JP4249645B2 - 携帯端末装置およびそのメモリアクセス方法 - Google Patents

携帯端末装置およびそのメモリアクセス方法 Download PDF

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本発明は、携帯電話機等の携帯端末装置およびそのメモリアクセス方法に係り、特に、スクリーンセーバや待ち受けアプリなどの、待ち受け中に何度も再生されるファイルの展開方法に関するものである。
近年、携帯電話機などの携帯端末装置において、ユーザからの操作が無い状態がしばらく続くと、待ち受け画面などの表示画面上に長時間表示されるアイコンなどの表示物がLCDなどを用いた表示部に焼き付いてしまうことを防止するために、スクリーンセーバや独立した処理ルーチンを持つ特殊なプログラム言語で記述された待ち受けアプリケーションプログラムなどを搭載するものが登場してきている(たとえば特許文献1参照)。特に、スクリーンセーバは待ち受け状態でのみ起動するわけではなく、焼き付きを防止するために用いられるため、操作がしばらく入らない状態が続くと起動される。
スクリーンセーバは連続再生が基本であるが、携帯電話機等の場合、電流消費を抑えるため、再生から一定時間経過後、再生を終了するようにした機種もある。
スクリーンセーバは、図3に示すように、静止画像を連続再生させることで、アニメーションを展開させている。以降、その静止画像の1つをコマと呼び、そのコマと次のコマとの再生間隔をコマ間隔と呼ぶことにする。
スクリーンセーバは、それぞれPNG,GIF,MPEGなどの形式でエンコード(圧縮)されており、再生するためにはデコード(展開)しなくてはならない。
スクリーンセーバを再生するには、コマを逐次デコードして再生する方法や、すべてのコマを確保済みの静的メモリに展開してから再生を行う方法などが採用される。
たとえば、PNG形式のスクリーンセーバについては、上限を6コマ、再生間隔は2秒、最初に確保済みの静的メモリに展開してから再生を行う。
PNGファイルの場合、コマ間隔の規定はなく、静止ファイルを任意の時間で再生することでスクリーンセーバを表現している。
GIF形式のスクリーンセーバについては、コマ数の上限はなく、再生間隔はコマのヘッダに格納された再生間隔に従い、逐次デコードして再生を行う。コマ数についても制限はなく、コマ数の情報として全コマ数を把握するためには、一通り再生する必要がある。
MPEG形式のスクリーンセーバについては、コマ数の上限はなく、再生間隔はコマのヘッダに格納された再生間隔に従い、逐次デコードして再生を行う。動き補償(予測)技術により、前後のコマとの差分を算出し、差がある部分のデータのみを保有している。基準コマと他方向への予測値、他方向からの予測値により他コマを構成する。
特開2002−305475号公報
ところで、スクリーンセーバを逐次デコードにより連続再生すると、制御系に大きな負荷がかかることから、たとえば携帯電話機の場合、約半日程度で電池を消耗してしまう。
また、スクリーンセーバ再生前にすべてのコマをメモリに展開するとデコードは一度で済むが、コマ数分のメモリ容量が必要となってしまう。また、事前にコマ数などの情報がわからないGIFやMPEGデータについては、逐次デコードにしている。
逐次デコードの場合においても、コマ間隔が短いとデコードに遅延が生じる。
換言すると、携帯電話機等の携帯端末装置において、スクリーンセーバや待ち受けアプリなどの、待ち受け中に何度も再生されるファイルの展開用にメモリ(RAM)の容量を大きく確保しておけば、スクリーンセーバなどの動画再生はスムーズである上、デコード回数も一度で済むため電池使用量も少なくて済む。
しかしながら、待ち受け中にRAMの空き容量が少ない場合には、その他の処理に用いられるべきRAMの容量が少なくなってしまう。
たとえば、待ち受けスクリーンセーバ用に多くのメモリ容量を割いていると、着信が発生したりして、着信報知用のアニメーションなどがデコードされる際に、空き容量が少ないためにデコードに時間がかかったり、遅延してしまうおそれがある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ファイルの展開する際の消費電流を抑えることができ、デコードによる遅延発生を抑えることができ、メモリの使用量も最小限に抑えることができる携帯端末装置およびそのメモリアクセス方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点は、再生されるファイルを、再生前に展開用メモリに展開する機能を有する携帯端末装置であって、駆動用電池と、上記展開用メモリの空き領域が上記ファイルよりも大きいときには、当該ファイルを上記展開用メモリに全部展開し、上記展開用メモリの空き領域が上記ファイルよりも小さいときには、当該ファイルを所定の展開方式に従って上記展開用メモリに展開する制御部とを有し、上記展開用メモリは、上記電池の残量に応じて、上記空き領域のとしての使用領域の配分が変更される
好適には、上記所定の展開方式とは、部分的に展開または再生指示があるごとに展開するかのいずれかの選択的処理を行う方式である。
好適には、上記ファイルは、複数の静止画を時間が経過するごとに連続して切り替わることによりコマ送りアニメーションとして再生されるものであり、上記制御部は、上記部分的な展開処理において、複数のコマの中から少なくとも一つのコマを削除して上記展開用メモリに展開する。
好適には、上記ファイルは、複数の静止画を時間が経過するごとに連続して切り替わることによりコマ送りアニメーションとして再生されるものであり、上記制御部は、上記部分的な展開処理において、奇数コマまたは偶数コマごとに上記展開用メモリに展開し、残るコマごとに逐次デコードする。
好適には、上記ファイルは、複数の静止画を時間が経過するごとに連続して切り替わることによりコマ送りアニメーションとして再生されるものであり、上記制御部は、上記部分的な展開処理において、コマ間隔があらかじめ設定した基準間隔より狭いコマは優先的に上記展開用メモリに展開し、コマ間隔が上記基準間隔より長いコマは逐次デコードする。
好適には、上記制御部は、コマに関する情報がわからないファイルについては、一旦デコードして再生した上でコマに関する情報を把握するとともに上記展開用メモリの使用量に関する情報についても把握し、把握した情報に基づいて処理に関する判断を行う。
好適には、上記コマに関する情報には、コマ間隔およびコマ枚数のうちの少なくとも一方を含む。
本発明の第2の観点は、再生されるファイルを、再生前に展開用メモリに展開する携帯端末装置のメモリアクセス方法であって、上記携帯端末装置の駆動用電池の残量に応じて、上記展開用メモリの空き領域としての使用領域の配分を設定し、上記展開用メモリの空き領域と上記ファイルの容量とを比較し、上記展開用メモリの空き領域が上記ファイルよりも大きいときには、当該ファイルを上記展開用メモリに全部展開し、上記展開用メモリの空き領域が上記ファイルよりも小さいときには、当該ファイルを所定の展開方式に従って上記展開用メモリに展開する。
本発明によれば、ファイルの展開する際の消費電流を抑えることができ、デコードによる遅延発生を抑えることができ、メモリの使用量も最小限に抑えることができる利点がある。
以下、本発明の実施形態を添付図面に関連付けて説明する。
図1は、本発明に係る携帯端末装置としての携帯電話機10の一実施形態を示すブロック構成図である。
本実施形態に係る携帯電話機10は、図1に示すように、無線通信部11、展開用メモリ121および保存用メモリ122を含むメモリ12、表示部13、操作部14、スピーカ15aおよびバイブレータ15bとを含む鳴動部15、判定部16、制御部17、および駆動用電池18を有している。
無線通信部11は、電波を利用した無線通信を行うために、制御部17で処理された画像データ、音声情報、電子メール等の各種情報を変調して送受信アンテナ11aを通して基地局を含む通信網に送信する。
また、無線通信部11は、通信網、基地局を介して送信されてくる画像データ、音声情報、電子メール等を送受信アンテナを通して受信し、受信した各種情報を復調して制御部17に出力する。
無線通信部11は、外部、たとえば動画サイトからのダウンロードによりスクリーンセーバとなる動画を入手(受信)することが可能であり、受信したスクリーンセーバとなる動画情報を制御部17に出力する。
展開用メモリ121は、制御部17のワークエリアとしてRAMなどの揮発性メモリを備え、制御部17の制御の下、たとえばスクリーンセーバのファイルを読み出した後の動画の展開に用いられる。
保存用メモリ122は、EEPROM等の不揮発性メモリを含み、制御部17の制御の下、たとえば再生するスクリーンセーバのファイルを保存する。
展開用メモリ121は、スクリーンセーバの再生時には、制御部17に対して容量可変の画像展開領域をワークエリア上に提供する。
また、展開用メモリ121は、ワークエリア上に制御部17の制御の下、判定部16より得られたコマ情報を保持する。
また、展開用メモリ121は、ワークエリア上に制御部17の制御の下、一度再生したスクリーンセーバのコマ情報を、再生が終了した後も保持する。
表示部13は、液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)や有機EL(ElectroLuminescent)等の表示デバイスを有し、制御部17の制御の下、通話機能のために入力した電話番号や各種メッセージ、テキストデータ等を表示する。
また、表示部13は、制御部17により得たスクリーンセーバの再生画像を表示する。表示部13は、再生画像を表示する表示サイズは、制御部17の命令に従う。
操作部14は、終了(終話)/電源キー、開始(発呼)キー、数字等に対応した複数のテンキー等を有し、これらのキーが操作されることにより、ユーザからの入力情報を制御部17に供給する。
また、操作部14では、ユーザがスクリーンセーバを選択するためのキー入力を行う。また、操作部14では、再生方法をカスタマイズできる場合には、その方法も入力可能である。
鳴動部15は、スピーカ15aやバイブレータ15bを使用して、スクリーンセーバや待ち受けアプリのファイルの内容に鳴動命令が組み込まれている場合に、制御部17からの命令を受けて鳴動させる。
また、制御部17は、図示しないが、音声処理部を有し、通話のために音声出力を行うスピーカと、音声入力を行うマイクロフォンとが接続されている。
音声処理部は、無線通信モードにおいて、マイクロフォンにより収音した音声に対して所定の処理を行って制御部17に出力する。
音声処理部は、制御部17により供給された音声情報に対して所定の処理を行ってスピーカから放音させる。
判定部16は、制御部17により供給されるスクリーンセーバに関する情報に基づいてスクリーンセーバのコマの移行タイミングを判定し、その結果を制御部17に供給する。
また、判定部16は、制御部17を通して供給される展開用メモリ121に保持されているスクリーンセーバデータにエラーがないか否かを確認し、その結果を制御部17に供給する。
なお、判定部16は、制御部17内に構成されても良い。
制御部17は、マイクロコンピュータを主体として構成され、携帯電話機10の全体の制御を行う。
たとえば、制御部17は、無線通信部11における各種情報の無線による送受信の制御、鳴動部15による鳴動制御、音声処理部に対する音声情報の処理、表示部13への情報の表示、カーソルの表示形式の変更制御、および点灯制御、操作部14の入力情報に応じた処理、展開用メモリ121および保存用メモリ122に対するアクセス制御等を行う。
制御部17は、無線通信モードにおいて、無線通信部11を通して所望の通信方式に従って、無線通信が可能であり、さらに制御部17は、表示部13に電源起動直後の標準画面(いわゆる待ち受け画面)を表示させる。無線通信モードにおいては、操作部14の操作により発呼動作等を行うことが可能である。
制御部17は、スクリーンセーバや待ち受けアプリなどの、待ち受け中あるいはしばらく操作部14による操作がないときに何度も再生されるファイルを、再生前に展開用メモリ121のワークエリアに展開する機能を有する。
制御部17は、展開用メモリ121のワークエリアの空き領域とファイルの容量とを比較し、展開用メモリ121のワークエリアの空き領域がファイルよりも大きいときには、このファイルをメモリ121のワークエリアに全部展開し、メモリ121のワークエリアの空き領域がファイルよりも小さいときには、ファイルを所定の展開方式に従って展開用メモリ121のワークエリアに展開する。
制御部17は、駆動用電池18の残量に応じて展開用メモリ12の使用領域の配分を変更する。
なお、制御部17がファイルを展開する所定の展開方式とは、部分的に展開する方式と、指示があるごとに展開する方式とであり、いずれかの選択を行う。
制御部17が展開するファイルは、複数の静止画を時間が経過するごとに連続して切り替わることによりコマ送りアニメーションとして再生されるものであり、制御部17は、部分的な展開処理において、複数のコマの中から少なくとも一つのコマを削除して展開用メモリ121のワークエリアに展開する。
また、制御部17は、展開するファイルが、複数の静止画を時間が経過するごとに連続して切り替わることによりコマ送りアニメーションとして再生されるものである場合、部分的な展開処理において、奇数コマまたは偶数コマごとに展開用メモリ121のワークエリアに展開し、残るコマごとに逐次デコードする機能を有する。
これにより、オリジナルに近いアニメーションを、他のプログラムの処理に影響を最大限与えないような軽い処理にて実現できるようになる。
また、制御部17は、展開するファイルが、複数の静止画を時間が経過するごとに連続して切り替わることによりコマ送りアニメーションとして再生されるものである場合、部分的な展開処理において、コマ間隔があらかじめ設定した基準間隔より狭いコマは優先的に展開用メモリ121のワークエリアに展開し、コマ間隔が基準間隔より長いコマは順番通り逐次デコードする機能を有する。
これにより、他のプログラムの処理に影響を最大限与えないような軽い処理にもかかわらず、再生遅延のないスムースなアニメーションを実現できるようになる。
また、制御部17は、コマに関する情報がわからないファイルについては、一旦デコードして再生した上でコマに関する情報を把握するとともに、展開用メモリ121のワークエリアの使用量に関する情報についても把握し、把握した情報に基づいて処理に関する判断を行う。
ここで、コマに関する情報には、コマ間隔および/またはコマ枚数を含む。
さらに、制御部17は、展開用メモリ121の展開用ワークエリアとして使用する際に、省電力などのためのメモリ節減モードの場合には、展開用メモリ121のワークエリアの容量を小さく確保し、メモリ節減モードでない場合には、展開用メモリ121のワークエリアの容量を大きく確保する機能を有する。
次に、上記構成による動作を、制御部17のスクリーンセーバ再生時の制御を中心に、図2のフローチャートに関連付けて説明する。
制御部17は、スクリーンセーバ再生要求に従って、保存用メモリ122からスクリーンセーバのファイルを読み出し、ファイル拡張子から再生形式を取得する(ST1,ST2)。
そして、ファイル内ヘッダを読むなどして、再生するスクリーンセーバのコマ数が既知であるか否かの判定を行う(ST3)。
さらに、ステップST3において、コマ数やコマ間隔に関する情報の記述されない再生形式のとき、つまり、コマ数が既知であると判定した場合には、コマ間隔が既知であるか否かの判定を行う(ST4)。ステップST4において、コマ間隔が既知であると判定した場合には、ステップST5の処理に移行する。
一方、ステップST3において、コマ数が既知でないと判定した場合、または、ステップST4において、コマ間隔が既知でないと判定した場合には、スクリーンセーバをすべて再生し(ST6)、コマ数、コマ間隔、およびコマデコード時間を取得し(ST7)、取得したデータを展開用メモリ121に保存するとともに、ステップST5の処理に移行する。
ステップST5においては、駆動用電池18の残量がしきい値以下であり、メモリ節減モードにすべきか否かの判定を行う。そして、メモリ節減モードでないなら展開用メモリ121の容量を大きく確保して(ST8)、一方、メモリ節減モードの場合には、展開用メモリ121の容量を小さく確保して(ST9)、ステップST10の処理に移行する。
ステップST10においては、展開用メモリ121のサイズ(空き領域)がデータサイズより大きいか否かの判定を行う。
ステップS10において、データサイズの方が大きいと判定した場合には、逐次デコードを選択すべきか否かの判定を行う。
ステップST11において、再生形式を確認し、逐次デコードを選択しないと判定した場合には、保存用メモリ122に記憶されているコマ数、コマ間隔、およびコマデコード時間より展開用メモリ121に展開する優先度を決定する(ST12)。
決定に従って、優先度の高いコマを展開用メモリ121に展開する(ST13)。
そして、制御部17は、展開用メモリ121に展開したデータと逐次デコードを併用して再生する(ST14)。制御部17は、メモリ量を変更しながら再生終了するまでステップST12からの処理を繰り返す(ST15,ST16)。
また、ステップST11において、逐次デコードを選択すると判定した場合には、逐次デコード再生を終了するまで行う(ST17,ST18)。
また、ステップST10において、メモリ12のサイズ(空き領域)がデータサイズより大きいと判定した場合には、コマをすべて展開用メモリ121に展開して再生し、これを再生終了まで行う(ST19,ST20)。
なお、制御部17は、待ち受けであっても、無線通信部により基地局と無線よる接続を行っており、電波の状況によっては他の基地局を探したり接続変更したりするために、その通信プロトコル上で必要なデータを展開用メモリ121のワークエリア上にデータフレームを生成してから基地局との間で常に無線通信を行っている。
さらに、制御部17は、図示しないGPS衛星からの信号を受信したり、地磁気センサなどの方位測定デバイスからの信号から携帯端末装置の向きを求めるために、展開用メモリ121のワークエリア上にて必要なときには端末の状態に限らず計算したりする。
ところで、展開用メモリ121のワークエリアが使用される状況としては、上に述べたようなことが考えられるため、たとえば、制御部17により現在の携帯端末装置の状態が、方位算出を行う状態であると判断しているときには、ワークエリアの残量が少ないと仮定することもでき、これをもってステップST10を判断することも可能である。
以上説明したように、本実施形態によれば、スクリーンセーバや待ち受けアプリなどの、待ち受け中に何度も再生されるファイルを、再生前に展開用メモリ12に展開する機能を有し、展開用メモリ121の空き領域とファイルの容量とを比較し、展開用メモリ121の空き領域がファイルよりも大きいときには、このファイルを展開用メモリ121に全部展開し、展開用メモリ121の空き領域がファイルよりも小さいときには、ファイルを所定の展開方式に従って展開用メモリ121に展開し、また、駆動用電池18の残量に応じて展開用メモリ121のワークエリア使用領域の配分(メモリサイズ)を変更する制御部17を設けたので、以下の効果を得ることができる。
たとえばスクリーンセーバのコマ間隔、コマ数、デコード時間などの情報を得ることで、逐次デコードによる再生か、メモリ展開による再生かを自動選択することができる。
展開用メモリの容量に余裕がある場合には、デコードが一度で終了することから、消費電流を抑えることができる。
また、メモリ展開と逐次デコードを混在させる場合、メモリ使用量の削減により再生可能なコマ数を増やすことができ、また、デコードにより遅延発生を抑えることが可能となる。
また、コマ処理に時間がかかる部分だけメモリ展開することにより、スピードを落とさずに、かつ、メモリ使用も最小限で抑えることが可能となる。
また、駆動用電池18の残量が少なくなった際には、消費電力を低下できるメモリ節減モードで動作させることができるので、より長時間、携帯端末装置は着信を待ち受けることができる。
また、保存用メモリ122のデータフォルダから、ユーザの操作により直接ファイルの再生が指示された場合にも、再生前に展開用メモリ121に展開する処理を本実施の形態同様に行ってもよい。
本発明に係る携帯端末装置としての携帯電話機の一実施形態を示すブロック構成図である。 図1の携帯電話機の動作を説明するためのフローチャートである。 スクリーンセーバについて説明するための図である。
符号の説明
10…携帯電話機、11…無線通信部、12…メモリ、121…展開用メモリ、122…保存用メモリ、13…表示部、14…操作部、15…鳴動部、16…判定部、17…制御部。

Claims (8)

  1. 再生されるファイルを、再生前に展開用メモリに展開する機能を有する携帯端末装置であって、
    駆動用電池と、
    上記展開用メモリの空き領域が上記ファイルよりも大きいときには、当該ファイルを上記展開用メモリに全部展開し、上記展開用メモリの空き領域が上記ファイルよりも小さいときには、当該ファイルを所定の展開方式に従って上記展開用メモリに展開する制御部とを有し、
    上記展開用メモリは、上記電池の残量に応じて、上記空き領域としての使用領域の配分が変更される
    とを特徴とする携帯端末装置。
  2. 上記所定の展開方式とは、部分的に展開または再生指示があるごとに展開するかのいずれかの選択的処理を行う方式である
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。
  3. 上記ファイルは、複数の静止画を時間が経過するごとに連続して切り替わることによりコマ送りアニメーションとして再生されるものであり、
    上記制御部は、上記部分的な展開処理において、複数のコマの中から少なくとも一つのコマを削除して上記展開用メモリに展開する
    ことを特徴とする請求項2に記載の携帯端末装置。
  4. 上記ファイルは、複数の静止画を時間が経過するごとに連続して切り替わることによりコマ送りアニメーションとして再生されるものであり、
    上記制御部は、上記部分的な展開処理において、奇数コマまたは偶数コマごとに上記展開用メモリに展開し、残るコマごとに逐次デコードする
    ことを特徴とする請求項2記載の携帯端末装置。
  5. 上記ファイルは、複数の静止画を時間が経過するごとに連続して切り替わることによりコマ送りアニメーションとして再生されるものであり、
    上記制御部は、上記部分的な展開処理において、コマ間隔があらかじめ設定した基準間隔より狭いコマは優先的に上記展開用メモリに展開し、コマ間隔が上記基準間隔より長いコマは逐次デコードする
    ことを特徴とする請求項2に記載の携帯端末装置。
  6. 上記制御部は、コマに関する情報がわからないファイルについては、一旦デコードして再生した上でコマに関する情報を把握するとともに上記展開用メモリの使用量に関する情報についても把握し、把握した情報に基づいて処理に関する判断を行う
    ことを特徴とする請求項3乃至5のいずれか一に記載の携帯端末装置。
  7. 上記コマに関する情報には、コマ間隔およびコマ枚数のうちの少なくとも一方を含む
    ことを特徴とする請求項6に記載の携帯端末装置。
  8. 再生されるファイルを、再生前に展開用メモリに展開する携帯端末装置のメモリアクセス方法であって、
    上記携帯端末装置の駆動用電池の残量に応じて、上記展開用メモリの空き領域としての使用領域の配分を設定し、
    上記展開用メモリ空き領域上記ファイルの容量とを比較し、
    上記展開用メモリ空き領域が上記ファイルよりも大きいときには、当該ファイルを上記展開用メモリに全部展開し、
    上記展開用メモリ空き領域が上記ファイルよりも小さいときには、当該ファイルを所定の展開方式に従って上記展開用メモリに展開する
    ことを特徴とする携帯端末装置のメモリアクセス方法。
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