JP5719157B2 - グラフィック演算処理チップ - Google Patents

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本発明は,画像処理パイプラインを有し,記録領域がチップ上に設けられたグラフィック演算処理チップに関する。
従来3Dコンピュータ図形は,複雑な幾何学的な形に近似して,ポイント,線,および三角形のような簡単な幾何学的なプリミティブを使用して表現されている。既存のコンピュータグラフィックスハードウェアは,そのような簡単なプリミティブ,特に三角形のメッシュの処理を高速化するように最適化されており,様々な三角形,線,およびポイントを用いることで複雑な形に近似することができる。
このような3Dコンピュータ図形を処理する画像処理パイプラインは,複数の処理ステージを有する場合がある。それぞれが異なる処理ステージにおいては,サイズや更新頻度の異なるデータが処理されている。これらのデータを記録するために,それぞれ別のメモリを設けるのではプロセッサの大型化が避けられないことから,共通の統合されたメモリにて記憶がなされるのであるが,その場合メモリに記憶を転送するコストを最小限に抑えつつ記録を行うとメモリの断片化が発生しやすくなってしまう。
そこで,例えば特許文献1においては,この断片化を防ぐための記憶アルゴリズムが採用されている。このアルゴリズムはスウィッチングファブリック方式とよばれ,メモリ上の空きスペースを検索し,データの配列情報は仮想的にバッファ上に論理アドレスとして記録し,実際の物理アドレスには個々のデータを分割して配置する。このようなアルゴリズムを採用することによって,断片化した記憶領域であっても,データを記憶領域上に適切に配置できるため断片化による処理の低速化といった問題を抑制することはできる。
米国特許公開公報2008−0074430号
しかしながら,上述のような方式にあっては論理アドレスと物理アドレスとを関連付ける処理が複雑になりやすく,また物理アドレスの容量が大きいもの(例えば256以上のエレメントを有するもの)になった場合に空き領域を検索するアルゴリズムの負荷が過大になってしまうという問題があった。
そこで,本発明は,画像処理パイプラインを有し,記録領域がチップ上に設けられたグラフィック演算処理チップにおいて,負荷が抑制された簡易なアルゴリズムによって記憶領域の断片化を抑制することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は,画像処理パイプラインを有し,記録領域がチップ上に設けられたグラフィック演算処理チップであって,この記憶領域は,互いに隣接し,それぞれが同じタイプのデータ種別を有するように区分された複数のサブ領域に分割されている。そして,サブ領域内における各データはそれぞれ連続する順列データとして記憶されるとともに,同順列データはそれぞれが他の順列データと隣接する態様にて記憶され,
各サブ領域に記録されるデータは,同記憶領域に記録されている期間であるライフサイクル値がそれぞれ異なっており,ライフサイクル値が短い前記データを含むサブ領域は,ライフサイクル値が長いデータを含むサブ領域と隣接して設けられている。
また,このサブ領域は,隣接するサブ領域が境界部にデータが記録されていない場合に,当該隣接するサブ領域の境界部をサブ領域の記録領域として再割り当て可能に構成されている構成も可能である。
また,より一層の処理の高速化を図るために,サブ領域においては,前記データは循環バッファ形式にて記憶容量の割り当てが行われるようにすることもできる。
更に,サブ領域において,割当ビットマップにのっとってデータに対して記憶容量の割り当てを行うこともできる。
本発明によれば,負荷が抑制された簡易なアルゴリズムによって記憶領域の断片化を抑制することができる。
図1は,本発明のGPUを含むコプロセッサの概略構成を示すブロック図である。 図2は,データの統合された記録領域を示すブロック図である。 図3(a)〜(i)は,メモリにデータを記録していく手順を示す概略図である。
以下,発明を実施するための形態について説明する。本発明は,以下に説明する実施態
様に限定されるものではない。本発明は,以下に説明する実施態様から当業者に自明な範
囲で適宜修正される範囲を含む。
本発明においける3D画像は,プリミティブを用いて表現されるものである。プリミティブはジオメトリの基本単位であり,3Dグラフィックスの場合,プリミティブはポリゴン(典型的には三角形),法線ベクトル,点などを含むことが通常である。プリミティブが三角形の場合は,各三角形は3つの頂点によって画定され,各線は2つの頂点によって画定される。各頂点が有するデータとしては,様々な属性,例えば,空間座標,明度,テクスチャ座標などと関連づけられている。
本明細書において,用語「シェーダ」は,一般にシェーディングを実行するGPUのハードウェアサブユニットを参照するか又はシェーディングを実行するためのシェーダ(ハードウェア)によって使用されるメモリ例えばレジスタ記憶装置に次にロードされる,GPUにダウンロードされる命令セット又はトークンを参照するために使用され得る。用語「シェーダ」は,動作する双方を一緒に参照することもできる。用語「シェーダプログラム」は,一般にグラフィックスパイプラインに存在し実行するプログラム又はプロセスを参照し得て,画面上の最終的な画像の表面特性又は3次元画面環境におけるオブジェクトの決定/定義を支援するために使用される。「シェーダ」は,それらの特定のタスクを実行するために毎秒何十億の計算を実行可能である。
図1は,コプロセサ100内のコンポーネントのブロック図である。コプロセサ100は,単一の集積回路であってもよい。この例において,コプロセサ100は,グラフィックスパイプライン101,プロセッサインタフェース102,メモリインタフェース103,オンチップメモリ104,メモリ調停回路105を含む。
3次元グラフィックスプロセサ101はグラフィックス処理タスクを行う。プロセサインタフェース102は,CPUとコプロセサ100との間のデータおよび制御インタフェースを与える。メモリインタフェース103は,コプロセサ100とオンチップメモリ104との間のデータおよび制御インタフェースを与える。この例においては,メモリがグラフィック画像処理チップであるコプロセッサ100上に設けられた統合型のGPUとして構成されている。
より詳細には,CPUは表示リストをメインメモリに保存し,バスインタフェースを介してポインタをコマンドプロセサ106に渡す。コマンドプロセサ106(これは以下で詳細に述べる頂点キャッシュ107を含む)は,CPUからコマンドストリームを取り込み,コマンドストリームおよび/またはメモリの中の頂点アレイから頂点属性を取り込み,属性タイプを浮動小数点フォーマットに変換し,得られた完全な頂点ポリゴンデータをレンダリング/ラスタ化のためにグラフィックスパイプライン101に渡す。以下でさらに詳細に説明するように,頂点データはコマンドストリームから,および/または各属性がそれ自身の線形アレイで保存されているメモリ中の頂点アレイから直接に来ることができる。メモリ調停回路105は,グラフィックスパイプライン101,コマンドプロセサ06の間でのメモリアクセスを調停する。
グラフィックスパイプライン101は,頂点シェーダ108,ラスタライザ109,ジオメトリシェーダ110,ピクセルシェーダ111を含んで構成されている。
グラフィックスパイプライン101において,頂点シェーダ108は,頂点単位に様々な処理を行う。例えば,頂点の移動処理や,座標変換,ワールド座標変換,視野変換(カメラ座標変換),クリッピング処理,射影変換(透視変換,投影変換),ビューポート変換(スクリーン座標変換),光源計算等のジオメトリ処理が行われ,その処理結果に基づいて,オブジェクトを構成する頂点群について与えられた頂点データを変更(更新,調整)する。ジオメトリ処理後のオブジェクトデータ(オブジェクトの頂点の位置座標,テクスチャ座標,色データ(輝度データ),法線ベクトル,或いはα値等)は,オンチップメモリ104に保存される。
ラスタライザ109は,頂点シェーダ108から頂点データを受け取るか,オンチップメモリ104に保存されたデータを読み出してこれをエッジラスタ化,テクスチャ座標ラスタ化および色ラスタ化を実行するラスタライザへ3角形セットアップ情報を送信するセットアップユニットを含んでいる。
ジオメトリシェーダ110は,単一,または複数の頂点(複数)/ポイント(複数),ライン(複数)(2つの頂点セット),及び三角形(複数)(3つのラインセット)や多頂点形を含む異なるタイプのプリミティブの入力に対して処理を行い,入力されるプリミティブに基づいてパイプライン101内部に新しい幾何学的図形を生成することが可能である。ジオメトリシェーダ110の入力は,完全プリミティブ用頂点(ライン用の2つの頂点,三角形用の3つの頂点又はポイント用の単一頂点)及びエッジ隣接プリミティブ用頂点(ライン用の更なる2つの頂点,三角形用の更なる3つの頂点)データなどである。ジオメトリシェーダ110は,例えば1つのプリミティブを受信し得て,0,1又は複数のプリミティブのいずれかを出力できる。ジオメトリシェーダ110は,選択された単一のトポロジーを形成する複数頂点を出力できる。出力例の中には,三角形ストリップのようなトポロジー,ラインストリップ又はポイントリストを含む。エミットされたプリミティブの数は,任意のジオメトリシェーダ110の呼び出しの内部で変更できる。具体的な処理の一例としては,ポイントスプライト又はワイドラインテセレーション,ファー/フィン生成,シャドウボリューム生成,複数テクスチャ立方体表面に対する単一パスレンダリングなどが実行される。
ピクセルシェーダ111は光源や陰影の処理を行い,画像をピクセル単位で処理する。
続いて,図2からこのコプロセサ100上に設けられたオンチップメモリ104の構造を説明する。このオンチップメモリ104には,プロセッサ上で取り扱われる入力データ,出力データ,及び処理途中のデータの全てが統合されて記憶されるものであり,外部メモリにデータが移され,内部でデータを保持する必要が無くなるまで使用されるものである。このオンチップメモリ104では,その記憶領域が複数のサブ領域Sへと分割されており,それぞれのサブ領域Sは対応するデータ種別を有するデータのみが記憶されるようになっている。そして,各サブ領域Sの前後には,隣接するサブ領域Sとの境界を示すスタート境界部201とエンド境界部202とが存在している。また,このオンチップメモリ104の記録単位は,一つにデータが記録可能なメモリエレメント203からなっている。
サブ領域S内では,一まとまりのデータアレイは各メモリエレメント203に間隔なく配置されており,各データアレイ同士は隣接して記憶されている。各データアレイはサブ領域Sのスタート境界部201に隣接するメモリエレメント203から順次空き領域を検索し,その容量を記憶可能なエリアがあり次第そこに記録されていく。同じサブ領域S内に含まれるデータであれば,その更新頻度やデータ長等は均質のものとなるため,データアレイは隙間なく配置可能となる。例えばあるサブ領域Sにおけるデータアレイの長さが3とした場合,既に配置されているデータアレイの割当が解除されて,そこに空き領域ができた場合も,同じデータ長のデータアレイがその後配置されることから,メモリエレメントの断片化が発生しにくく,データ割当も単純なアルゴリズムで実行可能である。
ここでは,サブ領域S0はインプット頂点の記憶領域に相当する。インプット頂点とは頂点シェーダ108に入力される頂点のデータであり,頂点の属性情報などを含んで記録されている。サブ領域S1は頂点シェーダコンテクスト,すなわち頂点シェーダ108において処理されている途中の頂点のデータが記録されている。頂点シェーダ108では,その処理の間に一時的に頂点の処理途中の状態を記録することがある。この頂点シェーダコンテクストは,頂点シェーダ108での処理が終わると割当は解放される。
サブ領域S2はアウトプット頂点の記録領域に相当する。アウトプット頂点とは頂点シェーダ108から出力される頂点のデータであり,このデータが再利用されて再び別シェーダで利用されることもあるため,記憶は比較的長期にわたって行われる。このアウトプット頂点がそのままジオメトリシェーダ110の入力値として活用することもできる。
サブ領域S3はジオメトリシェーダコンテクストの記録領域に相当する。ジオメトリシェーダ110において処理されている途中のプリミティブのデータが記録されている。ジオメトリシェーダ110では,その処理の間に一時的に頂点の処理途中の状態を記録することがある。このジオメトリシェーダコンテクストは,ジオメトリシェーダ110での処理が終わると割当は解放される。
サブ領域S4は,ジオメトリシェーダ110のアウトプットが記録される領域である。この領域は,ジオメトリシェーダ110での処理が終わるとデータが記録されることから,サブ領域S3が解放されると記憶がされるようになっている。
サブ領域S5は,ラスタライザ109での処理結果が記憶される領域である。また,サブ領域S6は,フラグメントシェーダコンテクスト,すなわちピクセルシェーダ111において処理されている途中の頂点のデータが記録されている。ピクセルシェーダ111では,その処理の間に一時的に頂点の処理途中の状態を記録することがある。このピクセルシェーダコンテクストは,ピクセルシェーダ111での処理が終わると割当は解放される。
ここで,これらのサブ領域S0〜S6の並びの順番には法則性を設けており,データの更新頻度が高い,あるいは記憶される期間の短いデータが記憶されるサブ記憶領域Sは,データの更新頻度が低い,あるいは記憶される期間の長いデータが記憶されるサブ記憶領域Sの間に挟まる形で設けられている。この更新頻度の違いをライフサイクル値と称する。更新頻度の高いデータはライフサイクル値が短く,更新頻度の低いデータはライフサイクル値が高い。例えば,頂点データコンテクストやジオメトリシェーダコンテクスト,フラグメントシェーダコンテクストが記憶されるサブ記憶領域S1,S3,S5は更新頻度が高い。これらのシェーダプログラムにおいては,その演算途中において一時期的処理結果が記憶・再利用されるため,メモリエレメント203への頻繁なアクセスと書き換えが発生している。
一方で,出力頂点データなどは,頂点シェーダ108の処理結果が記憶されるものであることから,そのデータは再度別のパイプラインのステージで再利用される場合を想定して,記憶される期間は長く設定されている場合が多い。本実施例ではこのように更新頻度の高いサブ領域Sと更新頻度の低い(換言すれば,長期間にわたってサブ領域Sに記憶されている)サブ領域Sとが交互に配置されている。
このように更新頻度の異なるサブ記憶領域Sが隣接することによる利点を次に説明する。
本実施例では,各サブ記憶領域Sのメモリエレメント203が必要に応じて増減されるアルゴリズムが採用されている。すなわち,サブ領域Sにおいて,記録に必要なメモリエレメント203が不足する場合,隣接するサブ領域Sの境界部分に位置するメモリエレメント203を自らの領域として取得する処理が行われる。具体的には,この処理はサブ領域S間のスタート境界部201やエンド境界部202が移動されることによって行われる。この際,隣接するサブ領域Sの各境界部201,202付近のメモリエレメント203にデータが記録されている場合,境界部201,202を移動してサブ領域Sのメモリエレメント203を増減することができない。そのため,前述したように更新頻度の高い,すなわちメモリエレメント203が解放されて空き領域ができやすいサブ領域Sと隣接することによって,サブ領域Sのサイズ変更がより柔軟に実施されやすくなる。
この際,サブ領域Sのサイズ変更を実施するか否かを判定するアルゴリズムとしては,例えば空いたメモリエレメント数が所定の値以下になった際において,隣接するサブ領域Sのメモリエレメント203に空きがある場合に境界部201,202の変更を行うという処理の手順や,割当されるデータアレイに必要なメモリエレメント数がサブ領域S内に存在するか否かを判定し,存在しないときに必要分を隣接するサブ領域Sのスタート境界部201付近から取得するといった手順を採用することができる。
また,本実施例においては,メモリエレメント203の構造としては循環バッファ構造が採用されてもよい。循環バッファ構造の場合,サブ領域S内のメモリエレメント203の最初と最後のものが連続して構成されている。この循環バッファの構成を図3を示して説明する。
図3(a)は,このサブ領域Sの初期状態を示している。このサブ領域Sは10のメモリエレメント203から構成されており,この時サブ領域Sのスタート境界部201,及びエンド境界部202を示す境界部は一つ目のメモリエレメント203の位置に存在している。また,図示するような割当ビットマップ204を設け,実際にメモリエレメント203にデータアレイの割当,又は割当解除を行う前に,割当ビットマップ204上で記録するメモリエレメント203を決定して「0」か「1」かを記録し,この値を参照にしてメモリエレメント203への割当や割当解除を行うこともできる。このような処理を行うことによって,実際にメモリエレメント203に対して直接割当等を行う場合に比較して,単純なデータ構造で記録がなれている割当ビットマップ204の方が検索が容易であり,データが割当されたメモリエレメント203の間に割当解除がされたメモリエレメント203が存在して断片化が発生している場合などは,より効率的に処理を行うことができるようになる。
続いて図3(b)に示されるように,次いでシーケンス状のデータアレイがメモリエレメント203の0〜4の5つのエリアに記録される。このとき割当ビットマップ204は,「1,1,1,1,1,0,0,0,0,0」となっている。この時,スタート境界部201はメモリエレメント203の「0」の左側,エンド境界部202はメモリエレメント○の「4」の右側に位置している。
続いて,図3(c)に示されるように,最初に割り当てられた5つのデータアレイのうち最初の3つのデータアレイの割当が解除される。メモリエレメント203のうちアドレス「0」「1」「2」へのデータの割当が解除され,スタート境界部201は「3」の左側に移動される。このとき割当ビットマップ204は「0,0,0,1,1,0,0,0,0,0」となっている。
続いて,図3(d)に示されるように,新たに6のデータ長からならデータアレイへの記憶領域の割り当てが行われる。この割当はエンド境界部202が移動され,6つ分のメモリエリア203がこの記憶領域としてあてはめられ,「5」「6」「7」「8」「9」「0」の順番で記憶される。割当後のスタート境界部201は「3」の左側,エンド境界部202は「0」の右側に移動されている。このとき割当ビットマップ204は「1,0,0,1,1,1,1,1,1」となっている。
続いて,図3(e)に示されるように,アドレス「4」「6」「7」の割当解除がされる。この時,境界部201,202には移動は生じていない。割当ビットマップ204は「1,0,0,1,0,1,0,0,1,1」となっている。
続いて,図3(f)に示されるように,新たに2のデータ長からならデータアレイへの記憶領域の割り当てが行われる。この割当はエンド境界部202が移動され,2つ分のメモリエリア203がこの記憶領域としてあてはめられ,「1」「2」の順番で記憶される。割当後のスタート境界部201は「3」の左側,エンド境界部202も「2」の右側に移動されている。このとき割当ビットマップ204は「1,1,1,1,0,1,0,0,1,1」となっている。
続いて,図3(g)に示されるように,アドレス「3」に記憶されたデータの割当が解除される。この解除に伴い,スタート境界部201はアドレス「5」の左側に移動される。この際の割当ビットマップ204は「1,1,1,0,0,1,0,0,1,1」となっている。
続いて,図3(h)に示されるように,アドレス「5」に記憶されたデータの割当が解除される。この解除に伴い,スタート境界部201はアドレス「8」の左側に移動される。この際の割当ビットマップ204は「1,1,1,0,0,1,0,0,1,1」となっている。
最後に,図3(i)に示されるように,アドレス「8」「9」「0」「1」「2」に記憶されているデータの割当が解除される。この時は,スタート境界部201がエンド境界部202と隣接する部位まで移動され,アドレス「3」の右側に位置する。この際の割当ビットマップ204は「0,0,0,0,0,0,0,0,0,0」となっている。
このように,循環バッファが採用される場合は,空き領域が少ない場合であっても,メモリエレメント203を効率的に利用することができる。とくに,更新頻度の高いデータが記憶されるようなサブ領域Sにあってはより一層効果的である。
本発明は,3Dゲームなどに有効である。
100 コプロセッサ
101 グラフィックスパイプライン
102 プロセッサインタフェース
103 メモリインタフェース
104 オンチップメモリ
105 メモリ調停回路
106 コマンドプロセサ
107 頂点キャッシュ
108 頂点シェーダ
109 ラスタライザ
110 ジオメトリシェーダ
111 ピクセルシェーダ
201 スタート境界部
202 エンド境界部
203 メモリエレメント
204 割当ビットマップ

Claims (3)

  1. 複数の処理ステージから構成される画像処理パイプラインを有し,記録領域がチップ上に設けられたグラフィック演算処理チップであって,
    前記記憶領域は,互いに隣接し,それぞれが同じ処理ステージで扱われる同じタイプのデータ種別を記憶するように区分された複数のサブ領域に分割されており,
    前記サブ領域内における各データはそれぞれ連続する順列データとして記憶されるとともに,同順列データはそれぞれが他の前記順列データと隣接する態様にて記憶され,
    前記複数のサブ領域は,処理ステージによる処理の間に処理途中の状態のライフサイクル値の短いデータが記憶される第1サブ領域と,処理ステージによる処理結果であるライフサイクル値の長いデータが記憶される第2サブ領域とに分類されており,
    前記第1サブ領域と前記第2サブ領域は,それぞれ複数存在し,
    前記第1サブ領域と前記第2サブ領域は,交互に配置されており,
    前記複数のサブ領域は,隣接するサブ領域が境界部近隣のメモリエレメントに前記データが記録されていない場合に,当該隣接するサブ領域の前記メモリエレメントを前記サブ領域の記録領域として再割り当て可能に構成されている
    グラフィック演算処理チップ。
  2. 請求項1に記載のグラフィック演算処理チップにおいて,
    前記サブ領域においては,前記データは循環バッファ形式にて記憶領域の割り当てが行われる
    グラフィック演算処理チップ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のグラフィック演算処理チップにおいて,
    前記サブ領域におけるデータの割当,又は割当の解除に先行して割当ビットマップ上で割当エリアの決定を行い,当該割当ビットマップにのっとって記憶領域の割り当てが行われる
    グラフィック演算処理チップ。
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