JP4258514B2 - インホイールサスペンション - Google Patents

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本発明は、サスペンション構成要素の主要部がホイール内に配設されるインホイールサスペンションに関する。
従来から、この種のインホイールサスペンションとして、ホイールを支持するためのハブを備え、上記ホイールが主にディスクおよびリムを有し、上記リムは基準幅および基準径を有し、上記組立体がハブの回転の軸を規定するホイールキャリアと、ホイールキャリアを支持部材に対して軸方向に案内する案内部材とを備え、支持部材が支持部材自体を車両のシャシに取付けることができる取付手段を備え、ホイールキャリアが単一な細長いバーによって案内部材に取付けられて案内部材によって案内されて摺動し、この摺動軸を中心として回転に対して固定され、ホイールキャリアが上記バーの両端に取付けられ、上記組立体が上記支持部材によってホイールキャリアに伝達された車両荷重を支持するための手段を有し、ホイールキャリア、バーおよび案内部材が上記基準径によって直径方向に、さらに片側では上記ホイールのディスクによって規定された限界によって、反対側ではリムに接した仮想面によって軸方向に規定された制限範囲内に収容されることを特徴とするインホイールサスペンションが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−338009号公報
しかしながら、上述の従来技術では、横力剛性、前後力剛性等の車両のコンプライアンス特性や、ストロークに伴うトー角変化特性等のステア特性についての考慮が無く、サスペンションとして必要な特性を実現するのが困難である。
そこで、本発明は、適切なステア特性やコンプライアンス特性を実現可能なインホイールサスペンションの提供を目的とする。
上記目的を達成するため、第1の発明に係るインホイールサスペンションは、車輪を支持するキャリアと、
一端が車体に連結され、他端が車輪のホイール内まで延設されるアームと、
車両前後方向に配置され、アームに対してキャリアをホイール回転軸と略平行な軸を中心に揺動可能に連結するリンクと、
キャリアに設けられ、ホイール内で車両上下方向に延びるスライド軸部材と、
スライド軸部材に、該スライド軸部材上を軸方向且つ径方向に摺動可能に設けられ、アームに回転可能に接続されるスライド部材と、
キャリアの揺動に対して作用するばね要素及び減衰要素と、を備え
前記リンクが、車両前後方向に配置され、前後端側で、それぞれキャリア及びアームに、ホイール回転軸と略平行な軸を中心に回転可能に連結され、且つ、キャリアとの連結点とアームとの連結点の間に前記リンクの回転部が存在しないことを特徴とする。
第2の発明に係るインホイールサスペンションは、
車輪を支持するキャリアと、
一端が車体に連結され、他端が車輪のホイール内まで延設されるアームと、
車両前後方向に配置され、アームに対してキャリアをホイール回転軸と略平行な軸を中心に揺動可能に連結するリンクと、
キャリアに設けられ、ホイール内で車両上下方向に延びるスライド軸部材と、
スライド軸部材に、該スライド軸部材上を軸方向且つ径方向に摺動可能に設けられ、アームに回転可能に接続されるスライド部材と、
キャリアの揺動に対して作用するばね要素及び減衰要素と、を備え、
前記リンクは、
車両前後方向に配置され、前後端側で、それぞれキャリア及びアームに、ホイール回転軸と略平行な軸を中心に回転可能に連結される第1リンクと、
第1リンクに対して上下方向にオフセットされた位置で、車両前後方向に配置され、前後端側で、それぞれキャリア及びアームに、ホイール回転軸と略平行な軸を中心に回転可能に連結される第2リンクとからなり、
第1リンクのアームとの連結点及び第2リンクのアームとの連結点の両連結点間のスパンが、第1リンクのキャリアとの連結点及び第2リンクのキャリアとの連結点の両連結点間のスパンよりも小さいことを特徴とする。
第3の発明は、第1又は2の発明に係るインホイールサスペンションにおいて、
スライド軸部材は、車輪中心を通る上下軸よりも車両後方向にオフセットされることを特徴とする。
第4の発明は、第1又は2の発明に係るインホイールサスペンションにおいて、スライド軸部材は、車輪中心を通る上下軸よりも車両後方向にオフセットされることを特徴とする。
第5の発明は、第1の発明に係るインホイールサスペンションにおいて、
スライド部材とアームの接続部は、車両上下方向で互いに離間した2点に設定されることを特徴とする。
第6の発明に係るインホイールサスペンションは、
車輪を支持するキャリアと、
一端が車体に連結され、他端が車輪のホイール内まで延設されるアームと、
車両前後方向に配置され、アームに対してキャリアをホイール回転軸と略平行な軸を中心に揺動可能に連結するリンクと、
キャリアに設けられ、ホイール内で車両上下方向に延びるスライド軸部材と、
スライド軸部材に、該スライド軸部材上を軸方向且つ径方向に摺動可能に設けられ、アームに回転可能に接続されるスライド部材と、
キャリアの揺動に対して作用するばね要素及び減衰要素と、を備え、
スライド部材とアームの接続部は、車両上下方向で互いに離間した2点に設定され、
スライド軸部材の軸方向を表す線分と、前記2点のスライド部材とアームの接続部を結ぶ線分とが、ねじり関係にあることを特徴とする。
第7の発明は、第1又は2の発明に係るインホイールサスペンションにおいて、
前記スライド部材は、上下に2分割されており、該分割されたスライド部材の各部分が、それぞれ、アームに回転可能に接続されることを特徴とする。
本発明によれば、適切なステア特性等を実現可能なインホイールサスペンションを得ることができる。
以下、図面を参照しつつ、幾つかの実施例に分けて、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。
図1は、実施例1に係るインホイールサスペンションの要部構造を示し、車両内側から見た車輪の斜視図であり、図面の左側が車両前方である。以下では、リアのインホイールサスペンションに関して言及するが、フロントにも適用可能である。
車輪10は、タイヤ12とホイール14とを含む。ホイール14のリム内周面14aより囲繞される空間内には、以下で詳説するように、サスペンション構成要素の主要部が収められる。本明細書及び添付の特許請求の範囲において、「ホイール内」とは、ホイール14のリム内周面14aより囲繞される略円柱形の空間を意味する。但し、ある部品がホイール内に配置される等の表現は、必ずしも当該部品の全体がホイール内に配置されることを意味せず、部分的にホイール内からはみ出す構成を除外するものではない。
ホイール内には、キャリア70が設けられる。キャリア70は、アクスルベアリング70cを介して車輪10を回転可能に支持する。本実施例のキャリア70は、ホイール中心付近から車両後方に向けて上下に分かれて延在する2本の腕部(キャリアアーム)721、722と、下方に延在する1本の腕部723と、上下方向に延在するスライド軸支持部724と、を有する。2本の腕部721、722の先端には、それぞれリンク回転支持部721a,722bが設定される。下方に延在する1本の腕部723の先端には、アブソーバー52の下端(正確にはアブソーバー52のシェルの下端)が取り付けられる。
2本の腕部の間、即ち腕部721及び腕部722の股部には、ブレーキキャリパ20が設けられる。ブレーキキャリパ20は、車両外側から取り付けられる。ブレーキキャリパ20は、キャリア70よりも車両外側に配設されるブレーキロータ22と共に、車輪10の回転を制動するためのブレーキ装置を構成する。
スライド軸支持部724には、略上下方向に軸方向を有するスライド軸部材726が固定される。スライド軸部材726には、スライド部材60が、スライド軸部材726上を軸方向、且つ、径方向に(スライド軸部材726まわりに)摺動可能に設けられる。具体的には、図2に示すように、スライド軸部材726は、円形の等断面を、少なくともスライド部材60のストローク範囲内で有し、対応した円形の開口部を有するスライド部材60に挿通される。スライド部材60とスライド軸部材726との間には、それらの間の摺動抵抗を低減するために、潤滑性を付与するブッシュ62(例えば含油処理されたメタルブッシュ)が設定されてよい。
ホイール内には、アーム90の端部90aが延設される。アーム90は、車両幅方向に延在する棒状部材であり、他方の端部(図示せず)が車体(例えばサスペンションメンバ)に対して連結される。本実施例では、アーム90は、車体に剛結されるが、ブッシュ等を介して連結されてもよい。図1に示す例では、アーム90の他方の端部は、略円形断面を有した棒状部材であるが、必要な剛性・強度が確保される限り如何なる断面及び形状であってもよい。アーム90の端部90aからは、略上下方向に2本の腕部90bが形成される。その2本の腕部90bの先端には、それぞれ、車両幅方向に中心軸を有する円筒状部位が形成されることで、リンク回転支持部921a,922bが設定される。
アーム90とキャリア70との間には、車両前後方向に2本のリンク(第1リンクR1,第2リンクR2)が設けられる。第1リンクR1及び第2リンクR2は共に、アーム90及びキャリア70のそれぞれに対して、ホイール回転軸と平行な軸(車両幅方向)を中心に回転可能に連結される。より具体的には、アーム側のリンク回転支持部921a,922bで、それぞれ第1リンクR1及び第2リンクR2の前端がアーム90に対して回転可能に支持され、キャリア側のリンク回転支持部721a,722bで、それぞれ第1リンクR1及び第2リンクR2の後端がキャリア70に対して回転可能に支持される。尚、第1リンクR1及び第2リンクR2とキャリア70との回転可能な支持態様は、ピン支持により実現されてもよい。
リンクRとアーム90との間の連結、及び/又は、リンクRとキャリア70との間の連結は、必要な車両の前後力コンプライアンスを実現するため、車両幅方向に中心軸を有する円筒状のゴムブッシュ80を介して実現される。ゴムブッシュ80は、図3に示すように、ブッシュ軸(車両幅方向に配置される。)に対して同心に配設された内筒及び外筒を含み、内筒と外筒との間にゴムが設定される。図示の例では、ブッシュの内筒側がリンクRに固定され、ブッシュの外筒側がアーム90側のリンク回転支持部921a,922b及びキャリア側のリンク回転支持部721a,722bに固定される。
このようにして、車輪10は、アーム90に対して(実質的に車体に対して)、第1リンクR1及び第2リンクR2により略上下方向に揺動可能に支持される。即ち、本実施例1に係るサスペンションは、所望のコンプライアンス特性を維持しつつ、略上下方向の一自由度を残して拘束されることになる。
ホイール内には、図1に示すように、バネ(コイルスプリング)50及びアブソーバー52が配置される。より具体的には、第1リンクR1側に、バネ50/アブソーバー52の上端(ロッドの上端)が取り付けられ、キャリア側に、バネ50/アブソーバー52の下端(シェルの下端)が取り付けられている。即ち、バネ50/アブソーバー52は、第1リンクR1を上側の取付点として、第2リンクR2よりも下方まで延在する腕部723を下側の取付点とする。また、第1リンクR1及び第2リンクR2は、バネ50/アブソーバー52がホイール内に収まるように、ホイール内の車両外側で車両前後方向に配置され、リンク回転支持軸721a,722b、921a,922bに対する各取付部だけが、ホイール内の車両内外方向に延在されている。これにより、バネ50/アブソーバー52の荷重点がホイール内に位置することになり、タイヤ荷重点とバネ50/アブソーバー52の車両内外方向のオフセットが極めて小さく、車両自重によるキャンバ方向のモーメントが小さいので、リンク(R1,R2)やリンク結合部の必要強度を小さくすることができる。
このように、本実施例では、車輪10が上下動した時(バウンド/リバウンド時)は、キャリア側から相対的に見て、第1リンクR1がキャリア側のリンク回転支持軸721aを支点として揺動し、これに伴いバネ50/アブソーバー52が伸縮し、その結果、路面からの入力による衝撃が緩和される。尚、本実施例では、車体側とキャリア側とを結ぶアーム(R1,R2)の内分位置にバネ50/アブソーバー52が取り付けられることになるので、キャリア側で受ける力を小さくすることができ、キャリア側のリンク結合部やキャリア70自体の必要強度を小さくすることができ、キャリア70等の軽量化、コンパクト化且つ高剛性化を図ることができる。
本実施例では、その特徴的な構成として、スライド部材60は、アーム90に回転可能に接続される。図1に示す例では、スライド部材60は、図2に示すように、アーム90にボールジョイント40を介して接続される。ボールジョイント40は、ボールスタッド42を含み、そのテーパ軸部42bの上部には螺子軸部42cが形成されている。図示の例では、アーム90から車両前方向に延びる腕部90cに形成されたテーパ穴に、ボールジョイント40のテーパ軸部42bが嵌合され、次いで、螺子軸部42cにナットが締め付けられることで、スライド部材60がアーム90に回転可能に接続される。
ボールジョイント40は、好ましくは、スライド軸部材726における車両幅方向の側部に設定される。即ち、スライド軸部材726の軸方向に見て(図2のビューの方向に見て)、ボールジョイント40の回転中心とスライド軸部材726の軸中心とを結ぶ線分は、車両幅方向に略平行に設定される。これにより、前後力に対してコンプライアンスが確保されると共に、車輪10に横力が作用した場合に、スライド軸部材72まわりにモーメントを実質的に発生させることなく、スライド軸部材72とスライド部材60に横力を受けさせることができる。これにより、横力に対する剛性を高めることができる。
本実施例では、上述の特徴的な構成により、車輪10が上下動した場合、スライド部材60は、アーム90の揺動を伴って、スライド軸部材726上を上下に摺動しながら、スライド軸まわりを回転する(径方向に回転する)ので、バウンド/リバウンド時に、車輪10にトー角変化を与えることができる。
他言すると、車輪10が上下動した時、アーム側から相対的に見て、キャリア70は、対のリンクR1、R2の瞬間中心を中心として揺動するが、この際、スライド軸部材726は、車両前後方向の変位がボールジョイント40により拘束される。このため、スライド軸部材726がスライド部材60に対して回転し(即ち、スライド軸部材726は、ボールジョイント40からの車両前後方向の拘束を、回転により逃げる。)、車輪10にトー角変化が生ずる。
このように本実施例によれば、アーム90に対する車輪10の上下動時のキャリア70の軌跡を適切に調整することで、車輪10の上下動時(バウンド/リバウンド時)に所望のトー角変化を車輪10に付与することができる。例えば、ボールジョイント40を、図1に示すように、スライド軸部材726における車両幅方向の内側側部に設定することで、車輪10の上下動時に、アーム側から相対的に見てスライド軸部材726が車両内側に引き込まれる方向に回転するようにして、バウンド/リバウンド時に車輪10をトーイン方向に向けることができる。
また、同様の観点から、スライド軸部材726の傾斜を適切に調整することで、車輪10の上下動時(バウンド/リバウンド時)に所望のトー角変化を車輪10に付与することができる。例えば、側面視でスライド軸部材726を前傾させる(鉛直方向に対してスライド軸部材726の上側が前に下側が後になるように傾斜させる)ことで、バウンド時におけるトーイン方向の変化傾向を強めることもできる。
また、本実施例では、車輪10に前後力が作用した場合、ゴムブッシュ80の弾性変形等により、必要なコンプライアンスが確保される。従って、車輪10に前後力が作用した場合、スライド軸部材726がアーム90に対して車両後方向に変位するが、この際、スライド軸部材726は、ボールジョイント40により車両前後方向の変位の拘束を受ける。このため、スライド軸部材726がスライド部材60に対して回転し、車輪10にトー角変化が生ずる。
このように本実施例によれば、前後力に対して必要なコンプライアンスを確保しつつ、前後力作用時に所望のトー角変化を車輪10に付与することができる。例えば、ボールジョイント40を、図1に示すように、スライド軸部材726における車両幅方向の内側側部に設定することで、前後力作用時に、アーム側から相対的に見てスライド軸部材726が車両内側に引き込まれる方向に回転するようにして、バウンド/リバウンド時に車輪10をトーイン方向に向けることができる。
また、本実施例において、好ましくは、第1リンクR1及び第2リンクR2のアーム側取付スパンが、第1リンクR1及び第2リンクR2のキャリア側取付スパンよりも小さく設定される。即ち、所定重量の乗員が乗車し、舵角が中立位置にあり且つ車両が停止している車両標準状態において、対のリンクR1、R2の瞬間中心が車両前側(スライド軸部材72の存在する側)に設定される。これにより、車輪10の上下ストロークに伴うスライド部材60の上下移動量(ストローク)を小さくすることができ、スライド軸部材726とスライド部材60からなる摺動機構の軽量化、コンパクト化を図ることができる。
尚、本実施例では、第1リンクR1及び第2リンクR2の中央部をリンク回転支持軸721a,722b、921a,922bに対して車両外側にオフセットすることで、バネ50/アブソーバー52がホイール内に配設可能となっているが、このオフセット量が十分取れない場合等には、バネ50/アブソーバー52が車両内外方向で部分的にホイール内からはみ出してしまうことも許容される。また、上述の構成に代えて、第1リンクR1及び/又は第2リンクR2の中央部をリンク回転支持軸721a,722b、921a,922bに対して車両内側にオフセットすることで、車両内外方向で第1リンクR1及び第2リンクR2とキャリア70との間に、バネ50/アブソーバー52を配設することとしてもよい。
また、図1に示す実施例では、バネ50は、アブソーバー52のまわりを取り巻くようにロアスプリングシートとアッパスプリングシートとの間に配設され、バネ50/アブソーバー52のストローク方向が同軸で略上下方向になっている。但し、バネ50及びアブソーバー52は、必ずしも同軸である必要はなく、また、バネ50については、スプリングコイル、空気バネの如何なる形式のバネであってもよく、アブソーバー52についても、上下入力に対して減衰作用を付与する油圧アブソーバーの他、回転入力に対して減衰作用を付与する回転式電磁アブソーバーが用いられてもよい。
図4は、実施例2に係るインホイールサスペンションの要部構造を示し、車両内側から見た車輪の斜視図であり、図面の左側が車両前方である。以下では、リアのインホイールサスペンションに関して言及するが、フロントにも適用可能である。尚、上述の実施例1と同一の構成については、同一の参照符号を付して、冗長となる説明を省略する。
実施例2に係るインホイールサスペンションは、上述の実施例1に係るインホイールサスペンションに対して、スライド軸部材726とスライド部材60からなる摺動機構が、ホイール中心に対して車両後側に配置されている点が主に異なる。即ち、実施例2に係るインホイールサスペンションは、上述の実施例1に係るインホイールサスペンションに対して、ホイール中心に対して前後対称に変更したものに相当する。
具体的には、本実施例では、その特徴的な構成として、スライド部材60は、アーム90に回転可能に接続される。図4に示す例では、アーム90から車両後方向に延びる腕部90cに形成されたテーパ穴に、ボールジョイント40のテーパ軸部42bが嵌合され、次いで、螺子軸部42cにナットが締め付けられることで、スライド部材60がアーム90に回転可能に接続される。
本実施例においても、アーム90に対する車輪10の上下動時のキャリア70の軌跡を適切に調整することで、車輪10の上下動時(バウンド/リバウンド時)に所望のトー角変化を車輪10に付与することができる。例えば、ボールジョイント40を、図4に示すように、スライド軸部材726における車両幅方向の外側側部に設定することで、車輪10の上下動時に、アーム側から相対的に見てスライド軸部材726が車両外側に押し出される方向に回転するようにして、バウンド/リバウンド時に車輪10をトーイン方向に向けることができる。
また、同様の観点から、スライド軸部材726の傾斜を適切に調整することで、車輪10の上下動時(バウンド/リバウンド時)に所望のトー角変化を車輪10に付与することができる。例えば、側面視でスライド軸部材726を後傾させる(鉛直方向に対してスライド軸部材726の上側が後に下側が前になるように傾斜させる)ことで、バウンド時におけるトーイン方向の変化傾向を強めることもできる。
また、本実施例では、同様に、車輪10に前後力が作用した場合、スライド軸部材726がアーム90に対して車両後方向に変位するが、この際、スライド軸部材726は、ボールジョイント40により車両前後方向の変位の拘束を受ける。このため、スライド軸部材726がスライド部材60に対して回転し(即ち、スライド軸部材726は、ボールジョイント40からの車両前後方向の拘束を、回転により逃げる。)、車輪10にトー角変化が生ずる。このように本実施例によれば、前後力に対して必要なコンプライアンスを確保しつつ、前後力作用時に所望のトー角変化を車輪10に付与することができる。例えば、ボールジョイント40を、図1に示すように、スライド軸部材726における車両幅方向の外側側部に設定することで、前後力作用時に、アーム側から相対的に見てスライド軸部材726が車両外側に押し出される方向に回転するようにして、バウンド/リバウンド時に車輪10をトーイン方向に向けることができる。
また、本実施例において、好ましくは、第1リンクR1及び第2リンクR2のアーム側取付スパンが、第1リンクR1及び第2リンクR2のキャリア側取付スパンよりも小さく設定される。即ち、車両標準状態において、対のリンクR1、R2の瞬間中心が車両後側(スライド軸部材72の存在する側)に設定される。これにより、車輪10の上下ストロークに伴うスライド部材60の上下移動量(ストローク)を小さくすることができ、スライド軸部材726とスライド部材60からなる摺動機構の軽量化、コンパクト化を図ることができる。
図5は、実施例3に係るインホイールサスペンションの要部構造を示し、車両内側から見た車輪の斜視図であり、図面の左側が車両前方である。以下では、リアのインホイールサスペンションに関して言及するが、フロントにも適用可能である。尚、上述の実施例1と同一の構成については、同一の参照符号を付し、実施例3に固有の特徴的な構成以外についての説明は省略する。
本実施例では、スライド部材60とアーム90の接続部は、車両上下方向で互いに離間した2点に設定される。図5に示す例では、スライド部材60は、アーム90に2つのボールジョイント40を介して接続される(接続方法の一例については図2参照)。具体的には、アーム90から車両前方向に延びる2本の腕部90cに形成された2つのテーパ穴に、2つのボールジョイント40のテーパ軸部42bがそれぞれ嵌合され、次いで、2つの螺子軸部42cに2つのナットがそれぞれ締め付けられることで、スライド部材60がアーム90に上下2点で回転可能に接続される。
このように、本実施例によれば、スライド部材60とアーム90とを上下2点で接続することにより、キャンバ方向の剛性を高めることができる。また、本実施例では、タイヤ荷重点とバネ50/アブソーバー52の車両内外方向のオフセットが極めて小さく、車両自重によるキャンバ方向のモーメントが小さいので、スライド部材60とアーム90との上下2点の接続によるキャンバ方向の剛性の向上と相まって、リンクR2やそのリンク結合部の必要強度を小さくできる。
尚、本実施例では、スライド部材60とアーム90との上下2点の接続により、サスペンションのワインディング方向及びキャンバ方向の自由度が拘束されるので、リンクRは、対で設ける必要はなく、従って、図5に示す例では、第2リンクR2が省略されている。
本実施例では、好ましくは、スライド部材60とアーム90の接続部は、ホイール中心を挟んで上下2点に設定され、スライド軸部材726の軸方向を表す線分と、2点のスライド部材60とアーム90の接続部を結ぶ線分(上下2つのボールジョイント40の回転中心を結ぶ線分)とが、ねじり関係に設定される。この場合、車輪10の上下動時(バウンド/リバウンド時)、アーム側から相対的に見たスライド軸部材726の動きが、上下の各ボールジョイント40に対してそれぞれ異なる態様となるので、スライド軸部材726の軸方向がアーム90(車体)に対して変化する。これにより、車輪10にキャンバ角変化が生ずる。
このように本実施例によれば、上述のねじり関係を適切に設定することで、バウンド/リバウンド時に所望のキャンバ角変化を車輪10に付与することができる。例えば、上側のボールジョイント40を、図6に示すように、スライド軸部材726における車両幅方向の内側側部に、車両幅方向に対してα度だけ時計回りにずらして設定し、且つ、下側のボールジョイント40を、スライド軸部材726における車両幅方向の内側側部に、車両幅方向に対してα度だけ反時計回りにずらして設定することで、バウンド時に、スライド軸部材726の上側が車両外側に下側が車両内側になるようにスライド軸部材726を傾斜させて、バウンド時に車輪10にネガティブキャンバ方向の変化を付与することができる。
図7は、実施例4に係るインホイールサスペンションの要部構造を示し、車両内側から見た車輪の斜視図であり、図面の左側が車両前方である。以下では、リアのインホイールサスペンションに関して言及するが、フロントにも適用可能である。尚、上述の実施例1と同一の構成については、同一の参照符号を付し、実施例4に固有の特徴的な構成以外についての説明は省略する。
本実施例では、スライド部材60とアーム90の接続部は、上述の実施例4と同様、車両上下方向で互いに離間した2点に設定される。本実施例では、スライド部材60は、上下2分割されており、該分割されたスライド部材の各部分60a,60bが、それぞれ独立に、アーム90に回転可能に接続される。図7に示す例では、スライド部材60の上側部分60aは、アーム90に上側のボールジョイント40を介して接続され、スライド部材60の上側部分60bは、アーム90に下側のボールジョイント40を介して接続される(接続方法の一例については図2参照)。
本実施例では、スライド部材60を上下に2分割することで、横力作用時に、上下2点の接続部により別々に当該横力を受けることになるので、スライド部材60とスライド軸部材726のこじれを防止することができる。即ち、本実施例によれば、スライド部材60とアーム90との上下2点の接続により、キャンバ方向の剛性を高めつつ、上下2点の接続部を設けることで横力作用時に生じうるスライド部材60とスライド軸部材726のこじれを、防止することができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、上述した実施例では、1組の摺動機構(スライド軸部材726とスライド部材60)を用いているが、2組以上の摺動機構を用いることも可能であり、例えば、図8に示すように、2組の摺動機構(2本のスライド軸部材726と2つのスライド部材60)を用いて、同様の効果を得ることも可能である。尚、図8に示す例では、バネ50/アブソーバー52の上端は、車幅方向で車両外側から第1リンクR1に取り付けられている。
また、上述した実施例では、アーム90とスライド部材60との接続は、ボールジョイント40を用いて実現されているが、本発明はこれに限定されることは無く、例えばブッシュにより接続されてもよい。
実施例1に係るインホイールサスペンションの要部構造を示す車輪の斜視図である。 スライド軸部材726の軸方向に垂直に切断した際の、スライド軸部材726とスライド部材60の関係を示す断面図である。 リンクRとアーム90との連結部(ゴムブッシュ80)の断面図である。 実施例2に係るインホイールサスペンションの要部構造を示す車輪の斜視図である。 実施例3に係るインホイールサスペンションの要部構造を示す車輪の斜視図である。 スライド軸部材726と、上下のボールジョイント40の回転中心を結ぶ線分とのねじり関係の一例を示す図である。 実施例4に係るインホイールサスペンションの要部構造を示す車輪の斜視図である。 本発明の変形例に係るインホイールサスペンションの要部構造を示す車輪の斜視図である。
符号の説明
10 車輪
20 ブレーキキャリパ
40 ボールジョイント
50 バネ
52 アブソーバー
60 スライド部材
70 キャリア
80 ゴムブッシュ
90 アーム
90a アームの端部
721a,722b リンク回転支持部
726 スライド軸部材
921a,922b リンク回転支持部
R1 第1リンク
R2 第2リンク

Claims (7)

  1. 車輪を支持するキャリアと、
    一端が車体に連結され、他端が車輪のホイール内まで延設されるアームと、
    車両前後方向に配置され、アームに対してキャリアをホイール回転軸と略平行な軸を中心に揺動可能に連結するリンクと、
    キャリアに設けられ、ホイール内で車両上下方向に延びるスライド軸部材と、
    スライド軸部材に、該スライド軸部材上を軸方向且つ径方向に摺動可能に設けられ、アームに回転可能に接続されるスライド部材と、
    キャリアの揺動に対して作用するばね要素及び減衰要素と、を備え
    前記リンクが、車両前後方向に配置され、前後端側で、それぞれキャリア及びアームに、ホイール回転軸と略平行な軸を中心に回転可能に連結され、且つ、キャリアとの連結点とアームとの連結点の間に前記リンクの回転部が存在しないことを特徴とするインホイールサスペンション。
  2. 車輪を支持するキャリアと、
    一端が車体に連結され、他端が車輪のホイール内まで延設されるアームと、
    車両前後方向に配置され、アームに対してキャリアをホイール回転軸と略平行な軸を中心に揺動可能に連結するリンクと、
    キャリアに設けられ、ホイール内で車両上下方向に延びるスライド軸部材と、
    スライド軸部材に、該スライド軸部材上を軸方向且つ径方向に摺動可能に設けられ、アームに回転可能に接続されるスライド部材と、
    キャリアの揺動に対して作用するばね要素及び減衰要素と、を備え、
    前記リンクは、
    車両前後方向に配置され、前後端側で、それぞれキャリア及びアームに、ホイール回転軸と略平行な軸を中心に回転可能に連結される第1リンクと、
    第1リンクに対して上下方向にオフセットされた位置で、車両前後方向に配置され、前後端側で、それぞれキャリア及びアームに、ホイール回転軸と略平行な軸を中心に回転可能に連結される第2リンクとからなり、
    第1リンクのアームとの連結点及び第2リンクのアームとの連結点の両連結点間のスパンが、第1リンクのキャリアとの連結点及び第2リンクのキャリアとの連結点の両連結点間のスパンよりも小さいことを特徴とする、インホイールサスペンション。
  3. スライド部材とアームの接続部は、スライド軸部材における車両幅方向の側部に設定される、請求項1又は2に記載のインホイールサスペンション。
  4. スライド軸部材は、車輪中心を通る上下軸よりも車両後方向にオフセットされる、請求項1又は2に記載のインホイールサスペンション。
  5. スライド部材とアームの接続部は、車両上下方向で互いに離間した2点に設定される、請求項1に記載のインホイールサスペンション。
  6. 車輪を支持するキャリアと、
    一端が車体に連結され、他端が車輪のホイール内まで延設されるアームと、
    車両前後方向に配置され、アームに対してキャリアをホイール回転軸と略平行な軸を中心に揺動可能に連結するリンクと、
    キャリアに設けられ、ホイール内で車両上下方向に延びるスライド軸部材と、
    スライド軸部材に、該スライド軸部材上を軸方向且つ径方向に摺動可能に設けられ、アームに回転可能に接続されるスライド部材と、
    キャリアの揺動に対して作用するばね要素及び減衰要素と、を備え、
    スライド部材とアームの接続部は、車両上下方向で互いに離間した2点に設定され、
    スライド軸部材の軸方向を表す線分と、前記2点のスライド部材とアームの接続部を結ぶ線分とが、ねじり関係にあることを特徴とする、インホイールサスペンション。
  7. 前記スライド部材は、上下に2分割されており、該分割されたスライド部材の各部分が、それぞれ、アームに回転可能に接続される、請求項1又は2に記載のインホイールサスペンション。
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