JP4244324B2 - コンバーチブルカー用のルーフウエザストリップ - Google Patents

コンバーチブルカー用のルーフウエザストリップ Download PDF

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本発明は、自動車のルーフが折畳まれて車体に収納可能な可動ルーフを有するコンバーチブルカー用のルーフウエザストリップに関するものであり、さらに詳しくは、そのコンバーチブルカーの可動ルーフの側部とドアガラスの間をシールするルーフウエザストリップに関するものである。
自動車のルーフが折畳まれて車体に収納可能な可動ルーフを有するコンバーチブルカーにおいて、可動ルーフが展開して、車体の天井部分まで移動して自動車のルーフを形成したときに、その可動ルーフの側部とドアガラスの間をシールすることが必要である。そのため、可動ルーフの側部に設けられた幌骨(金属フレーム)にルーフウエザストリップが取付けられている。そのルーフウエザストリップは、可動ルーフと幌骨が折畳まれるため、その折畳みに併せて分割されて取付けられている(例えば、特許文献1参照)。
この場合に、図6に示すように、ルーフウエザストリップ120は、ドアガラス3との間をシールするドアガラスシール部124と可動ルーフ10との間をシールする可動ルーフシール部125を有している。このドアガラスシール部124と可動ルーフシール部125はそれぞれ別体で形成されている。
ドアガラスシール部124は、中空状のシール部がドアガラス3の先端と当接してシールするとともに、取付基部121が可動ルーフ10の幌骨16に取付けられたリテーナー14に嵌め込まれて、固定される。
可動ルーフシール部125は、同様にその取付基部126が幌骨16又はリテーナー14の先端に取付けられ、可動ルーフシールリップ127が可動ルーフ10の側部の先端部の内面に当接してシールしている(例えば、特許文献2参照)。
そして、可動ルーフ10の側部のルーフウエザストリップ120は、可動ルーフ10のルーフ幌13と幌骨16が折畳まれるため、その折畳みに併せて分割されて形成されており、可動ルーフ10が展開して車体の天井を形成したときに、それぞれの先端同士が接合して可動ルーフ10の側端をシールする一連のルーフウエザストリップ120となる。そのとき、分割されたルーフウエザストリップ120は、その接合部分のシールを確実にするため、先端同士に設けた凸条を嵌合させている。
一方、分割されたルーフウエザストリップ120の端部131は、雨水、埃や騒音の浸入を防止するために、中空状のドアガラスシール部124の端面を膜で塞いでいる。このときルーフウエザストリップ120の端部同士に設けた凸条を嵌合させるため、分割されたルーフウエザストリップの端部131の端面の間、即ち、端面に設けられた膜同士の間には空間が存在する。この空間には、雨水や洗車時の水がルーフウエザストリップ120の接合部から進入する。
そして、可動ルーフ10を閉じて、車体の後部に収納するときに、ルーフウエザストリップ120も折畳まれて収納される。このとき、ルーフウエザストリップの端部131の端面の膜同士の間の空間に溜まった水が、車室内に落下する場合があった。
このような車室内への水の落下を防止するために、図7に示すように、ルーフウエザストリップ120の端部131の中空状ドアガラスシール部124に溝132を設けるものもある(例えば、特許文献3参照)。しかしながら、この溝132では、中空状ドアガラスシール部124内、及び接合部に水が残る場合がある。また、接合部の溝132をズレなく合体させることが難しく、さらに、この溝の位置では、中空状のドアガラスシール部124内に侵入した雨水や埃については、中空内から排出できない。
実開平7−24614号公報(第1図) 特開平11−129766号公報(第3−4頁、第5図) 特開平7−232557号公報(第2−3頁、第6図)
このため、可動ルーフ10が展開し、それぞれ分割して形成されたルーフウエザストリップ120の先端同士が接合したときに、ルーフウエザストリップの接合部分から水等を車両下方に排出して、ルーフウエザストリップが折畳まれるときに、その接合部分から水が落下しないようにすることが必要とされている。
上記課題を解決するために請求項1の本発明は、コンバーチブルカーに使用される、折畳んで車体に収納可能な可動ルーフの側部とドアガラスとの間をシールするルーフウエザストリップにおいて、
ルーフウエザストリップは、可動ルーフの折畳みに対応して複数に分割され、可動ルーフの幌骨に取付けられ、
分割されたルーフウエザストリップは、可動ルーフが展開して車体の天井を形成したときに、その長手方向の端部が互いに当接して連続した一連の可動ルーフ側部ルーフウエザストリップを形成し、
ルーフウエザストリップは、可動ルーフの幌骨に固定されたリテーナーに取付けられる取付基部と、取付基部に一体的に設けられてドアガラスと当接するドアガラスシール部と、ドアガラスシール部の側部に可動ルーフの側端と当接する可動ルーフシール部を一体に形成し、
分割されたルーフウエザストリップの長手方向の端部の中空状のドアガラスシール部は、それぞれ該ドアガラスシール部の中空部を塞ぐドアガラスシール部端面を形成し、可動ルーフが展開して車体の天井を形成したときに、それぞれのドアガラスシール部端面における中空部の最下方位置に水抜き孔を設け、水抜き孔は、長手方向のルーフウエザストリップ前部が互いに当接して連続した一連の可動ルーフ側部をシールするルーフウエザストリップを形成したときに、ルーフウエザストリップ前端から後端まで連続する一連の排水路を形成し、
ルーフウエザストリップの中央部では、ドアガラスシール部に一体的に形成される中空状の可動ルーフシール部基部と該可動ルーフシール部基部から延設され可動ルーフに当接される2本の可動ルーフシールリップを有し、ルーフウエザストリップの両方の端部の可動ルーフシールリップは、先端が連結された中空状の可動ルーフシール部となり、可動ルーフシール部の端面は、中空部が塞がれた可動ルーフシール部端面を有することを特徴とするコンバーチブルカー用のルーフウエザストリップである。
請求項1の本発明では、ルーフウエザストリップは、可動ルーフの折畳みに対応して複数に分割され、可動ルーフの幌骨に取付けられ、分割されたルーフウエザストリップは、可動ルーフが展開して車体の天井を形成したときに、その長手方向の端部が互いに当接して連続した一連の可動ルーフ側部をシールするルーフウエザストリップを形成するため、ルーフ幌と幌骨を折畳んで車体に収納するときにルーフウエザストリップも一緒に収納することができる。可動ルーフが展開して車体の天井を形成したときに、可動ルーフの側部を1本の連続したルーフウエザストリップでシールすることができる。
ルーフウエザストリップは、可動ルーフの幌骨に固定されたリテーナーに取付けられる取付基部と、取付基部に一体的に設けられ、ドアガラスと当接する中空状のドアガラスシール部と、ドアガラスシール部の側部に可動ルーフの側端と当接する可動ルーフシール部を一体に形成したため、取付基部をリテーナーに取付けることにより、ドアガラスシール部と可動ルーフシール部を同時に取付けることができ、取付作業の効率がよい。また、ドアガラスシール部の側部に可動ルーフの側端と当接する可動ルーフシール部を一体に同時に押出成形により形成することができ、製造も容易である。
可動ルーフが展開して、車体の天井を形成したときに、可動ルーフシール部の先端が可動ルーフのルーフ幌の側部の先端部の内面に当接してシールすることができる。このため、可動ルーフとルーフウエザストリップとの間をシールすることができる。また、ドアガラスが上昇して閉まったときに、ドアガラスとルーフウエザストリップとの間をシールすることができるため、ドアガラスシール部と可動ルーフシール部で可動ルーフとドアガラスの間をシールすることができる。
分割されたルーフウエザストリップの長手方向の端部のドアガラスシール部は、それぞれ中空状のドアガラスシール部を塞ぐドアガラスシール部端面を形成するため、端面を形成する膜によって、中空状のドアガラスシール部に雨水、洗車水、埃や騒音が大量に侵入することを防止できる。
可動ルーフが展開して車体の天井を形成したときに、それぞれのドアガラスシール部端面において、上記中空の最下方位置に水抜き孔を設けたため、可動ルーフが展開して車体の天井を形成して分割して形成されたルーフウエザストリップの端部が互いに接合して一連のルーフウエザストリップを形成したときにできる接合部分の膜で形成される空間から、雨水や洗車水等を水抜き孔、中空部を介して排出することができる。
水抜き孔は、長手方向の上記ルーフウエザストリップ端部が互いに当接して連続した一連の可動ルーフ側部をシールするルーフウエザストリップを形成したときに、ルーフウエザストリップ前端から後端まで連続する一連の排水路を形成するため、ルーフウエザストリップの端部が互いに接合してできるそれぞれの接合部分の空間から排出された雨水や洗車水等を、ルーフウエザストリップ前端から後端まで連続する一連の排水路を通り、ルーフウエザストリップのフロント側の前端またはリヤ側の後端まで導き、車外(車両下方)に排出することができる。このため、可動ルーフを折畳むときに、ルーフウエザストリップから水が車室内に落下することがない。
可動ルーフシール部は、ルーフウエザストリップの中央部では、ドアガラスシール部に一体的に形成される中空状の可動ルーフシール部基部と可動ルーフシール部基部から延設され可動ルーフに当接される2本の可動ルーフシールリップを有している。このため、押出成形で成形されるルーフウエザストリップの中央部では、ドアガラスシール部に一体的に形成される中空状の可動ルーフシール部基部が、2本の可動ルーフシールリップを保持することができ、可動ルーフシールリップを可動ルーフシール部基部から可動ルーフの内面に向けて延設することができる。
また、可動ルーフシールリップを2本設けたため、可動ルーフとの間で2重シールを行うことができ、確実にシールすることができる。
可動ルーフシールリップは、ルーフウエザストリップの端部において先端が連結された中空状の可動ルーフシール部とされている。このため、ルーフウエザストリップの中央部は2重シールができるとともに、長手方向の両側の端部は、中空状となり、剛性が高くなり、隣のルーフウエザストリップの可動ルーフシール部の端部と当接したときに、変形せず、当接部分が連続したシールを達成することができる。
ルーフウエザストリップの両方の端部は、ドアガラスシール部の中空部と可動ルーフシール部の中空部が膜により塞がれたドアガラスシール部端面と可動ルーフシール部端面を有するため、ルーフウエザストリップの両方の端部から中空部内へ大量の、雨水や埃、騒音等の侵入を防止することができる。また、中空部の端面を塞ぐため、中空部の端面の剛性を高くすることができ、ルーフウエザストリップの端部が相互に当接する時の形状を安定にすることができる。
請求項2の本発明は、ドアガラスシール部端面の外周には、長手方向のルーフウエザストリップ端部が互いに当接して連続したときに、互いに嵌合するドアガラスシール部端面凸条を設けたコンバーチブルカー用のルーフウエザストリップである。
請求項2の本発明では、ドアガラスシール部端面の外周には、長手方向のルーフウエザストリップ端部が互いに当接して連続したときに、互いに嵌合するドアガラスシール部端面凸条を設けたため、可動ルーフが展開して車体の天井を形成して分割して形成されたルーフウエザストリップの端部が互いに接合して一連のルーフウエザストリップを形成したときに、長手方向のルーフウエザストリップ端部に設けた端面凸条が相互に接合して嵌め合うことによりシールすることができ、ルーフウエザストリップ端部の接合部分から水が落下することがない。
また、ドアガラスシール部端面凸条が互いに嵌合するため、隣接する分割されたルーフウエザストリップの接合がずれることがない。
請求項3の本発明は、ルーフウエザストリップは、中央部は押出成形で成形され、長手方向の両方の端部は型成形で形成されたコンバーチブルカー用のルーフウエザストリップである。
請求項3の本発明は、ルーフウエザストリップは、中央部は押出成形で成形され、長手方向の両方の端部は型成形で形成されたため、ルーフウエザストリップ全体を型成形で形成する場合に比べて、端部の型成形部分を小さくすることができる。そのため、成形金型を小さくすることができ、また、金型構造を単純にすることができ、金型コストを低減できるとともに、型成形の速度を早くすることができ、製造コストを低減できる。
請求項の本発明は、ルーフウエザストリップの両方の端部の取付基部は、インサートが埋設され、インサートの孔と幌骨の取付孔をクリップの脚部が嵌挿してルーフウエザストリップ端部が幌骨に取付けられるコンバーチブルカー用のルーフウエザストリップである。
請求項の本発明では、ルーフウエザストリップの両方の端部の取付基部は、インサートが埋設されるため、埋設部分の取付基部の剛性が高くなり、形状が安定して、インサートの孔と幌骨の取付孔をクリップの脚部が嵌挿してルーフウエザストリップ端部が幌骨に取付けられるときに、クリップの頭部がインサート埋設部分を押して、取付基部を幌骨に密着させることができ、ルーフウエザストリップ端部を広い面積で押して、確実に固定することができる。
本発明は、コンバーチブルカーの可動ルーフの幌骨の側端に取付けられる、分割されたルーフウエザストリップに関し、可動ルーフが展開して車体の天井を形成したときに、それぞれのドアガラスシール部端面における中空の最下方位置に水抜き孔を設けたため、ルーフウエザストリップの端部が互いに接合して一連のルーフウエザストリップを形成したときにできる接合部分の空間から、雨水や洗車水等を車両下方に排出することができる。
水抜き孔は、中空部とともに、ルーフウエザストリップ前端から後端まで連続する一連の排水路を形成するため、ルーフウエザストリップの端部が互いに接合してできるそれぞれの接合部分の空間から排出された雨水や洗車水等を、ルーフウエザストリップ前端から後端まで連続する一連の排水路を通り、ルーフウエザストリップ前端または後端まで導き、車外(車両下方)に排出することができる。
本発明の実施の形態を図1〜図5に基づき説明する。図5は、コンバーチブルカーの外観を示す模式的な斜視図である。可動ルーフ10は、開いたときは、車体の天井部分を覆い、フロント側の先端(前端)は、フロントガラス4の上端に設けられたフロントガラスルーフウエザストリップ5に当接している。フロントガラスルーフウエザストリップ5は、フロントガラス4の上端からフロントピラーに沿って下方に、フロントガラス4の両側端を覆うように延設されている。
可動ルーフ10の車体側部に沿った両方の側部は、可動ルーフ10とドアガラス3との間をシールするルーフウエザストリップ20が設けられている。このルーフウエザストリップ20は、後述するように、可動ルーフ10が折畳まれて、車体の後部に収納されることが可能となるように、可動ルーフ10の折畳みに対応して、長手方向に複数に分割されている。
可動ルーフ10は、ルーフ本体をなす柔軟性を持ち、折り畳み可能なルーフ幌13と、ルーフ幌13を支えるため、ルーフ幌13の両側端等に延びる幌骨16(金属フレーム)から形成される。
分割されたそれぞれのルーフウエザストリップ20は、押出成形で形成されたルーフウエザストリップ中央部34と、そのルーフウエザストリップ中央部34の長手方向の両側の端に型成形により形成されるルーフウエザストリップ端部31からなる。
可動ルーフ10がその収容された車体後部から展開して、車体の天井部を完全に形成すると、分割されたそれぞれのルーフウエザストリップ20の長手方向の端部31は、後述するように、互いに接合して、可動ルーフ10の側部に沿って1本の連続したルーフウエザストリップ20になる。
可動ルーフ10が収納されるときは、リンク機構及び駆動機構(図示せず)により、ルーフ幌13は折畳まれて後方に移動して、車体の後部に設けられたスペースに収納され、幌骨16もルーフ幌13に対応して折畳まれて、同様に車体後部のスペースに収納される。幌骨16が折畳まれるときに、ルーフウエザストリップ20もそれに対応して折畳まれて、幌骨16と共に収納される。
可動ルーフ10が展開して天井を形成するときは、逆に幌骨16が、フロントガラスの上部側に向かって延びて、ルーフ幌13が同様にフロントガラスの上部側に向かって延びる。
次にルーフウエザストリップ端部31の詳細について説明する。図1は、ルーフウエザストリップ20の長手方向の両側のルーフウエザストリップ端部31付近の部分斜視図である。図2は、ルーフウエザストリップ端部31の正面図と、ルーフウエザストリップ中央部34の断面図である。図3は、ルーフウエザストリップ端部31の接合部分の長手方向の断面図である。図4は、図2のB−B線に沿った断面図である。
図2においてルーフウエザストリップ端部31は、押出成形により形成されたルーフウエザストリップ中央部34の長手方向の両端(図2では一端を示す)に、型成形により一体的に成形されている。ルーフウエザストリップ中央部34においては、後述するように、ドアガラスシール部24の側部に一体に中空状の可動ルーフシール部基部26が設けられ、可動ルーフシール部基部26から第1可動ルーフシールリップ27と第2可動ルーフシールリップ28が上下2本設けられている。また、ルーフウエザストリップ端部31では2本のシールリップ27、28は、徐々に合体して、中空状の可動ルーフシール部25を形成する。
図1に示すように、ルーフウエザストリップ端部31の端面においては、ドアガラスシール部24の中空部と可動ルーフシール部25の中空部はともに、膜が形成されて塞がれて、ドアガラスシール部端面33と可動ルーフシール部端面32を形成する。このため、ルーフウエザストリップ端部31の端面から中空状のドアガラスシール部24と可動ルーフシール部25の中央部へ大量の雨水、埃や騒音等が侵入することを防止できる。
ガラスシール部端面33の一方の周囲には、ガラスシール部端面外周凸条35が設けられ、他方のガラスシール部端面33の周囲にはガラスシール部端面内周凸条36が設けられている。ガラスシール部端面外周凸条35は、取付基部21に該当する部分を除き、ガラスシール部端面33の外周に沿って略全周に亘り設けられている。ガラスシール部端面内周凸条36は、ガラスシール部端面33の外周に沿って、ガラスシール部端面外周凸条35が当接する部分よりも少し内側の部分に、取付基部21に該当する部分を除き、略全周に亘り設けられている。
このため、可動ルーフ10が展開してルーフウエザストリップ端部31同士が当接したときに、図3に示すように、ガラスシール部端面33のガラスシール部端面外周凸条35とガラスシール部端面内周凸条36は、互いに嵌め込まれて接合する。そして、ルーフウエザストリップ端部31のガラスシール部端面33同士が向かい合った面によりルーフウエザストリップ端部空間39ができる。このようにそれぞれのルーフウエザストリップ端部31のガラスシール部端面33が互いに嵌め込まれて接合するため、接合部のシールを行うことができる。
しかしながら、洗車や雨水で、ガラスシール部端面33同士が向かい合った面のルーフウエザストリップ端部空間39に水が溜まる場合がある。そのため、ガラスシール部端面33に水抜き孔38を設ける。この水抜き孔38は、図3に示すように、可動ルーフ10が展開されて、ルーフウエザストリップ20が連続した1本のウエザストリップとなったときに、ルーフウエザストリップ端部31のガラスシール部端面33におけるルーフウエザストリップ20の装着状態でのドアガラスシール部24の中空部の最下方に位置する部分に設けられる。
この水抜き孔38と中空状のドアガラスシール部24により、ルーフウエザストリップ20の前端から後端まで連続する一連の排水路を形成することができ、ルーフウエザストリップ端部空間39に溜まった水は、隣の分割されたルーフウエザストリップ20のドアガラスシール部24の中空部を経由して、次々に流出して、フロント側またはリヤ側のルーフウエザストリップ20の最先端部から車外(車両下方)に排出することができる。また、後述する、クリップ40の取付け孔や空気抜き孔等からドアガラスシール部24の中空部に流入する水等も、水抜き孔38と中空状のドアガラスシール部24により、車外に排出することができる。
図3は、ルーフウエザストリップ20のルーフウエザストリップ端部31が相互に接合した状態の断面図である。ルーフウエザストリップ端部31は、型成形により形成され、予め押出成形により成形されたルーフウエザストリップ中央部34と、型成形時に一体的に加硫または加熱接合される。ルーフウエザストリップ端部31の取付基部21には、金属製または硬質合成樹脂製のインサート37が埋設されている。インサート37にはクリップ40の脚部41を挿入するクリップ取付け孔が設けられ、クリップ40によりルーフウエザストリップ端部31を幌骨16に取付けることができる。
ルーフウエザストリップ20の両方の端部31の取付基部21は、インサート37が埋設されるため、埋設部分の取付基部21の剛性が高くなり、形状が安定して、ルーフウエザストリップ端部31が相互に接合するときに確実に接合させることができる。インサート37のクリップ取付け孔をクリップ40の脚部41が嵌挿してルーフウエザストリップ端部31が幌骨16に取付けられるときに、クリップ40の頭部がインサートの埋設された部分の取付基部21を押して、幌骨16に密着させることができ、ルーフウエザストリップ端部31を確実に幌骨16固定することができる。
図4は、図2のB−B線に沿った断面図であり、ルーフウエザストリップ端部31のクリップ37の取付部分の幅方向の断面図である。
図4において、ルーフウエザストリップ端部31の形状、取付状態と、ドアガラス3や可動ルーフ10との間にシール状態を説明する。
ルーフウエザストリップ端部31は、取付基部21、ドアガラスシール部24、可動ルーフシール部25とカバーリップ30とからなる。取付基部21には、クリップ40が取付けられており、そのクリップ40の脚部41を幌骨16の取付孔に挿入して、ルーフウエザストリップ端部31を取付ける。リテーナー14は、取付基部21の底面の側端に設けられた取付基部凹部22に先端の一方が挿入され、その断面U字形の溝で取付基部21の両側を保持して、一層強固に取付基部21を保持する。
取付基部21から一体的に中空状のドアガラスシール部24が形成されている。ドアガラス3が上昇して、閉まると、ドアガラス3の上端は中空状のドアガラスシール部24に当接して、ドアガラスシール部24に包まれるようになり、ドアガラス3とルーフウエザストリップ20との間から雨水、埃等が侵入することを防止できる。
ドアガラスシール部24の車室内側には、カバーリップ30が一体的に設けられ、幌骨16に取付けられた可動ルーフガーニシュ15とともに、幌骨16の部分を覆い、美観を向上させている。
ドアガラスシール部24の上方の可動ルーフ10に面する側には、可動ルーフシール部25が一体的に設けられている。可動ルーフシール部25は、ルーフウエザストリップ端部31では、断面が略楕円形の中空状である。この可動ルーフシール部25が可動ルーフ10に当接して、可動ルーフ10とルーフウエザストリップ20との間をシールすることができる。断面略楕円形の中空状であるため、可動ルーフシール部25の全体として断面略楕円形の中空状となり、楕円形の先端で可動ルーフ10の可動ルーフ側端11の内面に当接してシールすることができる。そして、断面略楕円形のため、可動ルーフシール部25が変形し難くなる。また、ルーフウエザストリップ20の端部31の可動ルーフシール部25を成形する金型の中子を1つにすることができ、製造が容易である。中空状の可動ルーフシール部25の一部に、型成形時に金型の中子を取り出すスリット35が設けられている。
このようにして、ルーフウエザストリップ20により可動ルーフ10とドアガラス3の間をシールすることができる。
ルーフウエザストリップ中央部34の形状を図2に基づき説明する。ルーフウエザストリップ中央部34は、取付基部21、ドアガラスシール部24、可動ルーフシール部25とカバーリップ30とからなる。
取付基部21は、図4に示したルーフウエザストリップ端部31と同様に、底面に取付基部凹部22が形成され、取付基部凹部22に幌骨16に取付けられたリテーナー14が嵌め込まれて、取付基部21を保持する。取付基部21の内部には車室内側側壁に沿って取付基部21に連結されるブリッジが設けられ、ブリッジと車室内側側壁との間に中空部23が設けられて、車室内側側壁を補強するとともに、重量を軽減させている。
取付基部21の側方のからリテーナー14をカバーする面には、カバーリップ30が一体的に設けられ、幌骨16に取付けられた可動ルーフガーニシュ15とともに、幌骨16を覆い、美観を向上させている。
取付基部21から一体的に中空状のドアガラスシール部24が形成されている。ドアガラス3が上昇して、閉まると、ドアガラス3の上端は中空状のドアガラスシール部24に当接して、ドアガラスシール部24に包まれるようになり、ドアガラス3とルーフウエザストリップ20との間から雨水、埃等が侵入することを防止できる。
ドアガラスシール部24の上方の可動ルーフ10に面する側には、可動ルーフシール部25が一体的に設けられている。可動ルーフシール部25は、ルーフウエザストリップ中央部34では、断面が略四角形で中空状の可動ルーフシール部基部26と、その可動ルーフシール部基部26から可動ルーフ10方向に延びる第1可動ルーフシールリップ27と第2可動ルーフシールリップ28で形成されている。この第1可動ルーフシールリップ27と第2可動ルーフシールリップ28が可動ルーフ10の側端の内面に当接して、可動ルーフ10とルーフウエザストリップ20との間をシールすることができる。この2本のルーフシールリップ27、28は、可動ルーフ10の側端に2重に当接して2重にシールすることができ、確実にシールすることができる。
このようにして、ルーフウエザストリップ20により可動ルーフ10とドアガラス3の間をシールすることができる。
このルーフウエザストリップ20は、押出成形により成形されるルーフウエザストリップ中央部34も、型成形により成形されるルーフウエザストリップ端部31も、ゴム、熱可塑性エラストマー、軟質合成樹脂等で形成することができる。ゴムの場合は、EPDM、熱可塑性エラストマーの場合は、オレフィン系熱可塑性エラストマーが耐候性、リサイクル、コスト等の点から好ましい。
いずれの場合も、ソリッド材及びスポンジ材で形成することができるが、少なくともドアガラスシール部24と可動ルーフシール部25は、スポンジ材で形成することが、柔軟性、弾力性の点から好ましい。
本発明の実施の形態における、ルーフウエザストリップ端部付近の部分斜視図である。 本発明の実施の形態における、ルーフウエザストリップ端部付近の正面図と、ルーフウエザストリップ中央部の断面図である。 本発明の実施の形態における、ルーフウエザストリップ端部が相互に接合した状態における断面図である。 図2におけるB―B線に沿った断面図である。 コンバーチブルカーの外観を示す模式的な斜視図である。 従来技術における、図5のA−A線に沿った断面図である。 従来技術における、ルーフウエザストリップ端部付近の斜視図である。
符号の説明
3 ドアガラス
10 可動ルーフ
16 幌骨
20 ルーフウエザストリップ
24 ドアガラスシール部
25 可動ルーフシール部
31 ルーフウエザストリップ端部
32 可動ルーフシール部端面
33 ドアガラスシール部端面
34 ルーフウエザストリップ中央部
35 ガラスシール部端面外周凸条
36 ガラスシール部端面内周凸条
37 インサート
38 水抜き孔
39 ルーフウエザストリップ端部空間

Claims (4)

  1. コンバーチブルカーに使用される、折畳んで車体に収納可能な可動ルーフ10の側部とドアガラスとの間をシールするルーフウエザストリップ20において、
    該ルーフウエザストリップ20は、上記可動ルーフ10の折畳みに対応して複数に分割され、上記可動ルーフの幌骨16に取付けられ、
    分割された上記ルーフウエザストリップ20は、上記可動ルーフ10が展開して車体の天井を形成したときに、その長手方向の端部が互いに当接して連続した一連の可動ルーフ側部ルーフウエザストリップ20を形成し、
    上記ルーフウエザストリップ20は、上記可動ルーフ10の幌骨16に固定されたリテーナー14に取付けられる取付基部21と、該取付基部21に一体的に設けられてドアガラスと当接するドアガラスシール部24と、該ドアガラスシール部24の側部に上記可動ルーフ10の側端と当接する可動ルーフシール部25を一体に形成し、
    上記分割された上記ルーフウエザストリップ20の長手方向の端部の上記中空状のドアガラスシール部24は、それぞれ該ドアガラスシール部24の中空部を塞ぐドアガラスシール部端面33を形成し、上記可動ルーフ10が展開して車体の天井を形成したときに、それぞれのドアガラスシール部端面33における上記中空部の最下方位置に水抜き孔38を設け、該水抜き孔38は、長手方向の上記ルーフウエザストリップ前部が互いに当接して連続した一連の可動ルーフ側部をシールする上記ルーフウエザストリップ20を形成したときに、上記ルーフウエザストリップ前端から後端まで連続する一連の排水路を形成し、
    上記ルーフウエザストリップ20の中央部では、上記ドアガラスシール部24に一体的に形成される中空状の可動ルーフシール部基部26と該可動ルーフシール部基部26から延設され可動ルーフ10に当接される2本の可動ルーフシールリップ27、28を有し、上記ルーフウエザストリップ20の両方の端部の上記可動ルーフシールリップ27、28は、先端が連結された中空状の可動ルーフシール部25となり、可動ルーフシール部25の端面は、中空部が塞がれた可動ルーフシール部端面32を有することを特徴とするコンバーチブルカー用のルーフウエザストリップ。
  2. 上記ドアガラスシール部端面33の外周には、長手方向の上記ルーフウエザストリップ端部31が互いに当接して連続したときに、互いに嵌合するドアガラスシール部端面凸条35、36を設けた請求項1に記載のコンバーチブルカー用のルーフウエザストリップ。
  3. 上記ルーフウエザストリップ20は、中央部は押出成形で成形され、長手方向の両方の端部31は型成形で形成された請求項1又は請求項2に記載のコンバーチブルカー用のルーフウエザストリップ。
  4. 上記ルーフウエザストリップ20の両方の端部の取付基部は、インサート37が埋設され、該インサート37の孔と幌骨16の取付孔をクリップ40の脚部41が嵌挿してルーフウエザストリップ端部31が幌骨16に取付けられる請求項1乃至請求項のいずれかに記載のコンバーチブルカー用のルーフウエザストリップ。
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