JP3888182B2 - 記録装置および方法、表示装置および方法、並びにプログラム - Google Patents

記録装置および方法、表示装置および方法、並びにプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録装置および方法、表示装置および方法、並びにプログラムに関し、特に、画像を記録するか、または画像を表示する記録装置および方法、表示装置および方法、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の携帯型のパーソナルコンピュータは、動画像および音声を記録し、記録している動画像を表示すると共に、音声を出力することができる。
【0003】
バッテリを内蔵しているパーソナルコンピュータにおいては、バッテリの消耗を防止し、長時間の動画像の表示および音声の出力を可能とするために、駆動装置が不要であるRAM(Random-Access Memory)に動画像のデータおよび音声のデータを記憶させ、RAMに記憶されているデータを基に、動画像を表示すると共に、音声を出力する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、RAMは、ハードディスクドライブなどに比較して高価であり、機器に大容量のRAMを設けると、機器が高価にならざるを得ず、また、ハードディスクドライブと同等の記憶容量とすることは困難であり、長時間の画像の表示には適さない。
【0005】
また、動画像の画素を間引く、または音声の帯域を狭めるなど、動画像および音声の品質を下げる場合であっても、品質を下げた動画像および音声を生成しなければならず、複雑な処理が必要であった。
【0006】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、より安価な機器で、より簡単に、より少ない電力で、動画像のおおまかな内容を使用者に認識させることができるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の記録装置は、動画像の場面の切り換え、および動画像に同期している第1の音声の場面の切り換えを検出する検出手段と、動画像または第1の音声の場面の切り換えが検出された場合、切り換えられた場面に対応する動画像を基に、静止画像を生成する静止画像生成手段と、動画像の開始時刻を基準とした、動画像における相対時刻であって、静止画像生成手段により生成された静止画像の相対時刻を示す相対時刻データを生成する相対時刻生成手段と、動画像および第1の音声を多重化する多重化手段と、多重化された動画像および第1の音声、静止画像、相対時刻データ、並びに静止画像のための第2の音声の記録媒体への記録を制御する記録制御手段とを含むことを特徴とする。
【0009】
記録装置は、第1の音声をコピーすることにより、第2の音声を生成する音声生成手段をさらに設けることができる。
【0010】
本発明の記録方法は、動画像の場面の切り換え、および動画像に同期している第1の音声の場面の切り換えを検出する検出ステップと、動画像または第1の音声の場面の切り換えが検出された場合、切り換えられた場面に対応する動画像を基に、静止画像を生成する静止画像生成ステップと、動画像の開始時刻を基準とした、動画像における相対時刻であって、静止画像生成ステップの処理により生成された静止画像の相対時刻を示す相対時刻データを生成する相対時刻生成ステップと、動画像および第1の音声を多重化する多重化ステップと、多重化された動画像および第1の音声、静止画像、相対時刻データ、並びに静止画像のための第2の音声の記録媒体への記録を制御する記録制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0011】
本発明の第1のプログラムは、コンピュータに、動画像の場面の切り換え、および動画像に同期している第1の音声の場面の切り換えを検出する検出ステップと、動画像または第1の音声の場面の切り換えが検出された場合、切り換えられた場面に対応する動画像を基に、静止画像を生成する静止画像生成ステップと、動画像の開始時刻を基準とした、動画像における相対時刻であって、静止画像生成ステップの処理により生成された静止画像の相対時刻を示す相対時刻データを生成する相対時刻生成ステップと、動画像および第1の音声を多重化する多重化ステップと、多重化された動画像および第1の音声、静止画像、相対時刻データ、並びに静止画像のための第2の音声の記録媒体への記録を制御する記録制御ステップとを含む処理を実行させることを特徴とする。
【0012】
本発明の表示装置は、記録媒体に記録されている、多重化されている動画像および動画像に同期している第1の音声、動画像若しくは第1の音声における場面の切り換えに対応する静止画像、静止画像に対応する第2の音声、または動画像の開始時刻を基準とした、静止画像の相対時刻を示す相対時刻データの読み出しを制御する読み出し制御手段と、動画像を表示する場合、動画像を連続して表示させ、静止画像を表示する場合、対応する相対時刻データを基に、静止画像を、次の静止画像が対応する相対時刻がくるまでの時間、表示する動作を繰り返すことで、静止画像を順次表示させるように、表示を制御する表示制御手段と、動画像を表示する場合、第1の音声を出力させ、静止画像を表示する場合、第2の音声を出力させるように、音声の出力を制御する出力制御手段とを含むことを特徴とする。
【0014】
表示装置は、バッテリの残量を基に、静止画像を表示するか否かを判定する判定手段をさらに設けることができる。
【0015】
本発明の表示方法は、記録媒体に記録されている、多重化されている動画像および動画像に同期している第1の音声、動画像若しくは第1の音声における場面の切り換えに対応する静止画像、静止画像に対応する第2の音声、または動画像の開始時刻を基準とした、静止画像の相対時刻を示す相対時刻データの読み出しを制御する読み出し制御ステップと、動画像を表示する場合、動画像を連続して表示させ、静止画像を表示する場合、対応する相対時刻データを基に、静止画像を、次の静止画像が対応する相対時刻がくるまでの時間、表示する動作を繰り返すことで、静止画像を順次表示させるように、表示を制御する表示制御ステップと、動画像を表示する場合、第1の音声を出力させ、静止画像を表示する場合、第2の音声を出力させるように、音声の出力を制御する出力制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0016】
本発明の第2のプログラムは、コンピュータに、記録媒体に記録されている、多重化されている動画像および動画像に同期している第1の音声、動画像若しくは第1の音声における場面の切り換えに対応する静止画像、静止画像に対応する第2の音声、または動画像の開始時刻を基準とした、静止画像の相対時刻を示す相対時刻データの読み出しを制御する読み出し制御ステップと、動画像を表示する場合、動画像を連続して表示させ、静止画像を表示する場合、対応する相対時刻データを基に、静止画像を、次の静止画像が対応する相対時刻がくるまでの時間、表示する動作を繰り返すことで、静止画像を順次表示させるように、表示を制御する表示制御ステップと、動画像を表示する場合、第1の音声を出力させ、静止画像を表示する場合、第2の音声を出力させるように、音声の出力を制御する出力制御ステップとを含む処理を実行させることを特徴とする。
【0017】
本発明の記録装置および方法、並びに第1のプログラムにおいては、動画像の場面の切り換え、および動画像に同期している第1の音声の場面の切り換えが検出される。動画像または第1の音声の場面の切り換えが検出された場合、切り換えられた場面に対応する動画像を基に、静止画像が生成される。さらに、動画像の開始時刻を基準とした、動画像における相対時刻であって、生成された静止画像の相対時刻を示す相対時刻データが生成される。そして、動画像および第1の音声が多重化され、多重化された動画像および第1の音声、静止画像、相対時刻データ、並びに静止画像のための第2の音声が、記録媒体に記録される。
【0018】
動画像および音声は、有線通信または無線通信により、受信したものであっても良く、撮像し、音波を電気信号に変換することにより取得したものであっても良い。また、動画像および音声は、圧縮しているものであっても良く、圧縮されていないものであっても良い。
【0019】
記録媒体は、磁気により記録するものであっても良く、電気により記録するものであっても良く、物理的変化によって記録するものであっても良く、化学的変化によって記録するものであっても良い。
【0020】
静止画像は、圧縮しているものであっても良く、圧縮されていないものであっても良い。静止画像および相対時刻データは、同一の記録媒体に記録されるようにしても良く、それぞれ異なる記録媒体に記録されるようにしても良い。
【0021】
記録装置は、独立した装置であっても良いし、記録再生装置または記録表示装置の記録処理を行うブロックであっても良い。
【0022】
本発明の表示装置および方法、並びに第2のプログラムにおいては、記録媒体に記録されている、多重化されている動画像および動画像に同期している第1の音声、動画像若しくは第1の音声における場面の切り換えに対応する静止画像、静止画像に対応する第2の音声、または動画像の開始時刻を基準とした、静止画像の相対時刻を示す相対時刻データが読み出される。動画像を表示する場合、動画像が連続して表示され、静止画像を表示する場合、対応する相対時刻データを基に、静止画像を、次の静止画像が対応する相対時刻がくるまでの時間、表示する動作を繰り返すことで、静止画像が順次表示される。さらに、動画像を表示する場合、第1の音声を出力され、静止画像を表示する場合、第2の音声が出力される。
【0023】
記録媒体は、磁気により記録するものであっても良く、電気により記録するものであっても良く、物理的変化によって記録するものであっても良く、化学的変化によって記録するものであっても良い。
【0024】
動画像および音声は、圧縮しているものであっても良く、圧縮されていないものであっても良い。
【0025】
静止画像は、圧縮しているものであっても良く、圧縮されていないものであっても良い。
【0026】
表示装置は、独立した装置であっても良いし、記録および表示を行う装置の表示処理を行うブロックであっても良い。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る記録装置または表示装置としてのパーソナルコンピュータの一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0028】
図1乃至図6は、本発明を適用した携帯型パーソナルコンピュータの構成例を表している。このパーソナルコンピュータ1は、ミニノート型のパーソナルコンピュータとされ、基本的に、本体2と、本体2に対して開閉自在とされている表示部3により構成されている。図1は、表示部3を本体2に対して開いた状態を示す外観斜視図、図2は、表示部3を本体2に対して開いた状態を示す平面図、図3は、表示部3を本体2に対して閉塞した状態を示す左側側面図、図4は、表示部3を本体2に対して180度開いた状態を示す右側側面図、図5は、表示部3を本体2に対して閉塞した状態を示す正面図、図6は、表示部3を本体2に対して180度開いた状態を示す底面図である。
【0029】
本体2には、各種の文字や記号などを入力するとき操作されるキーボード5、マウスカーソルを移動させるときなどに操作されるスティック式ポインティングデバイス6、およびパーソナルコンピュータ1の電源をオンまたはオフさせるための電源スイッチ8が、その上面に設けられている。
【0030】
また、ジョグダイヤル4等が、各種のコネクタとともに、本体2の側面に設けられている。パーソナルコンピュータ1は、ジョグダイヤル4に回転の操作が加えられたとき、回転の操作に対応して所定の処理(例えば、画面のスクロールの処理)を実行し、ジョグダイヤル4に本体2側への押圧の操作が加えられたとき、押圧の操作に対応した処理(例えば、アイコンの選択の決定の処理)を実行する。
【0031】
図3に示すように、本体2の左側面には、PCMCIA(Personal Computer Memory Card International Association)が規定する規格に準拠したカード(PCカード)を挿入するためのスロット11が設けられている。
【0032】
表示部3の正面には、画像を表示するLCD(Liquid Crystal Display)7が設けられている。
【0033】
さらに、表示部3の上部中央部には、マイクロフォン9、およびCCD(固体撮像素子)を備えるCCDビデオカメラ10が設けられている。CCDビデオカメラ10は、回動自在に表示部3に固定されている。例えば、CCDビデオカメラ10は、使用者の操作により、CCDビデオカメラ10がパーソナルコンピュータ1を操作する使用者自身を撮像する位置から、パーソナルコンピュータ1を操作する使用者の視線と同じ方向を撮像する位置に回動される。
【0034】
このマイクロフォン9は、図6にも示すように、背面からの音も収音できるようになされている。
【0035】
本体2の前面側には、電源ランプPL、電池ランプBL、その他のLEDよりなるランプが設けられている。
【0036】
次に、パーソナルコンピュータ1の一実施の形態の構成について図7を参照して説明する。
【0037】
処理装置としての中央処理装置(CPU(Central Processing Unit))51は、例えば、インテル(Intel)社製のペンティアム(登録商標)(Pentium(登録商標))プロセッサ等で構成され、ホストバス52に接続されている。ホストバス52には、さらに、ブリッジ53(いわゆる、ノースブリッジ)が接続されており、ブリッジ53は、AGP(Accelerated Graphics Port)50を有し、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バス56に接続されている。
【0038】
ブリッジ53は、例えば、インテル社製のAGP Host Bridge Controllerである440BXなどで構成されており、CPU51およびRAM(Random-Access Memory)54(いわゆる、メインメモリ)等を制御する。さらに、ブリッジ53は、AGP50を介して、ビデオコントローラ57を制御する。なお、このブリッジ53とブリッジ(いわゆる、サウスブリッジ(PCI-ISA Bridge))58とで、いわゆるチップセットが構成されている。
【0039】
ブリッジ53は、さらに、キャッシュメモリ55とも接続されている。キャッシュメモリ55は、SRAM(Static RAM)などRAM54に比較して、より高速に書き込みまたは読み出しの動作を実行できるメモリで構成され、CPU51が使用するプログラムまたはデータをキャッシュする(一時的に記憶する)。
【0040】
なお、CPU51は、その内部に1次的な(キャッシュメモリ55に比較して、より高速に動作できるメモリで、CPU51自身が制御する)キャッシュメモリを有する。
【0041】
RAM54は、例えば、DRAM(Dynamic RAM)で構成され、CPU51が実行するプログラム、またはCPU51の動作に必要なデータを記憶する。具体的には、例えば、RAM54は、起動が完了した時点において、HDD67からロードされた、電子メールプログラム54A、オートパイロットプログラム54B、ジョグダイヤル状態監視プログラム54C、ジョグダイヤルドライバ54D、オペレーティングプログラム(OS)54E、録画再生プログラム54F、およびアプリケーションプログラム54G1乃至54Gnを記憶する。
【0042】
電子メールプログラム54Aは、モデム75を介して電話回線76などの通信回線などを介して、通信文(いわゆる、eメール)を授受するプログラムである。電子メールプログラム54Aは、着信メール取得機能を有している。この着信メール取得機能は、インターネットサービスプロバイダ77が備えるメールサーバ78に対して、そのメールボックス79内に使用者宛のメールが着信しているかどうかを確認して、使用者宛のメールがあれば取得する処理を実行する。
【0043】
オートパイロットプログラム54Bは、予め設定された複数の処理(またはプログラム)などを、予め設定された順序で順次起動して、処理するプログラムである。
【0044】
ジョグダイヤル状態監視プログラム54Cは、ジョグダイヤル4に対応しているか否かの通知を、上述した各アプリケーションプログラムから受け取り、ジョグダイヤル4に対応している場合、ジョグダイヤル4を操作することで何が行えるかをLCD7に表示させる。
【0045】
ジョグダイヤル状態監視プログラム54Cは、ジョグダイヤル4のイベント(ジョグダイヤル4が回転される、または押圧されるなどの操作)を検出して、検出されたイベントに対応する処理を実行する。ジョグダイヤル状態監視プログラム54Cは、アプリケーションプログラムからの通知を受け取るリストを有する。ジョグダイヤルドライバ54Dは、ジョグダイヤル4の操作に対応して各種機能を実行する。
【0046】
OS(Operating System)54Eは、例えばマイクロソフト社のいわゆるウィンドウズ(登録商標)(Windows(登録商標))XP、またはアップルコンピュータ社のいわゆるマックOS(商標)等に代表される、コンピュータの基本的な動作を制御するプログラムである。
【0047】
録画再生プログラム54Fは、詳細は後述するが、画像処理回路114のチューナで受信された番組に対応する動画像の画像データ、または動画像に同期している音声データをHDD67に記録させる。
【0048】
録画再生プログラム54Fは、CCDビデオカメラ10で撮像された画像に対応する動画像の画像データ、およびマイクロフォン9で取得された音声に対応する音声データをHDD67に記録させる。
【0049】
または、録画再生プログラム54Fは、外部の機器から供給され、画像処理回路114により取得された動画像の画像データおよび動画像に同期している音声データをHDD67に記録させる。
【0050】
録画再生プログラム54Fは、動画像の画像データを基に、動画像が大きく変化する、いわゆる動画像の場面、いわゆるシーンの切り換えを検出し、動画像の画像データから、動画像のシーンの切り換えに対応する静止画像の画像データを生成し、動画像のシーンの切り換えの時刻を示すデータと共に、生成した画像データを記録する。
【0051】
録画再生プログラム54Fは、音声データを基に、音声が大きく変化する、いわゆる音声の場面の切り換えを検出し、動画像の画像データから、音声の場面の切り換えに対応する静止画像の画像データを生成し、音声の場面の切り換えの時刻を示すデータと共に、生成した画像データを記録する。
【0052】
以下、音声の場面を、音声のシーンとも称する。
【0053】
ここで、例えば、音声のうちのバックグラウンドの音楽の変更、モノーラルの音声からステレオの音声への切り換え、または、いわゆる2カ国語の音声からステレオの音声への切り換えなどが、音声の場面、すなわち音声のシーンの切り換えとして検出される。
【0054】
動画像または音声のシーンの切り換えの時刻は、動画像および音声の先頭を基準とした、動画像および音声における相対的な時刻を示す。以下、動画像および音声の先頭を基準とした相対てきな時刻を相対時刻とも称する。
【0055】
録画再生プログラム54Fは、HDD67に記録されている動画像の画像データを基に、LCD7に動画像を表示すると共に、HDD67に記録されている音声データを基に、スピーカ65に音声を出力させる。
【0056】
または、録画再生プログラム54Fは、HDD67に記録されている静止画像の画像データを基に、LCD7に静止画像を表示すると共に、HDD67に記録されている音声データを基に、スピーカ65に音声を出力させる。録画再生プログラム54Fは、LCD7に静止画像を表示するとき、動画像または音声のシーンの切り換えの相対時刻を示すデータを基に、シーンが切り換えられた相対時刻に、切り換えられたシーンに対応する静止画像をLCD7に表示させる。言い換えれば、録画再生プログラム54Fは、動画像または音声のシーンが切り換えられた相対時刻に、シーンに対応させ、表示する静止画像を変更する。
【0057】
ビデオコントローラ57は、AGP50を介してブリッジ53に接続されており、AGP50およびブリッジ53を介してCPU51から供給されるデータ(動画像または静止画像の画像データを含むイメージデータまたはテキストデータなど)を受信して、受信したデータに対応するイメージデータを生成するか、または受信したデータをそのまま、内蔵するビデオメモリ(図示せず)に記憶する。ビデオコントローラ57は、表示部3のLCD7に、ビデオメモリに記憶されているイメージデータに対応する画像を表示させる。
【0058】
また、ビデオコントローラ57は、CCDビデオカメラ10から、撮像された画像に対応するイメージデータを取得し、取得したイメージデータをRAM54、CPU51、HDD67、または画像処理回路114に供給する。
【0059】
PCIバス56には、サウンドコントローラ64が接続されている。サウンドコントローラ64は、マイクロフォン9から音声に対応する信号を取り込み、音声に対応する音声データを生成して、RAM54、CPU51、HDD67、または画像処理回路114に出力する。または、サウンドコントローラ64は、PCIバス56を介して供給された音声データを基に、スピーカ65を駆動して、スピーカ65に音声を出力させる。
【0060】
また、PCIバス56にはモデム75が接続されている。モデム75は、公衆電話回線76およびインターネットサービスプロバイダ77を介して、インターネット等のネットワーク80またはメールサーバ78に所定のデータを送信するとともに、ネットワーク80またはメールサーバ78から所定のデータを受信する。
【0061】
PCカードスロットインターフェース111は、PCIバス56に接続され、スロット14に装着されたインターフェースカード112から供給されたデータを、CPU51またはRAM54に供給するとともに、CPU51から供給されたデータをインターフェースカード112に出力する。ドライブ113は、PCカードスロットインターフェース111およびインターフェースカード112を介して、PCIバス56に接続されている。
【0062】
ドライブ113は、装着されている磁気ディスク121、光ディスク122、光磁気ディスク123、または半導体メモリ124に記録されているデータを読み出し、読み出したデータをPCカードスロットインターフェース111、インターフェースカード112、およびPCIバス56を介して、RAM54に供給する。
【0063】
また、PCIバス56にはブリッジ58(いわゆる、サウスブリッジ)も接続されている。ブリッジ58は、例えば、インテル社製のPIIX4Eなどで構成されており、IDE(Integrated Drive Electronics)コントローラ/コンフィギュレーションレジスタ59、タイマ回路60、IDEインターフェース61、およびUSBインターフェース68等を内蔵している。ブリッジ58は、IDEバス62に接続されるデバイス、またはISA/EIO(Industry Standard Architecture / Extended Input Output)バス63若しくはI/Oインターフェース69を介して接続されるデバイスの制御等、各種のI/O(Input / Output)を制御する。
【0064】
IDEコントローラ/コンフィギュレーションレジスタ59は、いわゆるプライマリIDEコントローラとセカンダリIDEコントローラとの2つのIDEコントローラ、およびコンフィギュレーションレジスタ(configuration register)等から構成されている(いずれも図示せず)。
【0065】
プライマリIDEコントローラには、IDEバス62を介して、HDD67が接続されている。また、セカンダリIDEコントローラには、他のIDEバスに、図示しないCD-ROMドライブまたはHDDなどの、いわゆるIDEデバイスが装着されたとき、その装着されたIDEデバイスが電気的に接続される。
【0066】
なお、HDD67は、電子メールプログラム67A、オートパイロットプログラム67B、ジョグダイヤル状態監視プログラム67C、ジョグダイヤルドライバ67D、OS67E、録画再生プログラム67F、およびアプリケーションプログラム67G1乃至67Gn等を記録する。HDD67に記録されている電子メールプログラム67A、オートパイロットプログラム67B、ジョグダイヤル状態監視プログラム67C、ジョグダイヤルドライバ67D、OS67E、録画再生プログラム67F、およびアプリケーションプログラム67G1乃至67Gn等は、起動(ブートアップ)処理の過程で、RAM54に順次供給され、ロードされる。また、HDD67は、後述するように、コンテンツである画像データおよび音声データを記録している。
【0067】
USB(Universal Serial Bus)インターフェース68は、USBポート107を介して、接続されている図示せぬデバイスなどにコマンドまたはデータを出力するか、またはデバイスから供給されたコマンドまたはデータを取得する。
【0068】
タイマ回路60は、現在時刻を示すデータをPCIバス56を介して、CPU51に供給する。または、タイマ回路60は、所定の時刻を基準とする経過時間を示すデータをPCIバス56を介して、CPU51に供給する。
【0069】
ISA/EIOバス63には、さらに、I/Oインターフェース69が接続されている。このI/Oインターフェース69は、エンベディットコントローラから構成され、その内部において、ROM70、RAM71、およびCPU72が相互に接続されている。
【0070】
ROM70は、LED制御プログラム70A、ポインティングデバイス入力監視プログラム70B、キー入力監視プログラム70C、ウェイクアッププログラム70D、およびジョグダイヤル状態監視プログラム70E等を予め記憶している。
【0071】
LED制御プログラム70Aは、電源ランプPL、電池ランプBL、またはその他のLEDよりなるランプの点灯の制御を行う。ポインティングデバイス入力監視プログラム70Bは、使用者の操作に対応したスティック式ポインティングデバイス6からの入力を監視するプログラムである。
【0072】
キー入力監視プログラム70Cは、キーボード5またはその他のキースイッチからの入力を監視するプログラムである。ウェイクアッププログラム70Dは、ブリッジ58のタイマ回路60から供給される現在時刻を示すデータに基づいて、予め設定された時刻になったかどうかをチェックして、設定された時刻になったとき、所定の処理(またはプログラム)等を起動するために、パーソナルコンピュータ1を構成する各チップの電源を管理するプログラムである。ジョグダイヤル状態監視プログラム70Eは、ジョグダイヤル4の回転型エンコーダが回転されたか否か、またはジョグダイヤル4が押されたか否かを常に監視するためのプログラムである。
【0073】
ROM70には、さらにBIOS(Basic Input/Output System(基本入出力システム))70Fが書き込まれている。BIOS70Fは、OSまたはアプリケーションプログラムと周辺機器(スティック式ポインティングデバイス6、キーボード5、またはHDD67等)との間で、データの受け渡し(入出力)を制御する。
【0074】
RAM71は、LED制御、スティック式ポインティングデバイス入力ステイタス、キー入力ステイタス、若しくは設定時刻用の各レジスタ、またはジョグダイヤル状態監視用のI/Oレジスタ等を、レジスタ71A乃至71Fとして有している。例えば、LED制御レジスタは、ジョグダイヤル4が押されて、電子メールプログラム54Aの起動されたとき、所定の値が格納され、格納されている値に対応して、所定のLEDよりなるランプの点灯が制御される。キー入力ステイタスレジスタは、ジョグダイヤル4が押圧されると、所定の操作キーフラグが格納される。設定時刻レジスタは、使用者によるキーボード5などの操作に対応して、所定の時刻が設定される。
【0075】
また、このI/Oインターフェース69は、ジョグダイヤル4、キーボード5、およびスティック式ポインティングデバイス6等が接続され、ジョグダイヤル4、キーボード5、またはスティック式ポインティングデバイス6それぞれに対する操作に対応した信号をISA/EIOバス63に出力する。また、I/Oインターフェース69には、電源ランプPL、電池ランプBL、電源制御回路73、およびその他のLEDよりなるランプが接続されている。
【0076】
電源制御回路73は、内蔵バッテリ74またはAC電源に接続されており、各ブロックに、必要な電源を供給するとともに、内蔵バッテリ74または周辺装置のセカンドバッテリの充電のための制御を行う。電源制御回路73は、パーソナルコンピュータ1の電源がオフされていても、メモリカードドライバ151−1および151−2、並びにサウンドコントローラ64に電源を供給する。
【0077】
また、電源制御回路73は、内蔵バッテリ74に蓄電されている電力量、いわゆる残量を検出し、残量を示すデータをI/Oインターフェース69に供給する。I/Oインターフェース69は、内蔵バッテリ74の残量を示すデータを、CPU51に供給する。
【0078】
また、I/Oインターフェース69は、電源をオンまたはオフするとき操作される電源スイッチ8を監視している。
【0079】
I/Oインターフェース69は、電源がオフの状態でも、内部に設けられた電源により、LED制御プログラム70A乃至ジョグダイヤル状態監視プログラム70Eを実行する。すなわち、LED制御プログラム70A乃至ジョグダイヤル状態監視プログラム70Eは、常時動作している。
【0080】
従って、電源スイッチ8がオフでCPU51がOS54Eを実行していない場合でも、I/Oインターフェース69は、ジョグダイヤル状態監視プログラム70Eを実行するので、例えば、省電力状態、または電源オフの状態で、ジョグダイヤル4が押圧されたとき、パーソナルコンピュータ1は、予め設定した所定のソフトウェアまたはスクリプトファイルの処理を起動する。
【0081】
このように、パーソナルコンピュータ1においては、ジョグダイヤル4がプログラマブルパワーキー(PPK)機能を有するので、専用のキーを設ける必要がない。
【0082】
さらに、PCIバス56には、画像処理回路114が接続されている。画像処理回路114は、放送された番組を受信し、受信した番組に対応する、デジタルデータである、動画像の画像データおよび音声データを圧縮符号化し、圧縮符号化された動画像の画像データおよび音声データをHDD67に記録させる。
【0083】
画像処理回路114は、入力されたアナログ信号である画像信号または音声信号を基に、デジタルデータである動画像の画像データまたは音声データを生成する。画像処理回路114は、生成された画像データおよび音声データを圧縮符号化し、圧縮符号化された画像データおよび音声データをHDD67に記録させる。
【0084】
画像処理回路114は、入力された画像データおよび音声データを圧縮符号化し、圧縮符号化された画像データおよび音声データをHDD67に記録させる。
【0085】
また、画像処理回路114は、動画像の画像データを基に、動画像のシーンの切り換えを検出し、動画像のシーンの切り換えを示す信号を、CPU51に供給する。画像処理回路114は、音声データを基に、音声のシーンの切り換えを検出し、音声のシーンの切り換えを示す信号を、CPU51に供給する。
【0086】
画像処理回路114は、CPU51の制御の基に、動画像の画像データから、静止画像の画像データを生成する。画像処理回路114は、生成した静止画像の画像データをHDD67に記録させる。
【0087】
画像処理回路114は、HDD67に記録されている、圧縮符号化されている動画像の画像データおよび音声データを伸張し、伸張された画像データを、ビデオコントローラ57に供給すると共に、伸張された音声データを、サウンドコントローラ64に供給する。
【0088】
画像処理回路114は、HDD67に記録されている、静止画像の画像データが圧縮されているとき、静止画像の画像データを伸張し、伸張された画像データを、ビデオコントローラ57に供給する。
【0089】
次に、画像処理回路114の構成について説明する。図8は、画像処理回路114の構成の一例を示す図である。1394インターフェース151は、IEEE1394の規定に対応する構成を有し、IEEE1394の規定に対応するプロトコルに基づき、DVCR(Digital Video Cassette Recorder)、VCR(Video Cassette Recorder)、またはセットトップボックスなどの外部の機器から供給されるデジタルデータである、DVCRフォーマットの画像データまたは音声データを受信し、受信した画像データまたは音声データをDV(Digital Video)データインターフェース52に供給する。
【0090】
また、1394インターフェース151は、DVデータインターフェース152から供給されたDVCRフォーマットの画像データおよび音声データを、IEEE1394の規定に対応するプロトコルに基づき、接続されている外部の機器に供給する。
【0091】
DVデータインターフェース152は、1394インターフェース151から供給されたDVCRフォーマットの画像データまたは音声データ、またはデジタルセレクタ157から供給された画像データまたは音声データ(例えば、いわゆる、4:1:1などの圧縮されていないデジタルデータなど)をDVデータ圧縮伸張回路153に出力し、DVデータ圧縮伸張回路153から供給されたDVCRフォーマットの画像データまたは音声データを1394インターフェース151に出力し、DVデータ圧縮伸張回路153から供給された画像データまたは音声データ(圧縮されていない)をデジタルセレクタ157に出力する。
【0092】
DVデータ圧縮伸張回路153は、DVデータインターフェース152から供給されたDVCRフォーマットの画像データまたは音声データを、圧縮されていない画像データまたは音声データに伸張して、DVデータインターフェース152に出力し、または、DVデータインターフェース152から供給された圧縮されていない画像データまたは音声データを、DVCRフォーマットの画像データまたは音声データに圧縮し、DVデータインターフェース152に出力する。
【0093】
チューナ154は、図示せぬアンテナから供給されたRF(radio Frequency)信号を入力し、所定のチャンネルの番組に対応するアナログ信号である、画像信号および音声信号をアナログセレクタ155に出力する。アナログセレクタ155は、外部の機器、またはD/A(Digital/Analog)変換回路161から供給されたアナログ信号である、画像信号または音声信号のいずれかを選択し、A/D(Analog/Digital)変換回路156または外部の機器に出力する。
【0094】
A/D変換回路156は、アナログセレクタ155から供給された画像信号および音声信号を、デジタルデータである、画像データ(例えば、いわゆる、4:1:1などの画像データなど)および音声データに変換し、デジタルセレクタ157に出力する。デジタルセレクタ157は、DVデータインターフェース152、A/D変換回路156、またはMPEG(Moving Picture Experts Group)デコーダ160から出力された画像データおよび音声データを入力し、いずれかの画像データおよび音声データを選択し、選択した画像データおよび音声データをDVデータインターフェース152、MPEGエンコーダ158、またはD/A変換回路161に出力するとともに、ブリッジ159に出力する。
【0095】
MPEGエンコーダ158は、デジタルセレクタ157から供給された動画像の画像データおよび音声データを、それぞれ圧縮符号化すると共に、多重化し、生成した1つの符号化列を、ブリッジ159に出力する。
【0096】
以下、動画像の画像データおよび音声データが多重化されてなるデータを、画像音声多重化データと称する。
【0097】
例えば、MPEGエンコーダ158は、音声データをMPEG2方式により圧縮符号化した符号化列であるAudio-PES(Packetized Elementary Stream)を生成するとともに、および動画像の画像データをMPEG2方式により圧縮符号化した符号化列であるVideo-PESを生成し、生成したAudio-PESおよびVideo-PESを多重化することにより、1つのMPEG2-PS(Program Stream)を生成し、生成したMPEG2-PSをブリッジ159に出力する。
【0098】
MPEGエンコーダ158は、画像音声多重化データとは別に、音声データを圧縮符号化し、生成した符号化列を、ブリッジ159に出力する。音声データの符号化方式は、画像音声多重化データの圧縮符号化の方式と同一の方式、また、異なる方式のいずれであってもよい。
【0099】
また、MPEGエンコーダ158は、動画像または音声のシーンの切り換えを検出し、動画像または音声のシーンが切り換えられたとき、シーンの切り換えに対応する動画像(シーンが切り換えられた画像)を、静止画像に変換し、ブリッジ159に出力する。例えば、MPEGエンコーダ158は、動画像に対応する静止画像の画像データとして、ビットマップ方式の画像データを出力する。
【0100】
なお、MPEGエンコーダ158は、JPEG(Joint Photographic Experts Group)方式などにより圧縮された静止画像の画像データを出力するようにしてもよい。
【0101】
MPEGエンコーダ158は、動画像または音声のシーンの切り換えを示すデータをブリッジ159に供給する。
【0102】
ブリッジ159は、デジタルセレクタ157から供給された画像データおよび音声データ(圧縮されてない)を、PCIバス56およびブリッジ53などを介して、ビデオコントローラ57に出力する。ブリッジ159は、MPEGエンコーダ158から供給されたMPEG方式の画像データまたは音声データを、画像処理回路114が装着されているパーソナルコンピュータ1のPCIバス56を介して、HDD67、またはCPU51に出力する。さらに、ブリッジ159は、MPEGエンコーダ158から供給された、動画像または音声のシーンの切り換えに対応する静止画像の画像データを、HDD67、またはCPU51に出力するとともに、動画像または音声のシーンの切り換えを示すデータをCPU51またはRAM54に供給する。
【0103】
また、ブリッジ159は、PCIバス56を介して、パーソナルコンピュータ1のHDD67から、MPEG方式の画像データおよび音声データ、または静止画像の画像データおよび音声データを受信し、MPEGデコーダ160に出力する。
【0104】
MPEGデコーダ160は、ブリッジ159から供給されたMPEG方式の画像データおよび音声データを伸張して、圧縮されていない画像データまたは音声データとし、デジタルセレクタ157に出力する。静止画像の画像データが圧縮されているとき、MPEGデコーダ160は、ブリッジ159から供給された静止画像の画像データを伸張して、圧縮されていない画像データとし、デジタルセレクタ157に出力する。MPEGデコーダ160は、ブリッジ159から供給された音声データを伸張して、圧縮されていない音声データとし、デジタルセレクタ157に出力する。
【0105】
D/A変換回路161は、デジタルセレクタ157から供給された画像データおよび音声データを、アナログ信号に変換し、アナログセレクタ52に出力する。
【0106】
なお、MPEGエンコーダ158またはMPEGデコーダ160に対応する処理は、所定のプログラムにより、CPU51が実行するようにしてもよい。
【0107】
図9は、パーソナルコンピュータ1が実行するアプリケーションプログラムを説明する図である。録画再生プログラム54Fは、画像処理回路114に、チューナ154で受信した所定のチャンネルの画像および音声のアナログ信号、VCRなどの外部の機器から供給された、アナログ信号である画像信号および音声信号、またはDVCRなどの外部の機器から供給されたデジタルデータである、画像データおよび音声データのいずれかを選択させ、選択されたアナログ信号またはデジタルデータをMPEG方式の画像データまたは音声データに圧縮符号化させ、1以上の所定の形式のファイルから構成されるAV(Audio Visual)コンテンツとして、HDD67に記録させる。
【0108】
録画再生プログラム54Fは、画像処理回路114に、チューナ154で受信した所定のチャンネルの音声のアナログ信号、VCRなどの外部の機器から供給された、アナログ信号である音声信号、またはDVCRなどの外部の機器から供給されたデジタルデータである、音声データのいずれかを選択させ、選択されたアナログ信号またはデジタルデータをMPEG方式の音声データに圧縮符号化させ、1以上の所定の形式のファイルから構成されるコンテンツとして、HDD67に圧縮符号化された音声データをさらに記録させる。
【0109】
録画再生プログラム54Fは、画像処理回路114に、圧縮符号化している画像データまたは音声データを基に、動画像または音声のシーンの切り換えを検出させ、動画像または音声のシーンの切り換えが検出されたとき、動画像に対応する静止画像の画像データを生成させる。録画再生プログラム54Fは、生成した静止画像の画像データを、HDD67に記録されている、対応するAVコンテンツに格納させる。すなわち、録画再生プログラム54Fは、生成した静止画像の画像データをHDD67に記録させる。
【0110】
なお、録画再生プログラム54F自身が、圧縮符号化している画像データまたは音声データを基に、動画像または音声のシーンの切り換えを検出するようにしてもよい。
【0111】
録画再生プログラム54Fは、動画像または音声のシーンの切り換えが検出されたとき、シーンの切り換えの相対時刻を示すデータを、HDD67に記録されている、対応するAVコンテンツに格納させる。すなわち、録画再生プログラム54Fは、シーンの切り換えの相対時刻を示すデータをHDD67に記録させる。
【0112】
録画再生プログラム54Fは、動画像を表示させると共に、音声を出力させるか、または、シーンの切り換えに対応させて、順次、静止画像を表示させると共に、音声を出力させる。
【0113】
以下、動画像の表示および音声の出力を、完全再生と称する。また、シーンの切り換えに対応した、所定の静止画像の表示および音声の出力を、省電力再生と称する。
【0114】
動画像の表示および音声の出力、すなわち完全再生が指示され、かつ、内蔵バッテリ74の残量が、予め記憶している(設定されている)閾値以上であるとき、録画再生プログラム54Fは、完全再生を実行する。より詳細に説明すれば、完全再生において、録画再生プログラム54Fは、AVコンテンツに格納されている動画像の画像データおよび音声データを、画像処理回路114に、伸張させて、圧縮されていない所定の画像または音声のデジタルデータを生成し、画像をLCD7に表示させ、音声をスピーカ65に出力させる。
【0115】
シーンの切り換えに対応した、所定の静止画像の表示および音声の出力、すなわち省電力再生が指示されるか、または、内蔵バッテリ74の残量が、予め記憶している(設定されている)閾値未満であるとき、録画再生プログラム54Fは、省電力再生を実行する。より詳細に説明すれば、省電力再生において、録画再生プログラム54Fは、AVコンテンツに格納されている、静止画像の画像データおよびシーンの切り換えの相対時刻を示すデータを読み出すと共に、AVコンテンツに格納されている音声データを、画像処理回路114に、伸張させて、圧縮されていない音声のデジタルデータを生成する。
【0116】
録画再生プログラム54Fは、AVコンテンツに格納されている、シーンの切り換えの相対時刻を示すデータを基に、シーンの切り換えに対応する、所定の静止画像をLCD7に表示させ、音声をスピーカ65に出力させる。
【0117】
AVコンテンツ管理検索プログラム181は、HDD67に記録されているAVコンテンツの内容または録画された日付などの所定の情報を表示する。また、AVコンテンツ管理検索プログラム181は、所定のAVコンテンツの再生を録画再生プログラム54Fに指示し、編集の対象となるAVコンテンツを選択し、その選択されたAVコンテンツの情報をAVコンテンツ編集プログラム182に供給し、予約録画設定プログラム183に予約録画の指示を行う。
【0118】
AVコンテンツ編集プログラム182は、HDD67に記録されているAVコンテンツを基に、選択されたAVコンテンツの所定の画像および音声を編集(所定AVコンテンツにふくまれている画像および音声をつなぎ合わせる)し、編集された画像または音声を再生する所定の形式のAVコンテンツを生成する。
【0119】
このAVコンテンツは、画像データまたは音声データを有せず、選択されたAVコンテンツを特定する情報および利用する画像および音声を特定する情報から構成され、録画再生プログラム54Fで再生することができる。
【0120】
予約録画設定プログラム183は、設定に基づき、予約録画を実行させるAVコンテンツを生成する。このAVコンテンツは、設定(録画時間、および画質を決定する録画モード)に対応し、HDD67の記憶領域を予め確保する。
【0121】
予約監視プログラム184は、パーソナルコンピュータ1が動作しているとき(OSが動作しているとき)、常に動作し(いわゆる、常駐している)、予約録画設定プログラム183が生成した予約録画を実行させるAVコンテンツ、および、タイマ回路60から供給される時刻を基に、予約録画を実行する。また、予約監視プログラム184は、予約録画を実行させるAVコンテンツの設定を変更する。
【0122】
図10は、パーソナルコンピュータ1が実行するアプリケーションプログラム、ミドルウェア、およびドライバ類の構成を説明する図である。ミドルウェアは、アプリケーションプログラムからの要求に対応し、所定のドライバ類を動作させる。ドライバ類は、画像処理回路114のMPEGエンコーダ158など、所定のハードウェアのリソースを、実際に動作させる。
【0123】
ハードウェアインターフェース191は、録画再生プログラム54F、AVコンテンツ管理検索プログラム181、AVコンテンツ編集プログラム182、予約録画設定プログラム183、または予約監視プログラム184が要求する、ハードウェアリソースの使用を調停し、各種の優先順位などの設定に基づき、アプリケーションプログラムが所定のハードウェアリソースを適切に利用できるようにする。
【0124】
コンテンツデータベース192は、AVコンテンツの後述する属性のデータなどを管理し、録画再生プログラム54F、AVコンテンツ管理検索プログラム181、AVコンテンツ編集プログラム182、予約録画設定プログラム183、または予約監視プログラム184に対し、AVコンテンツの後述する属性のデータ、またはAVコンテンツに対応する画像または音声のデジタルデータを記憶しているファイルを特定するデータを提供するデータベースである。
【0125】
ファイルI/O(Input/Output)193は、コンテンツデータベース192を介して、録画再生プログラム54F、AVコンテンツ管理検索プログラム181、AVコンテンツ編集プログラム182、予約録画設定プログラム183、または予約監視プログラム184の所定のAVコンテンツ(1以上のファイルから構成される)に対する読み出し、または書き込みの要求に対応し、実際に、所定のファイルに対しデータの読み出し、または書き込みを実行する。
【0126】
エンコードドライバプログラム194は、画像処理回路114のMPEGエンコーダ158に、デジタルセレクタ157から入力された画像または音声のデータを、MPEG方式のデジタルデータに圧縮させる制御を実行する。
【0127】
デコードドライバプログラム195は、画像処理回路114のMPEGデコーダ160に、ブリッジ159から入力されたMPEG方式の画像または音声のデジタルデータを、伸張させる制御を実行する。
【0128】
出力切り換えプログラム196は、画像処理回路114のアナログセレクタ52、および1394インターフェース151を動作させ、画像処理回路114からのアナログ信号またはデジタルデータの出力を制御する。
【0129】
入力切り換えプログラム197は、画像処理回路114のアナログセレクタ52、1394インターフェース151、DVデータインターフェース152、およびデジタルセレクタ157を動作させ、画像処理回路114に入力されるアナログ信号またはデジタルデータを選択する。
【0130】
画面表示プログラム198は、デジタルセレクタ157およびブリッジ159などを動作させ、LCD7への画像の表示を制御する。
【0131】
ドライバ199は、エンコードドライバプログラム194、デコードドライバプログラム195、出力切り換えプログラム196、入力切り換えプログラム197、および画面表示プログラム198の要求に対応し、画像処理回路114を実際に動作させるプログラムである。
【0132】
図11は、AVコンテンツの構成の例を説明する図である。HDD67に記録されているコンテンツデータベース192には、各AVコンテンツの属性が記録されている。コンテンツデータベース192に記録されているAVコンテンツ属性レコード202−1は、AVコンテンツ201−1の属性である、名前、ID(Identification data)、作成日時、変更日時、録画時間、チャンネル名、録画モード、状態、有効期限(日付および時刻から示される)、誤削除防止の設定、エラーの有り無し、およびメモなどのデータを格納している。コンテンツデータベース192に記録されているAVコンテンツ属性レコード202−2は、AVコンテンツ201−2の属性である、名前、ID、作成日時、変更日時、録画時間、チャンネル名、録画モード、状態、有効期限、誤削除防止の設定、エラーの有り無し、およびメモなどのデータを格納している。
【0133】
AVコンテンツ属性レコード202−1に格納されている録画モードのデータは、動画像データファイル211−1−1および211−1−2が高画質、標準、またはビデオCD互換(画像のデータがMPEG1方式であること示す)のいずれかであることを示す。同様に、AVコンテンツ属性レコード202−1に格納されている状態のデータは、AVコンテンツ201−1が予約待ち、録画中、録画・再生中(録画し、録画している画像のデータを再生している)、未再生、再生中、または再生済のうちの、いずれかの状態であることを示す。
【0134】
エラーは、例えば、録画中にパーソナルコンピュータ1が故障し、途中までしか録画されなかった、録画中の受信状態が悪く、アンテナからの入力されたRF信号で画像が再生できなかった、または、動画像データファイル211−1−1の一部が欠落している等のAVコンテンツ201−1の状態を示す。
【0135】
有効期限および誤削除防止の設定は、どちらも設定されない、または、そのいずれかが設定され、有効期限および誤削除防止の双方が同時に設定されることはない。
【0136】
AVコンテンツ属性レコード202−2に格納されている録画モードのデータは、動画像データファイル211−2−1および211−2−2が高画質、標準、またはビデオCD互換のいずれかであることを示す。同様に、AVコンテンツ属性レコード202−2に格納されている状態のデータは、AVコンテンツ201−2が予約待ち、録画中、録画・再生中、未再生、再生中、または再生済のうちの、いずれかの状態であることを示す。
【0137】
AVコンテンツ201−1は、HDD67に記録されている動画像データファイル211−1−1および211−1−2、HDD67に記録されている静止画像データファイル212−1−1および212−1−2、HDD67に記録されている音声データファイル213−1−1および213−1−2、並びにHDD67に記録されている相対時刻ファイル214−1−1および214−1−2から構成され、画像処理回路114から供給された、画像音声多重化データ、静止画像の画像データ、音声データ、および相対時刻を示すデータを格納する。
【0138】
動画像データファイル211−1−1および211−1−2は、画像処理回路114から供給された、動画像の画像データおよび音声データが多重化されてなる画像音声多重化データが格納されている。例えば、動画像データファイル211−1−1および211−1−2は、画像処理回路114から供給された、画像音声多重化データであるMPEG2-PSを格納する。
【0139】
動画像データファイル211−1−2に格納されている画像音声多重化データの先頭に多重化されている画像データに対応する動画像は、動画像データファイル211−1−1に格納されている画像音声多重化データの最後に多重化されている画像データに対応する動画像に連続している。
【0140】
静止画像データファイル212−1−1は、動画像データファイル211−1−1に格納されている画像音声多重化データの動画像または音声のシーンの切り換えに対応する、画像処理回路114から供給された、静止画像の画像データを格納する。静止画像データファイル212−1−2は、動画像データファイル211−1−2に格納されている画像音声多重化データの動画像または音声のシーンの切り換えに対応する、画像処理回路114から供給された、静止画像の画像データを格納する。
【0141】
音声データファイル213−1−1には、画像処理回路114から供給された、動画像データファイル211−1−1に格納されている画像音声多重化データに多重化されている音声データの音声と同一の音声の音声データ(多重化されていない)が格納されている。すなわち、動画像データファイル211−1−1に格納されている画像音声多重化データに多重化されている音声データ、および音声データファイル213−1−1に格納されている音声データを同時に再生を開始したとき、時間の経過に伴って、同一の音声が出力される。
【0142】
音声データファイル213−1−2には、画像処理回路114から供給された、動画像データファイル211−1−2に格納されている画像音声多重化データに多重化されている音声データの音声と同一の音声の音声データ(多重化されていない)が格納されている。
【0143】
音声データファイル213−1−2の先頭に格納されている音声データに対応する音声は、音声データファイル213−1−1の最後に格納されている音声データに対応する音声に連続している。
【0144】
相対時刻ファイル214−1−1は、動画像データファイル211−1−1に格納されている画像音声多重化データに対応する、画像処理回路114から供給された、動画像または音声のシーンの切り換えの相対時刻を示すデータを格納する。相対時刻ファイル214−1−2は、動画像データファイル211−1−2に格納されている画像音声多重化データに対応する、画像処理回路114から供給された、動画像または音声のシーンの切り換えの相対時刻を示すデータを格納する。
【0145】
AVコンテンツ201−2は、動画像データファイル211−2−1および211−2−2、静止画像データファイル212−2−1および212−2−2、音声データファイル213−2−1および213−2−2、並びに相対時刻ファイル214−2−1および214−2−2から構成され、AVコンテンツ201−1の場合と同様なのでその説明は省略する。
【0146】
以下、AVコンテンツ201−1またはAVコンテンツ201−2を個別に区別する必要がないとき、単にAVコンテンツ201と称する。
【0147】
以下、AVコンテンツ属性レコード202−1またはAVコンテンツ属性レコード202−2を個別に区別する必要がないとき、単にAVコンテンツ属性レコード202と称する。
【0148】
以下、動画像データファイル211−1−1若しくは動画像データファイル211−1−2または動画像データファイル211−2−1若しくは動画像データファイル211−2−2を個別に区別する必要がないとき、単に動画像データファイル211と称する。
【0149】
以下、静止画像データファイル212−1−1若しくは静止画像データファイル212−1−2または静止画像データファイル212−2−1若しくは静止画像データファイル212−2−2を個別に区別する必要がないとき、単に静止画像データファイル212と称する。
【0150】
以下、音声データファイル213−1−1若しくは音声データファイル213−1−2または音声データファイル213−2−1若しくは音声データファイル213−2−2を個々に区別する必要がないとき、単に、音声データファイル213と称する。
【0151】
以下、相対時刻ファイル214−1−1若しくは相対時刻ファイル214−1−2または相対時刻ファイル214−2−1若しくは相対時刻ファイル214−2−2を個々に区別する必要がないとき、単に、相対時刻ファイル214と称する。
【0152】
次に、録画再生プログラム54Fが、パーソナルコンピュータ1のLCD7に表示させる画面について説明する。図12は、録画再生プログラム54Fが、録画の操作が可能であるとき、パーソナルコンピュータ1のLCD7に表示される画面の例を説明する図である。
【0153】
録画ウィンドウ241には、録画されるチャンネル、録画モードなどが設定される。録画を開始したとき、録画再生プログラム54Fは、録画ウィンドウ241の設定に基づき、画像処理回路114のチューナ154またはMPEGエンコーダ158などの動作を設定し、所定のAVコンテンツ201およびAVコンテンツ属性レコード202を生成し、HDD67に記録させる。
【0154】
録画ウィンドウ241が選択され、アクティブであるとき、録画ボタン242および停止ボタン243は、アクティブとなり、操作が可能になる。すなわち、録画ウィンドウ241が選択され、アクティブである場合、録画再生プログラム54Fは、録画ボタン242がクリックされたとき、録画を開始し、停止ボタン243がクリックされたとき、録画を停止する。
【0155】
一方、録画ウィンドウ241が選択され、アクティブであるとき、完全再生ボタン244、省電力再生ボタン245、および一時停止ボタン145は、非アクティブとなり、録画再生プログラム54Fは、完全再生ボタン244、省電力再生ボタン245、または一時停止ボタン246がクリックされても、動作しない。
【0156】
表示領域247は、記録しようとする動画像、記録している動画像、または再生された動画像若しくは静止画像を表示する領域である。
【0157】
次に、録画再生プログラム54Fにより、所定のAVコンテンツ201を再生するときの画面について説明する。図13は、録画再生プログラム54Fが、再生の操作が可能である場合、パーソナルコンピュータ1のLCD7に表示させる画面の例を説明する図である。
【0158】
再生ウィンドウ251には、再生するAVコンテンツの録画モード等が表示される。再生ウィンドウ251が選択され、アクティブであるとき、停止ボタン243、完全再生ボタン244、省電力再生ボタン245、および一時停止ボタン246は、アクティブとなり、操作が可能になる。すなわち、再生ウィンドウ251が選択され、アクティブである場合、録画再生プログラム54Fは、完全再生ボタン244がクリックされたとき、動画像の再生と共に、音声の再生を開始し、一時停止ボタン246がクリックされたとき、動画像および音声の再生を一時停止し、停止ボタン243がクリックされたとき、動画像および音声の再生を停止する。
【0159】
再生ウィンドウ251が選択され、アクティブである場合、録画再生プログラム54Fは、省電力再生ボタン245がクリックされたとき、音声の再生を開始すると共に、シーンの切り換えの時刻に対応させて、静止画像を切り換えて表示し、一時停止ボタン246がクリックされたとき、静止画像および音声の再生を一時停止し、停止ボタン243がクリックされたとき、静止画像および音声の再生を停止する。
【0160】
一方、再生ウィンドウ251が選択され、アクティブであるとき、録画ボタン242は、非アクティブとなり、録画再生プログラム54Fは、録画ボタン242がクリックされても、動作しない。
【0161】
また、図14に示すように、操作メニューがクリックされたとき、録画再生プログラム54Fは、録画コマンド、停止コマンド、完全再生コマンド、および省電力再生コマンドなどが配置されているプルダウンメニュー261をLCD7に表示させる。
【0162】
プルダウンメニュー261の完全再生コマンドが選択されたとき、録画再生プログラム54Fは、動画像の再生と共に、音声の再生を開始する。
【0163】
プルダウンメニュー261の省電力再生コマンドが選択されたとき、録画再生プログラム54Fは、音声の再生を開始すると共に、シーンが切り換えの時刻に対応させて、静止画像を切り換えて表示する。
【0164】
次に、図15のフローチャートを参照して、録画再生プログラム54Fを実行するCPU51による、録画の処理を説明する。
【0165】
ステップS11において、録画再生プログラム54Fは、コンテンツデータベース192に格納されている、記録しようとするAVコンテンツ201に対応するAVコンテンツ属性レコード202に、録画中を示す属性を登録する。
【0166】
ステップS12において、録画再生プログラム54Fは、動画像の画像データおよび動画像に同期している音声データを所定の方式で圧縮する。例えば、録画再生プログラム54Fは、MPEGエンコーダ158に、動画像の画像データおよび音声データをMPEG2の方式で圧縮符号化させ、符号化列としてMPEG2-PSを出力させる。
【0167】
なお、いわゆるソフトウェアエンコーダにより、動画像の画像データおよび音声データを圧縮するようにしてもよい。
【0168】
ステップS13において、録画再生プログラム54Fは、動画像に同期している音声データをコピーして、他の音声データを生成し、生成した他の音声データを所定の方式で圧縮する。例えば、録画再生プログラム54Fは、MPEGエンコーダ158に、他の音声データをMPEGの方式で圧縮符号化させる。
【0169】
なお、録画再生プログラム54Fは、生成した他の音声データを周波数帯域を狭くするなど間引きするようにしてもよい。また、録画再生プログラム54Fは、生成した他の音声データを所定の方式で圧縮するようにしてもよい。
【0170】
なお、いわゆるソフトウェアエンコーダにより、音声データを圧縮するようにしてもよい。
【0171】
また、ステップS12またはステップS13の処理における、画像データまたは音声データの圧縮符号化の方式または多重化の方式は、本発明を限定しない。
【0172】
ステップS14において、録画再生プログラム54Fは、例えば、MPEGエンコーダ158から供給されるデータを基に、動画像のシーンが切り換えられたか否かを判定し、動画像のシーンが切り換えられたと判定された場合、ステップS16に進む。
【0173】
ステップS14において、動画像のシーンが切り換えられていないと判定された場合、ステップS15に進み、録画再生プログラム54Fは、例えば、MPEGエンコーダ158から供給されるデータを基に、音声のシーンが切り換えられたか否かを判定する。
【0174】
ステップS15において、音声のシーンが切り換えられたと判定された場合、手続きは、ステップS16に進む。
【0175】
ステップS16において、動画像のシーンまたは音声のシーンが切り換えられたので、録画再生プログラム54Fは、MPEGエンコーダ158に、動画像の画像データを基に、シーンの切換に対応する、静止画像の画像データを生成させる。
【0176】
ステップS17において、録画再生プログラム54Fは、生成した静止画像の画像データを、静止画像データファイル212に記録する。
【0177】
ステップS18において、録画再生プログラム54Fは、静止画像に対応する、すなわち、動画像のシーンの切り換えまたは音声のシーンの切り換えに対応する相対時刻を示すデータを、相対時刻ファイル214に記録する。静止画像に対応する相対時刻は、動画像および音声の先頭を基準とした、相対的な動画像および音声における時刻を示す。例えば、録画再生プログラム54Fは、タイマ回路60から供給された、動画像および音声の開始の時刻を基準とする経過時間を示すデータを基に、シーンの切り換えに対応する相対時刻を示すデータを生成し、相対時刻ファイル214に記録する。
【0178】
ステップS19において、録画再生プログラム54Fは、ステップS12の処理で圧縮された、動画像の画像データおよび音声データを動画像データファイル211に記録する。ステップS20において、録画再生プログラム54Fは、ステップS13の処理で圧縮された音声データを音声データファイル213に記録する。この結果、動画像データファイル211には、動画像の画像データおよび音声データが格納され、音声データファイル213には、音声データが格納されることになる。
【0179】
ステップS21において、録画再生プログラム54Fは、停止ボタン243のクリックに対応する信号、または操作メニューの停止コマンドの選択に対応する信号を基に、録画を終了するか否かを判定し、録画を終了しないと判定された場合、ステップS12に戻り、録画の処理を繰り返す。
【0180】
ステップS21において、録画を終了すると判定された場合、ステップS22に進み、録画再生プログラム54Fは、コンテンツデータベース192に格納されている、記録したAVコンテンツ201に対応するAVコンテンツ属性レコード202に、属性を示す所定のデータを登録して、処理は終了する。
【0181】
ステップS15において、音声のシーンが切り換えられていないと判定された場合、動画像のシーンおよび音声のシーンのいずれも切り換えられていないので、静止画像を記録する必要がなく、ステップS16乃至ステップS18の処理はスキップされ、手続きは、ステップS19に進み、動画像の画像データおよび音声データを記録する。
【0182】
このように、動画像の画像データおよび音声データを記録するようにした場合には、画像データおよび音声データを記録することができる。
【0183】
また、動画像の場面の切り換え、および動画像に同期している音声の場面の切り換えを検出し、動画像または音声の場面の切り換えが検出された場合、切り換えられた場面に対応する動画像を基に、静止画像を生成し、動画像の開始時刻を基準とした、動画像における相対時刻であって、生成された静止画像の相対時刻を示す相対時刻データを生成し、静止画像および相対時刻データの記録媒体への記録を制御するようにした場合には、記録された静止画像および相対時刻データを基に、より安価な表示装置で、より簡単に、より少ない電力で、動画像のおおまかな内容を使用者に認識させることができる。
【0184】
次に、図16のフローチャートを参照して、録画再生プログラム54Fを実行するCPU51による、既に記録されている動画像および音声に対応する静止画像の生成の処理を説明する。
【0185】
ステップS41において、録画再生プログラム54Fは、動画像の画像データおよび動画像に同期している音声データを読み出す。例えば、録画再生プログラム54Fは、HDD67に記録されている、動画像データファイル211から画像音声多重化データを読み出す。ステップS41の処理において、読み出される画像データおよび音声データの圧縮の方式または多重化の方式は、本発明を限定するものではない。
【0186】
ステップS42において、録画再生プログラム54Fは、読み出した画像データおよび音声データを基に、動画像の切り換えられたシーン、および音声の切り換えられたシーンを抽出する。
【0187】
ステップS43において、録画再生プログラム54Fは、動画像の切り換えられたシーン、または音声の切り換えられたシーンに対応する相対時刻における、動画像の画像データから、静止画像の画像データを生成する。ステップS44において、録画再生プログラム54Fは、生成した静止画像の画像データを、静止画像データファイル212に記録する。ステップS44の処理において、生成される静止画像の画像データは、圧縮されていない画像データ、および圧縮されている画像データのいずれでもよい。
【0188】
ステップS45において、録画再生プログラム54Fは、静止画像に対応する相対時刻、すなわち、動画像の切り換えられたシーン、または音声の切り換えられたシーンに対応する相対時刻を示すデータを、相対時刻ファイル214に記録する。
【0189】
ステップS46において、録画再生プログラム54Fは、ステップS41の処理で読み出された音声データを音声データファイル213に記録し、処理は終了する。録画再生プログラム54Fは、読み出された音声を音声データファイル213に記録するとき、音声データの符号化方式を変更するようにしてもよい。
【0190】
このように、動画像の場面の切り換え、および動画像に同期している音声の場面の切り換えを検出し、動画像または音声の場面の切り換えが検出された場合、切り換えられた場面に対応する動画像を基に、静止画像を生成し、動画像の開始時刻を基準とした、動画像における相対時刻であって、生成された静止画像の相対時刻を示す相対時刻データを生成し、静止画像および相対時刻データの記録媒体への記録を制御するようにした場合には、記録された静止画像および相対時刻データを基に、より安価な表示装置で、より簡単に、より少ない電力で、動画像のおおまかな内容を使用者に認識させることができる。
【0191】
なお、録画再生プログラム54Fは、動画像または音声のシーンが切り換えられた動画像に対応する静止画像の画像データを記録すると説明したが、代表的なシーンに対応する静止画像を記録するようにしてもよい。例えば、録画再生プログラム54Fは、所定の閾値より長い期間のシーンに対応する静止画像に対応する画像データのみを記録するようにしてもよい。さらに、例えば、録画再生プログラム54Fは、予め定めた期間毎に、静止画像の画像データを生成して、代表的なシーンに対応する静止画像として記録するようにしてもよい。
【0192】
次に、図17のフローチャートを参照して、パーソナルコンピュータ1が内蔵バッテリ74で駆動されているときの、録画再生プログラム54Fを実行するCPU51による、再生の処理を説明する。
【0193】
ステップS61において、録画再生プログラム54Fは、使用者からの、完全再生および省電力再生のいずれかの指示を取得する。例えば、録画再生プログラム54Fは、完全再生ボタン244若しくは省電力再生ボタン245のクリックに対応する信号、または操作メニューの全再生コマンド若しくは省電力再生コマンドの選択に対応する信号を、使用者の指示として取得する。また、例えば、録画再生プログラム54Fは、完全再生および省電力再生のいずれかを予め設定させ、1つの再生ボタンがクリックされたとき、設定に基づき、完全再生および省電力再生のいずれかを使用者の指示として取得するようにしてもよい。
【0194】
ステップS62において、録画再生プログラム54Fは、I/Oインタフェース69等を介して、電源制御回路73から、内蔵バッテリ74に蓄電されている電力量の残量を取得する。
【0195】
ステップS63において、録画再生プログラム54Fは、ステップS61の処理で取得した、使用者の指示を基に、省電力再生が指示されたか否かを判定し、省電力再生が指示されたと判定された場合、画像の表示に要する電力をより少なくする旨の指示がなされたので、ステップS65に進む。
【0196】
ステップS63において、省電力再生が指示されていない場合、すなわち、完全再生が指示された場合、ステップS64に進み、録画再生プログラム54Fは、内蔵バッテリ74に蓄電されている電力量の残量が、予め記憶している閾値未満であるか否かを判定する。
【0197】
ステップS64において、内蔵バッテリ74に蓄電されている電力量の残量が、予め記憶している閾値未満であると判定された場合、完全再生を実行することができないか、または、内蔵バッテリ74の残量として、所定の残量(例えば、CPU51を実行できる最低限の残量)を残す必要があり、画像の表示に要する電力をより少なくする必要があるので、手続きは、ステップS65に進む。
【0198】
ステップS65において、録画再生プログラム54Fは、HDD67に記録されているAVコンテンツ201の相対時刻ファイル214から、静止画像に対応する相対時刻を示すデータを読み出す。
【0199】
ステップS66において、録画再生プログラム54Fは、HDD67に記録されているAVコンテンツ201の音声データファイル213から、音声データを読み出して、音声データを基に、スピーカ65に音声を出力させる。
【0200】
なお、録画再生プログラム54Fは、動画像データファイル211から画像音声多重化データを読み出し、画像音声多重化データから音声データを分離して、分離された音声データを基に、スピーカ65に音声を出力させるようにしてもよい。
【0201】
ステップS67において、録画再生プログラム54Fは、HDD67に記録されているAVコンテンツ201の静止画像データファイル212から、動画像の最初のシーンに対応する静止画像の画像データを読み出して、静止画像の画像データを基に、動画像の最初のシーンに対応する静止画像をLCD7に表示させる。
【0202】
ステップS68において、録画再生プログラム54Fは、ステップS65の処理で読み出した静止画像に対応する相対時刻を示すデータ、およびタイマ回路60から供給された現在時刻または経過時刻のデータを基に、シーンの切り換えの時刻であるか否かを判定し、シーンの切り換えの時刻であると判定された場合、ステップS69に進み、AVコンテンツ201の静止画像データファイル212から、動画像の次のシーンに対応する静止画像の画像データを読み出して、次の静止画像をLCD7に表示させ、手続きは、ステップS70に進む。
【0203】
ステップS68において、シーンの切り換え時刻でないと判定された場合、表示している静止画像を切り換える必要がないので、ステップS69の処理はスキップされ、手続きは、ステップS70に進む。
【0204】
なお、ステップS67において、録画再生プログラム54Fが、静止画像データファイル212から、全ての静止画像の画像データを読み出して、読み出した画像データをRAM54に記憶させ、ステップS69において、録画再生プログラム54Fが、RAM54に記憶されている静止画像の画像データを基に、次の静止画像をLCD7に表示させるようにすれば、HDD67をいちいち動作させる必要がなくなるので、処理に要する電力量をより少なくすることができるようになる。ステップS66における音声の出力の処理についても同様である。
【0205】
また、ステップS67またはステップS69において、読み出された静止画像の画像データが圧縮されているとき、録画再生プログラム54Fは、MPEGデコーダ160に画像データを伸張させるか、またはソフトウェアエンコーダにより、画像データを伸張させて、静止画像を表示する。
【0206】
ステップS70において、録画再生プログラム54Fは、停止ボタン243のクリックに対応する信号、または操作メニューの停止コマンドの選択に対応する信号を基に、再生を終了するか否かを判定し、再生を終了しないと判定された場合、ステップS68に戻り、シーンの切り換えに対応した静止画像の切り換えの処理を繰り返す。
【0207】
ステップS70において、再生を終了すると判定された場合、処理は終了する。
【0208】
ステップS64において、内蔵バッテリ74に蓄電されている電力量の残量が、予め記憶している閾値以上であると判定された場合、完全再生が指示され、かつ、内蔵バッテリ74に蓄電されている電力量の残量が充分であり、画像の表示に要する電力を少なくする必要がないので、ステップS71に進み、完全再生の処理を実行する。すなわち、ステップS71において、録画再生プログラム54Fは、HDD67に記録されているAVコンテンツ201の動画像データファイル211から、画像音声多重化データを読み出して、読み出した画像音声多重化データから音声データを抽出する。録画再生プログラム54Fは、抽出された音声データを基に、スピーカ65に音声を出力させる。
【0209】
ステップS72において、録画再生プログラム54Fは、画像音声多重化データから動画像の画像データを抽出し、抽出された動画像の画像データを基に、LCD7に動画像を連続して表示させ、処理は終了する。
【0210】
このように、静止画像または動画像を表示するようにした場合には、静止画像および動画像の選択した方を表示することができる。
【0211】
また、記録媒体に記録されている、動画像、動画像に同期している音声、動画像若しくは音声における場面の切り換えに対応する静止画像、または動画像の開始時刻を基準とした、静止画像の相対時刻を示す相対時刻データの読み出しを制御し、動画像を表示する場合、動画像を連続して表示させ、静止画像を表示する場合、対応する相対時刻データを基に、静止画像を、次の静止画像が対応する相対時刻がくるまでの時間、表示する動作を繰り返すことで、静止画像を順次表示させるように、表示を制御し、動画像を表示する場合および静止画像を表示する場合、音声の出力を制御するようにした場合には、より安価な機器で、より簡単に、より少ない電力で、動画像のおおまかな内容を使用者に認識させることができる。
【0212】
すなわち、完全再生の処理に比較し、省電力再生の処理において、パーソナルコンピュータ1は、より少ないデータをHDD64から読み出し、また、復号(伸張)に要する演算をより少なくすることができるので、完全再生の処理に比較し、消費する電力(電力量)を少なくすることができる。言い換えれば、省電力再生において、表示装置の一例であるパーソナルコンピュータ1は、データの読み出しのための、記録媒体の駆動に要する電力、および読み出されたデータの処理に要する電力をより少なくすることができる。
【0213】
その結果、パーソナルコンピュータ1は、より少ない消費電力(消費電力量)で、使用者に、動画像および音声のおおまかな内容を認識させることができるようになる。
【0214】
内蔵バッテリ74による駆動が必要となるときは、おおむね屋外であり、例えば、移動中などのように、画像を常に注視できない場合が多い。このような場合において、使用者は、画像に比較して音声に重きをおいて、動画像および音声の内容を把握する。
【0215】
省電力再生において、パーソナルコンピュータ1は、音声を出力すると共に、シーンに対応する静止画像を順次切り換えて表示するので、画像を注視していなくとも、使用者は、動画像のあらすじを把握することができる。
【0216】
一方、録画再生プログラム54Fは、完全再生が指示され、かつ、内蔵バッテリ74の残量が充分であるとき、動画像を表示すると共に、音声を出力する。
【0217】
次に、本発明を適用した記録装置または表示装置の他の例である、カメラ付デジタル携帯電話機601の外観構成について説明する。図18に示すようにカメラ付デジタル携帯電話機601は、表示部611および本体612で構成され、中央のヒンジ部613により折り畳み可能に形成されている。
【0218】
表示部611は、上端左部に引出しまたは収納可能な送受信用のアンテナ614を有する。カメラ付デジタル携帯電話機601は、アンテナ614を介して、固定無線局である、図示せぬ基地局との間で電波を送受信する。
【0219】
また、表示部611は、上端中央部にほぼ180度の角度範囲で回動自在なカメラ部615を有する。カメラ付デジタル携帯電話機601は、カメラ部615のCCDカメラ616によって所望の撮像対象を撮像する。
【0220】
カメラ部615が使用者によってほぼ180度回動されて位置決めされた場合、図19に示すように、表示部611は、カメラ部615の背面側中央に設けられたスピーカ617が正面側に位置する状態となる。これにより、カメラ付デジタル携帯電話機601は、通常の音声通話状態に切り換わる。
【0221】
さらに、表示部611の正面に液晶ディスプレイ618が設けられている。液晶ディスプレイ618は、メモリカード624に記憶されているAVコンテンツ201に対応する、動画像若しくは静止画像、電波の受信状態、電池残量、電話帳として登録されている相手先名や電話番号および発信履歴等の他、電子メールの内容、簡易ホームページ、カメラ部615のCCDカメラ616で撮像した画像などを表示する。
【0222】
一方、本体612には、その表面に「0」乃至「9」の数字キー、発呼キー、リダイヤルキー、終話及び電源キー、クリアキー及びメールキー等の操作キー619が設けられている。操作キー619の操作に対応した各種指示が、カメラ付デジタル携帯電話機601に入力される。
【0223】
また、本体612の操作キー619の下部にメモボタン620およびマイクロフォン621が設けられている。カメラ付デジタル携帯電話機601は、メモボタン620が操作されたとき、通話中の相手の音声を録音する。カメラ付デジタル携帯電話機601は、マイクロフォン621によって通話時の使用者の音声を集音する。
【0224】
さらに、本体612の操作キー619の上部に回動自在なジョグダイヤル622が、本体612の表面から僅かに突出した状態で設けられている。カメラ付デジタル携帯電話機601は、ジョグダイヤル622に対する回動操作に応じて、液晶ディスプレイ618に表示されている電話帳リスト若しくは電子メールのスクロール動作、簡易ホームページのページ捲り動作、または画像の送り動作等の種々の動作を実行する。
【0225】
例えば、本体612は、使用者によるジョグダイヤル622の回動操作に応じて液晶ディスプレイ618に表示された電話帳リストの複数の電話番号の中から所望の電話番号を選択し、ジョグダイヤル622が本体612の内部方向に押圧されたとき、選択されている電話番号を確定して、確定した電話番号に対して自動的に発呼処理を行う。
【0226】
例えば、液晶ディスプレイ618に複数の候補単語が表示されている状態で、ジョグダイヤル622が回転操作を受けた場合、複数の候補単語の中から、所望の候補単語が選択され、ジョグダイヤル622が本体612側に押圧されたとき、選択されている候補単語が確定される。
【0227】
なお、本体612は、背面側に図示しないバッテリパックが装着されており、終話/電源キーがオン状態になると、バッテリパックから各回路部に対して電力が供給されて動作可能な状態に起動する。バッテリパックは、本体612に対して、着脱自在に構成することができる。
【0228】
ところで、本体612の左側面上部に抜差自在なメモリカード624を装着するためのメモリカードスロット623が設けられている。カメラ付デジタル携帯電話機601は、メモボタン620が押下されると、通話中の相手の音声を装着されているメモリカード624に記録する。カメラ付デジタル携帯電話機601は、使用者の操作に応じて、電子メール、簡易ホームページ、CCDカメラ616で撮像した画像、または音声などのコンテンツを装着されているメモリカード624に記録する。
【0229】
メモリカード624は、例えば、メモリースティック(商標)である。メモリースティックは、本願出願人であるソニー株式会社によって開発されたフラッシュメモリカードの一種である。このメモリカード624は、縦21.5×横50×厚さ2.8[mm]の小型薄型形状のプラスチックケース内に電気的に書換えや消去が可能な不揮発性メモリであるEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory )の一種であるフラッシュメモリ素子を格納したものであり、10ピン端子を介して画像や音声、音声等の各種データの書き込み及び読み出しが可能となっている。
【0230】
またメモリースティックは、大容量化等による内蔵フラッシュメモリの仕様変更に対しても、使用する機器で互換性を確保することができる独自のシリアルプロトコルを採用し、最大書込速度1.5[MB/S] 、最大読出速度2.45[MB/S]の高速性能を実現していると共に、誤消去防止スイッチを設けて高い信頼性を確保している。
【0231】
従って、カメラ付デジタル携帯電話機601は、このようなメモリカード624を装着可能に構成されているために、メモリカード624を介して、他の電子機器との間でデータの共有化を図ることができる。
【0232】
メモリカード624は、図11を参照して説明したAVコンテンツを記憶している。カメラ付デジタル携帯電話機601は、メモリカード624に記憶されているAVコンテンツを基に、動画像を表示すると共に、音声を出力するか、またはシーンの切り換えに対応させて、所定の静止画像を表示すると共に、音声を出力する。
【0233】
または、カメラ付デジタル携帯電話機601は、メモリカード624に、図11を参照して説明したAVコンテンツを記憶させることができる。
【0234】
さらに、本体612の左側面下部には、DVCRなどの外部の機器と接続するためのIEEE1394ポートが設けられている。
【0235】
図20に示すように、カメラ付デジタル携帯電話機601は、表示部611および本体612の各部を統括的に制御する主制御部631に対して、電源回路部632、操作入力制御部633、画像エンコーダ634、カメラインターフェース部635、LCD(Liquid Crystal Display)制御部636、画像デコーダ637、多重分離部638、記憶再生部643、変復調回路部639、音声コーデック640、およびIEEE1394インタフェース645がメインバス641を介して互いに接続されると共に、画像エンコーダ634、画像デコーダ637、多重分離部638、変復調回路部639、音声コーデック640、およびIEEE1394インタフェース645が同期バス642を介して互いに接続されて構成されている。
【0236】
電源回路部632は、使用者の操作により終話/電源キーがオン状態にされると、バッテリパックから各部に対して電力を供給することによりカメラ付デジタル携帯電話機601を動作可能な状態に起動する。
【0237】
カメラ付デジタル携帯電話機601は、CPU、ROMおよびRAM等でなる主制御部631の制御に基づいて、音声通話モードにおいて、マイクロフォン621で集音した音声信号を音声コーデック640によってデジタル音声データに変換する。カメラ付デジタル携帯電話機601は、デジタル音声データを変復調回路部639でスペクトラム拡散処理し、送受信回路部644でデジタルアナログ変換処理および周波数変換処理を施した後にアンテナ614を介して送信する。
【0238】
また、カメラ付デジタル携帯電話機601は、音声通話モードにおいて、アンテナ614で受信した受信信号を増幅して周波数変換処理およびアナログデジタル変換処理を施し、変復調回路部639でスペクトラム逆拡散処理し、音声コーデック640によってアナログ音声信号に変換する。カメラ付デジタル携帯電話機601は、アナログ音声信号に対応する音声をスピーカ617に出力させる。
【0239】
さらに、カメラ付デジタル携帯電話機601は、データ通信モードにおいて、コンテンツを送信する場合、操作キー619およびジョグダイヤル622の操作によって入力に対応して指定されたコンテンツを主制御部631に送出する。
【0240】
主制御部631は、コンテンツを変復調回路部639でスペクトラム拡散処理し、送受信回路部644でデジタルアナログ変換処理及び周波数変換処理を施した後にアンテナ614を介して基地局へ送信する。
【0241】
これに対してカメラ付デジタル携帯電話機601は、データ通信モードにおいて、コンテンツを受信する場合、アンテナ614を介して基地局から受信した受信信号を変復調回路部639でスペクトラム逆拡散処理して、元のコンテンツを復元した後、LCD制御部636を介して液晶ディスプレイ618にコンテンツに対応するデータを表示する。
【0242】
この後、カメラ付デジタル携帯電話機601は、使用者の操作に応じて受信したコンテンツを記憶再生部643を介してメモリカード624に記録することも可能である。
【0243】
カメラ付デジタル携帯電話機601は、データ通信モードにおいて画像データを送信する場合、CCDカメラ616で撮像された画像データをカメラインターフェース部635を介して画像エンコーダ634に供給する。
【0244】
因みにカメラ付デジタル携帯電話機601は、画像データを送信しない場合には、CCDカメラ616で撮像した画像データをカメラインターフェース部635およびLCD制御部636を介して液晶ディスプレイ618に直接表示することも可能である。
【0245】
画像エンコーダ634は、CCDカメラ616から供給された画像データを、例えば、MPEG(Moving Picture Experts Group )2またはMPEG4等の所定の符号化方式によって圧縮符号化することにより符号化画像データに変換し、これを多重分離部638に送出する。
【0246】
このとき同時にカメラ付デジタル携帯電話機601は、CCDカメラ616で撮像中にマイクロフォン621で集音した音声を音声コーデック640を介してデジタルの音声データとして多重分離部638に送出する。
【0247】
多重分離部638は、画像エンコーダ634から供給された符号化画像データと音声コーデック640から供給された音声データとを所定の方式で多重化し、その結果得られる多重化データを変復調回路部639でスペクトラム拡散処理し、送受信回路部644でデジタルアナログ変換処理及び周波数変換処理を施した後にアンテナ614を介して送信する。
【0248】
また、多重分離部638は、画像エンコーダ634から供給された符号化画像データと音声コーデック640から供給された音声データとを所定の方式で多重化し、多重化された符号化画像データおよび音声データを記憶再生部643に供給する。記憶再生部643は、多重分離部638から供給された、多重化された符号化画像データおよび音声データを、装着されているメモリカード624に記憶させる。
【0249】
これに対してカメラ付デジタル携帯電話機601は、データ通信モードにおいて、例えば、簡易ホームページ等にリンクされた動画像ファイルのデータを受信する場合、アンテナ614を介して基地局から受信した受信信号を変復調回路部639でスペクトラム逆拡散処理し、その結果得られる多重化データを多重分離部638に送出する。
【0250】
多重分離部638は、多重化データを符号化画像データと音声データとに分離し、同期バス642を介して、符号化画像データを画像デコーダ637に供給すると共に、音声データを音声コーデック640に供給する。
【0251】
画像デコーダ637は、符号化画像データをMPEG2またはMPEG4等の所定の符号化方式に対応した復号方式でデコードすることにより再生動画像データを生成し、これをLCD制御部636を介して液晶ディスプレイ618に供給する。これにより、カメラ付デジタル携帯電話機601は、例えば、簡易ホームページにリンクされた動画像ファイルに含まれる動画データを表示する。また、例えば、カメラ付デジタル携帯電話機601は、メモリカード624に記憶されている、符号化されているAVコンテンツを基に、動画像を表示するか、または静止画像を表示する。
【0252】
このとき同時に音声コーデック640は、音声データをアナログ音声信号に変換した後、これをスピーカ617に供給する。これにより、カメラ付デジタル携帯電話機601は、例えば、簡易ホームページにリンクされた動画像ファイルに含まる音声データを再生する。また、例えば、カメラ付デジタル携帯電話機601は、メモリカード624に記憶されている、符号化されているAVコンテンツを基に、音声を出力する。
【0253】
IEEE1394インタフェース645は、IEEE1394ポート625を介して、外部の機器から供給された画像データまたは音声データを受信し、受信した画像データまたは音声データを、主制御部631に供給する。
【0254】
図21は、主制御部631が実行するプログラムを説明する図である。
【0255】
オペレーティングシステム661は、カメラ付デジタル携帯電話機601の基本的な動作を制御する。
【0256】
録画再生プログラム662は、画像エンコーダ634に、CCDカメラ616で撮像された動画像に対応する画像データ、外部の機器から取得した動画像の画像データ、または受信した動画像の画像データを所定の方式で圧縮符号化させる。
【0257】
録画再生プログラム662は、音声コーデック640に、マイクロフォン621で取得された音声に対応する音声データ、外部の機器から取得した音声データ、または受信した音声データを所定の方式で圧縮符号化させる。
【0258】
録画再生プログラム662は、多重分離部638に、圧縮符号化された画像データ、および圧縮符号化された音声データを多重化させる。録画再生プログラム662は、多重化された画像データおよび音声データをAVコンテンツとして、装着されているメモリカード624の動画像データファイル211に記憶させる。
【0259】
録画再生プログラム662は、音声コーデック640に、マイクロフォン621で取得された音声に対応する音声データ、外部の機器から取得した音声データ、または受信した音声データを所定の方式で圧縮符号化させ、AVコンテンツとして、動画像データファイル211とは別に、装着されているメモリカード624の音声データファイル213に記憶させる。
【0260】
録画再生プログラム662は、画像エンコーダ634に、動画像または音声のシーンの切り換えに対応する静止画像の画像データを生成させ、生成された静止画像の画像データを、装着されているメモリカード624に記憶されているAVコンテンツの静止画像データファイル212に格納させる。
【0261】
録画再生プログラム662は、動画像または音声のシーンの切り換えに対応する相対時刻を、装着されているメモリカード624に記憶されているAVコンテンツの相対時刻ファイル214に格納させる。
【0262】
また、録画再生プログラム662は、所定の方式のファイルとしてメモリカード624に記憶されているAVコンテンツを、画像デコーダ637または音声コーデック640に、伸張させて、圧縮されていない所定の画像または音声のデジタルデータを生成し、動画像または静止画像を液晶ディスプレイ618に表示させ、音声をスピーカ65に出力させる。
【0263】
録画再生プログラム662による録画の処理は、図15のフローチャートを参照して説明した録画の処理と同様なので、その説明は省略する。
【0264】
録画再生プログラム662による静止画像の生成の処理は、図16のフローチャートを参照して説明した処理と同様なので、その説明は省略する。
【0265】
録画再生プログラム662による再生の処理は、図17のフローチャートを参照した説明した処理と同様なので、その説明は省略する。
【0266】
このように、動画像の画像データおよび音声データを記憶するようにした場合には、画像データおよび音声データを記憶することができる。
【0267】
また、動画像の場面の切り換え、および動画像に同期している音声の場面の切り換えを検出し、動画像または音声の場面の切り換えが検出された場合、切り換えられた場面に対応する動画像を基に、静止画像を生成し、動画像の開始時刻を基準とした、動画像における相対時刻であって、生成された静止画像の相対時刻を示す相対時刻データを生成し、静止画像および相対時刻データの記録媒体への記録を制御するようにした場合には、記録した静止画像および相対時刻データにより、より安価な表示装置で、より簡単に、より少ない電力で、動画像のおおまかな内容を使用者に認識させることができる。
【0268】
静止画像または動画像を表示するようにした場合には、静止画像および動画像のうちの選択した方を表示することができる。
【0269】
また、記録媒体に記録されている、動画像、動画像に同期している音声、動画像若しくは音声における場面の切り換えに対応する静止画像、または動画像の開始時刻を基準とした、静止画像の相対時刻を示す相対時刻データの読み出しを制御し、動画像を表示する場合、動画像を連続して表示させ、静止画像を表示する場合、対応する相対時刻データを基に、静止画像を、次の静止画像が対応する相対時刻がくるまでの時間、表示する動作を繰り返すことで、静止画像を順次表示させるように、表示を制御し、動画像を表示する場合および静止画像を表示する場合、音声の出力を制御するようにした場合には、より安価な機器で、より簡単に、より少ない電力で、動画像のおおまかな内容を使用者に認識させることができる。
【0270】
なお、動画像の画像データおよび音声データは、MPEG2方式により、圧縮符号化されると説明したが、MPEG1、MPEG4、ATRAC(adaptive transform acoustic coding)(商標)、またはAAC(Advanced Audio Coder)など他の方式により、圧縮符号化するようにしてもよい。
【0271】
また、画像処理回路114が、動画像または音声のシーンを検出すると説明したが、CPU51が、動画像のシーンまたは音声のシーンの切り換えを検出するようにしてもよい。
【0272】
なお、画像処理回路114が、動画像の画像データから、静止画像の画像データを生成すると説明したが、CPU51が、動画像の画像データから、静止画像の画像データを生成するようにしてもよい。
【0273】
さらに、CPU51が、いわゆる、ソフトウェアエンコーダまたはソフトウェアデコーダにより、動画像の画像データまたは音声データを圧縮し、伸張するようにしてもよい。
【0274】
なお、AVコンテンツは、HDD67またはメモリカード624に記録されると説明したが、HDD67またはメモリカード624に限らず、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini-Disc)(商標)を含む)、または半導体メモリなど、他の記録媒体または他の記憶媒体に記録するようにしてもよい。
【0275】
また、パーソナルコンピュータ1は、インターネット80を介して、図示せぬサーバから、動画像の画像データ、静止画像の画像データ、およびシーンの切り換えの相対時刻を示すデータを受信し、使用者の指示または内蔵バッテリ74の残量に対応して、受信した動画像の画像データ、静止画像の画像データ、および相対時刻を示すデータを基に、完全再生の処理または省電力再生の処理を実行するようにしてもよい。
【0276】
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。
【0277】
この記録媒体は、図7に示すように、コンピュータとは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク121(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク122(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク123(MD(Mini-Disc)(商標)を含む)、若しくは半導体メモリ124などよりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、コンピュータに予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM70や、HDD67などで構成される。
【0278】
なお、上述した一連の処理を実行させるプログラムは、必要に応じてルータ、モデムなどのインタフェースを介して、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の通信媒体を介してコンピュータにインストールされるようにしてもよい。
【0279】
また、本明細書において、記録媒体に格納されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0280】
【発明の効果】
本発明の記録装置および方法、並びに第1のプログラムによれば、動画像および音声を記録することができる。
【0281】
また、本発明の記録装置および方法、並びに第1のプログラムによれば、より安価な表示装置で、より簡単に、より少ない電力で、動画像のおおまかな内容を使用者に認識させることができるようになる。
【0282】
本発明の表示装置および方法、並びに第2のプログラムによれば、画像を表示することができる。
【0283】
また、本発明の表示装置および方法、並びに第2のプログラムによれば、より安価な機器で、より簡単に、より少ない電力で、動画像のおおまかな内容を使用者に認識させることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パーソナルコンピュータ1の外観斜視図である。
【図2】パーソナルコンピュータ1の平面図である。
【図3】パーソナルコンピュータ1の左側面図である。
【図4】パーソナルコンピュータ1の右側面図である。
【図5】パーソナルコンピュータ1の正面図である。
【図6】パーソナルコンピュータ1の底面図である。
【図7】パーソナルコンピュータ1の一実施の形態の構成を示す図である。
【図8】画像処理回路114の構成の一例を示す図である。
【図9】パーソナルコンピュータ1が実行するアプリケーションプログラムを説明する図である。
【図10】パーソナルコンピュータ1が実行するアプリケーションプログラム、ミドルウェア、およびドライバ類の構成を説明する図である。
【図11】 AVコンテンツの構成の例を説明する図である。
【図12】パーソナルコンピュータ1のLCD7に表示される画面の例を説明する図である。
【図13】パーソナルコンピュータ1のLCD7に表示される画面の例を説明する図である。
【図14】パーソナルコンピュータ1のLCD7に表示される画面の例を説明する図である。
【図15】録画の処理を説明するフローチャートである。
【図16】動画像および音声に対応する静止画像の生成の処理を説明するフローチャートである。
【図17】再生の処理を説明するフローチャートである。
【図18】カメラ付デジタル携帯電話機601の外観構成について説明する図である。
【図19】カメラ付デジタル携帯電話機601の外観構成について説明する図である。
【図20】カメラ付デジタル携帯電話機601の機能の構成について説明する図である。
【図21】主制御部631が実行するプログラムを説明する図である。
【符号の説明】
1 パーソナルコンピュータ, 3 表示部, 7 LCD, 51 CPU, 54 RAM, 54F 録画再生プログラム, 65 スピーカ, 73 電源制御回路, 74 内蔵バッテリ, 114 画像処理回路, 121 磁気ディスク, 122 光ディスク, 123 光磁気ディスク, 124 半導体メモリ, 158 MPEGエンコーダ, 160 MPEGデコーダ, 211 動画像データファイル, 212 静止画像データファイル, 213 音声データファイル, 214 相対時刻ファイル, 601 カメラ付デジタル携帯電話機, 611 表示部, 618 液晶ディスプレイ, 624 メモリカード,631 主制御部, 634 画像エンコーダ, 637 画像デコーダ, 638 多重分離部, 640 音声コーデック, 662 録画再生プログラム

Claims (8)

  1. 動画像の場面の切り換え、および前記動画像に同期している第1の音声の場面の切り換えを検出する検出手段と、
    前記動画像または前記第1の音声の場面の切り換えが検出された場合、切り換えられた場面に対応する前記動画像を基に、静止画像を生成する静止画像生成手段と、
    前記動画像の開始時刻を基準とした、前記動画像における相対時刻であって、前記静止画像生成手段により生成された前記静止画像の前記相対時刻を示す相対時刻データを生成する相対時刻生成手段と、
    前記動画像および前記第1の音声を多重化する多重化手段と、
    多重化された前記動画像および前記第1の音声、前記静止画像、前記相対時刻データ、並びに前記静止画像のための第2の音声の記録媒体への記録を制御する記録制御手段と
    を含むことを特徴とする記録装置。
  2. 前記第1の音声をコピーすることにより、前記第2の音声を生成する音声生成手段をさらに含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 動画像の場面の切り換え、および前記動画像に同期している第1の音声の場面の切り換えを検出する検出ステップと、
    前記動画像または前記第1の音声の場面の切り換えが検出された場合、切り換えられた場面に対応する前記動画像を基に、静止画像を生成する静止画像生成ステップと、
    前記動画像の開始時刻を基準とした、前記動画像における相対時刻であって、前記静止画像生成ステップの処理により生成された前記静止画像の前記相対時刻を示す相対時刻データを生成する相対時刻生成ステップと、
    前記動画像および前記第1の音声を多重化する多重化ステップと、
    多重化された前記動画像および前記第1の音声、前記静止画像、前記相対時刻データ、並びに前記静止画像のための第2の音声の記録媒体への記録を制御する記録制御ステップと
    を含むことを特徴とする記録方法。
  4. 動画像の場面の切り換え、および前記動画像に同期している第1の音声の場面の切り換えを検出する検出ステップと、
    前記動画像または前記第1の音声の場面の切り換えが検出された場合、切り換えられた場面に対応する前記動画像を基に、静止画像を生成する静止画像生成ステップと、
    前記動画像の開始時刻を基準とした、前記動画像における相対時刻であって、前記静止画像生成ステップの処理により生成された前記静止画像の前記相対時刻を示す相対時刻データを生成する相対時刻生成ステップと、
    前記動画像および前記第1の音声を多重化する多重化ステップと、
    多重化された前記動画像および前記第1の音声、前記静止画像、前記相対時刻データ、並びに前記静止画像のための第2の音声の記録媒体への記録を制御する記録制御ステップと
    を含む処理をコンピュータに実行させるプログラム。
  5. 動画像および静止画像のうちの選択された方を表示する表示装置において、
    記録媒体に記録されている、多重化されている前記動画像および前記動画像に同期している第1の音声、前記動画像若しくは前記第1の音声における場面の切り換えに対応する前記静止画像、前記静止画像に対応する第2の音声、または前記動画像の開始時刻を基準とした、前記静止画像の相対時刻を示す相対時刻データの読み出しを制御する読み出し制御手段と、
    前記動画像を表示する場合、前記動画像を連続して表示させ、前記静止画像を表示する場合、対応する前記相対時刻データを基に、前記静止画像を、次の前記静止画像が対応する前記相対時刻がくるまでの時間、表示する動作を繰り返すことで、前記静止画像を順次表示させるように、表示を制御する表示制御手段と、
    前記動画像を表示する場合、前記第1の音声を出力させ、前記静止画像を表示する場合、前記第2の音声を出力させるように、音声の出力を制御する出力制御手段と
    を含むことを特徴とする表示装置。
  6. バッテリの残量を基に、前記静止画像を表示するか否かを判定する判定手段をさらに含む
    ことを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
  7. 動画像および静止画像のうちの選択された方を表示する表示装置の表示方法において、
    記録媒体に記録されている、多重化されている前記動画像および前記動画像に同期している第1の音声、前記動画像若しくは前記第1の音声における場面の切り換えに対応する前記静止画像、前記静止画像に対応する第2の音声、または前記動画像の開始時刻を基準とした、前記静止画像の相対時刻を示す相対時刻データの読み出しを制御する読み出し制御ステップと、
    前記動画像を表示する場合、前記動画像を連続して表示させ、前記静止画像を表示する場合、対応する前記相対時刻データを基に、前記静止画像を、次の前記静止画像が対応する前記相対時刻がくるまでの時間、表示する動作を繰り返すことで、前記静止画像を順次表示させるように、表示を制御する表示制御ステップと、
    前記動画像を表示する場合、前記第1の音声を出力させ、前記静止画像を表示する場合、前記第2の音声を出力させるように、音声の出力を制御する出力制御ステップと
    を含むことを特徴とする表示方法。
  8. 動画像および静止画像のうちの選択された方を表示する表示装置を制御するコンピュータに、
    記録媒体に記録されている、多重化されている前記動画像および前記動画像に同期している第1の音声、前記動画像若しくは前記第1の音声における場面の切り換えに対応する前記静止画像、前記静止画像に対応する第2の音声、または前記動画像の開始時刻を基準とした、前記静止画像の相対時刻を示す相対時刻データの読み出しを制御する読み出し制御ステップと、
    前記動画像を表示する場合、前記動画像を連続して表示させ、前記静止画像を表示する場合、対応する前記相対時刻データを基に、前記静止画像を、次の前記静止画像が対応する前記相対時刻がくるまでの時間、表示する動作を繰り返すことで、前記静止画像を順次表示させるように、表示を制御する表示制御ステップと、
    前記動画像を表示する場合、前記第1の音声を出力させ、前記静止画像を表示する場合、前記第2の音声を出力させるように、音声の出力を制御する出力制御ステップと
    を含む処理を実行させるプログラム。
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