JP4258260B2 - チャイルドシート - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等の座席に設置される子供用チャイルドシートに係り、特に自動車等の高荷重時とりわけ側面衝突時に子供が保護されるチャイルドシートに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の座席に設置されるチャイルドシートは、子供が臀部を乗せる座部と、子供の背中が寄り掛る背もたれ部と、子供の左右側方にそれぞれ位置する左右のサイドガードとを有したものが多い。
【0003】
特開平10−157553号公報には、自動車の衝突時等の高荷重時に、左右のサイドガード(サイドサポート部)の外面に沿ってエアバッグを膨張させて子供を保護するようにしたチャイルドシートが記載されている。
【0004】
実開昭64−37743号公報には、子供の後頭部から左右の側頭部にかけて回り込む凹形状のヘッドレストを配置したチャイルドシートが記載されている。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−157553号公報
【特許文献2】
実開昭64−37743号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
特開平10−157553号公報にあっては、サイドガードの外面全体にわたってエアバッグを膨張させるものであるため、ガス発生装置として大容量のものが必要となる。また、チャイルドシートに寄り添うようにして人が居る状態においてエアバッグが膨張作動した場合、この人とチャイルドシートとの間にエアバッグが膨らむため、人に対し予定外の外力が加えられることになる。
【0007】
実開昭64−37743号公報にあっては、ヘッドレストが常に子供の頭部にまとわりつくようになり、着座した子供にとっての快適さが低下する。
【0008】
本発明は、上記問題点を解決し、構造が簡便であり、しかも子供を十分に保護することができるチャイルドシートを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明(請求項1)のチャイルドシートは、子供が着座するチャイルドシートにおいて、着座した子供の側頭部付近に膨張するエアバッグを備えており、該チャイルドシートは、座部、背もたれ部及び左右のサイドガードを有したシート本体と、該シート本体に設けられている前記エアバッグと、該サイドガードの外側のチャイルドシート側面に沿って設けられたクッションとを有しており、該クッションは中空であり、該エアバッグの内部とクッションの内部とが常時連通していることを特徴とするものである。
本発明(請求項2)のチャイルドシートは、子供が着座するチャイルドシートにおいて、着座した子供の側頭部付近に膨張するエアバッグを備えており、該チャイルドシートは、座部、背もたれ部及び左右のサイドガードを有したシート本体と、該シート本体に設けられている前記エアバッグと、該サイドガードの外側のチャイルドシート側面に沿って設けられたクッションとを有しており、該クッションは、ガスが封入されたガスバッグであり、該ガスバッグ内のガス圧が所定圧以上となったときに該ガスバッグ内のガスを前記エアバッグ内に流出させて該エアバッグを膨張させるガス流出手段を備えたことを特徴とするものである。
【0010】
かかるチャイルドシートを搭載した自動車が衝突した場合、エアバッグが子供の側頭部付近に膨張し、子供の頭部に加えられる衝撃が吸収される。
【0011】
このチャイルドシートは、座部、背もたれ部及び左右のサイドガードを有したシート本体と、該シート本体に設けられているエアバッグと、該サイドガードの外側のチャイルドシート側面に沿って設けられたクッションとを備えている。このクッションにより、側面衝突時等に側方から高荷重が加えられたときの衝撃が吸収される。
【0012】
請求項1では、このクッションを中空とし、エアバッグの内部と該クッションの内部とを常時連通した構成としている。このように構成したことにより、側面衝突時等にクッションが側方からの荷重を受承したときには、該クッション内のガスがエアバッグ内に移動し、該エアバッグが子供の側頭部付近に膨張するようになるので、エアバッグを膨張させるためのガス供給手段が不要である。なお、クッション内からエアバッグ内にガスが移動(流出)することにより、クッションが荷重を受承した際の衝撃も吸収される。
【0013】
請求項2では、クッションとして、ガスが封入されたガスバッグを採用している。このガスバッグは軽量であるため、本発明のチャイルドシートに採用されるクッションとして好適である。
【0014】
請求項2では、ガスバッグ内のガス圧が所定圧以上となったときに該ガスバッグ内のガスをエアバッグ内に流出させて該エアバッグを膨張させるガス流出手段を設けている。このように構成したことにより、ガスバッグからのガスによってエアバッグが子供の側頭部付近に膨張するので、エアバッグを膨張させるための専用のガス発生手段が不要である。
【0015】
なお、ガスバッグからガスが流出することによっても衝撃が吸収される。
【0016】
このガス流出手段としては、ガスバッグ内とエアバッグ内とを仕切っており、該ガスバッグ内のガス圧が所定圧以上になると破れるフィルム材よりなるもの(請求項3)が、構成が簡便で好適である。
【0017】
上記のクッションが押圧されたときに所定押圧荷重に達するまでは該クッションを保形する保形手段を設けてもよい(請求項4)。これにより、クッションが軽く押されただけではクッションは変形しないようになる。この保形手段としては、構成が簡便な脚状体が好適である(請求項5)。
【0018】
本発明(請求項6)のチャイルドシートは、子供が着座する座部、背もたれ部及び左右のサイドガードを有したシート本体と、該サイドガードの外側の側面に設けられたクッションとを有しており、該クッションは、ガスが封入されたガスバッグであり、該ガスバッグ内の圧力が所定圧以上となったときに該ガスバッグ内のガスを流出させるベント手段を有することを特徴とするものである。このように予めクッションをサイドガードの外面に設けてあるので、前記特開平10−157553号公報の如く衝突時にサイドガード用エアバッグを急激に膨張させる機構が不要であり、チャイルドシートの構造が簡単となる。
【0019】
このクッションは、ガスが封入されたガスバッグであり、軽量である。
【0020】
請求項6では、このガスバッグ内の圧力が所定圧以上となったときに該ガスバッグ内のガスを流出させるベント手段を設けている。このベント手段により、ガスバッグに高荷重が加えられても衝撃が十分に吸収される。なお、自動車が衝突しても、ガスバッグに加えられる荷重が小さく、ガスバッグのベント手段がガス流出作動しなかったときには、チャイルドシートに補修を加えることなくチャイルドシートをそのまま引き続き利用することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して参考例及び本発明の実施の形態について説明する。図1は参考例に係るチャイルドシートの斜視図であり、図2は図1のII−II線に沿う断面図である。なお、図2(a)はエアバッグ非膨張時を示し、同(b)はエアバッグ膨張時を示している。
【0022】
図1に示すように、このチャイルドシート1は、子供が座るシート本体2と、このシート本体2をリクライニング可能に支持するベース3とから構成されている。シート本体2は、子供が臀部を乗せる座部12と、子供の背中及び頭部後面が当る背もたれ部10と、該背もたれ部10の左右両側から前方に向って壁状に突設されたサイドガード11とを有する。このサイドガード11は、背もたれ部10の両側辺から座部12の左右の側辺にまで延在している。
【0023】
シート本体2には、子供を拘束するための2本の子供用シートベルト6が設けられている。この子供用シートベルト6はスルータング8に挿通されている。座部12の前部から上方に向って胸当てパッド7が立設されている。この胸当てパッド7には、該スルータング8がラッチされる2個のバックル装置9が設けられている。
【0024】
シートベルト6の後部は、背もたれ部10内に引き込まれ、シート本体2内に設けられた緊急ロック機構付きシートベルトリトラクタ(図示略)に巻回されている。自動車の衝突時にはリトラクタがロック作動し、シートベルト6の引き出しが阻止される。なお、このシートベルトリトラクタは省略されてもよい。
【0025】
このチャイルドシート1は自動車の座席(図示略)に対し大人用シートベルト14によって固定される。13は、このシートベルト14が挿通される開口を示す。
【0026】
このチャイルドシート1は、子供をシート本体2に座らせ、シートベルト6を子供に装着し、スルータング8をバックル装置9にラッチさせるようにして使用される。
【0027】
この参考例では、このチャイルドシート1に座った子供の頭部の側方となるサイドガード11の上部に、エアバッグ装置20が取り付けられている。
【0028】
このエアバッグ装置20は、エアバッグ22と、該エアバッグ22を収容するためのケーシング24と、該エアバッグ22を膨張させるガス供給手段としてのインフレータ26と、車両衝突を検知するセンサ(図示略)とを有している。該ケーシング24は、一方の側面に開放口24aを有している。エアバッグ22は、折り畳まれた状態でこのケーシング24内に収容されている。インフレータ26は、該センサの検知信号に基づいてガス噴出作動する。
【0029】
該エアバッグ22は、図2(b)に示す通り、サイドガード11の上部、即ちこのチャイルドシート1に座った子供の側頭部付近にのみ膨張する大きさとなっている。
【0030】
インフレータ26は、この参考例では、該エアバッグ22内に配置された状態でケーシング24の他方の側面に取り付けられている。符号28は、このインフレータ26をケーシング24の該他方の側面に固着したリベット等の固着具を示している。エアバッグ20の基端側は、該インフレータ26のフランジ部とケーシング24との間に挟持されている。
【0031】
左右のサイドガード11の上部には、このチャイルドシート1に座った子供の側頭部に臨むようにエアバッグ膨出用開口30が設けられている。エアバッグ装置20は、図2(a)に示すように、ケーシング24の側面開放口24aがこの開口30と相通じるように、左右のサイドガード11の外側の側面にそれぞれ設置されている。ケーシング24の該開放口24aの周縁部からはフランジ24bが突設されており、このフランジ24bが該開口30の周縁部に重ね合わされてサイドガード11に固着されている。
【0032】
各サイドガード11の内側の側面からこの開口30を閉鎖するようにカバーシート32が設けられている。このカバーシート32は、エアバッグ22が膨張するときに該エアバッグ22からの押圧力により破れて該開口30を開放するよう構成されている。
【0033】
このように構成されたチャイルドシート1においては、自動車が衝突したときには、エアバッグ装置20のセンサがこの衝突を検知し、このセンサからの検知信号に基づいてインフレータ26がガス噴出作動する。エアバッグ22は、図2(b)に示すように、このインフレータ26からのガスにより膨張し、カバーシート32を押し破って子供の側頭部とサイドガード11との間に膨らみ出す。
【0034】
このように膨張したエアバッグ22により、子供の頭部が受承され、子供の頭部に加えられる衝撃が吸収される。
【0035】
このチャイルドシート1にあっては、エアバッグ22が子供の側頭部付近にのみ膨張する大きさとなっているので、インフレータ26は小容量のもので足りる。
【0036】
図3は実施の形態に係るチャイルドシートの斜視図であり、図4は図3のIV−IV線に沿う断面図である。なお、図4(a)はエアバッグ非膨張時を示し、図4(b)はエアバッグ膨張時を示している。
【0037】
このチャイルドシート1Aも、子供が座るシート本体2と、このシート本体2をリクライニング可能に支持するベース3とから構成されており、該シート本体2は、子供が臀部を乗せる座部12と、子供の背中及び頭部後面が当る背もたれ部10と、該背もたれ部10の左右両側から前方に向って壁状に突設されたサイドガード11とを有する。このサイドガード11は、背もたれ部10の両側辺から座部12の左右の側辺にまで延在している。
【0038】
この実施の形態では、左右のサイドガード11の上部の内側の側面にそれぞれエアバッグ40が設けられ、各サイドガード11の外側の側面に中空のクッション42が設けられている。これらのエアバッグ40とクッション42とは、各サイドガード11の上部に設けられた開口44を通して連結されている。また、エアバッグ40にはクッション42内からガスを受け入れるためのガス受入口40aが設けられており、このガス受入口40aを介して該エアバッグ40の内部とクッション42の内部とが常時連通している。
【0039】
該エアバッグ40は、図4(b)に示すようにこのチャイルドシート1Aに座った子供の側頭部付近にのみ膨張する大きさとなっている。また、クッション42は、図3に示すように、該サイドガード11の外側の側面に沿って、背もたれ部10の両側辺から座部12の左右の側辺にまで延在している。
【0040】
該クッション42は、サイドガード42の外側の側面に接合されるベースプレート46と、該ベースプレート46と反対側の荷重受承面48と、該ベースプレート46と荷重受承面48の周縁部同士をつなぐ側周面50と、該ベースプレート46と荷重受承面48との接近を規制する脚状体52とを有している。該ベースプレート46及び荷重受承面48は、この実施の形態では、それぞれサイドガード11の側面と略相似形状で且つ該サイドガード11の側面のほぼ全体に重なりうる大きさとなっている。また、側周面50は、該ベースプレート46と荷重受承面48とが接近する方向に収縮可能な蛇腹状となっている。
【0041】
該荷重受承面48と側周面50とは、この実施の形態では一体に形成されており、該側周面50の該荷重受承面48と反対側の周縁部が、全周にわたってベースプレート46の周縁部に対し気密に固着されている。
【0042】
これらの荷重受承面48と側周面50とは、半剛性の合成樹脂成形体と、その表面を覆う不織布とで構成されている。
【0043】
前記脚状体52は、これらのベースプレート46と荷重受承面48との間に架設されている。この脚状体52は、該荷重受承面48に対し、ベースプレート46に接近する方向に所定値以上の荷重が加えられたときに座屈して該荷重受承面48のベースプレート46への接近を許容するよう構成されている。
【0044】
ベースプレート46の上部には、このクッション42内のガスを流出させるためのガス流出口46aが設けられている。このガス流出口46aは、サイドガード11の上部に設けられた前記開口44内に露出している。このガス流出口46aの周縁部に対し、エアバッグ40のガス受入口40aの周縁部が気密に固着されている。符号54は、ガス受入口40aの周縁部をこのガス流出口46aの周縁部に固着したリベット等の固着具を示している。
【0045】
このようにして、エアバッグ40がクッション42のベースプレート46に連結されると共に、該ガス受入口40aとガス流出口46aとを介してこれらの内部空間同士が連通している。
【0046】
クッション42をサイドガード11に取り付けるに際しては、サイドガード11の外側から、エアバッグ40を開口44内に通しつつ、ベースプレート46を該サイドガード11の外側の側面に接合する。
【0047】
開口44を通してサイドガード11の内側に配置されたエアバッグ40は、該サイドガード11の内側の側面に沿うように平たく折り畳まれる。この実施の形態では、図4(a)に示すように、サイドガード11の内側の該開口44の周縁部が、周囲から一段窪んだ凹段部となっており、エアバッグ40の折り畳み体はこの凹段部内に配置される。
【0048】
サイドガード11の内側からこのエアバッグ40の折り畳み体及び前記凹段部を覆うように、前述のカバーシート32と同様のカバーシート56が設けられている。このカバーシート56も、エアバッグ40が膨張するときに、このエアバッグ40からの押圧力により破れるようになっている。
【0049】
このチャイルドシート1Aのその他の構成は前記図1,2のチャイルドシート1と同様となっており、図3,4において、図1,2と同一符号は同一部分を示している。
【0050】
このように構成されたチャイルドシート1Aにあっては、図4(b)の如く、車両側突時等にチャイルドシート1Aが車室側面Sとぶつかった場合には、クッション42の荷重受承面48がこの車室側面Sを受承する。この車室側面Sからの荷重が所定値以上である場合には、脚状体52が座屈する。これにより、荷重受承面48がベースプレート46に接近するように退動して衝撃が吸収される。
【0051】
この際、荷重受承面48とベースプレート46との接近によりクッション42の容積が小さくなり、該クッション42内の気体がガス流出口46a及びガス受入口40aを介してエアバッグ40内に移動する。このクッション42からのガスにより、図4(b)の如くエアバッグ40がカバーシート56を押し破ってサイドガード11と子供の頭部との間に膨らみ出し、子供の側頭部を受承して子供の頭部に加えられる衝撃を吸収する。
【0052】
このチャイルドシート1Aにあっては、クッション42により、側面衝突時等に側方から高荷重が加えられたときの衝撃が吸収される。また、子供の頭部とサイドガード11との間において膨張するエアバッグ40により、子供の頭部に加えられる衝撃も吸収される。
【0053】
なお、このチャイルドシート1Aにあっては、シート本体2の側方にエアバッグが膨らみ出すことがないので、このチャイルドシート1Aに寄り添うようにして人が居る場合に、この人に予定外の外力が加えられることがない。また、チャイルドシート1Aがこの人にぶつかったときの衝撃もクッション42によって吸収される。
【0054】
この実施の形態では、エアバッグ40の内部とクッション42の内部とが連通しており、クッション42が荷重を受けて減容することにより該クッション42内のガスがエアバッグ40内に移動してエアバッグ40が膨張するので、インフレータ等のエアバッグ膨張手段が不要である。
【0055】
図5は別の実施の形態に係るチャイルドシートの構成を示す図4(a),(b)と同様部分の断面図であり、図5(a)はエアバッグ非膨張時を示し、同(b)はエアバッグ膨張時を示している。
【0056】
この実施の形態でも、左右のサイドガード11の上部の内側の側面にそれぞれエアバッグ60が設けられ、各サイドガード11の外側の側面にクッション62が設けられている。該エアバッグ60は、図5(b)に示すようにこのチャイルドシート1Bに座った子供の側頭部付近にのみ膨張する大きさとなっている。また、クッション62は、該サイドガード11の外側の側面に沿って、背もたれ部10の両側辺から座部12の左右の側辺にまで延在している。
【0057】
クッション62は、該エアバッグ60を膨張させるためのガスバッグ64と、該ガスバッグ64を覆うカバーシールド66とを備えている。このガスバッグ64は、サイドガード11の外側の側面に沿って配置されている。サイドガード11の上部には、該サイドガード11を貫通する複数の開口68が設けられており、ガスバッグ64は、この開口68に重なっている。
【0058】
なお、カバーシールド66は、その周縁部が、全周にわたって気密にサイドガード11の側面に固着されている。符号70は、このカバーシールド66をサイドガード11に固着したリベット等の固着具を示している。
【0059】
ガスバッグ64内には、大気圧よりも高い圧力(例えば1.5〜3気圧程度)の空気が封入されている。このガスバッグ64は合成樹脂の薄いフィルムよりなる。
【0060】
カバーシールド66は、前述のクッション42の荷重受承面48及び側周面50と同様、半剛性の合成樹脂成形体と、その表面を覆う不織布とで構成されている。
【0061】
エアバッグ60には、このガスバッグ64からのガスを受け入れるためのガス受入口60aが設けられている。このガス受入口60aの周縁部は、前記開口68が該ガス受入口60a内に配置されるようにサイドガード11の上部の内側の側面に重ね合わされ、該サイドガード11に対し、全周にわたって気密に固着されている。符号72はこのガス受入口60aの周縁部をサイドガード11に固着したリベット等の固着具を示している。
【0062】
このエアバッグ60は、該サイドガード11の内側の側面に沿うように平たく折り畳まれる。この実施の形態でも、図5(a)に示すように、サイドガード11の内側の開口68付近が凹段部となっており、エアバッグ60の折り畳み体は、この凹段部内に配置されている。
【0063】
サイドガード11の内側からこのエアバッグ40の折り畳み体及び前記凹段部を覆うように、前述の実施の形態と同様、カバーシート74が設けられている。このカバーシート74も、エアバッグ60が膨張するときに、このエアバッグ50からの押圧力により破れるようになっている。
【0064】
このチャイルドシート1Bのその他の構成は前記図3,4のチャイルドシート1Aと同様となっており、図5において、図3,4と同一符号は同一部分を示している。
【0065】
このように構成されたチャイルドシート1Bにあっては、図5(b)の如く、車両側突時等にチャイルドシート1Bが車室側面Sとぶつかった場合には、クッション62がこの車室側面Sを受承する。車室側面Sからクッション62に高荷重が加えられ、ガスバッグ64の内圧が所定圧以上になると、該ガスバッグ64のうち前記開口68に臨む箇所が破れ、ガスバッグ64内のガスがエアバッグ60内に流入し、エアバッグ60が膨張を開始する。
【0066】
このエアバッグ60は、図5(b)の如く、カバーシート74を押し破って子供の頭部とサイドガード11との間に膨らみ出し、子供の側頭部を受承して子供の頭部に加えられる衝撃を吸収する。
【0067】
この際、ガスバッグ64内のガスが流出することにより、チャイルドシート1Bに対し車室側面Sから荷重が加えられたときの衝撃も吸収される。
【0068】
本発明では、上記の如く子供側頭部に沿って膨張するエアバッグにテザーベルト等の膨張形状規制手段や、ベントホール等のベント手段を設けてもよい。図6〜8は、このテザーベルトやベントホールを備えた参考例及び実施の形態を示すものであり、図6は図1,2の参考例においてテザーベルト及びベントホールを設けたチャイルドシートの要部断面図(図2(b)に相当する図)、図7は図3,4の実施の形態においてテザーベルト及びベントホールを設けたチャイルドシートの要部断面図(図4(b)に相当する図)、図8は図5の実施の形態においてテザーベルト及びベントホールを設けたチャイルドシートの要部断面図(図5(b)に相当する図)である。
【0069】
図6の参考例は、図1,2のチャイルドシート1において、エアバッグ22に、該エアバッグ22の膨張形状を規制するテザーベルト22tと、膨張した該エアバッグ22内のガスを外部に流出させるためのベントホール22vとを設けたものである。
【0070】
この図6のチャイルドシート1においては、エアバッグ22の膨張時において子供の側頭部と対峙する面(子供側頭部対峙面)22fと、該エアバッグ22の基端側とが、紐状(又は帯状)のテザーベルト22tによって連結されている。このテザーベルト22tは、一端が該子供側頭部対峙面22fの内面に縫着や溶着等の結合手段によって結合され、他端が、該エアバッグ22の基端側と共に、インフレータ26のフランジ部とケーシング24との間に挟持されている。
【0071】
また、該エアバッグ22が膨張したときにサイドガード11や背もたれ部10及び子供の身体等に対峙しない部位(図6ではエアバッグ22の上面)に、ベントホール22vが設けられている。
【0072】
この参考例におけるチャイルドシート1のその他の構成は、図1,2の参考例における構成と同一となっており、図6において、図1,2と同一の符号は同一の部分を示している。
【0073】
このように構成された図6のチャイルドシート1にあっては、エアバッグ22の基端側と子供側頭部対峙面22fとがテザーベルト22tによって連結されているので、エアバッグ22が膨張したときに、該子供側頭部対峙面22fが過度に子供側頭部に向って膨らみ出すことが防止される。これにより、エアバッグ22は、子供側頭部とその左右のサイドガード11との間のスペースにちょうどよく収まる形状に膨張するようになる。
【0074】
このエアバッグ22が子供側頭部を受承したときには、ベントホール22vから該エアバッグ22内のガスが外部に流出し、子供の側頭部に加えられる衝撃が吸収される。
【0075】
なお、この参考例では、エアバッグ22が膨張したときに子供側頭部対峙面22fの膨出が規制されるので、このエアバッグ22を膨張させるためのインフレータ26として比較的小容量のものを採用しても、エアバッグ22を十分に素早く膨張させることができる。
【0076】
図7の実施の形態は、図3,4のチャイルドシート1Aにおいて、エアバッグ40に、該エアバッグ40の膨張形状規制手段としてのエアバッグ用テザーベルト40tと、膨張した該エアバッグ40内のガスを外部に流出させるためのベント手段としてのベントホール40vとを設けると共に、左右のサイドガード11の外側の側面に配置された各クッション42に、該クッション42が部分的に押されたときに該クッション42の他の部分が局部的に膨出することを防止するクッション用テザーベルト42tを設けたものである。
【0077】
この図7のチャイルドシート1Aにおいても、エアバッグ40の膨張時における子供側頭部対峙面40fと、該エアバッグ40の基端側とが、紐状(又は帯状)のテザーベルト40tによって連結されている。このテザーベルト40tは、一端が該子供側頭部対峙面40fの内面に縫着や溶着等の結合手段によって結合され、他端が、該エアバッグ40のガス受入口40aの周縁部と共に、固着具54によってベースプレート46に留め付けられている。また、該エアバッグ40の上面にベントホール40vが設けられている。
【0078】
クッション用テザーベルト42tは、一端が該クッション42の荷重受承面48の内面に接着や溶着等の結合手段によって結合され、他端がベースプレート46に留め付けられている。図7では、クッション42のガス流出口46aの周縁部において、テザーベルト42tの該他端は前記固着具54によってベースプレート46に留め付けられているが、このテザーベルト42tの端部のベースプレート46への留付構造は、図示以外の形態であってもよい。
【0079】
このテザーベルト42tはクッション42内に複数本設けられており、このテザーベルト42tによって荷重受承面48とベースプレート46とは複数箇所において連結されている。これにより、クッション42の局部的な膨出が防止され、クッション42の一部のみが押圧された場合でも、他の押圧されていない部分に該クッション42内のガスが逃げることが防止される。
【0080】
なお、この実施の形態では、テザーベルト42tによってだけではなく、脚状体52によってもクッション42の荷重受承面48とベースプレート46とが連結されているので、該テザーベルト42tは、この脚状体52と協働してクッション42の局部的な膨出を規制する。これらのテザーベルト42t及び脚状体52の配置及び個数は特に限定されるものではないが、これらが荷重受承面48の全体に偏りなく分布するよう配置されていることが好ましい。
【0081】
この実施の形態におけるチャイルドシート1Aのその他の構成は、図3,4の実施の形態における構成と同一となっており、図7において、図3,4と同一の符号は同一の部分を示している。
【0082】
このように構成された図7のチャイルドシート1Aにあっても、エアバッグ40の基端側と子供側頭部対峙面40fとがテザーベルト40tによって連結されているので、エアバッグ40が膨張したときに、該子供側頭部対峙面40fが過度に子供側頭部に向って膨らみ出すことが防止される。これにより、エアバッグ40は、子供側頭部とその左右のサイドガード11との間のスペースにちょうどよく収まる形状に膨張するようになる。
【0083】
そして、膨張したエアバッグ40が子供側頭部を受承したときには、ベントホール40vから該エアバッグ40内のガスが外部に流出し、子供の側頭部に加えられる衝撃が吸収される。
【0084】
また、このチャイルドシート1Aにあっては、テザーベルト42tによってクッション42の局所的な膨出が防止されているので、例えば、車両側突等によってチャイルドシート1Aが車室側面Sにぶつかったときに、該車室側面Sの窓開口部(図示略)が開放されており、該窓開口部の下側のドアトリム(図示略)によってクッション42の下側のみが押圧された場合でも、クッション42内のガスは、押圧されていない該クッション42の上部に逃げることなく確実にエアバッグ40内に供給される。
【0085】
図8の実施の形態は、図5のチャイルドシート1Bにおいて、エアバッグ60に、該エアバッグ60の膨張形状規制手段としてのエアバッグ用テザーベルト60tと、膨張した該エアバッグ60内のガスを外部に流出させるためのベント手段としてのベントホール60vとを設けると共に、左右のサイドガード11の外側の側面に配置された各クッション62内のガスバッグ64に、該ガスバッグ64が部分的に圧迫されたときに該ガスバッグ64の他の部分が局部的に膨出することを防止する手段としてガスバッグ用テザーベルト64tを設けたものである。
【0086】
この図8のチャイルドシート1Bにおいても、エアバッグ60の膨張時における子供側頭部対峙面60fと、該エアバッグ60の基端側とが、紐状(又は帯状)のテザーベルト60tによって連結されている。このテザーベルト60tは、一端が該子供側頭部対峙面60fの内面に縫着や溶着等の結合手段によって結合され、他端が、該エアバッグ60のガス受入口60aの周縁部と共に、固着具72によってサイドガード11の側面に留め付けられている。また、該エアバッグ60の上面にベントホール60vが設けられている。
【0087】
この実施の形態では、左右両クッション62内に収容されたガスバッグ64の内部に、それぞれ、ガスバッグ用テザーベルト64tが取り付けられている。このテザーベルト64tの一端は、該ガスバッグ64のサイドガード11側の面(内側面)64aの内面に接着や溶着等の結合手段によって固着され、他端は、該ガスバッグ64の車室側面Sと対峙する面(外側面)64bの内面に結合されている。
【0088】
この実施の形態でも、テザーベルト64tはガスバッグ64内に複数本設けられており、このテザーベルト64tによって該ガスバッグ64の内側面64aと外側面64bとは複数箇所において連結されている。これにより、ガスバッグ64の局部的な膨出が防止される。
【0089】
この実施の形態におけるチャイルドシート1Bのその他の構成は、図5の実施の形態における構成と同一となっており、図8において、図5と同一の符号は同一の部分を示している。
【0090】
このように構成された図8のチャイルドシート1Bにあっても、エアバッグ60の基端側と子供側頭部対峙面60fとがテザーベルト60tによって連結されているので、エアバッグ60が膨張したときに、該子供側頭部対峙面60fが過度に子供側頭部に向って膨らみ出すことが防止される。これにより、エアバッグ60は、子供側頭部とその左右のサイドガード11との間のスペースにちょうどよく収まる形状に膨張するようになる。
【0091】
そして、膨張したエアバッグ60が子供側頭部を受承したときには、ベントホール60vから該エアバッグ60内のガスが外部に流出し、子供の側頭部に加えられる衝撃が吸収される。
【0092】
また、このチャイルドシート1Bにあっては、テザーベルト64tによってガスバッグ64の局所的な膨出が規制されているので、例えば、車両側突等によってチャイルドシート1Bが車室側面Sにぶつかったときに、該車室側面Sの窓開口部(図示略)が開放されており、該窓開口部の下側のドアトリム(図示略)によってガスバッグ64の下側のみが圧迫された場合でも、ガスバッグ64内の圧力が確実に増大し、ガスバッグ64が破れるようになる。
【0093】
上記の図6〜8の参考例及び実施の形態では、2本のエアバッグ用テザーベルトが図示されているが、エアバッグ用テザーベルトは1本だけ、或いは3本以上設けられてもよい。また、エアバッグ用テザーベルトは、膨張時におけるエアバッグの左右方向(子供側頭部対峙面の子供側頭部への接近方向)だけでなく、膨張時におけるエアバッグの上下方向や前後方向にも設けられてもよい。また、エアバッグにベントホールが1個だけ設けられてもよく2個以上設けられてもよい。このベントホールに、エアバッグ内の圧力が所定圧以上となるまでは該ベントホールを閉鎖し、エアバッグ内の圧力が所定圧以上となったときに開放(例えば開裂)するフィルム等の圧力保持手段を設けてもよい。
【0094】
上記の図6〜8の参考例及び実施の形態では、エアバッグの膨張形状規制手段としてテザーベルトを採用しているが、本発明では、テザーベルト以外の構造を採用してもよい。また、上記の図6〜8の参考例及び実施の形態では、膨張したエアバッグ内部のガスを流出させるベント手段としてベントホールを採用しているが、本発明では、ベントホール以外の構造を採用してもよい。
【0095】
上記の図7,8の実施の形態では、クッション又はガスバッグ用テザーベルトは、クッション又はガスバッグの左右方向(車室側面に向って膨らみ出す方向)にのみ配置されているが、上下方向や前後方向にも配置されてもよい。
【0096】
このクッション又はガスバッグの局部膨出防止手段としても、テザーベルト以外の構造を採用してもよい。例えば、図8の実施の形態では、ガスバッグ64の内側面64aと外側面64bとをテザーベルト64tによって連結しているが、これらの内側面64aと外側面64bとを直接的に接合することによりガスバッグ64の膨らみ出しを防止してもよい。
【0097】
図9は異なる実施の形態に係るチャイルドシートの構成を示す図5(a),(b)と同様部分の断面図であり、図9(a)は車両衝突前を示し、同(b)は車両衝突時を示している。
【0098】
このチャイルドシート1Cにおいても、左右のサイドガード11の上部の側面にそれぞれクッション80が設けられている。ただし、この実施の形態では、該サイドガード11の内側にエアバッグは設けられていない。
【0099】
クッション80は、前述のクッション62と同様、空気が充填されたガスバッグ82と、該ガスバッグ82を覆うカバーシールド84とを備えている。該カバーシールド84の側周面には、外部に連通するベントホール86が設けられている。該ガスバッグ82は、サイドガード11の外側の側面に沿って配置されている。また、カバーシールド84は、その周縁部が、全周にわたって気密にサイドガード11の側面に固着されている。符号88は、このカバーシールド84をサイドガード11に固着したリベット等の固着具を示している。
【0100】
この実施の形態でも、ガスバッグ82は合成樹脂の薄いフィルムよりなり、該ガスバッグ82内には、大気圧よりも高い圧力(例えば1.5〜3気圧程度)の空気が封入されている。
【0101】
カバーシールド84は、前述のクッション62のカバーシールド66と同様、半剛性の合成樹脂成形体と、その表面を覆う不織布とで構成されている。
【0102】
このチャイルドシート1Cのその他の構成は前記図5のチャイルドシート1Bと同様となっており、図9において、図5と同一符号は同一部分を示している。
【0103】
このように構成されたチャイルドシート1Cにあっては、図9(b)の如く、車両側突時等にチャイルドシート1Cが車室側面Sとぶつかった場合には、クッション80がこの車室側面Sを受承する。車室側面Sからクッション80に高荷重が加えられ、ガスバッグ82の内圧が所定圧以上になると、該ガスバッグ82のうち前記ベントホール86に臨む箇所が破れ、ガスバッグ82内のガスが流出する。これにより、チャイルドシート1Bに対し車室側面Sから荷重が加えられたときの衝撃が吸収される。
【0104】
上記の各実施の形態は本発明の一例であり、本発明は図示の形態に限定されるものではない。
【0105】
【発明の効果】
以上の通り、本発明によると、構造が簡便であり、しかも子供を十分に保護することができるチャイルドシートが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 参考例に係るチャイルドシートの斜視図である。
【図2】 図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】 実施の形態に係るチャイルドシートの斜視図である。
【図4】 図3のIV-IV線に沿う断面図である。
【図5】 別の実施の形態に係るチャイルドシートの構成図である。
【図6】 図1,2の参考例においてテザーベルト及びベントホールを設けたチャイルドシートの要部断面図である。
【図7】 図3,4の実施の形態においてテザーベルト及びベントホールを設けたチャイルドシートの要部断面図である。
【図8】 図5の実施の形態においてテザーベルト及びベントホールを設けたチャイルドシートの要部断面図である。
【図9】 異なる実施の形態に係るチャイルドシートの構成図である。
【符号の説明】
1,1A,1B,1C チャイルドシート
2 チャイルドシート本体
10 背もたれ部
11 サイドガード
12 座部
20 エアバッグ装置
22 エアバッグ
22f 子供側頭部対峙面
22t,40t,60t エアバッグ用テザーベルト
24 ケーシング
26 インフレータ
32 カバーシート
40,60 エアバッグ
40a,60a ガス受入口
40f,60f 子供側頭部対峙面
42t,64t クッション又はガスバッグ用テザーベルト
42,62,80 クッション
46 ベースプレート
46a,68 ガス流出部
48 荷重受承面
50 蛇腹状側周面
52 脚状体
56,74 カバーシート
64,82 ガスバッグ
64a ガスバッグ内側面
64b ガスバッグ外側面
66,84 カバーシールド
86 ベントホール
Claims (6)
- 子供が着座するチャイルドシートにおいて、
着座した子供の側頭部付近に膨張するエアバッグを備えており、
該チャイルドシートは、座部、背もたれ部及び左右のサイドガードを有したシート本体と、
該シート本体に設けられている前記エアバッグと、
該サイドガードの外側のチャイルドシート側面に沿って設けられたクッションと
を有しており、
該クッションは中空であり、該エアバッグの内部とクッションの内部とが常時連通していることを特徴とするチャイルドシート。 - 子供が着座するチャイルドシートにおいて、
着座した子供の側頭部付近に膨張するエアバッグを備えており、
該チャイルドシートは、座部、背もたれ部及び左右のサイドガードを有したシート本体と、
該シート本体に設けられている前記エアバッグと、
該サイドガードの外側のチャイルドシート側面に沿って設けられたクッションと
を有しており、
該クッションは、ガスが封入されたガスバッグであり、
該ガスバッグ内のガス圧が所定圧以上となったときに該ガスバッグ内のガスを前記エアバッグ内に流出させて該エアバッグを膨張させるガス流出手段を備えたことを特徴とするチャイルドシート。 - 請求項2において、該ガス流出手段は、該ガスバッグ内とエアバッグ内とを仕切っており、該ガスバッグ内のガス圧が所定圧以上になると破れるフィルム材よりなることを特徴とするチャイルドシート。
- 請求項1ないし3のいずれか1項において、該クッションが押圧されたときに所定押圧荷重に達するまでは該クッションを保形する保形手段を備えたことを特徴とするチャイルドシート。
- 請求項4において、該保形手段は脚状体であることを特徴とするチャイルドシート。
- 子供が着座する座部、背もたれ部及び左右のサイドガードを有したシート本体と、
該サイドガードの外側の側面に設けられたクッションと
を有しており、
該クッションは、ガスが封入されたガスバッグであり、
該ガスバッグ内の圧力が所定圧以上となったときに該ガスバッグ内のガスを流出させるベント手段を有することを特徴とするチャイルドシート。
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