JP6728884B2 - 搬送装置、及び、受容トレイ - Google Patents

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Description

本発明は、鉛直方向に並んで配置された3以上の受容トレイを有する搬送装置、及び、搬送装置に用いられる受容トレイに関する。
搬送装置において、鉛直方向に並んで配置された3以上の受容トレイを有するものが知られている。例えば、特許文献1には、鉛直方向に並んで配置された4つの排出トレイ(受容トレイ)を有するシート排出装置(搬送装置)が示されている。4つの排出トレイは、それぞれ、トレイ本体上に排出するシート材(媒体)をストッパ部材(ストッパ)に突き当ててトレイ本体上に載置するように構成されている。ストッパ部材は、ユーザがトレイ本体上に載置されたシート材を取り出し易いよう、トレイ本体に対して回動可能となっている。
特開2005−75609号公報
特許文献1のように受容トレイにストッパを設けることは、高速で搬送される媒体の受容トレイにおける整列性を確保する点で有効である。しかしながら、3以上の受容トレイのうち少なくとも最上層トレイ及び最下層トレイ以外の受容トレイが支持部材に回動可能に支持された構成を採用した場合に、以下の問題が生じ得る。例えば、最下層トレイから媒体を取り出す際、ユーザは、最下層トレイの上方に隣接して配置された受容トレイ(下から2段目の受容トレイ)を持ち上げて支持部材に対して回動させる。すると、下から2段目の受容トレイのストッパが、下から3段目の受容トレイに当接することが考えられる。このとき下から2段目の受容トレイのストッパが適切に回動しないと、当該ストッパが破損するという問題が生じ得る。
本発明の目的は、受容トレイが回動したときにストッパが破損する問題を抑制することができる、搬送装置及び受容トレイを提供することにある。
本発明に係る搬送装置は、媒体を受容するための受容面をそれぞれ有し、鉛直方向に並んで配置された3以上の受容トレイと、前記3以上の受容トレイの前記受容面のいずれかに選択的に媒体が受容されるように媒体を搬送するための搬送機構と、前記3以上の受容トレイを支持する支持部材とを備え、前記3以上の受容トレイのうち最も上方に配置された最上層トレイ及び最も下方に配置された最下層トレイ以外の受容トレイは、前記支持部材に回動可能に支持されており、前記受容面を構成するトレイ本体と、当該受容トレイに媒体が受容されるときの前記搬送機構による媒体の搬送方向及び鉛直方向の両方向と直交する方向に沿った回動軸を中心として前記トレイ本体に対して回動可能に取り付けられたストッパであって、前記トレイ本体に対して回動することで、当該受容トレイに媒体が受容されるときの前記搬送機構による媒体の搬送方向の上流側の端面が前記受容面に受容される媒体の前記搬送方向の端部と対向するストッパ位置と、前記端面と前記受容面との角度が前記ストッパ位置にあるときよりも大きい回動位置とを取り得るストッパとを備え、当該受容トレイが前記支持部材に対して回動し、当該受容トレイの前記ストッパが当該受容トレイの上方に隣接して配置された別の受容トレイに当接すると、当該受容トレイの前記ストッパと前記別の受容トレイとの接点と、前記回動軸の軸線とを結ぶ線分が鉛直方向となす角度θが常に下記の式(1)及び式(2)を満たし、当該受容トレイの回動に伴って前記ストッパが前記別の受容トレイに対して摺動して前記ストッパ位置から前記回動位置に向けて回動するように構成されていることを特徴とする。
Figure 0006728884
Figure 0006728884
r: 前記線分の長さ
l: 当該受容トレイの前記回動軸の半径
μ1: 前記別の受容トレイと当該受容トレイの前記ストッパとの摩擦係数
μ2: 当該受容トレイの前記ストッパの前記回動軸と前記回動軸を支持するための軸受けとの摩擦係数
本発明に係る受容トレイは、媒体を受容するための受容面をそれぞれ有し、鉛直方向に並んで配置された3以上の受容トレイと、前記3以上の受容トレイの前記受容面のいずれかに選択的に媒体が受容されるように媒体を搬送するための搬送機構と、前記3以上の受容トレイを支持する支持部材とを備え、前記3以上の受容トレイのうち最も上方に配置された最上層トレイ及び最も下方に配置された最下層トレイ以外の受容トレイが前記支持部材に回動可能に支持された搬送装置における、前記3以上の受容トレイのうち前記最上層トレイ及び前記最下層トレイ以外の受容トレイの1つとして用いられる受容トレイであって、前記受容面を構成するトレイ本体と、当該受容トレイに媒体が受容されるときの前記搬送機構による媒体の搬送方向及び鉛直方向の両方向と直交する方向に沿った回動軸を中心として前記トレイ本体に対して回動可能に取り付けられたストッパであって、前記トレイ本体に対して回動することで、当該受容トレイに媒体が受容されるときの前記搬送機構による媒体の搬送方向の上流側の端面が前記受容面に受容される媒体の前記搬送方向の端部と対向するストッパ位置と、前記端面と前記受容面との角度が前記ストッパ位置にあるときよりも大きい回動位置とを取り得るストッパとを備え、当該受容トレイが前記支持部材に対して回動し、当該受容トレイの前記ストッパが当該受容トレイの上方に隣接して配置された別の受容トレイに当接すると、当該受容トレイの前記ストッパと前記別の受容トレイとの接点と、前記回動軸の軸線とを結ぶ線分が鉛直方向となす角度θが常に下記の式(1)及び式(2)を満たし、当該受容トレイの回動に伴って前記ストッパが前記別の受容トレイに対して摺動して前記ストッパ位置から前記回動位置に向けて回動するように構成されていることを特徴とする。
Figure 0006728884
Figure 0006728884
r: 前記線分の長さ
l: 当該受容トレイの前記回動軸の半径
μ1: 前記別の受容トレイと当該受容トレイの前記ストッパとの摩擦係数
μ2: 当該受容トレイの前記ストッパの前記回動軸と前記回動軸を支持するための軸受けとの摩擦係数
本発明によれば、3以上の受容トレイのうち最上層トレイ及び最下層トレイ以外の受容トレイは、当該受容トレイが支持部材に対して回動し、当該受容トレイのストッパが当該受容トレイの上方に隣接して配置された別の受容トレイに当接すると、当該受容トレイの回動に伴ってストッパが別の受容トレイに対して摺動してストッパ位置から回動位置に向けて回動するように構成されている。これにより、受容トレイが回動したときにストッパが破損する問題を抑制することができる。
前記ストッパが前記ストッパ位置にあるときの前記角度が90°未満であってよい。この場合、特に高速で搬送される媒体の受容トレイにおける整列性を確保することを期待できる。
前記3以上の受容トレイのうち前記最上層トレイ及び前記最下層トレイ以外の受容トレイは、前記ストッパが、前記トレイ本体に対する前記搬送方向の位置を変更可能であり、前記ストッパが前記トレイ本体に対していずれの位置にある場合においても、当該受容トレイが前記支持部材に対して回動し、当該受容トレイの前記ストッパが前記別の受容トレイに当接すると、当該受容トレイの回動に伴って前記ストッパが前記別の受容トレイに対して摺動して前記ストッパ位置から前記回動位置に向けて回動するように構成されてよい。この場合、媒体の搬送方向の長さに応じてストッパのトレイ本体に対する位置を変更することで、搬送方向の長さが異なる種々の媒体の受容トレイにおける整列性を確保することができる。また、搬送方向の長さが異なる種々の媒体を受容するのに適した位置にストッパを配置しても、受容トレイが回動したときにストッパが破損する問題を抑制することができる。
前記3以上の受容トレイのうち前記最上層トレイ及び前記最下層トレイ以外の受容トレイに設けられた前記ストッパは、当該受容トレイが前記支持部材に対して回動したときに前記別の受容トレイに前記端面よりも先に当接する当接面をさらに有し、前記当接面が前記別の受容トレイに当接した時点における、前記当接面と前記別の受容トレイとの接点である第1接点と、前記回動軸の軸線とを結ぶ線分が前記別の受容トレイにおける前記第1接点よりも前記搬送方向の下流側の部分となす角度φ1は、前記当接面が前記別の受容トレイに当接した時点における、前記端面において当該受容トレイが前記支持部材に対して回動したときに前記別の受容トレイに最も先に当接する接点である第2接点と前記回動軸の軸線とを結ぶ直線が前記別の受容トレイに交わる交点と、前記回動軸の軸線とを結ぶ線分が前記別の受容トレイにおける前記第2接点よりも前記搬送方向の下流側の部分となす角度φ2よりも大きくてよい。この場合、当接面を設けたことにより、比較的簡単な構成で、受容トレイが回動したときにストッパが破損する問題を抑制することができる。
前記ストッパは、前記端面を構成する平板状の第1部分と、前記当接面を構成する平板状の第2部分とを含んでよい。この場合、簡単な構成で、上記効果を実現することができる。
前記端面と前記受容面との境界となる角部にアールが形成されてよい。端面と受容面との境界となる角部にアールが形成されていないと、媒体の搬送方向の端部が当該角部に入り込んでしまい、特に媒体の受容量が少ない場合に、ストッパを回動させて媒体を搬送方向に取り出そうとしても、ストッパが適切に回動しないという問題が生じ得る。上記構成によれば、角部にアールを形成したことで、当該問題を抑制することができる。
前記3以上の受容トレイの全てが、前記支持部材に回動可能に支持されており、前記トレイ本体及び前記ストッパを備えてよい。この場合、3以上の受容トレイの各々に対して同じ構成を採用することで、構成の簡素化を実現することができる。また、最上層トレイが回動する場合、例えばユーザが上から2段目の受容トレイを持ち上げたときに、最上層トレイが上から2段目の受容トレイからの押圧力によって回動し、その後上から2段目の受容トレイのストッパが急に回動したときに、ストッパの回動に伴って最上層トレイが落下することがある。この場合、ユーザの指が最上層トレイと上から2段目の受容トレイとの間に挟まれたり、最上層トレイに受容された媒体の整列性が乱れたりするという問題が生じ得る。しかしながら、ストッパが別の受容トレイに対して摺動してストッパ位置から回動位置に向けて回動するように構成されているため、当該問題を抑制することができる。
本発明によれば、3以上の受容トレイのうち最上層トレイ及び最下層トレイ以外の受容トレイは、当該受容トレイが支持部材に対して回動し、当該受容トレイのストッパが当該受容トレイの上方に隣接して配置された別の受容トレイに当接すると、当該受容トレイの回動に伴ってストッパが別の受容トレイに対して摺動してストッパ位置から回動位置に向けて回動するように構成されている。これにより、受容トレイが回動したときにストッパが破損する問題を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係るインクジェットプリンタを示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るインクジェットプリンタの概略構成図である。 本発明の一実施形態に係るインクジェットプリンタの電気的構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るインクジェットプリンタにおけるトレイユニットの各受容トレイを示す側面図であり、(a)はストッパがストッパ位置にある状態、(b)はストッパが回動位置にある状態を示す。 本発明の一実施形態に係るインクジェットプリンタにおけるトレイユニットの上から2段目の受容トレイを持ち上げる際の動作状況を示す側面図であり、(a)は当該受容トレイが持ち上げられる前、(b)は当該受容トレイが持ち上げられて当該受容トレイのストッパが上方トレイに当接した状態、(c)は当該受容トレイがさらに持ち上げられて当該受容トレイのストッパが上方トレイに対して摺動してストッパ位置から回動位置に向けて回動した状態を示す側面図である。 下層トレイのストッパが上方トレイに当接した状態を示す説明図である。
本発明の一実施形態に係るインクジェットプリンタ(以下、単に「プリンタ」と称す。)1は、図1及び図2に示すように、略直方体形状の筐体1xと、筐体1xに対して着脱可能に装着されたトレイユニット50とを有する。トレイユニット50は、筐体1xの上面に形成された開口1x1と支持部材51の下面に形成された開口51x1とが対向するように、筐体1xの上部に配置されている。トレイユニット50の上部に、さらに別のトレイユニットを装着することもできる。
筐体1xの上部には、受容トレイ12が設けられている。
受容トレイ12は、筐体1xの上壁からなるトレイ本体13と、トレイ本体13に対して着脱可能に取り付けられたベース14と、ベース14に対して主走査方向に沿った軸線を中心として回動可能に取り付けられたストッパ15とを含む。トレイ本体13は、用紙Pを受容するための受容面13aを構成する。
トレイユニット50は、鉛直方向に並んで配置された4つの受容トレイ52a〜52dと、4つの受容トレイ52a〜52dをそれぞれ主走査方向に沿った軸線53x1を中心として回動可能に支持する筐体状の支持部材51とを有する。4つの受容トレイ52a〜52dのうち、受容トレイ52aが最も上方に配置された最上層トレイであり、受容トレイ52dが最も下方に配置された最下層トレイであり、受容トレイ52b〜52dが下層トレイである。
各受容トレイ52a〜52dは、上面に窪み53yが設けられた板状のトレイ本体53と、トレイ本体53の窪み53yが設けられた部分に着脱可能にかつ搬送方向(当該受容トレイに用紙Pが受容されるときの用紙Pの搬送方向)Dに移動可能に取り付けられたベース54と、ベース54に対して主走査方向に沿った軸線55x1(図4及び図5参照)を中心として回動可能に取り付けられたストッパ55とを含む。トレイ本体53は、用紙Pを受容するための受容面53aを構成する。
受容トレイ12,52a〜52dの受容面13a、53aを鉛直方向と直交する仮想平面上に鉛直方向から射影した射影領域Xは、互いに重なっている。
トレイ本体53において窪み53yを画定する搬送方向Dに沿った両側面には、搬送方向Dに沿って多数の凹部53zが形成されている。ベース54の主走査方向の両側面には、多数の凹部53zのうち主走査方向に互いに対向する一対の凹部53zに嵌合可能な一対の凸部(図示略)が形成されている。一対の凸部が一対の凹部53zに嵌合することで、ベース54がトレイ本体53に対して位置決めされている。
筐体1xの内部には、インクジェットヘッド(以下、単に「ヘッド」と称す。)10、プラテン11、給紙機構20、搬送機構30a及び制御部1cが設けられている。また、支持部材51の内部には、搬送機構30bが設けられている。
ヘッド10は、主走査方向に長尺な略直方体形状を有する。即ち、プリンタ1は、ライン式のインクジェットプリンタである。ヘッド10は、圧力室を含むインク流路が形成された流路ユニット、及び、流路ユニットの圧力室内のインクに圧力を与えるアクチュエータを含む。ヘッド10の下面は、流路ユニットの下面であって、インクを吐出するための複数の吐出口が形成された吐出面10xである。流路ユニットのインク流路には、カートリッジ(図示略)からインクが供給される。
プラテン11は、ヘッド10の下方に配置されている。プラテン11は、平板状の部材であり、用紙Pを支持する支持面11xを有する。支持面11xは、鉛直方向に吐出面10xと離隔しつつ対向している。
給紙機構20は、複数枚の用紙Pを収容可能でかつ筐体1xに対して着脱可能な収容トレイ21、及び、収容トレイ21に取り付けられた給紙ローラ22を含む。給紙ローラ22は、制御部1cによる制御の下、給紙モータ20M(図3参照)の駆動により回転する。給紙ローラ22は、収容トレイ21内で最も上方にある用紙Pと接触しつつ回転することで、当該用紙Pを送り出す。
搬送機構30aは、搬送機構30bとで、搬送機構30を構成している。搬送機構30は、給紙機構20から送り出された用紙Pが吐出面10xと支持面11xとの間を通過して受容トレイ12,52a〜52d及びトレイユニット50の上部に配置された別のトレイユニットの受容トレイのいずれかに選択的に受容されるように用紙Pを搬送するための機構であり、経路R1〜R6を形成している。
経路R1は、受容トレイ12に向けて用紙Pが搬送される経路である。経路R2は、受容トレイ52dに向けて用紙Pが搬送される経路である。経路R3は、受容トレイ52cに向けて用紙Pが搬送される経路である。経路R4は、受容トレイ52bに向けて用紙Pが搬送される経路である。経路R5は、受容トレイ52aに向けて用紙Pが搬送される経路である。経路R6は、支持部材51の上面に形成された開口51x2を通過して別のトレイユニットの受容トレイに向けて用紙Pが搬送される経路である。
経路R1,R2は、これらの共通経路R12の一端である分岐位置A1において、共通経路R12から分岐している。経路R2,R3は、これらの共通経路R23の一端である分岐位置A2において共通経路R23から分岐している。経路R3,R4は、これらの共通経路R34の一端である分岐位置A3において共通経路R34から分岐している。経路R4,R5は、これらの共通経路R45の一端である分岐位置A4において共通経路R45から分岐している。経路R5,R6は、これらの共通経路R56の一端である分岐位置A5において共通経路R56から分岐している。
搬送機構30aは、ガイド31及びローラ対32〜36を含む。搬送機構30bは、ガイド31及びローラ対37〜44を含む。
ガイド31は、経路R1〜R6に沿って搬送される用紙Pの表面及び裏面に対向するように配置されている。
ローラ対32〜36は、経路R1に沿って配置されている。ローラ対37,38は、共通経路R12から分岐した経路R2に沿って配置されている。ローラ対39,40は、共通経路R23から分岐した経路R3に沿って配置されている。ローラ対41,42は、共通経路R34から分岐した経路R4に沿って配置されている。ローラ対43,44は、共通経路R45から分岐した経路R5に沿って配置されている。
ローラ対32〜36は、制御部1cによる制御の下、搬送モータ30aM(図3参照)の駆動により回転する。ローラ対37〜44は、制御部1cによる制御の下、搬送モータ30bM(図3参照)の駆動により回転する。ローラ対32〜44は、用紙Pを挟持して回転することで、用紙Pに搬送力を付与する。
各分岐位置A1〜A5には、分岐位置A1〜A5において用紙Pの搬送先を切り替えるための切替部F1〜F5が設けられている。切替部F1〜F5は、主走査方向に沿った揺動軸F1x〜F5xを中心として揺動可能な移動部材F1a〜F5aを有する。
移動部材F1aは、制御部1cによる制御の下、切替モータF1M(図3参照)の駆動により揺動し、共通経路R12から経路R1に用紙Pを導く位置(図1参照)と、共通経路R12から経路R2に用紙Pを導く位置とを取り得る。移動部材F2aは、制御部1cによる制御の下、切替モータF2M(図3参照)の駆動により揺動し、共通経路R23から経路R2に用紙Pを導く位置(図1参照)と、共通経路R23から経路R3に用紙Pを導く位置とを取り得る。移動部材F3aは、制御部1cによる制御の下、切替モータF3M(図3参照)の駆動により揺動し、共通経路R34から経路R3に用紙Pを導く位置(図1参照)と、共通経路R34から経路R4に用紙Pを導く位置とを取り得る。移動部材F4aは、制御部1cによる制御の下、切替モータF4M(図3参照)の駆動により揺動し、共通経路R45から経路R4に用紙Pを導く位置(図1参照)と、共通経路R45から経路R5に用紙Pを導く位置とを取り得る。移動部材F5aは、制御部1cによる制御の下、切替モータF5M(図3参照)の駆動により揺動し、共通経路R56から経路R5に用紙Pを導く位置(図1参照)と、共通経路R56から経路R6に用紙Pを導く位置とを取り得る。
制御部1cは、図3に示すように、演算処理装置であるCPU(Central Processing Unit)1c1、ROM(Read Only Memory)1c2、RAM(Random Access Memory)1c3、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)1c4、I/F(Interface)1c5及びI/O(Input/Output Port)1c6を有する。ROM1c2は、CPU1c1が実行するプログラム等の固定データを記憶している。RAM1c3は、CPU1c1がプログラムを実行するために必要なデータを一時的に記憶する。ASIC1c4は、画像データの書き換え、並び替え等(例えば、信号処理や画像処理)を行う。I/F1c5は、外部装置(例えば、プリンタ1に接続されたPC)とデータの送受信を行う。I/O1c6は、各種センサと信号の送受信を行う。CPU1c1は、制御部1cに含まれるCPU1c1以外の各部と電気的に接続されており、各部から受信したデータに基づいてプリンタ1各部の制御を行う。
制御部1cは、筐体1xの上面に設けられた接点C1と電気的に接続されている。トレイユニット50が筐体1xに装着されると、接点C1と支持部材51の下面に設けられた接点C2とが互いに接触して電気的に接続される。接点C2は、トレイユニット50の搬送モータ30bM及び切替モータF2M〜F5Mと電気的に接続されている。これにより、制御部1cとトレイユニット50の搬送モータ30bM及び切替モータF2M〜F5Mとの間の信号の送受信が可能となる。
また、トレイユニット50の上部に別のトレイユニットが装着されると、当該トレイユニット50の支持部材51の上面に設けられた接点C3と、別のトレイユニットの支持部材の下面に設けられた別の接点とが互いに接触して電気的に接続される。別の接点は、別のトレイユニットの搬送モータ及び切替モータと電気的に接続されている。これにより、制御部1cと別のトレイユニットの搬送モータ及び切替モータとの間の信号の送受信が可能となる。
制御部1cによる制御の下、搬送機構30によって搬送された用紙Pが吐出面10xと支持面11xとの間を通過する際に、ヘッド10のアクチュエータが駆動し、吐出面10xに形成された複数の吐出口から選択的にインクが吐出される。吐出されたインクが用紙Pに着弾することで、用紙P上に画像が形成される(即ち、用紙Pに対する記録が行われる)。記録後の用紙Pは、搬送機構30によってさらに搬送され、受容トレイ12,52a〜52dのいずれかに選択的に受容される。
受容トレイ12,52a〜52dに用紙Pが受容される際、用紙Pは、搬送方向Dに沿って搬送され、先端がストッパ15,55に当接して落下し、受容トレイ12,52a〜52dの受容面13a,53aに受容される。
次いで、図4を参照し、ベース54及びストッパ55の構成について詳細に説明する。
ストッパ55は、主走査方向に沿った軸線55x1を有する円柱状の回動軸55xと、回動軸55x上に固定された平板状の基端部55yと、基端部55yにおける回動軸55xに固定された一端とは反対側の他端に接続する平板状の先端部55zとを含む。基端部55yは、回動軸55xから主走査方向と直交する方向に延びている。先端部55zは、基端部55yの他端から、基端部55yと交差する方向に延びている。これにより、ストッパ55は、主走査方向から見てくの字状(図4では逆くの字状)に屈曲した形状となっている。
ベース54には、回動軸55xを支持するための軸受け54x(図6参照)が設けられている。軸受け54xは、回動軸55xの周面を支持するのに対応した凹面を有する。また、ベース54における搬送方向D上流側の面には、凹状に湾曲したアール54aが設けられている。
ストッパ55は、ベース54に対して回動することで、基端部55yにおける搬送方向D上流側の端面55y1が受容面53aに受容される用紙Pの搬送方向Dの端部と対向するストッパ位置(図4(a)に示す位置)と、端面55y1と受容面53aとの角度αがストッパ位置にあるときよりも大きい回動位置(図4(b)に示す位置)とを取り得る。ストッパ55がストッパ位置にあるときのsinαは、ストッパ55が回動位置にあるときのsinαよりも大きい。本実施形態において、ストッパ55がストッパ位置にあるときの角度αは鋭角(即ち、90°未満。例えば80〜85°)であり、ストッパ55が回動位置にあるときの角度αは鈍角(即ち、90°よりも大きくかつ180°よりも小さい角度)である。
ストッパ55がストッパ位置にあるとき、先端部55zにおける搬送方向D上流側の端面55z1は、端面55y1よりも上方にある。このとき、端面55z1と受容面53aとの角度βは、鈍角(即ち、90°よりも大きくかつ180°よりも小さい角度)である。
ストッパ55は、回動位置からストッパ位置に向かう方向にバネ(図示略)によって付勢されており、バネの付勢力以外の外力が付与されていない状態においてストッパ位置に保持されている。
次いで、図5を参照し、下層トレイ(受容トレイ52b〜52d)を持ち上げる際の動作状況について説明する。
なお、以下の説明は、上から2段目の受容トレイ(受容トレイ52b)を持ち上げる際の動作状況についての説明であるが、他の下層トレイ(受容トレイ52c,52d)を持ち上げる際の動作状況にも該当する。
受容トレイ52bは、例えば受容トレイ52cから用紙Pを取り出す際に、持ち上げられ、支持部材51に対して回動する。図5(a)に示すように、受容トレイ52bが持ち上げられる前、各受容トレイ52a,52bのストッパ55は、バネの付勢力以外の外力が付与されていない状態であり、ストッパ位置に保持されている。
受容トレイ52bが持ち上げられて支持部材51に対して回動すると、図5(b)に示すように、受容トレイ52bのストッパ55が受容トレイ52aに当接する。このとき、先ず、受容トレイ52bのストッパ55のうち、先端部55zにおける基端部55yに接続された一端55zaとは反対側の他端55zbの端面55z1が、受容トレイ52aのトレイ本体53の下面に当接する。つまり、端面55z1は、本発明に係る「当接面」(当該受容トレイ(受容トレイ52b)が支持部材51に対して回動したときに当該受容トレイの上方に隣接して配置された別の受容トレイ(受容トレイ52a)に端面55y1よりも先に当接する当接面)に該当する。
このとき、図6に示すように、端面55z1と受容トレイ52aとの接点Qと、軸線55x1とを結ぶ線分Lが受容トレイ52aにおける接点Qよりも搬送方向Dの下流側の部分となす角度φ1は、端面55y1において受容トレイ52bが支持部材51に対して回動したときに受容トレイ52aに最も先に当接する接点Q’と軸線55x1とを結ぶ直線L’が受容トレイ52aに交わる交点Nと、軸線55x1とを結ぶ線分(直線L’のうち交点Nと軸線55x1との間の部分)が受容トレイ52aにおける接点Q’よりも搬送方向Dの下流側の部分となす角度φ2よりも大きい。
受容トレイ52bがさらに持ち上げられて支持部材51に対して回動すると、図5(b),(c)に示すように、受容トレイ52bのストッパ55は、受容トレイ52aに対して摺動して、ストッパ位置から回動位置に向けて回動する。具体的には、先ず、受容トレイ52bのストッパ55の先端部55zの他端55zbの端面55z1が受容トレイ52aのトレイ本体53の下面に対して摺動し、他端55zbが搬送方向Dの下流側に移動する。そして、図5(c)に示すように、受容トレイ52bのストッパ55の先端部55zの一端55zaの端面55z1が、受容トレイ52aのトレイ本体53の下面に当接する。
その後、受容トレイ52bがさらに回動し、受容トレイ52bのストッパ55の先端部55zの一端55zaの端面55z1が、受容トレイ52aのトレイ本体53の下面に摺接しつつ、搬送方向Dの下流側に移動してもよい。また、受容トレイ52bのストッパ55が回動位置に至った後にさらに受容トレイ52bが支持部材51に対して回動すると、受容トレイ52bのストッパ55からの押圧力によって、受容トレイ52aが支持部材51に対して回動してよい。
このように、下層トレイ(受容トレイ52b〜52d)は、それぞれ、当該受容トレイが支持部材51に対して回動し、当該受容トレイのストッパ55が当該受容トレイの上方に隣接して配置された別の受容トレイ(以下、「上方トレイ」という。)に当接すると、当該受容トレイの回動に伴ってストッパ55が上方トレイに対して摺動してストッパ位置から回動位置に向けて回動する、という要件を満たすように構成されている。なお、本実施形態のストッパ55はトレイ本体53に対する搬送方向Dの位置を変更可能であるが、ストッパ55がトレイ本体53に対していずれの位置にある場合においても上記の要件が成立する。
ここで、下層トレイ(受容トレイ52b〜52d)において、当該受容トレイのストッパ55と上方トレイとの接点Qと、軸線55x1とを結ぶ線分Lが鉛直方向となす角度θは、常に下記の式(1)及び式(2)を満たす。
Figure 0006728884
Figure 0006728884
r: 線分Lの長さ
l: 当該受容トレイの回動軸55xの半径
μ1: 上方トレイと当該受容トレイのストッパ55との摩擦係数
μ2: 当該受容トレイのストッパ55の回動軸55xと軸受け54xとの摩擦係数
以下、図6を参照し、式(1)及び式(2)について説明する。
先ず、上記の要件(下層トレイ(受容トレイ52b〜52d)が支持部材51に対して回動し、当該受容トレイのストッパ55が上方トレイに当接すると、当該受容トレイの回動に伴ってストッパ55が上方トレイに対して摺動してストッパ位置から回動位置に向けて回動する、という要件)を保証するため、軸線55x1回りのモーメントに着目すると、下記の式(3)が導かれる。
Figure 0006728884
Ry: 当該受容トレイのストッパ55が上方トレイから受ける鉛直方向の反力
式(3)の左辺は、当該受容トレイのストッパ55の接点Qにかかる力による軸線55x1回りのモーメントである。式(1)の右辺は、当該受容トレイのストッパ55の回動軸55xと軸受け54xとの間に生じる摩擦力による軸線55x1回りのモーメントである。
式(3)から下記の式(4)が導かれ、式(4)を合成すると下記の式(5)が導かれる。さらに式(5)を満たすための条件として、下記の式(6)が導かれる。
Figure 0006728884
Figure 0006728884
Figure 0006728884
式(6)を角度θの不等号式に書き換えると、上記の式(1)となる。さらに、ストッパ55の構成上、角度θは90°を超えないことから、上記の式(2)が導かれる。
また、上記の式(1)において、摩擦係数μ1,μ2が無視できる程度に小さい場合、μ1=0,μ2=0とすると、0<θ<πとなる。したがって、この場合、角度θは常に0<θ<π/2(0<θ<πかつ上記の式(2))を満たす。
以上に述べたように、本実施形態によれば、3以上の受容トレイ52a〜52dのうち最上層トレイ及び最下層トレイ以外の受容トレイ52b,52cは、当該受容トレイが支持部材51に対して回動し、当該受容トレイのストッパ55が当該受容トレイの上方に隣接して配置された別の受容トレイに当接すると、当該受容トレイの回動に伴ってストッパ55が別の受容トレイに対して摺動してストッパ位置から回動位置に向けて回動するように構成されている(図5参照)。これにより、受容トレイ52b,52cが回動したときにストッパ55が破損する問題を抑制することができる。
ストッパ55がストッパ位置にあるときの端面55y1と受容面53aとの角度αが90°未満である(図4(a)参照)。この場合、特に高速で搬送される用紙Pの受容トレイ52a〜52dにおける整列性を確保することを期待できる。
ストッパ55は、トレイ本体53に対する搬送方向Dの位置を変更可能である。受容トレイ52b,52cは、ストッパ55がトレイ本体53に対していずれの位置にある場合においても、当該受容トレイが支持部材51に対して回動し、当該受容トレイのストッパ55が当該受容トレイの上方に隣接して配置された別の受容トレイに当接すると、当該受容トレイの回動に伴ってストッパ55が別の受容トレイに対して摺動してストッパ位置から回動位置に向けて回動するように構成されている。この場合、用紙Pの搬送方向Dの長さに応じてストッパ55のトレイ本体53に対する位置を変更することで、搬送方向Dの長さが異なる種々の用紙Pの受容トレイにおける整列性を確保することができる。また、搬送方向Dの長さが異なる種々の用紙Pを受容するのに適した位置にストッパ55を配置しても、受容トレイ52b,52cが回動したときにストッパ55が破損する問題を抑制することができる。
受容トレイ52b,52cにおいて、当該受容トレイのストッパ55と上方トレイとの接点Qと、軸線55x1とを結ぶ線分Lが鉛直方向となす角度θは、常に上記の式(1)及び式(2)を満たすか、或いは、常に0<θ<π/2を満たす(図6参照)。この場合、角度θが常に式(1)及び式(2)を満たすこと又は角度θが常に0<θ<π/2を満たすことで、受容トレイ52b,52cが支持部材51に対して回動し、当該受容トレイのストッパ55が当該受容トレイの上方に隣接して配置された別の受容トレイに当接すると、当該受容トレイの回動に伴ってストッパ55が別の受容トレイに対して摺動してストッパ位置から回動位置に向けて回動することが保証される。
ストッパ55は、端面55z1をさらに有する。端面55z1が上方トレイに当接した時点における、端面55z1と上方トレイとの接点Qと、軸線55x1とを結ぶ線分Lが上方トレイにおける接点Qよりも搬送方向Dの下流側の部分となす角度φ1は、端面55y1において当該受容トレイが支持部材51に対して回動したときに上方トレイに最も先に当接する接点Q’と軸線55x1とを結ぶ直線L’が上方トレイに交わる交点Nと、軸線55x1とを結ぶ線分(直線L’のうち交点Nと軸線55x1との間の部分)が上方トレイにおける接点Q’よりも搬送方向Dの下流側の部分となす角度φ2よりも大きい(図6参照)。この場合、端面55z1を設けたことにより、比較的簡単な構成で、受容トレイが回動したときにストッパ55が破損する問題を抑制することができる。
ストッパ55は、端面55y1を構成する平板状の基端部55yと、端面55z1を構成する平板状の先端部55zとを含む。この場合、簡単な構成で、上記効果を実現することができる。
端面55y1と受容面53aとの境界となる角部にアール54aが形成されている(図4参照)。端面55y1と受容面53aとの境界となる角部にアール54aが形成されていないと、用紙Pの搬送方向の端部が当該角部に入り込んでしまい、特に用紙Pの受容量が少ない場合に、ストッパ55を回動させて用紙Pを搬送方向Dに取り出そうとしても、ストッパ55が適切に回動しないという問題が生じ得る。上記構成によれば、角部にアール54aを形成したことで、当該問題を抑制することができる。
受容トレイ52a〜52dの全てが、支持部材51に回動可能に支持されており、トレイ本体53及びストッパ55を備えている。この場合、受容トレイ52a〜52dの各々に対して同じ構成を採用することで、構成の簡素化を実現することができる。また、最上層トレイ(受容トレイ52a)が回動する場合、例えばユーザが受容トレイ52bを持ち上げたときに、受容トレイ52aが受容トレイ52bからの押圧力によって回動し、その後上から受容トレイ52bのストッパ55が急に回動したときに、ストッパ55の回動に伴って受容トレイ52aが落下することがある。この場合、ユーザの指が受容トレイ52aと受容トレイ52bとの間に挟まれたり、受容トレイ52aに受容された用紙Pの整列性が乱れたりするという問題が生じ得る。しかしながら、ストッパ55が別の受容トレイ(受容トレイ52a)に対して摺動してストッパ位置から回動位置に向けて回動するように構成されているため、当該問題を抑制することができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能なものである。
・最上層トレイ及び最下層トレイは、支持部材に回動可能に支持されていなくてもよい(支持部材に対して固定されてもよい)。
・最上層トレイ及び最下層トレイは、ストッパを備えなくてもよい。
・ストッパは、鉛直方向及び搬送方向の両方向と直交する方向から見て、くの字状に屈曲した形状であることに限定されず、滑らかに湾曲した形状であってもよいし、直線状であってもよい。
・アールは、ベースではなくストッパ本体に設けられてもよい。また、アールを設けなくてもよい。
・ストッパは、トレイ本体に対する搬送方向の位置が変更可能でなくてもよい。
・ストッパがストッパ位置にあるときの端面と受容面との角度は、90°未満に限定されず、90°以上であってもよい。
・搬送装置は、プリンタに限定されず、ファクシミリ、コピー機、複合機等であってもよい。
・媒体は、用紙に限定されず、布等であってもよい。また、媒体は、記録されるものに限定されず、記録されないものであってもよい。
1 インクジェットプリンタ(搬送装置)
30 搬送機構
51 支持部材
52a〜52d 受容トレイ
52a 最上層トレイ
52d 最下層トレイ
53 トレイ本体
53a 受容面
54a アール
54x 軸受け
55 ストッパ
55x 回動軸
55x1 軸線
55y 基端部(第1部分)
55y1 端面
55z 先端部(第2部分)
55z1 端面(当接面)
D 搬送方向
P 用紙(媒体)
Q 接点

Claims (8)

  1. 媒体を受容するための受容面をそれぞれ有し、鉛直方向に並んで配置された3以上の受容トレイと、
    前記3以上の受容トレイの前記受容面のいずれかに選択的に媒体が受容されるように媒体を搬送するための搬送機構と、
    前記3以上の受容トレイを支持する支持部材とを備え、
    前記3以上の受容トレイのうち最も上方に配置された最上層トレイ及び最も下方に配置された最下層トレイ以外の受容トレイは、
    前記支持部材に回動可能に支持されており、
    前記受容面を構成するトレイ本体と、
    当該受容トレイに媒体が受容されるときの前記搬送機構による媒体の搬送方向及び鉛直方向の両方向と直交する方向に沿った回動軸を中心として前記トレイ本体に対して回動可能に取り付けられたストッパであって、前記トレイ本体に対して回動することで、前記搬送方向の上流側の端面が前記受容面に受容される媒体の前記搬送方向の端部と対向するストッパ位置と、前記端面と前記受容面との角度が前記ストッパ位置にあるときよりも大きい回動位置とを取り得るストッパとを備え、
    当該受容トレイが前記支持部材に対して回動し、当該受容トレイの前記ストッパが当該受容トレイの上方に隣接して配置された別の受容トレイに当接すると、当該受容トレイの前記ストッパと前記別の受容トレイとの接点と、前記回動軸の軸線とを結ぶ線分が鉛直方向となす角度θが常に下記の式(1)及び式(2)を満たし、当該受容トレイの回動に伴って前記ストッパが前記別の受容トレイに対して摺動して前記ストッパ位置から前記回動位置に向けて回動するように構成されていることを特徴とする、搬送装置。
    Figure 0006728884
    Figure 0006728884
    r: 前記線分の長さ
    l: 当該受容トレイの前記回動軸の半径
    μ1: 前記別の受容トレイと当該受容トレイの前記ストッパとの摩擦係数
    μ2: 当該受容トレイの前記ストッパの前記回動軸と前記回動軸を支持するための軸受けとの摩擦係数
  2. 前記ストッパが前記ストッパ位置にあるときの前記角度が90°未満であることを特徴とする、請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記3以上の受容トレイのうち前記最上層トレイ及び前記最下層トレイ以外の受容トレイは、
    前記ストッパが、前記トレイ本体に対する前記搬送方向の位置を変更可能であり、
    前記ストッパが前記トレイ本体に対していずれの位置にある場合においても、当該受容トレイが前記支持部材に対して回動し、当該受容トレイの前記ストッパが前記別の受容トレイに当接すると、当該受容トレイの回動に伴って前記ストッパが前記別の受容トレイに対して摺動して前記ストッパ位置から前記回動位置に向けて回動するように構成されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の搬送装置。
  4. 前記3以上の受容トレイのうち前記最上層トレイ及び前記最下層トレイ以外の受容トレイに設けられた前記ストッパは、当該受容トレイが前記支持部材に対して回動したときに前記別の受容トレイに前記端面よりも先に当接する当接面をさらに有し、前記当接面が前記別の受容トレイに当接した時点における、前記当接面と前記別の受容トレイとの接点である第1接点と、前記回動軸の軸線とを結ぶ線分が前記別の受容トレイにおける前記第1接点よりも前記搬送方向の下流側の部分となす角度φ1は、前記当接面が前記別の受容トレイに当接した時点における、前記端面において当該受容トレイが前記支持部材に対して回動したときに前記別の受容トレイに最も先に当接する接点である第2接点と前記回動軸の軸線とを結ぶ直線が前記別の受容トレイに交わる交点と、前記回動軸の軸線とを結ぶ線分が前記別の受容トレイにおける前記第2接点よりも前記搬送方向の下流側の部分となす角度φ2よりも大きいことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の搬送装置。
  5. 前記ストッパは、前記端面を構成する平板状の第1部分と、前記当接面を構成する平板状の第2部分とを含むことを特徴とする、請求項に記載の搬送装置。
  6. 前記端面と前記受容面との境界となる角部にアールが形成されていることを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載の搬送装置。
  7. 前記3以上の受容トレイの全てが、前記支持部材に回動可能に支持されており、前記トレイ本体及び前記ストッパを備えていることを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載の搬送装置。
  8. 媒体を受容するための受容面をそれぞれ有し、鉛直方向に並んで配置された3以上の受容トレイと、前記3以上の受容トレイの前記受容面のいずれかに選択的に媒体が受容されるように媒体を搬送するための搬送機構と、前記3以上の受容トレイを支持する支持部材とを備え、前記3以上の受容トレイのうち最も上方に配置された最上層トレイ及び最も下方に配置された最下層トレイ以外の受容トレイが前記支持部材に回動可能に支持された搬送装置における、前記3以上の受容トレイのうち前記最上層トレイ及び前記最下層トレイ以外の受容トレイの1つとして用いられる受容トレイであって、
    前記受容面を構成するトレイ本体と、
    当該受容トレイに媒体が受容されるときの前記搬送機構による媒体の搬送方向及び鉛直方向の両方向と直交する方向に沿った回動軸を中心として前記トレイ本体に対して回動可能に取り付けられたストッパであって、前記トレイ本体に対して回動することで、当該受容トレイに媒体が受容されるときの前記搬送機構による媒体の搬送方向の上流側の端面が前記受容面に受容される媒体の前記搬送方向の端部と対向するストッパ位置と、前記端面と前記受容面との角度が前記ストッパ位置にあるときよりも大きい回動位置とを取り得るストッパとを備え、
    当該受容トレイが前記支持部材に対して回動し、当該受容トレイの前記ストッパが当該受容トレイの上方に隣接して配置された別の受容トレイに当接すると、当該受容トレイの前記ストッパと前記別の受容トレイとの接点と、前記回動軸の軸線とを結ぶ線分が鉛直方向となす角度θが常に下記の式(1)及び式(2)を満たし、当該受容トレイの回動に伴って前記ストッパが前記別の受容トレイに対して摺動して前記ストッパ位置から前記回動位置に向けて回動するように構成されていることを特徴とする、受容トレイ。
    Figure 0006728884
    Figure 0006728884
    r: 前記線分の長さ
    l: 当該受容トレイの前記回動軸の半径
    μ1: 前記別の受容トレイと当該受容トレイの前記ストッパとの摩擦係数
    μ2: 当該受容トレイの前記ストッパの前記回動軸と前記回動軸を支持するための軸受けとの摩擦係数
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