JP4257721B2 - バッテリーターミナル - Google Patents
バッテリーターミナル Download PDFInfo
- Publication number
- JP4257721B2 JP4257721B2 JP2001155772A JP2001155772A JP4257721B2 JP 4257721 B2 JP4257721 B2 JP 4257721B2 JP 2001155772 A JP2001155772 A JP 2001155772A JP 2001155772 A JP2001155772 A JP 2001155772A JP 4257721 B2 JP4257721 B2 JP 4257721B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- battery terminal
- battery
- contact
- bolt
- contact portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、テーパ状の周側面を有するバッテリーポストに接続されるバッテリーターミナルに関する。
【0002 】
【従来の技術】
図6において、従来より用いられるバッテリーターミナル1は、導電性を有する金属板をプレス加工することにより製造されており、バッテリーポスト2に対する一対の環状部3、4と、一対の接合板5、6とを備えている。
【0003 】
一対の環状部3、4は、略U字状に折り曲げられた連結部7、7の各端部に連成されており、上下方向に重なるように配設されている。また、環状部3、4の各中央には、バッテリーポスト2を挿入するためのポスト挿入穴8、8が穿設されている。そのポスト挿入穴8、8には、バッテリーポスト2に接触する接触部9、9が折曲形成されている。環状部3、4は、ポスト挿入穴8、8の円周方向の一箇所が分断されており、そこに締め付け間隙10、10が開放形成されている。
【0004 】
一対の接合板5、6は、各々、環状部3、4の連結部7、7の逆側に連成されている。また、接合板5、6は、上下方向に重なるように配設されている。下側の接合板6は、先端が上を向く側壁11、11を有しており、その側壁11、11の外側には、先端が下を向く、上側の接合板5の両側壁12、12が配置されている。下側の接合板6には、上側の接合板5を貫通する端子固定ボルト13が立設されている。その端子固定ボルト13は、接合板5、6で形成された空間に収納されている。
【0005 】
尚、上記端子固定ボルト13に挿通されて接続固定される外部接続端子14は、車体側の電線15の端末に設けられており、ワッシャ16と共にナット17で締め付けられるようになっている。外部接続端子14は、ボルト挿通孔18を有する電気接触部19と、その電気接触部19に連続し電線15の端末を圧着する電線接続部20とを備えて構成されている。
【0006 】
上記構成において、バッテリーターミナル1のバッテリーポスト2に対する取り付けは、環状部3、4の連結部7、7に挿通したボルト21をナット22で締め付け、締め付け間隙10、10を狭めることで行われるようになっている。その際、バッテリーポスト2には、ポスト挿入穴8、8の接触部9、9が接触するようになっている。
【0007 】
【発明が解決しようとする課題】
ところで上記従来技術にあっては、インパクトレンチ等の工具でボルト21をバッテリーポスト2の横側(水平方向)から締め付けて、バッテリーターミナル1をバッテリーポスト2へ取り付ける作業を行っていた。しかしながら、近年のエンジンルーム内の設置部品の過密化した状態においては、上記工具が設置部品に干渉し易く、バッテリーターミナル1の取り付けに係る作業に影響を来していた。
【0008 】
その他、バッテリーポスト2は、プラス(+)及びマイナス(−)の極性によって径の大きさが異なることから、バッテリーターミナル1を複数種設定する必要があり、コスト面に影響を来していた。
【0009 】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされるもので、取り付けに係る作業を容易にすることが可能なバッテリーターミナルを提供することを課題とする。
また、バッテリーポストの極性にかかわらず取り付けが可能となることも合わせて課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためなされた請求項1記載の本発明のバッテリーターミナルは、先端部の直径が基端部の直径よりも小さいテーパ状の周側面を有するバッテリーポストに接続されるバッテリーターミナルであって,
短冊形状の平坦な本体基板と、該本体基板の中央に、一対の接触片と該一対の接触片の間に形成される複数のスリットとを有して連成される接触部を備えてなり、該接触片が前記バッテリーポストの周側面に沿うように配置されており、該接触片の内面が前記バッテリーポストの周側面に接触するように形成されているバッテリーターミナル本体と,
導電性を有する短冊形状の平坦な金属板で形成され、前記バッテリーターミナル本体の接触部の位置に対応して接触部挿通孔を形成し、前記バッテリーターミナル本体のボルトの位置に対応して一対のボルト挿通孔を形成してなるアタッチメントと,
前記バッテリーターミナル本体の本体基板に、前記バッテリーターミナル本体の接触部を挟んで左右両側に前記バッテリーポストの軸方向に沿って平行に立設固定される一対のボルトと,
前記一対のボルトのそれぞれに螺合する一対のナットと,
からなり,
前記接触部挿通孔に前記バッテリーターミナル本体の接触部の接触片を挿入し、前記ナットを前記ボルト挿通孔から突出する前記ボルトに螺合して締め付けることにより前記アタッチメントを前記バッテリーターミナル本体に近接する方向に移動させ、前記接触部挿通孔の周端によって前記複数の接触片の内面が前記バッテリーポストの周側面に接触するように前記バッテリーターミナル本体の接触部の接触片を外側から押圧するようにしたことを特徴としている。
【0011】
請求項2記載の本発明のバッテリーターミナルは、請求項1に記載のバッテリーターミナルにおいて、前記一対のボルトの何れか一方を、ボルト挿通孔を備えた外部接続端子の前記ボルトへの挿通及び前記ボルトへの接続に用いたことを特徴としている。
【0014 】
請求項1に記載された本発明によれば、バッテリーターミナル本体をその接触部を介してバッテリーポストに接触させた状態にするとともに、アタッチメントをバッテリーターミナル本体に対してセットし、これらをボルト及びナットで締め付けると、アタッチメントがバッテリーターミナル本体に対して近接する近接方向に移動する。この時、ボルト及びナットの螺合は、バッテリーポストの軸方向に沿って進行する。そして、これに伴って、接触部に挿通されたアタッチメントの接触部挿通孔が複数の接触片の各外面を摺動するとともに、その各外面をバッテリーポストの周側面に向けて押圧する。以上により、複数の接触片の内面が上記押圧によってバッテリーポストの周側面に圧接され、バッテリーターミナルがバッテリーポストに接続される。
【0015 】
請求項2に記載された本発明によれば、バッテリーターミナルに対して接続される外部接続端子がボルトに挿通される。そして、その挿通された状態で外部接続端子の接続が行われる。
【0018 】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明のバッテリーターミナルの一実施の形態を示す分解斜視図である。また、図2は図1のバッテリーターミナルをバッテリーポストに取り付けた際の状態を示す正面図である。
【0019 】
図1において、バッテリーターミナル31は、バッテリーターミナル本体32と、アタッチメント33と、一対のボルト34、34と、ボルト34、34にそれぞれ螺合するナット35、35とを有して構成されており、エンジンルーム内に設置されたバッテリー36のバッテリーポスト37に接続されるようになっている。また、その接続は、各ボルト34及びナット35の螺合により行われ、バッテリーポスト37の軸方向に沿って螺合が進行するようになっている。
【0020 】
ここで、バッテリー36は既知構成のものであるものとする。また、そのバッテリー36の周辺には、設置部品が過密化した状態で設置されているものとする。一方、バッテリーポスト37は、先端部38の直径が基端部39の直径よりも小さいテーパ状の周側面40を有している。また、図中のバッテリーポスト37は、本明細書においてプラス(+)及びマイナス(−)の極性が特に指定されないものとする(言い換えれば、本発明のバッテリーターミナル31は極性に関係なく使用することができるものとする。これによりコスト低減が実現される)。
【0021 】
尚、本明細書における方向性に関し、バッテリーポスト37の上記軸方向が垂直方向に一致するものとする。また、バッテリーポスト37の先端部38側が垂直方向における上、基端部39側が垂直方向における下に一致するものとする。さらに、水平方向と左右方向は同じであるものとする。
【0022 】
上記バッテリーターミナル本体32は、導電性を有する金属板をプレス加工することにより製造されており、短冊形状の平坦な本体基板41と、その本体基板41の中央に連成される接触部42とを有している。
【0023 】
本体基板41には、接触部42を挟んだ左右両側にボルト34、34が固定されている。そのボルト34、34は上記軸方向に沿って平行に固定されている(ボルト34、34はスタッドボルトである。尚、固定せずに頭部付きのボルトを本体基板41に挿通又は螺合させて対応することも可能である)。
【0024 】
接触部42は、ボルト34の長さよりも若干低く形成されており、一対の接触片43、43と、接触片43、43の間に形成されるスリット44、44とを有して構成されている。
【0025 】
接触片43は、バッテリーポスト37の周側面40に沿うように配置されており、その先端部の円弧に係る直径が基端部の円弧に係る直径よりも小さく、且つバッテリーポスト37の先端部38の直径よりも大きく(一致又は小さくてもよい)なるように形成されている。また、接触片43の基端部の円弧に係る直径はバッテリーポスト37の基端部39の直径より小さく(一致であってもよい)なるように形成されている。さらに、接触片43の内面がバッテリーポスト37の周側面40に接触するように形成されている。
【0026 】
スリット44の間隔は、接触片43の撓み量に応じて設定されている。尚、接触部42における接触片43の数は、本形態において二つであるが、これに限らず三つ、四つなどにしてもよいものとする(数を増やせば当然にスリット44の数も増えるものとする)。
【0027 】
上記アタッチメント33は、導電性を有する短冊形状の平坦な金属板に接触部挿通孔45と一対のボルト挿通孔46、46とを貫通形成したものであって、バッテリーターミナル本体32のバッテリーポスト37に対する接触を補助する機能を有している。
【0028 】
接触部挿通孔45及びボルト挿通孔46、46は、バッテリーターミナル本体32の接触部42及びボルト34、34の位置に対応して形成されている。また、接触部挿通孔45の直径は、接触片43の上記先端部の円弧に係る直径よりも大きく、且つ接触片43の上記基端部の円弧に係る直径よりも小さくなるように形成されている。尚、接触部挿通孔45の内面を接触片43の外面に合わせてテーパ状に形成することが好ましいものとする。
【0029 】
上記構成において、図1及び図2を参照しながらバッテリーターミナル31のバッテリーポスト37に対する接続を説明する。
【0030 】
先ず、上記軸方向に沿って(図2の矢線P方向に沿って)バッテリーターミナル本体32をバッテリーポスト37に対してセットする作業を行い、接触部42をバッテリーポスト37に接触させる。この時、接触部42は、バッテリーポスト37を覆うような状態でそのバッテリーポスト37に接触する(接触片43、43の各内面が接触する)。
【0031 】
次に、上記軸方向に沿って(図2の矢線P方向に沿って)アタッチメント33をバッテリーターミナル本体32に対してセットする作業を行い、接触部挿通孔45及びボルト挿通孔46、46を接触部42及びボルト34、34に挿通させる。この時、接触部挿通孔45が接触片43、43の各外面に当接し、アタッチメント33のバッテリーターミナル本体32側への近接が規制される。
【0032 】
続いて、アタッチメント33から突出したような状態にあるボルト34、34にナット35、35を螺合させる作業を行い、アタッチメント33とバッテリーターミナル本体32とを締め付ける。この時、ボルト34及びナット35の螺合が上記軸方向に沿って進行する。また、アタッチメント33がバッテリーターミナル本体32側へ近接する。そして、これに伴って、接触部挿通孔45が接触片43、43の各外面を摺動する。
【0033 】
接触部挿通孔45が接触片43、43の各外面を摺動すると、その各外面がバッテリーポスト37の周側面40に向けて押圧される(図2の矢線Q方向に押圧される)。従って、接触片43、43の各内面が上記押圧によってバッテリーポスト37の周側面40に圧接され、バッテリーターミナル31がバッテリーポスト37に接続、固定される。
【0034 】
尚、バッテリーターミナル本体32には、予め図示しない外部接続端子(ボルト挿通孔を有するものとする)が接続固定されているものとする。もう少し詳しく説明すると、ボルト34に挿通され、図示しないナットで締め付けられた外部接続端子が予め接続固定されているものとする。この場合、従来例で説明したような一対の接合板5、6(図6参照)と端子固定ボルト13(図6参照)とが不要になり、コスト低減と省スペース化が実現される。
【0035 】
以上説明したように、上記軸方向に沿ってバッテリーターミナル31のバッテリーポスト37に対する接続が行われる。言い換えれば、上締めによりバッテリーターミナル31のバッテリーポスト37に対する接続が行われる。従って、エンジンルーム内の過密化した状態にかかわらず、バッテリーターミナル31の取り付けに係る作業を容易にすることができる。
【0036 】
次に、図3及び図4を参照しながら本発明のバッテリーターミナルの他の一実施の形態について説明する。図3は他の一実施の形態としてのバッテリーターミナルの分解斜視図、図4は図3のバッテリーターミナルをバッテリーポストに取り付けた際の状態を示す断面図である。尚、バッテリー36及びバッテリーポスト37は上述と同じものであり、その説明を省略するものとする。
【0037 】
図3において、バッテリーターミナル51は、バッテリーターミナル本体52と、アタッチメント53と、ボルト54と、そのボルト54に螺合するナット55とを有して構成されており、エンジンルーム内に設置されたバッテリー36のバッテリーポスト37に接続されるようになっている。また、その接続は、ボルト54及びナット55の螺合により行われ、バッテリーポスト37の軸方向に沿って螺合が進行するようになっている。
【0038 】
上記バッテリーターミナル本体52は、導電性を有する金属板をプレス加工することにより製造されており、矩形状の平坦な本体基板56と、その本体基板56の一端に連成される接触部57とを有している。
【0039 】
本体基板56の中央には、図示しない外部接続端子を接続するための端子固定ボルト(スタッドボルト)58が固定されている。その端子固定ボルト58は、上記軸方向に沿って平行に固定されている。
【0040 】
接触部57は、複数の接触片59と、その複数の接触片59の一端が連成される略円形状の基部60とを有して構成されている。また、複数の接触片59のうちの一の接触片59は、上記一端に対する他端が本体基板56に連成されている。基部60には、ボルト54が固定されている。そのボルト54は、上記軸方向に沿って平行に固定されている。尚、本体基板56に連成される接触片59は、他の複数の接触片59よりも若干幅広に形成されている。
【0041 】
接触片59は、バッテリーポスト37の周側面40に沿うように配置されている。また、基部60の縁部にそれぞれスリット状の間隔を有して配置されている。さらに、接触片59の上記一端の円弧に係る直径が他端の円弧に係る直径よりも小さく、且つバッテリーポスト37の先端部38の直径よりも小さく(一致であってもよい)なるように形成されている。また、接触片59の上記他端の円弧に係る直径はバッテリーポスト37の基端部39の直径より小さく(一致であってもよい)なるように形成されている。さらに、接触片59の内面がバッテリーポスト37の周側面40に接触するように形成されている。
【0042 】
上記アタッチメント53は、導電性を有する金属板をプレス加工することにより略直方体状の箱形に形成されており、貫通した接触部挿通孔61とボルト挿通孔62とを有している。また、アタッチメント53は、バッテリーターミナル本体52のバッテリーポスト37に対する接触を補助する機能を有している。
【0043 】
接触部挿通孔61及びボルト挿通孔62は、バッテリーターミナル本体52の接触部57及びボルト54の位置に対応して形成されている。また、接触部挿通孔61及びボルト挿通孔62は、同軸上に配置形成されている。すなわち、接触部挿通孔61は、アタッチメント53の下壁中央に形成されており、その上方のアタッチメント53の上壁中央には、ボルト挿通孔62が形成されている。
【0044 】
接触部挿通孔61の直径は、接触片59の上記一端の円弧に係る直径よりも大きく、且つ接触片59の上記他端の円弧に係る直径よりも小さくなるように形成されている。尚、接触部挿通孔61の内面を接触片59の外面に合わせてテーパ状に形成することが好ましいものとする。
【0045 】
上記構成において、図3及び図4を参照しながらバッテリーターミナル51のバッテリーポスト37に対する接続を説明する。
【0046 】
先ず、上記軸方向に沿って(図4の矢線P方向に沿って)バッテリーターミナル本体52をバッテリーポスト37に対してセットする作業を行い、接触部57をバッテリーポスト37に接触させる。この時、接触部57は、バッテリーポスト37を覆うような状態でそのバッテリーポスト37に接触する(複数の接触片59の各内面が接触する)。
【0047 】
次に、上記軸方向に沿って(図4の矢線P方向に沿って)アタッチメント53をバッテリーターミナル本体52に対してセットする作業を行い、接触部挿通孔61及びボルト挿通孔62を接触部57及びボルト54に挿通させる。この時、接触部挿通孔61が複数の接触片59の各外面に当接し、アタッチメント53のバッテリーターミナル本体52側への近接が規制される。
【0048 】
続いて、アタッチメント53から突出したような状態にあるボルト54にナット55を螺合させる作業を行い、アタッチメント53とバッテリーターミナル本体52とを締め付ける。この時、ボルト54及びナット55の螺合が上記軸方向に沿って進行する。また、アタッチメント53がバッテリーターミナル本体52側へ近接する。そして、これに伴って、接触部挿通孔61が複数の接触片59の各外面を摺動する。
【0049 】
接触部挿通孔61が複数の接触片59の各外面を摺動すると、その各外面がバッテリーポスト37の周側面40に向けて押圧される(図4の矢線Q方向に押圧される)。従って、複数の接触片59の各内面が上記押圧によってバッテリーポスト37の周側面40に圧接され、バッテリーターミナル51がバッテリーポスト37に接続、固定される。
【0050 】
以上説明したように、上記軸方向に沿ってバッテリーターミナル51のバッテリーポスト37に対する接続が行われる。言い換えれば、上締めによりバッテリーターミナル51のバッテリーポスト37に対する接続が行われる。従って、エンジンルーム内の過密化した状態にかかわらず、バッテリーターミナル51の取り付けに係る作業を容易にすることができる。
【0051 】
また、バッテリーターミナル51は、上述のバッテリーターミナル31(図1参照)と比べて次のような効果を奏する。すなわち、ボルト54を基部60に設けていることから、一つのボルト締めで接続(組み付け)することができ作業性を向上させることができる。
【0052 】
その他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。すなわち、アタッチメント53を絶縁体で形成することも可能である。この場合、図示しない絶縁カバーが不要になるという利点があるのは言うまでもない(ボルト54、ナット55を非導電性の材質で形成する必要がある)。また、アタッチメント53を絶縁体で形成するのであれば、図5に示されるような形状に形成することも効果的である。
【0053 】
図5において、アタッチメント53′は、そのアタッチメント53′の内部中間でボルト54とナット55とを螺合させるようになっており(ボルト54の端部が外に出ないものとする)、上記のようにボルト54とナット55とを非導電性の材質で形成しなくてもよいような構造になっている。尚、図中のアタッチメント53′の下壁における引用符号61′は接触部挿通孔、中間壁における引用符号62′はボルト挿通孔、上壁における引用符号63はナット55に対する締め付け用の作業孔をそれぞれ示している。また、引用符号51′はバッテリーターミナルを示している。
【0054 】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載された本発明によれば、バッテリーターミナルの接続をバッテリーポストの軸方向に沿って行うことができる。従って、エンジンルーム内の過密化した状態にかかわらず、バッテリーターミナルの取り付けに係る作業を容易にすることができるという効果を奏する。
【0055 】
請求項2に記載された本発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、コンパクトなバッテリーターミナルにすることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるバッテリーターミナルの一実施の形態を示す分解斜視図である。
【図2】図1のバッテリーターミナルをバッテリーポストに取り付けた際の状態を示す正面図である。
【図3】本発明によるバッテリーターミナルの他の一実施の形態を示す分解斜視図である。
【図4】図3のバッテリーターミナルをバッテリーポストに取り付けた際の状態を示す断面図である。
【図5】図3及び図4のアタッチメントの他の例を示す断面図(バッテリーターミナルをバッテリーポストに取り付けた際の状態)である。
【図6】従来例のバッテリーターミナルの外観斜視図である。
【符号の説明】
31 バッテリーターミナル
32 バッテリーターミナル本体
33 アタッチメント
34 ボルト
35 ナット
36 バッテリー
37 バッテリーポスト
38 先端部
39 基端部
40 周側面
41 本体基板
42 接触部
43 接触片
44 スリット
45 接触部挿通孔
46 ボルト挿通孔
51、51′ バッテリーターミナル
52 バッテリーターミナル本体
53、53′ アタッチメント
54 ボルト
55 ナット
56 本体基板
57 接触部
58 端子固定ボルト
59 接触片
60 基部
61、61′ 接触部挿通孔
62、62′ ボルト挿通孔
63 作業孔
Claims (2)
- 先端部の直径が基端部の直径よりも小さいテーパ状の周側面を有するバッテリーポストに接続されるバッテリーターミナルであって,
短冊形状の平坦な本体基板と、該本体基板の中央に、複数の接触片と該複数の接触片の間に形成される複数のスリットとを有して連成される接触部を備えてなり、該接触片が前記バッテリーポストの周側面に沿うように配置されており、該接触片の内面が前記バッテリーポストの周側面に接触するように形成されているバッテリーターミナル本体と,
導電性を有する短冊形状の平坦な金属板で形成され、前記バッテリーターミナル本体の接触部の位置に対応して接触部挿通孔を形成し、前記バッテリーターミナル本体のボルトの位置に対応して一対のボルト挿通孔を形成してなるアタッチメントと,
前記バッテリーターミナル本体の本体基板に、前記バッテリーターミナル本体の接触部を挟んで左右両側に前記バッテリーポストの軸方向に沿って平行に立設固定される一対のボルトと,
前記一対のボルトのそれぞれに螺合する一対のナットと,
からなり,
前記接触部挿通孔に前記バッテリーターミナル本体の接触部の接触片を挿入し、前記ナットを前記ボルト挿通孔から突出する前記ボルトに螺合して締め付けることにより前記アタッチメントを前記バッテリーターミナル本体に近接する方向に移動させ、前記接触部挿通孔の周端によって前記複数の接触片の内面が前記バッテリーポストの周側面に接触するように前記バッテリーターミナル本体の接触部の接触片を外側から押圧するようにした
ことを特徴とするバッテリーターミナル。 - 請求項1に記載のバッテリーターミナルにおいて,
前記一対のボルトの何れか一方を、ボルト挿通孔を備えた外部接続端子の前記ボルトへの挿通及び前記ボルトへの接続に用いた
ことを特徴とするバッテリーターミナル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001155772A JP4257721B2 (ja) | 2001-05-24 | 2001-05-24 | バッテリーターミナル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001155772A JP4257721B2 (ja) | 2001-05-24 | 2001-05-24 | バッテリーターミナル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002352792A JP2002352792A (ja) | 2002-12-06 |
JP4257721B2 true JP4257721B2 (ja) | 2009-04-22 |
Family
ID=18999895
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001155772A Expired - Fee Related JP4257721B2 (ja) | 2001-05-24 | 2001-05-24 | バッテリーターミナル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4257721B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4899332B2 (ja) * | 2005-04-05 | 2012-03-21 | 住友電装株式会社 | バッテリーターミナル |
JP2006318751A (ja) * | 2005-05-12 | 2006-11-24 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | バッテリーターミナル |
JP6258688B2 (ja) * | 2013-12-12 | 2018-01-10 | 矢崎総業株式会社 | バッテリー端子 |
-
2001
- 2001-05-24 JP JP2001155772A patent/JP4257721B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002352792A (ja) | 2002-12-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5302143A (en) | Battery • terminal | |
US6010375A (en) | Connection construction for a battery and an electrical connection box | |
US6572418B2 (en) | Terminal device of electric apparatus | |
JP2022529351A (ja) | バッテリクランプ装置 | |
JPH0688050U (ja) | バッテリー・ターミナル | |
JP2002184387A (ja) | 上締バッテリターミナル | |
JP4257721B2 (ja) | バッテリーターミナル | |
JPH049736Y2 (ja) | ||
JP4557590B2 (ja) | バッテリーターミナル | |
JP2003187783A (ja) | バッテリーターミナル | |
JP2018081813A (ja) | バッテリーポスト端子 | |
JPH047567Y2 (ja) | ||
JP3907427B2 (ja) | バッテリーターミナル | |
JP2002313312A (ja) | バッテリーターミナルと接続端子との接続構造 | |
JP6425607B2 (ja) | 帯状導体接続用座金、配電盤及び帯状導体への電線接続方法 | |
CN205122503U (zh) | 一种小型断路器的弹压式接线结构 | |
JP4225405B2 (ja) | バッテリーターミナル | |
JPH038064B2 (ja) | ||
JP2002304981A (ja) | バッテリーターミナル | |
JPH0621176Y2 (ja) | バッテリ電極用電気接続子 | |
US1421355A (en) | Connector for storage batteries | |
JP2002367595A (ja) | バッテリーターミナル | |
JPH0127267Y2 (ja) | ||
CN210489927U (zh) | 一种防短路的连接器 | |
JP5063857B2 (ja) | バッテリーターミナル |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040924 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060203 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080409 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080520 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090128 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090128 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120213 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130213 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140213 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |