JP4261220B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタ等の画像形成装置に関し、特に、インターロック機能を有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機、プリンタ等の画像形成装置には、当該装置に設けられたレーザ発光部、定着部の加熱ヒータ、あるいは用紙の搬送装置等の駆動部などに異常が生じた場合、この状況を検出して故障や事故を未然に防止するインターロック機能が備えられている(以降、上記レーザ発光部、加熱ヒータ、又は駆動部等のインターロックされる対象となる装置部分をインターロック対象部という)。上記インターロック機能は、単純な機構を有し、かつ、誤動作が生じないものが要求される。例えば、異常時においてインターロック対象部への供給電力を停止させるといった方法は、単純かつ確実に上記故障や事故を防止できる方法であるため、当該インターロックに関する1つの技術として従来からよく利用されている。
【0003】
しかしながら、たとえ供給電力が停止されたとしても、例えば上記レーザ発光部におけるレーザ駆動回路へのビデオ信号等の入力信号がハイ(High)レベルとなっていた場合、この入力信号は、例えばサージ吸収用のクランプダイオードを経由してレーザ駆動回路へ流れ込み、当該レーザ駆動回路に電力を供給することになってしまう。また、ビデオ信号の出力インピーダンスが低い場合には、結果的にレーザを駆動してしまう可能性がある。これに関し、特許文献1では、図4に示すように、画像形成装置のカバー等の扉部の開閉動作をスイッチ601(ドアスイッチ)によって検出し、当該スイッチ601によってレーザダイオード602をレーザ駆動させるための駆動回路603に対する、電源供給部604からの供給電力を遮断することによってインターロック機能を実現している。このインターロック機能では、スイッチ601によって遮断される電力ライン(給電線)における分離給電線605の電圧と所定の閾値電圧とがコンパレータ606(比較回路)によって常時比較され、この分離給電線605の電圧が当該閾値電圧より低い場合、信号ドライバ607から出力されるビデオ信号は、図略のゲート回路により強制的にロー(Low)レベルに変更される。これにより、駆動回路603に入力されるビデオ信号が、クランプダイオード608及び分離給電線605を介してレーザ駆動部609側から制御部610側に回り込み、例えば図略のコンデンサを充電してしまい、このコンデンサの電圧がゼロとならないために、信号ドライバ607からのビデオ信号の出力が継続されてレーザダイオード602からのレーザ発光が持続されてしまうといったことが防止されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平08−137346号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述のインターロック機能によれば、上記インターロック対象部への供給電力を遮断すると共に、当該インターロック対象部へ向けた出力信号(インターロック対象部位への入力信号)も全てオフにし、信号ラインを介した入力信号による電力供給を遮断する必要がある。そこで、上記出力信号を全てオープンドレイン出力とし、インターロック対象部側で信号ラインに対してプルアップを行えば、この信号ラインは自動的にHigh−Z(ハイインピーダンス)あるいはローレベルの状態となり、当該信号ラインを経由した電力供給を防ぐことができる。
【0006】
ところで、上記ビデオ信号は、例えばLVDS(Low Voltage Differential Signaling)伝送(低電圧差動伝送)などの伝送方法が用いられており、高速な信号伝達が行われる。しかしながら、上記オープンドレイン出力はスイッチング速度が遅く、高速な信号伝達には適していない。このため、インターロック対象部(レーザ駆動部609)への電力供給が遮断されたことを制御部610へ通知するための信号(以降、インターロック通知信号という)を高速に伝達するために、当該オープンドレイン出力を利用せず、例えば上記図4に示すように、レーザ駆動部609から制御部610へ至る分離給電線605等を上記インターロック通知信号専用の独立信号線として設ける必要が生じる。この結果、基板間配線の増加、又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)などの機能ピン(ICピン)等の増加を招き、コストアップの要因となってしまう。
【0007】
そこで、本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、異常時におけるインターロック対象部の駆動を確実に停止でき、かつ、インターロック通知信号専用の信号線や機能ピン等の部品点数が削減され、ひいてはコストダウンを図ることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、装置の誤操作時及び誤作動時の安全確保のためインターロックされる該装置におけるインターロック対象部と、少なくとも前記インターロック対象部へ電力供給を行う電力供給部とを備えた画像形成装置であって、前記電力供給部と前記インターロック対象部との間に介設され、該インターロック対象部への電力供給のオン、オフ切り替えが可能な切り替え手段と、前記インターロック対象部の動作を制御する制御手段とを備え、前記インターロック対象部は、静電潜像を形成するべく像担持体表面をレーザ光を用いて露光する露光手段と、前記レーザ光を検出するビーム検出手段とを含み、前記制御手段は、前記露光手段に前記レーザ光を発光させるべく該露光手段を駆動させるための駆動信号を出力する駆動信号出力手段と、前記ビーム検出手段からの出力信号を検出する信号検出手段とを含み、前記信号検出手段は、前記切り替え手段のオン時において、前記ビーム検出手段から出力された前記レーザ光の検出情報を含む第1の状態の信号を検出し、前記第1の状態の信号は、前記切り替え手段のオンからオフへの切り替えに対応して該第1の状態と異なる第2の状態の信号に切り替わり前記信号検出手段は、前記切り替え手段がオフされた場合に、前記第2の状態の信号を検出することにより前記露光手段がインターロックされたことを検出し、該インターロックされたことの検出に対応して前記駆動信号出力手段に駆動信号の出力を停止させることを特徴とする画像形成装置である。
【0009】
上記構成によれば、切り替え手段がオンされている時は、インターロック対象部との間における、該インターロック対象部の所定の動作情報を含む第1の状態の信号が制御手段によって検出されている。この第1の状態の信号は、切り替え手段がオンからオフへ切り替えられると当該第1の状態と異なる第2の状態の信号に変化する。制御手段は、この切り替え手段がオフとなった場合、すなわち、インターロック対象部への電力供給が停止された場合に、前記第1の状態から変化した第2の状態の信号を検出することにより、前記インターロック対象部がインターロックされたことを検出する。このように、インターロック対象部がインターロックされたことを検出するために、インターロック対象部及び制御手段間における既存の信号が利用される。これにより、インターロック対象部及び制御手段間における、インターロックされたことを示す情報を含むインターロック信号専用の信号線が削除される。よって、インターロック対象部からの、インターロック対象部の駆動電源となる可能性のある信号の回り込みが防止されてインターロック時のインターロック対象部の駆動が確実に停止され、かつ、信号線数及び機能ピン等の部品点数が削減されてコストダウンが図られる。
【0010】
また、切り替え手段がオンされている時は、ビーム検出手段から出力されたレーザ光の検出情報を含む第1の状態の信号が検出手段によって検出されている。この第1の状態の信号は、ビーム検出手段によって、切り替え手段のオンからオフへの切り替えに対応して該第1の状態と異なる第2の状態の信号へ切り替えられる。そして、切り替え手段がオフされた場合に、信号検出手段によって、この第2の状態の信号が検出されることにより露光手段がインターロックされたことが検出され、かつ、当該検出に対応して駆動信号出力手段に駆動信号の出力を停止させる。このように、露光手段がインターロックされたことを検出するために、露光手段及び制御手段間における既存の信号が利用される。これにより、露光手段及び制御手段間におけるインターロック信号専用の信号線が削除され、よって、露光手段からの、当該露光手段の駆動電源となる可能性のある信号の回り込みが防止されてインターロック時の当該露光手段の駆動が確実に停止され、かつ、信号線数及び機能ピン等の部品点数が削減されてコストダウンが図られる。
【0011】
請求項記載の発明は、上記請求項記載の画像形成装置において、前記第2の状態の信号は、ローレベル状態の信号であって、前記信号検出手段は、前記ローレベル状態の信号が所定時間以上継続された条件において、前記駆動信号出力手段に前記駆動信号の出力を停止させることを特徴とする。この構成によれば、ビーム検出手段からの出力信号が誤動作等によりローレベル状態になった場合に、直ちに駆動信号出力手段から出力されている駆動信号が停止されるといったことが起こらず、確実にインターロック時における露光手段の駆動停止が行なわれる。
【0012】
請求項記載の発明は、上記請求項又は記載の画像形成装置において、前記露光手段のレーザ光における装置外の光路の発生を防止するためのカバーをさらに備え、前記切り替え手段は、該カバーの開閉動作に対応して前記電力供給部から前記インターロック対象部への電力供給のオン、オフ切り替えを行うことを特徴とする。この構成によれば、カバーが開かれたとき、露光手段及びビーム検出手段への電力供給が停止されてインターロック状態となり、当該露光手段からのレーザ光が眼に入射されるといった事故が確実に防止される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る画像形成装置の一例としての複写機について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の一例である複写機1の内部構成を概略的に示す断面図である。複写機1は、本体部2と、本体部2の左方に配設されたスタックトレイ3と、本体部2の上部に配設された原稿読取部5と、原稿読取部5の上方に配設された原稿給送部6とを備えている。また、複写機1のフロント部には、ユーザが印刷実行指示を入力するためのスタートキー471と、印刷部数等を入力するためのテンキー472と、各種複写動作の設定等を入力するための操作ガイド情報等を表示すると共に、各種操作指令を入力するための種々の操作ボタン等が表示される液晶表示器(LCD)等からなる表示器473(ディスプレイ)とを備えて構成される操作パネル47が設けられている。
【0014】
原稿読取部5は、CCD(Charge Coupled Device)センサ及び露光ランプ等からなるスキャナ51と、ガラス等の透明部材により構成された原稿台52(プラテンガラス)及び原稿読取スリット53とを備える。スキャナ51は、図略の駆動部によって移動可能に構成され、原稿台52に載置された原稿を読み取るときには原稿台52に対向する位置に移動され、原稿画像を走査しつつ取得した画像データを後述する制御部10へ出力する。また、スキャナ51は、原稿給送部6により搬送された原稿を読み取るときには原稿読取スリット53と対向する位置に移動され、原稿読取スリット53を介して原稿給送部6による原稿の搬送動作と同期して原稿の画像を取得し、その画像データを制御部10へ出力する。
【0015】
原稿給送部6は、原稿を載置するための原稿載置部61と、画像読み取り後の原稿を排出するための原稿排出部62と、原稿載置部61に載置された原稿を1枚ずつ順に繰り出して上記原稿読取スリット53に対向する位置へ搬送し、原稿排出部62へ排出するための給紙ローラ及び搬送ローラ等からなる原稿搬送機構63を備える。また、原稿給送部6は可倒式に構成されており、原稿台52上面を開放するように上方に持ち上げることにより、原稿台52の上面に、読み取り原稿、例えば見開き状態にされた書籍等を載置することが可能に構成されている。
【0016】
本体部2は、それぞれサイズが異なる記録紙を収納する複数の給紙カセット461と、給紙カセット461から記録紙を1枚ずつ繰り出して後述する記録部40へ搬送する給紙ローラ462と、給紙カセット461から搬送されてきた記録紙に画像を形成する記録部40とを備えている。
【0017】
記録部40は、スキャナ51で取得された画像データに基づいてレーザ光を出力して感光体ドラム43を露光し、当該感光体ドラム43の表面に静電潜像を形成する光学ユニット42と、上記静電潜像に基づいて感光体ドラム43上にトナー像を形成する画像形成部44と、感光体ドラム43上のトナー像を記録紙に転写する転写部41と、トナー像が転写された記録紙を加熱してトナー像を記録紙に定着させる定着部45と、記録部40内の用紙搬送路中に設けられた搬送ローラ等によって記録紙を搬送し、この記録紙をスタックトレイ3又は排出トレイ48へ排出する用紙搬送装置46とを備えている。
【0018】
ところで、上記光学ユニット42は、回転鏡面、すなわち、各面が鏡になっている多角柱(例えば六角柱)体からなりモータ等により高速回転する所謂ポリゴンミラーを含んでおり、当該ポリゴンミラーの鏡面に図略のレーザ光発信部から発信されたレーザ光(レーザビーム)を照射させ、回転に伴って変化する当該鏡面の反射角によってレーザ光を左右方向(主走査方向)に振り、図略の焦点レンズ等を介してレーザ光を感光体ドラム43の表面上に照射する。また、光学ユニット42は、上記ポリゴンミラーによって反射されたレーザ光を検出する後述のビーム検出部12を含んでいる。
【0019】
本体部2は、扉カバー491と、電源供給部492と、スイッチ493とをさらに備えている。扉カバー491は、本体部2の前面(フロント部)を覆う状態にヒンジ等により開閉自在に取り付けられており、当該扉カバー491が閉状態のときにはユーザが本体部2の内部(例えば光学ユニット42や用紙搬送装置46)に触れることができないようになっている。
【0020】
電源供給部492は、インターロック対象部を含む、複写機1の装置各部への電力供給を行うものである。スイッチ493は、上記扉カバー491の開閉動作に対応して、電源供給部491から装置各部へ供給される電力(装置各部の駆動電源)のオン、オフ(ON/OFF)の切り替えを行うものであり、電源供給部492からの電源ラインに直列に介設され、1次電源のオン、オフ切替えを行う所謂メインスイッチ(電源スイッチ)である。なお、スイッチ493は装置の外面適所に配設されて装置外面に露呈しており、外部操作可能となっている。
【0021】
図2は、図1に示す複写機1のインターロック対象部及びその制御系を主に示す構成図である。図2に示すように、インターロック対象部に含まれる光学ユニット42、定着部45及び駆動部200は、スイッチ493(インターロックスイッチ)を介して電源供給部492から電力が供給される。スイッチ493のオン時には、上記インターロック対象部に電力供給が行なわれ、スイッチ493のオフ時には、インターロック対象部への電力供給が停止される。
【0022】
光学ユニット42は、上述のように記録部40に備えられており感光体ドラム43の表面に静電潜像を形成するものである。この光学ユニット42は、レーザ駆動部11及びビーム検出部12を含んでいる。レーザ駆動部11は、上述のようにレーザ光発信部やポリゴンミラー等を備え、感光体ドラム43上へレーザ光を照射させるべくレーザ駆動を行なうものである。ビーム検出部12は、上記レーザ駆動部11から発信され、ポリゴンミラーによって反射されたレーザ光を検出するものである。
【0023】
定着部45は、上述のように感光体ドラム43上からトナー像が転写された記録紙を加熱し、このトナー像を記録紙に定着させるものであり、ハロゲンランプ等の加熱ヒータ451が内蔵された熱ローラを備え、当該熱ローラを上記記録紙に押し当てることで上記トナー像の定着を行う。
【0024】
駆動部200は、記録部40、原稿搬送機構63及び用紙搬送装置46などにおける、例えば上記熱ローラや搬送ローラ等のローラ部201、及び装置の可動部における歯車の噛み合い部であるギア部202といった、装置各部の駆動部分を示している。
【0025】
なお、スイッチ493がオフされると、光学ユニット42のレーザ駆動部11及びビーム検出部12、定着部45の加熱ヒータ451、及び駆動部200(ローラ部やギア部)への電力供給が停止され、これにより、インターロック対象部がインターロックされる。
【0026】
制御部10は、複写機1の制御プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)及びデータを一時的に保管したり、作業領域として機能するRAM(Random Access Memory)が内蔵されたマイクロコンピュータ等からなり、印刷動作の各種制御信号を記録部40等の各ブロックに出力し、複写機1全体の制御を司るものである。制御部10は、後段で詳述するように上記レーザ駆動部11へ当該レーザ駆動部11をレーザ駆動(レーザ発光)させるための駆動信号を出力し、かつ、上記ビーム検出部12から出力された信号の検出を行なう。なお、制御部10は、電源供給部492から電力供給が行なわれている。
【0027】
図3は、上記図2における制御部10、電源供給部492、スイッチ493及び光学ユニット42の詳細を示す構成図であり、インターロック対象部からの出力信号を、インターロック通知信号として利用する一例を示している。
【0028】
図3に示すように、レーザ駆動部11は、レーザ光を発光する半導体であるレーザダイオード111と、このレーザダイオード111を駆動するための駆動回路112とを主に備えている。駆動回路112によって駆動されたレーザダイオード111はレーザ光を発光し、このレーザ光は、図略のポリゴンミラーに反射されて感光体ドラム43表面上を照射(露光)する。制御部10は、駆動回路112へ向けて当該駆動回路112を駆動するためのビデオ信号(駆動信号)を出力するための信号ドライバ101を備えている。この信号ドライバ101と駆動回路112とは、上記ビデオ信号を伝達するための信号線(以降、駆動信号線という)で連結されている。なお、この駆動信号線における駆動回路112の前段にクランプダイオード113が設けられ、当該信号ドライバ101から出力されたビデオ信号が駆動回路112に入力される際の、余分な電圧がカットされる構成となっている。
【0029】
ビーム検出部12は、フォトダイオード121及びアンプ122(増幅回路)を主に備えている。ビーム検出部12は、フォトダイオード121によって上記ポリゴンミラーからのレーザ反射光を受光し、当該受光されたレーザ光をアンプ122によって増幅し、所定の検出信号(以降、ビーム検出信号という)として制御部10へ向けて出力する。このビーム検出信号は、所定のパルスの形態を有し、上記ビデオ信号の水平同期周期、すなわち、ビデオ信号の水平方向の開始タイミングを取るための信号である。このパルス信号は、例えば約300μsの水平同期周期を有しており、当該300μsの周期毎に負論理の値をとり、すなわち、ローレベル状態となり、それ以外はハイレベル状態となっている。なお、上記ローレベル状態の継続時間は例えば約1μsである。
【0030】
制御部10は、上記ビーム検出信号を検出する信号検出部102を備えている。この信号検出部102によってビーム検出信号が検出されると、信号検出部102から信号ドライバ101へ上記水平同期周期の情報を含む信号が出力される。信号ドライバ101は、この水平同期周期の情報を含む信号に基づいて、レーザ駆動部11の駆動回路112へ当該水平同期周期を有したビデオ信号を送信する。
【0031】
ところで、レーザ駆動部11及びビーム検出部12は、スイッチ493を介して電源供給部492から電力供給が行なわれている。扉カバー491が開かれるなどしてスイッチ493がオフされると、レーザ駆動部11及びビーム検出部12への電力供給が停止される。このビーム検出部12への電力供給の停止は、レーザ駆動部11への電力供給が停止されるのと連動して(同時に)行なわれる。このように、ビーム検出部12の電力供給がインターロックにより停止されると、ビーム検出部12の上記アンプ122の後段に設けられたクランプダイオード123により、ビーム検出信号は、上記パルスの状態からローレベルの状態(電圧値が0ボルト)に切り替わる。このようにビーム検出信号がローレベル状態に切り替わった時点からの経過時間が、例えば2μs以上経過した条件、すなわち、タイマによるカウント値が例えば2μs以上となった条件において、上記信号検出部102によりビーム検出部12への電力供給が停止されたことが判別される。信号検出部102は、この判別結果に基づいて、信号ドライバ101からの出力をHigh−Zの状態にさせるための情報を含む信号を当該信号ドライバ101に対して出力する。信号ドライバ101は、上記High−Zの状態にさせる信号に基づいてビデオ信号の出力を停止させる。なお、信号検出部102は、内部に図略の時間計測用のタイマを備えており、この時間計測用のタイマによってビーム検出信号が上記ローレベル状態に切り替えられた時点からの経過時間(持続時間)がカウントされる。
【0032】
このように、インターロック対象部への電力供給が遮断されてインターロックされた場合、ビーム検出部12から出力されるビーム検出信号といった、既存の所定の動作信号(機能信号)の信号状態の変化が検出されることにより、インターロック対象部(ここでは、光学ユニット42)がインターロックされたことが制御部10へ通知される。すなわち、専用のインターロック通知信号を用いる必要がなくなり(インターロック通知信号専用の信号線を設ける必要がなくなり)、既存の動作信号がインターロック通知信号として利用(共用)される。よって、上記インターロック通知信号専用の信号線を介しての、当該インターロック対象部の駆動電源となる可能性のある信号のインターロック対象部からの回り込み等が防止され、よって、インターロック時におけるインターロック対象部の駆動が確実に停止される。また、上記専用の信号線の削除、また、当該信号線の削除に対応してASIC等の機能ピン等の部品点数が低減でき、ひいてはコストダウンを図ることができる。
【0033】
また、制御部10の信号検出部102は、上述のようにビーム検出信号がローレベル状態になった時点からの継続時間を上記タイマ等により計測し、所定時間以上この状態が継続したことを判別し、この判別結果に基づいて信号ドライバ101からの出力を停止させる構成であるため、ビーム検出部12からのビーム検出信号が、誤動作等によってローレベル状態になった場合においても、直ちに信号ドライバ101からのビデオ信号の出力が停止してしまうといったことがなく、確実にインターロック対象部の駆動停止を行うことができる。また、扉カバー491が開かれたときに、スイッチ493がオフされてインターロック対象部が上述のように確実にインターロックされるため、例えば装置の内部点検のため扉カバー491が開かれた場合などにおいて、光学ユニット42からのレーザ光が誤って眼に入射されるといった事故を未然に、確実に防止することができる。
【0034】
なお、本発明は以下の態様をとることができる。
(A)本実施形態においては、インターロック対象部がインターロック状態となっていることを制御部10へ通知するために、インターロック対象部からの出力信号(例えばビーム検出部12では、ビーム検出信号といった出力信号)を利用しているが、インターロック対象部への入力信号を利用してもよい。例えば、インターロック対象部の入力部に、プルアップ抵抗やクランプダイオード等を設け、インターロック対象部への入力信号を状態出力として用い、この状態出力の信号をインターロック通知信号として利用してもよい。なお、このように入力信号を状態出力として用いるためには、例えば、インターロック対象部への電力供給が停止された場合に、インターロック対象部の相手側(制御部10)が信号出力を行なわずにHigh−Z状態となれば、インターロック対象部及び制御部10間の信号の電位は0Vとなり、また、インターロック状態でない場合に、制御部10が信号出力を行なわずにHigh−Z状態となれば、当該信号の電位は電源電圧となるような回路構成(信号伝送路)であることが好ましい。
【0035】
(B)本実施形態においては、スイッチ493を扉カバーの開閉動作に対応させてオン、オフさせる構成であるが、当該扉カバー491の開閉動作だけでなく、これ以外の可動部の動作を検出することによって当該スイッチ493のオン、オフ動作が行なわれる構成であってもよい。例えば、本体部2の前面の扉カバー491を含め、装置の側面のカバーの開閉動作、あるいは給紙カセット461の出し入れ動作等の検出によりスイッチ493のオン、オフ動作が行なわれてもよい。
【0036】
(C)本実施形態においては、電源供給部492は、装置全体(装置各部)へ電力供給を行なうものであるが、当該電源供給部492をインターロック対象部専用の電源として用いる構成であってもよい。
【0037】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、インターロック対象部がインターロックされたことを検出するために、インターロック対象部及び制御手段間における既存の信号が利用される。これにより、インターロック対象部及び制御手段間における、インターロックされたことを示す情報を含むインターロック信号専用の信号線を削除することができる。よって、インターロック対象部からの、インターロック対象部の駆動電源となる可能性のある信号の回り込みが防止されてインターロック時のインターロック対象部の駆動が確実に停止され、かつ、信号線数及び機能ピン等の部品点数が削減されてコストダウンを図ることができる。
【0038】
また、露光手段がインターロックされたことを検出するために、露光手段及び制御手段間における既存の信号が利用される。これにより、露光手段及び制御手段間におけるインターロック信号専用の信号線を削除することができ、よって、露光手段からの、当該露光手段の駆動電源となる可能性のある信号の回り込みが防止されてインターロック時の当該露光手段の駆動が確実に停止され、かつ、信号線数及び機能ピン等の部品点数が削減されてコストダウンを図ることができる。
【0039】
請求項記載の発明によれば、ビーム検出手段からの出力信号が誤動作等によりローレベル状態になった場合に、直ちに駆動信号出力手段から出力されている駆動信号が停止されるといったことが起こらず、確実にインターロック時における露光手段の駆動停止を行うことができる。
【0040】
請求項記載の発明によれば、カバーが開かれたとき、露光手段及びビーム検出手段への電力供給が停止されてインターロック状態となり、露光手段からのレーザ光が眼に入射されるといった事故を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る画像形成装置の一例である複写機の内部構成を概略的に示す断面図である。
【図2】 図1に示す複写機のインターロック対象部及びその制御系を主に示す構成図である。
【図3】 図2における制御部、電源供給部、スイッチ及び光学ユニットの詳細を示す構成図である。
【図4】 従来における複写機のインターロック対象部及びその制御系を主に示す構成図である。
【符号の説明】
1 複写機(画像形成装置)
10 制御部(制御手段)
101 信号ドライバ(駆動信号出力手段)
102 信号検出部(信号検出手段)
11 レーザ駆動部(露光手段、インターロック対象部)
111 レーザダイオード
112 駆動回路
113 クランプダイオード
12 ビーム検出部(ビーム検出手段、インターロック対象部)
121 フォトダイオード
122 アンプ
123 クランプダイオード
200 駆動部(インターロック対象部)
42 光学ユニット
43 感光体ドラム(像担持体)
45 定着部
451 加熱ヒータ(インターロック対象部)
491 扉カバー(カバー)
492 電源供給部
493 スイッチ(切り替え手段)

Claims (3)

  1. 装置の誤操作時及び誤作動時の安全確保のためインターロックされる該装置におけるインターロック対象部と、少なくとも前記インターロック対象部へ電力供給を行う電力供給部とを備えた画像形成装置であって、
    前記電力供給部と前記インターロック対象部との間に介設され、該インターロック対象部への電力供給のオン、オフ切り替えが可能な切り替え手段と、
    前記インターロック対象部の動作を制御する制御手段とを備え、
    前記インターロック対象部は、静電潜像を形成するべく像担持体表面をレーザ光を用いて露光する露光手段と、前記レーザ光を検出するビーム検出手段とを含み、
    前記制御手段は、前記露光手段に前記レーザ光を発光させるべく該露光手段を駆動させるための駆動信号を出力する駆動信号出力手段と、前記ビーム検出手段からの出力信号を検出する信号検出手段とを含み、
    前記信号検出手段は、前記切り替え手段のオン時において、前記ビーム検出手段から出力された前記レーザ光の検出情報を含む第1の状態の信号を検出し、
    前記第1の状態の信号は、前記切り替え手段のオンからオフへの切り替えに対応して該第1の状態と異なる第2の状態の信号に切り替わり
    前記信号検出手段は、前記切り替え手段がオフされた場合に、前記第2の状態の信号を検出することにより前記露光手段がインターロックされたことを検出し、該インターロックされたことの検出に対応して前記駆動信号出力手段に駆動信号の出力を停止させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第2の状態の信号は、ローレベル状態の信号であって、
    前記信号検出手段は、前記ローレベル状態の信号が所定時間以上継続された条件において、前記駆動信号出力手段に前記駆動信号の出力を停止させることを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
  3. 前記露光手段のレーザ光における装置外の光路の発生を防止するためのカバーをさらに備え、
    前記切り替え手段は、該カバーの開閉動作に対応して前記電力供給部から前記インターロック対象部への電力供給のオン、オフ切り替えを行うことを特徴とする請求項又は記載の画像形成装置。
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