JP4254804B2 - ロボット用連結部材の結合機構と歩行型ロボット - Google Patents

ロボット用連結部材の結合機構と歩行型ロボット Download PDF

Info

Publication number
JP4254804B2
JP4254804B2 JP2006135552A JP2006135552A JP4254804B2 JP 4254804 B2 JP4254804 B2 JP 4254804B2 JP 2006135552 A JP2006135552 A JP 2006135552A JP 2006135552 A JP2006135552 A JP 2006135552A JP 4254804 B2 JP4254804 B2 JP 4254804B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connecting member
servo
robot
horn
output shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006135552A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007301704A (ja
Inventor
騰 河野
千尋 植村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Futaba Corp
Original Assignee
Futaba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Futaba Corp filed Critical Futaba Corp
Priority to JP2006135552A priority Critical patent/JP4254804B2/ja
Priority to KR1020070046457A priority patent/KR100935514B1/ko
Priority to US11/748,169 priority patent/US20070262743A1/en
Priority to CN200710138818XA priority patent/CN101081516B/zh
Publication of JP2007301704A publication Critical patent/JP2007301704A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4254804B2 publication Critical patent/JP4254804B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J19/00Accessories fitted to manipulators, e.g. for monitoring, for viewing; Safety devices combined with or specially adapted for use in connection with manipulators
    • B25J19/06Safety devices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J17/00Joints
    • B25J17/02Wrist joints
    • B25J17/0208Compliance devices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J9/00Programme-controlled manipulators
    • B25J9/10Programme-controlled manipulators characterised by positioning means for manipulator elements
    • B25J9/102Gears specially adapted therefor, e.g. reduction gears
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D57/00Vehicles characterised by having other propulsion or other ground- engaging means than wheels or endless track, alone or in addition to wheels or endless track
    • B62D57/02Vehicles characterised by having other propulsion or other ground- engaging means than wheels or endless track, alone or in addition to wheels or endless track with ground-engaging propulsion means, e.g. walking members
    • B62D57/032Vehicles characterised by having other propulsion or other ground- engaging means than wheels or endless track, alone or in addition to wheels or endless track with ground-engaging propulsion means, e.g. walking members with alternately or sequentially lifted supporting base and legs; with alternately or sequentially lifted feet or skid

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Robotics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Manipulator (AREA)
  • Toys (AREA)

Description

本発明は、所望の目的をもって受信したコマンドデータや、予め設定された動作を行わせるためのプログラムに従って、種種の動作を実現するためのロボット用連結部材の結合機構に関するものであり、特に、このような結合機構を採用して破損を少なくした歩行型ロボットに関するものである。
マイコン等に記録したデータ、又は遠隔的に送信されてきたコマンドに基づいて所定の動作を行わせるためのロボットは、よく知られているように、通常はモータを駆動源とする多数のアクチュエータを所定の形で結合して、所期の目的が達成されるようにサーボメカニズムを構成している。
図6はかかるサーボメカニズムの駆動源となる1個のサーボ装置について、一例を示したもので、ほぼ直方体とされた筐体30の内部を断面図として示したものである。
この図において31は小型の直流モータ(以下、単にモータという)で有り、そのモータ軸32とサーボの出力軸33の中間部分には減速用の複数個の歯車を載置するための減速ギヤ軸34が設けられている。そして、詳細な説明を省略するが、モータ軸32と出力軸33、および減速ギヤ軸34に嵌合されている複数個の減速ギヤ(この場合は4組)群を介してモータ31の回転力が出力軸33に対して伝達されるように構成されている。
出力軸33はその回転角度を検出するためのポテンショメータ35と歯車によって筐体の内部で結合されており、このポテンショメータ35の回転角度を駆動系の回路にフイードバックすることによって、出力軸33の回転角度の制御を行うことができるようにサーボ装置が構築されている。
なお、図示されていないが電源供給用のコードを出力する開口部が筐体30に設けられ、筐体30内に駆動基板回路を設ける場合もある。
このようなサーボ装置は、ラジコン装置等のサーボメカニズムの各所に使用されており、その場合、出力軸33の突出部にはアクチュエータとなるアーム、又はフレームを結合するための出力端板(回転フランジ、又はサーボホーンとも呼ばれる)が設けられている。
また、このようなサーボ装置を利用して人間と同じような歩き方や、各種動作ができるロボット、いわゆる人間型の歩行ロボットを製作する試みがなされており、人々の新しい趣味の一つとして関心を集めている。
しかしながら、人間型のロボットや動物を擬態化した歩行型のロボットは、
上記したようなサーボ装置を複数個使用して動物の関節部分の動作を行わせる必要があるため、2個のサーボ装置の出力軸を変えて一体化したサーボユニットが必要になる場合がある。
しかも、このようなサーボ装置はロボットの動きが複雑になるほど、連接された多数のサーボ装置が必要になると共に、駆動源としてのサーボユニットは、ますます、小型のものが要求される。
人間や動物を擬態化して構成された歩行型のロボットは、歩行空間を自由に動き回ったり、ある特定の対象物に対して力を加えて所定の動作を行わせるようなプログラムによって制御されるので、挙動空間内の障害物や、段差等によって意図しない動きとなり、転倒したり、外部から思わぬ衝撃を受ける場合がある。
特に、歩行型のロボット等では、転倒等によって外部から強い衝撃を受けると、衝撃が加わったフレームやアームが破損する場合があるが、実際は外部から印加された衝撃力はフレームやアームを介して、先に示したサーボ装置の出力軸33に伝達される。
この出力軸33は、先に述べたように、通常、減速歯車を介してモータの回転軸に結合されているが、特に、小型化されたサーボ装置では外部から印加された衝撃は最終段側に近い減速ギヤ程多くかかり、その衝撃でサーボ装置内のギヤの破損を生じることがある。
図7は、外部から印加された衝撃に対してサーボ装置内の減速ギヤの破損が低減するようにするための従来例を示したもので、図示されていない減速ギヤの出力線41上にある最終段ギヤ42の内周側には、円周面に凹部43aが形成され、はめ合い部43とされており、このはめ合い部43に対して円周面に凸部44aが形成されている緩衝体44が嵌合されている。
そして、この緩衝体44に開けられている円周線上の孔44bに対して、出力軸45の側面に形成されている凸部45aを挿入することによって、出力線41の回転力が出力軸45に伝達され、この出力軸45と一体的に形成されている連結部46が回動するように構成されている。
この従来技術によると、出力線41に回転力を与えるモータは、図示されていない減速ギヤを介して最終段ギヤ42を回転し、この最終段ギヤ42の回転力が緩衝体44を介して出力軸45及び連結部46を駆動するサーボ装置を形成しており、もし、連結部46に対して外部から強い衝撃が加わると、前記した緩衝体44と最終段ギヤ42のはめ合い部43を結合している凹凸部(43a、44a)の結合がスリップによって解除され、最終段ギヤ42、及び出力線41に連接されている減速ギヤの破損を防止するというものである。
図8はモータ駆動型のアクチュエータの回転力を、ロボットの一部となっている受け口に伝達する場合の結合構造を示しており、ロボット本体に固定されているアクチュエータ51の出力軸52は、この軸に固着されているリング53と、このリング53に圧接されている弾性材(ゴム)からなるストッパー54を介して受け口となるフレーム55に結合されている。
したがって、図示されていないロボット本体に固定されているアクチュエータ51内の小型モータを駆動すると、先に述べたようにその回転力がアクチュエータ内に設けられている減速ギヤを介して出力軸52を回動し、この出力軸52の回動が金属製のリング53と弾性からなるストッパー54により形成されているクラッチ機構を介してフレーム55をロボット本体に対して動かす。
この例では、フレーム55は例えば動物の下顎部分であるため、このフレーム55と動物の上顎部分で物を噛むような動作が行われるが、このときにある程度の噛む力が下顎を形成しているフレーム55に伝達されると、その力以上の噛む力はリミッタ機構を持っているクラッチによって遮断され、下顎部分に鋏まれた物体がかみ砕かれたり、損傷を受けたりするような事故を防止することができるというものである。

特開2002−59388号公報 特開2000−317866号公報
一般的にロボット機構等に使用されているサーボ装置は、駆動力となるモータ部分と、減速ギヤ群が筐体内に配置されているため、上記従来例の緩衝体44を利用してサーボ装置内のギヤを保護する方法は、何らかの衝撃でギヤの破損が生じる度に、モータ及び減速ギヤが内蔵されているサーボ装置の部分をロボットから取り外し、次にこのサーボ装置を分解して、破損したギヤの交換を行う必要があり、ロボットのように外部から衝撃を受ける可能性の多いメカニズムでは、そのメンテナンスに多大な時間を消費するという問題があった。
また、この従来技術の場合は、弾力性のある緩衝体(44)を伝達機構の一部として追加する必要があり、従来の汎用のサーボ装置に対してコストアップとなるという問題がある。
また、図8に例示したように、アクチュエータとロボットの動作部分となるフレーム機構を、弾性材(54)を使用したスリップ機構によって単に機械的に接合するような機構は、サーボ装置内の減速ギヤの破損を防止できる可能性があるが、アクチュエータによって駆動されるフレーム機構の動きを、単に、スリップ機構を介して所定の動作となるようにしたものであり、結果的にフレーム機構とアクチュエータの相対的な制御位置が必要のない場合に使用されるものである。
したがって、単なるスリップ機構を持った従来の結合機構を、サーボ装置によってロボットの手足を所定の位置に動かすような関節機構に採用すると、常に誤動作の虞があり、信頼性に欠けたものになる。
本発明は、サーボ装置の結合機構にかかる問題点を改善するためになされたものであって サーボ装置と、このサーボ装置の出力軸に結合されたサーボホーンと、さらにサーボホーンに対してワッシャ部材で押圧され結合されている連結部材からなるようなロボット用連結部材の結合機構において、
前記連結部材及び前記サーボホーンの接合面には、円周状に配置されている凹凸部を形成し、この凹凸部を介してサーボ装置の出力軸の動きが取り出されるようにしたものである。
また、本発明は前記凹凸部は前記サーボホーンの外側接合面に形成された円頭状凸部と、前記連結部材の内側接合面に形成された円錐状凹部によって構成されており、前記ワッシャ部材は円形の合成樹脂材によって構成することができる。
前記サーボホーンと連結部材は、ワッシャ部材の中心部を貫通して前記出力軸にねじ込まれる止めビスによって圧接され、連結部材となるフレームやアームとサーボ装置の出力軸の回転位置を容易に設定することができるようにしている。
本発明の連結部材の結合機構は、強い衝撃が外部から加わったときでも、前記連結部材が瞬間的に結合状態を緩和してサーボ装置の故障を防止することができるため、多数の関節部分が要求されるような 歩行型のロボットに適応することが容易にできる。
本発明のロボット用連結部材の結合機構は、ロボットを動かすフレーム、又はアーム部分に強い衝撃が加わったときに、この連結部材の動きをコントロールしているサーボ装置の駆動ギヤ等が破損することを防止することができると同時に、衝撃によってロボットのメカニカルな位置関係が変化したときでも、簡単に元の状態に修復させることができる。
図1、及び図2は本発明のロボット用連結部材の結合機構を例示したものであり、図1は各部材の結合前の分解斜視図を、図2は連結部材と出力軸の結合機構の断面図を示している。
この図において、10はサーボ装置の筐体を示しており、このサーボ装置の筐体内には先に述べたように駆動用の直流モータ又はブラシレスモータと、その回転力を外部に出力するための減速ギヤ群が内蔵されている。
なお、回転変位を出力するサーボ装置の出力軸としては、先に本出願人が提案したようなリンク部材によって2軸の方向に回転変位を与えるようなサーボユニットの出力軸にも適応することができる。
サーボ装置の出力軸11の表面には回転力を伝達するために凹凸に刻まれたセレーション11aが形成され、中心部には止めねじが嵌入される雌ネジ穴11bが開けられている。 12はこの出力軸11に嵌合される結合部材であり、通常、サーボホーン(以下、サーボホーン12という)と呼ばれている。
このサーボホーン12は、出力軸11とアクチュエータとなる連結部材13を結合するために設けられるものであり、通常は、中心部の開口12aに前記セレーション11aに摺合するような溝が形成された円盤状の合成樹脂材によって成型されたものであるが、サーボ装置の使用態様によっては種種の形を取ることもできる。
本発明の実施例とされているサーボホーン12には、中心部に開口12aが設けられ、 接合面となる表面には図に示されているように頭部が円形となっている凸部12bが円周状に形成されている。そして、後で述べるようにこの凸部12bは連結部材13に形成されている凹部13b(図2)と衝合するような位置に、例えば、本例では円周状に8個設けられている。
連結部材13は回転軸となる部分に開口13aを有し、その開口13aの周辺に段差13cを設けることによってワッシャ14が嵌入されるようにしているが、連結部材の外形は合成樹脂等の押出成形よって種種の形に作ることができ、フレーム、又はアームとも呼ばれることもある。そして、図示されていない先端部分が作動部となって種種の動作を達成できるようにしている。
しかし、ロボットのように関節部分を形成する場合は、この連結部材13の他端にさらに別のサーボ装置が取り付けられ、2方向に回動するようなアクチュエータを構成することもできる。
連結部材13の裏面であって、開口13aの周辺部には、先に述べた凸部12aと衝合する位置に円錐または、角錐状の凹部13b(図2)が、例えば、45度の間隔を置いて8個形成されている。
14は、連結部材13をサーボホーン12に一体的に固定するためのワッシャを示し、このワッシャ14の穴14aを挿通する止めネジ15によって連結部材13、及びサーボホーン12を出力軸11に圧接固定することになる。
本例ではこのワッシャ14としてPOM(ポリアセタール)樹脂を使用して少し弾性力を与えているが、適当な弾性力を有する他の樹脂材で形成しても良いし、金属製の皿バネや、スプリングワッシャ等でワッシャ部分を形成しても良い。
本発明のロボット用連結部材の結合機構は上記したような構成を有しているので、図2の断面図に示されているように、出力軸11に対してサーボホーン12を嵌入し、さらにこのサーボホーン12に対して連結部材13を重畳しワッシャ14を介して、止めネジ15でサーボ装置(10)の出力軸11に締め付け固定する。
このときに、先に示したサーボーホーン12の凸部12bが、連結部材13の凹部13bに入るような位置にして固定するが、止めネジ15をいっぱいに締め付けたときでも、連結部材13とサーボホーン12の接合面にはわずかな間隙tが残るように設計することが好ましい。
出力軸11が回動するとその回転力がサーボホ−ン12と連結部材13の接合面で衝合している凸部12bと凹部13bを介して連結部材13に伝達され、連結部材13が腕の部分となっている場合は、腕を前後方向に振るような動作が行われる。
ところで、このようなサーボメカニズムによって構成されているロボットが転倒事故に遭うと、連結部材13に大きな外力が加わり、連結部材13が破損する場合があるが、連結部材13が破損しない場合は、出力軸11に衝撃が加わりサーボ装置内の減速歯車に損傷を与える。
しかし、本発明の場合は、連結部材13とサーボホーン12が円頭状の凸部12bと、円錐状凹部13bを介して結合されおり、かつ、この結合状態が少し弾性体の性質を有するワッシャ14の締め付けによって維持されているため、サーボホーン12と連結部材13の凹凸部による結合は、ある程度強い衝撃が印加されたときはワッシャ14の瞬間的な弾性変形によって開放され、双方の結合位置がシフトすることにより減速ギヤの損傷を防止することができるようになる。
外部からの衝撃を緩和するために適当とされるワッシャ14の厚さは、例えば、ホビー用のロボットの場合、ほぼ1mm程度に設定されるが、ロボットの大きさや、耐衝撃性を考慮してその厚みを設定すればよい。
すなわち、強い衝撃を緩和させたい場合はワッシャ厚を厚くし、弱い衝撃も緩和するためにはワッシャ厚を薄くすればよい。
また、本例では、サーボホーン12に形成されている凸部12bは円頭状とし、連結部材13に形成されている凹部13bは円錐状としているが、これら凸部及び凹部の形状はとくに限定されず、本発明と同等な効果を奏するものであればどのような形状であってもよい。たとえば凸部を円頭状とし、凹部を角錐状としても本発明と同等な効果を得ることができる。更には、本例とは反対に、サーボホーン12に凹部を形成し、連結部材13に凸部が形成されていてもよい。
なお、本例のようにサーボホーン12と連結部材13における凹部、凸部の組み合わせを凸部を円頭状とし、凹部を円錐状とすることにより、両者の接触部は円接触となるため、凸部の円頭が磨耗したときでも、この円接触の形状は殆ど変化せず、衝撃に対抗する結合力が経時的に変化しないという効果が生じる。
上記したように転倒等によって強い衝撃が加わり、連結部材13とサーボホーン12の結合状態が瞬間的に解除されると、双方の相対的な位置関係が変化するが、本発明の結合機構では、サーボホーン12と連結部材13を圧接している止めネジ15を少しゆるめ、サーボホーン12と連結部材13の位置関係をもとの状態に戻して、再度止めネジ15で固着することにより、元の状態に修復させることが簡単にできる。
図3、図4は上記したサーボホーン12と連結部材13の一例を示す図面である。
図3の(a)はサーボホーン12の正面図を示し、同図(b)は側面図、同図(c)は裏面図、同図(d)は断面図である。
正面図、及び断面図には円周状に配置された8個の円頭状の凸部12bと、中心部にある開口12aが記載されている。なお、開口12aの一部に形成されている鍵穴12cは先に述べた出力軸11との相対的な位置決めをするために設けたもので、出力軸11とこのサーボホーン12が正確に位置決めされた状態では、この鍵穴12cから出力軸11の先端面に着けられているマーク11c、(図1のくぼみ)が見えるように設計されている。
そして、このマーク11cと鍵穴12cを合わせることによって出力軸とサーボホーン12の回転位置決めを行うようにしている。
また、本例のサーボホーン12の外側円縁には例えば90度の角度位置で異なる形状のターンマーク12d−1、12d−2、12d−3,12d−4が刻み込まれているので、このターンマーク12d(1,2,3,4)を使用して連結部材13との間で初期位置の設定を行うことが容易になる。
図4には連結部材13の一例が示されており、同図(a)は左側面外図、(b)は左側面内図、(c)は上面図、(e)(f)は上側面図、(d)は右側面外図である。
この実施例の連結部材13は回転軸となる2個の開口13a、13−1aが設けられている場合を示しており、これらの開口13a、13−1aはそれぞれサーボホーン12を介して出力軸または他のフレーム等を付けることができる。
開口13a、又は、及び開口13−1aの周辺部には、先に述べたようにサーボホーン12の円頭状の凸部12bが衝合する位置に、8個の円錐状の凹部13b、13−1bを開口13a、又は、及び13−1aの周辺部に設け、この円錐状の凹部13b、又は13−1bがサーボホーン12との間で結合するようにして耐衝撃性が付加されるようにしている。
また、円周状に配置された凹部13b、13−1bの外周であって、前記ターンマーク12d(1,2,3,4)のいずれかと重なる位置には、ポジションマーク13dが刻まれており、先に述べたように強い衝撃を受けた後にサーボホーン12と連結部材13の相対位置がずれたときには、止めネジ15を少しゆるめ、このポジションマーク13dとターンマーク12d(1,2,3,4)を見ながら連結部材13を動かし、サーボホーン12と連結部材13を正しい初期位置に戻して止めネジ15を締め付けることにより、結合部分を容易に正しい位置関係に修復することができる。
なお、連結部材13は種種の作動部材(手先、足先、肘、脛、等)となる以外に、二つのサーボ装置間を結合するフレームや、アームとなることはいうまでもない。
図5は、本発明の歩行型ロボットの一例を模式的に示したものである。
全体的には頭部20,肩関節部21,腰関節部22,肘関節部23、股関節部24,膝関節部25,足首関節部26等に分けて形成されており、各関節部には、例えば一点鎖線で示すように出力軸を有するようなサーボ装置と、このサーボ装置で回転変位する連結部材が採用されている。
そして、全関節部、又は特に、肩関節部や腰関節部等には、先の述べたように出力軸に嵌合されているサーボホーン12と連結部材13の結合機構を採用することができる。
なお、肩関節部21や、腰関節部22,肘関節部23等は回転と変位を与えるような2軸の方向に変位するサーボユニットを使用して、ロボットの動きがより複雑に、かつ、よりスムースに動作するようにしている。
上記したサーボホーン12と連結部材13は、等間隔に配置された8個の凹凸部(12b、13b)によって結合されるように構成したが、各凹凸部(12b、13b)の互いに隣接する間隔を、一部又は全部で不均一となるように形成すると、衝撃によって連結部材13とサーボホーン12の相対位置関係がずれたときでも、元の正確な位置関係に再設定するすることが容易になるという利点が生じる。
本発明のロボット用連結部材の結合機構は、連結部材とサーボーホーンの接合面にわずかな変更を加えることによって、ロボットに対して耐衝撃性を与えることができると共に、結合部分(連結部材とサーボホーン)をロボットの組立部材として販売し、従来の、例えば歩行ロボット等の耐衝撃性を比較的低価格で提供すると共に、そのメンテナスを容易にする。
また、歩行ロボットを具体化するとき、関節部分を多くして複雑な動きを行わせる際にできるだけ小型で、かつ精度よく再現するときにも有用である。
本発明のロボット用連結部材の結合機構を示し分解斜視図である。 図1に記載されている各部分を組み立てたときの断面図を示す。 結合部材を例示するサーボホーンの正面図、側面図、裏面図、断面図を示す。 連結部材を例示する左側面(外、内)、正面図、下側面図、右側面図である。 歩行型ロボット用の一例を示す全体的な模式図である。 モータ軸や出力軸の様子を示すためのサーボ装置内の断面図である。 従来のロボット用のフレーム連結機構を説明するための斜視図である。 従来のロボット用サーボメカニズムに見られるアクチュエータの一例を示す説明図である。
符号の説明
10 サーボ装置の筐体、11 出力軸、12サーボホーン、12b凸部、13 連結部材、13b凹部、 14ワッシャ、15止めネジ

Claims (6)

  1. サーボ装置と、
    前記サーボ装置の出力軸に結合されたサーボホーンと、
    前記サーボホーンに対してワッシャ部材で押圧され結合されている連結部材からなるロボット用連結部材の結合機構において、
    前記サーボホーンの回転軸と前記連結部材の回転軸とは同軸上に配置され、
    前記連結部材前記サーボホーンとが当接する接合面は、前記回転軸を中心として円周状に配置されている複数個の凹凸部を有し、
    前記複数個の凹凸部は弾力性を有する前記ワッシャ部材の締め付けによって圧接されていることを特徴とするロボット用連結部材の結合機構。
  2. 前記複数個の凹凸部は前記サーボホーンの外側接合面に形成された複数個の円頭状凸部と、前記連結部材の内側接合面に形成された複数個の円錐状凹部によって構成されていることを特徴とする請求項1に記載のロボット用連結部材の結合機構。
  3. 前記ワッシャ部材は円形の合成樹脂材によって構成されていることを特徴とする請求項1,又は2に記載のロボット用連結部材の結合機構。
  4. 前記サーボホーンと前記連結部材は、前記ワッシャ部材の中心部を貫通して前記出力軸にねじ込まれる止めビスが、前記ワッシャ部材を締め付けるようにして圧接させられることを特徴とする請求項1,2又は3に記載のロボット用連結部材の結合機構。
  5. 前記連結部材はロボットを構成するフレーム又はアームとなっていることを特徴とする請求項1,2,3又は4に記載のロボット用連結部材の結合機構。
  6. サーボ装置と、
    前記サーボ装置の出力軸に結合されたサーボホーンと、
    前記サーボホーンに対してワッシャ部材で押圧され結合されている連結部材からなるロボット用連結部材の結合機構と、を関節部として有する歩行型ロボットにおいて、
    前記サーボホーンの回転軸と前記連結部材の回転軸とは同軸上に配置され、
    前記連結部材と前記サーボホーンとが当接する接合面は、前記回転軸を中心として円周状に配置されている複数個の凹凸部を有し、
    前記複数個の凹凸部は弾力性を有する前記ワッシャ部材の締め付けによって圧接されていることを特徴とする歩行型ロボット。
JP2006135552A 2006-05-15 2006-05-15 ロボット用連結部材の結合機構と歩行型ロボット Expired - Fee Related JP4254804B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006135552A JP4254804B2 (ja) 2006-05-15 2006-05-15 ロボット用連結部材の結合機構と歩行型ロボット
KR1020070046457A KR100935514B1 (ko) 2006-05-15 2007-05-14 로봇용 연결부재의 결합 기구와 보행용 로봇
US11/748,169 US20070262743A1 (en) 2006-05-15 2007-05-14 Linking Mechanism Of Interlock Members For Robot
CN200710138818XA CN101081516B (zh) 2006-05-15 2007-05-15 用于机器人和双足机器人互锁构件的连接机构

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006135552A JP4254804B2 (ja) 2006-05-15 2006-05-15 ロボット用連結部材の結合機構と歩行型ロボット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007301704A JP2007301704A (ja) 2007-11-22
JP4254804B2 true JP4254804B2 (ja) 2009-04-15

Family

ID=38684517

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006135552A Expired - Fee Related JP4254804B2 (ja) 2006-05-15 2006-05-15 ロボット用連結部材の結合機構と歩行型ロボット

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20070262743A1 (ja)
JP (1) JP4254804B2 (ja)
KR (1) KR100935514B1 (ja)
CN (1) CN101081516B (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4551893B2 (ja) * 2006-12-27 2010-09-29 株式会社タカラトミー ロボット玩具
JP4986800B2 (ja) 2007-10-10 2012-07-25 双葉電子工業株式会社 ロボット、ロボット用伝送路に使用される基準電圧生成回路ならびに基準電圧生成回路を有するハブ装置。
JP5217482B2 (ja) * 2008-02-19 2013-06-19 東レ株式会社 繊維強化プラスチック製リンク構造体の関節構造
KR100950039B1 (ko) * 2008-02-29 2010-03-31 (주)로보티즈 관절부에 탄성 부재를 장착한 다관절 로봇
WO2012035645A1 (ja) * 2010-09-17 2012-03-22 東洋製罐株式会社 グリッパ搬送装置
KR101223453B1 (ko) * 2010-09-29 2013-01-23 (주)동부로봇 마운트 분리형 브라켓
KR101272655B1 (ko) * 2011-06-08 2013-06-11 (주)동부로봇 로봇의 서보 모듈
JP5620959B2 (ja) * 2012-10-09 2014-11-05 双葉電子工業株式会社 駆動装置およびサーボモータ装置
WO2014069696A1 (ko) * 2012-10-31 2014-05-08 로보티즈 (주) 액츄에이터 어셈블리
TWM463008U (zh) * 2013-06-07 2013-10-01 Willing Technology Co Ltd 伺服機之齒輪結構
CN205835408U (zh) * 2016-05-27 2016-12-28 深圳市优必选科技有限公司 机器人关节结构
CN106737585B (zh) * 2016-12-29 2023-07-14 深圳市优必选科技有限公司 腰部结构及人形机器人
KR101956280B1 (ko) * 2017-06-26 2019-03-08 호서대학교 산학협력단 이족 보행로봇 및 그 제조방법
CN108087571B (zh) * 2017-11-28 2019-04-12 安徽荣达阀门有限公司 一种浮旋式水嘴

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN85103899A (zh) * 1985-05-08 1986-11-05 艾克罗伯特系统有限公司 过载安全装置
US4717003A (en) 1986-04-21 1988-01-05 Eoa Systems Breakaway clutch for robot end-of-arm tooling
JPH0529692U (ja) * 1991-09-26 1993-04-20 沖電気工業株式会社 ロボツトのハンド部における過負荷防止装置
JP2539580B2 (ja) * 1993-07-07 1996-10-02 三島光産株式会社 ロボットハンドの衝撃吸収構造
JP3899165B2 (ja) 1997-08-06 2007-03-28 ビー・エル・オートテック株式会社 ロボットアームの過負荷保護装置
US6193430B1 (en) * 1999-03-18 2001-02-27 Aesop, Inc. Quasi-kinematic coupling and method for use in assembling and locating mechanical components and the like
EP1273398A4 (en) * 2000-02-25 2003-07-30 Bandai Co ELEMENT SET FOR A CALENDAR
DE20117159U1 (de) * 2001-10-16 2002-02-14 C & E Fein Gmbh & Co Kg Werkzeugmaschine mit Befestigungsflansch
JP3765301B2 (ja) * 2003-02-17 2006-04-12 双葉電子工業株式会社 ラジオコントロール用サーボ装置
JP4089663B2 (ja) * 2004-08-06 2008-05-28 双葉電子工業株式会社 ロボット用関節サーボ

Also Published As

Publication number Publication date
KR20070110790A (ko) 2007-11-20
CN101081516B (zh) 2010-06-09
KR100935514B1 (ko) 2010-01-06
JP2007301704A (ja) 2007-11-22
CN101081516A (zh) 2007-12-05
US20070262743A1 (en) 2007-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4254804B2 (ja) ロボット用連結部材の結合機構と歩行型ロボット
US7862398B2 (en) Robot toy
KR20110026935A (ko) 로봇 관절 구동장치 및 이를 포함하는 로봇
CA2446366A1 (en) Electronic torque wrench with flexible head
TW201117935A (en) A wrist unit for an industrial robot
WO2007143859A8 (en) Surgical manipulator with right-angle pulley drive mechanisms
DE602006006668D1 (de) Gelenkige verbindung
WO2009034639A1 (ja) 駆動伝達装置及びその製造方法並びに調整方法
JP4576247B2 (ja) 関節装置及び関節装置を用いたフィンガーユニット
WO2000044536A1 (fr) Joint pour dispositif robotise et robot marchant sur jambes
WO2009034957A1 (ja) ロボットの力制御方法、制御装置およびロボットシステム
WO2013035486A1 (ja) 人形玩具
JPWO2017217415A1 (ja) 関節ユニット
TWI534369B (zh) 驅動系統
KR101749572B1 (ko) 로봇 관절 구동장치 및 이를 포함하는 로봇
DE602004027063D1 (de) Ines industrieroboters
DE60334885D1 (de) Haptische Schnittstellenvorrichtung des Typs ground-based mit mindestens zwei unterschiedlichen digitalen Drehantriebselementen
JP2000280195A (ja) ロボット装置用の関節装置、ロボット装置用の脚式歩行装置、ロボット装置用のアーム装置、脚式歩行ロボット装置及び駆動力伝達装置
WO2018164178A1 (ja) 駆動アシスト装置
CN220762656U (zh) 灵巧手指、灵巧手结构及机器人
KR20070101538A (ko) 로봇용 관절모듈
TWM556298U (zh) 伺服機之保護裝置
JP2023070303A (ja) アシストウェア
JPH0953606A (ja) ロータリーアクチュエータ
CN111496822A (zh) 一种手指结构及其手套

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070907

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080422

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080620

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090106

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090119

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120206

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120206

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130206

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130206

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140206

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees