JP4248244B2 - 12、13位変換新規16員環マクロライド誘導体 - Google Patents

12、13位変換新規16員環マクロライド誘導体 Download PDF

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Description

技術分野
本発明はグラム陽性菌及びグラム陰性菌に対して有効な新規16員環マクロライド誘導体に関する。
背景技術
エリスロマイシンはその特徴的な抗菌力及び良好な組織移行性、そして少ない副作用などの長所を有することから臨床上有用な抗生物質として長年使用されてきた。その一方で、経口投与時に胃酸による分解を受けるため、吸収が一定せず血中濃度が低い等の欠点も指摘されてきた。1990年代に入り、これらエリスロマイシンの欠点を克服したクラリスロマイシンに代表されるニューマクロライドが相次いで上市された。それらの出現とともに、マクロライドはその高い有効性から臨床上重要な抗菌剤として位置付けられ、抗菌剤市場を占める割合も大きく増大している。しかしながら、その使用頻度の増加に伴い、エリスロマイシン耐性菌が年々着実に増加しており、今後これら耐性菌が大きな問題となりうることが容易に予想される。
ところで、臨床上用いられているマクロライド系抗生物質は、主としてエリスロマイシンから誘導される14員環マクロライド(但し、アジスロマイシンはエリスロマイシンに窒素原子を導入した15員環マクロライドである)とロイコマイシン類から誘導される16員環マクロライドに大別される。ロイコマイシン系16員環マクロライドは14員環マクロライドと比較すると副作用等の安全面及び服用のしやすさという面で優れているものの、有効性の観点からニューマクロライドには及ばないことから、これまで多くのグループによりそれらの有効性向上を目的とした研究がなされてきた。しかしながら、ロイコマイシン系16員環マクロライドにおける有効性向上の主眼は感受性菌に対してであり、エリスロマイシン耐性菌に対する改善は後述する当社の発明以外なされていなかった。また、従来のマクロライド系抗生物質は主としてグラム陽性菌に対して有効であるものの、グラム陰性菌に対する抗菌活性は改善の余地が残されており、エリスロマイシンから誘導される15員環マクロライドであるアジスロマイシンがはじめてこれらの問題を改善したにすぎず、ロイコマイシン系16員環マクロライドにおいてはグラム陰性菌に対する抗菌活性が改善された報告例はいまだ殆ど知られていない。
最近、本発明者らは、ロイコマイシン系16員環マクロライドの3位水酸基をアルキル化した誘導体及び3位水酸基を反転させたエピ型の誘導体を合成した結果、ある種の誘導体が優れた抗菌活性を有し、さらに一部のエリスロマイシン耐性菌に対する抗菌活性が改善されている事実を見いだした(国際公開WO 00/73317)。
発明の開示
14員環マクロライドにおいては、ここ数年特にエリスロマイシン耐性菌に対する活性の改善を目的とした研究が盛んになされており、従来のマクロライドには見られなかったケトライドと言われる構造的特徴を有した化合物による合成展開が活発になされている。例えば、テリスロマイシンは、クラリスロマイシンの中性糖を除去して出現する水酸基を酸化してカルボニル基へと変換し、かつラクトン環11、12位に構築したサイクリックカルバメートの窒素原子から活性発現に寄与する側鎖を伸長した構造を有している(米国特許第5635485号)。また最近、エリスロマイシンのラクトン環11、12位にサイクリックカルバメートを構築し、活性発現に寄与する側鎖を6位水酸基に導入すると同時に中性糖を除去し、出現する水酸基を酸化してカルボニル基へと変換したケトライドABT−773も発表された(国際公開WO98/09978)。これらケトライドは感受性菌のみならず耐性菌に対する抗菌活性も大きく改善されている。しかしながら、血中濃度が上がらない等の体内動態面における大きな課題が残されている。
ところで、エリスロマイシン耐性菌には、種々の機構によるものが知られており、臨床の場で重要なものとしては、リボソームメチル化酵素産生型並びに薬剤排出型が挙げられる。例えば、薬剤排出型のエリスロマイシン耐性菌に対しては、クラリスロマシン等のニューマクロライドにおいても活性が大きく低下する。一方、ケトライドでは薬剤排出型耐性菌に対する抗菌活性自体は改善されているものの、感受性菌に対する抗菌活性と比較すると大きな隔たりがあることから、すでに排出機構の遺伝子の影響を受けている可能性は否定しきれない。最近特に薬剤排出型機構の耐性菌が増えていることが報告されている。また、薬剤排出型機構及びリボソームメチル化酵素産生機構の両方を有する複合型耐性菌の出現も確認されており、今後その割合が増加することが危惧されている。さらに将来的には、耐性遺伝子の複数獲得による高度な耐性菌の出現を招くことも予想される。
そこで、これら耐性機構の影響をできる限り受けない性質を有するマクロライドの出現が期待されている。ロイコマイシン系マクロライドから誘導される16員環マクロライドは、14員環マクロライドと比較してそのラクトン環の員数は当然のことながらが構造も全く異なることから、エリスロマイシン耐性菌に対するマクロライド母核としては有望であり、ラクトン環部位の新規な構造変換によりもたらされる16員環マクロライド誘導体がエリスロマイシン耐性菌に対する抗菌活性に及ぼす影響について興味が持たれた。
一方、従来のロイコマイシン系16員環マクロライドは主としてグラム陽性菌に対して有効であるものの、グラム陰性菌に対する抗菌活性は改善の余地が残されており、グラム陰性菌に対しても有効なマクロライドの出現が期待されている。
本発明は主としてロイコマイシン系マクロライドから誘導される有用な新規16員環マクロライドおよびその薬学的に許容し得る塩に関するものである。
本発明者らは上記の期待に応えるべく鋭意検討を重ね、ロイコマイシン系マクロライドを出発原料として、それらラクトン環12、13位に新たに官能基を導入した後、種々化学修飾した新規16員環マクロライド誘導体を創製した。
その結果、本発明化合物のある種の誘導体は、最近特に問題となっているエリスロマイシン耐性肺炎球菌において、薬剤排出型の耐性菌のみならずメチラーゼ産生型の耐性菌に対しても抗菌活性が改善されることを見いだした。さらにある種の誘導体がグラム陰性菌に対して強い抗菌力を有することを見いだし、本発明を完成させた。ロイコマイシン系16員環マクロライドにおいて、12、13位に新たに官能基を導入して種々修飾した報告例は全く知られていない。
第一の本発明は、下記の式(I)で表される化合物または薬理学的に許容されるその塩を提供するものである。
Figure 0004248244
[式中、Rは水素原子、アルキルカルボニル基、アルキル基、または置換基を有していてもよいアリールアルケニル基を示し、
は水素原子、または置換基を有していてもよいアルキルカルボニル基を示し、
及びRは同一または異なってそれぞれ水素原子、またはアルキルカルボニル基を示し、
及びRは同一または異なってそれぞれ水素原子、置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアルキルカルボニル基、置換基を有していてもよいアラルキルカルボニル基、置換基を有していてもよいアラルキル基、置換基を有していてもよいアリールアルケニル基、置換基を有していてもよい複素環アルキル基、または置換基を有していてもよい複素環アルケニル基を示す。]
第二の本発明は、下記の式(II)で表される化合物または薬理学的に許容されるその塩を提供するものである。
Figure 0004248244
[式中、Rは水素原子、置換基を有していてもよいアルキルカルボニル基、置換基を有していてもよいアルキル基、または置換基を有していてもよいアリールアルケニル基を示し、
は水素原子または置換基を有していてもよいアルキルカルボニル基を示し、R及びRは同一または異なってそれぞれ水素原子、置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアルキルカルボニル基、置換基を有していてもよいアラルキルカルボニル基、置換基を有していてもよいアラルキル基、置換基を有していてもよいアリールアルケニル基、置換基を有していてもよい複素環アルキル基、または置換基を有していてもよい複素環アルケニル基を示す。]
第三の本発明は、下記の式(III)で表される化合物または薬理学的に許容されるその塩を提供するものである。
Figure 0004248244
[式中、Rは水素原子、置換基を有していてもよいアルキルカルボニル基、置換基を有していてもよいアルキル基、または置換基を有していてもよいアリールアルケニル基を示し、
は水素原子または置換基を有していてもよいアルキルカルボニル基を示し、R及びRは同一または異なってそれぞれ水素原子、またはアルキルカルボニル基を示し、
は水素原子、置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアルキルカルボニル基、置換基を有していてもよいアラルキルカルボニル基、置換基を有していてもよいアラルキル基、置換基を有していてもよいアリールアルケニル基、置換基を有していてもよい複素環アルキル基、または置換基を有していてもよい複素環アルケニル基を示す。]
第四の本発明は、下記の式(IV)で表される化合物または薬理学的に許容されるその塩を提供するものである。
Figure 0004248244
[式中、Rは水素原子、アルキルカルボニル基、アルキル基、または置換基を有していてもよいアリールアルケニル基を示し、
は水素原子、または置換基を有していてもよいアルキルカルボニル基を示し、
及びRが同一または異なってそれぞれ水素原子、またはアルキルカルボニル基を示し、
は水素原子、置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアルキルカルボニル基、置換基を有していてもよいアラルキルカルボニル基、置換基を有していてもよいアラルキル基、置換基を有していてもよいアリールアルケニル基、置換基を有していてもよい複素環アルキル基、または置換基を有していてもよい複素環アルケニル基を示す。]
第五の本発明は、下記の式(V)で表される化合物または薬理学的に許容されるその塩を提供するものである。
Figure 0004248244
[式中、Rは水素原子、プロピオニル基、アルキルカルボニル基、または3−フェニルプロペン−2−イル基を示し、
は水素原子、アセチル基、クロロアセチル基、またはイミダゾリルアセチル基を示し、
、R、R及びRは同一または異なってそれぞれ水素原子、アルキルカルボニル基、またはアルキルオキシカルボニル基を示し、
はジメトキシメチル基、またはホルミル基を示す。]
また、本発明により、上記式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)で表される化合物または薬学的に許容されるそれらの塩を有効成分として含む医薬が提供される。この医薬は感染症の治療及び/または予防に有用であり、好ましい形態では、上記の有効成分と1又は2以上の製剤用添加物とを含む医薬組成物として提供さえる。
さらに本発明により、上記の医薬の製造のための上記式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)で表される化合物または薬学的に許容されるその塩の使用が提供される。
さらにまた、本発明により、感染症の治療及び予防方法であって、上記上記式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)で表される化合物または薬学的に許容されるそれらの塩の治療及び/または予防有効量をヒトを含む哺乳動物に投与する工程を含む方法が提供される。
発明を実施するための最良の形態
本明細書において、基または基の一部としての「低級アルキル基」または「低級アルコキシ基」とは、直鎖または分岐鎖の炭素数1−6、好ましくは1−4のアルキル基またはアルコキシ基を意味する。
本明細書において、基または基の一部としてのアルキル、アルケニルとは、直鎖または分岐鎖の炭素数1−10、好ましくは1−8、より好ましくは1−6のアルキル基を意味する。
アルキル、アルケニルの例としては、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デカニル、イソプロピル、イソブチル、t−ブチル、イソペンチル、ネオペンチル、t−ペンチル、ビニル、アリル、1−プロペニル、イソプロペニル、1−ブテニル、2−ブテニル等があげられる。また基または基の一部としてのアルキル、アルケニルは、ハロゲン原子、水酸基で置換されていてもよい。
アラルキル基、アリールアルケニル基とは、置換基を有していてもよい6〜14員(単環式〜3環式、好ましくは単環式〜2環式)芳香環を1以上有するアルキル基またはアルケニル基を意味する。
置換基を有していてもよいアラルキル基、アリールアルケニル基の例としては、フェニル、2−メチルフェニル、3−メチルフェニル、4−メチルフェニル、2−メトキシフェニル、3−メトキシフェニル、4−メトキシフェニル、2−ヒドロキシフェニル、3−ヒドロキシフェニル、4−ヒドロキシフェニル、2−ジメチルアミノフェニル、3−ジメチルアミノフェニル、4−ジメチルアミノフェニル、2−ニトロフェニル、3−ニトロフェニル、4−ニトロフェニル、2−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、4−フルオロフェニル、2−トリフルオロメチルフェニル、3−トリフルオロメチルフェニル、4−トリフルオロメチルフェニル、2−ベンジルオキシフェニル、3−ベンジルオキシフェニル、4−ベンジルオキシフェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、4−ビフェニリル、2−アンスリルナフチル等の芳香環を有するアルキル基またはアルケニル基があげられる。
また、アラルキル基、アリールアルケニル基が有してもよい置換基の例としては、C1〜4のアルキル基、C1〜4のアルコキシ基、ハロゲン原子、C1〜4のハロアルキル基、ニトロ基、水酸基、モノまたは、ジアルキルアミノ基、アリールアルキルオキシ基があげられ、好ましくは、メチル基、メトキシ基、トリフルオロメチル基、水酸基、ジメチルアミノ基、フッ素原子、ニトロ基、ベンジルオキシ基があげられる。
複素環アルキル基、複素環アルケニル基とは、置換基を有していてもよい5〜14員(単環式〜3環式、好ましくは単環式〜2環式)の複素環を有するC1〜7のアルキル基またはアルケニル基を意味する。複素環の具体例としては、ピリジン、キノリン、イソキノリン、イミダゾール、イミダゾ[5,1−b]チアゾール、ピロリジン、ピペリジン、モルフォリン等があげられる。
置換基を有していてもよい複素環アルキル基、複素環アルケニル基の例としては、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、2−キノリニル、3−キノリニル、4−キノリニル、5−キノリニル、6−キノリニル、7−キノリニル、8−キノリニル、2−イソキノリニル、3−イソキノリニル、4−イソキノリニル、5−イソキノリニル、6−イソキノリニル、7−イソキノリニル、8−イソキノリニル、2−イミダゾリル、3−イミダゾリル、4−イミダゾリル、2−イミダゾ[5,1−b]チアゾリル、3−イミダゾ[5,1−b]チアゾリル、6−イミダゾ[5,1−b]チアゾリル、8−イミダゾ[5,1−b]チアゾリル、2−ピロリジニル、3−ピロリジニル、2−ピペリジニル、3複素環アル−ピペリジニル、4−ピペリジニル、2−モルフォリニリル、3−モルフォリニリル等の複素環を有するアルキル基またはアルケニル基があげられる。
また、複素環アルキル基、複素環アルケニル基が有してもよい置換基の例としては、水酸基、ハロゲン原子、C1〜4のアルキル基、アラルキル基、複素環があげられ、好ましくは、メチル基、エチル基、フッ素原子、塩素原子、水酸基、ベンジル基、ピリジル基があげられる。
アシル基とは、直鎖状または分枝鎖状のC1〜10のアルキルカルボニル基、C6〜C15のアラルキルカルボニル基等を意味する。
ハロゲン原子(ハライド)とは、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素を意味する。
ヘテロ原子とは、窒素原子、酸素原子、または硫黄原子を意味する。
式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)においてRは、好ましくは水素原子、アルキルカルボニル基、フェニルアルケニル基であり、より好ましくはプロピオニル基、アルキルカルボニル基、3−フェニルプロペン−2−イル基である。式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)においてRは、好ましくは水素原子、アルキルカルボニル基、複素環で置換されていてもよいアルキルカルボニル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいアルキルカルボニル基であり、より好ましくは水素原子、アセチル基、クロロアセチル基、イミダゾリルアセチル基である。
式(I)、式(III)、式(V)においてRは、好ましくは水素原子である。
式(I)、式(III)、式(V)においてRは、好ましくはアルキルカルボニル基である。
式(I)、式(II)においてR及びRは、好ましくは水素原子;水酸基で置換されていてもよいアルキル基;アルキルカルボニル基;アラルキルカルボニル基;C1〜4のアルキル基、C1〜4のアルコキシ基、ハロゲン原子、C1〜4のハロアルキル基、ニトロ基、水酸基、ジアルキルアミノ基、またはアリールアルキルオキシ基から選択される基で置換されていてもよいアラルキル基;アリールアルケニル基;複素環で置換されていてもよい複素環アルキル基;または複素環アルケニル基であり、より好ましくは、水素原子;アルキル基;フェニルアルキルカルボニル基;メチル基、メトキシ基、トリフルオロメチル基、水酸基、ジメチルアミノ基、フッ素原子、ニトロ基、またはベンジルオキシ基から選択される基で置換されていてもよいフェニルアルキル基;フェニルアルケニル基;ナフチルアルキル基;ジフェニルアルキル基;ビフェニリルアルキル基;ベンジルオキシフェニルアルキル基;ピリジルアルキル基;ベンジルピペリジノアルキル基;またはキノリニルアルキル基であり、さらに好ましくは、水素原子、メチル基、2−フェニルエチルカルボニル基、ベンジル基、2−フェニルエチル基、3−フェニルプロピル基、3−フェニルプロペン−2−イル基、4−フェニルブチル基、5−フェニルペンチル基、6−フェニルヘキシル基、7−フェニルヘプチル基、3−(4−メチルフェニル)プロピル基、3−(4−メトキシフェニル)プロピル基、3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル基、3−(4−ジメチルアミノフェニル)プロピル基、3−(4−ニトロフェニル)プロピル基、6−(4−ニトロフェニル)ヘキシル基、3−(4−フルオロフェニル)プロピル基、6−(4−フルオロフェニル)ヘキシル基、3−[(4−トリフルオロメチル)フェニル]プロピル基、3−(1−ナフチル)プロピル基、3,3−ジフェニルプロピル基、3−(4−ビフェニリル)プロピル基、3−[2−(ベンジルオキシ)フェニル]プロピル基、(ピリジン−4−イル)メチル基、3−(ピリジン−4−イル)プロピル基、3−[4−(ピリジン−3−イル)イミダゾリル]プロピル基、3−[4−(ピリジン−4−イル)イミダゾリル]プロピル基、[(1−ベンジルピペリジン)−4−イル]メチル基、3−(キノリン−3−イル)プロピル基、3−(キノリン−4−イル)プロピル基、3−(キノリン−7−イル)プロピル基、3−(イミダゾ[5,1−b]チアゾール−2−イル)プロペン−2−イル基である。
式(III)、式(IV)においてRは好ましくは、水素原子;アルキル基;アルキルカルボニル基;アラルキルカルボニル基;アルキル基、アルコキシル基、水酸基、ジアルキルアミノ基、ニトロ基、ハロゲン原子、ハルゲン化アルキル基、アリールアルキルオキシ基から選択される基で置換されていてもよいアラルキル基;アリールアルケニル基;複素環アルキル基;複素環アルケニル基であり、より好ましくは、水素原子、ジアルキルアミノ基で置換されていてもよいアラルキル基であり、さらに好ましくは、水素原子、メチル基、2−フェニルエチルカルボニル基、ベンジル基、2−フェニルエチル基、3−フェニルプロピル基、3−フェニルプロペン−2−イル基、4−フェニルブチル基、5−フェニルペンチル基、6−フェニルヘキシル基、7−フェニルヘプチル基、3−(4−メチルフェニル)プロピル基、3−(4−メトキシフェニル)プロピル基、3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル基、3−(4−ジメチルアミノフェニル)プロピル基、3−(4−ニトロフェニル)プロピル基、6−(4−ニトロフェニル)ヘキシル基、3−(4−フルオロフェニル)プロピル基、6−(4−フルオロフェニル)ヘキシル基、3−[(4−トリフルオロメチル)フェニル]プロピル基、3−(1−ナフチル)プロピル基、3,3−ジフェニルプロピル基、3−(4−ビフェニリル)プロピル基、3−[2−(ベンジルオキシ)フェニル]プロピル基、(ピリジン−4−イル)メチル基、3−(ピリジン−4−イル)プロピル基、3−[4−(ピリジン−3−イル)イミダゾリル]プロピル基、3−[4−(ピリジン−4−イル)イミダゾリル]プロピル基、[(1−ベンジルピペリジン)−4−イル]メチル基、3−(キノリン−3−イル)プロピル基、3−(キノリン−4−イル)プロピル基、3−(キノリン−7−イル)プロピル基、3−(イミダゾ[5,1−b]チアゾール−2−イル)プロペン−2−イル基があげられ、特に好ましくは、水素原子、ベンジル基、2−フェニルエチル基、3−フェニルプロピル基、4−フェニルブチル基、3−(4−ジメチルアミノフェニル)プロピル基があげられる。
式(V)においてRは、好ましくは、アルキルカルボニル基、アルキルオキシカルボニル基であり、Rは、好ましくは、アルキルカルボニル基であり、
としては、ジメトキシメチル基及びホルミル基が共に好ましい。
式(I)の化合物のうち、好ましい化合物群としては、
及びRが同一または異なってそれぞれ水素原子、またはアルキルカルボニル基であり、
及びRが同一または異なってそれぞれ水素原子、アルキル基、置換基を有していてもよいフェニルアルキルカルボニル基、置換基を有していてもよいフェニルアルキル基、置換基を有していてもよいフェニルアルケニル基、置換基を有していてもよいナフチルアルキル基、置換基を有していてもよいジフェニルアルキル基、置換基を有していてもよいビフェニリルアルキル基、置換基を有していてもよいベンジルオキシフェニルアルキル基、置換基を有していてもよいピリジルアルキル基、置換基を有していてもよいベンジルピペリジノアルキル基、または置換基を有していてもよいキノリニルアルキル基である化合物があげられ、
より好ましい化合物群としては、
及びRが同一または異なってそれぞれ水素原子、アセチル基、またはプロピオニル基であり、
及びRが、同一または異なってそれぞれ水素原子、メチル基、2−フェニルエチルカルボニル基、ベンジル基、2−フェニルエチル基、3−フェニルプロピル基、3−フェニルプロペン−2−イル基、4−フェニルブチル基、5−フェニルペンチル基、6−フェニルヘキシル基、7−フェニルヘプチル基、3−(4−メチルフェニル)プロピル基、3−(4−メトキシフェニル)プロピル基、3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル基、3−(4−ジメチルアミノフェニル)プロピル基、3−(4−ニトロフェニル)プロピル基、6−(4−ニトロフェニル)ヘキシル基、3−(4−フルオロフェニル)プロピル基、6−(4−フルオロフェニル)ヘキシル基、3−[(4−トリフルオロメチル)フェニル]プロピル基、3−(1−ナフチル)プロピル基、3,3−ジフェニルプロピル基、3−(4−ビフェニリル)プロピル基、3−[2−(ベンジルオキシ)フェニル]プロピル基、(ピリジン−4−イル)メチル基、3−(ピリジン−4−イル)プロピル基、3−[4−(ピリジン−3−イル)イミダゾリル]プロピル基、3−[4−(ピリジン−4−イル)イミダゾリル]プロピル基、[(1−ベンジルピペリジン)−4−イル]メチル基、3−(キノリン−3−イル)プロピル基、3−(キノリン−4−イル)プロピル基、3−(キノリン−7−イル)プロピル基、または3−(イミダゾ[5,1−b]チアゾール−2−イル)プロペン−2−イル基である化合物があげられる。
式(II)の化合物のうち、好ましい化合物群としては、R及びRが、同一または異なってそれぞれ水素原子、アルキル基、置換基を有していてもよいフェニルアルキルカルボニル基、置換基を有していてもよいフェニルアルキル基、置換基を有していてもよいフェニルアルケニル基、置換基を有していてもよいナフチルアルキル基、置換基を有していてもよいベンジルオキシフェニルアルキル基、置換基を有していてもよいジフェニルアルキル基、置換基を有していてもよいビフェニリルアルキル基、置換基を有していてもよいピリジルアルキル基、置換基を有していてもよいベンジルピペリジノアルキル基、または置換基を有していてもよいキノリニルアルキル基である化合物があげられ、
より好ましい化合物群としては、
及びRが同一または異なってそれぞれ水素原子、メチル基、2−フェニルエチルカルボニル基、ベンジル基、2−フェニルエチル基、3−フェニルプロピル基、3−フェニルプロペン−2−イル基、4−フェニルブチル基、5−フェニルペンチル基、6−フェニルヘキシル基、7−フェニルヘプチル基、3−(4−メチルフェニル)プロピル基、3−(4−メトキシフェニル)プロピル基、3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル基、3−(4−ジメチルアミノフェニル)プロピル基、3−(4−ニトロフェニル)プロピル基、6−(4−ニトロフェニル)ヘキシル基、3−(4−フルオロフェニル)プロピル基、6−(4−フルオロフェニル)ヘキシル基、3−[(4−トリフルオロメチル)フェニル]プロピル基、3−(1−ナフチル)プロピル基、3,3−ジフェニルプロピル基、3−(4−ビフェニリル)プロピル基、3−[2−(ベンジルオキシ)フェニル]プロピル基、(ピリジン−4−イル)メチル基、3−(ピリジン−4−イル)プロピル基、3−[4−(ピリジン−3−イル)イミダゾリル]プロピル基、3−[4−(ピリジン−4−イル)イミダゾリル]プロピル基、[(1−ベンジルピペリジン)−4−イル]メチル基、3−(キノリン−3−イル)プロピル基、3−(キノリン−4−イル)プロピル基、3−(キノリン−7−イル)プロピル基、または3−(イミダゾ[5,1−b]チアゾール−2−イル)プロペン−2−イル基である化合物があげられる。
式(III)の化合物のうち、好ましい化合物群としては、R及びRが同一または異なってそれぞれ水素原子、アセチル基、またはプロピオニル基であり、
が水素原子、メチル基、2−フェニルエチルカルボニル基、ベンジル基、2−フェニルエチル基、3−フェニルプロピル基、3−フェニルプロペン−2−イル基、4−フェニルブチル基、5−フェニルペンチル基、6−フェニルヘキシル基、7−フェニルヘプチル基、3−(4−メチルフェニル)プロピル基、3−(4−メトキシフェニル)プロピル基、3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル基、3−(4−ジメチルアミノフェニル)プロピル基、3−(4−ニトロフェニル)プロピル基、6−(4−ニトロフェニル)ヘキシル基、3−(4−フルオロフェニル)プロピル基、6−(4−フルオロフェニル)ヘキシル基、3−[(4−トリフルオロメチル)フェニル]プロピル基、3−(1−ナフチル)プロピル基、3,3−ジフェニルプロピル基、3−(4−ビフェニリル)プロピル基、3−[2−(ベンジルオキシ)フェニル]プロピル基、(ピリジン−4−イル)メチル基、3−(ピリジン−4−イル)プロピル基、3−[4−(ピリジン−3−イル)イミダゾリル]プロピル基、3−[4−(ピリジン−4−イル)イミダゾリル]プロピル基、[(1−ベンジルピペリジン)−4−イル]メチル基、3−(キノリン−3−イル)プロピル基、3−(キノリン−4−イル)プロピル基、3−(キノリン−7−イル)プロピル基、または3−(イミダゾ[5,1−b]チアゾール−2−イル)プロペン−2−イル基である化合物があげられ、
より好ましい化合物群としては、
が水素原子であり、
がプロピオニル基であり、
が水素原子、ベンジル基、2−フェニルエチル基、3−フェニルプロピル基、4−フェニルブチル基、または3−(4−ジメチルアミノフェニル)プロピル基である化合物があげられる。
Rがアルキルカルボニル基、または置換基を有していてもよいアリールアルケニル基であり、
が、水素原子、または置換基を有していてもよいアルキルカルボニル基であり、
が、水素原子、または置換基を有していてもよいアルキルカルボニル基であり、
及びRが同一または異なってそれぞれ水素原子、アセチル基、またはプロピオニル基であり、
が水素原子、メチル基、2−フェニルエチルカルボニル基、ベンジル基、2−フェニルエチル基、3−フェニルプロピル基、3−フェニルプロペン−2−イル基、4−フェニルブチル基、5−フェニルペンチル基、6−フェニルヘキシル基、7−フェニルヘプチル基、3−(4−メチルフェニル)プロピル基、3−(4−メトキシフェニル)プロピル基、3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル基、3−(4−ジメチルアミノフェニル)プロピル基、3−(4−ニトロフェニル)プロピル基、6−(4−ニトロフェニル)ヘキシル基、3−(4−フルオロフェニル)プロピル基、6−(4−フルオロフェニル)ヘキシル基、3−[(4−トリフルオロメチル)フェニル]プロピル基、3−(1−ナフチル)プロピル基、3,3−ジフェニルプロピル基、3−(4−ビフェニリル)プロピル基、3−[2−(ベンジルオキシ)フェニル]プロピル基、(ピリジン−4−イル)メチル基、3−(ピリジン−4−イル)プロピル基、3−[4−(ピリジン−3−イル)イミダゾリル]プロピル基、3−[4−(ピリジン−4−イル)イミダゾリル]プロピル基、[(1−ベンジルピペリジン)−4−イル]メチル基、3−(キノリン−3−イル)プロピル基、3−(キノリン−4−イル)プロピル基、3−(キノリン−7−イル)プロピル基、または3−(イミダゾ[5,1−b]チアゾール−2−イル)プロペン−2−イル基である化合物があげられ、
より好ましい化合物群としては、
Rがプロピオニル基、アルキルカルボニル基、または3−フェニルプロペン−2−イル基であり、
が水素原子、アセチル基、クロロアセチル基、またはイミダゾリルアセチル基であり、
が水素原子であり、
がプロピオニル基であり、
が水素原子、ベンジル基、2−フェニルエチル基、3−フェニルプロピル基、4−フェニルブチル基、または3−(4−ジメチルアミノフェニル)プロピル基である化合物があげられる。
本発明の式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)及び式(V)の化合物は、工程図に示す6段階の工程を経て以下の様に製造される。これらの製造法について、第1〜第6工程に分けてそれぞれ工程毎にその詳細を説明する。
Figure 0004248244
Figure 0004248244
はじめに、式(VI)で表される化合物を出発原料として、式(VII)で表される化合物を製造する第1工程について記述する。出発原料の式(VI)中、Rが水素原子で表される化合物の場合、18位の保護工程においてアリル転位を招くため、9位水酸基のアシル系保護基による修飾を要する。即ち、(Rが水素原子である)式(VI)で表される出発物質の9位水酸基を目的に応じたアシル系保護基による選択的な修飾を行った後、18位ホルミル基をアセタール系保護基にて修飾を行い、式(VII)で表される化合物を合成する。以下にRの構造別にその詳細を記載する。尚、出発原料である化合物の式(VI)中、Rがあらかじめ置換基を有している場合は、18位ホルミル基をアセタール系保護基にて修飾する操作のみを実施すればよい。
式(VII)中、Rがアルキルカルボニル基で表される化合物を得る場合においては、はじめに(Rが水素原子である)式(VI)で表される化合物に対して、塩基存在下、所望とするRの構造によって適宜選択されたアシル化剤(R=COR0’と定義し、アシルハライド(R0’COX))との反応により得ることができる。用いるアシルハライド(R0’COX)は、1〜5当量用いるとよく、塩基としてはピリジンの他、ルチジン、コリジン、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン等の有機塩基を1当量〜20当量用いるとよい。反応溶媒は、塩化メチレンの他、クロロホルム、ベンゼン、トルエン、キシレン等の非プロトン性溶媒でもよく、反応は20℃〜60℃の範囲で収率良く進行し、反応時間は1時間〜24時間である。
一方、式(VII)中、Rが水素原子で表される化合物を得る場合においては、後述する18位ホルミル基のアセタール系保護基による修飾後に9位の脱保護を実施するため、容易に除去可能なアシル系保護基が要求される。本発明者らは鋭意検討した結果、ハロゲン化アルキルカルボニル基が穏和な条件で除去できることを見いだした。アシル化試薬としては、その脱保護が容易なモノクロロアセチルクロライドの如く、ハロゲン化されたアシルハライドを1〜5当量用いるとよい。用いる塩基としてはピリジンの他、ルチジン、コリジン、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン等の有機塩基を1当量〜20当量用いるとよい。反応溶媒は、塩化メチレンの他、クロロホルム、ベンゼン、トルエン、キシレン等の非プロトン性溶媒でもよく、反応は20℃〜60℃の範囲で収率良く進行し、反応時間は1時間〜24時間である。
続く18位ホルミル基のアセタール系保護基による修飾は、有機酸存在下、オルト蟻酸メチルとメタノールの混合溶媒中で行うことにより、好収率で進行する。用いる酸としてはパラトルエンスルホン酸、カンファースルホン酸の如く有機酸が可能であるが、好ましくはピリジニウムパラトルエンスルフォナート(PPTS)である。又、溶媒としては試薬を兼ねたオルト蟻酸メチル及びメタノールの等量混合溶液を10倍量(V/W)〜60倍量(V/W)用いるとよい。反応は20℃〜80℃の範囲で収率良く進行し、反応時間は1時間〜4日間である。
尚、式(VII)中、Rが水素原子で表される化合物を得る場合においては、18位ホルミル基のアセタール系保護基による修飾後、9位における選択的な脱保護を実施すればよく、メタノール溶媒中、アンモニア水との反応により進行する。溶媒としてはメタノール等のアルコール系溶媒と同量のアンモニア水を含む混合溶液を5倍量(V/W)〜50倍量(V/W)用いるとよい。反応は0℃〜60℃の範囲で収率良く進行し、反応時間は1時間〜12時間である。
次に、式(VIII)で表される化合物を製造する第2工程について述べる。
式(VII)で表される化合物に対して、クロロホルム中、3−クロロ過安息香酸(m−CPBA)との反応により12、13部位のエポキシ化を行った後、同時に酸化されるジメチルアミノ基部位を亜二チオン酸ナトリウムによる選択的還元を実施することにより式(VIII)で表される化合物とする。
本反応に用いるエポキシ化剤としては、モノペルオキシフタル酸、トリフルオロ過酢酸、過酢酸等の過酸あるいはジオキシラン等の過酸化物でもよく、好ましくはm−CPBAを1〜10当量用いるとよい。本反応に用いる溶媒としてはクロロホルム、塩化メチレン等のハロゲン化溶媒が好ましく、0℃〜50℃の範囲で収率良く進行し、反応時間は1時間〜36時間である。
続く選択的還元反応は、上記反応溶媒に低級アルコールを加えた後、チオ硫酸ナトリウム等の還元剤を溶解した水溶液を加えればよく、好ましくはエタノールを加えた後、亜二チオン酸ナトリウムを溶解して調製した1〜10%水溶液を1〜4当量用いるとよい。本反応は−15℃〜20℃の範囲で収率良く進行し、反応時間は5分間〜1時間である。
式(VIII)におけるRが置換基を有する化合物を得る場合(あらかじめ置換基を有している場合は除く)は、(Rが水素原子である)式(VI)で表される化合物を出発原料として全く同様に上記エポキシ化反応まで実施して、(Rが水素原子である)式(VIII)表される化合物へと変換した後(実施例144参照)、Rの構造によって適宜選択されたアルキル化剤(RX)との反応により製造することができる。即ち、(Rが水素原子である)式(VIII)で表される化合物に対して、その2’位水酸基の選択的なアセチル化による修飾後、ジメチルホルムアミド(DMF)中、水素化ナトリウム存在下、アルキルハライド(RX)との反応により3位水酸基をアルキル化する。3位水酸基へのアルキル化終了後、2’位アセチル基の選択的な除去を実施することにより当該化合物を得る(実施例145参照)。
2’位水酸基の選択的なアセチル化はアセトニトリル中、無水酢酸との反応により定量的に進行する。用いる無水酢酸は1〜5当量でよく、20℃〜60℃の範囲で収率良く進行し、反応時間は1時間〜24時間である。続くアルキル化反応は、アルキルハライド(RX)を1〜10当量用いるとよく、溶媒は通常のアルキル化反応に用いられる非プロトン性溶媒でもよいが、好ましくはDMFである。反応は0℃〜50℃の範囲で収率良く進行し、反応時間は1時間〜24時間である。アルキル化反応後に実施する2’位の選択的な脱アセチル化反応は、含水低級アルコール溶媒を用いるとよく、好ましくは1−10%の含水メタノール溶媒である。反応は20℃〜60℃の範囲で収率良く進行し、反応時間は12時間〜48時間である。
上記工程中、3位水酸基へのアルキル化反応においては、国際公開(WO 0073317)に記載の方法に従って実施することも可能である。
続いて第3工程、即ち式(V)で表される化合物を製造する方法について述べる。ここでは、特に式中、R及びRは水素原子、Rはジメトキシメチル基で表される式(V)の化合物について記載する。式(VIII)で表される化合物に対して、塩化アンモニウム存在下、アジ化ナトリウムとの反応により(R及びRは水素原子、Rがジメトキシメチル基である)式(V)で表される化合物とした。
本反応に用いる溶媒としてはメタノール、エタノール等の低級アルコールと水との混合溶媒が好ましく、用いる添加物としては塩化アンモニウムの他、臭化アンモニウム、チオシアン化アンモニウム等でもよく、1〜10当量用いるとよい。アジ化ナトリウムは、1〜15当量用いて、20℃〜100℃の範囲で収率良く進行し、反応時間は1時間〜48時間である。
ここで得られる(R及びRは水素原子、Rがジメトキシメチル基である)式(V)で表される化合物の他、目的物に応じた創り分けをするため、本化合物の2’位水酸基の選択的なアセチル化による修飾にて得られる保護体も同時に合成した(実施例37参照)。本保護工程はアセトニトリル中、無水酢酸との反応により定量的に進行する。用いる無水酢酸は1〜5当量でよく、20℃〜60℃の範囲で収率良く進行し、反応時間は1時間〜24時間である。
また、式(V)中、Rがホルミル基で表され、Rが置換基を有していてもよいアルキルカルボニル基で表される新規化合物を製造する場合には、上記(式中、Rは水素原子、Rはアセチル基、Rはジメトキシメチル基で表される)式(V)の化合物に対して塩基存在下、所望とするRの構造によって適宜選択されたアシル化剤(R=COR6’と定義し、アシルハライド(R6’COX)あるいは酸無水物((R6’CO)O))を反応させた後、後述する第6工程を実施することにより提供される。本反応において用いるアシル化剤としては、R6’COXまたは(R6’CO)Oのいずれかを1当量〜10当量用いるとよく、塩基としてはピリジンの他、ルチジン、コリジン、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン等の有機塩基を1当量〜20当量用いるとよく、さらに0.1当量〜4当量の4−ジメチルアミノピリジンを加えることにより反応の進行が促進される。反応溶媒は塩化メチレンの他、ジクロロエタン、クロロホルム、ベンゼン、トルエン、キシレン等の非プロトン性溶媒が好ましい。反応は20℃〜70℃の範囲で収率良く進行し、反応時間は1時間〜4日間である。
次いで、式(IX)で表される化合物を製造する第4工程について述べる。
(R及びRは水素原子、Rがジメトキシメチル基である)式(V)で表される化合物あるいはその2’位水酸基をアセチル化した化合物に対して、トリフェニルホスフィンを用いた還元反応により式(IX)で表される化合物あるいはその2’位水酸基をアセチル化した化合物とする。本反応に用いる溶媒としてはアセトニトリル、THF、ジエチルエーテル等が好ましく、用いるトリフェニルホスフィンは1〜2当量用いるとよい。20℃〜100℃の範囲で収率良く進行し、反応時間は1時間〜48時間である。
式(X)あるいは式(XI)で表される化合物を製造する第5工程については、導入する側鎖、即ちR〜Rの構造別に説明する。
式(X)で表される化合物のうち、R及びRがアルキル基、置換基を有していてもよいアラルキル基、置換基を有していてもよいアリールアルケニル基、または置換基を有していてもよい複素環アルキル基、置換基を有していてもよい複素環アルケニル基のいずれかの基で表される場合、式(IX)で表される化合物に対して、酸触媒存在下、R及びRの構造によって適宜選択されたホルミル基を有する試薬(R=R3’C,R=R4’Cと定義し、R3’CHO及びR4’CHO)を順次加え、ナトリウムシアノボロヒドリドあるいはナトリウムトリアセトキシボロヒドリド等の還元剤によるアミノ基部位の還元的アルキル化反応を実施することにより当該化合物が提供される。
本還元的アルキル化反応に用いるR3’CHO及びR4’CHOは、1〜5当量でよく、溶媒はメタノール、エタノール等の低級アルコールの他、アセトニトリル、塩化メチレンを使用することも可能である。添加する酸触媒は、酢酸の他、塩酸、トリフルオロ酢酸等でもよく、1〜15当量用いるとよい。また、還元剤は、ナトリウムボロヒドリド等でもよいが、好ましくはナトリウムシアノボロヒドリドあるいはナトリウムトリアセトキシボロヒドリドを1〜5当量用いるとよい。20℃〜100℃の範囲で収率良く進行し、反応時間は30分間〜24時間である。
一方、式(X)中、Rが置換基を有していてもよいアラルキル基、置換基を有していてもよいアリールアルケニル基、または置換基を有していてもよい複素環アルキル基、置換基を有していてもよい複素環アルケニル基のいずれかの基で表され、Rが置換基を有していてもよいアルキルカルボニル基で表される化合物を得る場合には、式(IX)で表される化合物に対して、上述した還元的アルキル化反応により所望とするRに対応する側鎖を導入した後、塩基存在下、所望とするRの構造によって適宜選択されたアシル化剤(R=COR4’と定義し、アシルハライド(R4’COX)あるいは酸無水物((R4’CO)O))を反応させることにより得ることができる。本反応において用いるアシル化剤としては、R4’COXまたは(R4’CO)Oのいずれかを1当量〜10当量用いるとよく、塩基としてはピリジンの他、ルチジン、コリジン、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン等の有機塩基を1当量〜20当量用いるとよく、さらに0.1当量〜4当量の4−ジメチルアミノピリジンを加えることにより反応の進行が促進される。反応溶媒は塩化メチレンの他、ジクロロエタン、クロロホルム、ベンゼン、トルエン、キシレン等の非プロトン性溶媒が好ましい。反応は20℃〜70℃の範囲で収率良く進行し、反応時間は1時間〜4日間である。
次に、式(XI)で表される化合物を得る場合には、式(IX)で表される化合物あるいはその2’位水酸基をアセチル化した化合物に対して、酢酸存在下、Rの構造によって適宜選択されたホルミル基を有する試薬(R=R5’Cと定義し、R5’CHO)を加え、ナトリウムシアノボロヒドリド等の還元剤によるアミノ基部位の還元的アルキル化反応を実施後、トリエチルアミン存在下、トリホスゲンとの反応にて12、13部位にサイクリックカルバメートを構築することにより当該化合物を製造することができる。
本反応における還元的アルキル化反応は上述した方法と同様に実施すればよい。続いて実施する閉環反応において用いる塩基は、トリエチルアミン等の有機塩基を1〜10当量用い、用いる試薬としてはトリホスゲンの他、カルボニルジイミダゾール(CDI)と反応させてもよく、0.5〜15当量用いるとよく、反応溶媒は塩化メチレンの他、クロロホルム、THF、ベンゼン、トルエン、キシレン等を用いるとよい。反応は0℃〜100℃の範囲で収率良く進行し、反応時間は1時間〜3日間である。
最後に、式(XI)、式(X)、あるいは(Rがジメトキシメチル基である)式(V)で表される化合物に対して脱保護を行い、式(I)、(II)、(III)、(IV)あるいは(Rがホルミル基である)式(V)の新規化合物を製造する第6工程について記載する。
式(XI)、式(X)、あるいは(Rがジメトキシメチル基である)式(V)で表される化合物に対して、アセトニトリルと水との混合溶媒中でジフルオロ酢酸との反応により18位の保護基を除去して、式(I)、(III)あるいは(Rがホルミル基である)式(V)で表される化合物を得る。さらに反応時間の延長あるいは用いる酸の濃度をあげることにより、式(II)あるいは式(IV)で表される化合物を得る。
溶媒として用いるアセトニトリル及び水の等量混合溶液は、10倍量(g/ml)〜300倍量(g/ml)用いるとよく、ジフルオロ酢酸の他、モノフルオロ酢酸、トリフルオロ酢酸、酢酸等でもよく、1〜30当量用いるとよい。反応は20℃〜50℃の範囲で収率良く進行し、反応時間は12時間〜4日間である。
2’位の水酸基がアセチル化された式(XI)あるいは式(X)、(Rがジメトキシメチル基である)式(V)で表される化合物から式(I)、(II)、(III)、(IV)あるいは(Rがホルミル基である)式(V)の新規化合物を製造する場合、前述した含水低級アルコール溶媒を用いる2’位の選択的な脱アセチル化反応を実施した後、上記18位の脱保護操作を実施すればよい。2’位の選択的な脱アセチル化反応は、1−10%の含水メタノール溶媒を用いるとよく、反応は20℃〜60℃の範囲で収率良く進行し、反応時間は12時間〜48時間である。
式(I)、(II)、(III)及び(IV)中、Rが水素原子で表される化合物に対して、塩基存在下、所望とするRの構造によって適宜選択されたアシル化剤(R=COR0’と定義し、アシルハライド(R0’COX))を反応させて、Rが置換基を有していてもよいアルキルカルボニル基である化合物に変換することが可能である(実施例140)。
本反応においてはアシル化剤R0’COXを1当量〜5当量用いるとよく、塩基としてはピリジンの他、ルチジン、コリジン、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン等の有機塩基を1当量〜20当量用いるとよい。反応溶媒は塩化メチレンの他、ジクロロエタン、クロロホルム、ベンゼン、トルエン、キシレン等の非プロトン性溶媒が好ましい。反応は20℃〜70℃の範囲で収率良く進行し、反応時間は1時間〜24時間である。
さらに、モノクロロアセチルクロライドの如く、ハロゲン化されたアシルハライドを用いて9位を修飾した後、種々のアミンとの反応によるハロゲン部位における置換反応による置換アシル基の導入も可能である(実施例141)。
上記式(I)、(II)、(III)、(IV)および(V)の化合物は多くの酸と塩を形成し、この性質は純粋な形態の物質の製造または医薬としての有効成分の提供に利用できる。すなわち製造時にあっては例えば酸性とすることで水などの極性溶媒に可溶化、抽出精製がされ、好ましい物理化学的性状を示す塩の形態として単離され、医薬の用途においては、薬学的に許容される塩の形態をとることができる。本発明の医薬の有効成分としては、上記のいずれの形態の物質を用いてもよい。
本発明化合物の薬学的に許容可能な塩としてとりうる塩の形態としては、塩酸、臭化水素酸、フッ化水素酸、ヨウ化水素酸等のハロゲン化水素酸塩、硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩、過塩素酸塩、炭酸塩等の無機酸塩、酢酸、トリクロロ酢酸、トリフルオロ酢酸、ヒドロキシ酢酸、乳酸、クエン酸、酒石酸、シュウ酸、安息香酸、マンデル酸、酪酸、マレイン酸、プロピオン酸、蟻酸、リンゴ酸等のカルボン酸塩、アルギニン酸、アスパラギン酸、グルタミン酸塩等のアミノ酸塩、メタンスルホン酸、パラトルエンスルホン酸等の有機酸塩等があげられる。
本発明の化合物は水和物又は溶媒和物として存在する場合もある。溶媒和物を形成する溶媒の種類は特に限定されないが、例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール、などのアルコール類;テトラヒドロフランなどのエーテル類などがあげられる。
また、式(III)および(IV)において、12位、13位の−OCONR−を含む5員環は不斉炭素を有しており、また置換基の種類に応じて本発明の化合物はさらに1以上の不斉炭素を有する場合があるので、本発明の化合物は光学活性体又はジアステレオ異性体などの立体異性体として存在する場合もある。純粋な形態の立体異性体、立体異性体の任意の混合物、ラセミ体などはいずれも本発明の範囲に包含される。
本発明の医薬としては、上記の本発明の化合物ならびにそれらの薬理学上許容される塩、およびそれらの水和物及びそれらの溶媒和物からなる群から選ばれる物質をそのまま用いてもよいが、通常は、有効成分である上記物質と1または2以上の製剤用添加物とを含む医薬組成物を調製して投与することが好ましい。本発明の医薬は、経口または非経口(例えば、静注、筋注、皮下投与、腹腔内投与、直腸投与、経皮投与)のいずれかの投与経路で、ヒトおよびヒト以外の動物に投与することができる。
本発明の医薬は投与経路に応じて適当な形態の医薬組成物として調製できる。具体的には、主として静脈内投与用又は筋肉内投与用の注射剤、カプセル剤、錠剤、顆粒剤、散剤、丸剤、細粒剤、トローチ錠等の経口剤、直腸投与剤、油脂性坐剤、水性坐剤などのいずれかの形態の医薬組成物として調製することができる。
これらの医薬組成物は、通常用いられている賦形剤、増量剤、結合剤、浸潤化剤、崩壊剤、表面活性剤、滑沢剤、分散剤、緩衝剤、保存剤、溶解補助剤、防腐剤、矯味矯臭剤、無痛化剤、安定化剤等などの製剤用添加物を用いて常法により製造することができる。
賦形剤としては、例えば乳糖、果糖、ブドウ糖、コーンスターチ、ソルビット、結晶セルロースなどが、崩壊剤としては、例えば澱粉、アルギン酸ナトリウム、ゼラチン、炭酸カルシウム、クエン酸カルシウム、デキストリン、炭酸マグネシウム、合成ケイ酸マグネシウム、などが、結合剤としては、例えばメチルセルロースまたはその塩、エチルセルロース、アラビアゴム、ゼラチン、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドンなどが、潤沢剤としては、タルク、ステアリン酸マグネシウム、ポリエチレングリコール、硬化植物油などが、その他添加剤としてシロップ、ワセリン、グリセリン、エタノール、プロピレングリコール、クエン酸、塩化ナトリウム、亜硫酸ソーダ、リン酸ナトリウムなどがそれぞれ挙げられる。
上記の医薬組成物中の有効成分の含有量は特に限定されず、通常は医薬組成物の形態に応じて適宜選択可能である、通常は全組成物中10〜95重量%、好ましくは30〜80重量%程度である。
本発明の医薬の投与量は特に限定されれず、投与経路及び投与形態、患者の年齢、性別、疾患の相違、症状の程度等を考慮して適宜決定されるが、通常は成人1日あたり有効成分重量として約1〜3,000mg、好ましくは100〜2,000mg程度であり、この投与量を1日1回または数回に分けて投与することができる。
実施例
以下、本発明を実施例によりさらに具体的に説明するが、本発明の範囲は下記の実施例に限定されることはない。
参考例1
3−(4−メチルフェニル)プロピオンアルデヒドの製造法
(a)(E)−3−(4−メチルフェニル)−2−プロペノイックアシッド2.0gにメタノール40mlおよびクロロホルム10mlを加え溶解し、10%Pd−C触媒100mgを、メタノール10mlと水0.5mlの混合溶液に懸濁させて加えた。反応容器を水素置換し、室温で33時間攪拌した後、触媒を濾過した。濾液を減圧濃縮して3−(4−メチルフェニル)プロピオン酸2.00gを得た。この化合物2.00gにテトラヒドロフラン40mlを加え溶解し、ジメチルスルフィドボラン1.5mlを加え、室温で3時間攪拌した。反応液にメタノール20mlを加え、室温で2時間撹拌した後、反応液を減圧濃縮した。ジエチルエーテル80mlを加え、有機層を0.2N水酸化ナトリウム水溶液30mlで2回、水40ml、飽和食塩水40mlで2回順次洗浄し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、これを濾過した。濾液を減圧濃縮して得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム−メタノール(60:1))で精製して、3−(4−メチルフェニル)プロパノール1.35gを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C1014
(2)マススペクトル(EI):m/z150(M)
(3)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(PPM):1.88(m,CHCHCHOH),2.32(s,CH),2.67(t,CHCHCHOH),3.67(m,CHCHCHOH),7.09(s,CH).
(b)上記(a)で得られた化合物1.0gにジクロロメタン25mlを加え溶解し、モレキュラシーブ4A4.65g、ピリジニウムクロロクロメート1.86g加え、室温で1時間攪拌した。反応液を濾過した後、濾液を減圧濃縮して得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル(3:1))で精製して、標記化合物446mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C1012
(2)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):2.32(s,CH),2.76(dt,CHCHCHO),2.92(t,CHCHCHO),7.09(s,CH),9.81(t,CHO).
参考例2
3−(4−メトキシフェニル)プロピオンアルデヒドの製造法
(a)3−(4−メトキシフェニル)プロパノール1.0gにジクロロメタン25mlを加え溶解し、モレキュラシーブ4A4.2g、ピリジニウムクロロクロメート1.68g加え、室温で3時間攪拌した。反応液を濾過した後、濾液を減圧濃縮して得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル(4:1))で精製して、標記化合物472mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C1012
(2)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):2.74(dt,CHCHCHO),2.91(t,CHCHCHO),3.78(s,OCH),6.83(d,C),7.11(d,C),9.81(t,CHO).
参考例3
3−(4−アセトキシフェニル)プロピオンアルデヒドの製造法
(a)4−アセトキショードベンゼン575mgにジメチルホルムアミド5.8mlを加え溶解し、アリルアルコール230ml、テトラブチルアンモニウムクロライド609mg、炭酸水素ナトリウム460mgおよび酢酸パラジウム9.8mgを加え、室温で22時間攪拌した。反応液に酢酸エチル60mlを加え、水30ml、飽和食塩水30mlで順次洗浄し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、これを濾過した。濾液を減圧濃縮して得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグジフィー(クロロホルム)で精製して、標記化合物205mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C1112
(2)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):2.30(s,CHCO),2.79(dt,CHCHCHO),2.96(t,CHCHCHO),7.01(d,C),7.21(d,C),9.83(t,CHO).
参考例4
3−(4−N,N−ジメチルアミノフェニル)プロピオンアルデヒドの製造法
(a)(E)−3−(4−N,N−ジメチルアミノフェニル)−2−プロペナール1.0gにジエチルエーテル20mlを加え溶解し、水素化リチウムアルミニウム217mgを加え、室温で30分間攪拌した。反応液を濾過した後、ジエチルエーテル100mlで洗浄した。有機層を水50ml、飽和食塩水50mlで順次洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、これを濾過した。濾液を減圧濃縮して、(E)−3−(4−N,N−ジメチルアミノフェニル)−2−プロペン−1−オール981mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C1115NO
(2)マススペクトル(EI):m/z177(M)
(3)H NHRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):2.96(s,N(CH),4.27(d,CHOH),6.18(dt,CH=CHCHOH),6.52(d,CH=CHCHOH),6.69(d,C),7.29(d,C).
(b)上記(a)で得られた化合物980mgにメタノール15mlを加え溶解し、10%Pd−C触媒49mgを、メタノール15mlと水0.3mlの混合溶液に懸濁させて加えた。反応容器を水素置換し、室温で1時間攪拌した後、触媒を濾過した。濾液を減圧濃縮して得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム−メタノール(50:1))で精製して、3−(4−N,N−ジメチルアミノフェニル)プロパノール835mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C1117NO
(2)マススペクトル(EI):m/z179(M)
(3)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):1.86(m,CHCHCHOH),2.62(t,CHCHCHOH),2.91(s,N(CH),3.67(m,CHCHCHOH),6.71(d,C),7.08(d,C).
(c)塩化オキザリルに塩化メチレン3mlを加え溶解し、−68℃でジメチルスルホキシド240mlおよび上記(b)で得られた化合物200mgの塩化メチレン4ml溶液を加え、−60℃から−52℃で20分間撹拌した。−52℃でトリエチルアミン775mlを加え、室温で30分間攪拌した。反応液に塩化メチレン50mlを加え、水20ml、飽和重曹水30ml、飽和食塩水30mlで順次洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、これを濾過した。濾液を減圧濃縮して得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム−メタノール(70:1))で精製して、標記化合物183mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C1115NO
(2)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):2.73(dt,CHCHCHO),2.88(t,CHCHCHO),2.92(s,N(CH),6.69(d,C),7.07(d,C),9.82(t,CHO).
参考例5
3−(キノリン−4−イル)プロピオンアルデヒドの製造法
(a)60%水素化ナトリウム382mgのテトラヒドロフラン20ml懸濁液に、氷冷下、ジエチルホスホノ酢酸エチル1.6mlのテトラヒドロフラン10ml溶液を加え、10分間撹拌した。反応液に4−キノリンカルバルデヒド1.0gのテトラヒドロフラン10ml溶液を加え、さらに氷冷下で1時間攪拌した後、10%塩化アンモニウム水溶液50mlを加え、ジエチルエーテル50mlで2回抽出した。有機層を水50ml、飽和食塩水50mlで順次洗浄し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、これを濾過した。濾液を減圧濃縮して、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム−酢酸エチル(6:1))で精製して、エチル(E)−3−(キノリン−4−イル)−2−プロペノエート1.14gを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C1413NO
(2)マススペクトル(EI):m/z227(M)
(3)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):1.39(t,COOCHCH),4.34(q,COOCHCH),6.65(d,CH=CHCOOCHCH),7.54(d,quinoline),7.64(m,quinoline),7.78(m,quinoline),8.16(m,quinoline),8.16(m,quinoline),8.42(d,CH=CHCOOCHCH),8.94(d,quinoline).
(b)上記(a)で得られた化合物1.14gに1,4−ジオキサン15mlを加え溶解し、10%Pd−C触媒57mgを、1,4−ジオキサン8mlに懸濁させて加えた。反応容器を水素置換し、室温で14時間攪拌した。反応液に10%Pd−C触媒57mgを、1,4−ジオキサン5mlに懸濁させて加え、さらに6時間撹拌した後、触媒を濾過した。濾液を減圧濃縮して得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル(1:1))で精製して、エチル3−(キノリン−4−イル)プロピオネート665mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C1415NO
(2)マススペクトル(EI):m/z229(M)
(3)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):1.25(t,COOCHCH),2.79(t,CHCHCOOCHCH),3.44(t,CHCHCOOCHCH),4.16(q,COOCHCH),7.27(d,quinoline),7.59(dd,quinoline),7.73(dd,quinoline),8.05(dd,quinoline),8.14(dd,quinoline),8.82(d,quinoline).
(c)上記(b)で得られた化合物にトルエン8mlを加え溶解し、−78℃で水素化ジイソブチルアルミニウム1.75mlを加え、−78℃で2時間撹拌した。反応液に酢酸150mlのジエチルエーテル0.5ml溶液および水50mlを加え、室温まで昇温した。不溶物を濾過した後、濾液を減圧濃縮して得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル(1:3))で精製して、標記化合物55mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C1211NO
(2)マススペクトル(TSP):m/z186(M+H)
(3)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):2.97(dt,CHCHCHO),3.44(t,CHCHCHO),7.27(d,quinoline),7.60(dd,quinoline),7.74(d,quinoline),8.01(dd,quinoline),8.16(dd,quinoline),8.83(d,quinoline),9.90(t,CHO).
参考例6
(E)−3−(イミダゾ[5,1−b]チアゾール−2−イル)−2−プロペナールの製造法
(a)2−イミダゾ[5,1−b]チアゾールカルバルデヒド(特開平8−311071号に記載の方法により合成)760mgにメタノール38mlを加え溶解し、トリフェニルホスホラニリデン酢酸メチル1.84gを加え、室温で1時間撹拌した。反応液を減圧濃縮して得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム−メタノール(50:1))で精製して、メチル(E)−3−(イミダゾ[5,1−b]チアゾール−2−イル)−2−プロペノエート813mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C
(2)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):3.82(s,COOCH),6.11(d,CH=CHCOOCH),7.08(s,imidazothiazol),7.60(s,imidazothiazol),7.67(d,CH=CHCOOCH),8.01(s,imidazothiazol).
(b)上記(a)で得られた化合物558mgにテトラヒドロフラン17mlを加え溶解し、−78℃で水素化ジイソブチルアルミニウムの1Mトルエン溶液8.1mlを加え、−78℃から−40℃2.5時間撹拌した。反応液にメタノール50mlを加え、室温まで昇温した。不溶物を濾過した後、濾液を減圧濃縮して、(E)−3−(イミダゾ[5,1−b]チアゾール−2−イル)−2−プロペン−1−オール440mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:COS
(2)H NMRスペクトル(300MHz,CDOD)δ(ppm):4.22(dd,CH=CHCHOH),6.10(dt,CH=CHCHOH),6.75(d,CH=CHCHOH),6.98(s,imidazothiazol),7.71(s,imidazothiazol),8.10(s,imidazothiazol).
(c)上記(b)で得られた化合物240mgに塩化メチレン48mlを加え溶解し、二酸化マンガン1.16gを加え、室温で2時間撹拌した。反応液を濾過した後、濾液を減圧濃縮して、標記化合物188mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:COS
(2)H NMRスペクトル(300MHz,CDOD)δ(ppm):6.36(dd,CH=CHCHO),7.08(s,imidazothiazol),7.83(d,CH=CHCHO),8.23(s,imidazothiazol),8.26(s,imidazothiazol),9.64(d,CHO).
参考例7
1−ベンジルピペリジン−4−カルバルデヒドの製造法
(a)イソニペコチン酸1.29gのジメチルホルムアミド26ml溶液に、炭酸カリウム4.15gとベンジルブロミド1.31mlを加え、50℃で8時間撹拌した。反応液を減圧濃縮後クロロホルム50mlと1N−塩酸50mlを加え、クロロホルム50mlで3回抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、これを濾過した。濾液を減圧濃縮して、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム−メタノール(20:1))で精製して、1−ベンジル−4−ピペリジンカルボン酸1.50gを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C1317NO
(2)マススペクトル(EI):m/z219(M)
(3)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):2.23(m,piperidine),2.36(m,piperidine),2.67(m,piperidine),3.03(m,piperidine),4.01(m,piperidine),5.12(s,CH),7.33(m,C),7.41(dd,C).
(b)上記(a)で得られた化合物329mgにジクロロメタン13mlを加え溶解し、−78℃で水素化ジイソブチルアルミニウムの1Mトルエン溶液3.0mlを加え、−78℃で1時間撹拌した。反応液に酢酸200mlのジエチルエーテル0.7ml溶液および水70mlを加え、室温まで昇温した。不溶物を濾過した後、濾液を減圧濃縮して得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル(1:2))で精製して、標記化合物136mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C1317NO
(2)マススペクトル(EI):m/z203(M)
(3)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):1.70(m,piperidine),1.89(m,piperidine),2.07(m,piperidine),2.17(m,piperidine),2.83(m,piperidine),3.52(d,CH),7.25(m,C),7.30(m,C),9.64(s,CHO).
参考例8
3−(4−ピリジン−3−イル−イミダゾール−1−イル)プロピオンアルデヒドの製造法
(a)J.Chem.Soc.,753(1938).ならびにArch.Pharmaz.,306,934(1973).記載の方法により4−ピリジン−3−イル−イミダゾールを合成した。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C
(2)マススペクトル(EI):m/z145(M)
(3)H NMRスペクトル(400MHz,CDOD)δ(ppm):7.44(ddd,pyridine),7.62(d,imidazole),7.81(d,imidazole),8.16(ddd,pyridine),8.39(dd,pyridine),8.92(dd,pyridine).
(b)上記(a)で得られた化合物0.73gのジメチルホルムアミド15ml溶液に、炭酸カリウム2.07gと3−ブロモプロピオン酸エチル0.70mlを加え、室温で5時間撹拌した。反応液を減圧濃縮後酢酸エチル30mlと水30mlを加え、酢酸エチル30mlで2回抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、これを濾過した。濾液を減圧濃縮して、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム−メタノール(20:1))で精製して、エチル3−(4−ピリジン−3−イル−イミダゾール−1−イル)プロピオネート1.10gを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C1315
(2)マススペクトル(EI):m/z245(M)
(3)H NMRスペクトル(400MHz,CDCl)δ(ppm):1.25(t,COOCHCH),2.82(t,CHCHCOOCHCH),4.17(q,COOCHCH),4.31(t,CHCHCOOCHCH),7.29(ddd,pyridine),7.31(d,imidazole),7.59(d,imidazole),8.07(ddd,pyridine),8.47(dd,pyridine),8.96(dd,pyridine).
(c)上記(b)で得られた化合物200mgにトルエン8mlを加え溶解し、−78℃で水素化ジイソブチルアルミニウム1.63mlを加え、−78℃で1時間撹拌した。反応液に酢酸110mlのジエチルエーテル0.4ml溶液および水40mlを加え、室温まで昇温した。不溶物を濾過した後、濾液を減圧濃縮して得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム−メタノール(10:1))で精製して、標記化合物105mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C1111
(2)マススペクトル(EI):m/z201(M)
(3)H NMRスペクトル(400MHz,CDCl)δ(ppm):3.05(t,CHCHCHO),4.34(t,CHCHCHO),7.28(d,imidazole),7.30(ddd,pyridine),7.58(d,imidazole),8.07(ddt,pyridine),8.47(dd,pyridine),8.94(dd,pyridine),9.83(s,CHO).
実施例1
9−O−アセチルミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(VII)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表される化合物)の製造法
9−O−アセチルミデカマイシン(Chemotherapy,25巻、1624〜1629頁、1977年)2.0gにメタノール30mlを加え溶解し、オルト蟻酸メチル26ml及びPPTS 1.17gを加え、50℃で33時間攪拌した。反応液に飽和重曹水を加え減圧濃縮し、クロロホルム50mlで2回抽出した。有機層を飽和重曹水50ml、飽和食塩水50mlで順次洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、これを濾過した。濾液を減圧濃縮して得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム−メタノール−アンモニア水(120:1:0.1))で精製して、化合物1.68gを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C4575NO17
(2)マススペクトル(FAB):m/z902(M+H)
(3)比旋光度:[α] 24−32°(c1.0,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.92(br t,7−H),0.97(d,19−H),1.11(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.14(t,3−OCOCHCH),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.24(d,16−H),1.27(d,6’−H),1.49(br t,7−H),1.82(dd,2”−Hax),2.00(d,2”−Heq),2.00(s,9−OCOCH),2.13(ddd,14−H),2.25(dd,2−H),2.49(s,3’−N(CH),2.69(dd,2−H),3.22(br d,4−H),3.24(s,18−OCH),3.28(s,18−OCH),3.52(s,4−OCH),3.56(dd,2’−H),3.89(br d,5−H),4.47(dq,5”−H),4.48(d,1’−H),4.52(dd,18−H),4.61(d,4”−H),4.96(ddq,15−H),5.05(br dd,3−H),5.07(d,1”−H),5.29(dd,9−H),5.56(dd,10−H),5.82(ddd,13−H),6.05(dd,12−H),6.64(dd,11−H).
実施例2
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−12,13−エポキシミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(VIII)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表される化合物)の製造法
実施例1の化合物4.51gにクロロホルム70mlを加え溶解し、3−クロロ過安息香酸3.08gを加え、室温で14時間反応させた。反応液にエタノール140mlを加え、氷冷下5%亜二チオン酸ナトリウム水溶液50mlをゆっくり滴下した。15分間撹拌した後、減圧濃縮し、飽和重曹水を加え、クロロホルム200mlで2回抽出した。有機層を飽和重曹水100ml、飽和食塩水100mlで順次洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、これを濾過した。濾液を減圧濃縮して得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム−メタノール(70:1))で精製して、化合物2.84gを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C4575NO18
(2)マススペクトル(FAB):m/z918(M+H)
(3)比旋光度:[α] 20−41°(c1.0,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.89(br t,7−H),1.01(d,19−H),1.09(t,3−OCOCHCH),1.11(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.26(d,16−H),1.27(d,6’−H),1.43(ddd,14−H),1.55(br t,7−H),1.83(dd,2”−Hax),2.00(d,2”−Heq),2.00(s,9−OCOCH),2.22(br d,14−H),2.35(dd,2−H),2.50(s,3’−N(CH),2.72(dd,2−H),3.14(dd,12−H),3.17(s,18−OCH),3.27(s,18−OCH),3.54(s,4−OCH),3.57(dd,2’−H),3.97(br d,5−H),4.48(dq,5”−H),4.53(d,1’−H),4.58(dd,18−H),4.62(d,4”−H),4.91(ddq,15−H),5.07(d,1”−H),5.11(br dd,3−H),5.32(dd,9−H),5.75(dd,11−H),6.01(dd,10−H).
実施例3
9−O−アセチル−12−アジド−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(V)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表される化合物)の製造法
実施例2の化合物1.00gにエタノール−水(8:1)30mlを加え溶解し、塩化アンモニウム292mg及びアジ化ナトリウム709mgを加え、85℃で21時間攪拌した。反応液に水10mlを加え減圧濃縮した後、水50mlを加えクロロホルム200mlで抽出した。有機層を飽和重曹水100ml、飽和食塩水100mlで順次洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、これを濾過した。濾液を減圧濃縮して得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム−メタノール−アンモニア水(90:1:0.1→80:1:0.1))で精製して、化合物763mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C457618
(2)マススペクトル(FAB):m/z961(M+H)
(3)比旋光度:[α] 20−54°(c1.0,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.95(d,19−H),1.04(br t,7−H),1.11(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.12(t,3−OCOCHCH),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.27(d,6’−H),1.31(d,16−H),1.50(br t,7−H),1.63(br dd,14−H),1.83(dd,2”−Hax),2.01(d,2”−Heq),2.05(s,9−OCOCH),2.50(s,3’−N(CH),2.60(dd,2−H),2.84(dd,2−H),3.16(s,18−OCH),3.27(s,18−OCH),3.48(dd,4−H),3.53(s,4−OCH),3.57(dd,2’−H),3.95(br dd,13−H),3,99(br d,5−H),4.25(br s,12−H),4.47(dq,5”−H),4.51(d,1’−H),4.58(t,18−H),4.61(d,4”−H),5.07(d,1”−H),5.11(ddq,15−H),5.12(br dd,3−H),5.32(br s,9−H),5.77(br d,10−H),5.81(br d,11−H).
実施例4
9−O−アセチル−12−アミノ−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(IX)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表される化合物)の製造法
実施例3の化合物154mgにアセトニトリル4.6mlを加え溶解し、トリフェニルホスフィン63mgを加え、室温で23時間攪拌した。反応液に水0.5mlを加え、さらに6時間攪拌した後、反応液を減圧濃縮し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム−メタノール−アンモニア水(30:1:0.1))で精製して、化合物101mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C457818
(2)マススペクトル(FAB):m/z935(M+H)
(3)比旋光度:[α] 24−32°(c1.0,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl3)δ(ppm):0.94(d,19−H),1.11(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.12(t,3−OCOCHCH),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.27(d,6’−H),1.29(d,16−H),1.47(br t,7−H),1.59(br dd,14−H),1.75(br dd,14−H),1.83(dd,2”−Hax),2.00(d,2”−Heq),2.03(s,9−OCOCH),2.50(s,3’−N(CH),2.63(dd,2−H),2.87(dd,2−H),3.16(s,18−OCH),3.27(s,18−OCH),3.52(s,4−OCH),3.57(dd,2’−H),3.72(br s,12−H),3.81(br dd,13−H),3.99(br d,5−H),4.46(dq,5”−H),4.51(d,1’−H),4.58(t,18−H),4.61(d,4”−H),5.07(d,1”−H),5.13(ddq,15−H),5.16(br dd,3−H),5.28(dd,9−H),5.67(dd,10−H),5.82(dd,11−H).
実施例5
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−12−N,N−ジメチルアミノ−13−ヒドロキシミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(X)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rメチル基で表される化合物)の製造法
実施例4の化合物71mgにアセトニトリル1.4mlを加え溶解し、37%ホルムアルデヒド液62ml、酢酸40ml、ナトリウムシアノボロヒドリド14.3mgを加え、室温で1時間攪拌した。反応液に飽和重曹水20mlを加え、酢酸エチル30mlで抽出した。有機層を飽和重曹水15ml、飽和食塩水15mlで順次洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、これを濾過した。濾液を減圧濃縮して得られた残さを分取用TLC(クロロホルム−メタノール−アンモニア水(15:1:0.1))で精製して、化合物44mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C478218
(2)マススペクトル(FAB):m/z963(M+H)
(3)比旋光度:[α] 23−48°(c1.0,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.95(d,19−H),1.11(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.13(t,3−OCOCHCH),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.28(d,6’−H),1.30(d,16−H),1.48(br t,7−H),1.74(ddd,14−H),1.83(dd,2”−Hax),2.01(d,2”−Heq),2.07(s,9−OCOCH),2.30(s,12−N(CH),2.50(s,3’−N(CH),2.70(dd,2−H),2.79(dd,2−H),3.20(s,18−OCH),3.28(s,18−OCH),3.31(m,4’−H),3.31(m,5’−H),3.44(br d,4−H),3.53(s,4−OCH),3.57(dd,2’−H),4.00(br d,5−H),4.00(br dd,13−H),4.47(dq,5”−H),4.52(d,1’−H),4.58(t,18−H),4.62(d,4”−H),5.04(ddq,15−H),5.07(d,1”−H),5.21(br dd,3−H),5.39(br dd,9−H),5.71(br dd,11−H),5.90(br dd,10−H).
実施例6
9−O−アセチル−12−(N−ベンジル−N−メチルアミノ)−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(X)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rがベンジル基で表される化合物)の製造法
実施例4の化合物100mgにジクロロエタン2mlを加え溶解し、ベンズアルデヒド13ml、酢酸6ml、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド34mgを加え、室温で2時間攪拌した。反応液に飽和重曹水5ml及び水5mlを加え、クロロホルム15mlで2回抽出した。有機層を飽和重曹水15ml、飽和食塩水15mlで順次洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、これを濾過した。濾液を減圧濃縮して得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム−メタノール−アンモニア水(60:1:0.1))で精製して、化合物89mgを得た。この化合物88mgにアセトニトリル1.8mlを加え溶解し、37%ホルムアルデヒド液21ml、酢酸24ml、ナトリウムシアノボロヒドリド11mgを加え、室温で2時間攪拌した。反応液に飽和重曹水20mlを加え、酢酸エチル30mlで抽出した。有機層を飽和重曹水15ml、飽和食塩水15mlで順次洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、これを濾過した。濾液を減圧濃縮して得られた残さを分取用TLC(クロロホルム−メタノール(15:1))で精製して、化合物55mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C538618
(2)マススペクトル(FAB):m/z1039(M+H)
(3)比旋光度:[α] 20−53°(c1.0,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.93(d,19−H),1.10(s,3”−CH),1.11(d,6”−H),1.13(t,3−OCOCHCH),1.16(t,4”−OCOCHCH),1.27(d,6’−H),1.29(d,16−H),1.49(br t,7−H),1.70(br dd,14−H),1.82(dd,2”−Hax),2.00(d,2”−Heq),2.05(s,9−OCOCH),2.22(s,12−NCH),2.49(s,3’−N(CH),2.65(dd,2−H),2.75(dd,2−H),3.18(s,18−OCH),3.27(s,18−OCH),3.45(br d,4−H),3.52(s,4−OCH),3.56(dd,2’−H),3.58(d,12−NCH),3.69(d,12−NCH),3.99(br d,5−H),4.07(br dd,13−H),4.47(dq,5”−H),4.51(d,1’−H),4.61(d,4”−H),5.04(ddq,15−H),5.06(d,1”−H),5.22(br dd,3−H),5.42(br s,9−H),5.79(br d,11−H),5.85(br d,10−H),7.29(m,C).
実施例7
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(ピリジン−4−イル)メチルアミノ)ミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(X)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rがピリジン−4−イルメチル基で表される化合物)の製造法
実施例4の化合物100mgにメタノール2mlを加え溶解し、4−ピリジンカルバルデヒド13ml、酢酸25mlを加え、室温で2.5時間攪拌した。反応液にナトリウムシアノボロヒドリド13.5mgを加え、さらに2時間撹拌した後、反応液に飽和重曹水10mlを加え、酢酸エチル20mlで2回抽出した。有機層を飽和重曹水20ml、飽和食塩水20mlで順次洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、これを濾過した。濾液を減圧濃縮して得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム−メタノール−アンモニア水(50:1:0.1))で精製して、9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(ピリジン−4−イルメチルアミノ)ミデカマイシン 18−ジメチルアセタールの95mgを得た。この化合物63mgにアセトニトリル1.3mlを加え溶解し、37%ホルムアルデヒド液15ml、酢酸14ml、ナトリウムシアノボロヒドリド7.7mgを加え、氷冷下で45分間攪拌した。反応液に飽和重曹水15mlを加え、酢酸エチル40mlで抽出した。有機層を飽和重曹水20ml、飽和食塩水20mlで順次洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、これを濾過した。濾液を減圧濃縮して得られた残さを分取用TLC(クロロホルム−メタノール−アンモニア水(25:1:0.1))で精製して、化合物55mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C528518
(2)マススペクトル(FAB):m/z1040(M+H)
(3)比旋光度:[α] 22−46°(c0.77,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.93(d,19−H),1.10(s,3”−CH),1.11(d,6”−H),1.13(t,3−OCOCHCH),1.16(t,4”−OCOCHCH),1.27(d,6’−H),1.30(d,16−H),1.50(br t,7−H),1.73(br dd,14−H),1.83(dd,2”−Hax),2.00(d,2”−Heq),2.03(s,9−OCOCH),2.22(s,12−NCH),2.51(s,3’−N(CH),2.65(dd,2−H),2.75(dd,2−H),3.18(s,18−OCH),3.27(s,18−OCH),3.44(br d,4−H),3.52(s,4−OCH),3.55(dd,2’−H),3.60(d,12−NCH−pyridine),3.72(d,12−NCH−pyridine),3.99(br d,5−H),4.10(br s,13−H),4.43(dq,5”−H),4.52(d,1’−H),4.61(d,4”−H),5.04(ddq,15−H),5.06(d,1”−H),5.21(br dd,3−H),5.41(br s,9−H),5.75(dd,11−H),5.91(dd,10−H),7.25(d,pyridine),8.53(d,pyridine).
実施例8
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(2−フェニルエチル)アミノ)ミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(X)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが2−フェニルエチル基で表される化合物)の製造法
実施例6と同様の方法で、実施例4の化合物60mgとフェニルアセトアルデヒドから標記化合物38mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C548818
(2)マススペクトル(FAB):m/z1053(M+H)
(3)比旋光度:[α] 21−41°(c0.85,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.91(d,19−H),1.08(t,3−OCOCHCH),1.11(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.16(t,4”−OCOCHCH),1.26(d,16−H),1.26(d,6’−H),1.49(br t,7−H),1.53(br dd,14−H),1.82(dd,2”−Hax),2.00(d,2”−Heq),2.04(s,9−OCOCH),2.39(s,12−NCH),2.49(s,3’−N(CH),2.67(dd,2−H),3.18(s,18−OCH),3.27(s,18−OCH),3.30(m,4’−H),3.30(m,5’−H),3.43(br d,4−H),3.51(s,4−OCH),3.55(dd,2’−H),3.97(br d,5−H),3.97(br dd,13−H),4.47(dq,5”−H),4.51(d,1’−H),4.59(t,18−H),4.61(d,4”−H),5.00(ddq,15−H),5.06(d,1”−H),5.20(br dd,3−H),5.41(br s,9−H),5.72(br d,11−H),5.84(br d,10−H),7.17(m,C),7.26(m,C).
実施例9
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(3−フェニルプロピル)アミノ)ミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(X)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−フェニルプロピル基で表される化合物)の製造法
実施例7と同様の方法で、実施例4の化合物120mgとフェニルプロピオンアルデヒドから標記化合物45mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C559018
(2)マススペクトル(FAB):m/z1067(M+H)
(3)比旋光度:[α] 23−45°(c0.90,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.91(d,19−H),1.11(s,3”−CH),1.11(t,3−OCOCHCH),1.12(d,6”−H),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.27(d,16−H),1.27(d,6’−H),1.49(br t,7−H),1.58(br dd,14−H),1.80(m,12−N(CH),1.83(dd,2”−Hax),2.00(d,2”−Heq),2.05(s,9−OCOCH),2.30(s,12−NCH),2.50(s,3’−N(CH),2.58(t,12−N(CH),2.66(dd,2−H),2.77(dd,2−H),3.18(s,18−OCH),3.27(s,18−OCH),3.31(m,4’−H),3.31(m,5’−H),3.45(br d,4−H),3.52(s,4−OCH),3.56(dd,2’−H),3.98(br d,5−H),3.98(br dd,13−H),4.47(dq,5”−H),4.52(d,1’−H),4.59(t,18−H),4.61(d,4”−H),5.04(ddq,15−H),5.07(d,1”−H),5.20(br dd,3−H),5.38(br s,9−H),5.72(br d,11−H),5.80(br d,10−H),7.16(m,C),7.25(m,C).
実施例10
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(3−(4−メチルフェニル)プロピル)アミノ)ミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(X)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−(4−メチルフェニル)プロピル基で表される化合物)の製造法
実施例7と同様の方法で、実施例4の化合物110mgと参考例1のアルデヒドから標記化合物56mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C569218
(2)マススペクトル(FAB):m/z1081(M+H)
(3)比旋光度:[α] 23−52°(c1.0,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.91(d,19−H),1.11(s,3”−CH),1.11(t,3−OCOCHCH),1.12(d,6”−H),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.27(d,16−H),1.27(d,6’−H),1.48(br t,7−H),1.57(br dd,14−H),1.75(m,12−N(CHCH),1.83(dd,2”−Hax),2.00(d,2”−Heq),2.05(s,9−OCOCH),2.27(s,12−NCH),2.29(s,12−N(CHCH),2.50(s,3’−N(CH),2.67(dd,2−H),2.77(dd,2−H),3.18(br s,12−H),3.18(s,18−OCH),3.27(s,18−OCH),3.31(m,4’−H),3.31(m,5’−H),3.46(br d,4−H),3.52(s,4−OCH),3.56(dd,2’−H),3.97(br d,5−H),3.97(br dd,13−H),4.47(dq,5”−H),4.52(d,1’−H),4.59(t,18−H),4.61(d,4”−H),5.04(ddq,15−H),5.07(d,1”−H),5.21(br dd,3−H),5.39(br s,9−H),5.71(dd,11−H),5.78(dd,10−H),7.05(m,CCH).
実施例11
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−(3−(4−メトキシフェニル)プロピル)−N−メチルアミノ)ミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(X)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−(4−メトキシフェニル)プロピル基で表される化合物)の製造法
実施例7と同様の方法で、実施例4の化合物110mgと参考例2のアルデヒドから標記化合物63.5mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C569219
(2)マススペクトル(FAB):m/z1097(M+H)
(3)比旋光度:[α] 22−50°(c1.0,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.91(d,19−H),1.11(s,3”−CH),1.11(t,3−OCOCHCH),1.12(d,6”−H),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.27(d,16−H),1.27(d,6’−H),1.47(br t,7−H),1.56(br dd,14−H),1.74(m,12−N(CHOCH),1.83(dd,2”−Hax),2.00(d,2”−Heq),2.05(s,9−OCOCH),2.27(s,12−NCH),2.50(s,3’−N(CH),2.68(dd,2−H),2.76(dd,2−H),3.18(s,18−OCH),3.27(s,18−OCH),3.32(m,4’−H),3.32(m,5’−H),3.46(br d,4−H),3.52(s,4−OCH),3.56(dd,2’−H),3.76(s,12−N(CHOCH),3.96(br d,5−H),3.96(br dd,13−H),4.47(dq,5”−H),4.52(d,1’−H),4.59(t,18−H),4.61(d,4”−H),5.03(ddq,15−H),5.07(d,1”−H),5.20(br dd,3−H),5.38(br s,9−H),5.72(dd,11−H),5.77(dd,10−H),6.80(d,COCH),7.07(d,COCH).
実施例12
12−(N−(3−(4−アセトキシフェニル)プロピル)−N−メチルアミノ)−9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(X)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−(4−アセトキシフェニル)プロピル基で表される化合物)の製造法
実施例7と同様の方法で、実施例4の化合物250mgと参考例3のアルデヒドから標記化合物96.5mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C579220
(2)マススペクトル(FAB):m/z1125(M+H)
(3)比旋光度:[α] 20−49°(c1.0,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.90(d,19−H),1.11(s,3”−CH),1.11(t,3−OCOCHCH),1.12(d,6”−H),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.26(d,16−H),1.27(d,6’−H),1.49(br t,7−H),1.55(br dd,14−H),1.77(m,12−N(CHOCOCH),1.83(dd,2”−Hax),2.00(d,2”−Heq),2.05(s,9−OCOCH),2.27(s,COCOCH),2.31(s,12−NCH),2.50(s,3’−N(CH),2.66(dd,2−H),2.77(dd,2−H),3.18(s,18−OCH),3.27(s,18−OCH),3.31(m,4’−H),3.31(m,5’−H),3.46(br d,4−H),3.52(s,4−OCH),3.55(dd,2’−H),3.97(br d,5−H),3.97(br dd,13−H),4.47(dq,5”−H),4.53(d,1’−H),4.59(t,18−H),4.61(d,4”−H),5.05(ddq,15−H),5.07(d,1”−H),5.20(br dd,3−H),5.39(br s,9−H),5.72(br d,11−H),5.79(br d,10−H),6.96(d,COCOCH),7.15(d,COCOCH).
実施例13
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−(3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル)−N−メチルアミノ)ミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(X)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル基で表される化合物)の製造法
実施例12の化合物20mgにメタノール1mlを加え溶解し、炭酸水素ナトリウム1.7mgを加え、室温で5.5時間攪拌した。反応液に水15mlを加え、クロロホルム20mlで抽出した。有機層を飽和食塩水15mlで洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、これを濾過した。濾液を減圧濃縮して得られた残さを分取用TLC(クロロホルム−メタノール−アンモニア水(15:1:0.1))で精製して、化合物18.5mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C559019
(2)マススペクトル(FAB):m/z1083(M+H)
(3)比旋光度:[α] 22−49°(c0.64,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.90(d,19−H),1.11(s,3”−CH),1.13(t,3−OCOCHCH),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.26(d,6’−H),1.28(d,16−H),1.46(br t,7−H),1.55(br dd,14−H),1.74(m,12−N(CHOH),1.84(dd,2”−Hax),2.01(d,2”−Heq),2.04(s,9−OCOCH),2.32(s,12−NCH),2.50(s,3’−N(CH),2.66(dd,2−H),2.77(dd,2−H),3.20(s,18−OCH),3.28(s,18−OCH),3.45(br d,4−H),3.52(s,4−OCH),3.55(dd,2’−H),3.97(br d,5−H),3.97(br dd,13−H),4.45(dq,5”−H),4.53(d,1’−H),4.60(t,18−H),4.61(d,4”−H),5.02(ddq,15−H),5.07(d,1”−H),5.20(br dd,3−H),5.36(br s,9−H),5.68(br d,11−H),5.75(br d,10−H),6.72(d,COH),6.99(d,COH).
実施例14
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−12−(N−(3−(4−N,N−ジメチルアミノフェニル)プロピル)−N−メチルアミノ)−13−ヒドロキシミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(X)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−(4−ジメチルアミノフェニル)プロピル基で表される化合物)の製造法
実施例7と同様の方法で、実施例4の化合物220mgと参考例4のアルデヒドから標記化合物35mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C579518
(2)マススペクトル(FAB):m/z1110(M+H)
(3)比旋光度:[α] 23−48°(c0.72,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.91(d,19−H),1.11(s,3”−CH),1.12(t,3−OCOCHCH),1.13(d,6”−H),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.27(d,16−H),1.27(d,6’−H),1.48(br t,7−H),1.59(br dd,14−H),1.76(m,12−N(CHN(CH),1.83(dd,2”−Hax),2.00(d,2”−Heq),2.05(s,9−OCOCH),2.28(s,12−NCH),2.50(s,3’−N(CH),2.67(dd,2−H),2.77(dd,2−H),2.89(s,CN(CH),3.18(s,18−OCH),3.20(br s,12−H),3.27(s,18−OCH),3.31(m,4’−H),3.31(m,5’−H),3.46(br d,4−H),3.52(s,4−OCH),3.56(dd,2’−H),3.98(br d,5−H),3.98(br dd,13−H),4.47(dq,5”−H),4.52(d,1’−H),4.59(t,18−H),4.61(d,4”−H),5.05(ddq,15−H),5.07(d,1”−H),5.21(br dd,3−H),5.39(br s,9−H),5.73(br d,11−H),5.78(br d,10−H),6.67(d,CN(CH),7.03(d,CN(CH).
実施例15
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−12−(N−メチル−N−(3−(4−トリフルオロメチルフェニル)プロピル)アミノ)−13−ヒドロキシミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(X)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−(4−トリフルオロメチルフェニル)プロピル基で表される化合物)の製造法
実施例7と同様の方法で、実施例4の化合物110mgと3−(4−トリフルオロメチルフェニル)プロピオンアルデヒド(参考例1の方法に準じて合成)から標記化合物64mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C568918
(2)マススペクトル(FAB):m/z1135(M+H)
(3)比旋光度:[α] 23−49°(c1.0,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.92(d,19−H),1.09(t,3−OCOCHCH),1.11(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.27(d,16−H),1.27(d,6’−H),1.49(br t,7−H),1.62(br dd,14−H),1.77(m,12−N(CHCF),1.83(dd,2”−Hax),2.00(d,2”−Heq),2.05(s,9−OCOCH),2.28(s,12−NCH),2.50(s,3’−N(CH),2.63(t,12−N(CHCF),2.67(dd,2−H),2.77(dd,2−H),3.18(s,18−OCH),3.27(s,18−OCH),3.31(m,4’−H),3.31(m,5’−H),3.45(br d,4−H),3.52(s,4−OCH),3.56(dd,2’−H),3.97(br d,5−H),3.97(br dd,13−H),4.47(dq,5”−H),4.52(d,1’−H),4.59(t,18−H),4.61(d,4”−H),5.04(ddq,15−H),5.07(d,1”−H),5.20(br dd,3−H),5.39(br s,9−H),5.69(dd,11−H),5.82(dd,10−H),7.28(d,CCF),7.51(d,CCF).
実施例16
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−12−(N−(3−(4−フルオロフェニル)プロピル)−N−メチルアミノ)−13−ヒドロキシミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(X)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−(4−フルオロフェニル)プロピル基で表される化合物)の製造法
実施例7と同様の方法で、実施例4の化合物110mgと3−(4−フルオロフェニル)プロピオンアルデヒド(参考例1の方法に準じて合成)から標記化合物59mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C5589FN18
(2)マススペクトル(FAB):m/z1085(M+H)
(3)比旋光度:[α] 23−51°(c1.0,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.91(d,19−H),1.11(t,3−OCOCHCH),1.11(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.27(d,16−H),1.27(d,6’−H),1.49(br t,7−H),1.60(br dd,14−H),1.83(dd,2”−Hax),2.01(d,2”−Heq),2.05(s,9−OCOCH),2.30(s,12−NCH),2.50(s,3’−N(CH),2.66(dd,2−H),2.77(dd,2−H),3.18(s,18−OCH),3.27(s,18−OCH),3.31(m,4’−H),3.31(m,5’−H),3.44(br d,4−H),3.52(s,4−OCH),3.55(dd,2’−H),3.98(br d,5−H),3.98(br s,13−H),4.47(dq,5”−H),4.52(d,1’−H),4.59(t,18−H),4.61(d,4”−H)5.04(ddq,15−H),5.07(d,1”−H),5.19(br dd,3−H),5.38(br s,9−H),5.71(dd,11−H),5.82(br d,10−H),6.93(dd,CF),7.11(dd,CF).
実施例17
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(3−(4−ニトロフェニル)プロピル)アミノ)ミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(X)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−(4−ニトロフェニル)プロピル基で表される化合物)の製造法
実施例7と同様の方法で、実施例4の化合物110mgと3−(4−ニトロフェニル)プロピオンアルデヒド(参考例3の方法に準じて合成)から標記化合物42mgを得た。本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C558920
(2)マススペクトル(FAB):m/z1112(M+H)
(3)比旋光度:[α] 20−48°(c1.0,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.92(d,19−H),1.08(t,3−OCOCHCH),1.11(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.27(d,6’−H),1.28(d,16−H),1.52(br t,7−H),1.65(br dd,14−H),1.78(m,12−N(CHNO),1.83(dd,2”−Hax),2.00(d,2”−Heq),2.04(s,9−OCOCH),2.30(s,12−NCH),2.50(s,3’−N(CH),2.66(dd,2−H),2.68(m,12−N(CHNO),3.18(s,18−OCH),3.28(s,18−OCH),3.31(m,4’−H),3.31(m,5’−H),3.44(br d,4−H),3.52(s,4−OCH),3.56(dd,2’−H),3.98(br d,5−H),3.98(br dd,13−H),4.47(dq,5”−H),4.52(d,1’−H),4.59(t,18−H),4.61(d,4”−H),5.05(ddq,15−H),5.07(d,1”−H),5.19(br dd,3−H),5.37(br s,9−H),5.68(dd,11−H),5.86(br d,10−H),7.34(d,CNO),8.12(d,CNO).
実施例18
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(3−(ピリジン−4−イル)プロピル)アミノ)ミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(X)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−(ピリジン−4−イル)プロピル基で表される化合物)の製造法
実施例7と同様の方法で、実施例4の化合物130mgと3−(ピリジン−4−イル)プロピオンアルデヒド(参考例5の方法に準じて合成)から標記化合物49mg(36%)(97%)を得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C548918
(2)マススペクトル(FNB):m/z1068(M+H)
(3)比旋光度:[α] 19−47°(c0.50,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.91(d,19−H),1.09(t,3−OCOCHCH),1.11(s3”−CH),1.12(d,6”−H),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.25(d,6’−H),1.27(d,16−H),1.47(br t,7−H),1.59(br dd,14−H),1.78(m,12−N(CH−pyridine),1.83(dd,2”−Hax),2.00(d,2”−Heq),2.05(s,9−OCOCH),2.29(s,12−NCH),2.50(s,3’−N(CH),2.61(dd,2−H),2.69(t,12−N(CH−pyridine),3.17(s,18−OCH),3.27(s,18−OCH),3.29(br d,12−H),3.31(m,4’−H),3.31(m,5’−H),3.45(br d,4−H),3.53(s,4−OCH),3.57(dd,2’−H),3.93(br d,5−H),3.98(br dd,13−H),4.46(dq,5”−H),4.53(d,1’−H),4.59(t,18−H),4.61(d,4”−H),5.06(ddq,15−H),5.07(d,1”−H),5.19(br dd,3−H),5.38(br s,9−H),5.68(dd,11−H),5.81(dd,10−H),7.11(dd,pyridine),8.46(dd,pyridine).
実施例19
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(3−フェニルプロペン−2−イル)アミノ)ミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(X)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−フェニルプロペン−2−イル基で表される化合物)の製造法
実施例7と同様の方法で、実施例4の化合物200mgとトランス−シンナムアルデヒドから9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−(3−フェニルプロペン−2−イル)アミノ)ミデカマイシン 18−ジメチルアセタールを134mg得た。さらにこの化合物100mgから標記化合物65mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C558818
(2)マススペクトル(FAB):m/z1065(M+H)
(3)比旋光度:[α] 22−61°(c1.0,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.94(d,19−H),1.11(s,3”−CH),1.12(d,6”−1H),1.13(t,3−OCOCHCH),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.27(d,6’−H),1.29(d,16−H),1.55(br t,7−H),1.71(br dd,14−H),1.83(dd,2”−Hax),2.00(d,2”−Heq),2.05(s,9−OCOCH),2.33(s,12−NCH),2.49(s,3’−N(CH),2.66(dd,2−H),3.19(s,18−OCH),3.27(s,18−OCH),3.31(m,4’−H),3.31(m,5’−H),3.43(br d,4−H),3.50(s,4−OCH),3.56(dd,2’−H),3.98(br d,5−H),4.03(br dd,13−H),4.47(dq,5”−H),4.51(d,1’−H),4.59(t,18−H),4.61(d,4”−H),5.05(ddq,15−H),5.05(d,1”−H),5.19(br dd,3−H),5.40(br s,9−H),5.76(dd,11−H),5.88(dd,10−H),6.27(dt,12−NCHCH=CHC),6.49(d,12−NCHCH=CHC),7.25(m,C),7.36(m,C).
実施例20
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−N−(2−フェニルエチルカルボニルアミノ)ミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(X)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−フェニルプロピオニル基で表される化合物)の製造法
実施例4の化合物120mgにジクロロメタン3.6mlを加え溶解し、ピリジン16ml、3−フェニルプロピオニルクロライド23mlを加え、氷冷下で40分間攪拌した。反応液に飽和重曹水15mlを加え、クロロホルム40mlで抽出した。有機層を飽和重曹水20ml、飽和食塩水20mlで順次洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、これを濾過した。濾液を減圧濃縮して得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム−メタノール−アンモニア水(70:1:0.1))で精製して、化合物90mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C548619
(2)マススペクトル(FAB):m/z1067(M+H)
(3)比旋光度:[α] 21−30°(c1.5,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.85(d,19−H),1.11(s,3”−CH),1.11(t,3−OCOCHCH),1.12(d,6”−H),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.25(d,16−H),1.25(d,6’−H),1.56(br t,7−H),1.56(br dd,14−H),1.83(dd,2”−Hax),2.01(d,2”−Heq),2.05(s,9−OCOCH),2.50(s,3’−N(CH),2.57(m,12−NHCO(CH),2.64(dd,2−H),2.82(dd,2−H),2.98(m,12−NHCO(CH),3.15(s,18−OCH),3.26(s,18−OCH),3.47(br d,4−H),3.51(s,4−OCH),3.55(dd,2’−H),3.97(br d,5−H),3.97(br dd,13−H),4.48(dq,5”−H),4.54(d,1’−H),4.61(d,4”−H),5.07(ddq,15−H),5.07(d,1”−H),5.19(br dd,3−H),5.32(br s,9−H),5.52(dd,11−H),5.59(dd,10−H),7.40(m,C).
実施例21
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(3−(キノリン−4−イル)プロピル)アミノ)ミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(X)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−(キノリン−4−イル)プロピル基で表される化合物)の製造法
実施例7と同様の方法で、実施例4の化合物130mgと参考例5のアルデヒドから標記化合物61mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C589118
(2)マススペクトル(FAB):m/z 1118(M+H)
(3)比旋光度:[α] 22−43°(c1.0,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.92(d,19−H),1.06(t,3−OCOCHCH),1.11(s,3”−CH),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.28(d,16−H),1.28(d,6’−H),1.51(br t,7−H),1.51(br dd,14−H),1.83(dd,2”−Hax),2.02(d,2”−Heq),2.05(s,9−OCOCH),2.35(s,12−NCH),2.51(s,3’−N(CH),2.65(m,12−N(CH−quinoline),2.74(dd,2−H),3.17(s,18−OCH),3.27(s,18−OCH),3.32(m,4’−H),3.32(m,5’−H),3.43(br d,4−H),3.53(s,4−OCH),3.59(dd,2’−H),3.98(br d,5−H),3.98(br dd,13−H),4.48(dq,5”−H),4.54(d,1’−H),4.58(t,18−H),4.61(d,4”−H),5.00(ddq,15−H),5.07(d,1”−H),5.16(br dd,3−H),5.38(br s,9−H),5.72(br d,11−H),5.81(br d,10−H),7.24(d,quinoline),7.56(ddd,quinoline),7.69(ddd,quinoline),8.03(br d,quinoline),8.09(br d,quinoline),8.78(d,quinoline).
実施例22
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(3−(キノリン−3−イル)プロピル)アミノ)ミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(X)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−(キノリン−3−イル)プロピル基で表される化合物)の製造法
実施例7と同様の方法で、実施例4の化合物140mgと3−(キノリン−3−イル)プロピオンアルデヒド(参考例5の方法に準じて合成)から標記化合物93mgを得た。本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C589118
(2)マススペクトル(FAB):m/z1118(M+H)
(3)比旋光度:[α] 22−46°(c1.0,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.90(d,19−H),1.05(t,3−OCOCHCH),1.11(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.25(d,16−H),1.27(d,6’−H),1.51(br t,7−H),1.62(br dd,14−H),1.83(dd,2”−Hax),1.92(m,12−N(CH−quinoline),2.00(d,2”−Heq),2.03(s,9−OCOCH),2.30(s,12−NCH),2.50(s,3’−N(CH),2.59(m,12−N(CH−quinoline),2.70(dd,2−H),2.78(m,12−N(CH−quinoline),3.18(s,18−OCH),3.27(s,18−OCH),3.31(m,4’−H),3.31(m,5’−H),3.44(br d,4−H),3.52(s,4−OCH),3.56(dd,2’−H),3.98(br d,5−H),3.98(br dd,13−H),4.45(dq,5”−H),4.52(d,1’−H),4.58(t,18−H),4.61(d,4”−H),5.04(ddq,15−H),5.06(d,1”−H),5.20(br dd,3−H),5.39(br s,9−H),5.72(dd,11−H),5.83(dd,10−H),7.50(br dd,quinoline),7.64(br dd,quinoline),7.75(br dd,quinoline),7.92(br d,quinoline),8.05(d,quinoline),8.77(d,quinoline).
実施例23
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(3−(キノリン−7−イル)プロピル)アミノ)ミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(X)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−(キノリン−7−イル)プロピル基で表される化合物)の製造法
実施例7と同様の方法で、実施例4の化合物130mgと3−(キノリン−7−イル)プロピオンアルデヒド(参考例5の方法に準じて合成)から標記化合物74mgを得た。本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C589118
(2)マススペクトル(FAB):m/z1118(M+H)
(3)比旋光度:[α] 22−50°(c1.0,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.85(d,19−H),1.10(t,3−OCOCHCH),1.13(s,3”−CH),1.14(d,6”−H),1.18(t,4”−OCOCHCH),1.23(d,16−H),1.29(d,6’−H),1.48(br t,7−H),1.61(br dd,14−H),1.85(dd,2”−Hax),2.01(m,12−N(CH−quinoline),2.02(d,2”−Heq),2.02(s,9−OCOCH),2.31(s,12−NCH),2.52(s,3’−N(CH),2.57(t,12−N(CH−quinoline),2.73(m,2−H),2.84(t,12−N(CH−quinoline),3.20(s,18−OCH),3.29(s,18−OCH),3.31(t,4’−H),3.34(dq,5’−H),3.48(br d,4−H),3.55(s,4−OCH),3.59(dd,2’−H),4.00(br d,5−H),4.00(br dd,13−H),4.51(dq,5”−H),4.55(d,1’−H),4.62(t,18−H),4.63(d,4”−H),5.06(ddq,15−H),5.09(d,1”−H),5.24(br dd,3−H),5.40(br s,9−H),5.74(dd,11−H),5.81(dd,10−H),7.35(dd,quinoline),7.43(dd,quinoline),7.75(d,quinoline),7.89(s,quinoline),8.13(br dd,quinoline),8.88(dd,quinoline).
実施例24
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(3−(ナフタレン−1−イル)プロピル)アミノ)ミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(X)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−(ナフタレン−1−イル)プロピル基で表される化合物)の製造法
実施例7と同様の方法で、実施例4の化合物130mgと3−(ナフタレン−1−イル)プロピオンアルデヒド(参考例3の方法に準じて合成)から標記化合物75mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C599218
(2)マススペクトル(FAB):m/z1117(M+H)
(3)比旋光度:[α] 22−46°(c0.50,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.91(d,19−H),1.09(t,3−OCOCHCH),1.11(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.23(d,16−H),1.28(d,6’−H),1.48(br t,7−H),1.55(br dd,14−H),1.80(m,12−N(CH−naphthalene),1.83(dd,2”−Hax),1.91(br dt,14−H),2.01(d,2”−Heq),2.05(s,9−OCOCH),2.29(s,12−NCH),2.50(s,3’−N(CH),2.61(br t,12−N(CH−naphthalene),2.71(m,2−H),3.06(m,12−N(CH−naphthalene),3.18(s,18−OCH),3.28(s,18−OCH),3.31(t,4’−H),3.32(dq,5’−H),3.45(br d,4−H),3.52(s,4−OCH),3.57(dd,2’−H),3.97(br d,5−H),3.98(br dd,13−H),4.46(dq,5”−H),4.52(d,1’−H),4.60(t,18−H),4.62(d,4”−H),5.04(ddq,15−H),5.07(d,1”−H),5.21(br dd,3−H),5.40(br s,9−H),5.76(br s,10−H),5.76(br s,11−H),7.30(d,naphthalene),7.37(t,naphthalene),7.47(m,naphthalene),7.69(d,naphthalene),7.83(dd,naphthalene),8.01(d,naphthalene).
実施例25
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−(3,3−ジフェニルプロピル)−N−メチルアミノ)ミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(X)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3,3−ジフェニルプロピル基で表される化合物)の製造法
実施例7と同様の方法で、実施例4の化合物130mgと3,3−ジフェニルプロピオンアルデヒド(参考例4(c)の方法に準じて合成)から標記化合物53mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C619418
(2)マススペクトル(FAB):m/z1143(M+H)
(3)比旋光度:[α] 22−49°(c0.50,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.85(d,19−H),1.11(t,3−OCOCHCH3),1.11(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.24(d,16−H),1.28(d,6’−H),1.48(br t,7−H),1.58(br dd,14−H),1.80(m,12−N(CHCH(C),1.83(dd,2”−Hax),1.91(br dt,14−H),2.01(d,2”−Heq),2.01(s,9−OCOCH),2.29(s,12−NCH),2.43(q,4”−OCOCHCH),2.44(q,3−OCOCHCH),2.50(s,3’−N(CH),2.70(m,2−H),3.12(br s,12−H),3.19(s,18−OCH),3.28(s,18−OCH),3.31(t,4’−H),3.33(dq,5’−H),3.44(br d,4−H),3.52(s,4−OCH),3.57(dd,2’−H),3.86(br d,13−H),3.89(t,12−N(CHCH(C),3.99(br d,5−H),4.48(dq,5”−H),4.52(d,1’−H),4.60(t,18−H),4.61(d,4”−H),5.01(ddq,15−H),5.07(d,1”−H),5.20(br dd,3−H),5.36(br s,9−H),5.68(dd,11−H),5.70(dd,10−H),7.15(m,CH(C),7.23(s,CH(C),7.25(s,CH(C).
実施例26
9−O−アセチル−12−(N−(3−(4−ビフェニリル)プロピル)−N−メチルアミノ)−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(X)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−(4−ビフェニリル)プロピル基で表される化合物)の製造法
実施例7と同様の方法で、実施例4の化合物130mgと3−(4−ビフェニリル)プロピオンアルデヒド(参考例5の方法に準じて合成)から標記化合物82mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C619418
(2)マススペクトル(FAB):m/z1143(M+H)
(3)比旋光度:[α] 23−45°(c1.0,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.94(d,19−H),1.11(t,3−OCOCHCH),1.13(s,3”−CH),1.14(d,6”−H),1.18(t,4”−OCOCHCH),1.29(d,16−H),1.29(d,6’−H),1.55(br t,7−H),1.66(br dd,14−H),1.85(dd,2”−Hax),2.02(d,2”−Heq),2.06(s,9−OCOCH),2.36(s,12−NCH),2.52(s,3’−N(CH),2.65(m,12−N(CH−biphenyl),2.79(dd,2−H),3.20(s,18−OCH),3.29(s,18−OCH),3.33(dq,5’−H),3.45(br d,4−H),3.53(s,4−OCH),3.58(dd,2’−H),4.00(br d,5−H),4.04(br dd,13−H),4.50(dq,5”−H),4.53(d,1’−H),4.61(t,18−H),4.63(d,4”−H),5.06(ddq,15−H),5.08(d,1”−H),5.21(br dd,3−H),5.41(br s,9−H),5.76(br d,11−H),5.88(br d,10−H),7.26(d,biphenyl),7.33(m,biphenyl),7.43(m,biphenyl),7.51(d,biphenyl),7.58(m,biphenyl).
実施例27
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−(3−(イミダゾ〔5,1−b〕チアゾール−2−イル)プロペン−2−イル)−N−メチルアミノ)ミデカマイシシ18−ジメチルアセタール(式(X)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−(イミダゾ〔5,1−b〕チアゾール−2−イル)プロペン−2−イル基で表される化合物)の製造法
実施例7と同様の方法で、実施例4の化合物130mgと参考例6のアルデヒドから9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−(3−(イミダゾ〔5,1−b〕チアゾール−2−イル)プロペン−2−イル)アミノ)ミデカマイシン 18−ジメチルアセタールを130mg得た。さらにこの化合物80mgから標記化合物56mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C548618
(2)マススペクトル(FAB):m/z1111(M+H)
(3)比旋光度:[α] 19−52°(c1.0,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.93(d,19−H),1.10(s,3”−CH),1.11(d,6”−H),1.12(t,3−OCOCHCH),1.15(t,4”−OCOCHCH),1.26(d,6’−H),1.27(d,16−H),1.52(br t,7−H),1.62(br dd,14−H),1.82(dd,2”−Hax),1.99(d,2”−Heq),2.05(s,9−OCOCH),2.31(s,12−NCH),2.49(s,3’−N(CH),2.52(dd,2−H),2.73(dd,2−H),3.17(s,18−OCH),3.26(s,18−OCH),3.31(m,4’−H),3.31(m,5’−H),3.43(br d,4−H),3.50(s,4−OCH),3.55(dd,2’−H),3.97(br d,5−H),4.02(br dd,13−H),4.46(dq,5”−H),4.50(d,1’−H),4.60(d,4”−H),5.05(ddq,15−H),5.05(d,1”−H),5.18(br dd,3−H),5.39(br s,9−H),5.71(dd,11−H),5.89(dd,10−H),5.91(dt,CH=CH−imidazothiazole),6.52(d,CH=CH−imidazothiazole),6.98(s,imidazothiazole),7.28(s,imidazothiazole),7.89(s,imidazothiazole).
実施例28
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(4−フェニルブチル)アミノ)ミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(X)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが4−フェニルブチル基で表される化合物)の製造法
実施例7と同様の方法で、実施例4の化合物155mgと4−フェニルブタナール(参考例2の方法に準じて合成)から標記化合物63mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C569218
(2)マススペクトル(FAB):m/z1081(M+H)
(3)比旋光度:[α] 23−51°(c1.0,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.92(d,19−H),1.10(s,3”−CH),1.11(d,6”−H),1.11(t,3−OCOCHCH),1.16(t,4”−OCOCHCH),1.27(d,6’−H),1.29(d,16−H),1.56(m,12−N(CH),1.66(br dd,14−H),1.83(dd,2”−Hax),2.00(d,2”−Heq),2.04(s,9−OCOCH),2.25(s,12−NCH),2.49(s,3’−N(CH),2.60(t,12−N(CH),2.66(dd,2−H),2.77(dd,2−H),3.18(s,18−OCH),3.27(s,18−OCH),3.31(m,4’−H),3.31(m,5’−H),3.45(br d,4−H),3.52(s,4−OCH),3.55(dd,2’−H),3.98(br d,5−H),3.98(br dd,13−H),4.47(dq,5”−H),4.53(d,1’−H),4.59(t,18−H),4.61(d,4”−H),5.06(ddq,15−H),5.06(d,1”−H),5.21(br dd,3−H),5.39(br s,9−H),5.72(br d,11−H),5.82(br d,10−H),7.15(m,C),7.25(m,C).
実施例29
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(5−フェニルペンチル)アミノ)ミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(X)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが5−フェニルペンチル基で表される化合物)の製造法
実施例7と同様の方法で、実施例4の化合物155mgと5−フェニルペンタナール(参考例2の方法に準じて合成)から標記化合物62mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C579418
(2)マススペクトル(FAB):m/z1095(M+H)
(3)比旋光度:[α] 23−47°(c1.0,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.92(d,19−H),1.10(t,3−OCOCHCH),1.11(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.27(d,6’−H),1.29(d,16−H),1.51(m,12−N(CH),1.62(m,12−N(CH),1.83(dd,2”−Hax),2.00(d,2”−Heq),2.04(s,9−OCOCH),2.27(s,12−NCH),2.50(s,3’−N(CH),2.59(t,12−N(CH),2.68(dd,2−H),2.78(dd,2−H),3.18(s,18−OCH),3.27(s,18−OCH),3.31(m,4’−H),3.31(m,5’−H),3.45(br d,4−H),3.52(s,4−OCH),3.55(dd,2’−H),3.99(br d,5−H),3.99(br dd,13−H),4.47(dq,5”−H),4.51(d,1’−H),4.58(t,18−H),4.61(d,4”−H),5.06(ddq,15−H),5.07(d,1”−H),5.20(br dd,3−H),5.39(br s,9−H),5.72(br d,11−H),5.83(br d,10−H),7.15(m,C),7.25(m,C).
実施例30
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(6−フェニルヘキシル)アミノ)ミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(X)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが6−フェニルヘキシル基で表される化合物)の製造法
実施例7と同様の方法で、実施例4の化合物120mgと6−フェニルヘキサナール(参考例2の方法に準じて合成)から標記化合物45mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C589618
(2)マススペクトル(FAB):m/z1109(M+H)
(3)比旋光度:[α] 22−51°(c1.01,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.92(d,19−H),1.11(s,3”−CH),1.11(t,3−OCOCHCH),1.12(d,6”−H),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.27(d,6’−H),1.29(d,16−H),1.46(m,12−N(CH),1.60(m,12−N(CH),1.83(dd,2”−Hax),2.00(d,2”−Heq),2.05(s,9−OCOCH),2.25(s,12−NCH),2.50(s,3’−N(CH),2.58(t,12−N(CH),2.69(dd,2−H),2.78(dd,2−H),3.18(s,18−OCH),3.27(s,18−OCH),3.31(m,4’−H),3.31(m,5’−H),3.46(br d,4−H),3.52(s,4−OCH),3.55(dd,2’−H),3.97(br d,5−H),3.97(br dd,13−H),4.47(dq,5”−H),4.51(d,1’−H),4.59(t,18−H),4.61(d,4”−H),5.07(ddq,15−H),5.07(d,1”−H),5.21(br dd,3−H),5.39(br s,9−H),5.72(dd,11−H),5.80(dd,10−H),7.15(m,C),7.25(t,C).
実施例31
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−12−(N−(6−(4−フルオロフェニル)ヘキシル)−N−メチルアミノ)−13−ヒドロキシミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(X)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが6−(4−フルオロフェニル)ヘキシル基で表される化合物)の製造法
実施例7と同様の方法で、実施例4の化合物60mgと6−(4−フルオロフェニル)ヘキサナール(参考例3の方法に準じて合成)から9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−12−(N−(6−(4−フルオロフェニル)ヘキシル)アミノ)−13−ヒドロキシミデカマイシン 18−ジメチルアセタールを32mg得た。さらにこの化合物92mgから標記化合物72mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C5895FN18
(2)マススペクトル(FAB):m/z 1127(M+H)
(3)比旋光度:[α] 24−49°(c1.0,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.92(d,19−H),1.10(s,3”−CH),1.11(d,6”−H),1.11(t,3−OCOCHCH),1.16(t,4”−OCOCHCH),1.27(d,6’−H),1.29(d,16−H),1.46(m,12−N(CHF),1.55(m,12−N(CHF),1.64(br dd,14−H),1.82(dd,2”−Hax),2.00(d,2”−Heq),2.05(s,9−OCOCH),2.24(s,12−NCH),2.49(s,3’−N(CH),2.68(dd,2−H),2.78(dd,2−H),3.18(s,18−OCH),3.26(s,18−OCH),3.30(m,4’−H),3.30(m,5’−H),3.46(br d,4−H),3.52(s,4−OCH),3.54(dd,2’−H),3.97(br d,5−H),3.97(br dd,13−H),4.47(dq,5”−H),4.51(d,1’−H),4.61(d,4”−H),5.06(ddq,15−H),5.06(d,1”−H),5.20(br dd,3−H),5.39(br s,9−H),5.70(dd,11−H),5.79(br d,10−H),6.93(dd,CF),7.09(dd,CF).
実施例32
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(6−(4−ニトロフェニル)ヘキシル)アミノ)ミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(X)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが6−(4−ニトロフェニル)ヘキシル基で表される化合物)の製造法
実施例7と同様の方法で、実施例4の化合物150mgと6−(4−ニトロフェニル)ヘキサナール(参考例3の方法に準じて合成)から標記化合物40mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C589520
(2)マススペクトル(FAB):m/z1154(M+H)
(3)比旋光度:[α] 21−47°(c1.0,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.92(d,19−H),1.10(s,3”−CH),1.11(d,6”−H),1.11(t,3−OCOCHCH),1.16(t,4”−OCOCHCH),1.27(d,6’−H),1.29(d,16−H),1.48(m,12−N(CHNO),1.63(m,12−N(CHNO),1.78(m,12−N(CHNO),1.82(dd,2”−Hax),2.00(d,2”−Heq),2.05(s,9−OCOCH),2.25(s,12−NCH),2.49(s,3’−N(CH),2.69(t,12−N(CHNO),2.78(dd,2−H),3.18(br s,12−H),3.18(s,18−OCH),3.27(s,18−OCH),3.31(m,4’−H),3.31(m,5’−H),3.45(br d,4−H),3.52(s,4−OCH),3.55(dd,2’−H),3.97(br d,5−H),3.97(br dd,13−H),4.47(dq,5”−H),4.51(d,1’−H),4.59(t,18−H),4.61(d,4”−H),5.06(ddq,15−H),5.06(d,1”−H),5.20(br dd,3−H),5.38(br s,9−H),5.70(br d,11−H),5.81(br d,10−H),7.30(d,CNO),8.20(d,CNO).
実施例33
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−(6−フェニルヘキシル)−N−(3−フェニルプロピル)アミノ)ミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(X)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rが3−フェニルプロピル基で表され、Rが6−フェニルヘキシル基で表される化合物)の製造法
実施例4の化合物1gにメタノール30mlを加え溶解し、3−フェニルプロピオンアルデヒド190ml、酢酸245mlを加え、室温で1時間攪拌した。反応液にナトリウムシアノボロヒドリド202mgを加え、さらに1時間撹拌した後、反応液に飽和重曹水30ml、水50mlを加え、クロロホルム50mlで2回抽出した。有機層を飽和重曹水50ml、飽和食塩水50mlで順次洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、これを濾過した。濾液を減圧濃縮して得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム−メタノール−アンモニア水(65:1:0.1→50:1:0.1))で精製して、9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−(3−フェニルプロピル)アミノ)ミデカマイシン 18−ジメチルアセタールの467mgを得た。この化合物100mgにメタノール3mlを加え溶解し、6−フェニルヘキサナール23mg、酢酸22mlを加え、室温で2時間攪拌した。反応液にナトリウムシアノボロヒドリド18mgを加え、さらに17時間攪拌した。反応液に飽和重曹水15mlを加え、酢酸エチル40mlで抽出した。有機層を飽和重曹水20ml、飽和食塩水20mlで順次洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、これを濾過した。濾液を減圧濃縮して得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム−メタノール(100:1→50:1))で精製して、化合物52mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C6610418
(2)マススペクトル(FAB):m/z1213(M+H)
(3)比旋光度:[α] 22−52°(c1.0,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.86(d,19−H),1.10(t,3−OCOCHCH),1.11(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.22(d,16−H),1.28(d,6’−H),1.83(dd,2”−Hax),2.01(d,2”−Heq),2.05(s,9−OCOCH),2.50(s,3’−N(CH),2.65(dd,2−H),2.78(dd,2−H),3.17(s,18−OCH),3.28(s,18−OCH),3.31(m,4’−H),3.31(m,5’−H),3.40(br s,12−H),3.48(br d,4−H),3.52(s,4−OCH),3.57(dd,2’−H),3.88(br s,13−H),4.00(br d,5−H),4.47(dq,5”−H),4.53(d,1’−H),4.59(t,18−H),4.61(d,4”−H),5.06(ddq,15−H),5.07(d,1”−H),5.20(br dd,3−H),5.39(br s,9−H),5.65(br d,11−H),5.76(br d,10−H),7.15(m,C),7.25(m,C).
実施例34
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(7−フェニルヘプチル)アミノ)ミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(X)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが7−フェニルヘプチル基で表される化合物)の製造法
実施例7と同様の方法で、実施例4の化合物120mgと7−フェニルヘプタナール(参考例2の方法に準じて合成)から標記化合物42mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C599818
(2)マススペクトル(FAB):m/z1123(M+H)
(3)比旋光度:[α] 22−46°(c1.0,CHCl
(4)1H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.92(d,19−H),1.11(t,3−OCOCHCH),1.11(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.27(d,6’−H),1.30(d,16−H),1.46(m,12−N(CH),1.59(m,12−N(CH),1.83(dd,2”−Hax),2.01(d,2”−Heq),2.06(s,9−OCOCH),2.26(s,12−NCH),2.50(s,3’−N(CH),2.58(t,12−N(CH),2.69(dd,2−H),2.78(dd,2−H),3.18(s,18−OCH),3.27(s,18−OCH),3.31(m,4’−H),3.31(m,5’−H),3.46(br d,4−H),3.52(s,4−OCH),3.56(dd,2’−H),3.98(br d,5−H),3.98(br dd,13−H),4.47(dq,5”−H),4.52(d,1’−H),4.58(t,18−H),4.59(d,4”−H),5.07(ddq,15−H),5.07(d,1”−H),5.21(br dd,3−H),5.39(br s,9−H),5.72(br d,11−H),5.81(br d,10−H),7.16(m,C),7.25(m,C).
実施例35
9−O−アセチル−12−(N−(3−(2−ベンジルオキシフェニル)プロピル)−N−メチルアミノ)−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(X)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−(2−ベンジルオキシフェニル)プロピル基で表される化合物)の製造法
実施例7と同様の方法で、実施例4の化合物130mgと3−(2−ベンジルオキシフェニル)プロピオンアルデヒド(参考例5の方法に準じて合成)から標記化合物49mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C629619
(2)マススペクトル(FAB):m/z1173(M+H)
(3)比旋光度:[α] 23−46°(c0.50,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.90(d,19−H),1.11(t,3−OCOCHCH),1.11(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.24(d,6’−H),1.27(d,16−H),1.48(br t,7−H),1.55(br dd,14−H),1.79(m,12−N(CH),1.83(dd,2”−Hax),2.01(d,2”−Heq),2.03(s,9−OCOCH,2.22(s,12−NCH),2.50(s,3’−N(CH),2.67(dt,12−N(CH),2.71(dd,2−H),3.10(br s,12−H),3.18(s,18−OCH),3.27(s,18−OCH),3.31(m,4’−H),3.32(m,5’−H),3.46(br d,4−H),3.52(s,4−OCH),3.57(dd,2’−H),3.94(br d,5−H),3.98(br dd,13−H),4.46(dq,5”−H),4.52(d,1’−H),4.60(t,18−H),4.61(d,4”−H),5.03(ddq,15−H),5.07(d,1”−H),5.07(s,OCH),5.20(br dd,3−H),5.39(br d,9−H),5.74(br s,10−H),5.74(br s,11−H),6.87(m,COCH),7.14(m,COCH),7.39(m,COCH).
実施例36
9−O−アセチル−12−(N−(1−ベンジルピペリジン−4−イルメチル)−N−メチルアミノ)−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(X)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが1−ベンジルピペリジン−4−イルメチル基で表される化合物)の製造法
実施例7と同様の方法で、実施例4の化合物130mgと参考例7のアルデヒドから標記化合物47mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C599718
(2)マススペクトル(FAB):m/z1136(M+H)
(3)比旋光度:[α] 19−46°(c0.50,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.91(d,19−H),1.11(t,3−OCOCHCH),1.11(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.16(t,4”−OCOCHCH),1.25(d,6’−H),1.29(d,16−H),1.47(br t,7−H),1.62(br dd,14−H),1.67(m,piperidine),1.83(dd,2”−Hax),1.89(br dt,14−H),1.95(br d,piperidine),2.00(d,2”−Heq),2.06(s,9−OCOCH),2.20(s,12−NCH),2.31(m,piperidine),2.49(s,3’−N(CH),2.73(m,12−NCH−piperidine),2.80(dd,2−H),2.88(br d,piperidine),3.11(br s,12−H),3.18(s,18−OCH),3.27(s,18−OCH),3.31(m,4’−H),3.31(m,5’−H),3.47(br d,4−H),3.48(s,CH),3.52(s,4−OCH),3.57(dd,2’−H),3.95(br d,5−H),3.98(br dd,13−H),4.45(dq,5”−H),4.51(d,1’−H),4.59(t,18−H),4.61(d,4”−H),5.03(ddq,15−H),5.06(d,1”−H),5.20(br dd,3−H),5.39(br s,9−H),5.74(br d,11−H),5.75(br d,10−H),7.28(m,C).
実施例37
9,2’−ジ−O−アセチル−12−アジド−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシミデカマイシン18−ジメチルアセタールの製造法
実施例3の化合物30mgにアセトニトリル0.9mlを加え溶解し、無水酢酸6mlを加え、50℃で終夜反応させた。無水酢酸6mlを加え、さらに50℃で5時間撹拌した後、反応液に飽和重曹水10ml、水5mlを加え、酢酸エチル15mlで2回抽出した。有機層を飽和重曹水15ml、飽和食塩水15mlで順次洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、これを濾過した。濾液を減圧濃縮して得られた残さを分取用TLC(クロロホルム−メタノール−アンモニア水(30:1:0.1))で精製して、化合物28mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C477819
(2)マススペクトル(FAB):m/z1003(M+H)
(3)比旋光度:[α] 24−74°(c1.0,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.93(d,19−H),1.10(s,3”−CH),1.11(d,6”−H),1.11(t,3−OCOCHCH),1.16(t,4”−OCOCHCH),1.27(d,6’−H),1.29(d,16−H),1.48(br dd,7−H),1.63(br dd,14−H),1.70(br dd,17−H),1.83(dd,2”−Hax),1.86(br dd,14−H),1.99(s,2’−OCOCH),2.00(d,2”−Heq),2.04(s,9−OCOCH),2.39(s,3’−N(CH),2.60(dd,2−H),2.70(t,3’−H),2.79(dd,2−H),3.11(s,18−OCH),3.24(s,18−OCH),3.32(m,4’−H),3.32(m,5’−H),3.35(dd,4−H),3.48(s,4−OCH),3.93(br d,5−H),3.93(br dd,13−H),4.25(br s,12−H),4.37(dq,5”−H),4.60(d,4”−H),4.63(dd,18−H),4.75(d,1’−H),4.99(dd,2’−H),5.06(d,1”−H),5.10(br dd,3−H),5.11(ddq,15−H),5.30(br s,9−H),5.76(br d,11−H),5.79(br d,10−H).
実施例38
9,2’−ジ−O−アセチル−12−アミノ−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシミデカマイシン18−ジメチルアセタールの製造法
実施例4と同様の方法で、実施例37の化合物50mgから標記化合物33mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C478019
(2)マススペクトル(FAB):m/z977(M+H)
(3)比旋光度:[α] 25−50°(c1.0,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl3)δ(ppm):0.93(d,19−H),0.96(br t,7−H),1.11(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.12(t,3−OCOCHCH),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.28(d,16−H),1.28(d,6’−H),1.49(br t,7−H),1.55(br dd,14−H),1.73(br dd,14−H),1.84(dd,2”−Hax),1.99(s,2’−OCOCH),2.00(d,2”−Heq),2.02(s,9−OCOCH),2.40(s,3’−N(CH),2.64(dd,2−H),2.71(t,3’−H),2.83(dd,2−H),3.12(s,18−OCH),3.24(s,18−OCH),3.32(t,4’−H),3.35(dq,5’−H),3.41(br d,4−H),3.48(s,4−OCH),3.69(br s,12−H),3.78(br d,13−H),3.95(br d,5−H),4.37(dq,5”−H),4.61(d,4”−H),4.65(dd,18−H),4.76(d,1’−H),5.00(dd,2’−H),5.07(d,1”−H),5.14(ddq,15−H),5.15(br dd,3−H),5.28(br dd,9−H),5.65(br dd,11−H),5.80(br dd,10−H).
実施例39
9,2’−ジ−O−アセチル−12−アミノ−12,13−N,O−カルボニル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシミデカマイシン 18−ジメチルアセタールの製造法
実施例38の化合物32mgにテトラヒドロフラン1.6mlを加え溶解し、カルボニルジイミダゾール11mgを加え、室温で3時間撹拌した。反応液に飽和重曹水10mlを加え、酢酸エチル30mlで抽出した。有機層を飽和食塩水15mlで洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、これを濾過した。濾液を減圧濃縮して得られた残さを分取用TLC(クロロホルム−メタノール−アンモニア水(30:1:0.1))で精製して、化合物29mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C487820
(2)マススペクトル(FAB):m/z1003(M+H)
(3)比旋光度:[α] 22−16°(c1.0,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.88(br t,7−H),0.97(d,19−H),1.10(s,3”−CH),1.11(d,6”−H),1.13(t,3−OCOCHCH),1.16(t,4”−OCOCHCH),1.27(d,6’−H),1.30(d,16−H),1.45(br t,7−H),1.70(br s,17−H),1.83(dd,2”−Hax),1.95(s,2’−OCOCH),2.00(d,2”−Heq),2.05(s,9−OCOCH),2.39(s,3’−N(CH),2.70(t,3’−H),2.75(m,2−H),3.15(br d,4−H),3.16(s,18−OCH),3.25(s,18−OCH),3.33(m,4’−H),3.33(m,5’−H),3.49(s,4−OCH),3.91(br d,5−H),4.36(dq,5”−H),4.60(d,4”−H),4.61(t,18−H),4.72(d,1’−H),5.00(dd,2’−H),5.07(d,1”−H),5.11(ddq,15−H),5.38(br s,9−H),5.72(br dd,11−H),6.14(dd,10−H).
実施例40
9−O−アセチル−12−アミノ−12,13−N,O−カルボニル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(XI)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rが水素原子で表される化合物)の製造法
実施例39の化合物90mgにメタノール−水(9:1)3.6mlを加え、50℃で24時間撹拌した。反応液を減圧濃縮して、化合物84mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C467619
(2)マススペクトル(FAB):m/z961(M+H)
(3)比旋光度:[α] 22−3.2°(c1.0,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.97(d,19−H),1.10(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.13(t,3−OCOCHCH),1.16(t,4”−OCOCHCH),1.23(d,6’−H),1.32(d,16−H),1.46(br t,7−H),1.83(dd,2”−Hax),2.00(d,2”−Heq),2.06(s,9−OCOCH),2.49(s,3’−N(CH),2.72(dd,2−H),2.79(dd,2−H),3.20(s,18−OCH),3.27(s,18−OCH),3.53(s,4−OCH),3.54(dd,2’−H),3.96(br d,5−H),4.36(br t,12−H),4.47(dq,5”−H),4.61(d,4”−H),5.07(br dd,3−H),5.11(d,1”−H),5.37(br t,9−H),5.72(br dd,11−H),6.10(dd,10−H).
実施例41
9,2’−ジ−O−アセチル−12−N−ベンジルアミノ−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシミデカマイシン 18−ジメチルアセタールの製造法
実施例38の化合物94mgにジクロロエタン1.9mlを加え溶解し、ベンズアルデヒド12ml、酢酸6ml、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド31mgを加え、室温で2時間攪拌した。反応液に飽和重曹水5ml及び水5mlを加え、クロロホルム20mlで2回抽出した。有機層を飽和重曹水20ml、飽和食塩水20mlで順次洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、これを濾過した。濾液を減圧濃縮して得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム−メタノール−アンモニア水(60:1:0.1))で精製した後、さらに分取用TLC(クロロホルム−メタノール−アンモニア水(25:1:0.1))で精製して、化合物82mgを得た。本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C548619
(2)マススペクトル(FAB):m/z1067(M+H)
(3)比旋光度:[α] 22−59°(c1.0,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.93(d,19−H),1.10(s,3”−CH),1.11(d,6”−H),1.13(t,3−OCOCHCH),1.16(t,4”−OCOCHCH),1.25(d,6’−H),1.27(d,16−H),1.43(br t,7−H),1.61(br dd,14−H),1.83(dd,2”−Hax),1.97(s,2’−OCOCH),2.00(d,2”−Heq),2.03(s,9−OCOCH),2.39(s,3’−N(CH),2.54(dd,2−H),2.70(t,3’−H),2.76(dd,2−H),3.14(s,18−OCH),3.24(s,18−OCH),3.32(m,4’−H),3.32(m,5’−H),3.35(br d,4−H),3.46(s,4−OCH),3.71(d,12−NCH),3.81(br dd,13−H),3.85(d,12−NCH),3.92(br d,5−H),4.37(dq,5”−H),4.60(d,4”−H),4.64(t,18−H),4.74(d,1’−H),4.99(dd,2’−H),5.06(ddq,15−H),5.06(d,1”−H),5.13(br dd,3−H),5.32(br dd,9−H),5.74(br dd,11−H),5.83(br dd,10−H),7.28(m,C).
実施例42
9,2’−ジ−O−アセチル−12−ベンジルアミノ−12,13−N,O−カルボニル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシミデカマイシン 18−ジメチルアセタールの製造法
実施例39と同様の方法で、実施例41の化合物82mgから標記化合物68mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C558420
(2)マススペクトル(FAB):m/z1093(M+H)
(3)比旋光度:[α] 22−45°(c1.0,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.97(d,19−H),1.10(s,3”−CH),1.11(d,6”−H),1.15(t,3−OCOCHCH),1.15(t,4”−OCOCHCH),1.27(d,16−H),1.27(d,6’−H),1.83(dd,2”−Hax),1.94(s,2’−OCOCH),1.99(d,2”−Heq),2.06(s,9−OCOCH),2.38(s,3’−N(CH),2.57(dd,2−H),2.66(dd,2−H),3.10(br d,4−H),3.19(s,18−OCH),3.26(s,18−OCH),3.32(m,4’−H),3.32(m,5’−H),3.46(s,4−OCH),3.84(d,12−NCH),3.89(br d,5−H),4.11(br t,12−H),4.36(dq,5”−H),4.38(br dd,13−H),4.60(d,4”−H),4.67(d,12−NCH),4.98(dd,2’−H),5.03(br dd,3−H),5.05(d,1”−H),5.34(br s,9−H),5.59(br dd,11−H),6.22(br dd,10−H),7.31(m,C).
実施例43
9−O−アセチル−12−ベンジルアミノ−12,13−N,O−カルボニル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(XI)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがベンジル基で表される化合物)の製造法
実施例40と同様の方法で、実施例42の化合物64mgから標記化合物59mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C538219
(2)マススペクトル(FAB):m/z1051(M+H)
(3)比旋光度:[α] 22−32°(c1.0,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.98(d,19−H),1.11(s,3”−CH),1.11(d,6”−H),1.16(t,3−OCOCHCH),1.16(t,4”−OCOCHCH),1.27(d,6’−H),1.29(d,16−H),1.46(br t,7−H),1.83(dd,2”−Hax),2.00(d,2”−Heq),2.07(s,9−OCOCH),2.28(br dd,14−H),2.54(s,3’−N(CH),2.57(dd,2−H),2.72(dd,2−H),3.23(s,18−OCH),3.28(s,18−OCH),3.31(m,4’−H),3.31(m,5’−H),3.50(s,4−OCH),3.55(dd,2’−H),3.87(d,12−NCH),3.94(br d,5−H),4.14(br t,12−H),4.40(br dd,13−H),4.40(dq,5”−H),4.51(d,1’−H),4.57(t,18−H),4.61(d,4”−H),4.69(d,12−NCH),5.00(br dd,3−H),5.00(ddq,15−H),5.07(d,1”−H),5.35(br s,9−H),5.59(br s,11−H),6.17(br dd,10−H),7.31(m,C).
実施例44
9−O−アセチル−12,13−N,O−カルボニル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(2−フェニルエチル)アミノミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(XI)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rが2−フェニルエチル基で表される化合物)の製造法
実施例4の化合物170mgにメタノール5.1mlを加え溶解し、フェニルアセトアルデヒド31ml、酢酸42mlを加え、室温で40分間攪拌した。反応液にナトリウムシアノボロヒドリド34mgを加え、さらに1.5時間撹拌した後、反応液に飽和重曹水20mlを加え、酢酸エチル50mlで抽出した。有機層を飽和重曹水25ml、飽和食塩水25mlで順次洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、これを濾過した。濾液を減圧濃縮して得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム−メタノール−アンモニア水(60:1:0.1))で精製して、9−0−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(2−フェニルエチル)アミノミデカマイシン 18−ジメチルアセタールの62mgを得た。この化合物にジクロロメタン3.1mlを加え溶解し、氷冷下、トリエチルアミン42ml、トリホスゲン11mgのジクロロメタン(1.6ml)溶液を加え、氷冷下で45分間攪拌した。反応液にクロロホルム30ml、飽和重曹水15mlを加え、有機層を分離した。有機層を飽和重曹水15ml、飽和食塩水15mlで順次洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、これを濾過した。濾液を減圧濃縮して得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム−メタノール(60:1))で精製して、化合物57mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C548419
(2)マススペクトル(FAB):m/z1065(M+H)
(3)比旋光度:[α] 21−18°(c1.0,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.96(d,19−H),1.11(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.13(t,3−OCOCHCH),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.27(d,6’−H),1.29(d,16−H),1.49(br dd,7−H),1.84(dd,2”−Hax),2.01(d,2”−Heq),2.04(s,9−OCOCH),2.22(br t,14−H),2.50(s,3’−N(CH),2.67(dd,2−H),3.04(m,12−N(CH),3.24(s,18−OCH),3.29(s,18−OCH),3.34(m,4’−H),3.34(m,5’−H),3.52(s,4−OCH),3.58(dd,2’−H),3.75(m,12−N(CH),4.28(d,1’−H),4.30(br dd,13−H),4.47(dq,5”−H),4.59(t,18−H),4.61(d,4”−H),5.03(ddq,15−H),5.07(d,1”−H),5.11(br dd,3−H),5.38(br s,9−H),5.55(br dd,11−H),6.19(br dd,10−H),7.20(m,C).
実施例45
9−O−アセチル−12,13−N,O−カルボニル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(3−フェニルプロピル)アミノミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(XI)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rが3−フェニルプロピル基で表される化合物)の製造法
実施例44と同様の方法で、実施例4の化合物130mgとフェニルプロピオンアルデヒドから標記化合物34mgを得た。
(1)分子式:C558619
(2)マススペクトル(FAB):m/z1079(M+H)
(3)比旋光度:[α] 21−17°(c0.6,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.99(d,19−H),1.16(s,3”−CH),1.17(d,6”−H),1.17(t,3−OCOCHCH),1.22(t,4”−OCOCHCH),1.33(d,6’−H),1.34(d,16−H),1.54(br t,7−H),1.88(dd,2”−Hax),2.02(d,2”−Heq),2.05(s,9−OCOCH),2.27(ddd,14−H),2.55(s,3’−N(CH),2.95(dd,2−H),3.29(s,18−OCH),3.34(s,18−OCH),3.55(dd,2’−H),3.58(s,4−OCH),4.04(br d,5−H),4.10(br dd,13−H),4.22(br t,12−H),4.52(dq,5”−H),4.56(d,1’−H),4.65(t,18−H),4.66(d,4”−H),5.06(ddq,15−H),5.12(d,1”−H),5.14(br dd,3−H),5.39(br s,9−H),5.54(dd,11−H),6.22(dd,10−H),7.24(m,C).
実施例46
9−O−アセチル−12,13−N,O−カルボニル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(3−(4−N’,N’−ジメチルアミノフェニル)プロピルアミノ)ミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(XI)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rが4−(4−ジメチルアミノフェニル)プロピル基で表される化合物)の製造法
実施例44と同様の方法で、実施例4の化合物220mgと3−(4−ジメチルアミノフェニル)プロピオンアルデヒド(参考例4の方法に準じて合成)から9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(3−(4−N’,N’−ジメチルアミノフェニル)プロピルアミノ)ミデカマイシン 18−ジメチルアセタールを115mg得た。さらにこの化合物50mgから標記化合物45mgを得た。
(1)分子式:C579119
(2)マススペクトル(FAB):m/z 1122(M+H)
(3)比旋光度:[α] 22−17°(c0.83,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.95(d,19−H),1.11(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.28(d,6’−H),1.29(d,16−H),1.49(br dd,7−H),1.84(dd,2”−Hax),1.90(m,12−N(CHN(CH),2.01(d,2”−Heq),2.01(s,9−OCOCH),2.24(br dd,14−H),2.50(s,3’−N(CH),2.77(t,12−N(CHN(CH),2.79(dd,2−H),2.87(s,CN(CH),3.23(s,18−OCH),3.28(s,18−OCH),3.31(m,4’−H),3.31(m,5’−H),3.53(s,4−OCH),4.01(br d,5−H),4.03(br dd,13−H),4.17(br t,12−H),4.46(dq,5”−H),4.52(d,1’−H),4.61(d,4”−H),4.99(ddq,15−H),5.08(d,1”−H),5.10(br dd,3−H),5.36(br s,9−H),5.51(br s,11−H),6.17(br d,10−H),6.62(d,CN(CH),7.06(d,CN(CH).
実施例47
9−O−アセチル−12,13−N,O−カルボニル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(4−フェニルブチル)アミノミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(XI)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、R2がプロピオニル基で表され、Rが4−フェニルブチル基で表される化合物)の製造法
実施例44と同様の方法で、実施例4の化合物250mgと4−フェニルブタナール(参考例2の方法に準じて合成)から9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−(4−フェニルブチル)アミノ)ミデカマイシン 18−ジメチルアセタールを167mg得た。さらにこの化合物77mgから標記化合物71mgを得た。
(1)分子式:C563819
(2)マススペクトル(FAB):m/z1093(M+H)
(3)比旋光度:[α] 21−18°(c1.0,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.97(d,19−H),1.11(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.13(t,3−OCOCHCH),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.27(d,6’−H),1.31(d,16−H),1.49(br dd,7−H),1.63(m,12−N(CH),1.84(dd,2”−Hax),2.00(d,2”−Heq),2.04(s,9−OCOCH),2.50(s,3’−N(CH),2.64(m,12−N(CH),2.69(m,2−H),3.22(s,18−OCH),3.28(s,18−OCH),3.46(dd,2’−H),3.53(s,4−OCH),3.88(br d,5−H),4.27(br dd,12−H),4.44(d,1’−H),4.44(dq,5”−H),4.61(d,4”−H),5.07(br dd,3−H),5.07(ddq,15−H),5.07(d,1”−H),5.36(br s,9−H),5.55(br dd,11−H),6.16(br dd,10−H),7.16(m,C),7.25(m,C).
実施例48
9,3”−ジ−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−12,13−エポキシミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(VII)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rがプロピオニル基で表される化合物)の製造法
実施例1と同様の方法で、9,3”−ジ−O−アセチルミデカマイシン6.0gから9,3”−ジ−O−アセチルミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(VII)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rがプロピオニル基で表される化合物)の粗生成物5.0gを得た。さらにこの化合物1.04gを、実施例2と同様の方法で処理し、標記化合物460mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C4777NO19
(2)マススペクトル(TSP):m/z960(M+H)
(3)比旋光度:[α] 23−45°(c1.0,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.89(dt,7−H),1.01(d,19−H),1.09(d,6”−H),1.10(t,3−OCOCHCH),1.19(t,4”−OCOCHCH),1.22(d,6’−H),1.27(d,16−H),1.42(s,3”−CH),1.47(br dd,14−H),1.63(dt,7−H),1.70(dd,2”−Hax),2.00(s,3”−OCOCH),2.01(s,9−OCOCH),2.23(br d,14−H),2.38(q,3−OCOCHCH),2.43(q,4”−OCOCHCH),2.57(s,3’−N(CH),2.74(dd,2−H),3.16(s,18−OCH),3.22(d,2”−Heq),3.26(s,18−OCH),3.30(br d,4−H),3.57(s,4−OCH),3.94(br d,5−H),4.51(dq,5”−H),4.60(d,1’−H),4.60(d,4”−H),4.62(t,18−H),4.88(d,1”−H),4.91(ddq,15−H),5.10(br d,3−H),5.35(dd,9−H),5.76(dd,11−H),6.02(dd,10−H).
実施例49
9,3”−ジ−O−アセチル−12−アミノ−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシミデカマイシン18−ジメチルアセタール(式(IX)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rがプロピオニル基で表される化合物)の製造法
実施例3と同様の方法で、実施例48の化合物448mgから9,3”−ジ−O−アセチル−12−アジド−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(V)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rがプロピオニル基で表される化合物)の粗生成物460mgを得た。さらにこの化合物447mgを、実施例4と同様の方法で処理し、標記化合物307mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C478019
(2)マススペクトル(FAB):m/z977(M+H)
(3)比旋光度:[α] 23−41°(c1.5,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.95(d,19−H),1.09(d,6”−H),1.13(t,3−OCOCHCH),1.19(t,4”−OCOCHCH),1.22(d,6’−H),1.31(d,16−H),1.42(s,3”−CH),1.54(br t,7−H),1.59(br dd,14−H),1.70(dd,2”−Hax),2.01(s,3”−OCOCH),2.04(s,9−OCOCH),2.36(t,3’−H),2.56(s,3’−N(CH),2.64(dd,2−H),2.90(dd,2−H),3.16(s,18−OCH),3.23(d,2”−Heq),3.27(s,18−OCH),3.38(dd,2’−H),3.53(br d,4−H),3.55(s,4−OCH),3.75(br s,12−H),3.86(br dd,13−H),3.95(br d,5−H),4.52(dq,5”−H),4.56(d,1’−H),4.59(d,4”−H),4.61(t,18−H),4.86(d,1”−H),5.12(ddq,15−H),5.18(br dd,3−H),5.30(dd,9−H),5.70(br d,10−H),5.82(dd,11−H).
実施例50
9,3”−ジ−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(3−フェニルプロピル)アミノ)ミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(X)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−フェニルプロピル基で表される化合物)の製造法
実施例7と同様の方法で、実施例49の化合物283mgとフェニルプロピオンアルデヒドから9,3”−ジ−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−(3−フェニルプロピル)アミノ)ミデカマイシン 18−ジメチルアセタールを166mg得た。さらにこの化合物154mgから標記化合物111mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C579219
(2)マススペクトル(TSP):m/z1109(M+H)
(3)比旋光度:[α] 22−59°(c1.0,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.92(d,19−H),1.10(d,6”−H),1.12(t,3−OCOCHCH),1.20(t,4”−OCOCHCH),1.23(d,6’−H),1.29(d,16−H),1.43(s,3”−CH),1.55(br t,7−H),1.62(br dd,14−H),2.02(s,3”−OCOCH),2.07(s,9−OCOCH),2.36(s,12−NCH),2.56(s,3’−N(CH),2.61(t,12−N(CH),2.64(dd,2−H),2.80(dd,2−H),3.19(s,18−OCH),3.24(d,2”−Heq),3.28(s,18−OCH),3.38(dd,2’−H),3.47(br d,4−H),3.56(s,4−OCH),3.96(br d,5−H),4.05(br dd,13−H),4.52(dq,5”−H),4.57(d,1’−H),4.59(d,4”−H),4.63(t,18−H),4.87(d,1”−H),5.05(ddq,15−H),5.21(br dd,3−H),5.41(br s,9−H),5.74(dd,11−H),5.87(br d,10−H),7.18(m,C),7.27(m,C).
実施例51
9−O−アセチル−12−アジド−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシミデカマイシン(式(V)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがホルミル基で表され、Rが水素原子で表される化合物)の製造法
実施例3の化合物50mgにアセトニトリル2.5mlを加え溶解し、水2.5ml、ジフルオロ酢酸16mlを加え、室温で19時間攪拌した。反応液に飽和重曹水20mlを加え、クロロホルム50mlで抽出した。有機層を飽和重曹水20ml、飽和食塩水20mlで順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、これを濾過した。濾液を減圧濃縮して得られた残さを分取用TLC(クロロホルム−メタノール−アンモニア水(30:1:0.1))で精製して、化合物34mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C437017
(2)マススペクトル(FAB):m/z915(M+H)
(3)比旋光度:[α] 22−68°(c1.0,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.93(d,19−H),1.01(dt,7−H),1.11(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.16(t,3−OCOCHCH),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.18(d,6’−H),1.31(d,16−H),1.50(dt,7−H),1.65(br dd,14−H),1.84(dd,2”−Hax),2.01(d,2”−Heq),2.05(s,9−OCOCH),2.51(s,3’−N(CH),2.60(dd,2−H),2.70(dd,17−H),3.28(m,4’−H),3.28(m,5’−H),3.52(s,4−OCH),3.96(br d,5−H),3.96(br dd,13−H),4.24(br dd,12−H),4.43(d,1’−H),4.43(dq,5”−H),4.61(d,4”−H),5.06(d,1”−H),5.11(ddq,15−H),5.13(br dd,9−H),5.21(br dd,3−H),5.81(br dd,11−H),5.86(br dd,10−H),9.65(s,18−H).
実施例52
9,13,2’−トリ−O−アセチル−12−アジド−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシミデカマイシン 18−ジメチルアセタールの製造法
実施例37の化合物70mgにジクロロメタン2.1mlを加え溶解し、トリエチルアミン21ml、アセチルクロリド10mlを加え、室温で40分間攪拌した。反応液にトリエチルアミン42ml、アセチルクロリド15ml、4−ジメチルアミノピリジン2mgを加え、さらに室温で6時間攪拌した。反応液に水10mlを加え、クロロホルム20mlで抽出した。有機層を飽和重曹水10ml、飽和食塩水10mlで順次洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、これを濾過した。濾液を減圧濃縮して得られた残さを分取用TLC(クロロホルム−メタノール−アンモニア水(50:1:0.1))で精製して、化合物33mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C498020
(2)マススペクトル(FAB):m/z1045(M+H)
(3)比旋光度:[α] 21−80°(c0.75,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.94(d,19−H),1.12(s,3”−CH),1.13(d,6”−H),1.14(t,3−OCOCHCH),1.18(t,4”−OCOCHCH),1.29(d,16−H),1.29(d,6’−H),1.46(br t,7−H),1.84(dd,2”−Hax),1.99(s,2’−OCOCH),2.05(s,9−OCOCH),2.11(s,13−OCOCH),2.41(s,3’−N(CH),2.73(dd,2−H),2.83(dd,2−H),3.14(s,18−OCH),3.26(s,18−OCH),3.36(m,4’−H),3.36(m,5’−H),3.49(s,4−OCH),3.96(br d,5−H),4.40(dq,5”−H),4.44(br s,12−H),4.63(d,4”−H),4.67(dd,18−H),4.78(d,1’−H),4.88(ddq,15−H),5.01(dd,2’−H),5.08(d,1”−H),5.22(br dd,3−H),5.22(br dd,13−H),5.30(br s,9−H),5.74(br d,11−H),5.79(br d,10−H).
実施例53
9,13−ジ−O−アセチル−12−アジド−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシミデカマイシン18−ジメチルアセタール(式(V)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rがジメトキシメチル基で表され、Rが水素原子で表される化合物)の製造法
実施例40と同様の方法で、実施例52の化合物61mgから標記化合物46mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C477819
(2)マススペクトル(FAB):m/z1003(M+H)
(3)比旋光度:[α] 21−49°(c1.0,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.94(d,19−H),1.02(br t,7−H),1.11(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.13(t,3−OCOCHCH),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.27(d,6’−H),1.29(d,16−H),1.49(br t,7−H),1.83(dd,2”−Hax),2.01(d,2”−Heq),2.04(s,9−OCOCH),2.10(s,13−OCOCH),2.50(s,3’−N(CH),2.72(dd,2−H),2.85(dd,2−H),3.16(s,18−OCH),3.27(s,18−OCH),3.32(m,4’−H),3.32(m,5’−H),3.48(br d,4−H),3.51(s,4−OCH),3.56(dd,2’−H),4.01(br d,5−H),4.43(br s,12−H),4.48(dq,5”−H),4.53(d,1’−H),4.60(t,18−H),4.62(d,4”−H),4.85(ddq,15−H),5.07(d,1”−H),5.21(br dd,3−H),5.22(br dd,13−H),5.30(br d,9−H),5.74(br d,11−H),5.77(br d,10−H).
実施例54
9,13−ジ−O−アセチル−12−アジド−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシミデカマイシン(式(V)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rがホルミル基で表され、Rが水素原子で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例53の化合物45mgから標記化合物27mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C457218
(2)マススペクトル(FAB):m/z957(M+H)
(3)比旋光度:[α]D20−53°(c0.6,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.93(d,19−H),1.01(br t,7−H),1.11(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.14(t,3−OCOCHCH),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.18(d,6’−H),1.29(d,16−H),1.47(br t,7−H),1.83(dd,2”−Hax),2.01(d,2”−Heq),2.05(s,9−OCOCH),2.11(s,13−OCOCH),2.51(s,3’−N(CH),2.71(dd,2−H),2.91(dd,17−H),3.27(m,4’−H),3.27(m,5’−H),3.43(br d,4−H),3.48(dd,2’−H),3.50(s,4−OCH),3.99(br d,5−H),4.45(dq,5”−H),4.46(d,1’−H),4.47(br s,12−H),4.62(d,4”−H),4.85(ddq,15−H),5.06(d,1”−H),5.12(br s,9−H),5.22(br dd,13−H),5.32(br d,3−H),5.79(br d,11−H),5.82(br d,10−H),9.66(s,18−H).
実施例55
9,2’−ジ−O−アセチル−12−アジド−12,13−ジヒドロ−13−メトキシカルボニルオキシミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(V)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメトキシカルボニル基で表され、Rがジメトキシメチル基で表され、Rがアセチル基で表される化合物)の製造法
実施例37の化合物50mgにテトラヒドロフラン1mlを加え溶解し、カルボニルジイミダゾール40.4mgを加え、室温で4時間撹拌した。反応液にカルボニルジイミダゾール24mgを加え、さらに室温で1時間撹拌した後、酢酸エチル25mlで希釈し、0.1N塩酸10mlを加えた。有機層を分離した後、0.1N塩酸10ml、水10ml、飽和重曹水15mlで2回、飽和食塩水15mlで順次洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、これを濾過した。濾液を減圧濃縮して得られた残さにメタノール1mlを加え溶解し、アンモニア水10mlを加え、室温で1時間攪拌した。反応液を減圧濃縮して得られた残さを分取用TLC(クロロホルム−メタノール(40:1))で精製して、化合物25mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C498021
(2)マススペクトル(FAB):m/z1061(M+H)
(3)比旋光度:[α] 22−68°(c1.0,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.93(d,19−H),1.10(s,3”−CH),1.11(d,6”−H),1.12(t,3−OCOCHCH),1.16(t,4”−OCOCHCH),1.27(d,16−H),1.27(d,6’−H),1.44(br t,7−H),1.65(br dd,14−H),1.83(dd,2”−Hax),1.97(s,2’−OCOCH),2.00(d,2”−Heq),2.03(s,9−OCOCH),2.39(s,3’−N(CH),2.71(dd,2−H),2.74(t,3’−H),2.82(dd,2−H),3.12(s,18−OCH),3.24(s,18−OCH),3.33(m,4’−H),3.33(m,5’−H),3.47(s,4−OCH),3.79(s,12−OCOOCH),3.95(br d,5−H),4.37(dq,5”−H),4.51(br s,12−H),4.61(d,4”−H),4.65(br t,18−H),4.76(d,1’−H),4.94(ddq,15−H),4.99(dd,2’−H),5.01(br d,13−H),5.06(d,1”−H),5.20(br dd,3−H),5.29(br s,9−H),5.74(br d,11−H),5.79(br d,10−H).
実施例56
9−O−アセチル−12−アジド−12,13−ジヒドロ−13−メトキシカルボニルオキシミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(V)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメトキシカルボニル基で表され、Rがジメトキシメチル基で表され、Rが水素原子で表される化合物)の製造法
実施例40と同様の方法で、実施例55の化合物67mgから標記化合物45mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C477820
(2)マススペクトル(FAB):m/z1019(M+H)
(3)比旋光度:[α] 21−40°(c1.0,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.93(d,19−H),1.00(br t,7−H),1.10(s,3”−CH),1.11(d,6”−H),1.12(t,3−OCOCHCH),1.16(t,4”−OCOCHCH),1.26(d,6’−H),1.28(d,16−H),1.48(br t,7−H),1.57(br dd,14−H),1.82(dd,2”−Hax),2.00(d,2”−Heq),2.03(s,9−OCOCH),2.49(s,3’−N(CH),2.70(dd,2−H),2.84(dd,2−H),3.15(s,18−OCH),3.26(s,18−OCH),3.31(m,4’−H),3.31(m,5’−H),3.46(br d,4−H),3.50(s,4−OCH),3.55(dd,2’−H),3.78(s,12−OCOOCH),4.00(br d,5−H),4.46(dq,5”−H),4.50(br s,12−H),4.52(d,1’−H),4.58(t,18−H),4.60(d,4”−H),4.91(ddq,15−H),5.00(br d,13−H),5.06(d,1”−H),5.20(br dd,3−H),5.28(br s,9−H),5.75(br d,11−H),5.79(br d,10−H).
実施例57
9−O−アセチル−12−アジド−12,13−ジヒドロ−13−メトキシカルボニルオキシミデカマイシン(式(V)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメトキシカルボニル基で表され、Rがホルミル基で表され、Rが水素原子で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例56の化合物44mgから標記化合物32mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C457229
(2)マススペクトル(FAB):m/z973(M+H)
(3)比旋光度:[α] 22−54°(c0.70,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.93(d,19−H),1.00(dt,7−H),1.11(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.17(t,3−OCOCHCH),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.18(d,6’−H),1.29(d,16−H),1.45(dt,7−H),1.83(dd,2”−Hax),2.01(d,2”−Heq),2.04(s,9−OCOCH),2.50(s,3’−N(CH),2.70(dd,2−H),2.82(dd,2−H),2.91(dd,17−H),3.27(m,4’−H),3.27(m,5’−H),3.41(dd,4−H),3.48(dd,2’−H),3.50(s,4−OCH),3.80(s,12−OCOOCH),3.98(br d,5−H),4.43(d,1’−H),4.43(dq,5”−H),4.55(br s,12−H),4.61(d,4”−H),4.92(ddq,15−H),5.02(br d,13−H),5.05(d,1”−H),5.12(br d,9−H),5.30(br dd,3−H),5.80(br d,11−H),5.84(br d,10−H),9.66(s,18−H).
実施例58
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−12−N,N−ジメチルアミノ−13−ヒドロキシミデカマイシン(式(I)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rメチル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例5の化合物33mgから標記化合物11mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C457617
(2)マススペクトル(FAB):m/z917(M+H)
(3)比旋光度:[α] 20−67°(c0.53,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.93(d,19−H),1.11(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.17(t,3−OCOCHCH),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.18(d,6’−H),1.31(d,16−H),1.47(dt,7−H),1.74(ddd,14−H),1.83(dd,2”−Hax),2.01(d,2”−Heq),2.06(s,9−OCOCH),2.29(s,12−N(CH),2.50(s,3’−N(CH),2.71(dd,2−H),2.80(dd,2−H),2.92(dd,17−H),3.28(m,4’−H),3.28(m,5’−H),3.40(br d,4−H),3.49(dd,2’−H),3.53(s,4−OCH),3.97(br d,5−H),4.02(ddd,13−H),4.42(d,1’−H),4.44(dq,5”−H),4.61(d,4”−H),5.03(ddq,15−H),5.06(d,1”−H),5.22(br t,9−H),5.30(br dd,3−H),5.75(br dd,11−H),5.91(br dd,10−H),9.67(s,18−H).
実施例59
9−O−アセチル−12−(N−ベンジル−N−メチルアミノ)−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシミデカマイシン(式(I)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rがベンジル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例6の化合物55mgから標記化合物30mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C518017
(2)マススペクトル(FAB):m/z993(M+H)
(3)比旋光度:[α] 22−63°(c0.7,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.91(d,19−H),1.10(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.16(t,3−OCOCHCH),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.18(d,6’−H),1.31(d,16−H),1.49(dt,7−H),1.70(br dd,14−H),1.83(dd,2”−Hax),2.00(d,2”−Heq),2.06(s,9−OCOCH),2.23(s,12−NCH),2.50(s,3’−N(CH),2.65(dd,2−H),2.76(dd,2−H),2.92(dd,17−H),3.27(m,4’−H),3.27(m,5’−H),3.31(br s,12−H),3.40(br d,4−H),3.49(dd,2’−H),3.52(s,4−OCH),3.60(d,12−NCH),3.70(d,12−NCH),3.96(br d,5−H),4.13(br dd,13−H),4.42(d,1’−H),4.44(dq,5”−H),4.61(d,4”−H),5.03(ddq,15−H),5.05(d,1”−H),5.24(br d,9−H),5.30(br dd,3−H),5.86(br d,11−H),5.90(br d,10−H),7.30(m,C),9.65(s,18−H).
実施例60
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(ピリジン−4−イルメチル)アミノ)ミデカマイシン(式(I)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rがピリジン−4−イルメチル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例7の化合物50mgから標記化合物28mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C507917
(2)マススペクトル(FAB):m/z994(M+H)
(3)比旋光度:[α] 22−65°(c0.70,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.91(d,19−H),1.10(s,3”−CH),1.11(d,6”−H),1.13(t,3−OCOCHCH),1.17(d,6’−H),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.31(d,16−H),1.50(br t,7−H),1.73(br dd,14−H),1.83(dd,2”−Hax),2.00(d,2”−Heq),2.04(s,9−OCOCH),2.21(s,12−NCH),2.51(s,3’−N(CH),2.66(dd,2−H),2.93(dd,17−H),3.27(m,4’−H),3.27(m,5’−H),3.39(br d,4−H),3.49(dd,2’−H),3.52(s,4−OCH),3.61(d,12−NCH−pyridine),3.71(d,12−NCH−pyridine),3.96(br d,5−H),4.14(br dd,13−H),4.42(dq,5”−H),4.43(d,1’−H),4.60(d,4”−H),5.04(ddq,15−H),5.05(d,1”−H),5.23(br s,9−H),5.29(br dd,3−H),5.82(dd,11−H),5.92(dd,10−H),7.27(d,pyridine),8.53(d,pyridine),9.65(s,18−H).
実施例61
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(2−フェニルエチル)アミノ)ミデカマイシン(式(I)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが2−フェニルエチル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例8の化合物37mgから標記化合物17mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C528217
(2)マススペクトル(FAB):m/z1007(M+H)
(3)比旋光度:[α] 22−53°(c0.89,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.89(d,19−H),1.11(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.13(t,3−OCOCHCH),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.18(d,6’−H),1.28(d,16−H),1.48(dt,7−H),1.55(br dd,14−H),1.83(dd,2”−Hax),2.01(d,2”−Heq),2.05(s,9−OCOCH),2.41(s,12−NCH),2.50(s,3’−N(CH),2.67(dd,2−H),2.92(dd,17−H),3.27(m,4’−H),3.27(m,5’−H),3.37(br d,4−H),3.48(dd,2’−H),3.51(s,4−OCH),3.96(br d,5−H),4.01(br s,13−H),4.42(d,1’−H),4.43(dq,5”−H),4.61(d,4”−H),4.99(ddq,15−H),5.05(d,1”−H),5.22(br s,9−H),5.28(br dd,3−H),5.79(dd,11−H),5.87(br d,10−H),7.18(m,C),7.27(m,C),9.65(s,18−H).
実施例62
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(3−フェニルプロピル)アミノ)ミデカマイシン(式(I)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−フェニルプロピル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例9の化合物257mgから標記化合物124mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C538417
(2)マススペクトル(FAB):m/z1021(M+H)
(3)比旋光度:[α] 22−62°(c0.50,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.88(d,19−H),1.10(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.15(t,3−OCOCHCH),1.16(t,4”−OCOCHCH),1.18(d,6’−H),1.28(d,16−H),1.48(dt,7−H),1.58(br dd,14−H),1.78(m,12−N(CH),1.83(dd,2”−Hax),2.00(d,2”−Heq),2.04(s,9−OCOCH),2.29(s,12−NCH),2.50(s,3’−N(CH),2.59(t,12−N(CH),2.92(dd,17−H),3.24(br s,12−H),3.27(m,4’−H),3.27(m,5’−H),3.39(br d,4−H),3.49(dd,2’−H),3.52(s,4−OCH),3.96(dd,5−H),4.02(br dd,13−H),4.42(d,1’−H),4.43(dq,5”−H),4.61(d,4”−H),5.03(ddq,15−H),5.05(d,1”−H),5.20(br d,9−H),5.28(br dd,3−H),5.77(br d,11−H),5.81(br d,10−H),7.16(m,C),7.25(m,C),9.65(s,18−H).
実施例63
9−O−アセチル−4’−デマイカロシル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(3−フェニルプロピル)アミノ)プラテノマイシン(式(II)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−フェニルプロピル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例9の化合物132mgから標記化合物16mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C436813
(2)マススペクトル(FAB):m/z821(M+H)
(3)比旋光度:[α] 23−38°(c0.75,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.89(d,19−H),1.09(br t,7−H),1.17(t,3−OCOCHCH),1.23(d,6’−H),1.29(d,16−H),1.51(dt,7−H),1.59(br dd,14−H),1.83(m,12−N(CH),2.06(s,9−OCOCH),2.30(s,12−NCH),2.34(t,3’−H),2.50(s,3’−N(CH),2.61(t,12−N(CH),2.99(dd,17−H),3.07(t,4’−H),3.24(br s,12−H),3.28(dq,5’−H),3.42(br d,4−H),3.48(dd,2’−H),3.55(s,4−OCH),4.00(br d,5−H),4.03(br dd,13−H),4.45(d,1’−H),5.05(ddq,15−H),5.22(br d,9−H),5.31(br dd,3−H),5.78(br d,11−H),5.82(br d,10−H),7.17(m,C),7.27(m,C),9.65(s,18−H).
実施例64
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(3−(4−メチルフェニル)プロピル)アミノ)ミデカマイシン(式(I)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−(4−メチルフェニル)プロピル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例10の化合物62mgから標記化合物30mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C548617
(2)マススペクトル(FAB):m/z1035(M+H)
(3)比旋光度:[α] 23−73°(c0.51,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.89(d,19−H),0.93(br dd,7−H),1.11(s,3”−CH),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.18(d,6’−H),1.28(d,16−H),1.48(br t,7−H),1.58(br dd,14−H),1.76(m,12−N(CH),1.84(dd,2”−Hax),2.01(d,2”−Heq),2.05(s,9−OCOCH),2.28(s,12−NCH),2.29(s,12−N(CHCH),2.51(s,3’−N(CH),2.68(dd,2−H),2.78(dd,2−H),2.92(dd,17−H),3.21(br s,12−H),3.28(m,4’−H),3.28(m,5’−H),3.41(br d,4−H),3.49(dd,2’−H),3.53(s,4−OCH),3.97(br d,5−H),4.01(br dd,13−H),4.43(d,1’−H),4.44(dq,5”−H),4.61(d,4”−H),5.04(ddq,15−H),5.06(d,1”−H),5.21(br d,9−H),5.30(br dd,3−H),5.79(br s,10−H),5.79(br s,11−H),7.05(d,CCH),7.06(d,CCH),9.65(s,18−H).
実施例65
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−(3−(4−メトキシフェニル)プロピル)−N−メチルアミノ)ミデカマイシン(式(I)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−(4−メトキシフェニル)プロピル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例11の化合物55mgから標記化合物29mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C548618
(2)マススペクトル(FAB):m/z1051(M+H)
(3)比旋光度:[α] 23−71°(c0.51,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.90(d,19−H),1.13(s,3”−CH),1.14(d,6”−H),1.17(t,3−OCOCHCH),1.19(t,4”−OCOCHCH),1.20(d,6’−H),1.30(d,16−H),1.49(dt,7−H),1.59(br dd,14−H),1.76(m,12−N(CHOCH),1.85(dd,2”−Hax),2.03(d,2”−Heq),2.07(s,9−OCOCH),2.29(s,12−NCH),2.52(s,3’−N(CH),2.94(dd,17−H),3.22(br s,12−H),3.29(m,4’−H),3.29(m,5’−H),3.42(br d,4−H),3.51(dd,2’−H),3.55(s,4−OCH),3.78(s,COCH),3.98(br d,5−H),4.02(br dd,13−H),4.45(d,1’−H),4.46(dq,5”−H),4.63(d,4”−H),5.05(ddq,15−H),5.08(d,1”−H),5.22(br d,9−H),5.31(br dd,3−H),5.77(br d,11−H),5.82(br d,10−H),6.82(d,COCH),7.10(d,COCH),9.67(s,18−H).
実施例66
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−(3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル)−N−メチルアミノ)ミデカマイシン(式(I)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例13の化合物51mgから標記化合物21mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C538418
(2)マススペクトル(FAB):m/z1037(M+H)
(3)比旋光度:[α] 21−63°(c0.53,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.87(d,19−H),1.04(br t,7−H),1.11(s,3”−CH),1.15(t,3−OCOCHCH),1.16(t,4”−OCOCHCH),1.18(d,6’−H),1.27(d,16−H),1.46(dt,7−H),1.56(br dd,14−H),1.74(m,12−N(CHOH),1.84(dd,2”−Hax),2.02(d,2”−Heq),2.04(s,9−OCOCH),2.31(s,12−NCH),2.51(s,3’−N(CH),2.67(dd,2−H),2.76(dd,2−H),2.92(dd,17−H),3.28(m,4’−H),3.28(m,5’−H),3.39(br d,4−H),3.49(dd,2’−H),3.53(s,4−OCH),3.96(br d,5−H),4.02(br dd,13−H),4.43(dq,5”−H),4.44(d,1’−H),4.61(d,4”−H),5.01(ddq,15−H),5.06(d,1”−H),5.17(br dd,9−H),5.27(br t,3−H),5.77(br s,10−H),5.77(br s,11−H),6.70(d,COH),6.99(d,COH),9.65(s,18−H).
実施例67
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−12−(N−(3−(4−N’,N’−ジメチルアミノフェニル)プロピル)−N−メチルアミノ)−13−ヒドロキシミデカマイシン(式(I)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−(4−N,N−ジメチルアミノフェニル)プロピル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例14の化合物33mgから標記化合物14mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C558917
(2)マススペクトル(FAB):m/z1064(M+H)
(3)比旋光度:[α] 23−60°(c0.66,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.90(d,19−H),1.11(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.15(t,3−OCOCHCH),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.18(d,6’−H),1.29(d,16−H),1.47(br t,7−H),1.60(br dd,14−H),1.84(dd,2”−Hax),2.01(d,2”−Heq),2.06(s,9−OCOCH),2.29(s,12−NCH),2.50(s,3’−N(CH),2.68(dd,2−H),2.78(dd,2−H),2.89(s,CN(CH),2.92(dd,17−H),3.26(br d,12−H),3.27(m,4’−H),3.27(m,5’−H),3.40(br d,4−H),3.50(dd,2’−H),3.53(s,4−OCH),3.97(br d,5−H),4.03(br dd,13−H),4.42(d,1’−H),4.44(dq,5”−H),4.61(d,4”−H),5.04(ddq,15−H),5.06(d,1”−H),5.22(br d,9−H),5.29(br t,3−H),5.80(br s,10−H),5.80(br s,11−H),6.67(d,CN(CH),7.04(d,CN(CH),9.65(s,18−H).
実施例68
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(3−(4−トリフルオロメチルフェニル)プロピル)アミノ)ミデカマイシン(式(I)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−(4−トリフルオロメチルフェニル)プロピル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例15の化合物63mgから標記化合物31mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C548317
(2)マススペクトル(FAB):m/z1089(M+H)
(3)比旋光度:[α] 23−70°(c0.60,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.89(d,19−H),0.93(br t,7−H),1.11(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.13(t,3−OCOCHCH),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.18(d,6’−H),1.29(d,16−H),1.48(br t,7−H),1.61(br dd,14−H),1.78(m,12−N(CHCF),1.84(dd,2”−Hax),2.01(d,2”−Heq),2.04(s,9−OCOCH),2.27(s,12−NCH),2.51(s,3’−N(CH),2.64(t,12−N(CHCF),2.73(dd,2−H),2.77(dd,2−H),2.92(dd,17−H),3.20(br s,12−H),3.27(m,4’−H),3.27(m,5’−H),3.40(br d,4−H),3.49(dd,2’−H),3.52(s,4−OCH),3.97(br d,5−H),4.01(br dd,13−H),4.43(d,1’−H),4.44(dq,5”−H),4.61(d,4”−H),5.04(ddq,15−H),5.06(d,1”−H),5.21(br s,9−H),5.29(br dd,3−H),5.76(dd,11−H),5.83(dd,10−H),7.28(d,CCF),7.51(d,CCF),9.65(s,18−H).
実施例69
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−12−(N−(3−(4−フルオロフェニル)プロピル)−N−メチルアミノ)−13−ヒドロキシミデカマイシン(式(I)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−(4−フルオロフェニル)プロピル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例16の化合物58mgから標記化合物27mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C5383FN17
(2)マススペクトル(FAB):m/z1039(M+H)
(3)比旋光度:[α] 21−63°(c0.50,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.88(d,19−H),1.11(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.15(t,3−OCOCHCH),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.18(d,6’−H),1.28(d,16−H),1.48(br t,7−H),1.60(br dd,14−H),1.77(m,12−N(CHCF),1.83(dd,2”−Hax),2.01(d,2”−Heq),2.05(s,9−OCOCH),2.30(s,12−NCH),2.50(s,3’−N(CH),2.66(dd,2−H),2.78(dd,2−H),2.92(dd,17−H),3.27(m,4’−H),3.27(m,5’−H),3.39(br d,4−H),3.49(dd,2’−H),3.52(s,4−OCH),3.96(dd,5−H),4.03(br s,13−H),4.43(d,1’−H),4.44(dq,5”−H),4.61(d,4”−H),5.03(ddq,15−H),5.06(d,1”−H),5.19(br s,9−H),5.28(br dd,3−H),5.76(dd,11−H),5.83(br d,10−H),6.93(dd,CF),7.11(dd,CF),9.65(s,18−H).
実施例70
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(3−(4−ニトロフェニル)プロピル)アミノ)ミデカマイシン(式(I)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−(4−ニトロフェニル)プロピル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例17の化合物42mgから標記化合物23mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C538319
(2)マススペクトル(FAB):m/z1066(M+H)
(3)比旋光度:[α] 22−60°(c0.50,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.88(d,19−H),1.10(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.14(t,3−OCOCHCH),1.16(t,4”−OCOCHCH),1.29(d,16−H),1.29(d,6’−H),1.47(dt,7−H),1.64(br dd,14−H),1.83(dd,2”−Hax),2.00(d,2”−Heq),2.03(s,9−OCOCH),2.29(s,12−NCH),2.50(s,3’−N(CH),2.70(t,12−N(CHNO),2.78(dd,2−H),2.93(dd,17−H),3.27(m,4’−H),3.27(m,5’−H),3.38(br d,4−H),3.49(dd,2’−H),3.52(s,4−OCH),3.96(br d,5−H),4.02(br dd,13−H),4.43(d,1’−H),4.44(dq,5”−H),4.61(d,4”−H),5.03(ddq,15−H),5.05(d,1”−H),5.14(br dd,9−H),5.27(br dd,3−H),5.73(dd,11−H),5.85(dd,10−H),7.34(d,CNO),8.10(d,CNO),9.66(s,18−H).
実施例71
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(3−(ピリジン−4−イル)プロピル)アミノ)ミデカマイシン(式(I)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−(ピリジン−4−イル)プロピル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例18の化合物44mgから標記化合物10mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C558317
(2)マススペクトル(FAB):m/z1022(M+H)
(3)比旋光度:[α] 20−67°(c0.49,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.89(d,19−H),1.03(br t,7−H),1.11(s,3”−CH),1.13(d,6”−H),1.14(t,3−OCOCHCH),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.26(d,6’−H),1.29(d,16−H),1.49(br t,7−H),1.62(br dd,14−H),1.84(dd,2”−Hax),1.85(m,12−N(CH−pyridine),2.01(d,2”−Heq),2.05(s,9−OCOCH),2.09(br dt,14−H),2.33(s,12−NCH),2.51(s,3’−N(CH),2.61(dd,2−H),2.75(t,12−N(CH−pyridine),2.93(dd,17−H),3.24(m,4’−H),3.27(m,5’−H),3.28(br d,12−H),3.38(br d,4−H),3.51(dd,2’−H),3.53(s,4−OCH),3.96(br d,5−H),4.05(br dd,13−H),4.43(d,1’−H),4.44(dq,5”−H),4.62(d,4”−H),5.02(ddq,15−H),5.06(d,1”−H),5.19(br t,9−H),5.27(br t,3−H),5.76(dd,11−H),5.86(dd,10−H),7.11(d,pyridine),8.47(d,pyridine),9.65(s,18−H).
実施例72
9−O−アセチル−4’−デマイカロシル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(3−(ピリジン−4−イル)プロピル)アミノ)プラテノマイシン(式(II)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−(ピリジン−4−イル)プロピル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例18の化合物44mgから標記化合物14mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C426713
(2)マススペクトル(FAB):m/z822(M+H)
(3)比旋光度:[α] 19−43°(c0.50,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.88(d,19−H),1.08(br t,7−H),1.14(t,3−OCOCHCH),1.22(d,6’−H),1.29(d,16−H),1.50(br t,7−H),1.60(br dd,14−H),1.83(m,12−N(CH−pyridine),2.05(s,9−OCOCH),2.10(br dt,14−H),2.29(s,12−NCH),2.33(t,3’−H),2.50(s,3’−N(CH),2.75(dt,12−N(CH−pyridine),2.98(dd,17−H),3.06(t,4’−H),3.20(br t,12−H),3.27(dq,5’−H),3.40(br d,4−H),3.47(dd,2’−H),3.54(s,4−OCH),3.97(br d,5−H),4.01(br dd,13−H),4.45(d,1’−H),5.04(ddq,15−H),5.21(br t,9−H),5.28(br t,3−H),5.74(dd,11−H),5.83(dd,10−H),7.11(dd,pyridine),8.46(dd,pyridine),9.67(s,18−H).
実施例73
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(3−フェニルプロペン−2−イル)アミノ)ミデカマイシン(式(I)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−フェニルプロペン−2−イル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例19の化合物64mgから標記化合物40mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C538217
(2)マススペクトル(FAB):m/z1019(M+H)
(3)比旋光度:[α] 21−77°(c1.0,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.94(d,19−H),1.13(s,3”−CH),1.19(t,4”−OCOCHCH),1.31(d,6’−H),1.32(d,16−H),1.50(br t,7−H),1.73(br dd,14−H),1.85(dd,2”−Hax),2.02(d,2”−Heq),2.07(s,9−OCOCH),2.36(s,12−NCH),2.52(s,3’−N(CH),2.69(dd,2−H),2.77(dd,2−H),2.94(dd,17−H),3.36(m,4’−H),3.36(m,5’−H),3.42(s,4−OCH),3.98(br d,5−H),4.10(br dd,13−H),4.44(d,1’−H),4.46(dq,5”−H),4.63(d,4”−H),5.07(ddq,15−H),5.07(d,1”−H),5.25(br s,9−H),5.30(br dd,3−H),5.85(dd,11−H),5.92(dd,10−H),6.30(dt,12−NCHCH=CHC),6.52(d,12−NCHCH=CHC),7.27(m,C),7.39(m,C),9.66(s,18−H).
実施例74
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−(2−フェニルエチルカルボニル)アミノ)ミデカマイシン(式(I)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが2−フェニルエチルカルボニル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例20の化合物60mgから標記化合物37mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C528018
(2)マススペクトル(FAB):m/z1021(M+H)
(3)比旋光度:[α] 21−41°(c0.91,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.83(d,19−H),1.04(br t,7−H),1.11(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.14(t,3−OCOCHCH),1.16(t,4”−OCOCHCH),1.26(d,16−H),1.42(br t,7−H),1.56(br t,14−H),1.83(dd,2”−Hax),2.00(d,2”−Heq),2.05(s,9−OCOCH),2.11(br t,6−H),2.50(s,3’−N(CH),2.59(m,12−NHCO(CH),2.63(dd,2−H),2.74(dd,17−H),2.84(dd,2−H),2.99(m,12−NHCO(CH),3.28(m,4’−H),3.28(m,5’−H),3.42(br d,4−H),3.48(dd,2’−H),3.51(s,4−OCH),3.94(br d,5−H),4.03(br s,13−H),4.41(d,1’−H),4.41(dq,5”−H),4.61(d,4”−H),4.65(br s,12−H),5.05(ddq,15−H),5.05(d,1”−H),5.16(br s,9−H),5.26(br dd,3−H),5.50(dd,10−H),5.66(dd,11−H),7.24(m,C),9.63(s,18−H).
実施例75
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(3−(キノリン−4−イル)プロピル)アミノ)ミデカマイシン(式(I)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−(キノリン−4−イル)プロピル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例21の化合物70mgから標記化合物26mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C568517
(2)マススペクトル(FAB):m/z1072(M+H)
(3)比旋光度:[α] 24−58°(c0.70,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.88(d,19−H),1.11(t,3−OCOCHCH),1.11(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.16(t,4”−OCOCHCH),1.17(d,6’−H),1.20(d,16−H),1.47(br t,7−H),1.54(br dd,14−H),1.83(dd,2”−Hax),2.01(d,2”−Heq),2.03(s,9−OCOCH),2.32(s,12−NCH),2.51(s,3’−N(CH),2.93(dd,17−H),3.27(m,4’−H),3.27(m,5’−H),3.37(br t,4−H),3.51(dd,2’−H),3.52(s,4−OCH),3.95(br d,5−H),4.01(br dd,13−H),4.43(d,1’−H),4.44(dq,5”−H),4.61(d,4”−H),5.00(ddq,15−H),5.05(d,1”−H),5.16(br s,9−H),5.25(br t,3−H),5.75(br d,11−H),5.81(br d,10−H),7.22(d,quinoline),7.54(ddd,quinoline),7.68(ddd,quinoline),8.03(br d,quinoline),8.08(br d,quinoline),8.77(d,quinoline),9.65(s,18−H).
実施例76
9−O−アセチル−4’−デマイカロシル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(3−(キノリン−4−イル)プロピル)アミノ)プラテノマイシン(式(II)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−(キノリン−4−イル)プロピル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例21の化合物70mgから標記化合物18mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C466913
(2)マススペクトル(FAB):m/z872(M+H)
(3)比旋光度:[α] 24−34°(c0.50,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.88(d,19−H),1.05(br t,7−11),1.12(t,3−OCOCHCH),1.21(d,6’−H),1.22(d,16−H),1.50(dt,7−H),1.55(br dd,14−H),2.02(m,12−N(CH−quinoline),2.04(s,9−OCOCH),2.32(s,12−NCH),2.34(t,3’−H),2.50(s,3’−N(CH),2.99(dd,17−H),3.06(t,4’−H),3.27(dq,5’−H),3.39(br d,4−H),3.48(dd,2’−H),3.54(s,4−OCH),3.97(br d,5−H),4.02(br dd,13−H),4.45(d,1’−H),5.00(ddq,15−H),5.17(br s,9−H),5.26(br t,3−H),5.76(dd,11−H),5.82(br d,10−H),7.23(d,quinoline),7.54(dd,quinoline),7.68(dd,quinoline),8.04(d,quinoline),8.09(d,quinoline),8.78(d,quinoline),9.67(s,18−H).
実施例77
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(3−(キノリン−3−イル)プロピル)アミノ)ミデカマイシン(式(I)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−(キノリン−3−イル)プロピル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例22の化合物93mgから標記化合物25mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C568517
(2)マススペクトル(FAB):m/z1072(M+H)
(3)比旋光度:[α] 21−63°(c0.55,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.88(d,19−H),1.08(br t,7−H),1.13(t,3−OCOCHCH),1.13(s,3”−CH),1.14(d,6”−H),1.19(t,4”−OCOCHCH),1.20(d,6’−H),1.28(d,16−H),1.48(dt,7−H),1.64(br dd,14−H),1.85(dd,2”−Hax),1.98(m,12−N(CH−quinoline),2.02(d,2”−Heq),2.03(s,9−OCOCH),2.32(s,12−NCH),2.53(s,3’−N(CH),2.60(m,12−N(CH−quinoline),2.82(m,12−N(CH−quinoline),2.94(dd,17−H),3.24(m,12−H),3.29(m,4’−H),3.29(m,5’−H),3.31(br d,4−H),3.52(dd,2’−H),3.54(s,4−OCH),3.98(br d,5−H),4.07(br dd,13−H),4.45(d,1’−H),4.46(dq,5”−H),4.63(d,4”−H),5.04(ddq,15−H),5.08(d,1”−H),5.20(br s,9−H),5.30(br t,3−H),5.79(dd,11−H),5.85(dd,10−H),7.52(br dd,quinoline),7.66(br dd,quinoline),7.77(br d,quinoline),7.95(br d,quinoline),8.06(d,quinoline),8.78(d,quinoline),9.67(s,18−H).
実施例78
9−O−アセチル−4’−デマイカロシル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(3−(キノリン−3−イル)プロピル)アミノ)プラテノマイシン(式(II)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−(キノリン−3−イル)プロピル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例22の化合物93mgから標記化合物26mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C466913
(2)マススペクトル(FAB):m/z872(M+H)
(3)比旋光度:[α] 22−34°(c0.51,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.88(d,19−H),1.08(br t,7−H),1.14(t,3−OCOCHCH),1.23(d,6’−H),1.28(d,16−H),1.51(dt,7−H),1.64(br dd,14−H),1.95(m,12−N(CH−quinoline),2.03(s,9−OCOCH),2.31(s,12−NCH),2.35(t,3’−H),2.51(s,3’−N(CH),2.60(m,12−N(CH−quinoline),3.00(dd,17−H),3.08(t,4’−H),3.24(m,12−H),3.28(dq,5’−H),3.43(dd,4−H),3.49(dd,2’−H),3.55(s,4−OCH),4.00(br d,5−H),4.06(br dd,13−H),4.46(d,1’−H),5.05(ddq,15−H),5.21(br s,9−H),5.31(br t,3−H),5.79(dd,11−H),5.85(dd,10−H),7.52(br dd,quinoline),7.66(br dd,quinoline),7.70(br d,quinoline),7.96(br d,quinoline),8.07(d,quinoline),8.79(d,quinoline),9.69(s,18−H).
実施例79
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(3−(キノリン−7−イル)プロピル)アミノ)ミデカマイシン(式(I)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−(キノリン−7−イル)プロピル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例23の化合物73mgから標記化合物33mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C568517
(2)マススペクトル(FAB):m/z1072(M+H)
(3)比旋光度:[α] 21−68°(c1.31,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.82(d,19−H),1.06(br t,7−H),1.13(s,3”−CH),1.14(d,6”−H),1.15(t,3−OCOCHCH),1.19(t,4”−OCOCHCH),1.20(d,6’−H),1.27(d,16−H),1.47(dt,7−H),1.61(br dd,14−H),1.85(dd,2”−Hax),1.98(m,12−N(CH−quinoline),2.01(s,9−OCOCH),2.03(d,2”−Heq),2.31(s,12−NCH),2.53(s,3’−N(CH),2.86(t,12−N(CH−quinoline),2.93(dd,17−H),3.23(m,12−H),3.30(m,4’−H),3.30(m,5’−H),3.43(br d,4−H),3.53(dd,2’−H),3.55(s,4−OCH),3.98(br d,5−H),4.05(br dd,13−H),4.45(d,1’−H),4.45(dq,5”−H),4.63(d,4”−H),5.05(ddq,15−H),5.08(d,1”−H),5.21(br d,9−H),5.32(br t,3−H),5.79(br d,11−H),5.82(br d,10−H),7.35(dd,quinoline),7.43(dd,quinoline),7.74(d,quinoline),7.89(s,quinoline),8.12(br dd,quinoline),8.88(dd,quinoline),9.67(s,18−H).
実施例80
9−O−アセチル−4’−デマイカロシル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(3−(キノリン−7−イル)プロピル)アミノ)プラテノマイシン(式(II)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−(キノリン−7−イル)プロピル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例23の化合物73mgから標記化合物23mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C466913
(2)マススペクトル(FAB):m/z872(M+H)
(3)比旋光度:[α] 21−40°(c0.91,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.81(d,19−H),1.06(br t,7−H),1.15(t,3−OCOCHCH),1.23(d,6’−H),1.27(d,16−H),1.48(dt,7−H),1.50(br dd,14−H),2.01(s,9−OCOCH),2.01(m,12−N(CH−quinoline),2.31(s,12−NCH),2.35(t,3’−H),2.52(s,3’−N(CH),2.86(t,12−N(CH−quinoline),2.96(dd,17−H),3.07(t,4’−H),3.23(m,12−H),3.28(dq,5’−H),3.44(br d,4−H),3.49(dd,2’−H),3.56(s,4−OCH),3.99(br d,5−H),4.05(br dd,13−H),4.47(d,1’−H),5.04(ddq,15−H),5.21(br d,9−H),5.32(br t,3−H),5.79(br d,11−H),5.82(br d,10−H),7.36(dd,quinoline),7.44(dd,quinoline),7.74(d,quinoline),7.89(s,quinoline),8.13(br dd,quinoline),8.88(dd,quinoline),9.69(s,18−H).
実施例81
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(3−(ナフタレン−1−イル)プロピル)アミノ)ミデカマイシン(式(I)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−(ナフタレン−1−イル)プロピル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例24の化合物72mgから標記化合物32mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C578617
(2)マススペクトル(FAB):m/z1071(M+H)
(3)比旋光度:[α] 19−61°(c0.50,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.89(d,19−H),1.11(t,3−OCOCHCH),1.11(s,3”−CH),1.15(d,6”−H),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.23(d,16−H),1.24(d,6’−H),1.49(br t,7−H),1.58(br dd,14−H),1.84(dd,2”−Hax),1.93(br dt,14−H),2.01(d,2”−Heq),2.04(s,9−OCOCH),2.06(m,12−N(CH−naphthalene),2.32(s,12−NCH),2.51(s,3’−N(CH),2.64(t,12−N(CH−naphthalene),2.75(m,2−H),2.92(dd,17−H),3.07(dq,5’−H),3.26(br d,12−H),3.28(t,4’−H),3.39(br d,4−H),3.50(dd,2’−H),3.52(s,4−OCH),3.97(br d,5−H),4.05(br dd,13−H),4.43(d,1’−H),4.45(dq,5”−H),4.62(d,4”−H),5.01(ddq,15−H),5.06(d,1”−H),5.18(br d,9−H),5.28(br dd,3−H),5.80(br s,11−H),5.81(br s,10−H),7.30(d,naphthalene),7.37(t,naphthalene),7.47(m,naphthalene),7.69(d,naphthalene),7.83(dd,naphthalene),8.02(d,naphthalene),9.66(s,18−H).
実施例82
9−O−アセチル−4’−デマイカロシル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(3−(ナフタレン−1−イル)プロピル)アミノ)プラテノマイシン(式(II)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−(ナフタレン−1−イル)プロピル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例24の化合物72mgから標記化合物14mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C477013
(2)マススペクトル(FAB):m/z871(M+H)
(3)比旋光度:[α] 20−33°(c0.74,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.88(d,19−H),1.14(t,3−OCOCHCH),1.22(d,16−H),1.24(d,6’−H),1.46(br t,7−H),1.54(br dd,14−H),1.95(m,12−N(CH−naphthalene),2.04(s,9−OCOCH),2.10(br dt,14−H),2.32(s,12−NCH),2.51(s,3’−N(CH),2.73(dt,12−N(CH−naphthalene),2.76(m,2−H),2.98(dd,17−H),3.06(t,4’−H),3.25(br d,12−H),3.28(dq,5’−H),3.40(br d,4−H),3.47(dd,2’−H),3.53(s,4−OCH),3.98(br d,5−H),4.04(br dd,13−H),4.44(d,1’−H),5.01(ddq,15−H),5.18(br d,9−H),5.29(br dd,3−H),5.79(br s,11−H),5.80(br s,10−H),7.30(d,naphthalene),7.37(t,naphthalene),7.47(m,naphthalene),7.69(d,naphthalene),7.83(dd,naphthalene),8.02(d,naphthalene),9.68(s,18−H).
実施例83
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−(3,3−ジフェニルプロピル)−N−メチルアミノ)ミデカマイシン(式(I)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3,3−ジフェニルプロピル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例25の化合物48mgから標記化合物19mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C598817
(2)マススペクトル(FAB):m/z1097(M+H)
(3)比旋光度:[α] 23−67°(c0.75,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.83(d,19−H),1.11(s,3”−CH),1.13(d,6”−H),1.15(t,3−OCOCHCH),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.26(d,16−H),1.26(d,6’−H),1.45(br t,7−H),1.53(br dd,14−H),1.84(dd,2”−Hax),1.97(br dt,14−H),2.01(d,2”−Heq),2.01(s,9−OCOCH),2.05(m,12−N(CHCH(C),2.34(s,12−NCH),2.51(s,3’−N(CH),2.73(dt,12−N(CHCH(C),2.75(m,2−H),2.92(dd,17−H),3.26(dq,5’−H),3.27(br d,12−H),3.28(t,4’−H),3.36(br d,4−H),3.49(dd,2’−H),3.52(s,4−OCH),3.90(t,12−N(CHCH(C),3.96(br d,5−H),3.98(br dd,13−H),4.42(d,1’−H),4.45(dq,5”−H),4.62(d,4”−H),4.99(ddq,15−H),5.06(d,1”−H),5.15(br d,9−H),5.26(br dd,3−H),5.75(br s,11−H),5.76(br s,10−H),7.15(m,CH(C),7.25(m,CH(C),9.65(s,18−H).
実施例84
9−O−アセチル−4’−デマイカロシル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(3,3−ジフェニルプロピル)アミノ)プラテノマイシン(式(II)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3,3−ジフェニルプロピル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例25の化合物48mgから標記化合物10mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C497213
(2)マススペクトル(FAB):m/z897(M+H)
(3)比旋光度:[α] 23−33°(c0.49,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.82(d,19−H),1.03(br t,7−H),1.15(t,3−OCOCHCH),1.22(d,16−H),1.26(d,6’−H),1.48(br t,7−H),1.52(br dd,14−H),2.01(s,9−OCOCH),2.07(br dt,14−H),2.07(m,12−N(CHCH(C),2.32(s,12−NCH),2.50(s,3’−N(CH),2.72(dt,12−N(CHCH(C),2.78(m,2−H),2.97(dd,17−H),3.06(t,4’−H),3.23(br d,12−H),3.27(dq,5’−H),3.38(br d,4−H),3.47(dd,2’−H),3.53(s,4−OCH),3.90(t,12−N(CHCH(C),3.96(br dd,13−H),3.97(br d,5−H),4.43(d,1’−H),4.99(ddq,15−H),5.16(br d,9−H),5.27(br dd,3−H),5.74(br s,11−H),5.75(br s,10−H),7.15(m,CH(C),7.25(s,CH(C),9.68(s,18−H).
実施例85
9−O−アセチル−12−(N−(3−(4−ビフェニリル)プロピル)−N−メチルアミノ)−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシミデカマイシン(式(I)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−(4−ビフェニリル)プロピル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例26の化合物81mgから標記化合物36mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C598817
(2)マススペクトル(FAB):m/z1097(M+H)
(3)比旋光度:[α] 21−60°(c1.0,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.91(d,19−H),1.14(d,6”−H),1.15(t,3−OCOCHCH),1.16(s,3”−CH),1.18(t,4”−OCOCHCH),1.19(d,6’−H),1.30(d,16−H),1.50(dt,7−H),1.62(br dd,14−H),1.85(dd,2”−Hax),1.88(m,12−N(CH−biphenyl),2.01(d,2”−Heq),2.06(s,9−OCOCH),2.31(s,12−NCH),2.52(s,3’−N(CH),2.92(dd,17−H),3.26(m,12−H),3.29(m,4’−H),3.29(m,5’−H),3.42(br d,4−H),3.51(dd,2’−H),3.53(s,4−OCH),3.98(br d,5−H),4.04(br dd,13−H),4.44(d,1’−H),4.45(dq,5”−H),4.63(d,4”−H),5.05(ddq,15−H),5.07(d,1”−H),5.24(br d,9−H),5.32(br t,3−H),5.81(br d,11−H),5.84(br d,10−H),7.26(d,biphenyl),7.33(m,biphenyl),7.43(m,biphenyl),7.51(d,biphenyl),7.58(m,biphenyl),9.66(s,18−H).
実施例86
9−O−アセチル−4’−デマイカロシル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−(3−(4−ビフェニリル)プロピル)−N−メチルアミノ)プラテノマイシン(式(II)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−(4−ビフェニリル)プロピル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例26の化合物81mgから標記化合物21mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C497213
(2)マススペクトル(FAB):m/z897(M+H)
(4)比旋光度:[α] 22−31°(c1.0,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.90(d,19−H),1.10(br t,7−H),1.17(t,3−OCOCHCH),1.23(d,6’−H),1.30(d,16−H),1.52(dt,7−H),1.60(br dd,14−H),1.87(m,12−N(CH−biphenyl),2.06(s,9−OCOCH),2.31(s,12−NCH),2.34(t,3’−H),2.50(s,3’−N(CH),2.99(dd,17−H),3.06(t,4’−H),3.25(m,12−H),3.26(dq,5’−H),3.42(br d,4−H),3.48(dd,2’−H),3.53(s,4−OCH),3.99(br d,5−H),4.04(br dd,13−H),4.45(d,1’−H),5.06(ddq,15−H),5.24(br dd,9−H),5.32(br t,3−H),5.81(br d,11−H),5.84(br d,10−H),7.26(d,biphenyl),7.33(m,biphenyl),7.43(br t,biphenyl),7.52(d,biphenyl),7.58(br d,biphenyl),9.68(s,18−H).
実施例87
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−(3−(イミダゾ〔5,1−b〕チアゾール−2−イル)プロペン−2−イル)−N−メチルアミノ)ミデカマイシン(式(I)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−(イミダゾ〔5,1−b〕チアゾール−2−イル)プロペン−2−イル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例27の化合物56mgから標記化合物24mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C528017
(2)マススペクトル(FAB):m/z1065(M+H)
(3)比旋光度:[α] 22−67°(c0.5,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.92(d,19−H),1.11(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.13(t,3−OCOCHCH),1.16(t,4”−OCOCHCH),1.17(d,6’−H),1.31(d,16−H),1.49(br t,7−H),1.72(br dd,14−H),1.83(dd,2”−Hax),2.00(d,2”−Heq),2.01(s,9−OCOCH),2.33(s,12−NCH),2.50(s,3’−N(CH),2.64(dd,2−H),2.75(dd,2−H),2.93(dd,17−H),3.28(m,4’−H),3.28(m,5’−H),3.37(br d,4−H),3.49(dd,2’−H),3.51(s,4−OCH),3.96(br d,5−H),4.08(br dd,13−H),4.42(d,1’−H),4.43(dq,5”−H),4.61(d,4”−H),5.04(ddq,15−H),5.05(d,1”−H),5.22(br s,9−H),5.28(br dd,3−H),5.79(dd,11−H),5.92(dd,10−H),5.96(m,CH=CH−imidazothiazole),6.54(d,CH=CH−imidazothiazole),7.00(s,imidazothiazole),7.29(d,imidazothiazole),7.90(s,imidazothiazole),9.64(s,18−H).
実施例88
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(4−フェニルブチル)アミノ)ミデカマイシン(式(I)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが4−フェニルブチル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例28の化合物62mgから標記化合物33mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C548617
(2)マススペクトル(FAB):m/z1035(M+H)
(3)比旋光度:[α] 21−59°(c0.90,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.90(d,19−H),1.10(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.15(t,3−OCOCHCH),1.16(t,4”−OCOCHCH),1.17(d,6’−H),1.30(d,16−H),1.57(m,12−N(CH),1.83(dd,2”−Hax),2.01(d,2”−Heq),2.04(s,9−OCOCH),2.25(s,12−NCH),2.50(s,3’−N(CH),2.92(dd,17−H),3.20(br s,12−H),3.27(m,4’−H),3.27(m,5’−H),3.40(br d,4−H),3.49(dd,2’−H),3.52(s,4−OCH),3.97(br d,5−H),4.04(br dd,13−H),4.42(d,1’−H),4.42(dq,5”−H),4.61(d,4”−H),5.04(ddq,15−H),5.05(d,1”−H),5.21(br s,9−H),5.28(br dd,3−H),5.78(dd,11−H),5.84(br d,10−H),7.16(m,C),7.25(m,C),9.66(s,18−H).
実施例89
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(5−フェニルペンチル)アミノ)ミデカマイシン(式(I)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが5−フェニルペンチル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例29の化合物62mgから標記化合物35mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C558817
(2)マススペクトル(FAB):m/z1049(M+H)
(3)比旋光度:[α] 21−60°(c0.85,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.90(d,19−H),1.10(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.14(t,3−OCOCHCH),1.16(t,4”−OCOCHCH),1.30(d,16−H),1.30(d,6’−H),1.49(m,12−N(CH),1.62(m,12−N(CH),1.83(dd,2”−Hax),2.00(d,2”−Heq),2.04(s,9−OCOCH),2.25(s,12−NCH),2.50(s,3’−N(CH),2.91(dd,17−H),3.19(br d,12−H),3.27(m,4’−H),3.27(m,5’−H),3.40(br d,4−H),3.49(dd,2’−H),3.52(s,4−OCH),3.97(br d,5−H),4.03(br dd,13−H),4.42(d,1’−H),4.43(dq,5”−H),4.61(d,4”−H),5.02(ddq,15−H),5.05(d,1”−H),5.22(br s,9−H),5.29(br dd,3−H),5.76(br d,11−H),5.83(br d,10−H),7.15(m,C),7.25(m,C),9.66(s,18−H).
実施例90
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(6−フェニルヘキシル)アミノ)ミデカマイシン(式(I)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが6−フェニルヘキシル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例30の化合物44mgから標記化合物25mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C569017
(2)マススペクトル(FAB):m/z1063(M+H)
(3)比旋光度:[α] 22−64°(c0.66,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.90(d,19−H),1.11(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.15(t,3−OCOCHCH),1.16(t,4”−OCOCHCH),1.30(d,16−H),1.30(d,6’−H),1.45(m,12−N(CH),1.60(m,12−N(CH),1.83(dd,2”−Hax),2.00(d,2”−Heq),2.06(s,9−OCOCH),2.25(s,12−NCH),2.50(s,3’−N(CH),2.58(t,12−N(CH),2.91(dd,17−H),3.19(br s,12−H),3.27(m,4’−H),3.27(m,5’−H),3.41(br d,4−H),3.49(dd,2’−H),3.52(s,4−OCH),3.97(br d,5−H),4.02(br dd,13−H),4.42(d,1’−H),4.42(dq,5”−H),4.61(d,4”−H),5.05(ddq,15−H),5.05(d,1”−H),5.22(br s,9−H),5.29(br dd,3−H),5.77(dd,11−H),5.82(dd,10−H),7.15(m,C),7.25(m,C),9.65(s,18−H).
実施例91
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−12−(N−(6−(4−フルオロフェニル)ヘキシル)−N−メチルアミノ)−13−ヒドロキシミデカマイシン(式(I)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが6−(4−フルオロフェニル)ヘキシル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例31の化合物70mgから標記化合物34mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C5689FN17
(2)マススペクトル(FAB):m/z1081(M+H)
(3)比旋光度:[α] 21−65°(c1.0,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.90(d,19−H),1.11(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.16(t,4”−OCOCHCH),1.17(d,6’−H),1.30(d,16−H),1.54(m,12−N(CHF),1.65(br dd,14−H),1.83(dd,2”−Hax),2.01(d,2”−Heq),2.05(s,9−OCOCH),2.25(s,12−NCH),2.50(s,3’−N(CH),2.73(dd,2−H),2.77(dd,2−H),2.91(dd,17−H),3.18(m,12−H),3.27(m,4’−H),3.27(m,5’−H),3.40(dd,4−H),3.49(dd,2’−H),3.52(s,4−OCH),3.97(dd,5−H),4.01(br dd,13−H),4.42(d,1’−H),4.43(dq,5”−H),4.61(d,4”−H),5.04(ddq,15−H),5.05(d,1”−H),5.21(br s,9−H),5.29(br dd,3−H),5.77(dd,11−H),5.82(br d,10−H),6.93(dd,CF),7.09(dd,CF),9.64(s,18−H).
実施例92
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(6−(4−ニトロフェニル)ヘキシル)アミノ)ミデカマイシン(式(I)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが6−(4−ニトロフェニル)ヘキシル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例32の化合物39mgから標記化合物17mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C568919
(2)マススペクトル(FAB):m/z1108(M+H)
(3)比旋光度:[α] 21−58°(c0.43,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.90(d,19−H),1.11(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.15(t,3−OCOCHCH),1.16(t,4”−OCOCHCH),1.30(d,16−H),1.30(d,6’−H),1.47(m,12−N(CHNO),1.63(m,12−N(CHNO),1.83(dd,2”−Hax),2.01(d,2”−Heq),2.05(s,9−OCOCH),2.26(s,12−NCH),2.50(s,3’−N(CH),2.69(t,12−N(CHNO),2.76(dd,2−H),2.80(dd,2−H),2.92(dd,17−H),3.21(m,12−H),3.27(m,4’−H),3.27(m,5’−H),3.40(br d,4−H),3.49(dd,2’−H),3.52(s,4−OCH),3.96(br d,5−H),4.02(br s,13−H),4.43(d,1’−H),4.43(dq,5”−H),4.61(d,4”−H),5.04(ddq,15−H),5.05(d,1”−H),5.21(br s,9−H),5.28(br dd,3−H),5.77(dd,11−H),5.84(br d,10−H),7.30(d,CNO),8.12(d,CNO),9.64(s,18−H).
実施例93
9−O−アセチル−4’−デマイカロシル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(6−(4−ニトロフェニル)ヘキシル)アミノ)プラテノマイシン(式(II)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが6−(4−ニトロフェニル)ヘキシル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例32の化合物64mgから標記化合物31mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C467315
(2)マススペクトル(FAB):m/z908(M+H)
(3)比旋光度:[α] 21−33°(c1.0,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.91(d,19−H),1.12(br t,7−H),1.17(t,3−OCOCHCH),1.23(d,6’−H),1.32(d,16−H),1.49(dt,7−H),1.65(m,12−N(CHNO),2.07(s,9−OCOCH),2.26(s,12−NCH),2.34(t,3’−H),2.50(s,3’−N(CH),2.71(t,12−N(CHNO),2.99(dd,17−H),3.07(t,4’−H),3.20(br t,12−H),3.28(dq,5’−H),3.44(br d,4−H),3.48(dd,2’−H),3.55(s,4−OCH),4.00(dd,5−H),4.01(dq,5”−H),4.46(d,1’−H),5.07(ddq,15−H),5.24(br t,9−H),5.31(br dd,3−H),5.78(dd,11−H),5.84(dd,10−H),7.32(d,CNO),8.14(d,CNO),9.69(s,18−H).
実施例94
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−(6−フェニルヘキシル)−N−(3−フェニルプロピル)アミノ)ミデカマイシン(式(I)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rが3−フェニルプロピル基で表され、Rが6−フェニルヘキシル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例33の化合物52mgから標記化合物27mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C649817
(2)マススペクトル(FAB):m/z1167(M+H)
(3)比旋光度:[α] 22−71°(c0.51,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.85(d,19−H),1.12(s,3”−CH),1.13(d,6”−H),1.19(t,4”−OCOCHCH),1.26(d,16−H),1.26(d,6’−H),1.85(dd,2”−Hax),2.02(d,2”−Heq),2.06(s,9−OCOCH),2.52(s,3’−N(CH),2.92(dd,17−H),3.28(m,4’−H),3.28(m,5’−H),3.42(br d,4−H),3.43(br s,12−H),3.51(dd,2’−H),3.54(s,4−OCH),3.96(br dd,13−H),3.98(br d,5−H),4.43(d,1’−H),4.44(dq,5”−H),4.63(d,4”−H),5.05(ddq,15−H),5.07(d,1”−H),5.21(br s,9−H),5.29(br dd,3−H),5.66(br d,11−H),5.83(br d,10−H),7.16(m,C),7.25(m,C),9.66(s,18−H).
実施例95
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(7−フェニルヘプチル)アミノ)ミデカマイシン(式(I)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが7−フェニルヘプチル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例34の化合物41mgから標記化合物21mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C579217
(2)マススペクトル(FAB):m/z1077(M+H)
(3)比旋光度:[α] 22−62°(c0.55,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.90(d,19−H),1.11(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.15(t,3−OCOCHCH),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.30(d,16−H),1.30(d,6’−H),1.45(m,12−N(CH),1.59(m,12−N(CH),1.65(br dd,14−H),1.83(dd,2”−Hax),2.01(d,2”−Heq),2.06(s,9−OCOCH),2.26(s,12−NCH),2.50(s,3’−N(CH),2.58(t,12−N(CH),2.92(dd,17−H),3.19(br s,12−H),3.27(m,4’−H),3.27(m,5’−H),3.41(br d,4−H),3.49(dd,2’−H),3.52(s,4−OCH),3.97(br d,5−H),4.03(br dd,13−H),4.42(d,1’−H),4.42(dq,5”−H),4.61(d,4”−H),5.06(ddq,15−H),5.06(d,1”−H),5.22(br s,9−H),5.30(br dd,3−H),5.77(br d,11−H),5.83(br d,10−H),7.15(m,C),7.25(m,C),9.66(s,18−H).
実施例96
9−O−アセチル−12−(N−(3−(2−ベンジルオキシフェニル)プロピル)−N−メチルアミノ)−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシミデカマイシン(式(I)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−(2−ベンジルオキシフェニル)プロピル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例35の化合物47mgから標記化合物18mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C609018
(2)マススペクトル(FAB):m/z1127(M+H)
(3)比旋光度:[α] 20−65°(c0.75,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.88(d,19−H),1.11(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.15(t,3−OCOCHCH),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.18(d,6’−H),1.25(d,16−H),1.48(br t,7−H),1.54(br dd,14−H),1.80(m,12−N(CH),1.84(dd,2”−Hax),2.00(d,2”−Heq),2.04(s,9−OCOCH),2.06(m,12−N(CH),2.23(s,12−NCH),2.51(s,3’−N(CH),2.68(dt,12−N(CH),2.75(m,2−H),2.91(dd,17−H),3.21(dq,5’−H),3.27(br s,12−H),3.27,(t,4’−H),3.40(br d,4−H),3.49(dd,2’−H),3.52(s,4−OCH),3.97(br d,5−H),4.00(br dd,13−H),4.43(d,1’−H),4.45(dq,5”−H),4.62(d,4”−H),5.00(ddq,15−H),5.06(d,1”−H),5.07(s,OCH),5.21(br d,9−H),5.29(br dd,3−H),5.78(br s,10−H),5.78(br s,11−H),6.87(m,COCH),7.14(m,COCH),7.39(m,COCH),9.65(s,18−H).
実施例97
9−O−アセチル−12−(N−(3−(2−ベンジルオキシフェニル)プロピル)−N−メチルアミノ)−4’−デマイカロシル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシプラテノマイシン(式(II)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−(2−ベンジルオキシフェニル)プロピル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例35の化合物47mgから標記化合物10mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C507414
(2)マススペクトル(FAB):m/z927(M+H)
(3)比旋光度:[α] 20−35°(c0.49,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.88(d,19−H),1.15(t,3−OCOCHCH),1.22(d,6’−H),1.25(d,16−H),1.49(br t,7−H),1.54(br dd,14−H),1.81(m,12−N(CH),2.04(s,9−OCOCH),2.07(br dt,14−H),2.09(m,12−N(CH),2.23(s,12−NCH),2.49(s,3’−N(CH),2.69(dt,12−N(CH),2.75(m,2−H),2.97(dd,17−H),3.05(t,4’−H),3.21(br d,12−H),3.27(dq,5’−H),3.42(br d,4−H),3.47(dd,2’−H),3.53(s,4−OCH),3.98(br d,5−H),4.01(br dd,13−H),4.44(d,1’−H),5.01(ddq,15−H),5.07(s,OCH),5.22(br d,9−H),5.30(br dd,3−H),5.78(br s,11−H),5.78(br s,10−H),6.88(m,COCH),7.14(m,COCH),7.40(m,COCH),9.67(s,18−H).
実施例98
9−O−アセチル−12−(N−(1−ベンジルピペリジン−4−イルメチル)−N−メチルアミノ)−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシミデカマイシン(式(I)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが1−ベンジルピペリジン−4−イルメチル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例36の化合物47mgから標記化合物18mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C579117
(2)マススペクトル(FAB):m/z1090(M+H)
(3)比旋光度:[α] 24−69°(c0.75,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.89(d,19−H),1.11(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.16(t,3−OCOCHCH),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.18(d,6’−H),1.30(d,16−H),1.47(br t,7−H),1.62(br dd,14−H),1.69(m,piperidine),1.83(dd,2”−Hax),1.93(br dt,14−H),1.96(m,piperidine),2.01(d,2”−Heq),2.06(s,9−OCOCH),2.21(s,12−NCH),2.33(m,piperidine),2.51(s,3’−N(CH),2.70(m,2−H),2.73(m,12−NCH−piperidine),2.90(m,piperidine),2.91(dd,17−H),3.15(m,5’−H),3.26(m,4’−H),3.28(br d,12−H),3.41(br d,4−H),3.49(dd,2’−H),3.52(s,CH),3.53(s,4−OCH),3.97(br d,5−H),4.02(br dd,13−H),4.42(d,1’−H),4.45(dq,5”−H),4.61(d,4”−H),5.04(ddq,15−H),5.05(d,1”−H),5.23(br d,9−H),5.29(br dd,3−H),5.79(br s,10−H),5.79(br s,11−H),7.25(m,C),7.31(s,C),9.64(s,18−H).
実施例99
9−O−アセチル−12−(N−(1−ベンジルピペリジン−4−イルメチル)−N−メチルアミノ)−4’−デマイカロシル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシプラテノマイシン(式(II)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが1−ベンジルピペリジン−4−イルメチル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例36の化合物47mgから標記化合物11mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C477513
(2)マススペクトル(FAB):m/z890(M+H)
(3)比旋光度:[α] 20−43°(c0.50,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.89(d,19−H),1.16(t,3−OCOCHCH),1.22(d,6’−H),1.30(d,16−H),1.49(br t,7−H),1.62(br dd,14−H),1.69(m,piperidine),1.96(br t,piperidine),2.06(s,9−OCOCH),2.22(s,12−NCH),2.33(m,piperidine),2.49(s,3’−N(CH),2.74(m,12−NCH−piperidine),2.78(m,2−H),2.90(br d,piperidine),2.94(dd,17−H),3.05(t,4’−H),3.15(br d,12−H),3.26(dq,5’−H),3.42(br d,4−H),3.48(dd,2’−H),3.51(s,CH),3.53(s,4−OCH),3.98(br d,5−H),4.02(br dd,13−H),4.44(d,1’−H),5.04(ddq,15−H),5.23(br d,9−H),5.30(br dd,3−H),5.78(br s,11−H),5.79(br s,10−H),7.25(m,C),7.29(s,C),7.31(s,C),9.67(s,18−H).
実施例100
9−O−アセチル−12−アミノ−12,13−N,O−カルボニル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシミデカマイシン(式(III)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rが水素原子で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例40の化合物83mgから標記化合物50mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C447018
(2)マススペクトル(FAB):m/z915(M+H)
(3)比旋光度:[α] 23−15°(c1.0,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.96(d,19−H),1.10(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.16(t,3−OCOCHCH),1.16(t,4”−OCOCHCH),1.17(d,6’−H),1.33(d,16−H),1.46(dt,7−H),1.84(dd,2”−Hax),2.00(d,2”−Heq),2.06(s,9−OCOCH),2.50(s,3’−N(CH),2.77(dd,2−H),2.84(dd,2−H),2.92(dd,17−H),3.24(br d,4−H),3.27(m,4’−H),3.27(m,5’−H),3.47(dd,2’−H),3.52(s,4−OCH),3.95(br d,5−H),4.41(d,1’−H),4.41(dq,5”−H),4.61(d,4”−H),4.62(br dd,13−H),5.05(d,1”−H),5.20(br dd,3−H),5.80(dd,11−H),6.13(dd,10−H),9.65(s,18−H).
実施例101
9−O−アセチル−12−ベンジルアミノ−12,13−N,O−カルボニル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシミデカマイシン(式(III)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがベンジル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例43の化合物58mgから標記化合物37mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C517618
(2)マススペクトル(FAB):m/z1005(M+H)
(3)比旋光度:[α] 23−42°(c1.0,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.96(d,19−H),1.10(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.16(t,3−OCOCHCH),1.17(d,6’−H),1.21(t,4”−OCOCHCH),1.30(d,16−H),1.46(dt,7−H),1.83(dd,2”−Hax),2.00(d,2”−Heq),2.07(s,9−OCOCH),2.29(br dd,14−H),2.50(s,3’−N(CH),2.57(dd,2−H),2.75(dd,2−H),2.92(dd,17−H),3.20(br d,4−H),3.27(m,4’−H),3.27(m,5’−H),3.48(dd,2’−H),3.49(s,4−OCH),3.88(d,12−NCH),3.94(dd,5−H),4.18(dd,12−H),4.41(d,1’−H),4.41(dq,5”−H),4.61(d,4”−H),4.70(d,12−NCH),5.00(ddq,15−H),5.05(d,1”−H),5.14(br dd,3−H),5.17(dd,9−H),5.66(dd,11−H),6.22(dd,10−H),7.32(m,C),9.67(s,18−H).
実施例102
9−O−アセチル−12,13−N,O−カルボニル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−(2−フェニルエチル)アミノ)ミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(III)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rが2−フェニルエチル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例44の化合物57mgから標記化合物34mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C527818
(2)マススペクトル(FAB):m/z1051(M+H)
(3)比旋光度:[α] 22−27°(c0.80,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.94(d,19−H),1.11(s,3”−CH),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.30(d,16−H),1.47(br t,7−H),1.84(dd,2”−Hax),2.01(d,2”−Heq),2.03(s,9−OCOCH),2.25(br dd,14−H),2.50(s,3’−N(CH),3.21(br d,4−H),3.28(m,4’−H),3.28(m,5’−H),3.48(dd,2’−H),3.52(s,4−OCH),3.75(m,12−N(CH),3.97(br d,5−H),4.15(dd,12−H),4.30(dd,13−H),4.41(dq,5”−H),4.43(d,1’−H),4.61(d,4”−H),5.03(ddq,15−H),5.05(d,1”−H),5.18(br dd,3−H),5.18(br s,9−H),5.62(dd,11−H),5.64(dd,10−H),7.20(m,C),9.72(s,18−H).
実施例103
9−O−アセチル−12,13−N,O−カルボニル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−(3−フェニルプロピル)アミノ)ミデカマイシン(式(III)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rが3−フェニルプロピル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例45の化合物34mgから標記化合物23mgを得た。
(1)分子式:C538018
(2)マススペクトル(FAB):m/z1033(M+H)
(3)比旋光度:[α] 22−25°(c1.15,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.97(d,19−H),1.16(s,3”−CH),1.17(d,6”−H),1.24(t,4”−OCOCHCH),1.31(d,6’−H),1.35(d,16−H),1.53(br t,7−H),1.89(dd,2”−Hax),2.04(s,9−OCOCH),2.06(d,2”−Heq),2.26(ddd,14−H),2.54(s,3’−N(CH),3.00(dd,17−H),3.26(br d,4−H),3.32(m,4’−H),3.32(m,5’−H),3.53(dd,2’−H),3.57(s,4−OCH),4.01(br d,5−H),4.11(dd,13−H),4.28(dd,12−H),4.45(dq,5”−H),4.48(d,1’−H),4.66(d,4”−H),5.07(ddq,15−H),5.11(d,1”−H),5.19(dd,9−H),5.23(br dd,3−H),5.60(dd,11−H),6.23(dd,10−H),7.18(m,C),9.65(s,18−H).
実施例104
9−O−アセチル−12,13−N,O−カルボニル−12,13−ジヒドロ−12−(N−(3−(4−N’,N’−ジメチルアミノフェニル)プロピル)アミノ)−13−ヒドロキシミデカマイシン(式(III)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rが3−(4−N’,N’−ジメチルアミノフェニル)プロピル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例46の化合物45mgから標記化合物24mgを得た。
(1)分子式:C558518
(2)マススペクトル(FAB):m/z1076(M+H)
(3)比旋光度:[α] 22−24°(c0.40,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.93(d,19−H),0.98(br t,7−H),1.11(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.16(t,4”−OCOCHCH),1.23(d,6’−H),1.31(d,16−H),1.47(br t,7−H),1.84(dd,2”−Hax),2.00(s,9−OCOCH),2.01(d,2”−Heq),2.51(s,3’−N(CH),2.87(s,CN(CH),3.21(br d,4−H),3.28(m,4’−H),3.28(m,5’−H),3.48(dd,2’−H),3.53(s,4−OCH),3.97(br d,5−H),4.06(dd,13−H),4.22(dd,12−H),4.43(d,1’−H),4.61(d,4”−H),4.99(ddq,15−H),5.06(d,1”−H),5.15(br s,9−H),5.16(br dd,3−H),5.57(dd,11−H),6.18(dd,10−H),6.61(d,CN(CH),7.07(d,CN(CH),9.66(s,18−H).
実施例105
9−O−アセチル−12,13−N,O−カルボニル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−(4−フェニルブチル)アミノ)ミデカマイシン(式(III)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、R1が水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rが4−フェニルブチル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例47の化合物70mgから標記化合物41mgを得た。
(1)分子式:C548218
(2)マススペクトル(FAB):m/z1047(M+H)
(3)比旋光度:[α] 22−26°(c1.0,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.95(d,19−H),1.00(br t,7−H),1.11(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.16(t,3−OCOCHCH),1.18(d,6’−H),1.18(t,4”−OCOCHCH),1.32(d,16−H),1.48(dt,7−H),1.84(dd,2”−Hax),2.01(d,2”−Heq),2.04(s,9−OCOCH),2.29(ddd,14−H),2.50(s,3’−N(CH),2.79(dd,2−H),2.94(dd,17−H),3.22(br d,4−H),3.28(m,4’−H),3.28(m,5’−H),3.48(dd,2’−H),3.53(s,4−OCH),3.97(br d,5−H),4.33(dd,12−H),4.43(br dd,13−H),4.43(d,1’−H),4.44(dq,5”−H),4.61(d,4”−H),5.06(ddq,15−H),5.06(d,1”−H),5.17(br dd,3−H),5.17(br s,9−H),5.61(dd,11−H),6.19(dd,10−H),7.16(m,C),7.24(t,C),9.67(s,18−H).
実施例106
9,3”−ジ−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(3−フェニルプロピル)アミノ)ミデカマイシン(式(I)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−フェニルプロピル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例50の化合物111mgから標記化合物93mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C558618
(2)マススペクトル(TSP):m/z1063(M+H)
(3)比旋光度:[α] 23−73°(c1.0,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.89(d,19−H),1.10(d,6”−H),1.14(d,6’−H),1.17(t,3−OCOCHCH),1.20(t,4”−OCOCHCH),1.29(d,16−H),1.43(s,3”−CH),1.56(dt,7−H),1.59(br dd,14−H),1.72(dd,2”−Hax),1.85(m,12−N(CH),2.01(s,3”−OCOCH),2.07(s,9−OCOCH),2.33(s,12−NCH),2.57(s,3’−N(CH),2.80(dd,2−H),2.97(dd,17−H),3.43(br d,4−H),3.57(s,4−OCH),3.96(br d,5−H),4.06(br dd,13−H),4.47(d,1’−H),4.48(dq,5”−H),4.60(d,4”−H),4.88(d,1”−H),5.04(ddq,15−H),5.22(br d,9−H),5.30(br dd,3−H),5.79(br d,11−H),5.83(br d,10−H),7.18(m,C),7.27(m,C),9.67(s,18−H).
実施例107
9−O−アセチル−4”−デプロピオニル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(3−フェニルプロピル)アミノ)ミデカマイシン(式(I)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rが水素原子で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−フェニルプロピル基で表される化合物)の製造法
実施例50の化合物20mgをエタノール2mlに溶解した後、マウス肝臓ホモジネート含有水溶液50mlを加え室温で4時間撹拌した。酢酸エチル50mlを加えた後、飽和食塩水50mlで2回順次洗浄し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、これを濾過した。濾液を減圧濃縮して得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム−メタノール(10:1))で精製して標記化合物8mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C508016
(2)マススペクトル(EI):m/z964(M)
(3)比旋光度:[α] 22−53°(c1.0,MeOH)
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.89(d,19−H),1.22(s,3”−CH),1.29(d,6”−H),1.15(t,3−OCOCHCH),1.19(d,6’−H),1.28(d,16−H),1.47(dt,7−H),1.60(br dd,14−H),1.83(m,12−N(CH),1.75(dd,2”−Hax),2.03(s,9−OCOCH),2.31(s,12−NCH),2.47(s,3’−N(CH),2.95(d,4”−H),3.25(br s,12−H),3.25(m,4’−H),3.25(m,5’−H),3.39(br d,4−H),3.52(s,4−OCH),3.97(br d,5−H),4.04(br dd,13−H),4.04(dq,5”−H),4.41(d,1’−H),5.01(ddq,15−H),5.03(d,1”−H),5.20(br d,9−H),5.28(br dd,3−H),5.80(br d,11−H),5.81(br d,10−H),7.20(m,C),9.64(s,18−H).
実施例108
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(3−(4−ピリジン−4−イル−イミダゾール−1−イル)プロピル)アミノ)ミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(X)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−(4−ピリジン−4−イル−イミダゾール−1−イル)プロピル基で表される化合物)の製造法
実施例7と同様の方法で、実施例4の化合物130mgと3−(4−ピリジン−4−イル−イミダゾール−1−イル)プロピオンアルデヒド(参考例8の方法に準じて合成)から標記化合物57mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C579118
(2)マススペクトル(FAB):m/z1134(M+H)
(3)比旋光度:[α] 21−51°(c0.50,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.93(d,19−H),1.05(t,3−OCOCHCH),1.11(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.16(t,4”−OCOCHCH),1.19(d,16−H),1.26(d,6’−H),1.48(br t,7−H),1.50(br dd,14−H),1.73(m,12−N(CH−pyridinylimidazole),1.82(dd,2”−Hax),1.93(br dt,14−H),2.00(d,2”−Heq),2.05(s,9−OCOCH),2.32(s,12−NCH),2.42(q,3−OCOCHCH),2.43(q,4”−OCOCHCH),2.51(s,3’−N(CH),2.64(dd,2−H),2.76(dd,2−H),3.15(s,18−OCH),3.26(s,18−OCH),3.28(br s,12−H),3.31(m,4’−H),3.32(m,5’−H),3.37(br d,4−H),3.50(s,4−OCH),3.60(dd,2’−H),3.95(br d,5−H),3.98(br dd,13−H),4.00(m,12−N(CH−pyridinylimidazole),4.46(dq,5”−H),4.54(d,1’−H),4.57(t,18−H),4.61(d,4”−H),4.99(ddq,15−H),5.07(d,1”−H),5.16(br dd,3−H),5.36(br t,9−H),5.67(dd,11−H),5.86(dd,10−H),7.38(d,imidazole),7.57(d,imidazole),7.61(dd,pyridine),8.53(dd,pyridine).
実施例109
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(3−(4−ピリジン−4−イル−イミダゾール−1−イル)プロピル)アミノ)ミデカマイシン(式(I)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−(4−ピリジン−4−イル−イミダゾール−1−イル)プロピル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例108の化合物52mgから標記化合物25mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C558517
(2)マススペクトル(FAB):m/z1088(M+H)
(3)比旋光度:[α] 22−63°(c0.50,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.87(d,19−H),1.12(t,3−OCOCHCH),1.14(s,3”−CH),1.15(d,6”−H),1.18(t,4”−OCOCHCH),1.19(d,16−H),1.23(d,6’−H),1.44(br t,7−H),1.48(br dd,14−H),1.83(dd,2”−Hax),1.96(br dt,14−H),2.01(d,2”−Heq),2.04(s,9−OCOCH),2.07(m,12−N(CH−pyridinylimidazole),2.35(s,12−NCH),2.53(s,3’−N(CH),2.64(dd,2−H),2.75(m,pyridinylimidazole),2.94(dd,17−H),3.24(dq,5’−H),3.26(t,4’−H),3.28(br s,12−H),3.31(br d,4−H),3.50(s,4−OCH),3.54(dd,2’−H),3.94(br d,5−H),3.95(br dd,13−H),4.02(m,pyridinylimidazole),4.44(d,1’−H),4.44(dq,5”−H),4.65(d,4”−H),5.00(ddq,15−H),5.06(d,1”−H),5.17(br t,9−H),5.23(br dd,3−H),5.73(dd,11−H),5.85(dd,10−H),7.39(d,imidazole),7.57(d,imidazole),7.61(dd,pyridine),8.53(dd,pyridine),9.64(s,18−H).
実施例110
9−O−アセチル−4’−デマイカロシル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(3−(4−ピリジン−4−イル−イミダゾール−1−イル)プロピル)アミノ)プラテノマイシン(式(II)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−(4−ピリジン−4−イル−イミダゾール−1−イル)プロピル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例108の化合物52mgから標記化合物16mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C456913
(2)マススペクトル(FAB):m/z888(M+H)
(3)比旋光度:[α] 22−39°(c0.50,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.89(d,19−H),0.99(br t,7−H),1.13(t,3−OCOCHCH),1.20(d,16−H),1.21(d,6’−H),1.43(br t,7−H),1.48(br dd,14−H),1.95(br dt,14−H),1.96(m,pyridinylimidazole),2.04(s,9−OCOCH),2.32(s,12−NCH),2.48(q,3−OCOCHCH),2.54(s,3’−N(CH),2.65(dd,2−H),2.76(m,pyridinylimidazole),2.99(dd,17−H),3.07(t,4’−H),3.19(br t,12−H),3.27(dq,5’−H),3.32(br d,4−H),3.51(s,4−OCH),3.52(dd,2’−H),3.95(br d,5−H),3.99(br dd,13−H),4.09(m,pyridinylimidazole),4.46(d,1’−H),4.99(ddq,15−H),5.18(br t,9−H),5.24(br dd,3−H),5.73(dd,11−H),5.82(dd,10−H),7.37(d,imidazole),7.56(d,imidazole),7.62(dd,pyridine),8.53(dd,pyridine),9.66(s,18−H).
実施例111
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(3−(4−ピリジン−3−イル−イミダゾール−1−イル)プロピル)アミノ)ミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(X)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−(4−ピリジン−3−イル−イミダゾール−1−イル)プロピル基で表される化合物)の製造法
実施例7と同様の方法で、実施例4の化合物130mgと参考例8のアルデヒドから標記化合物66mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C579118
(2)マススペクトル(FAB):m/z1134(M+H)
(3)比旋光度:[α] 22−75°(c0.50,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.66(d,19−H),1.07(t,3−OCOCHCH),1.11(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.16(t,4”−OCOCHCH),1.24(d,16−H),1.26(d,6’−H),1.48(br t,7−H),1.58(br dd,14−H),1.73(m,pyridinylimidazole),1.82(dd,2”−Hax),1.96(br dt,14−H),2.01(d,2”−Heq),2.02(s,9−OCOCH),2.36(s,12−NCH),2.54(s,3’−N(CH),2.70(dd,2−H),2.83(dd,2−H),3.12(s,18−OCH),3.23(s,18−OCH),3.28(br s,12−H),3.29(t,4’−H),3.31(dq,5’−H),3.61(s,4−OCH),3.61(dd,2’−H),3.74(br d,4−H),3.96(br d,5−H),4.02(m,pyridinylimidazole),4.07(br dd,13−H),4.47(dq,5”−H),4.59(d,1’−H),4.61(d,4”−H),4.62(t,18−H),5.02(ddq,15−H),5.07(d,1”−H),5.23(br dd,3−H),5.37(br t,9−H),5.68(dd,11−H),5.78(dd,10−H),7.25(d,imidazole),7.27(dd,pyridine),7.61(d,imidazole),7.96(dt,pyridine),8.41(dd,pyridine),9.04(d,pyridine).
実施例112
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(3−(4−ピリジン−3−イル−イミダゾール−1−イル)プロピル)アミノ)ミデカマイシン(式(I)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−(4−ピリジン−3−イル−イミダゾール−1−イル)プロピル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例111の化合物58mgから標記化合物21mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C558517
(2)マススペクトル(FAB):m/z1088(M+H)
(3)比旋光度:[α] 22−123°(c0.50,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.41(d,19−H),1.12(s,3”−CH),1.13(t,3−OCOCHCH),1.14(d,6”−H),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.25(d,6’−H),1.32(d,16−H),1.64(br dd,14−H),1.82(dd,2”−Hax),1.99(s,9−OCOCH),2.01(d,2”−Heq),2.13(br dt,14−H),2.41(s,12−NCH),2.60(s,3’−N(CH),2.78(dd,2−H),2.85(m,pyridinylimidazole),2.89(dd,17−H),3.12(br t,12−H),3.25(br d,4−H),3.26(t,4’−H),3.27(dq,5’−H),3.60(dd,2’−H),3.75(s,4−OCH),3.95(br d,5−H),4.06(m,pyridinylimidazole),4.20(br dd,13−H),4.47(dq,5”−H),4.54(d,1’−H),4.62(d,4”−H),5.05(ddq,15−H),5.07(d,1”−H),5.12(br s,9−H),5.32(br dd,3−H),5.69(dd,11−H),5.79(dd,10−H),7.25(d,imidazole),7.28(dd,pyridine),7.67(d,imidazole),7.90(dt,pyridine),8.39(dd,pyridine),9.19(d,pyridine),9.60(s,18−H).
実施例113
9−O−アセチル−4’−デマイカロシル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(3−(4−ピリジン−3−イル−イミダゾール−1−イル)プロピル)アミノ)プラテノマイシン(式(II)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−(4−ピリジン−3−イル−イミダゾール−1−イル)プロピル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例111の化合物58mgから標記化合物20mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C456913
(2)マススペクトル(FAB):m/z888(M+H)
(3)比旋光度:[α] 23−109°(c0.50,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.42(d,19−H),1.13(t,3−OCOCHCH),1.19(d,6’−H),1.32(d,16−H),1.63(br dd,14−H),2.00(s,9−OCOCH),2.10(br dt,14−H),2.38(s,12−NCH),2.60(s,3’−N(CH),2.78(dd,2−H),2.87(m,pyridinylimidazole),2.91(dd,17−H),3.09(br t,12−H),3.27(br d,4−H),3.28(t,4’−H),3.31(dq,5’−H),3.57(dd,2’−H),3.74(s,4−OCH),3.96(br d,5−H),4.04(m,pyridinylimidazole),4.17(br dd,13−H),4.55(d,1’−H),5.06(ddq,15−H),5.13(br s,9−H),5.33(br dd,3−H),5.67(dd,11−H),5.78(dd,10−H),7.25(d,imidazole),7.28(dd,pyridine),7.66(d,imidazole),7.91(dt,pyridine),8.38(dd,pyridine),9.18(d,pyridine),9.62(s,18−H).
実施例114
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−(3−(イソキノリン−4−イル)プロピル)−N−メチルアミノ)ミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(X)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−(イソキノリン−4−イル)プロピル基で表される化合物)の製造法
実施例7と同様の方法で、実施例4の化合物130mgと3−(イソキノリン−4−イル)プロピオンアルデヒド(参考例5の方法に準じて合成)から標記化合物74mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C589118
(2)マススペクトル(FAB):m/z1118(M+H)
(3)比旋光度:[α] 22−47°(c0.58,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.91(d,19−H),1.08(t,3−OCOCHCH),1.11(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.16(t,4”−OCOCHCH),1.23(d,16−H),1.27(d,6’−H),1.49(br t,7−H),1.57(br dd,14−H),1.83(dd,2”−Hax),1.93(m,12−N(CH−isoquinoline),2.00(d,2”−Heq),2.05(s,9−OCOCH),2.30(s,12−NCH),2.50(s,3’−N(CH),2.62(t,12−N(CH−isoquinoline),2.69(m,2−H),3.00(br dt,12−N(CH−isoquinoline),3.02(br dt,12−N(CH−isoquinoline),3.12(s,18−OCH),3.27(s,18−OCH),3.46(br d,4−H),3.53(s,4−OCH),3.57(dd,2’−H),3.98(br d,5−H),3.98(br dd,13−H),4.45(dq,5”−H),4.53(d,1’−H),4.59(t,18−H),4.61(d,4”−H),5.02(ddq,15−H),5.07(d,1”−H),5.20(br dd,3−H),5.39(br s,9−H),5.73(br dd,11−H),5.81(dd,10−H),7.59(br t,isoquinoline),7.72(ddd,isoquinoline),7.96(br d,isoquinoline),7.98(br d,isoquinoline),8.35(br s,isoquinoline),9.10(br s,isoquinoline).
実施例115
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−(3−(イソキノリン−4−イル)プロピル)−N−メチルアミノ)ミデカマイシン(式(I)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−(イソキノリン−4−イル)プロピル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例114の化合物181mgから標記化合物53mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C568517
(2)マススペクトル(FAB):m/z1072(M+H)
(3)比旋光度:[α] 25−62°(c0.59,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.87(d,19−H),1.06(br t,7−H),1.10(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.12(t,3−OCOCHCH),1.16(t,4”−OCOCHCH),1.18(d,6’−H),1.22(d,16−H),1.48(dt,7−H),1.57(br dd,14−H),1.83(dd,2”−Hax),1.92(m,12−N(CH−isoquinoline),2.00(d,2”−Heq),2.03(s,9−OCOCH),2.29(s,12−NCH),2.50(s,3’−N(CH),2.92(dd,17−H),2.97(br dt,12−N(CH−isoquinoline),3.03(br dt,12−N(CH−isoquinoline),3.20(m,12−H),3.41(br d,4−H),3.50(dd,2’−H),3.53(s,4−OCH),3.96(br d,5−H),4.01(br dd,13−H),4.43(d,1’−H),4.44(dq,5”−H),4.60(d,4”−H),5.00(ddq,15−H),5.05(d,1”−H),5.15(br d,9−H),5.27(br t,3−H),5.77(br d,11−H),5.79(br d,10−H),7.57(br t,isoquinoline),7.70(ddd,isoquinoline),7.95(br d,isoquinoline),7.99(br d,isoquinoline),8.33(br s,isoquinoline),9.08(br s,isoquinoline),9.65(br s,18−H).
実施例116
9−O−アセチル−4’−デマイカロシル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−(3−(イソキノリン−4−イル)プロピル)−N−メチルアミノ)プラテノマイシン(式(II)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−(イソキノリン−4−イル)プロピル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例114の化合物181mgから標記化合物68mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C466913
(2)マススペクトル(FAB):m/z872(M+H)
(3)比旋光度:[α] 25−36°(c0.54,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.86(d,19−H),1.06(br t,7−H),1.12(t,3−OCOCHCH),1.21(d,6’−H),1.22(d,16−H),1.50(dt,7−H),1.57(br dd,14−H),2.03(s,9−OCOCH),1.91(m,12−N(CH−quinoline),2.29(s,12−NCH),2.32(t,3’−H),2.48(s,3’−N(CH),2.59(t,12−N(CH−quinoline),2.98(dd,17−H),2.99(t,12−N(CH−quinoline),3.06(t,4’−H),3.19(m,12−H),3.26(dq,5’−H),3.41(br d,4−H),3.45(dd,2’−H),3.54(s,4−OCH),3.97(br d,5−H),4.02(br dd,13−H),4.44(d,1’−H),5.00(ddq,15−H),5.15(br d,9−H),5.27(br t,3−H),5.76(br d,11−H),5.79(br d,10−H),7.57(br t,isoquinoline),7.70(ddd,isoquinoline),7.95(br d,isoquinoline),7.99(br d,isoquinoline),8.33(br s,isoquinoline),9.08(br s,isoquinoline),9.67(br s,18−H).
実施例117
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(3−(ナフタレン−2−イル)プロピル)アミノ)ミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(X)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−(ナフタレン−2−イル)プロピル基で表される化合物)の製造法
実施例7と同様の方法で、実施例4の化合物130mgと3−(ナフタレン−2−イル)プロピオンアルデヒド(参考例3の方法に準じて合成)から標記化合物75mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C599218
(2)マススペクトル(FAB):m/z1117(M+H)
(3)比旋光度:[α] 22−46°(c0.85,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.90(d,19−H),1.08(t,3−OCOCHCH),1.11(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.21(d,16−H),1.27(d,6’−H),1.47(br t,7−H),1.56(br dd,14−H),1.92(m,12−N(CH−naphthalene),1.83(dd,2”−Hax),2.00(s,9−OCOCH),2.00(d,2”−Heq),2.30(s,12−NCH),2.50(s,3’−N(CH),2.56(br t,12−N(CH−naphthalene),2.70(m,2−H),2.74(m,12−N(CH−naphthalene),3.18(s,18−OCH),3.27(s,18−OCH),3.44(br d,4−H),3.51(s,4−OCH),3.56(dd,2’−H),3.96(br d,5−H),3.96(br dd,13−H),4.46(dq,5”−H),4.51(d,1’−H),4.58(t,18−H),4.61(d,4”−H),5.03(ddq,15−H),5.06(d,1”−H),5.20(br dd,3−H),5.38(br s,9−H),5.73(br dd,10−H),5.79(br dd,11−H),7.31(dd,naphthalene),7.39(dt,naphthalene),7.43(dt,naphthalene),7.59(s,naphthalene),7.76(m,naphthalene).
実施例118
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(3−(ナフタレン−2−イル)プロピル)アミノ)ミデカマイシン(式(I)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−(ナフタレン−2−イル)プロピル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例117の化合物151mgから標記化合物67mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C578617
(2)マススペクトル(FAB):m/z1071(M+H)
(3)比旋光度:[α] 23−64°(c0.55,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.86(d,19−H),1.05(br t,7−H),1.10(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.13(t,3−OCOCHCH),1.16(t,4”−OCOCHCH),1.17(d,6’−H),1.23(d,16−H),1.46(br t,7−H),1.56(br dd,14−H),1.83(dd,2”−Hax),1.98(s,9−OCOCH),2.00(d,2”−Heq),1.94(m,12−N(CH−naphthalene),2.28(s,12−NCH),2.50(s,3’−N(CH),2.55(t,12−N(CH−naphthalene),2.76(t,12−N(CH−naphthalene),2.90(dd,17−H),3.21(m,12−H),3.27(t,4’−H),3.27(dq,5’−H),3.37(br d,4−H),3.49(dd,2’−H),3.50(s,4−OCH),3.96(br d,5−H),4.00(br dd,13−H),4.41(d,1’−H),4.44(dq,5”−H),4.61(d,4”−H),5.01(ddq,15−H),5.05(d,1”−H),5.19(br d,9−H),5.28(br dd,3−H),5.76(br d,11−H),5.79(br d,10−H),7.32(dd,naphthalene),7.38(dt,naphthalene),7.42(dt,naphthalene),7.59(br s,naphthalene),7.75(m,naphthalene),9.64(br s,18−H).
実施例119
9−O−アセチル−4’−デマイカロシル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(3−(ナフタレン−2−イル)プロピル)アミノ)プラテノマイシン(式(II)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−(ナフタレン−2−イル)プロピル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例117の化合物151mgから標記化合物23mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C477013
(2)マススペクトル(FAB):m/z871(M+H)
(3)比旋光度:[α] 22−32°(c1.1,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.86(d,19−H),1.06(br t,14−H),1.14(t,3−OCOCHCH),1.22(d,6’−H),1.24(d,16−H),1.48(br t,7−H),1.57(br dd,14−H),1.88(m,12−N(CH−naphthalene),1.99(s,9−OCOCH),2.30(s,12−NCH),2.49(s,3’−N(CH),2.56(t,12−N(CH−naphthalene),2.77(t,12−N(CH−naphthalene),2.97(dd,17−H),3.05(t,4’−H),3.23(br d,12−H),3.26(dq,5’−H),3.39(br d,4−H),3.47(dd,2’−H),3.52(s,4−OCH),3.97(br d,5−H),4.01(br dd,13−H),4.43(d,1’−H),5.02(ddq,15−H),5.20(br d,9−H),5.29(br dd,3−H),5.77(br d,11−H),5.80(br d,10−H),7.33(dd,naphthalene),7.39(dt,naphthalene),7.43(dt,naphthalene),7.60(br s,naphthalene),7.76(m,naphthalene),9.67(br s,18−H).
実施例120
9−O−アセチル−12−(N−アセチル−N−(3−フェニルプロピル)アミノ)−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(X)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが3−フェニルプロピル基で表される化合物)の製造法
実施例7と同様の方法で、実施例4の化合物252mgとフェニルプロピオンアルデヒドから9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(3−フェニルプロピルアミノ)ミデカマイシン 18−ジメチルアセタール180mgを得た。この化合物180mgをアセトニトリル5.4mlに溶解し、無水酢酸33.6μlを加え、室温で一晩攪拌した後、反応液に飽和重曹水20mlを加え、クロロホルム40mlで2回抽出した。有機層を飽和重曹水40ml、飽和食塩水40mlで順次洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、これを濾過した。濾液を減圧濃縮して得られた残さをメタノール6.5mlに溶解し、水0.7mlを加え55℃で一晩攪拌した。この反応液を減圧濃縮して得られた残さを分取用TLC(クロロホルム−メタノール(20:1))で精製して、化合物94mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C569019
(2)マススペクトル(FAB):m/z1095(M+H)
(3)比旋光度:[α] 24−31°(c0.50,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.92(d,19−H),1.11(s,3”−CH),1.12(t,3−OCOCHCH),1.12(d,6”−H),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.27(d,16−H),1.31(d,6’−H),1.51(br t,7−H),1.71(m,12−N(CH),1.83(dd,2”−Hax),1.98(s,12−NCOCH),2.00(d,2”−Heq),2.04(s,9−OCOCH),2.50(s,3’−N(CH),2.61(br t,12−N(CH),2.79(dd,2−H),3.20(s,18−OCH),3.27(s,18−OCH),3.30(m,4’−H),3.30(m,5’−H),3.46(br d,4−H),3.55(s,4−OCH),3.58(dd,2’−H),3.94(m,12−H),3.97(br d,5−H),4.07(br dd,13−H),4.46(dq,5”−H),4.50(d,1’−H),4.57(t,18−H),4.61(d,4”−H),4.96(ddq,15−H),5.07(d,1”−H),5.23(br dd,3−H),5.40(br s,9−H),5.77(dd,10−H),5.97(dd,11−H),7.18(m,C),7.27(m,C).
実施例121
9−O−アセチル−12−(N−アセチル−N−(3−フェニルプロピル)アミノ)−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシミデカマイシン(式(I)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが3−フェニルプロピル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例120の化合物71mgから標記化合物21mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C548418
(2)マススペクトル(FAB):m/z1049(M+H)
(3)比旋光度:[α] 20−49°(c0.40,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.88(d,19−H),1.11(s,3”−CH),1.15(d,6”−H),1.16(t,3−OCOCHCH),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.25(d,16−H),1.30(d,6’−H),1.65(br dd,14−H),1.83(dd,2”−Hax),1.91(br dt,14−H),1.98(s,12−NCOCH),2.00(d,2”−Heq),2.04(s,9−OCOCH),2.52(s,3’−N(CH),2.61(m,12−N(CH),2.76(dd,2−H),2.95(dd,17−H),3.27(m,5’−H),3.28(t,4’−H),3.45(br d,4−H),3.51(dd,2’−H),3.55(s,4−OCH),3.85(br d,12−H),3.93(br d,5−H),4.19(br dd,13−H),4.43(d,1’−H),4.45(dq,5”−H),4.61(d,4”−H),4.98(ddq,15−H),5.06(d,1”−H),5.21(br s,9−H),5.34(br dd,3−H),5.78(dd,10−H),5.98(dd,11−H),7.18(m,C),7.29(m,C),9.64(s,18−H).
実施例122
9−O−アセチル−12−(N−アセチル−N−(3−フェニルプロピル)アミノ)−4’−デマイカロシル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシプラテノマイシン(式(II)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが3−フェニルプロピル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例120の化合物71mgから標記化合物29mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C446817
(2)マススペクトル(FAB):m/z848(M+H)
(3)比旋光度:[α] 21−14°(c0.50,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.88(d,19−H),1.16(t,3−OCOCHCH),1.21(d,16−H),1.30(d,6’−H),1.65(br dd,14−H),1.79(br dt,14−H),1.90(m,12−N(CH),1.97(s,12−NCOCH),2.04(s,9−OCOCH),2.53(s,3’−N(CH),2.60(m,12−N(CH),2.76(dd,2−H),3.01(dd,17−H),3.27(dq,5’−H),3.45(br d,4−H),3.48(dd,2’−H),3.56(s,4−OCH),3.85(br d,12−H),3.94(br d,5−H),4.17(br dd,13−H),4.44(d,1’−H),4.97(ddq,15−H),5.23(br s,9−H),5.33(br dd,3−H),5.79(dd,10−H),5.97(dd,11−H),7.18(m,C),7.29(m,C),9.65(s,18−H).
実施例123
9−O−アセチル−12−(N,N−ビス(3−(キノリン−4−イル)プロピル)アミノ)−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(X)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rが3−(キノリン−4−イル)プロピル基で表され、Rが3−(キノリン−4−イル)プロピル基で表される化合物)の製造法
実施例7と同様の方法で、実施例4の化合物342mgと3−(キノリン−4−イル)プロピオンアルデヒド75mgから標記化合物97mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C6910018
(2)マススペクトル(FAB):m/z1273(M+H)
(3)比旋光度:[α] 22−44°(c0.2,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.83(d,16−H),0.85(d,19−H),1.03(t,3−OCOCHCH),1.11(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.27(d,6’−H),1.47(br t,7−H),1.57(br dd,14−H),1.78(m,12−N(CH−quinoline),1.83(dd,2”−Hax),1.90(br dt,14−H),2.01(d,2”−Heq),2.02(s,9−OCOCH),2.53(s,3’−N(CH),2.63(m,12−N(CH−quinoline),2.94(dd,17−H),3.13(s,18−OCH),3.26(s,18−OCH),3.33(m,5’−H),3.42(br d,4−H),3.53(s,4−OCH),3.65(dd,2’−H),3.80(br s,12−H),3.95(br d,5−H),3.98(br dd,13−H),4.47(dq,5”−H),4.58(d,1’−H),4.61(d,4”−H),4.88(ddq,15−H),5.08(d,1”−H),5.08(br dd,3−H),5.38(br s,9−H),5.59(dd,11−H),5.73(dd,10−H),7.17(d,quinoline),7.54(ddd,quionline),7.69(ddd,quinoline),7.99(dd,quinoline),8.09(dd,quinoline),8.77(d,quinoline).
実施例124
9−O−アセチル−12−(N,N−ビス(3−(キノリン−4−イル)プロピル)アミノ)−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシミデカマイシン(式(I)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rが3−(キノリン−4−イル)プロピル基で表され、Rが3−(キノリン−4−イル)プロピル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例123の化合物91mgから標記化合物19mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C679417
(2)マススペクトル(FAB):m/z1227(M+H)
(3)比旋光度:[α] 17−55°(c0.35,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.81(d,19−H),0.94(d,16−H),1.07(t,3−OCOCHCH),1.11(s,3”−CH),1.13(d,6”−H),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.22(d,6’−H),1.45(br t,7−H),1.69(br dd,14−H),1.86(dd,2”−Hax),1.96(br dt,14−H),2.01(d,2”−Heq),2.01(s,9−OCOCH),2.54(s,3’−N(CH),2.67(dt,12−N(CH−quinoline),2.90(dd,17−H),3.05(ddt,12−N(CH−quinoline),3.26(dq,5’−H),3.27(t,4’−H),3.29(br s,12−H),3.33(br d,4−H),3.52(s,4−OCH),3.55(dd,2’−H),3.92(br dd,13−H),3.93(br d,5−H),4.45(dq,5”−H),4.45(d,1’−H),4.62(d,4”−H),4.88(ddq,15−H),5.07(d,1”−H),5.14(br s,9−H),5.17(br dd,3−H),5.65(dd,11−H),5.79(dd,10−H),7.17(d,quinoline),7.54(ddd,quionline),7.69(ddd,quinoline),7.99(d,quinoline),8.09(d,quinoline),8.77(d,quinoline),9.65(s,18−H).
実施例125
9−O−アセチル−4’−デマイカロシル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N,N−ビス(3−(キノリン−4−イル)プロピル)アミノ)プラテノマイシン(式(II)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが3−(キノリン−4−イル)プロピル基で表され、Rが3−(キノリン−4−イル)プロピル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例123の化合物91mgから標記化合物26mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C577813
(2)マススペクトル(FAB):m/z1027(M+H)
(3)比旋光度:[α] 19−34°(c0.50,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.79(d,19−H),0.90(d,16−H),1.08(t,3−OCOCHCH),1.22(d,6’−H),1.45(br t,7−H),1.68(br dd,14−H),1.90(m,12−N(CH−quinoline),2.02(s,9−OCOCH),2.55(s,3’−N(CH),2.65(ddt,12−N(CH−quinoline),2.96(dd,17−H),3.04(ddt,12−N(CH−quinoline),3.28(dq,5’−H),3.36(t,4’−H),3.39(br s,12−H),3.54(dd,2’−H),3.54(s,4−OCH),3.87(br dd,13−H),3.94(br d,5−H),4.47(d,1’−H),4.87(ddq,15−H),5.15(br s,9−H),5.18(br dd,3−H),5.61(dd,11−H),5.78(dd,10−H),7.17(d,quinoline),7.53(ddd,quionline),7.69(ddd,quinoline),7.99(d,quinoline),8.09(d,quinoline),8.76(d,quinoline),9.66(s,18−H).
実施例126
9−O−アセチル−12−(N−(2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)エチル)−N−(3−フェニルプロピル)アミノ)−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(X)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rが2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)エチル基で表され、Rが3−フェニルプロピル基で表される化合物)の製造法
実施例7と同様の方法で、実施例4の化合物340mgと2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)アセトアルデヒド88μlから標記化合物120mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C6210619Si
(2)マススペクトル(FAB):m/z1211(M+H)
(3)比旋光度:[α] 22−54°(c0.3,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.05(s,TBS),0.08(s,TBS),0.90(d,19−H),1.10(t,3−OCOCHCH),1.11(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.25(d,16−H),1.27(d,6’−H),1.53(br t,7−H),1.72(br dd,14−H),1.83(dd,2”−Hax),1.91(br t,14−H),2.01(d,2”−Heq),2.04(s,9−OCOCH),2.48(t,12−N(CHOTBS),2.50(s,3’−N(CH),2.58(br t,12−N(CH),2.74(dd,2−H),3.18(s,18−OCH),3.27(s,18−OCH),3.41(br s,12−H),3.49(br d,4−H),3.52(s,4−OCH),3.58(dd,2’−H),3.60(t,12−N(CHOTBS),3.91(br dd,13−H),4.01(br d,5−H),4.46(dq,5”−H),4.52(d,1’−H),4.58(t,18−H),4.61(d,4”−H),5.07(d,1”−H),5.08(ddq,15−H),5.19(br dd,3−H),5.38(br s,9−H),5.66(dd,11−H),5.82(dd,10−H),7.16(m,C),7.24(m,C).
実施例127
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−(2−ヒドロキシエチル)−N−(3−フェニルプロピル)アミノ)ミデカマイシン(式(I)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rが2−ヒドロキシエチル基で表され、Rが3−フェニルプロピル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例126の化合物50mgから標記化合物17mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C548618
(2)マススペクトル(FAB):m/z1051(M+H)
(3)比旋光度:[α] 19−78°(c0.45,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.87(d,19−H),1.11(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.14(t,3−OCOCHCH),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.25(d,16−H),1.27(d,6’−H),1.49(br t,7−H),1.57(br dd,14−H),1.84(dd,2”−Hax),1.84(m,12−N(CH),1.94(br t,14−H),2.01(d,2”−Heq),2.05(s,9−OCOCH),2.51(s,3’−N(CH),2.59(br t,12−N(CH),2.70(dd,2−H),2.71(t,12−N(CHOH),2.92(dd,17−H),3.26(dq,5’−H),3.27(t,4’−H),3.39(br d,4−H),3.49(br s,12−H),3.49(dd,2’−H),3.53(s,4−OCH),3.63(t,12−N(CHOH),3.95(br d,5−H),4.08(br dd,13−H),4.43(d,1’−H),4.44(dq,5”−H),4.61(d,4”−H),5.04(ddq,15−H),5.06(d,1”−H),5.19(br s,9−H),5.25(br dd,3−H),5.77(dd,11−H),5.85(dd,10−H),7.15(m,C),7.25(m,C),9.65(s,18−H).
実施例128
9−O−アセチル−4’−デマイカロシル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−(2−ヒドロキシエチル)−N−(3−フェニルプロピル)アミノ)プラテノマイシン(式(II)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが2−ヒドロキシエチル基で表され、Rが3−フェニルプロピル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例126の化合物52mgから標記化合物18mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C447014
(2)マススペクトル(FAB):m/z851(M+H)
(3)比旋光度:[α] 22−48°(c0.5,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.87(d,19−H),1.15(t,3−OCOCHCH),1.22(d,6’−H),1.27(d,16−H),1.51(br t,7−H),1.59(br dd,14−H),1.87(m,12−N(CH),1.99(br t,14−H),2.05(s,9−OCOCH),2.36(t,3’−H),2.43(q,3−OCOCHCH),2.52(s,3’−N(CH),2.62(m,12−N(CH),2.74(t,12−N(CHOH),2.98(dd,17−H),3.08(t,4’−H),3.27(dq,5’−H),3.47(dd,2’−H),3.54(s,4−OCH),3.63(t,12−N(CHOH),3.96(br d,5−H),4.10(br dd,13−H),4.44(d,1’−H),5.03(ddq,15−H),5.19(br s,9−H),5.25(br dd,3−H),5.82(dd,11−H),5.82(dd,10−H),7.16(m,C),7.25(m,C),9.66(s,18−H).
実施例129
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(3−(ピリジン−3−イル)プロピル)アミノ)ミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(X)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−(ピリジン−3−イル)プロピル基で表される化合物)の製造法
実施例7と同様の方法で、実施例4の化合物230mgと3−(ピリジン−3−イル)プロピオンアルデヒド(参考例5の方法に準じて合成)から標記化合物50mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C569119
(2)マススペクトル(FAB):m/z1068(M+H)
(3)比旋光度:[α] 23−45°(c1.18,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.91(d,19−H),1.10(t,3−OCOCHCH),1.11(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.28(d,16−H),1.28(d,6’−H),1.54(br t,7−H),1.63(br dd,14−H),1.83(dd,2”−Hax),2.01(d,2”−Heq),2.05(s,9−OCOCH),2.28(s,12−NCH),2.50(s,3’−N(CH),2.58(t,12−N(CH−pyridine),2.73(m,2−H),3.19(s,18−OCH),3.28(s,18−OCH),3.46(br d,4−H),3.53(s,4−OCH),3.58(dd,2’−H),3.98(br d,5−H),3.98(br dd,13−H),4.47(dq,5”−H),4.53(d,1’−H),4.60(t,18−H),4.61(d,4”−H),5.05(ddq,15−H),5.07(d,1”−H),5.21(br dd,3−H),5.39(br s,9−H),5.70(br dd,11−H),5.83(dd,10−H),7.19(dd,pyridine),7.51(dt,pyridine),8.42(dd,pyridine),8.42(dt,pyridine).
実施例130
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(3−(ピリジン−3−イル)プロピル)アミノ)ミデカマイシン(式(I)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−(ピリジン−3−イル)プロピル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例129の化合物50mgから標記化合物10mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C528317
(2)マススペクトル(FAB):m/z1022(M+H)
(3)比旋光度:[α] 23−64°(c0.52,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.88(d,19−H),1.07(br t,7−H),1.11(s,3”−CH),1.13(d,6”−H),1.15(t,3−OCOCHCH),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.29(d,6’−H),1.29(d,16−H),1.49(dt,7−H),1.61(br dd,14−H),1.84(dd,2”−Hax),2.01(d,2”−Heq),2.05(s,9−OCOCH),2.28(s,12−NCH),2.51(s,3’−N(CH),2.60(dd,3’−H),2.92(dd,17−H),3.18(m,12−H),3.41(br d,4−H),3.48(dd,2’−H),3.54(s,4−OCH),3.97(br d,5−H),4.07(br dd,13−H),4.43(d,1’−H),4.45(dq,5”−H),4.62(d,4”−H),5.02(ddq,15−H),5.06(d,1”−H),5.19(br d,9−H),5.29(br t,3−H),5.75(br dd,11−H),5.83(br dd,10−H),7.19(dd,pyridine),7.52(dt,pyridine),8.41(d,pyridine),8.42(dd,pyridine),9.65(br s,18−H).
実施例131
9−O−アセチル−4’−デマイカロシル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(3−(ピリジン−3−イル)プロピル)アミノ)プラテノマイシン(式(II)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−(ピリジン−3−イル)プロピル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例129の化合物50mgから標記化合物4mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C426713
(2)マススペクトル(FAB):m/z822(M+H)
(3)比旋光度:[α] 23−35°(c0.21,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.89(d,19−H),1.11(br t,7−H),1.15(t,3−OCOCHCH),1.23(d,6’−H),1.29(d,16−H),1.51(dt,7−H),1.63(br dd,14−H),1.84(m,12−N(CH−pyridine),2.06(s,9−OCOCH),2.31(s,12−NCH),2.50(s,3’−N(CH),2.99(dd,17−H),3.06(t,4’−H),3.23(m,12−H),3.25(dq,5’−H),3.41(br d,4−H),3.48(dd,2’−H),3.54(s,4−OCH),3.98(br d,5−H),4.05(br dd,13−H),4.45(d,1’−H),5.04(ddq,15−H),5.19(br d,9−H),5.29(br t,3−H),5.76(br d,11−H),5.86(br d,10−H),7.19(dd,pyridine),7.52(br t,pyridine),8.43(m,pyridine),9.68(br s,18−H).
実施例132
9−O−クロロアセチルミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(VII)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがクロロアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表される化合物)の製造法
ミデカマイシン25.00gをジクロロメタン375mlに溶解し、ピリジン4.47ml及びクロロアセチルクロリド3.18mlを加え、室温で1時間攪拌した。反応液に水を加え15分間攪拌後、クロロホルム300mlで2回抽出した。有機層を0.1N塩酸300mlで2回、水300ml、飽和重曹水300ml、飽和食塩水300mlで順次洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、これを濾過し、濾液を減圧濃縮して、9−0クロロアセチルミデカマイシンの粗生成物31.34gを得た。この化合物31.34gをメタノール330mlに溶解し、オルト蟻酸メチル330ml及びPPTS 15.44gを加え50℃で86時間攪拌した。反応液を減圧濃縮し、水500mlを加え、酢酸エチル1000mlで抽出した。有機層を水500mlで2回、飽和重曹水500mlで2回、飽和食塩水500mlで順次洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、これを濾過した。濾液を減圧濃縮して得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム−メタノール(40:1))で精製して、化合物19.36gを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C4574ClNO17
(2)マススペクトル(FAB):m/z936(M+H)
(3)比旋光度:[α] 19−40°(c0.25,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.92(br t,7−H),1.00(d,19−H),1.11(s,3”−CH),1.13(d,6”−H),1.17(t,3−OCOCHCH),1.24(d,16−H),1.25(t,4”−OCOCHCH),1.26(d,6’−H),1.57(br t,7−H),1.83(dd,2”−Hax),2.00(d,2”−Heq),2.11(ddd,14−H),2.24(dd,2−H),2.51(s,3’−N(CH),2.69(dd,2−H),3.20(br d,4−H),3.24(s,18−OCH),3.27(s,18−OCH),3.52(s,4−OCH),3.56(dd,2’−H),3.89(br d,5−H),4.00(s,9−OCOCHCl),4.45(dq,5”−H),4.49(d,1’−H),4.49(dd,18−H),4.61(d,4”−H),4.95(ddq,15−H),5.02(br dd,3−H),5.06(d,1”−H),5.39(dd,9−H),5.55(dd,10−H),5.84(ddd,13−H),6.05(dd,12−H),6.69(dd,11−H).
実施例133
ミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(VII)において、Rがプロピオニル基で表され、Rが水素原子で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表される化合物)の製造法
実施例132の化合物18.40gにメタノール184mlを加え溶解し、28%アンモニア水184mlを加え、室温で2時間攪拌した。反応液を減圧濃縮し、水500mlを加え、クロロホルム500mlで2回抽出した。有機層を飽和重曹水500ml、飽和食塩水500mlで順次洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、これを濾過した。濾液を減圧濃縮して得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム−メタノール−アンモニア水(80:1:0.1→60:1:0.1))で精製して、化合物8.50gを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C4373NO16
(2)マススペクトル(FAB):m/z860(M+H)
(3)比旋光度:[α] 20−42°(c0.30,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.90(br t,7−H),0.98(d,19−H),1.10(s,3”−CH),1.11(d,6”−H),1.14(t,3−OCOCHCH),1.16(t,4”−OCOCHCH),1.24(d,16−H),1.26(d,6’−H),1.47(br t,7−H),1.82(dd,2”−Hax),2.00(d,2”−Heq),2.13(ddd,14−H),2.24(dd,2−H),2.49(s,3’−N(CH),2.70(dd,2−H),3.21(s,18−OCH),3.22(br d,4−H),3.25(s,18−OCH),3.52(s,4−OCH),3.57(dd,2’−H),3.83(br d,5−H),4.19(dd,9−H),4.45(dq,5”−H),4.47(d,1’−H),4.47(dd,18−H),4.61(d,4”−H),4.99(ddq,15−H),5.04(br dd,3−H),5.06(d,1”−H),5.63(dd,10−H),5.73(ddd,13−H),6.05(dd,12−H),6.51(dd,11−H).
実施例134
12,13−ジヒドロ−12,13−エポキシミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(VIII)において、Rがプロピオニル基で表され、Rが水素原子で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表される化合物)の製造法
実施例2と同様の方法で、実施例133の化合物8.40gから標記化合物3.88gを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C4373NO17
(2)マススペクトル(FAB):m/z876(M+H)
(3)比旋光度:[α] 21−55°(c0.20,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.86(br t,7−H),1.01(d,19−H),1.09(t,3−OCOCHCH),1.11(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.26(d,16−H),1.27(d,6’−H),1.42(ddd,14−H),1.52(br t,7−H),1.83(dd,2”−Hax),2.00(d,2”−Heq),2.22(br d,14−H),2.37(dd,2−H),2.50(s,3’−N(CH),2.73(dd,2−H),3.13(s,18−OCH),3.14(dd,12−H),3.24(s,18−OCH),3.54(s,4−OCH),3.56(dd,2’−H),3.89(br d,5−H),4.19(dd,9−H),4.42(dq,5”−H),4.48(dd,18−H),4.52(d,1’−H),4.61(d,4”−H),4.91(ddq,15−H),5.07(d,1”−H),5.11(br dd,3−H),5.63(dd,11−H),6.09(dd,10−H).
実施例135
12−アジド−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(V)において、Rがプロピオニル基で表され、Rが水素原子で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがジメトキシメチル基で表され、Rが水素原子で表される化合物)の製造法
実施例3と同様の方法で、実施例134の化合物3.75gから標記化合物2.32gを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C437417
(2)マススペクトル(FAB):m/z919(M+H)
(3)比旋光度:[α] 21−66°(c0.40,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.96(d,19−H),1.05(br t,7−H),1.11(s,3”−CH),1.11(t,3−OCOCHCH),1.12(d,6”−H),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.27(d,6’−H),1.30(d,16−H),1.40(br t,7−H),1.64(br dd,14−H),1.83(dd,2”−Hax),2.00(d,2”−Heq),2.50(s,3’−N(CH),2.59(dd,2−H),2.83(dd,2−H),3.14(s,18−OCH),3.26(s,18−OCH),3.31(m,4’−H),3.31(m,5’−H),3.48(dd,4−H),3.52(s,4−OCH),3.56(dd,2’−H),3.92(br d,5−H),4.26(br dd,13−H),4.27(br dd,9−H),4.45(dq,5”−H),4.49(t,18−H),4.51(d,1’−H),4.61(d,4”−H),5.07(d,1”−H),5.10(ddq,15−H),5.12(br dd,3−H),5.79(dd,10−H),5.88(dd,11−H).
実施例136
12−アミノ−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(IX)において、Rがプロピオニル基で表され、Rが水素原子で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表される化合物)の製造法
実施例4と同様の方法で、実施例135の化合物2.30gから標記化合物1.22gを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C437617
(2)マススペクトル(FAB):m/z893(M+H)
(3)比旋光度:[α] 21−40°(c0.20,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.94(d,19−H),1.10(s,3”−CH),1.11(t,3−OCOCHCH),1.12(d,6”−H),1.16(t,4”−OCOCHCH),1.26(d,6’−H),1.28(d,16−H),1.37(br t,7−H),1.53(br dd,14−H),1.74(br dd,14−H),1.83(dd,2”−Hax),2.00(d,2”−Heq),2.49(s,3’−N(CH),2.61(dd,2−H),2.87(dd,2−H),3.13(s,18−OCH),3.25(s,18−OCH),3.30(t,4’−H),3.32(dq,5’−H),3.51(s,4−OCH),3.53(dd,4−H),3.55(dd,2’−H),3.67(br s,12−H),3.79(br dd,13−H),3.93(br d,5−H),4.18(br dd,9−H),4.44(dq,5”−H),4.49(t,18−H),4.52(d,1’−H),4.61(d,4”−H),5.06(d,1”−H),5.13(ddq,15−H),5.16(br dd,3−H),5.70(dd,10−H),5.79(dd,11−H).
実施例137
12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(3−フェニルプロピル)アミノ)ミデカマイシン 18−ジメチルアセタール(式(X)において、Rがプロピオニル基で表され、Rが水素原子で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−フェニルプロピル基で表される化合物)の製造法
実施例7と同様の方法で、実施例136の化合物1.20gとフェニルプロピオンアルデヒド236μlから標記化合物868mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C538817
(2)マススペクトル(FAB):m/z1025(M+H)
(3)比旋光度:[α] 21−60°(c0.30,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.89(d,19−H),1.11(s,3”−CH),1.11(t,3−OCOCHCH),1.13(d,6”−H),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.26(d,16−H),1.28(d,6’−H),1.42(br t,7−H),1.50(br dd,14−H),1.83(m,12−N(CH),1.83(dd,2”−Hax),2.01(d,2”−Heq),2.32(s,12−NCH),2.50(s,3’−N(CH),2.61(t,12−N(CH),2.66(dd,2−H),2.78(dd,2−H),3.16(s,18−OCH),3.24(br s,12−H),3.26(s,18−OCH),3.29(t,4’−H),3.32(m,5’−H),3.48(br d,4−H),3.53(s,4−OCH),3.56(dd,2’−H),3.95(br d,5−H),3.95(br dd,13−H),4.32(br dd,9−H),4.46(dq,5”−H),4.50(t,18−H),4.52(d,1’−H),4.62(d,4”−H),5.05(ddq,15−H),5.07(d,1”−H),5.21(br dd,3−H),5.80(br d,11−H),5.80(br d,10−H),7.17(m,C),7.26(m,C).
実施例138
12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(3−フェニルプロピル)アミノ)ミデカマイシン(式(I)において、Rがプロピオニル基で表され、Rが水素原子で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−フェニルプロピル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例137の化合物860mgから標記化合物313mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C518216
(2)マススペクトル(FAB):m/z979(M+H)
(3)比旋光度:[α] 17−67°(c0.40,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.88(d,19−H),1.06(br t,7−H),1.11(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.16(t,3−OCOCHCH),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.17(d,6’−H),1.27(d,16−H),1.41(br t,7−H),1.54(br dd,14−H),1.83(dd,2”−Hax),1.84(m,12−N(CH),2.01(d,2”−Heq),2.34(s,12−NCH),2.51(s,3’−N(CH),2.61(t,12−N(CH),2.97(dd,17−H),3.26(br s,12−H),3.28(m,4’−H),3.28(m,5’−H),3.42(br d,4−H),3.50(dd,2’−H),3.52(s,4−OCH),3.91(dd,5−H),4.00(br dd,13−H),4.19(br d,9−H),4.44(dq,5”−H),4.44(d,1’−H),4.61(d,4”−H),5.04(ddq,15−H),5.06(d,1”−H),5.30(br dd,3−H),5.78(dd,11−H),5.87(dd,10−H),7.16(m,C),7.25(m,C),9.65(s,18−H).
実施例139
4’−デマイカロシル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(3−フェニルプロピル)アミノ)プラテノマイシン(式(II)において、Rがプロピオニル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−フェニルプロピル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例137の化合物860mgから標記化合物344mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C416612
(2)マススペクトル(FAB):m/z779(M+H)
(3)比旋光度:[α] 18−38°(c0.40,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.88(d,19−H),1.06(br t,7−H),1.17(t,3−OCOCHCH),1.22(d,6’−H),1.27(d,16−H),1.42(dt,7−H),1.52(br dd,14−H),1.85(m,12−N(CH),2.03(m,14−H),2.32(s,12−NCH),2.33(t,3’−H),2.49(s,3’−N(CH),2.61(t,12−N(CH),3.02(dd,17−H),3.05(t,4’−H),3.25(br s,12−H),3.27(dq,5’−H),3.44(br d,4−H),3.48(dd,2’−H),3.53(s,4−OCH),3.92(br d,5−H),3.99(br dd,13−H),4.20(br s,9−H),4.46(d,1’−H),5.05(ddq,15−H),5.30(br dd,3−H),5.77(dd,11−H),5.85(dd,10−H),7.16(m,C),7.25(m,C),9.67(s,18−H).
実施例140
9−O−クロロアセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(3−フェニルプロピル)アミノ)ミデカマイシン(式(I)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがクロロアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−フェニルプロピル基で表される化合物)の製造法
実施例138の化合物305mgをトルエン9.2mlに溶解し、ピリジン88μl及びクロロアセチルクロリド74μlを加え、室温で2時間攪拌した。反応液に水を加え15分間攪拌後、クロロホルム20mlで2回抽出した。有機層を0.1N塩酸20mlで2回、水20ml、飽和重曹水20ml、飽和食塩水20mlで順次洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、これを濾過した。濾液を減圧濃縮して得られた残さ224mgをメタノール8.1mlに溶解し、水0.9mlを加え35℃で1時間攪拌した。反応液を減圧濃縮し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム−メタノール−アンモニア水(80:1:0.1→20:1:0.1))で精製して、化合物84mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C5383ClN17
(2)マススペクトル(FAB):m/z1055(M+H)
(3)比旋光度:[α] 24−64°(c1.0,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.91(d,19−H),1.09(br t,7−H),1.11(s,3”−CH),1.15(d,6”−H),1.16(t,3−OCOCHCH),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.18(d,6’−H),1.28(d,16−H),1.51(br t,7−H),1.61(br dd,14−H),1.84(dd,2”−Hax),1.85(m,12−N(CH),2.01(d,2”−Heq),2.05(br d,14−H),2.34(s,12−NCH),2.51(s,3’−N(CH),2.61(t,12−N(CH),2.94(dd,17−H),3.27(br s,12−H),3.29(m,4’−H),3.29(m,5’−H),3.38(br d,4−H),3.49(dd,2’−H),3.53(s,4−OCH),3.97(br d,5−H),4.04(s,9−OCOCHCl),4.05(br dd,13−H),4.44(dq,5”−H),4.44(d,1’−H),4.62(d,4”−H),5.03(ddq,15−H),5.06(d,1”−H),5.26(br d,9−H),5.28(br dd,3−H),5.82(br d,11−H),5.89(br d,10−H),7.16(m,C),7.25(m,C),9.65(s,18−H).
実施例141
12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−9−O−((イミダゾール−1−イル)アセチル)−12−(N−メチル−N−(3−フェニルプロピル)アミノ)ミデカマイシン(式(I)において、Rがプロピオニル基で表され、Rが(イミダゾール−1−イル)アセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−フェニルプロピル基で表される化合物)の製造法
実施例140の化合物23mgをDMF0.7mlに溶解し、イミダゾール7.4mgを加え、50℃で40時間攪拌した。室温に戻した後、酢酸エチル20ml及び飽和重曹水10mlを加え、室温で30分間攪拌した。反応液を酢酸エチル20mlで2回抽出し、有機層を飽和重曹水10ml、飽和食塩水10mlで順次洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、これを濾過した。濾液を減圧濃縮して得られた残さを分取用TLC(クロロホルム−メタノール−アンモニア水(7:1:0.1))で精製して、化合物18mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C568617
(2)マススペクトル(FAB):m/z1087(M+H)
(3)比旋光度:[α] 18−68°(c0.71,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.83(d,19−H),1.07(br t,7−H),1.11(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.14(t,3−OCOCHCH),1.15(d,6’−H),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.27(d,16−H),1.37(br t,7−H),1.55(br dd,14−H),1.82(m,12−N(CH),1.83(dd,2”−Hax),2.01(d,2”−Heq),2.27(s,12−NCH),2.52(s,3’−N(CH),2.61(t,12−N(CH),2.92(dd,17−H),3.20(br s,12−H),3.26(m,4’−H),3.27(m,5’−H),3.34(br d,4−H),3.50(dd,2’−H),3.54(s,4−OCH),3.92(br d,5−H),3.97(br dd,13−H),4.43(d,1’−H),4.44(dq,5”−H),4.61(d,4”−H),4.70(s,9−OCOCH−imidazole),5.00(ddq,15−H),5.05(d,1”−H),5.23(br d,9−H),5.26(br dd,3−H),5.59(dd,11−H),5.76(dd,10−H),6.91(s,imidazole),7.06(s,imidazole),7.15(m,C),7.26(m,C),7.48(s,imidazole),9.65(s,18−H).
実施例142
9−O−クロロアセチル−4’−デマイカロシル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(3−フェニルプロピル)アミノ)プラテノマイシン(式(II)において、Rがプロピオニル基で表され、Rがクロロアセチル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−フェニルプロピル基で表される化合物)の製造法
実施例140の化合物55mgをアセトニトリル1.4mlに溶解し、1N塩酸1.4mlを加え、室温で2時間攪拌した。反応液にクロロホルム8.5ml及び飽和重曹水10.2mlを加え30分間攪拌後、クロロホルム30mlで2回抽出した。有機層を飽和重曹水20ml、飽和食塩水20mlで順次洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、これを濾過した。濾液を減圧濃縮して得られた残さを分取用TLC(酢酸エチル−メタノール−アンモニア水(10:1:0.1))で精製して、化合物28mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C4367ClN13
(2)マススペクトル(FAB):m/z855(M+H)
(3)比旋光度:[α] 18−34°(c0.50,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.90(d,19−H),1.09(br t,7−H),1.16(t,3−OCOCHCH),1.22(d,6’−H),1.28(d,16−H),1.53(dt,7−H),1.61(br dd,14−H),1.85(m,12−N(CH),2.06(br dt,14−H),2.32(s,12−NCH),2.50(s,3’−N(CH),2.56(t,12−N(CH),3.00(dd,17−H),3.07(t,4’−H),3.24(br s,12−H),3.26(dq,5’−H),3.39(br d,4−H),3.46(dd,2’−H),3.53(s,4−OCH),3.97(br d,5−H),4.04(s,9−OCOCHCl),4.05(br dd,13−H),4.45(d,1’−H),5.03(ddq,15−H),5.26(br d,9−H),5.28(br dd,3−H),5.84(br d,11−H),5.84(br d,10−H),7.16(m,C),7.25(m,C),9.67(s,18−H).
実施例143
4’−デマイカロシル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−9−O−((イミダゾール−1−イル)アセチル)−12−(N−メチル−N−(3−フェニルプロピル)アミノ)プラテノマイシン(式(II)において、Rがプロピオニル基で表され、Rが(イミダゾール−1−イル)アセチル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−フェニルプロピル基で表される化合物)の製造法
実施例141と同様の方法で、実施例142の化合物22mgから標記化合物15mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C467013
(2)マススペクトル(FAB):m/z887(M+H)
(3)比旋光度:[α] 19−39°(c0.56,CHCl
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.82(d,19−H),1.09(br t,7−H),1.15(t,3−OCOCHCH),1.21(d,6’−H),1.27(d,16−H),1.39(dt,7−H),1.53(ddd,14−H),1.82(m,12−N(CH),2.26(s,12−NCH),2.34(t,3’−H),2.51(s,3’−N(CH),2.61(dt,12−N(CH),2.97(dd,17−H),3.06(t,4’−H),3.18(br s,12−H),3.26(dq,5’−H),3.36(br d,4−H),3.47(dd,2’−H),3.55(s,4−OCH),3.93(br d,5−H),3.97(br dd,13−H),4.45(d,1’−H),4.69(s,9−OCOCH−imidazole),5.00(ddq,15−H),5.23(br d,9−H),5.26(br dd,3−H),5.58(dd,11−H),5.75(dd,10−H),6.91(s,imidazole),7.06(s,imidazole),7.16(m,C),7.26(m,C),7.48(s,imidazole),9.64(s,18−H).
実施例144
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−12,13−エポキシロイコマイシンA7 18−ジメチルアセタール(式(VIII)において、Rが水素原子で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表される化合物)の製造法
ロイコマイシンA7 10gに塩化メチレン200mlを加え溶解し、ピリジン3.2ml存在下、アセチルクロライド1.4mlを加え室温で1.5時間攪拌した。反応液を飽和重曹水200ml、飽和食塩水200mlで順次洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、これを濾過した。得られた反応物にメタノール100mlを加え溶解し、オルト蟻酸メチル100ml及びPPTS 4.98gを加え、室温で2日間攪拌した。反応液を飽和重曹水500ml、飽和食塩水500mlで順次洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、これを濾過した。濾液を減圧濃縮して得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム−メタノール−アンモニア水(120:1:0.1))で精製して、化合物8.0gを得た。
上記化合物1.5gにクロロホルム30mlを加え溶解し、3−クロロ過安息香酸976mgを加え、40℃で終夜反応させた。反応液にエタノール5mlを加え、氷冷下5%亜二チオン酸ナトリウム水溶液5mlをゆっくり滴下した。15分間撹拌した後、減圧濃縮し、飽和重曹水を加え、クロロホルム100mlで2回抽出した。有機層を飽和重曹水100ml、飽和食塩水100mlで順次洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、これを濾過した。濾液を減圧濃縮して得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム−メタノール(70:1))で精製して、標記化合物1.2gを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C4271NO17
(2)マススペクトル(FAB):m/z862(M+H)
(3)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):1.00(d,19−H),1.11(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.16(t,4”−OCOCHCH),1.27(d,6’−H),1.30(d,16−H),1.83(dd,2”−Hax),2.00(d,2”−Heq),2.02(s,9−OCOCH),2.41(q,4”−OCOCHCH),2.43(q,4”−OCOCHCH),2.49(s,3’−N(CH),3.03(dd,12−H),3.03(dd,12−H),3.31(s,18−OCH),3.35(s,18−OCH),3.54(s,4−OCH),3.55(dd,2’−H),3.84(br dd,3−H),4.11(m,5−H),4.51(d,1’−H),4.48(dq,5”−H),4.54(dd,18−H),4.61(d,4”−H),5.05(d,1”−H),5.30(ddq,15−H),5.42(dd,9−H),5.53(dd,11−H),5.98(dd,10−H).
実施例145
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−12,13−エポキシ−3−O−(3−フェニルプロペン−2−イル)ロイコマイシンA7 18−ジメチルアセタール(式(VIII)において、Rが3−フェニルプロペン−2−イル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表される化合物)の製造法
実施例144の化合物1.0gにアセトニトリル20mlを加え溶解し、無水酢酸0.55mlを加えて40℃で終夜反応させた。反応液に飽和重曹水を加え、クロロホルム100mlで2回抽出した。有機層を飽和重曹水100ml、飽和食塩水100mlで順次洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、これを濾過した。濾液を減圧濃縮して得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム−メタノール(70:1))で精製して、化合物1.0gを得た。
上記化合物1.0gにDMF3.0mlを加え溶解し、水素化ナトリウム67mg存在下、シンナミルブロマイド1.08gを加え、室温で4時間反応させた。反応液を飽和重曹水100ml、飽和食塩水100mlで順次洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、これを濾過した。濾液を減圧濃縮して得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル(3:1))で精製して、化合物640mgを得た。
上記化合物にメタノール20ml及び水2mlを加え55℃で終夜攪拌した。反応液を減圧濃縮して得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム−メタノール(10:1))で精製して、標記化合物590mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C5179NO17
(2)マススペクトル(FAB):m/z978(M+H)
(3)比旋光度:[α] 24−40°(c1.0,MeOH)
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.99(d,19−H),1.20(s,3”−CH),1.15(d,6”−H),1.16(t,4”−OCOCHCH),1.22(d,6’−H),1.30(d,16−H),1.81(dd,2”−Hax),1.96(d,2”−Heq),2.10(s,9−OCOCH),2.26(ddd,14−H),2.43(q,4”−OCOCHCH),2.44(q,4”−OCOCHCH),2.48(s,3’−N(CH),2.83(dd,2−H),2.89(br d,4−H),3.06(dd,12−H),3.28(ddd,13−H),3.28(dq,5’−H),3.28(s,18−OCH),3.29(s,18−OCH),3.55(s,4−OCH),3.58(dd,2’−H),3.79(br dd,3−H),4.01(m,5−H),4.24(br d,3−OCHCH=CHPh),4.45(d,1’−H),4.46(dq,5”−H),4.56(dd,18−H),4.60(d,4”−H),5.03(d,1”−H),5.12(ddq,15−H),5.38(dd,9−H),5.51(dd,11−H),5.77(dd,10−H),6.28(dt,3−OCHCH=CHPh),6.57(d,3−OCHCH=CHPh),7.29(m,3−OCHCH=CHPh).
実施例146
9−O−アセチル−12−アジド−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−3−O−(3−フェニルプロペン−2−イル)ロイコマイシンA7 18−ジメチルアセタール(式(V)において、Rが3−フェニルプロペン−2−イル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがジメトキシメチル基で表され、Rが水素原子で表される化合物)の製造法
実施例3と同様の方法で、実施例130の化合物1.0gから標記化合物560mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C518017
(2)マススペクトル(FAB):m/z1021(M+H)
(3)比旋光度:[α] 22−69°(c1.0,MeOH)
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.90(d,19−H),1.11(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.17(t,4”−OCOCHCH),1.25(d,6’−H),1.30(d,16−H),1.82(dd,2”−Hax),1.98(d,2”−Heq),2.07(s,9−OCOCH),2.42(q,4”−OCOCHCH),2.44(q,4”−OCOCHCH),2.49(s,3’−N(CH),2.80(d,2−H),3.30(s,18−OCH),3.33(s,18−OCH),3.52(s,4−OCH),3.59(dd,2’−H),3.71(m,13−H),3.82(m,3−H),4.13(dd,3−OCHCH=CHPh),4.15(m,5−H),4.34(dd,3−OCHCH=CHPh),4.48(dq,5”−H),4.50(d,1’−H),4.61(dd,18−H),4.61(d,4”−H),5.05(d,1”−H),5.08(ddq,15−H),5.30(dd,9−H),5.36(m,10−H),5.51(m,11−H),6.34(dt,3−OCHCH=CHPh),6.61(d,3−OCHCH=CHPh),7.12(m,3−OCHCH=CHPh).
実施例147
9−O−アセチル−12−アミノ−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−3−O−(3−フェニルプロペン−2−イル)ロイコマイシンA7 18−ジメチルアセタール(式(IX)において、Rが3−フェニルプロペン−2−イル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表される化合物)の製造法
実施例4と同様の方法で、実施例146の化合物350mgから標記化合物125mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C518217
(2)マススペクトル(FAB):m/z995(M+H)
(3)比旋光度:[α] 22−55°(c1.0,MeOH)
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.88(d,19−H),1.08(s,3”−CH),1.10(d,6”−H),1.14(t,4”−OCOCHCH),1.23(d,6’−H),1.26(d,16−H),1.79(dd,2”−Hax),1.86(d,2”−Heq),2.03(s,9−OCOCH),2.40(q,4”−OCOCHCH),2.42(q,4”−OCOCHCH),2.47(s,3’−N(CH),2.80(d,2−H),3.35(m,4−H),3.38(s,18−OCH),3.41(s,18−OCH),3.50(s,4−OCH),3.55(dd,2’−H),3.82(m,13−H),3.82(m,3−H),4.10(dd,3−OCHCH=CHPh),4.15(m,5−H),4.31(dd,3−OCHCH=CHPh),4.44(dq,5”−H),4.50(d,1’−H),4.58(d,4”−H),4.62(dd,18−H),5.04(ddq,15−H),5.04(d,1”−H),5.27(br s,9−H),5.40(m,10−H),5.40(m,11−H),6.34(dt,3−OCHCH=CHPh),6.59(d,3−OCHCH=CHPh),7.30(m,3−OCHCH=CHPh).
実施例148
9,2’−ジ−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−12−アミノ−13−ヒドロキシ−3−O−(3−フェニルプロペン−2−イル)ロイコマイシンA7 18−ジメチルアセタールの製造法
実施例146の化合物400mgを用い、実施例37と同様の方法で2’位の選択的なアセチル化を行った後、実施例38と同様の方法で還元を行い標記化合物140mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C538418
(2)マススペクトル(FAB):m/z1037(M+H)
(3)比旋光度:[α] 25−77°(c1.0,MeOH)
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.87(d,19−H),1.09(s,3”−CH),1.10(d,6”−H),1.15(t,4”−OCOCHCH),1.23(d,6’−H),1.26(d,16−H),1.81(dd,2”−Hax),1.97(s,2’−OCOCH),2.05(s,9−OCOCH),2.42(q,4”−OCOCHCH),2.43(q,4”−OCOCHCH),2.38(s,3’−N(CH),3.27(s,18−OCH),3.32(s,18−OCH),3.50(s,4−OCH),3.58(m,13−H),3.82(m,3−H),4.13(dd,3−OCHCH=CHPh),4.13(m,5−H),4.38(dd,3−OCHCH=CHPh),4.38(dq,5”−H),4.59(d,4”−H),4.65(dd,18−H),4.76(d,1’−H),4.99(dd,2’−H),5.01(ddq,15−H),5.04(d,1”−H),5.30(br s,9−H),5.38(m,10−H),5.38(m,11−H),6.38(dt,3−OCHCH=CHPh),6.59(d,3−OCHCH=CHPh),7.30(m,3−OCHCH=CHPh).
実施例149
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−12−N,N−ジメチルアミノ−13−ヒドロキシ−3−O−(3−フェニルプロペン−2−イル)ロイコマイシンA7 18−ジメチルアセタール(式(X)において、Rが3−フェニルプロペン−2−イル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rがメチル基で表される化合物)の製造法
実施例5と同様の方法で、実施例147の化合物59mgから標記化合物52mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C538617
(2)マススペクトル(FAB):m/z1023(M+H)
(3)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.89(d,19−H),1.09(s,3”−CH),1.11(d,6”−H),1.15(t,4”−OCOCHCH),1.23(d,6’−H),1.30(d,16−H),1.80(dd,2”−Hax),1.96(d,2”−Heq),2.07(s,9−OCOCH),2.18(s,12−N(CH),2.41(q,4”−OCOCHCH),2.43(q,4”−OCOCHCH),2.49(s,3’−N(CH),2.64(br dd,12−H),3.28(s,18−OCH),3.31(s,18−OCH),3.53(s,4−OCH),3.56(dd,2’−H),3.81(m,3−H),4.11(dd,3−OCHCH=CHPh),4.31(dd,3−OCHCH=CHPh),4.47(dq,5”−H),4.51(d,1’−H),4.60(dd,18−H),4.60(d,4”−H),4.99(ddq,15−H),5.04(d,1”−H),5.29(br s,9−H),5.48(m,10−H),5.48(m,11−H),6.32(dt,3−OCHCH=CHPh),6.59(d,3−OCHCH=CHPh),7.30(m,3−OCHCH=CHPh).
実施例150
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−12−N,N−ジメチルアミノ−13−ヒドロキシ−3−O−(3−フェニルプロペン−2−イル)ロイコマイシンA7(式(I)において、Rが3−フェニルプロペン−2−イル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rがメチル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例149の化合物64mgから標記化合物26mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C518016
(2)マススペクトル(FAB):m/z977(M+H)
(3)比旋光度:[α] 24−62°(c1.0,MeOH)
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.84(d,19−H),1.11(s,3”−CH),1.12(d,6”−H),1.16(t,4”−OCOCHCH),1.17(d,6’−H),1.32(d,16−H),1.81(dd,2”−Hax),1.96(d,2”−Heq),2.05(s,9−OCOCH),2.22(s,12−N(CH),2.42(q,4”−OCOCHCH),2.44(q,4”−OCOCHCH),2.48(s,3’−N(CH),2.79(br dd,12−H),2.99(dd,17−H),3.27(br d,4−H),3.53(s,4−OCH),3.53(dd,2’−H),3.84(m,3−H),3.84(m,13−H),4.08(br d,5−H),4.35(dd,3−OCHCH=CHPh),4.38(dd,3−OCHCH=CHPh),4.43(dq,5”−H),4.44(d,1’−H),4.60(d,4”−H),5.01(ddq,15−H),5.02(d,1”−H),5.11(br s,9−H),5.48(m,10−H),5.48(m,11−H),6.48(dt,3−OCHCH=CHPh),6.59(d,3−OCHCH=CHPh),7.29(m,3−OCHCH=CHPh),9.75(s,18−H).
実施例151
9−O−アセチル−4’−デマイカロシル−12,13−ジヒドロ−12−N,N−ジメチルアミノ−13−ヒドロキシ−3−O−(3−フェニルプロペン−2−イル)ロイコマイシンV(式(II)において、Rが3−フェニルプロペン−2−イル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rがメチル基で表され、Rがメチル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例149の化合物64mgから標記化合物24mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C416412
(2)マススペクトル(FAB):m/z777(M+H)
(3)比旋光度:[α] 24−41°(c1.0,MeOH)
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.83(d,19−H),1.23(d,6’−H),1.31(d,16−H),2.06(s,9−OCOCH),2.20(s,12−N(CH),2.31(t,3’−H),2.47(s,3’−N(CH),2.68(br dd,12−H),2.85(dd,2−H),3.01(t,4’−H),3.05(dd,17−H),3.25(dq,5’−H),3.29(br d,4−H),3.54(s,4−OCH),3.84(m,3−H),3.84(m,13−H),4.09(br d,5−H),4.16(dd,3−OCHCH=CHPh),4.38(dd,3−OCHCH=CHPh),4.46(d,1’−H),4.60(d,4”−H),5.01(ddq,15−H),5.19(br s,9−H),5.49(m,10−H),5.49(m,11−H),6.50(dt,3−OCHCH=CHPh),6.60(d,3−OCHCH=CHPh),7.28(m,3−OCHCH=CHPh),9.77(s,18−H).
実施例152
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(3−フェニルプロピル)アミノ)−3−O−(3−フェニルプロペン−2−イル)ロイコマイシンA7(式(I)において、Rが3−フェニルプロペン−2−イル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−フェニルプロピル基で表される化合物)の製造法
実施例7と同様の方法で、実施例147の化合物150mgと3−フェニルプロピルアルデヒド24μlから9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(3−フェニルプロピル)アミノ)−3−O−(3−フェニルプロペン−2−イル)ロイコマイシンA7 18−ジメチルアセタールを合成し、その粗化合物150mgから実施例51と同様の方法で標記化合物28mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C598816
(2)マススペクトル(FAB):m/z1081(M+H)
(3)比旋光度:[α] 24−139°(c1.0,MeOH)
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.78(d,19−H),1.10(s,3”−CH),1.11(d,6”−H),1.16(t,4”−OCOCHCH),1.17(d,6’−H),1.25(d,16−H),1.82(dd,2”−Hax),1.97(d,2”−Heq),2.04(s,9−OCOCH),2.22(s,12−N(CH),2.42(q,4”−OCOCHCH),2.43(q,4”−OCOCHCH),2.49(s,3’−N(CH),2.95(br dd,12−H),2.95(dd,17−H),3.28(br d,4−H),3.51(s,4−OCH),3.51(dd,2’−H),3.85(m,13−H),4.09(br d,5−H),4.09(dd,3−OCHCH=CHPh),4.38(dd,3−OCHCH=CHPh),4.44(dq,5”−H),4.45(d,1’−H),4.60(d,4”−H),5.01(ddq,15−H),5.04(d,1”−H),5.08(br s,9−H),5.33(br dd,10−H),5.47(br dd,11−H),6.54(m,3−OCHCH=CHPh),7.25(m,3−OCHCH=CHPh),9.77(s,18−H).
実施例153
9−O−アセチル−4’−デマイカロシル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(3−フェニルプロピル)アミノ)−3−O−(3−フェニルプロペン−2−イル)ロイコマイシンV(式(II)において、Rが3−フェニルプロペン−2−イル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−フェニルプロピル基で表される化合物)の製造法
実施例7と同様の方法で、実施例147の化合物150mgと3−フェニルプロピルアルデヒド24μlから9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(3−フェニルプロピル)アミノ)−3−O−(3−フェニルプロペン−2−イル)ロイコマイシンA7 ジメチルアセタールを合成し、その粗化合物150mgから実施例51と同様の方法で標記化合物6mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C497212
(2)マススペクトル(FAB):m/z881(M+H)
(3)比旋光度:[α] 24−80°(c0.5,MeOH)
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.79(d,19−H),1.23(d,6’−H),1.25(d,16−H),2.05(s,9−OCOCH),2.22(s,12−N(CH),2.33(t,3’−H),2.48(s,3’−N(CH),2.97(br dd,12−H),3.02(dd,17−H),3.03(t,4’−H),3.29(dd,5’−H),3.30(br d,4−H),3.50(dd,2’−H),3.53(s,4−OCH),3.75(m,3−H),3.86(m,13−H),4.11(br d,5−H),4.12(dd,3−OCHCH=CHPh),4.38(dd,3−OCHCH=CHPh),4.47(d,1’−H),5.01(ddq,15−H),5.09(br s,9−H),5.34(dd,10−H),5.45(dd,11−H),6.51(dt,3−OCHCH=CHPh),6.57(d,3−OCHCH=CHPh),7.25(m,3−OCHCH=CHPh),9.80(s,18−H).
実施例154
9,2’−ジ−O−アセチル−12−アミノ−12,13−N,O−カルボニル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−3−O−(3−フェニルプロペン−2−イル)ロイコマイシンA7 18−ジメチルアセタールの製造法
実施例39と同様の方法で、実施例148の化合物140mgから標記化合物140mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C527618
(2)マススペクトル(FAB):m/z1017(M+H)
(3)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.90(d,19−H),1.09(s,3”−CH),1.11(d,6”−H),1.15(t,4”−OCOCHCH),1.24(d,6’−H),1.27(d,16−H),1.45(m,7−H),1.82(dd,2”−Hax),1.75(d,2”−Heq),1.95(s,2’−OCOCH),2.07(s,9−OCOCH),2.40(q,4”−OCOCHCH),2.42(q,4”−OCOCHCH),2.62(d,2−H),2.38(s,3’−N(CH),2.89(dd,2−H),3.07(br d,4−H),3.30(s,18−OCH),3.37(s,18−OCH),3.46(s,4−OCH),3.60(br dd,12−H),3.89(m,3−H),4.13(br d,5−H),4.34(dd,3−OCHCH=CHPh),4.37(dq,5”−H),4.41(m,13−H),4.45(dd,3−OCHCH=CHPh),4.59(d,4”−H),4.75(d,1’−H),4.99(ddq,15−H),4.99(dd,2’−H),5.04(d,1”−H),5.27(br dd,11−H),5.44(m,9−H),5.63(br dd,10−H),6.43(dt,3−OCHCH=CHPh),6.62(d,3−OCHCH=CHPh),7.32(m,3−OCHCH=CHPh).
実施例155
9−O−アセチル−12−アミノ−12,13−N,O−カルボニル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−3−O−(3−フェニルプロペン−2−イル)ロイコマイシンA7(式(III)において、Rが3−フェニルプロペン−2−イル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rが水素原子で表される化合物)の製造法
実施例154の化合物43mgを実施例40と同様の方法で2’位の選択的脱アセチル化を行い、その粗化合物42mgから実施例51と同様の方法で標記化合物22mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C507417
(2)マススペクトル(FAB):m/z975(M+H)
(3)比旋光度:[α] 24−53°(c1.0,MeOH)
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.91(d,19−H),1.10(s,3”−CH),1.11(d,6”−H),1.15(t,4”−OCOCHCH),1.16(d,6’−H),1.32(d,16−H),1.81(dd,2”−Hax),1.96(d,2”−Heq),2.05(s,9−OCOCH),2.22(s,12−NCH),2.42(q,4”−OCOCHCH),2.43(q,4”−OCOCHCH),2.49(s,3’−N(CH),2.73(dd,4’−H),3.00(br dd,17−H),3.13(br d,4−H),3.51(s,4−OCH),3.51(dd,2’−H),3.88(m,3−H),3.94(br dd,12−H),4.08(br d,5−H),4.17(dd,3−OCHCH=CHPh),4.45(dq,5”−H),4.45(d,1’−H),4.51(m,13−H),4.53(dd,3−OCHCH=CHPh),4.60(d,4”−H),4.98(ddq,15−H),5.02(d,1”−H),5.15(m,9−H),5.50(br dd,11−H),5.64(br dd,10−H),6.53(dt,3−OCHCH=CHPh),6.62(d,3−OCHCH=CHPh),7.32(m,3−OCHCH=CHPh),9.78(s,18−H).
実施例156
9−O−アセチル−12−アミノ−12,13−N,O−カルボニル−4’−デマイカロシル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−3−O−(3−フェニルプロペン−2−イル)ロイコマイシンV(式(IV)において、Rが3−フェニルプロペン−2−イル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表される化合物)の製造法
実施例154の化合物62mgを実施例40と同様の方法で2’位の選択的脱アセチル化を行い、その粗化合物60mgから実施例51と同様の方法で標記化合物25mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C405813
(2)マススペクトル(FAB):m/z775(M+H)
(3)比旋光度:[α] 24−13°(c1.0,MeOH)
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.91(d,19−H),1.23(d,6’−H),1.31(d,16−H),2.05(s,9−OCOCH),2.32(t,3’−H),2.48(s,3’−N(CH),3.03(t,4’−H),3.07(dd,17−H),3.14(br d,4−H),3.25(dq,5’−H),3.49(dd,2’−H),3.52(s,4−OCH),3.89(m,3−H),3.92(m,12−H),4.10(br d,5−H),4.18(dd,3−OCHCH=CHPh),4.46(d,1’−H),4.52(m,13−H),4.54(dd,3−OCHCH=CHPh),4.98(ddq,15−H),5.16(br dd,9−H),5.49(dd,11−H),5.64(dd,10−H),6.54(dt,3−OCHCH=CHPh),6.63(d,3−OCHCH=CHPh),7.34(m,3−OCHCH=CHPh),9.81(s,18−H).
実施例157
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(3−(キノリン−4−イル)プロピル)アミノ)−3−O−(3−フェニルプロペン−2−イル)ロイコマイシンA7 18−ジメチルアセタール(式(X)において、Rが3−フェニル−2−プロペニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−(キノリン−4−イル)プロピル基で表される化合物)の製造法
実施例7と同様の方法で、実施例147の化合物160mgと3−(キノリン−4−イル)プロピオンアルデヒド36mgから標記粗化合物60mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C649517
(2)マススペクトル(FAB):m/z1178(M+H)
(3)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.85(d,19−H),1.09(s,3”−CH),1.10(d,6”−H),1.13(d,6’−H),1.15(t,4”−OCOCHCH),1.24(d,16−H),1.79(dd,2”−Hax),1.96(d,2”−Heq),2.05(s,9−OCOCH),2.21(s,12−N(CH),2.41(q,4”−OCOCHCH),2.42(q,4”−OCOCHCH),2.47(s,3’−N(CH),3.28(s,18−OCH),3.31(s,18−OCH),3.51(s,4−OCH),3.58(dd,2’−H),3.81(m,3−H),4.08(dd,3−OCHCH=CHPh),4.27(dd,3−OCHCH=CHPh),4.45(dq,5”−H),4.53(d,1’−H),4.59(d,4”−H),4.96(m,15−H),5.04(d,1”−H),5.31(br s,9−H),5.42(m,10−H),5.42(m,11−H),6.31(dt,3−OCHCH=CHPh),6.55(d,3−OCHCH=CHPh),7.25(m,3−OCHCH=CHPh),7.53(dt,12−N(CH−quinoline),7.67(dt,12−N(CH−quinoline),8.05(m,12−N(CH−quinoline),8.76(d,12−N(CH−quinoline).
実施例158
9−O−アセチル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(3−(キノリン−4−イル)プロピル)アミノ)−3−O−(3−フェニル−2−プロペニル)ロイコマイシンA7(式(I)において、Rが3−フェニル−2−プロペニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rが水素原子で表され、Rがプロピオニル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−(キノリン−4−イル)プロピル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例157の粗化合物130mgから標記化合物29mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C628916
(2)マススペクトル(FAB):m/z1132(M+H)
(3)比旋光度:[α] 17−65°(c1.0,MeOH)
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.79(d,19−H),1.09(s,3”−CH),1.17(d,16−H),1.81(dd,2”−Hax),1.97(d,2”−Heq),2.04(s,9−OCOCH),2.26(s,12−N(CH),2.42(q,4”−OCOCHCH),2.44(q,4”−OCOCHCH),2.48(s,3’−N(CH),3.51(s,4−OCH),3.51(dd,2’−H),3.74(m,3−H),3.83(m,13−H),4.09(br d,5−H),4.09(dd,3−OCHCH=CHPh),4.35(dd,3−OCHCH=CHPh),4.45(d,1’−H),4.60(d,4”−H),4.96(ddq,15−H),5.04(d,1”−H),5.09(br s,9−H),5.36(br dd,10−H),5.47(br dd,11−H),6.52(m,3−OCHCH=CHPh),7.25(m,3−OCHCH=CHPh),7.55(dt,12−N(CH−quinoline),7.69(dt,12−N(CH−quinoline),8.01(d,12−N(CH−quinoline),8.10(d,12−N(CH−quinoline),8.78(d,12−N(CH−quinoline),9.77(s,18−H).
実施例159
9−O−アセチル−4’−デマイカロシル−12,13−ジヒドロ−13−ヒドロキシ−12−(N−メチル−N−(3−(キノリン−4−イル)プロピル)アミノ)−3−O−(3−フェニル−2−プロペニル)ロイコマイシンV(式(II)において、Rが3−フェニル−2−プロペニル基で表され、Rがアセチル基で表され、Rがメチル基で表され、Rが3−(キノリン−4−イル)プロピル基で表される化合物)の製造法
実施例51と同様の方法で、実施例157の粗化合物130mgから標記化合物14mgを得た。
本化合物の理化学的性状
(1)分子式:C527312
(2)マススペクトル(FAB):m/z932(M+H)
(3)比旋光度:[α] 17−32°(c1.0,MeOH)
(4)H NMRスペクトル(300MHz,CDCl)δ(ppm):0.80(d,19−H),1.16(d,16−H),1.24(d,6’−H),2.04(s,9−OCOCH),2.26(s,12−N(CH),2.34(t,3’−H),2.49(s,3’−N(CH),3.27(dq,5’−H),3.29(br d,4−H),3.49(dd,2’−H),3.51(s,4−OCH),3.75(m,3−H),3.84(m,13−H),4.50(br d,5−H),4.50(dd,3−OCHCH=CHPh),4.35(dd,3−OCHCH=CHPh),4.47(d,1’−H),5.01(ddq,15−H),4.97(ddq,15−H),5.10(br s,9−H),5.36(dd,10−H),5.47(dd,11−H),6.52(m,3−OCHCH=CHPh),7.26(m,3−OCHCH=CHPh),7.56(dt,12−N(CH−quinoline),7.70(dt,12−N(CH−quinoline),8.02(t,12−N(CH−quinoline),8.10(d,12−N(CH−quinoline),8.78(d,3−OCHCH=CHPh),9.80(s,18−H).
抗菌活性試験
本発明で得られる化合物のin vitro抗菌活性を、日本化学療法学会標準法(Chemotherapy、29巻、76〜79頁、1981年)を参考に、次のように測定した。
5000μg/mlになるようメタノールに溶解した各被験薬溶液について、メタノールによる2倍段階希釈液を調製した。調製した被験薬溶液各200μlをシャーレに入れ、5%馬無菌脱繊維血液、15μg/ml β−Nicotinamide−adenine dinucleotide、5μg/ml Heminをそれぞれ添加した感受性測定用寒天培地10mlを分注後混釈して被験薬含有寒天平板を作製した。被験菌を所定の菌量含有するよう調製した感受性測定用液体培地の一定量を、ミクロプランター(佐久間製作所)により被験薬含有寒天平板に接種し、接種後37℃にて約20時間培養した。培養後、平板上の被験菌の発育の有無を肉眼で観察し、発育が認められない最小濃度を各被験菌に対する被験薬の最小発育阻止濃度(MIC)とした。
表1及び表2に本発明化合物並びにクラリスロマイシン(CAM)を比較対象とした抗菌活性をそれぞれ最小発育阻止濃度(MIC、μg/ml)として示した。
Figure 0004248244
本発明で得られる式(I)で表される実施例62及び75の化合物は、臨床上重要なグラム陽性のエリスロマイシン耐性菌を主体とした抗菌活性試験(表1中、被験菌名の括弧のないものは感受性菌であることを示し、括弧付きのものが括弧内に表記した性質を有する耐性菌であることを示す)において、Rがプロピオニル基で表され、CAMより強い抗菌活性を示した。特に最近問題となっている肺炎球菌(Streptococcus pneumoniae)の薬剤排出型耐性菌(mefE efflux)に対しては、感受性菌と同等の抗菌活性を示した。CAMでは肺炎球菌の薬剤排出型耐性菌に対して、感受性菌と薬剤排出型耐性菌との間に抗菌活性の開きが見受けられる。一方、本発明化合物では感受性菌と薬剤排出型耐性菌と抗菌活性の開きを示さなかったことから、肺炎球菌の排出機構の影響を受けない優れた誘導体であることが判明した。
さらに、リボソームメチル化酵素産生型の耐性菌(ermC methylaseあるいはermAM methylase)に対してもCAMの抗菌活性と比較して、本発明化合物においてはその改善が図られている。
Figure 0004248244
また、本発明で得られる式(II)で表される実施例63、76及び153の化合物は、臨床上重要なグラム陰性菌を主体とした抗菌活性試験において強い抗菌力を有している。
即ち、ロイコマイシン系マクロライドの12、13位を新たに化学修飾した16員環マクロライド誘導体が、臨床上重要なグラム陽性の耐性菌及びグラム陰性菌に対する抗菌活性の改善に寄与する事実を見いだした。
産業上の利用可能性
ロイコマイシン系マクロライドの12、13位を新たに化学修飾した16員環マクロライド誘導体が、臨床上重要なグラム陽性のエリスロマイシン耐性菌及びグラム陰性菌に対する抗菌活性の改善に寄与する事実を見いだした。さらに、製造中間体である式(V)で表される化合物を見出した事により、ロイコマイシン系マクロライドの12、13位を化学修飾した16員環マクロライド誘導体を提供することが可能となった。

Claims (18)

  1. 下記の式(I)で表される化合物または薬理学的に許容されるその塩。
    Figure 0004248244
    [式中、Rは水素原子、アルキルカルボニル基、アルキル基、または置換基を有していてもよいアリールアルケニル基を示し、
    R0は水素原子、または置換基を有していてもよいアルキルカルボニル基を示し、
    R1及びR2は同一または異なってそれぞれ水素原子またはアルキルカルボニル基、を示し、
    R3及びR4は同一または異なってそれぞれ水素原子、置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアルキルカルボニル基、置換基を有していてもよいアラルキルカルボニル基、置換基を有していてもよいアラルキル基、置換基を有していてもよいアリールアルケニル基、置換基を有していてもよい複素環アルキル基、または置換基を有していてもよい複素環アルケニル基を示す。]
  2. Rがアルキルカルボニル基または置換基を有していてもよいアリールアルケニル基を示し、
    R0が水素原子または置換基を有していてもよいアルキルカルボニル基を示し、
    R1及びR2が同一または異なってそれぞれ水素原子またはアルキルカルボニル基を示し、
    R3及びR4が同一または異なってそれぞれ水素原子、アルキル基、置換基を有していてもよいフェニルアルキルカルボニル基、置換基を有していてもよいフェニルアルキル基、置換基を有していてもよいフェニルアルケニル基、置換基を有していてもよいナフチルアルキル基、置換基を有していてもよいジフェニルアルキル基、置換基を有していてもよいビフェニリルアルキル基、置換基を有していてもよいベンジルオキシフェニルアルキル基、置換基を有していてもよいピリジルアルキル基、置換基を有していてもよいベンジルピペリジノアルキル基、または置換基を有していてもよいキノリニルアルキル基を示す、請求項1に記載の化合物または薬学的に許容し得るその塩。
  3. Rがプロピオニル基、アルキルカルボニル基、または3-フェニルプロペン-2-イル基を示し、
    R0が水素原子、アセチル基、クロロアセチル基、またはイミダゾリルアセチル基を示し、
    R1及びR2が同一または異なってそれぞれ水素原子、アセチル基、またはプロピオニル基を示し、
    R3及びR4が同一または異なってそれぞれ水素原子、メチル基、2-フェニルエチルカルボニル基、ベンジル基、2-フェニルエチル基、3-フェニルプロピル基、3-フェニルプロペン-2-イル基、4-フェニルブチル基、5-フェニルペンチル基、6-フェニルヘキシル基、7-フェニルヘプチル基、3-(4-メチルフェニル)プロピル基、3-(4-メトキシフェニル)プロピル基、3-(4-ヒドロキシフェニル)プロピル基、3-(4-ジメチルアミノフェニル)プロピル基、3-(4-ニトロフェニル)プロピル基、6-(4-ニトロフェニル)ヘキシル基、3-(4-フルオロフェニル)プロピル基、6-(4-フルオロフェニル)ヘキシル基、3-[(4-トリフルオロメチル)フェニル]プロピル基、3-(1-ナフチル)プロピル基、3, 3-ジフェニルプロピル基、3-(4-ビフェニリル)プロピル基、3-[2-(ベンジルオキシ)フェニル]プロピル基、(ピリジン-4-イル)メチル基、3-(ピリジン-4-イル)プロピル基、3-[4-(ピリジン-3-イル)イミダゾリル]プロピル基、3-[4-(ピリジン-4-イル)イミダゾリル]プロピル基、[(1-ベンジルピペリジン)-4-イル]メチル基、3-(キノリン-3-イル)プロピル基、3-(キノリン-4-イル)プロピル基、3-(キノリン-7-イル)プロピル基、または3-(イミダゾ[5, 1-b]チアゾール-2-イル)プロペン-2-イル基を示す、請求項1に記載の化合物または薬学的に許容し得るその塩。
  4. 下記の式(II)で表される化合物または薬理学的に許容されるその塩。
    Figure 0004248244
    [式中、Rは水素原子、アルキルカルボニル基、アルキル基、または置換基を有していてもよいアリールアルケニル基を示し、
    R0は水素原子、または置換基を有していてもよいアルキルカルボニル基を示し、
    R3及びR4は同一または異なってそれぞれ水素原子、置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアルキルカルボニル基、置換基を有していてもよいアラルキルカルボニル基、置換基を有していてもよいアラルキル基、置換基を有していてもよいアリールアルケニル基、置換基を有していてもよい複素環アルキル基、または置換基を有していてもよい複素環アルケニル基を示す。]
  5. Rがアルキルカルボニル基または置換基を有していてもよいアリールアルケニル基を示し、
    R0が水素原子または置換基を有していてもよいアルキルカルボニル基を示し、
    R3及びR4が同一または異なってそれぞれ水素原子、アルキル基、置換基を有していてもよいフェニルアルキルカルボニル基、置換基を有していてもよいフェニルアルキル基、置換基を有していてもよいフェニルアルケニル基、置換基を有していてもよいナフチルアルキル基、置換基を有していてもよいベンジルオキシフェニルアルキル基、置換基を有していてもよいジフェニルアルキル基、置換基を有していてもよいビフェニリルアルキル基、置換基を有していてもよいピリジルアルキル基、置換基を有していてもよいベンジルピペリジノアルキル基、または置換基を有していてもよいキノリニルアルキル基を示す、請求項4に記載の化合物または薬学的に許容し得るその塩。
  6. Rがプロピオニル基、アルキルカルボニル基、または3-フェニルプロペン-2-イル基を示し、
    R0が水素原子、アセチル基、クロロアセチル基、またはイミダゾリルアセチル基を示し、
    R3及びR4が同一または異なってそれぞれ水素原子、メチル基、2-フェニルエチルカルボニル基、ベンジル基、2-フェニルエチル基、3-フェニルプロピル基、3-フェニルプロペン-2-イル基、4-フェニルブチル基、5-フェニルペンチル基、6-フェニルヘキシル基、7-フェニルヘプチル基、3-(4-メチルフェニル)プロピル基、3-(4-メトキシフェニル)プロピル基、3-(4-ヒドロキシフェニル)プロピル基、3-(4-ジメチルアミノフェニル)プロピル基、3-(4-ニトロフェニル)プロピル基、6-(4-ニトロフェニル)ヘキシル基、3-(4-フルオロフェニル)プロピル基、6-(4-フルオロフェニル)ヘキシル基、3-[(4-トリフルオロメチル)フェニル]プロピル基、3-(1-ナフチル)プロピル基、3, 3-ジフェニルプロピル基、3-(4-ビフェニリル)プロピル基、3-[2-(ベンジルオキシ)フェニル]プロピル基、(ピリジン-4-イル)メチル基、3-(ピリジン-4-イル)プロピル基、3-[4-(ピリジン-3-イル)イミダゾリル]プロピル基、3-[4-(ピリジン-4-イル)イミダゾリル]プロピル基、[(1-ベンジルピペリジン)-4-イル]メチル基、3-(キノリン-3-イル)プロピル基、3-(キノリン-4-イル)プロピル基、3-(キノリン-7-イル)プロピル基、または3-(イミダゾ[5, 1-b]チアゾール-2-イル)プロペン-2-イル基、を示す、請求項4に記載の化合物または薬学的に許容し得るその塩。
  7. 下記の式(III)で表される化合物または薬理学的に許容されるその塩。
    Figure 0004248244
    [式中、Rは水素原子、アルキルカルボニル基、アルキル基、または置換基を有していてもよいアリールアルケニル基を示し、
    R0は水素原子、または置換基を有していてもよいアルキルカルボニル基を示し、
    R1及びR2は同一または異なってそれぞれ水素原子、またはアルキルカルボニル基、を示し、
    R5は水素原子、置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアルキルカルボニル基、置換基を有していてもよいアラルキルカルボニル基、置換基を有していてもよいアラルキル基、置換基を有していてもよいアリールアルケニル基、置換基を有していてもよい複素環アルキル基、または置換基を有していてもよい複素環アルケニル基を示す。]
  8. Rがアルキルカルボニル基または置換基を有していてもよいアリールアルケニル基を示し、
    R0が水素原子または置換基を有していてもよいアルキルカルボニル基を示し、
    R1及びR2が同一または異なってそれぞれ水素原子、アセチル基、またはプロピオニル基を示し、
    R5が水素原子、メチル基、2-フェニルエチルカルボニル基、ベンジル基、2-フェニルエチル基、3-フェニルプロピル基、3-フェニルプロペン-2-イル基、4-フェニルブチル基、5-フェニルペンチル基、6-フェニルヘキシル基、7-フェニルヘプチル基、3-(4-メチルフェニル)プロピル基、3-(4-メトキシフェニル)プロピル基、3-(4-ヒドロキシフェニル)プロピル基、3-(4-ジメチルアミノフェニル)プロピル基、3-(4-ニトロフェニル)プロピル基、6-(4-ニトロフェニル)ヘキシル基、3-(4-フルオロフェニル)プロピル基、6-(4-フルオロフェニル)ヘキシル基、3-[(4-トリフルオロメチル)フェニル]プロピル基、3-(1-ナフチル)プロピル基、3, 3-ジフェニルプロピル基、3-(4-ビフェニリル)プロピル基、3-[2-(ベンジルオキシ)フェニル]プロピル基、(ピリジン-4-イル)メチル基、3-(ピリジン-4-イル)プロピル基、3-[4-(ピリジン-3-イル)イミダゾリル]プロピル基、3-[4-(ピリジン-4-イル)イミダゾリル]プロピル基、[(1-ベンジルピペリジン)-4-イル]メチル基、3-(キノリン-3-イル)プロピル基、3-(キノリン-4-イル)プロピル基、3-(キノリン-7-イル)プロピル基、または3-(イミダゾ[5, 1-b]チアゾール-2-イル)プロペン-2-イル基を示す、請求項7に記載の化合物または薬学的に許容し得るその塩。
  9. Rがプロピオニル基、アルキルカルボニル基、または3-フェニルプロペン-2-イル基を示し、
    R0が水素原子、アセチル基、クロロアセチル基、またはイミダゾリルアセチル基を示し、
    R1が水素原子を示し、
    R2がプロピオニル基を示し、
    R5が水素原子、ベンジル基、2-フェニルエチル基、3-フェニルプロピル基、4-フェニルブチル基、または3-(4-ジメチルアミノフェニル)プロピル基を示す、請求項7に記載の化合物または薬学的に許容し得るその塩。
  10. 下記の式(IV)で表される化合物または薬理学的に許容されるその塩。
    Figure 0004248244
    [式中、Rは水素原子、アルキルカルボニル基、アルキル基、または置換基を有していてもよいアリールアルケニル基を示し、
    R0は水素原子、または置換基を有していてもよいアルキルカルボニル基を示し、
    R5は水素原子、置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアルキルカルボニル基、置換基を有していてもよいアラルキルカルボニル基、置換基を有していてもよいアラルキル基、置換基を有していてもよいアリールアルケニル基、置換基を有していてもよい複素環アルキル基、または置換基を有していてもよい複素環アルケニル基を示す。]
  11. Rはアルキルカルボニル基または置換基を有していてもよいアリールアルケニル基を示し、
    R0は水素原子または置換基を有していてもよいアルキルカルボニル基を示し、
    R5は水素原子、メチル基、2-フェニルエチルカルボニル基、ベンジル基、2-フェニルエチル基、3-フェニルプロピル基、3-フェニルプロペン-2-イル基、4-フェニルブチル基、5-フェニルペンチル基、6-フェニルヘキシル基、7-フェニルヘプチル基、3-(4-メチルフェニル)プロピル基、3-(4-メトキシフェニル)プロピル基、3-(4-ヒドロキシフェニル)プロピル基、3-(4-ジメチルアミノフェニル)プロピル基、3-(4-ニトロフェニル)プロピル基、6-(4-ニトロフェニル)ヘキシル基、3-(4-フルオロフェニル)プロピル基、6-(4-フルオロフェニル)ヘキシル基、3-[(4-トリフルオロメチル)フェニル]プロピル基、3-(1-ナフチル)プロピル基、3, 3-ジフェニルプロピル基、3-(4-ビフェニリル)プロピル基、
    3-[2-(ベンジルオキシ)フェニル]プロピル基、(ピリジン-4-イル)メチル基、3-(ピリジン-4-イル)プロピル基、3-[4-(ピリジン-3-イル)イミダゾリル]プロピル基、3-[4-(ピリジン-4-イル)イミダゾリル]プロピル基、[(1-ベンジルピペリジン)-4-イル]メチル基、3-(キノリン-3-イル)プロピル基、3-(キノリン-4-イル)プロピル基、3-(キノリン-7-イル)プロピル基、または3-(イミダゾ[5, 1-b]チアゾール-2-イル)プロペン-2-イル基を示す、請求項10に記載の化合物または薬学的に許容し得るその塩。
  12. Rがプロピオニル基、アルキルカルボニル基、または3-フェニルプロペン-2-イル基を示し、
    R0が水素原子、アセチル基、クロロアセチル基、またはイミダゾリルアセチル基、を示し、
    R5が水素原子、ベンジル基、2-フェニルエチル基、3-フェニルプロピル基、4-フェニルブチル基、または3-(4-ジメチルアミノフェニル)プロピル基を示す、請求項10に記載の化合物または薬学的に許容し得るその塩。
  13. 下記の式(V)で表される化合物または薬理学的に許容されるその塩。
    Figure 0004248244
    [式中、Rが水素原子、プロピオニル基、アルキルカルボニル基、または3-フェニルプロペン-2-イル基を示し、
    R0が水素原子またはアセチル基を示し、
    R1、R2 、R6及びR8が同一または異なってそれぞれ水素原子、アルキルカルボニル基、またはアルキルオキシカルボニル基を示し、
    R7がジメトキシメチル基またはホルミル基を示す。]
  14. 請求項1ないし 6のいずれか1項に記載の化合物または薬学的に許容し得るその塩を有効成分として含む医薬。
  15. 有効成分である請求項1ないし 6のいずれか1項に記載の化合物または薬学的に許容し得るその塩と製剤用添加物とを含む医薬組成物の形態の請求項14に記載の医薬。
  16. 抗菌剤として用いられる請求項14又は15に記載の医薬。
  17. 請求項14ないし16のいずれか1項に記載の医薬の製造のための請求項1ないし 6のいずれか1項に記載の化合物または薬学上許容されるその塩の使用。
  18. 感染症の治療及び/または予防方法であって、請求項1ないし12のいずれか1項に記載の化合物または薬学上許容されるその塩の治療及び/または予防有効量をヒトを除く哺乳動物に投与する工程を含む方法。
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