JPH09222986A - 画像処理装置及び情報処理装置 - Google Patents

画像処理装置及び情報処理装置

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JPH09222986A
JPH09222986A JP8029701A JP2970196A JPH09222986A JP H09222986 A JPH09222986 A JP H09222986A JP 8029701 A JP8029701 A JP 8029701A JP 2970196 A JP2970196 A JP 2970196A JP H09222986 A JPH09222986 A JP H09222986A
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JP
Japan
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input
data
processing apparatus
image processing
upper limit
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Application number
JP8029701A
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English (en)
Inventor
Susumu Otake
晋 大竹
Naoyuki Enomoto
尚之 榎本
Masaki Satake
雅紀 佐竹
Masami Kurata
正實 倉田
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T1/00General purpose image data processing
    • G06T1/20Processor architectures; Processor configuration, e.g. pipelining

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の入力インタフェースにて、入力バッフ
ァを効率良く共有することにより、上位装置の負荷を低
減すること。 【解決手段】 本発明は、複数の上位装置C、PC1、
PC2から出力された画像データを各々入力する複数の
入力インタフェース11、12、13と、これらから入
力された画像データを蓄積する入力バッファ41と、複
数の入力インタフェース11、12、13の少なくとも
1つに対して入力バッファ41に蓄積される画像データ
の蓄積量の上限値を決定する決定手段と、決定手段によ
り決定された上限値を超えないよう入力バッファに画像
データを分散して蓄積する蓄積手段とを備えている画像
処理装置1及び情報処理装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数の入力インタフ
ェースを介して複数の上位装置からデータを受信して処
理を行う画像処理装置及び情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の入力インタフェースからの
データの入力に対して、入力バッファを共有して使用す
る幾つかの技術が開示されている。例えば特開平7−1
44442号公報によれば、大きなメモリ領域を小さな
ブロックに分割して管理することにより、電源の再投入
なしで印刷装置の入力バッファ容量を変更するという技
術が開示されている。
【0003】更に、複数インタフェースからの入力方法
が記述されているが、この方法では、一つのインタフェ
ースからのデータが入力バッファを全て占有した場合、
他のインタフェースからの入力ができず、上位装置の負
荷の増加、ビジー状態による操作不能状態につながると
いう不具合が発生する。
【0004】ビジー状態による操作不能状態等の不具合
の継続時間を短縮する手段として、入力バッファの容量
を大きくするのが一般的である。例えば特開平6−30
5204号公報によれば、入力インタフェースの選択状
況によって入力バッファの容量を変更して使用効率の向
上を図る技術が、また特開平6−44014号公報によ
れば、入力されるデータの内容を解析し、コードデータ
かビットマップデータかによって入力バッファの容量を
変更する方法が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし複数の入力イン
タフェースから共有される入力バッファに、マルチタス
クOSのタイムスライス機能を用いたデータの同時入力
が行われる場合には、データの入力中に入力バッファの
サイズの変更が必要となる。なお、ここでの「同時入
力」の定義は、0.1秒間のような微小時間内に、複数
インタフェースからのデータの入力が行われることを示
す。
【0006】同時入力時の入力バッファの共有方法につ
いては、特開平5−100803号公報に開示されてる
ような、複数の入力インタフェースを備える印刷装置の
入力バッファの共有状況を上位装置から指示可能とする
技術がある。この方法では、印刷装置に接続されている
上位装置の一つがデータを出力中に、他の上位装置がデ
ータの出力を開始する際に、上位装置間で入力バッファ
の容量のネゴシエーションが必要となる。これは、印刷
装置の機能が上位装置に依存し、印刷装置自体の汎用性
が損なわれる。
【0007】また、特開平7−210365号公報によ
れば、入力バッファが満杯状態であることを検知した場
合にバッファサイズの拡大を行うという技術が開示され
ている。しかし、複数の入力インタフェースにより入力
バッファへの同時入力がなされるような場合に各入力イ
ンタフェース毎の入力バッファサイズの拡大を行うと、
他の処理が必要とするバッファサイズが制限されるた
め、パフォーマンスが低下するという不都合が発生す
る。
【0008】さらに、特開平6−305204号公報に
は、容量が固定されている受信バッファに対しての、複
数の入力インタフェースそれぞれの割当て量を可変とす
る技術が開示されている。しかし、このような技術にお
いて、割当て量を自由に変更した場合、特定の入力イン
タフェースが受信バッファを独占してしまい、他の入力
インタフェースからデータが入力できなくなってしまう
という問題がある。
【0009】本発明は、上記問題点を鑑み、複数の入力
インタフェースにて入力バッファを効率良く共有するこ
とにより、上位装置の負荷を低減する画像処理装置及び
情報処理装置の実現にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、複
数の上位装置から出力された画像データをそれぞれ入力
する複数の入力インタフェースと、この複数の入力イン
タフェースにより入力された画像データが蓄積される複
数のブロックに分割された入力バッファと、複数の入力
インタフェースの少なくとも1つに対して、入力バッフ
ァに蓄積される画像データの蓄積量の上限値を決定する
決定手段と、決定手段により決定された上限値を超えな
いように入力バッファの各ブロックに1つのジョブの画
像データを分散して蓄積する蓄積手段とを備えている画
像処理装置である。
【0011】また、複数の上位装置から出力された画像
データをそれぞれ入力する複数の入力インタフェース
と、この複数の入力インタフェースにより入力された画
像データを蓄積する入力バッファと、入力バッファの中
における入力インタフェースに割り当てられていない領
域の容量を認識する認識手段と、認識手段により認識さ
れた容量に基づいて、画像データが入力された入力イン
タフェースに対して入力バッファの領域を割り当てる割
り当て手段と、割り当て手段により割り当てられた領域
に画像データを蓄積する蓄積手段とを備えている画像処
理装置でもある。
【0012】さらに、複数の上位装置から出力された画
像データをそれぞれ入力する複数の入力インタフェース
と、複数の入力インタフェースにより入力された画像デ
ータが蓄積される入力バッファと、画像処理装置又は上
位装置の画像データ処理能力を入力インタフェース毎に
計測する計測手段と、計測手段により計測された画像デ
ータ処理能力に基づいて、画像データが蓄積される入力
バッファの領域を入力インタフェース毎に割り当てる割
り当て手段と、割り当て手段により割り当てられた領域
に画像データを蓄積する蓄積手段とを備えることを特徴
とする画像処理装置でもある。
【0013】また、複数の上位装置から出力されたデー
タをそれぞれ入力する複数の入力インタフェースと、こ
の複数の入力インタフェースにより入力されたデータを
蓄積する複数のブロックに分割された入力バッファと、
複数の入力インタフェースの少なくとも1つに対して入
力バッファに蓄積されるデータの蓄積量の上限値を決定
する決定手段と、決定手段により決定された上限値を超
えないように入力バッファの各ブロックに1つのジョブ
のデータを分散して蓄積する蓄積手段とを備えている情
報処理装置でもある。
【0014】本発明では、決定手段により決定された上
限値を超えないように、複数の入力インタフェースから
入力されるデータを入力バッファの各ブロックに分散し
て蓄積するため、複数のインタフェースのいずれかが占
有してしまうことなく入力バッファを共有できるように
なる。
【0015】また、入力バッファの中の入力インタフェ
ースに割り当てられていない領域の容量を認識手段によ
って認識し、認識した容量に基づいて入力インタフェー
スに対する入力バッファの割り当てを割り当て手段によ
って割り当てることで、入力バッファの未使用領域を入
力インタフェースに対して有効に割り当てることができ
るようになる。
【0016】また、計測手段にて入力インタフェース毎
の画像データ処理能力を計測することにより、割り当て
手段では画像データ処理能力に基づいた入力バッファの
領域を入力インタフェース毎に割り当てることができる
ようになる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の画像処理装置にお
ける実施の形態を図面に基づき説明をする。図1は本実
施形態における画像処理装置のハードウェア構成を説明
するブロック図である。本実施形態における画像処理装
置1は、各部の制御を行うCPU2、タイマ3、画像デ
ータのバッファとして使用されるメモリ4、記憶装置
5、画像データの出力を行う印刷部6、操作部7を備え
ているとともに、ネットワークNを介してファイルサー
バSやクライアントCから画像データを受けるためのイ
ンタフェースであるLAN接続部11、およびパーソナ
ルコンピュータPC1から画像データを受けるためのシ
リアルインタフェース12、パーソナルコンピュータP
C2から画像データを受けるためのパラレルインタフェ
ース13等の複数の入力インタフェースを備えている。
【0018】図2は本実施形態におけるソフトウェア構
成を説明するブロック図である。本実施形態における画
像処理装置は、複数のタスクが協調動作するマルチタス
ク構成となっている。図2中、実線で示す矢印はデータ
の流れ、破線で示す矢印はメッセージの流れを表してい
る。また、タスク間のメッセージの交換には、メッセー
ジキューを使用している。
【0019】入力部制御タスク21は、データの受信を
検知すると、データ制御タスク25へデータ受信をした
ことを通知し、入力されたデータを入力バッファ41へ
蓄積する。この時の入力バッファ41の管理を入力バッ
ファ制御タスク26が行う。データ制御タスク25はこ
の通知により、データに識別子を割当て、デコンポーザ
タスク22へ通知する。
【0020】デコンポーザタスク22は入力バッファ4
1よりデータ(プリント言語)を読み出し、印刷可能な
画像へ変換して、ページバッファ42へ記録し、1ペー
ジ分の画像の作成を終了すると出力部制御タスク23へ
その旨を通知する。出力部制御タスク23はページバッ
ファ42に記録されている画像を印刷部6(図1参照)
へ転送することにより画像データを所定の用紙へ出力す
る。
【0021】また、システム制御タスク24は、各タス
クの起動等の制御を行う。さらにUI制御タスク27は
印刷部6(図1参照)に付属するオペレーションパネル
からの指示および液晶パネルへの表示を行う。
【0022】図3は入力バッファが複数の入力インタフ
ェースに共有される様子を示す図である。例えば、入力
バッファ41は、入力インタフェースI/F(A)〜I
/F(C)の3つの入力インタフェースから入力された
画像データを一時的に蓄積し、デコンポーザ20へ出力
している。
【0023】図4はブロック単位での共有について説明
する模式図である。すなわち、入力バッファ41は例え
ば8KBから成るブロック1 〜ブロック8 の8つのブロ
ックに分割されており、複数の入力インタフェースI/
F(A)〜I/F(C)から送られる画像データを適宜
ブロックに割り当てて蓄積する。
【0024】本実施形態では、この各入力インタフェー
スI/F(A)〜I/F(C)に対して、入力バッファ
41の割り当て量を種々の方法によって決定する点に特
徴がある。図4に示す例では、入力インタフェースI/
F(A)に対して3ブロック分(24KB)の上限値を
設定し、他の入力インタフェースI/F(B)、I/F
(C)に対しては無制限を設定している。
【0025】図5は、入力バッファのブロック管理を説
明する模式図である。図中に示すエントリiはブロック
iに相当し、フラグとブロックへのポインタとを保持し
ている。フラグはエントリi番目の使用/未使用の判断
に使用される。ブロックへのポインタは、データが蓄積
されるブロックの領域を示す識別子である。既に確保さ
れ、未だ読み出されていないブロックがある場合、未読
み出しブロックの後ろに確保したブロックをリンクし
て、データの受信順序を保存する。
【0026】図4に示す状態において、各ブロックがリ
ンクされている様子を図6の模式図に示す。例えば、エ
ントリ1 には入力インタフェースI/F(A)の上限値
と、データ1 が蓄積されるブロックのポインタが保持さ
れている。図6に示す例では、エントリ1 〜エントリ4
までが使用されており、エントリ5 〜エントリ8 が未使
用状態となっている。また、ブロックの読み出し順はリ
スト構造として保存されている。
【0027】次に、第1実施形態における画像処理装置
の動作の説明を行う。図7は第1実施形態において、入
力バッファへデータを書き込む際の入力インタフェース
タスクと入力バッファ制御タスクの動作を説明するフロ
ーチャート、図8はデコンポーザタスクの動作を説明す
るフローチャートである。
【0028】なお、以下の説明において図7および図8
に示されない符号は図1および図2を参照するものとす
る。また、動作の説明を明確にするために、データ入力
の遅延のような障害は発生しないこととする。
【0029】入力部制御タスク21がデータの受信を検
知すると(ステップS101〜S102)、入力バッフ
ァ制御タスク26へ入力バッファの割当て要求を行う
(ステップS103)。入力バッファ制御タスク26が
入力部制御タスク21からの入力バッファ割当て要求を
受信すると、図6で示される未使用エントリを確保す
る。各エントリの使用/未使用の区別はフラグを設ける
ことにより可能となるが、本実施形態では上限値の値を
フラグとして使用する。
【0030】すなわち、 上限値=0…データNが未使用であることを示す。 正の整数 …ブロック数の制限ありデータNが使用中で
あることを示す。 正の無限大…ブロック数の制限なし。データNが使用中
であることを示す。
【0031】入力バッファ制御タスク26は図6に示す
各エントリを検索し、未使用のエントリに、上限値算出
部により算出された各データ毎の最大ブロック数を記録
する。例えばブロックサイズ=8Kバイト、最大ブロッ
ク数=4とすると、このデータが使用可能な入力バッフ
ァの容量は32Kバイトとなる。この容量に基づき、デ
ータの入力および入力バッファへのデータ蓄積を行う
(ステップS104〜S105)。蓄積はデータの終端
が来るまで行われる(ステップS106)。
【0032】ここで、入力バッファの確保とデータの蓄
積工程について説明する。入力部制御タスク21が入力
されたデータの入力バッファへの書込要求を入力バッフ
ァ制御タスク26へ行うと、入力バッファ制御タスク2
6は、上限値の値と現在リストに保持されているブロッ
ク数と比較する(ステップS107〜S109)。
【0033】この比較において、「上限値>現在値」の
場合、「フラグ=未使用」のブロックを検索し、「フラ
グ=使用」にして確保したブロックをリンクする。その
後、入力部制御タスク21の書き込みデータを確保した
ブロックへデータのコピーを行い、データが正常に蓄積
されたことを応答する(ステップS110〜S11
3)。
【0034】一方、「上限値≦現在値」の場合、または
全てのブロックが使用されているために未使用ブロック
が存在しない場合、ブロックの確保に成功するまで再試
行を行う(ステップS111〜S112)。入力部制御
タスク21は、データの終端を検知した場合、受信が終
了したことを入力バッファ制御タスク26へ通知する。
【0035】次に、データの読出工程について説明す
る。データ制御タスク25が入力インタフェースからの
データ受信開始通知を受信すると、入力バッファ制御タ
スク26へデータの読み出し要求を行い(ステップS2
01〜S202)、図6で示されるようなリスト構造と
して保存されている蓄積順序に従ってブロックに蓄積さ
れているデータをデータ制御タスク25へ送信する(ス
テップS203〜S204)。
【0036】次いで、その読出がデータの終端か否かの
判断を行い(ステップS205)、終端でない場合には
読出成功通知を行い(ステップS206)、終端である
場合には確保した領域の開放を行う(ステップS207
〜S208)。
【0037】データ制御タスク25が入力部制御タスク
21からの受信終了通知を受信した後にリストに登録さ
れているブロックが全て削除されると、全てのデータを
読み出したことを示すので、次のデータの受信のために
エントリを解放し、デコンポーザタスク22にて解析・
画像生成処理をデータの終端まで行う(ステップS20
9〜S210)。
【0038】ここで、上限値の設定としては、ユーザが
オペレーションパネルを介して各インタフェース毎のブ
ロックの上限値の設定するようにしてもよい。この場
合、入力バッファ制御タスク26がバッファを確保する
際に、UI制御タスク27が保持している各入力インタ
フェース毎の上限値を参照する。すなわち、オペレーシ
ョンパネルからユーザが設定した上位装置・ユーザ毎の
優先度と、優先度に応じた上限値を得るための上限値算
出表を、入力バッファ制御タスク26が参照することに
より、上限値を決定する。
【0039】また、上限値の他の設定としては、各入力
インタフェース毎のデータの処理能力(スループット)
を算出し、このデータ処理能力に応じて決定してもよ
い。
【0040】さらに、他の設定として、各入力インタフ
ェース毎のデータ処理能力の値を過去の使用履歴によっ
て算出し、この算出した値に基づいて上限値の設定を行
うようにしてもよい。
【0041】この使用履歴例として、入力バッファ制御
タスク26がカウントする各インタフェース毎の受信し
た総データサイズと総データ数とから求められる平均値
や、タイマ3を併用することにより算出可能な時間帯に
よる平均値が挙げられる。
【0042】例えば、過去に入力された総データ数と総
データ量から得られるインタフェース毎の平均データ量
に基づいて入力バッファ容量を算出するには、以下の算
出式に基づいて行う。
【0043】 インタフェースPの基本入力バッファ量=BUFp インタフェースAの総データ数=Np インタフェースAの総データ量=Mp 重み算出関数foo(x) 但し、1データ当たりの平均データ量x=Mp/Np すべてのPに関して、Σ(BUFp・foo(x))=
総入力バッファ容量のとき、 インタフェースPの入力バッファ量=P・foo(x)
【0044】また、上限値の他の設定としては、単位量
当たりの画像データが入力バッファに蓄積される時間を
入力インタフェース毎に認識し、この認識した時間に基
づいて上限値を設定することが考えられる。
【0045】例えば、単位量当たりの画像データの蓄積
時間が長い場合にはその入力インタフェースに対する入
力バッファの上限値を多く設定し、蓄積時間が短い場合
にはその入力インタフェースに対する入力バッファの上
限値を少なく設定する。これによって、複数の入力イン
タフェースに対して入力バッファを有効に割り当てるこ
とができるようになる。
【0046】さらに、上限値の他の設定としては、各入
力インタフェースによる画像データの入力が1つのジョ
ブの途中で中断される単位時間あたりの中断時間を各々
認識し、その認識した中断時間のうち短いものに対応す
る入力インタフェースに対して所定の上限値を設定する
ことも考えられる。
【0047】また、入力インタフェースに関する蓄積開
始時刻からデータ蓄積終了時刻までのデータ蓄積時間
と、使用可能な入力バッファ全てにデータが蓄積される
ことによるデータの入力の中断時間、すなわちバッファ
フル状態の継続時間から得られるデータ毎のバッファフ
ル状態継続時間の割合の基づいて入力バッファ容量を算
出することも考えられる。
【0048】以下に割当て量算出部が使用する算出式の
例を挙げる。 インタフェースPの基本入力バッファ量=BUFp インタフェースPの総データ入力時間=Tp インタフェースPの総バッファフル状態継続時間=Tf
ull 重み算出関数foo(x) 但し、データ当たりの平均バッファフル状態継続時間x
=Tfull/Tp すべてのPに関して、Σ(P・foo(x))=総入力
バッファ容量 インタフェースPの入力バッファ量=P・foo(x)
【0049】また、入力インタフェースが双方向通信可
能なタイプである場合、図9(a)で示されるような、
上位機種への問合せにより得られるCPUの種類、メモ
リ実装量、OSの種類等の情報から決定される上位装置
能力(レベルa〜d、a=高、d=低)と、印刷部6側
のシステム制御タスク24への問合せにより得られるプ
リンタのCPU、実装メモリ量とから決定されるプリン
タ能力(レベルA〜D、A=高、D=低)とから処理能
力検査表を参照することにより、上限値を決定すること
も考えられる。
【0050】また、入力インタフェースのタイプが片方
向通信のみが可能なである場合、入力インタフェースの
能力に応じて、図9(b)で示される処理能力検査表を
参照することにより上限値を決定してもよい。
【0051】また、上位装置がスプーラを備えている場
合には、データが入力バッファを通過する際のスループ
ット値と入力バッファ量とが関係するので、データの蓄
積速度とデータの読出速度とから上限値を決定してよ
い。一方、上位装置がスプーラを備えていない場合、ク
ライアントの解放時間を最小にするために入力バッファ
の上限値に制限を設けないようにする。
【0052】また、上位装置に付加された優先度の値に
応じて各入力インタフェース毎の上限値を設定したり、
上位装置の使用者に対して予め優先度を付加しておき、
この優先度に応じて各入力インタフェース毎の上限値を
設定したり、さらには、転送される画像データに付加さ
れた優先度の値に基づいて各入力インタフェース毎の上
限値を設定してもよい。
【0053】また、各入力インタフェース毎に設定され
た優先度に応じて上限値を設定してもよく、この場合、
優先度の低い入力インタフェースに対して所定の上限値
を設定し、優先度の高い入力インタフェースに対しては
優先度の低い入力インタフェースに対して設定した上限
値よりも高い上限値を設定したり、上限値を設定するこ
となく無制限に入力バッファを割り当てるようにする。
これにより、優先度の高い入力インタフェースから入力
される画像データを優先的に蓄積できるようになる。
【0054】また、上限値の他の設定として、未使用ブ
ロック数と残データ量を比較し、「未使用ブロックに蓄
積可能なデータ量>残データ量」の場合、入力バッファ
制御タスクが上限値の値を一時的に制限なしとすること
も考えられる。本実施形態では制限なしの適用条件は該
データのみ有効とする。なお、このとき、入力バッファ
の確保割当て要求時等に、データの総量を入力バッファ
制御タスク26へ通知する必要がある。
【0055】また、上限値の他の設定として、入力イン
タフェースにより入力される画像データのジョブ単位の
データ量を計測し、この計測されたデータ量の多い入力
インタフェースに対して上限値を設定するようにしても
よい。
【0056】さらに、上限値の他の設定としては、画像
データが蓄積されていないブロックの容量を認識し、こ
の認識した容量が所定量より多い場合には上限値を高め
に設定するようにしてもよい。
【0057】また、未使用ブロック数に重みを付けた値
を採用してもよい。例えば、重み係数=50%(定数)
とすると、未使用ブロック数が4の場合、最大ブロック
数=2を上限値として採用する。
【0058】また、上限値の他の設定として、例えば図
10に示すような入力中のデータ数に応じた上限値設定
表を参照して、入力バッファ制御タスク26が上限値の
値を動的に変更することも考えられる。例えば、データ
入力数=3、データ順位=2のデータnの上限値は2の
状態であり、この状態でデータ順位1のデータの処理が
終了した場合には、データnのデータ順位が1、入力デ
ータ数=2となるので、上限値を4に変更するようにす
る。
【0059】さらに、特定の画像データが入力バッファ
を占有しないように、設定した上限値以下の量の画像デ
ータが所定の入力インタフェースより入力された場合に
は、再びその入力インタフェースに対する上限値を設定
し直すようにしてもよい。
【0060】また、上限値の他の設定として、入力バッ
ファに蓄積されているジョブ単位の画像データのデータ
数を認識し、このデータ数が少ない程、上限値を高く設
定することも考えられる。
【0061】第1実施形態では、種々の方法によって入
力インタフェースに対する入力バッファの上限値を決定
することで、一つの入力インタフェースに入力バッファ
の割り当てが偏ることなく共用できるようになる。
【0062】次に第2実施形態の説明を行う。図11は
第2実施形態において適用するリングバッファを説明す
る模式図、図12は二分木の構成例を説明する模式図、
図13は第2実施形態において入力バッファの管理を説
明する模式図、図14は第2実施形態において適用され
る二分木の縮小処理規則を説明する模式図である。
【0063】第2実施形態においては、入力バッファ制
御タスク26が各入力インタフェースに対して割り当て
る入力バッファを図11に示すようなリングバッファと
して実装する。リングバッファは、入力バッファ41に
蓄積したデータをリング状に管理するもので、データ
のように入力バッファ41内の連続した領域を使用する
場合にはその先頭アドレスと最終アドレスとによってリ
ングバッファを構成し、データのように入力バッフ
ァ41内で分割された領域を使用する場合には、各々の
領域の先頭アドレスと最終アドレスとによってリングバ
ッファを構成してあたかも連続した領域を使用してい
るように扱うものである。
【0064】入力バッファの領域確保例として、全ての
残容量から確保する方法、最大の未使用連続フラグメン
ト容量から確保する方法等が考えられる。
【0065】ここで、最大の未使用連続フラグメント容
量を認識する手順を以下に説明する。入力バッファの管
理方法として、図12(a)に示すような構成の二分木
を使用する。ノードの挿入あるいは削除を行う際に、フ
ラグメントの容量から使用中、あるいは未使用の入力バ
ッファ量を計算してルートの然るべき領域へ記憶するこ
とにより、入力バッファの総空き領域容量を認識可能と
なる。
【0066】また、同時に確保するフラグメントの容量
から、最大未使用フラグメントのノードへのポインタを
設定する。以上説明したように構成することによって、
最大未使用フラグメントの容量を得ることが可能とな
る。
【0067】ところで、図13(c)〜(d)の過程で
みられるように、使用中の入力バッファの解放する順序
により空き領域の併合を行う必要がある。このような場
合、図14(a)〜(d)で示されるような併合規則に
従って、二分木の縮小処理を行う。
【0068】また、図13(e)〜(g)の過程で見ら
れるように、データの領域を、データ側から確保す
る(f)の場合と、データ側から確保する(g)の場
合とが考えられる。どちらの確保方法をとるかは、デー
タが格納されている領域とデータが格納されている
領域が解放されるまでの時間に依存する。
【0069】すなわち、データが格納されている領域
が解放されるまでの時間がデータが格納されている領
域が解放されるまでの時間よりも短い場合、(f)の工
程を採用する。また逆の場合は(g)を採用する。この
アルゴリズムにより、入力バッファのフラグメンテーシ
ョンの発生の抑制が可能となる。なお、選択基準はこの
限りではない。
【0070】次に、全ての残容量から入力バッファの領
域を確保する手順について説明する。ノードの挿入ある
いは削除を行う際に、これから確保しようとする入力バ
ッファの容量と最大未使用フラグメントの容量との比較
結果を、ルートの然るべき領域へ記憶して更新すること
により未使用最大フラグメントのノードへのポインタを
得ることが可能となる。
【0071】また先に説明したように、各フラグメント
内部だけでリングバッファを構成するのと違い、認識さ
れる残容量から算出された量の入力バッファを確保しな
くてはならないため、図12(b)で示すような各フラ
グメントを接続するリストを使用する。リスト構造を保
持するために、ノードの構造内に、前/次ノードへのポ
インタを格納する領域を設ける。
【0072】以上を踏まえて、図15に示すフローチャ
ートに沿って動作の説明を行う。なお、本実施形態では
残量の50%を常を割当てるが、算出法はこの限りでは
ない。また、図15に示されない符号は図1および図2
を参照するものとする。
【0073】先ず、入力バッファ制御タスク26が入力
インタフェースから入力バッファ41の割り当て要求を
行うと(ステップS301〜S303)、先に述べた手
順により認識された残メモリ容量の50%の量の入力バ
ッファ領域を確保し(ステップS304〜S305)、
入力インタフェースへ通知する。第1実施形態と同様
に、入力部制御タスク21がデータの終端を検出し、蓄
積終了を入力バッファ制御タスク26へ通知し(ステッ
プS306〜S310)、デコンポーザタスク22の読
み出しが終了すると(ステップS311〜S318)、
入力バッファ制御タスク26は先に確保した領域の解放
を行う。
【0074】このような第2実施形態により、入力バッ
ファの残容量に基づいて確保する入力バッファの容量を
決定することができ、少ないメモリ量の入力バッファを
複数の入力インタフェースに対して有効に割り当てるこ
とができるようになる。
【0075】次に、第3実施形態の説明を行う。図16
は第3実施形態において、使用履歴を参照して入力バッ
ファの容量を算出する動作を表すフローチャートであ
る。
【0076】先ず、入力バッファ制御タスク26が入力
インタフェースから入力バッファの割当て要求を行うと
(ステップS401)、算出された容量分の入力バッフ
ァを確保する(ステップS402〜S406)。図16
に示す算出方法では、過去の使用履歴を表すような統計
情報を参照して、各入力インタフェースに割り当てる入
力バッファ量を算出している。
【0077】この後、入力バッファを確保したことを入
力インタフェース制御タスクへ通知する。第1実施形態
および第2実施形態と同様に、入力部制御タスク21は
受信終了を入力バッファ制御タスク26へ通知すると、
入力バッファ制御タスク26は先に確保した領域の解放
を行う。
【0078】また、使用履歴を用いた確保以外の他の確
保の方法としては、入力バッファ制御タスク26がタイ
マ3を用いて計測する単位データ量あたりの受信時間と
展開時間とから算出されるI/F毎の平均スループット
値に基づいて入力バッファ容量を算出し、これに基づい
て確保を行うようにしてもよい。
【0079】以下に割当て量算出部が使用する算出式の
例を挙げる。 入力インタフェース制御タスクの蓄積速度THin=デ
ータ量/(蓄積終了時刻−蓄積開始時刻)[Bytes
/秒] デコンポーザタスクの処理速度THdcmp=データ量
/(読出終了時刻−読出開始時刻)[Bytes/秒] スループット値=THin/THdcmp 新平均スループット値THn、現在のスループット値T
Hc、今回のデータのスループット値THdすると、 THn=(THc+THd)/2 [単位無し] BUFp・foo(THn)=総容量
【0080】また上式によるスループット値が小さいほ
ど上位装置との接続続時間も短いと考えられるので、単
純に上位装置との接続時間に基づいて入力バッファ容量
を算出してもよい。
【0081】また、過去に入力された総データ数と総デ
ータ量から得られるインタフェース毎の平均データ量に
基づいて入力バッファ容量を算出することも考えられ
る。
【0082】以下に割当て量算出部が使用する算出式の
例を挙げる。 インタフェースPの基本入力バッファ量=BUFp インタフェースAの総データ数=Np インタフェースAの総データ量=Mp 重み算出関数foo(x) 但し、1データ当たりの平均データ量x=Mp/Np すべてのPに関して、−(BUFp・foo(x))=
総入力バッファ容量のとき、 インタフェースPの入力バッファ量=P・foo(x)
【0083】さらに、入力インタフェースに関する蓄積
開始時刻からデータ蓄積終了時刻までのデータ蓄積時間
とのバッファフル状態の継続時間から得られるデータ毎
のバッファフル状態継続時間の割合の基づいて入力バッ
ファ容量を算出することも考えられる。
【0084】以下に割当て量算出部が使用する算出式の
例を挙げる: インタフェースPの基本入力バッファ量=BUFp インタフェースPの総データ入力時間=Tp インタフェースPの総バッファフル状態継続時間=Tf
ull 重み算出関数foo(x) 但し、データ当たりの平均バッファフル状態継続時間x
=Tfull/Tp すべてのPに関して、Σ(P・foo(x))=総入力
バッファ容量 インタフェースPの入力バッファ量=P・foo(x)
【0085】第3実施形態では、入力インタフェースの
使用状況に応じて確保する入力バッファの容量を決定で
きるため、少ないメモリ量の入力バッファを複数の入力
インタフェースに対して有効に割り当てることができる
ようになる。
【0086】なお、上記説明した各実施形態では、主と
して画像処理装置を例としたが、本発明は画像データ以
外のテキストデータ等の処理を行う情報処理装置であっ
て適用可能である。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像処理
装置及び情報処理装置によれば、複数の入力インタフェ
ースからデータが入力される場合であっても、入力バッ
ファを効率良く共有して、上位装置の負荷を低減するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態におけるハードウェア構成を説明
するブロック図である。
【図2】 本実施形態におけるソフトウェア構成を説明
するブロック図である。
【図3】 入力バッファの共有について説明する模式図
である。
【図4】 ブロック単位での共有について説明する模式
図である。
【図5】 ブロック管理を説明する模式図である。
【図6】 リンクの状態を説明する模式図である。
【図7】 動作を説明するフローチャート(その1)で
ある。
【図8】 動作を説明するフローチャート(その2)で
ある。
【図9】 処理能力検査表を説明する図である。
【図10】 上限値設定表を説明する図である。
【図11】 リングバッファを説明する模式図である。
【図12】 二分木の構成例を説明する模式図である。
【図13】 入力バッファの管理を説明する模式図であ
る。
【図14】 二分木の縮小処理規則を説明する模式図で
ある。
【図15】 動作を説明するフローチャート(その3)
である。
【図16】 動作を説明するフローチャート(その4)
である。
【符号の説明】
1 画像処理装置 2 CPU 3 タイマ 4 メモリ 5 記憶装置 6 印刷部 7 操作部 11 LAN接続部 12 シリアルインタフェース 13 パラレルインタ
フェース 21 入力部制御タスク 22 デコンポーザタ
スク 25 データ制御タスク 26 入力バッファ制
御タスク C クライアント PC1、PC2 パー
ソナルコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 倉田 正實 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の上位装置から出力された画像デー
    タをそれぞれ入力うる複数の入力インタフェースと、 前記複数の入力インタフェースにより入力された画像デ
    ータが蓄積される複数のブロックに分割された入力バッ
    ファと、 前記複数の入力インタフェースの少なくとも1つに対し
    て、前記入力バッファに蓄積される画像データの蓄積量
    の上限値を決定する決定手段と、 前記決定手段により決定された上限値を超えないよう
    に、前記入力バッファの各ブロックに1つのジョブの画
    像データを分散して蓄積する蓄積手段とを備えることを
    特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像処理装置においてさ
    らに、 前記画像処理装置でのデータ処理能力を入力インタフェ
    ース毎に認識する画像処理装置能力認識手段を備え、 前記決定手段は、前記画像処理装置能力認識手段により
    認識されたデータ処理能力に応じて上限値を決定するこ
    とを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の画像処理装置においてさ
    らに、 前記データ処理能力に応じた値を入力する処理能力値入
    力手段を備え、 前記画像処理装置能力認識手段は、前記処理能力値入力
    手段により入力された値から前記データ処理能力を認識
    することを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の画像処理装置においてさ
    らに、 前記データ処理能力に応じた値を計測する処理能力値計
    測手段を備え、 前記画像処理装置能力認識手段は、前記処理能力値計測
    手段により計測された値から前記データ処理能力を認識
    することを特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記画像処理装置能力認識手段は、前記
    入力インタフェースによって単位時間当たりに入力され
    る画像データのデータ量を認識し、 前記決定手段は、前記認識手段により認識されたデータ
    量の多い入力インタフェースに対して上限値を決定する
    ことを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記画像処理装置能力認識手段は、単位
    量当たりの画像データが前記入力バッファに蓄積されて
    いる時間を認識し、 前記決定手段は、前記認識手段により認識された時間の
    長い画像データが入力される入力インタフェースに対し
    て上限値を決定することを特徴とする請求項2記載の画
    像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記画像処理装置能力認識手段は、前記
    入力インタフェースによる画像データの入力が1つのジ
    ョブの途中で中断される、単位時間当たりの中断時間を
    認識し、 前記決定手段は、前記認識手段により認識された中断時
    間の短い入力インタフェースに対して上限値を決定する
    ことを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の画像処理装置においてさ
    らに、 前記上位装置のデータ処理能力を前記入力インタフェー
    ス毎に認識する上位装置能力認識手段を備え、 前記決定手段は、前記上位装置能力認識手段により認識
    されたデータ処理能力に応じて上限値を決定することを
    特徴とする画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記上位装置能力認識手段は、画像デー
    タを出力する際に使用するスプーラを上位装置が備えて
    いるか否かを認識し、 前記決定手段は、前記上位装置能力認識手段によりスプ
    ーラを備えていると認識された上位装置から画像データ
    が入力される前記入力インタフェースに対して上限値を
    決定することを特徴とする請求項2記載の画像処理装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の画像処理装置において
    さらに、 前記入力インタフェース毎に優先度を設定する設定手段
    を備え、 前記決定手段は、前記設定手段により設定された優先度
    に応じて上限値を決定することを特徴とする画像処理装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の画像処理装置におい
    てさらに、 前記上位装置に付加された優先度の値を入力する優先度
    値入力手段を備え、 前記設定手段は、前記優先度値入力手段により入力され
    た優先度の値を設定することを特徴とする画像処理装
    置。
  12. 【請求項12】 請求項10記載の画像処理装置におい
    てさらに、 前記上位装置の使用者に付加された優先度の値を入力す
    る優先度値入力手段を備え、 前記設定手段は、前記優先度値入力手段により入力され
    た優先度の値を設定することを特徴とする画像処理装
    置。
  13. 【請求項13】 請求項10記載の画像処理装置におい
    てさらに、 前記画像データに付加された優先度の値を入力する優先
    度値入力手段を備え、 前記設定手段は、前記優先度値入力手段により入力され
    た優先度の値を設定することを特徴とする画像処理装
    置。
  14. 【請求項14】 前記決定手段は、前記設定手段により
    設定された優先度が低い入力インタフェースに対して上
    限値を決定することを特徴とする請求項10記載の画像
    処理装置。
  15. 【請求項15】 前記決定手段は、前記設定手段により
    設定された優先度が高い入力インタフェースに対して上
    限値を高く決定することを特徴とする請求項10記載の
    画像処理装置。
  16. 【請求項16】 請求項1記載の画像処理装置において
    さらに、 前記入力インタフェースにより入力される1つのジョブ
    の画像データの、未入力のデータ量を認識するデータ量
    認識手段を備え、 前記決定手段は、前記データ量認識手段によりデータ量
    が認識された画像データが全て蓄積されるよう上限値を
    決定することを特徴とする画像処理装置。
  17. 【請求項17】 請求項1記載の画像処理装置において
    さらに、 前記入力インタフェースにより入力される画像データの
    ジョブ単位のデータ量を、前記入力インタフェース毎に
    計測するデータ量計測手段を備え、 前記決定手段は、前記データ量計測手段により計測され
    たデータ量の多い入力インタフェースに対して上限値を
    決定することを特徴とする画像処理装置。
  18. 【請求項18】 請求項1記載の画像処理装置において
    さらに、 画像データが蓄積されていない前記蓄積手段のブロック
    の容量を認識する容量認識手段を備え、 前記決定手段は、前記容量認識手段により認識された容
    量が多い場合上限値を高く決定することを特徴とする画
    像処理装置。
  19. 【請求項19】 請求項1記載の画像処理装置において
    さらに、 前記上限値を入力する入力手段を備え、 前記決定手段は、前記入力手段により入力された上限値
    に決定することを特徴とする画像処理装置。
  20. 【請求項20】 複数の上位装置から出力された画像デ
    ータをそれぞれ入力する複数の入力インタフェースと、 前記複数の入力インタフェースにより入力された画像デ
    ータが蓄積される、複数のブロックに分割された入力バ
    ッファと、 前記複数の入力インタフェースにより入力される1つの
    ジョブの画像データに対して、前記入力バッファへの蓄
    積量の上限値を決定する決定手段と、 前記決定手段により決定された上限値を超えないよう
    に、前記入力バッファの各ブロックに前記1つのジョブ
    の画像データを分散して蓄積する蓄積手段とを備えるこ
    とを特徴とする画像処理装置。
  21. 【請求項21】 請求項20記載の画像処理装置におい
    てさらに、 前記入力バッファに蓄積されているジョブ単位の画像デ
    ータのデータ数を認識するデータ数認識手段をさらに備
    え、 前記決定手段は、前記データ数認識手段により認識され
    たデータ数が少ない場合上限値を高く決定することを特
    徴とする画像処理装置。
  22. 【請求項22】 複数の上位装置から出力された画像デ
    ータをそれぞれ入力する複数の入力インタフェースと、 前記複数の入力インタフェースにより入力された画像デ
    ータが蓄積される入力バッファと、 前記入力バッファの中の、前記入力インタフェースに割
    り当てられていない領域の容量を認識する認識手段と、 前記認識手段により認識された容量に基づいて、画像デ
    ータが入力された前記入力インタフェースに対して入力
    バッファの領域を割り当てる割り当て手段と、 前記割り当て手段により割り当てられた領域に前記画像
    データを蓄積する蓄積手段とを備えることを特徴とする
    画像処理装置。
  23. 【請求項23】 複数の上位装置から出力された画像デ
    ータをそれぞれ入力する複数の入力インタフェースと、 前記複数の入力インタフェースにより入力された画像デ
    ータが蓄積される入力バッファと、 前記画像処理装置又は前記上位装置の画像データ処理能
    力を前記入力インタフェース毎に計測する計測手段と、 前記計測手段により計測された画像データ処理能力に基
    づいて、画像データが蓄積される前記入力バッファの領
    域を前記入力インタフェース毎に割り当てる割り当て手
    段と、 前記割り当て手段により割り当てられた領域に前記画像
    データを蓄積する蓄積手段とを備えることを特徴とする
    画像処理装置。
  24. 【請求項24】 複数の上位装置から出力されたデータ
    をそれぞれ入力する複数の入力インタフェースと、 前記複数の入力インタフェースにより入力されたデータ
    が蓄積される、複数のブロックに分割された入力バッフ
    ァと、 前記複数の入力インタフェースの少なくとも1つに対し
    て、前記入力バッファに蓄積されるデータの蓄積量の上
    限値を決定する決定手段と、 前記決定手段により決定された上限値を超えないよう
    に、前記入力バッファの各ブロックに1つのジョブのデ
    ータを分散して蓄積する蓄積手段とを備えることを特徴
    とする情報処理装置。
JP8029701A 1996-02-16 1996-02-16 画像処理装置及び情報処理装置 Pending JPH09222986A (ja)

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