JP4246570B2 - 真空成膜装置 - Google Patents

真空成膜装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4246570B2
JP4246570B2 JP2003301924A JP2003301924A JP4246570B2 JP 4246570 B2 JP4246570 B2 JP 4246570B2 JP 2003301924 A JP2003301924 A JP 2003301924A JP 2003301924 A JP2003301924 A JP 2003301924A JP 4246570 B2 JP4246570 B2 JP 4246570B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
film
base material
vacuum chamber
vacuum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003301924A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005068517A (ja
Inventor
勇人 天久
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shinmaywa Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinmaywa Industries Ltd filed Critical Shinmaywa Industries Ltd
Priority to JP2003301924A priority Critical patent/JP4246570B2/ja
Publication of JP2005068517A publication Critical patent/JP2005068517A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4246570B2 publication Critical patent/JP4246570B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Physical Vapour Deposition (AREA)

Description

本発明は、より大きな基材に成膜することができる真空成膜装置に関する。
近年、薄膜を応用した各種の製品が用いられている。この薄膜が形成された製品には、例えば自動車のランプに用いられるリフレクタや各種の装飾品がある。そして、これらの製品は、真空成膜装置により基材に薄膜を成膜することによって製造されている。即ち、真空成膜装置の真空チャンバ内に基材を保持し、蒸着源等の成膜ユニットを動作させることによって、基材に薄膜を成膜することが行われている。
また、薄膜が形成された製品の機能を向上させるため、基材上に複数の層からなる多層膜を形成することも行われている。例えば、上記リフレクタの例では、光を反射させる反射膜とこの反射膜を保護するための保護膜とが積層されるものがある。これにより、金属材からなる反射膜の経年劣化を抑制することができる。
一般に、反射膜は、金属材を原料として成膜される。また、保護膜は、有機物の原料モノマーを原料とする高分子膜として成膜される。そして、従来の真空成膜装置として、原料モノマーを基材上に蒸着重合することによって高分子膜を成膜するものも知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
また、従来の真空成膜装置として、真空チャンバを閉じる扉の内面側に成膜ユニット及び基材を保持する基材保持具を設置し、扉を閉じると真空チャンバの内側の空間に成膜ユニット及び基材保持具が配置されるものがある。
この成膜ユニット及び基材保持具が扉に設置された真空成膜装置によると、装置全体がコンパクトに構成され、装置を設置するためのスペースを要することなく使い易い。
図3は、扉に基材保持具及び成膜ユニットが設置された真空成膜装置の一例である真空成膜装置35を示している。図3は、真空成膜装置35を上方から眺めた状態を示す平面図である。
真空成膜装置35は、真空チャンバ本体30と左扉31と右扉36を備えている。真空チャンバ本体30を正面方向から眺めて、左側に左扉31が取り付けられており、右側に右扉36が取り付けられている。
左扉31は、その一方の端部に上下方向に沿って配設される回転中心31cを中心として回転させ得るように設けられている。そして、左扉31を31cの回りに回転させることによって、左扉31を開閉することができる。
右扉36は、その一方の端部に上下方向に沿って配設される回転中心36cを中心として回転させ得るように設けられている。そして、右扉36を36cの回りに回転させることによって、右扉36を開閉することができる。図3には、左扉31を開き、右扉36を閉じて真空チャンバ本体30を閉じた状態が示されている。
左扉31の内面側には成膜ユニット32及び基材保持具33が設置されており、右扉36の内面側には成膜ユニット37及び基材保持具38が設置されている。そして、成膜を行う場合には、基材保持具33は上下方向に沿った中心X33の回りに回転駆動され、基材保持具38は上下方向に沿った中心X38の回りに回転駆動される。
図3において、C0は真空チャンバ本体30の内側の空間の横方向の中心を表している。また、C0’は、扉31を閉じて真空チャンバ本体30を閉じた場合に、扉31上のC0に対応する位置を表している。
図3に示されるように、真空成膜装置35にあっては、基材保持具38は、扉36を閉じると基材保持具38の中心X38がC0に一致するように扉36に設置されている。また、基材保持具33についても、同様に扉31に設置されている。
また、図3において、R11は基材保持具33により保持される基材が占有する空間の水平方向の最大範囲を示しており、R12は基材保持具38により保持される基材が占有する空間の水平方向の最大範囲を示している。
この真空成膜装置35にあっては、例えば扉31について見ると、成膜ユニット32から基材保持具33の中心X33までの横方向の距離はL0となっている。
特開平4−045259号公報 特開平5−132761号公報
近年、成膜が要望される製品の範囲が広がりつつあり、より大きな基材への成膜が求められる。しかし、以上に説明した真空成膜装置35によると、前記成膜ユニット32から基材保持具33の中心X33までの距離L0を必ずしも大きく取ることができない。
そのため、基材保持具33に比較的に大きな基材を装填することができず、大きな基材に成膜することができない。ここで、真空チャンバを大きくすると、前記距離L0を大きく取ることができ、大きな基材に成膜することはできる。
しかし、真空チャンバを大きくすると、成膜装置全体が大きくなる。これにより、装置のコンパクトさを損ない、使い易さを損なうことになり好ましくない。そこで、本発明は、真空チャンバを大きくすることなく、比較的に大きな基材を成膜することができる真空成膜装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、膜の原料を供給するための成膜ユニットと、成膜される基材を保持するための基材保持具と、基材の成膜が内側の空間において行われる真空チャンバ本体及び真空チャンバ本体の内側の空間を開閉するための扉を備える真空チャンバとを備え、
前記扉の内面側に前記成膜ユニット及び前記基材保持具が設置される真空成膜装置であって、
前記基材保持具が、前記真空チャンバ本体の内側の空間の中心に対応する前記扉上の位置より、前記扉の外周縁部分を構成する端部のうちのいずれか一の端部の側に偏心させて設置されており、
前記成膜ユニットが、前記扉の一の端部に対する反対側の他の端部の近傍に設置されることを特徴とする真空成膜装置である(請求項1)。
この発明の真空成膜装置によると、成膜ユニット及び基材保持具を真空チャンバの扉に設置するにあたり、基材保持具が前記扉の一の端部の側に偏心させて設置されるとともに、成膜ユニットが前記扉の他の端部の近傍に設置される。
これにより、成膜ユニットと基材保持具との距離を大きくすることができる。これにより、基材保持具に大きな基材を保持することができ、大きな基材に成膜することができる。また、扉の内側に設置される成膜ユニットのメンテナンスが容易になる。
また、上記真空成膜装置について、前記扉を前記一の端部に沿って前記真空チャンバ本体に取り付けるとともに、前記扉を前記一の端部に沿って回転させることにより前記真空チャンバ本体を開閉するように設けることができる(請求項2)。
この発明の真空成膜装置によると、前記扉を開けると、前記成膜ユニットに容易にアクセスすることができ、扉に設置される成膜ユニットのメンテナンスをより容易にすることができる。
また、本発明の真空成膜装置は、膜の原料を供給するための成膜ユニットと、成膜される基材を保持するための基材保持具と、基材の成膜が内側の空間において行われる真空チャンバ本体及び真空チャンバ本体の内側の空間を開閉するための扉を備える真空チャンバとを備え、
前記扉の内面側に、前記成膜ユニット及び前記基材保持具が設置される真空成膜装置であって、
前記扉の横方向の一方の端部が前記真空チャンバ本体に取り付けられ、前記扉は前記一方の端部に上下方向に沿って配設される回転中心の回りに回転させて開閉されるように設けられており、
前記成膜ユニットは、前記扉の横方向における両端部のいずれかの端部の近傍に設置されており、
前記基材保持具が、前記真空チャンバの内側の空間の横方向の中心に対応する扉上の位置より、前記成膜ユニットが設置される横方向の位置の反対側に偏心させて設置されている(請求項3)。
この発明の真空成膜装置によると、前記基材保持具が、前記真空チャンバの内側の空間の横方向の中心に対応する扉上の位置より横方向に偏心させて設置されている。そして、基材保持具は、成膜ユニットが設置される扉の横方向の位置に対して反対側に偏心させて設置される。
これにより、横方向における成膜ユニットと基材保持具との距離を大きく取ることができる。これにより、基材保持具に大きな基材を保持することができ、大きな基材に成膜することができる。また、扉の内側に設置される成膜ユニットのメンテナンスを容易にすることもできる。
そして、前記基材保持具が前記成膜ユニットに対して横方向に偏心させて扉に設置された真空成膜装置において(請求項3)、前記成膜ユニットを前記扉の一方の端部に対する横方向における他方の端部の近傍に設置することができる(請求項4)。
この発明の真空成膜装置によると、前記扉を開けると、前記成膜ユニットに容易にアクセスすることができ、扉に設置される成膜ユニットのメンテナンスをより容易にすることができる。
また、前記基材保持具が前記成膜ユニットに対して横方向に偏心させて扉に設置された真空成膜装置において(請求項3、4)、前記成膜ユニット及び基材保持具が設置された扉を前記真空チャンバ本体の横方向における一方側にあたる位置に取り付け、
前記真空チャンバ本体の内面に沿ってスパッタリングの成膜プロセスにより成膜するためのスパッタリングユニットをさらに設けるとともに、前記扉以外の他の扉をさらに設け、
前記他の扉の横方向の一方の端部を真空チャンバ本体の横方向の一方側に対する他方側にあたる位置に取り付け、前記他の扉をその横方向の一方の端部に上下方向に沿って配設される回転中心の回りに回転させて開閉するように設け、
前記他の扉の内面側に他の基材保持具を設置し、
前記他の基材保持具を、前記他の扉における前記真空チャンバ本体の内側の空間の横方向における中心に対応する位置に設置し、
前記他の扉を閉じて前記スパッタリングユニットを動作させることにより、前記他の基材保持具に保持される基材にスパッタリングによる成膜を行えるように構成することができる(請求項5)。
この発明の真空成膜装置によると、前記他の扉を閉じるとともに前記スパッタリングユニットを動作させることによって、前記他の基材保持具に保持される基材にスパッタリングにより成膜を行うことができる。
そして、この発明の真空成膜装置によると、前記他の扉が、前記基材保持具及び成膜ユニットが設置された扉から独立して設けられている。これにより、スパッタリングにより成膜を行う場合には、他の扉を用いて独立してスパッタリングによる成膜を行うことができる。
そして、他の基材保持具は、前記他の扉の前記真空チャンバ本体の内側の空間の中心に対応する位置に設置されている。これにより、他の扉を用いてスパッタリングによる成膜を行う場合に、他の基材保持具に保持される基材に均質に成膜することができる。
また、以上の真空成膜装置において(請求項1乃至5)、前記扉に設置される成膜ユニットとして、膜の原料を蒸発させることにより基材に膜の原料を供給する蒸発源を設置することができる(請求項6)。
この発明の真空成膜装置によると、真空チャンバの扉に蒸発源を設置するので、その扉への設置を容易にできる。また、蒸発源を用いることにより、成膜条件の調整等に特別の配慮を必要とすることなく、真空成膜装置の操作を容易にすることができる。
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。本発明の真空成膜装置によると、真空チャンバの扉の内面側に基材保持具及び成膜ユニットを設置するにあたり、基材保持具が成膜ユニットに対して偏心させて設置される。これにより、比較的に大きな基材に成膜することができる。また扉の内面側に設置される成膜ユニットのメンテナンスが容易となる。
本発明の実施の形態について、図1及び図2に基づいて説明する。まず、本発明の第一の実施の形態について、図1に基づいて説明する。図1は、本発明の第一の実施の形態である真空成膜装置15を示す図である。
図1(a)は、真空成膜装置15を上方から眺めた状態を示す平面図である。図1(a)には、真空チャンバ10内に配置された基材保持具8が重ねて示されている。また、図1(a)には、真空チャンバ10内に基材保持具8により保持される基材Sが占有する空間の範囲R2が示されている。
図1(b)は、真空成膜装置15を側方から眺めた状態を示す図である。図1(b)には、真空チャンバ10内に配置された基材保持具8及び基材保持具8により保持される基材Sが重ねて示されている。
図1において、真空成膜装置15の第一の扉1及び第二の扉6が設けられる正面を眺める方向から見て左右方向を横方向Hとする。また、図1において、真空成膜装置15が設置される床面に垂直な方向を上下方向Vとする。
真空成膜装置15は、図1に示されるように、真空チャンバ本体10と第一の扉1と第二の扉6を備えている。第一の扉1は、図1(a)に示されるように、真空チャンバ本体10の横方向の一方側である左側(真空チャンバ10を正面から眺めた左側)に取り付けられている。
即ち、第一の扉1は、その横方向の一方の端部1eが真空チャンバ本体10の左側に取り付けられている。そして、第一の扉1は、その一方の端部1eの上下方向に沿って配設される回転中心1cを中心として回転させ得るように設けられている。
そして、第一の扉1の他方の端部1fを回転中心1cの回りに回転させることにより、第一の扉1を開閉することができる。図1(a)に示される例では、第一の扉1を開いた状態が示される。
また、第二の扉6は、図1(a)に示されるように、真空チャンバ本体10の横方向の右側に取り付けられている。即ち、第二の扉6は、その横方向の一方の端部6eが真空チャンバ本体10の右側に取り付けられている。そして、第二の扉6は、その一方の端部6eの上下方向に沿って配設される回転中心6cを中心として回転させ得るように設けられている。
そして、第二の扉6の他方の端部6fを回転中心6cの回りに回転させることにより、第二の扉6を開閉することができる。図1(a)に示される例では、第二の扉6を閉じた状態が示される。
そして、第一の扉1の内面側、即ち扉1を閉じると真空チャンバ本体10の内側を臨む側には、第一の蒸発源2と第一の基材保持具3が設置されている。また、第二の扉6の内面側には、第二の蒸発源7と第二の基材保持具8が設置されている。
第一の蒸発源2は第一の扉1の他方の端部1fの近傍に設置されており、第二の蒸発源7は第二の扉6の他方の端部6fの近傍に設置されている。
第一の蒸発源2及び第二の蒸発源7は、膜の原料を蒸発させて膜の原料を基材に供給し成膜を行う成膜ユニットである。この蒸発源2、7として、フィラメント方式の蒸発源を用いることができる。また、蒸発源2、7として抵抗ボート方式の蒸発源を用いても構わない。
次に、第一の基材保持具3、第二の基材保持具8について説明する。基材保持具3、8は、成膜される基材Sを保持する。なお、図1(a)については、基材Sは図示されず、第一の基材保持具3により保持される基材Sが占有する空間の水平方向の最大範囲R1、第二の基材保持具8により保持される基材Sが占有する空間の水平方向の最大範囲R2が図示される。
第一の基材保持具3は、基材保持具3の上下方向に沿った中心X3の回りに回転駆動される。これにより、成膜を行う場合には、第一の基材保持具3は、基材Sを中心X3の回りに公転させつつ保持する。
第二の基材保持具8は、基材保持具8の上下方向に沿った中心X8の回りに回転駆動される。これにより、成膜を行う場合には、第二の基材保持具8は、基材Sを中心X8の回りに公転させる。
第一の基材保持具3、第二の基材保持具8を回転駆動する機構について、図1(b)を参酌しつつ、第二の基材保持具8の例により説明する。図1(b)に示されるように、第二の扉6から第二の基材保持具8に向かって駆動シャフト11が配設されている。
第二の基材保持具8は、駆動シャフト11により、中心X8を回転中心として回転駆動される。なお、駆動シャフト11の先端と第二の基材保持具8の基端との間には、図示されない動力伝達機構が設けられている。これにより、回転中心が水平方向に存在する駆動シャフト11の動きが、回転中心X8が上下方向に存在する第二の基材保持具8に伝達される。
なお、駆動シャフト11は、真空チャンバ10外部に設置される図示されないモータによって駆動される。
次に、第一の基材保持具3が第一の扉1に設置される位置、第二の基材保持具8が第二の扉6に設置される位置について説明する。ここで、図1(a)において、C0は真空チャンバ本体10の内側の空間の横方向の中心を表す。
また、C0’は、第一の扉1を閉じた場合の前記C0に対応する扉1上の位置を表す。C3は、第一の基材保持具3の中心X3の横方向の位置を表す。C8は、第二の基材保持具8の中心X8の横方向の位置を表す。
第一の基材保持具3は、図1(a)に示されるように、C0’より第一の蒸発源2が設置される端部1fの反対側に偏心させて設置される。即ち、第一の基材保持具3は、その中心X3が、C0’より一方の端部1e側に横方向に一定距離シフトさせた位置となるように設置される。これにより、第一の成膜ユニット2から第一の基材保持具3の中心X3までの横方向の距離はL3となる。
第二の基材保持具8は、図1(a)に示されるように、C0より第二の蒸発源7が設置される端部6fの反対側に偏心させて設置される。即ち、第二の基材保持具8は、その中心X8が、C0より一方の端部6e側に横方向に一定距離シフトさせた位置となるように設置される。これにより、第二の成膜ユニット7から第二の基材保持具8の中心X8までの横方向の距離はL8となる。
また、真空成膜装置15には、重合ユニット9が設けられている。重合ユニット9は、プラズマ重合により基材Sに成膜するための成膜ユニットである。重合ユニット9は、真空チャンバ10本体内の空間にプラズマ放電を生成させるための重合電極を備えている。
この重合ユニット9の重合電極は、真空チャンバ本体10の内側の最奥部分の内面に沿って配設されている。そして、この重合電極は、真空チャンバ10内の空間の横方向の中心C0に対称となるように配設されている。これにより、重合ユニット9を動作させて成膜を行う場合に、第一の基材保持具3に保持される基材と第二の基材保持具8に保持される基材とを等しい条件で成膜することができる。
なお、重合ユニット9の重合電極は、交流電源に接続されており、所定の交流電力を供給されるようにされている。そして、真空チャンバ本体10内に膜の原料となる原料ガスを所定のガス圧で供給しつつ重合電極に所定の交流電力を供給すると、原料ガス雰囲気中でプラズマ放電を発生させプラズマ重合による成膜を行うことができる。
以上に説明した真空成膜装置15は、図示されない排気用配管及び真空ポンプからなる排気手段を備えている。そして、真空成膜装置15は、この排気手段により真空チャンバ本体10の内側の空間を、成膜時に要求される所用の真空雰囲気とできるようにされている。
また、真空成膜装置15は、図示されないガス供給手段を備えている。そして、真空成膜装置15は、このガス供給手段により、プラズマ重合により重合膜を成膜するための原料ガスを真空チャンバ10内に供給できるようにされている。また、前記ガス供給手段により、真空チャンバ10内に不活性ガス(アルゴンガス等)を供給することもできる。
以上に説明した真空成膜装置15を動作させる例を以下に説明する。以下の動作の例では、基材に金属膜と重合膜を成膜する例により説明する。第一の扉1及び第二の扉6をいずれも開いた状態とする。そして、第一の基材保持具3及び第二の基材保持具8に成膜の対象となる基材を装填する。
また、第一の蒸発源2及び第二の蒸発源7に、金属膜を成膜するための金属材の原料を装填する。また、ガス供給手段に、重合膜を成膜するための有機物のモノマーを主体とする原料ガスを装填する。
次に、第一の扉1は開いたままの状態とし、第二の扉6を閉じる。これにより、真空チャンバ本体10が第二の扉6によって閉じられる。また、第二の基材保持具8により保持される基材が真空チャンバ10内にセットされる。
次に、排気手段により真空チャンバ10内を所要の真空度とする。そして、第二の基材保持具8を回転させつつ第二の蒸発源7を動作させる。これにより、第二の基材保持具8に保持される基材に金属膜が成膜される。
金属膜の成膜を終了すると、重合膜の成膜を行う。ガス供給手段により重合膜の原料ガスを所定のガス圧として真空チャンバ10内に供給しつつ、重合ユニット9を動作させる。これにより、原料ガス中のモノマーからなる膜の原料をプラズマ重合させることにより、重合膜が成膜される。
以上の工程により、金属膜及び重合膜の成膜を終了すると、真空チャンバ10内の圧力を回復させる。そして、第二の扉6を開き、第二の基材保持具8より金属膜及び重合膜が成膜された基材を取り外す。
第一の基材保持具3に保持される基材の成膜についても、以上に説明した工程と同様の工程を実行することにより金属膜及び重合膜を成膜することができる。第一の基材保持具3に保持される基材に金属膜を成膜する場合には、第一の蒸発源2を動作させる。
以上に説明したように金属膜及び重合膜を成膜した場合、表面側に成膜された重合膜は内側の金属膜を保護する保護膜として機能する。
以上に説明した真空成膜装置15によると、基材に金属膜及び重合膜を成膜することができ、金属膜と重合膜を備える各種の薄膜応用製品を製造することができる。この薄膜応用製品の具体例として、自動車のヘッドライトやリアライトに組み込まれるリフレクタを上げることができる。
また、以上の真空成膜装置15により金属膜のみを成膜することもでき、重合膜のみを成膜することもできる。また、以上の説明では、第一の蒸発源2、第二の蒸発源7により金属膜を成膜する例を挙げた。蒸発源2、7により、有機物からなる膜の原料を装填することによって重合膜を成膜することもできる。
以上に説明した真空成膜装置15によると、第一の扉1に設置された第一の蒸発源2と第一の基材保持具3との横方向の距離L3を大きく取ることができる。また、第二の扉6に設置された第二の蒸発源7と第二の基材保持具8との横方向の距離L8を大きく取ることができる。
これにより、基材保持具3や8に比較的に大きな基材を装填することができる。また、前記距離L3やL8を大きく取ることにより、第一の蒸発源2や第二の蒸発源7のメンテナンスを容易にすることができる。
また、前記距離L3やL8を大きく取ることにより、以下に説明するように、基材に形成する膜の膜質を向上させることができる。基材と蒸発源2や7との距離が近い場合には、いわゆるスプラッシュ(蒸発源2や7での膜の原料の沸騰)の影響を受け易く、均質に成膜することができない。
一方、基材と蒸発源との距離を大きく取ることで、スプラッシュの影響を受け難くすることができ、基材に均質な膜を成膜することができる。これにより、真空成膜装置15によると、基材に均質な膜を成膜することができ、膜質を向上させることができる。
次に、本発明の第二の実施の形態について、図2に基づいて説明する。図2は第二の実施の形態である真空成膜装置20を示す図である。図2は、真空成膜装置20を上方から眺めた状態を示す平面図である。
真空成膜装置20は、図2に示されるように、前記真空成膜装置15と同様に真空チャンバ本体10と第一の扉1と重合ユニット9を備えている。第一の扉1の内面側には、第一の蒸発源2及び第一の基材保持具3が設置されている。
第一の扉1は、前記真空成膜装置15に設けられたものと同じである。そして、第一の蒸発源2及び第一の基材保持具3は、真空成膜装置15の場合と同様に第一の扉1に設置される。また、重合ユニット9は、前記真空成膜装置15に設けられたものと同じであり、真空チャンバ本体10に対して真空成膜装置15と同様に設けられている。
真空成膜装置20には、一対のスパッタリングユニットSP1、SP2が設けられている。スパッタリングユニットSP1、SP2は、スパッタリングにより基材に成膜するための成膜ユニットである。
スパッタリングユニットSP1、SP2は、各々がスパッタリングにより膜の材料を供給するためのスパッタリング電極を備えている。各々のスパッタリング電極は、真空チャンバ10の内面に沿って配設されている。
そして、SP1のスパッタリング電極とSP2のスパッタリング電極とが中心C0に対して対称となるように、SP1及びSP2が配設されている。
また、真空成膜装置20には、真空成膜装置15に設けられた第二の扉6に代えて、第三の扉16が設けられている。第三の扉16は、その横方向の一方の端部16eが真空チャンバ本体10の右側に取り付けられている。
そして、第三の扉16は、その一方の端部16eの上下方向に沿って配設される回転中心16cを中心として回転させ得るように設けられている。そして、回転中心16cを中心として第三の扉16を回転させることにより、第三の扉16により真空チャンバ本体10を開閉することができる。この第三の扉16は、前記SP1、SP2によりスパッタリングによる成膜を行うために設けられている。この第三の扉16は、他の扉にあたる。
第三の扉16には、基材を保持するための第三の基材保持具18が設置されている。第三の基材保持具18は、その中心X18の横方向の位置がC0’に一致するように設置される。C0’は、第三の扉16を閉じた場合に、真空チャンバ本体10の内側の空間の横方向の中心C0に対応する扉16上の位置である。
図2において、R3は、第三の基材保持具18により保持される基材が占有する空間の水平方向の最大範囲を示している。また、第三の基材保持具18に保持される基材に成膜する場合には、中心X18を回転中心として第三の基材保持具18を回転させる。
そして、第三の扉16を閉じて真空チャンバ本体10を閉じると、第三の基材保持具18は、その中心X18が真空チャンバ本体10の中心C0に一致するように真空チャンバ10内に配置される。これにより、第三の基材保持具18に保持される基材に対して、SP1及びSP2により均等に成膜することができる。
この真空成膜装置20についても、第一の扉1に設置される第一の基材保持具3と第一の蒸発源2との距離が比較的に大きいので、第一の基材保持具3に比較的に大きな基材を装填することができ、大きな基材に成膜することができる。また、第一の蒸発源2のメンテナンスが容易である。
また、真空成膜装置20にあっては、距離L3が比較的に大きいことにより、第一の基材保持具3に装填され第一の蒸発源2によって成膜された基材の膜質を向上させることもできる。
そして、真空成膜装置20によると、第一の扉1を用いて成膜することによって以上の利点を享受できることに加え、第三の扉16を用いてスパッタリングによる成膜を行うことができる。
なお、以上の説明では、本発明の真空成膜装置により製造できる薄膜応用製品の例としてリフレクタを挙げた。本発明の真空成膜装置により製造できる製品はリフレクタに限定されず、その他の薄膜応用製品を製造することもできる。
また、以上の説明では、例えば第一の扉1の場合であれば、第一の扉1の他方の端部1fの近傍に成膜ユニット2を設け、C0’より1fに対する反対側に偏心させて第一の基材保持具3を設けた。
本発明を実施するにあたり、第一の扉1の場合であれば、第一の扉1の一方の端部1eの近傍に蒸発源2を設け、C0’より1eに対する反対側に偏心させて第一の基材保持具3を設けることもできる。蒸発源2及び基材保持具3を扉1に対してこのように設置した場合であっても、蒸発源2と基材保持具3との距離を相対的に大きくとることができる。
これにより、比較的に大きな基材に成膜することができ、扉の内面側に設置される成膜ユニットのメンテナンスが容易であり、この扉を用いて成膜を行う基材に対する成膜の膜質を向上させることができる。
また、以上の説明では、第一の扉1の場合であれば、第一の扉1が真空チャンバ本体10に取り付けられる一方の端部1eと他方の端部1fの方向に沿って、蒸発源2及び基材保持具3を設置する例を挙げた。
本発明は、扉が真空チャンバ本体に取り付けられる端部とその反対側の端部の方向に沿って蒸発源及び基材保持具が設けられる場合に限られない。即ち、本発明を実施するにあたり、真空チャンバ本体の内側の空間の中心に対応する扉上の位置より、扉の外周縁部分を構成する端部のうちのいずれか一の端部の側に偏心させて基材保持具を設置し、この一の端部に対向する反対側の他の端部の近傍に蒸発源を設置することができる。
このように成膜ユニット及び基材保持具を扉に設置する場合についても、扉の一の端部の側に偏心させて設置した基材保持具と、扉の他の端部の近傍に設置した蒸発源との距離を相対的に大きく取ることができる。これにより、真空チャンバの扉に設置される蒸発源と基材保持具との距離を相対的に大きく取ることができる。これにより、比較的に大きな基材に成膜することができ、成膜ユニットのメンテナンスを容易にすることもできる。
また、以上の説明では、第一の扉1に第一の蒸発源2を設置し、第二の扉6に第二の蒸発源7を設置する例を挙げた。本発明を実施するにあたり、真空チャンバの扉に、蒸発源以外の成膜ユニットを設けることもできる。
ただし、真空チャンバの扉の内面側に設置する成膜ユニットとして蒸発源を設けると、成膜ユニットの設置が容易である。また、成膜条件の調整等に特別の配慮を必要とすることなく、真空成膜装置の操作を容易にすることができる。
本発明の第一の実施形態の真空成膜装置を示す図である。 本発明の第二の実施形態の真空成膜装置を示す図である。 従来の真空成膜装置を示す図である。
符号の説明
1 第一の扉
1c 第一の扉の回転中心
1e 第一の扉の一方の端部(支持端側の端部)
1f 第一の扉の他方の端部(自由端側の端部)
2 第一の蒸発源
3 第一の基材保持具
6 第二の扉
6c 第二の扉の回転中心
6e 第二の扉の一方の端部(支持端側の端部)
6f 第二の扉の他方の端部(自由端側の端部)
7 第二の蒸発源
8 第二の基材保持具
9 重合ユニット
10 真空チャンバ本体
11 駆動シャフト
15 真空成膜装置(第一の実施の形態)
16 第三の扉
18 第三の基材保持具
20 真空成膜装置(第二の実施の形態)
30 真空チャンバ本体
31、36 真空チャンバの扉
32、37 成膜ユニット
33、38 基材保持具
35 (従来の)真空成膜装置








































Claims (6)

  1. 膜の原料を供給するための成膜ユニットと、成膜される基材を保持するための基材保持具と、基材の成膜が内側の空間において行われる真空チャンバ本体及び真空チャンバ本体の内側の空間を開閉するための扉を備える真空チャンバとを備え、
    前記扉の内面側に前記成膜ユニット及び前記基材保持具が設置される真空成膜装置であって、
    前記基材保持具が、前記真空チャンバ本体の内側の空間の中心に対応する前記扉上の位置より、前記扉の外周縁部分を構成する端部のうちのいずれか一の端部の側に偏心させて設置されており、
    前記成膜ユニットが、前記扉の一の端部に対する反対側の他の端部の近傍に設置されることを特徴とする真空成膜装置。
  2. 前記扉は、前記一の端部に沿って前記真空チャンバ本体に取り付けられるとともに、該一の端部に沿って回転させることにより前記真空チャンバ本体を開閉するように設けられている請求項1に記載の真空成膜装置。
  3. 膜の原料を供給するための成膜ユニットと、成膜される基材を保持するための基材保持具と、基材の成膜が内側の空間において行われる真空チャンバ本体及び真空チャンバ本体の内側の空間を開閉するための扉を備える真空チャンバとを備え、
    前記扉の内面側に、前記成膜ユニット及び前記基材保持具が設置される真空成膜装置であって、
    前記扉の横方向の一方の端部が前記真空チャンバ本体に取り付けられ、前記扉は前記一方の端部に上下方向に沿って配設される回転中心の回りに回転させて開閉されるように設けられており、
    前記成膜ユニットは、前記扉の横方向における両端部のいずれかの端部の近傍に設置されており、
    前記基材保持具が、前記真空チャンバの内側の空間の横方向の中心に対応する扉上の位置より、前記成膜ユニットが設置される横方向の位置の反対側に偏心させて設置された真空成膜装置。
  4. 前記成膜ユニットが、前記扉の一方の端部に対する横方向における他方の端部の近傍に設置される、請求項3に記載の真空成膜装置。
  5. 前記成膜ユニット及び基材保持具が設置された扉が前記真空チャンバ本体の横方向における一方側にあたる位置に取り付けられており、
    前記真空チャンバ本体の内面に沿ってスパッタリングの成膜プロセスにより成膜するためのスパッタリングユニットがさらに設けられ、前記扉以外の他の扉がさらに設けられており、
    前記他の扉の横方向の一方の端部が真空チャンバ本体の横方向の一方側に対する他方側にあたる位置に取り付けられ、前記他の扉はその横方向の一方の端部に上下方向に沿って配設される回転中心の回りに回転させて開閉されるように設けられており、
    前記他の扉の内面側には他の基材保持具が設置されており、
    前記他の基材保持具は、前記他の扉における前記真空チャンバ本体の内側の空間の横方向における中心に対応する位置に設置されており、
    前記他の扉を閉じて前記スパッタリングユニットを動作させることにより、前記他の基材保持具に保持される基材にスパッタリングによる成膜を行えるように構成された、請求項3又は4のいずれかに記載の真空成膜装置
  6. 前記扉に設置される成膜ユニットが、膜の原料を蒸発させることにより基材に膜の原料を供給する蒸発源であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の真空成膜装置。



JP2003301924A 2003-08-26 2003-08-26 真空成膜装置 Expired - Fee Related JP4246570B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003301924A JP4246570B2 (ja) 2003-08-26 2003-08-26 真空成膜装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003301924A JP4246570B2 (ja) 2003-08-26 2003-08-26 真空成膜装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005068517A JP2005068517A (ja) 2005-03-17
JP4246570B2 true JP4246570B2 (ja) 2009-04-02

Family

ID=34406412

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003301924A Expired - Fee Related JP4246570B2 (ja) 2003-08-26 2003-08-26 真空成膜装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4246570B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20140053803A (ko) 2011-08-30 2014-05-08 신메이와 인더스트리즈,리미티드 진공 성막 장치

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5117943B2 (ja) * 2008-07-04 2013-01-16 新明和工業株式会社 真空成膜装置
CN107022738A (zh) * 2017-05-08 2017-08-08 江苏瑞尔光学有限公司 一种双面卧式镜片镀膜机门

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20140053803A (ko) 2011-08-30 2014-05-08 신메이와 인더스트리즈,리미티드 진공 성막 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005068517A (ja) 2005-03-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5167282B2 (ja) 成膜装置及び成膜方法
JP2006057184A5 (ja)
JP4246570B2 (ja) 真空成膜装置
TWI510658B (zh) 成膜裝置及成膜方法
JP4116129B2 (ja) 投光器リフレクタの鏡面層を保護被覆する方法及び装置
CN102080210B (zh) 蒸镀装置
JP2007100183A (ja) スパッタ装置
KR101044358B1 (ko) 반사경의 제조장치 및 그 제조방법
JP5235104B2 (ja) 成膜方法
RU2693229C1 (ru) Установка для нанесения ионно-плазменных покрытий на лопатки блиска
JP2009132966A (ja) 成膜装置
WO2012090379A1 (ja) スパッタリング装置およびスパッタリング方法
JPH03264667A (ja) カルーセル型スパッタリング装置
JP4724576B2 (ja) 多元薄膜形成装置
JP5721827B2 (ja) 真空コーティング装置および真空コーティング方法
JP4137611B2 (ja) 積層膜の形成方法
JP6161149B2 (ja) 金属被覆部材の製造方法およびその真空製造装置
JP4365702B2 (ja) 真空成膜装置
KR20060015853A (ko) 고진공 챔버에 적합한 타겟 구동 장치 및 이를 이용한박막 증착 설비
US20100059367A1 (en) Sputter-coating apparatus
JP3836549B2 (ja) 保護膜形成方法
JP4440625B2 (ja) 真空蒸着装置
JP2006091600A (ja) レンズへの膜形成方法及び装置
JPH0741941A (ja) スパッタリング装置
JPH07316793A (ja) イオンプレーティング方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060417

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090106

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090108

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4246570

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120116

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120116

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130116

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130116

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130116

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130116

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140116

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees