JP2017178572A - 搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】媒体の搬送先の切替に係る駆動部の構成の簡素化や小型化及び切替動作の迅速化を図る。【解決手段】分岐位置A1において用紙の搬送先を切り替えるための切替部F1は、移動部材60と、移動部材60の移動の規制及び規制の解除を行うための移動規制機構70とを有する。移動部材60は、搬送機構によって搬送される用紙からの外力が付与されていないとき、第1位置(図4に実線で示す位置)に保持され、搬送機構によって搬送される用紙と接触して当該用紙からの外力が付与されたとき、第1位置から第2位置(図4に二点鎖線で示す位置)に移動するように構成されている。用紙Pを第1経路R1に導きたい場合は移動規制機構70によって移動部材60の第1位置から第2位置への移動を規制し、用紙Pを第2経路R2に導きたい場合は移動部材60の移動の規制を解除して用紙Pからの外力によって移動部材60を第1位置から第2位置に移動させる。【選択図】図4

Description

本発明は、分岐位置において媒体の搬送先を切り替えるための切替部を備えた搬送装置に関する。
分岐位置において媒体の搬送先を切り替えるための切替部を備えた搬送装置が知られている。例えば、特許文献1の記録装置(搬送装置)では、各分岐位置に揺動部材(移動部材)が配置されている。揺動部材は、媒体を第1経路に導く第1位置と、媒体を第2経路に導く第2位置とを取り得る。
特開2015−124083号公報
特許文献1では、媒体の搬送先を切り替えるときに、移動部材自体を移動させる。移動部材は、経路構成に対応して設計されるため、小型化等の設計変更が困難な傾向にある。そのため、特許文献1のように移動部材自体を移動させる構成では、媒体の搬送先の切替に係る駆動部の構成の簡素化や小型化を図ることが困難である。また、切替動作の迅速化を図ることも困難であり、媒体の搬送の高速化やスループットの向上を実現することができない。
本発明の目的は、媒体の搬送先の切替に係る駆動部の構成の簡素化や小型化及び切替動作の迅速化を図ることが可能な搬送装置を提供することにある。
本発明に係る搬送装置は、共通経路と前記共通経路の一端である分岐位置において前記共通経路から分岐した第1経路及び第2経路とを含む搬送経路を通して媒体を搬送するための搬送機構と、前記分岐位置において媒体の搬送先を前記第1経路又は前記第2経路に切り替えるための切替部とを備えた搬送装置において、前記切替部は、前記搬送機構によって搬送される媒体からの外力が付与されていないとき、前記搬送機構によって搬送される媒体と接触可能な第1位置であって、前記共通経路から前記第1経路に媒体を導く第1位置に保持され、前記搬送機構によって搬送される媒体と接触して当該媒体からの外力が付与されたとき、前記第1位置から、前記共通経路から前記第2経路に媒体を導く第2位置に移動するように構成された移動部材と、前記移動部材の前記第1位置から前記第2位置への移動の規制及び前記規制の解除を行うための移動規制機構とを有することを特徴とする。
本発明によれば、移動部材自体を移動させる構成ではなく、媒体を第1経路に導きたい場合は移動規制機構によって移動部材の第1位置から第2位置への移動を規制し、媒体を第2経路に導きたい場合は移動部材の移動の規制を解除して媒体からの外力によって移動部材を第1位置から第2位置に移動させるという構成を採用したことにより、移動部材自体の設計変更が困難な状況においても、移動規制機構の設計を工夫することで、媒体の搬送先の切替に係る駆動部の構成の簡素化や小型化及び切替動作の迅速化を図ることが可能となる。
前記移動規制機構は、前記移動部材の前記第1位置から前記第2位置への移動を規制する規制位置と前記移動部材の前記第1位置から前記第2位置への移動を規制しない非規制位置とを取り得る規制部材であって、前記移動部材よりも重量が小さい規制部材と、前記規制部材が前記規制位置及び前記非規制位置のいずれかを選択的に取るように前記規制部材を移動させる駆動部とを有してよい。この場合、比較的軽い規制部材を移動させる構成を採用したことで、比較的重い移動部材を移動させる場合に比べ、媒体の搬送先の切替に係る駆動部の構成の簡素化や小型化及び切替動作の迅速化をより確実に実現することができる。
前記規制部材が前記規制位置から前記非規制位置に移動するときの最大移動距離は、前記移動部材が前記第1位置から前記第2位置に移動するときの最大移動距離よりも小さくてよい。この場合、媒体の搬送先の切替に係る駆動部の構成の簡素化や小型化及び切替動作の迅速化をより一層確実に実現することができる。
前記規制部材は、前記規制位置にあるとき、前記第1位置にある前記移動部材から離隔しており、前記移動部材が前記第1位置から前記外力によって前記第1位置から前記第2位置に向かう方向に移動しようとしたときに前記移動部材と接触することで、前記移動部材の前記第1位置から前記第2位置への移動を規制してよい。規制部材が規制位置にあるときに第1位置にある移動部材と接触する場合、規制部材を非規制位置から規制位置に移動させるときに、規制部材が移動部材と接触し、規制部材に抵抗がかかるため、規制部材の移動をスムーズに行うことができず、駆動部にも大きな駆動力が必要となる。これに対し、上記構成によれば、規制部材が規制位置にあるときに第1位置にある移動部材から離隔しているため、規制部材を非規制位置から規制位置に移動させるときに、規制部材に抵抗がかからず、規制部材の移動をスムーズに行うことができ、駆動部の駆動力も小さくてすむ。
前記切替部は、前記移動部材を前記第2位置から前記第1位置に向けて付勢する付勢部材をさらに有してよい。付勢部材がない場合、移動部材が媒体からの外力によって第1位置から第2位置に移動した後、移動部材が第1位置に戻らないという問題が生じ得る。これに対し、上記構成によれば、付勢部材を設けたことで、当該問題(換言すると、媒体の種類によって搬送が不安定になるという問題)を抑制することができる。
前記共通経路における媒体の搬送方向である共通搬送方向は、前記第1経路における媒体の搬送方向である第1搬送方向と交差し、前記第1経路を画定する壁は、前記共通搬送方向の上流側に位置する第1上流壁と、前記共通搬送方向の下流側に位置し、前記共通搬送方向において前記第1上流壁と対向する第1下流壁とを含み、前記第1位置にある前記移動部材における媒体と接触する面は、前記第1下流壁よりも前記共通搬送方向の上流側にあり、かつ、前記第1経路の内部に延在してよい。この場合、媒体が共通経路から第1経路に向かうときに第1下流壁に当接して媒体のジャムが生じるという問題を抑制することができる。
前記共通経路における媒体の搬送方向である共通搬送方向は、前記第1経路における媒体の搬送方向である第1搬送方向と交差し、かつ、前記第2経路における媒体の搬送方向である第2搬送方向と平行であり、前記共通経路を画定する壁は、前記第1搬送方向の上流側に位置する共通上流壁と、前記第1搬送方向の下流側に位置し、前記第1搬送方向において前記共通上流壁と対向する共通下流壁とを含み、前記第2経路を画定する壁は、前記第1搬送方向の上流側に位置する第2上流壁と、前記第1搬送方向の下流側に位置し、前記第1搬送方向において前記第2上流壁と対向する第2下流壁とを含み、前記第2下流壁は、前記共通下流壁よりも前記第1搬送方向の下流側に位置してよい。この場合、媒体が共通経路から第2経路に向かうときに第2下流壁に当接して媒体のジャムが生じるという問題を抑制することができる。
前記共通経路における媒体の搬送方向である共通搬送方向は、前記第1経路における媒体の搬送方向である第1搬送方向と交差し、かつ、前記第2経路における媒体の搬送方向である第2搬送方向と平行であり、前記移動部材は、前記第1経路よりも前記第1搬送方向の上流側に配置された揺動軸を中心として揺動可能であってよい。この場合、移動部材が第1経路よりも第1搬送方向の上流側でない位置(例えば、第1搬送方向において第1経路と重複する位置)に配置された揺動軸を中心として揺動可能である場合に比べ、移動部材の第1位置と第2位置との間の移動に係る揺動範囲を小さくすることができる。
本発明に係る搬送装置は、前記搬送機構によって搬送される媒体に対して記録を行う記録部をさらに備え、前記移動部材は、前記搬送機構による媒体の搬送方向において前記記録部よりも下流側に、媒体における前記記録部によって記録が行われた記録面とは反対側の非記録面と接触するように配置されてよい。移動部材が記録面と接触すると、記録面に記録された画像の品質が悪化したり、記録された画像の一部が移動部材に転写されたりするという問題が生じ得る。これに対し、上記構成によれば、当該問題を抑制することができる。
前記移動規制機構は、前記搬送経路に沿って搬送される媒体と平行でかつ前記搬送経路における媒体の搬送方向と直交する方向である直交方向において、前記搬送経路の外側に配置されてよい。移動規制機構が直交方向において搬送経路の内側に配置されている場合、ジャム処理等でユーザが移動部材を第1位置から第2位置に移動させるときに、移動規制機構が邪魔になり得る。これに対し、上記構成によれば、当該問題を抑制することができる。
前記搬送機構は、前記第1経路において媒体を挟持して回転するローラ対を有し、本発明に係る搬送装置は、媒体を検知するためのセンサと、媒体の搬送先を前記第1経路から前記第2経路に切り替える場合に、前記センサからの信号に基づいて、媒体の先端が前記ローラ対に挟持されたタイミングで、前記移動部材の前記第1位置から前記第2位置への移動の規制を解除するように前記移動規制機構を制御する制御部とをさらに備えてよい。媒体の先端がローラ対に挟持されれば、移動部材が第1位置から第2位置に移動しても、媒体はローラ対の搬送力により第1経路に沿って搬送される。そこで、上記のように媒体の先端がローラ対に挟持されたタイミングで移動部材の第1位置から第2位置への移動の規制を解除することにより、順次搬送される複数の媒体の間隔を小さくすることでき、スループットの向上を実現することができる。
前記共通経路における媒体の搬送方向である共通搬送方向は、前記第1経路における媒体の搬送方向である第1搬送方向と交差し、前記搬送機構は、前記共通経路において媒体と接触して媒体を前記第1経路に導く方向に回転する補助ローラを有してよい。媒体のコシが強い場合や厚みが大きい場合、移動部材の第1位置から第2位置への移動を規制しても、媒体を第1経路に導くことが困難になり得る。これに対し、上記構成によれば、補助ローラを設けたことで、媒体を第1経路に適切に導くことができる。
前記共通経路を画定する壁は、前記第1搬送方向の上流側に位置する共通上流壁と、前記第1搬送方向の下流側に位置し、前記第1搬送方向において前記共通上流壁と対向する共通下流壁とを含み、前記補助ローラの回転軸は、前記共通下流壁よりも前記第1搬送方向の下流側にあり、前記補助ローラにおける媒体と接触する面は、前記共通下流壁よりも前記第1搬送方向の上流側にあり、かつ、前記共通経路の内部に延在してよい。この場合、より確実に媒体を第1経路に導くことができる。
前記移動部材は、前記第1経路に沿って搬送される媒体と接触する部分に、当該媒体の搬送に従動して回転する従動ローラを有してよい。移動部材が従動ローラを有さない場合、第1経路に沿って搬送される媒体に、移動部材との接触による搬送負荷が生じ、搬送が不安定化し得る。これに対し、上記構成によれば、移動部材が従動ローラを有することで、搬送負荷を軽減し、搬送が安定化する。
前記第1位置にある前記移動部材における前記第1位置から前記第2位置に向かう方向の上流側の面と接触する位置に、第1弾性部材が設けられてよい。この場合、移動部材が第1位置に到達するときに生じ得る騒音を抑制することができる。
前記第2位置にある前記移動部材における前記第1位置から前記第2位置に向かう方向の下流側の面と接触する位置に、第2弾性部材が設けられてよい。この場合、移動部材が第2位置に到達するときに生じ得る騒音を抑制することができる。
本発明によれば、移動部材自体を移動させる構成ではなく、媒体を第1経路に導きたい場合は、移動規制機構によって移動部材の第1位置から第2位置への移動を規制し、媒体を第2経路に導きたい場合は、移動部材の移動の規制を解除し、媒体からの外力によって移動部材を第1位置から第2位置に移動させるという構成を採用したことにより、移動部材自体の設計変更が困難な状況においても、移動規制機構の設計を工夫することで、媒体の搬送先の切替に係る駆動部の構成の簡素化や小型化及び切替動作の迅速化を図ることが可能となる。
本発明の一実施形態に係るインクジェットプリンタを示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るインクジェットプリンタの概略構成図である。 本発明の一実施形態に係るインクジェットプリンタの電気的構成を示すブロック図である。 図3に二点鎖線で示す領域IVの拡大図である。 本発明の一実施形態に係るインクジェットプリンタにおいて、規制部材が規制位置にありかつ移動部材が第1位置にある状態を示す、移動部材及び移動規制機構の斜視図である。 本発明の一実施形態に係るインクジェットプリンタの制御部が実行する制御内容(用紙の搬送先の切替制御)を示すフロー図である。
本発明の一実施形態に係るインクジェットプリンタ(以下、単に「プリンタ」と称す。)1は、図1及び図2に示すように、略直方体形状の筐体1xと、筐体1xに対して着脱可能に装着されたトレイユニット50とを有する。トレイユニット50は、筐体1xの上面に形成された開口1x1と支持部材51の下面に形成された開口51x1とが対向するように、筐体1xの上部に配置されている。トレイユニット50の上部に、さらに別のトレイユニットを装着することもできる。
筐体1xの上部には、受容トレイ12が設けられている。
受容トレイ12は、筐体1xの上壁からなるトレイ本体13と、トレイ本体13に対して着脱可能に取り付けられたベース14と、ベース14に対して主走査方向に沿った軸線を中心として回動可能に取り付けられたストッパ15とを含む。トレイ本体13は、用紙Pを受容するための受容面13aを構成する。
トレイユニット50は、鉛直方向に並んで配置された4つの受容トレイ52a〜52dと、4つの受容トレイ52a〜52dをそれぞれ主走査方向に沿った軸線53x1を中心として回動可能に支持する筐体状の支持部材51とを有する。4つの受容トレイ52a〜52dのうち、受容トレイ52aが最も上方に配置された最上層トレイであり、受容トレイ52b〜52dが下層トレイである。
各受容トレイ52a〜52dは、上面に窪み53yが設けられた板状のトレイ本体53と、トレイ本体53の窪み53yが設けられた部分に着脱可能にかつ搬送方向(当該受容トレイに用紙Pが受容されるときの用紙Pの搬送方向)Dに移動可能に取り付けられたベース54と、ベース54に対して主走査方向に沿った軸線を中心として回動可能に取り付けられたストッパ55とを含む。トレイ本体53は、用紙Pを受容するための受容面53aを構成する。
トレイ本体53において窪み53yを画定する搬送方向Dに沿った両側面には、搬送方向Dに沿って多数の凹部53zが形成されている。ベース54の主走査方向の両側面には、多数の凹部53zのうち主走査方向に互いに対向する一対の凹部53zに嵌合可能な一対の凸部(図示略)が形成されている。一対の凸部が一対の凹部53zに嵌合することで、ベース54がトレイ本体53に対して位置決めされている。
筐体1xの内部には、インクジェットヘッド(以下、単に「ヘッド」と称す。)10、プラテン11、給紙機構20、搬送機構30a、用紙センサ49及び制御部1cが設けられている。また、支持部材51の内部には、搬送機構30bが設けられている。
ヘッド10は、主走査方向に長尺な略直方体形状を有する。即ち、プリンタ1は、ライン式のインクジェットプリンタである。ヘッド10は、圧力室を含むインク流路が形成された流路ユニット、及び、流路ユニットの圧力室内のインクに圧力を与えるアクチュエータを含む。ヘッド10の下面は、流路ユニットの下面であって、インクを吐出するための複数の吐出口が形成された吐出面10xである。流路ユニットのインク流路には、カートリッジ(図示略)からインクが供給される。
プラテン11は、ヘッド10の下方に配置されている。プラテン11は、平板状の部材であり、用紙Pを支持する支持面11xを有する。支持面11xは、鉛直方向に吐出面10xと離隔しつつ対向している。
給紙機構20は、複数枚の用紙Pを収容可能でかつ筐体1xに対して着脱可能な収容トレイ21、及び、収容トレイ21に取り付けられた給紙ローラ22を含む。給紙ローラ22は、制御部1cによる制御の下、給紙モータ20M(図3参照)の駆動により回転する。給紙ローラ22は、収容トレイ21内で最も上方にある用紙Pと接触しつつ回転することで、当該用紙Pを送り出す。
搬送機構30aは、搬送機構30bとで、搬送機構30を構成している。搬送機構30は、給紙機構20から送り出された用紙Pが吐出面10xと支持面11xとの間を通過して受容トレイ12,52a〜52d及びトレイユニット50の上部に配置された別のトレイユニットの受容トレイのいずれかに選択的に受容されるように用紙Pを搬送するための機構であり、経路R1〜R6を形成している。
経路R1は、受容トレイ12に向けて用紙Pが搬送される経路である。経路R2は、受容トレイ52dに向けて用紙Pが搬送される経路である。経路R3は、受容トレイ52cに向けて用紙Pが搬送される経路である。経路R4は、受容トレイ52bに向けて用紙Pが搬送される経路である。経路R5は、受容トレイ52aに向けて用紙Pが搬送される経路である。経路R6は、支持部材51の上面に形成された開口51x2を通過して別のトレイユニットの受容トレイに向けて用紙Pが搬送される経路である。
経路R1,R2は、これらの共通経路R12の一端である分岐位置A1において、共通経路R12から分岐している。経路R2,R3は、これらの共通経路R23の一端である分岐位置A2において共通経路R23から分岐している。経路R3,R4は、これらの共通経路R34の一端である分岐位置A3において共通経路R34から分岐している。経路R4,R5は、これらの共通経路R45の一端である分岐位置A4において共通経路R45から分岐している。経路R5,R6は、これらの共通経路R56の一端である分岐位置A5において共通経路R56から分岐している。
搬送機構30aは、ガイド31及びローラ対32〜36を含む。搬送機構30bは、ガイド31及びローラ対37〜44を含む。
ガイド31は、経路R1〜R6に沿って搬送される用紙Pの表面及び裏面に対向するように配置されている。
ローラ対32〜36は、経路R1に沿って配置されている。ローラ対37,38は、共通経路R12から分岐した経路R2に沿って配置されている。ローラ対39,40は、共通経路R23から分岐した経路R3に沿って配置されている。ローラ対41,42は、共通経路R34から分岐した経路R4に沿って配置されている。ローラ対43,44は、共通経路R45から分岐した経路R5に沿って配置されている。
ローラ対32〜36は、制御部1cによる制御の下、搬送モータ30aM(図3参照)の駆動により回転する。ローラ対37〜44は、制御部1cによる制御の下、搬送モータ30bM(図3参照)の駆動により回転する。ローラ対32〜44は、用紙Pを挟持して回転することで、用紙Pに搬送力を付与する。
各分岐位置A1〜A5には、分岐位置A1〜A5において用紙Pの搬送先を第1経路(図2で左方の経路)又は第2経路(図2で上方の経路)に切り替えるための切替部F1〜F5が設けられている。
各切替部F1〜F5は、主走査方向に沿った揺動軸60xを中心として揺動可能な移動部材60を有する。移動部材60は、搬送機構30による用紙Pの搬送方向においてヘッド10よりも下流側において、用紙Pにおけるヘッド10によって記録が行われた記録面とは反対側の非記録面と接触するように配置されている。
各移動部材60は、搬送機構30によって搬送される用紙Pからの外力が付与されていないとき、第1位置(図2参照)に保持され、搬送機構30によって搬送される用紙Pと接触して当該用紙Pからの外力が付与されたとき、第1位置(図4に実線で示す位置)から第2位置(図4に二点鎖線で示す位置)に移動するように構成されている。第1位置は、搬送機構30によって搬送される用紙Pと接触可能な位置であって、共通経路R12,R23,R34,R45から第1経路(図2で左方の経路)に用紙Pを導く位置である。第2位置は、共通経路R12,R23,R34,R45から第2経路(図2で上方の経路)に用紙Pを導く位置である。
各切替部F1〜F5は、さらに、移動部材60の第1位置から第2位置への移動の規制及び当該規制の解除を行うための移動規制機構70を有する(図4参照)。
各移動規制機構70は、図4に示すように、主走査方向に沿った揺動軸71xを中心として揺動可能でかつ移動部材60よりも重量が小さい棒状の規制部材71と、規制部材71を移動させるソレノイド72とを有する。ソレノイド72の伸縮部72aは、規制部材71の基端部71aと常に接触するように配置されており、制御部1cによる制御の下、切替モータF1M〜F5M(図3参照)の駆動により伸縮する。これにより、規制部材71は、揺動軸71xを中心として揺動し、移動部材60の第1位置(図4に実線で示す位置)から第2位置(図4に二点鎖線で示す位置)への移動を規制する規制位置(図4に実線で示す位置)と、移動部材60の第1位置から第2位置への移動を規制しない非規制位置(図4に二点鎖線で示す位置)とのいずれかを選択的に取る。
移動部材60及び移動規制機構70のより具体的な構成については、後に詳述する。
用紙センサ49は、図2に示すように、搬送機構30による用紙Pの搬送方向においてヘッド10よりも上流側でヘッド10の近傍に配置されており、用紙Pを検知したときに検知信号を制御部1cに送信する。
制御部1cは、図3に示すように、演算処理装置であるCPU(Central Processing Unit)1c1、ROM(Read Only Memory)1c2、RAM(Random Access Memory)1c3、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)1c4、I/F(Interface)1c5及びI/O(Input/Output Port)1c6を有する。ROM1c2は、CPU1c1が実行するプログラム等の固定データを記憶している。RAM1c3は、CPU1c1がプログラムを実行するために必要なデータを一時的に記憶する。ASIC1c4は、画像データの書き換え、並び替え等(例えば、信号処理や画像処理)を行う。I/F1c5は、外部装置(例えば、プリンタ1に接続されたPC)とデータの送受信を行う。I/O1c6は、各種センサと信号の送受信を行う。CPU1c1は、制御部1cに含まれるCPU1c1以外の各部と電気的に接続されており、各部から受信したデータに基づいてプリンタ1各部の制御を行う。
制御部1cは、筐体1xの上面に設けられた接点C1と電気的に接続されている。トレイユニット50が筐体1xに装着されると、接点C1と支持部材51の下面に設けられた接点C2とが互いに接触して電気的に接続される。接点C2は、トレイユニット50の搬送モータ30bM及び切替モータF2M〜F5Mと電気的に接続されている。これにより、制御部1cとトレイユニット50の搬送モータ30bM及び切替モータF2M〜F5Mとの間の信号の送受信が可能となる。
また、トレイユニット50の上部に別のトレイユニットが装着されると、当該トレイユニット50の支持部材51の上面に設けられた接点C3と、別のトレイユニットの支持部材の下面に設けられた別の接点とが互いに接触して電気的に接続される。別の接点は、別のトレイユニットの搬送モータ及び切替モータと電気的に接続されている。これにより、制御部1cと別のトレイユニットの搬送モータ及び切替モータとの間の信号の送受信が可能となる。
制御部1cによる制御の下、搬送機構30によって搬送された用紙Pが吐出面10xと支持面11xとの間を通過する際に、ヘッド10のアクチュエータが駆動し、吐出面10xに形成された複数の吐出口から選択的にインクが吐出される。吐出されたインクが用紙Pに着弾することで、用紙P上に画像が形成される(即ち、用紙Pに対する記録が行われる)。記録後の用紙Pは、搬送機構30によってさらに搬送され、受容トレイ12,52a〜52dのいずれかに選択的に受容される。
受容トレイ12,52a〜52dに用紙Pが受容される際、用紙Pは、搬送方向Dに沿って搬送され、先端がストッパ15,55に当接して落下し、受容トレイ12,52a〜52dの受容面13a,53aに受容される。
次いで、図4及び図5を参照し、移動部材60、移動規制機構70及びこれらが設けられた経路の構成について詳細に説明する。
なお、以下の説明は、共通経路R12、共通経路R12の一端である分岐位置A1において共通経路R12から分岐した第1経路R1及び第2経路R2、分岐位置A1に配置された切替部F1の構成についての説明であるが、他の分岐位置A2〜A5における共通経路、第1経路及び第2経路、切替部F2〜F5にも該当する。
図4に示すように、共通搬送方向(共通経路R12における用紙Pの搬送方向)D12は、第1搬送方向(第1経路R1における用紙Pの搬送方向)D1と交差し、かつ、第2搬送方向(第2経路R2における用紙Pの搬送方向)D2と平行である。
共通経路R12を画定する壁は、第1搬送方向D1の上流側に位置する共通上流壁W12aと、第1搬送方向D1の下流側に位置し、第1搬送方向D1において共通上流壁W12aと対向する共通下流壁W12bとを含む。第1経路R1を画定する壁は、共通搬送方向D12の上流側に位置する第1上流壁W1aと、共通搬送方向D12の下流側に位置し、共通搬送方向D12において第1上流壁W1aと対向する第1下流壁W1bとを含む。第2経路R2を画定する壁は、第1搬送方向D1の上流側に位置する第2上流壁W2aと、第1搬送方向D1の下流側に位置し、第1搬送方向D1において第2上流壁W2aと対向する第2下流壁W2bとを含む。共通上流壁W12aと第2上流壁W2aとが連なり、共通下流壁W12bと第1上流壁W1aとが連なり、第1下流壁W1bと第2下流壁W2bとが連なっている。第2下流壁W2bは、共通下流壁W12bよりも第1搬送方向D1の下流側に位置している。
移動部材60の揺動軸60xは、第1経路R1よりも第1搬送方向D1の上流側の、経路R12,R1,R2外に配置されている。移動部材60は、第1位置(図4に実線で示す位置)にある状態において、揺動軸60xが設けられた経路R12,R1,R2外にある基端部60aから、先端部60bに向かって、共通下流壁W12b及び第1上流壁W1aと同様の湾曲形状をなして、延在している。
移動部材60の先端部60bは、図5に示すように、櫛歯状であり、主走査方向に等間隔に配置された複数の歯部61を有する。第1下流壁W1b及び第2下流壁W2bを構成する壁体Wbにおける壁W1b,W2bの境界にあたる角部には、複数の歯部61をそれぞれ挿入可能な複数のスリットWsが設けられている。
各歯部61の内側面(第1位置から第2位置に向かう方向(移動方向)の上流側の面)には、図4に示すように、主走査方向に沿った軸線を中心として回転可能な従動ローラ65が配置されている。従動ローラ65は、第1経路Rに沿って搬送される用紙Pと接触したときに、当該用紙Pの搬送に従動して回転する。
移動部材60は、第1位置(図4に実線で示す位置)にあるとき、複数の歯部61が複数のスリットWsのそれぞれに挿入されており、主走査方向から見て先端部60bが壁体Wbと部分的に重なっている。このとき、先端部60bの内側面、及び、従動ローラ65の外周面における用紙Pと接触する部分は、第1下流壁W1bよりも下方(共通搬送方向D12の上流側)にあり、かつ、第1経路R1の内部に延在している。
移動部材60は、第2位置(図4に二点鎖線で示す位置)にあるとき、複数の歯部61が複数のスリットWsから離脱し、壁体Wbから離隔している。このとき、先端部60bの内側面、及び、従動ローラ65の外周面における用紙Pと接触する部分は、第2経路R2の内部に延在している。
移動部材60は、基端部60aに取り付けられたバネ60Sにより、第2位置から第1位置に向けて(移動方向とは逆の方向に)付勢されている。バネ60Sは、一端が基端部60aに固定され、他端が支持部材51に固定されている。
移動部材60が第1位置(図4に実線で示す位置)にあるときに従動ローラ65の外周面(移動部材60における移動方向の上流側の面)と接触する位置に、スポンジ91が設けられている。また、移動部材60が第2位置(図4に二点鎖線で示す位置)にあるときに移動部材60の外側面(移動方向の下流側の面)と接触する位置に、スポンジ92が設けられている。各スポンジ91,92は、直方体状の弾性部材であり、主走査方向において経路R12,R1,R2の外側に配置されている。
共通経路R12には、主走査方向に沿った回転軸80xを中心として回転する補助ローラ80が設けられている。補助ローラ80は、駆動ローラであり、制御部1cによる制御の下、補助ローラ回転モータ80M(図3参照)の駆動により回転し、共通経路R12において用紙Pと接触して用紙Pを第1経路R1に導く方向に回転する。回転軸80xは、共通下流壁W12bよりも第1搬送方向D1の下流側にある。また、補助ローラ80における用紙Pと接触する面80aは、共通下流壁W12bから突出しており、共通下流壁W12bよりも第1搬送方向D1の上流側にあり、かつ、共通経路R12の内部に延在している。
移動規制機構70の規制部材71及びソレノイド72は、図5に示すように、主走査方向において経路R12,R1,R2の外側に配置されている。
移動部材60は、主走査方向において経路R12,R1,R2の外側に位置する部分の外側面に、凸部60pを有する。規制部材71が規制位置(図4に実線で示す位置)にありかつ移動部材60が第1位置(図4に実線で示す位置)にあるとき、規制部材71の先端部71bと移動部材60の凸部60pとは移動方向において若干の間隙を介して互いに対向している。規制部材71は、非規制位置(図4に二点鎖線で示す位置)にあるとき、移動部材60の揺動範囲外にあり、第1位置にある移動部材60及び第2位置にある移動部材60のいずれとも接触しない。
規制部材71が非規制位置にありかつ移動部材60が第1位置にある状態において、共通経路R12に沿って搬送される用紙Pが移動部材60の内側面に接触すると、用紙Pからの外力によって移動部材60が移動方向に移動して第2位置に到達する。これにより用紙Pは、移動部材60の先端部60bを擦り抜け、第2経路R2に進む。
規制部材71が規制位置にありかつ移動部材60が第1位置にある状態において、共通経路R12に沿って搬送される用紙Pが移動部材60の内側面に接触すると、用紙Pからの外力によって移動部材60が移動方向に移動しようとする。このとき移動部材60は、移動方向に若干移動するが、凸部60pが規制部材71の先端部71bと当接する中間位置(図4に一点鎖線で示す位置)で停止される(即ち、移動方向の移動が規制される)。中間位置は、移動方向において第1位置と第2位置との間にある。移動部材60は、中間位置にあるときにも(即ち、第1位置から中間位置までの揺動範囲内にあるとき)、搬送機構30によって搬送される用紙Pと接触可能であり、用紙Pを共通経路R12,R23,R34,R45から第1経路(図2で左方の経路)に用紙Pを導く。
規制部材71が規制位置から非規制位置に移動するときの最大移動距離L1は、移動部材60が第1位置から第2位置に移動するときの最大移動距離L2よりも小さい。
次いで、図6を参照し、用紙Pの搬送先の切替制御について説明する。
なお、以下の説明は、分岐位置A1における用紙Pの搬送先の切替制御についての説明であるが、他の分岐位置A2〜A5における用紙Pの搬送先の切替制御にも該当する。
初期状態において、分岐位置A1における用紙Pの搬送先は第2経路R2に設定されており、規制部材71は非規制位置に保持されている。
制御部1cは、先ず、外部装置から受信した記録指令や各受容トレイ52a〜52dに受容された用紙Pの量に基づき、用紙Pの搬送先を第2経路R2から第1経路R1に切り替えるか否かを判断する(S1)。例えば、制御部1cは、受容トレイ12に用紙Pを受容させるというユーザの指示が記録指令に含まれている場合や、各受容トレイ52a〜52dに所定量以上の量の用紙Pが受容されていることを示す信号をセンサから受信した場合に、用紙Pの搬送先を第2経路R2から第1経路R1に切り替えると判断してよい。
制御部1cは、用紙Pの搬送先を第2経路R2から第1経路R1に切り替えないと判断した場合(S1:NO)、当該処理S1を繰り返す。制御部1cは、用紙Pの搬送先を第2経路R2から第1経路R1に切り替えると判断した場合(S1:YES)、規制部材71が非規制位置から規制位置に移動するようにソレノイド72を駆動させ、移動部材60の第1位置から第2位置への移動を規制する(S2)。
S2の後、制御部1cは、外部装置から受信した記録指令や各受容トレイ52a〜52dに受容された用紙Pの量等に基づき、用紙Pの搬送先を第1経路R1から第2経路R2に切り替えるか否かを判断する(S3)。例えば、制御部1cは、受容トレイ52a〜52dのいずれかに用紙Pを受容させるというユーザの指示が記録指令に含まれている場合や、受容トレイ12に所定量以上の量の用紙Pが受容されていることを示す信号をセンサから受信した場合に、用紙Pの搬送先を第1経路R1から第2経路R2に切り替えると判断してよい。
制御部1cは、用紙Pの搬送先を第1経路R1から第2経路R2に切り替えないと判断した場合(S3:NO)、当該処理S3を繰り返す。制御部1cは、用紙Pの搬送先を第1経路R1から第2経路R2に切り替えると判断した場合(S3:YES)、用紙センサ49からの信号に基づいて、用紙Pの先端がローラ対36に挟持されたか否かを判断する(S4)。例えば、制御部1cは、用紙センサ49からの検知信号を受信した時点(用紙センサ49が用紙Pの先端を検知した時点)からの搬送モータ30aMの回転数に基づいて、用紙Pの先端が用紙センサ49の検知位置からローラ対36の挟持位置まで移動したと判断してよい。
制御部1cは、用紙Pの先端がローラ対36に挟持されていないと判断した場合(S4:NO)、当該処理S4を繰り返す。制御部1cは、用紙Pの先端がローラ対36に挟持されたと判断した場合(S4:YES)、規制部材71が規制位置から非規制位置に移動するようにソレノイド72を駆動させ、移動部材60の第1位置から第2位置への移動の規制を解除する(S5)。
S5の後、制御部1cは、処理をS1に戻す。
以上に述べたように、本実施形態によれば、移動部材60自体を移動させる構成ではなく、用紙Pを第1経路R1に導きたい場合は移動規制機構70によって移動部材60の第1位置から第2位置への移動を規制し、用紙Pを第2経路R2に導きたい場合は移動部材60の移動の規制を解除して用紙Pからの外力によって移動部材60を第1位置から第2位置に移動させるという構成を採用したものである。これにより、移動部材60自体の設計変更が困難な状況においても、移動規制機構70の設計を工夫することで、用紙Pの搬送先の切替に係る駆動部の構成の簡素化や小型化及び切替動作の迅速化を図ることが可能となる。
移動規制機構70は、移動部材60よりも重量が小さい規制部材71と、規制部材71が規制位置及び非規制位置のいずれかを選択的に取るように規制部材71を移動させるソレノイド72(駆動部)とを有する。この場合、比較的軽い規制部材71を移動させる構成を採用したことで、比較的重い移動部材60を移動させる場合に比べ、用紙Pの搬送先の切替に係る駆動部の構成の簡素化や小型化及び切替動作の迅速化をより確実に実現することができる。
規制部材71が規制位置から非規制位置に移動するときの最大移動距離L1は、移動部材60が第1位置から第2位置に移動するときの最大移動距離L2よりも小さい。この場合、用紙Pの搬送先の切替に係る駆動部の構成の簡素化や小型化及び切替動作の迅速化をより一層確実に実現することができる。
規制部材71は、図4に示すように、規制位置にあるとき、第1位置にある移動部材60から離隔しており、移動部材60が第1位置から用紙Pの外力によって移動方向に移動しようとしたときに移動部材60と接触することで、移動部材60の第1位置から第2位置への移動を規制する。規制部材71が規制位置にあるときに第1位置にある移動部材60と接触する場合、規制部材71を非規制位置から規制位置に移動させるときに、規制部材71が移動部材60と接触し、規制部材71に抵抗がかかるため、規制部材71の移動をスムーズに行うことができず、駆動部にも大きな駆動力が必要となる。これに対し、上記構成によれば、規制部材71が規制位置にあるときに第1位置にある移動部材60から離隔しているため、規制部材71を非規制位置から規制位置に移動させるときに、規制部材71に抵抗がかからず、規制部材71の移動をスムーズに行うことができ、駆動部の駆動力も小さくてすむ。
切替部F1〜F5は、移動部材60を第2位置から第1位置に向けて付勢するバネ60S(付勢部材)を有する。付勢部材がない場合、移動部材60が用紙Pからの外力によって第1位置から第2位置に移動した後、移動部材60が第1位置に戻らないという問題が生じ得る。これに対し、上記構成によれば、付勢部材を設けたことで、当該問題(換言すると、用紙Pの種類によって搬送が不安定になるという問題)を抑制することができる。
第1位置にある移動部材60における用紙Pと接触する面(図4に実線で示す移動部材60の先端部60bの内側面及び従動ローラ65の外周面)は、第1下流壁W1bよりも下方(共通搬送方向D12の上流側)にあり、かつ、第1経路R1の内部に延在している。この場合、用紙Pが共通経路R12から第1経路R1に向かうときに第1下流壁W1bに当接して用紙Pのジャムが生じるという問題を抑制することができる。
第2下流壁W2bは、共通下流壁W12bよりも第1搬送方向D1の下流側に位置している。この場合、用紙Pが共通経路R12から第2経路R2に向かうときに第2下流壁W2bに当接して用紙Pのジャムが生じるという問題を抑制することができる。
移動部材60は、第1経路R1よりも第1搬送方向D1の上流側に配置された揺動軸60xを中心として揺動可能である。この場合、移動部材60が第1経路R1よりも第1搬送方向D1の上流側でない位置(例えば、第1搬送方向D1において第1経路R1と重複する位置)に配置された揺動軸を中心として揺動可能である場合に比べ、移動部材60の第1位置と第2位置との間の移動に係る揺動範囲を小さくすることができる。
移動部材60は、搬送機構30による用紙Pの搬送方向においてヘッド10よりも下流側に、用紙Pの非記録面と接触するように配置されている。移動部材60が記録面と接触すると、記録面に記録された画像の品質が悪化したり、記録された画像の一部が移動部材60に転写されたりするという問題が生じ得る。これに対し、上記構成によれば、当該問題を抑制することができる。
移動規制機構70は、主走査方向(経路R12,R1,R2に沿って搬送される用紙Pと平行でかつ経路R12,R1,R2における用紙Pの搬送方向と直交する方向である直交方向)において、経路R12,R1,R2の外側に配置されている。移動規制機構70が主走査方向において経路R12,R1,R2の内側に配置されている場合、ジャム処理等でユーザが移動部材60を第1位置から第2位置に移動させるときに、移動規制機構70が邪魔になり得る。これに対し、上記構成によれば、当該問題を抑制することができる。
制御部1cは、用紙Pの搬送先を第1経路R1から第2経路R2に切り替える場合に(S3:YES)、用紙センサ49からの信号に基づいて、用紙Pの先端がローラ対36に挟持されたタイミングで、移動部材60の第1位置から第2位置への移動の規制を解除するように移動規制機構70を制御する(S4:YES→S5)。用紙Pの先端がローラ対36に挟持されれば、移動部材60が第1位置から第2位置に移動しても、用紙Pはローラ対36の搬送力により第1経路R1に沿って搬送される。そこで、上記のように用紙Pの先端がローラ対36に挟持されたタイミングで移動部材60の第1位置から第2位置への移動の規制を解除することにより、順次搬送される複数の用紙Pの間隔を小さくすることでき、スループットの向上を実現することができる。
搬送機構30は、共通経路R12において用紙Pと接触して用紙Pを第1経路R1に導く方向に回転する補助ローラ80を有する。用紙Pのコシが強い場合や厚みが大きい場合、移動部材60の第1位置から第2位置への移動を規制しても、用紙Pを第1経路に導くことが困難になり得る。これに対し、上記構成によれば、補助ローラ80を設けたことで、用紙Pを第1経路R1に適切に導くことができる。
補助ローラ80の回転軸80xは、共通下流壁W12bよりも第1搬送方向D1の下流側にあり、補助ローラ80における用紙Pと接触する面80aは、共通下流壁W12bよりも第1搬送方向D1の上流側にあり、かつ、共通経路R12の内部に延在している。この場合、より確実に用紙Pを第1経路R1に導くことができる。
移動部材60は、第1経路R1に沿って搬送される用紙Pと接触する部分に、当該用紙Pの搬送に従動して回転する従動ローラ65を有する。移動部材60が従動ローラ65を有さない場合、第1経路R1に沿って搬送される用紙Pに、移動部材60との接触による搬送負荷が生じ、搬送が不安定化し得る。これに対し、上記構成によれば、移動部材60が従動ローラ65を有することで、搬送負荷を軽減し、搬送が安定化する。
第1位置にある移動部材60における移動方向の上流側の面(従動ローラ65の外周面)と接触する位置に、スポンジ91が設けられている。この場合、移動部材60が第1位置に到達するときに生じ得る騒音を抑制することができる。
第2位置にある移動部材60における移動方向の下流側の面(外側面)と接触する位置に、スポンジ92が設けられている。この場合、移動部材60が第2位置に到達するときに生じ得る騒音を抑制することができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能なものである。
・共通経路、第1経路及び第2経路の構成(経路同士の角度等)に合わせて、移動部材の形状やサイズを適宜変更してよい。
・移動部材の揺動軸の位置は、経路構成に合わせて適宜変更してよい。また、移動部材は、揺動する構成に限定されず、スライド移動する構成であってもよい。
・移動部材は、記録面と接触するように配置されてもよい。また、移動部材は、搬送方向において記録部よりも上流側に配置されてもよい。
・移動部材を第2位置から第1位置に向けて付勢する付勢部材を省略してもよい。この場合、移動部材は、自重で第1位置に保持され、媒体からの外力によって第1位置から第2位置に移動した後再び自重で第1位置に戻るように構成されてよい。
・移動規制機構の駆動部は、ソレノイドに限定されず、ギヤ等であってもよい。
・規制部材は、規制位置にあるとき、第1位置にある移動部材と接触してもよい。
・第1弾性部材及び/又は第2弾性部材は、スポンジに限定されず、ゴム等からなる部材であってもよい。
・補助ローラ、従動ローラ、第1弾性部材及び/又は第2弾性部材を省略してもよい。
・搬送装置は、プリンタに限定されず、ファクシミリ、コピー機、複合機等であってもよい。
・記録部は、ライン式に限定されず、シリアル式であってもよい。また、記録部は、インクジェット式に限定されず、レーザー式、サーマル式等であってもよい。搬送装置は、記録部を備えなくてもよい。
・媒体は、用紙に限定されず、布等であってもよい。また、媒体は、記録されるものに限定されず、記録されないものであってもよい。
1 インクジェットプリンタ(搬送装置)
1c 制御部
10 インクジェットヘッド(記録部)
30 搬送機構
36,38,40,42,44 ローラ対
49 用紙センサ(センサ)
60 移動部材
60S バネ(付勢部材)
60x 揺動軸
65 従動ローラ
70 移動規制機構
71 規制部材
72 ソレノイド(駆動部)
80 補助ローラ
80x 回転軸
91 スポンジ(第1弾性部材)
92 スポンジ(第2弾性部材)
A1〜A5 分岐位置
D1 第1搬送方向
D2 第2搬送方向
D12 共通搬送方向
F1〜F5 切替部
L1,L2 最大移動距離
R1〜R5,R12,R23,R34,R45 搬送経路
R12,R23,R34,R45 共通経路
R1〜R5 第1経路、第2経路
W1a 第1上流壁
W1b 第1下流壁
W2a 第2上流壁
W2b 第2下流壁
W12a 共通上流壁
W12b 共通下流壁

Claims (16)

  1. 共通経路と前記共通経路の一端である分岐位置において前記共通経路から分岐した第1経路及び第2経路とを含む搬送経路を通して媒体を搬送するための搬送機構と、前記分岐位置において媒体の搬送先を前記第1経路又は前記第2経路に切り替えるための切替部とを備えた搬送装置において、
    前記切替部は、
    前記搬送機構によって搬送される媒体からの外力が付与されていないとき、前記搬送機構によって搬送される媒体と接触可能な第1位置であって、前記共通経路から前記第1経路に媒体を導く第1位置に保持され、前記搬送機構によって搬送される媒体と接触して当該媒体からの外力が付与されたとき、前記第1位置から、前記共通経路から前記第2経路に媒体を導く第2位置に移動するように構成された移動部材と、
    前記移動部材の前記第1位置から前記第2位置への移動の規制及び前記規制の解除を行うための移動規制機構とを有することを特徴とする、搬送装置。
  2. 前記移動規制機構は、
    前記移動部材の前記第1位置から前記第2位置への移動を規制する規制位置と前記移動部材の前記第1位置から前記第2位置への移動を規制しない非規制位置とを取り得る規制部材であって、前記移動部材よりも重量が小さい規制部材と、
    前記規制部材が前記規制位置及び前記非規制位置のいずれかを選択的に取るように前記規制部材を移動させる駆動部とを有することを特徴とする、請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記規制部材が前記規制位置から前記非規制位置に移動するときの最大移動距離は、前記移動部材が前記第1位置から前記第2位置に移動するときの最大移動距離よりも小さいことを特徴とする、請求項2に記載の搬送装置。
  4. 前記規制部材は、前記規制位置にあるとき、前記第1位置にある前記移動部材から離隔しており、前記移動部材が前記第1位置から前記外力によって前記第1位置から前記第2位置に向かう方向に移動しようとしたときに前記移動部材と接触することで、前記移動部材の前記第1位置から前記第2位置への移動を規制することを特徴とする、請求項2又は3に記載の搬送装置。
  5. 前記切替部は、前記移動部材を前記第2位置から前記第1位置に向けて付勢する付勢部材をさらに有することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の搬送装置。
  6. 前記共通経路における媒体の搬送方向である共通搬送方向は、前記第1経路における媒体の搬送方向である第1搬送方向と交差し、
    前記第1経路を画定する壁は、前記共通搬送方向の上流側に位置する第1上流壁と、前記共通搬送方向の下流側に位置し、前記共通搬送方向において前記第1上流壁と対向する第1下流壁とを含み、
    前記第1位置にある前記移動部材における媒体と接触する面は、前記第1下流壁よりも前記共通搬送方向の上流側にあり、かつ、前記第1経路の内部に延在していることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の搬送装置。
  7. 前記共通経路における媒体の搬送方向である共通搬送方向は、前記第1経路における媒体の搬送方向である第1搬送方向と交差し、かつ、前記第2経路における媒体の搬送方向である第2搬送方向と平行であり、
    前記共通経路を画定する壁は、前記第1搬送方向の上流側に位置する共通上流壁と、前記第1搬送方向の下流側に位置し、前記第1搬送方向において前記共通上流壁と対向する共通下流壁とを含み、
    前記第2経路を画定する壁は、前記第1搬送方向の上流側に位置する第2上流壁と、前記第1搬送方向の下流側に位置し、前記第1搬送方向において前記第2上流壁と対向する第2下流壁とを含み、
    前記第2下流壁は、前記共通下流壁よりも前記第1搬送方向の下流側に位置していることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の搬送装置。
  8. 前記共通経路における媒体の搬送方向である共通搬送方向は、前記第1経路における媒体の搬送方向である第1搬送方向と交差し、かつ、前記第2経路における媒体の搬送方向である第2搬送方向と平行であり、
    前記移動部材は、前記第1経路よりも前記第1搬送方向の上流側に配置された揺動軸を中心として揺動可能であることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の搬送装置。
  9. 前記搬送機構によって搬送される媒体に対して記録を行う記録部をさらに備え、
    前記移動部材は、前記搬送機構による媒体の搬送方向において前記記録部よりも下流側に、媒体における前記記録部によって記録が行われた記録面とは反対側の非記録面と接触するように配置されていることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の搬送装置。
  10. 前記移動規制機構は、前記搬送経路に沿って搬送される媒体と平行でかつ前記搬送経路における媒体の搬送方向と直交する方向である直交方向において、前記搬送経路の外側に配置されていることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載の搬送装置。
  11. 前記搬送機構は、前記第1経路において媒体を挟持して回転するローラ対を有し、
    媒体を検知するためのセンサと、
    媒体の搬送先を前記第1経路から前記第2経路に切り替える場合に、前記センサからの信号に基づいて、媒体の先端が前記ローラ対に挟持されたタイミングで、前記移動部材の前記第1位置から前記第2位置への移動の規制を解除するように前記移動規制機構を制御する制御部とをさらに備えたことを特徴とする、請求項1〜10のいずれか1項に記載の搬送装置。
  12. 前記共通経路における媒体の搬送方向である共通搬送方向は、前記第1経路における媒体の搬送方向である第1搬送方向と交差し、
    前記搬送機構は、前記共通経路において媒体と接触して媒体を前記第1経路に導く方向に回転する補助ローラを有することを特徴とする、請求項1〜11のいずれか1項に記載の搬送装置。
  13. 前記共通経路を画定する壁は、前記第1搬送方向の上流側に位置する共通上流壁と、前記第1搬送方向の下流側に位置し、前記第1搬送方向において前記共通上流壁と対向する共通下流壁とを含み、
    前記補助ローラの回転軸は、前記共通下流壁よりも前記第1搬送方向の下流側にあり、
    前記補助ローラにおける媒体と接触する面は、前記共通下流壁よりも前記第1搬送方向の上流側にあり、かつ、前記共通経路の内部に延在していることを特徴とする、請求項12に記載の搬送装置。
  14. 前記移動部材は、前記第1経路に沿って搬送される媒体と接触する部分に、当該媒体の搬送に従動して回転する従動ローラを有することを特徴とする、請求項1〜13のいずれか1項に記載の搬送装置。
  15. 前記第1位置にある前記移動部材における前記第1位置から前記第2位置に向かう方向の上流側の面と接触する位置に、第1弾性部材が設けられていることを特徴とする、請求項1〜14のいずれか1項に記載の搬送装置。
  16. 前記第2位置にある前記移動部材における前記第1位置から前記第2位置に向かう方向の下流側の面と接触する位置に、第2弾性部材が設けられていることを特徴とする、請求項1〜15のいずれか1項に記載の搬送装置。
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