JP2005075547A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】排紙ユニット(排紙トレイ)の増設の如何に拘わらず、構成上の無駄を極力低減でき、使用形態と経済性(装置コスト)のバランスを確保できるようにする。
【解決手段】画像形成装置本体18の原稿走査部P3の下方における内部空間には、常設の排紙先としての排紙トレイ62が設けられ、排紙トレイ62の上部には画像形成装置本体18に対して着脱自在な(増設可能な)排紙ユニット69が設けられている。定着装置14等を備えた搬送ユニット17の下流側には搬送経路切換部15が備えられ、該搬送経路切換部15は排紙トレイ62と排紙ユニット69に選択的に搬送経路を切り換える切換爪65を有している。切換爪65を駆動する駆動手段は増設可能な排紙ユニット69に設けられており、排紙ユニット69を増設した場合のみ切換爪65を駆動する駆動手段が画像形成装置本体18に存在する。搬送ユニット17は画像形成装置本体18に対して引き出し自在であり、装着動作に伴って切換爪65と上記駆動手段が連結される。
【選択図】図13

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、プロッタ等の画像形成装置に関する。
特開平8−340414号公報には、画像形成装置本体の作像部の上方に内部空間を形成し、該内部空間に用紙積載部(装置構成面を利用した排紙部)を形成するとともに、該内部空間内において上記用紙積載部の上方に排紙トレイ(ビントレイ)を設け、用紙搬送路を切り換えて用紙積載部又は排紙トレイに任意に排紙する構成が記載されている。
このような排紙方式は「胴内排紙方式」又は「ウイングレス方式」とも呼ばれており、装置本体外部に排紙トレイが突出する方式に比べて装置の設置スペースを無駄なく利用できるという大きな利点がある。
また、胴内排紙方式において、排紙トレイを増設することは、スペースの効率的使用性を維持しながら多目的な排紙機能を実現できる。
特開平8−340414号公報 特許第3325115号公報 特開2002−116679号公報
上述のように、胴内排紙方式において排紙トレイ(排紙ユニット)を増設することは使用性の向上の観点からは非常に意義のあることであるが、ユーザの多様性に対応するために排紙ユニットの増設に任意性を持たせた場合、すなわち、排紙ユニットを画像形成装置本体に対して任意に着脱自在な構成とした場合、構成の簡易化、装置コストの観点からは問題が生じてくる。
例えば、画像形成装置本体側に搬送路を切り換える構成(切換部材及びこれを駆動する駆動手段)を常設した場合、排紙ユニットをユーザが増設しないときは、排紙ユニットを増設したときに機能すべき要素が画像形成装置本体に不要な潜在的構成要素として残ることになる。
そこで、本発明は、排紙ユニットの増設の如何に拘わらず構成上の無駄を極力低減でき、使用形態と装置コストのバランスを確保できる画像形成装置の提供を、その目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明では、複数の排紙先に対応する複数の搬送経路を有する搬送ユニットと、該搬送ユニットに設けられ上記複数の搬送経路を切り換え可能な切換部材を有し、画像形成装置本体は常設された排紙先の他に着脱自在な排紙先としての排紙ユニットを任意に増設可能な構成を有し、上記切換部材を所望の排紙先に案内する位置に変位させる駆動手段が上記排紙ユニットに設けられていることを特徴とする。
請求項2記載の発明では、請求項1記載の画像形成装置において、上記切換部材を上記常設された排紙先へ案内する位置に常時付勢する付勢手段を有していることを特徴とする。
請求項3記載の発明では、請求項1又は2記載の画像形成装置において、上記排紙ユニットが画像形成装置本体に対して搬送方向と略直交する方向に出し入れ自在に設けられていることを特徴とする。
請求項4記載の発明では、請求項3記載の画像形成装置において、上記切換部材が上記排紙ユニットの出し入れ方向奥側に上記駆動手段に対する連結ガイド部材を有し、上記駆動手段は上記連結ガイド部材を受け入れて揺動する受入部材を有し、該受入部材は上記切換部材が何れの案内位置にあっても上記連結ガイド部材を受け入れ可能な形状を有していることを特徴とする。
請求項5記載の発明では、請求項1乃至4のうちの何れか1つに記載の画像形成装置において、上記常設された排紙先が画像形成装置本体の内部空間内に設けられ、上記排紙ユニットが上記内部空間内における上記常設された排紙先の上部に増設可能であることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、複数の排紙先に対応する複数の搬送経路を有する搬送ユニットと、該搬送ユニットに設けられ上記複数の搬送経路を切り換え可能な切換部材を有し、画像形成装置本体は常設された排紙先の他に着脱自在な排紙先としての排紙ユニットを任意に増設可能な構成を有し、上記切換部材を所望の排紙先に案内する位置に変位させる駆動手段が上記排紙ユニットに設けられている構成としたので、ユーザの都合等により排紙ユニットを増設しない場合には、不要な構成要素となる駆動手段は存在しないことになり、使用形態に対応した装置コストを得ることができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の画像形成装置において、上記切換部材を上記常設された排紙先へ案内する位置に常時付勢する付勢手段を有している構成としたので、排紙ユニットを増設しない場合でもオペレータによる切換部材の位置設定作業を要することなく(オペレータによる操作を何ら要することなく)自動的に常設された排紙先へ排紙することができ、使用性の向上を図ることができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2記載の画像形成装置において、上記排紙ユニットが画像形成装置本体に対して搬送方向と略直交する方向に出し入れ自在に設けられている構成としたので、排紙ユニットを増設する場合の作業スペースを確保することができ、増設作業が容易となる。また、搬送ユニットでジャムが生じた場合の処理作業を容易に行うことができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項3記載の画像形成装置において、上記切換部材が上記排紙ユニットの出し入れ方向奥側に上記駆動手段に対する連結ガイド部材を有し、上記駆動手段は上記連結ガイド部材を受け入れて揺動する受入部材を有し、該受入部材は上記切換部材が何れの案内位置にあっても上記連結ガイド部材を受け入れ可能な形状を有している構成としたので、駆動手段に対する切換部材の連結を容易且つ確実に行うことができる。
請求項5記載の発明によれば、請求項1乃至4のうちの何れか1つに記載の画像形成装置において、上記常設された排紙先が画像形成装置本体の内部空間内に設けられ、上記排紙ユニットが上記内部空間内における上記常設された排紙先の上部に増設可能である構成としたので、画像形成装置本体の設置スペースを効率的に使用することができるとともに、多目的な排紙機能を得ることができる。
以下、本発明の実施形態を図1乃至図16に基づいて説明する。
図1は、本実施形態における画像形成装置としてのデジタル複写機の外観図であり、同図において、デジタル複写機1は、シート状記録媒体(用紙、記録紙、転写紙等の概念を含む)を装置内部空間内に設けられている常設された排紙先としての排紙トレイ62に排出することができる、いわゆる、胴内排紙が可能な構成を備えている。
図2に示すように、デジタル複写機1は、複写機本体(画像形成装置本体)18と、自動原稿送り装置(ADF)13と、排紙トレイ19と、給紙バンクP2等を備えている。
自動原稿送り装置13は、原稿給紙台101上に積載された原稿を1枚ずつ複写機本体(画像形成装置本体)18側のコンタクトガラスP3A上に給紙し、画像読み取り後に排紙トレイ13A上に排紙するように構成されている。
原稿給紙台101上の原稿は、図示しないサイドフェンスにより幅方向が揃えられ、給紙ローラ対102により一番下の原稿から分離されて給紙され、搬送ベルト103によりコンタクトガラスP3A上に給紙される。
給送部107には、原稿検知センサ108及び原稿長さ検知センサ109が設けられている。これらのセンサにより、自動原稿送り装置13から送られる原稿のサイズを検知する。コンタクトガラスP3A上の原稿は読み取り終了後に、搬送ベルト103及び排紙ローラ対104により排紙トレイ13A上に排紙される。
両面の原稿を読み取る場合には、原稿給紙台101上の原稿は給紙ローラ対102により一番下の原稿から分離されて給紙され、搬送ベルト103によりコンタクトガラスP3A上を通過して反転爪106により反転され、再びコンタクトガラスP3A上に給紙されて裏面が読み取られる。次いで、コンタクトガラスP3A上の原稿は裏面読み取り終了後に、搬送ベルト103により搬送されて反転爪106により反転され、再びコンタクトガラスP3A上に給紙されて表面が読み取られる。そして、表面読み取り終了後の原稿は、搬送ベルト103及び排紙ローラ対104により排紙トレイ13A上に排紙される。
図4に示すように、自動原稿送り装置13はヒンジ81及び82を中心に開閉されるようになっており、ヒンジ81の近傍の複写機本体18の上面には爪83が設けられている。自動原稿送り装置13を閉じたときに爪83が対向する位置の自動原稿送り装置13の下面には孔84が設けられており、自動原稿送り装置13を閉じると爪83が孔84に挿通されるようになっている。孔84に隣接する自動原稿送り装置13の内部には、孔84に挿通された爪83の有無を検知するリフトアップ検知センサ85及び原稿検知タイミングセンサ86が設けられている。
リフトアップ検知センサ85は、自動原稿送り装置13が完全に閉じられている(リフトダウン)ときに爪83を検出してオン状態になり、自動原稿送り装置13が開いている(リフトアップ)ときにオフ状態になる。なお、完全に閉じられている状態とは、自動原稿送り装置13の下面側の一部が複写機本体18の上面に接触している状態をいう。
一方、原稿検知タイミングセンサ86は、後述する原稿サイズ検知センサの検出結果に基づいてコンタクトガラスP3A上にある原稿のサイズを検知するタイミングを制御するために設けられており、自動原稿送り装置13の開放角度が所定角度以内になると、爪85を検知してオン状態になるようになっている。この所定角度は僅かな角度であり、オペレータが手で自動原稿送り装置13を開くと、リフトアップセンサ85及び原稿検知タイミングセンサ86の両方がオフ状態になるようになっている。符号87及び88は端面スケールを示す。
図5に示すように、コンタクトガラスP3Aの下方には原稿サイズ検知センサ91〜93が設けられている。各原稿サイズ検知センサ91〜93は、図6に示すように、1個の発光ダイオード91aから発せられた光を3ビームに分散させて照射し、その反射光を光学系内部の3個の受光素子91bで受光する反射型のセンサであり、光学系内部からコンタクトガラスP3Aを透視して原稿面からの反射光のみを受光し、原稿の有無を検知するものである。
原稿サイズ検知センサ91〜93は常に作動しており、各受光素子では、コンタクトガラスP3A上の原稿を検出したときにはオン状態となり、原稿を検出していないときにはオフ状態となっている。原稿サイズ検知センサ91〜93は、コンタクトガラスP3A上の所定位置に載置された複数種類の原稿のサイズに応じて配置されている。
これにより、コンタクトガラスP3A上に原稿が有るか否かが判定されるとともに、コンタクトガラスP3A上の原稿のサイズが検知される。
図2に示すように、複写機本体18は、原稿を読み取る原稿走査部(スキャナ)P3、画像形成処理部P1及びプロッタ等を有している。原稿走査部P3は原稿を載置するためのコンタクトガラスP3Aと光学走査系12を有し、光学走査系12は露光ランプ20、第1ミラー21、第2ミラー22、第3ミラー23、レンズ24、フルカラーCCD25等を有している。
露光ランプ20及び第1ミラー21は第1キャリッジに装備され、第1キャリッジは原稿読み取り時にステッピングモータにより一定の速度で副走査方向に移動する。第2ミラー22及び第3ミラー23は第2キャリッジに装備され、第2キャリッジは原稿読み取り時にステッピングモータにより第1キャリッジの1/2の速度で移動する。この第1、第2のキャリッジの移動によりコンタクトガラスP3A上の原稿が光学的に走査され、レンズ24によりフルカラーCCD25の受光面に結像されて光電変換される。
フルカラーCCD25により赤(R)、緑(G)及び青(B)の各色に分離された画像信号は、画像処理回路によりA/D変換等された後に画像処理部により各種の画像処理が施され、書き込み装置4により静電潜像が形成される。
書き込み装置4は、レーザ出カユニット、fθレンズ、ミラー等を有し、レーザ出カユニットはレーザ光源であるレーザダイオード(LD)と、ポリゴンミラー及びポリゴンモータ等を有する。レーザ出カユニットからはコピー時にはスキャナにより読み取られた画像に応じて変調された黒信号のレーザ光が出射され、感光体2上にその潜像が形成される。
感光体2の回りには、その回転方向である時計回り方向に沿って順次画像形成処理を実行するための帯電装置3、書き込み装置4、現像装置5、転写装置6及びクリーニング装置7がそれぞれ配置されている。
本実施形態では、書き込み装置4として、異なる色の画像形成のための潜像形成が可能な構成、つまり2系統の書き込み光路を備えており、さらに現像装置5においても書き込み装置4により形成された潜像に対応する色の現像剤を供給できるように2種の現像装置(便宜上、書き込み装置により書き込み光を符号4、4’で示し、現像装置を符号5、5’で示す)が備えられている。例えば現像装置5は黒色のトナーを、現像装置5'は赤色のトナーを収容する。
給紙バンクP2は、画像形成処理部P1における転写位置の前方に配置されているレジストローラ対8に向けて選択されたサイズの用紙を収容している給紙カセットP2A〜P2Bのいずれかから繰り出して給送することができる部分である。このため、給紙バンクP2には、複数の給紙カセットP2A〜P2Bの出口側に繰り出しローラ9、そして一方が逆転することにより用紙とローラとの間の摩擦力を利用して一枚送りが可能な分離ローラ対10、さらに一枚送り状態の用紙を給送する給送ローラ対11がそれぞれ配置されている。
感光体2上に形成されたトナー像は用紙に転写される。用紙は上記複数の給紙カセットP2A〜P2Bのうちの1つから選択的に給紙される。各給紙カセットP2A〜P2Bにセットされている用紙のサイズ及びセット方向は、図9及び図10に示すように、カセット内のサイズレバー400の位置を複数連のプッシュスイッチ401のON/OFFの組み合わせによって検知している。
図2に示すように、用紙は先端がレジストセンサ52により検出された後の所定時間後にレジストローラ対8に突き当って一旦停止し、副走査有効期間信号(FGATE)に同期してレジストローラ対8により搬送され、感光体2上のトナー像が転写装置6により転写される。転写装置6は、搬送ベルトを備えて用紙の吸着搬送手段を兼ねることができるようになっており、搬送ベルトにより搬送されながら感光体2に担持されているトナー像を転写される用紙は、転写装置6を通過した後、定着装置14に導入されてトナー像を定着される。
定着後の用紙は、片面印刷時と両面印刷後には、搬送ローラ対56、切換爪57、搬送ローラ対58、切換爪59、排紙ローラ対60を経て排紙トレイ19に排出される。
両面印刷時の表面印刷後の用紙は、切換爪57により反転搬送路41に導かれ、反転搬送ローラによりスイッチバック搬送されて反転され、両面再給紙搬送路42に搬送される。両面再給紙搬送路42に搬送された用紙は、給送ローラ16によりレジストローラ対8に向けて縦搬され、裏面に画像を形成される。
図7は、デジタル複写機1の制御系を示すブロック図である。同図において、コントローラ501は全体システム制御、プリンタデータ受信の管理、ファイル管理を行う。メインコントローラ504は、画像形成に係る各種制御を受け持つ部分であり、給紙、搬送、定着、両面印刷、プロセス制御、用紙搬送タイミング制御等を行う。操作部コントローラ500は操作部の液晶、各種LEDの表示制御、各種キー入力制御を行い、画像処理コントローラ502は画像制御、スキャナの読み取り制御、書込制御を行う。
ADFコントローラ503は自動原稿送り装置13の制御を行い、FAXコントローラ505はFAX送受信の管理、ファイル管理を行う。
図8は、デジタル複写機1の画像処理回路を示すブロック図である。コンタクトガラスP3A上の原稿600が露光ランプ20により照明され、反射光がカラーCCD25により読み取られる。次いでカラーCCD25によりR、G、Bに分離されたアナログの画像信号が信号処理回路601により増幅されて光量補正され、AD変換器602によりデジタルの画像信号に変換され、シェーディング補正回路603によりシェーディング補正され、画像処理部604に送られる。
画像処理部604ではMTF補正、γ補正、黒画像生成、カラー画像生成、2値処理、多値処理などの画質処理が施され、黒データとカラーデータがセレクタ605に出力される。セレクタ605では、画像信号の送り先を、変倍部606又はメモリコントローラ608へ切り替える。変倍部606を経由した画像信号は変倍率に合せて拡大縮小され、書き込みユニット607(書き込み装置4)に送られる。メモリコントローラ608とセレクタ605間は、双方向に画像信号を入出力可能な構成となっている。また、画像メモリコントローラ608等への設定や、読み取り部、書き込み部の制御を行うCPU609、及びそのプログラムやデータを格納するROM610、RAM611を備えている。更にCPU609は、メモリコントローラ608を介して、画像メモリ612のデータの書き込み、読み出しが行える。
原稿画像でメモリコントローラ608へ送られた画像は、メモリコントローラ608内にある画像圧縮装置によって画像データを圧縮された後、画像メモリ612に送られる。画像圧縮を行うことで、限られた画像メモリを有効に利用できる。また、一度に多くの原稿画像データを記憶することができるため、貯えられた原稿画像イメージデータを頁順に出力することができる。
この場合、画像を出力する際に画像メモリ612のデータをメモリコントローラ608内の伸長装置で順次伸長しながら出力を行う。
FAX送信時にはセレクタ605により黒データがFAX用イメージメモリ613に転送される。FAX受信時には、回線から受信データが復調、伸張された後にFAX用イメージメモリ613において展開された後、セレクタ605により書き込みユニット607に送られる。
プリンタデータ受信時には、プリンタ用イメージメモリ614において展開された後、セレクタ605により書き込みユニット607に送られる。
図11に定着装置14の内部構成を示す。図示するように、定着装置14は、定着ローラ700と、この定着ローラ700に圧接する加圧ローラ701を有している。定着ローラ700は表面がPFA、PTFE等の耐熱離型層でコーティングされており、内部には熱源702が設けられている。熱源702にはハロゲンヒータや赤外線ヒータ(ニクロム線)などが用いられる。
定着ローラ700の周面には温度検知手段である定着温度センサ703が設けられ、加圧ローラ701の周面には温度検知手段である加圧温度センサ704が設けられている。符号722は定着装置14内の温度を検知するためのセンサを示す。
定着温度センサ703、加圧温度センサ704からの温度検知信号に基づいて、定着ローラ700や加圧ローラ701の温度がある一定の温度になるように熱源702を制御し、また用紙(転写紙)への供給熱量を制御するため定着ローラ700と加圧ローラ701のニップ幅が変更できるように後述する加圧機構が制御されるようになっている。定着ローラ700は図示しない駆動機構により回転され、加圧ローラ701と協働して用紙を搬送しながら、用紙に熱及び圧力を加えて定着処理を行う。
加圧ローラ701は表面がシリコンゴム等の耐熱ゴム層で構成されている。加圧ローラ701はその軸の両端部が回転自在に支持されているとともに、図示しない付勢手段によって定着ローラ700と離間する方向に常時付勢されている。その一方で、加圧ローラ701は軸の下方から加圧機構により持ち上げられて定着ローラ700の下部に押し付けられている。
加圧機構は、ステッピングモータ710が正転(A方向回転)し、同軸上のギヤ711からアイドラギヤ712を介して、ギヤ713に駆動を与える。ギヤ713の軸は送りネジ714となっており、アンカー(ブラケット)715を水平方向(C方向)に引き寄せる。アンカー715にはスプリング716の一端が掛けられ、スプリング716の他端はリンク717に掛けられている。アンカー715の水平移動に伴い、リンク717は支点718を中心に回動する。リンク717の一端にはレバー719が嵌合しており、支点720を中心に回動し、加圧ローラ701に押し上げ圧を掛ける。
ステッピングモータ710が逆転(B方向回転)すると、アンカー715は水平方向(D方向)に押し戻され、レバー719が支点720を中心に回動し、加圧ローラ701を引き下げて圧解除する。アンカー715にはホームポジション検知721が設けられており、アンカー715の移動量を調整することで指示された圧を加圧ローラ701に掛けることができる。この加圧機構は加圧ローラ701の軸方向両端側に設けられている。
上記のように構成されたデジタル複写機1は、電源が投入されると直ちに、熱源702を作動させて定着ローラ700の加熱を開始するとともに、温度検知手段(定着温度センサ703、加圧温度センサ704)により定着ローラ700と加圧ローラ701の表面温度の検出を開始する。
定着ローラ700と加圧ローラ701の表面温度が用紙の未定着画像を定着できる温度に達したら、複写開始可能となり、その旨を操作パネル1B(図1又は図3参照)上に表示する。
定着装置14は、印刷時には定着ローラ700と加圧ローラ701間が加圧され、印刷以外あるいはジャム時には加圧力が解除される。定着ローラ700と加圧ローラ701が離間することによりジャム処理が容易となる。
図12に示すように、転写装置6も図示しない昇降モータにより矢印37方向に駆動され、印刷以外(ジャム時等)は感光体2から離間した位置に設定される。
図12において搬送経路切換部15は省略している。
図2に示すように、複写機本体18の内部空間における排紙トレイ62の上部には、着脱自在な排紙先としての排紙ユニット(ビントレイ)69が任意に増設できるようになっている。排紙トレイ19を使用せず、且つ排紙ユニット69を増設した場合、定着装置14を通過した用紙は、上下方向に延びる搬送経路切換部15により排紙トレイ62又は排紙ユニット69に案内される。
搬送経路切換部15は、感光体2に対して用紙を繰り出す給送ローラ16、レジストローラ対8、転写装置6及び定着装置14と共に、図2において符号17で示す搬送ユニットに装備されており、搬送ユニット17は、図2において符号TRで示すスライドガイド部材によって複写機本体18に対して収納位置と引き出し位置とに摺動可能(出し入れ自在)に設けられている。
本実施形態での搬送ユニット17の引き出し方向は、オペレータが画像形成装置の操作パネル1Bに対面する側に相当しており、これにより、搬送ユニット17が引き出された場合、図3に示すように、定着装置14及び搬送経路切換部15は外部に露出するようになっている。従って、搬送経路切換部15において発生したジャムはオペレータが通常画像形成時に対面する側で処理作業が行えるようになっている。なお、図3において符号1Aは、デジタル複写機1に設けられている開閉可能な扉を示しており、通常は図1に示すように閉じられてデジタル複写機1の壁面を構成し、搬送ユニット17が引き出される際に開放されるようになっている。
図12に示すように、複写機本体18に対する搬送ユニット17の位置決めは、位置E、Fにて本体側板(図示せず)に位置決めされている。搬送ユニット17に搭載されている定着装置14は、搬送ユニット17に対して、搬送方向に直角方向の位置決めは位置G、Hにて位置決めされているが、搬送方向においては位置決めされていなくて、搬送ユニット17が複写機本体18に装着される時に、位置決めピンI、Jにて本体側板に位置決めされる。
本実施形態における搬送ユニット17は、各ユニット(装置)を支持する構造体、及び用紙をガイドする搬送ガイド等が樹脂で一体成形されて構成されている。
図12において、符号50は両面搬送手段を、符号46は搬送ローラ対を、符号47は再給紙ローラ対を、符号49は搬送ローラ対をそれぞれ示している。
図13に示すように、搬送経路切換部15には、搬送ローラ対63、排紙トレイ62に用紙Sを排出する排紙ローラ対64、切換部材としての切換爪65が設けられている。増設された排紙ユニット69側には、搬送ローラ対67、排紙ローラ対68が設けられている。排紙ユニット69は分かりやすいようにハッチング表示で区別している。
図14に示すように、搬送経路切換部15は、軸70を支点に回動可能な排紙ガイド部材71を有しており、搬送ユニット17を引き出した後、排紙ガイド部材71を図中左側に回動することにより搬送経路の大部分を開放できるようになっている。すなわち、搬送経路切換部15でのジャム処理を容易にできるようになっている。搬送ローラ対63及び排紙ローラ対64の一方は排紙ガイド部材71に支持されている。
図14(a)に示すように、切換爪65がほぼ直立した姿勢に設定されている場合には、用紙Sは増設トレイとしての排紙ユニット69へ案内され、図14(b)に示すように切換爪65が傾いた姿勢に設定されている場合には用紙Sは常設の排紙トレイ62へ案内される。従って、搬送経路切換部15には、切換爪65により任意に切り換えられる搬送経路が複数存在する。
図15に示すように、切換爪65は、用紙Sの幅方向(搬送方向と直交する方向)に延びる回転軸65aと、該回転軸65aの軸方向に間隔をおいて設けられた複数のガイド板65bを有している。回転軸65aの奥側(搬送ユニット17の出し入れ方向奥側)の端部には、切換爪65を駆動する駆動手段に対するプレート状の連結ガイド部材65cが設けられている。
切換爪65を駆動する駆動手段は、増設排紙トレイとしての排紙ユニット69に設けられている。その構成は、図16に示すように、図示しないソレノイドと、該ソレノイドで揺動される受入部材(リンク部材)73を有するものとなっている。
受入部材73は、L字形の板状に形成され、その垂直片の下端部の中心を軸73で支持されて矢印K方向に揺動可能となっている。また、垂直片の下端部は軸73から水平方向にずれた位置において軸74aを介して上記ソレノイドのプランジャ74の先端部に連結されている。これにより、ソレノイドのオン・オフ動作により矢印K方向の揺動がなされ、切換爪65は排紙トレイ62へ案内する位置と排紙ユニット69へ案内する位置とに選択的に設定される。
受入部材73の水平片には連結ガイド部材65cを受け入れる溝73aが形成されており、溝73aの受け入れ始端側はテーパ状に広げられている。これにより、切換爪65が何れの案内位置にあっても、搬送ユニット17の装着時、連結ガイド部材65cは受入部材73の溝73aにスムーズに入り、切換爪65と駆動手段の連結がなされる。
図示しないが、搬送経路切換部15には、切換爪65を排紙トレイ62へ案内する位置に常時付勢する付勢手段としてのバネが設けられている。このため、増設排紙トレイとしての排紙ユニット69が設けられない場合でも、用紙Sは自動的に排紙トレイ62へ案内される。
排紙ユニット69が増設された場合には、切換爪65は、上記ソレノイドの駆動力により上記バネの付勢力の存在に拘わらず何れかの位置に強制的に設定される。
排紙ユニット69をユーザが増設しない場合には、切換爪65を切り換える駆動手段は不要となる。本実施形態では駆動手段が排紙ユニット69に設けられているので、排紙ユニット69を増設しない場合には駆動手段は存在せず、使用形態と構成コストのバランスがとれることになる。
実施形態における画像形成装置としてのデジタル複写機の斜視図である。 同デジタル複写機の概要正面図である。 搬送ユニットを引き出した状態の要部斜視図である。 自動原稿送り装置を開いた状態の斜視図である。 原稿サイズ検知センサの配置状態を示す斜視図である。 原稿サイズ検知センサの検知動作を示す斜視図である。 制御ブロック図である。 画像処理に係る制御ブロック図である。 給紙カセットの斜視図である。 給紙カセットにおける用紙のサイズ及びセット方向を検知する構成の斜視図である。 定着装置の加圧機構を示す要部斜視図である。 搬送ユニットの概要正面図である。 常設の排紙トレイと排紙ユニットへの排紙状態を示す要部正面図である。 切換部材による搬送経路の切り換え状態を示す図で、(a)は排紙ユニットへ案内する状態を示す図、(b)は常設の排紙トレイへ案内する状態を示す図である。 切換部材の斜視図である。 切換部材と駆動手段との連結構造を示す要部斜視図である。
符号の説明
17 搬送ユニット
62 常設された排紙先としての排紙トレイ
65 切換部材
65c 連結ガイド部材
69 排紙ユニット
73 受入部材

Claims (5)

  1. 複数の排紙先に対応する複数の搬送経路を有する搬送ユニットと、該搬送ユニットに設けられ上記複数の搬送経路を切り換え可能な切換部材を有し、画像形成装置本体は常設された排紙先の他に着脱自在な排紙先としての排紙ユニットを任意に増設可能な構成を有し、上記切換部材を所望の排紙先に案内する位置に変位させる駆動手段が上記排紙ユニットに設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、
    上記切換部材を上記常設された排紙先へ案内する位置に常時付勢する付勢手段を有していることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2記載の画像形成装置において、
    上記排紙ユニットが画像形成装置本体に対して搬送方向と略直交する方向に出し入れ自在に設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3記載の画像形成装置において、
    上記切換部材が上記排紙ユニットの出し入れ方向奥側に上記駆動手段に対する連結ガイド部材を有し、上記駆動手段は上記連結ガイド部材を受け入れて揺動する受入部材を有し、該受入部材は上記切換部材が何れの案内位置にあっても上記連結ガイド部材を受け入れ可能な形状を有していることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1乃至4のうちの何れか1つに記載の画像形成装置において、
    上記常設された排紙先が画像形成装置本体の内部空間内に設けられ、上記排紙ユニットが上記内部空間内における上記常設された排紙先の上部に増設可能であることを特徴とする画像形成装置。
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