JP4252655B2 - 塗布装置および塗布方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display:LCD)に使われるガラス基板上にレジスト液を塗布する塗布装置および塗布方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
LCDの製造工程においては、LCD用のガラス基板上にITO(Indium Tin Oxide)の薄膜や電極パターンを形成するために、半導体デバイスの製造に用いられるものと同様のフォトリソグラフィ技術が利用される。フォトリソグラフィ技術では、フォトレジストを基板に塗布し、これを露光し、さらに現像する。レジスト液の塗布方法としては、現在のところ、ガラス基板を回転させながらその中心にレジスト液を滴下し、遠心力を利用してレジスト液を拡散して塗布するスピンコーティング法が主流である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、スピンコーティング法では、レジスト液がガラス基板Gの外方に飛散し、かなりの量が無駄になる。このため、図12に示したように、ガラス基板Gを保持する保持部材を回転させずに、レジスト液の供給ノズル110を縦横方向に、あるいは円周方向に移動するように走査し、レジスト液100を細径の線状にしてガラス基板G上に塗布していく手段(スピンレス法)が提案されている。
【0004】
ところが、スピンレス法の場合には、図13に示したように、ガラス基板G上で塗布されたレジスト液が、その外周端部において、表面張力により他の部位よりも盛り上がるという問題がある。このような盛り上がり部分101が生じ、塗膜の均一性が損なわれる場合には、露光や現像工程における処理時間をこの盛り上がり部分101に合わせる必要があるため、処理時間が長くなり、その結果、パターンが形成される盛り上がり部分101の内側の部位の現像が進みすぎるおそれがある。一方、現像工程等において生じるこのような不都合を防止するために、レジスト液の塗布直後にエッジリムーバ等により、盛り上がり部分101を除去することも行われているが、これでは、処理工程が複雑化する。
【0005】
本発明は上記した事情に鑑みなされたもので、被処理体の外周部近傍で生じる塗布液の盛り上がりを小さくし、塗布液の膜厚の均一性を向上させることができる塗布装置および塗布方法を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するため、請求項1記載の本発明の塗布装置は、被処理体を保持する保持部材と、前記保持部材に対して相対的に移動しながら、被処理体上に塗布液を供給する塗布液供給ノズルと、前記保持部材に保持された被処理体の外周部近傍上を移動可能に設けられ、この外周部近傍上に、前記塗布液よりも低い粘度の液体を供給することができる液体供給ノズルとを具備することを特徴とする。
【0007】
請求項2記載の本発明の塗布装置は、請求項1記載の塗布装置であって、前記液体供給ノズルから供給される液体が溶剤であることを特徴とする。
【0008】
請求項3記載の本発明の塗布装置は、請求項1記載の塗布装置であって、前記液体供給ノズルから供給される液体が前記塗布液よりも低い粘度に調整された塗布液であることを特徴とする。
【0009】
請求項4記載の本発明の塗布装置は、被処理体を保持する保持部材と、前記保持部材に対して相対的に移動しながら、被処理体上に塗布液を供給する塗布液供給ノズルと、ノズル径が前記塗布液供給ノズルのノズル径よりも小さく形成されていると共に、前記保持部材に保持された被処理体の外周部近傍上を移動可能に設けられ、この外周部近傍上に、前記塗布液供給ノズルから供給される塗布液よりも少ない量の塗布液を供給することができる小径供給ノズルとを具備することを特徴とする。
【0010】
請求項5記載の本発明の塗布装置は、被処理体を保持する保持部材と、前記保持部材に対して相対的に移動しながら、被処理体上に塗布液を供給する塗布液供給ノズルと、前記塗布液供給ノズルが被処理体の外周部近傍上を移動する際に、吐出される塗布液を加熱する加熱手段とを具備することを特徴とする。
【0011】
請求項6記載の本発明の塗布装置は、被処理体を保持する保持部材と、前記保持部材に対して相対的に移動しながら、被処理体上に塗布液を供給する塗布液供給ノズルと、前記塗布液供給ノズルから吐出される塗布液の塗布量を、前記保持部材に保持された被処理体の外周部近傍上を移動する際に少なくなるように制御する塗布量制御機構とを具備することを特徴とする。
【0012】
請求項7記載の本発明の塗布装置は、請求項6記載の塗布装置であって、前記塗布量制御機構が、前記塗布液供給ノズルのスキャンスピードを、被処理体の外周部近傍上を移動する際に加速させる制御手段を含むことを特徴とする。
【0013】
請求項8記載の本発明の塗布装置は、請求項6記載の塗布装置であって、前記塗布量制御機構が、前記塗布液供給ノズルから供給される塗布液の吐出レートを、被処理体の外周部近傍上を移動する際に減少させる制御手段を含むことを特徴とする。
【0014】
請求項9記載の本発明の塗布方法は、保持部材上に保持された被処理体上に塗布液を塗布する塗布方法において、前記保持部材に保持された被処理体の外周部近傍に沿って、前記塗布液よりも低い粘度の液体を供給して塗布し、その後、塗布液供給ノズルを前記保持部材に対して相対的に移動させながら、前記被処理体上に塗布液を塗布していくことを特徴とする。
【0015】
請求項10記載の本発明の塗布方法は、保持部材上に保持された被処理体上に塗布液を塗布する塗布方法において、塗布液供給ノズルを前記保持部材に対して相対的に移動させながら、前記被処理体上に塗布液を塗布する一方、被処理体の外周部近傍に相対する位置では、既に塗布された塗布液の外周端部に対して切れ目がないよう連続的に、塗布液よりも低い粘度の液体を供給することを特徴とする。
【0020】
本発明に係る塗布装置では、被処理体を保持する保持部材と、前記保持部材に対して相対的に移動しながら、被処理体上に塗布液を供給する塗布液供給ノズルと、前記塗布液供給ノズルが被処理体の外周部近傍上を移動する際に、吐出される塗布液を加熱する加熱手段とを具備する。本発明に係る塗布方法は、保持部材上に保持された被処理体上に塗付液を塗布する塗布方法において、塗布液供給ノズルを前記保持部材に対して相対的に移動させながら、前記被処理体上に塗付液を塗布する一方、前記塗布液供給ノズルが被処理体の外周部近傍に相対する位置上を通過する際に、吐出される塗付液を加熱する。この結果、加熱により、通常の塗布液よりも粘度が低くなった塗布液を、塗布液供給ノズルのみで供給することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る塗布・現像処理システムの斜視図である。
図1に示すように、この塗布・現像処理システム1の前方には、ガラス基板Gを、塗布・現像処理システム1に対して搬出入するローダ・アンローダ部が設けられている。このローダ・アンローダ部には、ガラス基板Gを例えば25枚ずつ収納したカセットCを所定位置に整列させて載置させるカセット載置台3と、各カセットCから処理すべきガラス基板Gを取り出し、また塗布・現像処理システム1において処理の終了したガラス基板Gを各カセットCへ戻すローダ・アンローダ4が設けられている。図示のローダアンローダ4は、本体5の走行によってカセットCの配列方向に移動し、本体5に搭載された板片状のピンセット6によって各カセットCからガラス基板Gを取り出し、また各カセットCへガラス基板Gを戻すようになっている。また、ピンセット6の両側には、ガラス基板Gの四隅を保持して位置合わせを行う基板位置合わせ部材7が設けられている。
【0027】
塗布・現像処理システム1の中央部には、長手方向に配置された廊下状の搬送路10、11が第1の受け渡し部12を介して一直線上に設けられており、この搬送路10、11の両側には、ガラス基板Gに対する各処理を行うための各種処理装置が配置されている。
【0028】
図示の塗布・現像処理システム1にあっては、搬送路10の一側方に、ガラス基板Gをブラシ洗浄すると共に高圧ジェット水により洗浄を施すための洗浄装置16が例えば2台並設されている。また、搬送路10を挟んで反対側に、二基の現像装置17が並設され、その隣りに二基の加熱装置18が積み重ねて設けられている。
【0029】
また、搬送路11の一側方に、ガラス基板Gにレジスト液を塗布する前にガラス基板Gを疎水処理するアドヒージョン装置20が設けられ、このアドヒージョン装置20の下方には冷却用のクーリング装置21が配置されている。また、これらアドヒージョン装置20とクーリング装置21の隣には加熱装置22が二列に二個ずつ積み重ねて配置されている。また、搬送路11を挟んで反対側に、ガラス基板Gの表面にレジスト液を塗布することによってガラス基板Gの表面にレジスト膜を形成するレジスト塗布装置23が配置されている。図示はしないが、これら塗布装置23の側部には、第2の受け渡し部28を介し、ガラス基板G上に形成されたレジスト膜に所定の微細パターンを露光するための露光装置等が設けられる。第2の受け渡し部28は、ガラス基板Gを搬入および搬出するための搬出入ピンセット29および受け渡し台30を備えている。
【0030】
以上の各処理装置16〜18および20〜23は、何れも搬送路10、11の両側において、ガラス基板Gの出入口を内側に向けて配設されている。第1の搬送装置25がローダ・アンローダ部、各処理装置16〜18および第1の受け渡し部12との間でガラス基板Gを搬送するために搬送路10上を移動し、第2の搬送装置26が第1の受け渡し部12、第2の受け渡し部28および各処理装置20〜23との間でガラス基板Gを搬送するために搬送路11上を移動するようになっている。
【0031】
各搬送装置25、26は、それぞれ上下一対のアーム27、27を有しており、各処理装置16〜18および20〜23にアクセスするときは、一方のアーム27で各処理装置のチャンバから処理済みのガラス基板Gを搬出し、他方のアーム27で処理前のガラス基板Gをチャンバ内に搬入するように構成されている。
【0032】
図2は図1のシステムで用いた本発明の一の実施の形態に係るレジスト塗布装置23の概略構成を示す一部断面図、図3はその平面図である。
これらの図に示すように、レジスト塗布装置23のほぼ中央には、フレーム23aが配置され、フレーム23a内にはガラス基板Gを固定保持するための保持部材である基板吸着テーブル23bが配置されている。フレーム23aの上部には、ガラス基板Gを出し入れするための開口部31が設けられている。開口部31には、上蓋39が被せられるようになっている。上蓋39は開閉機構(図示を省略)によって移動可能に支持されている。
【0033】
また、基板吸着テーブル23bの外周側下面には、シール部材37が取り付けられており、基板吸着テーブル23bを下降させて、シール部材37をフレーム23aの底部に当接させると、気密な処理スペース38が形成されるようになっている。
【0034】
基板吸着テーブル23bには、ガラス基板Gを真空吸着保持するための真空吸着装置32が接続されている。また、この基板吸着テーブル23bは、ロッド35を介して昇降シリンダ33によって上下方向に昇降可能になっている。なお、この昇降シリンダ33は、CPU34によって、その動作が制御される。具体的には、ロッド35の下部側が図示しない筒体内に配設されており、この筒体内においてロッド35はバキュームシール部36を介して昇降シリンダ33の駆動によって上下方向に移動し得るようになっている。
【0035】
図2および図3に示すように、フレーム23aの両側には、搬送レール41、41が配置されている。搬送レール41、41間には、スキャン機構が設けられている。このスキャン機構は、搬送レール41、41間に掛け渡され、この搬送レール41、41に沿ってY方向に移動する第1のスライダ42と、この第1のスライダ42に付設され、第1のスライダ42に沿ってX方向に移動する第2のスライダ43とを有して構成される。そして、このうち、第2のスライダ42に設けられたノズル装着部44に、本実施形態では、塗布液供給ノズルであるレジスト液供給ノズル45、又は液体供給ノズルであるシンナ供給ノズル46が装着され保持される。なお、搬送レール41の一方の走行端付近には、CPU34の指令により、該搬送レール41に沿って第1のスライダ42を移動させると共に、第1のスライダ42を第2のスライダ43に沿って移動させる駆動部48が設けられている。また、CPU34は、ノズル装着部44を昇降動作させる指令も発する。
【0036】
搬送レール41、41の走行端であって、フレーム23aの外側には、レジスト液供給ノズル45とシンナ供給ノズル46を待機させておくノズル待機部47が設けられている。上記したように、図3に示した態様では、ノズル装着部44が第2のスライダ43に一カ所しか設けられておらず、いずれかのノズル45又は46しか保持することができない構成である。従って、第1のスライダ42を搬送レール41に沿ってY方向に移動し、第2のスライダ43を第1のスライダ42に沿ってX方向に移動して、ノズル待機部47で待機しているレジスト液供給ノズル45とシンナ供給ノズル46のうちのいずれかをピックアップしてノズル装着部44に装着し、ガラス基板G上にレジスト液又はシンナを供給する。
【0037】
次に、このように構成されたレジスト塗布装置23の動作について説明する。
まず、基板吸着テーブル23bがフレーム23aの開口部31より上方に上昇している状態で、搬送装置26よりこの基板吸着テーブル23b上にガラス基板Gが移載され、真空吸着保持される。次に、昇降シリンダ33の駆動により基板吸着テーブル23bが下降され、ガラス基板Gが開口部31を通過してフレーム23a内に搬入される。
【0038】
この際、ノズル装着部44には、第1のスライダ42がノズル待機部47上まで搬送レール41に沿ってY方向に移動し、第2のスライダ43が第1のスライダ42に沿ってX方向に移動すると共に、このノズル装着部44が昇降動作することにより、シンナ供給ノズル46が装着されている。そして、さらに、このノズル装着部44は、シンナ供給ノズル46が所定の吐出開始点上に位置するように、セットされている。
【0039】
図4に示したように、この吐出開始点S1を、例えば、ガラス基板Gのある一の外周部G4の外方位置であって、隣接する外周部G1寄りに設定する。そして、第2のスライダ43を第1のスライダ42に沿ってX方向に移動することにより、外周部G1に沿った一方の端部から他方の端部に向かってシンナを供給する。外周部G1の他方の端部に到達したならば、外周部G1に隣接する外周部G2に沿うように、第1のスライダ42を搬送レール41に沿ってY方向に移動し、この外周部G2に沿った一方の端部から他方の端部に向かってシンナを供給する。外周部G2の他方の端部に到達したならば、この外周部G2に隣接する外周部G3に沿うように、第2のスライダ43を第1のスライダ42に沿ってX方向に移動し、外周部G3に沿った一方の端部から他方の端部に向かってシンナを供給する。さらに、外周部G3の他方の端部に到達したならば、第1のスライダ42を搬送レール41に沿ってY方向に移動し、外周部G4に沿った一方の端部から他方の端部に向かってシンナを供給する。
これにより、シンナは、図4に示したように、ガラス基板Gの各外周部G1〜G4近傍に沿って供給される。
【0040】
次に、第1のスライダ42をノズル待機部47上まで搬送レール41に沿ってY方向に移動し、第2のスライダ43を第1のスライダ42に沿ってX方向に移動すると共に、ノズル装着部44を下降させて、所定の位置にシンナ供給ノズル46を戻し、これに代えて、該ノズル装着部44にレジスト液供給ノズル45をセットする。
【0041】
次に、図5に示したように、所定の吐出開始点S2、例えば、外周部G2の外側であって、外周部G1のほぼ延長線上の適宜位置に、第1のスライダ42と第2のスライダ43の移動によって、レジスト液供給ノズル45を位置させる。次に、第2のスライダ43をX方向に移動させることにより、該吐出開始点S2から外周部G1に沿ってレジスト液を吐出していく。外周部G2に対向する反対側の外周部G4に至ったならば、さらに、この外周部G4を乗り越えてその外側に至るまで走査する。次に、第1のスライダ42を搬送レール41に沿って移動させることにより、レジスト液供給ノズル45を、僅かにY方向に(外周部G3寄り)に移動させ、その地点から、再び第2のスライダ43を外周部G2に向かってX方向に移動させ、外周部G2を乗り越えてその外側に至ったならば、第1のスライダ42を外周部G3に向かってY方向に僅かに移動した後、第2のスライダ43を外周部G4に向かってX方向に移動していく。なお、図6で模式的に示したように、レジスト液供給ノズル45を外周部G3に向かってY方向に僅かに移動させる際の距離Dは、レジスト液供給ノズル45の吐出孔の直径よりも短い距離(通常は約半分程度)であり、これにより、吐出されたレジスト液がガラス基板G上で、隣接して吐出されたレジスト液の塗布ラインR1、R2…Rn同士が互いに溶け込むようになり均一な厚みで隙間無く塗布されていく。
【0042】
最終的に、第2のスライダ43をX方向に移動させることにより、レジスト液供給ノズル45が外周部G3のほぼ真上を走行するようになるまで、すなわち、外周部G3上にレジスト液が吐出されるようになるまで、上記した操作を繰り返す。
【0043】
この際、本実施形態によれば、ガラス基板Gの各外周部G1〜G4上に吐出されたレジスト液は、各外周部G1〜G4に塗布された、粘度の低い液体であるシンナに溶け込むようになる。従って、レジスト液のガラス基板Gに対するぬれ性が、シンナを塗布しない場合と比較して高くなり、接触角が小さくなるため、図7に示したように、外周部G3上におけるレジスト液の盛り上がりがほとんどなくなる。このことは、他の外周部G1、G2およびG4においても同様である。この結果、ガラス基板Gの全面に亘り、レジスト液が均一に塗布されることになり、従来のように、エッジリムーバを用いなくても、その後の露光や現像工程における処理時間の長時間化、現像処理の不均一性といった問題が発生することを防止できる。
【0044】
なお、上記した説明では、塗布液であるレジスト液よりも低い粘度の液体として、シンナを用いてレジスト液のガラス基板Gに対するぬれ性を向上させているが、かかる性能を発揮できる液体である限り、シンナに限られるものではなく、シンナ以外の他の溶剤や、あるいは、レジスト液を予め溶剤、例えば、シンナと混合して、塗布液としてのレジスト液よりも粘度を低くしたもの(低粘度レジスト液)を供給する構成とすることもできる。
【0045】
次に、本発明の他の実施形態について説明する。図8は、本実施形態に係るレジスト塗布装置23を示す平面図であり、図3に示したレジスト塗布装置23と同じ部材は同一の符号を用いて示す。
【0046】
このレジスト塗布装置23は、フレーム23aの両側に、搬送レール41、41が配置され、この搬送レール41、41間に、搬送レール41に沿ってX方向に移動する第1のスライダ42と第1のスライダ42に沿ってY方向に移動する第2のスライダ43とから構成されるスキャン機構が設けられており、これらの点では、上記した実施形態に係るものと全く同一である。但し、第2のスライダ43の構造が異なる。
【0047】
すなわち、本実施形態においては、第2のスライダ43は、2つのノズル装着部44a、44bを備えており、一方にレジスト液供給ノズル45が装着され、他方にシンナ供給ノズル46が装着されている。
【0048】
従って、本実施形態によれば、次のように動作させることができる。まず、シンナ供給ノズル46のみを吐出可能状態にしておき、レジスト液供給ノズル45は、レジスト液が吐出されない状態にセットしておく。かかる状態で、ガラス基板Gの外周部G1〜G4の近傍に沿ってシンナを供給し(図4参照)、次に、シンナ供給ノズル46をシンナが吐出されない状態にすると共に、レジスト液供給ノズル45からはレジスト液が吐出される状態に設定を変更し、上記した実施形態と同様に、第1のスライダ42と第2のスライダ43をそれぞれX方向、Y方向に動作させて、外周部G1から外周部G3に向かって隙間無くレジスト液を塗布していく(図5および図6参照)。
【0049】
このようにすれば、結局、上記した実施形態と全く同様の動作が行われることになるため、外周部近傍におけるレジスト液の盛り上がりを少なくすることができる一方で、本実施形態によれば、シンナ供給ノズル46とレジスト液供給ノズル45との間での供給ラインの切り替えを行うだけでよく、上記実施形態のように、シンナの塗布後に、ノズル待機部47まで、レジスト液供給ノズル45を取りに行く必要がなく、シンナ塗布後、迅速にレジスト液の塗布を開始することができる。
【0050】
また、本実施形態によれば、次のように動作させることも可能である。図9に基づいて説明する。まず、動作状態を、第2のスライダ43が、ガラス基板Gのある一つの外周部G2から、対向する外周部G4に向かってX方向に動作しているとする(図5参照)。図9(a)に示したように、レジスト液供給ノズル45の供給ラインのみを開放して、X方向に沿ってレジスト液を塗布していく。そして、ガラス基板Gの外周部G4近傍に至ったならば、レジスト液供給ノズル45の供給ラインを閉める。なお、この時点では、レジスト液の表面張力により、図9(a)に示したように、塗布されたレジスト液の外周端部に盛り上がり部が生じている。そして、レジスト液供給ノズル45の供給ラインを閉止した直後、シンナ供給ノズル46の供給ラインを開放する。これにより、図9(b)に示したように、ガラス基板G上に塗布されたレジスト液の外周端部に切れ目なく、シンナが滴下される。滴下されたシンナは、粘度がレジスト液よりも低いため、図9(c)に示したようにレジスト液の外周端部の盛り上がり部はシンナに溶け込もうとするため、レジスト液全体がほぼ平坦となる。
【0051】
上記と反対にガラス基板Gの外周部G4から外周部G2に向かってX方向に動作している場合には、外周部G2近傍で、レジスト液供給ノズル45の供給ラインを閉止して、シンナ供給ノズル46の供給ラインを開放し、レジスト液の外周端部にシンナを供給する。また、外周部G1および外周部G3近傍を通過する際には、レジスト液を供給した後、この塗布したレジスト液の外周端部に、ガラス基板Gの外周部G1および外周部G3の一端側から他端側までシンナを供給する。これにより、いずれの外周部G1〜G4においてもレジスト液の盛り上がりを防ぐことができる。
【0052】
また、ガラス基板Gの外周部上に予めシンナを塗布する方法(プリウエット法)と、レジスト液を塗布した後、ガラス基板Gの外周部上であって該レジスト液の外周端部に切れ目なくシンナを塗布していく方法(ポストウエット法)とを併用する場合、例えば、ガラス基板Gの外周部G1および外周部G3上には、予めシンナを供給しておき、外周部G2および外周部G4上を通過する際のみ、レジスト液の塗布直後にシンナを供給する構成をとることもできる。逆に、外周部G2および外周部G4に沿って予めシンナを塗布しておき、外周部G1および外周部G3上においてシンナを後から供給する構成とすることもできる。
【0053】
さらには、図示しないが、第2のスライダ43に装着されるノズル装着部を3つにし、中央の装着部にレジスト液供給ノズルをセットし、両側の装着部にシンナ供給ノズルをセットする構成とすることもでき、例えば、X方向に移動する際、2つのシンナ供給ノズルの供給ラインを切り換えることにより、ガラス基板Gのいずれの外周部でもポストウエット法を採用することもできるし、逆にプリウエット法を採用することもできる。また、この場合、ガラス基板Gのいずれの外周部を通過する場合でも、レジスト液を供給する直前に先頭のシンナ供給ノズルからシンナを供給し、中央のレジスト液供給ノズルからレジスト液を供給した直後に、後方のシンナ供給ノズルからシンナを供給するようにして、レジスト液外周端部における盛り上がり部のさらなる抑制を図ることも可能である。
【0054】
なお、本実施形態においても、上記したシンナに代えて、低粘度に調整したレジスト液を供給することができることはもちろんである。
【0055】
また、図8に示したレジスト塗布装置と同様の構造とする一方、上記したシンナ供給ノズル46に代えて、レジスト液供給ノズル45よりもノズル径が小さく、かつレジスト液の供給源と接続された小径供給ノズル(図示せず)を採用することもできる。この実施形態の場合には、レジスト液供給ノズル45からレジスト液を供給する一方で、小径供給ノズルを操作して、レジスト液供給ノズル45からレジスト液を供給した直後に、ガラス基板Gの外周部近傍では、この小径供給ノズルからレジスト液を供給する。これにより、外周部近傍で吐出され塗布されるレジスト液の塗布量は他の部分と比較して少なくなる。
【0056】
この結果、ガラス基板Gの外周部近傍でレジスト液供給ノズル45からの吐出を停止した時点では、塗布されたレジスト液の外周端部は盛り上がっているが、小径供給ノズルから少ない量のレジスト液が供給されることにより、ガラス基板Gの外周部近傍におけるレジスト液の塗布厚は薄くなる。従って、盛り上がった部分が、塗布厚の薄い部分に溶け込もうとするため、ガラス基板Gに塗布されるレジスト液は全体として均一になる(図9参照)。
【0057】
次に、図10に基づき、本発明のさらに他の実施形態について説明する。本実施形態においては、構造的には、図3に示した実施形態とほぼ同様であるが、使用するノズル、すなわち、ノズル装着部44に装着されるノズルは、レジスト液供給ノズル45のみである。但し、レジスト液供給ノズル45の供給ライン中には、CPUからの指令に基づき、供給されるレジスト液を加熱できる加熱手段45aが設けられている点で相違する。なお、加熱手段45aとしては電熱線等を採用することができるが、これは、レジスト液供給ノズル45の内部に装填することも可能である。
【0058】
本実施形態によれば、第1のスライダ42および第2のスライダ43を走査して、レジスト液供給ノズル45からレジスト液を、ガラス基板Gに対して、図5に示した方法と同様に供給する。但し、レジスト液供給ノズル45が外周部G1〜G4近傍上を通過する際のみ、CPU34からの指令に基づき、加熱手段45aを動作させて他の部位に供給したレジスト液の供給温度よりも供給温度を高くして供給する。供給するレジスト液を加熱することで、レジスト液の粘度が下がる。この結果、ガラス基板Gの外周縁には粘度の低いレジスト液が供給されることになるため、低温のレジスト液の外周端部に生じていた盛り上がり部分がこの高温のレジスト液に溶け込むようになり、盛り上がりを抑制することができる。
【0059】
なお、本実施形態では、レジスト液供給ノズル45のみを使用し、その供給ラインに加熱手段45aを設けているが、レジスト液供給ノズル45は加熱手段45aを設けない構成として、これとは別に、加熱手段を有し、高温のレジスト液を供給できる供給ノズルを設けるようにしてもよい。すなわち、加熱手段45aを有することを除き、図8に示したものと同様の構造として、2本のノズルを図8に示したものと同様に動作させることにより、ガラス基板Gの外周部近傍における塗布されたレジスト液の盛り上がりを抑制することができる。
【0060】
図11は、本発明のさらに他の実施形態を示す構成図である。本実施形態においても、構造的には、図3に示した実施形態とほぼ同様で、使用するノズル、すなわち、ノズル装着部44に装着されるノズルは、レジスト液供給ノズル45のみである。但し、レジスト液供給ノズル45の供給ライン中には、CPUからの指令に基づき、供給されるレジスト液の塗布量を制御できる塗布量制御機構45bが設けられている点で相違する。すなわち、ガラス基板Gの外周部近傍をレジスト液供給ノズル45が通過する際には、この塗布量制御機構45bにより、吐出されるレジスト液の量を少なくする構成である。
【0061】
本実施形態によれば、第1のスライダ42および第2のスライダ43を走査して、レジスト液供給ノズル45からレジスト液を、ガラス基板Gに対して、図5に示した方法と同様に供給する。但し、レジスト液供給ノズル45が外周部G1〜G4近傍上を通過する際には、CPU34からの指令に基づき、塗布量制御機構45bを動作させて少ない量のレジスト液を供給する。レジスト液の供給量が少ないため、外周部近傍におけるレジスト液の塗布厚は薄くなる。従って、盛り上がった部分が、塗布厚の薄い部分に溶け込もうとするため、ガラス基板Gに塗布されるレジスト液は全体として均一になる。
【0062】
なお、塗布量制御機構45bとしては、ガラス基板Gの外周部近傍を移動する際に、レジスト液供給ノズル45のスキャンスピードを加速させる制御手段、レジスト液の吐出レートを減少させる制御手段、さらには、この2つの制御手段を備えた手段等を採用することができる。なお、レジスト液の吐出レートを減少させる制御手段としては、レジスト液を供給するポンプ(図示せず)の供給圧力を制御する手段や供給ラインに流量制御弁(図示せず)を介装して、この流量制御弁の開閉度を調整する手段等を採用することができる。
【0063】
本発明は上述した実施の形態には限定されない。
例えば、上述した実施の形態では、レジスト液を塗布する装置に本発明を適用したが、他の塗布液を塗布する装置にも本発明を当然適用することができ、またガラス基板ばかりでなく他の被処理体にも当然本発明を適用できる。
【0068】
本発明によれば、加熱により、通常の塗布液よりも粘度が低くなった塗布液を、塗布液供給ノズルのみで供給することができ、被処理体の外周部における塗布液の盛り上がりが小さくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一の実施の形態に係るレジスト塗布装置が利用される塗布・現像処理システムを示す斜視図である。
【図2】 図1で用いた本発明の一の実施の形態に係るレジスト塗布装置の概略構成を示す一部断面図である。
【図3】 図2に示したレジスト塗布装置の平面図である。
【図4】 上記した実施の形態においてガラス基板の外周部にシンナを塗布する工程を説明するための図である。
【図5】 上記した実施の形態においてガラス基板にレジスト液を塗布する工程を説明するための図である。
【図6】 上記した実施の形態においてレジスト液がガラス基板に塗布されていく過程を模式的に示す図である。
【図7】 上記した実施の形態においてガラス基板にレジスト液を塗布した状態を示す図である。
【図8】 本発明の他の実施の形態に係るレジスト塗布装置を示す平面図である。
【図9】 図8の実施の形態の作用を説明するための図である。
【図10】 本発明のさらに他の実施の形態に係るレジスト塗布装置の要部を示す図である。
【図11】 本発明のさらに他の実施の形態に係るレジスト塗布装置の要部を示す図である。
【図12】 従来のレジスト塗布装置の塗布方法を説明するための図である。
【図13】 従来の塗布方法の問題点を説明するための図である。
【符号の説明】
23 レジスト塗布装置
23a フレーム
23b 基板吸着テーブル
45 レジスト液供給ノズル
45a 加熱手段
45b 塗布量制御機構
46 シンナ供給ノズル
G ガラス基板G

Claims (2)

  1. 被処理体を保持する保持部材と、
    前記保持部材に対して相対的に移動しながら、被処理体上に塗布液を供給する塗布液供給ノズルと、
    前記塗布液供給ノズルが被処理体の外周部近傍上を移動する際に、吐出される塗布液を加熱する加熱手段と
    を具備することを特徴とする塗布装置。
  2. 保持部材上に保持された被処理体上に塗付液を塗布する塗布方法において、
    塗布液供給ノズルを前記保持部材に対して相対的に移動させながら、前記被処理体上に塗付液を塗布する一方、前記塗布液供給ノズルが被処理体の外周部近傍に相対する位置上を通過する際に、吐出される塗付液を加熱することを特徴とする塗付方法。
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