JP4592713B2 - 情報処理装置 - Google Patents

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    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Description

本発明は情報処理装置に係り、特に、オーディオデータを再生することができるようにした情報処理装置に関する。
近年、携帯電話機には、単なる通話による通信機能だけでなく、アドレス帳機能、インターネットなどのネットワークを介したメール機能や、Webページなどを閲覧することが可能なブラウザ機能などの種々の機能が搭載されている。また、携帯電話機には、音楽を再生する音楽再生機能も搭載されるようになってきている。
ユーザが携帯電話機において音楽再生を楽しむ場合、ユーザは、まず、予め携帯電話機に好みの音楽データ(オーディオデータ)をコンテンツサーバからダウンロードさせたり、外部メモリなどから取り込んだ後、それらのオーディオデータを携帯電話機に記憶させ、好みのタイミングでオーディオデータの再生を開始させる。
しかし、携帯電話機は音楽再生機能だけでなくメールの送受信や発着信などの他の機能にも用いられることから、オーディオデータの再生に多くの電力を費やすようにしてしまうと、メールの送受信や発着信などの他の機能を用いることができなくなってしまう。
そこで、音楽再生時における省電力化を図る技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に提案されている技術によれば、電池の充電状態検出手段または電池の残量検出手段を備え、電池の充電開始が検出されるとデータの再生開始を可能にし、電池の残量が予め設定された残量値以下の場合にはデータ再生動作を開始させないようすることができる。これにより、充電時に好みの音楽での報知、または電池の残量僅少時における省電力化を行うことができる。
特開2002−199062号公報
しかしながら、特許文献1に提案されている技術では、電池の充電開始が検出されるとデータの再生開始を可能にし、電池の残量が予め設定された残量値以下の場合にはデータ再生動作を開始させないようすることができ、充電時に好みの音楽での報知、または電池の残量僅少時における省電力化を行うことはできるが、電池残量が少ないときには結局、音楽再生を行うことができなくなってしまい、音楽再生時における省電力を好適に行うことができないという課題があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、音楽再生時における省電力化を好適に図ることができる情報処理装置を提供することを目的とする。
本発明の情報処理装置は、上述した課題を解決するために、音楽再生時における再生モードを通常再生モード、または省電力再生モードに設定する設定手段と、音楽再生時に、前記設定手段により音楽再生時における再生モードが前記省電力再生モードに設定される際に設定された、省電力再生モードを開始する条件である省電力再生モード開始条件を満たすか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により前記省電力再生モード開始条件を満たすと判定された場合、音楽再生時における動作を前記省電力再生モード時における動作に切り替える切り替え手段と、前記切り替え手段により切り替えられた前記省電力再生モード時における動作に従い、前記省電力再生モードで、予め記憶されているオーディオデータを再生する再生手段とを備え、前記省電力再生モード開始条件には、少なくとも、音楽再生時の最初のとき、音楽再生開始から予め設定された所定の時間経過したとき、前記情報処理装置の状態が閉じられた状態から開かれた状態になったときのいずれか1つが含まれることを特徴とする。
本発明によれば、音楽再生時における省電力化を好適に図ることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る情報処理装置として適用可能な携帯電話機1の外観の構成を表している。なお、図1[A]は、携帯電話機1を約180度に見開いたときの正面から見た外観の構成を表しており、図2[B]は、携帯電話機1を見開いたときの側面から見た外観の構成を表している。
図1[A]および[B]に示されるように、携帯電話機1は、中央のヒンジ部11を境に第1の筐体12と第2の筐体13とがヒンジ結合されており、ヒンジ部11を介して矢印X方向に折り畳み可能に形成される。携帯電話機1の内部の所定の位置には、送受信用のアンテナ(後述する図3のアンテナ44)が設けられており、内蔵されたアンテナを介して基地局(図示せず)との間で電波を送受信する。
第1の筐体12には、その表面に「0」乃至「9」の数字キー、発呼キー、リダイヤルキー、終話・電源キー、クリアキー、および電子メールキーなどの操作キー14が設けられており、操作キー14を用いて各種指示を入力することができる。
第1の筐体12には、操作キー14として上部に十字キーと確定キーが設けられており、ユーザが十字キーを上下左右方向に操作することにより当てられたカーソルを上下左右方向に移動させることができる。具体的には、第2の筐体13に設けられた液晶ディスプレイ17に表示されている電話帳リストや電子メールのスクロール動作、簡易ホームページのページ捲り動作および画像の送り動作などの種々の動作を実行する。
また、確定キーを押下することにより、種々の機能を確定することができる。例えば第1の筐体12は、ユーザによる十字キーの操作に応じて液晶ディスプレイ17に表示された電話帳リストの複数の電話番号の中から所望の電話番号が選択され、確定キーが第1の筐体12の内部方向に押圧されると、選択された電話番号を確定して電話番号に対して発呼処理を行う。
さらに、第1の筐体12には、十字キーと確定キーの左隣に電子メールキーが設けられており、電子メールキーが第1の筐体12の内部方向に押圧されると、メールの送受信機能を呼び出すことができる。十字キーと確定キーの右隣には、ブラウザキーが設けられており、ブラウザキーが第1の筐体12の内部方向に押圧されると、Webページのデータを閲覧することが可能となる。なお、十字キーと確定キーの左右隣に設けられた電子メールキーおよびブラウザキーは、液晶ディスプレイ17に表示される画面により例えば「Yes」や「No」などの種々の機能をもつことが可能であるため、それぞれ、soft1キーおよびsoft2キーと呼ばれる。
また、第1の筐体12には、操作キー14の下部にマイクロフォン15が設けられており、マイクロフォン15によって通話時のユーザの音声を集音する。また、第1の筐体12には、携帯電話機1の操作を行うサイドキー16が設けられている。
なお、第1の筐体12は、背面側に図示しないバッテリパックが挿着されており、終話・電源キーがオン状態になると、バッテリパックから各回路部に対して電力が供給されて動作可能な状態に起動する。
一方、第2の筐体13には、その正面に液晶ディスプレイ17(メインディスプレイ)が設けられており、電波の受信状態、電池残量、電話帳として登録されている相手先名や電話番号及び送信履歴等の他、電子メールの内容、簡易ホームページ、CCD(Charge Coupled Device)カメラ(後述する図2のCCDカメラ20)で撮像した画像、外部のコンテンツサーバ(図示せず)より受信したコンテンツ、メモリカード(後述する図3のメモリカード46)に記憶されているコンテンツを表示することができる。
また、液晶ディスプレイ17の上部の所定の位置にはスピーカ18が設けられており、これにより、ユーザは音声通話することが可能である。
さらに、第1の筐体12と第2の筐体13の内部の所定の位置には、携帯電話機1の状態を検知するための磁気センサ19a、19b、19c、および19dが設けられる。
図2は、本発明に係る情報処理装置として適用可能な携帯電話機1の他の外観の構成を表している。図2の携帯電話機1の状態は、図1の携帯電話機1の状態から矢印X方向に回動させた状態である。なお、図2[A]は、携帯電話機1を閉じたときの正面から見た外観の構成を表しており、図2[B]は、携帯電話機1を閉じたときの側面から見た外観の構成を表している。
第2の筐体13の上部には、CCDカメラ20が設けられており、これにより、所望の撮影対象を撮像することができる。CCDカメラ20の下部には、サブディスプレイ21が設けられており、現在のアンテナの感度のレベルを示すアンテナピクト、携帯電話機1の現在の電池残量を示す電池ピクト、現在の時刻などが表示される。
サブディスプレイ21の下部には、さらに、静電タッチパッド22が設けられる。静電タッチパッド22は、見かけ上一枚のタッチパッドになっているが、図示せぬセンサが複数個所に設けられており、ユーザがセンサの付近をタッチすると、センサがそれを検知し、巻戻し機能、早送り機能、音量ダウン動作、音量アップ動作、再生動作、および一時停止動作などが実行される。
図3は、本発明に係る情報処理装置として適用可能な携帯電話機1の内部の構成を表している。
図3に示されるように、携帯電話機1は、第1の筐体12及び第2の筐体13の各部を統括的に制御する主制御部31に対して、電源回路部32、操作入力制御部33、画像エンコーダ34、カメラインタフェース部35、LCD(Liquid Crystal Display)制御部36、多重分離部38、変復調回路部39、音声コーデック40、記憶部47、音楽制御部48、開閉検出部49、および充電検出部50がメインバス41を介して互いに接続されるとともに、画像エンコーダ34、画像デコーダ37、多重分離部38、変復調回路部39、音声コーデック40、および記録再生部45が同期バス42を介して互いに接続されて構成される。
電源回路部32は、例えば図示せぬバッテリパックなどからなり、ユーザの操作により終話・電源キーがオン状態にされると、図示せぬバッテリパックから各部に対して電力を供給することにより携帯電話機1を動作可能な状態に起動する。
主制御部31は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、およびRAM(Random Access Memory)などからなり、CPUは、ROMに記憶されているプログラムまたは記憶部47からRAMにロードされた各種のアプリケーションプログラムに従って各種の処理を実行するとともに、種々の制御信号を生成し、各部に供給することにより携帯電話機1を統括的に制御する。RAMは、CPUが各種の処理を実行する上において必要なデータなどを適宜記憶する。
なお、主制御部31には、現在の日付と時刻を正確に計測するタイマが内蔵されている。
携帯電話機1は、主制御部31の制御に基づいて、音声通話モード時にマイクロフォン15で集音した音声信号を音声コーデック40によってディジタル音声信号に変換、圧縮し、これを変復調回路部39でスペクトラム拡散処理し、送受信回路部43でディジタルアナログ変換処理及び周波数変換処理を施した後にアンテナ44を介して送信する。
また、携帯電話機1は、音声通話モード時にアンテナ44で受信した受信信号を増幅して周波数変換処理及びアナログディジタル変換処理を施し、変復調回路部39でスペクトラム逆拡散処理し、音声コーデック40によって伸張し、アナログ音声信号に変換した後、変換されたアナログ音声信号をスピーカ18を介して出力する。
さらに、携帯電話機1は、データ通信モード時に電子メールを送信する場合、操作キー14の操作によって入力された電子メールのテキストデータを操作入力制御部33を介して主制御部31に送出する。主制御部31は、テキストデータを変復調回路部39でスペクトラム拡散処理し、送受信回路部43でディジタルアナログ変換処理及び周波数変換処理を施した後にアンテナ44を介して基地局(図示せず)へ送信する。
これに対して携帯電話機1は、データ通信モード時に電子メールを受信する場合、アンテナ44を介して基地局(図示せず)から受信した受信信号を変復調回路部39でスペクトラム逆拡散処理して元のテキストデータを復元した後、LCD制御部36を介して液晶ディスプレイ17に電子メールとして表示する。
その後携帯電話機1は、ユーザの操作に応じて受信した電子メールを記録再生部45を介してメモリカード46に記録することも可能である。
携帯電話機1は、画像信号を送信しない場合には、CCDカメラ20で撮像した画像信号をカメラインタフェース部35及びLCD制御部36を介して液晶ディスプレイ17に直接表示する。
携帯電話機1は、データ通信モード時に画像信号を送信する場合、CCDカメラ20で撮像された画像信号をカメラインタフェース部35を介して画像エンコーダ34に供給する。
画像エンコーダ34は、CCDカメラ20から供給された画像信号を、例えばMPEG(Moving Picture Experts Group)4などの所定の符号化方式によって圧縮符号化することにより符号化画像信号に変換し、変換された符号化画像信号を多重分離部38に送出する。このとき同時に携帯電話機1は、CCDカメラ20で撮像中にマイクロフォン15で集音した音声を音声コーデック40を介してディジタルの音声信号として多重分離部38に送出する。
多重分離部38は、画像エンコーダ34から供給された符号化画像信号と音声コーデック40から供給された音声信号とを所定の方式で多重化し、その結果得られる多重化信号を変復調回路部39でスペクトラム拡散処理し、送受信回路部43でディジタルアナログ変換処理及び周波数変換処理を施した後にアンテナ44を介して送信する。
これに対して、携帯電話機1では、データ通信モード時に、Webページのデータを受信することができる。
すなわち、携帯電話機1において、データ通信モードに、例えばWebページを要求するデータを送信すると、その要求に応じて、Webページのデータが基地局(図示せず)を介して送信される。このWebページのデータは、アンテナ44を介して送受信回路部43および変復調回路部39で受信される。送受信回路部43および変復調回路部39は、受信したWebページのデータを主制御部31に送出する。
主制御部31は、Webページのデータを解釈し、その解釈に基づく画面(画像)を作成する。作成された画面は、主制御部31からLCD制御部36を介して液晶ディスプレイ17に供給されて表示される。すなわち、主制御部31のROMまたは記憶部47には、少なくともWebブラウザのアプリケーションプログラムがインストールされており、主制御部31のCPUは、RAM上でWebブラウザのアプリケーションプログラムを実行することで、Webブラウザとして機能し、Webページのデータの解釈などを行う。
また、携帯電話機1は、データ通信モード時に例えばWebページなどにリンクされた動画像ファイルのデータを受信する場合、アンテナ44を介して基地局(図示せず)から受信した受信信号を変復調回路部39でスペクトラム逆拡散処理し、その結果得られる多重化信号を多重分離部38に送出する。
多重分離部38は、多重化信号を分離することにより符号化画像信号と音声信号とに分け、同期バス42を介して符号化画像信号を画像デコーダ37に供給すると共に音声信号を音声コーデック40に供給する。画像デコーダ37は、符号化画像信号をMPEG4などの所定の符号化方式に対応した復号化方式でデコードすることにより再生動画像信号を生成し、生成された再生動画像信号をLCD制御部36を介して液晶ディスプレイ17に供給する。これにより、例えば、Webページなどにリンクされた動画像ファイルに含まれる動画像データが表示される。
このとき同時に音声コーデック40は、音声信号をアナログ音声信号に変換した後、これをスピーカ18に供給し、これにより、例えば、Webページなどにリンクされた動画像ファイルに含まる音声信号が再生される。この場合も電子メールの場合と同様に携帯電話機1は、受信したWebページなどにリンクされたデータをユーザの操作により記録再生部45を介してメモリカード46に記録することが可能である。
記憶部47は、例えば、電気的に書換えや消去が可能な不揮発性メモリであるフラッシュメモリ素子やHDD(Hard Disc Drive)などからなり、主制御部31のCPUにより実行される種々のアプリケーションプログラムや種々のデータ群を格納している。また、記憶部47は、必要に応じて、ユーザの操作に応じて受信した電子メールや、受信したWebページなどにリンクされた動画像ファイルに含まれる動画像データなどを記憶する。
音楽制御部48は、記憶部47に記憶されているオーディオデータの再生動作および一時停止動作や、巻戻し機能、早送り機能、音量ダウン動作、音量アップ動作などの実行を制御する。
開閉検出部49は、例えば磁気センサ19a乃至19dなどからなり、携帯電話機1が閉じられた状態から開かれた状態、あるいは、閉じられた状態から開かれた状態に変化したか否かを検出する。
充電検出部50は、図示せぬクレードルやACアダプタなどを介して携帯電話機1への充電を検出する。
図4は、図3の音声コーデック40の内部の概略的な構成を表している。
図4に示されるように、音声コーデック40は、メインバス41を介して供給されるオーディオデータをデコードするデコーダIC61、およびデコードされたオーディオデータを処理するオーディオIC62により構成される。
デコーダIC61は、例えばバッファ63、HE(High Efficiency)−AAC(Advanced Audio Codec)デコーダ64、およびAAC−LC(Low Complexity)65により構成される。バッファ63は、例えばFIFO(First In First Out)形式で構成されており、メインバス41を介して供給される所定の符号方式で符号化されているオーディオデータを逐次バッファリングする(一時的に記憶する)。
HE−AACデコーダ64は、バッファ63にバッファリングされているオーディオデータを適宜読み出すとともに、読み出されたオーディオデータをHE−AAC方式でデコードし、デコードされたオーディオデータをサラウンド/イコライザ66に出力する。
AAC−LCデコーダ65は、バッファ63にバッファリングされているオーディオデータを適宜読み出すとともに、読み出されたオーディオデータをAAC−LC方式でデコードし、デコードされたオーディオデータをサラウンド/イコライザ66に出力する。
サラウンド/イコライザ66は、HE−AACデコーダ64またはAAC−LCデコーダ65から入力されたデコード後のオーディオデータに対してサラウンド処理またはイコライズ処理を行う。
このとき、サラウンド処理またはイコライズ処理後のオーディオデータは、サラウンド/イコライザ66から出力された後、例えばD/A変換器(図示せず)などによりディジタル信号からアナログ信号に変換されて、HP(Head Phone)−アンプ67またはSPK(Speaker)−アンプ68に出力される。
HP−アンプ67は、図示せぬヘッドフォン用のアンプであり、サラウンド処理またはイコライズ処理後のオーディオデータのアナログ信号を増幅する。増幅されたオーディオデータのアナログ信号は、図示せぬヘッドフォンに内蔵されたスピーカ18−1と18−2から音声として出力される。
SPK−アンプ68は、スピーカ18−3とスピーカ18−4用のアンプであり、サラウンド処理またはイコライズ処理後のオーディオデータのアナログ信号を増幅する。増幅されたオーディオデータのアナログ信号は、スピーカ18−3と18−4から音声として出力される。
次に、図5のフローチャートを参照して、図3の携帯電話機1における再生モード設定処理について説明する。この再生モード設定処理は、ユーザにより操作キー14が操作されることにより、再生モード設定処理を開始するとの指示が受け付けられることで、開始される。
ステップS1において、主制御部31は、ユーザにより操作キー14が操作されることにより、再生モード設定処理を開始するとの指示が受け付けられたか否かを判定し、再生モード設定処理を開始するとの指示が受け付けられたと判定するまで待機する。
ステップS1において再生モード設定処理を開始するとの指示が受け付けられたと判定された場合、主制御部31はステップS2で、LCD制御部36を制御し、音楽再生時における再生モードを設定するための再生モード設定画面を液晶ディスプレイ17に表示させる。液晶ディスプレイ17は、LCD制御部36の制御に従い、音楽再生時における再生モードを設定するための再生モード設定画面を表示する。
ステップS3において、主制御部31は、操作入力制御部33を介して、再生モード設定画面上において再生モードの選択を受け付ける。すなわち、再生モードとして通常再生モードと省電力再生モード(音楽再生時に省電力化を図る再生モード)の2つが存在する場合に、再生モード設定画面上において、これら2つの再生モードのうちからいずれか1つの再生モードの選択が受け付けられる。
ステップS4において、主制御部31は、操作入力制御部33を介して、再生モードとして省電力再生モードの選択が受け付けられたか否かを判定する。
ステップS4において再生モードとして省電力再生モードの選択が受け付けられていないと判定された場合(すなわち、再生モードとして通常再生モードの選択が受け付けられた場合)、主制御部31はステップS5で、再生モード設定画面上で選択が受け付けられた通常再生モードに基づいて、音楽再生時における再生モードを通常再生モードに設定し、設定された再生モードに関する再生モード設定データを記憶部47に供給する。これにより、音楽再生時における再生モードは、通常再生モードに設定される。
ステップS6において、記憶部47は、主制御部31の制御に従い、設定された再生モードに関する再生モード設定データを記憶する。その後、再生モード設定処理は終了する。この再生モード設定データには、再生モードとして通常再生モードに設定されていることを示すデータが含まれている。
一方、ステップS4において再生モードとして省電力再生モードの選択が受け付けられたと判定された場合、主制御部31はステップS7で、再生モード設定画面上で選択が受け付けられた省電力再生モードに基づいて、音楽再生時における再生モードを省電力再生モードに設定し、設定された再生モードに関する再生モード設定データを記憶部47に供給する。
これにより、音楽再生時における再生モードは、省電力再生モードに設定される。
ステップS8において、記憶部47は、主制御部31の制御に従い、設定された再生モードに関する再生モード設定データを記憶する。この再生モード設定データには、再生モードとして省電力再生モードに設定されていることを示すデータが含まれている。
次に、ステップS9において、主制御部31は、操作入力制御部33を介して、再生モード設定画面上において、省電力再生モードを開始するための条件(トリガ)である省電力再生モード開始条件の選択を受け付ける。
例えば省電力再生モード開始条件(トリガ)として、図示せぬバッテリパックが低電圧となったとき、音楽再生時の最初のとき、音楽再生開始から予め設定された所定の時間(例えば20分間など)経過したとき、あるいは、携帯電話機1の状態が閉じられた状態から開かれた状態になったときなどの選択が、再生モード設定画面上において受け付けられる。
勿論、省電力再生モード開始条件(トリガ)として複数の選択を受け付けるようにしてもよい。
ステップS10において、主制御部31は、再生モード設定画面上において選択が受け付けられた省電力再生モード開始条件に基づいて、省電力再生モードを開始するための条件(トリガ)である省電力再生モード開始条件を設定し、設定された省電力再生モード開始条件に関する省電力再生モード開始条件設定データを記憶部47に供給する。
ステップS11において、記憶部47は、主制御部31の制御に従い、設定された省電力再生モード開始条件に関する省電力再生モード開始条件設定データを記憶する。この省電力再生モード開始条件設定データには、省電力再生モード開始条件として、例えば図示せぬバッテリパックが低電圧となったとき、音楽再生時の最初のとき、音楽再生開始から予め設定された所定の時間(例えば20分間など)経過したとき、あるいは、携帯電話機1の状態が閉じられた状態から開かれた状態になったときなどが設定されていることを示すデータが含まれている。
ステップS12において、主制御部31は、操作入力制御部33を介して、再生モード設定画面上において、省電力再生モード時における動作の選択を受け付ける。
すなわち、省電力再生モード時における動作として、例えば音楽再生時にHE−AACデコーダ64によりオーディオデータをデコードしている場合に、省電力化を図るためにAAC−LCデコーダ65によりオーディオデータをデコードするように切り替える切り替え動作、音楽再生時にサラウンド/イコライザ66によりサラウンド処理をONにして行っている場合に、省電力化を図るためにサラウンド処理をOFFにして行わないようにする動作、音楽再生時にサラウンド/イコライザ66によりイコライズ処理を行っている場合に、省電力化を図るためにイコライズ処理をOFFにして行わないようにする動作などの選択が受け付けられる。なお、省電力再生モード時における動作としては、以上のような動作以外にも、省電力の要因となる種々の機能のON/OFFの切り替え動作の選択が受け付けられるようにしてもよい。また、省電力再生モード時における動作としてこれらのうちの複数の選択を受け付けるようにしてもよい。さらに、オーディオデータのデコード方式は、HE−AAC、AAC−LC以外の他の方式でもよい。
ステップS13において、主制御部31は、再生モード設定画面上において選択が受け付けられた省電力再生モード時における動作に基づいて、省電力再生モード時における動作を設定し、設定された省電力再生モード時における動作に関する省電力再生モード時動作設定データを記憶部47に供給する。
これにより、省電力再生モード時における動作が設定される。
ステップS14において、記憶部47は、主制御部31の制御に従い、設定された省電力再生モード時における動作に関する省電力再生モード時動作設定データを記憶する。この省電力再生モード時動作設定データには、省電力再生モード時における動作として、例えば音楽再生時にHE−AACデコーダ64によりオーディオデータをデコードしている場合に、省電力化を図るためにAAC−LCデコーダ65によりオーディオデータをデコードするように切り替える切り替え動作などが設定されていることを示すデータが含まれている。
その後、再生モード設定処理は終了する。
勿論、この再生モード設定処理は、ユーザの好みに応じて適宜、再度行うようにして変更するようにしてもよい。
次に、図6のフローチャートを参照して、図3の携帯電話機1における音楽再生処理について説明する。この音楽再生処理は、ユーザにより操作キー14が操作されることにより、音楽再生処理を開始するとの指示が受け付けられることで、開始される。
ステップS21において、主制御部31は、ユーザにより操作キー14が操作されることにより、音楽再生処理を開始するとの指示が受け付けられたか否かを判定し、音楽再生処理を開始するとの指示が受け付けられたと判定するまで待機する。
ステップS21において操作キー14が操作されることにより、音楽再生処理を開始するとの指示が受け付けられたと判定された場合、主制御部31はステップS22で、記憶部47に記憶されている再生モード設定データを読み出す。この再生モード設定データには、音楽再生時における再生モードとして通常再生モードまたは省電力再生モードに設定されていることを示すデータが含まれている。
ステップS23において、主制御部31は、読み出された再生モード設定データに基づいて、音楽再生時における再生モードが省電力再生モードに設定されているか否かを判定する。ステップS23において音楽再生時における再生モードが省電力再生モードに設定されていると判定された場合、主制御部31はステップS24で、音楽制御部48を制御し、通常再生モードでオーディオデータを再生させる。音楽制御部48は、主制御部31の制御に従い、通常再生モードでのオーディオデータの再生動作を制御し、通常再生モードでオーディオデータを再生する。
具体的には、音楽制御部48は、記憶部47に記憶されているオーディオデータを逐次読み出し、読み出されたオーディオデータを音声コーデック40に出力する。音声コーデック40は、音楽制御部48の制御に従い、オーディオデータをバッファ63により逐次バッファリングし、バッファリングされたオーディオデータを例えばHE−AACデコーダ64によりHE−AAC方式でデコードし、HP−アンプ67またはSPK−アンプ68によりオーディオデータのアナログ信号を増幅し、増幅されたオーディオデータの音声信号をスピーカ18−1乃至18−2または18−3乃至18−4から音声として出力する。このとき、サラウンド処理やイコライズ処理がONされている場合には、デコードされたオーディオデータに対してサラウンド処理やイコライズ処理が行われる。
ステップS25において、主制御部31は、記憶部47に記憶されている省電力再生モード開始条件設定データを読み出す。ステップS26において、主制御部31は、読み出された省電力再生モード開始条件設定データに基づいて、設定された省電力再生モード開始条件を満たすか否かを判定する。
すなわち、例えば省電力再生モード開始条件(トリガ)として、図示せぬバッテリパックが低電圧となったとき、音楽再生時の最初のとき、音楽再生開始から予め設定された所定の時間(例えば20分間など)経過したとき、携帯電話機1の状態が閉じられた状態から開かれた状態になったときなどが設定されている場合、設定されているこれらの省電力再生モード開始条件を満たすか否かが判定される。
より具体的には、例えば省電力再生モード開始条件(トリガ)として、図示せぬバッテリパックが低電圧となったときが設定されている場合、主制御部31により電源回路部32を介して図示せぬバッテリパックが低電圧となったと判定されると、設定されている省電力再生モード開始条件を満たすと判定される。
また、例えば省電力再生モード開始条件(トリガ)として、音楽再生開始から予め設定された所定の時間(例えば20分間など)経過したときが設定されている場合、主制御部31により内蔵されたタイマを用いて音楽再生開始から予め設定された所定の時間(例えば20分間など)経過したと判定されると、設定されているこれらの省電力再生モード開始条件を満たすと判定される。
さらに、例えば省電力再生モード開始条件(トリガ)として、携帯電話機1の状態が閉じられた状態から開かれた状態になったときが設定されている場合、主制御部31により開閉検出部49を介して携帯電話機1の状態が閉じられた状態から開かれた状態になったと判定されると、設定されているこれらの省電力再生モード開始条件を満たすと判定される。
ステップS26において設定された省電力再生モード開始条件を満たさないと判定された場合、処理はステップS24に戻り、ステップS24以降の処理が繰り返される。すなわち、通常再生モードでオーディオデータが再生される。
一方、ステップS26において設定された省電力再生モード開始条件を満たすと判定された場合、主制御部31はステップS27で、LCD制御部36を制御し、予め設定された省電力再生モード開始条件を満たした旨を液晶ディスプレイ17またはサブディスプレイ21にポップアップ表示させる。液晶ディスプレイ17またはサブディスプレイ21は、LCD制御部36の制御に従い、予め設定された省電力再生モード開始条件を満たした旨をポップアップ表示する。
例えば省電力再生モード開始条件(トリガ)として図示せぬバッテリパックが低電圧となったときが設定されている場合、主制御部31により電源回路部32を介して図示せぬバッテリパックが低電圧となったと判定されると、液晶ディスプレイ17またはサブディスプレイ21には例えば「電池残量が少なくなりました。省電力再生モードに切り替えます。」というメッセージがポップアップ表示される。
また、例えば省電力再生モード開始条件(トリガ)として、音楽再生開始から予め設定された所定の時間(例えば20分間など)経過したときが設定されている場合、主制御部31により内蔵されたタイマを用いて音楽再生開始から予め設定された所定の時間(例えば20分間など)経過したと判定されると、液晶ディスプレイ17またはサブディスプレイ21には例えば「音楽再生開始時から20分間が経過しました。省電力再生モードに切り替えます。」というメッセージがポップアップ表示される。
これにより、ユーザは、予め設定された省電力再生モード開始条件を満たし、以降、省電力再生モードに切り替えられることを知ることができる。
なお、省電力再生モード開始条件として音楽再生の最初のときが設定されている場合には、ステップS24の通常再生モードによるオーディオデータの再生は行われず、音楽再生の最初から省電力再生モード開始条件になったと判定され、液晶ディスプレイ17またはサブディスプレイ21には例えば「省電力再生モードで音楽再生します。」というメッセージがポップアップ表示される。
なお、本発明の実施形態においては、予め設定された省電力再生モード開始条件を満たした旨をポップアップ表示することにより、ユーザにその旨を報知するようにしたが、このような場合に限られず、図示せぬLED(Light Emitting Diode)などによりその旨をユーザに報知するようにしてもよい。
ステップS28において、主制御部31は、記憶部47に記憶されている省電力再生モード時動作設定データを読み出す。ステップS29において、主制御部31は、読み出された省電力再生モード時動作設定データに基づいて、予め設定されている通常再生モード時における動作から、省電力再生モード時における動作に切り替える。
例えば省電力再生モード時における動作として、音楽再生時にHE−AACデコーダ64によりオーディオデータをデコードしている場合に、省電力化を図るためにAAC−LCデコーダ65によりオーディオデータをデコードするように切り替える切り替え動作が設定されているとき、AAC−LCデコーダ65によりオーディオデータをデコードするように切り替えられる。
また、例えば省電力再生モード時における動作として、音楽再生時にサラウンド/イコライザ66によりサラウンド処理をONにして行っている場合に、省電力化を図るためにサラウンド処理をOFFにして行わないようにする動作が設定されているとき、サラウンド/イコライザ66によりサラウンド処理をOFFにして行わないようになされる。
ステップS30において、主制御部31は、音楽制御部48を制御し、切り替えられた省電力再生モード時における動作に従い、省電力再生モードでオーディオデータを再生させる。音楽制御部48は、主制御部31の制御に従い、省電力再生モードでのオーディオデータの再生動作を制御し、省電力再生モードでオーディオデータを再生する。
具体的には、音楽制御部48は、記憶部47に記憶されているオーディオデータを逐次読み出し、読み出されたオーディオデータを音声コーデック40に出力する。ステップS29における動作切り替え処理でAAC−LCデコーダ65によりオーディオデータをデコードするように切り替えられた場合、音声コーデック40は、音楽制御部48の制御に従い、オーディオデータをバッファ63により逐次バッファリングし、バッファリングされたオーディオデータを例えばAAC−LCデコーダ65によりAAC−LC方式でデコードし、HP−アンプ67またはSPK−アンプ68によりオーディオデータのアナログ信号を増幅し、増幅されたオーディオデータの音声信号をスピーカ18−1乃至18−2または18−3乃至18−4から音声として出力する。
これにより、例えば、ユーザが携帯電話機1を閉じて音楽再生を行わせていた場合に、他の携帯電話機1からメールを受信したため、携帯電話機1を開かれた状態にしてメールを確認しようとするときに、省電力再生モード時における動作に切り替えて、省電力再生モードでオーディオデータを再生することができる。
ステップS31において、主制御部31は、充電検出部50により図示せぬクレードルやACアダプタなどを介して携帯電話機1への充電が検出されたか否かを判定する。ステップS31において充電検出部50により図示せぬクレードルやACアダプタなどを介して携帯電話機1への充電が検出されていない判定された場合、処理はステップS30に戻り、ステップS30において引き続き省電力再生モードでオーディオデータが再生される。
ステップS31において充電検出部50により図示せぬクレードルやACアダプタなどを介して携帯電話機1への充電が検出されたと判定された場合、主制御部31はステップS32で、LCD制御部36を制御し、充電が検出されたために通常再生モードに切り替える旨を液晶ディスプレイ17にポップアップ表示させる。液晶ディスプレイ17は、LCD制御部36の制御に従い、充電が検出されたために通常再生モードに切り替える旨を表示する。
例えば液晶ディスプレイ17には「充電が開始されました。通常再生モードに切り替えます。」というメッセージがポップアップ表示される。これにより、ユーザは、充電が検出されたために通常再生モードに切り替えることを知ることができる。
なお、本発明の実施形態においては、充電が検出されたために通常再生モードに切り替える旨をポップアップ表示することにより、ユーザにその旨を報知するようにしたが、このような場合に限られず、図示せぬLED(Light Emitting Diode)などによりその旨をユーザに報知するようにしてもよい。
ステップS33において、主制御部31は、省電力再生モード時における動作から、予め設定されている通常再生モード時における動作に切り替える。
例えば省電力再生モード時における動作として、AAC−LCデコーダ65によりオーディオデータをデコードするように切り替えられている場合、通常再生モード時における動作として、HE−AACデコーダ64によりオーディオデータをデコードするように切り替えられる。
また、例えば省電力再生モード時における動作として、サラウンド/イコライザ66によりサラウンド処理をOFFにして行わないように切り替えられた場合、通常再生モード時における動作として、サラウンド/イコライザ66によりサラウンド処理をONにして行うように切り替えられる。
ステップS34において、主制御部31は、音楽制御部48を制御し、切り替えられた通常再生モード時における動作に従い、通常再生モードでオーディオデータを再生させる。音楽制御部48は、主制御部31の制御に従い、通常再生モードでのオーディオデータの再生動作を制御し、通常再生モードでオーディオデータを再生する。
具体的には、音楽制御部48は、記憶部47に記憶されているオーディオデータを逐次読み出し、読み出されたオーディオデータを音声コーデック40に出力する。音声コーデック40は、音楽制御部48の制御に従い、オーディオデータをバッファ63により逐次バッファリングし、バッファリングされたオーディオデータを例えばHE−AACデコーダ64によりHE−AAC方式でデコードし、HP−アンプ67またはSPK−アンプ68によりオーディオデータのアナログ信号を増幅し、増幅されたオーディオデータの音声信号をスピーカ18−1乃至18−2または18−3乃至18−4から音声として出力する。このとき、サラウンド処理やイコライズ処理をONにしている場合には、デコードされたオーディオデータに対してサラウンド処理やイコライズ処理が行われる。
ステップS35において、主制御部31は、ユーザにより操作キー14が操作されることにより、音楽再生処理を終了するとの指示が受け付けられたか否かを判定し、音楽再生処理を終了するとの指示が受け付けられたと判定するまで待機する。
ステップS35において音楽再生処理を終了するとの指示が受け付けられたと判定された場合、音楽再生処理は終了する。
一方、ステップS23において省電力再生モードに設定されていないと判定された場合(すなわち、通常再生モードに設定されていると判定された場合)、主制御部31はステップS36で、音楽制御部48を制御し、通常再生モードでオーディオデータを再生させる。音楽制御部48は、主制御部31の制御に従い、通常再生モードでのオーディオデータの再生動作を制御し、通常再生モードでオーディオデータを再生する。
具体的には、音楽制御部48は、記憶部47に記憶されているオーディオデータを逐次読み出し、読み出されたオーディオデータを音声コーデック40に出力する。音声コーデック40は、音楽制御部48の制御に従い、オーディオデータをバッファ63により逐次バッファリングし、バッファリングされたオーディオデータを例えばHE−AACデコーダ64によりHE−AAC方式でデコードし、HP−アンプ67またはSPK−アンプ68によりオーディオデータのアナログ信号を増幅し、増幅されたオーディオデータの音声信号をスピーカ18−1乃至18−2または18−3乃至18−4から音声として出力する。このとき、サラウンド処理やイコライズ処理をONにしている場合には、デコードされたオーディオデータに対してサラウンド処理やイコライズ処理が行われる。
その後、処理はステップS35に進む。
本発明の実施形態においては、音楽再生を開始するとの指示が受け付けられると、記憶部47に記憶されている再生モード設定データを読み出し、読み出された再生モード設定データに基づいて、省電力再生モードに設定されているか否かを判定し、省電力再生モードに設定されていると判定された場合、記憶部47に記憶されている省電力再生モード開始条件設定データに基づいて、設定された省電力再生モード開始条件を満たすか否かを判定することができる。
そして、設定された省電力再生モード開始条件を満たすと判定された場合、設定された省電力再生モード開始条件を満たす旨をポップアップ表示するとともに、記憶部47に記憶されている省電力再生モード時動作設定データを読み出し、読み出された省電力再生モード時動作設定データに基づいて、通常再生モード時における動作から省電力再生モード時における動作に切り替えることができ、省電力再生モードでオーディオデータを再生することができる。
また、充電検出部50により図示せぬクレードルやアダプタなどにより携帯電話機1への充電が検出されたと判定された場合、携帯電話機1への充電が検出されたため通常再生モードに切り替える旨をポップアップ表示するとともに、省電力再生モード時における動作から通常再生モード時における動作に切り替えることができ、通常再生モードでオーディオデータを再生することができる。
これにより、電池残量が少ないときであっても、音楽再生を行いながら省電力化を図ることができる。また、音楽再生時における省電力化の方法、すなわち、省電力再生モード時における動作に関して、ユーザの好みに応じてデコード方式を変えたり、サラウンド処理やイコライズ処理をOFFにしたりして設定することができ、省電力化を図りつつ、省電力再生モード時における音楽再生の音質などをユーザの好みに応じて変更することができる。
従って、音楽再生時における省電力化を好適に図ることができる。
なお、本発明の実施形態においては、予め設定された省電力再生モード開始条件を満たすか否かを判定し、予め設定された省電力再生モード開始条件を満たすと判定された場合、音楽再生時における再生モードを省電力再生モード時における動作に切り替えるようにしたが、このような場合に限られず、ユーザにより操作キー14や専用の図示せぬボタンが操作されることにより、音楽再生時における再生モードを省電力再生モード時における動作に切り替えて、省電力再生モードでオーディオデータを再生するようにしてもよい。
ところで、図6のフローチャートを参照して説明した音楽再生処理においては、一旦、設定されている省電力再生モード開始条件を満たすと判定されると、音楽再生時における再生モード時における動作を、通常再生モード時における動作から省電力再生モード時における動作に切り替えて、省電力再生モードでオーディオデータを再生するようにしたが、その後、設定されている省電力再生モード開始条件を満たさなくなったと判定された場合、再度、音楽再生時における再生モード時における動作を、省電力再生モード時における動作から通常再生モード時における動作に切り替えて、通常再生モードでオーディオデータを再生するようにしてもよい。これにより、音楽再生時における省電力化をより好適に図ることができる。以下、この方法を用いた音楽再生処理について説明する。
図7のフローチャートを参照して、図3の携帯電話機1における他の音楽再生処理について説明する。なお、図7のステップS41乃至S50、およびステップS54乃至S59の処理は、図6のステップS21乃至S36の処理と同様であり、その説明は繰り返しになるので省略する。
ステップS51において、主制御部31は、読み出された省電力再生モード開始条件設定データに基づいて、設定された省電力再生モード開始条件を満たさなくなったか否かを判定する。
すなわち、例えば省電力再生モード開始条件(トリガ)として、図示せぬバッテリパックが低電圧となったとき、音楽再生時の最初のとき、音楽再生開始から予め設定された所定の時間(例えば20分間など)経過したとき、携帯電話機1の状態が閉じられた状態から開かれた状態になったときなどが設定されている場合、設定されているこれらの省電力再生モード開始条件を満たさなくなったか否かが判定される。
なお、具体的な判定処理については、図6のステップS26の処理と基本的には同様であり、その説明は繰り返しになるので省略する。
ステップS51において設定された省電力再生モード開始条件を満たさなくなっていないと判定された場合(すなわち、依然として設定された省電力再生モード開始条件を満たしていると判定された場合)、処理はステップS54に進み、ステップS54以降の処理が繰り返される。
一方、ステップS51において設定された省電力再生モード開始条件を満たさなくなったと判定された場合、主制御部31はステップS52で、LCD制御部36を制御し、省電力再生モード開始条件を満たさなくなったために通常再生モードに切り替える旨を液晶ディスプレイ17にポップアップ表示させる。液晶ディスプレイ17は、LCD制御部36の制御に従い、省電力再生モード開始条件を満たさなくなったために通常再生モードに切り替える旨を表示する。
例えば液晶ディスプレイ17には「通常再生モードに切り替えます。」というメッセージがポップアップ表示される。これにより、ユーザは、省電力再生モード開始条件を満たさなくなったために通常再生モードに切り替えることを知ることができる。
ステップS53において、主制御部31は、省電力再生モード時における動作から、予め設定されている通常再生モード時における動作に切り替える。
例えば省電力再生モード時における動作として、AAC−LCデコーダ65によりオーディオデータをデコードするように切り替えられている場合、通常再生モード時における動作として、HE−AACデコーダ64によりオーディオデータをデコードするように切り替えられる。
その後、処理はステップS44に進み、ステップS44において通常再生モードでオーディオデータの再生処理が行われる。
これにより、音楽再生時における省電力化をより好適に図ることができる。
なお、本発明は、携帯電話機1以外にも、PDA(Personal Digital Assistant)、パーソナルコンピュータ、携帯型ゲーム機、携帯型音楽再生機、携帯型動画再生機、その他の情報処理装置にも適用することができる。
また、本発明の実施形態において説明した一連の処理は、ソフトウェアにより実行させることもできるが、ハードウェアにより実行させることもできる。
さらに、本発明の実施形態では、フローチャートのステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理の例を示したが、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別実行される処理をも含むものである。
本発明に係る情報処理装置に適用可能な携帯電話機の外観の構成を示す外観図。 本発明に係る情報処理装置に適用可能な携帯電話機の他の外観の構成を示す外観図。 本発明に係る情報処理装置に適用可能な携帯電話機の内部の構成を示すブロック図。 図3の音声コーデックの概略的な内部の構成を示すブロック図。 図3の携帯電話機における再生モード設定処理を説明するフローチャート。 図3の携帯電話機における音楽再生処理を説明するフローチャート。 図3の携帯電話機における他の音楽再生処理を説明するフローチャート。
符号の説明
1…携帯電話機、11…ヒンジ、12…第1の筐体、13…第2の筐体、14…操作キー、15…マイクロフォン、16…サイドキー、17…液晶ディスプレイ、18…スピーカ、19a乃至19d…磁気センサ、20…CCDカメラ、21…サブディスプレイ、22…静電タッチパッド、31…主制御部、32…電源回路部、33…操作入力制御部、34…画像エンコーダ、35…カメラI/F部、36…LCD制御部、37…画像デコーダ、38…多重分離部、39…変復調回路部、40…音声コーデック、41…メインバス、42…同期バス、43…送受信回路部、44…アンテナ、45…記録再生部、46…メモリカード、47…記憶部、48…音楽制御部、49…開閉検出部、50…充電検出部、61…デコーダIC、62…オーディオIC、63…バッファ、64…HE−AACデコーダ、65…AAC−LCデコーダ、66…サラウンド/イコライザ、67…HP−アンプ、68…SPK−アンプ。

Claims (3)

  1. 音楽再生時における再生モードを通常再生モード、または省電力再生モードに設定する設定手段と、
    音楽再生時に、前記設定手段により音楽再生時における再生モードが前記省電力再生モードに設定される際に設定された、省電力再生モードを開始する条件である省電力再生モード開始条件を満たすか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記省電力再生モード開始条件を満たすと判定された場合、音楽再生時における動作を前記省電力再生モード時における動作に切り替える切り替え手段と、
    前記切り替え手段により切り替えられた前記省電力再生モード時における動作に従い、前記省電力再生モードで、予め記憶されているオーディオデータを再生する再生手段とを備え
    前記省電力再生モード開始条件には、少なくとも、音楽再生時の最初のとき、音楽再生開始から予め設定された所定の時間経過したとき、前記情報処理装置の状態が閉じられた状態から開かれた状態になったときのいずれか1つが含まれることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記情報処理装置の充電を検出する検出手段をさらに備え、
    前記検出手段により前記情報処理装置の充電が検出されたとき、前記切り替え手段は、音楽再生時における動作を前記通常再生モード時における動作に切り替え、
    前記再生手段は、前記切り替え手段により切り替えられた前記通常再生モード時における動作に従い、前記通常再生モードで、予め記憶されているオーディオデータを再生することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記切り替え手段により切り替えられる前記省電力再生モード時における動作には、少なくとも、オーディオデータのデコード方式、サラウンド処理、またはイコライズ処理が含まれることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
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