JP4246105B2 - 複層ガラスおよびその支持構造 - Google Patents

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本発明は、建物の外壁として用いる複層ガラスと、該複層ガラスをDPG(Dot Point Glazing)工法によって支持し、ガラススクリーンを形成する複層ガラスの支持構造に関する。
建物等の外壁用のガラス板の取付工法として各種の工法が知られており、特に縦横に並設したガラス板をフレ−ムレスで形成するガラススクリーン工法として金属製の支持金具によるDPG工法(点支持工法)が、解放感および耐震性に優れ、近年注目され普及しつつある。
このDPG工法は、四隅部に穿孔部を設けたガラス板を縦横に並設し、建物の構造躯体より水平方向に垂設固着する支持金具を前記ガラス板の十字状の突き合せ目地部に向けて垂設し、該支持金具の中心部より四方向に延びるアームを有したX字状やH字状の支持金具を固着し、該アームの先端部に取付け固定した支持部材がガラス板の四隅部の穿孔部に挿通したボルトとナットの螺合によってガラス板を支持する工法であり、これに関する数多くの出願が開示されている。
さらに、近年省エネルギーという観点から、冷暖房効率の良い複層ガラスの普及が推進され、複層ガラスの四隅に設けた穿孔部を点支持金具で支持するDPG工法によるガラススクリーンの事例も見られるようになってきている。
単板ガラスをDPG工法によって支持し、ガラススクリーンを形成する例としては、例えば、本出願人による先の出願である特開2003−176591号公報に示したように、板状体の四隅部に設けた取付孔の端面に介装部材を内接させ、該取付孔の端面形状に合わせた締付部材を該取付孔に挿通し、他端側より締付ナットで締付挟持する板状体の支持構造において、前記取付孔の端面形状に合わせ、かつ蓋部を有する略円筒状の締付部材と、一端に截頭球状でかつ蓋側中心部近傍に凹部を設けた頭部を有し、他端を躯体に直接または支持金具に螺着させて支持する支持ボルトと、該締付部材の開口側先端内面側と螺合し前記頭部の球状面部に当接させて頭部を支持し支持ボルトを着脱自在とする略筒状の押えナットと、締付部材の開口側先端外周側と螺合かつ板状体を締付挟持する締付ナットと、前記凹部と蓋部間に設けた回転摺動自在な球部とからなり、該球部の中心と板状体の重心が同一垂直線上となるようにして、前記押えナットによって支持ボルトを傾動自在に支持したことを特徴とする板状体の支持構造が記載されている(特許文献1)。
また、複層ガラスをDPG工法によって支持し、ガラススクリーンを形成する例としては、例えば、特開平9−177442号公報には、対向する外部側板ガラスと内部側板ガラスがその周辺部に第1スペーサを介在して配され、これら板ガラス間に空気層が形成されてなる複層ガラスにおいて、外部側板ガラスに第1取付用孔が穿設され、内部側板ガラスに第2の取付用孔が第1取付用孔と対応する位置に穿設され、これら取付用孔の空気層側の径よりも大きい内寸を有する第2スペーサがこれら取付用孔の周りに配され、第1取付用孔の内周面形状に対応したガラスライナーが前記空気層側に3mm以上突き出されるように配され、これら外部側板ガラス、内部側板ガラス、第2スペーサー及び前記ガラスライナーの突き出し部分により形成された空間に2次シールが施されてなる複層ガラス及びその支持構造が記載されている(特許文献2)。
さらにまた、本出願人による特開2000−104456号公報には、対向する2枚のガラス板の外周部をスペーサー枠材を介し接着後、シーリング材にて密封する複層ガラスにおいて、2枚のガラス板の四隅コーナー部に大径と小径からなる穿孔部を同心円状に設け、大径の穿孔部のガラス板間の周囲で該穿孔部の径よりも大径の環状スペーサーを接着剤で接着させ、鍔付の筒状カラーの鍔部を小径の穿孔部の周端縁近傍で空気層側面にバックアップ材を介して配設し、ガラス板間で環状スペーサーと鍔付きの筒状カラー間にシール材を充填密封したことを特徴とする複層ガラスおよびその支持構造が記載されている(特許文献3)。
特開2003−176591号公報 特開平9−177442号公報 特開2000−104456号公報
特許文献1については、ガラス板が単板ガラスの場合には有用なものであるが、単板ガラスを単純に複層ガラスに置換えて複層ガラスとすることは、2枚のガラス板の穿孔部近傍のシール性能を確保できず、ガラス板間の乾燥空気層の性能の維持ができない恐れがあるという問題点がある。
特許文献2については、複層ガラスの外部側板ガラスとガラスライナーとの接点を二次シールで止水させようとしているが、複層ガラスが面外方向から風圧荷重を受けると外部側板ガラスが撓んで変形し、二次シール面との縁が切れ漏水する恐れがある。また、リングスペーサーとガラス板面間については弾力性のあるブチルゴムでシール接着しているので、複層ガラスの面外方向から風圧荷重により外部側板ガラスの撓み変形が繰り返し続くと、ワッシャと内部側板ガラス間に僅かながら隙間が生じ、ナットが緩む原因になる。
特許文献3については、締付金具の鍔部および緩衝材が複層ガラスの外側ガラス板面より突出しており、ガラス面全体がフラット面ではないという不具合があり、また、特許文献2の場合と同様に、リングスペーサーとガラス板面間については弾力性のあるブチルゴムでシール接着しているので、複層ガラスの面外方向から風圧荷重により外部側板ガラスの撓み変形が繰り返し続くと、ワッシャと内部側板ガラス間に僅かながら隙間が生じ、ナットが緩む原因になる。
本発明は、上記問題点の解決を図る、すなわち、面外方向からの風圧過重や、地震等による層間変位等によりガラス板が変形する時に、該変形を吸収するように穿孔部を支持するボルトが首振り傾動がスムーズにできるとともに、穿孔部からの雨水の侵入をも防止し、さらに複層ガラスの穿孔部周辺のシール性能の向上をも図り、かつ穿孔部がガラス面から突出することなくフラットにして見栄え良くすることを目的とする。
すなわち、本発明は、対向する2枚のガラス板の周縁部をスペーサー枠材を介して接着後、スペーサー枠材とガラス板間の凹部にシーリング材を充填密封した複層ガラスにおいて、外側ガラス板の四隅コーナー部に設けた穿孔部を小径かつ室外側を拡径の皿孔とし、内側ガラス板の四隅コーナー部に設けた穿孔部を大径の貫通孔として、2枚のガラス板の対向する各穿孔部が同心円状となるようにし、大径の穿孔部径よりも僅かに大径の内径を有する環状スペーサーを2枚のガラス板間で前記穿孔部と同心円状となるように配置し、外側ガラス板の小径の穿孔部内側にパッキンを介して筒状カラーを配設して、2枚のガラス板間と環状スペーサーと筒状カラーで囲まれた空間に二次シール部としてシーリング材を充填密封し、前記環状スペーサーのガラス板との当接面の内径に沿って両面全周囲に切欠部を設けてやや肉薄とした段付構造とし、さらに該切欠部内に切欠深さよりもやや肉厚のブチルゴムシートを接着により配設し
さらに前記複層ガラスの内側ガラス板の穿孔部内側端面と、筒状カラーの外周間の上部側の一部に硬質樹脂製の分割リングを配設し、該分割リングは筒状カラーに沿った円弧状で、少なくとも筒状カラーの上部位置に当接し、該分割リングと室内側ガラス板の穿孔部の内側端面間には硬質ゴムシートを貼着させたことを特徴とする複層ガラスである。
あるいはまた、本発明は、上述の複層ガラスの支持構造において、前記外側ガラス板の穿孔部内に介在した介装部材、および内側ガラス板の穿孔部内に配設した筒状カラー内に挿通した皿ボルト状の締付部材と、締付部材と螺合する締付ナットによって複層ガラスを支持することを特徴とする複層ガラスの支持構造である。
あるいはまた、本発明は、前記外側ガラス板の皿孔形状の穿孔部内に介在させる介装部材として、前記穿孔部形状に合わせた金属製または硬質樹脂製のラッパ状部材とし、さらに外側ガラスの穿孔部の貫通孔部に内接する位置に弾性ゴムからなる止水用Oリングを設け、さらに該Oリングを補完するように止水用Oリングを設けたことを特徴とする上述の複層ガラスの支持構造である。
本発明により、複層ガラスの穿孔部に設けた環状スペーサーのガラス板との当接面の内径に沿って両面全周囲に切欠部を設けてやや肉薄とした段付構造とし、さらに該切欠部内に切欠深さよりもやや肉厚のブチルゴムシートを接着により配設したので、面外方向からの風圧過重や、地震等による層間変位等によりガラス板が変形しても、複層ガラスの環状スペーサーのシール性能が低下することない。
また、外側ガラス板の穿孔部に止水用Oリングを設け、さらに該止水用Oリングを補完するように別の止水用Oリングを設けたので穿孔部から雨水が侵入することがない。
さらに、外側ガラス板の穿孔部の内径より内側ガラス板の穿孔部の内径が大径の複層ガラス板を支持した時に、内側ガラス板の穿孔部に分割リングを設けたことによって、内側ガラス板の自重によるガラス板の板ズレの発生を防ぐことができる。
請求項1に記載された発明の複層ガラスは、図1に示されるように、対向する2枚のガラス板1a、1bの全周周縁部に図示しない乾燥剤入りのアルミニウムまたは硬質樹脂等のスペーサー枠材を接着後、該スペーサー枠材3の外周と両ガラス板1a、1b間の凹部にシーリング材を充填密封した。
さらに外側ガラス板1aの四隅コーナー部で、ループ状のスペーサー枠材3の内側に設けた穿孔部5aを小径かつ室外面側を拡径とした皿孔とした。また、内側ガラス板1bの四隅コーナー部位置に設けた大径の穿孔部5bは、前記外側ガラス板1aの四隅コーナー部位置に設けた穿孔部5aに対応する位置に設けられ、対向する2枚のガラス板1a、1bの対応する各穿孔部5a、5bが同心円状となるようにした。
前記外側ガラス1aの穿孔部5aの貫通孔部の内径より内側ガラス1bの穿孔部5bの内径を大径としたのは、両穿孔部の中心位置がズレた場合であっても、締付金具が挿入でき、締付できるようにするためであるが、大径側穿孔部5bと筒状スペーサー9間より二次シール材としてのシリコーンゴムを注入するノズル(図示しない)を挿入できる間隔が少なくともあれば良い。
また、大径の穿孔部5bの内径よりも3〜5mm程度に僅かに大きな径とした内径を有する環状スペーサー7を2枚のガラス板1a、1b間で前記穿孔部と同心円状となるように配置して一次シール材でであるブチルゴムで接着させ、外側ガラス板の小径の穿孔部のストレート孔部5a’の内側にパッキン3を介して筒状カラー9を配設して、2枚のガラス板1a、1b間と環状スペーサー7と筒状カラー9で囲まれた空間に二次シール部8としてシリコーンゴムを充填密封した複層ガラス1において、前記環状スペーサー7の2枚のガラス板1a、1bとの当接面の内径に沿って両面全周囲に幅広の切欠部7a、7aを設けて片面の深さが0.3〜1mm程度のやや肉薄とした段付構造とし、さらに該切欠部7a、7a内に切欠深さよりもやや肉厚、すなわち切欠深さ+α(α=0.1〜0.3mm程度)の厚みのブチルゴムシート6、6を被着して、環状スペーサー7とガラス板1a、1b間の一次シール用として配設した複層ガラス1である。
前記環状スペーサー7の内径を大径の穿孔部5bの内径よりも3〜5mm程度に僅かに大きな径とする理由は以下の通りである。すなわち、環状スペーサーは外側ガラス1aと内側ガラス1bの穿孔部5a、5b周辺を保持する必要があること、穿孔部5a、5b周辺のシールのために設けられるものであること、環状スペーサー7の取り付け中心を外観上外側ガラス1aの穿孔部5aの中心に合わせる必要があり、この場合に外側ガラス1aと内側ガラス1bの穿孔部5bに芯ズレがあると、内側ガラス1bの穿孔部5bと環状スペーサー7の芯ズレがおきるため、芯ズレ量をカバーできる長さ分環状スペーサー7の内径を大きくする必要がある。
また、前記環状スペーサーに設けた幅広の切欠部の深さを0.3〜0.5mm程度のやや肉薄としたのは、該切欠部7aに配設するブチルゴムシート6によって環状スペーサー7と2枚のガラス板1a、1bを接着させるため、あまり切欠深さを深くしてブチルゴムシート6の層を厚くするとブチルゴムシートが変形し、接着剥がれ等の可能性があるためである。
さらに、該切欠部7a内に切欠深さよりもやや肉厚、すなわち切欠深さ+α(α=0.1〜0.3mm)の厚みのブチルゴムシート6を被着させると、環状スペーサー7とガラス板1a、1bとをブチルゴムシート6を介して押圧接着させたときに、余剰のブチルゴムシート6が殆どなく良好な結果が得られるが、これ以上ブチルゴムシート6を厚くすると、二次シール8側に押出されるだけでなく複層ガラス1の空気層1c側に押出されることとなり、見栄えが悪くなって、外観品質が低下することになる。
本発明の複層ガラス1は、上述したように、環状スペーサー7の2枚のガラス板1a、1bとの当接面の内径に沿って円弧状に両面全周囲に切欠部を設けてやや肉薄とした段付構造とし、さらに該切欠部7a内に切欠部7aの深さよりもやや肉厚の円板状のブチルゴムシート6を被着した構造としたので、複層ガラス1の面外方向からの風圧過重による外側ガラス板1a、および内側ガラス板1bが凹状、凸状に弓反りに変形しても、環状スペーサー7の肉薄の部分の両面に接着させたブチルゴムシート6、6は環状スペーサー7の肉厚部分によってブチルゴムシート6、6への過剰な圧縮を制限している。ブチルゴムシート6、6の過剰な圧縮と、引き剥がそうとする方向への変形が発生しても、ブチルゴムシート6、6のシール性能を低下させることなく、シール機能を維持できる。
尚、前記環状スペーサー7に設ける切欠部を、環状スペーサー7と2枚のガラス板1a、1bとの当接面の内径側に設けた理由は、外径側に設けると、該切欠部内に貼り付けた肉厚のブチルゴムシートをガラス板で押し付けたときに、ブチルゴムの一部が複層ガラスの空気層側にはみ出し、複層ガラスとして外壁に施工した時に空気層側はみ出したブチルゴムによって見栄えが悪くなるのに対し、内径側に設けると、ブチルゴムがはみ出ても2枚のガラス板1a、1b間と環状スペーサー7と筒状カラー9で囲まれた空間に充填するシリコーンゴムからなる二次シール部8によって覆われるので見栄えが悪くなることはない。
また請求項2に記載された本発明の複層ガラスは、図2に記載されたように、前記複層ガラス1の内側ガラス板1bの穿孔部5b内側端面と、筒状カラー9の外周間の少なくとも上部位置、または下部位置に当接するようにポリカーボネート等の硬質樹脂製の分割リング10を配設し、該分割リング10の室内側ガラス板1bの穿孔部5bの内側端面間にはEPDM等のゴムシート11を貼着させるようにしたので、内側ガラス板1bがその自重により下方に下がり、外側ガラス板1aとの板ズレを起こす危険がある場合、内側ガラス1bの自重を前記分割リング10を介して筒状カラー9によって支持させるため、板ズレの発生を阻止できる。
尚、内側ガラス板1bの穿孔部5bの径を、外側ガラス板1aの穿孔部5aの径よりも大径としたのは、各ガラス板1a、1bの穿孔時に僅かな位置ズレがあっても締付ボルトが両穿孔部5a、5b内を挿通可能とするためであるが、分割リング10を挿入しようとしても、この穿孔部5a、5bの中心位置のズレによって嵌め込むことができない場合があるので、挿入できるように円弧の外径の異なる分割リング10を数種類用意しておき、多少の位置ズレがあっても分割リング10を嵌合できるようにすればよい。
筒状カラー9の外周の上部位置に当接するように前記分割リング10を配設したのは、内側ガラス板1bの自重を受け、板ズレを防止するためである。
2枚のガラス板1a、1b、環状スペーサー7、内側ガラスの筒状カラー9間の空間には、分割リング10を筒状カラー9の上部に配置すると同時に、内側ガラス1bの大径の穿孔部5bの隙間より図示しない注入冶具を用いてシリコーン材を充填して二次シール部8を形成した。
また、前記分割リング10は、円板状の板状リングを四つ程度に分割した分割リングとすれば、内側ガラス板の荷重を支えるのに充分である。しかも分割リングによって前記シリコーン材を充填するための開口部が確保できる。
尚、2枚のガラス板1a、1b、環状スペーサー7、内側ガラス1bの筒状カラー9間の空間に二次シール部8として前記シリコーン材を充填するにあたり、シリコーン材が固化するまでは、締付部材の外形形状に略一致した冶具35を外側ガラス板1aの穿孔部5aと内側ガラス板1bの穿孔部5b内に挿通させ、さらに、外側ガラス板1aの内側面に当接するように内径が筒状カラー9の内径と等しく、外径が穿孔部5aの貫通孔径より大径のパッキン3を配置し、さらに筒状カラー9を前記冶具35と嵌合させた状態を保持する。
このように、風圧過重等により外側ガラス板1a、および内側ガラス板1bのそれぞれが凹状、凸状に弓反りに変形した場合に、ガラス板1a、1bが環状スペーサー7に押し付けられたり、離れたりする力が繰り返し働き、環状スペーサー7とガラス板1a、1b間のシール材による接着剥がれが発生するとともに徐々に進行し、シール不良となるが、上述した切欠部7aを設け、該切欠部7aにブチルゴムシート6を貼り付けた本発明は、従来の切欠部7aを設けない環状スペーサー7に較べて、環状スペーサー7とガラス板1a、1b間のブチルゴムシート6によるシールの接着剥がれが殆どない。
また、複層ガラス板1の穿孔部5a、5bはコーナー部四隅であり、上辺コーナー2箇所の穿孔部5a、5bで吊下げ状態で主として支持する場合には、分割リング10は少なくとも上辺の2箇所の穿孔部5bに設ければ良い。
さらに、前記請求項3に記載された発明である複層ガラス1の支持構造は、図3に記載したように、上述した本発明の複層ガラス1を用い、前記外側ガラス板1aの皿孔状の穿孔部5a内に介装させた金属製又は硬質樹脂製のラッパ状の介装部材15を介して皿ボルト状の締付部材12を挿通し、さらにパッキン3内を遊挿し、さらにまた、該皿ボルト状の締付部材12を内側ガラス板1bの穿孔部5b内に配設した筒状カラー9内に挿通して、複層ガラス1の裏面側から締付部材12の先端ネジ部と螺合する締付ナット13によってパッキン14を介して複層ガラス1の穿孔部5a、5bを締付支持する複層ガラス1の支持構造である。
さらにまた、前記請求項4に記載された発明である複層ガラスの支持構造は、図4に記載したように、前記外側ガラス板1aの皿孔形状の穿孔部5a内に介在させる介装部材15が、前記穿孔部5a形状に合わせたアルミニウム等の金属製またはポリカーボネード等の硬質樹脂製のラッパ状部材とし、さらに外側ガラス板1aの穿孔部5aの貫通孔部に内接する位置に弾性ゴムからなる止水用Oリング16を設け、さらに該Oリング16を補完するように別の止水用Oリング16’を設けた。
止水用Oリング16、16’は、その断面形状の直径がラッパ状の介装部材15の厚みよりもやや厚く、穿孔部5aと締付部材12間に配設された状態で弾性変形によりやや圧縮された状態となると、止水用Oリング16、16’が押し付けにより変形して穿孔部5a内面全周と締付部材12の外周全周に押し付けられて密着状態になるので、止水性能上好ましい。
しかしながら、止水用Oリング16を締付部材12と外側ガラス板1aの穿孔部5a内に取り付けるときに、取付位置によっては、運悪く外側ガラス板1aの穿孔部5aの内側のエッジのシーミング部に止水用Oリング16の一部が潜り込む等によりOリング16が穿孔部5aの内面と締付部材12によって捻じれてイレギュラーな変形が発生すると、圧縮されたOリング16が穿孔部5aの内面側に均一に押し付けとならず、密着できないため止水性能が低下する場合もあるが、このような不測の事態を防止するため、さらに該Oリングを補完するように別の止水用Oリング16’を設ける、例えば2本並べることにより止水性能が大幅に向上し、確実に雨水の侵入を遮断することができる。
前記締付部材12としては、単なる皿ネジ状のものであっても良いが、図5に示すように、前記請求項1または2記載の複層ガラスを用いて、請求項4記載の複層ガラスの支持構造の該締付部材12の内部にさらに球部等によって首振り回転自在にしたボルトを有するようにし、外側ガラス板1aの穿孔部5a内部で首振り傾動自在にできるものであっても良い。
すなわち、複層ガラス1の外側ガラス1aの穿孔部5a、5bの端面に当接した前記介装部材3、止水用Oリング16、16’、介装部材15を介してそれらに内接するように皿ボルト状の締付部材12を室外側の皿孔5a側から挿通し、室内側よりパッキン14を介して前記締付部材12の開口側先端外周の螺刻部と締付ナット9とを螺合させ、複層ガラス1の穿孔部5a、5bを締付挟持させた。
前記皿ボルト状の締付部材12は、前記取付孔2の内側端面形状に合わせ、かつ板状体1の室外側面が面一となるような蓋部12cを有し、かつ筒状部を有し、頭部12aの外周側がラッパ状、またはテーパー状であり、筒状部12bと、室内側の先端外周側には締付ナット13と螺合する螺刻部と、先端に図示しないが締付用の凹溝部を設けた。
また、前記締付部材12は筒状で、その筒状の内側には略円柱状の空洞部を有し、室外側に位置する部分には蓋部12cを有し、該蓋部12cの内側面には、支持ボルト18の截頭球状の頭部18a側を配設し、該頭部18aの蓋部12c側に面した中心部近傍に凹部18eを設け、該凹部18e内と蓋部12c間に球部19を設け、凹部18eと蓋部12cとで球部19を回転摺動自在に挟持した。
また、該蓋部12cの該球部19との当接部には、球部19の球面に合わせた形状の球面状の凹部18eを設け、該球部19と蓋部12cの摺動、および支持ボルト12の頭部12aに設けた凹部12eと該球部19との摺動によって、支持ボルト18を傾動回転自在とさせると、風圧荷重等の面外方向からの荷重に対して良好に支持できると共に、球部19が滑らかに回動できるので良い。
さらに、前記支持ボルト18の截頭球状の頭部18aの裏面側の球面形状側に、球面形状に合わせた球面状部を有する押さえナット20を、筒状部12bの開口側より内側螺刻部と螺合させ、押えナット20の凹状球面部を支持ボルト18の球面部に当接させて、前記球部19を蓋部12cと支持ボルト18の頭部の凹部18eとで摺動可能な程度に押圧させた。
前記押えナット20は略円筒形状であり、外周面側は締付部材12の筒状部12bの内径と螺合させるための螺刻部を有し、内周面側の片端は前記球面状部、他端側はテーパー部20bを有し、テーパー部20bの端部には図示しない凹溝部を設けた。
前記支持ボルト18の頭部18aは截頭球状であって、蓋部12c側に面した面の中央部に円錐状の凹部を設け、該凹部と蓋部内側に当接した球部19の摺動回転、および該球部19の中心を回動中心として、該球部19に当接した支持ボルト18が頭部18aと蓋部12c間の隙間の範囲内で首振り傾動自在である。
ただし、前記支持ボルト18の頭部18aとボルト部18c間の胴部18bはやや狭小のくびれ部とし、一方、押えナット20の室内側内側がテーパー状となっており、先端ほど拡径としたテーパー部20bを設けたため、支持ボルト18か押えナット20のいずれかが相対的に首振り摺動したときに互いに当接しない範囲であることが必要である。
該球部19の中心を複層ガラス1の重心と同一垂直線上で一致するように配設しているので、風荷重等の面外方向からの荷重により複層ガラス1が傾動しても、該面外方向からの荷重が解除された時点で、複層ガラス1の自重により傾動が復帰できる。
前記締付部材12と締付ナット13の緊締螺合は、締付部材12の室内側先端部に設けた凹溝部12dを固定しながら締付ナット13を回転させて締付けるようにすれば良く、同様に前記締付部材12と押えナット20の緊締螺合は、締付部材12の室内側先端部に設けた凹溝部12dを固定しながら押えナット20の図示しない凹溝部を回転させて締付させるようにすれば、締付作業は室内側だけでできる。
複層ガラス1の外側ガラス1aの穿孔部5aの皿孔部の皿面に内接させる介装部材15としては、硬質樹脂やアルミニウムや錫合金等の金属製として、前記皿孔部に合わせた形状とした。
前記介装部材15を硬質樹脂やアルミニウムや錫合金等の金属製とするのは、締付部材12と締付ナット13との螺合により複層ガラス1の穿孔部5a、5bを締め付けたときに、締付ボルト12内に支持ボルト18等の傾動自在な機構を有しているため、締付部材12と締付ナット13とは複層ガラス板1に緊締状態として、しっかり固定されていることが望ましいことによるものである。
さらに、止水用Oリング16、16’としてはEPDM製、ネオプレンゴム、シリコンゴム、バイトンゴム、ウレタンゴム等の耐候性、耐湿性の良い弾性体とした。
また、締付部材12、締付ナット13、押えナット20、および支持ボルト18、球部19等はSUS等の錆びない金属としたが、防錆塗装処理やメッキ等の処理をしたSS材でも良い。
また、締付部材12の頭部12aの室外側面はフラットとし、複層ガラス1の室外面が面一となるように設け、締付部材12と締付ナット13との緊締螺合用、および締付部材12と押えナット20との螺合用として凹溝部12dを締付部材2の室内側先端に設けた。
また、押えナット20の室内側に図示しない凹溝部を設けたので、締付部材12と締付ナット13との螺合、および締付部材12と押えナット20との螺合は室内側からだけでもできる。
そして、前記複層ガラス1を図7に示すように、上下、左右に複数枚配設し、互いに隣接する四枚の複層ガラス板1のコーナー部に設けた穿孔部5a、5bを締付支持する締付部材12と締付ナット13等からなる締付金具25を、例えば図8に示すような支持アーム32の形状がX字状、H字状の4点または、V字状、I字状の2点や、I字状の1点の支持金具30の各支持アーム32の先端の取付孔31に挿通および取付支持し、該支持金具30の中心より垂設のロッド33を図示しない躯体に固設すれば、図7に示すガラススクリーン40を形成することができる。
また、図示しないが、前記締付部材12の室外側に足場取付用または照明、看板、装飾物等の付属設備の取付用のネジ孔を少なくとも1カ所以上設け、必要時にはこのネジ孔を利用してこれらの付属設備を取り付け、使用の必要の無いときはボルト等で塞いでおけば良い。
尚、外側ガラス板1a、および内側ガラス板1bは、強化されたガラス板や、複数枚の強化ガラス相互、あるいは強化ガラスと生板ガラスを組み合わせてPVBやEVA等の中間膜または樹脂注入で接着した合わせガラス、および前記のガラスに飛散防止樹脂膜を貼着したガラス板等が対象となる。
尚、締付ナット13は外周側面より緩み止めとして、固定ビス17にて締付固定すればよい。
さらに前記皿孔形状に合わせた形状のアルミニウム材等の介装部材15と、外側ガラス板1aの穿孔部5aの貫通孔部内接する位置に弾性ゴム等からなる止水用Oリング16を設け、さらに該Oリング16を補完するように別の止水用Oリング16’を設け、締付部材12と締付ナット13の緊締螺合時に止水用Oリング16、16’の圧縮変形により、複層ガラス1の外側ガラス1aの穿孔部5aから内部側への雨水の侵入を阻止させることができる。
以上好適な実施例について述べたが、本発明はこれに限定されるものではなく種々の応用が考えられるものである。
以上に示したように、本発明によれば、複層ガラス1を四点で支持する点支持工法により、フレームレスで開放的な空間を形成でき、またフラットなガラススクリーンが構成でき、取付孔からの雨水の侵入をより確実に防止できるものである。
本発明の複層ガラスの縦断面図。 本発明の複層ガラスの変形例の縦断面図。 本発明の複層ガラスの支持構造の縦断面図。 本発明の複層ガラスの支持構造の変形例の縦断面図。 本発明の複層ガラスの支持構造の別の変形例の縦断面図。 本発明の複層ガラスに用いる環状スペーサーの斜視図。 点支持工法によるガラススクリーンの正面図。 X字状の支持金具の正面図。
符号の説明
1 複層ガラス
1a 外側ガラス板
1b 内側ガラス板
3 パッキン
4 シーリング材
5a、5b 穿孔部
6 ブチルゴムシート
7 環状スペーサー
7a 切欠部
8 二次シール部(シーリング材充填部)
9 筒状カラー
10 分割リング
11 ゴムシート
12 締付部材
13 締付ナット
14 パッキン
15 介装部材
16、16’ 止水用Oリング
18 支持ボルト
19 球部
20 押えナット
25 締付金具
30 支持金具
31 取付孔
32 アーム
35 冶具
40 ガラススクリーン

Claims (3)

  1. 対向する2枚のガラス板の周縁部をスペーサー枠材を介して接着後、スペーサー枠材とガラス板間の凹部にシーリング材を充填密封した複層ガラスにおいて、外側ガラス板の四隅コーナー部に設けた穿孔部を小径かつ室外側を拡径の皿孔とし、内側ガラス板の四隅コーナー部に設けた穿孔部を大径の貫通孔として、2枚のガラス板の対向する各穿孔部が同心円状となるようにし、大径の穿孔部径よりも僅かに大径の内径を有する環状スペーサーを2枚のガラス板間で前記穿孔部と同心円状となるように配置し、外側ガラス板の小径の穿孔部内側にパッキンを介して筒状カラーを配設して、2枚のガラス板間と環状スペーサーと筒状カラーで囲まれた空間に二次シール部としてシーリング材を充填密封し、
    前記環状スペーサーのガラス板との当接面の内径に沿って両面全周囲に切欠部を設けてやや肉薄とした段付構造とし、さらに該切欠部内に切欠深さよりもやや肉厚のブチルゴムシートを接着により配設し
    さらに前記複層ガラスの内側ガラス板の穿孔部内側端面と、筒状カラーの外周間の上部側の一部に硬質樹脂製の分割リングを配設し、該分割リングは筒状カラーに沿った円弧状で、少なくとも筒状カラーの上部位置に当接し、該分割リングと室内側ガラス板の穿孔部の内側端面間には硬質ゴムシートを貼着させたことを特徴とする複層ガラス。
  2. 前記請求項記載の複層ガラスの支持構造において、前記外側ガラス板の穿孔部内に介在した介装部材、および内側ガラス板の穿孔部内に配設した筒状カラー内に挿通した皿ボルト状の締付部材と、締付部材と螺合する締付ナットによって複層ガラスを支持することを特徴とする複層ガラスの支持構造。
  3. 前記外側ガラス板の皿孔形状の穿孔部内に介在させる介装部材として、前記穿孔部形状に合わせた金属製または硬質樹脂製のラッパ状部材とし、さらに外側ガラスの穿孔部の貫通孔部に内接する位置に弾性ゴムからなる止水用Oリングを設け、さらに該Oリングを補完するように止水用のOリングを設けたことを特徴とする請求項に記載の複層ガラスの支持構造。
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