せて移植されて、そのような欠損によって分離された各骨片の位置が修正され得る。頭蓋顔面の解剖学的構造は様々であることを考慮すれば、あらゆる解剖学的形状及び大きさに適した整形外科インプラントを製造することは困難である。その代わりに、骨プレートは、患者の解剖学的構造に事例ごとに適合させるために、切断及び付形されるように設計され得る。この種の手技の目的は、骨の解剖学的構造を再構築し、その機能を回復させることである。このように、骨プレートを屈曲させることが可能な器具、用具、及び方法が必要とされている。
本開示は、骨プレートなどの整形外科インプラントを屈曲させるための用具、システム、及び方法に関するものである。屈曲用具は、第1のインプラント部分と第2のインプラント部分とを有する整形外科インプラントを屈曲させるように構成され得る。ある実施形態において、屈曲用具は第1のジョー組立体と第2のジョー組立体とを有し、第2のジョー組立体は、第1のジョー組立体に移動可能に結合される。第1のジョー組立体は、第1の係合面を画定する第1のジョーを有する。第2のジョー組立体は、第1のジョー組立体に移動可能に結合され得るものであり、第2のジョーを有する。第2のジョーは、基部と、第2の係合面を画定する調節部材とを有する。第1の係合面と第2の係合面との間にギャップを少なくとも部分的に画定するために、第2の係合面が第1の係合面に対して移動可能となるように、調節部材は基部に移動可能に結合され得る。ギャップは、第2の係合面から第1の係合面まで横方向に沿って規定される可変の調節距離を有する。操作の際、第1のジョー組立体と第2のジョー組立体を互いに対して移動させることにより、第1のジョー組立体と第2のジョーの少なくとも一方が、少なくとも、調節距離を減じる第1の横方向に移動することになり、また、第1のジョーと第2のジョーが、ギャップ内に配された整形外科インプラントの一部分に力を加えることになり、それにより、調節距離によって少なくとも部分的に規定される所定のオフセット距離だけ、第2のインプラント部分に対して第1のインプラント部分がオフセットされるように、整形外科インプラントが屈曲される。
オフセット距離は、調節距離と、横方向に沿った整形外科インプラントの一部分の厚さとの差により規定され得る。調節部材は基部に対して並進するように構成され得る。オフセット距離は、複数のオフセット距離のうちの第1のオフセット距離であってもよい。基部は、複数の基部マーキングを有してもよい。各基部マーキングは、複数のオフセット距離のうちの1つに対応する。調節部材は調節マーキングを有する。調節マーキングは、複数の基部マーキングのうちの1つと実質的に整列されるように構成され得、そのため、第1のインプラント部分は、第2のインプラント部分に対して、所定のオフセット距離のうちのあるオフセット距離だけ屈曲され得る。
第1の調節部材は、第1の基部に対して漸増的に移動するように構成され得る。調節部材は、調節本体と、その調節本体から突出する調節歯とを有してもよい。基部は、基部本体と、その基部本体から突出する基部歯とを有し得る。基部歯は調節歯と嵌合するように構成され得、そのため調節部材は基部に対して漸増的に移動するように構成される。
第1のジョーは、第1の調節部材と、その第1の調節部材に移動可能に結合される第1の基部とを有し得る。第1の調節部材は、第1の基部に対して並進するように構成され得る。第1の調節部材は、第1の基部に対して漸増的に移動するように構成され得る。第1の調節部材は、第1の係合面を画定し得る。第1及び第2のジョーは、横方向に、また横方向に対して実質的に垂直である横断方向に移動するように構成され得る。
第1のジョー組立体は、第1のジョーに結合される第1のハンドル部材を有してもよい。第2のジョー組立体は、第2のジョーに結合される第2のハンドル部材を有してもよい。操作の際、第1のハンドル部材と第2のハンドル部材が互いに向かって移動することにより、第1のジョーと第2のジョーが互いに向かって移動することになる。屈曲用具は付勢部材を更に有してもよく、その付勢部材は、第1のハンドル部材と第2のハンドル部材とを付勢して互いから離すために、第1のハンドル部材と第2のハンドル部材との間に連結されるものである。第2のジョー組立体は、調節部材と基部との間に連結されるジョー締結具を更に備える。ジョー締結具は、非ロック位置とロック位置との間で移動して調節部材の位置を基部に対して固定するように構成され得る。操作の際、第1のジョー組立体と第2のジョー組立体を互いに対して移動させることにより、第1のジョーと第2のジョーの少なくとも一方が、調節距離を増加させるように第1の横方向とは反対の第2の横方向に移動することになる。
ある実施形態において、屈曲用具は、第1のジョー組立体と第2のジョー組立体とを有する。第1のジョー組立体は第1のジョーを有する。第2のジョー組立体は第2のジョーを有する。第2のジョー組立体は、第1のジョー組立体に移動可能に結合され、そのため、第1のジョーは、少なくとも部分的にギャップを画定するように第2のジョーに対して移動可能となっている。ギャップは、第1のジョーと第2のジョーとの間に配される。操作の際、第1のジョー組立体と第2のジョー組立体とを互いに対して移動させることにより、第1のジョーと第2のジョーの少なくとも一方が、横方向及び横断方向に互いに向かって移動することになり、それによって、第1のジョーと第2のジョーは、ギャップ内に配された整形外科インプラントの一部分に力を加えて整形外科インプラントを屈曲させることになり、そのため、第1のインプラント部分は、第2のインプラント部分に対してあるオフセット距離だけオフセットされる。横方向は、横断方向に対して実質的に垂直であってもよい。
本開示はまた、第1のジョー組立体と第2のジョー組立体とを有する屈曲用具を用いて整形外科インプラントを屈曲させるための方法に関するものである。第1のジョー組立体は、第1の基部と、その第1の基部に移動可能に結合される第1の調節部材とを有する。第1の基部は第1の係合面を画定している。第2のジョー組立体は、第1のジョー組立体に移動可能に結合されるものであり、第2の基部と、その第2の基部に移動可能に結合される第2の調節部材とを有する。第2の調節部材は第2の係合面を画定している。調節距離が、第2の係合面から第1の係合面まで横方向に沿って規定される。この方法は次の工程、つまり、(a)調節距離を設定するために、第2の調節部材を初期位置から調節位置へと第2の基部に対して移動させる工程であって、屈曲用具は、調節距離によって規定されるオフセット距離にて整形外科インプラントを屈曲させるように構成されている、工程、(b)整形外科インプラントの一部分を第1のジョー組立体と第2のジョー組立体との間に位置決めする工程、及び(c)整形外科インプラントの一部分を、第1の形状から、第1の形状とは異なる第2の形状へと変形させるために、第1のジョー組立体と第2のジョー組立体とを互いに対して移動させる工程、のうちの少なくとも1つを含み得る。
前述の概要、並びに、以下の好ましい実施形態の詳細な説明は、添付の図式的な図面と併せて読むと、より理解が深まる。本発明を説明する目的のために、図面は、現在好ましい一実施形態を示す。しかしながら、本発明は、図面に開示される特定の手段に限定されない。図面は以下の通りである。
第1の形状を画定する整形外科インプラントの斜視図である。 第1のジョー組立体と第2のジョー組立体とを有する屈曲用具の斜視図であり、第1のジョー組立体及び第2のジョー組立体は開位置にあり、図1Aに示す整形外科インプラントは、第1のジョー組立体と第2のジョー組立体との間のインプラント受容ギャップ内に配されている。 図1Bに示す屈曲用具の正面図であり、骨プレートが骨プレート受容ギャップ内に配され、第1及び第2のジョー組立体は閉位置にあり、そのため骨プレートが第2の形状を獲得し得るようになっている。 第2の形状を画定する、図1Aに示す骨の斜視図である。 図1Aに示す屈曲用具の斜視図であり、屈曲用具は第1及び第2のジョー組立体を有し、第1のジョー組立体は、第1の基部と、その第1の基部に移動可能に結合された第1の調節部材とを有し、第2のジョー組立体は、第2の基部と、その第2の基部に移動可能に結合された第2の調節部材とを有している。 図2Aに示す屈曲用具の頂面図である。 図2Bの断面線2C−2Cに沿った、図2Aに示す屈曲用具の正面断面図である。 図2Aに示す屈曲用具の正面図である。 図2Aに示す屈曲用具の正面図であり、第1及び第2のジョー組立体が開位置にあり、第1の調節部材が第1の初期位置に配置されているところを示している。 図2Aに示す屈曲用具の正面図であり、第1及び第2のジョー組立体が開位置にあり、第1の調節部材が第1の調節位置にあるところを示している。 図2Aに示す屈曲用具の正面図であり、第1及び第2のジョー組立体が閉位置にあり、第2の調節部材が第2の初期位置にあるところを示している。 図2Aに示す屈曲用具の正面図であり、第1及び第2のジョー組立体が閉位置にあり、第2の調節部材が第2の調節位置にあるところを示している。 図2Aに示す屈曲用具の正面図であり、第1及び第2のジョー組立体が開位置にあり、第1の調節部材が第1の調節位置にあり、第2の調節部材が第2の調節位置にあるところを示している。 図2Aに示す屈曲用具の正面図であり、第1及び第2のジョー組立体が閉位置にあり、第1の調節部材が第1の調節位置にあり、第2の調節部材が第2の調節位置にあるところを示している。 本開示の別の実施形態による屈曲用具の第1及び第2のジョーの正面図である。 図4Aに示す第2のジョーの係合面の斜視図である。 本開示の別の実施形態による屈曲用具の側面図であり、屈曲用具は、第1及び第2のジョーと、第1及び第2のローラとを有する屈曲機構を有し、第1及び第2のジョーは第1の位置、つまり開位置にあり、ローラは第1の位置にある。 図5Aの屈曲用具の側面図であり、第1及び第2のジョーが第2の位置、つまり閉位置にあり、ローラが第1の位置にあるところを示している。 図5Aの屈曲用具の側面図であり、第1及び第2のジョーが第2の位置、つまり閉位置にあり、ローラが第2の位置にあるところを示している。 図5Aに示す屈曲用具の屈曲機構の頂面図である。 図5Aに示す屈曲用具の屈曲機構の底面図である。 図5Aに示す屈曲用具の屈曲機構の斜視図であり、第1のジョーと第2のジョーとの間のギャップ内に配された整形外科インプラントを示している。 図5Aに示す屈曲用具の屈曲機構の斜視図であり、ローラによって屈曲された後の整形外科インプラントを示している。 図5Gに示す屈曲機構の頂面図であり、第1の位置にあるローラを示している。 図5Gに示す屈曲機構の頂面図であり、第2の位置にあるローラ及び屈曲した整形外科インプラントを示している。 図5H及び5Iに示すローラを第1の位置と第2の位置との間で移動させるように構成された作動機構の斜視図である。
以下の説明において、特定の専門用語は便宜上のためにのみ使用され、限定的ではない。用語「右」、「左」、「下方」、及び「上方」は、参照する図面内での方向を指定する。用語「近位に」及び「遠位に」は、それぞれ、外科デバイスを使用する外科医に向かう方向、及びその外科医から離れる方向を指す。
図1A〜1Dを参照すると、本開示は、整形外科インプラント10を所定のオフセットで屈曲させるための屈曲用具及び方法に関するものである。本明細書で用いるとき、「整形外科インプラント」という用語は、骨プレート、ワイヤ、曲げ型、又は屈曲され得る任意の他の好適な機器又は装置を包含するが、それらに限定されるものではない。整形外科インプラント10は、下顎矯正プレートなど、骨プレート12として構成され得る。例えば、整形外科インプラント10は、インプラント本体14と、そのインプラント本体14を貫いて延びる1つ以上のインプラント孔16とを有し得る。インプラント孔16は、骨ねじ又は任意の他の好適な締結具を受容するように構成及び寸法決めされ得る。骨ねじは、インプラント孔16を通じて骨の中へと挿入されて、整形外科インプラント10を前記骨に固定し得る。インプラント本体14は、第1のインプラント部分18と、第2のインプラント部分20と、第3のインプラント部分26とを有し得、第3のインプラント部分26は、第1のインプラント部分18と第2のインプラント部分20との間に配されている。第1のインプラント部分18は、第2のインプラント部分20から離間していてもよい。いくつかの実施形態において、第2のインプラント部分20及び第3のインプラント部分26は、第1のインプラント方向24に沿って細長いものであってもよく、また第1のインプラント部分18は、第2のインプラント方向22に沿って細長いものであってもよい。第1のインプラント方向24は、第2のインプラント方向22に対して実質的に垂直であってもよい。それに代わって、第1のインプラント方向24は、斜角をなして第2のインプラント方向22から角度オフセットされていてもよい。整形外科インプラント10は、図1Aで分かるような第1の形状を画定し得る。例えば、整形外科インプラント10が第1の形状を有する場合、インプラント本体14は実質的に平面状の形状を画定して、インプラント本体14が第1のインプラント平面Fに沿って実質的に延びるようになっていてもよい。このように、整形外科インプラント10が第1の形状を有する場合、第1のインプラント部分18、第2のインプラント部分20、及び第3のインプラント部分26は、第1のインプラント平面Fに沿って延びていてもよい。本明細書で定義するとき、実質的に平面状の形状という用語は、実質的に平坦な構成を包含するが、それに限定されるものではない。したがって、整形外科インプラント10の第1の形状は、実質的に平面状の構成のことを指してもよい。しかしながら、整形外科インプラント10の第1の形状は、他の好適な形状のことを指してもよい。ある外科用キットは、(以下で説明するような)屈曲用具100と、整形外科インプラント10とを有し得る。この外科用キットは、下顎矯正手術など、任意の好適な手術を実施するために使用され得る。
本開示の実施形態によれば、屈曲用具100は屈曲プライヤー101として構成され得る。その特有の構成とは無関係に、屈曲用具100は、整形外科インプラント10又は任意の他の好適なインプラントを所定のオフセットで屈曲させるように構成されている。屈曲用具100は、部分的にあるいは完全に、金属などの実質的に硬質な材料から作製されてもよい。図示の実施形態において、屈曲用具100は、第1のジョー組立体103と第2のジョー組立体105とを有し、第2のジョー組立体105は、第1のジョー組立体103に移動可能に結合されている。図示の実施形態において、第1のジョー組立体103は、第2のジョー組立体105に旋回式で結合され得る。第1のジョー組立体103と第2のジョー組立体105は、整形外科インプラント10を屈曲させるように構成された屈曲機構102を協働で形成している。屈曲機構102は、第1のジョー106と第2のジョー104とを有し得る。第1のジョー組立体103と第2のジョー組立体105が移動することにより、第1のジョー106と第2のジョー104が互いに向かってあるいは互いから離れて移動することになる。具体的に言えば、第1のジョー106と第2のジョー104は、開位置と閉位置との間で、互いに向かってあるいは互いから離れて移動するように構成されている。例えば、第1のジョー106と第2のジョー104は、弓形状の経路に沿って、互いに向かってまた互いから離れて移動し得る。開位置において、第1のジョー106と第2のジョー104は、インプラント受容ギャップ108を協働して画定し得る。インプラント受容ギャップ108は、第1のジョー106と第2のジョー104が開位置にあるときに、第1のジョー106と第2のジョー104との間に画定される。閉位置において、第1のジョー106と第2のジョー104は、開位置と比べて互いにより接近する。図示の実施形態において、第1のジョー組立体103と第2のジョー組立体105との旋回式の連結により、第1のジョー106と第2のジョー104を互いに向かって及び互いから離れて移動させることができる。図示の実施形態は旋回式の連結を示しているが、第1のジョー106と第2のジョー104を互いに向かって及び互いから離れて移動させる任意の好適な連結によって、第1のジョー組立体103が第2のジョー組立体105に移動可能に結合され得ることも考えられる。例えば、屈曲用具100は、第1のジョー組立体103と第2のジョー組立体105を互いに対して平行に移動させる連結部を有してもよい。
操作の際、第1のジョー106と第2のジョー104が開位置にある間に、整形外科インプラント10(又は任意の他の好適なインプラント)の少なくとも一部分がインプラント受容ギャップ108内に配され得る。次いで、第1のジョー106と第2のジョー104は、整形外科インプラント10を所望のオフセットで屈曲させるために、(整形外科インプラント10の少なくとも一部分がインプラント受容ギャップ108内にある間に)閉位置に向かって移動され得る。第1のジョー106と第2のジョー104が開位置から閉位置に向かって移動するとき、屈曲機構102は、インプラント受容ギャップ108内に配された整形外科インプラント10に力を加えて、整形外科インプラント10を第1の形状(図1A)から第2の形状(図1D)へと変形させる。整形外科インプラント10の第2の形状(図1D)は第1の形状(図1A)とは異なるものである。例えば、整形外科インプラント10が第2の形状を有しているとき、第3のインプラント部分26は、第1のインプラント部分18が第1のインプラント平面Aに沿って実質的に延び、第2のインプラント部分20が第2のインプラント平面Bに沿って実質的に延びるように、第1のアーチ28と第2のアーチ30を画定してもよい。第1のインプラント平面Aは、第2のインプラントBに対して角度オフセットされてもよい。例えば、第1のインプラント平面Aは、第2のインプラントBに対して直角に角度オフセットされてもよい。それに代わって、第1のインプラント平面Aは、第2のインプラントBに対して斜角に角度オフセットされてもよい。本明細書で用いるとき、「斜角」という用語は、直角又は直角の倍数でない、鋭角又は鈍角などの角度を指す。その結果、第1のインプラント部分18は、整形外科インプラント10が第2の形状を有するとき、第2のインプラント部分20に対して角度オフセットされ得る。それに代わって、整形外科インプラント10の第2の形状は、第1の形状とは異なる他の形状を有してもよい。例えば、第1の形状、第2の形状、又はそれら両方が、形態において解剖学的であってもよい。つまり、整形外科インプラント10の少なくとも一部分が、解剖学的構造の一部分上に嵌着するように付形されてもよい。例えば、整形外科インプラント10の少なくとも一部分が、解剖学的構造の一部分上に嵌着するように湾曲されてもよい。第2のインプラント部分20に対する第1のインプラント部分18の角度オフセットは、第1のジョー106、第2のジョー104、又はそれら両方を調節することによって、屈曲用具100を使用して整形外科インプラント10を屈曲させる前に決定され得る。
図2A〜2Dを参照すると、屈曲用具100は作動機構110を有しており、作動機構110は、作動機構110の作動によって第1のジョー106と第2のジョー104を開位置と閉位置との間で移動させるように、屈曲機構102に作動的に結合されている。第1のジョー組立体103と第2のジョー組立体105は、協働して作動機構110を画定し得る。同様に、第1のジョー組立体103と第2のジョー組立体105は、協働して屈曲機構102を画定し得る。作動機構110は、第1のジョー106及び第2のジョー104に連結されるハンドル112として構成されてもよい。操作の際、ハンドル112の作動により、第1のジョー106と第2のジョー104は開位置と閉位置との間で移動することになる。図示の実施形態において、ハンドル112は、第1のハンドル部材114と第2のハンドル部材116とを有し得る。第1のハンドル部材114は第1のジョー106に結合され得、第2のハンドル部材116は第1のジョー106に結合され得る。第1のジョー組立体103は第1のハンドル部材114と第1のジョー106とを有し得るのに対し、第2のジョー組立体105は第2のハンドル部材116と第2のジョー104とを有し得る。
第1のハンドル部材114は、第1の又は近位のハンドル端部122と、その第1のハンドル端部122から離間した第2の又は遠位のハンドル端部124とを画定している。同様に、第2のハンドル部材116は、第1の又は近位のハンドル端部126と、その第1のハンドル端部126から離間した第2のハンドル端部128とを画定し得る。旋回ピンなどの旋回部材118が、第1のハンドル部材114を第2のハンドル部材116に旋回式で連結し得る。一般に、旋回部材118は、第1のジョー組立体103を第2のジョー組立体105と旋回式で結合し得る。このように、第1のハンドル部材114は第2のハンドル部材116に旋回式で連結され得る。結果として、第1のハンドル部材114と第2のハンドル部材116は、旋回部材118によって規定される旋回軸線Pを中心として互いに対して旋回するように構成され得る。旋回部材118は、第1のハンドル部材114と第2のハンドル部材116とを旋回式で相互連結する旋回ピン120として構成され得る。図示の実施形態において、旋回部材118は、第1のハンドル端部122と第2のハンドル端部124との間、及び第1のハンドル端部126と第2のハンドル端部128との間のある位置で、第1のハンドル部材114を第2のハンドル部材116に旋回式で結合し得る。結果として、第1及び第2のハンドル部材114、116の第1のハンドル端部122、126それぞれが互いに向かって移動することにより、第1及び第2のハンドル部材114、116の第2のハンドル端部124、128はそれぞれ、互いに向かって移動することになる。逆に、第1及び第2のハンドル部材114、116の第1のハンドル端部122、126それぞれが互いから離れて移動することにより、第1及び第2のハンドル部材114、116の第2のハンドル端部124、128はそれぞれ、互いから離れて移動することになる。このように、第1のハンドル部材114と第2のハンドル部材116は、第1のハンドル位置と第2のハンドル位置との間で移動し得る。第2のハンドル位置において、第1のハンドル端部122と第1のハンドル端部126は、第1のハンドル位置と比べて、より互いに接近する。更に、第1のハンドル部材114と第2のハンドル部材116が第2のハンドル位置にあるとき、第2のハンドル端部124と第2のハンドル端部128は、第1のハンドル位置と比べて、互いにより接近する。第1のハンドル位置はまた非作動位置と呼ばれてもよく、第2のハンドル位置はまた作動位置と呼ばれてもよい。したがって、第1のハンドル部材114及び第2のハンドル部材116は、非作動位置と作動位置との間で移動し得る。
第1のハンドル部材114の第2のハンドル端部124は第1のジョー106に結合され得、第2のハンドル部材116の第2のハンドル端部128は第2のジョー104に結合され得る。結果的に、第1のハンドル部材114及び第2のハンドル部材116が第1のハンドル位置と第2のハンドル位置との間で移動することにより、第1のジョー106及び第2のジョー104が開位置と閉位置との間で移動することになる。図示の実施形態においては、第1のハンドル部材114及び第2のハンドル部材116が第1のハンドル位置から第2のハンドル位置へと移動することにより、第1のジョー106及び第2のジョー104が開位置と閉位置との間で移動することになる。逆に、第1のハンドル部材114及び第2のハンドル部材116が第2のハンドル位置から第1のハンドル位置へと移動することにより、第1のジョー106及び第2のジョー104が閉位置から開位置へと移動することになる。操作の際、第1のハンドル端部122と第1のハンドル端部126を互いに向かって移動させるために、矢印Hで示す方向に、力Hが第1のハンドル部材114及び第2のハンドル部材116に加えられて、第2のハンドル端部124及び第2のハンドル端部128を互いに向かって移動させ得る。したがって、力Hを第1のハンドル部材114及び第2のハンドル部材116に加えることにより、第1のジョー106及び第2のジョー104は開位置から閉位置へと移動することになる。
ハンドル112は、第1のハンドル部材114と第2のハンドル部材116との間に連結される付勢部材130を更に有してもよい。付勢部材130は、ばね132として構成されてもよく、また、第1のハンドル部材114及び第2のハンドル部材116を第1のハンドル位置に向かって付勢するために、付勢力を第1のハンドル部材114及び第2のハンドル部材116に加え得る。換言すれば、付勢部材130は、第1のハンドル端部122と第1のハンドル端部126を付勢して互いから離し得る。このように、第1のハンドル部材114及び第2のハンドル部材116を第1のハンドル位置から第2のハンドル位置に向かって移動させるためには、第1のハンドル部材114及び第2のハンドル部材に加えられる力Hは、付勢部材130によって第1のハンドル部材114及び第2のハンドル部材116に加えられる付勢力に打ち勝つ必要がある。図示の実施形態において、付勢部材130は、第1のハンドル部材114に取り付けられる第1の付勢部分131と、第2のハンドル部材116に取り付けられる第2の付勢部分133とを有している。第1の付勢部分131と第2の付勢部分133は、第1のハンドル部材114と第2のハンドル部材116との間のある位置で、互いに結合される。
屈曲用具100は、第1のハンドル部材114を第1のジョー106に結合する第1の連結アーム134を更に有してもよい。ピン、ねじなどの1つ以上の締結具136が、第1のハンドル部材114の第2のハンドル端部124を第1の連結アーム134に結合してもよい。第1の連結アーム134はまた、屈曲用具100の構造安定性を向上させるために、第2のハンドル部材116に移動可能に結合されてもよい。ピンなどの1つ以上の締結具138が、第1の連結アーム134を第2のハンドル部材116に移動可能に結合してもよい。第1の連結アーム134は、締結具138をスライド可能に受容するように構成及び寸法決めされた第1の溝135を画定してもよい。締結具138は第1の溝135にスライド可能に受容されているので、第1のジョー組立体103及び第2のジョー組立体105が旋回式で運動することにより、第1の連結アーム134が締結具138に対して移動することになる。
第1の連結アーム134に加えて、屈曲用具100は、第2のハンドル部材116を第2のジョー104に結合する第2の連結アーム140を有してもよい。ピン、ねじなどの1つ以上の締結具142が、第2のハンドル部材116の第2のハンドル端部128を第2の連結アーム140に結合してもよい。第2の連結アーム140はまた、屈曲用具100の構造安定性を向上させるために、第1のハンドル部材114に移動可能に結合されてもよい。1つ以上の締結具144が、第2の連結アーム140を第1のハンドル部材114に移動可能に結合してもよい。第2の連結アーム140は、締結具144をスライド可能に受容するように構成及び寸法決めされた第2の溝145を画定してもよい。締結具144は第2の溝145にスライド可能に受容されているので、第1のジョー組立体103と第2のジョー組立体105が旋回式で運動することにより、第2の連結アーム140が締結具144に対して移動することになる。第2の溝145と締結具144との間の連結、及び第1の溝135と締結具138との間の連結により、第1のジョー106及び第2のジョー104は、以下で詳細に述べるように、横断方向及び横方向に移動することになる。
図2Cを参照すると、第1のジョー106は第1のハンドル部材114に結合されており、また、第1の調節部材246と、その第1の調節部材246に移動可能に結合された第1の基部248とを有してもよい。第1の調節部材246は第1の調節本体250を有し、この第1の調節本体250は、第1の横方向又はその第1の横方向の反対の第2の横方向など、横方向172に沿って細長いものであってもよい。第1の調節本体250は、第1の調節底面252と、これに対向する第1の調節頂面254とを画定している。第1の調節頂面254は、第1の横断方向又はその第1の横断方向と反対の第2の横断方向などの横断方向170に沿って、第1の調節底面252から離間している。横断方向170は、横方向172に対して実質的に垂直であってもよい。第1の調節底面252の少なくとも一部分は、第1の基部248の少なくとも一部分と当接するように構成され得る。第1の調節部材246は、第1の調節本体250から突出する1つ以上の第1の調節歯256を更に有してもよい。第1の調節歯256は、第1の調節底面252の少なくとも一部分に沿って配され得る。具体的に言えば、第1の調節歯256は、横方向172に沿って互いから離間していてもよい。第1の調節部材246は、横断方向170に沿って第1の調節底面252と第1の調節頂面254との間に延びる第1の調節穴258を画定してもよい。第1の調節穴258は、ねじ穴として構成され得る。更に、第1の調節部材246は、第1の調節穴258を画定する第1の調節内面260を有してもよい。第1の調節内面260は、第1の調節めねじ262を有してもよい。
第1の基部248は、第1の調節部材246に移動可能に結合され、かつ第1の連結アーム134に固定され得る。図示の実施形態において、第1の基部248は第1の基部本体264を有しており、この第1の基部本体264は、横方向172に沿って細長いものであってもよい。第1の基部本体264は、第1の基部底面276と、これに対向する第1の基部頂面278とを画定している。第1の基部底面276は、横断方向170に沿って第1の基部頂面278から離間していてもよい。第1の基部248は、第1の基部底面276と第1の基部頂面278との間に延びる第1の基部内面280を更に画定していてもよい。第1の基部内面280は、第1の基部底面276と第1の基部頂面278との間で横断方向170に沿って第1の基部本体264へと延びる第1の基部スロット282を画定していてもよい。第1の基部スロット282は、第1の基部本体264を貫いて第1の基部底面276から第1の基部頂面278へと横断方向170に沿って延びていてもよい。第1の基部スロット282は、横方向172に沿って細長いものであってもよい。第1の基部スロット282とは別に、第2の基部148は、第1の基部本体264から突出する1つ以上の第1の基部歯284を更に有してもよい。第1の基部歯284は、横方向172に沿って互いから離間していてもよい。更に、第1の基部歯284は、第1の調節歯256と嵌合し、それによって第1の調節部材246が第1の基部248に対して漸増的に移動し得るように構成されている。例えば、第1の調節部材246は、約1ミリメートルの増分で第1の基部248に対して移動し得る。
第1のジョー106は、第1の調節部材246を第1の基部248に結合する第1のジョー締結具286を更に有している。第1のジョー締結具286は、止めねじ288又は任意の他の好適な締結具として構成され得る。図示の実施形態において、第1のジョー締結具286は、第1の締結具の頭部290と、その第1の締結具の頭部290に連結された第1の締結具の軸292とを有している。第1の締結具の頭部290は六角頭として構成され得る。更に、第1の締結具の頭部290は、第1の基部スロット282の内部に嵌着し得ない。対照的に、第1の締結具の軸292は、第1の基部スロット282の内部に嵌着するように構成及び寸法決めされ得る。第1の締結具の頭部290は、第1の締結具の軸292上に配された第1の締結具のおねじ294を更に有してもよい。第1の締結具のおねじ294は、第1の調節めねじ262と嵌合するように構成され得、そのため第1の締結具の軸292が第1の調節部材246に結合され得るようになっている。
操作の際、第1のジョー締結具286が第1の回転軸線R1を中心として回転することにより、第1のジョー締結具286は、第1の非ロック位置と第1のロック位置との間で移動することになる。第1の非ロック位置において、第1のジョー締結具286は第1の調節部材246に結合されるが、第1の締結具の軸292は、第1の基部スロット282に沿って横方向172に移動し得る。それ故に、第1のジョー締結具286が第1の非ロック位置にあるとき、第1の調節部材246は、第1の締結具の頭部290によって、第1の基部248に対して移動され得る。例えば、第1のジョー締結具286が第1の非ロック位置にあるとき、ユーザーが第1の締結具の頭部290を手動で移動させて、第1の基部248に対する第1の調節部材246の位置を調節してもよい。逆に、第1のジョー締結具286が第1のロック位置にあるとき、第1の調節部材246は第1の基部248に対して移動し得ない。換言すれば、第1のジョー締結具286が第1のロック位置にあるとき、第1の調節部材246の位置は第1の基部248に対して固定される。
第1のジョー締結具286を第1の非ロック位置から第1のロック位置へと移動させるために、第1のジョー締結具286は、第1の回転軸線R1を中心として第1の回転方向に回転され得る。具体的に言えば、第1のジョー締結具286が第1の回転軸線R1を中心として第1の回転方向に回転することにより、第1のジョー締結具286は横断方向170に移動し、それによって第1のジョー締結具286は第1の調節部材246と第1の基部248との間で締め付けられることになる。第1のジョー締結具286が第1のロック位置にあるとき、第1の締結具の頭部290は第1の基部の底面276に圧力を加え、それによって、第1の調節部材246が第1の基部248に対して移動するのを防止するか、あるいは少なくとも抑制する。
第1のジョー締結具286を第1のロック位置から第1の非ロック位置へと移動させるために、第1のジョー締結具286は、回転軸線R1を中心として、第1の回転方向とは反対である第2の回転方向に回転され得る。具体的に言えば、第1のジョー締結具286が第1の回転軸線R1を中心として第2の回転方向に回転することにより、第1のジョー締結具286は横断方向170に移動し、それによって第1のジョー締結具286を第1の調節部材246から緩めることになる。この時点で、第1の締結具の軸292は、第1の基部のスロット282内において横方向172に移動され得る。第1の締結具の軸292が第1の基部スロット282に沿って横方向172に移動することにより、第1の調節部材246は、第1の基部248に対して、対応する横方向172に第1の初期位置と第1の調節位置との間で移動することになる。
第1の調節部材246は、第1の基部248に対して、第1の初期位置と第1の調節位置との間で移動されて、整形外科インプラント10を屈曲させるためのオフセットを設定する。この目的で、第1の基部248は、第1の横方向又は第2の横方向274に沿って互いから離間した複数の第1の基部マーキング296を有してもよい。第1の基部マーキング296は、整形外科インプラント10の所定のオフセットに対応していてもよい。第1の調節部材246はまた、少なくとも1つの第1の調節マーキング298を有してもよく、この第1の調節マーキング298は、第1の基部マーキング296のいずれかと整列されて、整形外科インプラント10を屈曲させるためのオフセットを設定し得る。
第1の調節部材246は、第1の調節係合面と、これに対向する第1の外面245とを画定してもよく、第1の外面245は、第1の調節係合面247から横方向172に沿って離間している。第1の調節係合面247は、整形外科インプラント10がインプラント受容ギャップ108内に配され、第1のジョー106と第2のジョー104が開位置から閉位置に向かって移動するときに、整形外科インプラント10と係合するように構成されている。第1の調節係合面247は、インプラント受容ギャップ108を部分的に画定し得る。第1の調節底面252は第1の係合部分253を有してもよく、この第1の係合部分253は、整形外科インプラント10がインプラント受容ギャップ108内に配され、第1のジョー106と第2のジョー104が開位置から閉位置に向かって移動するときに、整形外科インプラント10と係合するように構成されている。第1の係合部分253は歯を有さず、実質的に平坦な面部分として構成され得る。
第1の基部248は、第1の基部係合面249と、これに対向する外側基部面251とを画定し、外側基部面251は、第1の基部係合面249から横方向172に沿って離間している。第1の基部係合面249は、整形外科インプラント10がインプラント受容ギャップ108内に配され、第1のジョー106と第2のジョー104が開位置から閉位置に向かって移動するときに、整形外科インプラント10と係合するように構成されている。第1の基部係合面249は、インプラント受容ギャップ108を部分的に画定し得る。
引き続き図2Cを参照すると、第1のジョー106及び第2のジョー104の構造及び動作は、実質的に同様であっても、同一であってもよい。図示の実施形態において、第2のジョー104は、第2のハンドル部材116に結合されており、第2の調節部材146と、その第2の調節部材146に移動可能に結合された第2の基部148とを有し得る。第2の調節部材146は第2の調節本体150を有しており、この第2の調節本体150は、横方向172に沿って細長いものであってもよい。第2の調節本体150は、第2の調節底面152と、これに対向する第2の調節頂面154とを画定している。第2の調節頂面154は、横断方向170に沿って第2の調節底面152から離間している。第2の調節底面152の少なくとも一部分は、第2の基部148の少なくとも一部分と当接するように構成され得る。第2の調節部材146は、第2の調節本体150から突出する1つ以上の第2の調節歯156を更に有してもよい。第2の調節歯156は、第2の調節底面152の少なくとも一部分に沿って配され得る。具体的に言えば、第2の調節歯156は、横方向172に沿って互いから離間していてもよい。第2の調節部材146は、横断方向170に沿って第2の調節底面152と第2の調節頂面154との間に延びる第2の調節穴158を画定していてもよい。第2の調節穴158は、ねじ穴として構成され得る。更に、第2の調節部材146は、第2の調節穴158を画定する第2の調節内面160を有してもよい。第2の調節内面160は第2の調節めねじ162を有してもよい。
第2の基部148は、第2の調節部材146に移動可能に結合され、かつ第2の連結アーム140に固定され得る。図示の実施形態において、第2の基部148は第2の基部本体164を有しており、この第2の基部本体164は、横方向172に沿って細長いものであってもよい。第2の基部本体164は、第2の基部底面176と、これに対向する第2の基部頂面178とを画定している。第2の基部底面176は、横断方向170に沿って第2の基部頂面178から離間していてもよい。第2の基部148は、第2の基部底面176と第2の基部頂面178との間に延びる第2の基部内面180を更に画定していてもよい。第2の基部内面180は、第2の基部の底面176と第2の基部の頂面178との間で横断方向170に沿って第2の基部本体164へと延びる第2の基部スロット182を画定していてもよい。第2の基部スロット182は、第2の基部本体164を通じて第2の基部底面176から第2の基部頂面178へと横断方向170に沿って延びていてもよい。第2の基部スロット182は、横方向172に沿って細長いものであってもよい。第2の基部スロット182に加えて、第2の基部148は、第2の基部本体164から突出する1つ以上の第2の基部歯184を更に有してもよい。第2の基部歯184は、横方向172に沿って互いから離間していてもよい。更に、第2の基部歯184は、第2の調節歯156と嵌合し、それによって第2の調節部材146が第2の基部148に対して漸増的に移動し得るように構成されている。例えば、第2の調節部材146は、約1ミリメートルの増分で第2の基部148に対して移動し得る。
第2のジョー104は、第2の調節部材146を第2の基部148に結合する第2のジョー締結具186を更に有している。第2のジョー締結具186は、止めねじ188又は任意の他の好適な締結具として構成され得る。図示の実施形態において、第2のジョー締結具186は、第2の締結具の頭部190と、第2の締結具の軸192とを有し、第2の締結具の軸192は第1の締結具の頭部190から突出している。第2の締結具の頭部190は、六角頭として構成され得る。更に、第2の締結具の頭部190は、第2の基部スロット182の内部に嵌着し得ない。対照的に、第2の締結具の軸192は、第2の基部スロット182の内部に嵌着するように構成及び寸法決めされ得る。第2の締結具の頭部190は、第2の締結具の軸192上に配された第2の締結具のおねじ194を更に有してもよい。第2の締結具のおねじ194は、第2の調節めねじ162と嵌合し、それによって第2の締結具の軸192が第2の調節部材146に結合され得るように構成され得る。
操作の際、第2のジョー締結具186が第2の回転軸線R2を中心として回転することにより、第2のジョー締結具186は、第2の非ロック位置と第2のロック位置との間で移動することになる。第2の非ロック位置において、第2のジョー締結具186は第2の調節部材146に結合されるが、第2の締結具の軸192は、第2の基部スロット182に沿って第1の横方向又は第2の横方向に移動し得る。それ故に、第2のジョー締結具186が第2の非ロック位置にあるとき、第2の調節部材146は、第2の締結具の頭部190によって、第2の基部148に対して移動され得る。例えば、第2のジョー締結具186が第2の非ロック位置にあるとき、ユーザーが第2の締結具の頭部190を手動で移動させて、第2の基部148に対する第2の調節部材146の位置を調節してもよい。逆に、第2のジョー締結具186が第2のロック位置にあるとき、第2の調節部材146は第2の基部148に対して移動し得ない。換言すれば、第2のジョー締結具186が第2のロック位置にあるとき、第2の調節部材146の位置は第2の基部148に対して固定される。
第2のジョー締結具186を第2の非ロック位置から第2のロック位置へと移動させるために、第2のジョー締結具186は、第2の回転軸線R2を中心として第1の回転方向に回転され得る。具体的に言えば、第2のジョー締結具186が第2の回転軸線R2を中心として第1の回転方向に回転することにより、第2のジョー締結具186は横断方向170に移動し、それによって第2のジョー締結具186は第2の調節部材146と第2の基部148との間で締め付けられることになる。第2のジョー締結具186がロック位置にあるとき、第2の締結具の頭部190は第2の基部底面176に圧力を加え、それによって、第2の調節部材146が第2の基部148に対して移動するのを防止するか、あるいは少なくとも抑制する。
第2のジョー締結具186をロック位置から第2の非ロック位置へと移動させるために、第2のジョー締結具186は、第2の回転軸線R2を中心として、第1の回転方向と反対の第2の回転方向に回転され得る。具体的に言えば、第2のジョー締結具186が第2の回転軸線R2を中心として第2の回転方向に回転されることにより、第2のジョー締結具186は横断方向170に移動し、それによって第2のジョー締結具186を第2の調節部材146から緩めることになる。この時点で、第2の締結具の軸192は、第2の基部スロット182内において横方向172に移動され得る。第2の締結具の軸192が第2の基部スロット182に沿って横方向172に移動することにより、第2の調節部材146は、第2の基部148に対して、対応する横方向172に第2の初期位置と第2の調節位置との間で移動することになる。
第2の調節部材146は、第2の調節係合面147と、これに対向する第2の外面141とを画定し得るが、第2の外面141は、第2の調節係合面147から横方向172に沿って離間している。第2の調節係合面147は、整形外科インプラント10がインプラント受容ギャップ108内に配され、第1のジョー106と第2のジョー104が開位置から閉位置に向かって移動するときに、整形外科インプラント10と係合するように構成されている。第2の調節係合面147は、インプラント受容ギャップ108を部分的に画定し得る。第2の基部148は、第2の基部係合面149と、これに対向する外側基部面151とを画定しているが、外側基部面151は、第2の基部係合面149から横方向172に沿って離間している。第2の基部係合面149は、整形外科インプラント10がインプラント受容ギャップ108内に配され、第1のジョー106と第2のジョー104が開位置から閉位置に向かって移動するときに、整形外科インプラント10と係合するように構成されている。第2の調節係合面147は、インプラント受容ギャップ108を部分的に画定し得る。
図1Cを参照すると、屈曲用具100は、整形外科インプラント10を所定のオフセットで屈曲させ得る。この所定のオフセット距離Oは、第2の調節係合面147から第1の基部係合面249までとして定義される調節距離Aから、整形外科インプラント10の厚さTを減じたものとして定義される。厚さTは、インプラント受容ギャップ108内に配される整形外科インプラント10の一部分の厚さを表し得ると考えられる。このように、所定のオフセット距離Oは、調節距離Aから厚さTを減じたものとして定義され得る。調節距離Aは、第2の調節部材146を第2の基部148に対して移動させることによって変更され得る。調節距離Aはまた、第1の調節部材246を第1の基部248に対して移動させることによっても変更され得る。つまり、調節距離Aは、可変の調節距離であり得る。このように、屈曲用具100は、第1のインプラント部分180が第2のインプラント部分20から所定のオフセット距離Oだけオフセットされ得るように、整形外科インプラント10を屈曲させ得る。
引き続き図3A〜3Dを参照するが、屈曲用具100は、整形外科インプラント10を所定のオフセットで屈曲させるために使用され得る。そうするために、ユーザーが以下の工程のうちの1つ以上を実施してもよい。まず、第1のジョー締結具286は第1の非ロック位置になくてはならず、第2のジョー締結具186は第2の非ロック位置になくてはならない。第1の調節部材246は第2の初期位置に配置され得、第1のジョー106及び第2のジョー104は図3Aに示すように開位置にあり得る。第2の調節部材146は次いで、第2の初期位置(図3A)から第2の調節位置(図3B)へと第2の基部148に対して移動され得る。例えば、ユーザーはまず、整形外科インプラント10に対する所望のオフセットを決定してもよい。次いで、整形外科インプラント10の所望のオフセットに対応するマーキング196を確認する。第2の調節部材146を第2の初期位置から第2の調節位置へと移動させるために、第2の調節部材146は、第1のジョー106及び第2のジョー104が開位置にある間に、調節マーキング198が、整形外科インプラント10の所望のオフセットに対応すると確認された基部のマーキング196と実質的に整列されるまで、第2の基部148に対して横方向172に沿って移動され得る。それに代わって、第2の調節部材146は、第1のジョー106と第2のジョー104が開位置にある間に、調節マーキング198が、整形外科インプラント10の所望のオフセットに対応すると確認された基部のマーキング196と実質的に整列するまで、第2の基部148に対して横方向172に沿って移動され得る。第2の調節部材146が第2の調節位置(図3B)に配置されると、第2のジョーの締結具186は第2の非ロック位置から第2のロック位置へと移動されて、第2の調節部材146の位置を第2の基部148に対して固定し得る。上で議論したように、第2のジョー締結具186は、第1の回転軸線R1を中心として回転させることによって、第2の非ロック位置から第2のロック位置へと移動され得る。
そのとき、第1のジョー106と第2のジョー104は、開位置から、図3Cに示すような閉位置へと移動され得る。第1のジョー106と第2のジョー104が閉位置へと移動するとき、第1のジョー106と第2のジョー104は、横断方向170に、そして横方向172に移動し得る。作動機構110は、第1のジョー106と第2のジョー104を開位置から閉位置へと移動させるように作動され得る。具体的に言えば、上で議論したように、第1のジョー106と第2のジョー104を開位置から閉位置へと移動させるように、力Hが第1のハンドル部材114及び第2のハンドル部材116に加えられ得る。しかしながら、第1のジョー106と第2のジョー104を開位置から閉位置へと移動させるように、ハンドル112が他の方式で作動されることも考えられる。このように、ハンドル112は、第1のジョー106と第2のジョー104を開位置から閉位置へと移動させるように作動され得る。この時点で、第2の基部148の少なくとも一部分が第1の基部248の少なくとも一部分と当接してもよいが、第2の調節部材146は第1の調節部材246と必ずしも当接しない。
次に、第1の調節部材246は、第1の初期位置(図3C)から第1の調節位置(図3D)へと移動され得る。第1の初期位置において、第1の調節部材246は、第2の調節部材146と必ずしも接触しない。逆に、第1の調節位置において、第1の調節部材246は、第2の調節部材146と接触し得る。このように、第1の調節部材246を第1の初期位置から第1の調節位置へと移動させるために、第1の調節部材246は、第1の調節部材246の少なくとも一部分が第2の調節部材146の少なくとも一部分と接触するまで、第1の基部248に対して横方向172に移動され得る。次いで、第1のジョー締結具286が第1の非ロック位置から第1のロック位置へと移動されて、第2の調節部材の位置を第1の基部248に対して固定し得る。上で議論したように、第1のジョー締結具286は、第2の回転軸線R1を中心として回転させることによって、第1の非ロック位置から第1のロック位置へと移動され得る。この時点で、屈曲用具100は、整形外科インプラントを所定のオフセットで屈曲させる準備ができている。
第1のジョー106及び第2のジョー104は、閉位置から開位置へと移動され得る。次いで、整形外科インプラント10の少なくとも一部分が、第1のジョー106と第2のジョー104との間のインプラント受容ギャップ108内に位置決めされ得る。次に、ハンドル112は、第1のジョー106及び第2のジョー104を互いに向かって、開位置から閉位置に向かって移動させるように作動され得る。第1のジョー106及び第2のジョー104が開位置から閉位置に向かって移動するとき、第1のジョー106及び第2のジョー104は整形外科インプラント10に力を加え、それによって整形外科インプラント10を第1の形状(図1A)から第2の形状(図1D)へと変形させる。
図4Aを参照すると、屈曲用具の別の実施形態は第1のジョー306と第2のジョー304とを有してもよい。図4Aに示す屈曲用具の構造及び動作は、図1A〜3Fに関連して上述した屈曲用具100と実質的に同様である。したがって、簡潔にするために、第1のジョー306及び第2のジョー304の構造及び動作についてのみ詳細に述べる。
第1のジョー306は、第1の基部348と、その第1の基部348に移動可能に結合される第1の調節部材346とを有している。第1の基部348は、横方向172に沿って細長いものであってよい第1の基部本体364と、その第1の基部本体364から突出する基部支持部材368とを有している。第1の基部364は、第1の基部係合面349と、これに対向する第1の基部外面351とを画定し、第1の基部外面351は、横方向172に沿って第1の基部係合面349から離間している。更に、基部本体364は、第1の基部底面376と、第1の基部頂面378とを画定しており、第1の基部頂面378は、横断方向170に沿って第1の基部底面376から離間している。基部支持部材368は、第1の基部本体364から横断方向170に突出していてもよい。具体的に言えば、基部支持部材368は第1の基部頂面378から外向きに突出していてもよい。更に、基部支持部材368は、横断方向170に沿って細長くてもよい。第1の基部348は、基部支持部材368を貫いて延びる第1のボア370を更に画定している。第1のボア370は、横方向172に沿って、基部支持部材368を貫いて延びていてもよい。基部支持部材368の第1の内側基部面372は、第1のボア370を更に画定してもよく、第1の調節部材346の一部分を受容するように構成及び寸法決めされている。
図示の実施形態において、第1の内側基部面372は、ねじ付きの内面として構成されていてもよい。したがって、第1の基部348は、第1のボア370の回りに配されためねじ374を有している。第1の調節部材346は、第1の調節本体350と、その第1の調節本体350に並進可能に固定される第1の細長部材302とを有しており、そのため、第1の細長部材302が横方向172に沿って移動するとき、第1の細長部材302は、第1の細長部材302と同時に、横方向172に沿って移動するようになっている。更に、第1の細長部材302は、横方向172に沿って延び得る回転軸線333を中心として、第1の調節本体350に対して回転可能となり得る。第1の細長部材302は、基部支持部材368のねじ山374と嵌合するねじ山を有する、ねじ山付きのねじとして構成され得、そのため、第1の細長部材302が、基部支持部材368に対して、回転軸線333を中心として第1の方向に回転することにより、第1の調節本体350が前方に、つまり第2の調節本体450に向かって横方向172に沿って前進することになり、また、第1の細長部材302が、基部支持部材368に対して、回転軸線333を中心として、第1の方向とは反対の第2の方向に回転することにより、第1の調節本体350が後方に、つまり第2の調節本体450から離れて横方向172に沿って後退することになる。第1の細長部材302のねじ山は、所望により、任意のピッチを有し得る。例えば、一実施形態において、第1の細長部材が1回転するたびに、第1の調節本体350が、1mmなど、所望の任意の距離だけ移動され得る。
第1の基部348は、第1の内側基部面372から第1のボア370の中へと突出する、少なくとも1つの突出部311を有してもよい。図示の実施形態において、第1の基部348は、横方向172及び横断方向170に対して実質的に垂直な方向に沿って、ボア370の中へと延びる1つの突出部311を有してもよい。突出部311は、係合面373に沿って摺動し得るボールデテントなどのデテントとして構成されてもよく、係合面373は、第1の細長部材302の外面の残部とは異なる曲率を有する平坦部又は表面であってよい。したがって、第1の細長部材302が基部支持部材368に対して回転するとき、突出部311と係合面との係合により、所定の回転間隔でユーザーに触覚フィードバックが与えられる。例えば、第1の調節部材が1つの突出部311と1つの係合面を有する場合、触覚フィードバックは1回転ごとに与えられ得る。第1の調節部材346が、等距離に離間した1対の突出部及び/又は係合面373を有する場合、触覚フィードバックは半回転ごとに与えられ得る。
第1の調節本体350は、第1の係合面353と第1の外面355とを画定し得、第1の外面355は、第1の係合面353の反対側にあり、横方向172に沿って第1の係合面353から離間している。具体的に言えば、第1の調節本体350及び第1の細長部材302は、横方向172に沿って移動するように構成され得る。図示の実施形態において、第1の細長部材302は、横方向172に沿って細長くてもよく、また、軸304又は横方向172に沿って移動するのに適した任意の他の細長部材として構成されてもよい。第1の細長部材302は、外面313と、その外面313上に設けられたおねじ315とを画定している。おねじ315は、第1の基部348のめねじ374と嵌合し、それによって第1の細長部材302を第1の基部348に対して移動させるように構成され得る。それに代わってあるいはそれに加えて、おねじ315は、突出部311と嵌合し、それによって第1の細長部材302を第1の基部348に対して移動させるように構成され得る。操作の際、第1の細長部材302を第1の方向に回転させることにより、第1の細長部材302は、横方向に沿って第2のジョー304に向かって、第1の基部348に対して移動することになる。逆に、第1の細長部材302を、第1の方向とは反対の第2の方向に回転させることにより、第1の細長部材302は、横方向172に沿って、第2のジョー304から離れて第1の基部348に対して移動することになる。しかしながら、第1の細長部材302のおねじ315と第1のめねじ374及び/又は突出部311との係合により、第1の細長部材302に回転力が加えられるまで、第1の細長部材302が第1の基部348に対して移動することが防止されるか、あるいは抑制される。上で議論したように、第1の調節部材346は、第1の細長部材302に結合される第1の調節本体350を有している。操作の際、第1の細長部材302は、第1の調節本体350を横方向172に沿って第2のジョー304に向かってあるいは第2のジョーから離れて移動させるように回転され得る。
第1の調節部材346は、第1の細長部材302の回転を容易にするハンドル319を更に有してもよい。ハンドル319は、ノブとして構成され得、第1の細長部材302の端部に取り付けられる。ハンドル319は、回転軸線333に垂直な方向に沿って第1の細長部材302の寸法よりも大きな寸法を有し得る、ショルダ321などのストップ部材を画定している。例えば、ショルダ321は、第1の細長部材302の直径よりも大きな直径を有し得る。したがって、ユーザーは第1の細長部材302をノブによって回転させることができる。ハンドル319に代わって、調節部材349は、駆動用具を受容するように構成及び寸法決めされたソケットであってもよい。ハンドル319及び第1の細長部材302は、回転軸線333を中心として回転してもよい。この場合、ユーザーは、駆動用具をソケットの中に挿入し、次いで駆動用具を使用して第1の細長部材302を回転させることができる。
第1の調節本体350は、第1の基部頂面378に沿って横方向172にスライドするように構成されている。第1の調節本体350は、基部支持部材368の内側当接面371など、基部支持部材368にショルダ321が当接するまで前進し得、この時点で第1の調節本体350は完全に延出されている。第1の調節本体350は、第1の調節本体350が基部支持部材368と当接するまで、特に第1の外面355が基部支持部材368の前方縁部と当接するまで、後方に後退し得、この時点で第1の調節本体350は完全に後退されている。第1の調節本体350が完全に後退されているとき、第1の係合面353は、第1の基部係合面349に対する所定の位置関係を規定し得る。例えば、第1の係合面353は、第1の基部係合面349と実質的に面一であってもよく、あるいは、所定の距離だけ第1の基部係合面から延出し、それによって、第1及び第2の基部係合面349及び449が互いに当接するときに第1の係合面353が第2の係合面453と当接するようになっていてもよい。
第2のジョー304は、第2の基部448と、その第2の基部448に結合された第2の調節部材446とを有している。第2の基部448は、横方向172に沿って細長いものであってもよい第2の基部本体464と、その第2の基部本体464から突出する基部支持部材468とを有している。第2の基部本体464は、第2の基部係合面449と、これに対向する第2の基部外面451とを画定しており、第2の基部外面451は、横方向172に沿って第2の基部係合面449から離間している。更に、第2の基部本体464は、第1の基部底面476と、第2の基部頂面478とを画定しており、第2の基部頂面478は、横断方向170に沿って第2の基部底面476から離間している。基部支持部材468は、第2の基部本体464から横断方向170に突出していてもよい。具体的に言えば、基部支持部材468は第2の基部頂面478から外向きに突出していてもよい。更に、基部支持部材468は、横断方向170に沿って細長くてもよい。第2の基部448は、基部支持部材468を貫いて延びる第2のボア470を更に画定している。第2のボア470は、横方向172に沿って、基部支持部材468を貫いて延びていてもよい。基部支持部材468の第2の内側基部面472は、第2のボア470を更に画定してもよく、第2の調節部材446の一部分を受容するように構成及び寸法決めされている。図示の実施形態において、第2の内側基部面472は、ねじ付きの内面として構成されていてもよい。したがって、第2の基部448は、第2のボア470の回りに配されためねじ474を有している。
第2の調節部材446は、第2の調節本体450と、その第2の調節本体450に並進可能に固定される第2の細長部材402とを有しており、そのため、第2の細長部材402が横方向172に沿って移動するとき、第2の細長部材402は、第2の細長部材402と同時に、横方向172に沿って移動するようになっている。更に、第2の細長部材402は、回転軸線333を中心として第2の調節本体450に対して回転可能となり得る。第2の細長部材402は、基部支持部材468のねじ山474と嵌合するねじ山を有する、ねじ山付きのねじとして構成され得、そのため、第2の細長部材402が、基部支持部材468に対して、回転軸線333を中心として第1の方向に回転することにより、第2の調節本体450が前方に、つまり第1の調節本体350に向かって横方向172に沿って前進することになり、また、第2の細長部材402が、基部支持部材468に対して、回転軸線333を中心として、第1の方向とは反対の第2の方向に回転することにより、第2の調節本体450が後方に、つまり第1の調節本体350から離れて横方向172に沿って後退することになる。第2の細長部材402のねじ山は、第1の細長部材302のねじ山のピッチに等しいピッチなど、所望の任意のピッチを有し得る。よって、一実施形態において、第2の細長部材402が1回転するたびに、第2の調節本体450が、1mmなど、所望の任意の距離だけ移動され得る。
第2の基部448は、第2の内側基部面472から第2のボア470の中へと突出する、少なくとも1つの突出部411を有してもよい。図示の実施形態において、第2の基部448は、横方向172及び横断方向170に対して実質的に垂直な方向に沿ってボア470の中へと延びる1つの突出部411を有してもよい。突出部411は、係合面473に沿って摺動し得るボールデテントなどのデテントとして構成されてもよく、係合面473は、第2の細長部材402の外面の残部とは異なる曲率を有する平坦部又は表面であってよい。したがって、第2の細長部材402が基部支持部材468に対して回転するとき、突出部411と係合面473との係合により、所定の回転間隔でユーザーに触覚フィードバックが与えられる。例えば、第1の調節部材が1つの突出部411と1つの係合面473とを有する場合、触覚フィードバックは1回転ごとに与えられ得る。第1の調節部材446が、等距離に離間した1対の突出部及び/又は係合面473を有する場合、触覚フィードバックは半回転ごとに与えられ得る。
第2の調節本体450は、第2の係合面453と第2の外面455とを画定し得、第2の外面455は、第2の係合面453の反対側にあり、横方向172に沿って第2の係合面453から離間している。具体的に言えば、第2の調節本体450及び第2の細長部材402は、横方向172に沿って移動するように構成され得る。図示の実施形態において、第2の細長部材402は、横方向172に沿って細長くてもよく、また、軸404又は横方向172に沿って移動するのに適した任意の他の細長部材として構成されてもよい。第2の細長部材402は、外面413と、その外面413上に設けられたおねじ415とを画定している。おねじ415は、第2の基部448のめねじ474と嵌合し、それによって第2の細長部材402を第2の基部448に対して移動させるように構成され得る。それに代わってあるいはそれに加えて、おねじ415は、突出部411と嵌合し、それによって第2の細長部材402を第2の基部448に対して移動させるように構成され得る。操作の際、第2の細長部材402を第1の方向に回転させることにより、第2の細長部材402は、横方向172に沿って第1のジョー306に向かって、第2の基部448に対して移動することになる。逆に、第2の細長部材402を、第1の方向とは反対の第2の方向に回転させることにより、第2の細長部材402は、横方向172に沿って、第1のジョー306から離れて第2の基部448に対して移動することになる。しかしながら、第2の細長部材402のおねじ415と第2のめねじ474及び/又は突出部411との係合により、第2の細長部材402に回転力が加えられるまで、第2の細長部材402が第2の基部448に対して移動することが防止されるか、あるいは抑制される。上で議論したように、第2の調節部材446は、第2の細長部材402に結合される第2の調節本体450を有している。操作の際、第2の細長部材402は、第2の調節本体50を横方向172に沿って第1のジョー306に向かってあるいは第1のジョー306から離れて移動させるように回転され得る。
第2の調節部材446は、第1の細長部材302の回転を容易にするハンドル419を更に有してもよい。ハンドル419は、ソケットとして構成され得、第2の細長部材402の端部に取り付けられる。ハンドル419は、回転軸線333に垂直な方向に沿って第2の細長部材402の寸法よりも大きな寸法を有し得るショルダ421などのストップ部材を画定している。例えば、ショルダ421は、第2の細長部材402の直径よりも大きな直径を有し得る。したがって、ユーザーは第2の細長部材402をハンドル419によって回転させることができる。ハンドル419は、ソケット、ノブ、又は回転を容易にするのに適した任意の別の構造であってもよい。ハンドル419及び第2の細長部材402は、回転軸線333を中心として回転してもよい。この場合、ユーザーは、駆動用具をソケットの中に挿入し、次いで駆動用具を使用して第2の細長部材402を回転させることができる。
第2の調節本体450は、第2の基部の頂面478に沿って横方向172にスライドするように構成されている。第2の調節本体450は、基部支持部材468の内側当接面471など、基部支持部材468にショルダ421が当接するまで前進し得、この時点で第2の調節本体450は完全に延出されている。第2の調節本体450は、第2の調節本体450が基部支持部材468と当接するまで、特に第2の外面455が基部支持部材468の前方縁部と当接するまで、後方に後退し得、この時点で第2の調節本体450は完全に後退されている。第2の調節本体450が完全に後退されているとき、第2の係合面453は、第2の基部係合面449に対する所定の位置関係を規定し得る。例えば、第2の係合面453は、第2の基部係合面449と実質的に面一であってもよく、あるいは、所定の距離だけ第2の基部係合面449から延出し、それによって、第1及び第2の基部係合面349及び449が互いに当接するときに第2の係合面453が第2の係合面453と当接するようになっていてもよい。
第2の調節本体450は、少なくとも1つのマーカ456を有し得、第2の基部本体464は、1mmなどの所定の距離だけ横方向172に沿って互いに離間したマーキングを有する目盛り466を規定し得る。目盛り466は第2の基部係合面449から所定の距離だけ離間し得、マーカ456は第2の係合面453から所定の距離だけ離間し得、そのため、マーカ456が、ゼロのオフセットを示す目盛り466の第1のマーキングと整列されたとき、第2の係合面453と第2の基部係合面449は面一となり得るようになっている。第2の調節本体450が後方に後退されるとき、マーカ456は目盛り466に対して移動し、それにより、マーカ456と整列した目盛り466のマーキングに基づいてオフセットが測定され得るようになっている。
再度図4Bを参照すると、第2の係合面453が、所望通りの任意の幾何学的形状を画定し得、また第1の係合面453が、第2の係合面453の逆である、所望通りの任意の幾何学的形状を画定し得ることを理解されたい。例えば、第2の係合面453は、図4Aに示すように実質的に平面状であってもよく、あるいは非平面状であってもよく、また、所望により、任意の非平面状の解剖学的又は組織的形状を画定し得る。例えば、非平面状の形状は、凹面又は凸面など、図4Aに示すように曲線状であってもよく、あるいは、第1の係合面と第2の係合面453との間に受容される、プレート12などの整形外科インプラント10の上に付与される(例えば打ち抜かれる)任意の他の非平面状の形状を画定してもよい。したがって、第1の係合面353と第2の係合面453とが引き寄せられるとき、第1及び第2の係合面353及び453の形状が、第1及び第2の係合面453にそれぞれ面する、プレート12の第1及び第2の各両面に付与される。したがって、第1の面に付与される形状は、第2の表面に付与される形状の逆である。
図5A〜5Jを参照すると、屈曲用具500は、整形外科インプラント10又は任意の他の好適なインプラントを所定のオフセットで屈曲させるように構成されている。図示の実施形態において、屈曲用具500は、用具本体502と、その用具本体502から突出するハンドル508とを有している。ハンドル508は、横断方向512に突出していてもよく、またハンドル508の把持を容易にするためにエルゴノミック設計を備えていてもよい。図示の実施形態において、ハンドル508は、横断方向512に沿って細長いものとなっている。しかしながら、ハンドル508は他の方向に沿って細長くてもよいと考えられる。例えば、ハンドル508は、横断方向512に対して斜角を規定する方向に沿って細長くてもよい。
屈曲用具500は、屈曲機構501の少なくとも一部分を支持する用具支持部材510を更に有している。用具支持部材510は、用具本体502から突出しており、また横断方向512に対して実質的に垂直な長手方向515に沿って細長くてもよい。しかしながら、用具支持部材510は他の方向に沿って細長くてもよいと考えられる。それとは関係なく、用具支持部材510は、屈曲機構501並びに屈曲用具500の他の部分を物理的に支持することができる。
屈曲用具500は、整形外科インプラント10又は任意の他の好適な機器若しくは装置を屈曲させるように構成された屈曲機構501を有している。屈曲機構501は第1のジョー504と第2のジョー506とを有し、この第1のジョー504及び第2のジョー506は用具支持部材510によって支持されている。用具支持部材510は、第1のジョー504の少なくとも一部分と、第2のジョー506全体とを支持してもよい。例えば、用具支持部材510は、第2のジョー506全体と、第1のジョー504の一部分とを支持してもよい。第1のジョー504と第2のジョー506は、第1の位置又は開位置(図5A)と第2の位置又は閉位置(図5B及び5C)との間で互いに対して移動可能である。図示の実施形態では、第1のジョー504のみが第2のジョー506に対して移動することができ、第2のジョー506は用具本体502に対して不動のままである。しかしながら、第2のジョー506のみが移動可能であり、第1のジョー504は用具本体502に対して不動のままであることも考えられる。更には、第1のジョー504と第2のジョー506の両方が互いに対して移動可能であってもよい。第1のジョー504と第2のジョー506が互いに対してどのように移動するかにかかわらず、第1のジョー504と第2のジョー506は、少なくとも第1のジョー504と第2のジョー506が開位置にあるとき、インプラント受容ギャップ514を協働して画定する。インプラント受容ギャップ514は、第1のジョー506と第2のジョー506との間に画定され、整形外科インプラント10を受容するように構成及び寸法決めされる。
第1のジョー504は、係合部分516と結合部分518とを有してもよく、結合部分518は、長手方向515に沿って係合部分516から離間している。第2のジョー504が開位置から閉位置に向かって移動するときに、整形外科インプラント10を屈曲させるため、係合部分516は、インプラント受容ギャップ514内に配された整形外科インプラント10と係合するように構成されている。結合部分518はアクチュエータ520に結合され得、アクチュエータ520は、第1のジョー504を第1の位置から第2の位置へと押しやるように構成されている。アクチュエータ520は、トリガ522として構成され得るものであり、結合部分518に結合されている。ピン又はねじなどの締結具526が、アクチュエータ520を第2のジョー504の結合部分518と結合させ得る。図示の実施形態において、アクチュエータ520はまた、用具本体502に移動可能に結合され得る。例えば、ピボットピンなどのピボット部材524が、アクチュエータ520を用具本体502にピボット式で結合し、それによってアクチュエータ520を第1の位置(図5A及び5B)と第2の位置(図5C)との間でピボット部材524を中心として旋回させることができる。それ故、アクチュエータ520は、用具本体502に旋回式で結合され得る。このような構成であることから、アクチュエータ520は、非作動位置と作動位置との間で用具本体502に対して旋回し得る。屈曲用具500は、アクチュエータ250を第1の位置に向かって付勢するために、ばねなどの付勢部材を有してもよい。付勢部材は、例えば、ピボット部材524の回りに配されたコイルばねであってもよい。操作の際、アクチュエータ520を第1の位置から第2の位置に向かって移動させることにより、第1のジョー504は開位置から閉位置に向かって移動することになる。逆に、アクチュエータ520を第2の位置から第1の位置に向かって移動させることにより、第1のジョー504は閉位置から開位置に向かって移動することになる。したがって、アクチュエータ250は、開位置と閉位置との間における第1のジョー504の移動を促すように構成され得る。
第1のジョー504は、階段状の形状を有してもよい。例えば、第1のジョー504は、実質的に階段として付形されていてもよい。第1のジョー504は、頂面536と、その頂面536の反対側の底面538とを画定している。頂面536は、横断方向512に沿って底面538から離間され得る。頂面536、底面538、又はそれら両方が、実質的に平面状であってもよい。例えば、頂面536、底面538、又はそれら両方は実質的に平面状であってもよく、また、長手方向515及び横方向528に沿って延びる平面を画定してもよい。横方向528は、長手方向515及び横断方向512に対して実質的に垂直であってもよい。更に、第1のジョー504は、第2の側部530と第2の側部532とを有し、第2の側部532は横方向528に沿って第1の側部から離間している。第1の側部530は、実質的に平面状の第1の側面534を画定してもよい。具体的に言えば、第1の側面534は、実質的に平面状であってもよく、また長手方向515及び横断方向512に沿って延びる平面を画定してもよい。
第2の側部532は、横方向528及び横断方向512に沿って互いに離間した、1つ以上の階段状部分を有してもよい。例えば、図示の実施形態において、第2の側部532は、横断方向512及び横方向528に沿って互いに離間した第1の階段状部分540と第2の階段状部分542と第3の階段状部分544とを有してもよい。第1の階段状部分540は、少なくも部分的に、第1の上壁546と第1の横壁548とによって画定されてもよく、第1の横壁548は第1の上壁546に対して実質的に垂直に向き付けられてもよい。第1の上壁546は、実質的に平面状であってもよく、また長手方向515及び横断方向528に沿って延びる平面を画定してもよい。第1の横壁548は、実質的に平面状であってもよく、また長手方向515及び横断方向512に沿って延びる平面を画定してもよい。第2の階段状部分524は、少なくも部分的に、第2の上壁550と第2の横壁552とによって画定されてもよく、第2の横壁552は第2の上壁550に対して実質的に垂直であってもよい。第2の上壁550は、実質的に平面状であってもよく、また長手方向515及び横断方向528に沿って延びる平面を画定してもよい。第2の横壁552は、実質的に平面状であってもよく、また実質的に長手方向515及び横断方向512に沿って延びる平面を画定してもよい。第3の階段状部分544は、少なくも部分的に、第3の上壁554と第3の横壁556とによって画定されてもよく、第3の横壁556は第3の上壁554に対して実質的に垂直であってもよい。第3の上壁554は、実質的に平面状であってもよく、また長手方向515及び横断方向528に沿って延びる平面を画定してもよい。第3の横壁556は、実質的に平面状であってもよく、また長手方向515及び横断方向512に沿って延びる平面を画定してもよい。第2の階段状部分542は、第1の階段状部分540と第3の階段状部分544との間に配されてもよい。階段状部分540、542、544の各々がマーキングを有してもよい。これらのマーキングは、整形外科インプラント10がそのマーキングを用いて階段状部分に置かれる場合に整形外科インプラント10が屈曲されるオフセット距離を示すものである。図面は3つの階段状部分を示しているが、第1のジョー504はそれに代わって、それより多い階段状部分を有しても、それより少ない階段状部分を有してもよい。
第1のジョー504は、第1の内側係合面558と、その第1の係合面558の反対側にある第1の外面560とを更に画定している。第1の内側係合面558は、長手方向515に沿って第1の外面560から離間され得る。第1の外面560は実質的に平面状の構成を有してもよいが、第1の内側係合面558は、階段状部分540、542、544の各長さが異なることによって、階段状の構成又は形状を有してもよい。図示の実施形態において、第1の階段状部分540は、第1の外面560から第1の内側係合面558へと長手方向515に沿って延びる第1の長さL1を規定している。第2の階段状部分542は、第1の外面560から第1の内側係合面558へと長手方向515に沿って延びる第2の長さL2を規定している。第3の階段状部分544は、第1の外面560から第1の内側係合面558へと長手方向515に沿って延びる第3の長さL3を規定している。第3の長さL3は、第2の長さL2及び第1の長さL1より長くてもよい。第2の長さL2は、第1の長さL1より長くてもよい。
第2のジョー506は、第2のジョー506の位置が用具本体502に対して固定されるように、用具支持部材510に結合され得る。図示の実施形態において、第2のジョー506は階段状の構成を有してもよい。例えば、第2のジョー506は、実質的に階段として付形されていてもよい。第2のジョー506は、頂面562と、その頂面562の反対側の底面564とを画定している。頂面562は、横断方向512に沿って底面564から離間され得る。底面562、頂面562、又はそれら両方が、実質的に平面状であってもよい。例えば、底面562、頂面562、又はそれら両方は実質的に平坦であってもよく、また、長手方向515及び横方向528に沿って延びる平面を画定してもよい。第2のジョーは、第1の側部566と、その第1の側部の反対側の第2の側部568とを更に有している。第2の側部568は、横方向528に沿って第1の側部566から離間され得る。第1の側部566は、実質的に平面状の側面570を画定してもよい。具体的に言えば、側面570は、実質的に平坦であってもよく、また長手方向515及び横断方向512に沿って延びる平面を画定してもよい。
第2の側部568は、横断方向512及び横方向528に沿って互いに離間した、1つ以上の階段状部分を有してもよい。例えば、図示の実施形態において、第2の側部568は、横断方向512及び横方向528に沿って互いに離間した第1の階段状部分572と第2の階段状部分574と第3の階段状部分576とを有してもよい。第1の階段状部分572は、少なくも部分的に、第1の上壁578と第1の横壁580とによって画定されてもよく、第1の横壁578は第1の上壁578に対して実質的に垂直に向き付けられてもよい。第1の上壁578は、実質的に平面状であってもよく、また長手方向515及び横断方向528に沿って延びる平面を画定してもよい。第1の横壁580は、実質的に平面状であってもよく、また長手方向515及び横断方向512に沿って延びる平面を画定してもよい。第2の階段状部分574は、少なくも部分的に、第2の上壁582と第2の横壁584とによって画定されてもよく、第2の横壁584は第2の上壁582に対して実質的に垂直であってもよい。第2の上壁582は、実質的に平面状であってもよく、また実質的に長手方向515及び横断方向528に沿って延びる平面を画定してもよい。第2の横壁584は、実質的に平面状であってもよく、また実質的に長手方向515及び横断方向512に沿って延びる平面を画定してもよい。第3の階段状部分576は、少なくも部分的に、第3の上壁586と第3の横壁588とによって画定されてもよく、第3の横壁588は第3の上壁586に対して実質的に垂直であってもよい。第3の上壁586は、実質的に平面状であってもよく、また長手方向515及び横断方向528に沿って延びる平面を画定してもよい。第3の横壁588は、実質的に平面状であってもよく、また長手方向515及び横断方向512に沿って延びる平面を画定してもよい。図面は第2のジョー506が3つの階段状部分を有することを示しているが、第2のジョー506はそれに代わって、それより多い階段状部分を有しても、それより少ない階段状部分を有してもよい。
第2のジョー506は、第2の内側係合面590と、その第2の係合面590の反対側にある第2の外面592とを更に画定している。第2の内側係合面590は、長手方向515に沿って第2の外面592から離間され得る。第2の外面592は実質的に平面状の構成を有してもよいが、第2の内側係合面590は、階段状部分572、574、及び576の各長さが異なることによって、階段状の構成又は形状を有してもよい。図示の実施形態において、第1の階段状部分572は、第2の外面592から第2の内側係合面590へと長手方向515に沿って延びる第1の長さL6を規定している。第2の階段状部分574は、第2の外面592から第2の内側係合面590へと長手方向515に沿って延びる第2の長さL5を規定している。第3の階段状部分576は、第2の外面592から第2の内側係合面590へと長手方向515に沿って延びる第3の長さL4を規定している。第1の長さL6は、第2の長さL5及び第3の長さL4より長くてもよい。第2の長さL5は第1の長さL4より長くてもよい。
第1のジョー504及び第2のジョー506に加えて、屈曲機構501は、第1のジョー504及び第2のジョー506に移動可能に結合される第1のローラ594を有している。具体的に言えば、第1のローラ594は、第1のジョー506の第2の側部532に沿って、また第2のジョー506の第2の側部568に沿って長手方向515に移動するように構成されている。第1のローラ594は、実質的に階段状の構成を有してもよい。例えば、図示の実施形態において、第1のローラ594は、横断方向512に沿って互いに離間した第1のローラ部分596と第2のローラ部分598と第3のローラ部分600とを有してもよい。第1のローラ594が、3つ未満又は4つ以上のローラ部分を有してもよいことが企図される。ローラ部分の個数にかかわらず、第1のローラ594は第1の回転軸線R3を中心として回転するように構成される。結果として、第1のローラ部分596、第2のローラ部分598、及び第3のローラ部分600は、第1の回転軸線R3を中心として回転し得る。
第1のローラ部分596は、円板又は円筒として付形されてもよく、直径などの第1のローラ横断面寸法D1を規定している。第1のローラ横断面寸法D1は直径であってもよい。第2のローラ部分598は、円板又は円筒として付形されてもよく、直径などの第2のローラ横断面寸法D2を規定している。第2の横断面寸法D2は直径であってもよい。第3のローラ部分600は、円板又は円筒として付形されてもよく、直径などの第3のローラ横断面寸法D3を規定している。第3のローラ横断面寸法D3は直径であってもよい。更に、第3のローラ横断面寸法D3は、第2のローラ横断面寸法D2及び第1のローラ横断面寸法D1より大きくてもよい。第2のローラ横断面寸法D2は、第1のローラ横断面寸法D1より大きくてもよい。第1のローラ594の各横断面寸法が異なることにより、第1のローラ594は第1のジョー504及び第2のジョー506の階段状側部に沿って移動できるようになっている。つまり、第1のローラ594は、第1のジョー504の第2の側部532及び第2のジョー506の第2の側部568に沿って移動するように構成されている。具体的に言えば、第1のローラ部分594は、第1のジョー504及び第2のジョー506のそれぞれ第1の横壁548及び第1の横壁580に沿って長手方向515に転動するように構成及び寸法決めされている。第2のローラ部分598は、第2の横壁552及び第2の横壁584に沿って長手方向515に転動するように構成及び寸法決めされている。第3のローラ部分600は、第3の横壁556及び第3の横壁588に沿って長手方向515に転動するように構成及び寸法決めされている。操作の際、第1のローラ594は、整形外科インプラント10の一部分を屈曲させるために、第1のジョー504及び第2のジョー506に沿って長手方向515に前進すると同時に、第1の回転軸線R3を中心として回転し得る。
屈曲機構501は、第1のジョー504及び第2のジョー506に移動可能に結合される第2のローラ602を有している。具体的に言えば、第2のローラ602は、回転軸線R4を中心として回転するように構成され得、また第1のジョー506の第1の側部530及び第2のジョー506の第1の側部566に沿って長手方向515に移動し得る。第1のローラ602はローラ本体604を画定し得、このローラ本体604は実質的に円筒の形状を有してもよい。したがって、ローラ本体604は実質的に円形の横断面を画定し得る。操作の際、ローラ60は、整形外科インプラント10の一部分を屈曲させるために、回転軸線R4を中心として回転する一方で、第1のジョー504及び第2のジョー506に沿って長手方向515に移動し得る。
図5Jを参照すると、屈曲機構501は作動機構606を更に有しており、作動機構606は、第1のローラ594及び第2のローラ602を第1のジョー504及び第2のジョー506に沿って長手方向515に駆動するように構成されている。図示の実施形態において、作動機構606は、ラックピニオン機構608として構成され得るものであり、第1の駆動部材610と、第2の駆動部材612と、第3の駆動部材614とを有し得る。第3の駆動部材614は、第1の駆動部材610と第2の駆動部材612との間に機械的に結合されている。操作の際、第3の駆動部材614を回転させることにより、第1の駆動部材610と第2の駆動部材612がそれぞれ反対の方向に移動することになる。例えば、第1の駆動部材610及び第2の駆動部材612は、第3の駆動部材614が回転すると並進し得る。
第1の駆動部材610は、第1のラック616として構成され得るものであり、第1のローラ594に結合される。したがって、第1の駆動部材610を長手方向515に移動させることにより、第1のローラ594も同様に長手方向515に移動することになる。第1の駆動部材610は、長手方向515に沿って細長い第1の駆動本体618を有し得る。第1の駆動本体618は、第1の端部620と、その第1の端部620の反対側にある第2の端部622とを画定している。第2の端部622は、長手方向515に沿って第1の端部620から離間され得る。第1のローラ594は、第1の駆動本体618の第1の端部620にて結合されてもよい。具体的に言えば、第1のローラ594の第1のローラ部分596は、例えば第1のローラカップラ621によって、第1の駆動本体618の第1の端部620に結合されてもよい。第1のローラカップラ621は、ロッドとして構成されてもよく、第1の駆動本体618に連結される。例えば、第1のローラカップラ621は、横断方向512に沿って細長くてもよく、また第1の駆動本体618の第1の端部620にて連結されてもよい。第1のローラ594は第1のローラ開口部601を画定してもよく、この第1のローラ開口部601は第1のローラカップラ621を受容するように構成及び寸法決めされ、それによって第1のローラ594は第1のローラカプラ621を中心として回転するようになっている。第1のローラ開口部601は、第1のローラ部分596、第2のローラ部分598、及び第3のローラ部分600を貫いて横断方向512に沿って延びていてもよい。第1の駆動本体618は、第1の側部624と、その第1の側部624の反対側にある第2の側部626とを更に画定している。第2の側部626は、横方向528に沿って第1の側部624から離間され得る。第1の駆動部材610は、第1の駆動本体618の第2の側部626から横方向528に沿って突出する複数の歯628を更に有してもよい。歯628は、長手方向515に沿って互いに離間していてもよい。図示の実施形態において、歯628は、第1の端部620よりも第2の端部622により接近して配置されている。歯628は、第1の駆動本体618から第2の駆動部材612及び第3の駆動部材614に向かって突出していてもよい。
上で議論したように、作動機構606は、第3の駆動部材614を介して第1の駆動部材610に作動的に結合される第2の駆動部材612を含んでいる。第2の駆動部材612は、第2のラック630として構成され得るものであり、第2のローラ602に結合される。したがって、第2の駆動部材612を長手方向515に移動させることにより、第2のローラ602も同様に長手方向515に移動することになる。第2の駆動部材612は、長手方向515に沿って細長い第2の駆動本体632を有し得る。第2の駆動本体632は、第1の端部634と、その第1の端部634の反対側にある第2の端部634とを画定している。第2の端部636は、長手方向515に沿って第1の端部634から離間され得る。第2のローラ602は、例えば第2のローラカプラ623によって第2の駆動本体632の第1の端部634に結合されてもよい。第2のローラカップラ623は、ロッドとして構成されてもよく、第2の駆動本体632に連結される。例えば、第2のローラカップラ623は、横断方向512に沿って細長くてもよく、また第2の駆動本体632の第1の端部634にて連結されてもよい。第2のローラ602は第2のローラ開口部603を画定してもよく、この第2のローラ開口部603は第2のローラカップラ623を受容するように構成及び寸法決めされ、それによって第2のローラ602は第2のローラカプラ623を中心として回転するようになっている。第2のローラ開口部603は、ローラ本体604を貫いて横断方向512に沿って延びていてもよい。第2の駆動本体は、第1の側部638と、その第1の側部638の反対側にある第2の側部640とを更に画定している。第2の側部640は、横方向528に沿って第1の側部638から離間され得る。第2の駆動部材612は、第2の駆動本体632の第2の側部640から横方向528に沿って突出する複数の歯642を更に有してもよい。歯642は、長手方向515に沿って互いに離間していてもよい。図示の実施形態において、歯642は、第1の端部634よりも第2の端部636により接近して配置されている。歯642は、第2の駆動本体632から第1の駆動部材610及び第3の駆動部材614に向かって突出していてもよい。
第3の駆動部材614は、ピニオン644又はギヤとして構成され得、そのピニオン644又はギヤは、第1の長手方向に移動する第1及び第2の駆動部材610及び612の一方によって駆動され、第1及び第2の駆動部材610及び612のもう一方を第1の長手方向とは反対の第2の方向に逆方向に移動させ得るようになっている。図示の実施形態において、第3の駆動部材614は、第3の駆動本体646と、その第3の駆動本体646から径方向外向きに突出する複数の歯648とを有している。第3の駆動本体646は、実質的に円板として付形されてもよく、歯648は第3の駆動本体646の周囲に配されてもよい。例えば、歯648は、第3の駆動本体646の外周の周囲で互いに離間していてもよい。歯648は、第1の駆動部材610の歯628及び第2の駆動部材612の歯642と嵌合するように構成されている。歯648に加えて、第3の駆動部材614は、シャフト又はロッドなどの駆動部材を受容するように構成及び寸法決めされた中央ボア650を画定してもよい。中央ボア650は、駆動部材に沿って横断方向512に延び得る回転軸線652を規定している。回転軸線652を中心として第3の駆動部材614を回転させるために、駆動部材は、電気モータ、空気圧モータ、又は駆動部材を回転させることが可能な任意の他の機械的エネルギー源に結合されてよい。第3の駆動部材614は、回転軸線652を中心として回転するように構成されている。操作の際、第3の駆動部材614が回転軸線652を中心として回転することにより、第1の駆動部材610と第2の駆動部材612がそれぞれ反対の方向に長手方向に移動することになる。第1の駆動部材610と第2の駆動部材612が長手方向に移動するとき、第1のローラ594及と第2のローラ602もまた、それぞれ反対の方向に長手方向に移動する。
図5F〜5Iを参照すると、上で議論したように、第1のジョー504と第2のジョー506は、インプラント受容ギャップ514を協働して画定している。具体的に言えば、インプラント受容ギャップ514は、少なくとも部分的に、第1の内側係合面558及び第2の内側係合面590によって画定されている。操作の際、整形外科インプラント10は、第1のジョー504と第2のジョー506との間のインプラント受容ギャップ514内に配され得る。第2のジョー506は次いで、例えば、整形外科インプラント10を第1のジョー504と第2のジョー506との間に保持するためにトリガ522を作動させることによって、開位置(図5A)から閉位置(図5B)に向かって移動され得る。この実施形態において、整形外科インプラント10は、第1のインプラント部分32と、第2のインプラント部分34と、第3のインプラント部分36とを有し得、第3のインプラント部分36は、第1のインプラント部分32と第2のインプラント部分34との間に配されている。第1のジョー504と第2のジョー506が整形外科インプラント10を保持するとき、第1の内側係合面558及び第2の内側係合面590は第3のインプラント部分36と接触し、第1のインプラント部分32及び第2のインプラント部分34はインプラント受容ギャップ514の外側に位置する。第3のインプラント部分36は、1)第1のジョー504の第1の階段状部分540と第2のジョー506の第1の階段状部分572との間、2)第1のジョー504の第2の階段状部分542と第2のジョー506の第2の階段状部分574との間、又は、3)第1のジョー504の第3の階段状部分544と第2のジョー506の第3の階段状部分576との間に配され得る。
屈曲用具500は、第1のインプラント部分32が第2のインプラント部分34から所定のオフセット距離Oだけオフセットされるよう、整形外科インプラント10を屈曲させるように構成されている。オフセット距離Oは、図5Iに示すように整形外科インプラント10が屈曲用具500によって屈曲された後の、横方向528に沿った第1のインプラント部分32から第2のインプラント部分34までの距離である。図示の実施形態において、オフセット距離Oは、第1のジョー504の第1の側部530から第1のジョー504の各階段状部分のうちの1つの横壁までの横方向528の距離によって、少なくとも部分的に規定され得る。また、オフセット距離Oは、第2のジョー506の第1の側部566から階段状部分の横壁のうちの1つまでの横方向528の距離によって、少なくとも部分的に規定され得る。ジョーの第1の側部から同じジョーの階段状部分の横壁のうちの1つまでの距離は、屈曲距離と呼ばれ得る。屈曲用具500は、複数の屈曲距離を規定してもよい。例えば、第1の屈曲距離B1は、第1の側部530から第1の階段状部分540の第1の横壁548までの横方向528の距離として定義されてもよい。第1の屈曲距離B1はまた、第1の側部566から第1の階段状部分580の第1の横壁580までの横方向528に沿った距離であってもよい。第2の屈曲距離B2は、第1の側部530から第2の横壁522までの横方向528に沿った距離であってもよい。第2の屈曲距離B2はまた、第1の側部566から第2の横壁584までの横方向528に沿った距離であってもよい。第3の屈曲距離B3は、第1の側部530から第3の横壁556までの横方向528に沿った距離であってもよい。第3の屈曲距離B3はまた、第1の側部566から第3の横壁588までの横方向528に沿った距離であってもよい。オフセット距離Oは、整形外科インプラント10が屈曲されているときに第3のインプラント部分36が階段状部分に対して位置する場所に応じて、第1の屈曲距離B1、第2の屈曲距離B2、又は第3の屈曲距離B3と実質的に同等又は同一となり得る。例えば、第3のインプラント部分36が第1のジョー504の第1の階段状部分540と第2のジョー506の第1の階段状部分572との間に配される場合、オフセット距離Oは、第1の屈曲距離B1と実質的に同等か同一であってもよい。第3のインプラント部分36が第1のジョー504の第2の階段状部分542と第2のジョー506の第2の階段状部分574との間に配される場合、オフセット距離Oは、第2の屈曲距離B2と実質的に同等か同一であってもよい。第3のインプラント部分36が第1のジョー504の第3の階段状部分544と第2のジョー506の第3の階段状部分576との間に配される場合、オフセット距離Oは、第3の屈曲距離B3と実質的に同等か同一であってもよい。したがって、ユーザーが屈曲距離を確認するのを支援するために、第1のジョー50又は第2のジョー506のいずれかが各階段状部分にマーキング654を有してもよい。
第3のインプラント部分36が、階段状部分に対して所望の位置に配され、第2のジョー506が閉位置に向かって移動されると、第1のローラ594及び第2のローラ602は、整形外科インプラント10を屈曲させるように、第1のジョー504及び第2のジョー506に沿って移動され得る。具体的に言えば、第3の駆動部材614は、回転軸線652を中心として回転される。その結果、第1の駆動部材510は、第1のジョー504及び第2のジョー506に対して第1の位置(図5H)と第2の位置(図5I)との間で第1の方向656に移動するように第1のローラ594を押しやる。第1のローラ594は、第1のジョー504及び第2のジョー506に沿って移動するとき、回転軸線R3を中心として回転してもよい。第3の駆動部材614が回転すると、第2の駆動部材612は、第1のジョー504及び第2のジョー506に対して第1の位置(図H)と第2の位置(図5I)との間で第2の方向658に移動するように第2のローラ602を押しやる。第2の方向658は、第1の方向656の反対であってもよい。第2のローラ602は、第1のジョー504及び第2のジョー506に沿って移動するとき、回転軸線R4を中心として回転してもよい。第3の駆動部材614が回転する間、第1のローラ594及び第2のローラ602は、同時にかつ同じ速度で移動してもよい。しかしながら、第1のローラ594が第2のローラとは独立に移動し得ることも考えられる。
第1の位置(図5H)から第2の位置(図5I)へと移動する間、第1のローラ594は第2のインプラント部分34と接触し、それによって、第3のインプラント部分36に対する第2のインプラント部分34の向きを変化させる。例えば、第2のインプラント部分34は、初期には、横断方向512及び横方向528に沿って延びる平面を画定していてもよい。第1のローラ594が第2のインプラント部分34の上を通過した後、第2のインプラント部分34は、長手方向515及び横断方向512に沿って延びる平面を画定し得る。第1の位置(図5H)から第2の位置(図5I)へと移動する間、第2のローラ602は第1のインプラント部分32と接触し、それによって、第3のインプラント部分36に対する第1のインプラント部分32の向きを変化させる。例えば、第1のインプラント部分32は、初期には、横方向528及び横断方向512に沿って延びる平面を画定していてもよい。第2のローラ602が第1のインプラント部分32の上を通過した後、第1のインプラント部分32は、長手方向515及び横断方向512に沿って延びる平面を画定し得る。屈曲プロセスの最後に、第1のインプラント部分32は、第2のインプラント部分34に対して所定のオフセット距離Oだけオフセットされる。上で議論したように、オフセット距離Oは、屈曲距離B1、B2、又はB3のうちの1つと実質的に同等となり得る。
図に示された実施形態の説明及び考察は、単に例示のためにすぎず、本開示を限定するものと解釈すべきではないことに留意されたい。本開示は様々な実施形態を意図することを、当業者は理解するであろう。実施形態に従って記載され、例示された特徴及び構造は、別途記載のない限り、本明細書に記載されるように全ての実施形態に適用可能であることは、更に理解されよう。加えて、上記の実施形態と共に上述された概念を、単独又は上述された他の実施形態のいずれかとの組み合わせで用いてもよいことは、理解されよう。
〔実施の態様〕
(1) 第1のインプラント部分と第2のインプラント部分とを有する整形外科インプラントを屈曲させるように構成された屈曲用具であって、
第1の係合面を画定する第1のジョーを有する第1のジョー組立体と、
前記第1のジョー組立体に移動可能に結合される第2のジョー組立体であって、前記第2のジョー組立体は第2のジョーを有し、前記第2のジョーは基部と、第2の係合面を画定する調節部材とを有し、前記調節部材は、前記第1の係合面と第2の係合面との間にギャップを少なくとも部分的に画定するために、前記第2の係合面が前記第1の係合面に対して移動可能となるように、前記基部に移動可能に結合され、前記ギャップは、前記第2の係合面から前記第1の係合面まで横方向に沿って規定される可変の調節距離を有する、第2のジョー組立体とを備え、
前記第1及び第2のジョー組立体を互いに対して移動させることにより、前記第1及び第2のジョーの少なくとも一方が、少なくとも前記調節距離を減じる前記横方向に移動することになり、また、前記第1及び第2のジョーが、前記ギャップ内に配された前記整形外科インプラントの一部分に力を加えることになり、それにより、前記調節距離によって少なくとも部分的に規定されるオフセット距離だけ、前記第2のインプラント部分に対して前記第1のインプラント部分がオフセットされるように、前記整形外科インプラントが屈曲される、屈曲用具。
(2) 前記オフセット距離が、前記調節距離と前記横方向に沿った前記整形外科インプラントの前記一部分の厚さとの差により規定される、実施態様1に記載の屈曲用具。
(3) 前記調節部材は前記基部に対して並進するように構成されている、実施態様1に記載の屈曲用具。
(4) 前記オフセット距離が、複数のオフセット距離のうちの第1のオフセット距離であり、前記基部は複数の基部マーキングを有し、各基部マーキングは前記複数のオフセット距離のうちの1つに対応し、前記調節部材は調節マーキングを有し、前記調節マーキングは前記複数の基部マーキングのうちの1つと実質的に整列するように構成され、そのため、前記第1のインプラント部分は、前記第2のインプラント部分に対して前記所定のオフセット距離のうちの1つだけ屈曲され得るようになっている、実施態様1に記載の屈曲用具。
(5) 前記調節部材が前記基部に対して漸増的に移動するように構成されている、実施態様1に記載の屈曲用具。
(6) 前記調節部材が、調節本体と、前記調節本体から突出する調節歯とを有し、前記基部が、基部本体と、前記基部本体から突出する基部歯とを有し、前記基部歯が前記調節歯と嵌合するように構成され、そのため、前記調節部材は前記基部に対して漸増的に移動するように構成されている、実施態様5に記載の屈曲用具。
(7) 前記基部が第2の基部であり、前記調節部材が第2の調節部材であり、前記第1のジョーが、第1の調節部材と、前記第1の基部に移動可能に結合される第1の基部とを有する、実施態様1に記載の屈曲用具。
(8) 前記第1の調節部材が前記第1の基部に対して並進するように構成されている、実施態様7に記載の屈曲用具。
(9) 前記第1の調節部材が前記第1の基部に対して漸増的に移動するように構成されている、実施態様8に記載の屈曲用具。
(10) 前記第1の基部が前記第1の係合面を画定する、実施態様7に記載の屈曲用具。
(11) 前記第1及び第2のジョーが、前記横方向に、また前記横断方向に実質的に垂直である横断方向に移動するように構成されている、実施態様1に記載の屈曲用具。
(12) 前記第1のジョー組立体が前記第1のジョーに結合される第1のハンドル部材を有し、前記第2のジョー組立体が前記第2のジョーに結合される第2のハンドル部材を有し、前記第1のハンドル部材と前記第2のハンドル部材が互いに向かって移動することにより、前記第1のジョーと前記第2のジョーは互いに向かって移動することになる、実施態様11に記載の屈曲用具。
(13) 前記第1のハンドル部材と前記第2のハンドル部材を付勢して互いから離すために前記第1のハンドル部材と前記第2のハンドル部材との間に連結される付勢部材を更に備える、実施態様12に記載の屈曲用具。
(14) 前記第2のジョー組立体が、前記調節部材と前記基部との間に連結されるジョー締結具を更に備え、前記ジョー締結具が、非ロック位置とロック位置との間で移動して前記基部に対する前記調節部材の位置を固定するように構成されている、実施態様1に記載の屈曲用具。
(15) 前記第1のジョー組立体と前記第2のジョー組立体を互いに対して移動させることにより、前記第1のジョーと前記第2のジョーの少なくとも一方が、前記調節距離を増加させるように前記第1の横方向とは反対の第2の横方向に移動することになる、実施態様1に記載の屈曲用具。
(16) 前記第2のジョー組立体が前記第1のジョー組立体に旋回式で結合される、実施態様1に記載の屈曲用具。
(17) 前記第1の調節部材が細長部材に結合され、前記細長部材が回転することにより、前記第1の調節部材が前記基部に対して移動することになる、実施態様1に記載の屈曲用具。
(18) 前記基部が前記細長部材の一部分を受容するボアを画定し、前記基部が前記ボアを囲繞するめねじを有し、前記細長部材がおねじを有し、前記おねじが、前記めねじと嵌合するように構成され、そのため、前記細長部材が回転することにより、前記細長部材が前記基部に対して前記横方向に移動するようになっている、実施態様17に記載の屈曲用具。
(19) 前記細長部材に結合されるハンドルを更に備え、前記ハンドルが、ユーザーが前記細長部材を回転させることを可能にするように構成されている、実施態様17に記載の屈曲用具。
(20) 前記細長部材に結合される支持部材を更に備え、前記支持部材がソケットを画定し、前記ソケットは、前記支持部材を回転させることが可能な駆動用具を受容し、それによって前記細長部材を回転させるように構成されている、実施態様17に記載の屈曲用具。
(21) 第1のインプラント部分と第2のインプラント部分とを有する整形外科インプラントを屈曲させるように構成された屈曲用具であって、
第1のジョーを有する第1のジョー組立体と、
第2のジョーを有する第2のジョー組立体であって、前記第2のジョー組立体は、前記第1のジョー組立体に移動可能に結合され、そのため、前記第1のジョーは、少なくとも部分的にギャップを画定するように前記第2のジョーに対して移動可能となり、前記ギャップは前記第1のジョーと前記第2のジョーとの間に配される、第2のジョー組立体とを備え、
前記第1のジョー組立体と前記第2のジョー組立体を互いに対して移動させることにより、前記第1のジョーと前記第2のジョーの少なくとも一方が、横方向及び横断方向に互いに向かって移動することになり、それによって、前記第1及び第2のジョーは、前記ギャップに配された前記整形外科インプラントの一部分に力を加えて前記整形外科インプラントを屈曲させることになり、そのため、前記第1のインプラント部分は、前記第2のインプラント部分に対してあるオフセット距離だけオフセットされるようになっている、屈曲用具。
(22) 前記横方向が前記横断方向に対して実質的に垂直である、実施態様21に記載の屈曲用具。
(23) 前記第1のジョー組立体が第1の係合面を画定し、前記第2のジョー組立体が第2の係合面を画定し、前記第1の係合面と前記第2の係合面は、可変の調節距離を有する前記ギャップを少なくとも部分的に画定し、前記可変の調節距離は、前記第2の係合面から前記第1の係合面まで前記横方向に沿って規定される、実施態様21に記載の屈曲用具。
(24) 前記オフセット距離が前記調節距離によって部分的に規定される、実施態様21に記載の屈曲用具。
(25) 前記オフセット距離が、前記調節距離と前記横方向に沿った前記整形外科インプラントの前記一部分の厚さとの差により規定される、実施態様24に記載の屈曲用具。
(26) 屈曲用具を用いて整形外科インプラントを屈曲させる方法であって、前記屈曲用具は、第1の基部と前記第1の基部に移動可能に結合される第1の調節部材とを有する第1のジョー組立体であって、前記第1の基部は第1の係合面を画定する、第1のジョー組立体と、前記第1のジョー組立体に移動可能に結合される第2のジョー組立体であって、前記第2のジョー組立体は、第2の基部と、前記第2の基部に移動可能に結合される第2の調節部材とを含み、前記第2の調節部材は第2の係合面を画定し、ある調節距離は、前記第2の係合面から前記第1の係合面まで横方向に沿って規定される、第2のジョー組立体と、を有し、前記方法は、
前記調節距離を設定するために、前記第2の調節部材を初期位置から調節位置へと前記第2の基部に対して移動させる工程であって、前記屈曲用具は、前記調節距離によって規定されるオフセット距離にて前記整形外科インプラントを屈曲させるように構成されている、工程と、
前記整形外科インプラントの一部分を前記第1のジョー組立体と前記第2のジョー組立体との間に位置決めする工程と、
前記整形外科インプラントの前記一部分を、第1の形状から、前記第1の形状とは異なる第2の形状へと変形させるために、前記第1のジョー組立体と前記第2のジョー組立体を互いに対して移動させる工程と、を含む方法。
(27) 前記第2の移動させる工程が、前記第1のジョー組立体と前記第2のジョー組立体を互いに対して旋回させることを含む、実施態様26に記載の方法。
(28) 第1のインプラント部分と第2のインプラント部分とを有する整形外科インプラントを屈曲させるように構成された屈曲用具であって、
第1のジョーと、
前記第1のジョーと第2のジョーが長手方向に沿って互いに対して移動可能となるように、前記第1のジョーに移動可能に結合された第2のジョーであって、ギャップが前記第1のジョーと前記第2のジョーとの間に画定され、前記第2のジョーは第1の側部と第2の側部とを有し、前記第2の側部は、前記長手方向に対して実質的に垂直である横方向に沿って前記第1の側部から離間し、前記第1の側部は第1の側面を画定し、前記第2の側部は第1の横壁と第2の横壁とを画定し、前記第2の横壁は、前記横方向及び横断方向に沿って前記第1の横壁から離間し、前記横断方向は、前記長手方向及び横方向に対して実質的に垂直であり、第1の距離は、前記第1の側面から前記第1の横壁まで前記横方向に沿って規定され、第2の距離は、前記第1の側面から前記第2の横壁まで前記横方向に沿って規定される、第2のジョーと、
前記第1及び第2の横壁に沿って前記長手方向に移動するように構成されたローラであって、前記ローラを前記第1及び第2の横壁に対して移動させることにより、前記ローラは、前記ギャップの外側に配された前記整形外科インプラントの一部分に力を加え、それによって前記第2のインプラント部分に対してあるオフセット距離だけ前記第1のインプラント部分がオフセットされるように前記整形外科インプラントを屈曲させることになり、前記オフセット距離は、前記ギャップに配された前記整形外科インプラントの一部分が前記横断方向に沿って前記第1の横壁と実質的に整列するときには前記第1の距離によって、あるいは、前記ギャップに配された前記整形外科インプラントの前記一部分が前記横断方向に沿って前記第2の横壁と実質的に整列するときには前記第2の距離によって、実質的に規定される、ローラと、を備える屈曲用具。
(29) 前記ローラが、第1のローラ部分と、前記第1のローラ部分に結合され、前記第1のローラ部分から離間される第2のローラ部分とを有し、前記第1のローラ部分が第1の横断面寸法を規定し、前記第2のローラ部分が第2の横断面寸法を規定し、前記第1の横断面寸法が前記第2の横断面寸法とは異なる、実施態様28に記載の屈曲用具。
(30) 前記第1のローラ部分が、前記ギャップの外側に配された前記整形外科インプラントの前記一部分に力を加えるために、前記第1の横壁に沿って移動するように構成されている、実施態様29に記載の屈曲用具。
(31) 前記ローラが第1のローラであり、前記屈曲用具が、前記ギャップの外側に配された前記整形外科インプラントの別の部分に力を加えるために、前記第1の側面に沿って移動するように構成された第2のローラを更に備える、実施態様28に記載の屈曲用具。
(32) 前記第1のローラと前記第2のローラを前記第1のジョー及び前記第2のジョーに沿って前記長手方向に同時に駆動するように構成された作動機構を更に備える、実施態様31に記載の屈曲用具。
(33) 前記作動機構が、前記第1のローラに結合される第1の駆動部材と、前記第2の駆動部材に結合される第2の駆動部材と、前記第1の駆動部材と前記第2の駆動部材との間に連結される第3の駆動部材とを有し、前記第3の駆動部材がある回転軸を中心として回転することにより、前記第1の駆動部材と第2の駆動部材がそれぞれ反対の方向に同時に移動することになる、実施態様32に記載の屈曲用具。
(34) 前記第1の駆動部材が第1のラックとして構成され、前記第2の駆動部材が第2のラックとして構成され、前記第3の駆動部材が、前記第1及び第2のラックと嵌合するように構成されたピニオンとして構成される、実施態様33に記載の屈曲用具。
(35) 前記第1の側面が実質的に平面状であり、前記第2のローラが、実質的に一定の横断面を画定する、実施態様31に記載の屈曲用具。
(36) 前記第1のジョーと前記第2のジョーが、前記ギャップに配された前記整形外科インプラントの前記一部分に力を加えるために、互いに対して移動し、それによって前記整形外科インプラントを前記第1及び第2のジョーに対して保持するように構成されている、実施態様28に記載の屈曲用具。
(37) 前記第1のジョーが不動のままである間に、前記第2のジョーが前記第1のジョーに対して移動するように構成されている、実施態様36に記載の屈曲用具。
(38) 用具本体と、前記用具本体に移動可能に結合されたアクチュエータとを更に備え、前記アクチュエータが、前記アクチュエータを前記用具本体に対して移動させることによって前記第2のジョーが前記第1のジョーに対して移動するように前記第2のジョーに結合されている、実施態様37に記載の屈曲用具。

Claims (12)

  1. 第1のインプラント部分と第2のインプラント部分とを有する整形外科インプラントを屈曲させるように構成された屈曲用具であって、
    第1の係合面を画定し、第1の基部と、前記第1の基部に対して移動可能に結合される第1の調節部材とを有する第1のジョーを有する第1のジョー組立体と、
    前記第1のジョー組立体に移動可能に結合される第2のジョー組立体であって、前記第2のジョー組立体は第2のジョーを有し、前記第2のジョーは、前記第1の係合面から横方向に離間した第2の係合面を画定し、前記第2のジョーは、第2の基部と、第2の調節部材とを有し、前記第2の調節部材は、前記第1の係合面と前記第2の係合面との間にインプラント受容用ギャップを少なくとも部分的に画定するように前記第2の係合面が前記第1の係合面に対して移動可能となるように、前記第2の基部に移動可能に結合され、前記ギャップは、前記第2の係合面から前記第1の係合面まで前記横方向に沿って画定された変更可能な調節距離を有し、前記整形外科インプラントが前記インプラント受容用ギャップ内に配され、前記第1のジョー及び前記第2ジョーが開位置から閉位置へと移動すると、前記第1及び第2の係合面が前記整形外科インプラントと係合するように構成されている、第2のジョー組立体とを備え、
    前記第1及び第2のジョー組立体を互いに対して移動させることにより、a)前記第1及び第2のジョーの少なくとも一方が、前記調節距離を減じるように少なくとも前記横方向に移動することになり、b)前記第1及び第2のジョーが、前記ギャップ内に配された前記整形外科インプラントの一部分に力を加えることになり、それにより、前記調節距離よりも小さいオフセット距離だけ、前記第2のインプラント部分に対して前記第1のインプラント部分がオフセットされるように、前記整形外科インプラントが屈曲され
    前記第1の係合面は、前記第1の調節部材によって画定される第1の調節係合面と、前記第1の基部によって画定される第1の基部係合面とを含み、前記第2の係合面は、前記第2の調節部材によって画定される第2の調節係合面と、前記第2の基部によって画定される第2の基部係合面とを含み、前記変更可能な調節距離は、前記第2の調節係合面から前記第1の基部係合面まで前記横方向に沿って画定される、屈曲用具。
  2. 前記オフセット距離が、複数のオフセット距離のうちの第1のオフセット距離であり、前記第2の基部は複数の基部マーキングを有し、各基部マーキングは前記複数のオフセット距離のうちの1つに対応し、前記第2の調節部材は調節マーキングを有し、前記調節マーキングは前記複数の基部マーキングのうちの1つと実質的に整列するように構成され、そのため、前記第1のインプラント部分は、前記第2のインプラント部分に対して所定の前記オフセット距離のうちの1つだけ屈曲され得るようになっている、請求項1に記載の屈曲用具。
  3. 前記第1及び第2の調節部材のうち一方が、調節本体と、前記調節本体から突出する調節歯とを有し、前記第1及び第2の基部のうち対応する一つが、基部本体と、前記基部本体から突出する基部歯とを有し、前記基部歯が前記調節歯と嵌合するように構成され、そのため、前記調節部材は前記基部に対して漸増的に移動するように構成されている、請求項1に記載の屈曲用具。
  4. 前記オフセット距離は、前記変更可能な調節距離と、前記ギャップ内に配された前記整形外科インプラントの部分の前記横方向に沿った厚みとの差である、請求項1に記載の屈曲用具。
  5. 前記第1及び第2のジョーが、前記横方向に、かつ前記横方向に実質的に垂直である横断方向に、互いに対して移動するように構成されている、請求項1に記載の屈曲用具。
  6. 前記第1のジョー組立体が前記第1のジョーに結合される第1のハンドル部材を有し、前記第2のジョー組立体が前記第2のジョーに結合される第2のハンドル部材を有し、前記第1のハンドル部材と前記第2のハンドル部材が互いに向かって移動することにより、前記第1のジョーと前記第2のジョーは互いに向かって移動することになる、請求項5に記載の屈曲用具。
  7. 前記第1のハンドル部材と前記第2のハンドル部材を付勢して互いから離すために前記第1のハンドル部材と前記第2のハンドル部材との間に連結される付勢部材を更に備える、請求項6に記載の屈曲用具。
  8. 前記第2のジョー組立体が、前記第2の調節部材と前記第2の基部との間に連結されるジョー締結具を更に備え、前記ジョー締結具が、非ロック位置とロック位置との間で移動して前記第2の基部に対する前記第2の調節部材の位置を固定するように構成されている、請求項1に記載の屈曲用具。
  9. 前記第2のジョー組立体は、前記第1及び第2のジョーが前記横方向に沿って互いに近づく方向、及び互いから離れる方向に移動するように、前記第1のジョー組立体に旋回式で結合される、請求項1に記載の屈曲用具。
  10. 前記第1の調節部材が細長部材に結合され、前記細長部材が回転することにより、前記第1の調節部材が前記第1の基部に対して移動することになる、請求項1に記載の屈曲用具。
  11. 前記第1の基部が前記細長部材の一部分を受容するボアを画定し、前記第1の基部が前記ボアを囲繞するめねじを有し、前記細長部材がおねじを有し、前記おねじが、前記めねじと嵌合するように構成され、そのため、前記細長部材が回転することにより、前記細長部材が前記第1の基部に対して前記横方向に移動するようになっている、請求項10に記載の屈曲用具。
  12. 前記細長部材に結合される支持部材を更に備え、前記支持部材がソケットを画定し、前記ソケットは、前記支持部材を回転させることが可能な駆動用具を受容し、それによって前記細長部材を回転させるように構成されている、請求項10に記載の屈曲用具。
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