JP4243203B2 - 階段の接続構造 - Google Patents

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Description

この発明は、廊下等の歩行部に対する鉄骨階段等の階段部の接続構造に関する。
図4は、従来における廊下等の歩行部(1)に対する鉄骨階段の階段部(2)の接続構造を示している。歩行部(1)は、防水シート(3)上にモルタルを現場で打設して、そのモルタル層(4)上にタイル(5)(5)…を施工している。一方、階段部(2)としては、例えば特許文献1にも開示されているように、段板(6)上にモルタルを現場で打設して、そのモルタル層(7)上にタイル(5)(5)…を施工している。そして、歩行部(1)のモルタル層(4)と階段部(2)のモルタル層(7)との間には、隙間(10)が形成されていて、これらモルタル層(4)(7)が縁切りされた状態になっている。
このように歩行部(1)と階段部(2)との間に隙間(10)を設けることで、歩行部(1)に関係なく階段部(2)を容易に交換することができる。また、一般に歩行部(1)には、モルタル層(4)に浸透した水を外部へ排出するための排水機構が備え付けられているが、この排水機構に目詰まりが生じた場合には、モルタル層(4)に浸透した水を、上記の隙間(10)より外部へオーバーフローさせるようになっている。
実開平5−22735号公報
しかしながら、歩行部(1)と階段部(2)との間に隙間(10)を設けると、その隙間(10)にモルタル層(4)(7)の端面(11)(12)が露出した状態となる。従って、モルタル層(4)(7)に含まれる白華(エフロレッセンス)の原因となる物質が、この隙間(10)に露出した端面(11)(12)から流出して、例えば歩行部(1)裏側の軒下化粧回り縁(13)等を白く汚してしまうといった不具合があった。
この発明は、上記の不具合を解消して、歩行部や階段部のモルタル層からの白華原因物質の流出を防いで、歩行部と階段部の接続部分周りの白華を防止することのできる階段の接続構造の提供を目的とする。
上記の課題を解決するため、この発明の階段の接続構造は、防水施工面上にモルタル層を形成した歩行部に対して、そのモルタル層との間に隙間をあけて階段部を接続したものであって、前記隙間に臨んだモルタル層端面からの白華原因物質の流出を防止する流出防止部材を設け、前記流出防止部材は、前記防水施工面とモルタル層との間に介在された取付片と、この取付片の隙間側端部から立ち上がって前記モルタル層端面を覆う被覆片とを備え、前記被覆片は、前記モルタル層端面からの排水を許容するように、そのモルタル層端面を部分的に覆っていることを特徴する。
さらに、前記取付片を、前記防水施工面を構成する防水シートに溶着して、その溶着部分を覆うように前記取付片と防水シートに跨ってシール面材を溶着している。
さらにまた、前記隙間に臨んだ前記防水施工面の端部を立ち下げて、前記隙間から排出される水の歩行部裏側への流れ込みを阻止している。
また、前記階段部は、段板上にモルタル層を形成してなり、前記隙間に臨んだ階段部側のモルタル層端面からの白華原因物質の流出を防止する階段部側の流出防止部材を設けている。
具体的に、前記階段部側の流出防止部材は、モルタル層成形用の型枠材であり、また前記段板と階段部側のモルタル層との間に介在された水平片と、この水平片の隙間側端部から立ち上がって前記階段部側のモルタル層端面を覆う垂直片とを備えている。
この発明では、歩行部のモルタル層と階段部との間に隙間を設けているにもかかわらず、歩行部のモルタル層内に沈殿している白華原因物質の隙間からの排出を防ぐことができ、歩行部と階段部との接続部分周辺の白華による汚れを防止することができる。
さらに、階段部のモルタル層内に沈殿している白華原因物質の隙間からの排出も防ぐことで、白華による汚れをより一層なくすことができる。
また、隙間に臨んだ歩行部のモルタル層端面からの排水を許容することで、歩行部の排水機構に目詰まりが生じた場合でも、歩行部にしみ込んだ水をオーバーフローさせて隙間から外部へ排出させることができ、居室部へ水が流れ込むといったような不具合が生じることもない。
さらに、流出防止部材を防水シートに溶着させることで、防水シートにビス孔等が形成されることはなく、防水性能を良好に維持することができる。
さらにまた、防水施工面を立ち下げて、歩行部裏側への水の流れ込みを阻止することで、歩行部裏側の躯体等における錆の発生等の不具合も防止することができる。
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図において、(20)は廊下等の歩行部、(21)は歩行部(20)の端部に接続された鉄骨階段の階段部を示している。
歩行部(20)では、例えばALC等からなる床板(22)上に防水シート(23)が敷設されて防水施工面が構成されている。また、歩行部(20)における階段部(21)側の端部では、床板(22)の代わりに、床板(22)から張り出した金属製のモルタル受板(24)上に防水シート(23)が敷設されて防水施工面を構成している。そして、防水シート(23)上にモルタルが現場で打設され、そのモルタル層(25)上にタイル(26)(26)…が施工されている。
なお、床板(22)は、歩行部(20)裏側の床梁(30)に取り付けた支持金具(31)によって支持されている。また、床梁(30)には、サイディング材(36)の裏面に金属製の枠状フレーム(37)を取り付けてなる壁パネル(38)が支持され、この壁パネル(38)の下端部には、軒下化粧回り縁(40)が取り付けられている。さらに、床梁(30)には、吊りボルト(41)、野縁受け(42)及び鋼製野縁(43)を介して軒裏サイディング材(44)が取り付けられている。
一方、階段部(21)では、段板(50)上にモルタルが現場で打設され、そのモルタル層(51)上にタイル(26)(26)…が施工されている。なお、モルタル層(51)内には、メッシュ筋(52)が配されている。この階段部(21)の歩行部(20)側の端部は、床梁(30)から張り出した腕木(53)に固定されている。なお、(55)は、階段部(21)の下面を覆う階段裏天井である。
上記の歩行部(20)側のモルタル層(25)と階段部(21)側のモルタル層(51)との間には、隙間(60)が形成されていて、これらモルタル層(25)(51)が縁切りされた状態になっている。このように、歩行部(20)と階段部(21)との間に隙間(60)を設けることで、歩行部(20)に影響を与えることなく、階段部(21)を容易に交換することができる。また、一般に歩行部(20)には、モルタル層(25)に浸透した水を外部へ排出するための排水機構が備え付けられているが、この排水機構に目詰まりが生じた場合には、モルタル層(25)に浸透した水を、歩行部(20)と階段部(21)との間の隙間(60)より外部へオーバーフローさせるようになっている。
そして、この歩行部(20)と階段部(21)の接続部分においては、図2に示すように、隙間(60)に臨んだ歩行部(20)側のモルタル層端面(61)からの白華原因物質の流出を防止する流出防止部材(65)と、隙間(60)に臨んだ階段部(21)側のモルタル層端面(62)からの白華原因物質の流出を防止する流出防止部材(66)とが設けられている。
歩行部(20)側の流出防止部材(65)は、防水シート(23)とモルタル層(25)との間に介在された取付片(70)と、この取付片(70)の隙間(60)側端部から立ち上がってモルタル層端面(61)を覆う被覆片(71)とを備えた略L字形の鋼板からなり、隙間(60)の幅全長に亘って配されている。
取付片(70)は、防水シート(23)に溶着されている。また、その溶着部分を覆うように、取付片(70)と防水シート(23)に跨ってシール面材(72)が溶着されている。
被覆片(71)は、その上端部が折り返されて、モルタル層端面(61)からの水のオーバーフローを許容するように、そのモルタル層端面(61)を部分的に覆っている。具体的には、モルタル層端面(61)の略下半分を覆っている。
また、隙間(60)に臨んだ防水シート(23)の端部が立ち下げられて、壁パネル(38)の外表面に被さっており、隙間(60)からオーバーフローされる水の歩行部(20)裏側への流れ込みが阻止されるようになっている。
階段部(21)側の流出防止部材(66)としては、モルタル層成形用の型枠材が用いられている。この流出防止部材(66)は、段板(50)とモルタル層(51)との間に介在されて、段板(50)上に固定金具(75)を介してボルト(76)及びナット(77)によって固定された水平片(78)と、この水平片(78)の隙間(60)側端部から立ち上がってモルタル層端面(62)を覆う垂直片(79)とを備えた略L形の鋼板からなり、階段部(21)の幅全長に亘って配されている。
上記構成の歩行部(20)と階段部(21)の接続部分においては、隙間(60)が形成されているにもかかわらず、モルタル層(25)(51)の隙間(60)側の端面(61)(62)が流出防止部材(65)(66)によって覆われているので、モルタル層(25)(51)に含まれるセメント中の白華原因物質は、モルタル層(25)(51)の下部に沈殿したまま流出することはない。従って、接続部分周辺の例えば軒下化粧回り縁(40)等において、白華による白い汚れが生じるのを防止することができる。
この発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正及び変更を加え得ることは勿論である。
この発明の一実施形態に係る階段の接続構造を示す縦断面図である。 同じくその要部の縦断面図である。 同じくその平面図である。 従来の階段の接続構造を示す一部破断斜視図である。
符号の説明
(20) 歩行部
(21) 階段部
(23) 防水シート(防水施工面)
(25) 歩行部側のモルタル層
(50) 段板
(51) 階段部側のモルタル層
(60) 隙間
(61) 歩行部側のモルタル層端面
(62) 階段部側のモルタル層端面
(65) 歩行部側の流出防止部材
(66) 階段部側の流出防止部材
(70) 取付片
(71) 被覆片
(72) シール面材
(78) 水平片
(79) 垂直片

Claims (6)

  1. 防水施工面上にモルタル層を形成した歩行部に対して、そのモルタル層との間に隙間をあけて階段部を接続した接続構造において、前記隙間に臨んだモルタル層端面からの白華原因物質の流出を防止する流出防止部材を設け、前記流出防止部材は、前記防水施工面とモルタル層との間に介在された取付片と、この取付片の隙間側端部から立ち上がって前記モルタル層端面を覆う被覆片とを備え、前記被覆片は、前記モルタル層端面からの排水を許容するように、そのモルタル層端面を部分的に覆っていることを特徴する階段の接続構造。
  2. 前記取付片を、前記防水施工面を構成する防水シートに溶着して、その溶着部分を覆うように前記取付片と防水シートに跨ってシール面材を溶着した請求項1記載の階段の接続構造。
  3. 前記隙間に臨んだ前記防水施工面の端部を立ち下げて、前記隙間から排出される水の歩行部裏側への流れ込みを阻止した請求項1又は2記載の階段の接続構造。
  4. 前記階段部は、段板上にモルタル層を形成してなり、前記隙間に臨んだ階段部側のモルタル層端面からの白華原因物質の流出を防止する階段部側の流出防止部材を設けた請求項1乃至3のいずれかに記載の階段の接続構造。
  5. 前記階段部側の流出防止部材は、モルタル層成形用の型枠材である請求項記載の階段の接続構造。
  6. 前記階段部側の流出防止部材は、前記段板と階段部側のモルタル層との間に介在された水平片と、この水平片の隙間側端部から立ち上がって前記階段部側のモルタル層端面を覆う垂直片とを備えた請求項4又は5記載の階段の接続構造。
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