JP2019001013A - 画像形成装置およびセンサ - Google Patents

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幸宣 井口
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Abstract

【課題】電気回路を複雑にすることなく、搬送路におけるシートが残留する位置を報知する。
【解決手段】シートP1を搬送して当該シートP1に画像を形成する画像形成装置は、光60を射出する発光部511と光60を受光して光電変換する受光部512とを少なくとも備え、シートP1の搬送路30上の検出位置におけるシートP1の有無に応じた信号を出力するセンサ5a(5)と、検出位置にシートP1が有るときまたは無いときに光60が入射するよう配置され、入射した光60を発光部511と受光部512との間の光路510の外であるユーザ70による視認が可能な表示位置522Eへ導く導光部材52Bと、を有する。
【選択図】図6

Description

本発明は、画像形成装置およびセンサに関する。
コピー機およびプリンタなどのようにシートに画像を形成する画像形成装置は、印刷ジョブの実行中にジャムが発生すると、シートの搬送を停止し、印刷ジョブの実行を中断する。そして、搬送路内に残留しているシートを取り除くようユーザに促すメッセージを操作パネルのディスプレイにより表示する。
特にシートが通る経路が長かったり複雑であったりする場合には、ユーザが残留しているシートを見つけるのに手間取ることがある。
そこで、シートが残留している位置をユーザが容易に知ることができるようにするための技術として、特許文献1〜4に記載の先行技術が提案されている。
特許文献1、2には、搬送の経路に沿って複数の発光ダイオード(LED)を配置しておき、ジャムが発生したときに、シートの残留位置に対応する位置に配置されたLEDを発光させる制御を行うことが開示されている。
特許文献3には、残紙検知センサとして設けたフォトインタラプタがオンになると、ユーザが容易に視認できる場所に設けられた報知用の発光素子に自動的に電流が流れて発光素子が発光する表示回路が開示されている。
特許文献4には、搬送路からシートを取り除くためのドアを閉めた状態でユーザがシートの残留の有無を知ることが可能な画像形成装置が開示されている。この画像形成装置は、シートの有無を光学的に検出するセンサとこのセンサがシートを検出したときに発光する報知用のLEDとを一体化したユニット、およびこのユニットからドアに設けた窓まで報知用のLEDが放つ光を導く光ケーブルを有する。
また、スキャナに備わる原稿照明用の光源と画像読取り用のイメージセンサとを用いて搬送中の原稿シートの先端を検出するための先行技術として、特許文献5に記載の技術がある。特許文献5には、搬送路を介して光源と対向する位置に導光部材を配置し、光源からの照明光を導光部材によりイメージセンサによる読取り位置へ導くことが開示されている。
特開2011−158866号公報 特開2015−210294号公報 特開2015−172638号公報 特開2005−044894号公報 特開平10−294833号公報
上に述べた特許文献1〜4の技術を適用する場合には、シートが残留している位置をユーザに知らせる発光素子に対して給電用の配線を行わなければならない。特に、搬送の経路に沿って発光素子を複数配置する場合には、給電線の本数が増える。また、特許文献1、2の技術のように発光素子の点灯/消灯をコントローラにより制御する場合には、給電線だけでなく制御信号線を配線しなければならない。
つまり、ユーザへの報知のために発光素子を配置することにより画像形成装置内の電気回路部品数が増えるとともに配線が複雑になり、断線、接触不良、サージによる破損など、電気回路に特有の障害が生じるおそれが大きくなる。
特許文献5には、シートの残留位置をユーザに報知することについての開示はない。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたもので、電気回路を複雑にすることなく、搬送路におけるシートが残留する位置の報知を実現することを目的とする。
本発明の実施形態に係る画像読取り装置は、シートを搬送して当該シートに画像を形成する画像形成装置であって、光を射出する発光部と前記光を受光して光電変換する受光部とを少なくとも備え、前記シートの搬送路上の検出位置における前記シートの有無に応じた信号を出力するセンサと、前記検出位置に前記シートが有るときまたは無いときに前記光が入射するよう配置され、入射した前記光を前記発光部と前記受光部との間の光路の外であるユーザによる視認が可能な表示位置へ導く導光部材と、を有する。
本発明によると、電気回路を複雑にすることなく、搬送路におけるシートが残留する位置の報知を実現することができる。
本発明の一実施形態に係る画像処理装置の概略の構成を示す図である。 画像処理装置の内部の構成例を示す図である。 シートの有無を検出するシートセンサの配置の例を示す図である。 シートの有無を表示する表示窓と搬送路との対応を示す図である。 シートセンサの第1例の構成を示す図である。 シートセンサの第1例の構成を示す図である。 シートセンサの第1例のアクチュエータの構造を模式的に示す図である。 シートセンサの第2例の構成を示す図である。 シートセンサの第3例の構成を示す図である。 シートセンサに電流を流す給電回路の構成の例を示す図である。 制御部の要部の機能的構成を示す図である。 画像処理装置における光量切替え処理の流れの例を示す図である。
図1には本発明の一実施形態に係る画像形成装置1の構成の概要が、図2には画像処理装置1の内部の構成例が、それぞれ示されている。
図1において、画像形成装置1は、コピー機、プリンタ、イメージリーダ、ファクシミリ機などの機能を集約したMFP(Multi-functional Peripheral :多機能機または複合機)である。画像形成装置1は、自動原稿送り装置(ADF:Auto Document Feeder)1A、フラットベッド型のスキャナ1B、プリンタ部1C、および引出し式の給紙部1Dなどを備える。
自動原稿送り装置1Aは、原稿トレイにセットされたシート状の原稿をスキャナ1Bの読取り位置へ搬送する。自動原稿送り装置1Aは、スキャナ1Bのプラテンガラスを覆うカバーとして開閉可能に設けられている。
スキャナ1Bは、自動原稿送り装置1Aから搬送されてきた原稿またはプラテンガラスの上に載置された原稿の画像を読み取って画像データを生成する。
プリンタ部1Cは、コピー、ネットワークプリンティング(PCプリント)、ボックスプリント、およびファクシミリ受信などの印刷ジョブにおいてシート(記録用紙)の片面または両面にカラーまたはモノクロの画像を形成する。
プリンタ部1Cの前面側に前扉2が設けられている。前扉2は、例えばトナーボトルまたは感光体ユニットなどの交換、およびジャムにより残留しているシートの除去などのメンテナンス作業を行う際に開けられる。前扉2の内側には、前扉2の開閉に連動してオンオフ動作を行うスイッチ3が設けられている。
給紙部1Dは、シートを収納しておくための複数の給紙カセット4A,4B,4Cを備えており、選択されたいずれかの給紙カセットからシートを取り出してプリンタ部1Cに供給する。給紙カセット4A,4B,4Cは、個別に前方へ引き出すことができる。ユーザは、給紙カセット4A,4B,4Cを引き出してシートを補給する。
図2において、プリンタ部1Cは、電子写真法により画像を形成するプリンタエンジン10を有している。プリンタエンジン10は、垂直配列方式のタンデム型であり、4個のイメージングステーション10y,10m,10c,10kを有する。イメージングステーション10yはイエロー(Y)のトナー像を、イメージングステーション10mはマゼンダ(M)のトナー像を、イメージングステーション10cはシアン(C)のトナー像を、それぞれ形成する。そして、イメージングステーション10kは、ブラック(K)のトナー像を形成する。
イメージングステーション10y,10m,10c,10kの基本的な構成は互いに同様であり、それぞれ筒状の感光体11、帯電チャージャ12、プリントヘッド13、現像器14、およびクリーナ15を有する。
感光体11は、ドラムに支持されて図における反時計回りに回転する。帯電チャージャ12は、感光体11の周面を帯電させる。プリントヘッド13は、回転している感光体11の周面にレーザビームを照射して静電潜像を形成する。現像器14は、感光体11にトナーを付着させて静電潜像を可視化する。クリーナ15は、トナー像を一次転写した後に感光体11に残ったトナーを感光体5から除去する。
カラー印刷モードにおいて、イメージングステーション10y〜10kは、それぞれトナー像を形成する。形成されたトナー像は、感光体11から4色に共通の被転写体である中間転写ベルト16に一次転写される。このとき、中間転写ベルト16は、その被転写面が図の上から下へ向かう方向に移動するよう回転駆動されている。そして、一次転写機構17により中間転写ベルト16を介して感光体11に転写電圧が印加される。
最初にYのトナー像が転写され、それに重なるようMのトナー像、Cのトナー像、およびKのトナー像が順次に転写される。すなわち、4色について、Y、M、C、Kの順に一次転写が行われる。一次転写において4つのトナー像が正しく重なり合うよう、各トナー像の形成のタイミングは、イメージングステーション10y〜10kの配置間隔と中間転写ベルト16の移動速度とに基づいて定められる。
一次転写されたトナー像は、二次転写機構18の転写ローラ18Aと対向するとき、例えば給紙カセット4Aから取り出されてレジストローラ36を経て搬送されてきたシートP1に二次転写される。二次転写の後、シートP1は定着器19の内部を通って排紙口へ送り出される。定着器19を通過するとき、加熱および加圧によってトナー像がシートP1に定着する。
画像形成装置1において、シートP1の通路である搬送路30は、給紙路30A,30B,30C、前半搬送路30D、後半搬送路30E、手指し給紙路30F、表裏反転路30G、および両面ユニット路30Hを有している。
給紙路30A,30B,30Cは、給紙カセット4A,4B,4Cによる給紙における通路である。前半搬送路30Dは、プリンタ部1Cにおける通路のうちのレジストローラ36の上流側の部分である。後半搬送路30Eは、レジストローラ36から排紙口までの通路である。手指し給紙路30Fは、手指し給紙口と前半搬送路30Dとの間の通路である。
また、表裏反転路30Gは、表裏反転のための通路であり、両面ユニット路30Hは、両面印刷のための通路である。両面印刷の場合には、第1面に印刷されて定着器19を通過したシートP1が、表裏反転路30Gへ搬入され、スイッチバック搬送により表裏を反転されて両面ユニット路30Hに搬入され、前半搬送路30Dに戻される。そして、第2面の印刷後に排出される。表裏反転モードの場合には、定着器19を通過したシートP1が、表裏反転路30Gへ搬入され、スイッチバック搬送されて排紙される。
画像形成装置1は、自動原稿送り装置1A、スキャナ1B、プリンタ部1C、および給紙部1Dを制御する制御部20を有する。制御部20は、CPU(Central Processing Unit) 、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、補助記憶装置、および画像処理回路などを備える。
図3にはシートP1の有無を検出するシートセンサ5の配置の例が示されている。
画像形成装置1は、搬送路30に沿って並ぶよう配置された多数のシートセンサ5a〜5k,5p〜5uを有している。これらのシートセンサ5a〜5k,5p〜5uは、シートP1の搬送路30上の複数の検出位置のそれぞれにおけるシートP1の有無に応じた検出信号を出力するセンサであり、検出光を射出する光源を備えている。
シートP1の有無の検出位置、すなわちシートセンサ5a〜5k,5p〜5uの配置位置は例えば次の通りである。
シートセンサ5aは、給紙センサとして給紙路30Aの始点付近に配置される。シートセンサ5b,5cは、前半搬送路30Dのうちの手指し給紙路30Fとの合流点よりも上流側に配置される。シートセンサ5dは、手指し給紙センサとして手指し給紙路30Fに配置される。シートセンサ5eは、レジストセンサとしてレジストローラ36の上流側の近傍に配置され、シートセンサ5fは、二次転写のためのタイミングセンサとしてレジストローラ36の下流側の近傍に配置される。
シートセンサ5g,5hは、定着ローラの回転制御のためのセンサとして後半搬送路30Eにおける定着器19内の部分に配置される。シートセンサ5iは、排紙センサとして排紙口の近傍に配置される。
シートセンサ5j,5kは、表裏反転路30Gに配置され、シートセンサ5p〜5sは、両面ユニット路30Hに配置される。
そして、シートセンサ5tは、給紙センサとして給紙路30Bの始点付近に配置され、シートセンサ5uは、搬送センサとして給紙路30Bの中央付近に配置される。
なお、以下において、シートセンサ5a〜5k,5p〜5uを区別せずにこれらの全体またはそれぞれを「シートセンサ5」と記すことがある。
シートセンサ5による検出信号は、制御部20に入力されて搬送の制御に用いられる。つまり、制御部20は、シートセンサ5からの検出信号に基づいて、シートP1の給紙および搬送の状況を検知する。
制御部20は、シートP1が所定のタイミングで検出位置に到着しなかったり通過しなかったりすると、搬送に関わる何らかのトラブルが発生したと判断し、即座にシートP1の搬送を停止して印刷ジョブの実行を中断する。そして、搬送路30内に残留しているシートP1を取り除くようユーザに促すメッセージを図示しない操作パネルのディスプレに表示させる。
さて、画像形成装置1は、ユーザが搬送路30内のどこにシートP1が残留しているかを容易に認識できるようにする機能(紙位置表示機能)を有している。以下、この機能を中心に画像形成装置1の構成および動作を説明する。
図4にはシートP1の有無を表示する表示窓8と搬送路30との対応が示されている。
画像形成装置1は、前扉2(図1参照)を開くと、搬送路30を覆う前カバー91が見える構造となっている。プリンタ部1Cのうちの前カバー91で覆われた部分は、搬送路30からのシートP1の取り出しを可能にするため、例えば前方へ引き出すことができるように構成されている。
前カバー91には、搬送路30に沿って並ぶよう表示窓8a〜8k,8p〜8sが配置されている。各表示窓8a〜8k,8p〜8sの大きさは、例えば数mm程度である。これらの表示窓8a〜8k,8p〜8sは、シートセンサ5a〜5k,5p〜5sに対応し、シートセンサ5a〜5k,5p〜5sの検出位置にシートP1が有るときまたは無いときのいずれかにおいて表示光を射出する。つまり、各表示窓8の明暗によってシートP1の有無を選択的に表示する。
搬送路30に対する表示窓8a〜8k,8p〜8sの位置関係と搬送路30に対するシートセンサ5a〜5k,5p〜5sの検出位置の位置関係とはほぼ一致している。したがって、ユーザは、表示窓8a〜8k,8p〜8sのうちの光っている(または光っていない)表示窓の付近にシートP1が残留していることを知ることができる。
以下において、表示窓8a〜8k,8p〜8sを区別せずにこれらの全体またはそれぞれを「表示窓8」と記すことがある。
表示窓8から射出する表示光として、シートセンサ5に備わる光源が射出する検出光が用いられる。つまり、従来例とは違って、表示光を射出するためだけの光源を設けない。これにより、表示のための給電線が不要となり、画像形成装置1における電気回路の構成を簡素化することができる。
図5および図6にはシートセンサ5および導光部材52Bの構成の第1例が示されている。図7にはシートセンサ5のアクチュエータ52の構造が模式的に示されている。ここでは、シートセンサ5aに適用するものとして説明するが、第1例の構成を他のシートセンサ5に適用してもよい。
なお、図5におけるシートP1の搬送方向は、図の右から左へ向かう方向であり、図6におけるシートP1の搬送方向は、図の表側から裏側へ向かう方向である。
図5および図6において、シートセンサ5aは、フォトインタラプタ51とアクチュエータ51とを備える。
フォトインタラプタ51は、検出光60を射出する発光部511と検出光60を受光して光電変換する受光部512とを有する。発光部511および受光部512は、検出光60の光路となる間隙510を介して互いに対向する。
アクチュエータ51は、レバー部521と回転軸部522と板状部523とが一体化した可動体である。アクチュエータ51は、板状部523の一部がフォトインタラプタ51の間隙510に入り込む作用位置と間隙510に入り込まない退避位置との間の変位が可能に支持される。図5(A)および図6(A)は、アクチュエータ51が退避位置に変位した退避状態を示し、図5(B)および図6(B)は、アクチュエータ51が作用位置に変位した作用状態を示している。
退避状態においては、レバー部521の先端側の部分が、搬送路30のうちの搬送ガイド301,302により形成される部分を横切るようアクチュエータ52の自重または付勢部材により位置決めされる。搬送ガイド301,302には、レバー部521が貫通する開口が設けられている。
シートP1が搬送されてきてレバー部521に当接すると、アクチュエータ52は、シートP1に押されて退避位置から作用位置へ変位する。シートP1が通過して押されなくなると、元に戻るように変位する。すなわち、作用位置から退避位置へ変位する。
しかし、通過する途中において搬送が停止すると、アクチュエータ52はシートP1に押されたままとなる。つまり、シートP1が取り除かれるまで作用状態が続く。
フォトインタラプタ51において、発光部511は、基本的に常に発光している。受光部512が出力する検出信号は、検出光60を受光しているときには、検出位置にシートP1が無いこと(紙なし)を表わすレベル(例えばローレベル)となる。板状部523により遮られて検出光60を受光していないときには、検出位置にシートP1が有ること(紙あり)を表わすレベル(例えばハイレベル)となる。
ところで、図6によく示されるように、アクチュエータ52は、搬送路30におけるレバー部521が配置される検出位置から間隙510の外であって表示窓8を介してユーザ70による視認が可能な表示位置まで繋がる形状に形成されている。すなわち、アクチュエータ52における変位のための回転の中心となる回転軸部522が、その端面522Eが表示位置となるようフォトインタラプタ51の配置位置から前カバー91またはその近傍まで延びている。表示位置は、前カバー91の内面と外面との間の位置、前カバー91の内面または外面と一致する位置、前カバー91の内面より若干内側の位置、または前カバー91の外面の外側の位置であってよい。
そして、図7の通り、アクチュエータ52のうち、間隙510に入り込む板状部523とそれに繋がって表示位置まで延びる部分である回転軸部522の一部522Bとが、発光部511から入射した検出光60を表示位置へ導く導光部材52Bとして構成されている。導光部材52Bは、例えばアクリル樹脂などの透光性の樹脂により形成される。
アクチュエータ52のうちの導光部材52B以外の部分52A、すなわちレバー部521およびそれと繋がる回転軸部522の一部522Aは、透光性を有する必要はない。ただし、この部分52Aと導光部材52Bとの境界面は、板状部523に入射した検出光60を表示光として端面522Eへ向かわせる反射面とするのが望ましい。導光部材52B以外の部分52Aは、検出光60の屈折率が導光部材52Bとは異なる材料(例えば白色樹脂)により形成される。導光部材52Bとそれ以外の部分52Aとを同じ透光性材料により形成し、反射層を介在させて接合してもよい。また、この境界面を回転軸部522の中心軸に対して傾斜した面にして反射率を高めるのがよい。
図8にはシートセンサ5および導光部材55の構成の第2例が、図9にはシートセンサ5および導光部材56の構成の第3例が、それぞれ示されている。ここでは、シートセンサ5bに適用するものとして説明するが、第2例または第3例の構成を他のシートセンサ5に適用してもよい。
図8において、シートセンサ5bは、検出光60を射出する発光部511bと検出光60を受光して光電変換する受光部512bとを有する。シートセンサ5bは、シートP1に入射して反射した検出光60を受光するよう、発光部511bと受光部512bとを配置した反射型であり、搬送路30の外のうちの搬送路30を通るシートP1の表裏方向における一方側に配置される。
搬送路30に対するシートセンサ5bと同じ側に、導光部材55が配置される。導光部材55は、シートP1により反射した検出光60が入射する端面55Aと、内部を伝播した検出光60が表示光として射出する端面55Bを有する。射出側の端面55Bの位置がユーザ70による視認が可能な表示位置となるよう導光部材55の長さおよび形状が選定される。導光部材55は、検出光60を発光部511bと受光部512bとの間の光路の外である表示位置へ導く。
図8(A)において、搬送路30における検出光60が入射する検出位置に、シートP1はない。この場合に、検出光60は、搬送ガイド301の内面で吸収されまたは散乱し、受光部512bおよび導光部材55にほとんど入射しない。
受光部512bが出力する検出信号は、このように検出光60を受光していないときに検出位置にシートP1が無いこと(紙なし)を表わすレベルとなる。そして、この場合には、導光部材55の端面55Bは暗い。
図8(B)において、搬送路30における検出位置に、シートP1が有る。この場合に検出光60は、シートP1により反射して受光部512bおよび導光部材55に入射する。
受光部512bが出力する検出信号は、このように検出光60を受光しているときに、検出位置にシートP1が有ること(紙あり)を表わすレベルとなる。そして、この場合には、導光部材55の端面55Bは明るい。
図9において、シートセンサ5bの構成および配置は、図8の例と同様である。すなわち、シートセンサ5bは、反射型であり、搬送路30の一方側に配置される。
図9においては、搬送路30に対するシートセンサ5bと同じ側ではなく反対の側に導光部材56が配置される。導光部材56は、図9(A)に示すように、搬送路30を横切るよう通り抜けた検出光60が入射する端面56Aと、内部を伝播した検出光60が表示光として射出する端面56Bを有する。射出側の端面56Bの位置がユーザ70による視認が可能な表示位置となるよう導光部材56の長さおよび形状が選定される。
図9(A)において、搬送路30における検出光60が入射する検出位置に、シートP1はない。この場合に、検出光60は、受光部512bには入射しないが、導光部材56には入射する。
受光部512bが出力する検出信号は、このように検出光60を受光していないときに、検出位置にシートP1が無いこと(紙なし)を表わすレベルとなる。そして、この場合に、導光部材56の端面56Bは明るい。
図9(B)において、搬送路30における検出位置に、シートP1が有る。この場合に検出光60は、受光部512bに入射するが、導光部材56には入射しない。
受光部512bが出力する検出信号は、このように検出光60を受光しているときに、検出位置にシートP1が有ること(紙あり)を表わすレベルとなる。そして、この場合には、導光部材56の端面56Bは暗い。
つまり、端面56Bの明暗と検出位置におけるシートP1の有無との対応関係が図8の例と反対である。したがって、図6または図7の構成を適用したシートセンサ5と図9の構成を適用したシートセンサ5との両方を採用する場合には、複数の表示窓8においてシートP1が有るときに明るいものと暗いものとが混在することになる。この場合には、ユーザが混乱することなくシートP1の有無を認識できるようにするために、例えば前カバー91における各表示窓8の近傍に、シートP1の有無と明暗との関係を記したラベルを貼っておくなどしておく。
図10にはシートセンサ5に電流を流す給電回路70の構成の例が示されている。
給電回路70は、所定電圧(例えば3.3ボルト)の電源ライン75からシートセンサ5に光源として設けられた発光ダイオード(LED)5110に電流を流す。給電回路70は、電源ライン75と発光ダイオード5110との間に直列に挿入される2つの抵抗71,72と、一方の抵抗71に並列に接続されるスイッチ3とを有する。
スイッチ3は、上に述べた通り前扉2の開閉に連動するスイッチであり、前扉2が閉じているときには開(オフ)となり、前扉2が開いているときには閉(オン)となる。
画像形成装置1が印刷ジョブを実行するときは、前扉2が閉じてスイッチ3は開である。このとき、電源ライン75から発光ダイオード5110へ2つの抵抗71,72を通って電流が流れる。
これに対して、前扉2が開いているときには、抵抗71がスイッチ3によって短絡され、抵抗72のみを通って電流が流れる。前扉2が閉じているときと比べて通電経路の抵抗値が小さくなるので、前扉2が閉じているときよりも大きい電力が発光ダイオード5110に供給される。これにより、発光ダイオード5110の発光量が増えて表示窓8における表示が明るくなる。
つまり、ユーザが表示窓8を視認することができる状態のときには表示を明るくして識別しやすくし、前扉2が閉じられてユーザが表示窓8を視認することができない状態のときには表示を暗くして節電を行うよう、給電回路70が構成されている。
給電回路70のスイッチ3を制御信号により開閉可能なスイッチに代えると、発光ダイオード5110に供給する電力を制御部20により切り替えることが可能になる。その場合の制御部20の構成の例を次に挙げる。
図11には制御部20の要部の機能的構成が示されている。制御部20は、ジャム検知部201、人体検知部202、および光量切替え部203を有している。これらの機能は、制御部20のハードウェア構成により、および制御プログラムがCPUによって実行されることにより実現される。
ジャム検知部201は、シートセンサ5からの検出信号に基づいて、ジャムおよび搬送遅れなどの搬送異常を検知する。
人体検知部202は、周囲に存在する人体を検出する人感センサ45による検出信号に基づいて人体(ユーザ)の有無を検知する。人感センサ45は、節電モードにおいてユーザが接近したときにいち早く通常モードに復帰するためのセンサを兼ねてもよいし、表示光量の切替え専用のセンサであってもよい。切替え専用のセンサとする場合には、前扉2が開いているときに検出が可能となるよう配置してもよい。
光量切替え部203は、例えばジャム検知部201によりジャムなどの搬送異常が検知されたとき、すなわちユーザに残留シートの取出しを促すメッセージを表示したときに、シートセンサ5による発光の光量が多くなるよう給電回路70bを制御する。給電回路70bは、複数のシートセンサ5に発光に必要な電力を供給する回路であり、供給する電力の制御信号による切替えが可能に構成されている。
切替えの変形として、光量切替え部203は、前扉2が開いたとき、または前扉2が開いておりかつユーザが検知されているときに、発光の光量が多くなるよう給電回路70bを制御する。
図12には画像処理装置1における光量切替え処理の流れの例が示されている。
シートP1の搬送の緊急停止が行われると(#101でYES) 、前扉2が開状態であるか否かをチェックする(#102)。前扉2が開状態である場合は(#102でYES) 、人体が検出されるのを待って(#103でYES) 、シートセンサ5の発光量を増大させる(#104)。
前扉2が開状態でない場合は(#102でNO) 、残留したシートP1が取り除かれて搬送に関わるトラブルが解消したか否かをチェックする(#105)。トラブルが解消していなければ(#105でNO) 、ステップ#102へ戻って前扉2の開閉をチェックする。
トラブルが解消した場合には(#105でYES) 、シートセンサ5の発光量を通常に戻して処理を終える(#106)。
以上の実施形態によると、シートP1の有無を検出するためにシートセンサ5が発する検出光60をシートP1の残留位置を報知する紙位置表示の表示光として利用するので、紙位置表示のためだけに用いる光源およびそれに給電するための配線が不要になる。これにより、電気回路を複雑にすることなく、搬送路30におけるシートP1が残留する位置をその付近での光射出の有無によりユーザに報知することができる。
上に述べた実施形態によると、透過型のシートセンサ5を用いる場合に、アクチュエータ52における回転軸部522の端面522Eから表示光を射出させるので、アクチュエータ52が変位しても表示光が射出する位置は変位しない。したがって、表示窓8の形状を円形、正方形などの単純な形状とすることができる。
上に述べた実施形態においては、通常は前扉2により隠される前カバー91に表示窓8を設けたが、常に外部に露出するハウジングの外面に表示窓8を設けてもよい。例えば、搬送路30のうちのプリンタ部1Cに対応する部分に配置されるシートセンサ5a〜5k,5p〜5sについては表示窓8を前カバー91に設け、給紙部1Dに対応する部分に配置されるシートセンサ5t,5uについてはハウジングの外面に表示窓8を設けてもよい。
上に述べた実施形態において、シートセンサ5の発光部511,511bが射出する検出光60は、可視光、赤外光、または紫外光であってよい。検出光60を赤外光または紫外光とする場合には、蛍光材料などを用いて検出光60を可視の表示光に変換すればよい。導光部材52B,55,56の端面522E、55B,56Bまたは表示窓8に蛍光塗料を塗布してもよいし、導光部材52B,55,56に蛍光材料を含有させてもよい。
その他、画像形成装置1の全体または各部の構成、処理の内容、順序、またはタイミング、導光部材52B,55,56の寸法、形状、材質、配置などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
1 画像形成装置
2 前扉(扉)
5,5a〜5k,5p〜5u シートセンサ(センサ)
30 搬送路
45 人感センサ
51 フォトインタラプタ
52 アクチュエータ
52B,55,56 導光部材
60 検出光(光)
70,70b 給電回路
91 前カバー(カバー)
201 ジャム検知部(検知部)
203 光量切替え部
510 間隙(発光部と受光部との間の光路)
511,511b 発光部
512,512b 受光部
523 板状部(間隙に入り込む一部)
522 回転軸部
P1 シート

Claims (12)

  1. シートを搬送して当該シートに画像を形成する画像形成装置であって、
    光を射出する発光部と前記光を受光して光電変換する受光部とを少なくとも備え、前記シートの搬送路上の検出位置における前記シートの有無に応じた信号を出力するセンサと、
    前記検出位置に前記シートが有るときまたは無いときに前記光が入射するよう配置され、入射した前記光を前記発光部と前記受光部との間の光路の外であるユーザによる視認が可能な表示位置へ導く導光部材と、を有する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記センサは、
    前記発光部と前記受光部とが間隙を介して対向するフォトインタラプタと、
    前記間隙に一部が入り込む作用位置と前記間隙に入り込まない退避位置との間の変位が可能に支持され、前記シートに押されて変位して押されなくなったときに元に戻るように変位するアクチュエータとを備え、
    前記アクチュエータは、前記検出位置から前記表示位置まで繋がる形状に形成されており、
    前記アクチュエータのうちの前記間隙に入り込む前記一部とそれに繋がって前記表示位置まで延びる部分とが、前記導光部材として構成されている、
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記センサは、
    前記シートに入射して反射した前記光を受光するよう前記発光部と前記受光部とを配置した反射型であり、
    前記導光部材は、前記検出位置に前記シートが有るときに当該シートにより反射した前記光が入射するよう配置されている、
    請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記センサは、
    前記シートに入射して反射した前記光を受光するよう前記発光部と前記受光部とを配置した反射型であり、
    前記導光部材は、前記検出位置に前記シートが無いときに前記光が入射するよう配置されている、
    請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記搬送路から残留している前記シートを取り除くために設けられた扉と、
    前記扉が閉じているときは第1の電力を前記発光部に供給し、前記扉が開いているときは前記第1の電力よりも大きい第2の電力を前記発光部に供給する給電回路と、を有する
    請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記センサからの前記信号に基づいて前記ジートのジャムを検知する検知部と、
    前記ジャムが検知されたときに、前記発光部による前記光の光量を増大させる光量切替え部と、を有する、
    請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記搬送路から残留している前記シートを取り除くために開閉可能に設けられた扉と、
    周囲に存在する人体を検出する人感センサと、
    前記扉が開いておりかつ前記人体が検出されている場合には、前記発光部による前記光の光量を他の場合における光量よりも多くする光量切替え部と、を有する、
    請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記光は可視光である、
    請求項1ないし7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記光は、紫外光または赤外光であり、
    前記導光部材は、前記光を可視化して射出する、
    請求項1ないし7のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 前記表示位置は、前記搬送路の前面側に設けられたカバーの位置である、
    請求項1ないし9のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. シートを搬送する装置に設けられるセンサであって、
    光を射出する発光部と前記光を受光して光電変換する受光部とが間隙を介して対向するフォトインタラプタと、
    前記シートの搬送路上の検出位置における前記シートの有無に応じて前記フォトインタラプタの出力信号を変化させるアクチュエータとを備え、
    前記アクチュエータは、
    前記フォトインタラプタの前記間隙に一部が入り込む作用位置と前記間隙に入り込まない退避位置との間の変位が可能であって、前記シートに押されて変位して押されなくなったときに元に戻るように変位する可動体であり、
    前記検出位置から前記間隙の外に設定される表示位置まで繋がる形状に形成されており、
    前記間隙に入り込む前記一部とそれに繋がって前記表示位置まで延びる部分とが、前記間隙に前記一部が入り込んでいるときに入射した前記光を前記表示位置へ導く導光部材である、
    ことを特徴とするセンサ。
  12. 前記アクチュエータの前記変位は、回転軸部の回転による変位であり、
    前記表示位置は、前記回転軸部の端面である、
    請求項11記載のセンサ。
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