JP4257556B2 - プリンタ装置、ノズル検査方法及び印刷方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクを吐出することで印刷を行うプリンタ装置、ノズル検査方法及び印刷方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
紙に画像や文字を印刷する装置として、ノズルからインクを吐出して印刷を行ういわゆるインクジェットプリンタ装置が知られている。このインクジェットプリンタ装置は、ノズルからインクを紙もしくはフィルム等に吐出させることで印刷を行ういわゆるオンデマンド型のプリンタ装置である。
【0003】
図11は従来のプリンタ装置におけるインクを吐出するための駆動源を示す構成図であり、図11を参照してプリンタ装置1について説明する。
図11のプリンタ装置1は駆動波形生成部2、複数のスイッチ3、複数の圧電素子4等を有している。駆動波形生成部2は、各圧電素子4を駆動させるパルス電圧からなる駆動電圧Vを生成するものであって、各圧電素子4はそれぞれスイッチ3を介して電圧供給部2と接続されている。各スイッチ3はON/OFFすることによって圧電素子4への駆動電源Vの供給をON/OFFし、圧電素子4の動作を制御するものである。
【0004】
次に図11を参照してプリンタ装置1の動作例について説明する。
まず、電圧供給部2が駆動電圧Vを複数の圧電素子4に同時に印加する。このとき、駆動する圧電素子4に接続されているスイッチ3はON状態にあり、駆動しない圧電素子4に接続されているスイッチ3はOFF状態にある。すると、駆動電圧Vを印加した圧電素子4が変位し、この圧電素子4に対応するノズルからインクが吐出される。印刷結果の濃度調整は、ドットの印刷もしくは非印刷のみの制御により行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、上述する方法により印刷を行う場合には、各ドットが正確に印刷されること、すなわち、ドットに抜けがないことが条件となる。しかし、実際の印刷作業において、インク供給部へノズルから気泡が入り込んだり、あるいはノズル表面にあるインクが乾燥することによる目詰まりが生じることがある。そして、たとえば目詰まりを起こしたノズルからインクが吐出せず、ドットに抜けが生じる場合がある。
【0006】
そのため、従来のプリンタ装置1において、目詰まり等によるドットの抜けを未然に防止するため、プリンタヘッド1のノズル表面を頻繁に吸引したり、ワイプ等のメンテナンスを行っている。
しかし、吸引やワイプ等のメンテナンスを頻繁に行うと、メンテナンスが行われるたびにインク収容部に収容されているインクが消費されてしまうという問題がある。
【0007】
そこで本発明は上記課題を解消し、プリンタヘッドにおけるノズルの状態を検査して、その結果に基づいて印刷を行うことにより、メンテナンスの向上及び印刷結果の向上を図るプリンタ装置、ノズル検査方法及び印刷方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、請求項1の発明によれば、吐出液を吐出するための複数のノズルと、複数の前記ノズルから吐出する前記吐出液を収容するための複数の吐出液収容部と、前記ノズルから前記吐出液を吐出させるため、前記吐出液収容部に圧力を加える複数の圧電素子と、前記圧電素子を駆動するための駆動電圧を印加するための駆動波形生成部を有するプリンタ装置において、前記各圧電素子を介して前記各ノズルの状態をそれぞれ検査するため、前記圧電素子に供給する測定入力電圧を所定の範囲で周波数を掃引して形成する測定波形生成部と、前記測定波形生成部からの前記測定入力電圧と、前記測定入力電圧によって前記圧電素子が駆動した後の測定出力電圧により、前記測定入力電圧と前記測定出力電圧の位相のずれである位相出力波形と、前記測定出力電圧の振幅の大きさからなるピーク出力波形を生成する測定補助部と、予め用意されている前記圧電素子の前記位相出力波形及び前記ピーク出力波形の周波数特性と、生成された前記位相出力波形及び前記ピーク出力波形の周波数特性を比較することにより、前記吐出液収容部に前記吐出液が存在しないノズルと、前記吐出液収容部に前記吐出液が存在するにもかかわらず前記吐出液の吐出が不安定なノズルと、前記吐出液収容部に前記吐出液が存在するにもかかわらず前記吐出液を吐出しないノズルとを検出する機能を有する制御部とを有するプリンタ装置、により達成される。
【0009】
請求項1の構成によれば、測定波形生成部が各圧電素子にそれぞれ所定の範囲で周波数を掃引して形成される測定入力電圧を供給して圧電素子を駆動させる。そして、測定補助部が測定入力電圧と測定出力電圧の位相のずれからなる位相出力波形及び測定出力電圧のピーク出力波形を生成する。そして、制御部が、生成された位相出力波形及びピーク出力波形と予め用意されている圧電素子の周波数特性を比較して、圧電素子を介してノズルの状態を検査する。これにより、複数のノズルを有するプリンタ装置において、各ノズルごとのたとえば目詰まり等の状態を把握することができる。
【0010】
上記目的は、請求項2の発明によれば、圧電素子が駆動することにより吐出液を吐出するノズルを検査するためのノズル検査方法において、前記圧電素子に所定の範囲で周波数を掃引して形成される測定入力電圧を印加して、前記圧電素子が駆動することによって得られる測定出力電圧と、前記測定入力電圧に基づいて、前記測定出力電圧と前記測定入力電圧の位相のずれからなる位相出力波形及び前記測定出力波形の振幅の大きさからなるピーク出力波形を生成して、予め用意されている前記圧電素子の前記位相出力波形及び前記ピーク出力波形の周波数特性と、生成された前記位相出力波形と前記ピーク出力波形の周波数特性を比較することにより、前記吐出液を収容するための吐出液収容部に前記吐出液が存在しないノズルと、前記吐出液収容部に前記吐出液が存在するにもかかわらず前記吐出液の吐出が不安定なノズルと、前記吐出液収容部に前記吐出液が存在するにもかかわらず前記吐出液を吐出しないノズルとを検出するノズル検査方法により、達成される。
【0011】
請求項2の構成によれば、各圧電素子にそれぞれ所定の範囲で周波数を掃引して形成される測定入力電圧が供給される。そして、測定入力電圧と測定出力電圧の位相のずれからなる位相出力波形及び測定出力電圧のピーク出力波形が生成される。そして、生成された位相出力波形及びピーク出力波形と予め用意されている圧電素子の周波数特性が比較され、圧電素子を介してノズルの状態が検査される。これにより、複数のノズルを有するプリンタ装置において、各ノズルごとにたとえば目詰まり等の状態を把握することができる。
【0012】
上記目的は、請求項3の発明によれば、複数の圧電素子がそれぞれ駆動することにより、複数ノズルがそれぞれ吐出液を吐出して印刷を行う印刷方法において、複数の前記ノズルのうち、前記吐出液を吐出することができない不良ノズルを検出して、前記不良ノズル以外の複数の前記ノズルにより対象物に対して前記吐出液を吐出して印刷を行い、前記不良ノズルによって印刷する領域を前記不良ノズル以外のいずれかの前記ノズルによって印刷を行う印刷方法により、達成される。ここで前記不良ノズルの検出は、前記各圧電素子に所定の範囲で周波数を掃引して形成される測定入力電圧を印加して、前記各圧電素子が駆動することによって得られる測定出力電圧と、前記測定入力電圧に基づいて、前記測定出力電圧と前記測定入力電圧の位相のずれからなる位相出力波形及び前記測定出力波形の振幅の大きさからなるピーク出力波形を生成して、予め用意されている前記各圧電素子の前記位相出力波形及び前記ピーク出力波形の周波数特性と、生成された前記位相出力波形及び前記ピーク出力波形の周波数特性を比較することにより前記各ノズルを検査して実行される。
【0013】
請求項3の構成によれば、印刷を行う際に、まず各ノズルのうち吐出液を吐出することができない不良ノズルが検出される。その後、その不良ノズル以外のノズルで印刷が行われ、その後不良ノズルが印刷すべきものを不良ノズル以外のノズルが印刷を行う。これにより、不良ノズルが印刷できないことによる、印刷結果の画質の低下を防止することとなる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
【0015】
図1は、本発明のプリンタ装置の好ましい実施の形態を示す構成図であり、図1を参照してプリンタ装置100について説明する。
図1のプリンタ装置100は、インクジェットプリンタ装置であって、対象物送り機構110、プリンタヘッド移動部120、プリンタヘッド130等を有している。
対象物送り機構110は、対象物保持部111、モータ112、ベルト113等から構成されている。対象物保持部111は、たとえば円筒状に形成されていて、外周面上に印刷対象物である紙Wを保持するものである。対象物保持部111はモータ112とベルト113を介して機械的に接続されている。モータ112が駆動すると、対象物保持部111は矢印R方向に回転し、紙Wを矢印R方向に送る。
【0016】
対象物保持部111の外周面側にはプリンタヘッド移動部120及びプリンタヘッド130が配置されている。プリンタヘッド移動部120は、ヘッド保持部121、モータ122、ガイド123等から構成されていて、ヘッド保持部121はガイド123に保持されており、ヘッド保持部121の上にはプリンタヘッド130が配置されている。ヘッド保持部121は、モータ122の駆動によりガイド123に沿って矢印M方向に移動する。
【0017】
図2は本発明のプリンタヘッドの好ましい実施の形態を示す構成図であり、図2を参照してプリンタヘッド130について説明する。
図2(A)のプリンタヘッド130は、インク収容部131、導管132、ノズル133、振動板135、圧電素子(ピエゾ素子)136等を有している。インク収容部131には、たとえばシアン、マゼンタもしくはイエローのいずれかの色からなるインク原液(吐出液)134が収容されていて、導管(インク供給路)132を介してノズル133と接続されている。
また、たとえば導管132の下側には圧電素子136が振動板135を介して配置されている。圧電素子136は、後述する駆動電圧Vの供給によってそれぞれ矢印A方向に変位して、インク収容部131に対して圧力を加えノズル133からインク134を吐出させるものである。
【0018】
ノズル133は、インク収容部132に収容されているインク134を吐出して、紙等に印刷を行うものである。ここで、図2(B)に示すように、ノズル133はノズルプレート138に印刷方向Mに対して垂直方向(矢印Z方向)に、それぞれたとえばノズルピッチPz=400(um)だけずれて、たとえば32個(1相〜32相)形成されている。また、各ノズル133が紙面Wに印刷すべき1ラインの印刷間隔(ライン幅)PPはたとえば100(um)になるように設定されている。なお、インク収容部131及び圧電素子136は、各ノズル133ごとにそれぞれ設けられている。
【0019】
図3はプリンタ装置100における圧電素子136を駆動するための概略システム図であり、図3を参照してプリンタ装置100について説明する。
図3のプリンタ装置100は、駆動波形生成部210、測定波形生成部220、波形選択部230、測定補助部240、制御部300等を有している。駆動波形生成部210は、各相の圧電素子136をそれぞれ駆動させるための駆動電圧Vを供給するものであって、波形選択部230の端子230a側に接続されている。
測定波形生成部220は、後述する各ノズル133の状態を把握するために必要な測定入力電圧Viを各圧電素子136に供給するものであって、波形選択部230の端子230b側に接続されている。
【0020】
波形選択部230は、端子230a、230bを有していて、波形選択部230が端子230aに接続すると各圧電素子136には駆動電圧Vが供給され、端子230bに接続すると各圧電素子136には測定入力電圧Viが供給される。スイッチSW1〜SW32は、波形選択部230と各圧電素子136の間にそれぞれ配置されており、各圧電素子136(1相〜32相)への駆動電圧Vの供給をON/OFFする機能を有している。
【0021】
各圧電素子136には切り換えスイッチCSW及び基準抵抗Rgが接続されており、切り換えスイッチCSWと基準抵抗Rgはそれぞれ並列接続されている。基準抵抗Rgは、各圧電素子136のインピーダンスを測定するためのものであり、切り換えスイッチCSWがOFF状態にあるとき、各圧電素子136は基準抵抗Rgと直列接続される。そして、この基準抵抗Rgを用いて各圧電素子136のインピーダンスが測定される。
一方、切り換えスイッチCSWがON状態にあるとき、基準抵抗Rgが短絡され各圧電素子136がグランドに接続される。そして、プリンタ装置100はこの状態で印刷を行う。
【0022】
測定補助部240は、測定波形生成部220から出力された測定入力電圧Viと圧電素子136から出力される測定出力電圧Voに基づいて、測定入力電圧Viと測定出力電圧Voの位相出力波形Vp及び測定出力電圧Voのピーク出力波形|Vo|を生成する機能を有している。
制御部300は、測定補助部240から送られる位相出力波形Vp及びピーク出力波形|Vo|に基づいて、各ノズル133の状態を把握する機能を有している。また、制御部300は波形選択部230、スイッチSW1〜SW32、切り換えスイッチCSWの動作を制御する機能を有している。
【0023】
図4は図3における測定波形生成部220の一例を示す構成図であり、図4を参照して測定波形生成部220について説明する。
測定波形生成部220は、電圧制御発振部221、演算増幅部222等から構成されている。電圧制御発振部221は、制御部300から送られる図5(A)の制御電圧Vsを発振させて、図5(B)の測定入力電圧Viを生成するものである。ここで、電圧制御発振部221は送られてきた制御電圧Vsをたとえば1(kHz)〜150(kHz)の周波数の範囲で掃引して生成する機能を有している。これにより、後述する各圧電素子136の周波数特性を生成することができるようになる。
演算増幅部222は、電圧制御発振部221から送られる測定入力電圧Viを−側に入力し、オフセット電圧供給部223から送られるオフセット電圧Vof(たとえば0.5(V))を+側に入力して、測定入力電圧Viを出力するものである。したがって、出力される測定入力電圧Viは常に正の正弦波となる。
【0024】
図6は図3における測定補助部240の一例を示す構成図であり、図6を参照して測定補助部240について説明する。
測定補助部240は、第1A/D変換部241、第2A/D変換部242、位相比較部243、ピークホールド部244等を有している。第1A/D変換部241、第2A/D変換部242はそれぞれアナログ信号からなる測定入力電圧Vi、測定出力電圧Voをデジタル信号からなる測定入力電圧Vid、測定出力電圧Vodに変換するものであって、それぞれコンパレータ241a、242a、オフセット電圧供給部241b、242bを有している。
位相比較部243は、測定入力電圧Vid及び測定出力電圧Vodの位相差を検出して、位相出力波形Vpを生成する機能を有している。
ピークホールド部244は、アナログ信号である測定出力電圧Voの振幅の最大値を検出して、ピーク出力波形|Vo|を生成するものである。
【0025】
ここで、図7は、測定入力電圧Vi、Vif、測定出力電圧Vo、Vof、ピーク出力波形|Vo|及び位相出力波形Vpを示す波形図である。
第1A/D変換部241は図7(A)のような測定入力電圧Viが入力されると、図7(C)に示すような測定入力電圧Vifを出力する。また、第2A/D変換部242は、図7(B)に示す測定出力電圧Voが入力されると、図7(D)に示す測定出力電圧Vofを出力する。そして、ピークホールド部244において、図7(B)の波形出力電圧Voから検出されるピーク出力波形|Vo|は図7(E)のようになる。一方、測定入力電圧Vif及び測定出力電圧Vofの位相を比較した位相出力波形Vpは図7(F)に示すようになる。
【0026】
図8は、制御部300がノズル状態を判断するために用意されているグラフ図を示しており、図8を参照して制御部300について説明する。なお、図8に示す圧電素子136の周波数特性はたとえば圧電素子(積層ピエゾ素子)136をD31方向(図2の矢印A方向)に変位させた場合の特性を示している。
図8(A)はlog(|Vi|/|Vo|)の周波数特性を示すグラフ図である。図8(A)において、インク134が安定吐出している場合には波形WAのようになり、インク134がインク収容部131にない場合には波形WBのようになり、インク134が不安定吐出もしくは吐出していない場合には波形WCのようになる。
【0027】
一方、図8(B)は、arctan(Vp)の周波数特性を示すグラフ図である。図8(B)において、インクが安定吐出している場合には波形WDのようになり、インクがインク収容部131に内場合には波形WEのようになり、インクが不安定吐出もしくは吐出していない場合には波形WFのようになる。
制御部300は、この周波数特性をあらかじめ記憶しておき、送られてくるピーク出力波形|Vo|及びピーク出力波形Vpに基づいて定性的にノズル133の状態を判断する。すなわち、各ノズル133の状態において、気泡が入っていたり目詰まりが生じていると、インク収容部131内の圧力が変化する。これに伴い、インク収容部131に圧力を加える各圧電素子136のインピーダンスも変化する。したがって、各圧電素子136のインピーダンスを解析すれば、各のずる133の状態を検査することができる。
【0028】
図9は、本発明のノズル検査方法の好ましい実施の形態を示すフローチャート図であり、図1乃至図9を参照してノズル検査方法について詳しく説明する。なお、初期状態においては、図3の各スイッチSW1〜SW32はOFF状態になっている。
まず、図3の制御部300によりノズル判定モードが実行されると(ST1)、制御電圧Vsが制御部300から測定波形生成部220に送られて、測定入力電圧Viが生成される。また、波形選択部230が端子230b側に接続されるとともに(ST2)、切り換えスイッチCSWがOFF状態になる(ST3)。そして、k相(k=1〜32)の各ノズル133についてそれぞれ検査を行う(ST4〜ST10)。
【0029】
まず、k=1、すなわち1相のノズル133について検査を行う(ST4、ST5)。はじめに、図3のスイッチSW1がON状態となり(ST6)、測定波形生成部220から測定入力電圧Viが圧電素子136(1相)に供給される(ST7)。このとき、圧電素子136(1相)には、1(kHz)〜150(kHz)の範囲で掃引された電圧が印加される。
その後、測定入力電圧Vi及び測定出力電圧Voが測定補助部240に入力される。そして、測定補助部240において測定入力電圧Viと測定出力電圧Voに基づいて位相出力波形Vp及びピーク出力波形|Vo|が生成される。
【0030】
生成された位相出力波形Vp及びピーク出力波形|Vo|は、制御部300に記憶されている図10に示す周波数特性と比較されて、ノズル133(1相)の状態が検査される。また、制御部300はノズル133(1相)の状態を記憶する(ST8)。その後、スイッチSW1がOFF状態となる(ST9)。
【0031】
同様に2相〜32相のノズル133についても同様にノズル状態が制御部30に把握され、記憶される(ST5〜ST10)。
すべての相のノズル133(1相〜32相)について検査が終了すると、切り換えスイッチCSWがON状態となり(ST11)、波形選択部230が駆動波形生成部210側(端子230a側)に接続される(ST12)。これにより、各ノズル133の検査が終了する(ST13)。
【0032】
次に、図10は本発明のプリンタ装置100の動作例を示すフローチャート図であり、図1乃至図10を参照してプリンタ装置100の動作例について説明する。なお、図10の印刷方法においては、予め図9に示すノズル検査方法が行われていて、ノズル133(7相)はインクが吐出しない不良ノズルであることが判明している場合について例示している。
まず、印刷が開始されると(ST20)、図1のプリンタヘッド130がモータ112、122の作動により紙面Wの左端先頭に位置決めされる(ST21〜ST24)。そして、圧電素子136(7相)を除くすべての相の圧電素子133が駆動電圧Vによって駆動して、7相を除く各ノズル133からインク134が吐出して印刷が行われる(ST25)。
【0033】
その後、プリンタヘッド130が印刷方向Mにたとえば1ドット分だけ移動する。そして、プリンタヘッド130が紙面Wにおける右端に位置決めされるまで上述したST3〜ST6の作業を繰り返すことで1ライン分の印刷を行う(ST25〜ST27)。このとき、複数のノズル133はたとえばノズルピッチPz=400(um)で形成されているため、隣り合う相のノズル133による各ラインの印刷結果は、400(um)だけ離れて印刷される。
一方、プリンタヘッド130が右端に位置決めされている場合、紙面Wがモータ112の作動により、1ライン分のライン幅(=100(um))だけ送られる(ST28)。
【0034】
同様に、ノズル133(7相)以外のノズル133を用いて、ST23〜ST29の作業を4回繰り返し、合計4ライン分の印刷を行う。ここで、4ライン分というのは、プリンタヘッド130に形成されているノズル133のノズルピッチが400(um)であって、1ラインのライン幅PP=100(um)であることに起因している。
これにより、紙面Wには、7相のノズル133を除く各ノズル133により4ライン分だけ印刷が行われていて、7相のノズル133が印刷すべき領域にはなにも印刷されていない状態となる。
【0035】
次に、7相のノズル133が印刷すべき領域を6相のノズル133を用いて印刷を行う(ST30〜ST37)。ここで、ノズル133(6相)が4ライン目を印刷し終えたとき、その1ライン下にはノズル133(7相)が印刷すべき領域がある。したがって、ノズル133(7相)の直前の相であるノズル133(6相)を用いて印刷することによって、スムーズに印刷作業を行うことができる。
【0036】
具体的には、図1のプリンタヘッド130が紙面Wの左端に位置決めされ(ST32)、ノズル133(6相)がノズル133(7相)により印刷される印刷データを用いて印刷を行う(ST33)。その後、プリンタヘッド130が印刷方向M側に1ドット分だけ移動する。この作業を1ライン分の印刷が終了するまで行い(ST33〜ST35)、1ライン分の印刷が終了すると、紙面Wがドット幅PP(=100(um))だけ送られる。
そして、ノズル133(6相)は上述の作業を4回繰り返し、4ライン分の印刷を行う(ST31〜ST37)。これによりノズル133(7相)により印刷すべき紙面Wの領域にノズル133(6相)によって印刷されたこととなる。
【0037】
その後、図1のモータ112の作動により、紙面Wが(32(相)−2(相))×10(um)×4(ライン)=12(mm)だけ矢印R方向に送られる。そして、紙面Wにおいてプリンタヘッド130が最終ラインまで印刷が行われていなければ、ST22〜ST39までの作業を繰り返し、印刷が終了する。
【0038】
上記実施の形態によれば、1つのプリンタヘッド130に多数の圧電素子136を用いるプリンタ装置100のハードウェアの中において、簡便にノズル133の状態を解析するために圧電素子136のインピーダンス解析を行うことができる。すなわち、測定入力電圧Vi及び測定出力電圧Voを用いることによって、すべての相のノズル133の状態をプリンタ装置100が把握することができる。また、不良のノズル133の存在が認識することができるため、そのプリンタヘッド130を用いて印刷する場合であっても、プリンタ装置100は正しく印刷を行うことができる。また、すべての相のノズル133の状態を把握することができるため、プリンタヘッド130の不要なメンテナンスを減らすことができ、インクの消費量を押さえることができる。さらに、プリンタヘッド130の寿命を延ばすことができる。
【0039】
本発明の実施の形態は、上記実施の形態に限定されない。
たとえば、図2のプリンタヘッド130は、いわゆるインク原液のみを吐出して印刷を行っているが、インク原液と希釈液を混合してと出するいわゆる2液混合型プリンタヘッドにおいても適用することができる。
また、図10において、7相のノズル133のみがインク134を吐出しない場合について例示したが、複数の相のノズル133が吐出しない場合であっても、図10に示すインク吐出方法を適用することができる。
また、図3のプリンタ装置100において、駆動電圧Vは変調せずに印刷を行っているが、印刷データに基づいて駆動波形を変調して、各ノズル133から吐出するインク134の量を変調させるようにしてもよい。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、プリンタヘッドにおけるノズルの状態を検査して、その結果に基づいて印刷を行うことにより、メンテナンスの向上及び印刷結果の向上を図るプリンタ装置、ノズル検査方法及び印刷方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプリンタ装置の好ましい実施の形態を示す構成図。
【図2】本発明のプリンタ装置におけるプリンタヘッドを示す構成図。
【図3】本発明のプリンタ装置の好ましい実施の形態の制御システムを示す図。
【図4】本発明のプリンタ装置における測定波形生成部の構成を示す図。
【図5】本発明のプリンタ装置における測定波形生成部に入力される制御電圧及び出力される測定入力電圧を示す波形図。
【図6】本発明のプリンタ装置における測定補助部240の構成を示す図。
【図7】本発明のプリンタ装置において生成される諸電圧の波形を示す波形図。
【図8】本発明のプリンタ装置における制御部に用意されている圧電素子の周波数特性を示すグラフ図。
【図9】本発明のノズル検査方法の好ましい実施の形態を示すフローチャート図。
【図10】本発明の印刷方法の好ましい実施の形態を示すフローチャート図。
【図11】従来のプリンタヘッドの制御システムを示す図。
【符号の説明】
100・・・プリンタ装置、130・・・プリンタヘッド、131、231a、231b・・・インク収容部(吐出液収容部)、133・・・ノズル、136・・・圧電素子、210・・・駆動波形生成部、220・・・測定波形生成部、240・・・測定補助部、300・・・制御部、D・・・印刷間隔、M・・・印刷方向(移動方向)、PD・・・印刷データ、PP・・・ドット幅、Pz・・・ノズルピッチ
Claims (3)
- 吐出液を吐出するための複数のノズルと、複数の前記ノズルから吐出する前記吐出液を収容するための複数の吐出液収容部と、前記ノズルから前記吐出液を吐出させるため、前記吐出液収容部に圧力を加える複数の圧電素子と、前記圧電素子を駆動するための駆動電圧を印加するための駆動波形生成部を有するプリンタ装置において、
前記各圧電素子を介して前記各ノズルの状態をそれぞれ検査するため、前記圧電素子に供給する測定入力電圧を所定の範囲で周波数を掃引して形成する測定波形生成部と、
前記測定波形生成部からの前記測定入力電圧と、前記測定入力電圧によって前記圧電素子が駆動した後の測定出力電圧に基づいて、前記測定入力電圧と前記測定出力電圧の位相のずれである位相出力波形と、前記測定出力電圧の振幅の大きさからなるピーク出力波形を生成する測定補助部と、
予め用意されている前記圧電素子の前記位相出力波形及び前記ピーク出力波形の周波数特性と、生成された前記位相出力波形及び前記ピーク出力波形の周波数特性を比較することにより、前記吐出液収容部に前記吐出液が存在しないノズルと、前記吐出液収容部に前記吐出液が存在するにもかかわらず前記吐出液の吐出が不安定なノズルと、前記吐出液収容部に前記吐出液が存在するにもかかわらず前記吐出液を吐出しないノズルとを検出する機能を有する制御部とを有する
プリンタ装置。 - 圧電素子が駆動することにより吐出液を吐出するノズルを検査するためのノズル検査方法において、
前記圧電素子に所定の範囲で周波数を掃引して形成される測定入力電圧を印加して、
前記圧電素子が駆動することによって得られる測定出力電圧と、前記測定入力電圧に基づいて、前記測定出力電圧と前記測定入力電圧の位相のずれからなる位相出力波形及び前記測定出力波形の振幅の大きさからなるピーク出力波形を生成して、
予め用意されている前記圧電素子の前記位相出力波形及び前記ピーク出力波形の周波数特性と、生成された前記位相出力波形と前記ピーク出力波形の周波数特性を比較することにより、前記吐出液を収容するための吐出液収容部に前記吐出液が存在しないノズルと、前記吐出液収容部に前記吐出液が存在するにもかかわらず前記吐出液の吐出が不安定なノズルと、前記吐出液収容部に前記吐出液が存在するにもかかわらず前記吐出液を吐出しないノズルとを検出する
ノズル検査方法。 - 複数の圧電素子がそれぞれ駆動することにより、複数ノズルがそれぞれ吐出液を吐出して印刷を行う印刷方法において、
複数の前記ノズルのうち、前記吐出液を収容する吐出液収容部に前記吐出液が存在しないノズルと、前記吐出液収容部に前記吐出液が存在するにもかかわらず前記吐出液の吐出が不安定なノズルと、前記吐出液収容部に前記吐出液が存在するにもかかわらず前記吐出液を吐出しないノズルとを不良ノズルとして検出して、
前記不良ノズル以外の複数の前記ノズルにより対象物に対して前記吐出液を吐出して印刷を行い、
前記不良ノズルによって印刷する領域を前記不良ノズル以外のいずれかの前記ノズルによって印刷を行い、
前記不良ノズルの検出は、
前記各圧電素子に所定の範囲で周波数を掃引して形成される測定入力電圧を印加して、
前記各圧電素子が駆動することによって得られる測定出力電圧と、前記測定入力電圧に基づいて、前記測定出力電圧と前記測定入力電圧の位相のずれからなる位相出力波形及び前記測定出力波形の振幅の大きさからなるピーク出力波形を生成して、
予め用意されている前記各圧電素子の前記位相出力波形及び前記ピーク出力波形の周波 数特性と、生成された前記位相出力波形及び前記ピーク出力波形の周波数特性を比較することにより前記各ノズルを検査する
印刷方法。
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