JP2014182697A - 画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 3次元画像の描画に使用する内蔵メモリのサイズを小さくする。
【解決手段】 画像表示装置は、図形の頂点データを受け、2次元表示面を分割した第1領域毎に、第1領域に描画する図形の第2データを頂点データから段階的に生成するデータ生成部と、第2データを用いて、図形の画像データを第1領域毎に生成する画像生成部と、第2データを頂点データから段階的に生成する際の途中の段階で生成される第1データと第2データとを混在して保持可能なワークメモリと、ワークメモリに記憶するデータをワークメモリの空き容量に基づいて管理する制御部とを有している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像表示装置に関する。
3次元画像等を描画する画像表示装置は、例えば、図形の頂点データに基づいて、2次元表示面における図形の描画データを生成する。そして、画像表示装置は、生成した描画データに基づいて、2次元表示面に表示する画像の画素のデータ(以下、画像データとも称する)を生成する。例えば、画像表示装置は、図形の頂点データから生成した画像データを記憶するフレームメモリを有している(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−259671号公報
フレームメモリは、例えば、表示面の画素数分の画像データを記憶する。この場合、表示面の画素数の増加に伴い、フレームメモリのサイズが増加する。このため、フルハイビジョン等の高解像度の画像を扱う画像表示装置では、フレームメモリを画像表示装置に内蔵することは困難である。例えば、メモリサイズの大きなフレームメモリ等を画像表示装置に内蔵した場合、回路面積が大幅に増加するため、画像処理装置のコストが増加する。
1つの側面では、本件開示の画像表示装置は、3次元画像の描画に使用する内蔵メモリのサイズを小さくすることを目的とする。
一観点によれば、画像表示装置は、図形の頂点データを受け、2次元表示面を分割した第1領域毎に、第1領域に描画する図形の第2データを頂点データから段階的に生成するデータ生成部と、第2データを用いて、図形の画像データを第1領域毎に生成する画像生成部と、第2データを頂点データから段階的に生成する際の途中の段階で生成される第1データと第2データとを混在して保持可能なワークメモリと、ワークメモリに記憶するデータをワークメモリの空き容量に基づいて管理する制御部とを有している。
本件開示の画像表示装置は、3次元画像の描画に使用する内蔵メモリのサイズを小さくできる。
画像表示装置の一実施形態を示す図である。 頂点データから画像データを生成する際の処理の一例を示す図である。 頂点データおよび描画データの一例を示す図である。 図1に示したワークメモリの共有の一例を示す図である。 画像表示装置の別の実施形態を示す図である。 図5に示したシーンデータ解析部により生成されるシーンデータの一例を示す図である。 図5に示した画像表示装置の動作の一例を示す図である。 図7に示したワークメモリの管理の処理の一例を示す図である。
以下、実施形態を図面を用いて説明する。
図1は、画像表示装置の一実施形態を示している。図1の破線の矢印は、データ等の流れを示している。この実施形態の画像表示装置10は、例えば、3次元画像等を2次元表示面DISに表示するための画像データPDATAを生成する。以下、2次元表示面DISを表示面DISとも称する。また、画像データPDATAを画素のデータPDATAとも称する。例えば、画像表示装置10は、表示面DISに表示する画像の画素のデータPDATA(画像データPDATA)を、表示面DISを分割した分割領域DAR(DAR0−DAR19)毎に生成する。
図1の例では、分割領域DARは、表示面DISを20個に分割した領域である。図1では、表示面DIS内の左上から右下に向かう順で、0から19までの数字が分割領域DARの符号の末尾に付されている。例えば、分割領域DAR0は、表示面DIS内の左上の分割領域DARを示している。また、例えば、分割領域DAR19は、表示面DIS内の右下の分割領域DARを示している。なお、分割領域DARは、表示面DISを20個以外の数に分割した領域でもよい。
また、図1の表示面DIS内の三角形T0、T1、T2は、画像表示装置10により表示される図形の一例を示している。この場合、画像表示装置10は、図形の頂点データVDATAとして、三角形T0−T2の頂点V0−V4に関する頂点データVDATAを受ける。図形の頂点データVDATAは、例えば、画像表示装置10の外部のメモリに記憶されている。3次元画像処理では、三角形を基本的な描画図形とすることが多いため、以下、三角形を対象として説明する。なお、図形は、三角形以外でもよい。
画像表示装置10は、例えば、データ生成部20、制御部30、ワークメモリ40、描画部50、描画バッファ60および出力部70を有している。例えば、データ生成部20は、図形の頂点データVDATAを受ける。そして、データ生成部20は、2次元表示面DISを分割した分割領域DAR毎に、分割領域DARに描画する図形の第2データGDATAを頂点データVDATAから段階的に生成する。第2データGDATAは、例えば、図形内部の画素の色等を内挿で求める際に使用されるパラメータである。以下、第2データGDATAを描画データGDATAとも称する。
データ生成部20で生成された描画データGDATAは、制御部30に転送される。また、データ生成部20は、第1データTDATAを制御部30に出力する。第1データTDATAは、第2データGDATA(描画データGDATA)を頂点データVDATAから段階的に生成する際の途中の段階で生成されるデータである。例えば、第1データは、頂点データVDATAを座標変換したデータである。以下、第1データTDATAを、変換済み頂点データTDATAあるいは頂点データTDATAとも称する。なお、データ生成部20は、制御部30からの指示に応じて、第1データTDATAを制御部30に出力してもよい。
制御部30は、例えば、データ生成部20から受けた描画データGDATAを、描画部50に出力する。また、制御部30は、データ生成部20から受けた描画データGDATAを、ワークメモリ40に記憶するか否かを判定する。例えば、データ生成部20による処理が実行されていない分割領域DARに描画される図形に関する描画データGDATAは、保持対象の描画データGDATAである。
したがって、例えば、制御部30は、データ生成部20から受けた描画データGDATAが保持対象の描画データGDATAか否かを判定する。そして、制御部30は、保持対象の描画データGDATAをワークメモリ40に記憶するか否かをワークメモリ40の空き容量に応じて判定する。例えば、ワークメモリ40の空き容量が描画データGDATAのデータ量以上の場合、制御部30は、保持対象の描画データGDATAをワークメモリ40に記憶する。
さらに、制御部30は、保持対象の描画データGDATAをワークメモリ40に記憶しないとき、保持対象の描画データGDATAに対応する変換済み頂点データTDATAをワークメモリ40に記憶するか否かをワークメモリ40の空き容量に応じて判定する。例えば、ワークメモリ40の空き容量が変換済み頂点データTDATAのデータ量以上の場合、制御部30は、保持対象の描画データGDATAに対応する変換済み頂点データTDATAをワークメモリ40に記憶する。すなわち、制御部30は、保持対象の描画データGDATAのデータ量がワークメモリ40の空き容量より大きく、かつ、保持対象の描画データGDATAに対応する変換済み頂点データTDATAのデータ量がワークメモリ40の空き容量以下のとき、保持対象の描画データGDATAに対応する変換済み頂点データTDATAをワークメモリ40に記憶する。
なお、制御部30は、ワークメモリ40に保持されている描画データGDATAの少なくとも1つを削除して保持対象の描画データGDATAに対応する変換済み頂点データTDATAをワークメモリ40に記憶してもよい。
このように、ワークメモリ40には、変換済み頂点データTDATAや描画データGDATAが記憶される。すなわち、ワークメモリ40は、変換済み頂点データTDATAと描画データGDATAとを混在して保持可能なメモリである。したがって、制御部30は、例えば、描画部50で使用される転送対象の描画データGDATAがワークメモリ40に保持されているとき、転送対象の描画データGDATAをワークメモリ40から描画部50に転送する。この場合、画像表示装置10は、描画データGDATAを再生成するための計算処理を省くことができる。
また、制御部30は、転送対象の描画データGDATAがワークメモリ40に保持されていないとき、転送対象の描画データGDATAに対応する変換済み頂点データTDATAがワークメモリ40に保持されているか否かを判定する。そして、制御部30は、転送対象の描画データGDATAに対応する変換済み頂点データTDATAがワークメモリ40に保持されているとき、転送対象の描画データGDATAをワークメモリ40に保持されている変換済み頂点データTDATAから生成するようにデータ生成部20の動作を制御する。
例えば、制御部30は、転送対象の描画データGDATAに対応する変換済み頂点データTDATAを、ワークメモリ40からデータ生成部20に転送する。そして、制御部30は、転送対象の描画データGDATAを変換済み頂点データTDATAから生成するようにデータ生成部20の動作を制御する。この場合、画像表示装置10は、描画データGDATAを再生成するための計算処理の一部を省くことができる。
なお、制御部30は、転送対象の描画データGDATAに対応する変換済み頂点データTDATAおよび転送対象の描画データGDATAのいずれもワークメモリ40に保持されていないとき、転送対象の描画データGDATAを頂点データVDATAから生成するようにデータ生成部20の動作を制御する。
このように、制御部30は、ワークメモリ40に記憶するデータをワークメモリ40の空き容量に基づいて管理する。また、制御部30は、ワークメモリ40に保持されている変換済み頂点データTDATAおよび描画データGDATAに応じて、データ生成部20の動作を制御する。
描画部50は、描画データGDATAを用いて、図形の画像データPDATAを分割領域DAR毎に生成する画像生成部の一例である。例えば、描画部50は、制御部30から描画データGDATAを受ける。そして、描画部50は、描画データGDATAに基づいて画像データPDATAを生成する。描画部50で生成された画像データPDATAは、例えば、描画バッファ60に転送される。
描画バッファ60は、描画部50で生成された画像データPDATAを記憶する。すなわち、描画バッファ60は、例えば、表示面DISを分割した分割領域DARの1つの分割領域DAR分の画像データPDATAを記憶する。したがって、この実施形態では、描画バッファ60のメモリサイズを、表示面DISの全体の画素のデータ(画像データ)を記憶するフレームメモリに比べて、小さくできる。
出力部70は、描画バッファ60から画像データPDATAを読み出す。そして、出力部70は、描画バッファ60から読み出した画像データPDATAを画像表示装置10の外部に出力する。これにより、表示面DISに画像が表示される。また、出力部70は、例えば、描画対象の分割領域DARに図形を描画するための描画指示を描画部50等に発行してもよい。
なお、画像表示装置10の構成は、この例に限定されない。例えば、描画部50は、データ生成部20やワークメモリ40から描画データGDATAを受けてもよい。この場合、制御部30は、例えば、データ生成部20と描画部50との間のデータ転送、ワークメモリ40と描画部50との間のデータ転送等を制御する。
また、ワークメモリ40は、描画データGDATAを頂点データVDATAから段階的に生成する際の途中の段階で生成される第1データのうち、変換済み頂点データTDATA以外のデータを描画データGDATAと混在して保持してもよい。同様に、ワークメモリ40は、描画データGDATA以外のデータを第1データと混在して保持してもよい。
また、描画バッファ60は、省かれてもよい。この場合、例えば、画像表示装置10が搭載されるシステムは、フレームメモリ等を画像表示装置10の外部に実装してもよい。例えば、出力部70は、画像表示装置10の外部のフレームメモリ等に、描画部50で生成された画像データPDATAを分割領域DAR毎に出力してもよい。
図2は、頂点データVDATAから画像データPDATAを生成する際の処理の一例を示している。なお、図2に示した処理の流れは、生成対象の画像データPDATAに対応する変換済み頂点データTDATAおよび描画データGDATAのいずれもワークメモリ40に保持されていないときの画像表示装置10の動作に対応している。図2の動作は、ハードウエアのみで実現されてもよく、ハードウエアをソフトウエアにより制御することにより実現されてもよい。
ステップS100では、画像表示装置10は、アプリケーションの制御に応じて、描画図形を読み出す。例えば、データ生成部20は、描画する三角形の頂点データVDATAを、画像表示装置10の外部のメモリから読み出す。図形が三角形の場合、三角形の頂点に対応する3つの頂点データVDATAが読み出される。例えば、頂点データVDATAの頂点座標は、図形固有の座標系(オブジェクト座標)で表現されている。
ステップS110では、データ生成部20は、ステップS100で読み出した頂点データVDATAに対して、座標変換処理を実行する。例えば、データ生成部20は、図形固有の座標系(オブジェクト座標)で表現されている頂点座標を、表示面DIS上の表示位置(デバイス座標)に変換する。座標変換処理により、頂点データVDATAは、頂点データTDATAに変換される。これにより、変換済み頂点データTDATAが生成される。なお、座標変換処理では、データ生成部20は、例えば、頂点座標の変換の他に、ライティング処理(照光処理)を実行する。ライティング処理では、頂点の材質属性、光源の情報等に基づいて、頂点の描画色(表示面DISに表示する色)が計算される。
ステップS120では、データ生成部20は、ステップS110で生成した変換済み頂点データTDATAを用いて、三角形セットアップ処理を実行する。これにより、三角形の描画データGDATAが生成される。描画データGDATAは、例えば、三角形の内部の画素の情報(描画色、属性値等)を内挿する際に使用されるパラメータである。
例えば、三角形は、3つの座標変換済み頂点データTDATAで表現される三角形の内部の画素の情報(描画色、属性値等)に基づいて描画される。画素の描画色、属性値等は、3つの座標変換済み頂点データTDATAから内挿して決定される。内挿の計算に使用するパラメータ(描画データGDATA)は、三角形内部の全ての画素で共通である。このため、描画データGDATAが算出された三角形では、三角形内部の画素の内挿計算に算出済みの描画データGDATAを使用できる。
したがって、例えば、1つの三角形が複数の分割領域DARに描画される場合、画像表示装置10は、描画データGDATAをワークメモリ40に記憶することにより、描画データGDATAを再利用できる。例えば、画像表示装置10は、描画データGDATAの再利用の効率を向上させることにより、三角形全体を描画するまでの計算コストを低減できる。以下、ステップS120と同様の処理を、図形の形を区別せずに、図形セットアップ処理とも称する。
ステップS130では、画像表示装置10は、ステップS120で算出した描画データGDATAを用いて、描画処理を実行する。これにより、画像データPDATAが分割領域DAR毎に生成される。そして、分割領域DARに図形が描画される。なお、各分割領域DARの描画では、画像表示装置10は、分割領域DARに重なる全ての図形に対して描画を実行し、分割領域DARの描画を完成させる。また、複数の分割領域DARに重なる図形では、分割領域DAR毎に、分割領域DARに重なる部分(図形の一部)を描画する。全ての分割領域DARの描画が完成したとき、表示面DIS全体の描画が完成する。
図1の例では、画像表示装置10は、分割領域DAR0−DAR19の順に、分割領域DARを描画する。例えば、三角形T0は、分割領域DAR1、DAR2、DAR5、DAR6、DAR7、DAR10、DAR11、DAR16に重なるため、8個の分割領域DARで描画される。画像表示装置10は、例えば、分割領域DAR1の描画で生成した三角形T0の描画データGDATAをワークメモリ40に記憶する。分割領域DAR1以外の7個の分割領域DAR(DAR2等)では、例えば、三角形T0の描画データGDATAがワークメモリ40に保持されている場合、画像表示装置10は、ステップS100−S120を実行せずに、三角形T0を描画できる。
これに対し、例えば、ワークメモリ40が省かれた画像表示装置では、8個の分割領域DARに重なる三角形T0を描画する場合、8個の分割領域DARの全てで、ステップS100−S130を実行する。この場合、計算コストは、ワークメモリ40に保持されている描画データGDATAを利用できる画像表示装置10に比べて、増加する。すなわち、この実施形態では、ワークメモリ40が省かれた画像表示装置に比べて、計算コストを低減できる。
図3は、頂点データVDATA、TDATAおよび描画データGDATAの一例を示している。頂点データVDATAは、例えば、座標(X、Y、Z、W)、色(R、G、B、A)、法線(X、Y、Z)、テクスチャ座標(S、T)の13要素を頂点V毎に有している。各要素が4バイト(Byte)の場合、頂点データVDATAのデータ量は、52バイト(4バイト×13)である。頂点データVDATAは、例えば、画像表示装置10の外部のRAMやROM等にオブジェクトデータとして予め用意されている。このため、ワークメモリ40は、頂点データVDATAの保持に使用されない。したがって、頂点データVDATAのワークメモリ40の使用量は、0バイトである。
変換済み頂点データTDATAは、ライティング処理を含む座標変換処理を頂点データVDATAに対して実行した結果を頂点V毎に有している。例えば、変換済み頂点データTDATAは、座標(X、Y、Z、W)、色(R、G、B、A)、テクスチャ座標(S、T)の10要素を頂点V毎に有している。各要素が4バイトの場合、変換済み頂点データTDATAのデータ量は、40バイト(4バイト×10)である。変換済み頂点データTDATAは、画像データPDATAの生成処理の中間データ(途中のデータ)であるため、1頂点Vあたり40バイトのワークメモリ40を使用する。
描画データGDATAは、変換済み頂点データTDATAを用いた三角形セットアップ処理を実行した結果を三角形T毎に有している。例えば、描画データGDATAは、3つの頂点座標(X、Y)、ZWパラメータ、色パラメータおよびテクスチャパラメータを三角形T毎に有している。ZWパラメータ、色パラメータおよびテクスチャパラメータは、座標(Z、W)の各内挿パラメータ、色(R、G、B、A)の各内挿パラメータおよびテクスチャ座標(S、T)の各内挿パラメータを示している。各内挿パラメータは、開始点(原点)での値(初期値)、X方向の増分、Y方向の増分の3要素を有している。
すなわち、描画データGDATAは、座標(X、Y)、ZWパラメータ、色パラメータおよびテクスチャパラメータの30要素を三角形T毎に有している。各要素が4バイトの場合、描画データGDATAのデータ量は、120バイト(4バイト×30)である。描画データGDATAは、画像データPDATAの生成処理の中間データ(途中のデータ)であるため、1つの三角形Tあたり120バイトのワークメモリ40を使用する。
連続する三角形Tにより表現されるオブジェクトでは、隣接する三角形Tは、頂点Vを共有する。図1の例では、連続する三角形Tの最初の三角形T0は、3つの頂点V0、V1、V2で表現される。そして、三角形T0に隣接する三角形T1は、1つの頂点V3を追加することにより表現される。さらに、三角形T1に隣接する三角形T2は、1つの頂点V4を追加することにより表現される。
このように、連続する三角形Tでは、1つの三角形Tを1つの頂点Vの追加で表現できる。このため、他の三角形Tに隣接する三角形Tを変換済み頂点データTDATAで表現した場合のデータ量は、描画データGDATAのデータ量の1/3である。なお、他の三角形Tに隣接していない三角形Tを変換済み頂点データTDATAで表現するときには、3つの頂点Vの変換済み頂点データTDATAが使用される。このため、他の三角形Tに隣接していない三角形Tでは、変換済み頂点データTDATAで表現した場合のデータ量は、描画データGDATAのデータ量と同じである。
図4は、図1に示したワークメモリ40の共有の一例を示している。
ケース1では、ワークメモリ40は、変換済み頂点データTDATAおよび描画データGDATAのうち、描画データGDATAのみを保持している。例えば、画像表示装置10は、分割領域DAR内の保持対象の図形が少なく、分割領域DAR内の保持対象の図形に関する描画データGDATAのデータ量の合計がワークメモリ40の容量以下の場合、分割領域DAR内の全ての保持対象の図形を描画データGDATAとしてワークメモリ40に記憶する。
ケース2では、ワークメモリ40は、変換済み頂点データTDATAおよび描画データGDATAを混在して保持している。このように、ケース2では、変換済み頂点データTDATAおよび描画データGDATAでワークメモリ40を共有する。例えば、ケース2は、分割領域DAR内の複数の図形の一部の図形を変換済み頂点データTDATAにすることにより、分割領域DAR内の全ての保持対象の図形をワークメモリ40に記憶できる場合のワークメモリ40内のデータを示している。すなわち、ケース2は、分割領域DAR内の保持対象の図形がケース1の場合に比べて多くなり、分割領域DAR内の一部の保持対象の図形を描画データGDATAとしてワークメモリ40に記憶することができない場合のワークメモリ40内のデータを示している。
ケース3では、ワークメモリ40は、変換済み頂点データTDATAおよび描画データGDATAのうち、変換済み頂点データTDATAのみを保持している。例えば、ケース3は、分割領域DAR内の保持対象の図形がケース2の場合に比べて多くなり、分割領域DAR内の全ての保持対象の図形を変換済み頂点データTDATAとしてワークメモリ40に記憶する場合のワークメモリ40内のデータを示している。なお、分割領域DAR内の保持対象の図形に関する変換済み頂点データTDATAのデータ量の合計がワークメモリ40の容量より大きい場合、ワークメモリ40に記憶されない頂点に関する処理は、図2に示したステップS100(頂点データVDATAの読み出し)から実行される。
このように、ワークメモリ40に保持可能な図形の数は、ケース1、ケース2、ケース3の順で増加する。したがって、この実施形態では、描画データGDATAのみを保持するワークメモリに比べて、一定のサイズのワークメモリ40に多くの図形を記憶できる。なお、画像データPDATAを生成するための演算量(計算コスト)は、ケース1、ケース2、ケース3の順で増加する。
例えば、描画データGDATAのみをワークメモリ40に記憶する画像表示装置では、図形の数が増加したとき、ワークメモリ40に記憶されない図形が増加する。この場合、ワークメモリ40に記憶されない図形に対して、図2に示したステップS100(頂点データVDATAの読み出し)からステップS130までの処理が実行される。このため、画像データPDATAを生成するための演算量(計算コスト)が増加する。また、頂点データVDATAの読み出し回数が増加するため、頂点データVDATAを記憶している外付けメモリ(画像表示装置10の外部に実装されたメモリ)へのアクセスが増加する。
換言すれば、この実施形態では、変換済み頂点データTDATAおよび描画データGDATAでワークメモリ40を共有できるため、ワークメモリ40に記憶されない図形の数を低減できる。これにより、この実施形態では、頂点データVDATAを記憶している外付けメモリへのアクセスを低減できる。さらに、この実施形態では、ワークメモリ40に記憶されない図形の数を低減できるため、画像データPDATAを生成するための演算量(計算コスト)の増加を抑制できる。
なお、例えば、1シーン分の描画データGDATAをワークメモリ40に記憶する画像表示装置では、計算コストは減少するが、ワークメモリ40のサイズが大きくなる。また、例えば、変換済み頂点データTDATAのみをワークメモリ40に記憶する画像表示装置では、図形の数が少なく、ワークメモリ40の容量に余裕がある場合でも、描画データGDATAは、ワークメモリ40に保持されない。
これに対し、この実施形態では、図形の数が少なく、ワークメモリ40の容量に余裕がある場合、画像表示装置10は、描画データGDATAをワークメモリ40に記憶できる。この結果、この実施形態では、変換済み頂点データTDATAのみをワークメモリ40に記憶する画像表示装置に比べて、画像データPDATAを生成するための演算量(計算コスト)を低減できる。このように、この実施形態では、ワークメモリ40を有効に利用できる。
以上、図1から図4に示した実施形態では、画像表示装置10は、データ生成部20、制御部30、ワークメモリ40、描画部50、描画バッファ60および出力部70を有している。制御部30は、例えば、変換済み頂点データTDATAおよび描画データGDATAで共有されるワークメモリ40を管理する。例えば、制御部30は、保持対象の図形の数の増加に伴い、描画データGDATAおよび変換済み頂点データTDATAで共有されるワークメモリ40内の描画データGDATAの割合を減少させる。
これにより、この実施形態では、ワークメモリ40のサイズを増加させることなく、ワークメモリ40に記憶されない図形の数を低減できる。例えば、この実施形態では、変換済み頂点データTDATAは描画データGDATAの3分の1のデータ量であるため、描画データGDATAのみをワークメモリ40に記憶する画像表示装置に比べて、最大で約3倍の図形をワークメモリ40に保持できる。換言すれば、この実施形態では、描画データGDATAのみを保持するメモリと同じ数の図形を保持する場合、描画データGDATAのみを保持するメモリに比べて、ワークメモリ40のサイズを小さくできる。
このように、この実施形態では、3次元画像の描画に使用するワークメモリ40(内蔵メモリ)のサイズを小さくできる。また、この実施形態では、ワークメモリ40に記憶されない図形の数を低減できるため、頂点データVDATAを記憶している外付けメモリ(画像表示装置10の外部に実装されたメモリ)へのアクセスを低減できる。
また、この実施形態では、変換済み頂点データTDATAおよび描画データGDATAをワークメモリ40に混在して保持できるため、計算コストの増加を抑制しつつ、表示面DISを分割した分割領域DAR毎に画像データPDATAを生成できる。このため、描画バッファ60は、例えば、表示面DISを分割した分割領域DARの1つの分割領域DAR分の画像データPDATAを記憶する。したがって、この実施形態では、描画バッファ60のメモリサイズを、表示面DISの全体の画素のデータ(画像データ)を記憶するフレームメモリに比べて、小さくできる。すなわち、この実施形態では、3次元画像の描画に使用する内蔵メモリのサイズを小さくできる。
また、この実施形態では、画像表示装置10内に描画バッファ60が配置されるため、フレームメモリ等を別チップとして実装することによるコストを削減できる。したがって、この実施形態では、フレームメモリ等を画像表示装置の外部に実装した場合に比べて、画像表示装置10が搭載されるシステムのコストを低減できる。
なお、描画バッファ60が省かれ、描画用のメモリが画像表示装置10の外部に実装される場合でも、変換済み頂点データTDATAおよび描画データGDATAをワークメモリ40に混在して保持できるため、計算コストの増加を抑制できる。また、描画バッファ60が省かれ、描画用のメモリが画像表示装置10の外部に実装される場合でも、1シーン分の描画データGDATAをワークメモリ40に記憶する画像表示装置に比べて、ワークメモリ40のサイズを小さくできる。
図5は、画像表示装置の別の実施形態を示している。図5の破線の矢印は、データ等の流れを示している。この実施形態の画像表示装置10Aは、図1に示した画像表示装置10と同様に、3次元画像等を2次元表示面DISに表示するための画像データPDATAを生成する。例えば、画像表示装置10Aは、表示面DISに表示する画像の画素のデータPDATA(画像データPDATA)を、表示面DISを分割した分割領域DAR毎に生成する。図1から図4で説明した要素と同様の要素については、同様の符号を付し、これ等については、詳細な説明を省略する。例えば、頂点データVDATA、TDATAおよび描画データGDATAは、図1から図4に示した実施形態の頂点データVDATA、TDATAおよび描画データGDATAと同様である。
画像表示装置10Aは、例えば、メモリ100(RAM、ROM等の外付けメモリ)に記憶されている図形の頂点データVDATAを読み出し、画像データPDATAを分割領域DAR毎に生成する。例えば、画像表示装置10Aは、データ生成部20A、制御部30、ワークメモリ40、描画部50、描画バッファ60、出力部70、シーンデータ解析部80およびシーンデータバッファ90を有している。
データ生成部20Aは、図形入力部22、座標変換部24およびセットアップ部26を有している。データ生成部20A全体の動作は、図1に示したデータ生成部20と同様である。例えば、図形入力部22、座標変換部24およびセットアップ部26は、図2に示したステップS100、S110、S120と同様の処理をそれぞれ実行する。
図形入力部22は、アプリケーションの制御に応じて、図形の頂点データVDATAをメモリ100から読み出す。また、図形入力部22は、制御部30からのデータ入力指示IINFに応じて、図形の頂点データVDATAをメモリ100から読み出す。図形入力部22により読み出された頂点データVDATAは、座標変換部24に転送される。
座標変換部24は、図形入力部22から受けた頂点データVDATAに対して、座標変換処理を実行する。これにより、頂点データVDATAは、頂点データTDATAに変換される。座標変換部24で生成された変換済み頂点データTDATAは、シーンデータ解析部80に転送される。シーンデータ解析部80は、座標変換部24から転送される1フレーム分の図形の変換済み頂点データTDATAに基づいてシーンデータを生成し、生成したシーンデータをシーンデータバッファ90に記憶する。この段階では、変換済み頂点データTDATAは、シーンデータの生成に使用された後、破棄される。なお、分割領域DARの描画処理では、座標変換部24で生成された変換済み頂点データTDATAは、制御部30に転送される。
セットアップ部26は、制御部30から変換済み頂点データTDATAを受ける。そして、セットアップ部26は、制御部30から受けた変換済み頂点データTDATAを用いて、図形セットアップ処理を実行する。これにより、描画データGDATAが生成される。例えば、セットアップ部26は、生成した描画データGDATAを制御部30に出力する。
制御部30は、例えば、図8に示すように、ワークメモリ40内のデータを管理する。また、制御部30は、データ生成部20Aの動作の制御および描画部50に対する入力制御を実行する。例えば、制御部30は、描画対象の分割領域DARに図形を描画するための描画指示DINFを、出力部70から描画部50を介して受ける。また、制御部30は、描画指示DINFに応答して、シーンデータ解析部80で生成されたシーンデータをシーンデータバッファ90から読み出す。そして、制御部30は、描画指示DINFが示す分割領域DARに描画する図形をシーンデータに基づいて決定し、描画部50に対する描画データGDATAの入力制御等を実行する。
例えば、制御部30は、描画する図形の描画データGDATAがワークメモリ40に保持されている場合、ワークメモリ40に保持されている描画データGDATAを読み出し、読み出した描画データGDATAを描画部50に出力する。
また、例えば、描画する図形の描画データGDATAの代わりに変換済み頂点データTDATAがワークメモリ40に保持されている場合、制御部30は、ワークメモリ40に保持されている変換済み頂点データTDATAを読み出す。そして、制御部30は、ワークメモリ40から読み出した描画データGDATAをセットアップ部26に出力し、描画データGDATAの生成をセットアップ部26に指示する。これにより、描画する図形の描画データGDATAがセットアップ部26で生成される。そして、制御部30は、セットアップ部26で生成された描画データGDATAを描画部50に出力する。
また、描画する図形の描画データGDATAおよび変換済み頂点データTDATAのいずれもワークメモリ40に保持されていない場合、制御部30は、図形入力部22に入力指示IINFを通知し、頂点データVDATAの読み出しを図形入力部22に指示する。これにより、図形入力部22は、描画する図形で使用される頂点データVDATAをメモリ100から読み出す。そして、座標変換部24およびセットアップ部26は、座標変換処理および図形セットアップ処理をそれぞれ実行する。これにより、描画する図形の描画データGDATAが生成される。そして、制御部30は、セットアップ部26で生成された描画データGDATAを描画部50に出力する。
ワークメモリ40、描画部50、描画バッファ60および出力部70は、図1に示したワークメモリ40、描画部50、描画バッファ60および出力部70と同様である。例えば、出力部70は、描画対象の分割領域DARに図形を描画するための描画指示DINFを描画部50等に発行する。
シーデータ解析部80は、例えば、各分割領域DARにかかる図形をツリー上に示したシーンデータを、座標変換部24から転送される1フレーム分の図形の変換済み頂点データTDATAに基づいて、フレーム毎に生成する。そして、シーデータ解析部80は、生成したシーンデータをシーンバッファ90に記憶する。
なお、画像表示装置10Aの構成は、この例に限定されない。例えば、制御部30は、描画部50を介さずに、描画指示DINFを出力部70から受けてもよい。また、例えば、描画部50は、セットアップ部26やワークメモリ40から描画データGDATAを受けてもよい。この場合、制御部30は、例えば、セットアップ部26と描画部50との間のデータ転送、ワークメモリ40と描画部50との間のデータ転送等を制御する。
また、描画バッファ60は、省かれてもよい。この場合、例えば、画像表示装置10が搭載されるシステムは、フレームメモリ等を画像表示装置10の外部に実装してもよい。例えば、出力部70は、画像表示装置10Aの外部のフレームメモリ等に、描画部50で生成された画像データPDATAを分割領域DAR毎に出力してもよい。
図6は、図5に示したシーンデータ解析部80により生成されるシーンデータの一例を示している。なお、図6は、図1に示した表示面DISに図形T0、T1、T2が描画されるときのシーンデータの一例を示している。シーンデータのデータ構造は、例えば、ツリー構造である。図6の破線の矢印は、ノード間の参照関係を示している。
頂点のノード(シーンデータ)は、20個の分割領域DARにそれぞれ対応する領域インデックスID(ID0、ID1、ID2、・・・、ID13、・・・)を有している。頂点のノードの子ノードである描画領域ノードは、自ノードに対応する分割領域DARに描画される図形を示す図形インデックスITを有している。例えば、分割領域DAR0には、図形は描画されない。このため、描画領域インデックスID0が示す描画領域ノード(ID0)は、図形インデックスITを有していない。また、例えば、分割領域DAR2には、図形T0、T1、T2が描画される。このため、描画領域インデックスID2が示す描画領域ノード(ID2)は、図形T0、T1、T2にそれぞれ対応する図形インデックスIT0、IT1、IT2を有している。
描画領域ノードの子ノードである図形ノードは、自ノードに対応する図形の頂点を示す変換済み頂点インデックスIVと、自ノードに対応する図形の描画範囲を示す描画範囲情報と、自ノードに対応する図形の描画データGDATAのポインタとを有している。図形ノードでは、描画範囲情報は、例えば、図形が描画される最後の分割領域DARを示す情報である。なお、描画範囲情報は、図形が描画される最後の分割領域DARを示す情報に限定されない。例えば、描画範囲情報は、バウンディングボックスと呼ばれる図形の外接矩形を示す情報でもよい。
例えば、制御部30は、描画範囲情報を参照することにより、図形がどの範囲で描画されるかを判定できる。すなわち、制御部30は、描画範囲情報を参照することにより、特定の分割領域DAR以降に、図形ノードに対応する図形の描画が実行されるか判定できる。描画データGDATAのポインタは、例えば、描画データGDATAが記憶されているワークメモリ40内の位置を示すポインタである。すなわち、描画データGDATAそのものは、シーンデータに含まれない。
例えば、図形T0は、頂点V0、V1、V2を有している。このため、図形インデックスIT0が示す図形ノード(IT0)は、頂点V0、V1、T2にそれぞれ対応する変換済みインデックスIV0、IV1、IV2を有している。また、図形ノード(IT0)は、図形T0が最後に描画される分割領域DAR16を示す情報を、描画範囲情報として有している。
さらに、図形ノード(IT0)は、図形T0の描画データGDATAがワークメモリ40に記憶されている場合、図形T0の描画データGDATAが記憶されているワークメモリ40内の位置を示すポインタを有している。なお、図形T0の描画データGDATAがワークメモリ40に記憶されていない場合、図形ノード(IT0)は、例えば、図形T0の描画データGDATAがワークメモリ40に記憶されていないことを示す情報を有してもよい。
図形ノードの子ノードである変換済み頂点ノードは、自ノードに対応する頂点を示す入力頂点インデックスIIVと、自ノードに対応する頂点の描画範囲を示す描画範囲情報と、自ノードに対応する頂点の変換済み頂点データTDATAのポインタとを有している。変換済み頂点ノードでは、描画範囲情報は、例えば、自ノードに対応する頂点を使用する図形が描画される最後の分割領域DARを示す情報である。なお、描画範囲情報は、図形が描画される最後の分割領域DARを示す情報に限定されない。例えば、描画範囲情報は、描画範囲情報は、バウンディングボックスと呼ばれる図形の外接矩形(例えば、自ノードに対応する頂点を使用する全ての図形の外接矩形)を示す情報でもよい。
例えば、制御部30は、描画範囲情報を参照することにより、特定の分割領域DAR以降に、変換済み頂点ノードに対応する頂点を使用する図形の描画が実行されるか判定できる。変換済み頂点データTDATAのポインタは、例えば、変換済み頂点データTDATAが記憶されているワークメモリ40内の位置を示すポインタである。すなわち、変換済み頂点データTDATAそのものは、シーンデータに含まれない。
例えば、頂点V0の変換済み頂点データTDATAは、頂点V0の頂点データVDATAから変換されたデータである。このため、変換済み頂点インデックスIV0が示す変換済み頂点ノード(IV0)は、頂点V0の頂点データVDATAに対応する入力頂点インデックスIIV0を有している。また、変換済み頂点ノード(IV0)は、頂点V0を使用する図形T0、T1が最後に描画される分割領域DAR18を示す情報を、描画範囲情報として有している。
さらに、変換済み頂点ノード(IV0)は、頂点V0の変換済み頂点データTDATAがワークメモリ40に記憶されている場合、頂点V0の変換済み頂点データTDATAが記憶されているワークメモリ40内の位置を示すポインタを有している。なお、頂点V0の変換済み頂点データTDATAがワークメモリ40に記憶されていない場合、変換済み頂点ノード(IV0)は、例えば、頂点V0の変換済み頂点データTDATAがワークメモリ40に記憶されていないことを示す情報を有してもよい。
変換済み頂点ノードの子ノードである入力頂点ノードは、自ノードに対応する頂点の頂点データVDATAのポインタを有している。頂点データVDATAのポインタは、例えば、頂点データVDATAが記憶されているメモリ100内の位置を示すポインタである。例えば、頂点ノード(IIV0)は、頂点V0の頂点データVDATAが記憶されているメモリ100内の位置を示すポインタを有している。すなわち、頂点データVDATAそのものは、シーンデータに含まれない。
図7は、図5に示した画像表示装置10Aの動作の一例を示している。なお、図7は、シーンデータの生成が終了した後の画像表示装置10Aの動作の一例を示している。例えば、シーデータ解析部80は、ステップS200が実行される前に、シーンデータを生成する。そして、シーンデータの生成が終了した後、画像表示装置10Aは、図7に示した処理を分割領域DAR毎に実行する。なお、図7の動作は、ハードウエアのみで実現されてもよく、ハードウエアをソフトウエアにより制御することにより実現されてもよい。
ステップS200では、制御部30は、描画指示DINFが示す分割領域DARに描画する図形をシーンデータに基づいて決定する。ステップS210では、制御部30は、ステップS200で決定した図形の描画データGDATAがワークメモリ40に保持されているか否かを判定する。描画データGDATAがワークメモリ40に保持されているとき(ステップS210のYes)、画像表示装置10Aの動作は、ステップS280に移る。
すなわち、描画データGDATAがワークメモリ40に保持されている場合、ステップS260の代わりにステップS280が実行され、ステップS220−S270が実行されない。このため、この実施形態では、描画データGDATAがワークメモリ40に保持されている場合、計算コストを低減できる。一方、描画データGDATAがワークメモリ40に保持されていないとき(ステップS210のNo)、画像表示装置10Aの動作は、ステップS220に移る。
ステップS220では、制御部30は、ステップS200で決定した図形の変換済み頂点データTDATAがワークメモリ40に保持されているか否かを判定する。変換済み頂点データTDATAがワークメモリ40に保持されているとき(ステップS220のYes)、画像表示装置10Aの動作は、ステップS252に移る。
すなわち、変換済み頂点データTDATAがワークメモリ40に保持されているとき、ステップS250の代わりにステップS252が実行され、ステップS230−S250は実行されない。このため、この実施形態では、変換済み頂点データTDATAがワークメモリ40に保持されている場合、計算コストを低減できる。一方、変換済み頂点データTDATAがワークメモリ40に保持されていないとき(ステップS220のNo)、画像表示装置10Aの動作は、ステップS230に移る。
ステップS230では、図形入力部22は、ステップS200で決定した図形で使用される頂点データVDATAをメモリ100から読み出す。例えば、制御部30は、図形入力部22に入力指示IINFを通知し、頂点データVDATAの読み出しを図形入力部22に指示する。
ステップS240では、座標変換部24は、ステップS230で読み出された頂点データVDATAに対して、座標変換処理を実行する。これにより、変換済み頂点データTDATAが生成される。例えば、座標変換部24は、変換済み頂点データTDATAを、制御部30を介してセットアップ部26に出力する。
ステップS250では、セットアップ部26は、ステップS240で生成された変換済み頂点データTDATAを用いて、図形セットアップ処理を実行する。例えば、セットアップ部26は、ステップS240で生成された変換済み頂点データTDATAを、制御部30を介して座標変換部24から受ける。そして、セットアップ部26は、変換済み頂点データTDATAを用いて、図形セットアップ処理を実行する。これにより、描画データGDATAが生成される。例えば、セットアップ部26は、生成した描画データGDATAを制御部30に出力する。なお、画像表示装置10Aは、ステップS250を実行した後、ステップS260を実行する。
ステップS252では、セットアップ部26は、ワークメモリ40に保持されている変換済み頂点データTDATAを用いて、図形セットアップ処理を実行する。例えば、セットアップ部26は、ワークメモリ40に保持されている変換済み頂点データTDATAを、制御部30を介してワークメモリ40から受ける。そして、セットアップ部26は、変換済み頂点データTDATAを用いて、図形セットアップ処理を実行する。これにより、描画データGDATAが生成される。例えば、セットアップ部26は、生成した描画データGDATAを制御部30に出力する。
ステップS260では、描画部50は、制御部30から転送された描画データGDATAを用いて、描画処理を実行する。これにより、ステップS200で決定した図形の画像データPDATAが生成される。すなわち、ステップS200で決定した図形が分割領域DARに描画される。
ステップS270では、制御部30は、ワークメモリ40の管理を実行する。例えば、制御部30は、図8に示すように、ステップS250あるいはステップS252で生成された描画データGDATAをワークメモリ40に記憶するか否かの判定等を実行する。なお、画像表示装置10Aは、ステップS270を実行した後、ステップS290を実行する。
ステップS280では、描画部50は、ワークメモリ40から制御部30を介して転送された描画データGDATAを用いて、描画処理を実行する。これにより、ステップS200で決定した図形の画像データPDATAが生成される。すなわち、ステップS200で決定した図形が分割領域DARに描画される。
ステップS290では、制御部30は、未処理の図形が存在するか否かを判定する。例えば、制御部30は、描画指示DINFが示す分割領域DARに描画する全ての図形に対して、描画処理が実行されたか否かを判定する。未処理の図形が存在するとき(ステップS290のYes)、画像表示装置10Aの動作は、ステップS200に戻る。一方、未処理の図形が存在しないとき(ステップS290のNo)、画像表示装置10Aの動作は、ステップS300に移る。すなわち、描画指示DINFが示す分割領域DARの描画が完成したとき、画像表示装置10Aの動作は、ステップS300に移る。このように、画像データPDATAは、分割領域DAR毎に生成される。
ステップS300では、制御部30は、ワークメモリ40内の不要なデータを削除する。不要なデータは、例えば、描画指示DINFが示す分割領域DARより後に処理される分割領域DARに描画されない図形の描画データGDATAや変換済み頂点データTDATAである。例えば、制御部30は、シーンデータに含まれる描画範囲情報を参照して、不要なデータがワークメモリ40に保持されているか否かを判定する。そして、制御部30は、不要なデータがワークメモリ40に保持されている場合、不要なデータをワークメモリ40から削除する。これにより、この実施形態では、ワークメモリ40を有効に利用できる。
ここで、描画範囲情報は、変換済み頂点データTDATAおよび描画データGDATAにも含まれてもよい。この場合、制御部30は、シーンデータを参照することなく、ワークメモリ40に保持されている不要なデータを簡易に検出できる。
なお、画像表示装置10Aの動作は、この例に限定されない。例えば、ステップS260の描画処理は、ステップS270のワークメモリの管理の途中で実行されてもよい。
図8は、図7に示したワークメモリの管理の処理(ステップS270の処理)の一例を示している。すなわち、図8は、制御部30により実行されるワークメモリ40の管理の一部の処理を示している。例えば、制御部30により実行されるワークメモリ40の管理には、図7に示したステップS300の処理(ワークメモリ40内の不要なデータを削除する処理)も含まれる。なお、図8の動作は、ハードウエアのみで実現されてもよく、ハードウエアをソフトウエアにより制御することにより実現されてもよい。
ステップS271では、制御部30は、図8のステップS250あるいはステップS252で生成された描画データGDATAを、後の分割領域DARの処理で使用するか否かを判定する。例えば、制御部30は、ステップS200で決定した図形が描画指示DINFにより指示された分割領域DARより後に処理される分割領域DARに描画されるか否かを、シーンデータを参照して判定する。描画指示DINFにより指示された分割領域DARより後に処理される分割領域DARに描画される図形の描画データGDATAは、後の分割領域DARの処理で使用される。
描画データGDATAが後の分割領域DARの処理で使用されないとき(ステップS271のNo)、図7に示したステップS270の処理(ワークメモリの管理)は、終了する。すなわち、後の分割領域DARの処理で使用されない描画データGDATAは、ワークメモリ40に記憶されない。一方、描画データGDATAが後の分割領域DARの処理で使用されるとき(ステップS271のYes)、制御部30の動作は、ステップS272に移る。
ステップS272では、制御部30は、描画データGDATAを保持可能な空き容量がワークメモリ40に有るか否かを判定する。例えば、制御部30は、ワークメモリ40の空き容量が描画データGDATAのデータ量以上か否かを判定する。描画データGDATAを保持可能な空き容量がワークメモリ40にないとき(ステップS272のNo)、制御部30の動作は、ステップS274に移る。すなわち、ワークメモリ40の空き容量が描画データGDATAのデータ量より小さいとき、制御部30の動作は、ステップS274に移る。
一方、描画データGDATAを保持可能な空き容量がワークメモリ40に有るとき(ステップS272のNo)、制御部30の動作は、ステップS273に移る。すなわち、ワークメモリ40の空き容量が描画データGDATAのデータ量以上のとき、制御部30の動作は、ステップS273に移る。
ステップS273では、制御部30は、図8のステップS250あるいはステップS252で生成された描画データGDATAを、ワークメモリ40に記憶する。また、制御部30は、例えば、シーンデータを更新する。これにより、例えば、ワークメモリ40内の描画データGDATAの位置を示すポインタがシーンデータに保持される。ステップS273の終了により、図7に示したステップS270の処理(ワークメモリの管理)は、終了する。
ステップS274では、制御部30は、変換済み頂点データTDATAを保持可能な空き容量がワークメモリ40に有るか否かを判定する。例えば、制御部30は、ワークメモリ40の空き容量が保持対象の変換済み頂点データTDATAのデータ量以上か否かを判定する。変換済み頂点データTDATAを保持可能な空き容量がワークメモリ40にないとき(ステップS274のNo)、制御部30の動作は、ステップS276に移る。すなわち、ワークメモリ40の空き容量が保持対象の変換済み頂点データTDATAのデータ量より小さいとき、制御部30の動作は、ステップS276に移る。
一方、変換済み頂点データTDATAを保持可能な空き容量がワークメモリ40に有るとき(ステップS274のNo)、制御部30の動作は、ステップS275に移る。すなわち、ワークメモリ40の空き容量が保持対象の変換済み頂点データTDATAのデータ量以上のとき、制御部30の動作は、ステップS275に移る。
ステップS275では、制御部30は、描画データGDATAを生成する際(図8のステップS250あるいはステップS252)に使用した変換済み頂点データTDATAを、ワークメモリ40に記憶する。この際、制御部30は、例えば、ワークメモリ40にすでに保持されている変換済み頂点データTDATAを除いて、変換済み頂点データTDATAをワークメモリ40に記憶する。また、制御部30は、例えば、シーンデータを更新する。これにより、例えば、ワークメモリ40内の変換済み頂点データTDATAの位置を示すポインタがシーンデータに保持される。ステップS275の終了により、図7に示したステップS270の処理(ワークメモリの管理)は、終了する。
ステップS276では、制御部30は、保持対象の変換済み頂点データTDATAとワークメモリ40内の描画データGDATAとを入れ替え可能か判定する。例えば、制御部30は、保持対象の変換済み頂点データTDATAに比べて、未処理の分割領域DARに対する描画範囲が狭い描画データGDATAがワークメモリ40に保持されているか否かを判定する。この例では、未処理の分割領域DARに対する描画範囲が狭い描画データGDATAは、描画指示DINFにより指示された分割領域DARより後に処理される分割領域DARに描画される回数の少ない描画データGDATAと判定される。
したがって、制御部30は、保持対象の変換済み頂点データTDATAに比べて、未処理の分割領域DARに対する描画範囲が狭い描画データGDATAがワークメモリ40に保持されている場合、入れ替え可能と判定する。入れ替え可能のとき(ステップS276のYes)、制御部30の動作は、ステップS277に移る。一方、入れ替え可能でないとき(ステップS276のNo)、図7に示したステップS270の処理(ワークメモリの管理)は、終了する。
ステップS277では、制御部30は、保持対象の変換済み頂点データTDATAとワークメモリ40内の描画データGDATAとを入れ替える。例えば、制御部30は、入れ替え対象の描画データGDATAとして、未処理の分割領域DARに対する描画範囲が最も狭い描画データGDATAを選択する。そして、制御部30は、入れ替え対象の描画データGDATAをワークメモリ40から削除する。その後、制御部30は、保持対象の変換済み頂点データTDATAを、ワークメモリ40に記憶する。
この際、制御部30は、例えば、ワークメモリ40にすでに保持されている変換済み頂点データTDATAを除いて、変換済み頂点データTDATAをワークメモリ40に記憶する。また、制御部30は、例えば、シーンデータを更新する。これにより、例えば、ワークメモリ40内の変換済み頂点データTDATAの位置を示すポインタがシーンデータに保持される。ステップS277の終了により、図7に示したステップS270の処理(ワークメモリの管理)は、終了する。
このように、制御部30は、データ生成部20Aによる処理が実行されていない分割領域DARで使用される保持対象の描画データGDATAをワークメモリ40に記憶するか否かをワークメモリ40の空き容量に応じて判定する。そして、制御部30は、保持対象の描画データGDATAをワークメモリ40に記憶しないとき、保持対象の描画データGDATAに対応する変換済み頂点データTDATAをワークメモリ40に記憶するか否かをワークメモリ40の空き容量に応じて判定する。これにより、この実施形態では、ワークメモリ40に保持される図形の数を増加させることができる。
なお、ワークメモリ40の管理は、この例に限定されない。例えば、ステップS276、S277は、省かれてもよい。また、例えば、複数の変換済み頂点データTDATAが保持対象であり、入れ替え可能な描画データGDATAがワークメモリ40に存在しない場合、制御部30は、ワークメモリ40の空き容量分だけ、変換済み頂点データTDATAをワークメモリ40に記憶してもよい。
以上、図5から図8に示した実施形態においても、図1から図4で説明した実施形態と同様の効果を得ることができる。例えば、この実施形態では、制御部30は、描画データGDATAを保持可能な空き容量がワークメモリ40にないとき、変換済み頂点データTDATAをワークメモリ40に記憶する。これにより、この実施形態では、ワークメモリ40に保持される図形の数を増加させることができる。この結果、この実施形態では、3次元画像の描画に使用するワークメモリ40(内蔵メモリ)のサイズを小さくできる。また、この実施形態では、ワークメモリ40に保持される図形の数を増加させることができるため、頂点データVDATAを記憶しているメモリ100へのアクセスを低減できる。
また、この実施形態においても、描画バッファ60は、例えば、表示面DISを分割した分割領域DARの1つの分割領域DAR分の画像データPDATAを記憶する。したがって、この実施形態では、描画バッファ60(3次元画像の描画に使用する内蔵メモリ)のメモリサイズを、表示面DISの全体の画素のデータ(画像データ)を記憶するフレームメモリに比べて、小さくできる。
以上の実施形態において説明した発明を整理して、付記として開示する。
(付記1)
図形の頂点データを受け、2次元表示面を分割した第1領域毎に、前記第1領域に描画する前記図形の第2データを前記頂点データから段階的に生成するデータ生成部と、
前記第2データを用いて、前記図形の画像データを前記第1領域毎に生成する画像生成部と、
前記第2データを前記頂点データから段階的に生成する際の途中の段階で生成される第1データと前記第2データとを混在して保持可能なワークメモリと、
前記ワークメモリに記憶するデータを前記ワークメモリの空き容量に基づいて管理する制御部と
を備えていることを特徴とする画像表示装置。
(付記2)
付記1記載の画像表示装置において、
前記制御部は、
前記データ生成部による処理が実行されていない前記第1領域に描画される前記図形に関する保持対象の前記第2データのデータ量が前記ワークメモリの空き容量以下のとき、前記保持対象の前記第2データを前記ワークメモリに記憶し、
前記保持対象の前記第2データのデータ量が前記ワークメモリの空き容量より大きく、かつ、前記保持対象の前記第2データに対応する前記第1データのデータ量が前記ワークメモリの空き容量以下のとき、前記保持対象の前記第2データに対応する前記第1データを前記ワークメモリに記憶すること
を特徴とする画像表示装置。
(付記3)
付記2記載の画像表示装置において、
前記制御部は、前記保持対象の前記第2データに対応する前記第1データのデータ量が前記ワークメモリの空き容量より大きいとき、前記ワークメモリに保持されている前記第2データの少なくとも1つを削除して前記保持対象の前記第2データに対応する前記第1データを前記ワークメモリに記憶するか否かを判定すること
を特徴とする画像表示装置。
(付記4)
付記1ないし付記3のいずれか1項に記載の画像表示装置において、
前記制御部は、
前記画像生成部で使用される転送対象の前記第2データが前記ワークメモリに保持されているとき、前記転送対象の前記第2データを前記ワークメモリから前記画像生成部に転送し、
前記転送対象の前記第2データに対応する前記第1データが前記ワークメモリに保持され、かつ、前記転送対象の前記第2データが前記ワークメモリに保持されていないとき、前記転送対象の前記第2データを前記ワークメモリに保持されている前記第1データから生成するように前記データ生成部の動作を制御し、
前記転送対象の前記第2データに対応する前記第1データおよび前記転送対象の前記第2データのいずれも前記ワークメモリに保持されていないとき、前記転送対象の前記第2データを前記頂点データから生成するように前記データ生成部の動作を制御すること
を特徴とする画像表示装置。
(付記5)
付記1ないし付記4のいずれか1項に記載の画像表示装置において、
前記第1データは、前記頂点データを座標変換したデータであり、
前記第2データは、前記図形の内部の画素を描画するための前記画像データを内挿で求める際に使用されるパラメータであること
を特徴とする画像表示装置。
以上の詳細な説明により、実施形態の特徴点および利点は明らかになるであろう。これは、特許請求の範囲がその精神および権利範囲を逸脱しない範囲で前述のような実施形態の特徴点および利点にまで及ぶことを意図するものである。また、当該技術分野において通常の知識を有する者であれば、あらゆる改良および変更に容易に想到できるはずである。したがって、発明性を有する実施形態の範囲を前述したものに限定する意図はなく、実施形態に開示された範囲に含まれる適当な改良物および均等物に拠ることも可能である。
10、10A‥画像表示装置;20、20A‥データ生成部;22‥図形入力部;24‥座標変換部;26‥セットアップ部;30‥制御部;40‥ワークメモリ;50‥描画部;60‥描画バッファ;70‥出力部;80‥シーンデータ解析部;90‥シーンデータバッファ;100‥メモリ

Claims (4)

  1. 図形の頂点データを受け、2次元表示面を分割した第1領域毎に、前記第1領域に描画する前記図形の第2データを前記頂点データから段階的に生成するデータ生成部と、
    前記第2データを用いて、前記図形の画像データを前記第1領域毎に生成する画像生成部と、
    前記第2データを前記頂点データから段階的に生成する際の途中の段階で生成される第1データと前記第2データとを混在して保持可能なワークメモリと、
    前記ワークメモリに記憶するデータを前記ワークメモリの空き容量に基づいて管理する制御部と
    を備えていることを特徴とする画像表示装置。
  2. 請求項1記載の画像表示装置において、
    前記制御部は、
    前記データ生成部による処理が実行されていない前記第1領域に描画される前記図形に関する保持対象の前記第2データのデータ量が前記ワークメモリの空き容量以下のとき、前記保持対象の前記第2データを前記ワークメモリに記憶し、
    前記保持対象の前記第2データのデータ量が前記ワークメモリの空き容量より大きく、かつ、前記保持対象の前記第2データに対応する前記第1データのデータ量が前記ワークメモリの空き容量以下のとき、前記保持対象の前記第2データに対応する前記第1データを前記ワークメモリに記憶すること
    を特徴とする画像表示装置。
  3. 請求項2記載の画像表示装置において、
    前記制御部は、前記保持対象の前記第2データに対応する前記第1データのデータ量が前記ワークメモリの空き容量より大きいとき、前記ワークメモリに保持されている前記第2データの少なくとも1つを削除して前記保持対象の前記第2データに対応する前記第1データを前記ワークメモリに記憶するか否かを判定すること
    を特徴とする画像表示装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の画像表示装置において、
    前記制御部は、
    前記画像生成部で使用される転送対象の前記第2データが前記ワークメモリに保持されているとき、前記転送対象の前記第2データを前記ワークメモリから前記画像生成部に転送し、
    前記転送対象の前記第2データに対応する前記第1データが前記ワークメモリに保持され、かつ、前記転送対象の前記第2データが前記ワークメモリに保持されていないとき、前記転送対象の前記第2データを前記ワークメモリに保持されている前記第1データから生成するように前記データ生成部の動作を制御し、
    前記転送対象の前記第2データに対応する前記第1データおよび前記転送対象の前記第2データのいずれも前記ワークメモリに保持されていないとき、前記転送対象の前記第2データを前記頂点データから生成するように前記データ生成部の動作を制御すること
    を特徴とする画像表示装置。
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