JP4241598B2 - 二次電池の充放電制御装置 - Google Patents

二次電池の充放電制御装置 Download PDF

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本発明は、二次電池の充電および放電を制御する充放電制御装置に関する。
従来、二次電池の温度が所定温度以上になると、常温時に比べて、充電電力制限値および放電電力制限値を小さくして、二次電池の温度がさらに上昇するのを防ぐ技術が知られている(特許文献1参照)。
特開平11−187577号公報
ところで、二次電池の中で、例えば、NiMH電池では、電池の温度が所定温度まで上昇すると、正極から酸素ガスが発生し、発生した酸素ガスが負極で吸収される際に熱が発生する。この場合、二次電池が複数の単電池から構成されており、単電池間で温度バラツキが生じていると、電池温度が所定温度以上の単電池は、上述した発熱の影響で温度が上昇するため、電池温度が所定温度未満の単電池との間で、温度バラツキがさらに拡大してしまう。すなわち、従来の技術では、単電池間の温度バラツキを考慮せずに充放電電力制限値を制御するため、二次電池を構成する単電池間の温度バラツキの拡大を抑制することができないという問題があった。
本発明による二次電池の充放電制御装置は、複数の単電池から構成される二次電池の温度バラツキを検出し、検出した温度バラツキと、所定の判定温度Tgとの関係が所定の判定時間継続すると、充放電電力の制限値を補正する必要があると判定し、充電電力の制限値および放電電力の制限値のうち、少なくとも一方の制限値を小さくすることを特徴とする。特に、前記判定時間は、温度バラツキが大きいほど、短く設定されることを特徴とする。
本発明による二次電池の充放電制御装置によれば、複数の単電池から構成される二次電池の温度バラツキを検出し、検出した温度バラツキと、所定の判定温度Tgとの関係が所定の判定時間継続すると、充放電電力の制限値および放電電力の制限値のうち、少なくとも一方の制限値を小さくするので、二次電池の温度バラツキが拡大するのを効果的に抑制することができる。
−第1の実施の形態−
図1は、本発明による二次電池の充放電制御装置をハイブリッド電気自動車に適用した第1の実施の形態の構成を示す図である。図1では、強電ラインを太い実線で、弱電ラインを細い実線で、制御信号ラインを点線で示している。このハイブリッド電気自動車は、車両の走行駆動源として、エンジン1およびモータジェネレータ4(以下では、単にモータ4と呼ぶ)を備える。すなわち、エンジン1とモータ4の両方またはいずれか一方の駆動力が減速機6を介して、駆動輪17a,17bに伝達される。
モータジェネレータ3(以下では、単にモータ3と呼ぶ)は、エンジン2と連結されており、エンジン2の始動に用いられるとともに、エンジン2によって連れ回されて発電を行う。モータ4は、上述したように、車両の駆動源として用いられるとともに、車両の減速時に回生運転を行うことにより発電を行う。なお、モータ3およびモータ4は、3相交流モータである。
二次電池である組電池1(強電バッテリ)は、複数のセル(単電池)を直列に接続して構成されている。セルは、例えば、充放電が可能なNiMH電池(ニッケル水素電池)である。インバータ5は、組電池1に蓄えられている直流電力を3相交流電力に変換して、モータ4に供給してモータ4を駆動(力行)運転する。また、インバータ5は、モータ3またはモータ4が回生運転することにより発電する3相交流電力を直流電力に変換する。変換された直流電力は、組電池1の充電に用いられるとともに、DC/DCコンバータ7で降圧されて、12Vバッテリ8の充電にも用いられる。
なお、12Vバッテリ8に蓄えられている直流電力は、図示しない補機を駆動するために用いられるとともに、組電池1のSOCに応じて、DC/DCコンバータ7で昇圧されて、組電池1を充電する際にも用いられる。
車両コントローラ9は、エンジン2、バッテリコントローラ10およびモータコントローラ11を制御して車両の走行を制御する。車両コントローラ9と、バッテリコントローラ10およびモータコントローラ11とは、車載通信線16により接続されており、様々な情報の授受を行う。モータコントローラ11は、モータ3およびモータ4の運転モード、すなわち、力行運転モードおよび回生運転モードを制御するために、インバータ5を制御する。
バッテリコントローラ10は、組電池1の状態、特に、組電池1を構成する各セルの温度バラツキの状態に基づいて、組電池1の充電電力制限値および放電電力制限値(本明細書では、両者をまとめて、充放電電力制限値と呼ぶこともある)を制御する。組電池1の充電電力制限値および放電電力制限値を制御する方法については、後述する。なお、充電電力制限値とは、組電池1が充電可能な電力の最大値であり、充電電力制限値を越えた電力で充電を行うことはできない。同様に、放電電力制限値とは、組電池1が放電可能な電力の最大値であり、放電電力制限値を越えた電力で放電を行うことはできない。
電流センサ12は、組電池1からインバータ5に流れる放電電流、および、インバータ5から組電池1に流れる充電電流を検出し、バッテリコントローラ10に出力する。電圧センサ13は、組電池の電圧を検出して、バッテリコントローラ10に出力する。冷却ファン14は、組電池1の近傍に設けられており、バッテリコントローラ10からの指令に基づいて、組電池1を冷却する。リレー30は、組電池1とインバータ5との間の強電ライン上に設けられ、バッテリコントローラ10によって接続/遮断される。
組電池1の表面には、組電池1の4箇所の温度を検出するために、4個の温度センサ15a〜15dが取り付けられている。これらの温度センサ15a〜15dは、組電池1を構成するセルの温度バラツキを検出するためのものであるため、温度バラツキが検出できるように、適切な位置に設けておく。温度センサ15a〜15dによって検出された温度は、バッテリコントローラ10に出力される。
図2は、バッテリコントローラ10によって行われる処理内容を示すフローチャートである。図示しないイグニッションスイッチがオンされると、バッテリコントローラ10は、ステップS10の処理を開始する。ステップS10では、電流センサ12により検出される電流値I、電圧センサ13により検出される電圧値V、温度センサ15a〜15bによってそれぞれ検出される組電池1の温度T1〜T4をそれぞれ取得して、ステップS20に進む。
ステップS20では、後述するステップS30の判定で用いる判定時間Tpを求める。このため、まず、ステップS10で取得した温度T1〜T4のうち、最高温度をTmax、最低温度をTminとし、Tdelta=Tmax−Tminを求める。このTdeltaは、組電池1の温度バラツキ、すなわち、セル間の温度バラツキの大きさを表している。図3は、Tdeltaと、判定時間Tpとの関係を示す図である。バッテリコントローラ2の図示しないメモリには、Tdeltaと、判定時間Tpとの関係を示すテーブルが格納されているので、このテーブルと、演算したTdeltaとに基づいて、判定時間Tpを求める。判定時間Tpを求めると、ステップS30に進む。
ステップS30では、次式(1)の関係が判定時間Tp以上継続したか否かを判定する。
Tmin<Tg<Tmax (1)
ただし、Tgは、組電池1の充電時にガス吸収反応が起こる温度、すなわち、ガスが発生する温度である。図4は、組電池1の温度と、充電時の充電効率との関係を示す図である。NiMH電池では、組池温度が上昇してTgに到達すると、正極から酸素ガスが発生して、図4に示すように、充電効率が低下する。正極で発生した酸素ガスは、負極で吸収されるが、このガス吸収反応は、発熱反応であるため、熱が発生する。従って、式(1)の条件は、セル温度がTgより大きいセルは、発熱反応の影響でさらに温度が上昇するが、セル温度がTg未満のセルは、それほど温度が上昇しないため、温度差がさらに拡大する条件である。
充電効率が低下する変曲点の温度Tgを実験等によって予め求めておき、式(1)の関係がステップS20で求めた判定時間Tp以上継続したと判定すると、ステップS40に進み、それ以外の場合は、ステップS10に戻る。
ステップS40では、充電電力制限値Pinおよび放電電力制限値Poutを補正するための補正量Predを求める。図5は、Tdelta(=Tmax−Tmin)と、補正量Predとの関係を示す図である。図5に示すように、Tdeltaが大きくなるほど、すなわち、組電池1を構成するセル間の温度バラツキが大きくなるほど、補正量Predは大きくなる。バッテリコントローラ2の図示しないメモリには、図5に示すようなTdeltaと補正量Predとの関係を示すテーブルが格納されているので、このテーブルと、Tdeltaとに基づいて、補正量Predを求める。補正量Predを求めると、ステップS50に進む。
ステップS50では、ステップS40で求めた補正量Predに基づいて、次式(2)より、充電電力制限値Pinおよび放電電力制限値Poutを補正する。
Pin=Pin×(1−Pred),
Pout=Pout×(1−Pred) (2)
式(2)から明らかなように、補正量Predの値が大きいほど、充電電力制限値Pinおよび放電電力制限値Poutの値は小さくなる。
ステップS50に続くステップS60では、Tmax<Tgの関係が所定時間Tph以上継続したか否かを判定する。Tmax<Tgの関係が所定時間Tph以上継続していないと判定するとステップS40に戻って、再び、充電電力制限値Pinおよび放電電力制限値Poutを補正する処理を行う。一方、Tmax<Tgの関係が所定時間Tph以上継続したと判定すると、上述したガス吸収反応に起因するセル間の温度バラツキが拡大することはないと判断して、ステップS70に進む。ステップS70では、補正量Predを0に設定して、図2に示すフローチャートの処理を終了する。
第1の実施の形態における二次電池の充放電制御装置によれば、二次電池1を構成する複数のセル間の温度バラツキを検出し、検出した温度バラツキと、所定の判定温度Tgとの関係に基づいて、充放電電力の制限値を補正する必要があるか否かを判定し、補正する必要があると判定されると、充放電電力の制限値が小さくなるように補正する。特に、二次電池1の複数箇所の温度を検出することによって、最高温度Tmaxおよび最低温度Tminを求め、Tmin<Tg<Tmaxの関係が判定時間Tp以上継続すると、充放電電力の制限値を補正する必要があると判定する。これにより、一部のセルでガス吸収反応が起こって、セル間の温度バラツキが拡大してしまうことを防ぐことができる。また、セル間の温度バラツキによって、セルの容量バラツキが生じることがあるが、第1の実施の形態における二次電池の充放電制御装置では、セル間の温度バラツキが拡大するのを防ぐことにより、セル間の容量バラツキが生じるのも防ぐことができる。
第1の実施の形態における二次電池の充放電制御装置では、Tmin<Tg<Tmaxの関係が成り立つとすぐに、充放電電力の制限値を補正するのではなく、Tmin<Tg<Tmaxの関係が判定時間Tp以上継続した場合に、補正を行うようにした。これにより、温度センサ15a〜15dの検出誤差によって、一時的にTmin<Tg<Tmaxの関係が成立した場合でも、充放電電力の制限値が補正されてしまうことを防ぐことができる。また、Tmax−Tminの値が大きいほど、判定時間Tpを短くしたので、セル間の温度バラツキが大きい場合には、充放電電力の制限値の補正をより早く行うことができる。逆に、Tmax−Tminの値が小さいほど、判定時間Tpを長くするので、充電電力および放電電力が必要以上に制限されるのを防ぐことができる。
また、第1の実施の形態における二次電池の充放電制御装置によれば、Tmax−Tminの値が大きいほど、充放電電力の制限値が小さくなるように補正するので、充電量および放電量を抑えて、二次電池1の温度バラツキが拡大するのを適切に防止することができる。
−第2の実施の形態−
第2の実施の形態における二次電池の充放電制御装置の構成は、図1に示す第1の実施の形態における二次電池の充放電制御装置の構成と同じである。第2の実施の形態における二次電池の充放電制御装置が第1の実施の形態における二次電池の充放電制御装置と異なるのは、補正量Predの決め方、および、判定時間Tpの決め方である。
第2の実施の形態における二次電池の充放電制御装置では、温度センサ15a〜15bによってそれぞれ検出される組電池1の温度T1〜T4のうち、最高温度Tmaxと、所定温度Tgとの差の絶対値Tdeltag(=|Tmax−Tg|)を演算し、演算したTdeltagに基づいて、補正量Predを求める。
図6は、Tdeltagと、補正量Predとの関係を示す図である。図6に示すように、Tdeltagの値が大きくなるほど、補正量Predの値を大きくする。すなわち、最高温度Tmaxと所定温度Tgとの差が大きくなるほど、充電電力制限値Pinおよび放電電力制限値Poutの値を小さくする。図4を用いて説明したように、電池温度がTgを越えると、酸素ガスが発生して、発熱量が増加するので、Tgと電池温度との差Tdeltagの値に応じて補正量Predを決定することにより、組電池1を構成するセル間の温度バラツキをより効果的に抑制することができる。
第2の実施の形態における二次電池の充放電制御装置では、判定時間TpもTdeltagの値に応じて決定する。図7は、Tdeltagと、判定時間Tpとの関係を示す図である。図7に示すように、Tdeltagの値が大きいほど、判定時間Tpを短くする。これにより、組電池1の最高温度Tmaxと温度Tgとの差が大きくなるほど、充電電力制限値Pinおよび放電電力制限値Poutを小さくする補正をより早く行うことができる。逆に、Tmaxと温度Tgとの差Tdeltagが小さいほど、判定時間Tpを長くするので、充電電力および放電電力が必要以上に制限されるのを防ぐことができる。
なお、第2の実施の形態における二次電池の充放電制御装置により行われる処理手順は、図2に示すフローチャートの処理手順と同じであるので、詳しい説明は省略する。ただし、第2の実施の形態における二次電池の充放電制御装置では、図2に示すフローチャートの処理のうち、ステップS20において、Tdeltagを演算して判定時間Tpを決定するとともに、ステップS40において、Tdeltagに基づいて、補正量Predを求める。
第2の実施の形態における二次電池の充放電制御装置によれば、組電池1の複数箇所の温度のうちの最高温度Tmaxと、Tgとの差の絶対値が大きいほど、充放電電力の制限値が小さくなるように補正する。すなわち、温度バラツキが拡大する原因となる高温側の温度差Tmax−Tgに基づいて、充放電電力の制限値を補正する量Predを決定するので、より効果的に、温度バラツキの拡大を防止することができる。また、温度バラツキが拡大する原因となる高温側の温度差Tmax−Tgに基づいて、判定時間Tpを設定するので、さらに効果的に、温度バラツキの拡大を防止することができる。
本発明は、上述した一実施の形態に限定されることはない。例えば、上述した説明では、二次電池の一例としてNiMH電池を挙げて説明したが、電池の温度が上昇して、ある温度を超えると、発熱反応が起こって、電池の温度がさらに上昇するような特性を有する電池であれば、NiMH電池以外の電池にも本発明を適用することができる。また、二次電池は、ハイブリッド自動車に搭載されているものに限られず、電気自動車等の車両や、車両以外のものに用いられるものであってもよい。
二次電池1を構成するセルの温度バラツキを検出するために、温度センサを4つ設ける例を挙げて説明したが、各セルに1つずつ温度センサを設けるようにしてもよい。この場合、温度センサの数が増えるので、コストは増大するが、セル間の温度バラツキを正確に検出することができる。また、所定数のセルによって1つの電池モジュールが構成され、複数の電池モジュールから二次電池が構成されている場合には、電池モジュールごとに温度を検出することもできる。
第1および第2の実施の形態では、Tmin<Tg<Tmaxの関係が判定時間Tp以上継続すると、充放電電力制限値を補正する必要があると判断したが、Tmin<Tg<Tmaxの関係が成立した時に、充放電電力制限値を補正する必要があると判断することもできる。この場合には、より早く充放電電力制限値の補正を行うことができるが、温度センサによる検出誤差によって、一時的にTmin<Tg<Tmaxの関係が成立した場合でも、補正が行われることになる。従って、Tmin<Tg<Tmaxの関係が判定時間Tp以上継続したか否かを判定することにより、充放電電力制限値を補正する必要があるか否かを適格に判断することができる。
また、最高温度Tmax,最低温度Tminを求めずに、判定温度Tgより高い温度と、判定温度Tgより低い温度とが存在していれば、充放電電力制限値を補正する必要があると判断することもできる。すなわち、二次電池1の複数箇所の温度を検出した時に、判定温度Tgより高い温度と、判定温度Tgより低い温度とが存在していれば、上述した理由によって、セル間の温度バラツキが拡大するので、充放電電力の制限値が小さくなるように補正することによって、温度バラツキの拡大を抑制することができる。
上述した説明では、充電電力制限値Pinおよび放電電力制限値Poutの両方を補正するようにしたが、いずれか一方のみを補正するようにしてもよい。
特許請求の範囲の構成要素と第1および第2の実施の形態の構成要素との対応関係は次の通りである。すなわち、温度センサ15a〜15dおよびバッテリコントローラ10が温度バラツキ検出手段を、バッテリコントローラ10が判定手段および補正手段をそれぞれ構成する。なお、以上の説明はあくまで一例であり、発明を解釈する上で、上記の実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係に何ら限定されるものではない。
本発明による二次電池の充放電制御装置をハイブリッド電気自動車に適用した第1の実施の形態の構成を示す図 バッテリコントローラによって行われる処理内容を示すフローチャート Tdeltaと、判定時間Tpとの関係を示す図 組電池の温度と、充電時の充電効率との関係を示す図 Tdelta(=Tmax−Tmin)と、補正量Predとの関係を示す図 Tdeltag(=|Tmax−Tg|)と、補正量Predとの関係を示す図 Tdeltagと、判定時間Tpとの関係を示す図
符号の説明
1…組電池、2…エンジン、3…モータジェネレータ、4…モータジェネレータ、5…インバータ、6…減速機、7…DC/DCコンバータ、8…12Vバッテリ、9…車両コントローラ、10…バッテリコントローラ、11…モータコントローラ、12…電流センサ、
13…電圧センサ、14…冷却ファン、15a〜15d…温度センサ、16…通信線、17a,17b…車輪、30…リレー

Claims (8)

  1. 複数の単電池から構成される二次電池の温度バラツキを検出する温度バラツキ検出手段と、
    前記温度バラツキ検出手段によって検出された温度バラツキと、所定の判定温度との関係に基づいて、充放電電力の制限値を補正する必要があるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって、充放電電力の制限値を補正する必要があると判定されると、充電電力の制限値および放電電力の制限値のうちの少なくとも一方の制限値を小さくする補正手段とを備え、
    前記温度バラツキ検出手段は、前記二次電池の複数箇所の温度を検出することによって、二次電池の温度バラツキを求め、
    前記判定手段は、前記温度バラツキ検出手段によって検出された複数箇所の温度のうち、前記判定温度より低い温度と、前記判定温度より高い温度とが存在する関係が所定の判定時間以上継続すると、前記充電電力の制限値および放電電力の制限値のうちの少なくとも一方の制限値を補正する必要があると判定し、
    前記判定時間は、前記バラツキ検出手段により求められる前記温度バラツキが大きいほど、短く設定されることを特徴とする二次電池の充放電制御装置。
  2. 請求項1に記載の二次電池の充放電制御装置において、
    前記温度バラツキ検出手段は、前記二次電池の複数箇所の温度のうち、最高温度Tmaxおよび最低温度Tminを求め、当該最高温度Tmaxと当該最低温度Tminとの差が大きいほど、前記温度バラツキが大きいと判定することを特徴とする二次電池の充放電制御装置。
  3. 請求項1に記載の二次電池の充放電制御装置において、
    前記温度バラツキ検出手段は、前記二次電池の複数箇所の温度のうち、最高温度Tmaxを求め、当該最高温度Tmaxと前記判定温度Tgとの差の絶対値が大きいほど、前記温度バラツキが大きいと判定することを特徴とする二次電池の充放電制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の二次電池の充放電制御装置において、
    前記所定の判定温度は、電池温度が上昇していくと、電池内部で発熱反応が生じ始める温度に基づいて決められる温度であることを特徴とする二次電池の充放電制御装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の二次電池の充放電制御装置において、
    前記温度バラツキ検出手段は、前記二次電池の複数箇所の温度うち、最高温度Tmaxおよび最低温度Tminを求め、
    前記判定手段は、Tmin<前記判定温度Tg<Tmaxの関係が成り立つと、前記充電電力の制限値および放電電力の制限値のうちの少なくとも一方の制限値を補正する必要があると判定することを特徴とする二次電池の充放電制御装置。
  6. 請求項5に記載の二次電池の充放電制御装置において、
    前記判定手段は、Tmin<前記判定温度Tg<Tmaxの関係が所定の判定時間以上継続すると、前記充電電力の制限値および放電電力の制限値のうちの少なくとも一方の制限値を補正する必要があると判定することを特徴とする二次電池の充放電制御装置。
  7. 請求項5または6に記載の二次電池の充放電制御装置において、
    前記補正手段は、前記最高温度Tmaxと前記最低温度Tminとの差が大きいほど、前記制限値の値が小さくなるように補正を行うことを特徴とする二次電池の充放電制御装置。
  8. 請求項5または6に記載の二次電池の充放電制御装置において、
    前記補正手段は、前記最高温度Tmaxと前記判定温度Tgとの差の絶対値が大きいほど、前記制限値の値が小さくなるように補正を行うことを特徴とする二次電池の充放電制御装置。
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